JPH0896359A - 初期化方法及び初期化装置 - Google Patents

初期化方法及び初期化装置

Info

Publication number
JPH0896359A
JPH0896359A JP22673094A JP22673094A JPH0896359A JP H0896359 A JPH0896359 A JP H0896359A JP 22673094 A JP22673094 A JP 22673094A JP 22673094 A JP22673094 A JP 22673094A JP H0896359 A JPH0896359 A JP H0896359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
initialization
laser beam
groove portion
land
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22673094A
Other languages
English (en)
Inventor
Motonari Matsubara
基成 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP22673094A priority Critical patent/JPH0896359A/ja
Publication of JPH0896359A publication Critical patent/JPH0896359A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】光学的記録媒体に記録された情報の再生時にお
けるグルーブとランドの反射率レベルを揃えることが可
能な光学的記録媒体の初期化方法および初期化装置を提
供できる。 【構成】リニアモータ制御回路25からの光ディスク1
0に対する光学ヘッド12の位置情報をもとに、CPU
29では、グルーブかランドかが判断され、グルーブ、
ランドのそれぞれに対応して、メモリ28に記憶されて
いるそれぞれの初期化レーザビームのパワーレベルを読
出してレーザ制御回路22に送信し、レーザ制御回路2
2は、光ディスク10のグルーブに照射する初期化レー
ザビームのパワーレベルが、ランドに照射する初期化レ
ーザビームのパワーレベルより高いパワーレベルで照射
するようレーザダイオード18から発生される初期化レ
ーザビームのパワーレベルを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、レーザビー
ムの照射により光ディスクなどの光学的記録媒体の記録
層に光学的特性に変化を生じさせて初期化を行う初期化
方法および初期化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、相変化型光ディスク(以下の
説明で光ディスクとは、この相変化光ディスクをさすも
のである。)は、その記録層がアモルファス相と結晶相
とで異なる光学的特性をもち、更にこれらの相間は互い
に可逆変化可能なため、情報の繰り返し記録/消去が実
現できる。このような特性を示す記録材料としてCeS
bTeやInSbTe等が知られている。ディスク基板
にはポリカーボネートやアクリル等のプラスチック材料
が用いられているため、ディスク成膜の間、基板加熱は
行われず、成膜直後の記録層はアモルファス構造を示
す。アモルファス相も情報の未記録相として用いること
も可能であるが、情報のダイレクトオーバーライトを行
うには熱力学的制約条件により、結晶相を情報の未記録
相に用いる必要がある。
【0003】また、アモルファスの記録マークを形成さ
せるためには、記録層はレーザ加熱後に急令するよう設
計されている必要があり、このような媒体の設計を行っ
た場合、反射率が下がる向きの記録がなされる(T.Ohto
et al. JJAP.Vol 28(1989)SUPPLEMENT28-3,pp123-12
8)。
【0004】記録層は成膜直後はアモルファス相である
ため、ダイレクトオーバライトを行うにはアモルファス
相から結晶相へディスクを初期化する必要がある。通
常、初期化はレーザビームを照射することによって行わ
れる。
【0005】光ディスクへの情報の記録は、情報の記録
はコード化された2値化データの「1」に応じてマーク
を記録し、再生波形のピーク位置を検知してデータの再
生を行うピットポジション記録が用いられている。ま
た、より高い密度の記録を行うため、マークの両エッジ
に「1」を対応させてマークの長さを変えて記録を行
い、スライスレベルを設けて再生信号を2値化してマー
クエッジ位置を検出するマークエッジ記録も行われてい
る。
【0006】このような光学的マークは、光ディスクの
溝部(グルーブ)、あるいは、グルーブとグルーブの間
のフラット部(ランド)に形成される。ランドとグルー
ブの両方に記録すると倍容量となるため、有力な高密度
化方法として研究開発が行われている(大野 他、「9
3相変化光ディスク・シンポジウム予稿集 pp11
4)。ランドとグルーブに記録されたデータの再生にお
いて、再生レーザビーム径がランド幅あるいはグルーブ
幅より小さければ、ランドおよびグルーブの再生信号は
同じ反射率変化を示し、安定した再生が可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的な光デ
ィスクのトラックピッチは1.6μmであり、ランドと
グルーブの比率を1:1とするとランドあるいはグルー
ブ幅は0.8μmとなる。このため、再生レーザビーム
波長を一般的に用いられている780nmとすると、ラ
ンドあるいはグルーブに集光されたレーザビームの一部
は両サイドのグルーブあるいはランドに掛かってしまう
ため回折される。ランドとグルーブの形状が全く対称で
あれば同様な回折を生じるが現実には非対称であるため
ランドとグルーブの反射率レベルは異なる。一般的に
は、グルーブに比べランドの幅の方が広いため、ランド
の反射率レベルの方が高く、再生信号の振幅も大きいと
いう問題点があった。
【0008】また、ランド/グルーブ記録とマークエッ
ジ記録を併用することによって記録密度を高めることが
できるが、マークエッジ記録を行った場合、再生信号振
幅が低下すると、スライスレベル変動の信号振幅に対す
る割合が増加するため2値化信号のジッタ量が増え、安
定なデータの復調が行えなくなる。このため、マークエ
ッジ記録をランド・グルーブに行った場合、グルーブは
ランドに比べ反射率レベルが低下するため信号振幅が小
さくなり、ランドと同様な安定したデータの復調が行え
なくなるという問題点があった。
【0009】そこで、本発明は係る問題点に鑑みてなさ
れたものであり、光学的記録媒体に記録された情報の再
生時におけるランドとグルーブの反射率レベルを揃える
ことが可能な光学的記録媒体の初期化方法および初期化
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の初期化方法は、
光学的記録媒体に設けられた溝部と、その溝部と溝部の
間のランド部に初期化レーザビームを照射して、その光
学的記録媒体の初期化を行う初期化方法であって、初期
化時、前記初期化レーザビームのパワーレベルを、前記
光学的記録媒体から情報を読出すために照射するレーザ
ビームの反射率が前記溝部と前記ランド部とで等しくな
るように、前記溝部と前記ランド部とで変化させて照射
することを特徴とする。
【0011】また、本発明の初期化方法は、光学的記録
媒体に設けられた溝部と、その溝部と溝部の間のランド
部に初期化レーザビームを照射して、その光学的記録媒
体の初期化を行う初期化方法であって、初期化時、前記
ランド部に照射する前記初期化レーザビームより大きい
パワーレベルで、前記溝部に前記初期化レーザビームを
照射することにより、前記光学的記録媒体の溝部から情
報を読出すために照射するレーザビームの反射率を前記
ランド部に等しくすることを特徴とする。
【0012】また、本発明の初期化方法は、光学的記録
媒体に設けられた溝部と、その溝部と溝部の間のランド
部に初期化レーザビームを照射して、その光学的記録媒
体の初期化を行う初期化方法であって、前記溝部に照射
する初期化レーザビームは、その初期化レーザビームを
照射した後の溝部における光反射率が、前記ランド部に
その記録層の融点を越えるパワーレベルの初期化レーザ
ビームを照射した後の光反射率と等しくなるようなパワ
ーレベルであることを特徴とする。
【0013】また、本発明の初期化装置は、光学的記録
媒体に設けられた溝部と、その溝部と溝部の間のランド
部に初期化レーザビームを照射して、その光学的記録媒
体の初期化を行う初期化装置であって、前記初期化レー
ザビームを前記溝部と前記ランド部に照射する照射手段
と、この照射手段で初期化レーザビームを照射する際、
前記初期化レーザビームのパワーレベルを、前記溝部と
前記ランド部とで光反射率が等しくなるように、前記溝
部と前記ランド部とで変化させて照射するよう制御する
制御手段とを具備している。
【0014】また、本発明の初期化装置は、光学的記録
媒体に設けられた溝部と、その溝部と溝部の間のランド
部に初期化レーザビームを照射して、その光学的記録媒
体の初期化を行う初期化装置であって、前記初期化レー
ザビームを前記溝部と前記ランド部に照射する照射手段
と、この照射手段で初期化レーザビームを照射する際、
前記溝部に照射する前記初期化レーザビームを、前記溝
部と前記ランド部とで光反射率が等しくなるように、前
記ランド部に照射する前記初期化レーザビームより大き
いパワーレベルで照射するよう制御する制御手段とを具
備している。
【0015】さらに、本発明の初期化装置は、光学的記
録媒体に設けられた溝部と、その溝部と溝部の間のラン
ド部に初期化レーザビームを照射して、その光学的記録
媒体の初期化を行う初期化装置であって、前記初期化レ
ーザビームを前記溝部と前記ランド部に照射する照射手
段と、この照射手段で初期化レーザビームを照射する
際、前記溝部に照射する初期化レーザビームを、その初
期化レービームを照射した後の光反射率が、前記ランド
部にその記録層の融点を越えるパワーレベルの初期化レ
ーザビームを照射した後の光反射率と等しくなるような
パワーレベルで照射するよう制御する制御手段とを具備
している。
【0016】
【作用】光学的記録媒体に設けられた溝部と、その溝部
と溝部の間のランド部に初期化レーザビームを照射し
て、その光学的記録媒体の初期化を行う際、前記溝部に
は、その初期化レービームを照射した後に溝部から情報
を読出すために照射する再生レーザビームの反射率が、
ランド部にその記録層の融点を越えるパワーレベルの初
期化レーザビームを照射した後に測定された前記再生レ
ーザビームの反射率と等しくなるようなパワーレベルの
初期化レーザビームを照射する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、光学的記録媒体の初期化装置の
概略構成を示すものである。この初期化装置は光学的記
録媒体としての相変化型光ディスク(以下、光ディスク
と略称する)10に対し光学ヘッド3による収束光を用
いて初期化を行うを行うものである。
【0018】光ディスク10の表面にはスパイラル状に
記録トラックとしてのグルーブ(溝部)とランド(フラ
ット部)が形成されており、この光ディスク10は、モ
ータ11によって例えば一定の速度で回転される。この
モータ11は、モータ制御回路26によって制御されて
いる。
【0019】光ディスク10に対する初期化は、光ディ
スク10の下部に設けられている光学ヘッド12によっ
て行われる。この光学ヘッド12は、リニアモータ31
の可動部を構成する駆動コイル21に固定されており、
この駆動コイル21はリニアモータ制御回路25によっ
て移動制御されている。光学ヘッド12は駆動コイル2
1がリニアモータ制御回路25により励磁されることに
よって、光ディスク10の半径方向に移動自在に設けら
れている。
【0020】光学ヘッド12は、対物レンズ15、駆動
コイル14、13、レーザダイオード18、コリメータ
レンズ19a、ハーフプリズム19b、集光レンズ17
a、シリンドリカルレンズ17b、光検出器16から構
成されている。
【0021】光学ヘッド12には、対物レンズ15が図
示しないワイヤあるいは板バネによって保持されてお
り、この対物レンズ15は、駆動コイル14によってフ
ォーカシング方向(対物レンズ15の光軸方向)に移動
し、駆動コイル13によってトラッキング方向(対物レ
ンズ15の光軸と直交方向)に移動可能となっている。
また、対物レンズ15の開口数NAは、例えば、0.5
5である。
【0022】レーザ制御回路22によって駆動する、例
えば、830nm波長のレーザダイオード18より発生
したレーザ光は、コリメータレンズ19a、ハーフプリ
ズム19b、対物レンズ15を介して光ディスク10の
ランドあるいはグルーブ上にスポットとして集光照射さ
れる。このレーザ制御回路22による制御により、光デ
ィスク10のランドとグルーブに対して、それぞれ異な
るパワーレベルのレーザビームをレーザダイオード18
から照射されて初期化されるようになっている。
【0023】コリメータレンズ19aは、レーザダイオ
ード18の直後に置かれ、レーザダイオード18からの
レーザビームを平行光とするものである。ハーフプリズ
ム19bは、コリメータレンズ19aからのレーザビー
ムを対物レンズ15に導いたり、また、対物レンズ15
からの反射光を集光レンズ17aに導いたりするもので
ある。
【0024】フォーカシングおよびトラッキングは光デ
ィスク10に照射されたレーザビームの反射光を検出し
て行われる。光ディスク10からの反射光は、対物レン
ズ15、ハーフプリズム19b、集光レンズ17a、シ
リンドリカルレンズ17bを介して光検出器16に導か
れるようになっている。
【0025】シリンドリカルレンズ17bは、集光レン
ズ17aからの反射光をビーム形状を調整して、光検出
器16に供給するものである。光検出器16は、大き
さ、形状が等しくなるように4分割されたフォトダイオ
ード等の光電変換素子である光検出セル16a、16
b、16c、16dで構成されている。光検出セル16
aの出力信号は増幅器20aを介して加算器30aに3
0cの一端に供給される。光検出セル16bの出力信号
は増幅器20bを介して加算器30bに30dの一端に
供給される。光検出セル16cの出力信号は増幅器20
cを介して加算器30bに30cの他端に供給される。
光検出セル16dの出力信号は増幅器20dを介して加
算器30aに30dの他端に供給されるようになってい
る。
【0026】加算器30aの出力信号は差動増幅器OP
1の反転入力端子に供給され、この差動増幅器OP1の
非反転入力端子には加算器30bの出力信号が供給され
る。この差動増幅器OP1は、加算器30a、30bの
出力の差に応じてトラック差信号をトラッキング制御回
路24に供給するようになっている。
【0027】トラッキング制御回路24は、差動増幅器
OP1から供給されるトラック差信号に応じてトラック
駆動信号を発生させるもので、このトラック駆動信号は
トラッキング方向の駆動コイル13に供給される。これ
により、対物レンズ15が形成するレーザビームのスポ
ットが光ディスク10上でわずかに移動してトラッキン
グ制御が行えるようになっている。
【0028】一方、加算器30cの出力信号は、差動増
幅器OP2の反転入力端子に供給され、差動増幅器OP
2の非反転入力端子には加算器30dの出力信号が供給
される。この差動増幅器OP2は、加算器30c、30
dの出力の差に応じてフォーカス点に関する信号をフォ
ーカシング制御回路23に供給するようになっている。
【0029】フォーカシング制御回路23の出力信号は
フォーカシング駆動コイル14に供給され、対物レンズ
15をその光軸方向に移動し、対物レンズ15により形
成されるレーザビームのスポットが光ディスク10上で
常時ジャストフォーカスとなるように制御される。
【0030】レーザ制御回路22、フォーカシング制御
回路23、トラッキング制御回路24、リニアモータ制
御回路25、モータ制御回路26はバス27を介してC
PU29により制御されるようになっている。
【0031】CPU29は、メモリ28に記憶されたプ
ログラムにより所定の動作を行うようになっている。ま
た、このメモリ28には、光ディスク10上のグルー
ブ、ランドのそれぞれの初期化レーザビームのパワーレ
ベルも記憶されている。
【0032】次に、図2を参照して光ディスク10の構
成について説明する。図2は、図1の初期化装置により
初期化される光ディスク10の断面図を概略的に示した
ものである。
【0033】図2において、相変化型光ディスクである
光ディスク10は、透明基板50上に、順に、第1の誘
電体保護層51、相変化記録層52、第2の誘電体保護
層53、金属反射層54が積層されて構成されている。
【0034】透明基板50の材料としては、アクリルあ
るいはポリカーボネート樹脂等が用いられている。透明
基板50の厚さは0.5〜1.5mm程度である。第
1、第2の誘電体保護層51、53の材料としてはZn
S、SiO2 、Al23 、またはこれらの混合物を用
いることができる。
【0035】層変化記録層52の材料としてはGeSb
Te等のカルコゲナイドを用いることができる。金属反
射層54の材料としては、Al、Au、またはAlもし
くはAuを母体としてTi、Mo、Zr、Cr等を含む
合金を用いることができる。
【0036】これらの各層は真空蒸着法、スパッタリン
グ法等の堆積方法により形成することが可能である。グ
ルーブは、この光ディスク10上に同心円状あるいはス
パイル状に形成された溝部で、その溝部と溝部の間に形
成されたフラット部がランドである。どちらも記録トラ
ックとして用いられ、本実施例の初期化装置による初期
化の対象となる。
【0037】本実施例では、透明基板50として130
mm径、1.2mm厚、ランド幅が約0.9μmでグル
ーブ幅が約0.7μm、従って、トラックピッチが1.
6μmのポリカーボネート基板を用いた。グルーブの深
さは約65nmであった。
【0038】第1、第2の誘電体保護層51、53に
は、ZnSとSiO2 の混合物を用い、各層の厚さはそ
れぞれ180nm、20nmである。相変化記録層52
は、3元化合物のGe2 Sb2 Te5 で、厚さは30n
mである。
【0039】金属反射層54は、Alからなり、厚さは
100nmである。図1に示したような構成の初期化装
置で、図2に示したような光ディスク10に対し初期化
を行う場合、まず、リニアモータ制御回路25から光デ
ィスク10に対する光学ヘッド12の位置情報がバス2
7を介してCPU29に送信されると、CPU29で
は、その位置情報をもとに、グルーブかランドかが判断
され、グルーブ、ランドのそれぞれに対応して、メモリ
28に記憶されているそれぞれの初期化レーザビームの
パワーレベルを読出し、レーザ制御回路22にバス27
を介して送信する。
【0040】レーザ制御回路22ではCPU29から送
信された初期化レーザビームのパワーレベルをもとに、
レーザダイオード18から発生される初期化レーザビー
ムのパワーレベルを制御するようになっている。このと
き、光ディスク10のグルーブに照射する初期化レーザ
ビームのパワーレベルは、ランドに照射する初期化レー
ザビームのパワーレベルより高いものとなっている。詳
しくは、グルーブに照射する初期化レーザビームのパワ
ーレベルは、その初期化レービームを照射した後のグル
ーブに、情報を読出すための再生レーザビームを照射し
たとき、その反射率が、ランドにその記録層52の融点
を越えるパワーレベルの初期化レーザビームを照射した
後、再生レーザビームを照射したときの反射率と等しく
なるようなパワーレベルである。
【0041】さらに詳しくは、グルーブに照射する初期
化レーザビームのパワーレベルは、記録層52の屈折率
n、記録層52の光学定数k、透明基板のグルーブの幅
w、透明基板のグルーブの深さD、第1の誘電体保護層
51、第2の誘電体保護層53、金属反射層54のそれ
ぞれの層の厚さd1、d2、d3による所定の相関関係
により決定されるものである。
【0042】次に、図1の初期化装置で光ディスク10
に対し初期化を行う場合の具体例について説明する。ま
ず、光ディスク10を図1の初期化装置で、ディスク回
転数600rpm、光ディスク10の初期化半径位置4
0mm、初期化レーザビームのレーザ波長830nm、
初期化レーザビームのビーム径0.8〜1.0μm、初
期化レーザビームのパワーレベルをランドで6〜8m
W、グルーブで10〜13mWで初期化を行った。その
後、その光ディスク10をディスク評価装置にのせて、
再生レーザビームを照射してランドとグルーブのそれぞ
れにおける反射率レベルの比較を行った。この評価装置
は、図1の初期化装置とほぼ同一の構成のもので、対物
レンズの開口数NAは0.55、再生レーザビームのレ
ーザ波長は830nm、そのパワーレベルは0.7mW
であった。レーザビームの反射光量がゼロの場合の再生
信号レベルを基準レベルに定めて、初期化後の光ディス
ク10のランドとグルーブの再生信号レベルを比較した
ところ、両者は殆ど一致していた。
【0043】次に比較のために、同一構成の光ディスク
に対して従来からの初期化方法により初期化を行い、評
価装置にその光ディスクをのせてランドとグルーブの反
射率を測定した。従来の初期化方法による初期化は、デ
ィスク回転数300rpm、光ディスクの初期化半径位
置40mm、初期化レーザビームのレーザ波長830n
m、初期化レーザビームのビーム径0.85×55μm
(半値幅)、初期化レーザビームのパワーレベル300
mWで行われた。初期化後、上記評価装置で、上記の条
件でランドとグルーブの再生信号レベルを比較したとこ
ろ、グルーブの再生信号レベルはランドの再生信号レベ
ルに比べおよそ3割小さかった。
【0044】本実施例の説明に戻り、次に、前述のよう
にして初期化を行った光ディスク10を1800rpm
で回転させ、1−7RLL(Run Length Limittd)変調
符号を用いてランダムデータをランドとグルーブに記録
した。このときの最密のマーク間距離は1.6μmであ
った。タイムインターバルアナライザを用いて2値化信
号パルス幅の度数分布(ジッタ分布)を観測したとこ
ろ、ランドとグルーブでジッタの分布に大きな違いは見
られなかった。さらに、バイトエラーレートの測定を行
ってみたが、両者はほとんど同じ値を示し、およそ、2
×10-5であった。
【0045】一方、従来の初期化方法により初期化され
た光ディスクで、前記同様にジッタ分布とエラーレート
を測定したところ、ランドと比較してグルーブのジッタ
は相対的に大きく(度数分布の膨らみが大きい)、エラ
ーレートの値も4割程度増加し、およそ、3×10-5
あった。
【0046】以上、説明したように、上記実施例によれ
ば、リニアモータ制御回路25から光ディスク10に対
する光学ヘッド12の位置情報がバス27を介してCP
U29に送信されると、CPU29では、その位置情報
をもとに、グルーブかランドかが判断され、グルーブ、
ランドのそれぞれに対応して、メモリ28に記憶されて
いるそれぞれの初期化レーザビームのパワーレベルを読
出し、レーザ制御回路22にバス27を介して送信し、
レーザ制御回路22ではCPU29から送信された初期
化レーザビームのパワーレベルをもとに、レーザダイオ
ード18から発生される初期化レーザビームのパワーレ
ベルを制御して、光ディスク10のグルーブに照射する
初期化レーザビームは、ランドに照射する初期化レーザ
ビームのパワーレベルより高いパワーレベル、すなわ
ち、グルーブに照射する初期化レーザビームのパワーレ
ベルは、その初期化レービームを照射した後のグルーブ
に、再生レーザビームを照射したとき、その反射率が、
ランドにその記録層52の融点を越えるパワーレベルの
初期化レーザビームを照射した後、再生レーザビームを
照射したときの反射率と等しくなるようなパワーレベル
で照射することにより、光ディスク10に再生レーザビ
ームを照射したときのグルーブとランドの反射率レベル
を揃えることが可能となる。
【0047】また、図1の初期化装置で初期化された光
ディスク10に、ランドとグルーブの両方に1−7PL
L変調符号を用いて情報の記録を行った場合、ランドと
グルーブからは同じレベル(振幅)の再生信号が得ら
れ、両者のジッタ分布がほとんど変わらず、また、エラ
ーレートも従来の初期化方法と比較して小さくなること
により、マークエッジ記録を行った場合でも、安定な情
報の再生が可能な高密度の情報の記録が可能となる。
【0048】尚、上記実施例の初期化装置において、光
学ヘッド12は、1台のみで、光ディスク10に対する
光学ヘッド12の位置からランドかグルーブかを判断し
て、初期化レーザビームのパワーレベルを変化させてい
たが、光学ヘッド12を2台設け、一方はランドに他方
はグルーブにフォーカス点を合わせて、ランドとグルー
ブでそれぞれ異なるパワーレベルの初期化レーザビーム
で初期化を行うことも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
学的記録媒体に記録された情報の再生時における溝部
(グルーブ)とフラット部(ランド)の反射率レベルを
揃えることが可能な光学的記録媒体の初期化方法および
初期化装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る初期化装置の構成を概
略的に示した図。
【図2】相変化型光ディスクの積層構造を示す断面図。
【符号の説明】
10…相変化型光ディスク、11…モータ、12…光学
ヘッド、15…対物レンズ、18…レーザダイオード、
22…レーザ制御回路、50…透明基板、51…第1の
誘電体保護層、52…相変化記録層、53…第2の誘電
体保護層、54…金属反射層。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的記録媒体に設けられた溝部と、そ
    の溝部と溝部の間のランド部に初期化レーザビームを照
    射して、その光学的記録媒体の初期化を行う初期化方法
    であって、 初期化時、前記初期化レーザビームのパワーレベルを、
    前記光学的記録媒体から情報を読出すために照射するレ
    ーザビームの反射率が前記溝部と前記ランド部とで等し
    くなるように、前記溝部と前記ランド部とで変化させて
    照射することを特徴とする初期化方法。
  2. 【請求項2】 光学的記録媒体に設けられた溝部と、そ
    の溝部と溝部の間のランド部に初期化レーザビームを照
    射して、その光学的記録媒体の初期化を行う初期化方法
    であって、 初期化時、前記ランド部に照射する前記初期化レーザビ
    ームより大きいパワーレベルで、前記溝部に前記初期化
    レーザビームを照射することにより、前記光学的記録媒
    体の溝部から情報を読出すために照射するレーザビーム
    の反射率を前記ランド部に等しくすることを特徴とする
    初期化方法。
  3. 【請求項3】 光学的記録媒体に設けられた溝部と、そ
    の溝部と溝部の間のランド部に初期化レーザビームを照
    射して、その光学的記録媒体の初期化を行う初期化方法
    であって、 前記溝部に照射する初期化レーザビームは、その初期化
    レーザビームを照射した後の溝部における光反射率が、
    前記ランド部にその記録層の融点を越えるパワーレベル
    の初期化レーザビームを照射した後の光反射率と等しく
    なるようなパワーレベルであることを特徴とする初期化
    方法。
  4. 【請求項4】 光学的記録媒体に設けられた溝部と、そ
    の溝部と溝部の間のランド部に初期化レーザビームを照
    射して、その光学的記録媒体の初期化を行う初期化装置
    であって、 前記初期化レーザビームを前記溝部と前記ランド部に照
    射する照射手段と、 この照射手段で初期化レーザビームを照射する際、前記
    初期化レーザビームのパワーレベルを、前記溝部と前記
    ランド部とで光反射率が等しくなるように、前記溝部と
    前記ランド部とで変化させて照射するよう制御する制御
    手段と、 を具備したことを特徴とする初期化装置。
  5. 【請求項5】 光学的記録媒体に設けられた溝部と、そ
    の溝部と溝部の間のランド部に初期化レーザビームを照
    射して、その光学的記録媒体の初期化を行う初期化装置
    であって、 前記初期化レーザビームを前記溝部と前記ランド部に照
    射する照射手段と、 この照射手段で初期化レーザビームを照射する際、前記
    溝部に照射する前記初期化レーザビームを、前記溝部と
    前記ランド部とで光反射率が等しくなるように、前記ラ
    ンド部に照射する前記初期化レーザビームより大きいパ
    ワーレベルで照射するよう制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする初期化装置。
  6. 【請求項6】 光学的記録媒体に設けられた溝部と、そ
    の溝部と溝部の間のランド部に初期化レーザビームを照
    射して、その光学的記録媒体の初期化を行う初期化装置
    であって、 前記初期化レーザビームを前記溝部と前記ランド部に照
    射する照射手段と、 この照射手段で初期化レーザビームを照射する際、前記
    溝部に照射する初期化レーザビームを、その初期化レー
    ビームを照射した後の光反射率が、前記ランド部にその
    記録層の融点を越えるパワーレベルの初期化レーザビー
    ムを照射した後の光反射率と等しくなるようなパワーレ
    ベルで照射するよう制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする初期化装置。
JP22673094A 1994-09-21 1994-09-21 初期化方法及び初期化装置 Pending JPH0896359A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22673094A JPH0896359A (ja) 1994-09-21 1994-09-21 初期化方法及び初期化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22673094A JPH0896359A (ja) 1994-09-21 1994-09-21 初期化方法及び初期化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0896359A true JPH0896359A (ja) 1996-04-12

Family

ID=16849716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22673094A Pending JPH0896359A (ja) 1994-09-21 1994-09-21 初期化方法及び初期化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0896359A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2697555B2 (ja) 光情報記録媒体
US5414451A (en) Three-dimensional recording and reproducing apparatus
US5339302A (en) RF signal-compensated system for reading an optical disc player with an absolute time detector
US5614938A (en) Three-dimensional recording and reproducing apparatus
US6222814B1 (en) Recording/reproducing apparatus and method for phase-change optical disc
US4460636A (en) Optical information record member
JPS62241145A (ja) 光学式情報記録消去方法
JPH0777025B2 (ja) 光学的記録再生装置
JPH0778354A (ja) 情報記録媒体およびそれを用いた記録方法
US7345976B2 (en) Method for recording data in optical recording medium, apparatus for recording data in optical recording medium and optical recording medium
EP0971342A1 (en) Recording and reproducing method for optical information recording medium and optical information recording medium
JPH0896412A (ja) 情報記録媒体
EP1126444A2 (en) Optical recording medium and master disc for preparation thereof
US4806952A (en) Information recording apparatus for recording/reproducing information by irradiating an information recording medium with an energy beam
US6165579A (en) Optical information recording medium and recording/reproduction method
JPH0896359A (ja) 初期化方法及び初期化装置
JP2004213885A (ja) 多層媒体
JP3006645B2 (ja) 光ディスク装置
JP2726259B2 (ja) 情報記録方法
JPH05128589A (ja) 光学的情報記録方法と記録媒体
US6117511A (en) Optical recording media
JPS6233648B2 (ja)
JP2778428B2 (ja) 光ディスク装置
JP4171490B2 (ja) 光情報処理装置
JP3964357B2 (ja) 相変化型光情報記録媒体の記録再生方法