JPH0897147A - エピタキシャル結晶成長装置 - Google Patents
エピタキシャル結晶成長装置Info
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- JPH0897147A JPH0897147A JP6235020A JP23502094A JPH0897147A JP H0897147 A JPH0897147 A JP H0897147A JP 6235020 A JP6235020 A JP 6235020A JP 23502094 A JP23502094 A JP 23502094A JP H0897147 A JPH0897147 A JP H0897147A
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- crystal growth
- growth
- chamber
- shroud
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B25/00—Single-crystal growth by chemical reaction of reactive gases, e.g. chemical vapour-deposition growth
- C30B25/02—Epitaxial-layer growth
- C30B25/14—Feed and outlet means for the gases; Modifying the flow of the reactive gases
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B23/00—Single-crystal growth by condensing evaporated or sublimed materials
- C30B23/002—Controlling or regulating
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Recrystallisation Techniques (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1つの成長装置で複数の成長モードにて結晶
成長を行うことができるエピタキシャル結晶成長装置を
得る。 【構成】 予備真空室14と成長室3との間に配置され
るゲートバルブ17を開けることにより、上記予備真空
室14と成長室3とが連通状態となって成長室3内のガ
スが吸い出され、成長室3内の圧力が急激に低下し、真
空度の低い状態から高い状態へ速やかに移行する。
成長を行うことができるエピタキシャル結晶成長装置を
得る。 【構成】 予備真空室14と成長室3との間に配置され
るゲートバルブ17を開けることにより、上記予備真空
室14と成長室3とが連通状態となって成長室3内のガ
スが吸い出され、成長室3内の圧力が急激に低下し、真
空度の低い状態から高い状態へ速やかに移行する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エピタキシャル結晶
成長装置に関し、主として半導体レーザ用材料,あるい
は超高周波用デバイス用材料として用いられる化合物半
導体結晶の製造を行う際に用いる装置において、成長モ
ードを可変とすることができるものに関するものであ
る。
成長装置に関し、主として半導体レーザ用材料,あるい
は超高周波用デバイス用材料として用いられる化合物半
導体結晶の製造を行う際に用いる装置において、成長モ
ードを可変とすることができるものに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の化合物半導体の結晶成長方
法について述べる。図7は、Journalof Drystal Growth
95(1989)121-131 に示された従来の分子線エピタキシ
ー(MBE)装置の概略図である。また図8は従来の化
学ビームエピタキシー(CBE)装置の概略図である。
図7において、101は、成長室100内に配置された
基板加熱部、102はこの基板加熱部101に載置され
たGaAs等の基板、103a〜103eはそれぞれ異
なる成長材料を収納する固体材料用Kセル(クヌードセ
ン セル)と呼ばれ、材料を分子状に出力することので
きるセルである。また図8において、104はV属原料
となるAsH3 ,PH3 用クヌードセンセル、105は
III 族用ガスセルである。
法について述べる。図7は、Journalof Drystal Growth
95(1989)121-131 に示された従来の分子線エピタキシ
ー(MBE)装置の概略図である。また図8は従来の化
学ビームエピタキシー(CBE)装置の概略図である。
図7において、101は、成長室100内に配置された
基板加熱部、102はこの基板加熱部101に載置され
たGaAs等の基板、103a〜103eはそれぞれ異
なる成長材料を収納する固体材料用Kセル(クヌードセ
ン セル)と呼ばれ、材料を分子状に出力することので
きるセルである。また図8において、104はV属原料
となるAsH3 ,PH3 用クヌードセンセル、105は
III 族用ガスセルである。
【0003】まず、MBE装置について説明する。MB
E装置は10-5Torr の高真空に保たれた成長室中で成
長材料を図中の固体材料用Kセル103において高温に
加熱することで、GaやAlなどのIII 族を分子線の状
態で基板106に直接照射し、成長を行うものである。
このとき各セルは所望とする結晶の構成比と結晶成長速
度が得られるように非常に正確に温度が設定される。図
9(Journal of Drystal Growth 95(1989)263より引用)
にこのMBE装置における成長メカニズムの模式図を示
す。図において、106は図7に示したKセル103
a,103eより出てきたIII 属の分子線である。この
ような高真空中では分子の平均自由行程が著しく長いの
で、III 属の分子線106は直接に基板102の表面に
到達し、その後、基板表面上をある程度移動した後に格
子位置に入り、V属元素と結合する。この成長過程の最
大の特徴は、III 属原子は基板付近での酸化,還元等の
化学反応無しでV属と結合するため、界面での膜厚制御
性が向上し、サブナノオーダーの厚み制御が高い成長速
度を維持しても行え、微細加工に適しているということ
である。また、MBE装置はすでに電子デバイスの量産
に使用されており、多数枚を少ないコストで安定して結
晶成長できることがすでに報告されている。
E装置は10-5Torr の高真空に保たれた成長室中で成
長材料を図中の固体材料用Kセル103において高温に
加熱することで、GaやAlなどのIII 族を分子線の状
態で基板106に直接照射し、成長を行うものである。
このとき各セルは所望とする結晶の構成比と結晶成長速
度が得られるように非常に正確に温度が設定される。図
9(Journal of Drystal Growth 95(1989)263より引用)
にこのMBE装置における成長メカニズムの模式図を示
す。図において、106は図7に示したKセル103
a,103eより出てきたIII 属の分子線である。この
ような高真空中では分子の平均自由行程が著しく長いの
で、III 属の分子線106は直接に基板102の表面に
到達し、その後、基板表面上をある程度移動した後に格
子位置に入り、V属元素と結合する。この成長過程の最
大の特徴は、III 属原子は基板付近での酸化,還元等の
化学反応無しでV属と結合するため、界面での膜厚制御
性が向上し、サブナノオーダーの厚み制御が高い成長速
度を維持しても行え、微細加工に適しているということ
である。また、MBE装置はすでに電子デバイスの量産
に使用されており、多数枚を少ないコストで安定して結
晶成長できることがすでに報告されている。
【0004】一方、CBEによる結晶成長は、図8に示
すように、III 属材料として有機金属を用いている。有
機金属は10-4Torr の真空度に保たれた成長室100
に導入されガスセル105中で加熱され、ビーム状とな
り基板加熱部101によって加熱された基板102に到
達する。図10(Journal of Crystal Growth 95(1989)2
63より引用) はCBEによる結晶成長時の基板付近の状
態の模式図であり、図中、107は有機金属ビームを示
し、該ビーム107は上述したMBE装置の場合とは異
なり、アルキル基を伴ったままで基板102まで到達す
る。アルキル基の分解は基板加熱部101からの熱エネ
ルギーによって生じる。CBEでは、材料の選択肢が多
く、導電型の制御のために意図的にカーボンをドーピン
グしたり、酸素の取り込みをアラン系(NH2 化合物)
のAl材料を用いて低減したり、選択成長を行ったり、
成長のバリエーションが極めて多い。
すように、III 属材料として有機金属を用いている。有
機金属は10-4Torr の真空度に保たれた成長室100
に導入されガスセル105中で加熱され、ビーム状とな
り基板加熱部101によって加熱された基板102に到
達する。図10(Journal of Crystal Growth 95(1989)2
63より引用) はCBEによる結晶成長時の基板付近の状
態の模式図であり、図中、107は有機金属ビームを示
し、該ビーム107は上述したMBE装置の場合とは異
なり、アルキル基を伴ったままで基板102まで到達す
る。アルキル基の分解は基板加熱部101からの熱エネ
ルギーによって生じる。CBEでは、材料の選択肢が多
く、導電型の制御のために意図的にカーボンをドーピン
グしたり、酸素の取り込みをアラン系(NH2 化合物)
のAl材料を用いて低減したり、選択成長を行ったり、
成長のバリエーションが極めて多い。
【0005】さらに、有機金属化学気相成長(MOCV
D)法による結晶成長の場合は、図11に示すように、
成長室の圧力が760〜10-2Torr に保たれた中でV
属原料であるAsH3 やPH3 と、III 族原料である有
機金属をキャリアガスとなるH2 と同時に供給する。材
料ガスは粘性流となって供給され、基板付近では流れが
停滞して停滞層(境界層)を形成する。図12(Journal
of Crystal Growth 95(1989)263より引用) にMOCV
Dモードにおける成長の基板付近の様子を模式化したも
のを示す。III 族原料に同じく有機金属を用いて結晶成
長が行われるCBEモードとは異なり、基板102付近
に停滞層109が形成され、アルキル基は殆どこの停滞
層109の中で分解される。そのために成長速度はIII
族元素材料である有機金属の供給量だけでなく、停滞層
109における拡散速度によって大きく左右されるため
に膜厚制御性に劣る。また成長において、使用される
V,III 族ガスの比(V/III )が、CBE,MBEの
それに比べて100〜10倍異なるため、Vガスの使用
量が多く成長コストが高くなるという欠点がある。しか
し、基板温度の変動があっても成長速度が殆ど変化する
ことがなく、成長速度を大きくすることができる。ま
た、成長時の基板温度がCBEやMBEに比べて比較的
高いこと、及びキャリアガスに用いるH2 ガスによる還
元作用があるために、酸素などの不純物の取り込みが少
ないという利点がある。
D)法による結晶成長の場合は、図11に示すように、
成長室の圧力が760〜10-2Torr に保たれた中でV
属原料であるAsH3 やPH3 と、III 族原料である有
機金属をキャリアガスとなるH2 と同時に供給する。材
料ガスは粘性流となって供給され、基板付近では流れが
停滞して停滞層(境界層)を形成する。図12(Journal
of Crystal Growth 95(1989)263より引用) にMOCV
Dモードにおける成長の基板付近の様子を模式化したも
のを示す。III 族原料に同じく有機金属を用いて結晶成
長が行われるCBEモードとは異なり、基板102付近
に停滞層109が形成され、アルキル基は殆どこの停滞
層109の中で分解される。そのために成長速度はIII
族元素材料である有機金属の供給量だけでなく、停滞層
109における拡散速度によって大きく左右されるため
に膜厚制御性に劣る。また成長において、使用される
V,III 族ガスの比(V/III )が、CBE,MBEの
それに比べて100〜10倍異なるため、Vガスの使用
量が多く成長コストが高くなるという欠点がある。しか
し、基板温度の変動があっても成長速度が殆ど変化する
ことがなく、成長速度を大きくすることができる。ま
た、成長時の基板温度がCBEやMBEに比べて比較的
高いこと、及びキャリアガスに用いるH2 ガスによる還
元作用があるために、酸素などの不純物の取り込みが少
ないという利点がある。
【0006】ところで上記説明した、MOCVDと、M
BE,CBEとはその成長圧力に大きな隔たりがある。
このことは、W.T.Tsang がchemical vapor epitaxy to
chemical beamepitaxyという著書(Journal of Crystal
Growth 95(1989)123に記載)の中で紹介されており、こ
れに基づいて、結晶成長技術と材料,成長圧力,及びガ
ス流状態の関係を図13に示す。MOCVDはその成長
圧力が760〜10−2Torr であるために図11でも
示したように反応ガスは粘性流となる。一方、CBEや
MBEは成長圧力が10-4Torr 以下で、ガスも分子線
領域となている。
BE,CBEとはその成長圧力に大きな隔たりがある。
このことは、W.T.Tsang がchemical vapor epitaxy to
chemical beamepitaxyという著書(Journal of Crystal
Growth 95(1989)123に記載)の中で紹介されており、こ
れに基づいて、結晶成長技術と材料,成長圧力,及びガ
ス流状態の関係を図13に示す。MOCVDはその成長
圧力が760〜10−2Torr であるために図11でも
示したように反応ガスは粘性流となる。一方、CBEや
MBEは成長圧力が10-4Torr 以下で、ガスも分子線
領域となている。
【0007】以上のように、MOCVDと、MBE,C
BEとは成長時の成長時の成長室圧力の差が大きいため
に、反応ガスに粘性流を使う場合と分子線領域を使う場
合の2つ以上の成長モードを一つの成長装置で実現する
ことができなかった。このため例えば、レーザ等の製造
において、MBE,CBEを用いて微細加工の要求され
る活性層を作り、MOCVD法を用いて成長速度に重点
を置いて電流ブロック層を作る等、それぞれの製造方法
の特徴を活かして生産性を向上させることができなかっ
た。
BEとは成長時の成長時の成長室圧力の差が大きいため
に、反応ガスに粘性流を使う場合と分子線領域を使う場
合の2つ以上の成長モードを一つの成長装置で実現する
ことができなかった。このため例えば、レーザ等の製造
において、MBE,CBEを用いて微細加工の要求され
る活性層を作り、MOCVD法を用いて成長速度に重点
を置いて電流ブロック層を作る等、それぞれの製造方法
の特徴を活かして生産性を向上させることができなかっ
た。
【0008】ところで、特開昭61−242989号公報には、
気相エピタキシャル成長室と分子線結晶成長室とを結合
することにより、気相エピタキシャル成長を行った後、
分子線結晶成長を引き続いて行うようにしたものがあ
る。図14は該公報に記載された結晶成長装置の構成図
であり、図において、201は分子線結晶成長室であ
り、内部に基板ホルダー203を有し、該基板ホルダー
203の周囲に複数の分子線セル202が設けられてい
る。この分子線セル202の開口部には気化した分子線
の流れを制御するためのシャッタ213が設けられてい
る。205は気相エピタキシャル室であり、内部に基板
ホルダー208を有し、ガス導入口206,214やガ
ス排出口207が設けられている。また209は投入室
であり、ここから基板が気相エピタキシャル室205に
搬入されるようになっており、気相エピタキシャル室2
05と投入室209との間には開閉自在なゲートバルブ
210が設けられている。そして上記分子線結晶成長室
201と気相エピタキシャル室205との間には排気室
204が設けられ該排気室204を介して接続されると
ともに、排気室204と分子線結晶成長室201,気相
エピタキシャル室205との間にはそれぞれゲートバル
ブ212,211が配置されている。
気相エピタキシャル成長室と分子線結晶成長室とを結合
することにより、気相エピタキシャル成長を行った後、
分子線結晶成長を引き続いて行うようにしたものがあ
る。図14は該公報に記載された結晶成長装置の構成図
であり、図において、201は分子線結晶成長室であ
り、内部に基板ホルダー203を有し、該基板ホルダー
203の周囲に複数の分子線セル202が設けられてい
る。この分子線セル202の開口部には気化した分子線
の流れを制御するためのシャッタ213が設けられてい
る。205は気相エピタキシャル室であり、内部に基板
ホルダー208を有し、ガス導入口206,214やガ
ス排出口207が設けられている。また209は投入室
であり、ここから基板が気相エピタキシャル室205に
搬入されるようになっており、気相エピタキシャル室2
05と投入室209との間には開閉自在なゲートバルブ
210が設けられている。そして上記分子線結晶成長室
201と気相エピタキシャル室205との間には排気室
204が設けられ該排気室204を介して接続されると
ともに、排気室204と分子線結晶成長室201,気相
エピタキシャル室205との間にはそれぞれゲートバル
ブ212,211が配置されている。
【0009】以下、このような装置を用いた結晶成長に
ついて説明する。まず、洗浄,乾燥された基板は投入室
209に投入され、図示しない搬送装置を用いて気相エ
ピタキシャル室205内に配置される。そしてゲートバ
ルブ210,211を閉じた状態でガス導入口206,
214から反応ガスを供給し、該ガスの流量比を変化さ
せることにより、基板をエッチングとエピタキシャル成
長とを切り換えて行う。そしてゲートバルブ212を閉
じた状態でゲートバルブ211を開け、基板を排気室2
04内に導入し、ゲートバルブ211を閉じる。この状
態で排気室204内を高真空に引き、その後、ゲートバ
ルブ212を開けて基板を分子線結晶成長室201内に
導入し、ゲートバルブ212を閉じ、分子線結晶成長を
行う。
ついて説明する。まず、洗浄,乾燥された基板は投入室
209に投入され、図示しない搬送装置を用いて気相エ
ピタキシャル室205内に配置される。そしてゲートバ
ルブ210,211を閉じた状態でガス導入口206,
214から反応ガスを供給し、該ガスの流量比を変化さ
せることにより、基板をエッチングとエピタキシャル成
長とを切り換えて行う。そしてゲートバルブ212を閉
じた状態でゲートバルブ211を開け、基板を排気室2
04内に導入し、ゲートバルブ211を閉じる。この状
態で排気室204内を高真空に引き、その後、ゲートバ
ルブ212を開けて基板を分子線結晶成長室201内に
導入し、ゲートバルブ212を閉じ、分子線結晶成長を
行う。
【0010】このような装置を用いることにより、気相
エピタキシャル室内で基板の汚れを取り除き、この状態
で気相エピタキシャル成長させ、引き続き基板を大気に
晒すことなく分子線結晶成長させることができ、表面欠
陥を減少させ、良質のエピタキシャル層を得ることを目
的としているが、実際にはV族ガスである砒素等は高温
状態だと基板より抜け出してしまうために、MOCVD
法により結晶成長を行った後、分子線結晶成長室201
の温度を下げた状態で、基板を搬入する必要があり、所
望とする半導体層を連続的に堆積することはできず、こ
の間に基板表面に不純物が付着する等して結晶界面が汚
染される等の問題点を有するものと考えられる。
エピタキシャル室内で基板の汚れを取り除き、この状態
で気相エピタキシャル成長させ、引き続き基板を大気に
晒すことなく分子線結晶成長させることができ、表面欠
陥を減少させ、良質のエピタキシャル層を得ることを目
的としているが、実際にはV族ガスである砒素等は高温
状態だと基板より抜け出してしまうために、MOCVD
法により結晶成長を行った後、分子線結晶成長室201
の温度を下げた状態で、基板を搬入する必要があり、所
望とする半導体層を連続的に堆積することはできず、こ
の間に基板表面に不純物が付着する等して結晶界面が汚
染される等の問題点を有するものと考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のエピタキシャル
結晶成長装置は、以上のように構成されており、気相エ
ピタキシャル成長の後、引き続いて分子線結晶成長を行
うことができるが、単に個々の装置を接続して使用する
ものであるために、複数のモードにて成長を行う場合に
は、必要な種類の装置を組み合わせることとなり、設備
が大掛かりになる,装置のメンテナンスの手間が増大す
る等の問題点があった。また、所望とする半導体層を時
間を空けずに連続的に堆積することができないという問
題点があった。
結晶成長装置は、以上のように構成されており、気相エ
ピタキシャル成長の後、引き続いて分子線結晶成長を行
うことができるが、単に個々の装置を接続して使用する
ものであるために、複数のモードにて成長を行う場合に
は、必要な種類の装置を組み合わせることとなり、設備
が大掛かりになる,装置のメンテナンスの手間が増大す
る等の問題点があった。また、所望とする半導体層を時
間を空けずに連続的に堆積することができないという問
題点があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、1つの装置で複数の成長モード
を切り換えて結晶成長することができるエピタキシャル
結晶成長装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、1つの装置で複数の成長モード
を切り換えて結晶成長することができるエピタキシャル
結晶成長装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエピタキ
シャル結晶成長装置は、加熱可能な基板加熱部と、該基
板加熱部を収納する成長室と、該成長室に取り付けら
れ、上記基板加熱部に搭載された基板に向けて結晶成長
材料を分子線状に照射する分子線源と、上記基板加熱部
に搭載された基板に向けて結晶成長材料をガス状に噴射
するノズルと、上記成長室にゲートバルブを介して接続
された排気配管と、上記成長室にゲートバルブを介して
接続され、その内部が真空状態となっている真空室とを
備えたものである。
シャル結晶成長装置は、加熱可能な基板加熱部と、該基
板加熱部を収納する成長室と、該成長室に取り付けら
れ、上記基板加熱部に搭載された基板に向けて結晶成長
材料を分子線状に照射する分子線源と、上記基板加熱部
に搭載された基板に向けて結晶成長材料をガス状に噴射
するノズルと、上記成長室にゲートバルブを介して接続
された排気配管と、上記成長室にゲートバルブを介して
接続され、その内部が真空状態となっている真空室とを
備えたものである。
【0014】また、上記成長室の内壁に沿って設けら
れ、その内部に液体窒素が充填されたシュラウドと、該
シュラウド周囲に間隔を保持してこれを覆うように形成
されたシュラウドカバーと、上記シュラウドとシュラウ
ドカバーとの間の空間に、液体窒素を充填する手段と、
該充填された液体窒素を上記空間より排出して該空間を
真空状態にする手段とを備えたものである。
れ、その内部に液体窒素が充填されたシュラウドと、該
シュラウド周囲に間隔を保持してこれを覆うように形成
されたシュラウドカバーと、上記シュラウドとシュラウ
ドカバーとの間の空間に、液体窒素を充填する手段と、
該充填された液体窒素を上記空間より排出して該空間を
真空状態にする手段とを備えたものである。
【0015】また、同一軸の両端に接続されたピストン
をそれぞれ収納する第1及び第2のシリンダと、上記ピ
ストンによって区画された、上記第1のシリンダ内の第
1の空間と第2の空間、及び上記第2のシリンダ内の第
3の空間と第4の空間と連通し、それぞれバルブを有す
る排気管と、上記第1の空間及び第4の空間と連通し、
液体窒素が排出される側の配管の下流に接続された吸気
管と、上記第2の空間及び第3の空間に接続され、該空
間に酸素を導入する酸素供給配管と、上記第2の空間及
び第3の空間に接続され、該空間に結晶成長時にベント
に流されるフォスフィンガスを供給するフォスフィンガ
ス供給配管とからなる排気ポンプ機構を用いて上記空間
を真空状態にする手段を実現したものである。
をそれぞれ収納する第1及び第2のシリンダと、上記ピ
ストンによって区画された、上記第1のシリンダ内の第
1の空間と第2の空間、及び上記第2のシリンダ内の第
3の空間と第4の空間と連通し、それぞれバルブを有す
る排気管と、上記第1の空間及び第4の空間と連通し、
液体窒素が排出される側の配管の下流に接続された吸気
管と、上記第2の空間及び第3の空間に接続され、該空
間に酸素を導入する酸素供給配管と、上記第2の空間及
び第3の空間に接続され、該空間に結晶成長時にベント
に流されるフォスフィンガスを供給するフォスフィンガ
ス供給配管とからなる排気ポンプ機構を用いて上記空間
を真空状態にする手段を実現したものである。
【0016】また、上記シュラウドカバー表面に、複数
の襞状突起を設けたものである。また、上記真空室を、
ゲートバルブを介して多段接続され、それぞれ排気ポン
プを有する単位真空室から構成したものである。
の襞状突起を設けたものである。また、上記真空室を、
ゲートバルブを介して多段接続され、それぞれ排気ポン
プを有する単位真空室から構成したものである。
【0017】
【作用】この発明においては、真空室と成長室との間に
配置されるゲートバルブを開けることにより、上記真空
室と成長室とが連通状態となって成長室内よりガスが吸
い出されて成長室内の圧力が急激に低下し、真空度の低
い状態から高い状態へ速やかに移行できる。
配置されるゲートバルブを開けることにより、上記真空
室と成長室とが連通状態となって成長室内よりガスが吸
い出されて成長室内の圧力が急激に低下し、真空度の低
い状態から高い状態へ速やかに移行できる。
【0018】また、上記シュラウドとシュラウドカバー
との間の空間に液体窒素を充填することにより、成長室
内の材料ガスを構成する分子がシュラウドカバー表面に
吸着されて該成長室内の圧力が低下する一方、上記充填
された液体窒素を排出して該空間を真空状態にすること
により、上記吸着した材料ガスの分子がシュラウドカバ
ー表面より脱離して成長室内の圧力が上昇する。
との間の空間に液体窒素を充填することにより、成長室
内の材料ガスを構成する分子がシュラウドカバー表面に
吸着されて該成長室内の圧力が低下する一方、上記充填
された液体窒素を排出して該空間を真空状態にすること
により、上記吸着した材料ガスの分子がシュラウドカバ
ー表面より脱離して成長室内の圧力が上昇する。
【0019】また、結晶成長時にベントに流されるフォ
スフィンガスを燃料としてピストンを駆動する内燃機関
方式の排気ポンプを用いて、上記シュラウドとシュラウ
ドカバーとの間の空間に充填された液体窒素を排出する
ために、低いコストで大きな駆動力でもって迅速に液体
窒素の排出,真空引きを行うことができる。
スフィンガスを燃料としてピストンを駆動する内燃機関
方式の排気ポンプを用いて、上記シュラウドとシュラウ
ドカバーとの間の空間に充填された液体窒素を排出する
ために、低いコストで大きな駆動力でもって迅速に液体
窒素の排出,真空引きを行うことができる。
【0020】また、上記シュラウドカバー表面の複数の
襞状突起によって該シュラウドカバーの実効的な表面積
が増大する。また、ゲートバルブを介して多段接続され
た真空室を、成長室に近い側から順次連通させていくこ
とにより、成長室内の圧力を順次段階的に調整しながら
低下させることができる。
襞状突起によって該シュラウドカバーの実効的な表面積
が増大する。また、ゲートバルブを介して多段接続され
た真空室を、成長室に近い側から順次連通させていくこ
とにより、成長室内の圧力を順次段階的に調整しながら
低下させることができる。
【0021】
実施例1.以下、この発明における一実施例を図につい
て説明する。図1において、1は例えばGaAs等の半
導体基板であり、2は該半導体基板1を載置するための
基板加熱部である。3は成長室であり、その内側にはシ
ュラウド21と呼ばれ、加熱されたセルから不純ガスが
基板上に行かないようにする液体窒素のクライオパネル
が設けられている。4はV族ガス用クラッキングセル,
6はIII 族ガス用セルであり、一端が基板加熱部2に対
して開口するとともに、他端には3WAYバルブ7が設
けられ、該3WAYバルブ7の下流にはマスフローコン
トローラ8,2WAYバルブ5が接続されている。20
はMOCVDモード用インジェクターノズルであり、一
端が基板加熱部2に対して開口するとともに、他端が3
つに分岐され、その1つにはキャリアガスである水素が
導入され、残る2本には3WAYバルブ7が接続され、
さらにこの下流にはマスフローコントローラ8,2WA
Yバルブ5が接続されている。10aは成長室1内の圧
力を検知するための圧力センサである。
て説明する。図1において、1は例えばGaAs等の半
導体基板であり、2は該半導体基板1を載置するための
基板加熱部である。3は成長室であり、その内側にはシ
ュラウド21と呼ばれ、加熱されたセルから不純ガスが
基板上に行かないようにする液体窒素のクライオパネル
が設けられている。4はV族ガス用クラッキングセル,
6はIII 族ガス用セルであり、一端が基板加熱部2に対
して開口するとともに、他端には3WAYバルブ7が設
けられ、該3WAYバルブ7の下流にはマスフローコン
トローラ8,2WAYバルブ5が接続されている。20
はMOCVDモード用インジェクターノズルであり、一
端が基板加熱部2に対して開口するとともに、他端が3
つに分岐され、その1つにはキャリアガスである水素が
導入され、残る2本には3WAYバルブ7が接続され、
さらにこの下流にはマスフローコントローラ8,2WA
Yバルブ5が接続されている。10aは成長室1内の圧
力を検知するための圧力センサである。
【0022】さらに上記成長室3は、基板加熱部2の上
方において排気配管40,第1予備真空室14及びこれ
の下流に第2,第3予備真空室15,16が設けられて
いる。上記排気配管40と成長室3との間には開閉自在
なMOCVDモード用排気バルブ11が設けられ、さら
に該バルブ11の下流側にはスロットルバルブ13,ロ
ータリーポンプ12が設けられている。また上記第1予
備真空室14と成長室3との間には開閉自在な第1圧力
調整用ゲートバルブ17が設けられ、さらに下流の第2
予備真空室15との間、及び第2予備真空室15と第3
予備真空室16との間にもそれぞれ第2,第3圧力調整
用ゲートバルブ18,19が設けられている。また上記
各予備真空室14,15,(16)にはゲートバルブ4
1を介して、予備真空室14,15,(16)のガスを
抜くためのターボ分子ポンプ42が設けられている。さ
らに各予備真空室14,15,(16)には該真空室内
の圧力を検知するための圧力センサー10bが設けられ
ている。
方において排気配管40,第1予備真空室14及びこれ
の下流に第2,第3予備真空室15,16が設けられて
いる。上記排気配管40と成長室3との間には開閉自在
なMOCVDモード用排気バルブ11が設けられ、さら
に該バルブ11の下流側にはスロットルバルブ13,ロ
ータリーポンプ12が設けられている。また上記第1予
備真空室14と成長室3との間には開閉自在な第1圧力
調整用ゲートバルブ17が設けられ、さらに下流の第2
予備真空室15との間、及び第2予備真空室15と第3
予備真空室16との間にもそれぞれ第2,第3圧力調整
用ゲートバルブ18,19が設けられている。また上記
各予備真空室14,15,(16)にはゲートバルブ4
1を介して、予備真空室14,15,(16)のガスを
抜くためのターボ分子ポンプ42が設けられている。さ
らに各予備真空室14,15,(16)には該真空室内
の圧力を検知するための圧力センサー10bが設けられ
ている。
【0023】9は、上記各圧力センサ10a,10b出
力を受けるとともに、これに応じて上記圧力調整用ゲー
トバルブ17,18,19、及びターボ分子ポンプ42
を制御するコントローラである。
力を受けるとともに、これに応じて上記圧力調整用ゲー
トバルブ17,18,19、及びターボ分子ポンプ42
を制御するコントローラである。
【0024】次に以上のように構成されたエピタキシャ
ル結晶成長装置を用いて結晶成長を行う方法について説
明する。まず、本装置を用いてMOCVDモードにて結
晶成長する際には、圧力調整用ゲートバルブ17を閉と
するとともに、MOCVDモード用排気バルブ11を開
けてガスの流れを作る。材料はマスフローコントローラ
8を通って導入され、上流に配置された3WAYバルブ
7でベント側から成長側へ切り換える。またインジェク
ターノズル20にはキャリアガスとして用いる水素(H
2 )が供給される。このときの成長圧力は、排気配管4
0のスロットルバルブ13の開度を圧力センサー10a
からの信号をもとにコントローラ9で制御を行い、76
0〜10-2Torr の任意の圧力で成長を行うことができ
る。すなわちスロットルバルブ13の開度を小さくする
と成長室3内の圧力は上昇し、反対にスロットルバルブ
13の開度を大きくすると成長室3内の圧力を低下させ
ることができる。またこの成長モード時には、各予備真
空室14,15,(16)のゲートバルブ41は開か
れ、ターボ分子ポンプ42が動作し、圧力センサ10b
によって所定の圧力となるまで予備真空室14,15,
(16)の排気が行われ、MBE,CBEモードでの結
晶成長に備える作業も行われる。
ル結晶成長装置を用いて結晶成長を行う方法について説
明する。まず、本装置を用いてMOCVDモードにて結
晶成長する際には、圧力調整用ゲートバルブ17を閉と
するとともに、MOCVDモード用排気バルブ11を開
けてガスの流れを作る。材料はマスフローコントローラ
8を通って導入され、上流に配置された3WAYバルブ
7でベント側から成長側へ切り換える。またインジェク
ターノズル20にはキャリアガスとして用いる水素(H
2 )が供給される。このときの成長圧力は、排気配管4
0のスロットルバルブ13の開度を圧力センサー10a
からの信号をもとにコントローラ9で制御を行い、76
0〜10-2Torr の任意の圧力で成長を行うことができ
る。すなわちスロットルバルブ13の開度を小さくする
と成長室3内の圧力は上昇し、反対にスロットルバルブ
13の開度を大きくすると成長室3内の圧力を低下させ
ることができる。またこの成長モード時には、各予備真
空室14,15,(16)のゲートバルブ41は開か
れ、ターボ分子ポンプ42が動作し、圧力センサ10b
によって所定の圧力となるまで予備真空室14,15,
(16)の排気が行われ、MBE,CBEモードでの結
晶成長に備える作業も行われる。
【0025】次にCBEモードで成長を行う際には、M
OCVDモードで流していた材料とH2 ガスを全て止め
るとともに、2WAYバルブ5を開き、セル4,5に材
料ガスを供給する。また排気側のMOCVDモード用排
気バルブ11を閉じ、各圧力調整用バルブ17,18,
19を、それぞれの予備成長室14,15,16に設置
した圧力センサー10bからの開信号をもとに、コント
ローラ9から制御を行い、成長室3の圧力が10-4Tor
r の圧力になるように制御する。すなわち、例えば圧力
調整用ゲートバルブ17を開けると成長室3の圧力は急
激に低下するが、このとき第1予備真空室14内の圧力
センサ10bで検出される圧力が所望の圧力に到達して
いないときは、後段の圧力調整用ゲートバルブ18を開
け、第2予備真空室15に取付けられた圧力センサ10
bの圧力が所望の圧力に達したら、コントローラ9は後
段の圧力調整用ゲートバルブ19を開かず、また所望の
圧力に達していない場合には、所望の圧力に達するま
で、さらに後段の圧力調整用ゲートバルブを開く。成長
室3内の圧力が所望の圧力になったら先に開けた圧力調
整用ゲートバルブを閉じる。各予備真空室14,15,
16の容積は、成長室3内において迅速に所望とする真
空度が得られるように最適な大きさに設定されている。
以上の操作によって成長室3内の圧力は一気に所望とす
る圧力まで低下させることができる。
OCVDモードで流していた材料とH2 ガスを全て止め
るとともに、2WAYバルブ5を開き、セル4,5に材
料ガスを供給する。また排気側のMOCVDモード用排
気バルブ11を閉じ、各圧力調整用バルブ17,18,
19を、それぞれの予備成長室14,15,16に設置
した圧力センサー10bからの開信号をもとに、コント
ローラ9から制御を行い、成長室3の圧力が10-4Tor
r の圧力になるように制御する。すなわち、例えば圧力
調整用ゲートバルブ17を開けると成長室3の圧力は急
激に低下するが、このとき第1予備真空室14内の圧力
センサ10bで検出される圧力が所望の圧力に到達して
いないときは、後段の圧力調整用ゲートバルブ18を開
け、第2予備真空室15に取付けられた圧力センサ10
bの圧力が所望の圧力に達したら、コントローラ9は後
段の圧力調整用ゲートバルブ19を開かず、また所望の
圧力に達していない場合には、所望の圧力に達するま
で、さらに後段の圧力調整用ゲートバルブを開く。成長
室3内の圧力が所望の圧力になったら先に開けた圧力調
整用ゲートバルブを閉じる。各予備真空室14,15,
16の容積は、成長室3内において迅速に所望とする真
空度が得られるように最適な大きさに設定されている。
以上の操作によって成長室3内の圧力は一気に所望とす
る圧力まで低下させることができる。
【0026】また、MBEモードで使用する場合は、図
13に示したように、CBEとの圧力差が小さいことか
ら、より多くの圧力調整用ゲートバルブを開けて真空度
を高めることで対応することができる。またこのとき、
成長室3の真空状態を保ったままIII 族ガス用ガスセル
6とV族ガス用クラッキングセル4を、それぞれ個体ソ
ース用のクヌードセンセルに換えるか、予め多くのポー
トを設けておき、各モードでの成長に必要な、III 族ガ
ス用ガスセル6とV族ガス用クラッキングセル4、及び
個体ソース用のクヌードセンセルをすべて取付けておけ
ば、交換の必要がなくなり、より作業の自由度が大きく
なる。
13に示したように、CBEとの圧力差が小さいことか
ら、より多くの圧力調整用ゲートバルブを開けて真空度
を高めることで対応することができる。またこのとき、
成長室3の真空状態を保ったままIII 族ガス用ガスセル
6とV族ガス用クラッキングセル4を、それぞれ個体ソ
ース用のクヌードセンセルに換えるか、予め多くのポー
トを設けておき、各モードでの成長に必要な、III 族ガ
ス用ガスセル6とV族ガス用クラッキングセル4、及び
個体ソース用のクヌードセンセルをすべて取付けておけ
ば、交換の必要がなくなり、より作業の自由度が大きく
なる。
【0027】このように本実施例によれば、成長室3に
MOCVDモード用排気バルブ11を介して排気配管4
0を設けるとともに、圧力調整用ゲートバルブ17を介
して第1の予備真空室14、さらにこれの後段に圧力調
整用バルブを介して複数の予備真空室を接続し、MOC
VDモードからMBE,CBEモードに成長モードを切
り換える際に、MOモード用排気バルブ11を閉じると
ともに、圧力調整用ゲートバルブ17を開けて成長室3
と第1予備真空室14(必要に応じて後段の予備真空室
も)とを連通させることにより、成長室3内の圧力を所
望とする圧力に瞬時に減圧することができ、結晶界面の
乱れのないれる半導体層を形成でき、また成長速度の点
で優れているMOCVD法と、微細加工に優れたCB
E,MBE法のそれぞれの製造方法の特徴を活かした成
長を行うことができ、生産性を向上させることができ
る。
MOCVDモード用排気バルブ11を介して排気配管4
0を設けるとともに、圧力調整用ゲートバルブ17を介
して第1の予備真空室14、さらにこれの後段に圧力調
整用バルブを介して複数の予備真空室を接続し、MOC
VDモードからMBE,CBEモードに成長モードを切
り換える際に、MOモード用排気バルブ11を閉じると
ともに、圧力調整用ゲートバルブ17を開けて成長室3
と第1予備真空室14(必要に応じて後段の予備真空室
も)とを連通させることにより、成長室3内の圧力を所
望とする圧力に瞬時に減圧することができ、結晶界面の
乱れのないれる半導体層を形成でき、また成長速度の点
で優れているMOCVD法と、微細加工に優れたCB
E,MBE法のそれぞれの製造方法の特徴を活かした成
長を行うことができ、生産性を向上させることができ
る。
【0028】実施例2.次に本発明の実施例2によるエ
ピタキシャル結晶成長装置について説明する。図2にお
いて、27はシュラウド21を覆うように配置されたS
US等からなるシュラウド保温層(カバー)であり、該
シュラウド保温層27の外側表面には多くのひだ(図3
の27a参照)が形成され、さらに上記シュラウド21
との間には所定の大きさの空間部43が確保されてい
る。22はシュラウド保温層27の空間部43と接続
し、これの上流に配置された液体窒素入りコントロール
バルブ、23はシュラウド保温層27の空間部42と接
続し、これの下流に配置された出口コントロールバル
ブ、24は出口コントロールバルブ23の下流に配置さ
れたポンプ入り口バルブ、25はポンプ入り口バルブ2
4の下流に配置された排気ポンプ、26は上記出口コン
トロールバルブ近傍に配置された圧力・温度センサーで
ある。その他の部分は図1に示したものと同様の構成と
なっているが、説明を簡略化するために主要部分のみを
示すようにしている。
ピタキシャル結晶成長装置について説明する。図2にお
いて、27はシュラウド21を覆うように配置されたS
US等からなるシュラウド保温層(カバー)であり、該
シュラウド保温層27の外側表面には多くのひだ(図3
の27a参照)が形成され、さらに上記シュラウド21
との間には所定の大きさの空間部43が確保されてい
る。22はシュラウド保温層27の空間部43と接続
し、これの上流に配置された液体窒素入りコントロール
バルブ、23はシュラウド保温層27の空間部42と接
続し、これの下流に配置された出口コントロールバル
ブ、24は出口コントロールバルブ23の下流に配置さ
れたポンプ入り口バルブ、25はポンプ入り口バルブ2
4の下流に配置された排気ポンプ、26は上記出口コン
トロールバルブ近傍に配置された圧力・温度センサーで
ある。その他の部分は図1に示したものと同様の構成と
なっているが、説明を簡略化するために主要部分のみを
示すようにしている。
【0029】次に以上のように構成されたエピタキシャ
ル結晶成長装置を用いて結晶成長を行う方法について説
明する。まず、MOCVDモードで結晶成長を行う時に
は、上記実施例1と同様に各バルブを操作し、かつコン
トロールバルブ22,23は閉じ、ポンプ入口バルブ2
4を開き、排気ポンプ25によってシュラウド21とシ
ュラウド保温層27との間の空間部43を真空に引いて
ある。そのためシュラウド21の内部には77Kの低温
な液体窒素が充填されているにもかかわらず、真空中で
は熱が伝導しないためにシュラウド保温層27の外側の
表面は全く冷却されない。この状態でインジェクタノズ
ル20より材料ガスを供給しても、シュラウド保温層2
7の外側の表面は成長室3内と同じく高温になっている
ため図3に示すように、シュラウド保温層27の表面に
は材料ガスが吸着することがなく、実施例1と同様にM
OCVDモードにて結晶成長を行うことができる。
ル結晶成長装置を用いて結晶成長を行う方法について説
明する。まず、MOCVDモードで結晶成長を行う時に
は、上記実施例1と同様に各バルブを操作し、かつコン
トロールバルブ22,23は閉じ、ポンプ入口バルブ2
4を開き、排気ポンプ25によってシュラウド21とシ
ュラウド保温層27との間の空間部43を真空に引いて
ある。そのためシュラウド21の内部には77Kの低温
な液体窒素が充填されているにもかかわらず、真空中で
は熱が伝導しないためにシュラウド保温層27の外側の
表面は全く冷却されない。この状態でインジェクタノズ
ル20より材料ガスを供給しても、シュラウド保温層2
7の外側の表面は成長室3内と同じく高温になっている
ため図3に示すように、シュラウド保温層27の表面に
は材料ガスが吸着することがなく、実施例1と同様にM
OCVDモードにて結晶成長を行うことができる。
【0030】次に、MOCVDモードからCBE/MB
Eモードへ切り替えて結晶成長を行う際には、成長室3
の圧力を一気に下げる必要がある。そのために、まず実
施例1と同様に各バルブの開閉操作をし、かつ排気ポン
プ25を停止し、コントロールバルブ22を開いて液体
窒素をシュラウド保温層27とシュラウド21との間の
空間部43に導入する(図4参照)。このとき空間部4
3は真空となっているために液体窒素は速やかに導入さ
れ、空間部43は液体窒素によって満たされる。そして
圧力センサー26で上記空間部43の圧力が大気圧以上
になったことが検知されたら、排気バルブ23を開く。
これによってシュラウド保温層27の外側表面は一気に
77Kまで冷却される。この温度では、成長室3内のほ
とんどのガスが吸着されるため、成長室3内の真空度が
急激に向上する。またシュラウド保温層27の外側表面
に多くのひだを設けることで、その表面積を拡大すれば
するほど、吸着できるガスの量が大きくなるため、より
真空度を向上させることができる。
Eモードへ切り替えて結晶成長を行う際には、成長室3
の圧力を一気に下げる必要がある。そのために、まず実
施例1と同様に各バルブの開閉操作をし、かつ排気ポン
プ25を停止し、コントロールバルブ22を開いて液体
窒素をシュラウド保温層27とシュラウド21との間の
空間部43に導入する(図4参照)。このとき空間部4
3は真空となっているために液体窒素は速やかに導入さ
れ、空間部43は液体窒素によって満たされる。そして
圧力センサー26で上記空間部43の圧力が大気圧以上
になったことが検知されたら、排気バルブ23を開く。
これによってシュラウド保温層27の外側表面は一気に
77Kまで冷却される。この温度では、成長室3内のほ
とんどのガスが吸着されるため、成長室3内の真空度が
急激に向上する。またシュラウド保温層27の外側表面
に多くのひだを設けることで、その表面積を拡大すれば
するほど、吸着できるガスの量が大きくなるため、より
真空度を向上させることができる。
【0031】一方、CBE/MBEモードからMOCV
Dモードへ切り替えて結晶成長を行う際には、まずコン
トロールバルブ22を閉じてシュラウド保温層27とシ
ュラウド21との間の空間部43への液体窒素の供給を
止める。そうすると高温になっているセルや基板加熱部
2からの熱によってシュラウド21とシュラウド保温層
27との間の空間部43の液体窒素は急激に気化して排
気バルブ23より排出される。そしてセンサー26によ
って検出される圧力が大気圧まで下がったら排気バルブ
23を閉じ、ポンプ入口バルブ24を開き、シュラウド
21とシュラウド保温層27との間の空間を真空引き
し、シュラウド保温層27の外側表面に吸着しているガ
スを脱離させる(図5参照)。これとともに、MOCV
Dモードに必要なバルブの開閉制御を行う。この操作に
よって成長室3内の圧力は急激に上昇し、MOCVDモ
ードでの結晶成長に適した環境に速やかに移行すること
ができる。
Dモードへ切り替えて結晶成長を行う際には、まずコン
トロールバルブ22を閉じてシュラウド保温層27とシ
ュラウド21との間の空間部43への液体窒素の供給を
止める。そうすると高温になっているセルや基板加熱部
2からの熱によってシュラウド21とシュラウド保温層
27との間の空間部43の液体窒素は急激に気化して排
気バルブ23より排出される。そしてセンサー26によ
って検出される圧力が大気圧まで下がったら排気バルブ
23を閉じ、ポンプ入口バルブ24を開き、シュラウド
21とシュラウド保温層27との間の空間を真空引き
し、シュラウド保温層27の外側表面に吸着しているガ
スを脱離させる(図5参照)。これとともに、MOCV
Dモードに必要なバルブの開閉制御を行う。この操作に
よって成長室3内の圧力は急激に上昇し、MOCVDモ
ードでの結晶成長に適した環境に速やかに移行すること
ができる。
【0032】なお、ここではシュラウド保温層27が1
層構造であるものを示したが、これを多層構造にしたも
のにおいても本発明を適用することができることは言う
までもなく、このようにすることで、シュラウド保温層
の実質的な表面積が増大することとなるためより高い効
果が得られる。
層構造であるものを示したが、これを多層構造にしたも
のにおいても本発明を適用することができることは言う
までもなく、このようにすることで、シュラウド保温層
の実質的な表面積が増大することとなるためより高い効
果が得られる。
【0033】以上のように、本実施例によれば、シュラ
ウド21の周囲をシュラウド保温層27で覆い、シュラ
ウド21とシュラウド保温層27との間に空間部43を
設け、該空間部43へ液体窒素を流入させて該空間部4
3を液体窒素で充満させた状態と、該空間部43を真空
にした状態とを切り換えることができるように構成し、
MOCVDモードからCBE/MBEモードに移行させ
る場合には、シュラウド保温層27の表面において、成
長室3内の材料ガスを吸着することで成長室3内の圧力
を急激に低下させて該成長室3内を速やかに真空度を高
め、また逆に、CBE/MBEモードからMOCVDモ
ードに移行させる場合には、上記シュラウド保温層27
の表面に吸着させた材料ガスを脱離させて成長室3内の
圧力を急激に上昇させるようにしたので、上記実施例1
の構成のみの場合よりも速い速度で成長装置の運転を行
うことができ、生産性を高めることができる。
ウド21の周囲をシュラウド保温層27で覆い、シュラ
ウド21とシュラウド保温層27との間に空間部43を
設け、該空間部43へ液体窒素を流入させて該空間部4
3を液体窒素で充満させた状態と、該空間部43を真空
にした状態とを切り換えることができるように構成し、
MOCVDモードからCBE/MBEモードに移行させ
る場合には、シュラウド保温層27の表面において、成
長室3内の材料ガスを吸着することで成長室3内の圧力
を急激に低下させて該成長室3内を速やかに真空度を高
め、また逆に、CBE/MBEモードからMOCVDモ
ードに移行させる場合には、上記シュラウド保温層27
の表面に吸着させた材料ガスを脱離させて成長室3内の
圧力を急激に上昇させるようにしたので、上記実施例1
の構成のみの場合よりも速い速度で成長装置の運転を行
うことができ、生産性を高めることができる。
【0034】実施例3.次に本発明の実施例3によるエ
ピタキシャル結晶成長装置について説明する。上記実施
例2で示した機構を可能にするためには、排気バルブ2
3から気化した窒素を排出した後に、シュラウド保温層
27内の大量の窒素を速やかに真空に引くために大きな
排気量のポンプが要求される。本実施例はこのような排
気機構を提供するものである。すなわち図6において、
34は図2に示したポンプ25に代えて接続されたシリ
ンダー34であり、該シリンダ34は2つの空間からな
り、それぞれの空間内にはピストン37がこれに対して
摺動自在に配置され、該ピストン37によって第1の空
間30,第2の空間31、及び第3の空間32,第4の
空間33に区画されている。また35は図1で示した結
晶成長装置のV族材料ガスとして用いられるフォスフィ
ン(PH3 )のベント側配管に接続されたPH3 溜めで
あり、ベント側配管と圧縮ポンプ36を介して接続され
ている。該PH3 溜め35の下流には、PH3 の流量を
制御するPH3 流量制御器28が配置され、さらにこれ
の下流は2つに分岐され、それぞれゲートバルブ44
a,44bを介して第2の空間,第3の空間31,32
に接続されている。また29は燃焼コントローラであ
り、これには外部より酸素が供給されており、ゲートバ
ルブ45a,45bを介して接続された酸素供給配管3
8によって第2,第3の空間31,32に接続されてい
る。また上記第1〜第4の空間30〜33にはそれぞれ
排気口47a〜47dが設けられ、また第1,第4の空
間30,33にはそれぞれ吸気口48a,48bが設け
られており、これら吸気口48a,48bは図2に示し
たポンプ25に代えてポンプ入口バルブ24の下流に接
続されている。49a〜49dは上記排気口47a〜4
7dに設けられたゲートバルブ,50a,50bは上記
吸気口48a,48bに設けられたゲートバルブであ
る。
ピタキシャル結晶成長装置について説明する。上記実施
例2で示した機構を可能にするためには、排気バルブ2
3から気化した窒素を排出した後に、シュラウド保温層
27内の大量の窒素を速やかに真空に引くために大きな
排気量のポンプが要求される。本実施例はこのような排
気機構を提供するものである。すなわち図6において、
34は図2に示したポンプ25に代えて接続されたシリ
ンダー34であり、該シリンダ34は2つの空間からな
り、それぞれの空間内にはピストン37がこれに対して
摺動自在に配置され、該ピストン37によって第1の空
間30,第2の空間31、及び第3の空間32,第4の
空間33に区画されている。また35は図1で示した結
晶成長装置のV族材料ガスとして用いられるフォスフィ
ン(PH3 )のベント側配管に接続されたPH3 溜めで
あり、ベント側配管と圧縮ポンプ36を介して接続され
ている。該PH3 溜め35の下流には、PH3 の流量を
制御するPH3 流量制御器28が配置され、さらにこれ
の下流は2つに分岐され、それぞれゲートバルブ44
a,44bを介して第2の空間,第3の空間31,32
に接続されている。また29は燃焼コントローラであ
り、これには外部より酸素が供給されており、ゲートバ
ルブ45a,45bを介して接続された酸素供給配管3
8によって第2,第3の空間31,32に接続されてい
る。また上記第1〜第4の空間30〜33にはそれぞれ
排気口47a〜47dが設けられ、また第1,第4の空
間30,33にはそれぞれ吸気口48a,48bが設け
られており、これら吸気口48a,48bは図2に示し
たポンプ25に代えてポンプ入口バルブ24の下流に接
続されている。49a〜49dは上記排気口47a〜4
7dに設けられたゲートバルブ,50a,50bは上記
吸気口48a,48bに設けられたゲートバルブであ
る。
【0035】次に上記のような構成を有する排気機構の
動作について説明する。まず、結晶成長の際には無駄に
捨てられているベントラインのPH3 を圧縮ポンプ36
に導入し、PH3 溜め35に圧縮して溜めておく。今、
第1の空間30が最小(第1の空間30は排気工程,第
2の空間31は膨張工程,第3の空間32は圧縮工程に
ある)になったところで、PH3 流量制御器28で流量
を制御したPH3 と同時に、燃焼コントローラ29で流
量を制御した酸素を第3の空間32に対して噴射する。
すると第3の空間32内でPH3 と酸素が爆発反応を起
こし(第3の空間32は膨張工程)、ピストン37は紙
面右側に急激に移動し、第1の空間30に多くのガスが
吸入され(第1の空間は吸気工程)、かつ第4の空間3
3からは先程吸入したガスが排気(第4の空間33は排
気工程)される。そして第1の空間30が最大になった
ところで、今度は第2の空間31にPH3 と酸素を噴射
すれば、今度は第4の空間33でガスを吸入,第1の空
間30でガスの排出を行うことができる。表1は以上の
動作を各ゲートバルブの開閉タイミングと合わせ表した
ものである。
動作について説明する。まず、結晶成長の際には無駄に
捨てられているベントラインのPH3 を圧縮ポンプ36
に導入し、PH3 溜め35に圧縮して溜めておく。今、
第1の空間30が最小(第1の空間30は排気工程,第
2の空間31は膨張工程,第3の空間32は圧縮工程に
ある)になったところで、PH3 流量制御器28で流量
を制御したPH3 と同時に、燃焼コントローラ29で流
量を制御した酸素を第3の空間32に対して噴射する。
すると第3の空間32内でPH3 と酸素が爆発反応を起
こし(第3の空間32は膨張工程)、ピストン37は紙
面右側に急激に移動し、第1の空間30に多くのガスが
吸入され(第1の空間は吸気工程)、かつ第4の空間3
3からは先程吸入したガスが排気(第4の空間33は排
気工程)される。そして第1の空間30が最大になった
ところで、今度は第2の空間31にPH3 と酸素を噴射
すれば、今度は第4の空間33でガスを吸入,第1の空
間30でガスの排出を行うことができる。表1は以上の
動作を各ゲートバルブの開閉タイミングと合わせ表した
ものである。
【0036】
【表1】
【0037】このように本実施例によれば、軸の両側に
ヘッドを有するピストン37を用い、シリンダを各ヘッ
ドによって第1,第2の空間30,31と、第3,第4
の空間32,33に区画し、第1,第4の空間で吸排気
を繰り返し、各区画された空間において2サイクル的に
動作させ、ピストン1往復につきシリンダ34内の容積
に相当する容積のガスを排出するようにしたから、この
ような構成の排気装置を用いることで、実施例2で示し
た結晶成長装置の排気を迅速に行うことができ、成長室
3内の圧力を急激に上昇させることができる。また排気
装置の駆動エネルギーは本来ベントラインにて廃棄され
る材料ガスを用いて行うことができるため、材料の有効
活用を図ることができる。
ヘッドを有するピストン37を用い、シリンダを各ヘッ
ドによって第1,第2の空間30,31と、第3,第4
の空間32,33に区画し、第1,第4の空間で吸排気
を繰り返し、各区画された空間において2サイクル的に
動作させ、ピストン1往復につきシリンダ34内の容積
に相当する容積のガスを排出するようにしたから、この
ような構成の排気装置を用いることで、実施例2で示し
た結晶成長装置の排気を迅速に行うことができ、成長室
3内の圧力を急激に上昇させることができる。また排気
装置の駆動エネルギーは本来ベントラインにて廃棄され
る材料ガスを用いて行うことができるため、材料の有効
活用を図ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るエピタキ
シャル結晶成長装置によれば、真空室と成長室との間に
配置されるゲートバルブを開けることにより、上記真空
室と成長室とが連通状態となって成長室内のガスが吸い
出され、成長室内の圧力が急激に低下し、真空度の低い
状態から高い状態へ速やかに移行できるので、1台の結
晶成長装置で異なる成長モードに対応できる、すなわ
ち、光デバイスやマイクロ波デバイス用のエピタキシャ
ル成長を行うために、より膜厚及びキャリア濃度制御性
に適したモードと選択性が必要なモードと、結晶中の不
純物濃度を抑制できるモードとを自由に選択できるよう
になり、結果的にこれらのデバイスの性能向上と、コス
ト低減が図れるという効果がある。
シャル結晶成長装置によれば、真空室と成長室との間に
配置されるゲートバルブを開けることにより、上記真空
室と成長室とが連通状態となって成長室内のガスが吸い
出され、成長室内の圧力が急激に低下し、真空度の低い
状態から高い状態へ速やかに移行できるので、1台の結
晶成長装置で異なる成長モードに対応できる、すなわ
ち、光デバイスやマイクロ波デバイス用のエピタキシャ
ル成長を行うために、より膜厚及びキャリア濃度制御性
に適したモードと選択性が必要なモードと、結晶中の不
純物濃度を抑制できるモードとを自由に選択できるよう
になり、結果的にこれらのデバイスの性能向上と、コス
ト低減が図れるという効果がある。
【0039】また、上記シュラウドとシュラウドカバー
との間の空間に液体窒素を充填することにより、成長室
内の材料ガスを構成する分子がシュラウドカバー表面に
吸着されて該成長室内の圧力が低下して、真空度の低い
状態から高い状態に変化する一方、上記充填された液体
窒素を排出して該空間を真空状態にすることにより、上
記吸着した材料ガスの分子がシュラウドカバー表面より
脱離して成長室内の圧力が上昇して真空度の高い状態か
ら低い状態へと変化させることができ、上記構成と組み
合わせて使用することにより、上記成長モードの変更を
より迅速に行うことができる効果がある。
との間の空間に液体窒素を充填することにより、成長室
内の材料ガスを構成する分子がシュラウドカバー表面に
吸着されて該成長室内の圧力が低下して、真空度の低い
状態から高い状態に変化する一方、上記充填された液体
窒素を排出して該空間を真空状態にすることにより、上
記吸着した材料ガスの分子がシュラウドカバー表面より
脱離して成長室内の圧力が上昇して真空度の高い状態か
ら低い状態へと変化させることができ、上記構成と組み
合わせて使用することにより、上記成長モードの変更を
より迅速に行うことができる効果がある。
【0040】また、結晶成長時にベントに流されるフォ
スフィンガスを燃料としてピストンを駆動する内燃機関
方式の排気ポンプを用いて、上記液体窒素を排出するた
めに、低いコストで大きな駆動力でもって迅速に液体窒
素の排出,真空引きを行うことができ、従来無駄になっ
ていた結晶成長材料の有効利用を図ることができる効果
がある。
スフィンガスを燃料としてピストンを駆動する内燃機関
方式の排気ポンプを用いて、上記液体窒素を排出するた
めに、低いコストで大きな駆動力でもって迅速に液体窒
素の排出,真空引きを行うことができ、従来無駄になっ
ていた結晶成長材料の有効利用を図ることができる効果
がある。
【0041】また、上記シュラウドカバー表面の複数の
襞状突起によって該シュラウドカバーの実効的な表面積
が増大するため、上記成長モードの変更をさらに迅速に
行うことができる効果がある。
襞状突起によって該シュラウドカバーの実効的な表面積
が増大するため、上記成長モードの変更をさらに迅速に
行うことができる効果がある。
【0042】また、多段接続された真空室を、成長室に
近い側から順次連通させていくことにより、成長室内の
圧力を順次段階的に調整しながら低下させることがで
き、結晶成長時の成長室の圧力を種々の値に設定するこ
とができ、常に最適な成長条件で結晶成長を行うことが
できる効果がある。
近い側から順次連通させていくことにより、成長室内の
圧力を順次段階的に調整しながら低下させることがで
き、結晶成長時の成長室の圧力を種々の値に設定するこ
とができ、常に最適な成長条件で結晶成長を行うことが
できる効果がある。
【図1】 この発明の実施例1によるエピタキシャル結
晶成長装置の構成を示す図である。
晶成長装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施例2によるエピタキシャル結
晶成長装置の構成を示す要部断面図である。
晶成長装置の構成を示す要部断面図である。
【図3】 上記実施例2によるエピタキシャル結晶成長
装置を用いて、MOCVDモードで結晶成長が行われて
いる場合のシュラウド周辺の構成を示す図である。
装置を用いて、MOCVDモードで結晶成長が行われて
いる場合のシュラウド周辺の構成を示す図である。
【図4】 上記実施例2によるエピタキシャル結晶成長
装置を用いて、MOCVDモードからCBEモードに変
えて結晶成長を行う際のモード変化時のシュラウド周辺
の構成を示す図である。
装置を用いて、MOCVDモードからCBEモードに変
えて結晶成長を行う際のモード変化時のシュラウド周辺
の構成を示す図である。
【図5】 上記実施例2によるエピタキシャル結晶成長
装置を用いて、CBEモードからMOCVDモードに変
えて結晶成長を行う際のモード変化時のシュラウド周辺
の構成を示す図である。
装置を用いて、CBEモードからMOCVDモードに変
えて結晶成長を行う際のモード変化時のシュラウド周辺
の構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施例3によるエピタキシャル結
晶成長装置の排気ポンプの構成を示す図である。
晶成長装置の排気ポンプの構成を示す図である。
【図7】 従来のMBE装置の構成を示す概念図であ
る。
る。
【図8】 従来のCBE装置に構成を示す概念図であ
る。
る。
【図9】 上記従来のMBE装置による成長メカニズム
を示す概念図である。
を示す概念図である。
【図10】 上記従来のCBEによる成長メカニズムを
示す概念図である。
示す概念図である。
【図11】 従来のMOCVD装置の構成を示す概念図
である。
である。
【図12】 上記従来のMOCVDによる成長メカニズ
ムを示す概念図である。
ムを示す概念図である。
【図13】 結晶成長技術と材料,成長圧力,及びガス
流状態の関係を示す図である。
流状態の関係を示す図である。
【図14】 従来の成長モードを変えて結晶成長を行う
ことができる構成を有する線結晶成長装置の構成を示す
図である。
ことができる構成を有する線結晶成長装置の構成を示す
図である。
1 基板、2 基板加熱部、3 成長室、4 V族ガス
クラッキングセル、5 2WAYバルブ、6 III 族ガ
スセル、7 3WAYバルブ、8 マスフローコントロ
ーラ、9 コントローラ、10a,10b 圧力セン
サ、11 MOCVDモード用排気バルブ、12 ロー
タリーポンプ、13 スロットルバルブ、14,15,
16 予備真空室、18,18,19 圧力調整用ゲー
トバルブ、20 インジェクターノズル、21 シュ
ラウド、22 コントロールバルブ、23 出口コント
ロールバルブ、24 ポンプ入口バルブ、25 排気ポ
ンプ、26 圧力・温度センサー、27 シュラウド保
温層、27a ひだ、28PH3 流量制御器、29 コ
ントローラ、30 第1の空間、31 第2の空間、3
2 第3の空間、33 第4の空間、34 シリンダ、
35 フォスフィン(PH3 )溜め、36 圧縮ポン
プ、37 ピストン、38 酸素供給配管、40 排気
配管、41 ゲートバルブ、42 ターボ分子ポンプ、
43 空間部、44a,44b,45a,45b ゲー
トバルブ、47a〜47d 排気口、48a,48b
吸気口、49a〜49d ゲートバルブ、50a,50
b ゲートバルブ。
クラッキングセル、5 2WAYバルブ、6 III 族ガ
スセル、7 3WAYバルブ、8 マスフローコントロ
ーラ、9 コントローラ、10a,10b 圧力セン
サ、11 MOCVDモード用排気バルブ、12 ロー
タリーポンプ、13 スロットルバルブ、14,15,
16 予備真空室、18,18,19 圧力調整用ゲー
トバルブ、20 インジェクターノズル、21 シュ
ラウド、22 コントロールバルブ、23 出口コント
ロールバルブ、24 ポンプ入口バルブ、25 排気ポ
ンプ、26 圧力・温度センサー、27 シュラウド保
温層、27a ひだ、28PH3 流量制御器、29 コ
ントローラ、30 第1の空間、31 第2の空間、3
2 第3の空間、33 第4の空間、34 シリンダ、
35 フォスフィン(PH3 )溜め、36 圧縮ポン
プ、37 ピストン、38 酸素供給配管、40 排気
配管、41 ゲートバルブ、42 ターボ分子ポンプ、
43 空間部、44a,44b,45a,45b ゲー
トバルブ、47a〜47d 排気口、48a,48b
吸気口、49a〜49d ゲートバルブ、50a,50
b ゲートバルブ。
Claims (6)
- 【請求項1】 基板を搭載し、これを加熱可能な基板加
熱部と、 上記基板加熱部を収納する成長室と、 上記成長室に取り付けられ、上記基板加熱部に搭載され
た基板に向けて結晶成長材料を分子線状に照射する分子
線源と、 上記成長室に取り付けられ、上記基板加熱部に搭載され
た基板に向けて結晶成長材料をガス状に噴射するノズル
と、 上記成長室にゲートバルブを介して接続された排気配管
と、 上記成長室にゲートバルブを介して接続され、その内部
が真空状態となっている真空室とを備えたことを特徴と
するエピタキシャル結晶成長装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のエピタキシャル結晶成長
装置において、 上記成長室の内壁に沿って設けられ、その内部に液体窒
素が充填されたシュラウドと、 該シュラウド周囲に間隔を保持してこれを覆うように形
成されたシュラウドカバーと、 上記シュラウドとシュラウドカバーとの間の空間に液体
窒素を充填する手段と、 該充填された液体窒素を上記空間より排出して該空間を
真空状態にする手段とを備えたことを特徴とするエピタ
キシャル結晶成長装置。 - 【請求項3】 請求項2記載のエピタキシャル結晶成長
装置において、 上記空間を真空状態にする手段は、 同一軸の両端に接続されたピストンをそれぞれ収納する
第1及び第2のシリンダと、 上記ピストンによって区画された、上記第1のシリンダ
内の第1の空間と第2の空間、及び上記第2のシリンダ
内の第3の空間と第4の空間と連通し、それぞれバルブ
を有する排気管と、 上記第1の空間及び第4の空間と連通し、液体窒素が排
出される側の配管の下流に接続された吸気管と、 上記第2の空間及び第3の空間に接続され、該空間に酸
素を導入する酸素供給配管と、 上記第2の空間及び第3の空間に接続され、該空間に結
晶成長時にベントに流されるフォスフィンガスを供給す
るフォスフィンガス供給配管とからなる排気ポンプ機構
であることを特徴とするエピタキシャル結晶成長装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のエピタキシャル結晶成長
装置において、 上記排気ポンプ機構は、 上記第2,第3の空間でフォスフィンガスと酸素とを反
応させてこれら空間の圧力を交互に変化させることによ
って上記ピストンをシリンダ内で摺動させて上記第1及
び第4の空間の容積を変化させ、これら空間に接続する
吸気管より吸入される窒素をこれら空間に接続する排気
管より排出するものであることを特徴とするエピタキシ
ャル結晶成長装置。 - 【請求項5】 請求項2記載のエピタキシャル結晶成長
装置において、 上記シュラウドカバー表面に、複数の襞状突起を設けた
ことを特徴とするエピタキシャル結晶成長装置。 - 【請求項6】 請求項1記載のエピタキシャル結晶成長
装置において、 上記真空室を、それぞれ排気ポンプを有する単位真空室
をゲートバルブを介して多段接続して構成したことを特
徴とするエピタキシャル結晶成長装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6235020A JPH0897147A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | エピタキシャル結晶成長装置 |
| US08/532,283 US5711813A (en) | 1994-09-29 | 1995-09-22 | Epitaxial crystal growth apparatus |
| DE19536253A DE19536253C2 (de) | 1994-09-29 | 1995-09-28 | Vorrichtung zum epitaxialen Kristallaufwachsen |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6235020A JPH0897147A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | エピタキシャル結晶成長装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0897147A true JPH0897147A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16979892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6235020A Pending JPH0897147A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | エピタキシャル結晶成長装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5711813A (ja) |
| JP (1) | JPH0897147A (ja) |
| DE (1) | DE19536253C2 (ja) |
Cited By (2)
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