JPH089725Y2 - 帯状感光材の包装体 - Google Patents

帯状感光材の包装体

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JPH089725Y2
JPH089725Y2 JP1990013739U JP1373990U JPH089725Y2 JP H089725 Y2 JPH089725 Y2 JP H089725Y2 JP 1990013739 U JP1990013739 U JP 1990013739U JP 1373990 U JP1373990 U JP 1373990U JP H089725 Y2 JPH089725 Y2 JP H089725Y2
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茂久 清水
隆行 藤原
敏 味埜
理史 青木
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、明室装填に用いる帯状感光材の包装体に関
するものである。
〔従来の技術〕
明室装填に用いる帯状感光材の包装体は、遮光性を保
持した状態でマガジン等に装填され、マガジン内で遮光
性が破られマガジン等のスリットから帯状感光材が引き
出されるようになっている。
従来、このような帯状感光材の包装体としては、第31
図に分解斜視図として示すようなものがあった(実開昭
60−13386号公報)。この図において、1はコアで、こ
のコア1に帯状感光材2がロール状に巻かれている。帯
状感光材2の末端にはリーダー3が接合テープ4で接合
され、このリーダー3の上面には、リーダー3の幅方向
に突出しかつこの突出した側端部10に切込み5が複数入
れられた遮光紙6が接着されている。なお、符号7は円
板状カバーである。
そして、リーダー3の末端を接着テープ8で固定した
後、円板状カバー7を接着剤9でコア1に固着し、さら
に、遮光紙6の側端部10を側面方向へ折り込み接着剤で
円板状カバー7に接着して包装体が完成する。
また、遮光部材として不透明熱収縮フィルムを用いた
包装体もあった(EP 181417号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した円板状カバーを用いる従来の帯状感光材の包
装体は、帯状感光材の遮光を遮光紙と円板状カバーの別
体からなる2部材で行なっているため、円板状カバーの
打抜き、円板状カバーのコアへの接着など包装作業に多
くの工程を要し、包装作業が極めて面倒なものとなって
おり、また自動化が困難となっていた。さらに、円板状
カバーはシート状材料から打ち抜くため、得率が低く材
料費が高くなっていた。
また、不透明熱収縮フィルムを用いる包装体は、熱収
縮フィルムに遮光性を付与することは困難で、かつ、コ
ア内部の遮光を熱収縮フィルムの変形で行っているの
で、遮光性が十分でなかった。さらに、不透明熱収縮フ
ィルムを引き裂くためのリーダーが必要であるので、材
料費が高くなっていた。
本考案は以上の問題点を解決し、極めて簡単な作業
で、かつ安価に包装することができる帯状感光材の包装
体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するためになされたもので、
一体に設けられた部材で極めて簡単に帯状感光材を包装
できるようにしたものである。
すなわち、第1の本考案による帯状感光材の包装体
は、コアと、該コアに巻かれたロール状の帯状感光材
と、該帯状感光材の末端に接合され帯状感光材の外周面
を遮光する遮光性リーダーと、該遮光性リーダーの両側
端に剥離自在に接着され帯状感光材の側面を遮光する遮
光カバーとを具備することを特徴として構成されてい
る。
また、第2の本考案による帯状感光材の包装体は、コ
アと、該コアに巻かれたロール状の帯状感光材と、該帯
状感光材の末端に接合され帯状感光材の外周面を遮光す
る遮光性リーダーと、該遮光性リーダーの両側端に接着
境界線が帯状感光材の外周面と側面との境界線に略一致
するように接着され帯状感光材の側面を遮光する側面遮
光カバーとを具備し、前記遮光性リーダーと側面遮光カ
バーとの少なくとも一方が境界線方向に引き裂け易い材
料からなることを特徴として構成されている。
第1の考案について詳細に説明する。
遮光カバーは剥離自在に遮光性リーダーに接着されて
いるが、この接着は遮光性リーダーの引出し時に遮光性
リーダーから剥離可能な接着力であれば、その接着方法
はヒートシール、超音波接着、接着剤による接着等各種
方法を用いることができる。
遮光性リーダーは主として帯状感光材の周面を、遮光
カバーは主として帯状感光材の側面を遮光し、周面と側
面の境界(角部)近傍部分は接着の態様により遮光性リ
ーダー又は/及び遮光カバーで遮光される。この際、境
界近傍部分の遮光性を向上させるために、遮光性リーダ
ー又は遮光カバーの少なくとも一方を折り返すか又は、
遮光性リーダーを二重にし境界近傍部分を多重にするこ
とが好ましい。
遮光性リーダー及び遮光カバーは、帯状感光材に悪影
響を与えない程度の遮光性、防湿性、物理強度を有して
いれば、カーボンブラック等の遮光性物質を含むポリエ
チレン樹脂フィルム等各種フィルムが用いられる。また
遮光性リーダーと遮光カバーは同一の材質であっても、
異なる材質であってもよい。
第2の考案について詳細に説明する。
側面遮光カバーは、遮光性リーダーの両側端に接着さ
れ、その接着境界線が、帯状感光材料の外周面と側面と
の境界線に略一致するようになっている。そして、遮光
性リーダーと側面遮光カバーとの少なくとも一方が、境
界線方向に引き裂け易い材料からなっている。
すなわち、遮光性リーダーと側面遮光カバーとの接着
境界線で、遮光性リーダーまたは側面遮光カバーが引き
裂かれるようになっている。この遮光性リーダーと側面
遮光カバーとの接着境界線には、外側接着境界線と内側
接着境界線の2カ所存在するが、外側接着境界線を帯状
感光材の境界線に略一致させた場合は、側面遮光カバー
が引き裂かれ、内側接着境界線を帯状感光材の境界線に
略一致させた場合は、遮光性リーダーが引き裂かれる。
なお、外側接着境界線で側面遮光カバーを引き裂く場
合、接着境界線が帯状感光材の外周面上にあると、遮光
性リーダーを引き出した後、側面遮断カバーの一部が外
周上に張り出してしまう。逆に、接着境界線が側面上に
あると、遮光性リーダーを引き出す力が、側面遮光カバ
ーを接着境界線に沿って引き裂くための力として効果的
に働かず、引出し力が極度に大きくなり、あるいは接着
境界線に沿って引き裂けないといった重大に問題を生じ
させる。したがって、接着境界線は外周と側面との境界
線に略一致させる。
遮光性リーダーと側面遮光カバーとの接着は、十分な
強度をえられれば、ヒートシール、超音波接着等各種方
法を使用することができる。また、遮光性リーダーが側
面遮光カバーの外側になっても、側面遮光カバーが遮光
性リーダーの外側になって接着されてもよい。
遮光性リーダーおよび側面遮光カバーは、一方向に引
き裂け易く、かつ帯状感光材に悪影響を与えない程度の
遮光性、防湿性、物理強度等を有しいれば、種々の包装
フィルムを用いることができる。
このような遮光性リーダーおよび側面遮光カバーとし
ては、各種の遮光性物質を含む一軸分子配向熱可塑性樹
脂フィルム、ブロー比を小さくした遮光性無延伸熱可塑
性樹脂インフレーションフィルム等、無延伸または分子
配向された各種フィルムが用いられる。また、遮光性リ
ーダーおよび側面遮光カバーは、単一の層からなる単層
フィルムであっても、複数の層からなる多層フィルムで
あってもよい。
遮光性リーダーおよび側面遮光カバーに用いられる樹
脂は、各種樹脂があるが、写真感光材料に悪影響を与え
る各種揮発分の含有量が少なく、遮光性物質を含有させ
ても柔軟で包装体を作りやすく、物理強度が大きく、フ
ィルム成形が容易で、接合テープを用いることなくヒー
トシール接合方法、超音波接合方法、高周波接合方法等
により帯状感光材と接合可能であり、しかも安価である
ので、熱可塑性樹脂が好ましい。
熱可塑性樹脂を用いた遮光性リーダーおよび側面遮光
カバーは、例えば、メルトインデックスが0.1〜15.0g/1
0分、密度が0.940〜0.970g/cm3のポリエチレン樹脂(ホ
モポリエチレン樹脂および/またはエチレン・αオレフ
ィン共重合体樹脂)を30〜90重量%含んだ組成、または
メルトインデックスが0.1〜50g/10分、密度が0.870〜0.
940g/cm3のホモポリエチレン樹脂および/またはエチレ
ン・αオレフィン共重合体樹脂を9〜69重量%含んだ組
成で構成する。その他、後述するエチレン共重合体樹脂
を用いてもよい。
遮光性リーダーおよび側面遮光カバーに多層フィルム
を用いる場合には、引き裂き易くするための分子配向さ
れたフィルム層を設けるとともに、この分子配向層のピ
ンホールや破れの発生しやすさをカバーするために、全
厚さの70%未満で、ホモポリエチレン樹脂、エチレン・
αオレフィン共重合体樹脂、プロピレン・αオレフィン
共重合体樹脂、後述するエチレン共重合体樹脂の中から
選択した1または2以上の樹脂からなるフィルム層をも
うけることが好ましい。
エチレン共重合体樹脂の代表例を以下に示す。
(1)エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂 (2)エチレン−プロピレン共重合体樹脂 (3)エチレン−1−ブテン共重合体樹脂 (4)エチレン−ブタジエン共重合体樹脂 (5)エチレン−塩化ビニル共重合体樹脂 (6)エチレン−メタクリル酸メチル共重合体樹脂 (7)エチレン−アクリル酸メチル共重合体樹脂 (エチレン−アクリル酸共重合体樹脂) (8)エチレン−アクリル酸エチル共重合体(以後EEA
と表示)樹脂(エチレン−アクリル酸共重合体樹脂) (9)エチレン−アクリロニトリル共重合体樹脂 (10)エチレン−アクリル酸共重合体樹脂 (11)アイオノマー樹脂(エチレンと不飽和酸との共重
合物を亜鉛などの金属で架橋した樹脂) (12)エチレン−αオレフィン共重合体樹脂(L−LDPE
樹脂) (13)エチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合体
樹脂 (14)変性ポリオレフィン樹脂 エチレン共重合体樹脂の中では、フィルム成形性及び
ヒートシール適正が良く、着色物質の分散性が良好で、
破袋強度、衝撃穴あけ強度及び引裂き強度が大きい、L
−LDPE樹脂とEEA樹脂が好ましい。
L−LDPE(Liner Low Density Polyetylene)樹脂は
第3のポリエチレン樹脂と称され、中・低密度、高密度
両ポリエチレン樹脂の利点を併せもつ省エネルギー、省
資源という時代の要請に合致する低コスト、高強度の樹
脂である。この樹脂は低圧法又は高圧改良法でエチレン
と炭素数が3〜13個、好ましくは4〜10個のα−オレフ
ィンを共重合させたコポリマーで線状の直鎖に短分岐を
もった構造の低・中密度のエチレン共重合体樹脂であ
る。物理強度やコストの点で好ましいα−オレフィンと
してはブテン−1、オクテン−1、ヘキセン−1、4−
メチルペンテン−1、ヘプテン−1などが使用される。
密度は一般に低・中密度ポリエチレン樹脂程度とされて
いるが、市販品では0.87〜0.95g/cm3の範囲内にあるも
のが多い。
L−LDPE樹脂の重合プロセスとしては中・低圧装置を
用いる気相法、液相法と高圧改良法装置を用いるイオン
重合法等がある。
市販のL−LDPE樹脂の代表的具体例を以下に示す。
エチレン・ブテン−1共重合体樹脂 GレンジとNUC−FLX(UCC社) ダウレックス (ダウケミカル社) スクレアー (デュポンカナダ社) マーレックス (フィリップス社) スタミレックス (DSM社) エクセレンVL (住友化学) ネオゼックス (三井石油化学) 日石リニレックス (日本石油化学) NUCポリエチレン−LL (日本ユニカー) 出光ポリエチレンL (出光石油化学) エチレン・ヘキセン−1共重合体樹脂 TUFLIN (UCC社) TUFTHENE (日本ユニカー) エチレン・4メチルペンテン−1共重合体樹脂 ウルトゼックス (三井石油化学) エチレン・オクテン−1共重合体樹脂 スタミレックス (DSM社) ダウレックス (ダウケミカル社) スクレアー (デュポンカナダ社) MORETEC (出光石油化学) これらのL−LDPE樹脂の中で物理強度とヒートシール
強度の点から特に好ましいのは、メルトインデックス
(以後MIと表示)が0.5〜15g/10分(ASTM D−1238=JIS
K−6760)、密度が0.870〜0.945g/cm3(ASTM D−1505
=JIS K−6760)、そしてα−オレフィンの炭素数が6
〜8個の液相法プロセスと気相法プロセスで得られたも
のである。
特に好ましい代表的な例を商品名であげると、ポリエ
チレンにα−オレフィン側鎖として炭素数6個の4−メ
チルペンテン−1を導入した三井石油化学(株)のウル
トゼックス及びα−オレフィン側鎖として炭素数8個の
オクテン−1を導入した出光石油化学(株)のMORETEC
とDSM社のスタミレックスとダウケミカル社のダウレッ
クスがある(以上4社品共液相法プロセスで得られたL
−LDPE樹脂である。)。低圧法の気相法プロセスで得ら
れた好ましい代表的な例を商品名であげると、α−オレ
フィン側鎖として炭素数6個のヘキセン−1を導入した
UCC社のTUFLIN及び日本ユニカー(株)のTUFTHENE等が
ある。
遮光性リーダーおよび側面遮光カバーに遮光性を付与
するには、遮光性物質を添加したり、金属箔、金属蒸着
フィルム、遮光紙等の遮光的に成形されたフィルム積層
したりする。
遮光性物質の代表例を以下に示す。
(1)無機化合物 A.酸化物…シリカ、ケイ藻土、アルミナ、酸化チタン、
酸化鉄、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化アンチモ
ン、バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト、
酸化ベリリウム、軽石、軽石バルーン、アルミナ繊維 B.水酸化物…水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、塩基性炭酸マグネシウム C.炭酸塩…炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマ
イト、ドーソナイト D.(亜)硫酸塩…硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸
アンモニウム、亜硫酸カルシウム E.ケイ酸塩…タルク、クレー、マイカ、アスベスト、ガ
ラス繊維、ガラスバルーン、ガラスビーズ、ケイ酸カル
シウム、モンモリロナイト、ベントナイト F.炭素…カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、
炭素中空球 G.その他…鉄粉、銅粉、鉛粉、錫粉、ステンレス粉、パ
ール顔料、アルミニウム粉、アルミニウムフレーク、硫
化モリブデン、ポロン繊維、炭化ケイ素繊維、アルミニ
ウム繊維、ステンレス繊維、ニッケル繊維、黄銅繊維、
チタン酸カリウム、チタン酸ジルコン酸鉛、ホウ酸亜
鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナ
トリウム、アルミニウムペースト、タルク (2)有機化合物 木粉(松、樫、ノコギリクズなど)、穀繊維(アーモ
ンド、ピーナッツ、モミ殻など)、着色した各種の繊維
例えば木綿、ジュート、紙細片、セロハン片、ナイロン
繊維、ポリプロピレン繊維、デンプン、芳香族ポリアミ
ド繊維 これらの遮光性物質の中で、不透明化する無機化合物
が好ましく、特に、耐熱性、耐光性が優れ比較的不活性
な物質であるので、光吸収性のカーボンブラックと窒化
チタンとグラファイトが好ましい。
カーボンブラックの原料による分類例をあげると、ガ
スブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラッ
ク、アントラセンブラック、アセチレンブラック、ケッ
チェンカーボンブラック、サーマルブラック、ランプブ
ラック、油煙、松煙、アニマルブラック、ベジタブルブ
ラック等がある。
本考案では遮光性、コスト、物性向上の目的ではファ
ーネスカーボンブラックが好ましく、高価であるが帯電
防止効果を有する遮光性物質としてはアセチレンカーボ
ンブラック、変性副性カーボンブラックであるケッチェ
ンカーボンブラックが好ましい。必要により前者と後者
を必要特性に従ってミックスすることも好ましい。
遮光性物質を配合する形態を大別すると下記の通りで
ある。
(1)均一着色ペレット状 (カラーコンバウンドと言われる最も一般的に用いら
れているもの) (2)分散性粉末状 (ドライカラーとも呼ばれる、種々の表面処理剤で処
理し、さらに分散助剤を加えて微粒子状に粉砕した粉末
状のもの) (3)ペースト状 (可塑剤等に分散させたもの) (4)液状 (リキッドカラーとも呼ばれる界面活性剤等に分散し
た液状のもの) (5)マスターバッチペレット状 (遮光性物質を着色しようとするプラスチック中に高
密度に分散したもの) (6)潤性粒粉末状 (遮光性物質をプラスチック中に高濃度に分散させた
のち、粒粉末状に加工したもの) (7)乾燥粉末状 (普通の無処理の乾燥粉末状のもの) 遮光性物質を配合する形態は上記のように種々ある
が、マスターバッチ法がコスト、作業場の汚染防止等の
点で好ましい。公知文献の特公昭40−26196号では有機
溶媒に溶解した重合体の溶液中にカーボンブラックを分
散せしめて、重合体−カーボンブラックのマスターバッ
チをつくる方法を、特公昭43−10362号にはカーボンブ
ラックをポリエチレンに分散してマスターバッチをつく
る方法を述べている。
帯状感光材のカブリの発生および感光度の増減の発生
が少なく、遮光能力が大きく、カーボンブラックの固ま
り(ブツ)の発生やフィッシュアイ等フィルムの中にピ
ンホールが発生しにくいので、カーボンブラック中でも
特にpH6.0〜9.0、平均粒子径10〜120mμ、揮発成分が2.
0以下、吸油量が50ml/100g以上のファーネスカーボンブ
ラックが好ましい。
遮光性リーダーおよび側面遮光カバーには、スタチッ
クマークの発生防止等のために、帯電防止剤および導電
性物質を添加することができる。
帯電防止剤および導電性物質の代表例を以下に示す。
非イオン界面活性剤(代表的成分ポリオキシエチレン
グリコール類) アニオン界面活性剤(代表的成分ポリオキシエチレン
グリコール類) 陽イオン界面活性剤(代表的成分第4級アンモニウム
塩) 両性界面活性剤 アルキルアミン誘導体 脂肪酸誘導体 各種滑剤 カーボンブラック、グラファイト 金属表面被覆顔料 金属粉末、金属フレーク 炭素繊維 金属繊維 ウィスカー(チタン酸カリウム、窒化アルミナ、アル
ミナ) 前記非イオン界面活性剤の代表例を以下に示す。
ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ン脂肪族アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪族アミン、ソ
ルビタンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸ペンタエリスリッ
ト、脂肪アルコールのエチレンオキサイド付加物、脂肪
酸のエチレンオキサイド付加物、脂肪酸アミノまたは脂
肪酸アミドのエチレンオキサイド付加物、アルキルフェ
ノールのエチレンオキサイド付加物、アルキルナフトー
ルのエチレンオキサイド付加物、多価アルコールの部分
的脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物、その他
特公昭63−26697号公報120頁記載の各種非イオン帯電防
止剤等。
前記アニオン界面活性剤の代表例を以下に示す。
リシノレイン酸硫酸エステルソーダ塩、各種脂肪酸金
属塩、シリノイレン酸エステル硫酸エステルソーダ塩、
硫酸化オレイン酸エチルアニリン、オレフィンの硫酸エ
ステル塩類、オレイルアルコール硫酸エステルソーダ
塩、アルキル硫酸エステル塩、脂肪酸エチルスルフォン
酸塩、アルキルスルフォン酸塩、アルキルナフタレンス
ルフォン酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、コハ
ク酸エステルスルフォン酸塩、リン酸エステル塩 前記陽イオン界面活性剤の代表例を以下に示す。
第1級アミン塩、第3級アミン塩、第4級アンモニウ
ム塩、ピリジン誘導体等 前記両性界面活性剤の代表例を以下に示す。
カルボン酸誘導体、イミダゾリン誘導体、ペタイン誘
導体等 遮光性リーダーおよび側面遮光カバーには、フィッシ
ュアイやブツ(固まり状の不均一故障)の発生を防止す
るために、酸化防止剤を添加することができる。
酸化防止剤の代表例を以下に示す。
(イ)フェノール系酸化防止剤 6−t−ブチル−3−メチルフェニール誘導体、2・
6−ジ−t−ブチル−Pクレゾール、2、2′‐メチレ
ンビス(4-メチル‐6-t−ブチルフェノール)、2・
2′−メチレンビス−(4−エチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、4・4′−ブチリデンビス(6−t−ブチ
ル−m−クレゾール)、4・4′−チオビス(6−t−
ブチル−m−クレゾール)、4・4−ジヒドロキシジフ
ェニルシクロヘキサン、アルキル化ビスフェノール、ス
チレン化フェノール、2・6−ジ−t−ブチル−4−メ
チルフェノール、n−オクタデシル−3−(3′・5′
−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピ
ネート、2・2′−メチレンビス(4−メチル−6−t
−ブチルフェノール)、4・4′−チオビス(3−メチ
ル−6−t−ブチルフェニール)、4・4′−ブチリデ
ンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、ス
テアリル−β(3・5−ジ−4−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート、1・1・3−トリス(2
−メチル−4ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブ
タン、1・3・5トリメチル−2・4・6−トリス(3
・5−ジ−t−ブチル−4ヒドロキシベンゾル)ベンゼ
ン、テトラキス〔メチレン−3(3′・5′−ジ−t−
ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕
メタン (ロ)ケトンアミン縮合系酸化防止剤 6−エトキシ−2・2・4−トリメチル−1・2−ジ
ヒドロキノリン、2・2・4−トリメチル−1・2−ジ
ヒドロキノリンの重合物、トリメチルジヒドロキノリン
誘導体 (ハ)アリルアミン系酸化防止剤 フェニル−α−ナフチルアミン、N−フェニル−β−
ナフチルアミン、N−フェニル−N′−イソピロピル−
P−フェニレンジアミン、N・N′−ジフェニル−P−
フェニレンジアミン、N・N′−ジ−β−ナフチル−P
−フェニレンジアミン、N−(3′−ヒドロキシブチリ
デン)−1−ナフチルアミン (ニ)イミダゾール系酸化防止剤 2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプト
ベンゾイミダゾールの亜鉛塩、2−メルカプトメチルベ
ンゾイミダゾール (ホ)ホスファイト系酸化防止剤 アルキル化アリルホスファイト、ジフェニルイソデシ
ルフォスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファ
イト亜リン酸ソーダ、トリノニルフェニルフォスファイ
ト、トリフェニルフォスファイト (ヘ)チオ尿素系酸化防止剤 チオ尿素誘導体、1・3−ビス(ジメチルアミノプロ
ピル)−2−チオ尿素 (ト)その他空気酸化に有用な酸化防止剤 チオジプロピオン酸ジラウリル 代表的な市販酸化防止剤を以下に示す。
(1)フェノール系酸化防止剤; SUMILIZER BHT(住友)、IRGANOX 1076(チバガイギ
ー)、MARK AO−50(アデカ・アーガス)、SUMILIZER B
P−76(住友)、TOMINOX SS(吉富)、IRGANOX 565(チ
バガイギー)、NONOX WSP(ICI)、SANTONOX(Monsant
o)、SUMILIZER WX R(住友)、ANTAGECRYSTAL(川
口)、IRGANOX 1035(チバガイギー)、ANTAGE W−400
(川口)、NOCLIZER NS−6(大内新興)、IRAGANOX 14
25 WL(チバガイギー)、MARK AO−80(アデカ・アーガ
ス)、SUMILIZER GA−80(住友)、TOPANOL CA(IC
I)、MARK AO−30(アデカ・アーガス)、MARK AO−20
(アデカ・アーガス)、IRGANOX 3114(チバガイギ
ー)、MARK AO−330(アデカ・アーガス)、IRGANOX 13
30(チバガイギー)、CYANOX 1790(ACC)、IRGANOX 10
10(チバガイギー)、MARK AO−60(アデカ・アーガ
ス)、SUMILIZER BP−101(住友)、TOMINOX TT(吉
富) (2)燐系酸化防止剤; IRGAFOS 168(チバガイギー)、MARK 2112(アデカ・
アーガス)、WESTON 618(ボルグワーナー)、MARK PEP
−8(アデカ・アーガス)、ULTRANOX 626(ボルグ・ワ
ーナー)、MARK PEP−24G(アデカ・アーガス)、MARK
PEP−36(アデカ・アーガス)、HCA(三光) (3)チオエーテル系酸化防止剤; DLTDP“YOSHITOMI"(吉富)、SUMILIZER TPL(住
友)、ANTIOX L(日油)、DMTD“YOSHITOMI"(吉富)、
SUMILIZER TPM(住友)、ANTIOX M(日油)、DSTP“YOS
HITOMI"(吉富)、SUMILIZER TPS(住友)、ANTIOX S
(日油)、SEENOX 412S(シプロ)、MARK AO−412 S
(アデカ・アーガス)、SUMILIZER TP−D(住友)、MA
RK AO−23(アデカ・アーガス)、SANDSTAB P−EPQ(サ
ンド)、IRGAFOS P−EPQ FF(チバガイギー)、IRGANOX
1222(チバガイギー)、MARK 329K(アデカ・アーガ
ス)、WES TON399(ホルグ・ワーナー)、MARK 260(ア
デカ・アーガス)、MARK 522A(アデカ・アーガス) (4)金属不活性化剤 NAUGARD XL−1(ユニロイヤル)、MARK CDA−1(ア
デカ・アーガス)、MARK CDA−6(アデカ・アーガ
ス)、IRGANOX MD−1024(チバガイギー)、CUNOX(三
井東圧) 特に好ましい酸化防止剤はフェノール系の酸化防止剤
であり、市販品としてはチバガイギー社のイルガノック
ス各種と住友化学(株)のSumilizer BHT,Sumilizer BH
−76,Sumilizer WX−R,Sumilizer BP−101等である。
このような酸化防止剤は、0.01〜1.0重量%含まれる
ことが好ましい。
遮光性リーダーおよび側面遮光カバーには滑剤を添加
することができる。
写真感光材料に悪影響を与えない市販の代表的滑剤名
と製造メーカー名を以下に示す。
(1)シリコーン系滑剤; 各種グレードのジメチルポリシロキサン(信越シリコ
ーン、東レシリコーン) (2)オレイン酸アミド滑剤; アーモスリップCP(ライオン・アクゾ)、ニュートロ
ン(日本精化)、ニュートロンE−18(日本精化)、ア
マイドO(日東化学)、アルフロE−10(日本油脂)、
ダイヤミッドO−200(日本化成)、ダイヤミッドG−2
00(日本化成)等 (3)エルカ酸アミド系滑剤; アルフロ−P−10(日本油脂)等 (4)ステアリン酸アミド系滑剤; アルフロ−S−10(日本油脂)、ニュートロン2(日
本精化)、ダイヤミッド200ビス(日本化成)等 (5)ビス脂肪酸アミド系滑剤; ビスアマイド(日本化成)、ダイヤミッド200ビス
(日本化成)、アーモワックスEBS(ライオン・アク
ゾ)等 (6)アルキルアミン系滑剤; エレクトロストリッパ−TS−2、エレクトロストリッ
パ−TS−3、エレクトロストリッパ−TS−5(花王石
鹸)等 (7)パルミチレ酸アミド系滑剤 (8)ベヘニン酸アミド系滑剤 BNT(日本精化) (9)メチレンビスステアロイドアミド系滑剤 この中で特にC8〜C22の飽和直鎖脂肪酸またはモノ不
飽和脂肪酸のアミドである高級脂肪酸アミド系滑剤が安
価で滑性効果が大きく、写真感光材料にカブリや感光度
異状を発生させない点から好ましい。
(10)炭化水素系滑剤; 流動パラフィン、天然パラフィン、マイクロワック
ス、合成パラフィン、ポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックス、塩素化炭化水素、フルオロカーボン (11)樹脂酸系滑剤; 高級樹脂酸(C12以上が好ましい)、オキシ脂肪酸 (12)エステル系滑剤; 脂肪酸の低級アルコールエステル、脂肪酸の多価アル
コールエステル、脂肪酸のポリグリコールエステル、脂
肪酸の脂肪アルコールエステル (13)アルコール系滑剤; 多価アルコール、ポリグリコール、ポリグリセロール (14)金属石けん; ラウリン酸、ステアリン酸、リシノール酸、ナフテン
酸、オレイン酸等の高級脂肪酸とLi、Mg、Ca、Sr、Ba、
Zn、Cd、Al、Sn、Pb等の金属との化合物 このような滑剤は、0.005〜5.0重量%含まれることが
好ましい。特に滑性向上の大きいブリードアウトしやす
い脂肪酸アミド系滑剤の場合は0.005〜1.0重量%含まれ
ることが好ましい。
遮光性リーダーおよび側面遮光カバーには、ブロッキ
ング防止等のために、ブロッキング防止物質を添加する
ことができる。
ブロッキング防止物質を以下に示す。
シリカ、ケイソウ土類、タルク、カルシウムシリケー
ト、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カ
ルシウム、高級脂肪酸ポリビニルエステル、n−オクタ
デシルウレア、ジルカボン酸エステルアミド、N,N′−
ジオレイルオキサアミド等がある。また、ブロッキング
防止効果を有する各種滑剤や遮光性物質も含まれる。特
に、カーボンブラック、脂肪酸アミドやシリカ、タル
ク、炭酸カルシウム、金属粉末、酸化チタン等が好まし
い。
ブロッキング防止物質は、0.01〜7.0重量%含まれる
ことが好ましい。
ブロッキング防止剤の代表的市販品名を下記に示す。
(1)無機系ブロッキング防止物質 (a)シリカ; サイロイド244(富士ダビソン)、サイロイド978(Da
vison)、セライトハイフロースーパーセル(Johns-Man
ville)、セライトスーパーフロス(Johns-Manvill
e)、AEROSIL 200(日本エアロジル)、AEROSIL 300
(日本エアロジル)、スーパーライト(今野商店)、ス
ノーライト(毛利商店)、ラジオライトW(昭和化学) (b)カルシウムシリケート; マイクロセルC(Johns-Manville)、マイクロセルT
−38(Johns-Manville) (c)ケイ酸アルミニウム; P−820(Deggossa)、パーライト54(東興パーライ
ト)、タルク(ニケイ酸マグネシウム) (d)タルク; PKN(林化成)、ミクロホワイト(林化成) (e)炭酸カルシウム;ソフトンSS(DOW) (2)有機系ブロッキング防止物質 高級脂肪酸ポリビニルエステル、ジカルボン酸エステ
ルアミド、n−オクタデシルウレア、N,N′−ジオレイ
ルオキサアミド等 次に、必要により添加されるその他の添加剤の代表例
を以下に記載するが、本考案はこれに限定されるもので
はなく、公知のあらゆるものの中から選択できる。
(添加剤種類) (代表例) (1)可塑剤;フタル酸エステル、グリコールエステ
ル、脂肪酸エステル、リン酸エステル等 (2)安定剤;鉛系、カドミウム系、亜鉛系、アルカリ
土類金属系、有機スズ系等 (3)難燃剤;燐酸エステル、ハロゲン化燐酸エステ
ル、ハロゲン化物、無機物、含燐ポリオール等 (4)充填剤;アルミナ、カオリン、クレー、炭酸カル
シウム、マイカ、タルク、酸化チタン、シリカ等 (5)補強剤;ガラスロービング、金属繊維、ガラス繊
維、ガラスミルドファイバー、炭素繊維等 (6)発泡剤;無機発泡剤(炭酸アンモニア、重炭酸ソ
ーダ)、有機発泡剤(ニトロソ系、アゾ系)等 (7)加硫剤;加硫促進剤、促進助剤等 (8)劣化防止剤;紫外線吸収剤、酸化防止剤、金属不
活性化剤、過酸化物分解剤等 (9)カップリング剤;シラン系、チタネート系、クロ
ム系、アルミニウム系等 (10)各種の熱可塑性樹脂、ゴム等 (11)造核剤;有機造核剤(ジベンジリデンソルビトー
ル化合物等)、無機造核剤(炭酸カルシウム等) 遮光性リーダーおよび側面遮光カバーを引き裂き易い
ように調製する方法の代表例を以下に示す。
A.単層遮光性熱可塑性樹脂フィルムタイプの代表例 (代表例その1) メルトインデックスが0.1〜15.0g/10分、密度が0.941
〜0.970g/cm3のポリエチレン樹脂(ホモポリエチレン樹
脂以外にエチレン・αオレフィン共重合体樹脂を含む)
20〜95重量%、粒状の遮光性物質0.5〜10重量%、メル
トインデックスが0.1〜5.0g/10分、密度が0.870〜0.940
g/cm3のホモポリエチレン樹脂5〜80重量%と滑剤及び
/又は帯電防止剤を含む厚さ50〜200μmのフィルム (代表例その2) メルトインデックスが0.1〜15.0g/10分、密度が0.941
〜0.970g/cm3のポリエチレン樹脂(ホモポリエチレン樹
脂以外にエチレン・αオレフィン共重合体樹脂を含む)
20〜95重量%、粒状の遮光性物質0.5〜10重量%、メル
トインデックスが5〜50g/10分、密度が0.870〜0.940g/
cm3のエチレン・αオレフィン共重合体樹脂5〜80重量
%と滑剤及び/又は帯電防止剤を少なくとも含む厚さ50
〜200μmのフィルム B.多層共押出し遮光性熱可塑性樹脂フィルムタイプの代
表例 (代表例その3) メルトインデックスが0.1〜15.0g/10分、密度が0.941
〜0.970g/cm3のホモポリエチレン樹脂及び/又はエチレ
ン・αオレフィン共重合体樹脂を50重量%以上、好まし
くは70重量%以上、特に好ましくは90重量%以上含む分
子配向性ポリエチレン系樹脂層が全厚さの30%以上を占
める少なくとも一層以上に遮光性物質を含む厚さ30〜20
0μmの多層共押出しフィルム (代表例その4) 代表例その1、その2に示した層が全厚さの50%以上
を占める厚さ30〜200μmの多層共押出しフィルム C.一軸分子配向熱可塑性樹脂フィルムに他のフレキシブ
ルシートを積層したフィルムタイプの代表例 (代表例その5) 一軸分子配向(一軸延伸を含む)熱可塑性樹脂フィル
ムの少なくとも片面に導電性カーボンブラック又はファ
ーネスカーボンブラックと帯電防止剤及び/又は導電性
物質を含む熱可塑性樹脂層を塗布したフィルム (代表例その6) 一軸分子配向(一軸延伸を含む)熱可塑性樹脂フィル
ムの少なくとも片面に接着剤層を介して遮光性熱可塑性
樹脂フィルムを積層したフィルム (代表例その7) 遮光性物質を含む一軸延伸(縦、横いずれでも可)熱
可塑性樹脂フィルム (代表例その8) 少なくとも一層以上に遮光性物質を含む一軸延伸
(縦、横いずれでも可)多層共押出し熱可塑性樹脂フィ
ルム (代表例その9) 金属蒸着層を有する熱可塑性樹脂フィルム (代表例その10) その9に記載のフィルムに、接着剤層を介し又は接着
剤層を介さずに直接熱可塑性樹脂フィルム又は熱可塑性
樹脂塗布層を積層したフィルム (代表例その11) 金属蒸着一軸分子配向(縦、横いずれでも可、延伸を
含む)熱可塑性樹脂フィルムに接着剤層を介して遮光性
物質を含む熱可塑性樹脂フィルム(一軸分子配向又は二
軸分子配向又は無延伸等いずれでも可)及び/又は遮光
紙を積層したフィルム 遮光性リーダーまたは側面遮光カバーには、接着境界
線上に沿って直線上に引き裂け易くするために、略接着
境界部位に引裂け易い加工を施すことが好ましい。
この引裂き易い加工としては、例えば、Vノッチ切込
み加工、微細な多数の切込み加工、多数の凹凸加工、遮
光フィルムの厚さの1/2以下の深さのミシン目加工、レ
ーザー光線溶融加工、切削加工、片面粘着テープ貼り、
又は遮光フィルム全面に巻きつけ方向の凹凸筋加工があ
る。
コア及び帯状感光材は従来用いられている各種コア及
び帯状感光材が用いられる。
〔作用〕
第1の考案による帯状感光材の包装体は、一体となっ
た遮光性リーダーと遮光カバーとで帯状感光材を遮光的
に包装し、帯状感光材の引出しの際には遮光性リーダー
と遮光カバーが容易に剥離し分離される。
第2の考案による帯状感光材の包装体は、一体となっ
た遮光性リーダーと側面遮光カバーとで帯状感光材を遮
光的に包装し、帯状感光材の引出しの際には、遮光性リ
ーダーと側面遮光カバーとの接着境界線に沿って、遮光
性リーダーまたは側面遮光カバーが引き裂かれる。
〔実施例〕
第1の本考案による帯状感光材の包装体の一実施例を
第1図から第7図に基づいて説明する。
第1図は第1の本考案による帯状感光材の包装体の一
部切欠いた斜視図、第2図は同上断面図、第3図は同上
分解斜視図、第4図は同上遮光リーダー部分の断面図、
第5図から第7図は同上帯状感光材の引出し状態を示す
斜視図である。
第1図から第4図において、符号11は遮光性を有する
コアで、このコア11に11.7cm×90mの帯状感光材12が内
径76mm、外径185mmのロール状に巻きつけられている。
この帯状感光材12の末端には、カーボンブラックを3重
量%含む低密度ポリエチレン樹脂からなり、厚さ100μ
mで、11.7cm×90cmの遮光性リーダー13が接合テープ14
で接合され、この遮光性リーダー13の両側端には、遮光
性リーダー13と同一材質であって、厚さ100μmで、10c
m×70cmの遮光カバー15が、ラップ幅20mmでその中央部1
0mmがヒートシール部16となって剥離自在に接着されて
いる。
そして、遮光リーダー13は帯状感光材12の外周面に1
周以上巻かれて端末テープ19で固定され、遮光カバー15
はロール状の帯状感光材12の側面に沿って被せられその
端部17がコア11内に折り込まれている。そして、コア11
には両側から外径75mm、厚さ2mm、幅58mmの紙芯18が圧
入され、遮光カバー15の端部17がコア11と紙芯18間で挟
持されている。
以上のような帯状感光材の包装体をマガジン等から引
き出す動作について説明する。
まず、包装体のマガジン(図示せず)への装填時は、
第5図に示すように、遮光性リーダー13の先端が延ばさ
れてマガジンのスリット開口から突出した状態になって
いる。
この状態で遮光性リーダー13を引っ張ると、第6図に
示すように、遮光性リーダー13は遮光カバー15から剥離
し、遮光性リーダー13はスリット開口から引き出される
のに対し、遮光カバー15は依然として帯状感光材12の側
面に位置する。
さらに、遮光性リーダー13を引き出しスリット開口か
ら完全に引き出すと、第7図に示すように、遮光性リー
ダー13と遮光カバー15は剥離されて完全な分離状態とな
り、ロール状の帯状感光材12の回転に対する抵抗が除去
される。
第2の本考案による帯状感光材の包装体の一実施例を
第8図から第14図に基づいて説明する。
第8図は本考案による帯状感光材の包装体の一部切欠
いた斜視図、第9図は同上断面図、第10図は同上分解斜
視図、第11図は同上遮光性リーダー部分の断面図、第12
図から第14図は同上帯状感光材の引出し状態を示す斜視
図である。
第8図から第11図において、符号41は遮光性を有する
コアで、このコア11に11.7cm×90mの帯状感光材42が内
径76mm、外径185mmのロール状に巻きつけられている。
この帯状感光材42の末端裏面には、カーボンブラックを
3重量%含む低密度ポリエチレン樹脂からなり、厚さ0.
10mmで、11.7cm×90cmの遮光性リーダー43が接合されて
いる。
遮光性リーダー43の両側端には、カーボンブラックを
3重量%含む分子配向された高密度ポリエチレン樹脂フ
ィルムからなり、厚さ0.10mmで、10.0cm×70cmの側面遮
光カバー44が、ラップ幅10mmのヒートシール部45で一体
に接着されている。また、側面遮光カバー44の終端縁に
は、ヒートシール部45の側縁に略一致する切り込み46が
形成されている。
そして、遮光性リーダー43は帯状感光材42の外周面に
1周以上巻かれて端末テープ47で固定され、側面遮光カ
バー44はロール状の帯状感光材42の側面に沿って被せら
れその端部48がコア41内に折り込まれている。このと
き、遮光性リーダー43と側面遮光カバー44の接着境界線
Aが、帯状感光材42の周面と側面の境界線Bに略一致し
ている。そして、コア41には両側から外径75mm、内径71
mm、厚さ2mm、幅58mmの紙芯49が圧入され、側面遮光カ
バー44の端部48がコア11と紙芯49間で挟持されている。
以上のような帯状感光材の包装体をマガジン等から引
き出す動作について説明する。
まず、包装体のマガジン(図示せず)への装填時は、
第12図に示すように、遮光性リーダー43の先端が延ばさ
れてマガジンのスリット開口から突出した状態になって
いる。
この状態で遮光性リーダー43を引っ張ると、第13図に
示すように、側面遮光カバー44の切込み46には、剪断力
の他に中央に引きよせられる力aが働き、切り込み46は
内側方向bに向かって進展しようとするが、切り込み46
より内側の部分は遮光性リーダー43と接合されており強
度が強いため、切り込み46が内側へ進展するのは阻止さ
れ、結果的に側面遮光カバー44は接着境界線Aに沿って
引き裂ける。遮光性リーダー43と側面遮光カバー44のヒ
ートシール部45とがスリット開口から引き出されるのに
対し、側面遮光カバー44の非ヒートシール部50は依然と
して帯状感光材42の側面に位置する。
さらに、遮光性リーダー43を引き出しスリット開口か
ら完全に引き出すと、第14図に示すように、遮光性リー
ダー43と側面遮光カバー44は完全な分離状態となり、ロ
ール状の帯状感光材42の回転に対する抵抗が除去され
る。
第15図から第18図は、遮光カバー15または側面遮光カ
バー44の端部を固定する紙芯以外の固定部材の斜視図で
ある。
第15図に示す固定部材は、プラスチックで形成され、
リム54とボス55とこれらを連結するアーム56とからなっ
ている。そして、リム54の外径がコア11、41の内径と略
等しく形成され、圧入により固着されるようになってい
る。
第16図に示す固定部材は、プラスチックで形成され、
円筒部57とこの円筒部57の端部に形成されたフランジ部
58とからなっている。そして、円筒部57の外径がコア1
1、41の内径と略等しく形成され、圧入により固着され
るようになっている。この固定部材は、フランジ部58が
端部17、48の折曲部分を被うので折曲部分にピンホール
が発生しても遮光性を確保できる。また、フランジ部58
によりコア11、41の内部へ入り込むのが防止される。
第17図に示す固定部材は、プラスチックで形成され、
円筒部59とこの円筒部59から一体に形成されている4枚
の弾性片60…60とからなっている。そして、円筒部59の
外径がコア11、41の内径と略等しく、かつ弾性片60の外
径がコア11、41の内径より僅かに大きく形成され、弾性
片60の押圧でより確実にコア11、41に固着される。
第18図に示す固定部材は、プラスチックで形成され、
リム61と再外側がリム61と同一の径で奥に行くに従って
小径となるボス62とこれらを連結するアーム63とからな
っている。そして、リム61の外径はコア11、41の内径と
略等しく形成され、圧入より固着されるようになってい
る。この固定部材はボス62の孔が漏斗状となり指で持ち
づらくなっているので、ボス62内に指を挿入して持たれ
ることが防止され、固定部材が抜け出ることがない。
第19図から第30図は、第一の発明における遮光性リー
ダーと遮光カバーの接着方法の他の実施例の部分拡大断
面図である。
第19図に示す例は、遮光カバー15の端部を外側に折り
返し、この折り返した部分の外面をヒートシールで遮光
性リーダー13に接着したものである。
第20図に示す例は、遮光カバーの端部を内側に折り返
し、この折り返した部分の帯状感光材12の外周面上にあ
る部分の上面を、ヒートシールで遮光性リーダー13に接
着したものである。
第21図に示す例は、遮光カバー15の帯状感光材12の外
周面上に位置する端部下面を、ヒートシールで遮光性リ
ーダー13の先端から少し隔たった部分に接着したもので
ある。
第22図に示す例は、遮光性リーダー13の端部を外方に
折り返し、この折り返した部分の帯状感光材12の外周面
上にある部分の上面を、ヒートシールで遮光カバー15の
端部に装着したものである。
第23図に示す例は、遮光カバー15の端部を内側に折り
返し、この折り返した部分の下面をヒートシールで遮光
性リーダー13に接着したものである。
第24図に示す例は、遮光性リーダー13の端部を内側に
折り返し、この折り返した部分の帯状感光材12の側面上
にある部分の内面を、ヒートシールで遮光カバー15の端
部に接着したものである。
第25図に示す例は、遮光性リーダー13の帯状感光材12
の側面上に位置する端部内面を、ヒートシールで遮光カ
バー15の先端から少し隔たった部分に接着したものであ
る。
第26図に示す例は、遮光カバー15の端部を外側へ略90
度折り曲げ、この折り曲げ部分の上面をヒートシールで
遮光性リーダー13の端部に接着したものである。
第27図に示す例は、遮光カバー15の端部を内方へ略90
度折り曲げ、この折り曲げ部分と遮光性リーダー13の端
部を重ね、これらを下面において接着テープ45で接着し
たものである。
第28図に示す例は、遮光カバー15が内方へ略90度折り
曲げられるとともにこの端面と遮光性リーダー13の端面
が突き合わされ、これらを下面において接着テープ65で
接着したものである。
第29図に示す例は、遮光性リーダー13と遮光カバー15
が略90度の状態で突き合わされ、これらを内面において
接着テープ65で接着したものである。
第30図に示す例は、遮光カバー15を剥離可能にヒート
シールで接着した遮光性リーダー13と他の遮光性リーダ
ー13′とを遮光カバー15を挟持する形で配置し、それら
の中央部をヒートシールで十分強く接着したものであ
る。
〔考案の効果〕 本考案は、接着により一体となり、または最初から一
体に成形された遮光性リーダー、側面遮光性カバー、等
で帯状感光材を包装するようにし、しかも、ポリエチレ
ン樹脂等の安価な材料を使用でき、かつ、矩形材料を使
用するため得率もよいので、極めて安価かつ簡単に帯状
感光材の包装体を製作することができる。
また、非常に簡単な工程で包装体を製作できので、包
装作業の自動化を容易に行なえる。
さらに、遮光性は良好で、帯状感光材のマガジン等か
らの引き出しも確実、かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の本考案の帯状感光材の包装体の一部切欠
いた斜視図、第2図は同上断面図、第3図は同上分解斜
視図、第4図は同上遮光リーダー部分の断面図、第5図
から第7図は同上帯状感光材の引出し状態を示す斜視図
である。 第8図は第2の本考案の帯状感光材の包装体の一部切欠
いた斜視図、第9図は同上断面図、第10図は同上分解斜
視図、第11図は同上遮光リーダー部分の断面図、第12図
から第14図は同上帯状感光材の引出し状態を示す斜視図
である。 第15図から第18図は端部を固定する紙芯以外の実施例の
斜視図、第19図から第30図は遮光性リーダーと遮光カバ
ーの接着形態を示す断面図である。 第31図は従来の包装体の分解斜視図である。 11、21、41…コア、12、42…帯状感光材、13…遮光性リ
ーダー、15…遮光カバー、16…ヒートシール部、43…遮
光性リダー、44…側面遮光カバー、45…ヒートシール
部、A…境界線
フロントページの続き (72)考案者 味埜 敏 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)考案者 青木 理史 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−72347(JP,A)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアと、該コアに巻かれたロール状の帯状
    感光材と、該帯状感光材の末端に接合され帯状感光材の
    主として外周面を遮光する遮光性リーダーと、該遮光性
    リーダーの両側端に剥離自在に接着され帯状感光材の主
    として側面を遮光する遮光カバーとを具備することを特
    徴とする帯状感光材の包装体
  2. 【請求項2】コアと、該コアに巻かれたロール状の帯状
    感光材と、該帯状感光材の末端に接合され帯状感光材の
    外周面を遮光する遮光性リーダーと、該遮光性リーダー
    の両側端に接着境界線が帯状感光材の外周面と側面との
    境界線に略一致するように接着され帯状感光材の側面を
    遮光する側面遮光カバーとを有し、前記遮光性リーダー
    と側面遮光カバーとの少なくとも一方が境界線方向に引
    き裂け易い材料からなることを特徴とする帯状感光材の
    包装体
JP1990013739U 1989-08-25 1990-02-16 帯状感光材の包装体 Expired - Lifetime JPH089725Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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