JPH0898486A - 位置検出装置 - Google Patents
位置検出装置Info
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- JPH0898486A JPH0898486A JP6229237A JP22923794A JPH0898486A JP H0898486 A JPH0898486 A JP H0898486A JP 6229237 A JP6229237 A JP 6229237A JP 22923794 A JP22923794 A JP 22923794A JP H0898486 A JPH0898486 A JP H0898486A
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Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パラボラアンテナ、ロボット、インデックス
テーブル等の高精度の位置決めを必要とする機械装置に
広く利用される位置検出装置に関し、簡単な構造で高い
精度が得られるようにする。 【構成】 Z1 個のスロットを有する固定子鉄心と、Z
2 個のスロットを有する回転子鉄心からなり、固定子の
スロットには極数2P1 の単相または2相の励磁巻線
と、極数2P2 の2相、3相または単相の出力巻線が納
められ、回転子には巻線を有しない構造において、Z1
とZ2 との差の絶対値がP1 とP2 の差の絶対値又は和
に等しくなるようにする。
テーブル等の高精度の位置決めを必要とする機械装置に
広く利用される位置検出装置に関し、簡単な構造で高い
精度が得られるようにする。 【構成】 Z1 個のスロットを有する固定子鉄心と、Z
2 個のスロットを有する回転子鉄心からなり、固定子の
スロットには極数2P1 の単相または2相の励磁巻線
と、極数2P2 の2相、3相または単相の出力巻線が納
められ、回転子には巻線を有しない構造において、Z1
とZ2 との差の絶対値がP1 とP2 の差の絶対値又は和
に等しくなるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信用パラボラアンテ
ナ、ロボット、インデックステーブル等の高精度の位置
決めを必要とする機械装置に広く利用される、構造簡単
で保守の不要な、検出精度の高い位置検出装置に関す
る。
ナ、ロボット、インデックステーブル等の高精度の位置
決めを必要とする機械装置に広く利用される、構造簡単
で保守の不要な、検出精度の高い位置検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から上記用途には、多極レゾルバが
用いられてきた。多極レゾルバは固定子及び回転子に多
数の巻線を有するため製造コストが高価となり、また連
続的に回転する用途の場合には、回転子巻線に電流を供
給するためにスリップリングとブラシを用いる必要があ
るので、構造が複雑になり、保守上の問題も生ずる。一
方、従来のバーニア形レゾルバは、各歯ごとに集中巻線
を有し、回転子位置による巻線のインダクタンスの変化
を利用する構造で、高調波磁束成分による誤差を生じや
すいという欠点がある。
用いられてきた。多極レゾルバは固定子及び回転子に多
数の巻線を有するため製造コストが高価となり、また連
続的に回転する用途の場合には、回転子巻線に電流を供
給するためにスリップリングとブラシを用いる必要があ
るので、構造が複雑になり、保守上の問題も生ずる。一
方、従来のバーニア形レゾルバは、各歯ごとに集中巻線
を有し、回転子位置による巻線のインダクタンスの変化
を利用する構造で、高調波磁束成分による誤差を生じや
すいという欠点がある。
【0003】本発明は上記の問題に鑑み、励磁巻線及び
出力巻線を異なった極数2P1 及び2P2 の巻線とする
とともに、Z1 個のスロットを有する固定子鉄心と、Z
2 個のスロットを有する回転子鉄心からなり、回転子に
は巻線を有しない構造で、Z1 とZ2 の差の絶対値がP
1 とP2 の差の絶対値又は和に等しくなるようにすると
ともに、出力巻線の誘導電圧に含まれる高調波成分を最
小とすることによって、高精度の位置検出の可能な位置
検出装置を供給することを目的とする。
出力巻線を異なった極数2P1 及び2P2 の巻線とする
とともに、Z1 個のスロットを有する固定子鉄心と、Z
2 個のスロットを有する回転子鉄心からなり、回転子に
は巻線を有しない構造で、Z1 とZ2 の差の絶対値がP
1 とP2 の差の絶対値又は和に等しくなるようにすると
ともに、出力巻線の誘導電圧に含まれる高調波成分を最
小とすることによって、高精度の位置検出の可能な位置
検出装置を供給することを目的とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、精度の
高い多極レゾルバは構造が複雑で高価であり、他方構造
が簡単で安価なバーニア形レゾルバは高調波成分のため
に精度において問題がある。従って回転子に巻線を有し
ない構造の簡単なレゾルバにおいて、いかに精度を向上
するかということが解決すべき最も重要な課題である。
本発明はこれらの課題を解決しようとするものである。
高い多極レゾルバは構造が複雑で高価であり、他方構造
が簡単で安価なバーニア形レゾルバは高調波成分のため
に精度において問題がある。従って回転子に巻線を有し
ない構造の簡単なレゾルバにおいて、いかに精度を向上
するかということが解決すべき最も重要な課題である。
本発明はこれらの課題を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来のバーニア形レゾル
バにおける上記の問題点は、励磁巻線及び出力巻線がと
もに歯に巻かれた集中巻線で回転子位置による巻線のイ
ンダクタンス変化を利用するものであるために生ずるこ
とに鑑み、発明者はこれらの巻線を、通常の回転機と同
様な極数Pの分布巻線とし、かつ短節巻の効果を有する
巻線とするとともに、固定子及び回転子のスロット数と
極数との関係をZ2 =Z1 ±Pとすることによって、回
転子の1スロットピッチの動きを1周期とするcos及
びsin関数に比例した電圧を出力巻線に誘導すること
を特徴とする発明を既に出願した。
バにおける上記の問題点は、励磁巻線及び出力巻線がと
もに歯に巻かれた集中巻線で回転子位置による巻線のイ
ンダクタンス変化を利用するものであるために生ずるこ
とに鑑み、発明者はこれらの巻線を、通常の回転機と同
様な極数Pの分布巻線とし、かつ短節巻の効果を有する
巻線とするとともに、固定子及び回転子のスロット数と
極数との関係をZ2 =Z1 ±Pとすることによって、回
転子の1スロットピッチの動きを1周期とするcos及
びsin関数に比例した電圧を出力巻線に誘導すること
を特徴とする発明を既に出願した。
【0006】しかし、この発明は励磁電源を電流源とす
る必要があるため電源が複雑になり、また2相出力巻線
のうち1相には位置に無関係の一定電圧が誘導されるの
で、これを除去するための回路を必要とする等の欠点が
あることが明らかとなった。この欠点は励磁巻線と出力
巻線の極数を同一としたために生ずることに鑑み、本発
明は励磁巻線と出力巻線の極数を異なったものとして、
それぞれの極数を2P1 及び2P2 として表すとき、固
定子スロット数Z1 と回転子スロット数Z2との差の絶
対値がP1 とP2 との差の絶対値又は和に等しくなるよ
うにすることを特徴とする。
る必要があるため電源が複雑になり、また2相出力巻線
のうち1相には位置に無関係の一定電圧が誘導されるの
で、これを除去するための回路を必要とする等の欠点が
あることが明らかとなった。この欠点は励磁巻線と出力
巻線の極数を同一としたために生ずることに鑑み、本発
明は励磁巻線と出力巻線の極数を異なったものとして、
それぞれの極数を2P1 及び2P2 として表すとき、固
定子スロット数Z1 と回転子スロット数Z2との差の絶
対値がP1 とP2 との差の絶対値又は和に等しくなるよ
うにすることを特徴とする。
【0007】バーニア形レゾルバにおいては、スロット
数を多くするほど位置検出精度が高くなるが、そのため
に巻線を納める固定子スロットを多くすることは、巻線
の数が多くなり、コスト高となるので、歯に小スロット
を設けることによって、巻線の数を増加することなく、
回転子スロット数を増加して、安価で高精度なレゾルバ
を実現することを特徴とする。
数を多くするほど位置検出精度が高くなるが、そのため
に巻線を納める固定子スロットを多くすることは、巻線
の数が多くなり、コスト高となるので、歯に小スロット
を設けることによって、巻線の数を増加することなく、
回転子スロット数を増加して、安価で高精度なレゾルバ
を実現することを特徴とする。
【0008】有力な検出誤差は出力巻線の誘導電圧に含
まれる高調波成分によって生ずるので、本発明では次に
述べるように出力電圧のcos及びsin波形に含まれ
る高調波成分を最小にするための手段を理論解析に基づ
いて確立した。まず、本発明は回転子スロットによるギ
ャップパーミアンス脈動を利用しているが、誘導電圧に
含まれる高調波成分に対して最も影響があるのは、回転
子スロットの形状である。そこで、回転子歯の中央を原
点として回転子外周の位置を表す空間角をθ2とすると
き、回転子スロットによる単位面積当りのギャップパー
ミアンス(以後ギャップパーミアンス係数という)の脈
動がcos(Z2 ・θ2 )となるようなスロット形状と
したことを特徴とする。
まれる高調波成分によって生ずるので、本発明では次に
述べるように出力電圧のcos及びsin波形に含まれ
る高調波成分を最小にするための手段を理論解析に基づ
いて確立した。まず、本発明は回転子スロットによるギ
ャップパーミアンス脈動を利用しているが、誘導電圧に
含まれる高調波成分に対して最も影響があるのは、回転
子スロットの形状である。そこで、回転子歯の中央を原
点として回転子外周の位置を表す空間角をθ2とすると
き、回転子スロットによる単位面積当りのギャップパー
ミアンス(以後ギャップパーミアンス係数という)の脈
動がcos(Z2 ・θ2 )となるようなスロット形状と
したことを特徴とする。
【0009】通常の単相巻線に電流を流したときに生ず
る起磁力にも、また単相巻線の誘電電圧にもすべての奇
数次の高調波成分を含んでいて、これらのうち低次高調
波成分が出力巻線の誘電電圧に高調波成分を生ずる有力
な原因の一つである。そこで、本発明では3の整数倍の
次数の高調波成分を除去するために、単相及び2相巻線
においては3相巻線の2相分を1相の巻線として用いる
とともに、分布巻でかつ短節巻として低次高調波成分に
対する巻線係数が小さくなる巻線方式とすることを特徴
とする。
る起磁力にも、また単相巻線の誘電電圧にもすべての奇
数次の高調波成分を含んでいて、これらのうち低次高調
波成分が出力巻線の誘電電圧に高調波成分を生ずる有力
な原因の一つである。そこで、本発明では3の整数倍の
次数の高調波成分を除去するために、単相及び2相巻線
においては3相巻線の2相分を1相の巻線として用いる
とともに、分布巻でかつ短節巻として低次高調波成分に
対する巻線係数が小さくなる巻線方式とすることを特徴
とする。
【0010】通常、短節巻は2層巻によって実施され、
単層巻では不可能とされているが、一般に2層巻の場合
に使用されるダイアモンドコイルは、鉄心外に突出する
コイル端の寸法が長くなる欠点があり、これは極数の小
さい場合に特に著しい。これに対し、同心コイルを使用
する単層巻では、極数の小さい場合でもコイル端の寸法
を短くすることができる。本発明では2相分を単層巻と
する場合には、単層巻でも短節巻と同じ巻線係数を有す
る巻線方式とすることができることを理論的に明らかに
し、コイル端の寸法を短縮して、バーニア形レゾルバの
外形を小形化することを特徴とする。
単層巻では不可能とされているが、一般に2層巻の場合
に使用されるダイアモンドコイルは、鉄心外に突出する
コイル端の寸法が長くなる欠点があり、これは極数の小
さい場合に特に著しい。これに対し、同心コイルを使用
する単層巻では、極数の小さい場合でもコイル端の寸法
を短くすることができる。本発明では2相分を単層巻と
する場合には、単層巻でも短節巻と同じ巻線係数を有す
る巻線方式とすることができることを理論的に明らかに
し、コイル端の寸法を短縮して、バーニア形レゾルバの
外形を小形化することを特徴とする。
【0011】以上は回転体の角度位置の検出を目的とす
るものであるが、同じ原理で直線的な移動に対する位置
検出を行うことができる。上記の固定子鉄心を1個所で
切断して直線状にした鉄心Aと、回転子鉄心を1個所で
切断して直線状にした鉄心Bとが、互いにスロットの面
が対向し、一定のエアギャップを保って、そのいずれか
一方が移動し得るようにした構造において、上記回転位
置検出装置のエアギャップにおける全円周に等しい長さ
をLとするとき、この寸法Lのなかに鉄心AではZ
1 個、鉄心BではZ2 個のスロットが存在するように
し、鉄心Aのスロットには極数2P1 の単相又は2相の
励磁巻線と極数2P2 の2相,3相又は単相の出力巻線
を設けるとともに、Z1 とZ2 の差の絶対値がP1 とP
2 の差の絶対値または和に等しくなるようにすることに
よって直線位置を高精度に検出することを特徴とする。
るものであるが、同じ原理で直線的な移動に対する位置
検出を行うことができる。上記の固定子鉄心を1個所で
切断して直線状にした鉄心Aと、回転子鉄心を1個所で
切断して直線状にした鉄心Bとが、互いにスロットの面
が対向し、一定のエアギャップを保って、そのいずれか
一方が移動し得るようにした構造において、上記回転位
置検出装置のエアギャップにおける全円周に等しい長さ
をLとするとき、この寸法Lのなかに鉄心AではZ
1 個、鉄心BではZ2 個のスロットが存在するように
し、鉄心Aのスロットには極数2P1 の単相又は2相の
励磁巻線と極数2P2 の2相,3相又は単相の出力巻線
を設けるとともに、Z1 とZ2 の差の絶対値がP1 とP
2 の差の絶対値または和に等しくなるようにすることに
よって直線位置を高精度に検出することを特徴とする。
【0012】
【作用】励磁巻線の極対数P1 と出力巻線の極対数P2
ならびに、固定子及び回転子のスロット数Z1 及びZ2
との間に |Z1 −Z2 |=|P1 −P2 | 又は |Z1 −Z2 |=P1 +P2 の関係がある場合には、極対数P1 の単相励磁巻線に流
れる電流によって生ずるギャップ磁束密度には、回転子
の1スロットピッチ分回転子が移動するとき、極対数P
2 の1極対の間隔を移動する成分が含まれることを利用
して、極対数P2の電気角で90°空間的に離れた巻線
軸を有する極対数P2 の2相巻線を出力巻線として固定
子に設けることによって、回転子の1スロットピッチの
回転子の移動に対して1周期となるcos及びsin波
形の電圧を誘導することができるので、この信号をR/
D変換器で処理することによって高精度の位置検出を行
うことができる。この場合出力巻線として3相巻線を固
定子に設け、その出力電圧をスコットトランスによって
2相に変換することによっても同じ結果を得ることがで
きる。
ならびに、固定子及び回転子のスロット数Z1 及びZ2
との間に |Z1 −Z2 |=|P1 −P2 | 又は |Z1 −Z2 |=P1 +P2 の関係がある場合には、極対数P1 の単相励磁巻線に流
れる電流によって生ずるギャップ磁束密度には、回転子
の1スロットピッチ分回転子が移動するとき、極対数P
2 の1極対の間隔を移動する成分が含まれることを利用
して、極対数P2の電気角で90°空間的に離れた巻線
軸を有する極対数P2 の2相巻線を出力巻線として固定
子に設けることによって、回転子の1スロットピッチの
回転子の移動に対して1周期となるcos及びsin波
形の電圧を誘導することができるので、この信号をR/
D変換器で処理することによって高精度の位置検出を行
うことができる。この場合出力巻線として3相巻線を固
定子に設け、その出力電圧をスコットトランスによって
2相に変換することによっても同じ結果を得ることがで
きる。
【0013】また逆に励磁巻線を2相巻線とした場合に
は、単相の出力巻線に誘導される電圧は回転子の位置に
よって位相が変化し、その位相は回転子の1スロットピ
ッチの動きに対して2π変化することを利用して、この
信号をR/D変換器で処理することによって高精度の位
置検出を行うことができる。回転子には巻線を設けなく
ても良いので、構造簡単で安価とすることができるが、
検出誤差を少なくする対策が必要である。本発明では以
下の実施例に示すように検出電圧のcos及びsin波
形に含まれる高調波成分を最小にするための手段を理論
解析に基づいて確立した。
は、単相の出力巻線に誘導される電圧は回転子の位置に
よって位相が変化し、その位相は回転子の1スロットピ
ッチの動きに対して2π変化することを利用して、この
信号をR/D変換器で処理することによって高精度の位
置検出を行うことができる。回転子には巻線を設けなく
ても良いので、構造簡単で安価とすることができるが、
検出誤差を少なくする対策が必要である。本発明では以
下の実施例に示すように検出電圧のcos及びsin波
形に含まれる高調波成分を最小にするための手段を理論
解析に基づいて確立した。
【0014】この高精度な回転角度位置の検出の原理
は、固定子鉄心及び回転子鉄心を直線状とし、両鉄心の
スロット面が対向し、一定のエアギャップを保って、い
ずれか一方の鉄心が直線的に移動し得る構造とすること
によって、直線位置の高精度な検出にも適用することが
できる。
は、固定子鉄心及び回転子鉄心を直線状とし、両鉄心の
スロット面が対向し、一定のエアギャップを保って、い
ずれか一方の鉄心が直線的に移動し得る構造とすること
によって、直線位置の高精度な検出にも適用することが
できる。
【0015】
【実施例】図1ないし図9を参照して本発明の実施例を
原理とともに説明する。図1は固定子10及び回転子1
1を示している。図1において、固定子にはその内周全
体に等間隔にスロット10aが形成される(図にはスロ
ットの一部のみが示されている)。このスロットには極
数2P1 の単相の励磁巻線と極数2P2 の2相出力巻線
がいずれも分布巻として納められている。また回転子に
はその外周全体に等間隔にスロット11aが形成されて
いる。固定子のスロット数をZ1 、回転子スロット数を
Z2 とするとき |Z1 −Z2 |=|P1 −P2 | (1) または |Z1 −Z2 |=P1 +P2 (2) のいずれかを満足するように選ぶ。ギャップパーミアン
ス係数は
原理とともに説明する。図1は固定子10及び回転子1
1を示している。図1において、固定子にはその内周全
体に等間隔にスロット10aが形成される(図にはスロ
ットの一部のみが示されている)。このスロットには極
数2P1 の単相の励磁巻線と極数2P2 の2相出力巻線
がいずれも分布巻として納められている。また回転子に
はその外周全体に等間隔にスロット11aが形成されて
いる。固定子のスロット数をZ1 、回転子スロット数を
Z2 とするとき |Z1 −Z2 |=|P1 −P2 | (1) または |Z1 −Z2 |=P1 +P2 (2) のいずれかを満足するように選ぶ。ギャップパーミアン
ス係数は
【0016】
【数1】
【0017】として表される。ここでα及びγは0を含
む正、負の整数を表すものとし、θ1は一つの極に含ま
れる励磁巻線のコイル辺全体の中央を原点として固定子
内周の任意の点の位置を空間角で示す座標であり、θ2
はt=0の瞬間にθ1 の原点に最も近い位置にある回転
子スロットの中央を原点として回転子に固定された座標
であって、θ1 と同様に空間角で表される。回転子が静
止している場合に、θ2とθ1 の両原点の間の空間角を
ξφ2 とすれば、これらの関係は図2から明らかなよう
に、 θ2 =θ1 −ξφ2 (4) となる。ここでφ2 は回転子スロットピッチでφ2 =2
π/Z2 であり、ξは上記のθ2 の原点についての定義
から明らかなように −0.5≦ξ≦0.5 (5) の範囲内の値をとる。(4)式を(3)式に代入する
と、
む正、負の整数を表すものとし、θ1は一つの極に含ま
れる励磁巻線のコイル辺全体の中央を原点として固定子
内周の任意の点の位置を空間角で示す座標であり、θ2
はt=0の瞬間にθ1 の原点に最も近い位置にある回転
子スロットの中央を原点として回転子に固定された座標
であって、θ1 と同様に空間角で表される。回転子が静
止している場合に、θ2とθ1 の両原点の間の空間角を
ξφ2 とすれば、これらの関係は図2から明らかなよう
に、 θ2 =θ1 −ξφ2 (4) となる。ここでφ2 は回転子スロットピッチでφ2 =2
π/Z2 であり、ξは上記のθ2 の原点についての定義
から明らかなように −0.5≦ξ≦0.5 (5) の範囲内の値をとる。(4)式を(3)式に代入する
と、
【0018】
【数2】
【0019】となる。励磁巻線に流れる電流の実効値を
I1 とし、角周波数をωとすると、この電流による基本
波起磁力は
I1 とし、角周波数をωとすると、この電流による基本
波起磁力は
【0020】
【数3】
【0021】として表される。ここでWeは励磁巻線の
巻数、P1 は励磁巻線の極対数、kW1は基本波成分に対
する巻線係数である。(7)式と(6)式との積として
磁束密度が求められる。
巻数、P1 は励磁巻線の極対数、kW1は基本波成分に対
する巻線係数である。(7)式と(6)式との積として
磁束密度が求められる。
【0022】
【数4】
【0023】ここで磁束密度の次数(P1 +αZ1 +γ
Z2 )について検討してみる。α=γ=0の場合に(P
1 +αZ1 +γZ2 )=P1 となるが、このほかに
(1)式または(2)式が満足される場合には(P1 +
αZ1 +γZ2 )の値がP2 又は−P2 となるようなα
=1,γ=−1又はα=−1,γ=1の組合せが必ず存
在する。これらの項のみを取り出して磁束密度の式を表
すと、γ及びP2 の正負の組合せによって、
Z2 )について検討してみる。α=γ=0の場合に(P
1 +αZ1 +γZ2 )=P1 となるが、このほかに
(1)式または(2)式が満足される場合には(P1 +
αZ1 +γZ2 )の値がP2 又は−P2 となるようなα
=1,γ=−1又はα=−1,γ=1の組合せが必ず存
在する。これらの項のみを取り出して磁束密度の式を表
すと、γ及びP2 の正負の組合せによって、
【0024】
【数5】
【0025】または
【0026】
【数6】
【0027】のいずれかの式で表される。(9)及び
(10)式の第2項は極対数がP2 の基本波磁束密度を
表している。また、Z2 φ2 =2πであるので、ξが−
0.5から+0.5まで変化するとき、すなわち回転子
が1スロットピッチ動くとき、そのピーク値の位置は1
極対分動くことを示している。従って極対数がP2 の出
力巻線を固定子スロットに設けておけば、出力巻線との
鎖交磁束の大きさが回転子スロットの位置によって変化
するので、出力巻線の誘導電圧の大きさによって回転子
位置を検出することができる。具体的には二つの出力巻
線を固定子スロットに設ける。
(10)式の第2項は極対数がP2 の基本波磁束密度を
表している。また、Z2 φ2 =2πであるので、ξが−
0.5から+0.5まで変化するとき、すなわち回転子
が1スロットピッチ動くとき、そのピーク値の位置は1
極対分動くことを示している。従って極対数がP2 の出
力巻線を固定子スロットに設けておけば、出力巻線との
鎖交磁束の大きさが回転子スロットの位置によって変化
するので、出力巻線の誘導電圧の大きさによって回転子
位置を検出することができる。具体的には二つの出力巻
線を固定子スロットに設ける。
【0028】すなわち一つは出力巻線の一つの極に含ま
れるコイル辺全体の中央がθ1 の原点の位置に、他の一
つは前記出力巻線の巻線軸から極対数P2 の電気角で9
0°離れた位置に設ける。前者を出力巻線1、後者を出
力巻線2ということとする。ただし、ここに示した出力
巻線の配置は説明の便宜のためであって、必ずしも出力
巻線1を励磁巻線と同一の位置に設けなくてもよい。2
組の出力巻線が電気角で90°離れた位置であれば、こ
れらは固定子スロットの任意の位置に配置することがで
きる。
れるコイル辺全体の中央がθ1 の原点の位置に、他の一
つは前記出力巻線の巻線軸から極対数P2 の電気角で9
0°離れた位置に設ける。前者を出力巻線1、後者を出
力巻線2ということとする。ただし、ここに示した出力
巻線の配置は説明の便宜のためであって、必ずしも出力
巻線1を励磁巻線と同一の位置に設けなくてもよい。2
組の出力巻線が電気角で90°離れた位置であれば、こ
れらは固定子スロットの任意の位置に配置することがで
きる。
【0029】P1 がP2 の偶数倍及び3の奇数倍の場
合、又はP1 がP2 の整数倍でない場合、(9)または
(10)式の磁束密度によって、出力巻線1には √2・Ed1cos(Z2 ξφ2 )・sin(ωt) (11) の電圧が誘導され、出力巻線2には √2・Ed1sin(Z2 ξφ2 )・sin(ωt) (12) の電圧が誘導される。従って上記の2組の出力巻線には
回転子がその1スロットピッチ移動したときに1周期と
なるcos及びsin関数に比例した電圧が誘導され
る。この電圧は、従来の多極レゾルバにおいて回転子が
その1極ピッチ移動したときに出力巻線に誘導する電圧
と同一であるので、R/D変換器で処理することによっ
て位置検出を行うことができる。これが本発明の基本原
理である。
合、又はP1 がP2 の整数倍でない場合、(9)または
(10)式の磁束密度によって、出力巻線1には √2・Ed1cos(Z2 ξφ2 )・sin(ωt) (11) の電圧が誘導され、出力巻線2には √2・Ed1sin(Z2 ξφ2 )・sin(ωt) (12) の電圧が誘導される。従って上記の2組の出力巻線には
回転子がその1スロットピッチ移動したときに1周期と
なるcos及びsin関数に比例した電圧が誘導され
る。この電圧は、従来の多極レゾルバにおいて回転子が
その1極ピッチ移動したときに出力巻線に誘導する電圧
と同一であるので、R/D変換器で処理することによっ
て位置検出を行うことができる。これが本発明の基本原
理である。
【0030】P1 とP2 との関係が上記以外の場合には
(11)及び(12)式の電圧に加えて、回転子位置に
無関係な一定電圧も誘導されるが、この一定電圧は回路
処理によって除去できる。この場合Z2 を増加して回転
子のスロットピッチを小さくするほど、1周期の電圧を
発生する回転子の移動距離が小さくなるので、分解能及
び検出精度が上がることは明らかである。しかし(1)
または(2)式の関係を満足しなくてはならないので、
Z1 も増加することが必要である。すべての固定子スロ
ットに巻線を納める通常の方式では、Z1 を増加すると
コイル数も増加してコスト高となる。そこで、第3図の
ように固定子の歯部に巻線スロット10aのほかに巻線
を納めない小スロット10bを設け、巻線スロットと小
スロットとの合計のZ1 と回転子スロット数Z2 との間
に(1)または(2)式が成り立つようにすれば、コイ
ル数を増加することなくZ2 を増加して検出精度を向上
することができる。
(11)及び(12)式の電圧に加えて、回転子位置に
無関係な一定電圧も誘導されるが、この一定電圧は回路
処理によって除去できる。この場合Z2 を増加して回転
子のスロットピッチを小さくするほど、1周期の電圧を
発生する回転子の移動距離が小さくなるので、分解能及
び検出精度が上がることは明らかである。しかし(1)
または(2)式の関係を満足しなくてはならないので、
Z1 も増加することが必要である。すべての固定子スロ
ットに巻線を納める通常の方式では、Z1 を増加すると
コイル数も増加してコスト高となる。そこで、第3図の
ように固定子の歯部に巻線スロット10aのほかに巻線
を納めない小スロット10bを設け、巻線スロットと小
スロットとの合計のZ1 と回転子スロット数Z2 との間
に(1)または(2)式が成り立つようにすれば、コイ
ル数を増加することなくZ2 を増加して検出精度を向上
することができる。
【0031】出力巻線の誘導電圧をR/D変換器で処理
して位置検出を行う場合に、検出誤差を最小にするに
は、電圧波形に含まれる高調波成分を最小とし、できる
だけ完全なcos及びsin波形とすることが必要であ
る。これまでは原理の説明のために、基本波のみを考慮
した理論を述べてきたが、本発明における検出誤差を最
小にするための手段を以下の実施例について述べる。
して位置検出を行う場合に、検出誤差を最小にするに
は、電圧波形に含まれる高調波成分を最小とし、できる
だけ完全なcos及びsin波形とすることが必要であ
る。これまでは原理の説明のために、基本波のみを考慮
した理論を述べてきたが、本発明における検出誤差を最
小にするための手段を以下の実施例について述べる。
【0032】ここで実施例として、Z1 =24,Z2 =
22,P1 =4,P2 =2の場合について示す。この場
合(1)式の条件を満足し、P1 はP2 の2倍であるの
で出力巻線1及び2には(11)式及び(12)式の電
圧が誘導される。電圧波形に含まれる高調波成分を最小
にするためには、まず起磁力に含まれる高調波成分を最
小にする必要がある。起磁力を示す(7)式は基本波成
分のみを示すが、一般にはすべての奇数次の高調波成分
を含む。しかし励磁巻線として3相巻線の2相分を単相
巻線として用いることによって、起磁力に3の整数倍の
次数を含まないようにすることができる。この場合mを
零及び正、負の整数とし、n1 =1+6mとすれば起磁
力の一般式は
22,P1 =4,P2 =2の場合について示す。この場
合(1)式の条件を満足し、P1 はP2 の2倍であるの
で出力巻線1及び2には(11)式及び(12)式の電
圧が誘導される。電圧波形に含まれる高調波成分を最小
にするためには、まず起磁力に含まれる高調波成分を最
小にする必要がある。起磁力を示す(7)式は基本波成
分のみを示すが、一般にはすべての奇数次の高調波成分
を含む。しかし励磁巻線として3相巻線の2相分を単相
巻線として用いることによって、起磁力に3の整数倍の
次数を含まないようにすることができる。この場合mを
零及び正、負の整数とし、n1 =1+6mとすれば起磁
力の一般式は
【0033】
【数7】
【0034】となる。この起磁力によって生ずるギャッ
プ磁束密度分布は
プ磁束密度分布は
【0035】
【数8】
【0036】として表される。ここで(n1 P1 +αZ
1 +γZ2 )は磁束密度の空間分布の次数である。この
場合 n1 P1 +αZ1 +γZ2 =n2 P2 (15) と置くことができることは下記のように証明される。
1 +γZ2 )は磁束密度の空間分布の次数である。この
場合 n1 P1 +αZ1 +γZ2 =n2 P2 (15) と置くことができることは下記のように証明される。
【0037】3相巻線としては分数スロットとすること
もできるが、ここでは整数スロットとして考えると、出
力巻線の毎極毎相のスロット数をq2 とすれば、 Z1 =6q2 P2 (16) として表される。また(1)式及びP1 =2P2 の関係
から Z2 =(6q2 −1)P2 (17) となる。(15)式に(16)及び(17)式の関係を
代入すれば n2 =2−γ+6{2m+(α+γ)q2 } (18) となる。
もできるが、ここでは整数スロットとして考えると、出
力巻線の毎極毎相のスロット数をq2 とすれば、 Z1 =6q2 P2 (16) として表される。また(1)式及びP1 =2P2 の関係
から Z2 =(6q2 −1)P2 (17) となる。(15)式に(16)及び(17)式の関係を
代入すれば n2 =2−γ+6{2m+(α+γ)q2 } (18) となる。
【0038】この磁束密度によって出力巻線1に誘導さ
れる電圧は絶対値が1以上のγに対して、
れる電圧は絶対値が1以上のγに対して、
【0039】
【数9】
【0040】として、また出力巻線2に誘導される電圧
は
は
【0041】
【数10】
【0042】として表される。これらの式から明らかな
ようにγ=±1の場合が有効成分で、これ以外の項は含
まれないことが望ましい。γ=2以上の値に対しては、
(18)式のn2 が奇数となる場合に出力巻線に電圧が
誘導され、検出誤差の原因になる。本発明では、以下の
実施例に示すような方法によってこの誘導電圧を最小に
している。まず、出力巻線として3相巻線の2相分を用
いることによって、3の整数倍の次数の磁束密度による
誘導電圧を零とすることができる。また、特に有害な次
数の巻線係数を小さくすることを目的として、分布巻で
かつ適切なコイルピッチの短節巻とすることによって、
高調波磁束密度による誘導電圧を極力小さくするような
巻線方式とする。
ようにγ=±1の場合が有効成分で、これ以外の項は含
まれないことが望ましい。γ=2以上の値に対しては、
(18)式のn2 が奇数となる場合に出力巻線に電圧が
誘導され、検出誤差の原因になる。本発明では、以下の
実施例に示すような方法によってこの誘導電圧を最小に
している。まず、出力巻線として3相巻線の2相分を用
いることによって、3の整数倍の次数の磁束密度による
誘導電圧を零とすることができる。また、特に有害な次
数の巻線係数を小さくすることを目的として、分布巻で
かつ適切なコイルピッチの短節巻とすることによって、
高調波磁束密度による誘導電圧を極力小さくするような
巻線方式とする。
【0043】巻線方式の1例を図4ないし図7に示す。
この例では励磁巻線、出力巻線1及び2のいずれも3相
巻線のU相のコイル12とV相のコイル13を図4のよ
うに接続して用いるものとし、励磁巻線は毎極毎相のス
ロット数が1で2/3の短節巻、出力巻線は毎極毎相の
スロット数が2の分布巻で、5/6の短節巻としてスロ
ットに納められた状態を展開図の形で図5に示す。
この例では励磁巻線、出力巻線1及び2のいずれも3相
巻線のU相のコイル12とV相のコイル13を図4のよ
うに接続して用いるものとし、励磁巻線は毎極毎相のス
ロット数が1で2/3の短節巻、出力巻線は毎極毎相の
スロット数が2の分布巻で、5/6の短節巻としてスロ
ットに納められた状態を展開図の形で図5に示す。
【0044】図5においてスロット番号1から12まで
が出力巻線の1極対である。この図5に示されるよう
に、励磁巻線はスロットの開口部に最も近く、出力巻線
1は中間部に、また出力巻線2はスロット底部に納めら
れている。このような短節巻は通常図6のような2層巻
としてダイヤモンド形コイルが用いられるが、コイル端
の寸法が長くなるという欠点がある。
が出力巻線の1極対である。この図5に示されるよう
に、励磁巻線はスロットの開口部に最も近く、出力巻線
1は中間部に、また出力巻線2はスロット底部に納めら
れている。このような短節巻は通常図6のような2層巻
としてダイヤモンド形コイルが用いられるが、コイル端
の寸法が長くなるという欠点がある。
【0045】そこでスロット内のコイル辺の配置はその
ままとして、図7のように同心形コイルとしても巻線係
数は図6の巻線と同一であることは理論的に証明でき
る。図7の場合にはコイル端の寸法を小さくして、機器
を小型にすることができる。図6及び図7は出力巻線に
ついて示したが、励磁巻線についても全く同様である。
さらに、回転子スロットによるパーミアンス脈動は、γ
=2以上の項を含まないスロット形状とすることによっ
て、検出誤差を最小とすることを実現することができ
る。このためには、回転子スロットによるギャップパー
ミアンス係数を P00+P01cos(Z2 ・θ2 ) (23) とすることが必要で、これを実現するスロット形状につ
いて理論的に研究した結果、座標θ2 の位置における回
転子鉄心の外周と中心との距離rθ2 を
ままとして、図7のように同心形コイルとしても巻線係
数は図6の巻線と同一であることは理論的に証明でき
る。図7の場合にはコイル端の寸法を小さくして、機器
を小型にすることができる。図6及び図7は出力巻線に
ついて示したが、励磁巻線についても全く同様である。
さらに、回転子スロットによるパーミアンス脈動は、γ
=2以上の項を含まないスロット形状とすることによっ
て、検出誤差を最小とすることを実現することができ
る。このためには、回転子スロットによるギャップパー
ミアンス係数を P00+P01cos(Z2 ・θ2 ) (23) とすることが必要で、これを実現するスロット形状につ
いて理論的に研究した結果、座標θ2 の位置における回
転子鉄心の外周と中心との距離rθ2 を
【0046】
【数11】
【0047】とすればよいことが明らかになった。図8
にその1例を示すが、r1 は固定子鉄心の内周の半径で
ある。またhを0からZ2 −1の整数とすると、δ1 は
θ2 =2hπ/Z2 におけるギャップ長で、最小ギャッ
プ長に相当する。またδ0 は θ2 =(1+2h)π/2Z2 におけるギャップ長である。従って、δ0 及びδ1 の寸
法を決めれば回転子外周の形状、すなわちスロット形状
を確定することができる。この場合のギャップパーミア
ンス係数は
にその1例を示すが、r1 は固定子鉄心の内周の半径で
ある。またhを0からZ2 −1の整数とすると、δ1 は
θ2 =2hπ/Z2 におけるギャップ長で、最小ギャッ
プ長に相当する。またδ0 は θ2 =(1+2h)π/2Z2 におけるギャップ長である。従って、δ0 及びδ1 の寸
法を決めれば回転子外周の形状、すなわちスロット形状
を確定することができる。この場合のギャップパーミア
ンス係数は
【0048】
【数12】
【0049】となる。この式から明らかなように、P00
はδ0 によって決まり、P01/P00はδ0 /δ1 によっ
て決まって、ギャップパーミアンス係数は(23)式で
表される。ただし、(24)式を導出した理論は、磁束
線が半径方向に通るという仮定のもとに展開されている
ので、ギャップパーミアンス係数にγ=2以上の項を含
む場合がある。これが有害な大きさになる場合には、
(24)式の回転子形状を基本として、有限要素法等の
磁界解析結果に基づいて回転子形状を修正し、ギャップ
パーミアンス係数が(23)式となるようにする。この
ようにしてγ=2以上の項をギャップパーミアンス係数
から完全に除去できれば、(19)式及び(20)式は
γ=1に対応するもののみとなり、検出誤差を零とする
ことができる。
はδ0 によって決まり、P01/P00はδ0 /δ1 によっ
て決まって、ギャップパーミアンス係数は(23)式で
表される。ただし、(24)式を導出した理論は、磁束
線が半径方向に通るという仮定のもとに展開されている
ので、ギャップパーミアンス係数にγ=2以上の項を含
む場合がある。これが有害な大きさになる場合には、
(24)式の回転子形状を基本として、有限要素法等の
磁界解析結果に基づいて回転子形状を修正し、ギャップ
パーミアンス係数が(23)式となるようにする。この
ようにしてγ=2以上の項をギャップパーミアンス係数
から完全に除去できれば、(19)式及び(20)式は
γ=1に対応するもののみとなり、検出誤差を零とする
ことができる。
【0050】これまでは回転角度位置を高精度に検出す
るレゾルバについて説明してきたが、固定子鉄心を極の
境目の1個所で切断して直線状に展開した形を考える
と、その断面は図9のようになる。図9において、20
は鉄心A、20aはスロットである。この実施例におい
ては端効果の影響を避けるために両端にはコイルを嵌め
込まれていない鉄心を有するとともに、出力巻線は端効
果の影響を受けない位置に配置されている。前述の回転
子鉄心に対応するものとして、図9に示すように鉄心A
より長い鉄心Bが鉄心Aに対向して設けられ、一定のエ
アギャップを保っていずれか一方が移動し得るようにな
っている。
るレゾルバについて説明してきたが、固定子鉄心を極の
境目の1個所で切断して直線状に展開した形を考える
と、その断面は図9のようになる。図9において、20
は鉄心A、20aはスロットである。この実施例におい
ては端効果の影響を避けるために両端にはコイルを嵌め
込まれていない鉄心を有するとともに、出力巻線は端効
果の影響を受けない位置に配置されている。前述の回転
子鉄心に対応するものとして、図9に示すように鉄心A
より長い鉄心Bが鉄心Aに対向して設けられ、一定のエ
アギャップを保っていずれか一方が移動し得るようにな
っている。
【0051】鉄心Bには一定の間隔でスロット21aが
設けられている。回転位置検出装置のエアギャップにお
ける全円周に相当する長さをLとするとき、この長さL
のなかに含まれる鉄心Aのスロット数をZ1 、鉄心Bの
スロット数をZ1 とし、且つ鉄心Aにおいては長さLの
なかのスロットに極数2P1 の励磁巻線と極数2P2 の
出力巻線を納め、鉄心Bには巻線を設けないようにした
構成において、Z1 ,Z2 ,P1 及びP2 の間に(1)
式又は(2)式の関係が成立つようにすれば、上記の回
転角度位置検出のレゾルバに関する理論はこの構造の場
合にも全く同様に成立することになり、直線位置を高精
度に検出することができる。
設けられている。回転位置検出装置のエアギャップにお
ける全円周に相当する長さをLとするとき、この長さL
のなかに含まれる鉄心Aのスロット数をZ1 、鉄心Bの
スロット数をZ1 とし、且つ鉄心Aにおいては長さLの
なかのスロットに極数2P1 の励磁巻線と極数2P2 の
出力巻線を納め、鉄心Bには巻線を設けないようにした
構成において、Z1 ,Z2 ,P1 及びP2 の間に(1)
式又は(2)式の関係が成立つようにすれば、上記の回
転角度位置検出のレゾルバに関する理論はこの構造の場
合にも全く同様に成立することになり、直線位置を高精
度に検出することができる。
【0052】以上の説明は単相の励磁巻線と2相の出力
巻線の場合について述べたが、出力巻線を3相として、
その出力電圧をスコットトランスによって2相に変換す
ることによっても同じ結果を得ることができる。また逆
に励磁巻線を2相巻線とした場合には、単相の出力巻線
に誘導される電圧は回転子の位置によって位相が変化
し、その位相は回転子の1スロットピッチの動きに対し
て2π変化することを利用して、この信号をR/D変換
器で処理することによっても、高精度の位置検出を行う
ことができる。
巻線の場合について述べたが、出力巻線を3相として、
その出力電圧をスコットトランスによって2相に変換す
ることによっても同じ結果を得ることができる。また逆
に励磁巻線を2相巻線とした場合には、単相の出力巻線
に誘導される電圧は回転子の位置によって位相が変化
し、その位相は回転子の1スロットピッチの動きに対し
て2π変化することを利用して、この信号をR/D変換
器で処理することによっても、高精度の位置検出を行う
ことができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は励磁巻線
及び出力巻線をすべて固定子に設け、回転子は小スロッ
トを有する鉄心のみの簡単な構造で、回転子の1スロッ
トピッチの動きに対して高調波成分を殆ど含まないco
s及びsinの信号を得ることができるので、安価で高
精度のレゾルバを実現することが可能となった。
及び出力巻線をすべて固定子に設け、回転子は小スロッ
トを有する鉄心のみの簡単な構造で、回転子の1スロッ
トピッチの動きに対して高調波成分を殆ど含まないco
s及びsinの信号を得ることができるので、安価で高
精度のレゾルバを実現することが可能となった。
【0054】従来の多極レゾルバは高精度であるが高価
であり、一方、VR形レゾルバは精度に問題があるた
め、本発明による安価で高精度なレゾルバの実現は、精
度の高い位置制御の性能を有するロボットやFA機器を
経済的に実用化し、産業設備の高度化に貢献するもので
ある。
であり、一方、VR形レゾルバは精度に問題があるた
め、本発明による安価で高精度なレゾルバの実現は、精
度の高い位置制御の性能を有するロボットやFA機器を
経済的に実用化し、産業設備の高度化に貢献するもので
ある。
【図1】本発明の鉄心断面図
【図2】θ1 ,θ2 及びξφ2 の関係を示す説明図
【図3】本発明の固定子鉄心に小スロットを設けた場合
の鉄心の一部の断面図
の鉄心の一部の断面図
【図4】本発明の巻線構成の基本的考え方を示した説明
図
図
【図5】本発明による励磁巻線、出力巻線1及び2のス
ロット内の配置の1例を示した説明図
ロット内の配置の1例を示した説明図
【図6】本発明で2相巻とした励磁巻線の1例を示した
説明図
説明図
【図7】本発明で単相巻とした励磁巻線の1例を示した
説明図
説明図
【図8】本発明で高調波成分を低減する回転子スロット
形状の1例を示した説明図
形状の1例を示した説明図
【図9】本発明による直線位置検出用レゾルバの1実施
例を示した断面図
例を示した断面図
10:固定子鉄心 10a:巻線スロット 10b:小スロット 11:回転子鉄心 11a:回転子スロット 12:U相巻線 13:V相巻線 20:直線状鉄心A 20a:鉄心Aスロット 21:直線状鉄心B 21a:鉄心Bスロット
Claims (6)
- 【請求項1】Z1 個のスロットを有する固定子鉄心と、
Z2 個のスロットを有する回転子鉄心からなり、固定子
のスロットには極数2P1 の単相または2相の励磁巻線
と、極数2P2 の2相、3相または単相の出力巻線が納
められ、回転子には巻線を有しない構成において、Z1
とZ2 の差の絶対値が、P1 とP2 の差の絶対値または
和に等しくなるようにすることを特徴とする位置検出装
置。 - 【請求項2】請求項1記載の位置検出装置に於いて、固
定子鉄心には巻線用スロットの他に歯部にも等間隔に巻
線を有しない小スロットを設け、これらの両スロットの
総数をZ1 とし、回転子スロット数Z2 との間にZ1 と
Z2 の差の絶対値がP1 とP2 の差の絶対値または和に
等しくなるようにすることを特徴とする位置検出装置。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の位置検出装置に於い
て、回転子スロットの中央を原点として回転子外周の位
置を表す空間角をθ2 とするとき、回転子スロットによ
る単位面積当りのギャップパーミアンスの脈動がcos
(Z2 ・θ2 )となるようなスロット形状またはこれに
近似したスロット形状としたことを特徴とする位置検出
装置。 - 【請求項4】請求項1,2又は3記載の位置検出装置に
於いて、励磁電流による起磁力に3の整数倍の次数の高
調波成分を含まない励磁巻線と、3の整数倍の次数のギ
ャップ磁束密度による誘導電圧を生じない出力巻線を有
するとともに、励磁巻線並びに出力巻線を、低次高調波
に対する短節係数が小さくなる巻線方式とすることを特
徴とする位置検出装置。 - 【請求項5】請求項1,2,3又は4記載の位置検出装
置に於いて、単相または2相の励磁巻線及び出力巻線を
2層巻と同一の短節係数を有する単層巻としたことを特
徴とする位置検出装置。 - 【請求項6】断面が長方形で、一定間隔のスロットを設
けた二つの鉄心A及びBを、そのスロット面が対向し、
一定のエアギャップを保っていずれか一方が直線的に移
動し得る構造とし、鉄心の対向面の特定の長さLのなか
に、鉄心AにおいてはZ1 個、鉄心BにおいてはZ2 個
のスロットが含まれるものとし、且つ鉄心Aにおいては
長さLのなかのスロットに極数2P1 の励磁巻線と極数
2P2 の出力巻線を納め、鉄心Bには巻線を設けないよ
うにした構成においてZ1 とZ2 の差の絶対値がP1 と
P2 の差の絶対値または和に等しくなるようにして、請
求項1,2,3,4又は5の回転位置検出装置を直線位
置の検出に使用可能としたことを特徴とする位置検出装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6229237A JPH0898486A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6229237A JPH0898486A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 位置検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0898486A true JPH0898486A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16888983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6229237A Pending JPH0898486A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 位置検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0898486A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100737519B1 (ko) * | 2006-06-01 | 2007-07-10 | 주식회사 협성사 | 레졸버 |
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1994
- 1994-09-26 JP JP6229237A patent/JPH0898486A/ja active Pending
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