JPH0899132A - 金属板の穴開設方法 - Google Patents

金属板の穴開設方法

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JPH0899132A
JPH0899132A JP25968694A JP25968694A JPH0899132A JP H0899132 A JPH0899132 A JP H0899132A JP 25968694 A JP25968694 A JP 25968694A JP 25968694 A JP25968694 A JP 25968694A JP H0899132 A JPH0899132 A JP H0899132A
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Toshinori Utsuki
年典 宇津木
Tokio Morooka
時夫 師岡
Toshihiro Ishikawa
智弘 石川
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KIKUCHI PRESS KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車に随時空気清浄器を付ける場合、車体
に空気取入口の穴を明けねばならない。車体の所定位置
にはメーカーが穴を明け、覆いを接着しておくか、又は
予定される穴縁に飛び飛びに長穴を連らねている。その
覆いを剥がすか、長穴を切りつらねて穴を開設する。そ
れをもっと簡単にするのが目的である。 【構成】 予定される穴縁全周を、切り残し部3、3´
を残して切抜いておく。必要時、片側の切り残し部3、
3を切り離(4)し、その片側を上げ下げする事により
穴板A´を反復揺動させる。これで揺動軸5上の切り残
し部3´、3´が疲労破断して、穴Aが開設される。
1、2は細溝打抜穴であるが、剪断に代えてもよい。両
端に穴を明けて剪断する。穴板A´を裏側へ折込むだけ
の場合もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は金属板の穴開設方法に
関し、自動車に随時空気清浄器を取付けるような場合、
簡単に車体に穴を開設できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の空気清浄器の場合、車体の所定
位置に簡単に穴を開設する方法のその1は、車体製作時
所要寸法の矩形穴を開設後、覆板を接着してふさぎ、必
要時、覆板を剥離する方法、その2は予定される穴縁沿
いに飛び飛びに長穴を連らねておき、必要時、長穴相互
間を工具で切り離す方法である。図12はその2の方法
の現行のもので、予定される穴Aの穴縁沿いに長穴Bを
9個打抜き、それらの間を図の二点鎖線のように切り抜
いて穴Aを開設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のその1
は、矩形穴を塞ぐ覆板など部品を余分に作らねばなら
ず、これを接着する作業が加わる。その2は自動車の組
立ラインに多数の長穴加工が負担となり、また空気清浄
器取付け時、各長穴相互間を工具で切断するのも、やり
づらい作業になる。しかし金属板に所要の穴を随時開設
出来るようにするには、上述のその1、その2以外の方
法は考えられなかった。本発明者はより良い他の方法
を、この発明の目的として捕らえた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の金属板の穴開
設方法は、金属板の予定される穴縁の一部を予め切り抜
いておき、必要時、残る穴縁を切り抜いて完全な穴を開
設する方法において、一個の直線部分を持つ予定穴縁を
その一個の直線部分と他の部分それぞれの切り残し部以
外の全周を切り抜いておき、必要時上記他の部分の切り
残し部を切り離して、上記予定穴縁に囲まれた板を、上
記一個の直線部分を揺動軸として反復揺動させることに
より、当該直線部分の切り残し部を疲労破断させること
を特徴とする。
【0005】上記切り残し部以外の全周を切り抜く手段
はプレスによる細溝打抜きか剪断とする。剪断の場合は
両端に明けた丸穴相互間の剪断である。
【0006】また二個の直線部分を持つ予定穴縁で囲ま
れた面積を分割線で二分して、双方とも一個の直線部分
と予定穴縁と上記分割線とで囲まれるようにし、この二
組ともに直線部分と他の部分それぞれの切り残し部以外
の全周を切り抜いておき、必要時上記他の部分の切り残
し部を切り離して、上記予定穴縁と分割線とで囲まれた
両板を、それぞれの直線部分を揺動軸として反復揺動さ
せることにより、各直線部分の切り残し部を疲労破断さ
せることを特徴とする。
【0007】なおその切り残し部の一部又は全部は刃先
を板厚の途中で停めた刻印線にしてもよい。また直線部
分でない他の部分の切り残し部の中央に予め小穴を明け
ておき、必要時上記小穴にドリルの先端を当てて穿孔す
ることにより、切り残し部を切り離してもよい。以上の
穴開設方法はいずれも予定穴縁に囲まれた板を折り取る
ものであるが、折り取るまで反復揺動させるかわりに裏
側へ折返すだけにしても穴は開設される。
【0008】その発明は金属板の予定される穴縁を、少
くともその直線部分には切り残し部を残して大部分切り
抜いておき、必要に応じて上記予定穴縁に囲まれた領域
の板を、上記直線部分を回動軸として金属板裏側へ折込
むことを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明は従来技術、すなわち予め所要の穴を
明け接着しておいた覆板を剥がすか、穴縁の形に長穴を
連らねておいて、その各穴間を切断するかの二方法に、
新たに折取り法および折返し法と称すべきものを加え
た。その折取り法は予定穴縁の直線部分と他の部分それ
ぞれの切り残し部以外は完全に切り抜いておく。必要
時、上記他の部分の切り残し部だけ切り離して、穴縁内
側の穴板を上記直線部分を軸に反復揺動させれば、直線
部分の切り残し部は容易に疲労破断して穴が開設され
る。なおここでは一、二回の揺動でも、揺動軸上の切り
残し部が加工硬(脆) 化して破断するのを疲労破断と称
する。
【0010】予定される穴縁を、僅かな切り残しを残し
て切断しておく手段は、プレスによる細溝打抜き、つま
り薄板状ポンチで打抜くか、剪断刃で剪断する。打抜き
も剪断も上下刃の間に金属板を挟んで加工するから、切
り残し部を作りやすい。剪断上刃を予定穴縁の内側に当
てて押し切ると完成した穴縁に剪断による歪が残らな
い。この発明は前述のように折取り法と言い得るが、折
取る穴板は予定された穴内に一枚と限らず二枚に分けて
もよい。二枚にした方が軽く揺動破断できる。この発明
の切り残し部は、刃先を板厚の途中で停めて切り残した
刻印線にしてもよい。これは疲労破断を早める切欠き効
果がある。また切り残し部中央に小穴を明けておき、必
要時ドリルで穴を拡大して切り離すようにすれば、カッ
ターや鋏を使うより楽である。前記折返し法と上記折取
り法の違いは文字通り折取りを折返しに変えるだけであ
る。
【0011】
【実施例】図1は自動車の空気清浄器用穴を開設する最
も簡素な実施例である。図の紙面を金属板面とし、予定
される穴をA、折り取られる穴板をA´としている。穴
Aの長辺二本は細溝打抜穴1、1となり、短辺二本は両
端に切り残し部3、3´をもつ細溝打抜穴2、2になっ
ている。図1は左側の切り残し部3、3を切断した切り
離し部4を作った状態を示す。これで穴A内の折り取ら
れる穴板A´を、右側短辺の揺動軸5を軸として反復揺
動させることが出来る。つまり左側の細溝打抜穴2に指
先を掛けて穴板A´を上下揺動させれば、揺動軸5が通
る右側切り残し部3´が疲労破断する。
【0012】図2の実施例は予定される穴を分割線7で
二分し、二枚の穴板A´、A´に分けて折り取る例であ
る。図1と異るのは両側長辺の細溝打抜穴1、1を中央
の分割線7沿いにつなぐ打抜穴1´が加わった事で、こ
の打抜穴1´に指先を掛けて左右の穴板A´を各個に折
取ることが出来る。この実施例では予め切り残し部を切
断しなくても穴板A´を折り取れる。図3の実施例は図
2中央の分割線7沿いの細溝打抜穴1´に切り残し部3
を設けて、不時の外圧で穴板A´が折れ曲がらないよう
にしている。この場合は中央の打抜穴1´の切り残し部
3を切り離してから、穴板A´、A´を折取ることにな
る。
【0013】図4〜6の実施例は切り抜き手段を打抜き
でなく剪断によっている。図4は図1の実施例の細溝打
抜穴1および2を、剪断切り目11および12とそれぞ
れの両端の丸穴10に換えたものである。丸穴10は剪
断に必要なだけでなく、切り残し部3、3´を所要寸法
にし、また開設時、切り残し部3を切り離す際、鋏やカ
ッターを使いやすくする。
【0014】図5は図2を剪断方式に変えたもの、図6
は図3を剪断方式に変えたものである。図4もそうであ
るが剪断切り目11に沿う平行線9は、そこから折れ曲
っていることを示す折り目である。もっとも折り目を強
いて作る必要はなく、剪断したそのままで残してよい
が、一定角度の折り目をつけておく方が体裁がよい。図
4の場合、左側の切り残し部3、3に切り離し部4、4
を作り、穴板A´を揺動軸5のまわりに反復揺動させ
る。図5の場合、穴板A´、A´をそれぞれ揺動軸5、
5に対し反復揺動させて折り取る。図6の場合、中央の
分割線7に沿う剪断切り目11´の両端の切り残し部
3、3に切り離し部4、4を作った後、図5同様に穴板
A´、A´を折り取る。
【0015】この発明は予定される穴の周縁を、内側の
穴板を切り落さないよう所々切り残して、ほとんど切り
抜きずみにしておくもので、その切り残し方は図1〜6
の切り残し部3、3´の形に限らない。穴板の反復揺動
により揺動軸上の切り残し部が疲労破断するものであれ
ばよい。図7〜10は刻印線切り残し部8を使った実施
例を示す。図8は金属板Pの板厚の途中まで刃先(図
略)を圧入して刻印線切り残し部8をプレス成形した所
の断面を示す。
【0016】刻印線切り残し部8は長くても屈折により
疲労破断しやすいので長さを自由に選べる。そこで図7
の実施例では予定される穴の四辺のうち、短い二辺を細
溝打抜穴1、1で全長切断すると同時に、中央部の分割
線7沿いを細溝打抜穴1´でつなぎ、長い二辺は刻印線
切り残し部8と通常の切り残し部3´を連らねている。
穴開設時、細溝打抜穴1´に指先を掛けて穴板A´を反
復揺動すれば、揺動軸になる刻印線切り残し部8は通常
の切り残し部3´と共に疲労破断する。
【0017】図9は図7の細溝打抜穴1´の途中に通常
の切り残し部3を設けて、不時の外力への抵抗力を強め
たもので、切り離し部4を作った後は図7と同じ要領で
所要の穴を開設する。図10は剪断切り目11と丸穴1
0でもって穴の両側長辺を切抜き、また剪断切り目12
と丸穴10とでもって分割線7沿いに穴を二分して穴板
A´、A´に区分している。両側の短辺はほぼ全長の刻
印線切り残し部8とその両端の通常の切り残し部3´と
を連らねている。
【0018】穴開設時、図10の剪断切り目12の両端
の通常の切り残し部3、3に切り離し部4を作れば、両
穴板A´、A´をそれぞれの揺動軸5、5に対し反復揺
動させて折り取ることが出来る。なお切り離し部4はカ
ッターか金切り鋏で作るのが一般であるが、図11のよ
うに切り残し部3に小穴6をドリルかポンチで明けてお
き、切り離す際はやや大きなドリルを小穴6に当てがっ
て鎖線のように穿孔する方法をとってもよい。図13、
14には穴板A´を折取らず、揺動軸5から金属板裏側
へ折込んだ2例を示す。図13のように折込んだままで
もよいが、図14のようにプラスチック・クリップPで
止めればさらによい。以上、少数の実施例について説明
したが、この発明はその要旨を変えることなく多様に変
化、応用し得ることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】この発明は随時開設すべき穴を、内側の
穴板を切り落さないため必要な切り残し部以外は完全に
切り抜いておく。そして穴開設時は僅かな切り残し部を
切り離すか又は切り離し作業無しで、残る切り残し部を
上記穴板の反復揺動だけで疲労破断させるか、裏側へ折
込んで穴開設を終える新しい穴開設方法を開いた。
【0020】穴開設時に切り離す切り残し部は1〜2箇
所で、揺動軸上の疲労破断させる切り残し部を多くして
おけば、穴開設前の穴板支持力は十分で、開設時の切り
離し作業は簡単である。薄くても金属板を切り離すのは
簡単でないから、従来、多数の飛び飛びの長穴を切りつ
ないで穴を開設したのに比べ、一箇所を切り離し、穴板
を反復揺動させるか、裏側へ折込むだけのこの発明は画
期的である。
【0021】またこの発明は従来、穴開設の予備加工と
しては、多数の長穴を連らねるほかなかったのに対し、
プレスによる細溝打抜き、及び剪断を提示して、切り抜
き加工を容易にした。また穴から切り取るか折込む穴板
を二分して、開設作業を容易にすることも提示した。ま
た切り残し部は打抜き穴、剪断部の相互間隙だけでな
く、板厚方向における切り残し部、つまり刻印線の形を
とり得ることも提示したが、これは切欠き効果があるた
め奇麗に脆性破断して、破断部に歪みを残さない。さら
にまた切り残し部の切り離し方法として、カッターや金
切り鋏のほか、ドリルによる方法も提示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明一実施例(打抜きによるもの)の平面
図。
【図2】他の実施例(打抜きによるもの)の平面図。
【図3】同じく類似の実施例(打抜きによるもの)の平
面図。
【図4】他の実施例(剪断によるもの)の平面図。
【図5】他の実施例(剪断によるもの)の平面図。
【図6】同じく類似の実施例(剪断によるもの)の平面
図。
【図7】他の実施例(刻印線切り残し部つき)の平面
図。
【図8】刻印線切り残し部の断面説明図。
【図9】他の実施例(刻印線切り残し部つき)の平面
図。
【図10】別の実施例(刻印線切り残し部つき)の平面
図。
【図11】さらに他の実施例(ドリルによる切り離し)
の平面図。
【図12】従来技術説明図。
【図13】穴板折込み部分の断面図。
【図14】穴板折込み部分の他の実施例断面図。
【符号の説明】
1 細溝打抜穴 2 同上 3 切り残し部 4 切離し部 5 揺動軸 6 小穴 7 分割線 8 刻印線切り残し部 11剪断切り目 12同上

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板の予定される穴縁の一部を予め切
    り抜いておき、必要時、残る穴縁を切り抜いて完全な穴
    を開設する方法において、 一個の直線部分を持つ予定穴縁を、その一個の直線部分
    と他の部分それぞれの切り残し部以外の全周を切り抜い
    ておき、必要時上記他の部分の切り残し部を切り離し
    て、上記予定穴縁に囲まれた板を、上記一個の直線部分
    を揺動軸として反復揺動させることにより、当該直線部
    分の切り残し部を疲労破断させることを特徴とする金属
    板の穴開設方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の穴開設方法において、
    切り残し部以外の全周を切り抜く手段はプレスによる細
    溝打抜きであることを特徴とする金属板の穴開設方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の穴開設方法において、
    切り残し部以外の全周を切り抜く手段は、両端に明けた
    丸穴相互間の剪断であることを特徴とする金属板の穴開
    設方法。
  4. 【請求項4】 金属板の予定される穴縁の一部を予め切
    り抜いておき、必要時、残る穴縁を切り抜いて完全な穴
    を開設する方法において、 二個の直線部分を持つ予定穴縁で囲まれた面積を分割線
    で二分して、双方とも一個の直線部分と予定穴縁と上記
    分割線とで囲まれるようにし、この二組ともに直線部分
    と他の部分それぞれの切り残し部以外の全周を切り抜い
    ておき、必要時上記他の部分の切り残し部を切り離し
    て、上記予定穴縁と分割線とで囲まれた両板を、それぞ
    れの直線部分を揺動軸として反復揺動させることによ
    り、各直線部分の切り残し部を疲労破断させることを特
    徴とする金属板の穴開設方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は4に記載の開設方法におい
    て、その切り残し部の一部又は全部は刃先を板厚の途中
    で停めた刻印線であることを特徴とする金属板の穴開設
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は4に記載の開設方法におい
    て、直線部分でない他の部分の切り残し部の中央に予め
    小穴を明けておき、必要時上記小穴にドリルの先端を当
    てて穿孔することにより、切り残し部を切り離すことを
    特徴とする金属板の穴開設方法。
  7. 【請求項7】 金属板の予定される穴縁を、少くともそ
    の直線部分には切り残し部を残して大部分切り抜いてお
    き、必要に応じて上記予定穴縁に囲まれた領域の板を、
    上記直線部分を回動軸として金属板裏側へ折込むことを
    特徴とする金属板の穴開設方法。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH062772U (ja) * 1992-06-09 1994-01-14 沖電気工業株式会社 ユニット搭載棚の切り起し構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH062772U (ja) * 1992-06-09 1994-01-14 沖電気工業株式会社 ユニット搭載棚の切り起し構造

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