JPH09100015A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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Publication number
JPH09100015A
JPH09100015A JP27838895A JP27838895A JPH09100015A JP H09100015 A JPH09100015 A JP H09100015A JP 27838895 A JP27838895 A JP 27838895A JP 27838895 A JP27838895 A JP 27838895A JP H09100015 A JPH09100015 A JP H09100015A
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JP
Japan
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roller
friction
article
circumferential surface
friction plate
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Application number
JP27838895A
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English (en)
Inventor
Youji Machinaga
洋二 待永
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンベア部材上に乗せた物品を、コンベア部
材の走行中に停止させても、その物品にコンベア部材か
ら余計な力が加わらないようにする。 【解決手段】 コンベア部材1の上面に多数のローラ8
を回転自在に設けて、そのローラ8上に物品2を支持さ
せる構成とし、且つコンベア部材の走行路に沿って、ロ
ーラ8に形成している摩擦円周面8cに接触可能な摩擦
板10及びそれを昇降させる摩擦板駆動装置11を設
け、ローラ8上の物品2をストッパ13で停止させた時
には、摩擦板10を下降させて摩擦円周面8cに接触さ
せ、ローラ8を摩擦板10との摩擦で逆方向に回転させ
てローラ8上の物品2を停止した状態に保ち、走行中の
コンベア部材1が物品2に力を作用させない構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を連続的に所
定の走行路に沿って搬送するコンベアタイプの搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品を搬送する手段としてベルト
コンベアが広く使用されている。ところで、使用場所に
よっては、ベルトコンベアの運転を継続した状態で、そ
のベルトコンベア上で物品を適当なストッパ等を用いて
停止させ、一時的に貯留したい場合がある。その場合、
物品を停止させると、その物品はベルトコンベアに対し
て滑り摩擦する状態となって大きい抵抗を与え、種々な
トラブルを引き起こす場合が多い。
【0003】そこで、無端状のチェーンリンクに多数の
ベース部を取り付け、そのベース部に回転自在なローラ
を保持させて物品を支持する連続表面を形成した構成の
コンベアが提案されている(例えば、特公平3−713
25号公報参照)。このコンベアでは、多数のローラが
チェーンリンクによって所定の走行路に沿って走行して
おり、ベルトコンベアと同様にそのローラ上に物品を乗
せて搬送することができ、また、チェーンリンクの走行
を継続した状態でローラ上の物品を停止させた時には、
その物品を支持しているローラは物品に対してころがり
接触することとなり、物品とコンベア間の摩擦力を小さ
くできるという利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転自
在なローラを備えたコンベアであっても、その上の物品
を停止させた時には、物品に対してローラが回転してこ
ろがり接触するため、物品にはローラを回転させるため
の力が加わっている。この力は小さいため単に1個の物
品のみを停止させた時には問題無いが、1個の物品を停
止させ、更にその上流から次々と送られてきた物品を、
先に停止した物品に突き当てて停止させてゆく場合、先
端の物品には、止められた複数の物品に作用する力が加
算して加わり、結局、先端の物品にかなりの力が作用す
ることとなり、物品によっては、その力によって潰れや
好ましくない変形が発生するという問題があった。
【0005】また、物品をコンベアで搬送する途中にお
いて、物品の搬送速度を変えるとか、物品の間隔を変え
ることが望ましい場合があるが、上記した回転自在なロ
ーラを備えたコンベアであっても、また通常のベルトコ
ンベアであっても、そのような機能は備えていない。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、回転自在なローラを備え、そのローラを所定の
走行路に沿って走行させる形式の搬送装置において、走
行中のローラを所望の位置で強制的に回転させることに
より、その上に支持した物品を停止させたり、ローラの
走行速度とは異なる速度で搬送することを可能とした搬
送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、物品を乗せて搬送する無端状のコンベア部
材を、無端状の連続帯状部材と、その連続帯状部材に取
り付けられた複数のローラ支持部材と、その複数のロー
ラ支持部材に前記連続帯状部材の長手方向に対して直角
方向に且つ回転可能に支持され、物品を支持する連続し
た面を形成する複数のローラとを備えた構成とし、更
に、前記ローラに摩擦円周面を形成しておくと共に、前
記コンベア部材の走行路に沿って、前記ローラの摩擦円
周面に接触するように摩擦板を配置するという構成とし
たものである。
【0008】上記構成の搬送装置では、摩擦板を設けて
いない領域ではコンベア部材に設けているローラが停止
しており、その上に乗せた物品をコンベア部材の走行速
度で搬送するが、摩擦板を配置した位置では、前記ロー
ラの摩擦円周面が摩擦板に接触しながら移動する際に摩
擦板との摩擦力によって回転し、これによってその上に
乗せている物品をコンベア部材に対して移動させること
ができ、物品をコンベア部材とは異なる速度で搬送した
り、停止させたりすることが可能となる。
【0009】上記した搬送装置において、更に、前記摩
擦板を、前記ローラの摩擦円周面に接触する位置及び離
れた位置に移動させる摩擦板駆動装置を設けておくと、
摩擦板を必要に応じ、摩擦円周面に接触する位置及び離
れた位置に切り換えることができ、コンベア部材の走行
路内の摩擦板を配置した領域において、前記摩擦板を摩
擦円周面から離れた位置とすることで物品をコンベア部
材の走行速度と同じ速度で搬送でき、また、前記摩擦板
を摩擦円周面に接触する位置とすることで物品をコンベ
ア部材に対して移動させ、物品をコンベア部材とは異な
る速度で搬送したり、停止させたりすることが可能とな
る。
【0010】ここで、前記摩擦板を前記ローラの摩擦円
周面の上側に配置し、摩擦円周面の上側に接触する構成
とすると、摩擦円周面が摩擦板に接触しながら移動する
際、ローラはその上面(物品を支持する面)がローラの
進行方向に対して反対方向に回転することとなり、物品
の走行速度をローラの走行速度(即ちコンベア部材の走
行速度)よりも遅くすることができる。
【0011】しかも、その際、前記摩擦円周面の外径
を、前記ローラの物品支持部の外径に等しく設定してお
くと、ローラ自体の走行速度と、ローラが回転すること
によって物品を戻す速度とが等しくなり、コンベア部材
の走行中、物品に力を加えることなく停止した状態に保
持できる。従って、摩擦板を摩擦板駆動装置によって前
記ローラの摩擦円周面に接触する位置及び離れた位置に
移動させる構成としておくと、必要な時にのみ摩擦板を
摩擦円周面に接触する位置に降下させ、物品を停止した
状態に保持できる。
【0012】一方、前記摩擦板を前記ローラの摩擦円周
面の下側に配置し、摩擦円周面の下側に接触する構成と
すると、摩擦円周面が摩擦板に接触しながら移動する
際、ローラはその上面(物品を支持する面)がローラの
進行方向に回転することとなり、物品の走行速度をロー
ラの走行速度(即ちコンベア部材の走行速度)よりも早
くすることができる。
【0013】ここで、摩擦板にローラの摩擦円周面を接
触させながら走行させることにより、ローラを回転させ
る際のローラの回転速度は、摩擦円周面の直径によって
異なり、従って、ローラの回転によってそのローラ対し
て物品を移動させる速度(即ちコンベア部材に対する物
品の移動速度)は摩擦円周面の直径によって異なること
となる。従って、この摩擦円周面の直径を選定すること
により、ローラの回転速度を所望の値に設定でき、物品
の走行速度を所望の値に設定できる。
【0014】前記ローラに複数の且つ直径の異なる摩擦
円周面を設け、更に、その複数の摩擦円周面に対応する
ように複数の摩擦板を配置する構成とすることが可能で
あり、この構成とすると、どの摩擦円周面を使用するか
によって、ローラの回転速度を変え、物品の搬送速度を
変えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の搬送装
置の要部を示す概略側面図であり、分かりやすくするた
め前面のガイド板は図示を省略している。図2は図1の
A−A矢印概略断面図、図3はその搬送装置の全体の概
略側面図である。図1〜図3において、1は所定の走行
路を走行するように配置され、物品2を乗せて搬送する
無端状のコンベア部材、3はそのコンベア部材1を保持
して走行させるホィール、4はコンベア部材1を所定の
水平な走行路に沿って走行するように保持するガイド板
である。コンベア部材1は、ホィール3、3に掛けられ
た無端状のローラチェーン等の連続帯状部材6と、その
連続帯状部材6に取り付けられた複数のローラ支持部材
7と、複数のローラ支持部材7に連続帯状部材6の長手
方向に対して直角方向に且つ回転可能に支持され、物品
2を支持する連続した面を形成する複数のローラ8等を
備えている。なお、この実施例では連続帯状部材6とし
てローラチェーンを使用しているが、この連続帯状部材
6は、ローラチェーンに限らず、ベルト、ロープ等であ
ってもよい。
【0016】コンベア部材1に設けられているローラ8
は、物品2を支持するための円筒状の物品支持部8a
と、該物品支持部8aの両端に、物品支持部8aと一体
に回転するように取り付けられた摩擦円板部8bとを備
え、その外周面が摩擦円周面8cとなっている。本実施
例において、この摩擦円周面8cの外径は物品支持部8
aの外径に等しく設定されている。
【0017】10は、コンベア部材1の走行路の上方
に、該走行路に沿って平行に且つローラ8の摩擦円周面
8cに接触可能な位置に配置された摩擦板、11はその
摩擦板10をローラ8の摩擦円周面8cに接触する位置
及び離れた位置に移動させる摩擦板駆動装置であり、本
実施例ではシリンダ装置が用いられている。この摩擦板
10の設置領域は、図3から良く分かるように、コンベ
ア部材1のローラ8に乗せて搬送中の物品2を複数個、
集積した形(突き当たった形)で一時的に停止させて貯
留する領域S内としており、好ましくは、その領域S内
の前端部分を含む位置としている。なお、この摩擦板1
0は、図3に示すように領域S内に1個設ける場合に限
らず、図4に示すように物品2の貯留数が多い場合など
には、領域S内の走行方向の前端部分に配置した摩擦板
10Aと、その後ろに配置した摩擦板10Bのように2
個設けてもよく、更には3個以上設けてもよい。
【0018】図1〜図4において、13は物品2を必要
に応じて停止させるためのストッパ、14はそのストッ
パ13を物品2を止める位置及び物品2の通過を許容す
る位置に移動させるシリンダ装置である。
【0019】次に、上記構成の搬送装置の動作を図5も
参照して説明する。通常は、摩擦板10がローラ8の摩
擦円周面8cに接触しない位置に退避しており、ローラ
8は回転しない状態でコンベア部材1の走行に伴って走
行している。そして、通常のベルトコンベアと同様に、
そのローラ8上に物品2を乗せると、その物品2はロー
ラ8に支持されて図3に矢印Bで示す方向にローラ8の
走行速度(従ってコンベア部材1の走行速度)で搬送さ
れる。従って、図5(a)に示すように、矢印B方向に
走行中のコンベア部材1上に物品2を一定ピッチで送り
込むと、その物品2は一定ピッチを保って連続的に搬送
され、摩擦板10を配置した領域をそのまま通過する。
【0020】ところで、このコンベア部材1で搬送中の
物品2を、一時的に貯留したい時がある。その場合、図
5(b)に示すように、ストッパ13を降下させる。す
るとそのストッパ13に突き当たった物品2が止めら
れ、更に後続の物品2が先に止まった物品2に突き当た
って止められるという動作が生じ、物品2がストッパ1
3の上流に積み重ねられてゆく。この時、コンベア部材
1及びそれに設けているローラ8は走行を継続している
が、停止した物品2の下を通過するローラ8は回転自在
であるので、物品2に対してころがり接触しながら通過
し、それぞれの物品2に対してはあまり大きい力は作用
させない。しかしながら、停止した物品2の個数が増加
すると、ストッパ13で止められた最先端の物品2に対
して、それに後続した物品2に作用する力が加算され、
かなり大きい力が作用することとなり、物品2が紙容器
のように弱いものである場合には、物品2に変形や潰れ
が発生することがある。
【0021】そこで、摩擦板10を配置した領域に物品
2が停止した時点で、図5(c)に示すように、摩擦板
10を摩擦板駆動装置11で降下させ、図6に示すよう
に、摩擦板10をその下を通過するローラ8の摩擦円周
面8cに押し付ける。これにより、図6、図7に示すよ
うに、摩擦板10の下を通過する摩擦円周面8cが摩擦
板10との接触によって強制的に矢印C方向に回転させ
られ、それに従って、ローラ8の物品支持部8aも、物
品2を支持した上面がローラ8の移動方向とは反対方向
に回転させられる。ここで、摩擦円周面8cが摩擦板1
0に対してころがり接触するため、摩擦円周面8cの周
速v1 は、ローラ8(及びコンベア部材1)の走行速度
Vと等しくなっている。また、前記したように摩擦円周
面8cの外径と物品支持部8aの外径とを等しく定めて
いるので、物品支持部8aの周速v2 は摩擦円周面8c
の周速v1 と等しく、ローラ8の走行速度Vと等しくな
る。このため、物品支持部8aに支持された物品2は、
物品支持部8aの回転によってローラ8に対してローラ
8の走行方向とは反対方向に、走行速度Vと等しい速度
で搬送されることとなり、結局、所定位置に停止した状
態に保たれる。換言すれば、摩擦板10でローラ8の摩
擦円周面8cを強制回転させることで、ストッパ13で
止められていた物品2には、コンベア部材1の走行によ
る力がほとんど作用しなくなる。
【0022】その後も、図5(d)に示すように、止め
ている物品2の上流に更に物品2が集積されるが、摩擦
板10を配置した領域に停止している物品2には、その
下を通過するコンベア部材1のローラ8による力がほと
んど作用しないため、摩擦板10の上流に停止した物品
のみにローラ8による力が作用しており、結局、物品2
に作用する力が集積されてもさほど大きくならない。か
くして、ストッパ13の上流に多くの物品2を集積して
も、その物品2に変形や潰れ等が生じることがない。な
お、摩擦板10の上流に、更に多くの物品2を集積し、
その物品2に作用する力が集積されるとかなりの大きさ
になって、物品2に変形や潰れが生じる恐れのある場合
には、その部分にも別の摩擦板(図4に示す摩擦板10
B参照)を配置し、その領域に物品が集積された後、そ
の摩擦板を降下させてその下を通過するローラ8の摩擦
円周面8cに押し付ける構成とすればよい。
【0023】図5(d)に示すように、複数の物品2を
所定の時間だけ貯留し、その物品2を下流に送り出して
も良いタイミングとなると、ストッパ13を上方に退避
させ、且つ摩擦板10も上方に退避させる。これによ
り、摩擦板10によるローラ8の強制回転が解除され、
ローラ8に乗せた物品2がローラ8の移動につれて下流
に搬送され、次工程に送られる。以上に説明したよう
に、この実施例では、コンベア部材1で搬送中の複数の
物品2を、変形や潰れを生じることなく、必要な時に一
時的に停止させて貯留することができる。
【0024】なお、上記実施例では、ローラ8に物品支
持部8aとは別に摩擦円板部8bを形成し、その摩擦円
板部8bに摩擦円周面8cを形成しているが、本発明は
必ずしもこの構成に限らず、摩擦円板部8bを省略し、
物品支持部8aの一部を摩擦円周面として、それに摩擦
板10を押し付けるように変更してもよい。
【0025】以上の実施例は、コンベア部材1の走行中
にその上に保持した物品2を停止させる場合を説明した
が、本発明はこの場合に限らず、物品2の速度を増加或
いは減少させる構成とすることも可能である。以下、そ
の場合の実施例を説明する。
【0026】図8〜図10は物品2の速度をコンベア部
材1の走行速度よりも低くする場合の実施例を示すもの
である。この実施例では、ローラ8の物品支持部8aの
両端に、物品支持部8aより大径の摩擦円周面8cを備
えた摩擦円板部8dを設け、その摩擦円周面8cの上面
に摩擦板10を接触可能に配置している。その他の構成
は先に述べた実施例と同様である。図8〜図10に示す
実施例では、摩擦板10を降下させて摩擦円周面8cに
押し付け、摩擦板10の下を通過する摩擦円周面8cを
強制回転させた時、その摩擦円周面8cの周速v1 は、
ローラ8の走行速度Vと等しくなるが、物品支持部8a
の外径が摩擦円周面8cの外径より小さいため、物品支
持部8aの周速v2 は摩擦円周面8cの周速v1 及び走
行速度Vよりも小さくなる。このため、物品支持部8a
に保持された物品2は、物品支持部8aの回転によって
ローラ8に対してローラ8の走行方向とは反対方向に、
走行速度Vよりも小さい速度で搬送され、結局コンベア
部材1による搬送速度よりも低い速度で同方向に搬送さ
れる。換言すれば、ローラ8に保持されて搬送されてい
る物品5は、摩擦板10を作動させた領域で減速される
こととなる。かくして、図10に示すように、コンベア
部材1上に一定ピッチPで乗せられ、コンベア部材1の
走行速度Vで搬送されている物品2は、摩擦板10を配
置した領域に入ると、速度Vよりも低い速度V1 に減速
され、且つ小さいピッチP1 となり、次工程に送り出さ
れる。
【0027】なお、図8〜図10に示す実施例では摩擦
板10を配置した領域を常時、物品2を減速する領域と
して使用することができ、その場合には、摩擦板10を
常にローラ8の摩擦円周面8cに接触する位置に固定し
ておけばよい。従って、この場合には、摩擦板10をロ
ーラに接触する位置及び離れた位置に移動させる摩擦板
駆動装置11は必ずしも必要なく、省略してもよい。
【0028】図11〜図13は物品2の速度をコンベア
部材1の走行速度よりも高くする場合の実施例を示すも
のである。この実施例では、図1〜図6に示す実施例と
同様に、ローラ8は、物品支持部8aと、その両端に設
けられ、物品支持部8aと同一外径の摩擦円周面8cを
備えた摩擦円板部8bを有しているが、その摩擦円周面
8cに接触する摩擦板10を、摩擦円周面8cの下側に
接触するように設けている。その他の構成は図1〜図6
に示す実施例と同様である。図11〜図13に示す実施
例では、摩擦板10を上昇させて摩擦円周面8cに押し
付けると、摩擦板10の上を通過する摩擦円周面8cは
摩擦板10との接触によって強制的に矢印D方向に、即
ち図1〜図6の実施例における回転方向とは逆方向に回
転させられ、それに従って、ローラ8の物品支持部8a
も、物品2を支持した上面がローラ8の移動方向に回転
させられる。かくして、ローラ8で保持した物品2がロ
ーラ8の回転によってローラ8に対して前進させられ、
物品2の搬送速度はローラ8自体の走行速度V(すなわ
ちコンベア部材1の走行速度)よりも高速となる。換言
すれば、摩擦板10を作動させることで、その摩擦板1
0を配置した領域を通過する物品2の速度を増すことが
できる。かくして、図13に示すように、コンベア部材
1上に一定ピッチPで乗せられ、コンベア部材1の走行
速度Vで搬送されている物品2は、摩擦板10を配置し
た領域に入ると、速度Vよりも早い速度V2 に増速さ
れ、且つ大きいピッチP2 となり、次工程に送り出され
る。
【0029】ここで、摩擦円周面8cが摩擦板10に対
してころがり接触するため、摩擦円周面8cの周速v1
は、ローラ8の走行速度Vと等しくなっており、且つ、
前記したように摩擦円周面8cの外径と物品支持部8a
の外径とを等しく定めているので、物品支持部8aの周
速v2 は摩擦円周面8cの周速v1 と等しく且つローラ
8の走行速度Vと等しくなる。このため、物品支持部8
aに保持された物品2は、物品支持部8aの回転によっ
てローラ8に対してローラ8の走行方向と同方向に、走
行速度Vと等しい速度で搬送されることとなり、結局、
コンベア部材1の走行速度Vの2倍の速度で搬送され
る。
【0030】なお、図11〜図13に示す実施例におい
て、摩擦円周面8cの外径は必ずしも物品支持部8aの
外径に等しくする必要はなく、必要に応じ変更可能であ
る。この摩擦円周面8cの外径を変えることにより、物
品2の搬送速度を変えることが可能である。例えば図1
4、図15に示すように、ローラ8の物品支持部8aの
両端に、物品支持部8aより大径の摩擦円周面8cを備
えた摩擦円板部8dを設けた場合には、摩擦円周面8c
の周速v1 は、ローラ8の走行速度Vと等しくなるが、
物品支持部8aの外径が摩擦円周面8cの外径より小さ
いため、物品支持部8aの周速v2 は摩擦円周面8cの
周速v1 及び走行速度Vよりも小さくなり、このため、
物品支持部8aに保持された物品2は、物品支持部8a
の回転によってローラ8に対してローラ8の走行方向と
同方向に、走行速度Vよりも小さい速度で搬送され、結
局、コンベア部材1による搬送速度Vよりは高速である
が、2倍よりも低い速度で搬送される。また、逆に摩擦
円周面8cの外径を物品支持部8aの外径よりも小さく
設定すると、それを摩擦板10に接触させて強制回転さ
せた時、物品支持部8aの周速v2 は走行速度Vよりも
大きくなり、このため、物品支持部8aに保持された物
品2を、コンベア部材1による搬送速度Vの2倍よりも
高い速度で搬送できる。
【0031】なお、図11〜図15に示すように、摩擦
板10をローラ8の下側に配置する場合においても、摩
擦板10を常時、ローラ8の摩擦円周面8cに接触する
位置としておいてもよく、従って、摩擦板10をローラ
に接触する位置及び離れた位置に移動させる摩擦板駆動
装置11を省略してもよい。
【0032】ローラ8に、物品支持部8aよりも大径の
摩擦円周面8cを有する摩擦円板部8dを設ける場合に
おいて、コンベア部材1に取り付けたローラ8のピッチ
によっては、隣接したローラ8の摩擦円板部8dが互い
に干渉することがある。その場合には、図16に示すよ
うに、隣接したローラ8における摩擦円板部8dの取付
位置を、軸線方向に交互にずらせておき、摩擦板10の
幅を両方の位置にある摩擦円板部8dに接触するように
広幅としておけばよい。
【0033】図17は本発明の更に他の実施例を示すも
のである。この実施例では、ローラ8の物品支持部8a
の両端に、それぞれ異なる直径の摩擦円周面8cを備え
た摩擦円板部8d、8eを設けており、且つ摩擦円板部
8d及び摩擦円板部8eにそれぞれ対応させて別個の摩
擦板10d、10eと、それぞれを昇降させる摩擦板駆
動装置11d、11eを設けている。この実施例では、
一方の摩擦板10dを上昇させて大径側の摩擦円板部8
dに接触させた状態とすることにより、その摩擦円板部
8dを、物品2をローラ8に対して前方に送る方向に低
速で強制回転させることができ、また、他方の摩擦板1
0eを上昇させて小径側の摩擦円板部8eに接触させた
状態とすることにより、その摩擦円板部8eを同方向に
高速で強制回転させることができ、結局、摩擦板10
d、10eのいずれを使用するかによって、物品2の搬
送速度を、ローラ8の走行速度よりも早い速度領域にお
いて、低速、高速に切り換えることができる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、所定の走行路を走行するように配置したコンベア部
材に回転自在に複数のローラを設けて物品を支持させる
構成とし、且つそのコンベア部材の走行路に沿って、前
記ローラに形成している摩擦円周面に接触するように摩
擦板を配置したことにより、コンベア部材の走行路のう
ち、摩擦板を設けていない領域ではコンベア部材に設け
ているローラが停止していて、その上に乗せた物品をコ
ンベア部材の走行速度で搬送するが、摩擦板を配置した
位置では、前記ローラの摩擦円周面が摩擦板に接触しな
がら移動する際に摩擦板によって強制回転され、これに
よってローラ上の物品をコンベア部材に対して移動させ
ることができ、物品をコンベア部材の走行速度とは異な
る速度で搬送したり、場合によっては停止させたりする
ことができるという効果を有している。
【0035】また、上記した搬送装置において、更に、
前記摩擦板を、前記ローラの摩擦円周面に接触する位置
及び離れた位置に移動させる摩擦板駆動装置を設けてお
くと、摩擦板を必要な時のみに作動させることができ、
コンベア部材の走行路内の摩擦板を配置した領域におい
て、物品をコンベア部材の走行速度と同じ速度で搬送し
たり、異なる速度としたりすることができる。
【0036】ここで、前記摩擦板を前記ローラの摩擦円
周面の上側に配置し、摩擦円周面の上側に接触する構成
とすると、摩擦円周面が摩擦板に接触しながら移動する
際、ローラはその上面(物品を支持する面)がローラの
進行方向に対して反対方向に回転することとなり、物品
の走行速度をローラの走行速度(即ちコンベア部材の走
行速度)よりも遅くすることができ、このため、走行中
の物品に何らかの処理(例えば、高温殺菌処理法による
液体充填後の殺菌時間の確保等)を施す場合に好適であ
る。また、大きいピッチで送られてきた物品のピッチを
小さくして次工程に送り出す場合にも好適に使用でき
る。
【0037】しかも、その際、前記摩擦円周面の外径
を、前記ローラの物品支持部の外径に等しく設定してお
くと、ローラ自体の走行速度と、ローラが回転すること
によって物品を戻す速度とが等しくなり、コンベア部材
の走行中、物品に力を加えることなく停止した状態に保
持できる。従って、摩擦板を摩擦板駆動装置によって前
記ローラの摩擦円周面に接触する位置及び離れた位置に
移動させる構成としておくと、必要な時にのみ摩擦板を
摩擦円周面に接触する位置に降下させ、物品を停止した
状態に保持でき、複数の物品を、その物品に変形や潰れ
を生じることなく走行中のコンベア部材上に一時的に停
止させて貯留できるという効果が得られる。
【0038】一方、前記摩擦板を前記ローラの摩擦円周
面の下側に配置し、摩擦円周面の下側に接触する構成と
すると、摩擦円周面が摩擦板に接触しながら移動する
際、ローラはその上面(物品を支持する面)がローラの
進行方向に回転することとなり、物品の走行速度をロー
ラの走行速度(即ちコンベア部材の走行速度)よりも早
くすることができ、小ピッチで送られてきた物品のピッ
チを大きくすることができる。
【0039】また、前記ローラに複数の且つ直径の異な
る摩擦円周面を設け、更に、その複数の摩擦円周面に対
応するように複数の摩擦板を配置する構成としておく
と、どの摩擦円周面を使用するかによって、ローラの回
転速度を変え、物品の搬送速度を変えることができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の搬送装置の一部を、前面の
ガイド板を省略して示す概略側面図
【図2】図1のA−A矢印概略断面図
【図3】本発明の一実施例の搬送装置全体の概略側面図
【図4】本発明の他の実施例の概略側面図
【図5】図1〜図3に示す実施例の動作を説明する概略
側面図
【図6】上記実施例において、摩擦板を降下させた状態
で示す図1と同一部分の概略側面図
【図7】図6に示す状態でのローラの回転を説明する概
略斜視図
【図8】本発明の他の実施例を示す概略断面図
【図9】図8に示す実施例の一部の概略側面図
【図10】図8に示す実施例の全体の概略側面図
【図11】本発明の更に他の実施例を示す概略断面図
【図12】図11に示す実施例の一部の概略側面図
【図13】図11に示す実施例の全体の概略側面図
【図14】本発明の更に他の実施例を示す概略断面図
【図15】図14に示す実施例の一部の概略側面図
【図16】本発明の更に他の実施例の一部の概略平面図
【図17】本発明の更に他の実施例の概略断面図
【符号の説明】
1 コンベア部材 2 物品 3 ホィール 4 ガイド板 6 連続帯状部材 7 ローラ支持部材 8 ローラ 8a 物品支持部 8b 摩擦円板部 8c 摩擦円周面 10 摩擦板 11 摩擦板駆動装置 13 ストッパ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の走行路を走行するように配置さ
    れ、物品を乗せて搬送する無端状のコンベア部材であっ
    て、無端状の連続帯状部材と、該連続帯状部材に取り付
    けられた複数のローラ支持部材と、該複数のローラ支持
    部材に前記連続帯状部材の長手方向に対して直角方向に
    且つ回転可能に支持され、物品を支持する連続した面を
    形成する複数のローラとを備えた前記コンベア部材と、
    該コンベア部材の走行路に沿って、前記ローラに設けて
    いる摩擦円周面に接触するように配置された摩擦板とを
    有する搬送装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記摩擦板を、前記ローラの摩擦
    円周面に接触する位置及び離れた位置に移動させる摩擦
    板駆動装置を備えていることを特徴とする請求項1記載
    の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記摩擦板が前記ローラの摩擦円周面の
    上側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記摩擦板が前記ローラの摩擦円周面の
    上側に配置されており、前記ローラに形成されている摩
    擦円周面の外径が、前記ローラの物品支持部の外径に等
    しく設定されていることを特徴とする請求項2に記載の
    搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記摩擦板が前記ローラの摩擦円周面の
    下側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記ローラが、複数の且つ直径の異なる
    摩擦円周面を備えており、前記摩擦板は前記複数の摩擦
    円周面に接触可能な位置にそれぞれ配置されていること
    を特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の搬
    送装置。
JP27838895A 1995-10-02 1995-10-02 搬送装置 Pending JPH09100015A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009006353A1 (en) * 2007-07-03 2009-01-08 Laitram, L.L.C. Apparatus and methods for accelerating conveyed articles

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