JPH09100422A - 紫外線硬化性塗料組成物とそれを用いた光磁気ディスク及びその製造方法 - Google Patents

紫外線硬化性塗料組成物とそれを用いた光磁気ディスク及びその製造方法

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JPH09100422A
JPH09100422A JP8202320A JP20232096A JPH09100422A JP H09100422 A JPH09100422 A JP H09100422A JP 8202320 A JP8202320 A JP 8202320A JP 20232096 A JP20232096 A JP 20232096A JP H09100422 A JPH09100422 A JP H09100422A
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meth
acrylate
magneto
acid ester
weight
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Application number
JP8202320A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Uchida
清 内田
Keiji Nishigori
圭史 錦織
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機ポリシロキサン、脂肪酸エステル、フル
オロアルキル基または不飽和型脂肪族アルキル基の側鎖
を分子末端に有する有機化合物を含む紫外線硬化性塗料
を用いて、保護コートの表面の潤滑性が優れ、耐摺動性
が良好で、長期間の信頼性を確保することができる高品
質の光磁気ディスクを提供する。 【解決手段】 (メタ)アクリル酸エステル100重量部
に対して、光重合性プレポリマー30-80重量部、光重合
開始剤10-40重量部、有機ポリシロキサン0.1-10重量部
を含む紫外線硬化性塗料を光磁気ディスクの反射膜14
の上にスピンコート法を用いて約10μm塗布し、常温
で紫外線(照度:600mW/cm2、光量:800m
J/cm2)を照射して保護コート15を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁界変調方式の記
録を行う光磁気ディスクの、特に耐摺動性を有する保護
コートに用いる紫外線硬化性塗料と、それを用いた光磁
気ディスク及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気ディスクは高密度記録メデ
ィアとして注目されてきている。光磁気ディスクは略同
芯円状の案内溝が形成された光学的に透明な基板上に、
保護層と光磁気記録層と保護層と反射層と保護コートを
順次形成した構成が用いられる例が多い。基板はポリカ
ーボネートなどの光学的に透明な材料で構成する。光磁
気記録層はTbFeCoなどの垂直磁気異方性と磁気光
学効果を有する希土類金属と遷移金属の非晶質合金を薄
膜化して構成する。保護層はシリコン窒化膜などで構成
し、光磁気記録層の酸化防止のために必要である。反射
層はアルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする合
金の薄膜で構成し、再生信号の検出効率の向上と熱拡散
の制御のために設置される。保護コートは、光重合開始
剤、光重合性プレポリマー、及び(メタ)アクリル酸エ
ステルからなる紫外線硬化性樹脂により形成され、湿気
が光磁気記録層に侵入するのを防止するために用いられ
る。
【0003】このような光磁気ディスクに対して情報信
号を書き込むための記録装置は、前記光磁気ディスクに
レーザ光束を照射する光学ピックアップ装置と、前記光
磁気ディスクに外部磁界を印加する磁界印加装置と、前
記光磁気ディスクを回転移動する機構と、前記光ピック
アップ装置を移動する手段と前記磁界印加装置を移動す
る機構を備えている。
【0004】前記光学ピックアップ装置は、半導体レー
ザ等の光源と、この光源より発する光束を導き集光させ
る所定の光学デバイス等を有して構成されている。この
光学ピックアップ装置は、前記光磁気ディスクから一定
の距離を隔てた位置に配置され、前記光磁気ディスクの
光磁気記録層に対して、光束を集光させて照射する。こ
の光束の照射は、前記光磁気ディスクの基板の光磁気記
録層が形成された側の主面部の裏側より、前記基板を透
して行われる。前記光学ピックアップ装置に於いて、光
束の光出力を変調させる場合には、前記半導体レーザ等
の発光出力が、ドライブ回路などによって変調される。
このように、前記光束の光出力を変調することによって
情報信号の書き込みを行う方式は、光変調方式と呼ばれ
る。
【0005】一方、前記磁界印加装置として、磁界発生
用のコイルと、このコイルが卷回される磁性コア等を有
して構成される磁気ヘッド装置を設置することができ
る。この磁気ヘッド装置は、前記光磁気ディスクに近接
する位置に配置され、前記光磁気ディスクの光磁気記録
層に対して、この光磁気記録層の表面部に対して垂直方
向に外部磁界を印加する。この外部磁界の印加は、前記
光磁気ディスクの基板の光磁気記録層が形成された側の
主面部より行う。この磁気ヘッド装置に於いて、外部磁
界の強度及び方向を変調させるには、磁界発生用のコイ
ルに供給される電流を、ドライブ回路などによって変調
する。このように外部磁界の強度及び方向を変調するこ
とにより情報信号の書き込みを行う記録方式は磁界変調
方式と呼ばれている。
【0006】磁界変調方式の光変調方式に対する利点
は、情報信号の書き込みに先だって予め記録膜の磁化の
方向を一方向に揃える初期化操作が不要である点、情報
の重ね書きができる点、及びマーク長記録に適している
という点である。
【0007】光変調方式に於ける情報の重ね書きの方式
も提案されているが、このような光磁気ディスクは光磁
気記録層が複数の磁性薄膜で構成されて複雑であり、製
造の煩雑さ等がある。これに対し、磁界変調方式を採用
すると、簡単な構成の光磁気ディスクにより容易に重ね
書きを行うことができ、広く実用化されようとしてい
る。
【0008】前記したように、磁界変調方式は、集束さ
せたレーザ光を前記光磁気ディスクの案内溝に沿って走
査し、同時に外部印加磁界を変調して、光磁気記録層の
レーザ光が照射された部分の磁化の向きを変えて記録す
る方式である。光磁気記録層の磁化を反転するために必
要な磁界は、比較的高い周波数(数百kHz以上)でそ
の方向と強度を変える必要があり、そのような磁界の発
生は前記磁気ヘッド装置の磁性コアの近傍に限定され
る。このため、前記光磁気ディスクの光磁気記録層のレ
ーザ光照射部分と磁気ヘッド装置の距離はできる限り短
くする必要がある。
【0009】前記磁気ヘッド装置をこのような状態に配
設する手法としては、前記磁気ヘッド装置を前記光磁気
記録層の上に当接載置させたままで前記光磁気ディスク
を回転させることが考えられる。すなわち、前記磁気ヘ
ッド装置をバネなどによって前記光磁気ディスクに圧接
させた状態で、前記光磁気ディスクを回転操作すれば、
前記磁気ヘッド装置は、前記光磁気ディスクに対して常
に摺接され、前記光磁気ディスクの光磁気記録層に対す
る距離が一定となり、かつ、光磁気記録層に対して最も
近接した位置となる。
【0010】しかしながら、前記光磁気ディスクの光磁
気記録層に外部磁界を印加するために、前記磁気ヘッド
装置を前記光磁気ディスクに摺接させると、前記光磁気
ディスクの保護コートと前記磁気ヘッド装置の間に発生
する摩擦力が回転操作に対する負荷の増大を招き、また
摩耗による前記磁気ヘッド及び前記保護コートの破損等
を招く恐れがある。このため、上記保護コートと上記磁
気ヘッド装置との摩擦力を低減する手法が数例提案され
ている。
【0011】この手法に関する従来の第1の例として特
開平05−307777号公報に記載されている内容を
説明する。構成は前記光磁気ディスクの保護コート上
に、シリコンオイルから成る潤滑剤層を形成するもので
ある。その形成方法は溶剤により希釈した潤滑剤を含浸
させた不織布等の塗布部材を前記光磁気ディスクの保護
コート形成面上に設置し、プレス機によってこの塗布部
材を前記光磁気ディスクの保護コートに圧接させて、こ
の光磁気ディスクの保護コート上に潤滑剤層を形成する
ものである。
【0012】また、従来の第2の例として特開平05−
163564号公報に記載されている内容を説明する。
構成は前記光磁気ディスクの保護コート上に、1つ以上
の活性な極性基を有するフッ素と炭素を主成分とするフ
ロロカーボン潤滑油により形成された潤滑剤層を設置し
たものである。その形成方法は有機の樹脂で形成された
保護コートの表面に、ポリフロロカーボン潤滑油をイソ
プローピールアルコールに溶解させたものをスピンコー
ト法により塗布した後、これを80℃に加熱して溶媒を
蒸発させることにより潤滑剤層を形成するものである。
【0013】従来の第3の例として前記光磁気ディスク
の保護コートに潤滑剤を含浸させる手法を例示すること
ができる。特開昭64−043834号公報には、前記
光磁気ディスクの薄膜層上に、脂肪酸またはエステル若
しくはその混合物からなる潤滑剤を含浸した高分子シー
トを接着により保護コート上に形成する構成が開示され
ている。また、特開昭63−098857号公報には、
含浸させる潤滑剤としてフッ化カーボン系潤滑剤が開示
されており、特開平03−160642号公報には含浸
させる潤滑剤として反応性シリコーン化合物が開示さ
れ、特開平04−209346号公報には含浸させる潤
滑剤としてイソシアネート基を末端に有するパーフルオ
ロポリエーテルを重合して用いた例が開示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の磁界変調記録が可能な3つの手法による光磁気
ディスクでは、製造工程の煩雑さ、摺動耐久性の不足な
どの課題がある。
【0015】即ち、第1の従来例においては、潤滑剤を
希釈するために用いた溶剤が揮発する際に、光磁気ディ
スクの基板を構成するポリカーボネートと反応し、基板
の光透過率を減少させる課題がある。また従来の光磁気
ディスクの製造の設備に加えて、防爆の為に揮発した溶
剤を回収する為の設備が必要になり、プレス設備を追加
する必要があるという課題もあり、光磁気ディスクを低
価格で提供することが難しい。
【0016】また、第2の従来例の於いては潤滑剤を希
釈するために用いた溶剤を蒸発させるための加熱設備と
防爆対応の蒸発溶剤の回収設備が従来の光磁気ディスク
の製造の設備に加えて必要である。
【0017】更に、第3の従来例に於いては脂肪酸エス
テル潤滑剤、フッ化カーボン系潤滑剤、反応性シリコー
ン化合物の潤滑剤を単独に混合しただけでは、初期特性
に於ける摩擦力低減には効果があるが、高温多湿環境下
で摩擦力が上昇し、摺動耐久性が確保できないという課
題を有していた。
【0018】本発明は、前記従来の問題点を解決するた
め、保護コートの表面の潤滑性に優れ、耐摺動性が良好
で、長期間の信頼性を確保することができ、しかも製造
コストの低い光磁気ディスクを製造するための紫外線硬
化性塗料組成物とそれを用いた光磁気ディスク及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の紫外線硬化性塗料組成物は、(メタ)アク
リル酸エステルと光重合性プレポリマーと、光重合開始
剤と、有機ポリシロキサンを含む紫外線硬化性塗料にお
いて、各成分の組成割合が、 (a)(メタ)アクリル酸エステル 100重量部 (b)光重合性プレポリマー 30〜80重量部 (c)光重合開始剤 10〜40重量部 (d)有機ポリシロキサン 0.1〜10重量部 であることを特徴とする。
【0020】ここで(メタ)アクリル酸エステルとは、
アクリル酸エステルとメタクリル酸エステルを含むもの
である。有機ポリシロキサンとは、前記式(化1)に示
す分子構造を有するものをいい、側鎖X、Yにより種々
の変性品が存在しうる。
【0021】前記式(化1)において、側鎖X、Yとし
て本実施例に好ましく利用できるものとしては、例えば
アルキル基、高級脂肪酸エステル基、メチル塩素化フェ
ニル基、炭素数4〜18のアルキル基を有する直鎖状ま
たは分枝状分子鎖、メチルフェニル基などである。側鎖
X、Yは互いに同一であっても、または異なっていても
よい。有機変性ポリシロキサンは下記式(化2)及び下
記式(化3)に示されるポリメチルシロキサンであって
もよい。ポリメチルシロキサンは1種類であってもよい
し、複数種を組み合わせて用いてもよい。
【0022】
【化2】
【0023】
【化3】
【0024】前記構成においては、(メタ)アクリル酸
エステル100重量部に対して脂肪酸エステルを0.1
〜10重量部添加することが好ましい。またこの場合、
(メタ)アクリル酸エステル100重量部に対して、フ
ルオロアルキル基または不飽和型脂肪族アルキル基の側
鎖を分子末端に有する有機化合物を0.1〜10重量部
添加することが好ましい。ここでいうフルオロアルキル
基とは飽和型または不飽和型のものを含む。
【0025】また前記構成においては、光重合性プレポ
リマーがウレタン(メタ)アクリレート及びエポキシ
(メタ)アクリレートから選ばれる少なくとも1つであ
ることが好ましい。ここでウレタン(メタ)アクリレー
トとはイソシアネート基を有する有機化合物に、ヒドロ
キシ基を有する(メタ)アクリレートとポリエステルを
反応させて合成したものをいう。またエポキシ(メタ)
アクリレートとは、フェノールノボラック型やビスフェ
ノールA型、または脂環型のエポキシ樹脂のエポキシ基
を(メタ)アクリル酸でエステル化し官能基をアクリロ
イル基としたものである。
【0026】前記構成においては、(メタ)アクリル酸
エステルが、ラウリル(メタ)アクリレート、エトキシ
ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキ
シエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリ
ル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリ
レート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、及びヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレートから選ばれ少なくと
も1つであることが好ましい。
【0027】前記構成においては、脂肪酸エステルが有
する脂肪族アルキル基の炭素数が10から18の範囲で
あることが好ましい。前記構成においては、フルオロア
ルキル基または不飽和型脂肪族アルキル基の側鎖を分子
末端に有する有機化合物(以下、含アルキル基有機化合
物という)が、脂肪酸アルキルコハク酸ジエステルであ
ることが好ましい。ここで脂肪酸アルキルコハク酸ジエ
ステルとは、下記式(化4)に示されるものをいう。
【0028】
【化4】
【0029】前記構成においては、25℃における粘度
が20〜100センチポイズであることが好ましい。次
に本発明の光磁気ディスクの製造方法は、光学的に透明
な基板上に、無機化合物の薄膜からなる光磁気記録層を
形成し、前記光磁気記録層の上に有機化合物からなる保
護コート層を形成する光磁気ディスクの製造方法におい
て、 (a)(メタ)アクリル酸エステル 100重量部 (b)光重合性プレポリマー 30〜80重量部 (c)光重合開始剤 10〜40重量部 (d)有機ポリシロキサン 0.1〜10重量部 の組成からなる紫外線硬化性塗料を前記薄膜に塗布し、
照度が300mW/cm 2 以上1000mW/cm2
下の範囲にあり、光量が500mJ/cm2 以上150
0mJ/cm2 以下の範囲である紫外線を前記紫外線硬
化性塗料に照射して塗料を硬化して保護コート層を形成
することを特徴とする。
【0030】前記製造方法においては、紫外線硬化性塗
料を無機化合物の薄膜に5〜50μmの範囲の厚さに塗
布することが好ましい。前記製造方法においては、(メ
タ)アクリル酸エステル100重量部に対して脂肪酸エ
ステルを0.1〜10重量部を含むことが好ましい。
【0031】また前記製造方法においては、(メタ)ア
クリル酸エステル100重量部に対して、フルオロアル
キル基または不飽和型脂肪族アルキル基の側鎖を分子末
端に有する有機化合物0.1〜10重量部を含むことが
好ましい。
【0032】また前記製造方法においては、光重合性プ
レポリマーが、ウレタン(メタ)アクリレート及びエポ
キシ(メタ)アクリレートから選ばれる少なくとも1つ
であることが好ましい。
【0033】また前記製造方法においては、(メタ)ア
クリル酸エステルが、ラウリル(メタ)アクリレート、
エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、
フェノキシエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロ
フルフリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メ
タ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリ
レート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
及びヘキサンジオールジ(メタ)アクリレートから選ば
れる少なくとも1つであることが好ましい。
【0034】また前記製造方法においては、脂肪酸エス
テルが有する脂肪族アルキル基の炭素数が10以上18
以下の範囲であることが好ましい。また前記製造方法に
おいては、フルオロアルキル基または不飽和型脂肪族ア
ルキル基の側鎖を分子末端に有する有機化合物が、脂肪
酸アルキルコハク酸ジエステルであることが好ましい。
【0035】また前記製造方法においては、(メタ)ア
クリル酸エステルが、アクリル酸エステルまたはメタク
リル酸エステルであることが好ましい。また前記製造方
法においては、25℃における粘度が、20〜100セ
ンチポイズであることが好ましい。
【0036】また前記製造方法においては、有機ポリシ
ロキサンが、前記式(化1)であることが好ましい。次
に本発明の光磁気ディスクは、光学的に透明な基板上
に、無機化合物の薄膜からなる光磁気記録層を形成し、
前記光磁気記録層の上に有機化合物からなる保護コート
層を形成する光磁気ディスクにおいて、前記有機化合物
が (a)(メタ)アクリル酸エステル 100重量部 (b)光重合性プレポリマー 30〜80重量部 (c)光重合開始剤 10〜40重量部 (d)有機変性ポリシロキサン 0.1〜10重量部 の組成からなる紫外線硬化性塗料の硬化物であることを
特徴とする。
【0037】前記光磁気ディスクにおいては、有機化合
物で構成された保護コートの厚みが5〜50μmの範囲
にあることが好ましい。また前記光磁気ディスクにおい
ては、(メタ)アクリル酸エステル100重量部に対し
て脂肪酸エステル0.1〜10重量部を含むことが好ま
しい。
【0038】また前記光磁気ディスクにおいては、(メ
タ)アクリル酸エステル100重量部に対して、フルオ
ロアルキル基または不飽和型脂肪族アルキル基の側鎖を
分子末端に有する有機化合物0.1〜10重量部を含む
ことが好ましい。
【0039】また前記光磁気ディスクにおいては、光重
合性プレポリマーがウレタン(メタ)アクリレート及び
エポキシ(メタ)アクリレートから選ばれる少なくとも
1つであることが好ましい。
【0040】また前記光磁気ディスクにおいては、(メ
タ)アクリル酸エステルが、ラウリル(メタ)アクリレ
ート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、テトラ
ヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソボルニル
(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)ア
クリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、及びヘキサンジオールジ(メタ)アクリレートから
選ばれる少なくとも1つであることが好ましい。
【0041】また前記光磁気ディスクにおいては、脂肪
酸エステルが有する脂肪族アルキル基の炭素数が10以
上18以下の範囲であることが好ましい。また前記光磁
気ディスクにおいては、フルオロアルキル基または不飽
和型脂肪族アルキル基の側鎖を分子末端に有する有機化
合物が、脂肪酸アルキルコハク酸ジエステルであること
が好ましい。
【0042】また前記光磁気ディスクにおいては、(メ
タ)アクリル酸エステルがアクリル酸エステルまたはメ
タクリル酸エステルであることが好ましい。また前記光
磁気ディスクにおいては、有機ポリシロキサンが前記式
(化1)で示されることが好ましい。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明の光磁気ディスクの保護コ
ートを構成する光重合性プレポリマーは保護コートの主
たる構造体を構成する。(メタ)アクリル酸エステルを
添加することによって前記組成物塗料を5〜50μmの
薄膜状に形成しやすくなる。すなわち、光重合性プレポ
リマーは一般に粘度が高く、通常光ディスクの保護コー
トの生産に用いるスピンコーター装置では50μm以下
の薄膜を構成することが困難である。そこで粘度が低い
単官能及び二官能から選ばれる少なくとも一つの官能基
を有する(メタ)アクリル酸エステルを混合することに
より低粘度化してスピンコーター装置にて前記組成物塗
料を5〜50μmの薄膜状に容易に形成することができ
る。前記において単官能(メタ)アクリル酸エステルと
は、エステル基の末端が反応性を有さないものをいい、
二官能(メタ)アクリル酸エステルとは、エステル基の
末端も反応性−OH基などのようにを有するものをい
う。またジ(メタ)アクリル酸エステルのように両末端
にアクリル基またはメタクリル基を有する化合物も二官
能物質である。
【0044】保護コートに含まれる有機変性ポリシロキ
サンは光重合性プレポリマー及び(メタ)アクリル酸エ
ステルの保護コートの表面の潤滑性と耐擦傷性を向上さ
せ耐摩耗性を向上させる。脂肪酸エステルは摩擦力の低
減に効果を発揮する。含アルキル基有機化合物は、脂肪
酸エステルとの複合効果により高温多湿環境下での摺動
特性を向上させる。
【0045】図1は本実施例の光磁気ディスクの構成を
示す概略断面図である。光磁気ディスクは、例えばポリ
カーボネートで形成した光学的に透明な円盤状の基板1
0、基板10上に形成した第1の保護層11、第1の保
護層11上に形成した光磁気記録層12、光磁気記録層
12上に形成した第2の保護層13、第2の保護層13
上に形成した反射膜14、反射膜14上に形成された保
護コート15から構成される。例えば、保護層11及び
保護層13はSiNを主たる成分とする。光磁気記録層
12はTbFeCoCrを主たる成分とする。反射膜1
4はAlTiを主たる成分とする。
【0046】基板10は、ポリカーボネート以外に光学
的に透明で且つ寸法安定性に優れたガラスやポリメチル
ペンテン等を用いても構成することができる。基板10
の少なくとも片面には、略同芯円に沿って溝や凹凸のピ
ットを形成する。基板10に形成する溝は集光したレー
ザ光束を導く案内溝としての主たる役割があり、凹凸の
ピットはレーザ光束を任意の位置に移動するための位置
情報などを記録するために用いる。基板10は溝や凹凸
ピットを形成するために原盤から複製して作製する。原
盤は表面が清浄な円盤状のガラス板上に感光性樹脂をス
ピンナー法等を利用して塗布し、前記感光性樹脂上の溝
や凹凸ピットを形成する領域に部分的に光を照射して焼
き付け、現像してメッキを行いマスター盤を作製する工
程と、マスター盤からマザー盤を複製する工程と、マザ
ー盤からスタンパーを複製する工程を順次経て作製す
る。基板10の構成材料であるポリカーボネートを溶融
して金型と金型に設置されたスタンパーにより作られた
空間に射出成形して基板10を形成する。基板10のサ
イズは直径65〜90mm程度、厚さ0.5〜1.2m
m程度である。
【0047】第1の保護層11と第2の保護層13は、
光磁気記録層12を湿気から保護する役割を主として担
う。この役割の他に第1の保護層11は、集光したレー
ザ光束が光磁気記録層12に照射された際に発生する熱
から基板10を保護する役割と、レーザ光束が光磁気記
録層12に効果的に吸収、反射されるように調節する機
能も有する。第2の保護層13は上記の光磁気記録層1
2を湿気から保護する主たる役割以外に、レーザ光束が
光磁気記録層12に効果的に吸収、反射されるように調
節する機能と光磁気記録層12の局所的な昇温が効率的
に行われるように熱拡散の状況を調整する機能を有す
る。
【0048】第1の保護層11と第2の保護層13は、
SiNの他に、SiO2 、Al2 3 、Ta2 5 、T
iO2 等の金属酸化物や、AlN等の金属窒化物や、T
iC、SiC等の無機炭化物や、AlTaO、ZnS、
ZnSe、ZnSSiO2 、ZnSeSiO2 、上記金
属酸化物と金属窒化物の複合化合物等の光学的な透明性
が確保できる材料を薄膜状にして構成することができ
る。
【0049】光磁気記録層12は垂直磁気異方性と磁気
光学効果を有する材料を用いて構成され、TbFe、T
bFeCo、DyFeCoなどの希土類金属と遷移金属
の非晶質合金や、MnBiやPtCo等の垂直磁化を有
する磁性材料の薄膜が利用できる。また、各合金または
各単体金属の薄膜を層状に構成して利用することもでき
る。
【0050】反射膜14は光磁気記録層12を透過した
レーザ光束を反射するために用いる。反射膜14はA
u、Ag、Pt、Al等の金属またはその合金を薄膜状
にして利用する。必要に応じてTa、Ti、Cr、Z
r、V、Pb、Mo、Pd等を少量添加しても良い。
【0051】第1の保護層11、第2の保護層13、光
磁気記録層12、反射膜14は真空蒸着法やスパッタ法
を用いて形成する。その形成厚みは第1の保護層11が
80nmから120nmの範囲、光磁気記録層12が1
0nmから50nmの範囲、第2の保護層13が5nm
から30nmの範囲、反射膜14が20nmから60n
mの範囲であることが好ましい。
【0052】保護コート15は、反射膜14を機械的な
損傷から守る機能と、湿気等が直接反射膜14に接触す
ることを防止する機能と、摺接する磁気ヘッドに対する
摩擦力を回転操作に支障がでない程度に低減する機能
と、摩耗による磁気ヘッドと保護コート15の破壊を防
止する機能を確保する為のものである。保護コート15
は紫外線硬化性塗料をスピンコート法やスクリーン印刷
法を用いて、反射膜14上に塗布し、紫外線を照射して
形成する。
【0053】次に本実施例の紫外線硬化性塗料組成物の
構成成分を詳細に説明する。本実施例の光磁気ディスク
の保護コート15を構成する為の紫外線硬化性塗料組成
物の構成成分である光重合性プレポリマーは、保護コー
ト15の主たる構造体を構成するものである。前記光重
合性プレポリマーはポリエステルアクリレート、シリコ
ンアクリレート、メラミンアクリレート、ウレタンアク
リレート、エポキシアクリレート等を利用することがで
きるが、硬度と柔軟性を備えたウレタンアクリレートと
エポキシアクリレートが好ましい。さらに好ましくは、
紫外線硬化性塗料を低粘度化するためにエポキシアクリ
レートを用いる。
【0054】本実施例の光磁気ディスクの保護コート1
5を構成する為の紫外線硬化性塗料組成物の構成成分で
ある単官能のアクリル酸エステルは、光重合性プレポリ
マーの粘度の低減と、反射膜14と保護コート15の密
着性の確保のために用いる。単官能のアクリル酸エステ
ルとして、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、ラウリルメタアクリレ
ート、ジエチルアミノエチルメタアクリレート、メチル
メタアクリレート、n−ブメチルメタアクリレート、ノ
ニルフェノキシエチルアクリレート、テトラヒドロフル
フリルオキシエチルアクリレート、シクロヘキサンオキ
シエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルオキシ
ヘキサノリドアクリレート、1,3-ジオキソランアクリ
レート、トリシクロデカニルオキシアクリレート、イソ
アミルアクリレート、ステアリルアクリレート、ブトキ
シエチルアクリレート、メトキシトリエチレングリコー
ルアクリレート、メトキシジプロピレングリコールアク
リレート、フェノキシポリエチレングリコールアクリレ
ート、イソボニルアクリレート、ラウリルアクリレー
ト、エトキシジエチレングリコールアクリレート、フェ
ノキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルア
クリレート、イソボルニルアクリレート、トリシクロデ
カニルアクリレート等を利用することができる。耐候性
と密着性向上のために好ましくは、ラウリルアクリレー
ト、エトキシジエチレングリコールアクリレート、フェ
ノキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルア
クリレート、イソボルニルアクリレート、トリシクロデ
カニルアクリレートを単独または混合して用いることが
できる。
【0055】本実施例の光磁気ディスクの保護コート1
5を構成する為の紫外線硬化性塗料組成物の構成成分で
ある二官能のアクリル酸エステルは、光重合性プレポリ
マーの粘度の低減と、重合反応速度の高速化のために用
いる。二官能のアクリル酸エステルとして、1,3-ブタ
ンジオールジアクリレート、1,4-ブタンジオールジア
クリレート、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート、
ジエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレング
リコールジアクリレート、トリシクロデカンジメチロー
ルジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ヘキサ
ンジオールジアクリレート等を利用することができる。
希釈性向上のために好ましくはトリエチレングリコール
ジアクリレートと、ネオペンチルグリコールジアクリレ
ートと、ヘキサンジオールジアクリレートを単独または
混合して用いることができる。
【0056】また前記アクリル酸エステルは、単官能の
アクリル酸エステルを単独で用いてもよいし、二官能の
アクリル酸エステルを単独で用いてもよいし、単官能の
アクリル酸エステルと二官能のアクリル酸エステルを併
用してもよい。さらに前記アクリル酸エステルは、Hが
メチル基に置換したメタクリル酸エステルであってもよ
い。また25℃に於ける紫外線硬化性塗料の粘度が10
0センチポイズを越えない範囲で、三官能以上の(メ
タ)アクリル酸エステルを添加しても良い。添加する三
官能以上の(メタ)アクリル酸エステルとしてトリメチ
ルプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールト
リアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート、ジペンタエリスルトールヘキサアクリレート、ジ
ペンタエリスルトールモノヒドロキシペンタアクリレー
ト等が利用できる。
【0057】本実施例の光磁気ディスクの保護コート1
5を構成する為の紫外線硬化性塗料の構成要素である脂
肪酸エステルは、保護コート15の表面の摩擦力を低減
するために用いる。脂肪酸エステルは酪酸、吉草酸、カ
プロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カ
プリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルチミン酸、
ステアリン酸、オレイン酸、アジピン酸、セバシン酸、
マレイン酸等の脂肪族とアルコールとが反応してエステ
ル結合で構成されたものである。これらの脂肪酸エステ
ルの中で、特に炭素原子数が10から18の範囲内にあ
るカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルチミン
酸、ステアリン酸、オレイン酸などとアルコールとが反
応した脂肪酸エステルが好ましい。
【0058】含アルキル基有機化合物としては脂肪酸ア
ルキルコハク酸ジエステルの他に、脂肪酸アルキルコハ
ク酸モノエステル、脂肪酸アルキルコハク酸トリエステ
ルなどを利用できる。本実施例の光磁気ディスクの保護
コート15を構成する為の紫外線硬化性塗料の構成要素
である光重合開始剤として、アセトフェノン、トリクロ
ロアセトフェノン、ジクロロアセトフェノン、tert-ブ
チルトリクロロアセトフェノン、2,2-ジエトキシアセ
トフェノン、4-ジアルキルアミノアセトフェノン、p,p
´-ジメチルアミノアセトフェノン、p-ジメチルアミノ
プロピオフェノン等のアセトフェノン系、ベンゾフェノ
ン、2-クロロベンゾフェノン、p,p´-ジクロロベンゾ
フェノン、p,p´-ビスジエチルアミノベンゾフェノン、
4,4-ビスジメチルアミノベンゾフェノン(ミヒラーケ
トン)等のベンゾフェノン系、ベンジル、ベンジルジメ
チルケタール、フェニルメトキシケトン、1−ヒドロキ
シシクロヘキシルフェニルケトン等のケトン系、ベンゾ
イン、ベンゾイルベンゾエート、ベンゾイルパーオキサ
イド、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾイン-n-
ブチルエーテル、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾイ
ンエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、
ベンゾイン-n-プロピルエーテル等のベンゾイン系、チ
オキサンソン、2-クロロチオキサンソン、メチルベン
ゾイルフォーメート、α-アシロキシムエステル、2,4
-ジエチルチオキサンソン、2-クロロチオキサンソン、
2-メチルチオキサンソン等のチオキサンソン系、及び
ピアセチル、テトラメチルチウラムサルファイド、アゾ
ビスイソブチロニトリル、ジ-tert-ブチルパーオキサイ
ド、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニル-プロパン-
1-オン、1-(4-イソプロピルフェニル)-2-ヒドロ
キシ-2-メチルプロパン-1-オン、2,2-ジメトキシ-
1,2−ジフェニルエタン-1-オン等を単独または複合
して利用することができる。光吸収波長の適合性の点で
好ましくは、アセトフェノン、p,p´-ジメチルアミノア
セトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、ベ
ンゾフェノン、4,4−ビスジメチルアミノベンゾフェ
ノン、ベンジル、ベンジルジメチルケタール、フェニル
メトキシケトン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニ
ルケトン、ベンゾイン、ベンゾインイソブチルエーテ
ル、ピアセチル、テトラメチルチウラムサルファイド、
アゾビスイソブチロニトリル、ジ-tert-ブチルパーオキ
サイド、チオキサンソン、2,4-ジエチルチオキサンソ
ン、2,2-ジメトキシ-1,2−ジフェニルエタン-1-オ
ンなどを単独または複数組み合わせて使用するのがよ
い。
【0059】以上に記載したような、光重合性プレポリ
マー、アクリル酸エステル、有機変性ポリシロキサン、
光重合開始剤と、必要あれば脂肪酸エステル、含アルキ
ル基有機化合物を使用した紫外線硬化性塗料をスピンコ
ート法を用いて、反射膜14上に塗布し、紫外線を照射
して保護コートを形成する。スピンコート法は塗料の被
塗布面のほぼ中央部分に紫外線硬化性塗料を適量塗滴
し、その後被塗布面を比較的高速で回転して、塗滴した
紫外線硬化性塗料を被塗布面全面に広げる方式である。
そしてそれを実施するスピンコート装置は、塗料を塗滴
する為のノズル装置と、塗料を蓄えるタンクと、前記タ
ンクから前記ノズル装置に塗料を輸送する配管と、所定
量の塗料をノズルから塗滴する制御装置と、被塗布面を
回転させる回転テーブル装置と、前記回転テーブル装置
を覆うように設置された外壁と、前記外壁に付着した塗
料を回収する回収装置を備えている。
【0060】本実施例の光磁気ディスクの保護コート1
5を形成する場合、第1の保護層11、光磁気記録層1
2、第2の保護層13、反射膜14を順次形成した基板
10を、ノズル装置と反射膜14の形成面が向かい合
い、且つ前記ノズル装置のノズルが基板10の中心部の
近傍に位置するように配置する。つぎに基板10に毎分
10回転から毎分100回転の回転数で回転運動を与え
つつ、ノズルから紫外線硬化性塗料を適量塗適する。そ
の後、基板10に毎分2000回転から毎分5000回
転の回転数で回転運動を与えると、基板10の中心部に
塗適された紫外線硬化性塗料は遠心力により基板の外周
方向に伸び広がり、基板10の反射膜14上に紫外線硬
化性塗料が厚み5〜50μmの状態で残り、塗布が完了
する。
【0061】この時、遠心力の作用により基板10上に
塗布した紫外線硬化性塗料の95%以上はスピンコート
装置の外壁まで到達し、実際に塗布されるのは5%未満
である。このため紫外線硬化性樹脂を有効に利用するた
めに、外壁に付着した紫外線硬化性塗料を回収使用する
必要がある。この回収を効率的に行うためには、紫外線
硬化性塗料の粘度は低い方が好ましい。本発明者らは鋭
意検討の結果、紫外線硬化性塗料の粘度が100センチ
ポイズを越えると、外壁に付着した紫外線硬化性塗料の
輸送やフィルタリングの際に詰まりや気泡混入などの問
題点が発生する確立が高まることを明らかにした。
【0062】紫外線硬化性塗料の粘度が100センチポ
イズを越えないように、本実施例では(メタ)アクリル
酸エステル100重量部に対して、光重合性プレポリマ
ーを30〜80重量部と、光重合開始剤を10〜40重
量部と、有機変性ポリシロキサンを0.1〜10重量部
の範囲に調整し、紫外線硬化性塗料を構成している。さ
らに、上記の配合に加えて脂肪酸エステルを0.1〜1
0重量部添加してもよい。脂肪酸エステルを添加した場
合、さらに含アルキル基有機化合物を0.1〜5重量部
添加してもよい。有機変性ポリシロキサンは保護コート
15の表面の潤滑性と耐擦傷性を確保するために用い、
脂肪酸エステルは保護コート15の表面の摩擦力を低減
するために用い、含アルキル基有機化合物は脂肪酸エス
テルとの複合効果により高温多湿環境下での摺動特性を
向上させるために用いている。そしてこれらは互いの相
乗効果により保護コート15の表面の潤滑性と、耐摺動
性を確保するので、各構成要素のバランスが重要であ
る。塗料は硬化前であれば核磁気共鳴法などで成分分析
が可能である。(メタ)アクリル酸エステル100重量
部に対する光重合性プレポリマーが30重量部を下まわ
ると、保護コート15の機械的強度が不十分となり、8
0重量部を越えると紫外線硬化性塗料の粘度が100セ
ンチポイズを越える。また、光重合開始剤が10重量部
を下回ると光重合性プレポリマーの重合反応が不十分と
なり、40重量部を越えると光重合開始剤が保護コート
15中に残留し硬化の遅延をもたらす。有機変性ポリシ
ロキサンと脂肪酸エステル及び含アルキル基有機化合物
の合算が25重量部を越えると保護コート15の表面に
存在する潤滑剤(有機変性ポリシロキサンと脂肪酸エス
テル及び含アルキル基有機化合物)の量が過多となり摩
擦力が大きくなる。
【0063】
【実施例】
(実施例1)光重合性プレポリマーとして下記式(化
5)で示されるビスフェノールA型ジエポキシアクリル
酸付加物であるエポキシアクリレートを使用し、単官能
のアクリル酸エステルとして下記式(化6)で示される
テトラヒドロフルフリルアクリレートと下記式(化7)
で示されるトリシクロデカニルアクリレートを併用し、
二官能のアクリル酸エステルとして下記式(化8)で示
されるネオペンチルグリコールジアクリレートを使用
し、有機ポリシロキサンとして下記式(化9)及び(化
10)で示される2種のポリメチルシロキサンを混合し
たもの(共栄社化学販売の商品名「グラノールB−14
84」)を使用し、光重合開始剤としてベンゾフェノン
と下記式(化11)で示されるp′p−ジメチルアミノア
セトフェノンを使用し以下に述べるような配合で紫外線
硬化性塗料を調整した。
【0064】
【化5】
【0065】
【化6】
【0066】
【化7】
【0067】
【化8】
【0068】
【化9】
【0069】
【化10】
【0070】
【化11】
【0071】本実施例の紫外線硬化性塗料は、上記の構
成成分を有機ポリシロキサンの配合のみを以下のように
変化させて配合したものである。25℃における塗料の
粘度は35センチポイズであった。
【0072】(a)アクリル酸エステル 100重量
部(テトラヒドロフルフリルアクリレート:14重量
部、トリシクロデカニルアクリレート:54重量部、ネ
オペンチルグリコールジアクリレート:32重量部) (b)光重合性プレポリマー 38重量部 (c)光重合開始剤 15重量部(ベンゾフェノン:
10重量部、p、p-ジメチルアミノアセトフェノン:5重
量部) (d)ポリメチルシロキサン 0、 0.5、 1.
0、 1.7、 3.1、 4.6、 6.3、 8.
8各重量部 本実施例の光磁気ディスクは直径約70mm、厚さ1.
2mmのポリカーボネート基板に、第一の保護層11:
95nm厚、光磁気記録層12:25nm厚、第二の保
護層13:20nm厚、反射層14:30nm厚をスパ
ッタ法で形成したものである。スピンコート法を用い
て、反射膜14上に紫外線硬化性塗料を約10μm塗布
し、常温で紫外線(照度:600mW/cm2 、光量:
800mJ/cm2)を照射して保護コート15を形成
した。
【0073】図2は本実施例の保護コート15の摩擦力
の有機ポリシロキサン組成に対する依存性を示す。摩擦
力は変性ポリアミドを10mNの力で保護コート15に
圧着し、保護コート15と変性ポリアミドの相対速度を
毎秒1.2mとした場合の摩擦力である。なお、測定条
件は、温度:20℃、相対湿度:50%RH、1時間摺
動時のMax値とした。
【0074】図2から明らかなように、有機ポリシロキ
サンの添加量が0.5重量%で急激に摩擦力が下がり、
2重量部まで摩擦力が低減し、8.8重量部の添加まで
その効果が維持された。
【0075】(実施例2)本実施例の紫外線硬化性塗料
は、実施例1で用いた構成成分に、脂肪酸エステルとし
てステアリン酸nブチルを使用し、その配合のみを以下
のように変化させて調整したものである。25℃におけ
る塗料の粘度は35センチポイズであった。
【0076】(a)アクリル酸エステル 100重量
部(テトラヒドロフルフリルアクリレート:14重量
部、トリシクロデカニルアクリレート:54重量部、ネ
オペンチルグリコールジアクリレート:32重量部) (b)光重合性プレポリマー 38重量部 (c)光重合開始剤 14重量部(ベンゾフェノン:
10重量部、p、p-ジメチルアミノアセトフェノン:4重
量部) (d)ポリメチルシロキサン 6重量部 (e)ステアリン酸nブチル 0、 3.3、 4.
9、 6.6、 8.2、 9.8各重量部 上記の塗料を実施例1と全く同様の方法で、反射膜14
上に約10μm塗布し、常温で紫外線(照度:600m
W/cm2、光量:800mJ/cm2)を照射して保護
コートを形成した。
【0077】図3は本実施例の保護コート15の温度が
40℃、相対湿度が90%の環境中での一定時間摺動時
のMax値の摩擦力の変化の様子を示したものである。
図3から明らかなように脂肪酸エステルの添加量が3.
3〜9.8重量部の範囲で安定した低い摩擦力が得られ
た。
【0078】(実施例3)本実施例の紫外線硬化性塗料
は、実施例2で用いた構成成分に、含アルキル基有機化
合物として下記式(化12)で示される脂肪酸アルキル
コハク酸ジエステルを使用し、その配合のみを以下のよ
うに変化させて調整したものである。
【0079】
【化12】
【0080】25℃における塗料の粘度は35センチポ
イズであった。 (a)アクリル酸エステル 100重量部(テトラヒ
ドロフルフリルアクリレート:14重量部、トリシクロ
デカニルアクリレート:54重量部、ネオペンチルグリ
コールジアクリレート:32重量部) (b)光重合性プレポリマー 38重量部 (c)光重合開始剤 13重量部(ベンゾフェノン:
9重量部、p、p-ジメチルアミノアセトフェノン:4重量
部) (d)ポリメチルシロキサン 7重量部 (e)ステアリン酸nブチル 7重量部 (f)脂肪酸アルキルコハク酸ジエステル 0、
0.8、 3.3、 4.1、 4.9各重量部 上記の塗料を実施例1と全く同様の方法で、反射膜14
上に約10μm塗布し、常温で紫外線(照度:600m
W/cm2、光量:800mJ/cm2)を照射して保護
コートを形成した。
【0081】図4は本実施例の保護コート15の温度が
40℃、相対湿度が90%の環境中での摩擦力の変化の
様子を示したものである。図4から明らかなように含ア
ルキル基有機化合物の添加量が0.8〜4.9重量部の
範囲で摩擦力の低減効果が得られた。
【0082】(実施例4)射出成形法により実施例1で
用いたのと同様のポリカーボネート製の基板10を成形
し、続いて第1の保護層11、光磁気記録層12、第2
の保護層13、反射膜14をスパッタ法を用いて実施例
1と同様に形成した。つぎに、反射膜14を形成した面
の中央に近い部分に、脂肪酸アルキルコハク酸ジエステ
ルを4重量部として、その他を実施例3と同一とした紫
外線硬化性樹脂を、略同芯円上に塗滴により設置し、そ
の後比較的速い回転数(毎分2000回転〜毎分500
0回転)で被塗布面を回転し、紫外線硬化性塗料を被塗
布面全面に広げて、反射膜14上に紫外線硬化性塗料を
約10μm塗布した。この後、反射膜14上の紫外線硬
化性塗料に実施例1と同様に紫外線を照射して保護コー
ト15を形成した。
【0083】図5に紫外線の光量と照度に対する保護コ
ート15の摩擦力の変化を示す。紫外線の光量及び照度
は330nmから370nmの波長域での測定結果であ
り、摩擦力は変性ポリアミドを10mNの力で保護コー
ト15に圧着し、保護コート15と変性ポリアミドの相
対速度を毎秒1.2mとした場合の摩擦力である。また
照射に使用した紫外線ランプは高圧水銀灯である。図5
から明らかなように紫外線の照度が300mW/cm2
以上1000mW/cm2以下の範囲で摩擦力の低減に
効果があり、紫外線の光量が500mJ/cm2以上1
500mJ/cm2以下の範囲で摩擦力の低減に効果が
あった。
【0084】本実施例では基板10上に、SiNを主た
る成分とする第1の保護層11と、TbFeCoCrを
主たる成分とする光磁気記録層12と、SiNを主たる
成分とする第2の保護層13と、AlTiを主たる成分
とする反射膜14を順次形成したが、本構成に限定され
るものではなく、光磁気記録層12を含む膜構成であれ
ば本実施例の効果は実現される。
【0085】(実施例5)実施例1と同一の化合物を用
い、(a)アクリル酸エステル:100重量部(テトラ
ヒドロフルフリルアクリレート:14重量部、トリシク
ロデカニルアクリレート:54重量部、ネオペンチルグ
リコールジアクリレート:32重量部)に対して、
(b)光重合性プレポリマーと、(c)光重合開始剤
と、(d)ポリメチルシロキサンを表1に示す添加量で
配合し、塗料組成物とし、実施例1と同様にスピンコー
ト法を用いて、反射膜14上に紫外線硬化性塗料を約1
0μm塗布し、常温で紫外線(照度:600mW/cm
2、光量:800mJ/cm2)を照射して保護コート1
5を形成した。
【0086】得られた光磁気ディスクの特性を表1に示
す。
【0087】
【表1】
【0088】表1から明らかな通り、本実施例の実験番
号2〜5,8〜11の光磁気ディスクは、保護コートの
表面の潤滑性に優れ、高温多湿環境下においても摺動特
性に優れ、長期間の信頼性を確保できた。
【0089】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の紫外線硬化
性塗料によれば、光重合開始剤、光重合性プレポリマ
ー、単官能または二官能の(メタ)アクリル酸エステル
と有機変性ポリシロキサン、必要あれば脂肪酸エステ
ル、さらには飽和型もしくは不飽和型フルオロアルキル
基または不飽和型脂肪族アルキル基の側鎖を分子末端に
有する有機化合物を含むことにより、保護コートの表面
の潤滑性に優れ、高温多湿環境下においても摺動特性に
優れ、長期間の信頼性を確保することができ、保護コー
トの反射膜に対する密着性が良好で且つ摩擦力を低減し
た摺動耐久性に優れた光磁気ディスクを実現できる。
【0090】また本発明の紫外線硬化性塗料を塗布、硬
化させる製造方法により、従来の製造設備に新たに製造
設備を追加する必要がなく、高品質の光磁気ディスクを
設備コストの増加を伴わず低価格で提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の光磁気ディスクの構成を
示す概略断面図
【図2】 本発明の一実施例の保護コートの有機変性ポ
リシロキサン組成と摩擦力との関係を示すグラフ図
【図3】 本発明の一実施例の保護コートの脂肪酸エス
テル組成と摩擦力との関係を示すグラフ図
【図4】 本発明の一実施例の保護コートの含アルキル
基有機化合物組成と摩擦力との関係を示すグラフ図
【図5】 本発明の一実施例の保護コートの紫外線の光
量と照度に対する摩擦力の変化を示すグラフ図
【符号の説明】
10 基板 11 第1の保護層 12 光磁気記録層 13 第1の保護層 14 反射膜 15 保護コート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 11/10 521 9075−5D G11B 11/10 521E 541 9075−5D 541F

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (メタ)アクリル酸エステルと光重合性
    プレポリマーと、光重合開始剤と、有機ポリシロキサン
    を含む紫外線硬化性塗料において、各成分の組成割合
    が、 (a)(メタ)アクリル酸エステル 100重量部 (b)光重合性プレポリマー 30〜80重量部 (c)光重合開始剤 10〜40重量部 (d)有機ポリシロキサン 0.1〜10重量部 であることを特徴とする光磁気ディスク製造用紫外線硬
    化性塗料組成物。
  2. 【請求項2】 (メタ)アクリル酸エステル100重量
    部に対して脂肪酸エステルを0.1〜10重量部を含む
    請求項1に記載の紫外線硬化性塗料組成物。
  3. 【請求項3】 (メタ)アクリル酸エステル100重量
    部に対して、フルオロアルキル基または不飽和型脂肪族
    アルキル基の側鎖を分子末端に有する有機化合物0.1
    〜10重量部を含む請求項2に記載の紫外線硬化性塗料
    組成物。
  4. 【請求項4】 光重合性プレポリマーが、ウレタン(メ
    タ)アクリレート及びエポキシ(メタ)アクリレートか
    ら選ばれる少なくとも1つである請求項1に記載の紫外
    線硬化性塗料組成物。
  5. 【請求項5】 (メタ)アクリル酸エステルが、ラウリ
    ル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコー
    ル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)ア
    クリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレ
    ート、イソボルニル(メタ)アクリレート、トリシクロ
    デカニル(メタ)アクリレート、トリエチレングリコー
    ルジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ
    (メタ)アクリレート、及びヘキサンジオールジ(メ
    タ)アクリレートから選ばれ少なくとも1つである請求
    項1に記載の紫外線硬化性塗料組成物。
  6. 【請求項6】 脂肪酸エステルが有する脂肪族アルキル
    基の炭素数が10以上18以下の範囲である請求項2に
    記載の紫外線硬化性塗料組成物。
  7. 【請求項7】 フルオロアルキル基または不飽和型脂肪
    族アルキル基の側鎖を分子末端に有する有機化合物が、
    脂肪酸アルキルコハク酸ジエステルである請求項3に記
    載の紫外線硬化性塗料組成物。
  8. 【請求項8】 (メタ)アクリル酸エステルが、アクリ
    ル酸エステルまたはメタクリル酸エステルである請求項
    1に記載の紫外線硬化性塗料組成物。
  9. 【請求項9】 25℃における粘度が、20〜100セ
    ンチポイズである請求項1に記載の紫外線硬化性塗料組
    成物。
  10. 【請求項10】 有機ポリシロキサンが、下記式(化
    1)で示される請求項1に記載の紫外線硬化性塗料組成
    物。 【化1】
  11. 【請求項11】 光学的に透明な基板上に、無機化合物
    の薄膜からなる光磁気記録層を形成し、前記光磁気記録
    層の上に有機化合物からなる保護コート層を形成する光
    磁気ディスクの製造方法において、 (a)(メタ)アクリル酸エステル 100重量部 (b)光重合性プレポリマー 30〜80重量部 (c)光重合開始剤 10〜40重量部 (d)有機ポリシロキサン 0.1〜10重量部 の組成からなる紫外線硬化性塗料を前記薄膜に塗布し、
    照度が300mW/cm 2 以上1000mW/cm2
    下の範囲にあり、光量が500mJ/cm2 以上150
    0mJ/cm2 以下の範囲である紫外線を前記紫外線硬
    化性塗料に照射して塗料を硬化して保護コート層を形成
    することを特徴とする光磁気ディスクの製造方法。
  12. 【請求項12】 紫外線硬化性塗料を無機化合物の薄膜
    に5〜50μmの範囲の厚さに塗布する請求項11に記
    載の光磁気ディスクの製造方法。
  13. 【請求項13】 (メタ)アクリル酸エステル100重
    量部に対して脂肪酸エステルを0.1〜10重量部を含
    む請求項11に記載の光磁気ディスクの製造方法。
  14. 【請求項14】 (メタ)アクリル酸エステル100重
    量部に対して、フルオロアルキル基または不飽和型脂肪
    族アルキル基の側鎖を分子末端に有する有機化合物0.
    1〜10重量部を含む請求項11に記載の光磁気ディス
    クの製造方法。
  15. 【請求項15】 光重合性プレポリマーが、ウレタン
    (メタ)アクリレート及びエポキシ(メタ)アクリレー
    トから選ばれる少なくとも1つである請求項11に記載
    の光磁気ディスクの製造方法。
  16. 【請求項16】 (メタ)アクリル酸エステルが、ラウ
    リル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコ
    ール(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)
    アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリ
    レート、イソボルニル(メタ)アクリレート、トリシク
    ロデカニル(メタ)アクリレート、トリエチレングリコ
    ールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
    ジ(メタ)アクリレート、及びヘキサンジオールジ(メ
    タ)アクリレートから選ばれる少なくとも1つである請
    求項11に記載の光磁気ディスクの製造方法。
  17. 【請求項17】 脂肪酸エステルが有する脂肪族アルキ
    ル基の炭素数が10以上18以下の範囲である請求項1
    1に記載の光磁気ディスクの製造方法。
  18. 【請求項18】 フルオロアルキル基または不飽和型脂
    肪族アルキル基の側鎖を分子末端に有する有機化合物
    が、脂肪酸アルキルコハク酸ジエステルである請求項1
    1に記載の光磁気ディスクの製造方法。
  19. 【請求項19】 (メタ)アクリル酸エステルが、アク
    リル酸エステルまたはメタクリル酸エステルである請求
    項11に記載の光磁気ディスクの製造方法。
  20. 【請求項20】 25℃における粘度が、20〜100
    センチポイズである請求項11に記載の光磁気ディスク
    の製造方法。
  21. 【請求項21】 有機ポリシロキサンが、前記式(化
    1)である請求項11に記載の光磁気ディスクの製造方
    法。
  22. 【請求項22】 光学的に透明な基板上に、無機化合物
    の薄膜からなる光磁気記録層を形成し、前記光磁気記録
    層の上に有機化合物からなる保護コート層を形成する光
    磁気ディスクにおいて、前記有機化合物が (a)(メタ)アクリル酸エステル 100重量部 (b)光重合性プレポリマー 30〜80重量部 (c)光重合開始剤 10〜40重量部 (d)有機変性ポリシロキサン 0.1〜10重量部 の組成からなる紫外線硬化性塗料の硬化物であることを
    特徴とする光磁気ディスク。
  23. 【請求項23】 前記有機化合物で構成された保護コー
    トの厚みが5〜50μmの範囲にある光磁気ディスク。
  24. 【請求項24】 (メタ)アクリル酸エステル100重
    量部に対して脂肪酸エステル0.1〜10重量部を含む
    請求項22に記載の光磁気ディスク。
  25. 【請求項25】 (メタ)アクリル酸エステル100重
    量部に対して、フルオロアルキル基または不飽和型脂肪
    族アルキル基の側鎖を分子末端に有する有機化合物0.
    1〜10重量部を含む請求項22に記載の光磁気ディス
    ク。
  26. 【請求項26】 光重合性プレポリマーがウレタン(メ
    タ)アクリレート及びエポキシ(メタ)アクリレートか
    ら選ばれる少なくとも1つである請求項22に記載の光
    磁気ディスク。
  27. 【請求項27】 (メタ)アクリル酸エステルが、ラウ
    リル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコ
    ール(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)
    アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリ
    レート、イソボルニル(メタ)アクリレート、トリシク
    ロデカニル(メタ)アクリレート、トリエチレングリコ
    ールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
    ジ(メタ)アクリレート、及びヘキサンジオールジ(メ
    タ)アクリレートから選ばれる少なくとも1つである請
    求項22に記載の光磁気ディスク。
  28. 【請求項28】 脂肪酸エステルが有する脂肪族アルキ
    ル基の炭素数が10以上18以下の範囲である請求項2
    4に記載の光磁気ディスク。
  29. 【請求項29】 フルオロアルキル基または不飽和型脂
    肪族アルキル基の側鎖を分子末端に有する有機化合物
    が、脂肪酸アルキルコハク酸ジエステルである請求項2
    5に記載の光磁気ディスク。
  30. 【請求項30】 (メタ)アクリル酸エステルがアクリ
    ル酸エステルまたはメタクリル酸エステルである請求項
    22に記載の光磁気ディスク。
  31. 【請求項31】 有機ポリシロキサンが前記式(化1)
    で示される請求項22に記載の光磁気ディスク。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003231725A (ja) * 2002-02-08 2003-08-19 Mitsubishi Rayon Co Ltd 活性エネルギー線硬化性組成物、及び光ディスク
JP2009034620A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Toppan Printing Co Ltd 光学フィルムの製造方法
CN105255329A (zh) * 2015-11-07 2016-01-20 浙江华江科技发展有限公司 一种紫外光固化树脂包覆的改性竹纤维及其制备方法
CN113801563A (zh) * 2021-09-16 2021-12-17 长沙民德消防工程涂料有限公司 一种光固化玻璃隔热涂料及其制备工艺

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