JPH09100519A - 舗装の目詰まり物の除去装置 - Google Patents

舗装の目詰まり物の除去装置

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JPH09100519A
JPH09100519A JP26031595A JP26031595A JPH09100519A JP H09100519 A JPH09100519 A JP H09100519A JP 26031595 A JP26031595 A JP 26031595A JP 26031595 A JP26031595 A JP 26031595A JP H09100519 A JPH09100519 A JP H09100519A
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JP
Japan
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water
pavement
pavement surface
clogging
suction
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JP26031595A
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English (en)
Inventor
Yoichi Kinoshita
洋一 木下
Yukio Kishi
幸雄 岸
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Sakai Heavy Industries Ltd
Kajima Road Co Ltd
Original Assignee
Sakai Heavy Industries Ltd
Kajima Road Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 舗装の目詰まり物の除去能力の向上を図る。 【構成】 二方向から排水性舗装aの表面hに高圧水を
噴射し、両方向から舗装表面hに噴射される高圧水の噴
射方向の各延長線X1 ,X2 を舗装表面hより下方で交
差させる。振動手段50によって、振動体51の下部振
動部52bの下面と舗装表面hとの間に入り込んだ水に
振動を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舗装の空隙、特に
排水性舗装の空隙に詰まった土砂や粉塵等の目詰まり物
を除去する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、図6を参照して排水性舗装につい
て説明すると、排水性舗装aとは、路床bの上に路盤
c、基層d及び通水可能な空隙eを有する表層fを順次
敷設して形成した舗装をいい、降雨時に表層fの空隙e
に流入した雨水を図示しない側溝に導いて排水すること
により、スモーキング現象やハイドロプレーニング現象
等の走行安全性を阻害する要因を減らす機能を持つ。ま
た、表層fの空隙eが吸音能力を有することから、車両
走行時のタイヤの騒音を小さくする機能も併せ持つ。
尚、排水性舗装の基層d部分は、路盤cの保護のために
非通水性とされている。
【0003】しかしながら、かかる排水性舗装aにおい
ては、車両の走行や風等の影響によって表層fの空隙e
に土砂や粉塵等が詰まってしまい、上述した優れた諸機
能が比較的短期間で低下してしまう不都合がある。そこ
で、排水性舗装の優れた諸機能を回復する装置として、
米国特許第4845801号に記載のものが開示されて
いる。
【0004】この装置は、図7に示すように、道路の幅
方向に沿って配置された複数のノズルgを備えたもの
で、該ノズルgから排水性舗装aの表面hに対して斜め
に高圧水を噴射し、この噴射圧力により表層fの空隙e
に詰まった土砂や粉塵等の目詰まり物を舗装表面hに浮
き上がらせ、浮き上がった目詰まり物と水との混合水
(汚泥水)を吸引ダクトiによって吸引回収するように
したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
装置においては、単に一方向からのみ舗装表面hに対し
て高圧水を噴射しているため、噴射された高圧水が目詰
まり物の大部分を基層dに向けて押しやったり、該高圧
水の圧力が表層fの内部で周囲に拡散してしまう。この
ため、高圧水の圧力を空隙eの目詰まり物に対して有効
に作用させることができず、空隙eの目詰まり物を十分
に除去することができないという不都合がある。
【0006】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、目詰まり物の舗装表面への浮き上が
りを促進して目詰まり物の除去能力の向上を図ることが
できる舗装の目詰まり物の除去装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明に係る舗装の目詰まり物の除去装置は、舗
装表面に向けて圧力水を噴射しこの噴射圧力により舗装
の空隙に詰まった目詰まり物を前記舗装表面に浮き上が
らせる噴射手段と、該舗装表面に浮き上がった目詰まり
物を水と共に吸引回収する吸引手段とを備えた装置にお
いて、前記噴射手段を、一方向から前記舗装表面に指向
して配置された第1の噴射ノズルと、他方向から前記舗
装表面に指向して配置されその指向方向の延長線が前記
第1の噴射ノズルの指向方向の延長線と舗装表面より下
方で交差するようにされた第2の噴射ノズルとで構成す
ると共に、前記舗装表面を臨む位置に振動手段を配置し
て、前記第1及び第2の噴射ノズルの内の少なくとも一
方から前記舗装表面に噴射された水に振動を付与するよ
うにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、第1及び第2の噴射ノズルによっ
て二方向から舗装表面に向けて噴射される圧力水の噴射
方向の各延長線を舗装表面より下方で交差させているの
で、一方向から噴射された圧力水によって舗装の空隙の
目詰まり物に作用する圧力は、他方向から噴射された圧
力水の圧力によって上方以外の逃げ場を失い、この結
果、両方向から噴射された圧力水の圧力が目詰まり物を
舗装表面に押し上げるように作用して空隙の目詰まり物
の浮き上がりを促進する。
【0009】また、舗装表面を臨む位置に振動手段を配
置して、前記第1及び第2の噴射ノズルの内の少なくと
も一方から該舗装表面に噴射された水に振動を付与する
ことにより、舗装の空隙内の目詰まり物の遊離を促進し
て、該目詰まり物の舗装表面への浮き上がりを助長す
る。そして、このようにして舗装表面に浮き上がった目
詰まり物を、吸引手段によって吸引回収する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図1〜図5を参照して説明する。図1は本発明の実施
の形態の一例である排水性舗装の目詰まり物の除去装置
を運搬用トラックの後部に取り付けた状態の概略側面
図、図2は該除去装置の一部を破断した平面図、図3は
図2の−線断面図、図4は図2の矢印方向から見
た図、図5は該除去装置を説明するための説明的概略図
である。尚、この実施の形態では、舗装として排水性舗
装を例に採る。また、排水性舗装の構造については従来
例で説明したものと同一であるので従来例と同一符号を
付して説明する。
【0011】まず、図1〜図4を参照して構成を説明す
ると、この除去装置は、トラック1の後部に平行リンク
機構とシリンダ装置とを組み合わせてなる可動アーム2
を介して取り付けられた外箱3を備える。外箱3は、ト
ラック1の幅方向に長い直方体形状をなしており、上部
及び下部が開口されている。外箱3内には、外箱3の長
手方向(トラック1の幅方向)に沿って延びる通水管4
a,4bがトラック1の進行方向に互いに離間して配置
されている。通水管4a,4bはトラック1の進行方向
の前後側板5a,5bにブラケット6a,6bを介して
取り付けられている。図2及び図3に示すように、前側
板5aに取り付けられた通水管4aの下側部には、高圧
水を噴射する複数の噴射ノズル7a(第1の噴射ノズ
ル)が通水管4aの軸方向に等間隔で設けられ、一方、
後側板5bに取り付けられた通水管4bの下側部にも、
高圧水を噴射する複数の噴射ノズル7b(第2の噴射ノ
ズル)が噴射ノズル7aに対向して通水管4bの軸方向
に等間隔で設けられている。
【0012】噴射ノズル7a,7bは排水性舗装aの表
面hに指向しており、噴射ノズル7a,7bの指向方向
の各延長線X1 ,X2 は図3に示すように舗装表面hよ
り下方で交差するようにされている。また、各通水管7
a,7bには、図1に示すように、高圧水ホース9cの
一端が接続されており、該高圧水ホース9cの他端は後
述する高圧水ポンプ33に接続されている。
【0013】ここで、この実施の形態では、各延長線X
1 ,X2 の交点Pを通る鉛直線Gと延長線X1 とのなす
角度をθ1 、該鉛直線Gと延長線X2 とのなす角度をθ
2 とした場合に、θ1 =θ2 ≒30°〜75°の範囲と
し、また、延長線X1 と舗装表面hとの交点P1 と、延
長線X2 と舗装表面hとの交点P2 との間隔Wを200
〜500mm程度とするが、必ずしもこれらに限定する
ものではなく、各数値(θ1 ,θ2 ,Wの値)を適宜調
整可能とする。
【0014】交点P1 とP2 との間には、噴射ノズル7
a,7bからの高圧水の噴射によって舗装表面hに浮き
上がった目詰まり物と水との混合水を吸引回収する吸引
手段8が配置されている。吸引手段8は、第1の吸引ダ
クト9と、第2の吸引ダクト10とを備える。第1の吸
引ダクト9は、交点P1 から後側板5b側に所定距離離
間した位置で舗装表面hに向けて垂下された吸引管12
を備える。吸引管12は外箱3の長手方向に所定の間隔
で複数配置されている。各吸引管12の下端は、外箱3
の長手方向に沿って延在された箱体13に接続されてい
る。箱体13は、下部が開口されて長手方向の両端部が
外箱3の両端板5c,5dまで達している。箱体13の
下部開口が第1の吸引ダクト9の吸引口9aとされてい
る。
【0015】第2の吸引ダクト10は、下方に向けて拡
がる扇形状をなして外箱3の長手方向に沿って複数配置
されており、先端部に外箱3の長手方向に沿って延びる
吸引口10aを有している。第2の吸引ダクト10は、
図3において吸引管12の左側上方から右斜め下方に傾
いて互いに隣り合う各吸引管12の間をくぐり抜けた
後、吸引口10aが交点P2 の手前に達している。そし
て、第2の吸引ダクト10及び第1の吸引ダクト9の吸
引管12の各上部はメインダクト14に接続されて下流
側で合流している。メインダクト14には、図1及び図
3に示すように、吸引ホース32の一端が接続されてお
り、吸引ホース32の他端は後述するレシーバータンク
34aを介して真空ポンプ36に接続されている。
【0016】尚、この実施の形態では、各吸引ダクト
9,10の吸引口9a,10aを交点P1 とP2 との間
において舗装表面hから10〜20mm上方の位置に開
口させているが、必ずしもこれに限定されない。図3に
示すように、第2の吸引ダクト10の先端部の裏側(吸
引口9a側)には、外箱3の長手方向に沿って延在され
て外箱3内を吸引口9a側と吸引口10a側とに仕切る
仕切り板15がねじ止め固定されている。仕切り板15
は、例えばゴム製の板材等で形成されており、その下端
が吸引口10aから適宜の長さ突出されて舗装表面hを
向いている。
【0017】第1の吸引ダクト9の箱体13及び交点P
1 は、箱体13と交点P1 との間で舗装表面hを臨むよ
うに配置された振動手段50と、該振動手段50の幅方
向の両側で箱体13の長手方向に沿って延在されたカバ
ー16a,16bとによって覆われている。説明の便宜
上、まず、カバー16a,16bから説明すると、カバ
ー16aは、その長手方向の両端部が外箱3の両端板5
c,5dまで達して箱体13の上部両側を覆うようにさ
れており、箱体13を中心としてトラック1の進行方向
の後側部16cが箱体13の上部から第2の吸引ダクト
10の先端部側に延びて該先端部の裏側に仕切り板15
と共にねじ止め固定されている。一方、カバー16aの
トラック1の進行方向の前側部16dは、箱体13の上
部から振動手段50側に水平に延びた後、その先端部が
上方に直角に折り曲げられて屈曲部16eとされてい
る。
【0018】カバー16bは、その長手方向の両端部が
外箱3の両端板5c,5dまで達して交点P1 の上部全
域を覆うようにされており、噴射ノズル7aから噴射さ
れる高圧水の上側位置で該高圧水の噴射方向に平行に延
在された上板17と、高圧水の下側位置で該高圧水の噴
射方向に平行に延在された下板18と、上板17及び下
板18の噴射ノズル7a側の端部同志を該噴射ノズル7
aの手前で連結する連結板19とによって略箱状に形成
されている。上板17の下端は振動手段50側に水平に
延びてその先端部が上方に直角に折り曲げられて屈曲部
16fとされており、また、連結板19には噴射ノズル
7aから噴射された高圧水が通過する通過孔20が該噴
射ノズル7aの数に対応して形成されている。
【0019】カバー16bの下板18の下端には、図3
に示すように、下板18の下端と舗装表面hとの間をシ
ールするゴム板状のシール部材20aが下板18の長手
方向に沿ってねじ止め等により取り付けられている。
尚、シール部材20aは、その下端が下板18から適宜
の長さ突出されて舗装表面hを向いている。振動手段5
0は、外箱3の長手方向に複数設けられており、カバー
16aの屈曲部16eとカバー16bの屈曲部16fと
の間に上下方向に摺動自在に配置された振動体51を備
える。振動体51は、上下方向に2つに分割された上部
振動部52aと下部振動部52bとがボルト53によっ
て一体に結合されて外箱3の長手方向に長い直方体状を
なしている。上部振動部52aの幅方向の両側下部と下
側振動部52bの幅方向の両側上部には、それぞれフラ
ンジ状のシール部材54が長手方向に沿って取り付けら
れている。上部振動部52aのシール部材54と下部振
動部52bのシール部材54とは互いに重合しており、
その両側先端部が上述した屈曲部16eと屈曲部16f
とにそれぞれ当接して上下方向に摺動自在とされてい
る。これにより、振動体51の両側と屈曲部16e,1
6fとの間がシールされるようになっている。
【0020】上部振動部52aの上面には天板55が取
り付けられており、天板55の四隅にはそれぞれ貫通孔
56が形成されている。カバー16aの屈曲部16eの
内側上面及びカバー16bの屈曲部16fの内側上面に
は、ガイド棒57が貫通孔56の数に対応して突設され
ている。ガイド棒57に圧縮コイルばね58を外挿した
後、天板55の貫通孔56を外挿することにより、振動
体51が上方に付勢された状態で上下方向に振動可能に
されている。そして、かかる振動の付与は天板55の上
面にボルト59によって取り付けられた起振機60によ
ってなされる。即ち、起振機60内の図示しない偏心軸
の回転駆動により発生した振動によって圧縮コイルばね
58が伸縮することにより振動体51が上下方向に振動
するようになっている。
【0021】かかる構成の振動手段50は、噴射ノズル
7aから舗装表面hに噴射されて下部振動部52bの下
面と舗装表面hとの間に入り込んだ水に振動を付与する
ことにより、舗装の空隙内の目詰まり物の遊離を促進す
る。第2の吸引ダクト10の吸引口10a及び交点P2
は外箱3の長手方向に沿って延在されたカバー21によ
って覆われている。
【0022】カバー21は、その長手方向の両端部が外
箱3の両端板5c,5dまで達しており、第2の吸引ダ
クト10の先端部の表側から交点P2 を覆うように延び
た後、噴射ノズル7bから噴射された高圧水の上側位置
で該高圧水の噴射方向に平行に延在された上板22と、
高圧水の下側位置で該高圧水の噴射方向に平行に延在さ
れた下板23と、上板22及び下板23の噴射ノズル7
b側の端部同志を該噴射ノズル7bの手前で連結する連
結板24とによって略箱状に形成されている。連結板2
4には、噴射ノズル7bから噴射された高圧水が通過す
る通過孔25が該噴射ノズル7bの数に対応して形成さ
れている。
【0023】カバー21の下板23の下端には、図3に
示すように、下板23の下端と舗装表面hとの間をシー
ルするゴム板状のシール部材25aが下板23の長手方
向に沿ってねじ止め等により取り付けられている。シー
ル部材25aは、その下端が下板23から上述したシー
ル部材20aより短く突出されて舗装表面hとの間に該
シール部材20a側より大きいすき間を形成している。
これにより、後述する略密閉空間T2 に流入する空気の
量が略密閉空間T1 より多くなるようにしている。
【0024】外箱3の両端壁5c,5dの下部には、両
端壁5c,5dの下部と舗装表面hとの間をシールする
ゴム板状のシール部材26が両端壁5c,5dの下部か
ら突出した状態でねじ止め等により取り付けられてい
る。そして、シール部材26、シール部材20a、カバ
ー16a,16b、振動手段50及び仕切り板15によ
って交点P1 及び第1の吸引ダクト9の吸引口9aが略
密閉空間T1 に配置され、シール部材26、シール部材
25a、カバー21及び仕切り板15によって交点P2
及び第2の吸引ダクト10の吸引口10aが略密閉空間
2 に配置されている。
【0025】図3に示すように、カバー16の下板18
の外面側には、ゴム等の弾性材27aで外周部が被覆さ
れた前側走行ロール27が外箱3の長手方向に沿って延
在されている。図2及び図3に示すように、前側走行ロ
ール27は、下板18の外面にロール面をできるだけ接
近させて配置されていると共に、外箱3の両端板5c,
5dに軸方向の両端面をできるだけ接近させて配置され
ている。前側走行ロール27の両端軸27bは、外箱3
の両端板5c,5dに軸受け28を介して回動可能に支
持されている。軸受け28は、図2に示すように、外箱
3の両端板5c,5dにボルト28a等によって固定さ
れている。
【0026】このように、前側走行ロール27のロール
面を下板18の外面に接近させて配置することにより、
シール部材20aの磨耗によって舗装表面hとの間のす
き間が拡大しても、該すき間から侵入する空気の量を抑
制して略密閉空間T1 の密閉度を維持するようにしてい
る。また、ロール面を弾性材27aで形成することによ
り、凹凸の舗装表面hを走行する際に、ロール面が該凹
凸に追従して舗装表面hとロール面との間にすき間が生
じないようにし、これにより、ロール面と舗装表面hと
の間から不用意に略密閉空間T1 内へ空気が侵入するの
を防止して、上述した密閉度に影響を与えないようにし
ている。尚、この実施の形態では、前側走行ロール27
のロール面と下板18の外面との間にすき間を形成して
いるが、前側走行ロール27の回転が可能であれば該走
行ロール27のロール面を下板18の外面に接触させて
配置してもよい。
【0027】カバー21の下板23の外面側には、ゴム
等の弾性材29aで外周部が被覆された後側走行ロール
29が外箱3の長手方向に沿って延在されている。後側
走行ロール29は、下板23の外面にロール面を臨ませ
た状態で該外面に対して接近離間移動可能に配置されて
いると共に、外箱3の両端壁5c,5dに軸方向の両端
面をできるだけ接近させて配置されている。後側走行ロ
ール29の両端軸29bは、外箱3の両端壁5c,5d
に軸受け30を介して回動可能に支持されている。軸受
け30は、外箱3の両端板5c,5dにボルト30a等
によって固定されている。
【0028】ここで、軸受け30に形成されたボルト3
0aのボルト穴31は、図4に示すように、トラック1
の進行方向に長い長穴とされており、これにより、後側
走行ロール29のロール面が、下板23の外面に対して
接近離間移動可能とされている。このように、後側走行
ロール29のロール面を下板23の外面に対して接近離
間移動させることにより、該ロール面と下板23の外面
とのすき間間隔を調整して、該すき間から上述したシー
ル部材25aと舗装表面hとの間のすき間を介して略密
閉空間T2 に流入する空気の量を制御して該空間T2
負圧度及び第2の吸引ダクト10内の風速(後述する)
の調整を可能にしている。尚、前側走行ロール27につ
いても、ロール面を下板18の外面に対して接近離間移
動可能な構造にして、略密閉空間T1 に流入する空気の
量を制御することにより該空間T1の負圧度及び第1の
吸引ダクト9内の風速を調整するようにしてもよい。
【0029】また、ロール面を弾性材29aで形成する
ことにより、凹凸の舗装表面hを走行する際に、ロール
面が該凹凸に追従して舗装表面hとロール面との間にす
き間が生じないようにし、これにより、舗装表面hとロ
ール面との間から不用意に略密閉空間T2 内へ空気が侵
入するのを防止して、調整された略密閉空間T2 の負圧
度及び第2の吸引ダクト10内の風速に影響を与えない
ようにしている。
【0030】運搬用トラック1の荷台1aには、図1及
び図5に示すように、後方から前方にかけてレシーバー
タンク34a、水タンク34及びエンジン35が順次並
設されている。レシーバータンク34aの上部には、真
空ポンプ36及び該真空ポンプ36を駆動させる真空ポ
ンプ用油圧モータ37が取り付けられている。また、レ
シーバータンク34aには、上述した吸引ホース32の
他端が接続されている。
【0031】水タンク34の下部両側には、再生水用ポ
ンプ38及び高圧水ポンプ33が取り付けられている。
再生水用ポンプ38には該ポンプ38を駆動させる再生
水用ポンプ用油圧モータ40が取り付けられ、また、該
ポンプ38とレシーバタンク34aとの間にはフィルタ
ー38aが介在されている。高圧水ポンプ33には該ポ
ンプ33を駆動させる高圧水ポンプ用油圧モータ41が
取り付けられ、また、高圧水ポンプ33には上述した高
圧水ホース9cの他端が接続されている。水タンク34
には給水車42から給水管43を介して水が給水される
ようになっている。
【0032】エンジン35には、該エンジン35からの
動力伝達により真空ポンプ用油圧モータ37に作動油を
供給する真空ポンプ用油圧ポンプ44と、該エンジン3
5からの動力伝達によりそれぞれ再生水用ポンプ用油圧
モータ40及び高圧水ポンプ用油圧モータ41に作動油
を供給する水ポンプ用油圧ポンプ45とが取り付けられ
ている。水ポンプ用油圧ポンプ45と、再生水用ポンプ
用油圧モータ40及び高圧水ポンプ用油圧モータ41と
の間には、作動油の供給を制御する油圧制御弁46が介
在されている。
【0033】次に、かかる除去装置の作動を説明する。
図1に示すように、運搬用トラック1の後部に除去装置
を連結して排水性舗装aの道路を牽引進行しつつエンジ
ン35を駆動させると、エンジン35の動力が水ポンプ
用油圧ポンプ45、高圧水ポンプ用油圧モータ41を介
して高圧水ポンプ33に伝達され、該高圧水ポンプ33
が水タンク34内の水を高圧水ホース9cを介して通水
管4a,4bに送水する。これにより、噴射ノズル7
a,7bから高圧水(この実施の形態では噴射圧力を5
0〜60kg/cm2 とする。)が舗装表面hに向けて
噴射される。噴射ノズル7a,7bから噴射された高圧
水はカバー16及び21の通過孔20,25を通って舗
装表面hに吹き付けられる。
【0034】この時、エンジン35の動力が真空ポンプ
用油圧ポンプ44から真空ポンプ用油圧モータ37を介
して真空ポンプ36に伝達されて該真空ポンプ36が駆
動されており、第1及び第2の吸引ダクト9,10の各
吸引口9a,10aに吸引力が付与されている。かかる
吸引力によりカバー16及び21の通過孔20,25か
ら略密閉空間T1 ,T2 にそれぞれ外気が吸引されて、
噴射ノズル7a,7bから噴射された高圧水に沿って空
気の流れAが形成される。これにより、該高圧水に沿っ
て一種のカーテン膜が形成されて該高圧水の周囲への飛
散が抑制され、この結果、衝撃力が維持された状態で高
圧水が舗装表面hに吹き付けられる。
【0035】ここで、噴射ノズル7a,7bの指向方向
の各延長線X1 ,X2 は、舗装表面hより下方で交差す
るようにされており、しかも、排水性舗装aの基層dは
非通水性とされているため、噴射ノズル7a(又は噴射
ノズル7b)から噴射された高圧水によって排水性舗装
aの空隙eの目詰まり物に作用する圧力は、噴射ノズル
7b(又は噴射ノズル7a)から噴射された高圧水の圧
力によって上方以外の逃げ場を失い、この結果、各噴射
ノズル7a,7bから噴射された高圧水の圧力が空隙e
の目詰まり物を舗装表面hに押し上げるように作用し、
これにより、目詰まり物と水との混合水の舗装表面hへ
の浮き上がりが促進される。
【0036】また、振動手段50の起振機51にも図示
しないスイッチ操作より電源が投入されて振動体50が
上下方向に振動されており、これにより、噴射ノズル7
aから舗装表面hに噴射されて振動体51の下部振動部
52bの下面と舗装表面hとの間に入り込んだ水に振動
が付与され、この結果、舗装の空隙内の目詰まり物の遊
離が促されて略密閉空間T1 においての上述した押し上
げ作用による目詰まり物の舗装表面hへの浮き上がりが
助長される。
【0037】そして、略密閉空間T1 を臨む舗装表面h
に浮き上がった目詰まり物と水との混合水は、第1の吸
引ダクト9の吸引口9aから吸引され、略密閉空間T2
を臨む舗装表面hに浮き上がった目詰まり物と水との混
合水は第2の吸引ダクト10の吸引口10aから吸引さ
れる。各吸引ダクト9,10によって吸引された混合水
はメインダクト14及び吸引ホース32を介してレシー
バータンク34aに回収される。
【0038】この時、第1及び第2の吸引ダクト9,1
0の各吸引口9a,10aはそれぞれ略密閉空間T1
2 に配置されているので、各吸引ダクト9,10の吸
引作用により各空間T1 ,T2 が負圧状態とされ、これ
により、上述した押し上げ作用及び振動手段50による
舗装の空隙内の目詰まり物の遊離促進作用と相まって空
隙eの目詰まり物と水との混合水の舗装表面hへの浮き
上がりがさらに促進される。
【0039】また、後側走行ロール29のロール面とカ
バー21の下板23とのすき間間隔を調整することによ
り、該すき間から上述したシール部材25aと舗装表面
hとの間のすき間を介して略密閉空間T2 に空気を流入
させて、該略密閉空間T2 に流入する空気量を略密閉空
間T1 より多くしているので、略密閉空間T2 の負圧度
は略密閉空間T1 に比べて若干低下するものの、略密閉
空間T2 に配置された第2の吸引ダクト10の吸引口1
0aから第2の吸引ダクト10内により多量の空気が流
入して該吸引ダクト10内での風速が速くなり、しかも
第1及び第2の吸引ダクト9,10はメインダクト14
で合流しているので合流した後の風速が速くなり、これ
により舗装表面hに浮き上がった土砂や粉塵等の目詰ま
り物と水との混合水を効果的に運搬除去することができ
る。
【0040】レシーバータンク34aに吸引回収された
目詰まり物と水との混合水は、再生水用ポンプ38の駆
動によりレシーバータンク34aからフィルタ38aを
通って濾過されたのち水タンク34に供給されて再利用
される。再生水用ポンプ38の駆動は、エンジン35の
動力が水ポンプ用油圧ポンプ45から再生水用ポンプ用
油圧モータ40を介して伝達されることによりなされ
る。尚、再生水用ポンプ38の駆動は、レシーバータン
ク34aあるいは水タンク34に設けられた図示しない
水位センサ等の検出値に応じて油圧制御弁46によって
制御されるようになっている。
【0041】尚、上記実施の形態では、振動手段50を
略密閉空間P1 側だけに配置した場合を例に採ったが、
これに限定されず、振動手段50を略密閉空間P2 側に
も配置するようにしてもよい。また、上記実施の形態で
は、振動手段50の起振体51を上下方向に振動させる
場合を例に採った、必ずしもこれに限定する必要はな
く、振動体51の下部振動部52bの下面と舗装表面h
との間に入り込んだ水に振動を付与することができる限
りにおいて水平或いは斜め方向に振動させるようにして
もよい。
【0042】さらに、上記実施の形態では、排水性舗装
に本発明の除去装置を適用した場合を例に採ったが、必
ずしもこれに限定する必要はなく、透水性舗装にも本発
明の装置を適用してもよい。
【0043】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
では、両方向から噴射された圧力水の圧力を舗装の空隙
に詰まった目詰まり物に対して有効に作用させて該目詰
まり物の舗装表面への浮き上がりを促進すると共に、振
動手段によって舗装空隙内の目詰まり物の遊離を促進し
て該目詰まり物の舗装表面への浮き上がりを助長してい
るので、舗装の目詰まり物の除去能力に優れた装置を提
供することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である排水性舗装の
目詰まり物の除去装置を車両の後部に取り付けた状態の
概略側面図である。
【図2】該除去装置の一部を破断した平面図である。
【図3】図2の−線断面図である。
【図4】図2の矢印方向ら見た図である。
【図5】該除去装置を説明するための説明的概略図であ
る。
【図6】排水性舗装を説明するための概略断面図であ
る。
【図7】従来の除去装置を説明するための説明的概略図
である。
【符号の説明】
a…排水性舗装 h…舗装表面 e…空隙 X1 …第1の噴射ノズルの指向方向の延長線 X2 …第2の噴射ノズルの指向方向の延長線 7a…第1の噴射ノズル 7b…第2の噴射ノズル 8…吸引手段 50…振動手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舗装表面に向けて圧力水を噴射しこの噴
    射圧力により舗装の空隙に詰まった目詰まり物を前記舗
    装表面に浮き上がらせる噴射手段と、該舗装表面に浮き
    上がった目詰まり物を水と共に吸引回収する吸引手段と
    を備えた装置において、 前記噴射手段を、一方向から前記舗装表面に指向して配
    置された第1の噴射ノズルと、他方向から前記舗装表面
    に指向して配置されその指向方向の延長線が前記第1の
    噴射ノズルの指向方向の延長線と舗装表面より下方で交
    差するようにされた第2の噴射ノズルとで構成すると共
    に、前記舗装表面を臨む位置に振動手段を配置して、前
    記第1及び第2の噴射ノズルの内の少なくとも一方から
    前記舗装表面に噴射された水に振動を付与するようにし
    たことを特徴とする舗装の目詰まり物の除去装置。
JP26031595A 1995-10-06 1995-10-06 舗装の目詰まり物の除去装置 Pending JPH09100519A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013543546A (ja) * 2010-09-08 2013-12-05 シクレッツァ エ アンビエンテ エセ.ピ.エ. 自動車事故の後に、道路プラットフォームの清掃を介して、安全で通行可能な道路状態を再構築するための多目的トラック
CN104047251A (zh) * 2014-06-23 2014-09-17 徐州徐工随车起重机有限公司 一种可单边作业的洗扫车吸嘴

Cited By (3)

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