JPH09100889A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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Publication number
JPH09100889A
JPH09100889A JP27978895A JP27978895A JPH09100889A JP H09100889 A JPH09100889 A JP H09100889A JP 27978895 A JP27978895 A JP 27978895A JP 27978895 A JP27978895 A JP 27978895A JP H09100889 A JPH09100889 A JP H09100889A
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JP
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shaft
tool
load
actuator
pin
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JP27978895A
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Inventor
Zentaro Yamaguchi
善太郎 山口
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータを任意の負荷に連結する。 【解決手段】 ハウジング2の挿通孔4に回転自在に支
承されてモータ12で正逆回転駆動されるシャフト15
の外周に形成された雄ねじ部16にはナット18が回転
不能かつ進退自在に螺合され、ナット18には軸心方向
に移動する移動筒22を連結されている。移動筒22の
先端部には連結具24が軸心方向の位置を調節可能に螺
入され、連結具24には連結ピン30を挿通される連結
孔29が開設され、移動筒22には一対の長孔26が互
いに対向されて開設されている。 【効果】 アクチュエータの負荷への連結作業の際、連
結具は移動筒に進退されて移動筒への軸心方向の位置を
調節され、連結ピンが長孔、連結具の挿通孔、負荷側ピ
ン挿通孔に挿通される。この連結具の移動筒への位置調
節によって連結具と負荷との連結位置の誤差を吸収でき
るため、負荷の組付スパンを選ばない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータに
関し、特に、電動送りねじ式アクチュエータに係り、例
えば、重量のある負荷を往復直線運動させるのに利用し
て有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、負荷を持ち上げたり下げたり
するのに使用される電動送りねじ式アクチュエータにお
いては、モータの駆動によって往復直線運動される移動
筒の先端部にピン挿通孔を有する連結具が固定的に取り
付けられており、移動筒の先端部に固定された連結具が
負荷のブラケットに位置合わせされた状態で、連結具お
よびブラケットのピン挿通孔にピンが挿通されることに
より、電動送りねじ式アクチュエータが負荷に連結され
るように構成されている。なお、このような連結具が装
備された電動送りねじ式アクチュエータが記載されてい
る文献としては、例えば、特開平6−109094号公
報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
のアクチュエータは、連結具が移動筒に固定されている
ため、アクチュエータの負荷への連結作業に際して負荷
のブラケットに対するアクチュエータの連結具の位置が
僅かでもずれていると、連結ピンを連結具およびブラケ
ットのピン挿通孔に挿通させることができなくなり、ア
クチュエータを負荷に連結させることができない。
【0004】本発明の目的は、負荷に確実に連結するこ
とができるアクチュエータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアクチュエ
ータは、モータによって往復直線運動される移動筒が負
荷に連結具によって連結されるアクチュエータにおい
て、移動筒の先端部に連結具が筒心方向の位置を調節可
能に螺入されており、この連結具には連結ピンを挿通さ
れる連結孔が開設されているとともに、移動筒には連結
孔と共に連結ピンを挿通される筒心方向に長い一対の長
孔が互いに対向されて開設されていることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】アクチュエータの負荷への連結作業に際して、
負荷側のピン挿通孔に対するアクチュエータの連結具の
ピン挿通孔の位置がずれていた場合には、連結具が移動
筒に対して回転操作されることによって連結具のピン挿
通孔の移動筒に対する軸心方向の位置が調節される。こ
の位置調節に伴って、連結具のピン挿通孔と負荷側のピ
ン挿通孔とが位置合わせされ、連結ピンは移動筒の長
孔、連結具のピン挿通孔および負荷側のピン挿通孔に挿
通される。連結ピンは連結具および負荷側のピン挿通孔
に挿通された状態で移動筒の両長孔を挿通した状態にな
るため、連結具は連結ピンによって移動筒に回り止めさ
れた状態になる。その結果、連結具は移動筒の軸心方向
に対する移動を阻止された状態になり、移動筒の負荷に
対する取付位置はそのまま維持された状態になる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態である
アクチュエータを示す縦断面図である。図2はその主要
部を示す一部切断一部省略分解斜視図である。図3は連
結具の作用を説明するための説明図である。図4は位置
規制部材の位置調節作用を説明するための説明図であ
る。
【0008】本実施形態において、本発明に係るアクチ
ュエータは、各種の負荷に搭載される汎用のアクチュエ
ータとして構成されている。アクチュエータ1は汎用性
を有するため、連結具の負荷に対する連結位置の変動の
可能性を有している。本実施形態に係るアクチュエータ
1はハウジング2を備えており、ハウジング2には正逆
回転可能なモータ12を装着されたモータ装着部3が開
設されているとともに、送りねじ軸としてのシャフト1
5を挿通されるシャフト挿通部4が開設されている。モ
ータ12の出力軸側にはウオーム歯車減速装置13が連
設されている。ウオーム歯車減速装置13の出力軸14
はシャフト挿通部4の軸心と直交する方向に延在されて
いる。
【0009】ハウジング2は左右で一対のシェル5、5
を組み合わされて構成されている。両シェル5、5は樹
脂が用いられて互いに左右対称形の大略長方形の皿形に
形成されており、最中合わせにされた合わせ面同士にモ
ータ装着部3およびシャフト挿通部4がそれぞれ形成さ
れている。両シェル5、5は最中合わせに組み付けられ
た状態でねじ部材(図示せず)によって締結されている
とともに、シャフト挿通部4の一端(以下、前端とす
る。)開口の外側に形成された嵌合部6の外周に金属製
のバンド7を嵌着されている。このバンド7によって左
右のシェル5、5のシャフト挿通部4における左右方向
への開きは防止されるようになっている。また、一方の
シェル5の側面にはこのアクチュエータ1を負荷に組み
付けるための組付穴8が没設されている。組付穴8は支
持軸9を側方から挿入されることにより、アクチュエー
タ1を支持軸9を中心にして回動自在に支承し得るよう
になっている。
【0010】ハウジング2のシャフト挿通部4に挿通さ
れたシャフト15の前側には送り用の雄ねじ部16が形
成されており、この雄ねじ部16には雌ねじ部17が螺
合された雌ねじ部材としてのナット18が進退自在に装
着されている。また、ハウジング2のシャフト挿通部4
には支持筒19がナット18の外側においてシャフト1
5と同心的に配されて左右のシェル5、5によって挟持
され、固定部20によって抜け止めされている。ナット
18はこの支持筒19に筒心方向に摺動可能に嵌入され
ている。
【0011】ナット18には移動筒22がシャフト15
および支持筒19と同心に配されてねじ結合部23によ
って連結されており、移動筒22の前端にはアクチュエ
ータ1を負荷(図示せず)に連結するための連結具24
が、負荷に対する連結位置を調節可能に装着されてい
る。すなわち、移動筒22の前端部内周には位置調節用
雌ねじ部25が刻設されているとともに、位置調節用雌
ねじ部25の軸心方向の中央位置には筒心方向に長い長
孔26が一対、互いに対向されて筒心方向に延在するよ
うにそれぞれ開設されている。連結具24は移動筒22
と略等しい外径の円柱形状に形成されており、円周には
位置調節用雄ねじ部27が刻設されている。連結具24
の一端部にはスパナ等の工具を係合するための工具係合
部28が面取りされて一体的に形成されており、連結具
24の他端部には連結ピンを挿通するための連結孔29
が軸心と直交する方向に貫通されて開設されている。
【0012】そして、連結具24は位置調節用雄ねじ部
27を位置調節用雌ねじ部25に螺合されることによ
り、移動筒22の前端部に軸心方向の位置を調節可能に
装着されているとともに、その回転位置を調節されるこ
とによって連結孔29が両長孔26、26に位置合わせ
されるようになっている。連結孔29の外径と両方の長
孔26、26の短手方向の幅とは等しく設定されている
とともに、連結ピン30の外径に略等しく設定されてい
る。連結ピン30は長孔26、連結孔29に挿通可能に
設定されているとともに、負荷側のブラケット31に開
設されている連結孔32にも挿通可能に設定されてお
り、挿通された状態でブラケット31の外側において鍔
部30aおよび割ピン33によって抜け止めされるよう
に構成されている。
【0013】なお、連結具24が負荷に連結されること
によって、ナット18および移動筒22は支持筒19に
対して回り止めされた状態となるため、移動筒22はナ
ット18の回転運動に対して回転を阻止する状態にな
り、ナット18の進退運動に伴って支持筒19に対して
直線運動する状態になる。
【0014】シャフト15の前端には円筒形状に形成さ
れたナットストッパ35が同軸に配されて固定されてお
り、ナットストッパ35は移動軸22の内周面に滑動自
在に支承された状態になっている。移動筒22の位置調
節用雌ねじ部25から後端寄りの前端部内周にはダンパ
を兼ねる位置規制部材36が位置調節可能に固定されて
いる。すなわち、位置規制部材36はゴムまたは樹脂の
弾性材料が用いられて移動筒22の内径と等しい外径を
有する円柱形状に形成されている。位置規制部材36の
後端部にはリベットを挿通するための挿通孔37が軸心
と直交する方向に開設されている。また、位置規制部材
36の後端面にはナットストッパ35から突出したシャ
フト15の凸部を逃げるための凹部38が没設されてい
る。他方、支持筒22の前端部における位置調節用雌ね
じ部25から適当に離れた位置にはリベットを挿通する
ための挿通孔39が筒心と直交する方向に貫通するよう
に開設されている。
【0015】そして、連結具24を外された状態で、か
つ、挿通孔37と39とが取付治具(図示せず)によっ
て位置合わせされた状態で、位置規制部材36は移動筒
22内に前端開口から挿入され、双方の挿通孔37と3
9とにリベット40を挿通されてかしめ加工されること
により移動筒22の図4に示されている所望の調節位置
に固定されている。なお、図4中、Lは組付スパン、S
はアクチュエータのストロークであり、Bは組付スパン
LとストロークSとの寸法差に対応する位置規制部材3
6の位置調節寸法である。
【0016】支持筒19の前端部には前後端に内向き鍔
部を有する円筒形状に形成されたキャップ41が嵌着さ
れており、キャップ41は後端側の鍔部を支持筒19の
環状溝に係合されて支持筒19に固定されている。キャ
ップ41は前端側の鍔部の内周を移動筒22の外周に摺
接することにより、支持筒19内をシールするようにな
っている。
【0017】ハウジング2のシャフト挿通部4における
軸心方向の略中央部には円形リング形状の前側隔壁部4
2が径方向内向きに突設されており、この前側隔壁部4
2の前端面に没設された凹部42aにはシャフト15の
雄ねじ部16の段差端面が挿入されて突き当てられてい
る。シャフト挿通部4の前側隔壁部42の後ろ側にはブ
レーキプレート等を収容するための収容室43が、支持
筒19よりも若干大径の円形中空室に形成されている。
すなわち、収容室43にはブレーキプレート、ワンウエ
イクラッチ、スラスト軸受、ストッパおよびスペーサが
前端側から順に配置されており、これの部品は収容室4
3に挿通されたシャフト15の被制御軸部44の外周に
嵌合されている。
【0018】ブレーキプレート45はナイロン等の樹脂
が用いられて円形リング形状に形成されており、被制御
軸部44の外周における前端部に遊嵌されている。ブレ
ーキプレート45はその前端面と隔壁部42の後端面と
の間に形成された凹凸結合部46によってシャフト挿通
部4に回り止めされている。シャフト15の被制御軸部
44の外周におけるブレーキプレート45の後ろ側には
ローラ式のワンウエイクラッチ48が装着されている。
【0019】詳細な説明および図示は省略するが、ロー
ラ方式のワンウエイクラッチ48は円筒形状に形成され
たクラッチケース(以下、ケースという。)48aと、
ケース48aの内周面に没設された楔形状の溝48b
と、楔形状溝48bに転動自在に収納されて被制御軸部
44の外周面に転動自在に接触されたローラ48cとを
備えており、シャフト15が正回転する状態において、
ローラ48cが楔形状溝48b内を大径側に変位するこ
とによりケース48aのシャフト15に対する空回りを
許容し、シャフト15が逆転する状態において、ローラ
48cが楔形状溝48b内を大径側に変位して楔効果を
発揮することによりケース48aをシャフト15と一体
回転させるように構成されている。
【0020】さらに、ワンウエイクラッチ48の前端面
は前側で隣接するブレーキプレート45の後端面に押接
されている。このブレーキプレート45のワンウエイク
ラッチ48との押接面にはグリース溜め溝47が正方形
の環状溝形状に没設されており、この押接面間にはグリ
ース(図示せず)が塗布されている。グリース溜め溝4
7が正方形の環状溝形状に形成されているため、ブレー
キプレート45とワンウエイクラッチ48との押接面間
に塗布されたグリースは全面にわたって均一に拡散され
る状態になる。そして、このブレーキプレート45とワ
ンウエイクラッチ48との押接面間の摩擦力は、シャフ
ト15に対する負荷側からの逆回転作用力よりも大き
く、かつ、それらの差がモータ側からの逆回転駆動力よ
りも小さくなるように設定されている。すなわち、ワン
ウエイクラッチ48がモータ12の駆動力によって逆回
転される場合には、ブレーキプレート45とワンウエイ
クラッチ48との押接面間で滑りが発生し、他方、ワン
ウエイクラッチ48がナット18側の駆動力によって逆
転される場合には、その押接面間で滑りが発生しないよ
うに設定されている。
【0021】シャフト15の被制御軸部44の外周にお
けるワンウエイクラッチ48の後ろ側で隣接する位置に
は、スラスト転がり軸受49が嵌合されており、スラス
ト転がり軸受49はその後ろ側で隣接する位置に嵌合さ
れたストッパ50によって軸心方向の移動を規制されて
いる。
【0022】シャフト挿通部4における収容室43の後
ろ側で隣接する後側隔壁部52の収容室43と反対側の
後ろ脇には、ラジアル転り軸受53が隣接して固定され
ており、このラジアル転り軸受53によってシャフト1
5の後端部が回転自在に支承されている。シャフト15
の外周におけるラジアル転がり軸受53の後側隔壁部5
2と反対側の位置には、従動側傘歯車55がワッシャ5
4を挟み込まれて嵌合されており、一体回転するように
一方取りされて結合されている。
【0023】従動側傘歯車55には原動側傘歯車56が
噛合されており、原動側傘歯車56はハウジング2にシ
ャフト挿通部4と直交するように配されたウオーム歯車
減速装置13の出力軸14に一体回転するように嵌着さ
れている。すなわち、従動側傘歯車55にはハウジング
2のモータ装着部3に設備されたモータ12の回転駆動
力が、ウオーム歯車減速装置13の出力軸14および原
動側傘歯車56を介して伝達されるようになっており、
したがって、シャフト15はモータ12によって正逆回
転駆動されるようになっている。
【0024】次に作用を説明する。予め、アクチュエー
タ1は負荷の固定端と自由端との間に架設される。例え
ば、アクチュエータ1のハウジング2が組付穴8に挿入
された支持軸9を負荷の固定端において軸支されること
により回動自在に支承され、負荷の自由端においてアク
チュエータ1の移動筒22が連結具24にブラケット3
1に挿通された連結ピン30を挿通されることにより回
動自在に支承される。
【0025】このようにしてアクチュエータ1が負荷の
固定端と自由端との間に架設された後に、例えば、図1
の状態からモータ12が正方向に回転運転されると、モ
ータ12の駆動力がウオーム歯車減速装置13、原動側
傘歯車56および従動側傘歯車55を介してシャフト1
5に伝達される。シャフト15の正回転時にはワンウエ
イクラッチ48のローラ48cが楔形状溝48bに係合
しないため、クラッチケース48aはシャフト15に対
して空回りし、相対的にシャフト15はそのまま回転さ
れる。シャフト15がモータ12により正回転される
と、ナット18は支持筒19に沿って前進される状態に
なるため、ナット18に連結された移動筒22は支持筒
19から押し出されて行く。この移動筒22の前進によ
って移動筒22の連結具24に連結された負荷が駆動さ
れることになる。
【0026】負荷の要求する所定のストロークだけ移動
筒22が伸長すると、モータ12の駆動電気回路(図示
せず)に介設された自動停止装置等によってモータ12
の運転が自動的に停止される。
【0027】モータ12の運転が停止されると、負荷の
荷重がナット18へ後退させる方向の力(アクチュエー
タに負荷が引張荷重として作用する場合には引張力)と
して移動筒22を介して作用するため、シャフト15に
は逆回転させようとする力(以下、負荷側逆回転作用力
という。)が、ナット18の雌ねじ部17およびシャフ
ト15の送り用雄ねじ部16の作用によって作用する状
態になる。負荷側逆回転作用力がシャフト15に作用す
ると、ワンウエイクラッチ48のローラ48cが楔形状
溝48bに係合する状態になるため、シャフト15とワ
ンウエイクラッチ48のケース48aとは一体回転する
状態になる。しかし、ワンウエイクラッチ48のケース
48aはブレーキプレート45に押接した状態になり、
ブレーキプレート45はハウジング2に固定された状態
になっているため、回転することができない。この場
合、ワンウエイクラッチ48のケース48aはブレーキ
プレート45に両者の押接面間に作用する摩擦力により
回り止めされた状態になる。その結果、ワンウエイクラ
ッチ48のケース48aと一体回転しようとするシャフ
ト15は回転することができない状態になる。つまり、
シャフト15はワンウエイクラッチ48を介してハウジ
ング2に固定された状態になるため、負荷側からの逆回
転作用力に対して逆回転を防止された状態になる。した
がって、負荷はアクチュエータ1によって駆動された状
態を維持することができる。
【0028】その後、モータ12が逆方向に回転運転さ
れると、モータ12の逆回転駆動力がウオーム歯車減速
装置13、原動側傘歯車56、従動側傘歯車55を介し
てシャフト15に伝達される。ここで、シャフト15の
逆回転時にはワンウエイクラッチ48のローラ48cが
楔形状溝48bに係合するため、シャフト15とワンウ
エイクラッチ48のケース48aとは一体回転する状態
になる。そして、ワンウエイクラッチ48のケース48
aはブレーキプレート45に押接した状態になり、ブレ
ーキプレート45はハウジング2に固定された状態にな
っているため、回転することができない状態になる。し
かし、シャフト15をモータ12の駆動力によって強制
的に逆回転させようとするモータ側からの逆回転駆動力
と負荷側逆回転作用力とは、ワンウエイクラッチ48の
ケース48aとブレーキプレート45との押接面間に作
用する摩擦力による回り止め力を上回るため、ワンウエ
イクラッチ48のケース48aはブレーキプレート45
との間で滑り回りする状態になる。その結果、シャフト
15はワンウエイクラッチ48のケース48aと一緒に
逆回転することができる。
【0029】このようにしてシャフト15が逆回転駆動
されると、雄ねじ部16に進退自在に螺合されて支持筒
19に回り止めされたナット18は支持筒19に沿って
後退される状態になるため、ナット18に連結された移
動筒22は支持筒19に引き込まれて行く。この移動筒
22の後退によって、移動筒22の連結具24に連結さ
れた負荷が復帰移動される。
【0030】負荷が元の位置まで復帰移動されると、モ
ータ12が自動的に停止される。そして、ナット18が
元の後退位置に戻った状態において、通常、負荷は支持
具(図示せず)によって機械的に支持されるため、負荷
側からの逆回転力がシャフト15に加わることは無い。
但し、この後退位置に戻った状態で、負荷側からの逆回
転作用力がシャフト15に加わったとしても、前述した
作用によってシャフト15の逆回転は確実に防止され
る。この逆転防止作用は、ナット18が雄ねじ部16の
途中で停止された場合でも同様に発現される。
【0031】なお、本実施形態に係るアクチュエータは
負荷が引張荷重として作用する場合に使用するのに好適
なように構成されている。負荷が圧縮荷重として作用す
る場合に使用するアクチュエータにおいては、シャフト
の送り用雄ねじ部の向きが引張荷重の場合と逆になり、
ワンウエイクラッチ、ブレーキプレート等の配置が逆に
なる。
【0032】ところで、アクチュエータ1が負荷(図示
せず)に組み付けられるに際して、例えば、図3(a)
に示されているように、連結具24のブラケット31の
連結孔32に対する位置が間隔Eでもずれている場合に
おいて、連結具24の移動筒22に対する位置が固定さ
れていると、連結具24はブラケット31に連結するこ
とができない。
【0033】本実施形態においては、連結具24が移動
筒22に対して位置を調節自在に装着されているため、
このような場合であっても連結具24をブラケット31
に連結することができる。すなわち、連結ピン30が移
動筒22の長孔26および連結具24の連結孔29から
抜き出された状態において、連結具24が工具係合部2
8に工具(図示せず)を係合されて移動筒22に対して
回転操作されると、連結具24は位置調節用雌ねじ部2
5および位置調節用雄ねじ部27の作用によって筒心方
向に進退するため、図3(b)に示されているように、
連結具24の移動筒22に対する軸心方向の位置は自由
に調節することができる。この位置調節によって、連結
具24の連結孔29の位置がブラケット31の連結孔3
2の位置に整合された後に、図3(c)に示されている
ように、連結ピン30が移動筒22の長孔26、連結具
24の連結孔29およびブラケット31の連結孔32に
挿通され、連結ピン30が割ピン33によって抜け止め
される。この連結ピン30の挿通によって、連結ピン3
0が移動筒22の両長孔26、26に係合した状態にな
るため、連結具24は移動筒22に対して回り止めされ
た状態になり、連結具24がその後に軸心方向に遊動す
ることは阻止されたことになる。
【0034】以上のようにして、本実施形態によれば、
連結具24が移動筒22に対して位置を調節自在に装着
されていることにより、連結具24と負荷のブラケット
31との連結位置の誤差を吸収することができるため、
任意の組付スパンを有する負荷にアクチュエータ1を組
み付けることができ、その結果、アクチュエータ1の汎
用性を高めることができる。また、連結具24と負荷の
ブラケット31との連結位置の誤差が連結具24の移動
筒22に対する筒心方向の位置によって吸収されるた
め、アクチュエータ1の有効ストロークをロスさせなく
て済み、アクチュエータの性能を充分に活用することが
できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
連結具が移動筒に対して位置を調節自在に装着されてい
ることにより、連結具の負荷との連結位置の誤差を吸収
することができるため、任意の組付スパンを有する負荷
にアクチュエータを組み付けることができ、その結果、
アクチュエータの汎用性を高めることができる。また、
連結具の負荷との連結位置の誤差が連結具の移動筒に対
する筒心方向の位置によって吸収されるため、アクチュ
エータの有効ストロークをロスさせなくて済み、アクチ
ュエータの性能を充分に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるアクチュエータを示
す縦断面図である。
【図2】その主要部を示す一部切断一部省略分解斜視図
である。
【図3】連結具の作用を説明するための説明図である。
【図4】位置規制部材の位置調節作用を説明するための
説明図である。
【符号の説明】
1…アクチュエータ、2…ハウジング、3…モータ装着
部、4…シャフト挿通部、5…シェル、6…嵌合部、7
…バンド、8…組付穴、9…支持軸、12…モータ、1
3…ウオーム歯車減速装置、14…出力軸、15…シャ
フト、16…送り用雄ねじ部、17…雌ねじ部、18…
送り用ナット、19…支持筒、20…固定部、22…移
動筒、23…ねじ結合部、24…連結具、25…位置調
節用雌ねじ部、26…長孔、27…位置調節用雄ねじ
部、28…工具係合部、29…連結孔、30…連結ピ
ン、31…ブラケット、32…連結孔、33…割ピン、
35…ナットストッパ、36…位置規制部材、37…挿
通孔、38…凹部、39…挿通孔、40…リベット、4
1…キャップ、42…前側隔壁部、43…収容室、44
…被制御軸部、45…ブレーキプレート、46…凹凸結
合部、47…グリース溜め溝、48…ワンウエイクラッ
チ、49…スラスト転がり軸受、50…ストッパ、52
…後側隔壁部、53…ラジアル転り軸受、54…ワッシ
ャ、55…従動側傘歯車、56…原動側傘歯車。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングのシャフト挿通部内に挿通さ
    れて回転自在に支承されているシャフトがモータによっ
    て正逆回転駆動されるように構成されており、シャフト
    の外周に形成された雄ねじ部には軸心方向に移動する移
    動筒を連結された雌ねじ部材が進退自在に螺合されてい
    るアクチュエータにおいて、 前記移動筒の先端部には連結具が筒心方向の位置を調節
    可能に螺入されており、この連結具には連結ピンを挿通
    される連結孔が開設されているとともに、前記移動筒に
    は連結孔と共に連結ピンを挿通される筒心方向に長い一
    対の長孔が互いに対向されて開設されていることを特徴
    とするアクチュエータ。
JP27978895A 1995-10-03 1995-10-03 アクチュエータ Pending JPH09100889A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101378691B1 (ko) * 2013-04-08 2014-03-27 임종준 선박 건조용 비계의 클램프

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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