JPH091015A - 揺動噴霧式自走防除機 - Google Patents
揺動噴霧式自走防除機Info
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- JPH091015A JPH091015A JP15732595A JP15732595A JPH091015A JP H091015 A JPH091015 A JP H091015A JP 15732595 A JP15732595 A JP 15732595A JP 15732595 A JP15732595 A JP 15732595A JP H091015 A JPH091015 A JP H091015A
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Abstract
置に噴霧可能とすべく下方に噴孔を配設するにおいて、
機体前部の上方傾斜時に地表に当接しないよう、かつ側
方に突出して旋回時等に他物に干渉しないように考慮す
る。また、噴霧管や噴霧管下方の揺動機構に、噴孔から
滴下する薬液や水がなるべくかからないようにする。 【構成】 噴霧管3の下方に下部噴霧管4を垂設可能と
し、該下部噴霧管4の下端噴孔2a位置は、クローラ1
0の接地部10a後端部よりシャーシ9後端を結ぶ直線
Lの直上方とし、該下部噴霧管4の噴孔2の外端は噴霧
部カバー1の内側とし、また、噴霧管3の上面に防浸カ
バーを貼設可能とする。
Description
される噴霧管を揺動しつつ、該噴霧管に具備された噴孔
より薬液を噴霧して走行することで、果樹等の防除作業
を行う揺動噴霧式自走防除機における噴霧管の構成に関
する。
る噴霧管を揺動しつつ、該噴霧管に具備された噴孔より
薬液を噴霧して走行する揺動噴霧式自走防除機について
出願済みである。この中で、噴霧管は、左右及び中央上
部の三分割状になっていて、それぞれ独立して噴霧制御
できるようになっている。例えば機体の左側のみ噴霧す
る場合には、中央上部、及び右側の噴霧管の噴霧を停止
し、左側の噴霧管のみの噴孔より薬液を噴霧するのであ
る。また、正面アーチ型を形成する噴霧管は、一体に
て、前後左右に揺動可能となっており、これにて枝葉の
表裏にわたって薬液の噴霧を可能としている。このた
め、アーチ型噴霧管の下方には、揺動のための支点軸や
リンク、及びモーター等よりなる揺動機構を配設してい
る。
におけるアーチ形状は、ある程度上方に位置する枝葉に
噴霧すべく想定されたものである。従って、棚作果樹
(ブドウ等)の場合には問題がないが、柑橘類等、地面
に近いほど低い所まで枝葉のある果樹や、或いは、果樹
が傾斜地に植えられた果樹園において、該傾斜地の傾斜
面に等高線状に切り通して形成した走行路より下側の傾
斜面に植えられている果樹に噴霧する場合、この噴霧管
のアーチの下端より下方に枝葉が位置して、噴霧が届か
ないという不具合があった。
霧管を垂設すれば、このように下方に存在する枝葉にも
噴霧できるが、この場合に考えなければならないのは、
その配設位置である。防除機は、傾斜地での走行時や、
或いはトラックへの積込み時等に、機体が前後傾斜する
場合があり、該別個の噴霧管を垂設した状態で、もし機
体前部が上方に傾斜すれば、噴霧管を地面等に当接して
破損するという可能性がある。また、側方位置において
も、本体カバーの外端部よりも側方に突出しては、運転
する者が想定する旋回範囲よりも外側に噴霧管が突出し
ていることで、特に旋回半径を小さくする必要のある果
樹園においては、旋回時に該噴霧管を果樹の枝等にひっ
かける可能性が高くなる。
ける揺動機構は、各部材が防浸性のものから構成されて
はいるものの、噴孔より滴る薬液がなるべくかからない
ようにするのに越したことはないし、また、大がかりに
各部材の防浸性を高める必要がなくとも、各部材の耐久
性が向上して、コスト低下にも繋がる。
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、複数個の噴孔を具備する噴霧管を左右及び中央上部
に組み合わせて正面視アーチ型に配設し、これらの噴霧
管を揺動しながら噴霧する揺動噴霧式自走防除機におい
て、独立して噴霧制御できる下部噴霧管を左右の各噴霧
管下端より垂設可能とした。
で、クローラ走行式又は車輪走行式のものにおいて、側
面視にて、クローラの接地部後端、又は最後部に配設し
た車輪の接地部後端よりシャーシ後端を結ぶ直線の直上
位置に、該下部噴霧管の下端の左右揺動下限位置を配置
した。
おいて、該下部噴霧管に付設する噴孔の外端を、噴霧管
を被覆するカバーの内側に配置した。
チ型に構成される噴霧管を揺動しながら噴霧する揺動噴
霧式自走防除機において、噴霧管上面に、噴孔のみを突
出させた状態にて、防浸カバーを貼設した。
体下方に噴孔が位置し、下枝葉の低い柑橘類や、等高線
状の走行路から下方の傾斜面に植えられた樹木の枝葉に
噴霧が可能となる。独立して噴霧制御できるので、低位
置に噴霧しなければならない時に、噴霧を必要とする側
だけの下部噴霧管より噴霧を行えばよい。
ャーシ後端が地面に接するまでである。従って、下部噴
霧管の下端は、クローラ走行式の場合、クローラ接地部
後端とシャーシ後端とを結ぶ直線、車輪走行式の場合、
車輪の接地部後端とシャーシ後端とを結ぶ直線より上方
であれば、いくら前後傾斜の大きな場所を走行して、機
体前部が上方に傾斜しても、シャーシ後端が地面に接し
た状態よりも傾斜することはないため、該下部噴霧管の
下端が地面に当接するおそれはない。
も内側とすることで、旋回においては、該カバーの外面
のみを旋回半径として想定すればよく、旋回時にカバー
より側方に突出した下部噴霧管が樹木や枝葉等に当接す
るという事態を生じない。
で、噴霧管自体が水や薬液から防禦されることは勿論、
アーチ状の噴霧管の両側下端部より薬液が滴下されるの
で、該噴霧管下方の揺動要部への薬液や水の滴下も低減
される。
る。図1は本発明に係る揺動噴霧式自走防除機の側面
図、図2は同じく後面図、図3は下部噴霧管4を取り付
けた噴霧管3と、その揺動機構を示す正面図、図4は下
部噴霧管4を取り付けた噴霧管3に対する薬液供給回路
図、図5は噴霧管3の両側に下部噴霧管4を取り付けた
場合において、上方より地表近くまで噴霧した状態の噴
霧域を示す正面略図、図6は噴霧管3の両側に下部噴霧
管4を取り付けた場合において、傾斜面における等高線
状の走行路より両側の傾斜面に噴霧した状態の噴霧域を
示す正面略図、図7は噴霧管3の両側に下部噴霧管4を
取り付けた場合において、棚作果樹に対して噴霧した状
態の噴霧域を示す正面略図、図8は防浸カバー5を貼設
した状態の噴霧管3と、その揺動機構を示す正面図、図
9は噴霧管3と、その揺動機構を示す側面図、図10は
同じく平面図、図11は前後回動軸15への前後揺動リ
ンク17の固定部を示す斜視図、図12はマフラー管3
5の周囲に排風カバー38を取り付けた状態のエンジン
Eの側面図、図13は同じく正面図、図14は手動散布
用のホースリールRの回転制動手段を示す斜視図であ
る。
係る揺動噴霧式自走防除機(以下、「防除機SW」と称
する。)について説明する。左右クローラ10を巻回し
てなるクローラ走行装置上にシャーシ9が固設されてい
て、該シャーシ9より前方に、操作部が形成されてい
て、その後端部には運転席11を配設しており、その前
方及び左側には、様々なレバー類を具備する操作コラム
12が立設されている。該運転席11より後方のシャー
シ9上において、最前部には、薬液タンク7を、中間部
には、機関部カバー8に被覆されて、走行駆動及び動噴
駆動用のエンジンE、手動散布用ホースリールR、及び
動噴Pを内設する機関部を、最後部には、噴霧部カバー
1にて被覆され、複数個の噴孔2を具備する噴霧管3及
び下部噴霧管4を内設する噴霧部を配設している。これ
ら薬液タンク7・機関部・噴霧部にて本体部Mを構成し
ている。
・機関部・噴霧部と前後に三分割されていて、その外面
を形成する薬液タンク7外面、機関部カバー8、噴霧部
カバー1の外面は、連続状になっていて、本体部M全体
にて、外面形状は、低木の果樹が多く植えられている果
樹園等でも容易に旋回できるよう、旋回半径をなるべく
小さくできるように、前から後ろに尻窄みの形状となっ
ている。
8に被覆される機関部では、図1の如く、該エンジンE
の排気管37及びマフラー36が、該シャーシ9より下
方に突設しており、該機関部内にて、図12及び図13
の如く、エンジンEのシリンダーヘッド34よりマフラ
ー37までマフラー管35が配設されている。また、エ
ンジンEに冷却風吸引ファン33が取り付けてあり、該
冷却風吸引ファン33より吸引した風は、該エンジンE
の外部を、特にシリンダーヘッド34外部に突設するフ
ィンを通り、エンジンを冷却する。更に、本実施例にお
いては、シリンダーヘッド34よりマフラー管35を被
覆するように、平面視「コ」の字状の排風カバー38を
取り付けている。該シリンダーヘッド34外部を冷却し
た風は、該排風カバー38内に導入されて、マフラー管
35を冷却する。排風カバー38の上端は閉塞されてお
り、一方、下端は開口されていて、該排風カバー38内
に導入された風は、マフラー36の配設されているシャ
ーシ9の下方に抜けて排風される。
機体下方に排出することができ、マフラー管35の放熱
による機関部内の温度上昇が低減されるので、同じく機
関部内に内設するホースリールRに巻き付けられたホー
スの軟化を防止し、また、エンジンの油温や燃料温度の
上昇を抑え、オーバーヒート等を解消する。
如く手動噴霧用ホースリールRが配設されている。ホー
スリールRは、図14の如く、両側の側板40・40間
に筒状のホース巻付け部39を固設し、一方の側板40
の外側に回転軸41が突設されており、該回転軸41
を、本体に固定された支持具44上端の軸受部44aに
て回転自在に軸受けしている。更に該回転軸41の外端
に回転操作用レバー42を付設しているが、この回転操
作レバー42を持って回転操作すると、ホースリールR
全体が回転し、ホース巻付け部39に巻き付けたホース
を繰り出し、また、繰り出したホースを巻き付けること
ができる。該ホース巻付け部39は、動噴Pからの薬液
を導入して、該ホース巻付け部39に巻き取られている
ホース内に導入可能となっており、手動散布時には、図
示せぬコックを開くと、手散布可能となっている。
け部39に巻き付けた状態にしておくが、ホースリール
Rの回転を制動しておかないと、自然に回転して、ホー
スが撓んだりもつれたりする。そこで、図14の如く、
前記支持具44の軸受部44aに、「コ」の字形状の回
転止めストッパー43を枢支し、ホースを使用しない時
には、該回転止めストッパー43を倒して、図14に示
すように、回転軸41外端の回転操作用レバー42を挟
持して固定し、ホースリールRが回転しないようにして
いる。また、該回転止めストッパー43よりホース先端
止め43aを突設しており、ホースを使用しない時は、
ホースの先端を該ホース先端止め43aに外嵌すること
により、ホース先端を位置固定できる。
される動噴Pが配設されており、該動噴Pにて、前部の
薬液タンク7より、後部の噴霧部における各噴霧管3・
4に薬液を圧送するものである。
11より説明する。噴霧部の外部は図1及び図2の如
く、噴霧部カバー1にて覆われていて、該噴霧部カバー
1に収納される如く、噴霧管3L・3M・3R(これら
を一体としたものを指して、噴霧管3と称する。)が正
面視アーチ型に配設されている。各噴霧管3L・3M・
3Rの上面には、複数個の噴孔2・2・・・が付設され
ている。また、各前面には、薬液ホースを繋ぐ薬液ポー
ト3bが突設されている。更に、図8の実施例において
は、該噴霧管3の上面全体にわたって、各噴孔2の突設
部を切り欠いて、防浸カバー5を被せている。該防浸カ
バー5は、防浸性を有し、かつ、噴霧管3の揺動に追従
できるよう、弾性を有するものとする必要がある。例え
ば、ゴムや軟質ビニル等が該防浸カバー5となり得る。
該防浸カバー5の両下端部は、揺動に充分追随できるよ
う、図8の如く撓ませて、ボルト6・6にて噴霧部カバ
ー1の両側の内側面に螺止する。こうして、噴孔2より
滴下する水や薬液は、防浸カバー5の介在により、噴霧
管3に直接かからず、また、防浸カバー5上を流れ、両
側下端部の撓み部分5a・5aより滴下する。即ち、噴
霧管3の両側下端より水や薬液が滴下され、噴霧管3下
方にある揺動機構への薬液の滴下を低減している。
乃至図11より説明する。揺動に際しては、噴霧管3全
体が一体となって前後左右に揺動するものである。各噴
霧管3L・3M・3Rより前後平行に各二本の棒状の挟
持部材18・18を垂設している。一方、機体の床部に
固設した台座13より立設する立状フレーム14・14
の上部にて前後回動軸15を回転自在に軸架し、該前後
回動軸15に、正面視アーチ状の前後揺動リンク17の
左右下端部を固定し、該前後揺動リンク17を前記の各
噴霧管3L・3M・3Rより垂設する前後の挟持部材1
8・18にて回転自在に挟持している。また、各噴霧管
3L・3M・3Rは、後記の如く回動自在に位置固定さ
れている。こうして、図9の如く、前後回転軸15の回
動により、前後揺動リンク17、挟持部材18・18を
介して、噴霧管3を前後回動するものであり、該噴霧管
3より突設する噴孔2・2・・・が、該噴霧管3を揺動
支点として、前後に揺動することとなる。即ち、前後揺
動しながらの噴霧が可能となるのである。
後揺動リンク17下端部の固定に関しては、図3、図8
及び図11の如く、該前後回動軸15の左右に、立状の
筒部15a・15aを固着し、各筒部15a・15aに
前後揺動リンク17の左右下端部を嵌挿し、該筒部15
a・15aに穿設したボルト孔にボルト16を嵌入し、
該筒部15a・15a内にて前後揺動リンク17を該ボ
ルト16先端にて抑止固定している。なお、該前後揺動
リンク17の両側下端部付近に、上下方向に複数のボル
ト孔を穿設し、該筒と該前後揺動リンク17のボルト孔
にボルト16を嵌挿して、ナットにて締止する方法とし
てもよい。
16を緩めれば(後者の固定方法ならば、ボルト16を
抜けば)、筒部15a内にて該前後揺動リンク17が摺
動自在となり、該前後揺動リンク17全体を上下に位置
調節することができる。このように、該前後揺動リンク
17の下端固定位置を上下に調節できることで、噴霧管
3から前後回動軸15までの距離を調節でき、従って、
作物の形態によって、噴霧管3の前後回動量(噴孔2の
前後揺動量)を調節することができる。
明する。各噴霧管3L・3M・3Rの前部左右に軸受部
3a・3aを突設しており、左右軸受部3a・3a間に
回転軸19を回転自在に軸支している。一方、正面視台
形状の噴霧フレーム21の上部水平部及び左右傾斜部
に、側面視L字状の噴霧管固定板20・20・20を固
設し、該噴霧管固定板20の先端部が筒状となってい
て、各回転軸19上に環設している。該噴霧フレーム2
1は、左右揺動板22の上面に固設されており、また、
前記台座13上の前記立状フレーム14・14の前方位
置に立設された軸支持フレーム25の上端に、軸受24
が前後方向に固設されており、左右回動軸23が該軸受
24に軸支されて、その両端を、図9の如く、該左右揺
動板22の前後垂直部分に固定している。こうして、左
右揺動板22が左右回動軸23を揺動支点として左右に
揺動し、該左右揺動板22と一体の噴霧フレーム21及
び噴霧管3を左右揺動可能としている。
が配設されており、該揺動用モーター30のモーター軸
に固設した偏心ピン29と、左右揺動板22の後方垂直
部分に突設した枢支ピン22aとを、水平リンク26の
両端に各々枢支する。該水平リンク26の中途部には、
複数のピン孔が穿設されていて、その一つを選択して枢
支ピン28を嵌挿するものである。一方、前記前後回動
軸15の中途部より前方に取付部15bを突設してお
り、該取付部15bに穿設したピン孔に枢支ピン28を
嵌挿している。そして、垂直リンク27の両端が、球形
ジョイントを具備しており、上端は前後回動軸15側の
枢支ピン28に、下端は水平リンク26側の枢支ピン2
8に、前後回動可能に枢支されている。
ー30の駆動にて、水平リンク26の偏心ピン29枢支
側端部は、正面視でモーター軸を中心とする円運動を
し、それにつれて、左右揺動板22の枢支ピン22a枢
支側端部を左右揺動し、これにより、左右揺動板22及
び噴霧フレーム21、そして噴霧管3及び噴孔2が左右
揺動する。そして、垂直リンク27の下端部を枢支する
水平リンク26の中途部においては、該揺動用モーター
30の駆動に伴って、正面視にて左右長径状の楕円運動
をし、該垂直リンク27の上端部は、左右回動が枢支ピ
ン28に対して自在となっているものの、その下端部の
上下移動に伴って上下移動し、該上端部を枢支する枢支
ピン28を介して前後回動軸15を上下回動し、これに
よって、噴霧管3が前後回動し、噴孔2・2・・・が前
後揺動する。従って、噴霧管3は、左右揺動すると共に
前後揺動するので、噴孔2・2・・・は円又は楕円形状
に動いて、通常噴霧の届かない枝葉の裏側まで噴霧がで
きるのである。
動機構においては、噴霧管3より、前後揺動軸リンク1
7、前後回動軸15、噴霧フレーム21等を含めて、左
右揺動板22までの部分は、左右揺動の振幅域の中央位
置にある状態となっているが、水平リンク26及び垂直
リンク27は、該噴霧管3が、左右揺動における左側の
振幅終端にある時の状態となっているので、注意してお
く。また、図3においては、右側の振幅終端にある時の
噴霧管3Rの位置(3R’として示す。)、及びそれに
取り付ける下部噴霧管4Rの位置を開示している。
て、図3の如く、左右の噴霧管3L・3Rの下端には、
噴孔2・2を具備する下部噴霧管4L・4R(総称して
下部噴霧管4)を垂設可能となっている。(図3におい
ては、下部噴霧管4Rのみを図示している。)該下部噴
霧管4L・4Rを取り付けると、本来のアーチ型の噴霧
管3の左右部分を下方に延長した形状となる。勿論、該
噴霧管3は、下部噴霧管4L・4Rを取り付けた状態
で、一体に揺動する。また、勿論、下部噴霧管4L・4
Rのうち、どちらか一方だけ取り付けることも可能であ
る。
側方低位置になされるものであり、例えば、図5の如
く、柑橘類等の低木等、地表近くまで下枝葉のある樹木
へ噴霧する場合、また、図6の如く、傾斜面に等高線状
に走行する場合に有効である。下部噴霧管4の噴霧制御
は、図4図示の後記コック32L・32Rの開閉にて行
うものであり、図6の場合には、該コックの開閉にて、
上方傾斜面側の下方噴霧管4の噴霧を止め、下方傾斜面
側の下部噴霧管4の噴霧を行うということが可能とな
る。また、なるべく低位置に噴霧できるように、噴孔2
・2の一つは、該下部噴霧管4の下端部に突設されてい
る。(これを噴孔2aと称する。)また、下部噴霧管4
は、噴霧管3と一体に揺動するから、該下部噴霧管4の
噴孔2も円又は楕円を描いて動き、低位置の枝葉の裏側
にも噴霧が届くようになっている。
の問題点として、まず、機体下方に垂設されるため、機
体前部が上方傾斜した場合(傾斜地を走行する場合やト
ラックに積み込む場合に、この状態が発生することがあ
る。)に地面に当接しないかという点がある。噴霧管3
は左右揺動するので、下部噴霧管4を装着した場合、左
右揺動の下限位置を考慮しなければならない。機体前部
が上方傾斜して地面に当接するおそれがあるのは、図1
の如く、側面視において、クローラ10の接地部分10
aの後端部よりシャーシ9の後端部を通る直線Lより下
方位置である。機体前部の上方傾斜の上限は、シャーシ
9の後端部が地面に当接する状態、即ち、該直線Lが地
表面と一致する状態なので、該直線Lより上方ならば、
地面に当接することはない。一方、果樹によっては、地
面近くに枝葉を張る種類のものもあり、噴孔位置はなる
べく低位置にするのが望ましい。そこで、該下部噴霧管
4は、その下端部の、左右揺動した時の下限位置が、該
直線Lより上方であって、なるべく該直線Lに近い位置
にすればよい。つまり、機体前部の上方傾斜の際に地面
が当接しない範囲で、可能な限り低い位置に、最下部の
噴孔2aを位置させるようにする。図1に示す噴孔2
a’は、噴霧管3及び下部噴霧管4の左右揺動時におけ
る下限位置に達した時の最下端の噴孔2aの位置を示す
ものであって、この位置を、該直線Lの直上方位置とし
ているのである。
ち、車輪を直接接地して走行する型式のものであれば、
最後部に配設された車輪の接地部後端よりシャーシ後端
を結ぶ直線が該直線Lに相当し、下部噴霧管4の左右揺
動における最下端の噴孔2a’は、この直線の直上方位
置に配置する。
ように、元来のアーチ型の噴霧管3のうち、左右の噴霧
管3L・3Rに突設する各噴孔2は、前記の如く、噴霧
部カバー1の中に収納された状態となっていて、その外
端部が、噴霧部カバー1の外面より外側方に突出してい
ることはない。そのため、運転者は、旋回の際に機体後
部の旋回範囲を確認するのは、噴霧部カバー1の外面位
置を確認しておけばよい。そして、下部噴霧管4L・4
Rを装着した場合にもこの状態を保持できるようにすべ
く、装着した該下部噴霧管4L・4Rの外側端位置は、
図2の如く、噴霧部カバー1の側方の外面位置よりも内
側に位置している。即ち、旋回時に、噴霧部カバー1の
外面位置さえ確認して旋回すれば、下部噴霧管4L・4
Rが下枝等に引っ掛かるという事態は発生しない。
管4への薬液供給構成について説明する。前記の如く、
噴霧管3への薬液供給動力は、機関部内に配設される動
噴Pによるものであり、下部噴霧管4へも勿論、該動噴
Pより薬液供給がなされる。図4の如く、動噴Pより各
噴霧管3L・3M・3Rへは独立して薬液を供給路を配
管しており、該下部噴霧管4L・4Rへの薬液供給路
は、それぞれ該噴霧管3L・3Rへの薬液供給路より分
岐させている。各噴霧管3L・3M・3Rへの薬液供給
路には、それぞれ開閉コック31L・31M・31Rが
介設されていて、3つの噴霧管3L・3M・3Rの噴霧
制御(噴霧又は噴霧停止)を独立して行うことができ
る。例えば、上方より左側のみ噴霧を必要とする場合に
は、右側の噴霧管3Rの噴霧のみを停止して、噴霧作業
を行う。
給路における各開閉コック31L・31Rの下手側よ
り、前記の下部噴霧管4L・4Rへの薬液供給路を分岐
させており、この分岐した各薬液供給路に開閉コック3
2L・32Rを介設している。従って、各下部噴霧管4
L・4Rは、それを取り付ける噴霧管3L・3Rに薬液
が供給されている限りにおいて、独立して噴霧制御をす
ることができる。
7に図示するような、様々な噴霧パターンを提供するこ
とができる。まず、5つの噴霧管についての全コックを
開けば、図5のように、上方より地表近くまでの防除機
SWの周囲に噴霧することができて、地表近くまで枝葉
を張る果樹に対しての噴霧が可能である。また、図6の
ように、傾斜面である果樹園に等高線状に切り通して作
った走行路を通る防除機SWから見て、左側が山側、右
側が谷側とすれば、前記開閉コック32Lのみを閉じ
て、左の下部噴霧管4Lの噴霧は停止し、右の下部噴霧
管4Rのみ噴霧すればよい。右の下部噴霧管4Rからの
噴霧は、谷側の果樹の低い位置に生える枝葉にもかか
り、都合がよい。なお、走行路の上方となる上方噴霧は
必要としないので、開閉コック31Mも閉じ、噴霧管3
Mの噴霧を停止している。また、前記の薬液供給構成よ
り、右の下部噴霧管4Rから噴霧されている場合には、
必ず右の噴霧管3Rからも噴霧がなされている。即ち、
右の下部噴霧管4Rの噴霧を行いながら右の噴霧管3R
のみを停止することはできない。一方、左の下部噴霧管
4Lは噴霧していても防除作業そのものには影響はない
が、該下部噴霧管4Lからの噴霧は全く防除作業には使
用されないので、無駄な噴霧を続けることになるので、
このように噴霧停止するのがよい。そして、前記の薬液
供給構成より、左の噴霧管3Lは、該下部噴霧管4Lの
噴霧又は噴霧停止に関わらず、噴霧制御することがで
き、山側に生えたある程度高い位置の果樹の枝葉に、該
噴霧管3Lによって噴霧をすることができるのである。
2L・32Rを閉じて、両下部噴霧管4L・4Rの噴霧
を停止することでできるものである。即ち、元来の噴霧
管3L・3M・3Rよりの噴霧により、上方より側方ま
での防除機SWの周囲を噴霧でき、例えば、図示するよ
うな、棚作果樹に噴霧する場合に、無駄なく効率のよい
噴霧を実現できるのである。
のような効果を奏する。即ち、請求項1の如く構成する
ことにより、本発明に係る揺動噴霧式自走防除機は、下
部噴霧管を追加して垂設することによって、機体下方に
噴孔が位置し、枝葉の低い柑橘類や、等高線状の走行路
から下方の傾斜面に植えられた樹木の枝葉に噴霧が可能
となる。独立して噴霧制御できるので、低位置に噴霧し
なければならない時に、噴霧を必要とする側だけの下部
噴霧管より噴霧を行えばよいので、無駄な噴霧で薬液を
浪費することなく、経済的である。
り、クローラ走行式、或いは車輪走行式のものにおい
て、下部噴霧管の下端の、左右揺動における下限位置
が、側面視で、クローラ走行式のものならばクローラ接
地部後端、車輪走行式のものならば最後部に配設した車
輪の接地部後端とシャーシ後端とを結ぶ直線より上方に
あるので、いくら機体前部が上方に傾斜しても、地面に
当接することがなく、更に、該直線にできるだけ近づけ
ることで、なるべく低位置への噴霧が可能となる。
側端位置を、本体カバーの外面よりも内側とすること
で、旋回においては、噴霧管を被覆するカバーの側面の
みを旋回半径として想定すればよく、旋回時に該カバー
より下部噴霧管が側方に突出していて、樹木や枝葉等に
当接するという事態を発生しない。
バーを貼設することで、噴霧管自体が水や薬液から防禦
されることは勿論、アーチ状の噴霧管の両側方下端部よ
り薬液が滴下されるので、該噴霧管下方の揺動要部への
薬液や水の滴下も低減され、揺動要部の各部材の耐久性
を向上させることができる。また、防浸カバー自体を取
り替えることで、噴霧管及び揺動要部の防浸性を持続さ
せることができ、防浸カバーそのものは安価なので、コ
スト低減に貢献する。
ある。
動機構を示す正面図である。
液供給回路図である。
合において、上方より地表近くまで噴霧した状態の噴霧
域を示す正面略図である。
合において、傾斜面における等高線状の走行路より両側
の傾斜面に噴霧した状態の噴霧域を示す正面略図であ
る。
合において、棚作果樹に対して噴霧した状態の噴霧域を
示す正面略図である。
の揺動機構を示す正面図である。
る。
定部を示す斜視図である。
り付けた状態のエンジンの側面図である。
を示す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数個の噴孔を具備する噴霧管を左右及
び中央上部に組み合わせて正面視アーチ型に配設し、こ
れらの噴霧管を揺動しながら噴霧する揺動噴霧式自走防
除機において、独立して噴霧制御できる下部噴霧管を左
右の各噴霧管下端より垂設可能としたことを特徴とする
揺動噴霧式自走防除機。 - 【請求項2】 請求項1記載の揺動噴霧式自走防除機
で、クローラ走行式又は車輪走行式のものにおいて、側
面視にて、クローラの接地部後端、又は最後部に配設し
た車輪の接地部後端よりシャーシ後端を結ぶ直線の直上
位置に、該下部噴霧管の下端の左右揺動下限位置を配置
したことを特徴とする揺動噴霧式自走防除機。 - 【請求項3】 請求項1記載の揺動噴霧式自走防除機に
おいて、該下部噴霧管に付設する噴孔の外端を、噴霧管
を被覆するカバーの内側に配置したことを特徴とする揺
動噴霧式自走防除機。 - 【請求項4】 複数個の噴孔を具備し、正面視アーチ型
に構成される噴霧管を揺動しながら噴霧する揺動噴霧式
自走防除機において、噴霧管上面に、噴孔のみを突出さ
せた状態にて、防浸カバーを貼設したことを特徴とする
揺動噴霧式自走防除機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15732595A JP3670052B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 揺動噴霧式自走防除機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15732595A JP3670052B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 揺動噴霧式自走防除機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH091015A true JPH091015A (ja) | 1997-01-07 |
| JP3670052B2 JP3670052B2 (ja) | 2005-07-13 |
Family
ID=15647236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15732595A Expired - Fee Related JP3670052B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 揺動噴霧式自走防除機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3670052B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002142645A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-05-21 | Kawasaki Engineering Inc | 車載式防除装置 |
| CN114794066A (zh) * | 2022-06-14 | 2022-07-29 | 山东农业大学 | 丘陵山地果园风送式喷雾机喷头遥控摇摆装置及喷雾方法 |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP15732595A patent/JP3670052B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002142645A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-05-21 | Kawasaki Engineering Inc | 車載式防除装置 |
| CN114794066A (zh) * | 2022-06-14 | 2022-07-29 | 山东农业大学 | 丘陵山地果园风送式喷雾机喷头遥控摇摆装置及喷雾方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3670052B2 (ja) | 2005-07-13 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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