JPH09102111A - 磁気ヘッド用クリーニング液およびこれを用いた磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッド用クリーニング液およびこれを用いた磁気ヘッドInfo
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- JPH09102111A JPH09102111A JP25865695A JP25865695A JPH09102111A JP H09102111 A JPH09102111 A JP H09102111A JP 25865695 A JP25865695 A JP 25865695A JP 25865695 A JP25865695 A JP 25865695A JP H09102111 A JPH09102111 A JP H09102111A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気ヘッドのクリーニング効果に優れ、且つ
汎用溶媒に溶解可能な磁気ヘッド用クリーニング液を提
供する。また、該磁気ヘッド用クリーニング液が塗布さ
れることにより、磁気記録媒体との摺動面に汚れが付着
せず、ブラウンステインの生成が起こらない磁気ヘッド
を提供する。 【解決手段】 アミノ基を有するパーフルオロポリエー
テル化合物を溶媒に溶解させてクリーニング液とする。
なお、アミノ基の窒素原子に結合する2つの置換基は、
水素あるいは炭化水素であればよいが、そのいずれか一
方が炭素数が10以上の長鎖炭化水素基であると、パー
フルオロカーボン系溶媒以外の一般的な溶媒に溶解しや
すくなる。一方、パーフルオロポリエーテル基は、単官
能であっても多官能であってもよい。このようなクリー
ニング液は、磁気ヘッドにおける磁気記録媒体との摺動
面に保持させればよい。
汎用溶媒に溶解可能な磁気ヘッド用クリーニング液を提
供する。また、該磁気ヘッド用クリーニング液が塗布さ
れることにより、磁気記録媒体との摺動面に汚れが付着
せず、ブラウンステインの生成が起こらない磁気ヘッド
を提供する。 【解決手段】 アミノ基を有するパーフルオロポリエー
テル化合物を溶媒に溶解させてクリーニング液とする。
なお、アミノ基の窒素原子に結合する2つの置換基は、
水素あるいは炭化水素であればよいが、そのいずれか一
方が炭素数が10以上の長鎖炭化水素基であると、パー
フルオロカーボン系溶媒以外の一般的な溶媒に溶解しや
すくなる。一方、パーフルオロポリエーテル基は、単官
能であっても多官能であってもよい。このようなクリー
ニング液は、磁気ヘッドにおける磁気記録媒体との摺動
面に保持させればよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体に対する
情報の記録/再生を行うための磁気ヘッドのクリーナと
して用いられる磁気ヘッド用クリーニング液に関し、ま
た、該磁気ヘッド用クリーニング液が塗布されてなる磁
気ヘッドに関する。
情報の記録/再生を行うための磁気ヘッドのクリーナと
して用いられる磁気ヘッド用クリーニング液に関し、ま
た、該磁気ヘッド用クリーニング液が塗布されてなる磁
気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気記録媒体、特に磁気テープ
においては、磁気信号の記録・再生の過程で磁気ヘッド
と高速摺動され、その際走行が円滑にかつ安定な状態で
行われなければならない。しかしながら、上記磁気記録
媒体においては高密度記録化のために磁性層表面の平滑
化が図られているため、磁気ヘッドに対する実質的な接
触面積が増加し、該磁気ヘッドへ付着物が付いたり、ブ
ラウンステインと呼ばれる焼付き現象が生じやすくなっ
ている。
においては、磁気信号の記録・再生の過程で磁気ヘッド
と高速摺動され、その際走行が円滑にかつ安定な状態で
行われなければならない。しかしながら、上記磁気記録
媒体においては高密度記録化のために磁性層表面の平滑
化が図られているため、磁気ヘッドに対する実質的な接
触面積が増加し、該磁気ヘッドへ付着物が付いたり、ブ
ラウンステインと呼ばれる焼付き現象が生じやすくなっ
ている。
【0003】このような現象が起こると、出力がレベル
ダウンしたり、磁気記録媒体および磁気ヘッド両者の耐
久性も劣化することから、これを解決するために、磁気
記録媒体における磁性層に潤滑剤を保持させることが行
われている。例えば、磁性粉末と結合剤とを主成分とす
る磁性層を有するいわゆる塗布型の磁気記録媒体におい
ては、上記磁性層に潤滑剤を内添したり、磁性層上に潤
滑剤を塗布することが試みられている。また、いわゆる
金属磁性薄膜の磁気記録媒体においても、磁性層上に防
錆剤等と共に潤滑剤を塗布することが行われている。
ダウンしたり、磁気記録媒体および磁気ヘッド両者の耐
久性も劣化することから、これを解決するために、磁気
記録媒体における磁性層に潤滑剤を保持させることが行
われている。例えば、磁性粉末と結合剤とを主成分とす
る磁性層を有するいわゆる塗布型の磁気記録媒体におい
ては、上記磁性層に潤滑剤を内添したり、磁性層上に潤
滑剤を塗布することが試みられている。また、いわゆる
金属磁性薄膜の磁気記録媒体においても、磁性層上に防
錆剤等と共に潤滑剤を塗布することが行われている。
【0004】ところが、従来広く用いられている潤滑剤
を磁性層表面に塗布した場合、最初のうちは摩擦係数が
低減して走行性が良くなるが、次第にこの潤滑剤が磁気
ヘッドやガイドピン等の摺動部材によって削り取られて
しまって効果が減じてしまう等の問題がある。また、塗
布型の磁気記録媒体においては、磁性層表面に潤滑剤を
塗布しても、この潤滑剤が磁性層内へ拡散するため、特
にエージング後には枯渇してしまう。そして、このよう
に磁性層表面の潤滑剤が枯渇してくると、潤滑剤中の有
機物や、塗布型の磁気記録媒体の場合には結合剤中の有
機物が、再び磁気ヘッドに付着しやすくなる。さらに、
磁気ヘッドに付着した不純物が汎用溶媒に不溶な物質へ
と変化してブラウンステインとなってしまう。
を磁性層表面に塗布した場合、最初のうちは摩擦係数が
低減して走行性が良くなるが、次第にこの潤滑剤が磁気
ヘッドやガイドピン等の摺動部材によって削り取られて
しまって効果が減じてしまう等の問題がある。また、塗
布型の磁気記録媒体においては、磁性層表面に潤滑剤を
塗布しても、この潤滑剤が磁性層内へ拡散するため、特
にエージング後には枯渇してしまう。そして、このよう
に磁性層表面の潤滑剤が枯渇してくると、潤滑剤中の有
機物や、塗布型の磁気記録媒体の場合には結合剤中の有
機物が、再び磁気ヘッドに付着しやすくなる。さらに、
磁気ヘッドに付着した不純物が汎用溶媒に不溶な物質へ
と変化してブラウンステインとなってしまう。
【0005】これを解決するためには、磁気ヘッドにブ
ラウンステインが生成してしまう前に、該磁気ヘッドを
定期的にクリーニングする、あるいは、磁気ヘッドに上
述したような汚れが付着するのを抑制する方法が考えら
れ、このためのクリーニング液として、アイエヌジー社
製,商品名:デッキソルベント等が市販されるに至って
いる。
ラウンステインが生成してしまう前に、該磁気ヘッドを
定期的にクリーニングする、あるいは、磁気ヘッドに上
述したような汚れが付着するのを抑制する方法が考えら
れ、このためのクリーニング液として、アイエヌジー社
製,商品名:デッキソルベント等が市販されるに至って
いる。
【0006】このクリーニング液は、極性基を有するパ
ーフルオロポリエーテルを主成分とするもので、これで
磁気ヘッドにおける磁気記録媒体との摺動面をクリーニ
ングすれば、付着していた不純物や磁性粉末等を取り除
くことができる。また、極性基の存在により金属に吸着
し、磁気ヘッドに汚れを付着させにくくすることもでき
ることから、予め磁気ヘッドにおける摺動面にこのクリ
ーニング液を塗布しておけば、ブラウンステインの生成
を防止することができる。
ーフルオロポリエーテルを主成分とするもので、これで
磁気ヘッドにおける磁気記録媒体との摺動面をクリーニ
ングすれば、付着していた不純物や磁性粉末等を取り除
くことができる。また、極性基の存在により金属に吸着
し、磁気ヘッドに汚れを付着させにくくすることもでき
ることから、予め磁気ヘッドにおける摺動面にこのクリ
ーニング液を塗布しておけば、ブラウンステインの生成
を防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たクリーニング液においては、主成分であるパーフルオ
ロポリエーテルが汎用溶媒に溶解しないため、溶媒とし
てパーフルオロカーボン(Cn F2n+2)系溶媒を使用せ
ねばならず、このために、このクリーニング液の値段は
非常に高いものとなってしまう。パーフルオロカーボン
系溶媒以外にはクロロフルオロカーボン(いわゆるCF
Cフロン)系溶媒に溶解させることができるが、このク
ロロフルオロカーボン系溶媒の多くは、地球環境に悪影
響を及ぼすと言われている。
たクリーニング液においては、主成分であるパーフルオ
ロポリエーテルが汎用溶媒に溶解しないため、溶媒とし
てパーフルオロカーボン(Cn F2n+2)系溶媒を使用せ
ねばならず、このために、このクリーニング液の値段は
非常に高いものとなってしまう。パーフルオロカーボン
系溶媒以外にはクロロフルオロカーボン(いわゆるCF
Cフロン)系溶媒に溶解させることができるが、このク
ロロフルオロカーボン系溶媒の多くは、地球環境に悪影
響を及ぼすと言われている。
【0008】そこで本発明は、かかる実情に鑑みて提案
されたものであり、磁気ヘッドのクリーニング効果に優
れ、且つ汎用溶媒に溶解可能な磁気ヘッド用クリーニン
グ液を提供することを目的とする。また、該磁気ヘッド
用クリーニング液が塗布されることにより、磁気記録媒
体との摺動面に汚れが付着せず、ブラウンステインの生
成が起こらない磁気ヘッドを提供することを目的とす
る。
されたものであり、磁気ヘッドのクリーニング効果に優
れ、且つ汎用溶媒に溶解可能な磁気ヘッド用クリーニン
グ液を提供することを目的とする。また、該磁気ヘッド
用クリーニング液が塗布されることにより、磁気記録媒
体との摺動面に汚れが付着せず、ブラウンステインの生
成が起こらない磁気ヘッドを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気ヘッド
用クリーニング液は、上述の目的を達成するために提案
されたものであり、アミノ基を有するパーフルオロポリ
エーテル化合物を溶媒に溶解させてなるものである。
用クリーニング液は、上述の目的を達成するために提案
されたものであり、アミノ基を有するパーフルオロポリ
エーテル化合物を溶媒に溶解させてなるものである。
【0010】ここで、アミノ基を有するパーフルオロポ
リエーテル化合物とは、下記の一般式(1),(2)に
て表されるものである。
リエーテル化合物とは、下記の一般式(1),(2)に
て表されるものである。
【0011】 Rf1−CH2 NR1 R2 ・・・(1) NR3 R4 CH2 −Rf2−CH2 NR5 R6 ・・・(2) 但し、Rf1,Rf2はパーフルオロポリエーテル基を示
し、R1 〜R6 は水素あるいは炭化水素基を示す。
し、R1 〜R6 は水素あるいは炭化水素基を示す。
【0012】なお、アミノ基の窒素原子に結合する2つ
の置換基R1 とR2 、R3 とR4 、R5 とR6 は、その
いずれか一方が炭素数が10以上の長鎖炭化水素基であ
ることが好ましい。炭素数が10以上の長鎖炭化水素基
を有することにより、フルオロカーボン系やCFCフロ
ン系の溶媒以外の一般的な溶媒に溶解しやすくなる。こ
の炭化水素基においては、二重結合、分枝、環状、芳香
環の有無は問わない。また、この炭化水素基にN,O,
P,S等の複素元素が含有されてもよい。
の置換基R1 とR2 、R3 とR4 、R5 とR6 は、その
いずれか一方が炭素数が10以上の長鎖炭化水素基であ
ることが好ましい。炭素数が10以上の長鎖炭化水素基
を有することにより、フルオロカーボン系やCFCフロ
ン系の溶媒以外の一般的な溶媒に溶解しやすくなる。こ
の炭化水素基においては、二重結合、分枝、環状、芳香
環の有無は問わない。また、この炭化水素基にN,O,
P,S等の複素元素が含有されてもよい。
【0013】一方、Rf1にて示される単官能のパーフル
オロポリエーテル基としては、下記の構造式(3),
(4),(5)に示されるものが挙げられ、Rf2にて示
される多官能のパーフルオロポリエーテル基としては、
下記の構造式(6)に示されるものが挙げられるが、こ
れに限定されるものではない。
オロポリエーテル基としては、下記の構造式(3),
(4),(5)に示されるものが挙げられ、Rf2にて示
される多官能のパーフルオロポリエーテル基としては、
下記の構造式(6)に示されるものが挙げられるが、こ
れに限定されるものではない。
【0014】 F(CF2 CF2 CF2 O)k ・・・(3) CF3 [OCF(CF3 )CF2 ]l (OCF2 )m ・・・(4) F[CF(CF3 )CF2 O]n ・・・(5) (OCF2 CF2 )p (OCF2 )q ・・・(6) ここで、k,l,m,n,p,qはすべて1以上の整数
であり、パーフルオロポリエーテルとしての分子量が6
00〜5000の範囲となされればよい。なお、この分
子量が小さすぎるとクリーニング効果が劣化し、逆に大
きすぎると、これに結合する末端基の効果が相対的に劣
化してしまうこととなる。また、パーフルオロポリエー
テルが構造式(6)にて示されるものである場合、pと
qとの比は0.5〜2.0程度であることが好ましい。
であり、パーフルオロポリエーテルとしての分子量が6
00〜5000の範囲となされればよい。なお、この分
子量が小さすぎるとクリーニング効果が劣化し、逆に大
きすぎると、これに結合する末端基の効果が相対的に劣
化してしまうこととなる。また、パーフルオロポリエー
テルが構造式(6)にて示されるものである場合、pと
qとの比は0.5〜2.0程度であることが好ましい。
【0015】なお、表面エネルギーを低くしてゴミ等の
付着を抑制したい場合には、Rf1,Rf2をパーフルオロ
ポリエーテル基の代わりに部分フッ素化炭化水素基やパ
ーフルオロ炭素基としてもよい。但し、クリーニング効
果の経時変化を小さく抑えるには、Rf1,Rf2をパーフ
ルオロポリエーテル基とした方がよい。
付着を抑制したい場合には、Rf1,Rf2をパーフルオロ
ポリエーテル基の代わりに部分フッ素化炭化水素基やパ
ーフルオロ炭素基としてもよい。但し、クリーニング効
果の経時変化を小さく抑えるには、Rf1,Rf2をパーフ
ルオロポリエーテル基とした方がよい。
【0016】このようなアミノ基を有するパーフルオロ
ポリエーテル化合物は、以下のようにして合成できる。
例えば、一般式(1)におけるR1 ,R2 、一般式
(2)におけるR3 ,R4 ,R5 ,R6 が全て水素であ
るようなパーフルオロポリエーテル化合物を合成するに
は、パーフルオロポリエーテル末端のカルボン酸アミド
を水素化リチウムアルミニウムを還元剤として還元すれ
ばよい。また、R1 〜R6として長鎖炭化水素を有する
ようなパーフルオロポリエーテル化合物を合成するに
は、カルボキシル基を有するパーフルオロポリエーテル
を塩化チオニルで酸クロリド化した後、長鎖アミンと反
応させてアミドとした後、上述したと同様にして還元す
ればよい。なお、得られた生成物を精製するには、塩基
性アルミナを用いたショートカラムクロマトグラフィを
行えばよい。
ポリエーテル化合物は、以下のようにして合成できる。
例えば、一般式(1)におけるR1 ,R2 、一般式
(2)におけるR3 ,R4 ,R5 ,R6 が全て水素であ
るようなパーフルオロポリエーテル化合物を合成するに
は、パーフルオロポリエーテル末端のカルボン酸アミド
を水素化リチウムアルミニウムを還元剤として還元すれ
ばよい。また、R1 〜R6として長鎖炭化水素を有する
ようなパーフルオロポリエーテル化合物を合成するに
は、カルボキシル基を有するパーフルオロポリエーテル
を塩化チオニルで酸クロリド化した後、長鎖アミンと反
応させてアミドとした後、上述したと同様にして還元す
ればよい。なお、得られた生成物を精製するには、塩基
性アルミナを用いたショートカラムクロマトグラフィを
行えばよい。
【0017】上述したアミノ基を有するパーフルオロポ
リエーテル化合物は、パーフルオロカーボン系溶媒に溶
解させてもよいが、種々の汎用溶媒に溶解させることも
できる。具体的には、トルエンやヘキサンに代表される
炭化水素系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノンに代表されるケトン系溶媒、エタノールや
イソプロパノールに代表されるアルコール系溶媒を使用
して好適である。もちろん、これらを適宜混合して用い
てもよい。但し、磁気記録媒体との摺動時に摩擦に耐え
得るように、沸点が50℃以上の溶媒を選択することが
望ましい。
リエーテル化合物は、パーフルオロカーボン系溶媒に溶
解させてもよいが、種々の汎用溶媒に溶解させることも
できる。具体的には、トルエンやヘキサンに代表される
炭化水素系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノンに代表されるケトン系溶媒、エタノールや
イソプロパノールに代表されるアルコール系溶媒を使用
して好適である。もちろん、これらを適宜混合して用い
てもよい。但し、磁気記録媒体との摺動時に摩擦に耐え
得るように、沸点が50℃以上の溶媒を選択することが
望ましい。
【0018】以上のようなアミノ基を有するパーフルオ
ロポリエーテル化合物を溶媒に溶解させてなるクリーニ
ング液は、撥水性が大きく、表面エネルギーの低下に優
れた作用がある。このため、磁気ヘッドにおける磁気記
録媒体との摺動面に、このクリーニング液を塗布する
と、該摺動面に汚れが付着しにくくなる。このため、こ
の汚れが酸化してブラウンステインとなるのを防止でき
る。そして、これにより、磁気ヘッドおよび磁気記録媒
体の耐久性を向上させることができ、出力のレベルダウ
ンも防止できる。また、本発明のクリーニング液は、極
性基を有するために磁気ヘッドに強く固定化すると共
に、クリーニング効果が低温下等の厳しい条件下におい
ても損なわれない。
ロポリエーテル化合物を溶媒に溶解させてなるクリーニ
ング液は、撥水性が大きく、表面エネルギーの低下に優
れた作用がある。このため、磁気ヘッドにおける磁気記
録媒体との摺動面に、このクリーニング液を塗布する
と、該摺動面に汚れが付着しにくくなる。このため、こ
の汚れが酸化してブラウンステインとなるのを防止でき
る。そして、これにより、磁気ヘッドおよび磁気記録媒
体の耐久性を向上させることができ、出力のレベルダウ
ンも防止できる。また、本発明のクリーニング液は、極
性基を有するために磁気ヘッドに強く固定化すると共
に、クリーニング効果が低温下等の厳しい条件下におい
ても損なわれない。
【0019】なお、磁気ヘッド用クリーニング液を磁気
ヘッドへ保持せしめる方法としては特に限定されず、例
えば、磁気ヘッドを通常通り製造後、ディッピング法に
よって塗布すればよい。さらに、使用者が磁気ヘッドを
クリーニングするに際して綿棒等によって再度塗布して
もよい。
ヘッドへ保持せしめる方法としては特に限定されず、例
えば、磁気ヘッドを通常通り製造後、ディッピング法に
よって塗布すればよい。さらに、使用者が磁気ヘッドを
クリーニングするに際して綿棒等によって再度塗布して
もよい。
【0020】磁気ヘッド用クリーニング液の磁気ヘッド
への塗布厚は、0.3nm〜10nmとされて好適であ
り、さらに好ましくは0.5nm〜5nmとされる。こ
の塗布厚が薄すぎると、長時間に亘って磁気ヘッドに保
持させておくことができず、逆に厚すぎると、スペーシ
ングが増大したり、磁気記録媒体との間で張り付きが起
こる等の問題が生じる。
への塗布厚は、0.3nm〜10nmとされて好適であ
り、さらに好ましくは0.5nm〜5nmとされる。こ
の塗布厚が薄すぎると、長時間に亘って磁気ヘッドに保
持させておくことができず、逆に厚すぎると、スペーシ
ングが増大したり、磁気記録媒体との間で張り付きが起
こる等の問題が生じる。
【0021】本発明が適用される磁気ヘッドとしては、
いかなる構成を有するものであってもよく、特に、記録
/再生時、あるいは記録/再生操作の開始/停止時に、
磁気記録媒体に摺動する磁気ヘッドであって好適であ
る。具体的には、一般的なフェライトヘッド、メタル・
イン・ギャップ(MIG)型ヘッド、積層型ヘッド、イ
ンダクティブヘッド、磁気抵抗効果(MR)型ヘッド等
が挙げられる。なお、これらの磁気ヘッドの材料等も従
来公知のものがいずれも使用できる。
いかなる構成を有するものであってもよく、特に、記録
/再生時、あるいは記録/再生操作の開始/停止時に、
磁気記録媒体に摺動する磁気ヘッドであって好適であ
る。具体的には、一般的なフェライトヘッド、メタル・
イン・ギャップ(MIG)型ヘッド、積層型ヘッド、イ
ンダクティブヘッド、磁気抵抗効果(MR)型ヘッド等
が挙げられる。なお、これらの磁気ヘッドの材料等も従
来公知のものがいずれも使用できる。
【0022】また、この磁気ヘッドによって書き込み/
読み出しがなされる磁気記録媒体としても、各磁気ヘッ
ドに対して従来より適用されてきたものがいずれも使用
でき、何等限定されない。このため、磁性層の構成も磁
性粉末と結合剤を主体とする塗布型のものであってもよ
いし、金属磁性薄膜型のものであってもよい。また、そ
の形状も何ら限定されず、テープ状、ディスク状、ドラ
ム状等、従来公知の形状のいずれであってもよい。
読み出しがなされる磁気記録媒体としても、各磁気ヘッ
ドに対して従来より適用されてきたものがいずれも使用
でき、何等限定されない。このため、磁性層の構成も磁
性粉末と結合剤を主体とする塗布型のものであってもよ
いし、金属磁性薄膜型のものであってもよい。また、そ
の形状も何ら限定されず、テープ状、ディスク状、ドラ
ム状等、従来公知の形状のいずれであってもよい。
【0023】なお、このような磁気記録媒体における磁
性層にも、磁気ヘッドに保持させた磁気ヘッド用クリー
ニング液を保持させ、潤滑効果を発揮させると共に、磁
気ヘッドへ該磁気ヘッド用クリーニング液を常時供給で
きるようにしてもよい。
性層にも、磁気ヘッドに保持させた磁気ヘッド用クリー
ニング液を保持させ、潤滑効果を発揮させると共に、磁
気ヘッドへ該磁気ヘッド用クリーニング液を常時供給で
きるようにしてもよい。
【0024】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
するが、本発明がこの実施例に限定されるものではない
ことはいうまでもない。
するが、本発明がこの実施例に限定されるものではない
ことはいうまでもない。
【0025】実施例1 本実施例においては、多官能のパーフルオロポリエーテ
ルの両末端にアミノ基を有する化合物を用いてクリーニ
ング液を調製した。
ルの両末端にアミノ基を有する化合物を用いてクリーニ
ング液を調製した。
【0026】具体的には、前述した一般式(2)におけ
るRf2にて示されるパーフルオロポリエーテル基の構造
がCF2 (OCF2 CF2 )p (OCF2 )q OCF2
であり、該パーフルオロポリエーテル基の分子量が20
00であり、且つ、アミノ基におけるR3 ,R4 および
R5 ,R6 の構造がC18H37である化合物(以下、化合
物1とする。)をエタノールに溶解させて、クリーニン
グ液を調製した。
るRf2にて示されるパーフルオロポリエーテル基の構造
がCF2 (OCF2 CF2 )p (OCF2 )q OCF2
であり、該パーフルオロポリエーテル基の分子量が20
00であり、且つ、アミノ基におけるR3 ,R4 および
R5 ,R6 の構造がC18H37である化合物(以下、化合
物1とする。)をエタノールに溶解させて、クリーニン
グ液を調製した。
【0027】一方、このクリーニング液を保持させる磁
気ヘッドは、図1に示されるような、一対の磁気コア半
体1,2が強磁性酸化物、例えば単結晶フェライトで形
成され、これら磁気コア半体1,2の接合面を斜めに切
り欠いた強磁性金属薄膜形成面には、フロントギャップ
形成面からバックギャップ形成面に至るまで連続して、
FeAlSi系合金(センダスト)等の飽和磁束密度B
sの高い強磁性金属薄膜3が被着形成されたものであ
る。なお、これら一対の磁気コア半体1,2は、SiO
2 等のギャップ材を介して突き合わされ、上記強磁性金
属薄膜3の当接面が磁気ギャップとなされている。上記
強磁性金属薄膜3が形成されている溝には非磁性材4、
トラック幅を規制するための切溝には非磁性材5がそれ
ぞれ充填され、上記磁気コア半体1,2の突き合わせ面
には、当該磁気ギャップgのデプスを規制するとともに
コイル8を巻回させるための巻線溝6,7が形成されて
いる。
気ヘッドは、図1に示されるような、一対の磁気コア半
体1,2が強磁性酸化物、例えば単結晶フェライトで形
成され、これら磁気コア半体1,2の接合面を斜めに切
り欠いた強磁性金属薄膜形成面には、フロントギャップ
形成面からバックギャップ形成面に至るまで連続して、
FeAlSi系合金(センダスト)等の飽和磁束密度B
sの高い強磁性金属薄膜3が被着形成されたものであ
る。なお、これら一対の磁気コア半体1,2は、SiO
2 等のギャップ材を介して突き合わされ、上記強磁性金
属薄膜3の当接面が磁気ギャップとなされている。上記
強磁性金属薄膜3が形成されている溝には非磁性材4、
トラック幅を規制するための切溝には非磁性材5がそれ
ぞれ充填され、上記磁気コア半体1,2の突き合わせ面
には、当該磁気ギャップgのデプスを規制するとともに
コイル8を巻回させるための巻線溝6,7が形成されて
いる。
【0028】そして、このような構成を有する磁気ヘッ
ドにおける磁気記録媒体との摺動面9に、上述したクリ
ーニング液を0.5〜5nmなる塗布厚にて塗布した。
この磁気ヘッドを実施例1の磁気ヘッドとする。
ドにおける磁気記録媒体との摺動面9に、上述したクリ
ーニング液を0.5〜5nmなる塗布厚にて塗布した。
この磁気ヘッドを実施例1の磁気ヘッドとする。
【0029】実施例2〜7 本実施例においては、一般式(2)におけるRf2の分子
量、R3 ,R4 およびR5 ,R6 の構造が化合物1とは
異なる化合物を用いた。
量、R3 ,R4 およびR5 ,R6 の構造が化合物1とは
異なる化合物を用いた。
【0030】具体的には、Rf2の分子量、R3 ,R4 お
よびR5 ,R6 の構造が表1に示されるような化合物
(化合物2〜化合物7)を用いた以外は、実施例1と同
様にしてクリーニング液を調製した。
よびR5 ,R6 の構造が表1に示されるような化合物
(化合物2〜化合物7)を用いた以外は、実施例1と同
様にしてクリーニング液を調製した。
【0031】
【表1】
【0032】そして、以上のようなクリーニング液を実
施例1と同様にして磁気ヘッドに塗布し、実施例2〜7
の磁気ヘッドを得た。
施例1と同様にして磁気ヘッドに塗布し、実施例2〜7
の磁気ヘッドを得た。
【0033】実施例8〜14 本実施例においては、単官能のパーフルオロポリエーテ
ルの末端にアミノ基を持つ化合物を用いた。
ルの末端にアミノ基を持つ化合物を用いた。
【0034】具体的には、一般式(1)におけるRf1の
構造および分子量、R1 ,R2 の構造が表1に示される
ような化合物(化合物8〜14)を用いた以外は、実施
例1と同様にしてクリーニング液を調製した。但し、化
合物14のみは溶媒としてパーフルオロオクタンを用い
て溶解させた。
構造および分子量、R1 ,R2 の構造が表1に示される
ような化合物(化合物8〜14)を用いた以外は、実施
例1と同様にしてクリーニング液を調製した。但し、化
合物14のみは溶媒としてパーフルオロオクタンを用い
て溶解させた。
【0035】そして、以上のようなクリーニング液を実
施例1と同様にして磁気ヘッドに塗布し、実施例8〜1
4の磁気ヘッドを得た。
施例1と同様にして磁気ヘッドに塗布し、実施例8〜1
4の磁気ヘッドを得た。
【0036】実施例15〜20 本実施例においては、上述したような化合物を溶解する
溶媒を異ならせた。
溶媒を異ならせた。
【0037】具体的には、上述した化合物1をエタノー
ルの代わりにイソプロパノール、メチルエチルケトンに
それぞれ溶解させてクリーニング液を調製し、これを実
施例1と同様にしてそれぞれ磁気ヘッドに塗布して、実
施例15、実施例16の磁気ヘッドを得た。
ルの代わりにイソプロパノール、メチルエチルケトンに
それぞれ溶解させてクリーニング液を調製し、これを実
施例1と同様にしてそれぞれ磁気ヘッドに塗布して、実
施例15、実施例16の磁気ヘッドを得た。
【0038】また、上述した化合物4をエタノールの代
わりにイソプロパノール、メチルエチルケトン、トルエ
ン、ヘキサンに溶解させてクリーニング液を調製し、こ
れを実施例1と同様にしてそれぞれ磁気ヘッドに塗布し
て、実施例17、実施例18、実施例19、実施例20
の磁気ヘッドを得た。
わりにイソプロパノール、メチルエチルケトン、トルエ
ン、ヘキサンに溶解させてクリーニング液を調製し、こ
れを実施例1と同様にしてそれぞれ磁気ヘッドに塗布し
て、実施例17、実施例18、実施例19、実施例20
の磁気ヘッドを得た。
【0039】なお、実施例15〜実施例20の各磁気ヘ
ッドに塗布されたクリーニング液に含有される化合物と
溶媒との組合わせは表2に示されるとおりである。
ッドに塗布されたクリーニング液に含有される化合物と
溶媒との組合わせは表2に示されるとおりである。
【0040】
【表2】
【0041】比較例1、比較例2 比較のため、ここでは、化合物1〜14の代わりに、末
端にカルボキシル基を有するパーフルオロポリエーテル
系化合物、末端にカルボキシル基を有するパーフルオロ
ポリエーテルとアルコールとのエステル化合物を用い
た。
端にカルボキシル基を有するパーフルオロポリエーテル
系化合物、末端にカルボキシル基を有するパーフルオロ
ポリエーテルとアルコールとのエステル化合物を用い
た。
【0042】具体的には、HOCOCF2 (OCF2 C
F2 )p (OCF2 )q OCF2 COOHなるパーフル
オロポリエーテル化合物をパーフルオロヘキサンに溶解
させてクリーニング液を調製し、これを実施例1と同様
にして磁気ヘッドに塗布して、比較例1の磁気ヘッドを
得た。
F2 )p (OCF2 )q OCF2 COOHなるパーフル
オロポリエーテル化合物をパーフルオロヘキサンに溶解
させてクリーニング液を調製し、これを実施例1と同様
にして磁気ヘッドに塗布して、比較例1の磁気ヘッドを
得た。
【0043】また、CH3 OCOCF2 (OCF2 CF
2 )p (OCF2 )q OCF2 COOCH3 なるパーフ
ルオロポリエーテルのエステル化合物をパーフルオロオ
クタンに溶解させてクリーニング液を調製し、これを実
施例1と同様にして磁気ヘッドに塗布して、比較例1の
磁気ヘッドを得た。
2 )p (OCF2 )q OCF2 COOCH3 なるパーフ
ルオロポリエーテルのエステル化合物をパーフルオロオ
クタンに溶解させてクリーニング液を調製し、これを実
施例1と同様にして磁気ヘッドに塗布して、比較例1の
磁気ヘッドを得た。
【0044】比較例3 本比較例では、上述したようなクリーニング液のいずれ
をも用いなかった。
をも用いなかった。
【0045】即ち、クリーニング液を塗布しなかった以
外は実施例1と同様の構成を有する磁気ヘッドを用意
し、これを比較例3の磁気ヘッドとした。
外は実施例1と同様の構成を有する磁気ヘッドを用意
し、これを比較例3の磁気ヘッドとした。
【0046】特性の評価 ここでは、実施例1〜20、比較例1〜3に示された磁
気ヘッドを用いて実際に磁気テープの再生操作を行い、
各磁気ヘッドの汚れと、レベルダウンに伴うエラーレー
トについて調べた。
気ヘッドを用いて実際に磁気テープの再生操作を行い、
各磁気ヘッドの汚れと、レベルダウンに伴うエラーレー
トについて調べた。
【0047】測定に用いる磁気テープを作製するには、
先ず、以下のような材料を準備した。
先ず、以下のような材料を準備した。
【0048】 強磁性金属粉末 100重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 10.5重量部 ポリウレタン樹脂 10.5重量部 カーボン(帯電防止剤) 5重量部 メチルエチルケトン 150重量部 トルエン 150重量部 シクロヘキサノン 100重量部 ステアリン酸ブチルエステル 2重量部 これらの材料は、ボールミルにて24時間混合され、フ
ィルターを通して取り出された後、硬化剤(日本ポリウ
レレタン社製 コロネートL)4重量部を加えさらに3
0分撹拌されることによって、磁性塗料となった。
ィルターを通して取り出された後、硬化剤(日本ポリウ
レレタン社製 コロネートL)4重量部を加えさらに3
0分撹拌されることによって、磁性塗料となった。
【0049】次いで、該磁性塗料を8μm厚のポリエチ
レンテレフタレートフィルム上に、乾燥後の厚みが3μ
mとなるように塗布した後、磁場配向し乾燥させて巻取
り、カレンダー処理した後、1/2インチ幅に裁断して
磁気テープを完成した。
レンテレフタレートフィルム上に、乾燥後の厚みが3μ
mとなるように塗布した後、磁場配向し乾燥させて巻取
り、カレンダー処理した後、1/2インチ幅に裁断して
磁気テープを完成した。
【0050】そして、25℃60%RHなる雰囲気下あ
るいは40℃80%RHなる雰囲気下において、実施例
1〜20、比較例1〜3に示された磁気ヘッドをそれぞ
れ搭載したドライブによって、上述のような構成を有す
る磁気テープの32000ブロックに対してデータの書
き込み/読み出しを4時間繰り返し行った後、各磁気ヘ
ッドの汚れと、レベルダウンに伴うエラーレートについ
て調べた。
るいは40℃80%RHなる雰囲気下において、実施例
1〜20、比較例1〜3に示された磁気ヘッドをそれぞ
れ搭載したドライブによって、上述のような構成を有す
る磁気テープの32000ブロックに対してデータの書
き込み/読み出しを4時間繰り返し行った後、各磁気ヘ
ッドの汚れと、レベルダウンに伴うエラーレートについ
て調べた。
【0051】なお、磁気ヘッドの汚れは、フロントギャ
ップ近傍の強磁性金属薄膜3表面が汚れていなければ
○、少し汚れていれば△、半分以上が酸化してブラウン
ステインを生じていれば×として評価した。定量的な評
価は難しいが、強磁性金属薄膜3表面に付着したステイ
ンの面積が20%以内ならば○とした。
ップ近傍の強磁性金属薄膜3表面が汚れていなければ
○、少し汚れていれば△、半分以上が酸化してブラウン
ステインを生じていれば×として評価した。定量的な評
価は難しいが、強磁性金属薄膜3表面に付着したステイ
ンの面積が20%以内ならば○とした。
【0052】また、エラーレートとしては、正常な書き
込み/読み出しができなかったブロックの割合を測定し
た。
込み/読み出しができなかったブロックの割合を測定し
た。
【0053】以下、実施例1〜7の磁気ヘッドにおける
測定結果を表3、実施例8〜14の磁気ヘッドにおける
測定結果を表4、比較例1〜3における測定結果を表
5、実施例15〜20における測定結果を表6にそれぞ
れ示す。
測定結果を表3、実施例8〜14の磁気ヘッドにおける
測定結果を表4、比較例1〜3における測定結果を表
5、実施例15〜20における測定結果を表6にそれぞ
れ示す。
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】
【表5】
【0057】
【表6】
【0058】以上の結果より、表3,4,6にて示され
た実施例1〜20の磁気ヘッドにおいては、ブラウンス
テインが生じることなく、エラーレートも小さく抑える
ことができたが、表5にて示された比較例1〜3の磁気
ヘッドにおいては、汚れが付着してエラーレートも増大
していることがわかる。
た実施例1〜20の磁気ヘッドにおいては、ブラウンス
テインが生じることなく、エラーレートも小さく抑える
ことができたが、表5にて示された比較例1〜3の磁気
ヘッドにおいては、汚れが付着してエラーレートも増大
していることがわかる。
【0059】これより、クリーニング液を塗布すること
によって、磁気ヘッドにおける磁気記録媒体との摺動面
に汚れが付着しにくくなることがわかる。また、比較例
1,2にて用いた化合物よりも、実施例1〜14にて用
いた化合物1〜14(アミノ基を有するパーフルオロポ
リエーテル化合物)の方が、優れたクリーニング効果を
示すことがわかる。また、アミノ基を有するパーフルオ
ロポリエーテル化合物は、これを溶解させる溶媒の種類
によらず、優れたクリーニング効果を示すこともわかっ
た。
によって、磁気ヘッドにおける磁気記録媒体との摺動面
に汚れが付着しにくくなることがわかる。また、比較例
1,2にて用いた化合物よりも、実施例1〜14にて用
いた化合物1〜14(アミノ基を有するパーフルオロポ
リエーテル化合物)の方が、優れたクリーニング効果を
示すことがわかる。また、アミノ基を有するパーフルオ
ロポリエーテル化合物は、これを溶解させる溶媒の種類
によらず、優れたクリーニング効果を示すこともわかっ
た。
【0060】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る磁気ヘッド用クリーニング液は、厳しい使用条
件下においても長時間に亘って優れたクリーニング効果
を発揮する。しかも、溶媒として種々の炭化水素系の溶
媒が使用でき、フルオロカーボンやクロロフルオロカー
ボン系溶媒を必要としない。
明に係る磁気ヘッド用クリーニング液は、厳しい使用条
件下においても長時間に亘って優れたクリーニング効果
を発揮する。しかも、溶媒として種々の炭化水素系の溶
媒が使用でき、フルオロカーボンやクロロフルオロカー
ボン系溶媒を必要としない。
【0061】したがって、これを磁気ヘッドにおける磁
気記録媒体との摺動面に塗布すると、該摺動面に汚れが
付着するのを抑制してブラウンステインの発生を防止で
きる。そして、これにより、磁気ヘッドおよび磁気記録
媒体の耐久性を向上させることができ、出力のレベルダ
ウンも防止できる。
気記録媒体との摺動面に塗布すると、該摺動面に汚れが
付着するのを抑制してブラウンステインの発生を防止で
きる。そして、これにより、磁気ヘッドおよび磁気記録
媒体の耐久性を向上させることができ、出力のレベルダ
ウンも防止できる。
【図1】本発明が適用された磁気ヘッドの一構成例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
1,2 磁気コア半体 3 強磁性金属薄膜 4,5 非磁性材 6,7 巻線溝 8 コイル 9 摺動面
Claims (3)
- 【請求項1】 アミノ基を有するパーフルオロポリエー
テル化合物を溶媒に溶解させてなる磁気ヘッド用クリー
ニング液。 - 【請求項2】 アミノ基を有するパーフルオロポリエー
テル化合物は、下記の一般式(1)または一般式(2)
にて示されるものであることを特徴とする請求項1記載
の磁気ヘッド用クリーニング液。 Rf1−CH2 NR1 R2 ・・・(1) NR3 R4 CH2 −Rf2−CH2 NR5 R6 ・・・(2) 但し、Rf1,Rf2はパーフルオロポリエーテル基を示
し、R1 〜R6 は水素あるいは炭化水素基を示す。 - 【請求項3】 アミノ基を有するパーフルオロポリエー
テル化合物を溶媒に溶解させてなる磁気ヘッド用クリー
ニング液が、磁気記録媒体との摺動面に保持されてなる
ことを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25865695A JPH09102111A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 磁気ヘッド用クリーニング液およびこれを用いた磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25865695A JPH09102111A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 磁気ヘッド用クリーニング液およびこれを用いた磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09102111A true JPH09102111A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17323286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25865695A Withdrawn JPH09102111A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 磁気ヘッド用クリーニング液およびこれを用いた磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09102111A (ja) |
-
1995
- 1995-10-05 JP JP25865695A patent/JPH09102111A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |