JPH09104368A - 空気抵抗低減装置 - Google Patents
空気抵抗低減装置Info
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- JPH09104368A JPH09104368A JP31251595A JP31251595A JPH09104368A JP H09104368 A JPH09104368 A JP H09104368A JP 31251595 A JP31251595 A JP 31251595A JP 31251595 A JP31251595 A JP 31251595A JP H09104368 A JPH09104368 A JP H09104368A
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Abstract
性能を小型,軽量,簡便な構造で安価に得るようにす
る。 【解決手段】 荷台前面3bの端縁3dから中心側に隔
てられた位置に前方に突出するキャブ2を有する車両に
て、その荷台前面3bに受ける空気の抵抗を低減する装
置において、上記荷台3の前面3bに、その端縁3dか
ら所定距離hだけ中心側に隔てられた位置で前方に延出
された第1の導風板5を設け、この第1の導風板5の前
端に、所定角度βだけ中心側に屈折された屈折部5cを
形成すると共に、上記キャブ2の上記端縁3d側の位置
で且つ上記屈折部5cの前方の位置に、上記屈折部5c
に空気を導く第2の導風板6を設けたものである。
Description
係り、特に、トラック等の車両に適用されて、その荷台
前面に受ける空気の抵抗を低減する装置に関するもので
ある。
ない通常のトラックにおける、走行中の空気の流れにつ
いて説明する。なお、ここで例示するトラックは、キャ
ブの後方に箱(バン)型荷台を備え、その荷台がキャブ
ルーフより高い位置に突出するタイプのものである。
上げられた空気流f1 は、そのルーフb上にて渦r1 を
発生させる。他方、渦r1 の上方の流れf1 は荷台cの
前面部dに衝突する。そしてこの衝突した流れf1 は、
衝突部eにてせき止められて流速がゼロとなり、流速に
よる速度エネルギの圧力エネルギへの変換により、衝突
部e付近に高圧を発生させる。この高圧は、トラックg
の走行方向と反対方向の抗力を発生させ、この抗力が空
気抵抗の大きな要因となる。
さらにその上方の流れf2 とは、荷台前面部dの上端縁
hで剥離して荷台c上で剥離渦r2 を生じさせる。この
剥離渦r2 に基づく剥離域の遅い流れは、後流中では流
体の運動量の欠損として観測され、結果としてトラック
gに対し抵抗として作用することになる。つまり、運動
量保存の法則より、流体の単位時間当りの運動量変化
は、その流体が受ける力に等しく、トラックgは流体即
ち空気流f1 ,f2 の運動量を減小させた分、その空気
流f1 ,f2 に力を加え、加えた力の反作用として抵抗
力を受けることになる。
抗を低減するための従来装置を以下に示す。
エアデフという)iと称されるもので、これはルーフb
前端縁と荷台前面部上端縁hとを結ぶ傾斜面jを有し
た、キャブルーフb上に設けられる略三角箱状のもので
ある。エアデフiは、その外形形状が略流線形に仕上げ
られて流れを整流し、流れの淀み点となる上記衝突部e
の高圧発生と、荷台c上の剥離に基づく後流中運動量欠
損による抵抗の発生とを防止するようになっている。
れ、これは平板l1 ,l2 を水平及び垂直に井桁状に組
んで荷台前面部dに装着するものである。これにおいて
は、図15に示すように、荷台前方から対向してくる流
れf3 の一部が、水平平板l1 の前端縁で剥離して荷台
前面部dとの間で渦r3 を生じさせる。そしてこの渦r
3 は負圧を発生させ、つまりトラックgの走行方向に向
かう圧力を発生させて上記衝突部eでの高圧発生を防止
する。一方、渦r3 の上を通過する流れf3 は荷台上面
部mに沿う流れとなり、これによって上記剥離の発生も
減少させ、抵抗を低減できる。このような整流効果は、
荷台c側部においても上下に延びた垂直平板l2 によっ
て同様に起こる。なお、このフェンスに関連する従来の
報告としては、SAE paper 931893、実開昭62-184092 号
公報及び特開昭60-110575 号公報がある。
従来装置には以下のような欠点がある。
ラックでは、キャブaのルーフbがフロア側に比べ幅狭
になっており、エアデフiの幅w1 は、そのルーフの幅
w2 を超えることが法規制上許されていない。ルーフの
幅w2 は荷台の幅w3 に比べかなり小さいため、エアデ
フiの側方には比較的大きい空間が存在し、この空間が
エアデフiのない状態を作って空気流の衝突や渦の発生
を起こさせる。
が実質上不可能となる。
ーフの高さ位置よりもかなり高い場合に生ずる問題で、
キャブルーフの前端と荷台前面部上端とを結ぶようにエ
アデフを形成しようとすれば、エアデフを縦長な巨大な
ものとせざるを得ず、上記の欠点を増長しかねない。
これに対し、図14(a)に示すように、エアデフiの
大きさを、荷台前面部上端hに届かない大きさで済まそ
うとすれば、荷台前面部dにエアデフiで覆われない部
分ができてしまい、その効果をあまり期待できない。ま
た、図14(b)に示すように、仮にエアデフiを巨大
としても、その上端部付近で傾斜面jの曲りがきつくな
って荷台上面部で剥離域(剥離渦r2 )ができ易くなる
問題が生ずる。
バリエーションを用意することは実際上困難である。な
お、荷台の高さに応じて傾斜面角度を調節できるものも
あるが、構造が複雑で高価となる。
で、即ち平板のみで構成されるため小型・軽量且つ安価
であり、垂直平板で荷台側部での整流効果を発揮すると
共に、荷台の高さによらず装着でき、平板の長さを調節
するだけで広汎な車種に対応できるといったメリットが
ある。そしてフェンスは、局所的な流れの方向を変化さ
せるため、荷台の高さによらない整流効果を発揮するこ
とができる。
る。
側に淀み点としての衝突部sができてしまい、高圧が発
生する。
流れの平均水平傾角が非定常に変化し、即ちf4 とf5
の状態を交互に非定常にとるため水平平板l1 に一定角
度で流れを与えられないので、効果も低減する。(以
上、,は垂直平板についても言えることである) これらの理由から、フェンスの場合、空気抵抗低減効果
が最適形状のエアデフに比べ20〜30%劣ることが、模型
又は実車による風洞実験、及び実走試験結果等から確認
されている。
縁から中心側に隔てられた位置に前方に突出するキャブ
を有する車両にて、その荷台前面に受ける空気の抵抗を
低減する装置において、上記荷台の前面に、その端縁か
ら所定距離だけ中心側に隔てられた位置で前方に延出さ
れた第1の導風板を設け、この第1の導風板の前端に、
所定角度だけ中心側に屈折された屈折部を形成すると共
に、上記キャブの上記端縁側の位置で且つ上記屈折部の
前方の位置に、上記屈折部に空気を導く第2の導風板を
設けたものである。
導風板を荷台前面部特にその上端部付近に設け、上記第
2の導風板をキャブルーフに設けた場合、第2の導風板
に当った空気流は第1の導風板の屈折部に案内され、そ
の傾斜に合わせて荷台前面部の上端縁の前方に案内され
る。そして、さらに上側の空気流により下方に押され、
荷台上面部に沿うよう流れが変更されて、荷台上面部に
沿ってスムーズに流れるようになる。
側に隔てられた位置に前方に突出するキャブを有すると
共に、その荷台前面に前方に突出する架装物が設けられ
た車両にて、それら荷台前面及び架装物前面に受ける空
気の抵抗を低減する装置において、上記架装物の前面の
上記端縁側のコーナー部に凹部を形成し、この凹部を、
上記架装物の上記端縁側の端面から所定距離だけ中心側
に延びる前面形成部と、この前面形成部の延出端から前
方に延出する延出部と、この延出部の前端に形成され所
定角度だけ中心側に屈折された屈折部とから構成し、上
記キャブの上記端縁側の位置で且つ上記屈折部の前方の
位置に、上記屈折部に空気を導く導風板を設けたもので
ある。
られた車両に適用される。延出部と屈折部とは上記第1
の導風板に相当するものであり、前記同様、キャブに設
けられた導風板とともに空気抵抗を効果的に低減する。
特に、延出部と屈折部とからなる凹部は架装物に一体的
に形成されるため、これにより第1の導風板が不要とな
り、その取付け等も省略できる。
添付図面に基づいて詳述する。
装備されたバン型トラックを示す斜視図である(トレー
ラートラクタにおいても同様である)。
の後方に箱(バン)型荷台3を有し、荷台3は、トラッ
ク即ち車両長手方向に長い直方体形状とされている。荷
台3は所定の幅W3 を有し、その幅W3 はキャブルーフ
(屋根)2aの幅W2 より大きい。荷台3の上面部3a
の高さ位置H3 は、キャブ2のルーフ(屋根)2aの高
さ位置H2 より高い位置に設定されている。これによっ
て荷台3は、キャブルーフ2aよりも高い位置に突出す
るようになり、キャブ2は、荷台前面部3bの上端縁3
dから下方乃至高さ中心側に隔てられた位置にて前方に
突出するようになる。
3bの前方の空間には本発明に係る空気抵抗低減装置4
が配置されている。空気抵抗低減装置4は、荷台前面部
3bから前方に延出された第1の導風板5と、キャブル
ーフ2aから斜め後方に起立された第2の導風板6とか
ら主に構成される。
スチック等の矩形平板を折曲成形して一体的に形成され
る。第1の導風板5は、荷台前面部3bの上端近くに取
り付けられると共に荷台3の幅方向に沿ってその全長に
亘り延出され、その後端部が荷台前面部3bに重ねて取
り付けられて取付部5aを形成する。図2にも示すよう
に、取付部5aからは前方に向けて略直角の角度で折曲
げられ、これにより取付部5aに連続する略水平部5b
が一体的に形成される。略水平部5bより前方の部分は
斜め下方に所定の角度で折曲げられ、これにより略水平
部5bに連続する屈折部5cが一体的に形成されること
になる。これら取付部5a、略水平部5b及び屈折部5
cの前後長乃至前後幅は荷台幅方向に沿って一定であ
る。
いはプラスチック等の矩形平板により一体的に形成され
る。そして第2の導風板6は、キャブルーフ2aの前端
縁2bに沿って接続されると共にその全幅に亘り延出さ
れ、その前後長乃至前後幅はキャブルーフ2aの幅方向
に沿って一定である。
導風板6の各寸法の決定方法について説明する。なおこ
こでは、図2に示すトラック1の側面図を参照された
い。
前面部3bの上端縁3dとに接する(つまり各コーナー
に接する)仮想線Lsを考える。
前面部3bとの間の距離をLとして、第1の導風板5の
略水平部5bの前後長L1 を次式により定める。
に他端P2 を有する水平仮想線LH を仮定し、このLH
の長さが(1) 式によるL1 の長さと等しくなるよう、P
2 の位置を決定する。そしてこのP2 の位置を、略水平
部5bの後端の位置とする。なおこのときのP2 と荷台
前面部3bの上端縁3dとの距離をhとする。
を、図3に示すL1 との関係から定める。
の通りとする。
の通りとする。
定める。ここでHは、キャブルーフ2aと荷台上面部3
aとの間の高さ方向の距離である。
りとする。
に基づき第1の導風板5及び第2の導風板6の各寸法を
決定することで、各パラメータの変動にそれ程影響を受
けない、常に安定した一定の効果を得ることができる。
水平部5bが、荷台前面部3bの上端縁3dから高さ中
心側にhだけ隔てられた位置で前方に延出され、屈折部
5cが、略水平部5bの前端にて所定角度βだけ高さ中
心側に屈折されるようになる。そして第2の導風板6
は、キャブルーフ2aの前端縁2bにて、屈折部5cの
斜め下前方で斜め上後方に起立されるようになる。
3bへの取付方法を示す図で、第1の導風板5の取付部
5aには、荷台幅方向に沿った所定間隔でスタッドボル
ト11が取り付けられている。またスタッドボルト11
の位置に対応して、荷台前面部3bにはボルト挿通孔7
が設けられる。スタッドボルト11は、外側パッキン8
を介してボルト挿通孔7に荷台3外側から差し込まれ、
荷台3内側から内側パッキン9を介してナット10が締
め込まれることで、第1の導風板5を固定する。
す図で、ここで第2の導風板6はキャブルーフ2aに取
付部材12を介して取り付けられるようになっている。
取付部材12はその基端部に、車両長手方向に延出する
挟持部12aを有する。挟持部12aの断面は二股状に
形成され、その内面はキャブルーフ2aの側端縁部2c
に適合する形状とされる。そして挟持部12aは、キャ
ブルーフ2aの側端縁部2c即ちレインガターを外側か
ら挟持し、複数のボルト13で上下から固定されること
になる。挟持部12aには、キャブルーフ2a上を幅中
心側に延出して上方に延びる延出部12bが接続され、
さらに延出部12bの先端乃至上端部には第2の導風板
6を実質的に取り付ける取付部12cが形成される。取
付部12cは第2の導風板6を前述の角度で傾斜させる
よう傾けられている。そして取付部12cの孔12dに
は下方からボルト14が挿通され、ボルト14は第2の
導風板6の裏面部の厚肉部6aに形成されたネジ付穴6
bに締め込まれて第2の導風板6を固定する。なお仮想
線でドア15を示す。
て説明する。
はね上げられた空気流F1 は、そのまま第2の導風板6
に案内されて且つそれに沿って流れるようになる。そし
てその空気流F1 は第2の導風板6の上端縁6cから離
脱し、後方に移動してこんどは第1の導風板5の屈折部
5cに到達する。このとき、空気流F1 は屈折部5cに
斜めに衝突するため、衝突によって流速がゼロとはなら
ず高圧も発生しない。従って空気抵抗の増加も非常に少
ないものとなる。なお、空気流F1 の一部は第2の導風
板6の上端縁6cからの離脱に伴い剥離し、第2の導風
板6の後方で渦S1 を生じさせる。
まま屈折部5cに沿って斜め上方にはね上げられる。そ
してその一部は屈折部5c及び略水平部5bの接続点で
剥離し、略水平部5b上且つ荷台前面部3bの前方の空
間にて渦S2 を生じさせる。この渦S2 が負圧を発生さ
せ、空気抵抗を低減するのはフェンスの場合と同様であ
る。さらに、屈折部5cにてはね上げられた空気流F1
は、屈折部5cの角度設定により従来のフェンス平板の
場合(f3 で示す)よりも前方に案内され、それよりも
上方の空気流F2 により下方に押し下げられ、荷台前面
部3bの上端縁3d付近の位置では、水平方向即ち荷台
上面部3aに沿う流れに流向が変更される。これによ
り、空気流F1 の荷台上面部3aでの剥離域の発生は防
止される。
1 を常に安定した角度で屈折部5c(又は略水平部5
b)に案内するため、流向が安定し、従来フェンス平板
の下側に流れ込んでいたような流れや、水平平板の上側
と下側に交互に向く非定常な流れを防止できる。そして
第2の導風板6後方の渦S1 により、このような空気流
F1 の屈折部5cへの案内を助長することができる。
ては、第1の導風板5が荷台3全幅に亘り延出されるた
め、これに導かれた空気流F3 が、荷台側面部3cの表
面に沿う流れに変更されて剥離なくスムーズに流れるこ
とも、実験結果により確認されている。従って本装置4
は、荷台3側部における空気抵抗の低減にも効果を発揮
するものである。
比較したグラフを示し、縦軸には装置無の通常のトラッ
クに対するCd低減率ΔCdがとってある。これから分
かるように、フェンスの場合エアデフに比べΔCd値が
かなり落ち込むのに対し、本装置4の場合はエアデフよ
りも高いΔCd値が得られ、良好な性能を得られるもの
である。
のフェンスに生じていた前述の欠点〜を解消するこ
とができ、またフェンスと同様な簡単な構成のためエア
デフの欠点も解消できて、小型・軽量且つ安価で、荷台
の高さに制約を受けず、広汎な車種に長さ調節のみで適
用可能な装置とすることができる。換言すれば本装置4
は、フェンスの利点を損わずにその欠点を解消し、同時
にエアデフと同等以上の性能を得られるものである。
ては、トラック1の外観スタイル(デザイン)にマッチ
(適合)するよう、第1の導風板5と第2の導風板6と
により流線的で立体的なフォルム(形状)が与えられて
いる。ここで注目すべきは、第1の導風板5と第2の導
風板6とに側壁部5d,6dが形成されている点であ
る。図7に示すように、上記装置(側壁部無し)の実験
結果によれば、流れF3 の流線パターンは第1の導風板
5の側方で既に荷台側面部3cに沿う流れとなっている
ため、側壁部5d,6dを有する本装置の場合にも流線
はあまり変化せず、よって空気抵抗低減効果もそれ程変
化しないことが予想される。一方、側壁部5d,6dに
よって美観や取付強度等の向上が図れるため、この点で
本装置は有利である。なお本装置による第1の導風板5
と第2の導風板6とは樹脂やプラスチック等による中空
の一体成形品である。
ようなものもある。
トラックにおいては、冷蔵・冷凍室を形成する荷台(冷
蔵・冷凍コンテナ)の前面部に、エバポレータ(蒸発
器、庫内側冷却器)が設けられる場合が多い。
の荷台前面部dに設けられたエバポレータカバー(以下
エバポカバーという)n内にエバポレータ(図示せず)
が収容されている。エバポカバーnはエバポレータを保
護すると同時に、空気抵抗の低減や外観向上等も図って
いる。しかし、これによってもやはり空気流動の大きな
妨げになることは免れない。
りである。キャブa前面に当たってはね上げられた空気
流f6 は、エバポカバーnの前面に衝突し淀み点pを形
成する。この淀み点p近傍が高圧となるため、これが空
気抵抗の大きな要因となる。また、図示例ではエバポカ
バーnの前面上端が角ばっており、この角部で流れf6
が剥離するため、荷台c上面部で剥離域tが生じ、これ
が後流中の運動量損失となって空気抵抗を増大させる。
気流f7 は、エバポカバーnの存在により上方への抜け
が遮られ、キャブaと荷台cとの隙間に入り込んで下方
に向かい、隙間の最下端から車両床下qに噴出するよう
になる。
下qの流れは大きく乱されてしまい、結果的に走行安定
性の悪化という別の事態を招いてしまう。即ち、走行
中、好ましくは車両床下qにて空気流をスムーズ且つ高
速に通過させ、車両床下qの圧力を下げ、揚力発生を防
止しタイヤの接地圧を高める訳であるが、噴出流f
8 は、車両床下qのフレーム、サスペンション、タイヤ
等に衝突して車両床下qの流れを大きく乱す。こうなる
と空気流が高速とならないため床下の圧力上昇を招き、
これが揚力となってタイヤの接地圧を低下させ、走行安
定性(直進安定性)を悪化させてしまう。なお、噴出流
f8 自体が下向きに噴出されるため、これのみによって
も揚力発生の原因となる。
を全体として曲面構成とし、その前面上端に丸みを持た
せた場合、その部分で流れf6 の剥離が緩和され、前述
の剥離域は減少して抵抗の低減が認められるものの、依
然として小さいながらも剥離域は存在し、淀み点pも存
在するため、相当量の抵抗が残存してしまう。また、隙
間に入り込んで車両床下qに噴出する流れf7 も依然と
して残る。
8に示すようにエアデフiを装着する方法がある。しか
しながら、エアデフiでエバポカバーnを完全に覆うこ
とは実際上困難で、特に図示例の如く、エバポカバーn
の上面部が荷台cの上面部より下方に位置する場合、エ
アデフi、エバポカバーn及び荷台前面部dで囲まれた
空間に剥離による渦r4 を生じ、これが抵抗の原因とな
る。また、エアデフiの大型で重く高価という欠点は依
然として残る。
(エバポレータ)を代表とする架装物を設けた場合であ
っても、空気抵抗の低減及び走行安定性の悪化防止とい
う要請は確実に存在している。
るもので、本発明の装置を用いれば、確実に空気抵抗の
低減が図れ、また、車両床下への噴出流を防止して走行
安定性の向上も図ることができる。
けられたエバポカバー20は、荷台3全幅に亘る略直方
体の箱状に形成されている。そしてエバポカバー20の
上面部20aは、荷台上面部3aと同一高さに位置され
て同一平面を形成している。エバポカバー20の前面部
20bは上面部20aに対し垂直な面とされ、前面部2
0bと上面部20aとは角張った形状で連続され、丸み
(アール)は付けられていない。この角が、エバポカバ
ー前面部20bの上端縁20dを形成する。一方、エバ
ポカバー20の下面部20eは、前面部20bから斜め
下方に延出され且つ角張った形状で連続されている。
本装置4の第1の導風板5が取り付けられている。また
キャブルーフ2aの前端縁2bに、本装置4の第2の導
風板6が取り付けられている。第1の導風板5と第2の
導風板6とは前記同様に構成され、それらの各寸法や取
付位置は、荷台前面部3bの上端縁3dをエバポカバー
前面部20bの上端縁20dと置き換えて上記方法によ
り決定される。
述した流れと同様となる。即ち、キャブ2前面に当って
はね上げられた空気流F3 は、そのまま第2の導風板6
に案内されて第1の導風板5の屈折部5cに斜めから衝
突する。この斜めからの衝突により、高圧発生が防止さ
れて抵抗が大巾に減小される。この後、空気流F3 は斜
め上方にはね上げられ、その一部が屈折部5c及び略水
平部5bの接続点で剥離することにより渦S3 を生じさ
せる。この渦S3 は負圧を発生させて空気抵抗の低減を
担う。さらに残りの大部分の空気流F3 は、前記同様
に、エバポカバー前面部20bの上端縁20d付近で水
平方向の流れとなり、その上端縁20dで剥離を起こす
ことなく、エバポカバー上面部20a及び荷台上面部3
aに沿ってスムーズに流れるようになる。これらによっ
て、空気抵抗を増大させていた要因が全て解消され、大
巾な空気抵抗の低減が図れることになる。
一部は、第2の導風板6の上端縁6cから剥離して渦S
4 を生じさせる。この渦S4 によってキャブルーフ2a
上の流れは激減し、これにより車両床下への流れを減少
させ走行安定性を向上することができる。或いは、第2
の導風板6がキャブルーフ2a上の流れを阻止するつい
たて板の如く機能し、さらには、第2の導風板6上方の
上向きの流れによるエアカーテンを生成する機能を発揮
するため、キャブルーフ2a上の流れを阻止し、車両床
下への噴出流を減少させるということもいえる。
た別のエバポカバー21を示し、ここでエバポカバー2
1においては、前面部21bに対し上面部21a及び下
面部21eがそれぞれ湾曲形状で連続されている。この
ときにも流れは前記同様となり、大巾な空気抵抗低減と
走行安定性向上とが同時に達成できる。即ち、エバポカ
バーの上面部21aにわずかに残っていた剥離域が消失
するため、この剥離域が後流中にもたらす運動量欠損に
基づく抵抗が減少する。また、エバポカバーの前面部2
1bに生ずる淀み点が消失するため、淀み点の高圧に起
因する抵抗が減少する。
をエバポカバー22に一体的に付加した例を示してい
る。具体的に説明すると、エバポカバー22の前端部且
つ上端部のコーナー部分には、荷台3全幅に亘る凹部2
3が形成されて、この凹部23の外面形状が部分的に第
1の導風板5と同一形状をなしている。より詳細には、
凹部23は、第1の導風板5の略水平部5bに相当する
略水平部23b(延出部)と、第1の導風板5の屈折部
5cに相当する屈折部23cと、上面部22aから略水
平部23bの後端縁まで立ち下げられて延出する垂直面
部22b(前面形成部)とから構成されている。ここで
垂直面部22bは、先の例による荷台前面部或いはエバ
ポカバー前面部に相当する部分となる。屈折部23cか
らは前面下部22dが斜め下方且つ後方に連続され、こ
れによりエバポカバー22は尖頭状の前面部22cを有
することになる。なお、キャブ2の上面前端縁には、第
2の導風板6(導風板)がそのまま残される。
るように、図19或いは図20で示したものと同様とな
る。従って、空気抵抗は確実に低減され、これと同時に
走行安定性の確保も達成できる。特にこの例では、架装
物たるエバポカバー22を利用して第1の導風板5を一
体形成したものであるから、これにより製作コストや取
付作業の手間等を大巾に削減できるという効果がある。
記の形態に限定されるものではない。またかかる装置
は、トラックに限らず、船舶の上部構造物、建築物、或
いは鉄道車両等の他の物体、特に風を受ける前面に突出
部を有する物体に適用可能である。そして上記装置を90
°回転させて、物体の側部に適用することも可能であ
る。トラックとしては、上記箱形荷台を備えたものに限
らず、貯液タンクの如き円柱乃至楕円柱形状の荷台を備
えたもの(タンクローリ等)も考えられる。
る。
て、簡便、小型、軽量、安価で同等以上の性能を得るこ
とができる。
であっても、空気抵抗の低減が図れ、同時に車両床下へ
の噴出流を防止して走行安定性の向上を図れる。
装物に一体的に付加して、製作コストや取付作業の手間
等を大巾に削減できる。
ラックを示す斜視図である。
ためのトラックの側面図である。
である。
図、(b)は側面図である。
れを示す側面図である。
る。
ある。
面図である。
タ)が装備されたトラックを示す斜視図である。
されたトラックを示す斜視図である。
面図である。
クタの装着例を示す側面図である。
る。
を示す側面図である。
気の流れを示す側面図である。
クにおける空気の流れを示す側面図である。
を示す側面図である。
の適用例を示す側面図である。
的に付加された例を示す側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 荷台前面の端縁から中心側に隔てられた
位置に前方に突出するキャブを有する車両にて、その荷
台前面に受ける空気の抵抗を低減する装置において、上
記荷台の前面に、その端縁から所定距離だけ中心側に隔
てられた位置で前方に延出された第1の導風板を設け、
該第1の導風板の前端に、所定角度だけ中心側に屈折さ
れた屈折部を形成すると共に、上記キャブの上記端縁側
の位置で且つ上記屈折部の前方の位置に、上記屈折部に
空気を導く第2の導風板を設けたことを特徴とする空気
抵抗低減装置。 - 【請求項2】 荷台がその前面に前方に突出する架装物
を有し、第1の導風板が上記架装物の前面に設けられた
請求項1記載の空気抵抗低減装置。 - 【請求項3】 荷台前面の端縁から中心側に隔てられた
位置に前方に突出するキャブを有すると共に、その荷台
前面に前方に突出する架装物が設けられた車両にて、そ
れら荷台前面及び架装物前面に受ける空気の抵抗を低減
する装置において、上記架装物の前面の上記端縁側のコ
ーナー部に凹部を形成し、該凹部を、上記架装物の上記
端縁側の端面から所定距離だけ中心側に延びる前面形成
部と、該前面形成部の延出端から前方に延出する延出部
と、該延出部の前端に形成され所定角度だけ中心側に屈
折された屈折部とから構成し、上記キャブの上記端縁側
の位置で且つ上記屈折部の前方の位置に、上記屈折部に
空気を導く導風板を設けたことを特徴とする空気抵抗低
減装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31251595A JP3591094B2 (ja) | 1995-08-08 | 1995-11-30 | 空気抵抗低減装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20260195 | 1995-08-08 | ||
| JP7-202601 | 1995-08-08 | ||
| JP31251595A JP3591094B2 (ja) | 1995-08-08 | 1995-11-30 | 空気抵抗低減装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09104368A true JPH09104368A (ja) | 1997-04-22 |
| JP3591094B2 JP3591094B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=26513478
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31251595A Expired - Fee Related JP3591094B2 (ja) | 1995-08-08 | 1995-11-30 | 空気抵抗低減装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3591094B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010195305A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Central Nippon Expressway Co Ltd | 標識装置搭載車両における空気抵抗低減構造 |
| JP2014166826A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Denso Corp | 冷凍車用冷凍機ユニット |
| JP2016074239A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-12 | いすゞ自動車株式会社 | 車両の空気抵抗低減構造 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP31251595A patent/JP3591094B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010195305A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Central Nippon Expressway Co Ltd | 標識装置搭載車両における空気抵抗低減構造 |
| JP2014166826A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Denso Corp | 冷凍車用冷凍機ユニット |
| JP2016074239A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-12 | いすゞ自動車株式会社 | 車両の空気抵抗低減構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3591094B2 (ja) | 2004-11-17 |
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