JPH09104564A - 紡糸巻取機及びその糸端処理方法 - Google Patents
紡糸巻取機及びその糸端処理方法Info
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- JPH09104564A JPH09104564A JP28786895A JP28786895A JPH09104564A JP H09104564 A JPH09104564 A JP H09104564A JP 28786895 A JP28786895 A JP 28786895A JP 28786895 A JP28786895 A JP 28786895A JP H09104564 A JPH09104564 A JP H09104564A
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Landscapes
- Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 満巻ボビンの表層の糸端を周面に巻き付けて
引っつけることができる紡糸巻取機およびその糸端処理
方法を提供する。 【解決手段】 巻取位置と待機位置とに切換可能な2本
のボビンホルダ18を備え、待機位置bの満巻ボビン1
1から巻取位置の空ボビンへと自動的に糸渡しが行われ
る紡糸巻取機に関する。特に糸渡し後に前記満巻ボビン
11の回転が停止するまでに自重等で垂れ下がろうとす
る糸端22を吸引するノズル2が設けられ、このノズル
2は吸引された糸22が前記満巻ボビン11の回転とと
もに吸引に逆らいつつ引出し可能に構成されていること
を特徴とする。そして糸端が周面に押しつけられながら
巻き取られる糸端処理方法にした。
引っつけることができる紡糸巻取機およびその糸端処理
方法を提供する。 【解決手段】 巻取位置と待機位置とに切換可能な2本
のボビンホルダ18を備え、待機位置bの満巻ボビン1
1から巻取位置の空ボビンへと自動的に糸渡しが行われ
る紡糸巻取機に関する。特に糸渡し後に前記満巻ボビン
11の回転が停止するまでに自重等で垂れ下がろうとす
る糸端22を吸引するノズル2が設けられ、このノズル
2は吸引された糸22が前記満巻ボビン11の回転とと
もに吸引に逆らいつつ引出し可能に構成されていること
を特徴とする。そして糸端が周面に押しつけられながら
巻き取られる糸端処理方法にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、満巻ボビンの回転
が停止するまでの糸端の浮遊とボビン端面への落下を防
止することができる紡糸巻取機及びそのような糸端処理
方法に関する。
が停止するまでの糸端の浮遊とボビン端面への落下を防
止することができる紡糸巻取機及びそのような糸端処理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まずこの種の紡糸巻取機を図7を用いて
説明する。図7(a)は紡糸巻取機の側面図であり、図
7(b)は紡糸巻取機の正面図である。紡糸巻取機(テ
イクアップワインダともいう)10は、ベースフレーム
12と、昇降ボックス14とタレット板15と先端に操
作ボックス16を有する固定枠17とを備えた本体フレ
ーム13と、ベースフレーム12に取り付けられた旋回
セパレータ19、20とから構成される。
説明する。図7(a)は紡糸巻取機の側面図であり、図
7(b)は紡糸巻取機の正面図である。紡糸巻取機(テ
イクアップワインダともいう)10は、ベースフレーム
12と、昇降ボックス14とタレット板15と先端に操
作ボックス16を有する固定枠17とを備えた本体フレ
ーム13と、ベースフレーム12に取り付けられた旋回
セパレータ19、20とから構成される。
【0003】昇降自在な前記昇降ボックス14には、タ
ッチローラ14aと、トラバース装置14bが支持され
ている。前記タレット板15は図示されない駆動装置に
よって回転軸15aの回りを180°毎の回転が可能で
あり、このタレット板15には上下2本のボビンホルダ
18が突設されている。上側のボビンホルダ18は巻取
位置aとなり、下側のボビンホルダ18は待機位置bと
なっている。
ッチローラ14aと、トラバース装置14bが支持され
ている。前記タレット板15は図示されない駆動装置に
よって回転軸15aの回りを180°毎の回転が可能で
あり、このタレット板15には上下2本のボビンホルダ
18が突設されている。上側のボビンホルダ18は巻取
位置aとなり、下側のボビンホルダ18は待機位置bと
なっている。
【0004】この紡糸巻取機10では、糸YEが前記タ
ッチローラ14aと前記トラバース装置14bの間を通
って、巻取位置aにある空ボビン11で巻き取られる。
巻取位置aで満巻ボビン11が形成されると、タレット
板15が180°回転し、満巻ボビン11が待機位置b
となり、空ボビン11が巻取位置bとなって図示のよう
に切り換えられる。このタレット板15の回転と同時に
前記旋回セパレータ19、20が二点鎖線のように閉ま
る。この時点では糸YEは巻取位置aにある空ボビン1
1を空滑りして待機位置bにある満巻ボビン11に巻き
取られている。この状態で旋回セパレータ19、20の
先端に設けられている図示されない糸渡し装置が作動
し、満巻ボビン11に至る糸を落ちない程度に端に寄せ
て規制しながら、空ボビン11のスリットまで糸を寄せ
て空ボビン11に糸を渡す。その後待機位置bにある満
巻ボビン11はインバータの電気ブレーキやメカブレー
キ等で減速し、やがて回転停止に至る。
ッチローラ14aと前記トラバース装置14bの間を通
って、巻取位置aにある空ボビン11で巻き取られる。
巻取位置aで満巻ボビン11が形成されると、タレット
板15が180°回転し、満巻ボビン11が待機位置b
となり、空ボビン11が巻取位置bとなって図示のよう
に切り換えられる。このタレット板15の回転と同時に
前記旋回セパレータ19、20が二点鎖線のように閉ま
る。この時点では糸YEは巻取位置aにある空ボビン1
1を空滑りして待機位置bにある満巻ボビン11に巻き
取られている。この状態で旋回セパレータ19、20の
先端に設けられている図示されない糸渡し装置が作動
し、満巻ボビン11に至る糸を落ちない程度に端に寄せ
て規制しながら、空ボビン11のスリットまで糸を寄せ
て空ボビン11に糸を渡す。その後待機位置bにある満
巻ボビン11はインバータの電気ブレーキやメカブレー
キ等で減速し、やがて回転停止に至る。
【0005】上述した糸渡し後、プッシャー21で満巻
ボビン11を押し出すとともに、空ボビン11と入替え
る玉揚げ動作が行われる。そして旋回セパレータ19、
20が開き実線の待機位置となる。このように2本のボ
ビンホルダ18を巻取位置aと待機位置bに切り換えな
がら、連続的に供給される糸YEをボビンホルダ18、
18装着されたボビン11、11に対して交互に巻き取
っていく。
ボビン11を押し出すとともに、空ボビン11と入替え
る玉揚げ動作が行われる。そして旋回セパレータ19、
20が開き実線の待機位置となる。このように2本のボ
ビンホルダ18を巻取位置aと待機位置bに切り換えな
がら、連続的に供給される糸YEをボビンホルダ18、
18装着されたボビン11、11に対して交互に巻き取
っていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】糸渡し後の待機位置b
にある満巻ボビン11はその回転速度を減らしながら回
転停止する。また満巻ボビン11は糸渡し後に切断され
た糸端がフリーな状態で残っている。巻取り時のように
回転数が高いときには、この糸端は空気抵抗と遠心力に
よってパッケージ周面の棒巻き位置に沿ったところにあ
る。しかし回転数が低下してくるとパッケージ下側の周
回部分で糸自身の自重により落下しようとするため弛
む。上側の巻取位置aにあるボビン11による起風及び
工場内の風等が旋回セパレータ19、20の間をすり抜
けて下側の待機位置bの満巻ボビン11に影響を及ぼす
等によって、弛んだ糸端22が浮遊してしまいパッケー
ジの芯であるボビンの端部に巻き付く端面落ちや端部巻
き付きになることがある。またボビン同志の断目に糸端
が食い込んで、最悪の場合押し出し時にボビンの中に糸
端が入ることがある。上述した端面落ちや端部巻き付き
になると、次工程での解舒時に糸端が捉えられず、自動
的な解舒開始に失敗する原因になる。
にある満巻ボビン11はその回転速度を減らしながら回
転停止する。また満巻ボビン11は糸渡し後に切断され
た糸端がフリーな状態で残っている。巻取り時のように
回転数が高いときには、この糸端は空気抵抗と遠心力に
よってパッケージ周面の棒巻き位置に沿ったところにあ
る。しかし回転数が低下してくるとパッケージ下側の周
回部分で糸自身の自重により落下しようとするため弛
む。上側の巻取位置aにあるボビン11による起風及び
工場内の風等が旋回セパレータ19、20の間をすり抜
けて下側の待機位置bの満巻ボビン11に影響を及ぼす
等によって、弛んだ糸端22が浮遊してしまいパッケー
ジの芯であるボビンの端部に巻き付く端面落ちや端部巻
き付きになることがある。またボビン同志の断目に糸端
が食い込んで、最悪の場合押し出し時にボビンの中に糸
端が入ることがある。上述した端面落ちや端部巻き付き
になると、次工程での解舒時に糸端が捉えられず、自動
的な解舒開始に失敗する原因になる。
【0007】そこで本発明は、このような従来技術の問
題点を解決すべく鋭意検討の結果完成したものであり、
本発明のうち請求項1記載の発明は、満巻ボビンの表層
の糸端を周面から弛まないように巻き付けることができ
る紡糸巻取機を提供することを目的としたものでありま
す。請求項2記載の発明は、このような糸端の周面への
巻き付けを行うことができる紡糸巻取機の糸端処理方法
を提供することを目的としたものであります。請求項3
記載の発明は、請求項2記載の発明の目的に加えて、満
巻ボビンの糸端を表層の他の糸に絡みつけ糸端が解けな
いように固定した紡糸巻取機の糸端処理方法を提供する
ことを目的としたものであります。
題点を解決すべく鋭意検討の結果完成したものであり、
本発明のうち請求項1記載の発明は、満巻ボビンの表層
の糸端を周面から弛まないように巻き付けることができ
る紡糸巻取機を提供することを目的としたものでありま
す。請求項2記載の発明は、このような糸端の周面への
巻き付けを行うことができる紡糸巻取機の糸端処理方法
を提供することを目的としたものであります。請求項3
記載の発明は、請求項2記載の発明の目的に加えて、満
巻ボビンの糸端を表層の他の糸に絡みつけ糸端が解けな
いように固定した紡糸巻取機の糸端処理方法を提供する
ことを目的としたものであります。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、巻取位
置と待機位置とに切換可能な2本のボビンホルダを備
え、待機位置の満巻ボビンから巻取位置の空ボビンへと
自動的に糸渡しが行われる紡糸巻取機であって、糸渡し
後の前記満巻ボビンの回転停止時までに垂れ下がろうと
する糸端を吸引するノズルが設けられ、このノズルは吸
引された前記糸端が前記満巻ボビンの回転とともに吸引
に逆らいつつ引出し可能に構成されていることを特徴と
するものである。垂れ下がって浮遊しようとする糸端が
ノズルから吸引されるが、満巻ボビンは停止に至る回転
途中であるため、ノズルの吸引に逆らって引き出され、
糸層表面に押し当てられながら巻かれる。この動作は糸
端が垂れ下がろうとすると繰り返され、数回のボビン回
転で糸端は糸層表面に巻きついて引っつく。また請求項
2記載の発明は、満巻ボビンから空ボビンへと糸の切換
が行われ、切断された糸端を振り回しながら回転する満
巻ボビンが停止するまでに、垂れ下がろうとする糸端
を所定の吸引力で吸い取る工程と、一旦吸引された糸
端を満巻ボビンの回転とともに引き出して吸引力に逆ら
いつつ巻き付ける工程とを設け、このとの工程を
数回繰り返すことによって満巻ボビンの糸端がボビン端
面から落ちることなく糸層表面に引っつくようにしたこ
とを特徴としたものである。このような工程によると、
糸層表面を形成する周面への糸端の巻き付けを吸引力の
もとに行うため、数回の繰り返しで糸端が糸層表面に引
っつく。また請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明に加えて、上記工程後に満巻ボビンを逆回転させ、
糸層表面にくっついた糸端を捕捉するとともに、捕捉し
た糸端に撚りを付与して糸層表面の他の糸に絡ませ、糸
端が解けないようにする工程を付加するものである。す
ると糸端が解けないようにする工程が前記糸端引っつけ
工程と連続的して行われる。
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、巻取位
置と待機位置とに切換可能な2本のボビンホルダを備
え、待機位置の満巻ボビンから巻取位置の空ボビンへと
自動的に糸渡しが行われる紡糸巻取機であって、糸渡し
後の前記満巻ボビンの回転停止時までに垂れ下がろうと
する糸端を吸引するノズルが設けられ、このノズルは吸
引された前記糸端が前記満巻ボビンの回転とともに吸引
に逆らいつつ引出し可能に構成されていることを特徴と
するものである。垂れ下がって浮遊しようとする糸端が
ノズルから吸引されるが、満巻ボビンは停止に至る回転
途中であるため、ノズルの吸引に逆らって引き出され、
糸層表面に押し当てられながら巻かれる。この動作は糸
端が垂れ下がろうとすると繰り返され、数回のボビン回
転で糸端は糸層表面に巻きついて引っつく。また請求項
2記載の発明は、満巻ボビンから空ボビンへと糸の切換
が行われ、切断された糸端を振り回しながら回転する満
巻ボビンが停止するまでに、垂れ下がろうとする糸端
を所定の吸引力で吸い取る工程と、一旦吸引された糸
端を満巻ボビンの回転とともに引き出して吸引力に逆ら
いつつ巻き付ける工程とを設け、このとの工程を
数回繰り返すことによって満巻ボビンの糸端がボビン端
面から落ちることなく糸層表面に引っつくようにしたこ
とを特徴としたものである。このような工程によると、
糸層表面を形成する周面への糸端の巻き付けを吸引力の
もとに行うため、数回の繰り返しで糸端が糸層表面に引
っつく。また請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明に加えて、上記工程後に満巻ボビンを逆回転させ、
糸層表面にくっついた糸端を捕捉するとともに、捕捉し
た糸端に撚りを付与して糸層表面の他の糸に絡ませ、糸
端が解けないようにする工程を付加するものである。す
ると糸端が解けないようにする工程が前記糸端引っつけ
工程と連続的して行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。図1は、紡糸巻取機において糸端処
理に係わる部分を取り出した概略斜視図であり、図2は
紡糸巻取機のノズルの縦断面図であり、図3はノズルの
旋回ノズル部の断面図である。なお紡糸巻取機の基本構
造は図7で説明したものと同様であるため、同じ作動を
する部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
例と共に説明する。図1は、紡糸巻取機において糸端処
理に係わる部分を取り出した概略斜視図であり、図2は
紡糸巻取機のノズルの縦断面図であり、図3はノズルの
旋回ノズル部の断面図である。なお紡糸巻取機の基本構
造は図7で説明したものと同様であるため、同じ作動を
する部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0010】まず紡糸巻取機の構造を説明し、ついでそ
の糸端処理方法を説明する。図1において、図7と異な
る部分は旋回セパレータ19の構造である。旋回セパレ
ータ19が部分セパレータ1を有し、この部分セパレー
タ1に所定取付ピッチPでノズル2が取り付けられてい
る点が従来と異なる。この異なる部分で糸端を浮遊させ
ないように糸端をパッケージ周面(糸層表面)に巻き付
ける糸端処理が行われる。
の糸端処理方法を説明する。図1において、図7と異な
る部分は旋回セパレータ19の構造である。旋回セパレ
ータ19が部分セパレータ1を有し、この部分セパレー
タ1に所定取付ピッチPでノズル2が取り付けられてい
る点が従来と異なる。この異なる部分で糸端を浮遊させ
ないように糸端をパッケージ周面(糸層表面)に巻き付
ける糸端処理が行われる。
【0011】旋回セパレータ本体19aはボス部23を
有し、このボス部23が軸24に挿入されている。この
軸24は図示のようにブラケット25でその両端が固定
されている。なお19bは旋回セパレータ本体19aの
両端の補強板である。この旋回セパレータ本体19aと
本体フレーム12との間に駆動シリンダ26が取り付け
られており、旋回セパレータ本体19aは実線の退避位
置と二点鎖線の作動位置との間で旋回自在である。
有し、このボス部23が軸24に挿入されている。この
軸24は図示のようにブラケット25でその両端が固定
されている。なお19bは旋回セパレータ本体19aの
両端の補強板である。この旋回セパレータ本体19aと
本体フレーム12との間に駆動シリンダ26が取り付け
られており、旋回セパレータ本体19aは実線の退避位
置と二点鎖線の作動位置との間で旋回自在である。
【0012】旋回セパレータ本体19aの両端を除く略
全長であって軸24に近い部分に長方形の切り欠き19
cが設けられている。この切り欠き19cを隙間なく埋
めるように部分セパレータ1がはめ込まれ、この部分セ
パレータ1はボス部26の部分で軸24に挿入されてい
る。また旋回セパレータ本体19aと部分セパレータ1
との間には駆動シリンダ28が取り付けられておる。そ
のため旋回セパレータ本体19aが角度αだけ旋回して
作動位置に至った後に、更に部分セパレータ1が旋回セ
パレータ本体19aに対して角度βだけ旋回する親子関
係が形成されている。なお旋回セパレータ本体19aと
部分セパレータ1とは共同して仕切り板として機能し、
振り回される糸端を仕切り板に沿って案内する。
全長であって軸24に近い部分に長方形の切り欠き19
cが設けられている。この切り欠き19cを隙間なく埋
めるように部分セパレータ1がはめ込まれ、この部分セ
パレータ1はボス部26の部分で軸24に挿入されてい
る。また旋回セパレータ本体19aと部分セパレータ1
との間には駆動シリンダ28が取り付けられておる。そ
のため旋回セパレータ本体19aが角度αだけ旋回して
作動位置に至った後に、更に部分セパレータ1が旋回セ
パレータ本体19aに対して角度βだけ旋回する親子関
係が形成されている。なお旋回セパレータ本体19aと
部分セパレータ1とは共同して仕切り板として機能し、
振り回される糸端を仕切り板に沿って案内する。
【0013】この部分セパレータ1の上側に、ノズル2
が所定ピッチPで取り付けられている。この取付ピッチ
Pはボビン11の長さに一致しており、ボビン11の数
に相当するノズル2が設けられている。このノズル2の
取付位置は、旋回セパレータ本体19aが角度αだけ旋
回し更に部分セパレータ1が角度βがけ旋回したとき
に、ノズル2の先端が丁度満巻ボビン11の糸端が棒巻
きされている部分(端から距離Lの部分であって、満巻
ボビン11の真横付近)に対面する。
が所定ピッチPで取り付けられている。この取付ピッチ
Pはボビン11の長さに一致しており、ボビン11の数
に相当するノズル2が設けられている。このノズル2の
取付位置は、旋回セパレータ本体19aが角度αだけ旋
回し更に部分セパレータ1が角度βがけ旋回したとき
に、ノズル2の先端が丁度満巻ボビン11の糸端が棒巻
きされている部分(端から距離Lの部分であって、満巻
ボビン11の真横付近)に対面する。
【0014】各ノズル2には共通に吸引のための空気配
管3と撚り掛けのための空気配管4とが接続されてい
る。このノズル2の詳細が図2に示される。前記吸引ノ
ズル2は、中心孔5に対して、吸引ノズル部6と、旋回
ノズル部7とが設けられた構造である。吸引ノズル部6
は中心孔5の吸引方向に向かって斜めに設けられてお
り、吸引ノズル部6からの空気の噴射に伴う随伴流で矢
印A方向の吸引が行われる。また吸引ノズル2は吸引し
た糸を再び引き出せるように溜めておく貯留部8を有し
ている。この貯留部8から空気はすり抜けるものの、貯
留部8での糸端は絡むことなく溜められている。なおの
貯留部8は図示のノズル2の後端開放部として設けられ
るものでもよい。
管3と撚り掛けのための空気配管4とが接続されてい
る。このノズル2の詳細が図2に示される。前記吸引ノ
ズル2は、中心孔5に対して、吸引ノズル部6と、旋回
ノズル部7とが設けられた構造である。吸引ノズル部6
は中心孔5の吸引方向に向かって斜めに設けられてお
り、吸引ノズル部6からの空気の噴射に伴う随伴流で矢
印A方向の吸引が行われる。また吸引ノズル2は吸引し
た糸を再び引き出せるように溜めておく貯留部8を有し
ている。この貯留部8から空気はすり抜けるものの、貯
留部8での糸端は絡むことなく溜められている。なおの
貯留部8は図示のノズル2の後端開放部として設けられ
るものでもよい。
【0015】旋回ノズル部7は、図2のバルーンコント
ローラリング33を経て図3の如く中心孔5の接線方向
に向かう4つの噴出孔31を有している。この噴出孔3
1から空気を噴射することによって、旋回螺旋空気流B
を発生させ、吸引された糸端に撚り掛けを与える。
ローラリング33を経て図3の如く中心孔5の接線方向
に向かう4つの噴出孔31を有している。この噴出孔3
1から空気を噴射することによって、旋回螺旋空気流B
を発生させ、吸引された糸端に撚り掛けを与える。
【0016】図1の空気配管3、4の共通部分のそれぞ
れは、可変絞りCと電磁弁Vを介してコンプレッサCO
に連通する構成になっているため、前記可変絞りCの絞
り量を調整することで、糸に対する吸引力や撚り掛け力
を調整できる構成になっている。
れは、可変絞りCと電磁弁Vを介してコンプレッサCO
に連通する構成になっているため、前記可変絞りCの絞
り量を調整することで、糸に対する吸引力や撚り掛け力
を調整できる構成になっている。
【0017】つぎに上述した構成の紡糸巻取機による糸
端処理方法を図4により説明する。図4は満巻ボビンが
停止に至るまでに自重落下で浮遊しようとする糸端を糸
層表面に引っつける糸端処理工程を示している。
端処理方法を図4により説明する。図4は満巻ボビンが
停止に至るまでに自重落下で浮遊しようとする糸端を糸
層表面に引っつける糸端処理工程を示している。
【0018】図4において、図4(a)の如くタレット
板15が図示の矢印方向に180度回転し、満巻ボビン
11が待機位置bになり、空ボビン11が新たに巻取位
置aにくる。この時点では糸YEは満巻ボビン11に依
然として巻かれている。つぎに図4(b)の如く旋回セ
パレータ19、20が作動位置となり、満巻ボビン11
の端に棒巻きを形成しながら、空ボビン11のスリット
に糸を掛ける糸渡しが行われ、空ボビン11に対する巻
取が開始される。当初は満巻ボビン11の回転は高速で
あるため、糸端は空気抵抗と遠心力がバランスした長さ
で振り回されており、満巻ボビンの端面から落ちること
はない。しかし糸端が完全に張りついているわけではな
く、糸端が当たって削られないように、部分セパレータ
は旋回セパレータ本体と一体になって糸端をスムーズに
案内している。つぎに図4(c)の如く旋回セパレータ
19、20を閉めたまま、満巻ボビン11の矢印X方向
(巻取方向)の回転速度を低下させていくと、パッケー
ジ周面の下側周回部分で糸端22が自重で落下しようと
し弛む。この時巻取位置aのボビン11の高速回転によ
る風が旋回セパレータ19、20をすり抜けるようにし
て生じたり、工場内の風があったりすると、糸端22が
浮遊しようとする。この浮遊が始まるタイミングの前
に、部分セパレータ1を図示のように旋回させ、ノズル
2が糸端22の棒巻き部分に対面する。この部分セパレ
ータ1の旋回と同時にノズル2の空気配管3の電磁弁V
が全開となり糸端の吸引が始まる。
板15が図示の矢印方向に180度回転し、満巻ボビン
11が待機位置bになり、空ボビン11が新たに巻取位
置aにくる。この時点では糸YEは満巻ボビン11に依
然として巻かれている。つぎに図4(b)の如く旋回セ
パレータ19、20が作動位置となり、満巻ボビン11
の端に棒巻きを形成しながら、空ボビン11のスリット
に糸を掛ける糸渡しが行われ、空ボビン11に対する巻
取が開始される。当初は満巻ボビン11の回転は高速で
あるため、糸端は空気抵抗と遠心力がバランスした長さ
で振り回されており、満巻ボビンの端面から落ちること
はない。しかし糸端が完全に張りついているわけではな
く、糸端が当たって削られないように、部分セパレータ
は旋回セパレータ本体と一体になって糸端をスムーズに
案内している。つぎに図4(c)の如く旋回セパレータ
19、20を閉めたまま、満巻ボビン11の矢印X方向
(巻取方向)の回転速度を低下させていくと、パッケー
ジ周面の下側周回部分で糸端22が自重で落下しようと
し弛む。この時巻取位置aのボビン11の高速回転によ
る風が旋回セパレータ19、20をすり抜けるようにし
て生じたり、工場内の風があったりすると、糸端22が
浮遊しようとする。この浮遊が始まるタイミングの前
に、部分セパレータ1を図示のように旋回させ、ノズル
2が糸端22の棒巻き部分に対面する。この部分セパレ
ータ1の旋回と同時にノズル2の空気配管3の電磁弁V
が全開となり糸端の吸引が始まる。
【0019】すると図4(d)の如く、垂れさがろうと
する糸端22はノズル2に先取りされて吸引される。そ
のまま満巻ボビン11が回転を続けるため、ノズル2に
吸引された糸端22は吸引力に逆らって引き出され、糸
端22が表層に張力が作用した状態で再び巻かれる。こ
の状態が図4(e)に示される。この図4(c)と図4
(e)の状態を数回転の間繰り返すことによって、糸端
は満巻ボビンの糸層表面に張力を付与した状態で巻き付
けられて引っついた状態になる。なお空気配管3の電磁
弁Vはタイマー等で数秒後に閉まるようになっており、
それまでに糸端の表層への巻き付けは終わっている。こ
の糸端の巻き付けによって満巻ボビン11の同じ位置
(棒巻き位置)の糸端を確保でき、糸端を引き出して行
う後の作業(解舒等)が行い易くなる。
する糸端22はノズル2に先取りされて吸引される。そ
のまま満巻ボビン11が回転を続けるため、ノズル2に
吸引された糸端22は吸引力に逆らって引き出され、糸
端22が表層に張力が作用した状態で再び巻かれる。こ
の状態が図4(e)に示される。この図4(c)と図4
(e)の状態を数回転の間繰り返すことによって、糸端
は満巻ボビンの糸層表面に張力を付与した状態で巻き付
けられて引っついた状態になる。なお空気配管3の電磁
弁Vはタイマー等で数秒後に閉まるようになっており、
それまでに糸端の表層への巻き付けは終わっている。こ
の糸端の巻き付けによって満巻ボビン11の同じ位置
(棒巻き位置)の糸端を確保でき、糸端を引き出して行
う後の作業(解舒等)が行い易くなる。
【0020】この後の作業の一つとして糸端固定があ
る。この糸端固定方法には、接着剤や接着テープによっ
て糸端を所定の箇所に固定する処理方法や、糸端が存在
する部分のボビンの表面を、巻取り方向に沿う溝を備え
た流体ノズルで被覆し糸端を含むボビン表面に圧縮空気
を吹きつけて、糸端を表面糸に交絡させる処理方法なと
がある。前者の方法では、糸端を接着剤や接着テープで
固定するために、接着剤や接着テープ等の余分な物質を
糸端に付与する必要があり、メンテナンスが行い難くま
た、巻糸体表層のダメージも大きい。それに対して後者
の方法では、流体ノズルをパッケージ表面に直接に押し
つけ、そこから強力な圧縮空気をパッケージ表面に吹き
つける動作を行うため、パッケージ形状および糸層表面
の乱れを避けることが困難であり、巻糸の表面内に押し
込まれた糸端を見つけ難く、糸端の解舒の面で劣ってし
まう。しかしながら、これらの欠点を解決しつつ、上述
した糸端浮遊防止の工程の後に続けて、解けないように
するための糸端固定処理を行うことができる。
る。この糸端固定方法には、接着剤や接着テープによっ
て糸端を所定の箇所に固定する処理方法や、糸端が存在
する部分のボビンの表面を、巻取り方向に沿う溝を備え
た流体ノズルで被覆し糸端を含むボビン表面に圧縮空気
を吹きつけて、糸端を表面糸に交絡させる処理方法なと
がある。前者の方法では、糸端を接着剤や接着テープで
固定するために、接着剤や接着テープ等の余分な物質を
糸端に付与する必要があり、メンテナンスが行い難くま
た、巻糸体表層のダメージも大きい。それに対して後者
の方法では、流体ノズルをパッケージ表面に直接に押し
つけ、そこから強力な圧縮空気をパッケージ表面に吹き
つける動作を行うため、パッケージ形状および糸層表面
の乱れを避けることが困難であり、巻糸の表面内に押し
込まれた糸端を見つけ難く、糸端の解舒の面で劣ってし
まう。しかしながら、これらの欠点を解決しつつ、上述
した糸端浮遊防止の工程の後に続けて、解けないように
するための糸端固定処理を行うことができる。
【0021】この糸端固定処理工程を図5により説明す
る。図5では、糸端固定処理工程を容易に理解するため
ノズル2を拡大してある。図4の作動が終了すると引き
続いて図5に示す作動へと移る。図5(a)の如く満巻
ボビン11の回転が止まった後、糸巻き方向とは逆のY
方向に緩やかに回転させる。このときノズル2の図1の
配管3、4の電磁弁Vを全開にし、糸端の吸引を開始す
るとともに旋回ノズル部に圧縮空気を流入させる。まず
糸端22が再び表層から捕捉される。糸端22は所定の
場所(棒巻き位置)に張りついているため、糸端の捕捉
に失敗することがない。その後、図5(b)で捕捉され
た糸端22は旋回ノズル部内で、強撚を付与されている
ので一定範囲Lで戻りトルクをもっている。図5(c)
の如く糸端22の全体はパッケージPの表層上で転がり
力が生じ表層糸部分であるフィラメントを絡め捕る。図
示例では撚り旋回ノズル部の回転方向を糸端22がパッ
ケージPの幅方向中心側に転がるように右回転に設置し
てある。そうすることによって、糸端22はパッケージ
Pの表層から外れることなく、絡み付きやすくなる。図
5(d)の如く糸端22は、逆転の継続によってパッケ
ージPの表層へ巻き付きへと転じる。なお、糸端22が
フィラメントを絡め付けることでの結合力よりも、吸引
ノズル部吸引力を弱くなるように図1の可変絞りCが調
整されている。図5(e)の如く、ノズル2に捕捉され
ていた糸端22は全て抜かれて、パッケージPの表層に
巻き取られ糸端処理が完了する。
る。図5では、糸端固定処理工程を容易に理解するため
ノズル2を拡大してある。図4の作動が終了すると引き
続いて図5に示す作動へと移る。図5(a)の如く満巻
ボビン11の回転が止まった後、糸巻き方向とは逆のY
方向に緩やかに回転させる。このときノズル2の図1の
配管3、4の電磁弁Vを全開にし、糸端の吸引を開始す
るとともに旋回ノズル部に圧縮空気を流入させる。まず
糸端22が再び表層から捕捉される。糸端22は所定の
場所(棒巻き位置)に張りついているため、糸端の捕捉
に失敗することがない。その後、図5(b)で捕捉され
た糸端22は旋回ノズル部内で、強撚を付与されている
ので一定範囲Lで戻りトルクをもっている。図5(c)
の如く糸端22の全体はパッケージPの表層上で転がり
力が生じ表層糸部分であるフィラメントを絡め捕る。図
示例では撚り旋回ノズル部の回転方向を糸端22がパッ
ケージPの幅方向中心側に転がるように右回転に設置し
てある。そうすることによって、糸端22はパッケージ
Pの表層から外れることなく、絡み付きやすくなる。図
5(d)の如く糸端22は、逆転の継続によってパッケ
ージPの表層へ巻き付きへと転じる。なお、糸端22が
フィラメントを絡め付けることでの結合力よりも、吸引
ノズル部吸引力を弱くなるように図1の可変絞りCが調
整されている。図5(e)の如く、ノズル2に捕捉され
ていた糸端22は全て抜かれて、パッケージPの表層に
巻き取られ糸端処理が完了する。
【0022】図6は、図5の糸端処理の様態を示す要部
の拡大平面図である。図6を参照しつつ解けないように
する糸端処理の様態を説明する。パッケージの表層に糸
端が絡みつく際、絡みつくフィラメントは1本の場合
も、数本の場合もある。また、糸全体で絡みつく場合、
2本の糸と絡みつく場合もある。強撚を付与された糸端
22がフィラメントfを絡めとる状況を微視的に考察す
ると次のようである。吸引力によって満巻ボビンの表層
に巻き付けられている糸端22が、定位置で糸軸線周り
に回転し、その回転で表層のフィラメントfを絡め起こ
して巻き取る。しかも図6(a)のように、軸線方向及
び径方向の撚り縮みで、全体的に固い螺旋状となった糸
端22の形態が、前記絡め起こしを助長し、最終的に図
6(b)の状態となる。図6(b)は糸端22が満巻ボ
ビンの表層のフィラメントfに絡みついた状態、すなわ
ちS撚りとZ撚りが前後に分かれて絡みついた状態を示
している。フィラメントfを絡め捕った糸端22は、そ
の形態から、一見しただけでその存在を確認できる。S
Zの混合状態で絡んでいる糸端22を引っ張ると、双方
の撚りが打ち消しあう。
の拡大平面図である。図6を参照しつつ解けないように
する糸端処理の様態を説明する。パッケージの表層に糸
端が絡みつく際、絡みつくフィラメントは1本の場合
も、数本の場合もある。また、糸全体で絡みつく場合、
2本の糸と絡みつく場合もある。強撚を付与された糸端
22がフィラメントfを絡めとる状況を微視的に考察す
ると次のようである。吸引力によって満巻ボビンの表層
に巻き付けられている糸端22が、定位置で糸軸線周り
に回転し、その回転で表層のフィラメントfを絡め起こ
して巻き取る。しかも図6(a)のように、軸線方向及
び径方向の撚り縮みで、全体的に固い螺旋状となった糸
端22の形態が、前記絡め起こしを助長し、最終的に図
6(b)の状態となる。図6(b)は糸端22が満巻ボ
ビンの表層のフィラメントfに絡みついた状態、すなわ
ちS撚りとZ撚りが前後に分かれて絡みついた状態を示
している。フィラメントfを絡め捕った糸端22は、そ
の形態から、一見しただけでその存在を確認できる。S
Zの混合状態で絡んでいる糸端22を引っ張ると、双方
の撚りが打ち消しあう。
【0023】従って、この形態の解けにくい糸端処理で
あれば、フィラメントfの単糸切れを生じること無しに
糸端を解舒できる。この例で使用したノズルの旋回ノズ
ル部の空気流の加撚力は約30万撚/分という高速回転
のために、絡め取り動作は実際には一瞬にして行われ
る。糸端処理後の形態は、旋回ノズル部の加撚力等によ
って異なるが、図6(c)のように、前記図6(b)の
状態から更に進んで、強撚によりその全体がビリを生じ
たような絡みつき形態を呈することが多い。この形態の
ときには糸端22の絡み付きが強固であり、解舒のため
に糸端22を引っ張ると単糸切れが発生することもある
が、処理された糸端22の確認は一層容易である。な
お、この図6(c)の状態にするには次の3つの方法が
ある。第1の方法は撚りを一定時間継続して掛ける方法
であり、第2の方法は絡み付き後にパッケージを逆転さ
せる方法であり、第3の方法は逆転の代わりに、糸端処
理装置そのものを糸端の上流側に移動させる方法であ
る。
あれば、フィラメントfの単糸切れを生じること無しに
糸端を解舒できる。この例で使用したノズルの旋回ノズ
ル部の空気流の加撚力は約30万撚/分という高速回転
のために、絡め取り動作は実際には一瞬にして行われ
る。糸端処理後の形態は、旋回ノズル部の加撚力等によ
って異なるが、図6(c)のように、前記図6(b)の
状態から更に進んで、強撚によりその全体がビリを生じ
たような絡みつき形態を呈することが多い。この形態の
ときには糸端22の絡み付きが強固であり、解舒のため
に糸端22を引っ張ると単糸切れが発生することもある
が、処理された糸端22の確認は一層容易である。な
お、この図6(c)の状態にするには次の3つの方法が
ある。第1の方法は撚りを一定時間継続して掛ける方法
であり、第2の方法は絡み付き後にパッケージを逆転さ
せる方法であり、第3の方法は逆転の代わりに、糸端処
理装置そのものを糸端の上流側に移動させる方法であ
る。
【0024】以上でノズル2による糸端処理方法を説明
した。好ましい形態としてノズル2の先端開口の位置と
満巻ボビン11の表層との間隔を調整できるように構成
してもよい。ノズルの旋回ノズル部の空気流の加撚力
は、上記のように30万撚/分が望ましいが、10万〜
40万撚/分の範囲においても上記のような目的を達成
することができる。更に、上記ではチーズ形状の満巻ボ
ビンを説明したが、パーン形状の巻取りボビン等を本発
明の糸端処理に採用してもよい。また糸端に撚りを掛け
る手段としては、上記に説明したノズル2に限らず、例
えばベルト式ニップツイスタ等の他の加撚装置でもよい
が、ノズル2を使うことで糸端の浮遊防止工程と糸端が
解けないようにする固定工程とが連続してできる。
した。好ましい形態としてノズル2の先端開口の位置と
満巻ボビン11の表層との間隔を調整できるように構成
してもよい。ノズルの旋回ノズル部の空気流の加撚力
は、上記のように30万撚/分が望ましいが、10万〜
40万撚/分の範囲においても上記のような目的を達成
することができる。更に、上記ではチーズ形状の満巻ボ
ビンを説明したが、パーン形状の巻取りボビン等を本発
明の糸端処理に採用してもよい。また糸端に撚りを掛け
る手段としては、上記に説明したノズル2に限らず、例
えばベルト式ニップツイスタ等の他の加撚装置でもよい
が、ノズル2を使うことで糸端の浮遊防止工程と糸端が
解けないようにする固定工程とが連続してできる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明のうち請
求項1記載の発明は、要するに糸渡し後に満巻ボビンの
回転が停止するまでに垂れ下がろうとする糸端をノズル
で吸引し、この吸引に逆らいつつ糸端を引き出して表層
の棒巻き位置に巻き付けて引っつけるため、満巻ボビン
の回転低下につれて浮遊しようとする糸端のボビン端面
への落下等が防止でき、糸端が表層の所定位置(例えは
棒巻き位置)に必ず存在することを確保できる。請求項
2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果と同様であ
り、糸端を表層に巻き付けて引っつける工程を数回行う
ことにより、上述したように糸端の所定位置への巻き付
けが簡単に行われる。請求項3記載の発明は、請求項2
記載の発明の効果に加えて、満巻ボビンを逆回転させ糸
端に撚りを掛けることを糸端の巻き付けに続いて行うこ
とで、満巻ボビンの表層に絡みつける糸端固定が確実に
でき、使用時には糸端を簡単に取りだせることができ
る。
求項1記載の発明は、要するに糸渡し後に満巻ボビンの
回転が停止するまでに垂れ下がろうとする糸端をノズル
で吸引し、この吸引に逆らいつつ糸端を引き出して表層
の棒巻き位置に巻き付けて引っつけるため、満巻ボビン
の回転低下につれて浮遊しようとする糸端のボビン端面
への落下等が防止でき、糸端が表層の所定位置(例えは
棒巻き位置)に必ず存在することを確保できる。請求項
2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果と同様であ
り、糸端を表層に巻き付けて引っつける工程を数回行う
ことにより、上述したように糸端の所定位置への巻き付
けが簡単に行われる。請求項3記載の発明は、請求項2
記載の発明の効果に加えて、満巻ボビンを逆回転させ糸
端に撚りを掛けることを糸端の巻き付けに続いて行うこ
とで、満巻ボビンの表層に絡みつける糸端固定が確実に
でき、使用時には糸端を簡単に取りだせることができ
る。
【図1】本発明の紡糸巻取機の一実施形態を示す要部の
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図2】本発明の紡糸巻取機のノズルの縦断面図であ
る。
る。
【図3】ノズルの旋回ノズル部の断面図である。
【図4】本発明の糸端処理方法特に糸端を巻き付ける工
程を説明する概略図である。
程を説明する概略図である。
【図5】本発明の糸端処理方法特に糸端を固定する工程
を説明する概略図である。
を説明する概略図である。
【図6】糸端を絡ませる糸端処理の様態を示す要部の拡
大平面図である。
大平面図である。
【図7】従来技術の紡糸巻取機を示す図である。
1 部分セパレータ 2 ノズル 3 空気配管 4 空気配管 6 吸引ノズル部 7 旋回ノズル部 8 貯留部 10 紡糸巻取機 11 ボビン(満巻ボビン又は空ボビン) 18 ボビンホルダ 19 旋回セパレータ 19a 旋回セパレータ本体 19b 切り欠き部 22 糸端 a 巻取位置 b 待機位置
Claims (3)
- 【請求項1】 巻取位置と待機位置とに切換可能な2本
のボビンホルダを備え、待機位置の満巻ボビンから巻取
位置の空ボビンへと自動的に糸渡しが行われる紡糸巻取
機であって、 糸渡し後の前記満巻ボビンの回転停止時までに垂れ下が
ろうとする糸端を吸引するノズルが設けられ、このノズ
ルは吸引された前記糸端が前記満巻ボビンの回転ととも
に吸引に逆らいつつ引出し可能に構成されていることを
特徴とする紡糸巻取機。 - 【請求項2】 満巻ボビンから空ボビンへと糸の切換が
行われ、切断された糸端を振り回しながら回転する満巻
ボビンが停止するまでに、 垂れ下がろうとする糸端を所定の吸引力で吸い取る工
程と、 一旦吸引された糸端を満巻ボビンの回転とともに引き
出して吸引力に逆らいつつ巻き付ける工程とを設け、 このとの工程を数回繰り返すことによって満巻ボ
ビンの糸端が糸層表面に引っつくようにした紡糸巻取機
の糸端処理方法。 - 【請求項3】 上記工程後に、満巻ボビンを逆回転さ
せ、糸層表面に引っついた糸端を捕捉するとともに、捕
捉した糸端に撚りを付与して糸層表面の他の糸に絡ませ
る請求項2記載の紡糸巻取機の糸端処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28786895A JP2746230B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 紡糸巻取機及びその糸端処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28786895A JP2746230B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 紡糸巻取機及びその糸端処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09104564A true JPH09104564A (ja) | 1997-04-22 |
| JP2746230B2 JP2746230B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17722796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28786895A Expired - Fee Related JP2746230B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 紡糸巻取機及びその糸端処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2746230B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108946314A (zh) * | 2018-08-14 | 2018-12-07 | 杭州锐冠科技有限公司 | 一种纱尾剪切装置 |
| CN113264415A (zh) * | 2020-02-15 | 2021-08-17 | 欧瑞康纺织有限及两合公司 | 纱筒落筒方法和落筒机 |
| EP4722142A1 (en) * | 2024-10-01 | 2026-04-08 | TMT Machinery, Inc. | Yarn winder |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7106758B2 (en) | 2001-08-03 | 2006-09-12 | Adc Telecommunications, Inc. | Circuit and method for service clock recovery |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP28786895A patent/JP2746230B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108946314A (zh) * | 2018-08-14 | 2018-12-07 | 杭州锐冠科技有限公司 | 一种纱尾剪切装置 |
| CN113264415A (zh) * | 2020-02-15 | 2021-08-17 | 欧瑞康纺织有限及两合公司 | 纱筒落筒方法和落筒机 |
| EP4722142A1 (en) * | 2024-10-01 | 2026-04-08 | TMT Machinery, Inc. | Yarn winder |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2746230B2 (ja) | 1998-05-06 |
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