JPH09104836A - 印刷インキ - Google Patents
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Abstract
硬化することができるインキで、共押出し配向ポリプロ
ピレンのような印刷しにくい基体への接着性を改善した
インキを与える。 【解決手段】 重合可能な組成物、顔料又は染料、及び
不飽和アルコールのアルコキシドである、インキの接着
促進剤として働くチタン又はジルコニウム化合物の混合
物からなり、然も、前記重合可能な組成物が、少なくと
も一種類の不飽和単量体、及び場合により、少なくとも
一種類のプレポリマーからなり、放射線に当てることに
より重合することができる、放射線硬化性印刷インキ。
Description
し、特に接着促進剤としてチタン又はジルコニウム化合
物を含有する印刷インキに関する。
ば、アセチルアセトンのようなキレート剤とチタン又は
ジルコニウムテトラアルコキシドから製造できることは
よく知られている。そのような化合物は市販されてお
り、一般に用いられている化合物はジイソプロポキシチ
タンビス(アセチルアセトネート)であり、それはチオ
キシド・スペシャルティーズ・リミテッド(Tioxide Spe
cialties Limited)からティルコム(TILCOM)(登録商標
名)TAAと言う名前で入手できる。
進剤としての特別の用途を有する。印刷インキは、基本
的には重合体結合剤、そのための通常有機溶媒である溶
媒、及び顔料及び(又は)染料からなる。接着促進剤
は、インキが印刷される基体に対するそのインキの接着
を促進することが要求されている。屡々その接着促進剤
も重合体結合剤を架橋する。そのような接着促進剤は、
包装工業で用いるためのインキ、特に共押出し配向した
ポリプロピレンのような印刷しにくい基体に印刷するの
に用いられるニトロセルロース系インキに添加すると、
特に有用である。
ことを含んでいる。しかし、環境問題のため、溶媒を大
気中に放出するのが制限されており、溶媒に長く曝され
ていた時の毒性効果についての問題もある。従って、溶
媒のないインキで、ビニル付加重合により放射線硬化す
ることができるものが次第に使われるようになってきて
いる。そのようなインキは、顔料及び(又は)染料の外
に、多官能性ビニル単量体(一種又は多種)、及び電子
ビーム硬化のためではなく、UV硬化のための一種類以
上の光開始剤を含んでいる。一般にUV硬化性インキに
用いられているビニル単量体は、アクリレート又はメタ
クリレートエステル(一種又は多種)に基づくものであ
る。
一成分であるチタン又はジルコニウム化合物が、共押出
し配向ポリプロピレンのような印刷しにくい基体への放
射線硬化インキの接着を改善することが驚いたことに発
見された。
硬化のための印刷インキは、重合可能な組成物、顔料又
は染料、及び不飽和アルコールのアルコキシドであるチ
タン又はジルコニウム化合物の混合物からなり、然も、
前記重合可能な組成物は、少なくとも一種類の不飽和単
量体、及び場合により、少なくとも一種類のプレポリマ
ーからなり、放射線に当てることにより重合することが
できる。
物が誘導される不飽和アルコールは、好ましくは8個ま
での炭素原子、一層好ましくは6個までの炭素原子を有
するアルケニルアルコールである。典型的なアルコール
には、アリルアルコール、ブテノール、ペンテノール、
環式及び線状ヘキセノールが含まれる。好ましいアルコ
ールは、2−メチル−3−ブテノール−2−オール及び
3−メチル−2−ブテン−1−オールのようなペンテノ
ールである。
合物は、不飽和アルコールのアルコキシドである。従っ
て、それらの化合物は一般式、R−O−X(式中、Rは
アルケニル基、又は好ましくは8個までの炭素原子を有
する置換アルケニル基であり、Xはチタン又はジルコニ
ウムを表す)を有する少なくとも一つの基を含む。それ
ら化合物は一般式、(RO)4X(式中、R及びXは上で
定義した通りである)を有するものとした方が便利であ
る。
は、極めて多種類の他の基を含んでいてもよい。例え
ば、チタンテトライソプロポキシドのような市販チタン
アルコキシドを使用してそれら化合物を製造するのが便
利である。本発明で用いるのに適した化合物は、そのよ
うな化合物中のアルコキシ(例えば、イソプロポキシ)
基の幾つかだけを不飽和アルコールから誘導された基で
置き換え、アルコキシ、アルケニルオキシ化合物を生成
させることにより製造することができる。アルコキシ、
アルケニルオキシ化合物を用いた場合、好ましいアルコ
キシ基は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキ
シ、ヘキシルオキシ、又はオクチルオキシ基である。
するチタン又はジルコニウム化合物を用いる欠点は、親
のアルコールが本発明の印刷インキを硬化する間に遊離
することである。前に述べたように、これは環境的に望
ましくない。従って、チタン又はジルコニウム化合物の
好ましい形は、アルカノールアミン、β−ジケトン、又
はグリコールのようなキレートリガンドに基づくもので
ある。適当ななリガンドには、トリエタノールアミン、
トリイソプロパノールアミン、アセチルアセトン、エチ
ルアセトアセテート、エチレングリコール、及びプロピ
レングリコールが含まれる。チタン又はジルコニウム化
合物の更に好ましい形のものは、沸点の高い化合物から
誘導された化合物である。従って、ジエチレングリコー
ル又はポリエチレングリコールの誘導体を、本発明のイ
ンキの成分として用いて成功を収めることができる。
体として働くことができる化合物のチタン又はジルコニ
ウム誘導体を、もしそれらの化合物がチタン又はジルコ
ニウム化合物から遊離するならば、用いる。例えば、ア
クリル酸又はメタクリル酸のチタン又はジルコニウム誘
導体が、本発明で用いられるチタン又はジルコニウム化
合物として用いるのに特に適している。不飽和酸が好ま
しいが、酢酸又はプロピオン酸のような飽和酸の誘導体
も適切である。
アルコールから誘導された少なくとも二つの基を有する
のが好ましい。
ム化合物を製造するのに適した方法は、不飽和アルコー
ルと、チタン又はジルコニウムのテトラアルコキシドと
を反応させることである。例えば、ペンテノールをテト
ライソプロポキシチタンに添加し、次に置き換ったイソ
プロピルアルコールを蒸留により除去することにより、
本発明で用いられる化合物を生ずる。ペンテノール対テ
トライソプロポキシチタンのモル比は、テトラペンテノ
キシチタン又はペンテノキシ、イソプロポキシチタン化
合物を含む化合物の範囲を生ずるように調節する。
以外の基がチタン又はジルコニウム化合物中に存在して
いる場合、上のようにして調製されたテトラアルケニル
オキシ化合物と、付加的反応物とを反応させることによ
りその化合物を製造するのが便利である。例えば、1モ
ルのジエチレングリコールを1モルのテトラペンテノキ
シチタンに添加し、次にペンテノールを除去することに
より、本発明で用いられるジエチレングリコール化合物
を生ずる。
に有用などのような重合可能な組成物でも、本発明の印
刷インキ中に存在させることができる。重合可能な組成
物は、少なくとも一種類の単量体を含まなければならな
いが、屡々「プレポリマー」と呼ばれるオリゴマーを含
んでいる場合がある。
含むことが屡々あり、適当なプレポリマーには、エポキ
シアクリレート、アクリル化(acrylated)油、ウレタン
アクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテ
ルアクリレート、ビニル/アクリル(acrylic)オリゴマ
ー、不飽和ポリエステル及びポリエン/チオール系が含
まれる。アクリル官能性が存在する場合、それらは、ア
クリル酸、又はメタクリル酸のような置換アクリル酸か
ら誘導されてもよいが、一般にはアクリル酸を基にした
重合可能な組成物が好ましい。
単量体の組合せから選択され、単官能性でも、又は多官
能性でもよい。適当な単官能性単量体には、スチレン、
ビニルトルエン、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン、
アクリレート又はメタクリレートエステル、例えば、ブ
チルアクリレート、ブチルメタクリレート、シクロヘキ
シルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、及びイソデシルアクリレートが含まれ
る。適当な多官能性単量体には、ポリオールのアクリル
エステル、例えば、エチレングリコールジアクリレー
ト、ジエチレングリコールジアクリレート、トリプロピ
レングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコ
ールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、及びペンタエリトリトールテトラアクリレー
トが含まれる。
くとも20重量%を占める。
慣用的顔料又は染料でも適しており、印刷インキの希望
の色によって一般に選択されるものが決まる。チタン顔
料、ジルコニウム顔料、クロム顔料のような無機顔料、
及び炭酸塩及び珪酸塩のような充填剤も、フタロシアニ
ンブルーのような有機顔料と同様に適している。もし必
要ならば、UV活性染料を、それらを用いた時、それら
が重合可能な組成物の重合を妨害しない限り、含有させ
ることができる。
印刷し、次に例えばUV放射線又は電子ビームに曝すこ
とにより硬化する。
屡々水銀蒸気ランプ又はキセノンランプを用いて行われ
る。好ましいUV放射線源は、線状ランプ長さの1cm
当たり40〜300Wの電力出力で作動する中間圧水銀
蒸気ランプである。典型的には、電力出力は、線状ラン
プ長さの1cm当たり60〜150Wである。効果的な
硬化のためには、印刷されたインキを、通常5〜120
cm/秒の直線速度でそのようなランプの下に通し、一
般には完全な硬化を行うために2〜4回ランプの下に通
す。
る時、硬化速度を向上させるため、開始剤をインキに添
加する。或る範囲の光開始剤が適切であり、それらに
は、ベンゾイン、ベンゾインブチルエーテル、ベンジル
ケタル、アセトフェノンの誘導体、例えば、2,2−ジ
エトキシアセトフェノン、α,α−ジクロロアセト−p
−フェノキシフェノン、及び1−ヒドロキシシクロヘキ
シルアセトフェノン、及びベンゾフェノン及びその誘導
体、例えばクロロベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフ
ェノン、4−フェニルベンゾフェノン、及び4−ベンゾ
イル−4−メチルジフェニルスルフィドが含まれる。
合、150〜500keVで作動するインキ印刷機が屡
々用いられる。インキの電子ビームへの露出は、当分野
で既知のパラメーターに従い、印刷されるフイルムの厚
さによって決定される。ビーム電流は、被覆/基体界面
での被覆材料が完全な硬化を生ずるのに充分なエネルギ
ー量を確実に受けるように制御する。
プロピレン、ポリエチレン、及びポリエチレンテレフタ
レートに対して用いるのに特に適しており、これら基体
への接着は良好である。
ン酸テトライソプロピルの入った丸底フラスコに、34
4gの2−メチル−3−ブテン−2−オールを漏斗から
ゆっくり添加した。反応が完了するまで内容物を撹拌
し、遊離したイソプロパノールを減圧下で蒸留により除
去し、易動性の透明な液体を生成させた。
ィング・インクス(Printing Inks)からウルトラキング
(Ultraking)1ブルーインキとして販売されている青色
UV硬化性インキ100重量部に、1.9重量部の上記
反応生成物を添加した。
に適用し、実験室規模のUV硬化キャビネットを用いて
硬化した。印刷したフイルムを、線状ランプ長さ1cm
当たり79Wに定格したUVランプの下に15cm/秒
の速度で5回通した。同じやり方で2番目のポリプロピ
レン帯を調製した。但しインキを、その添加剤を入れず
に用いた。
圧力で適用し、よく接触させるようにした。どの場合も
テープを迅速に剥がし、同じ場所に再び適用し、再び迅
速に剥がした。それらの帯を目で検査すると、添加剤を
含むインキは殆ど又は全く除去されていなかったのに対
し、非変性インキは約50%が除去されたことを示して
いた。
ルジルコネート、及び344gの3−メチル−2−ブテ
ン−1−オールを用いて添加剤を形成し、それをインキ
100重量部に対し2.0重量部の量で添加した。例1
と同じやり方で試験し、同様な結果を与えた。
ン−1−オキシ)チタンを製造した。但し2−メチル−
3−ブテン−2−オールの代わりに3−メチル−2−ブ
テン−1−オールを用いた。この生成物を、次の組成を
有するインキに3重量%の濃度で添加した。例2のジル
コニウム化合物もそのインキに3重量%添加した。
硬化し、試験した。接着テープを除去した後、添加剤を
用いないインキの約20%がフイルム上に残っていたの
に対し、例3の添加剤を含むインキは約95%、例2の
添加剤を含むインキは100%残っていた。
一晩ボールミルにかけることにより調製した。
量%添加し、そのインキを例1のように試験した。添加
剤を含まないインキの約30%が、接着テープを除去し
た後のフイルム上に残っていたのに対し、添加剤を含む
インキは、約80%が残っていた。
Claims (10)
- 【請求項1】 重合可能な組成物、顔料又は染料、及び
不飽和アルコールのアルコキシドであるチタン又はジル
コニウム化合物の混合物からなり、然も、前記重合可能
な組成物が、少なくとも一種類の不飽和単量体、及び場
合により、少なくとも一種類のプレポリマーからなり、
放射線に当てることにより重合することができる、放射
線硬化性印刷インキ。 - 【請求項2】 不飽和アルコールのアルコキシドが、
式、(RO)4X(式中、Rはアルケニル基又は置換アル
ケニル基であり、Xは、チタン又はジルコニウムであ
る)を有する、請求項1に記載の印刷インキ。 - 【請求項3】 不飽和アルコールのアルコキシドが、ア
ルコキシ、アルケニルオキシ化合物であるか、又はアル
カノールアミン、β−ジケトン、又はグリコールである
キレートリガンドに基づくものであるか、又はジエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、アクリル酸、
メタクリル酸、酢酸、又はプロピオン酸の誘導体であ
る、請求項1に記載の印刷インキ。 - 【請求項4】 不飽和アルコールのアルコキシドが、不
飽和アルコールから誘導された少なくとも二つの基を含
有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷イン
キ。 - 【請求項5】 不飽和単量体が、重合可能な組成物の少
なくとも20重量%を占める、請求項1〜4のいずれか
1項に記載の印刷インキ。 - 【請求項6】 染料がUV活性染料である、請求項1〜
5のいずれか1項に記載の印刷インキ。 - 【請求項7】 重合可能な組成物、顔料又は染料、及び
不飽和アルコールのアルコキシドであるチタン又はジル
コニウム化合物の混合物からなるインキで、然も、前記
重合可能な組成物が、少なくとも一種類の不飽和単量
体、及び場合により、少なくとも一種類のプレポリマー
からなり、放射線に当てることにより前記インキを重合
することができる、インキを基体上に印刷することから
なる印刷方法。 - 【請求項8】 放射線が、線状ランプ長さの1cm当た
り40〜300Wの電力出力で作動する中間圧力型水銀
蒸気ランプにより与えられるUV放射線である、請求項
7に記載の印刷法。 - 【請求項9】 インキがUV放射線により硬化され、開
始剤が前記インキに添加されており、然も、前記開始剤
がベンゾイン、ベンゾインブチルエーテル、ベンジルケ
タル、アセトフェノンの誘導体、又はベンゾフェノンの
誘導体である、請求項7又は8に記載の印刷法。 - 【請求項10】 インキを、150〜500keVで作
動する電子ビーム機械で硬化する、請求項7に記載の印
刷法。
Applications Claiming Priority (2)
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Family Applications (1)
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