JPH09105343A - エンジンの制御装置 - Google Patents
エンジンの制御装置Info
- Publication number
- JPH09105343A JPH09105343A JP7290496A JP29049695A JPH09105343A JP H09105343 A JPH09105343 A JP H09105343A JP 7290496 A JP7290496 A JP 7290496A JP 29049695 A JP29049695 A JP 29049695A JP H09105343 A JPH09105343 A JP H09105343A
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- JP
- Japan
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- torque
- engine
- base
- target
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- Pending
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンの出力トルクがトルクコンバータを
介して入力される変速機構の該入力トルクが所定の目標
値となるように、上記エンジンを制御するように構成さ
れたエンジンの制御装置においては、トルクダウン制御
等の終了後に、低下させた入力トルクをベーストルク
(トルクダウンしない場合のトルク)に戻そうとする
と、運転状態により上記ベーストルクが増大し続けて、
その復帰タイミングが遅れる場合がある。そこで、入力
トルクの復帰を遅延なく行なうことのできるエンジンの
制御装置の提供を課題とする。 【解決手段】 ベーストルクTbとトルク復帰時の入力
トルクTpとの差が、トルクダウン制御終了時の差アか
らイ、ウ、エのように、所定時間毎に一定量kづつ少な
くなるようにエンジンを制御する。
介して入力される変速機構の該入力トルクが所定の目標
値となるように、上記エンジンを制御するように構成さ
れたエンジンの制御装置においては、トルクダウン制御
等の終了後に、低下させた入力トルクをベーストルク
(トルクダウンしない場合のトルク)に戻そうとする
と、運転状態により上記ベーストルクが増大し続けて、
その復帰タイミングが遅れる場合がある。そこで、入力
トルクの復帰を遅延なく行なうことのできるエンジンの
制御装置の提供を課題とする。 【解決手段】 ベーストルクTbとトルク復帰時の入力
トルクTpとの差が、トルクダウン制御終了時の差アか
らイ、ウ、エのように、所定時間毎に一定量kづつ少な
くなるようにエンジンを制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンの制御装
置、特に、エンジンの出力トルクが所定の目標トルクと
なるように該エンジンを制御するエンジンの制御装置に
関する。
置、特に、エンジンの出力トルクが所定の目標トルクと
なるように該エンジンを制御するエンジンの制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等のエンジンにおいて
は、点火プラグの点火時期や気筒の燃料噴射量等を制御
することにより、その出力トルクが増減制御されるが、
実際に発生するトルクは、このようなエンジン制御量だ
けでなく、エンジン負荷やエンジン回転数等の運転状態
によっても変動するので、例えば、エンジンの出力トル
クを或る所定の目標トルクに対して一致させるような制
御を行なう場合には、その時の運転状態を考慮して上記
エンジン制御量を決定しなければならない。
は、点火プラグの点火時期や気筒の燃料噴射量等を制御
することにより、その出力トルクが増減制御されるが、
実際に発生するトルクは、このようなエンジン制御量だ
けでなく、エンジン負荷やエンジン回転数等の運転状態
によっても変動するので、例えば、エンジンの出力トル
クを或る所定の目標トルクに対して一致させるような制
御を行なう場合には、その時の運転状態を考慮して上記
エンジン制御量を決定しなければならない。
【0003】これに対処するものとして、例えば特開平
7−139619号公報には、エンジンの出力トルクが
運転状態とエンジン制御量とに基づいて演算できること
から、或る所定の目標トルクが与えられた場合には、こ
の目標トルクとその時の運転状態とからエンジン制御量
を逆算して決定する技術が開示されている。
7−139619号公報には、エンジンの出力トルクが
運転状態とエンジン制御量とに基づいて演算できること
から、或る所定の目標トルクが与えられた場合には、こ
の目標トルクとその時の運転状態とからエンジン制御量
を逆算して決定する技術が開示されている。
【0004】これは、運転状態と相俟って実際に発生す
るトルクでエンジン制御を管理するシステムである。こ
のシステムでは、別途、種々の条件に応じて目標トルク
を設定すると共に、この設定した目標トルクにエンジン
の出力トルクが一致するようなエンジン制御量をその時
の運転状態に基づいて決定して、該エンジン制御量で点
火時期や燃料噴射量等を制御する。
るトルクでエンジン制御を管理するシステムである。こ
のシステムでは、別途、種々の条件に応じて目標トルク
を設定すると共に、この設定した目標トルクにエンジン
の出力トルクが一致するようなエンジン制御量をその時
の運転状態に基づいて決定して、該エンジン制御量で点
火時期や燃料噴射量等を制御する。
【0005】ところで、変速時のトルク変動を低減して
変速ショックを抑制するトルクダウン制御や、発進時の
車輪のスリップ量を低減して発進加速性を向上させるト
ラクションコントロール等においては、エンジンの出力
トルクを一時的に低下させる制御が行なわれる。
変速ショックを抑制するトルクダウン制御や、発進時の
車輪のスリップ量を低減して発進加速性を向上させるト
ラクションコントロール等においては、エンジンの出力
トルクを一時的に低下させる制御が行なわれる。
【0006】この制御を上記システムで実行する場合
は、まず、例えば車速等の走行条件から所定のトルクダ
ウン量を求めると共に、現時点における運転状態とエン
ジン制御量とに基づいて現時点の出力トルクを算出し、
この出力トルクから上記トルクダウン量を減じて得られ
た値を目標トルクとして設定する。そして、エンジンの
出力トルクがこの目標トルクに一致するようなエンジン
制御量を現時点における運転状態に基づいて決定し、こ
のエンジン制御量で点火時期や燃料噴射量等を制御、よ
り具体的には、点火時期の遅角(リタード)や燃料噴射
量の低減(燃料カット)が行なわれて、これにより、出
力トルクが上記トルクダウン量だけ低下することにな
る。
は、まず、例えば車速等の走行条件から所定のトルクダ
ウン量を求めると共に、現時点における運転状態とエン
ジン制御量とに基づいて現時点の出力トルクを算出し、
この出力トルクから上記トルクダウン量を減じて得られ
た値を目標トルクとして設定する。そして、エンジンの
出力トルクがこの目標トルクに一致するようなエンジン
制御量を現時点における運転状態に基づいて決定し、こ
のエンジン制御量で点火時期や燃料噴射量等を制御、よ
り具体的には、点火時期の遅角(リタード)や燃料噴射
量の低減(燃料カット)が行なわれて、これにより、出
力トルクが上記トルクダウン量だけ低下することにな
る。
【0007】一方、上記トルクダウン制御やトラクショ
ンコントロールが終了すると、今度は、この低下させた
出力トルクを再び元に戻す制御が行なわれる。その場合
に、トルクを一度に増大させるとショックが発生するの
で、従来より、これを複数回に分けて一定量づつ増大さ
せることにより、元のトルクに滑らかに復帰させるよう
にしている。
ンコントロールが終了すると、今度は、この低下させた
出力トルクを再び元に戻す制御が行なわれる。その場合
に、トルクを一度に増大させるとショックが発生するの
で、従来より、これを複数回に分けて一定量づつ増大さ
せることにより、元のトルクに滑らかに復帰させるよう
にしている。
【0008】この制御を上記システムで実行する場合
は、目標トルクを一定量づつ順次増大させていき、最終
的に元の出力トルクの値に設定すればよいことになる。
は、目標トルクを一定量づつ順次増大させていき、最終
的に元の出力トルクの値に設定すればよいことになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このトルク
復帰時に次のような問題が生じる。すなわち、この場
合、目標トルクの復帰目標である元のトルクとは、上記
のトルクダウンが行なわれない場合に算出される出力ト
ルク(ベーストルク)のことであり、このベーストルク
は、トルク復帰中の実際の運転状態と、トルクダウンが
行なわれない場合のエンジン制御量、より具体的には、
リタードや燃料カットが行なわれない場合の点火時期や
燃料噴射量等から演算される。
復帰時に次のような問題が生じる。すなわち、この場
合、目標トルクの復帰目標である元のトルクとは、上記
のトルクダウンが行なわれない場合に算出される出力ト
ルク(ベーストルク)のことであり、このベーストルク
は、トルク復帰中の実際の運転状態と、トルクダウンが
行なわれない場合のエンジン制御量、より具体的には、
リタードや燃料カットが行なわれない場合の点火時期や
燃料噴射量等から演算される。
【0010】つまり、このベーストルクは、トルク復帰
中におけるエンジン負荷やエンジン回転数等の運転状態
によって変動することになる。
中におけるエンジン負荷やエンジン回転数等の運転状態
によって変動することになる。
【0011】その結果、例えばシフトダウン変速後にア
クセルの踏込みが続いているような場合には、運転状態
の変化に起因してベーストルクが右上りに上昇し続ける
ようなことになり、目標トルクを一定量づつ増大させて
いたのでは、このベーストルクへの復帰のタイミングが
遅れて、加速性が損なわれる等の不具合が生じるのであ
る。
クセルの踏込みが続いているような場合には、運転状態
の変化に起因してベーストルクが右上りに上昇し続ける
ようなことになり、目標トルクを一定量づつ増大させて
いたのでは、このベーストルクへの復帰のタイミングが
遅れて、加速性が損なわれる等の不具合が生じるのであ
る。
【0012】このことは、運転状態に変化が無ければ、
目標トルクを増大させた分だけ出力トルクが増大するよ
うに、点火時期や燃料噴射量が、リタードや燃料カット
が行なわれない場合の点火時期や燃料噴射量の方向に戻
されるが、出力トルクが大きく算出されるような方向に
運転状態が変化した場合には、該変化に起因する出力ト
ルクの増加分だけ点火時期や燃料噴射量の戻し量が減少
して、エンジン出力が最適状態に回復するのに時間が費
やされるということである。
目標トルクを増大させた分だけ出力トルクが増大するよ
うに、点火時期や燃料噴射量が、リタードや燃料カット
が行なわれない場合の点火時期や燃料噴射量の方向に戻
されるが、出力トルクが大きく算出されるような方向に
運転状態が変化した場合には、該変化に起因する出力ト
ルクの増加分だけ点火時期や燃料噴射量の戻し量が減少
して、エンジン出力が最適状態に回復するのに時間が費
やされるということである。
【0013】本発明は、エンジン制御をトルクで管理す
るシステムにおける上記問題に対処するもので、トルク
ダウン制御やトラクションコントロール等の終了後に、
低下させたトルクをベーストルクに遅延なく復帰させる
ことのできるエンジンの制御装置の提供を課題とする。
るシステムにおける上記問題に対処するもので、トルク
ダウン制御やトラクションコントロール等の終了後に、
低下させたトルクをベーストルクに遅延なく復帰させる
ことのできるエンジンの制御装置の提供を課題とする。
【0014】また、トルクコンバータと変速機構とから
なる自動変速機を備え、エンジンの出力トルクが上記ト
ルクコンバータを介して変速機構に入力される自動変速
式の自動車では、この変速機構の入力トルクが所定の目
標トルクに一致するようにエンジンを制御することが必
要となる。その場合に、エンジンの出力トルクと変速機
構の入力トルクとは、トルクコンバータのトルク比等に
よって関係付けられる。したがって、本発明は、自動変
速式の自動車において、変速機構の入力トルクを該入力
トルクのベーストルクに遅延なく復帰させることのでき
るエンジンの制御装置の提供をも課題とする。
なる自動変速機を備え、エンジンの出力トルクが上記ト
ルクコンバータを介して変速機構に入力される自動変速
式の自動車では、この変速機構の入力トルクが所定の目
標トルクに一致するようにエンジンを制御することが必
要となる。その場合に、エンジンの出力トルクと変速機
構の入力トルクとは、トルクコンバータのトルク比等に
よって関係付けられる。したがって、本発明は、自動変
速式の自動車において、変速機構の入力トルクを該入力
トルクのベーストルクに遅延なく復帰させることのでき
るエンジンの制御装置の提供をも課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
に、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0016】まず、本願の請求項1の発明(以下「第1
発明」という。)は、エンジンの出力トルクを該エンジ
ンの制御量と運転状態とに基づいて検出するトルク検出
手段と、このトルク検出手段で検出されるエンジンの出
力トルクが所定の目標トルクに一致するように該目標ト
ルクと運転状態とに基づいてエンジンの制御量を決定
し、このエンジン制御量でエンジンを制御するエンジン
制御手段と、所定の時期に上記目標トルクを所定量低下
させるトルクダウン手段と、このトルクダウン手段によ
る目標トルクの低下が行なわれない場合に上記トルク検
出手段で検出されるエンジンの出力トルクをベーストル
クとして検出するベーストルク検出手段と、上記トルク
ダウン手段による目標トルクの低下が終了したときに、
この低下させた目標トルクを複数回に分けて増大させる
ことにより、上記ベーストルク検出手段で検出されるベ
ーストルクに復帰させるトルク復帰手段とが備えられた
エンジンの制御装置であって、上記トルク復帰手段が、
目標トルクを増大させる度に上記トルク検出手段で検出
されるエンジンの出力トルクと上記ベーストルク検出手
段で検出されるベーストルクとの差が小さくなるよう
に、該目標トルクを増大させることを特徴とする。
発明」という。)は、エンジンの出力トルクを該エンジ
ンの制御量と運転状態とに基づいて検出するトルク検出
手段と、このトルク検出手段で検出されるエンジンの出
力トルクが所定の目標トルクに一致するように該目標ト
ルクと運転状態とに基づいてエンジンの制御量を決定
し、このエンジン制御量でエンジンを制御するエンジン
制御手段と、所定の時期に上記目標トルクを所定量低下
させるトルクダウン手段と、このトルクダウン手段によ
る目標トルクの低下が行なわれない場合に上記トルク検
出手段で検出されるエンジンの出力トルクをベーストル
クとして検出するベーストルク検出手段と、上記トルク
ダウン手段による目標トルクの低下が終了したときに、
この低下させた目標トルクを複数回に分けて増大させる
ことにより、上記ベーストルク検出手段で検出されるベ
ーストルクに復帰させるトルク復帰手段とが備えられた
エンジンの制御装置であって、上記トルク復帰手段が、
目標トルクを増大させる度に上記トルク検出手段で検出
されるエンジンの出力トルクと上記ベーストルク検出手
段で検出されるベーストルクとの差が小さくなるよう
に、該目標トルクを増大させることを特徴とする。
【0017】この第1発明によれば、エンジンの出力ト
ルクが所定の目標トルクとなるように該エンジンを制御
するエンジンの制御装置において、トルクダウン終了後
のトルク復帰時に、エンジンの出力トルクとベーストル
クとの差が時間の経過と共に確実に小さくなっていくの
で、たとえベーストルクが上昇し続けるような場合であ
っても、エンジンの出力トルクがこのベーストルクに遅
延なく復帰することになる。
ルクが所定の目標トルクとなるように該エンジンを制御
するエンジンの制御装置において、トルクダウン終了後
のトルク復帰時に、エンジンの出力トルクとベーストル
クとの差が時間の経過と共に確実に小さくなっていくの
で、たとえベーストルクが上昇し続けるような場合であ
っても、エンジンの出力トルクがこのベーストルクに遅
延なく復帰することになる。
【0018】また、本願の請求項2の発明(以下「第2
発明」という。)は、エンジンの出力トルクがトルクコ
ンバータを介して入力される変速機構の入力トルクを上
記エンジンの制御量と運転状態とに基づいて検出するト
ルク検出手段と、このトルク検出手段で検出される変速
機構の入力トルクが所定の目標トルクに一致するように
該目標トルクと運転状態とに基づいてエンジンの制御量
を決定し、このエンジン制御量でエンジンを制御するエ
ンジン制御手段と、所定の時期に上記目標トルクを所定
量低下させるトルクダウン手段と、このトルクダウン手
段による目標トルクの低下が行なわれない場合に上記ト
ルク検出手段で検出される変速機構の入力トルクをベー
ストルクとして検出するベーストルク検出手段と、上記
トルクダウン手段による目標トルクの低下が終了したと
きに、この低下させた目標トルクを複数回に分けて増大
させることにより、上記ベーストルク検出手段で検出さ
れるベーストルクに復帰させるトルク復帰手段とが備え
られたエンジンの制御装置であって、上記トルク復帰手
段が、目標トルクを増大させる度に上記トルク検出手段
で検出される変速機構の入力トルクと上記ベーストルク
検出手段で検出されるベーストルクとの差が小さくなる
ように、該目標トルクを増大させることを特徴とする。
発明」という。)は、エンジンの出力トルクがトルクコ
ンバータを介して入力される変速機構の入力トルクを上
記エンジンの制御量と運転状態とに基づいて検出するト
ルク検出手段と、このトルク検出手段で検出される変速
機構の入力トルクが所定の目標トルクに一致するように
該目標トルクと運転状態とに基づいてエンジンの制御量
を決定し、このエンジン制御量でエンジンを制御するエ
ンジン制御手段と、所定の時期に上記目標トルクを所定
量低下させるトルクダウン手段と、このトルクダウン手
段による目標トルクの低下が行なわれない場合に上記ト
ルク検出手段で検出される変速機構の入力トルクをベー
ストルクとして検出するベーストルク検出手段と、上記
トルクダウン手段による目標トルクの低下が終了したと
きに、この低下させた目標トルクを複数回に分けて増大
させることにより、上記ベーストルク検出手段で検出さ
れるベーストルクに復帰させるトルク復帰手段とが備え
られたエンジンの制御装置であって、上記トルク復帰手
段が、目標トルクを増大させる度に上記トルク検出手段
で検出される変速機構の入力トルクと上記ベーストルク
検出手段で検出されるベーストルクとの差が小さくなる
ように、該目標トルクを増大させることを特徴とする。
【0019】この第2発明によれば、エンジンの出力ト
ルクがトルクコンバータを介して入力される変速機構が
備えられ、該変速機構の入力トルクが所定の目標トルク
となるように上記エンジンを制御するエンジンの制御装
置において、トルクダウン終了後のトルク復帰時に、変
速機構の入力トルクとベーストルクとの差が時間の経過
と共に確実に小さくなっていくので、たとえベーストル
クが上昇し続けるような場合であっても、変速機構の入
力トルクがこのベーストルクに遅延なく復帰することに
なる。
ルクがトルクコンバータを介して入力される変速機構が
備えられ、該変速機構の入力トルクが所定の目標トルク
となるように上記エンジンを制御するエンジンの制御装
置において、トルクダウン終了後のトルク復帰時に、変
速機構の入力トルクとベーストルクとの差が時間の経過
と共に確実に小さくなっていくので、たとえベーストル
クが上昇し続けるような場合であっても、変速機構の入
力トルクがこのベーストルクに遅延なく復帰することに
なる。
【0020】そして、本願の請求項3の発明(以下「第
3発明」という。)は、上記第1発明又は第2発明にお
いて、トルク復帰手段は、目標トルクを増大させる度に
トルク検出手段で検出されるトルクとベーストルクとの
差が一定量づつ小さくなるように、該目標トルクを増大
させることを特徴とする。
3発明」という。)は、上記第1発明又は第2発明にお
いて、トルク復帰手段は、目標トルクを増大させる度に
トルク検出手段で検出されるトルクとベーストルクとの
差が一定量づつ小さくなるように、該目標トルクを増大
させることを特徴とする。
【0021】この第3発明によれば、エンジンの出力ト
ルクとベーストルクとの差、又は変速機構の入力トルク
とベーストルクとの差が時間の経過と共に確実に一定量
づつ小さくなる。
ルクとベーストルクとの差、又は変速機構の入力トルク
とベーストルクとの差が時間の経過と共に確実に一定量
づつ小さくなる。
【0022】さらに、本願の請求項4の発明(以下「第
4発明」という。)は、上記第1発明ないし第3発明の
いずれかにおいて、トルクダウン手段は、変速時に目標
トルクを低下させることを特徴とする。
4発明」という。)は、上記第1発明ないし第3発明の
いずれかにおいて、トルクダウン手段は、変速時に目標
トルクを低下させることを特徴とする。
【0023】この第4発明によれば、変速時のトルク変
動を低減して変速ショックを抑制するトルクダウン制御
が行なわれることになる。
動を低減して変速ショックを抑制するトルクダウン制御
が行なわれることになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0025】図1に示すように、この実施の形態におけ
る自動車1は、左右の前輪2a,2bが駆動輪とされて
いると共に、エンジン3の出力トルクが自動変速機4か
ら差動装置5及び左右の駆動軸6a,6bを介して上記
前輪2a,2bに伝達されるようになっている。エンジ
ン3には、各気筒ごとに点火プラグ7…7が設けられて
いる。
る自動車1は、左右の前輪2a,2bが駆動輪とされて
いると共に、エンジン3の出力トルクが自動変速機4か
ら差動装置5及び左右の駆動軸6a,6bを介して上記
前輪2a,2bに伝達されるようになっている。エンジ
ン3には、各気筒ごとに点火プラグ7…7が設けられて
いる。
【0026】上記自動変速機4は、エンジン3の出力軸
8を介してその出力トルクが入力されるトルクコンバー
タ9と、該コンバータ9のタービン軸10を介してその
出力トルクが入力される変速機構11とを備え、この自
動変速機4に入力されたエンジン3の出力トルクが、ト
ルクコンバータ9を介して変速機構11に入力され、こ
の変速機構11内において、図示しないクラッチやブレ
ーキ等の複数の摩擦要素の選択的作動により構成された
動力伝達経路を経由して、該変速機構11の出力軸12
から差動装置5側へ出力されるようになっている。
8を介してその出力トルクが入力されるトルクコンバー
タ9と、該コンバータ9のタービン軸10を介してその
出力トルクが入力される変速機構11とを備え、この自
動変速機4に入力されたエンジン3の出力トルクが、ト
ルクコンバータ9を介して変速機構11に入力され、こ
の変速機構11内において、図示しないクラッチやブレ
ーキ等の複数の摩擦要素の選択的作動により構成された
動力伝達経路を経由して、該変速機構11の出力軸12
から差動装置5側へ出力されるようになっている。
【0027】その場合に、エンジン3の出力トルクTe
と、変速機構11の入力トルクTpとは、トルクコンバ
ータ9のトルク比tにより次の関係式1で表される。
と、変速機構11の入力トルクTpとは、トルクコンバ
ータ9のトルク比tにより次の関係式1で表される。
【0028】
【数1】 上記トルク比tは、図2に示すように、タービン軸10
の回転数(タービン回転数)と、出力軸8の回転数(エ
ンジン回転数)との比(回転比)eの関数である。
の回転数(タービン回転数)と、出力軸8の回転数(エ
ンジン回転数)との比(回転比)eの関数である。
【0029】そして、この自動車1には、上記エンジン
3を制御するためのコントロールユニット(以下「EC
U」という。)13が備えられている。このECU13
は、当該自動車1の車速を検出する車速センサ14から
の信号、エンジン3のスロットルバルブの開度を検出す
るスロットルセンサ15からの信号、エンジン3の吸入
空気量を検出するエアフローセンサ16からの信号、エ
ンジン回転数を検出するエンジン回転センサ17からの
信号、タービン回転数を検出するタービン回転センサ1
8からの信号、及び変速機構11の出力軸12の回転数
(出力回転数)を検出する出力回転センサ19からの信
号を入力し、これらの信号に基づいて点火プラグ7…7
に対する点火時期を決定して、この点火時期で点火プラ
グ7…7を点火すると共に、特に、車速センサ14から
の信号が示す車速と、スロットルセンサ15からの信号
が示すスロットル開度とに基づいて変速するか否かを判
定し、変速する場合には、その変速時にトルクダウン制
御を行ない、また該制御終了後にトルク復帰制御を行な
うように構成されている。
3を制御するためのコントロールユニット(以下「EC
U」という。)13が備えられている。このECU13
は、当該自動車1の車速を検出する車速センサ14から
の信号、エンジン3のスロットルバルブの開度を検出す
るスロットルセンサ15からの信号、エンジン3の吸入
空気量を検出するエアフローセンサ16からの信号、エ
ンジン回転数を検出するエンジン回転センサ17からの
信号、タービン回転数を検出するタービン回転センサ1
8からの信号、及び変速機構11の出力軸12の回転数
(出力回転数)を検出する出力回転センサ19からの信
号を入力し、これらの信号に基づいて点火プラグ7…7
に対する点火時期を決定して、この点火時期で点火プラ
グ7…7を点火すると共に、特に、車速センサ14から
の信号が示す車速と、スロットルセンサ15からの信号
が示すスロットル開度とに基づいて変速するか否かを判
定し、変速する場合には、その変速時にトルクダウン制
御を行ない、また該制御終了後にトルク復帰制御を行な
うように構成されている。
【0030】図3に、一例として、このECU13がシ
フトダウン変速の場合に行なう上記両制御中における変
速機構11の入力トルクTpの時間変化を示す(実
線)。
フトダウン変速の場合に行なう上記両制御中における変
速機構11の入力トルクTpの時間変化を示す(実
線)。
【0031】この場合は、変速過程中の比較的遅いタイ
ミングでトルクダウン制御が開始されて(t1)、入力
トルクTpがトルクダウン量dTだけ低減され、トルク
ダウン時の目標トルクTmにまで低下する。そして、所
定時間後にトルクダウン制御が終了すると同時にトルク
復帰制御が開始されて(t2)、上記トルクダウン制御
で低下された入力トルクTpが複数回に分けられて段階
的に増大され、時間t3でベーストルクTbに復帰する
ようになっている。
ミングでトルクダウン制御が開始されて(t1)、入力
トルクTpがトルクダウン量dTだけ低減され、トルク
ダウン時の目標トルクTmにまで低下する。そして、所
定時間後にトルクダウン制御が終了すると同時にトルク
復帰制御が開始されて(t2)、上記トルクダウン制御
で低下された入力トルクTpが複数回に分けられて段階
的に増大され、時間t3でベーストルクTbに復帰する
ようになっている。
【0032】以下、このタイムチャート図を参照して、
ECU13が行なうエンジン制御をさらに詳しく説明す
る。
ECU13が行なうエンジン制御をさらに詳しく説明す
る。
【0033】まず、ECU13は、上記ベーストルクT
bを次のようにして設定する。すなわち、ECU13
は、図4に示すフローチャートに従って、ステップS1
でエアフローセンサ16からの信号が示す吸入空気量Q
と、エンジン回転センサ17からの信号が示すエンジン
回転数Neとを読み込み、ステップS2でこれらの値に
基づいて空気充填効率Ceを算出したのち、ステップS
3でこの空気充填効率Ceと上記エンジン回転数Neと
を、予め設定した基本点火時期のマップに当てはめるこ
とにより基本点火時期Igoを決定する。
bを次のようにして設定する。すなわち、ECU13
は、図4に示すフローチャートに従って、ステップS1
でエアフローセンサ16からの信号が示す吸入空気量Q
と、エンジン回転センサ17からの信号が示すエンジン
回転数Neとを読み込み、ステップS2でこれらの値に
基づいて空気充填効率Ceを算出したのち、ステップS
3でこの空気充填効率Ceと上記エンジン回転数Neと
を、予め設定した基本点火時期のマップに当てはめるこ
とにより基本点火時期Igoを決定する。
【0034】さらに、ECU13は、ステップS4でエ
ンジントルク特性a,b,cを読み込んだ上で、ステッ
プS5において、これらのエンジントルク特性a,b,
cと上記基本点火時期Igoとを次式2に代入すること
により、エンジン3の出力トルクTeを算出する。
ンジントルク特性a,b,cを読み込んだ上で、ステッ
プS5において、これらのエンジントルク特性a,b,
cと上記基本点火時期Igoとを次式2に代入すること
により、エンジン3の出力トルクTeを算出する。
【0035】
【数2】 つまり、エンジン3の出力トルクTeは、図5に示すよ
うに点火時期Igについての2次関数として近似するこ
とができるのである。
うに点火時期Igについての2次関数として近似するこ
とができるのである。
【0036】その場合に、上記エンジントルク特性a,
b,cは、エンジン3の運転状態に応じて変化する係数
であって、これらのうち、係数a,bは、それぞれ図
6、図7に示すように、エンジン回転数Neと空気充填
効率Ceとをパラメータとするマップとして設定され、
係数aは、エンジン回転数Neが増大するほど小さく、
また空気充填効率Ceが増大するほど大きくなるように
設定されており、係数bは、エンジン回転数Neが増大
するほど大きく、また空気充填効率Ceが増大するほど
小さくなるように設定されている。一方、係数cは、図
8に示すように、エンジン回転数Neとスロットル開度
TVOとによって表されるエンジン3の出力トルクの特
性に相似するように設定されている。
b,cは、エンジン3の運転状態に応じて変化する係数
であって、これらのうち、係数a,bは、それぞれ図
6、図7に示すように、エンジン回転数Neと空気充填
効率Ceとをパラメータとするマップとして設定され、
係数aは、エンジン回転数Neが増大するほど小さく、
また空気充填効率Ceが増大するほど大きくなるように
設定されており、係数bは、エンジン回転数Neが増大
するほど大きく、また空気充填効率Ceが増大するほど
小さくなるように設定されている。一方、係数cは、図
8に示すように、エンジン回転数Neとスロットル開度
TVOとによって表されるエンジン3の出力トルクの特
性に相似するように設定されている。
【0037】次いで、ECU13は、ステップS6にお
いて、このようにして算出されたエンジン3の出力トル
クTeとトルク比tとを上記関係式1に代入することに
より、変速機構11の入力トルクTpを算出する。
いて、このようにして算出されたエンジン3の出力トル
クTeとトルク比tとを上記関係式1に代入することに
より、変速機構11の入力トルクTpを算出する。
【0038】そして、このようにして算出された入力ト
ルクTpは、点火時期Igが基本点火時期Igoである
場合の入力トルクTp、換言すればトルクダウン制御を
行わない場合のベーストルクTbとして用いられること
になり、このベーストルクTbは、変速後における運転
状態の変化、つまり上記各パラメータの変化に起因し
て、図3に示すように、シフトダウン変速でアクセルの
踏込みが続いているような場合には、その大きさが増大
し続けるように算出される。
ルクTpは、点火時期Igが基本点火時期Igoである
場合の入力トルクTp、換言すればトルクダウン制御を
行わない場合のベーストルクTbとして用いられること
になり、このベーストルクTbは、変速後における運転
状態の変化、つまり上記各パラメータの変化に起因し
て、図3に示すように、シフトダウン変速でアクセルの
踏込みが続いているような場合には、その大きさが増大
し続けるように算出される。
【0039】次に、ECU13がトルクダウン時及びト
ルク復帰時に行なう目標トルクの設定制御を図9に示す
フローチャートに従って説明する。
ルク復帰時に行なう目標トルクの設定制御を図9に示す
フローチャートに従って説明する。
【0040】まず、ECU13は、ステップS11でト
ルクダウンフラグFtdの状態を判定する。このトルク
ダウンフラグFtdは、トルクダウン実行時に1にセッ
トされると共に、トルクダウン終了時に0にリセットさ
れるようになっている。
ルクダウンフラグFtdの状態を判定する。このトルク
ダウンフラグFtdは、トルクダウン実行時に1にセッ
トされると共に、トルクダウン終了時に0にリセットさ
れるようになっている。
【0041】そして、トルクダウンフラグFtdが1で
あれば、ステップS12に進んで前回のトルクダウンフ
ラグFtdの状態を判定し、これが0、つまりトルクダ
ウン開始時であれば(t1)、ステップS13に進んで
ベーストルクTbを算出すると共に、ステップS14に
おいて、図10に一例を示すようなトルクダウン量dT
のマップに車速を当てはめて対応するトルクダウン量d
Tを読み取り、これをベーストルクTbから減じて得ら
れた値をトルクダウン時の目標トルクTmとして設定す
る(ステップS15)。
あれば、ステップS12に進んで前回のトルクダウンフ
ラグFtdの状態を判定し、これが0、つまりトルクダ
ウン開始時であれば(t1)、ステップS13に進んで
ベーストルクTbを算出すると共に、ステップS14に
おいて、図10に一例を示すようなトルクダウン量dT
のマップに車速を当てはめて対応するトルクダウン量d
Tを読み取り、これをベーストルクTbから減じて得ら
れた値をトルクダウン時の目標トルクTmとして設定す
る(ステップS15)。
【0042】一方、上記ステップS12において、前回
のトルクダウンフラグFtdが1、つまりトルクダウン
中(t1〜t2)であれば、ステップS16に進んで上
記の目標トルクTmを保持する。
のトルクダウンフラグFtdが1、つまりトルクダウン
中(t1〜t2)であれば、ステップS16に進んで上
記の目標トルクTmを保持する。
【0043】次に、上記ステップS11において、トル
クダウンフラグFtdが0であれば、ステップS17に
進んで前回のトルクダウンフラグFtdの状態を判定
し、これが1、つまりトルクダウン終了時であれば(t
2)、ステップS18に進んでベーストルクTbを算出
すると共に、ステップS19でこのベーストルクTbか
ら上記の目標トルクTmを減じて得られた値(ア)をト
ルクダウン終了時のトルクダウン量dTとする。
クダウンフラグFtdが0であれば、ステップS17に
進んで前回のトルクダウンフラグFtdの状態を判定
し、これが1、つまりトルクダウン終了時であれば(t
2)、ステップS18に進んでベーストルクTbを算出
すると共に、ステップS19でこのベーストルクTbか
ら上記の目標トルクTmを減じて得られた値(ア)をト
ルクダウン終了時のトルクダウン量dTとする。
【0044】次いで、ステップS20でこのトルクダウ
ン量dT(ア)の更新を行なう。すなわち、このトルク
ダウン量dT(ア)から所定値kを減じて得られる値
(イ)を新たなトルクダウン量dTとするのである。そ
して、ステップS21でこのトルクダウン量dT(イ)
を上記ベーストルクTbから減じて得られた値を新たな
目標トルクTmとして設定する。
ン量dT(ア)の更新を行なう。すなわち、このトルク
ダウン量dT(ア)から所定値kを減じて得られる値
(イ)を新たなトルクダウン量dTとするのである。そ
して、ステップS21でこのトルクダウン量dT(イ)
を上記ベーストルクTbから減じて得られた値を新たな
目標トルクTmとして設定する。
【0045】さらに、上記ステップS17において、前
回のトルクダウンフラグFtdが0、つまりトルク復帰
中(t2〜)であれば、ステップS22に進んで、前回
のトルクダウン量dTから所定値kを減じることにより
トルクダウン量dTの更新を行ない、この更新後のトル
クダウン量dTが0以上であることを確認したのち(ス
テップS23)、ベーストルクTbを算出して(ステッ
プS24)、上記ステップS21に進み、ここで上記更
新後のトルクダウン量dTをベーストルクTbから減じ
て得られた値を新たな目標トルクTmとして設定する。
これを繰り返すことにより、トルクダウン量dTが
(ア)から(イ)、(ウ)、(エ)のように順次一定量
kづつ小さくなり、それに伴って、目標トルクTmが時
間の経過と共に(図9のフローチャートで示されるプロ
グラムの1サイクル時間毎に)増大されることになる。
回のトルクダウンフラグFtdが0、つまりトルク復帰
中(t2〜)であれば、ステップS22に進んで、前回
のトルクダウン量dTから所定値kを減じることにより
トルクダウン量dTの更新を行ない、この更新後のトル
クダウン量dTが0以上であることを確認したのち(ス
テップS23)、ベーストルクTbを算出して(ステッ
プS24)、上記ステップS21に進み、ここで上記更
新後のトルクダウン量dTをベーストルクTbから減じ
て得られた値を新たな目標トルクTmとして設定する。
これを繰り返すことにより、トルクダウン量dTが
(ア)から(イ)、(ウ)、(エ)のように順次一定量
kづつ小さくなり、それに伴って、目標トルクTmが時
間の経過と共に(図9のフローチャートで示されるプロ
グラムの1サイクル時間毎に)増大されることになる。
【0046】そして、上記ステップS23において、ト
ルクダウン量dTが更新後に0未満となればステップS
25に進んで、トルクダウン量dTを0とする。これに
より、最終的に目標トルクTmがベーストルクTbに復
帰することになる(t3)。
ルクダウン量dTが更新後に0未満となればステップS
25に進んで、トルクダウン量dTを0とする。これに
より、最終的に目標トルクTmがベーストルクTbに復
帰することになる(t3)。
【0047】そして、ステップS26において、このよ
うにして設定された目標トルクTmを実現するように点
火プラグ7…7に対する点火時期を決定し、この点火時
期で点火プラグ7…7を点火する。その場合に、この点
火時期の決定は、前述のベーストルクTbの設定の際に
実行した図4に示す手続を略逆に実行することによって
行なわれる。
うにして設定された目標トルクTmを実現するように点
火プラグ7…7に対する点火時期を決定し、この点火時
期で点火プラグ7…7を点火する。その場合に、この点
火時期の決定は、前述のベーストルクTbの設定の際に
実行した図4に示す手続を略逆に実行することによって
行なわれる。
【0048】すなわち、ECU13は、図11に示すフ
ローチャートに従って、ステップS41で目標トルクT
mを読み込むと共に、これを変速機構11の入力トルク
Tpとして前述の関係式1からエンジン3の出力トルク
Teを逆算し、これをエンジン3の目標出力トルクMt
eとする(ステップS42)。
ローチャートに従って、ステップS41で目標トルクT
mを読み込むと共に、これを変速機構11の入力トルク
Tpとして前述の関係式1からエンジン3の出力トルク
Teを逆算し、これをエンジン3の目標出力トルクMt
eとする(ステップS42)。
【0049】次いで、ECU13は、ステップS43で
エンジントルク特性a,b,cを読み込んだ上で、ステ
ップS44において、これらのエンジントルク特性a,
b,cと上記目標出力トルクMteとを前述の関係式1
に代入することにより、目標点火時期Migを逆算する
のである(図5参照)。
エンジントルク特性a,b,cを読み込んだ上で、ステ
ップS44において、これらのエンジントルク特性a,
b,cと上記目標出力トルクMteとを前述の関係式1
に代入することにより、目標点火時期Migを逆算する
のである(図5参照)。
【0050】以上により、トルクダウン制御によってト
ルクダウン量dTだけ低下された入力トルクTpが、該
制御終了後のトルク復帰時に、ベーストルクTbとの差
(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)が時間の経過と共に順
次一定量kづつ小さくなるように増大していくので、た
とえベーストルクTbが運転状態の変化に起因して増大
し続けるような場合であっても、このベーストルクTb
に遅延なく時間t3において復帰することになる。
ルクダウン量dTだけ低下された入力トルクTpが、該
制御終了後のトルク復帰時に、ベーストルクTbとの差
(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)が時間の経過と共に順
次一定量kづつ小さくなるように増大していくので、た
とえベーストルクTbが運転状態の変化に起因して増大
し続けるような場合であっても、このベーストルクTb
に遅延なく時間t3において復帰することになる。
【0051】これに対して、従来のように、入力トルク
Tpを一定量kづつ増大させていたのでは、ベーストル
クTbが増大し続けるような場合に、復帰のタイミング
がt4まで遅延して、加速性が損なわれる等の不具合が
生じるのである。
Tpを一定量kづつ増大させていたのでは、ベーストル
クTbが増大し続けるような場合に、復帰のタイミング
がt4まで遅延して、加速性が損なわれる等の不具合が
生じるのである。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エンジン
制御をトルクで管理するように構成されたエンジンの制
御装置において、トルクダウン制御やトラクションコン
トロール等の終了後に、低下させたトルクを遅延なく元
のトルクに復帰させることができる。
制御をトルクで管理するように構成されたエンジンの制
御装置において、トルクダウン制御やトラクションコン
トロール等の終了後に、低下させたトルクを遅延なく元
のトルクに復帰させることができる。
【図1】 本発明の実施の形態における自動車の制御シ
ステム図である。
ステム図である。
【図2】 トルクコンバータのトルク比を示すマップ図
である。
である。
【図3】 変速機構の入力トルクのタイムチャート図で
ある。
ある。
【図4】 ベーストルクを算出するフローチャート図で
ある。
ある。
【図5】 エンジンの出力トルクの点火時期に対する特
性図である。
性図である。
【図6】 エンジンの出力トルクの近似式における係数
aを求めるマップの説明図である。
aを求めるマップの説明図である。
【図7】 同じくエンジンの出力トルクの近似式におけ
る係数bを求めるマップの説明図である。
る係数bを求めるマップの説明図である。
【図8】 同じくエンジンの出力トルクの近似式におけ
る係数cを求めるマップの説明図である。
る係数cを求めるマップの説明図である。
【図9】 シフトダウン変速時におけるエンジン制御の
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図10】 該制御で用いるマップの説明図である。
【図11】 目標トルクから点火時期を決定するフロー
チャート図である。
チャート図である。
3 エンジン 4 自動変速機 7 点火プラグ 9 トルクコンバータ 11 変速機構 13 ECU 17 エンジン回転センサ 18 タービン回転センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 5/15 F02P 5/15 B
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンの出力トルクを該エンジンの制
御量と運転状態とに基づいて検出するトルク検出手段
と、このトルク検出手段で検出されるエンジンの出力ト
ルクが所定の目標トルクに一致するように該目標トルク
と運転状態とに基づいてエンジンの制御量を決定し、こ
のエンジン制御量でエンジンを制御するエンジン制御手
段と、所定の時期に上記目標トルクを所定量低下させる
トルクダウン手段と、このトルクダウン手段による目標
トルクの低下が行なわれない場合に上記トルク検出手段
で検出されるエンジンの出力トルクをベーストルクとし
て検出するベーストルク検出手段と、上記トルクダウン
手段による目標トルクの低下が終了したときに、この低
下させた目標トルクを複数回に分けて増大させることに
より、上記ベーストルク検出手段で検出されるベースト
ルクに復帰させるトルク復帰手段とが備えられたエンジ
ンの制御装置であって、上記トルク復帰手段が、目標ト
ルクを増大させる度に上記トルク検出手段で検出される
エンジンの出力トルクと上記ベーストルク検出手段で検
出されるベーストルクとの差が小さくなるように、該目
標トルクを増大させることを特徴とするエンジンの制御
装置。 - 【請求項2】 エンジンの出力トルクがトルクコンバー
タを介して入力される変速機構の入力トルクを上記エン
ジンの制御量と運転状態とに基づいて検出するトルク検
出手段と、このトルク検出手段で検出される変速機構の
入力トルクが所定の目標トルクに一致するように該目標
トルクと運転状態とに基づいてエンジンの制御量を決定
し、このエンジン制御量でエンジンを制御するエンジン
制御手段と、所定の時期に上記目標トルクを所定量低下
させるトルクダウン手段と、このトルクダウン手段によ
る目標トルクの低下が行なわれない場合に上記トルク検
出手段で検出される変速機構の入力トルクをベーストル
クとして検出するベーストルク検出手段と、上記トルク
ダウン手段による目標トルクの低下が終了したときに、
この低下させた目標トルクを複数回に分けて増大させる
ことにより、上記ベーストルク検出手段で検出されるベ
ーストルクに復帰させるトルク復帰手段とが備えられた
エンジンの制御装置であって、上記トルク復帰手段が、
目標トルクを増大させる度に上記トルク検出手段で検出
される変速機構の入力トルクと上記ベーストルク検出手
段で検出されるベーストルクとの差が小さくなるよう
に、該目標トルクを増大させることを特徴とするエンジ
ンの制御装置。 - 【請求項3】 トルク復帰手段は、目標トルクを増大さ
せる度にトルク検出手段で検出されるトルクとベースト
ルクとの差が一定量づつ小さくなるように、該目標トル
クを増大させることを特徴とする請求項1又は請求項2
に記載のエンジンの制御装置。 - 【請求項4】 トルクダウン手段は、変速時に目標トル
クを低下させることを特徴とする請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載のエンジンの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7290496A JPH09105343A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | エンジンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7290496A JPH09105343A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | エンジンの制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09105343A true JPH09105343A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17756782
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7290496A Pending JPH09105343A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | エンジンの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09105343A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010031849A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-02-12 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 車両用スリップ抑制制御装置 |
| JP2018204572A (ja) * | 2017-06-07 | 2018-12-27 | スズキ株式会社 | 車両の制御装置 |
-
1995
- 1995-10-11 JP JP7290496A patent/JPH09105343A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010031849A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-02-12 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 車両用スリップ抑制制御装置 |
| JP2018204572A (ja) * | 2017-06-07 | 2018-12-27 | スズキ株式会社 | 車両の制御装置 |
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