JPH09105580A - ドライヤーのシール構造 - Google Patents
ドライヤーのシール構造Info
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Abstract
燥装置であって、外部から外気が混入することを防止し
て純粋な過熱蒸気によって被乾燥物を乾燥させることが
できるドライヤーのシール構造を提供すること。 【解決手段】 乾燥室40の上流側に蒸気回収室30を設け
て該蒸気回収室30から、乾燥室40より漏洩した蒸気を回
収する。蒸気回収室30の上流側にはシール室20を設け
て、外気をウェブ10に該ウェブ10の走行方向に抗する方
向に吹き付けると共に、吹き付けられた外気とウェブ10
に伴流した外気を外部に排出する。蒸気回収室30と乾燥
室40との圧力を調整して蒸気が蒸気回収室30に流れ出る
ようにする。これにより、乾燥室40にウェブ10に伴流し
た外気の浸入が防止される。乾燥室40の下流側には乾燥
室40から抜出した蒸気を、ウェブ10に該ウェブ10の走行
方向に抗して吹き付けることにより、乾燥室40から蒸気
が漏洩することを防止する。
Description
として、走行するウェブに該過熱蒸気を直接吹き付けて
ウェブの表面に塗布された塗料を乾燥させるのに適した
ドライヤーであって、内外部にシール性を向上させたド
ライヤーのシール構造に関するものである。
よってウェブや塗工紙を乾燥させるドライヤーは、例え
ば米国特許第4242808号に記載されているよう
に、公知のものである。しかしながら、熱媒である過熱
蒸気をウェブに吹き付ける乾燥室の内部と外部とを適宜
にシールして、過熱蒸気が外部に流出したり、外気が乾
燥室内に流入したりすることを確実に防止することがで
きるシール構造を備えた過熱蒸気を熱媒とするドライヤ
ーは実用化されていない。
紙に吹き付けて乾燥させる形式のドライヤーでは、ドラ
イヤーのウェブ入口とウェブ出口の開口部において熱媒
の一部を吹き付けて、内部の高温空気の漏出や外気の浸
入を防止する構造を採用している。しかし、この種のド
ライヤーのシール構造は、外気の浸入を一定のレベル以
下に阻止することは目的とされておらず、過熱蒸気を熱
媒とするドライヤーに要求されるレベルまで空気含有率
を低下させることができないため、このシール構造を過
熱蒸気を熱媒としたドライヤーに採用しても十分な効果
が得られない。
たいわゆるフローティングドライヤーの概略の構造を示
すもので、ウェブ1は乾燥室2のウェブ入口2aから送り
込まれてウェブ出口2bに向って走行する。乾燥室2の内
部には走行するウェブ1の表裏に臨んで断面ほぼ台形を
した一対のヘッダー3、4が配設されており、このヘッ
ダー3、4のウェブ1に臨んだ面には適宜数のノズル5
が配設されている。
温されて高温空気となった外気が循環ファン7によって
送り込まれており、この高温空気が上記ノズル5から吹
出される。また、ノズル5から吹出された高温空気はヘ
ッダー3、4の外側部分から循環ファン7によって吸出
され、吸出された高温空気は再び上記ヒータ6に戻さ
れ、一部の高温空気は大気に放出される。すなわち、定
常運転時には高温空気が循環ファン7によってヒータ6
を通過させながら、ノズル5とヘッダー3、4の間を循
環する。そして、上記ノズル5のうちウェブ入口2aに臨
んだ位置にあるノズル5a以外のノズル5から、高温空気
をウェブ1に吹き付けるようにしてあり、ノズル5aから
はウェブ1の走行方向と同方向に高温空気を吹出させて
吹き付けるようにして内部熱媒の洩れを防止するように
してある。
た構造によるドライヤーは、乾燥室2の内部の空気の入
出量バランスが循環系において正確に行なわれているこ
とが前提となっているものである。すなわち、このバラ
ンスが崩れない限り乾燥室2のウェブ入口2aとウェブ出
口2bの開口部から外気が出入りしようとする圧力差は生
じないが、ウェブ入口2aの近傍のノズル5aによるシール
用高温空気の吹き付け方向の水平方向ベクトルがウェブ
1の走行方向と一致しているため、この高温空気の流れ
による吸引効果によってウェブ入口2aから外気が吸引さ
れ、ウェブ1の伴流空気の圧力によって、外気が乾燥室
2の内部に浸入することを一定レベル以下に阻止するこ
とができない。
ライヤーのシール構造を過熱蒸気用のドライヤーに転用
しても所望の効果を期待することができない。
い場合には湿球温度は乾球温度に近づき、湿度が低い場
合には湿球温度は乾球温度よりも大きく低下することが
知られている。このことを考慮すれば、過熱水蒸気を熱
媒にして塗工紙などに吹き付けて乾燥するドライヤーに
おいても、空気が含まれていない純粋な水蒸気を利用す
れば湿度の高い状態と同じく大気圧下で湿球温度は 100
℃となり、この過熱蒸気を吹き付けられる塗工紙は水分
を含んでいるので湿球温度と等しいほぼ 100℃まで昇温
して蒸発乾燥が促進されることになる。しかし、熱媒中
に空気が含まれている場合には、湿度が低い場合と同様
な状態となって湿球温度が高くならないため塗工紙の温
度も高くならず、乾燥速度が低下し、また塗工紙の品質
の向上を図ることができない。
た物質を溶媒中に懸濁させた塗料を塗布し、これに熱を
加えることによって溶媒を蒸発させ、紙表面に特性物質
を固着させるものであり、乾燥装置のウェブ入口部分で
は塗布面に装置の一部などが接触してしまっては不都合
である。通常、紙匹のバタつきや両端部の反り返りを考
慮して紙匹と装置構造体との間に約10mm以上の間隔を設
けている。このため走行する紙匹に伴われて周辺の空気
が装置内部に流れ込んでしまうおそれがある。また、装
置のウェブ出口側では内部の熱媒気体がウェブ出口に形
成された間隙から外部に流出して周辺温度や湿度を上昇
させて、作業環境を悪化させてしまうおそれがある。特
に、高速で運転される塗工機の場合にはこのような現象
が顕著となる。
を乾燥しようとするドライヤーにおいては熱媒の水蒸気
中に空気が混入して純粋な水蒸気による所望の乾燥を行
なえないおそれがある。
ライヤーから送出された塗工紙は十分に冷却されていな
いため、高温の状態にあって水分も含んでおり、巻取装
置に至るまでに30℃近くまで降温し、最終目標水分に落
ち着くまでの間に一部の水分が蒸発する。これをドライ
ヤーから巻取装置までの間で周囲空間に放出すると、周
囲の湿度や温度が上昇して作業環境を悪化させるおそれ
があると共に、付近の機械設備などに結露が生じたりす
るおそれがある。
を用いるウェブや塗工紙を乾燥させるドライヤーであっ
て、乾燥室内に外気が浸入することを防止するための、
あるいは乾燥室内の過熱蒸気が外部に漏洩することを防
止するドライヤーのシール構造を提供することを目的と
している。
めの技術的手段として、この発明に係るドライヤーのシ
ール構造は、乾燥室内において過熱蒸気を吹き付けるこ
とによって該乾燥室内を走行するウェブや塗工塗料など
の被乾燥物を乾燥させるドライヤーにおいて、前記乾燥
室のウェブ出口からの媒体蒸気の漏洩を防止する出口側
シール手段を設け、乾燥室内部において被乾燥物からの
発生蒸気を該乾燥室のウェブ入口から排出させる排出手
段と、上記排出手段によって排出された発生蒸気を受容
すると共に、受容した蒸気を回収する蒸気回収室を上記
乾燥室のウェブ入口に隣接して配設し、上記蒸気回収室
に隣接させて上記乾燥室の反対側にシール室を配設し、
上記シール室のウェブ入口から該シール室に浸入した外
気と、上記蒸気回収室から該シール室に漏洩した発生蒸
気とを外部に排出させる排気手段を設けたことを主たる
特徴としている。
乾燥室内の発生蒸気が乾燥室のウェブ出口側から外部に
漏洩することが防止されて、ドライヤー周辺の作業環境
に影響を与えなくなる。また、乾燥室のウェブ入口から
漏洩した乾燥室内の発生蒸気は上記蒸気回収室から回収
される。さらに、この蒸気回収室に隣接して、被乾燥物
の走行方向上流側に上記シール室が設けられ、上記排気
手段によってこのシール室内の気体が外部に排出される
から、乾燥室内に外気が浸入してしまうことが防止され
る。したがって、乾燥室内を循環する蒸気の空気含有量
を小さくすることができ、過熱蒸気を利用して高効率で
被乾燥物が乾燥する。
が、前記乾燥室内部から吸引した発生蒸気を、被乾燥物
に該被乾燥物の走行方向に抗した方向に吹き付ける漏洩
防止手段からなることを特徴としている。
生した発生蒸気を被乾燥物の走行方向に抗する方向に吹
き付けることによって、被乾燥物の走行に伴われてウェ
ブ出口から外部に排出しようとする発生蒸気が乾燥室内
に押し戻されるから、該発生蒸気の出口からの漏洩が防
止される。
片面にのみ塗料が塗工されており、この加工面にガイド
部材などが接触しては不都合であるが、非加工面にはガ
イド部材などが接触しても塗料が剥離するなどの不都合
がない。このため、本願発明は、前記漏洩防止手段を被
乾燥物の加工面に対向した部分に配設し、該被乾燥物の
非加工面に対向した部分を被乾燥物の走行を案内する出
口側案内面としたことを特徴としている。
案内されることによって、被乾燥物が走行中にバタつい
てしまうことが防止される。
面であること、あるいは前記出口側案内面が回転するロ
ーラの外周面であることを特徴としている。
物が平面で案内されるため、走行中に該被乾燥物が案内
面から浮き上がることを十分に抑制できない。このた
め、被乾燥物が僅かにバタついてしまうおそれが生じ
る。このバタつきや両端部の反り返りなどによって加工
面が前記漏洩防止手段に接触しては塗料などを剥離させ
てしまうおそれがあり、したがって加工面と漏洩防止手
段とは適宜な間隔で隔てさせておく必要がある。これに
対して、上記出口側案内面が回転するローラの外周面で
ある場合には、被乾燥物を該ローラに巻き付かせるため
に案内面からの浮き上がりを抑制でき、被乾燥物のバタ
つきや両端部の反り返りなどを防止できる。このため、
上記漏洩防止手段と加工面とは、案内面を平面とした場
合よりも接近させることができる。したがって、効率よ
く乾燥室からの発生蒸気の漏洩を防止できる。
が、前記乾燥室のウェブ出口に臨んで配設した一対のロ
ーラからなり、乾燥室から送出された被乾燥物を該一対
のローラで挟持させることを特徴している。
るものでは、このローラの周囲を密閉することによって
乾燥室のウェブ出口からの発生蒸気の漏洩を防止でき
る。しかも、乾燥室内の圧力の影響などを受けることな
く確実に漏洩の防止を行なえる。
の下流側に、外気を導入しこの導入した外気を被乾燥物
の走行方向と等しい方向で該被乾燥物に吹き付ける吸引
防止吹出手段と、該吸引防止吹出手段から適宜間隔を隔
てた位置に、導入された外気を外部に排出する外気排出
手段とからなる外気浸入防止手段を設けたことを特徴と
している。
向に抗する方向に乾燥室内部の発生蒸気を吹き付けるた
め、この吹き付けられる蒸気の流れに伴われて外気が乾
燥室内に流れ込んでしまうおそれが生じる。この漏洩防
止手段の被乾燥物の走行方向下流側に外気を導入しこの
導入された外気を外部に排出する上記外気浸入防止手段
を設けることによって、乾燥室に外気が流れ込んでしま
うことをほぼ確実に防止できる。
を被乾燥物の加工面に対向した部分に配設し、該被乾燥
物の非加工面に対向した部分は平面として被乾燥物の走
行を案内すること、および前記外気浸入防止手段を被乾
燥物の両面にそれぞれ対向した部分に配設したことを特
徴としている。
を複数組設けたことを特徴とし、さらに前記吸引防止吹
出手段と前記外気排出手段との間隔が、被乾燥物が外気
と十分に接触して該被乾燥物から十分に蒸気を蒸発させ
る距離としたことを特徴としている。
乾燥物は上記外気浸入防止手段の部分を通過することに
よって十分に降温され、ドライヤー周囲の温度を上昇さ
せることがなく、作業環境を良好にすることができる。
乾燥室内の圧力を調整する圧力調整手段を設け、該圧力
調整手段の出力に基づいて乾燥室内圧力と前記蒸気回収
室との偏差を生じさせることにより構成し、前記蒸気回
収室から回収する蒸気と外気との混合気の量を調整する
ことを特徴としている。
力と流量のバランスが保たれることになり、乾燥室内を
循環する蒸気の空気含有量を小さくすることができる。
て、該シール室内に外気を導入して該外気を被乾燥物の
走行に抗する方向で該被乾燥物に吹き付ける伴流防止吹
出手段と、該伴流防止吹出手段に対して被乾燥物の走行
方向上流側に位置してシール室内の気体の排出を行なう
伴流防止排出手段とからなる伴流浸入防止手段を設けた
ことを特徴としている。
燥室に給送される際に、被乾燥物の走行に伴われる外気
が外部に送り出されるから、乾燥室内に外気が浸入して
しまうことがほぼ確実に防止される。
加工面に対向した部分に配設し、該被乾燥物の非加工面
に対向した部分を被乾燥物の走行を案内する入口側案内
面としたことを特徴としている。入口側案内面を形成す
ることにより、乾燥前の被乾燥物の走行が安定して、吹
き出し空気流によるウェブのバタつきを生じることがな
い。
と、あるいは前記入口側案内面が回転するローラの外周
面であること、さらに前記伴流浸入防止手段を被乾燥物
の両面にそれぞれ対向した部分に配設したことを特徴と
している。
ことによって、被乾燥物の走行安定性を保つことがで
き、被乾燥物の加工面と前記伴流浸入防止手段との間隔
を小さくすることができ、伴流の防止効果を向上させる
ことができる。
室に複数組設けた構成とすることによって、さらに確実
に外気が浸入することを防止することができる。
て、受容した発生蒸気を吸引する吸引手段と、該吸引手
段によって吸引された発生蒸気を被乾燥物の走行に抗す
る方向で該被乾燥物に吹き付ける蒸気吹出手段とからな
る伴流抑制手段を設け、該蒸気回収室からの蒸気の回収
を、上記伴流抑制手段よりも被乾燥物の走行方向上流側
で行なうことを特徴としている。
ており、この蒸気回収室に上記伴流抑制手段を配設する
ことによって、乾燥室内に外気が給送されてしまうこと
がさらに確実に防止され、乾燥室内を循環する蒸気の空
気含有量を小さくすることができる。
面に対向した部分に配設し、該被乾燥物の非加工面に対
向した部分は平面として被乾燥物の走行を案内するこ
と、あるいは、前記伴流抑制手段を被乾燥物の両面にそ
れぞれ対向した部分に配設したこと、さらに前記伴流抑
制手段を前記蒸気回収室に複数組設けたことを特徴とし
ている。
ち被乾燥物の走行方向上流側にある伴流抑制手段による
蒸気吸引量を乾燥室から排出する蒸気量よりも大きく
し、この蒸気吸引量と排出蒸気量との差を下流側にある
伴流抑制手段の前記蒸気吹出手段から吹出させることを
特徴としている。
態に基づいて、この発明に係るドライヤーのシール構造
を具体的に説明する。
の概略の構造を説明するための図で、被乾燥物であるウ
ェブ10の走行方向に沿った縦断面図である。ウェブ10は
案内ローラ11の一部に巻回し、該案内ローラ11の途中に
は塗料槽11a が設けられている。したがって、ウェブ10
は案内ローラ11の一部に巻回された案内されながら該塗
料槽11a を通過することにより片面に塗料が塗布され
る。また、この塗料槽11a のウェブ10の走行方向下流側
にドクターブレード11b が設けられており、このドクタ
ーブレード11b によって塗布された塗料の余剰分が掻き
落とされるようにしてある。ウェブ10は案内ローラ11に
よってこのドライヤーのウェブ入口の近傍に設けられた
導入ローラ12に案内されており、塗料が塗布された加工
面を上側にして該導入ローラ12によってシール室20のウ
ェブの入口20a に案内されている。
入口20a とシール室出口20b との間に設けられており、
上記導入ローラ12はこのシール室20のシール室入口20a
にウェブ10を案内している。シール室入口20a は、図2
に示すようにウェブ10の幅員よりも僅かに大きい幅員を
しており、ウェブ10がその走行によってバタついても加
工面がシール室入口20a の縁部と接触しない程度の高さ
としてある。シール室20のウェブ10の非加工面に対向し
た面は平面に形成されて入口側案内面21としてあり、シ
ール室20を走行するウェブ10を案内している。
部分には、伴流浸入防止手段が施されている。シール室
入口20a が臨んだ部分に第1排気室22が形成され、この
第1排気室22と区画壁22a を隔ててウェブ10の走行方向
下流側に第2排気室23が形成されている。上記区画壁22
a はこれら排気室22、23の天井面からシール室20の内部
中央を指向して突出し、さらに先端部をシール室入口20
a に臨ませて折曲してあると共に、ウェブ10の走行に支
障を生じない位置まで伸びている。なお、第2排気室23
の容量は第1排気室22の容量よりも適宜に小さくしてあ
る。上記第2排気室23の下流側には第1ノズル部24が形
成されており、この第1ノズル部24の下流側には第3排
気室25が設けられており、さらにこの第3排気室25の下
流側に第2ノズル部26が設けられている。上記第1ノズ
ル部24と第2ノズル部26のノズルの先端部はウェブ10の
走行方向に抗する方向を指向しており、好ましくはウェ
ブ10の加工面に対して80度以下で20度以上の角度を形成
し、その吹き付け速度はウェブ10の走行速度の10%から
200%程度とするのがよい。なお、上記区画壁22aの先
端部とノズル部24、26の先端部とはウェブ10から30mm以
下の間隔となるようにしてある。
3、第3排気室25はそれぞれ調節バルブを介して排気フ
ァン27の吸込側に連通しており、該排気ファン27によっ
てこれら排気室22、23、25内の気体が外部に排出される
ようにしてある。また、上記第1ノズル部24と第2ノズ
ル部26にはそれぞれ調節バルブとヒータ24a 、26a を介
して給送ファン28の吐出側が連通しており、該給送ファ
ン28によってノズル部24、26からウェブ10に向けて外気
を吹き付けるようにしてある。
と後述するように乾燥室から漏出した蒸気との混合気体
が露点温度以下となった場合に結露を生じてしまうおそ
れがあるため、外気をこれらヒータ24a 、26a を介して
導入することによって昇温させ、混合気体の温度が露点
以下とならないようにするためのものである。したがっ
て、混合気体の温度が露点以下とならないようにするた
めの加熱装置であれば、外気の導入経路にヒータを設け
る構造でなくても、例えばノズル部24、26にヒータを埋
設した構造としたり、ノズル部24、26の構造体に温水や
温風、蒸気などを導入するジャケット部を構成した構造
その他の構造であって構わない。
口20b に連続した蒸気回収室入口30a を有する蒸気回収
室30が配設されて、シール室20を通過したウェブ10はこ
の蒸気回収室30に給送される。この蒸気回収室30は上記
蒸気回収室入口30a から蒸気回収室出口30b に至る間に
構成された筐体からなり、この蒸気回収室30の内部と回
収ファン31の吸込側とが調整バルブ32、33を介して連通
している。
室出口30b に連続したウェブ入口である乾燥室入口40a
を有する乾燥室40が配設されて、蒸気回収室30を通過し
たウェブ10はこの乾燥室40に給送される。乾燥室40内に
はウェブ10に過熱蒸気を吹き付けるための、いわゆるフ
ローティングドライヤーやエアフォイルドライヤーその
他の乾燥機構41が、ウェブ10の両面に対向した状態で配
設されている。このドライヤー41はウェブ10の両側面に
対向してそれぞれ配されており、ウェブ10に対向した面
には適宜数のノズル41a が取り付けられて、該ノズル41
a から熱媒である過熱蒸気がウェブ10に向けて吹き付け
られるようにしてある。そして、上記ドライヤー41に
は、ヒータ42と調節バルブ43とを介して蒸気給送ファン
44の吐出側が連通している。この蒸気給送ファン44の吸
込側は調節バルブ45を介して乾燥室40に連通している。
また、蒸気給送ファン44の吸込側には補充蒸気の供給管
46が連通している。したがって、上記蒸気供給ファン44
が駆動されると、乾燥室40内の蒸気が吸引されてドライ
ヤー41に供給されることになり、熱媒がヒータ42で加熱
されながら乾燥室40とドライヤー41との間で循環するこ
とになる。また、始動時などの際には、上記供給管46を
通して熱媒である過熱蒸気が蒸気供給ファン44に供給さ
れて、ドライヤー41に供給される。なお、定常運転時に
は蒸気の補充を行なうことなく、熱媒の上記循環系が閉
じている。
れ、この圧力センサ47の検出信号を圧力調整器48で監視
し、この圧力調整器48の出力信号に基づいて前記調整バ
ルブ32、33の開度が調整されて前記蒸気回収室30からの
回収蒸気量が調整されるようにしてある。すなわち、こ
れら圧力センサ47と圧力調整器48、調整バルブ32、33と
によって圧力調整手段が構成されている。
口40b の下流側には、該乾燥室出口40b に連続した出口
側シール室入口50a を備えた出口側シール手段である出
口側シール室50が配設されており、乾燥室40を通過した
ウェブ10はこの出口側シール室50に給送される。出口側
シール室50においては、ウェブ10の加工面に対向した部
分に出口側シール手段が設けられている。この出口側シ
ール手段は、適宜な間隔を隔てた一対の漏洩防止手段と
しての出口シール用ノズル部51、52からなり、これらノ
ズル部51、52からはウェブ10の加工面に対してウェブ10
の走行方向に抗する方向に、前記乾燥室40においてウェ
ブ10から発生した蒸気を吹き付けるようにしてある。す
なわち、乾燥室40には吸引ファン53の吸込側が調整バル
ブを介して連通しており、この吸引ファン53の吐出側が
調整バルブを介して上記出口シール用ノズル部51、52に
連通している。したがって、上記吸引ファン53が作動す
ることによって乾燥室40内の蒸気がノズル部51、52から
ウェブ10に走行方向に抗した方向で吹き付けられること
になる。また、出口側シール室50のウェブ10の非加工面
に対向した面は出口側案内面54としてあり、ウェブ10の
走行を案内するよう平面に形成してある。
シール室出口50b に連続した緩衝室入口60a を有する緩
衝室60が形成されている。この緩衝室60は緩衝室入口60
a から緩衝室出口60b に至る筐体を中央部で区画壁60c
によって分割して、上流側を吸引防止吹出手段としての
外気吹出部61とし、下流側を外気排出手段である排気部
62として構成し、さらに該排気部62の下流側にシール空
気吹出部63が形成されている。なお、上記区画壁60c の
先端部は、ウェブ10が走行中にバタついても該ウェブ10
が接触しない程度に離隔させてある。上記外気吹出部61
は調節バルブ64を介して大気に連通しており、また上記
排気部62は調節バルブを介して排気ファン65の吸込側に
連通している。そして、上記シール空気吹出部63には、
ウェブ10の加工面に対向した部分に吹出ノズル部63a 、
63b が形成されており、これら吹出ノズル部63a 、63b
には調節バルブを介して吹出ファン66の吐出側が連通
し、該吹出ファン66の吸込側は大気に開放してある。ま
た、これら吹出ノズル部63a、63b の吹出し方向は、ウ
ェブ10の走行方向に沿った方向としてあり、吹出された
大気は緩衝室60の緩衝室出口60b から外部に排出される
ようにしてある。
は案内ローラ13によって図示しない巻取装置に案内され
るようにしてある。
ヤーのシール構造の実施の形態に関して、以下に作用を
説明する。
係止されて、該巻取装置に先端部から巻取られるように
してある。ウェブ10は前記案内ローラ11に案内され、前
記塗料槽10a を通過することによって片面に塗料が塗布
されるようにしてあり、塗料が塗布されたウェブ10は、
該案内ローラ11に巻回して走行する途中においてドクタ
ーブレード11b によって余剰の塗料が掻き落とされて導
入ローラ12に案内される。導入ローラ12の一部に巻回し
たウェブ10はシール室20のシール室入口20a に案内され
て、上記巻取装置で巻取られながら該シール室20に給送
されることになる。
てシール室入口20a から流入した外気が前記第1排気室
22と第2排気室23に導かれ、前記排気ファン27によって
これら排気室22、23から外部に排出する。また、前記給
送ファン28によって前記第1ノズル部24と第2ノズル部
26とからウェブ10の走行に抗して外気を吹き付けること
によってウェブ10に伴われて、外気がこのシール室20の
下流側にある蒸気回収室30に流れ込むことを防止してい
る。これらノズル部24、26から吹出された外気は前記排
気室22、23およびこれらノズル部24、26の間位置に設け
た第3排気室25から外部に排気されることになる。ま
た、シール室20ではノズル部24、26からの外気の吹出し
を調整することによって、シール室20と蒸気回収室30と
の間の圧力を蒸気回収室30と等しくするかあるいは僅か
に高めとなるように設定して、塗工速度などの運転条件
に応じた伴流空気の排出と蒸気回収室30からシール室20
への水蒸気の漏出を最少とすると共に、蒸気回収室30へ
の伴流空気を最少に抑制する。なお、必要に応じて前記
ヒータ24a 、26a の温度を調整して、外気と蒸気回収室
30からの漏出蒸気との混合気体が結露しないようにす
る。
回収室30に導入されることになる。この蒸気回収室30で
は下流側の乾燥室40から漏洩した蒸気と、前記シール室
20からウェブ10に伴走した外気とを、前記回収ファン31
によって装置外部に排出するようにしてある。このた
め、蒸気回収室30の内部圧力は下流側にある乾燥室40の
圧力よりも低く設定してあり、乾燥室40から乾燥に供さ
れた蒸気がこの蒸気回収室30に漏洩するようにしてあ
る。すなわち、乾燥室40に設けられた前記圧力センサ47
の出力信号に基づいて前記圧力調整器48が作動して調整
バルブ32、33の開度が調整されて、乾燥室40と蒸気回収
室30との間の圧力が調整されることになる。また、この
圧力調整器48によって、乾燥室40内での蒸気発生量が多
い場合には、蒸気回収室30から外部への排出量を多く
し、蒸気発生量が少ない場合には蒸気回収室30からの排
出量を少なくするようにして、乾燥室40の内部圧力を一
定に保つようにしてある。なお、この蒸気回収室30のウ
ェブ入口側の温度はウェブ出口側の温度よりも低いた
め、蒸気回収室入口30a の周囲にヒータなどを埋め込ん
で結露の防止を図ることが好ましい。
燥室40へ給送される。この乾燥室40ではドライヤー41の
それぞれのノズル41a からウェブ10の表裏面に対して過
熱蒸気が吹き付けられ、ウェブ10が昇温すると共に該ウ
ェブ10に含まれている水分が蒸発してウェブ10の乾燥が
行なわれる。なお、乾燥室40の内部静圧は大気圧とほぼ
等しくなるようにして、蒸気が乾燥室40の外部へ漏洩し
ないようにしておくことが好ましい。そして、ドライヤ
ー41のノズル41a から吹出された蒸気は、乾燥室40から
前記蒸気給送ファン44によって回収されると共に、前記
ヒータ42を通過させ適宜に昇温して再度ドライヤー41に
供給し、乾燥室40内で循環するようにしてある。なお、
このドライヤー41の始動時などには前記供給管46から乾
燥に用いるのに十分な状態にある蒸気を供給し、乾燥室
40内の空気と蒸気とを置換する。
下流の出口側シール室50に給送されることになる。出口
側シール室50に給送される際に、ウェブ10の走行に伴わ
れて乾燥室40内の蒸気が出口側シール室50に漏洩しよう
とするが、乾燥室30から前記吸引ファン53によって吸引
された蒸気が、前記出口シール用ノズル部51、52からウ
ェブ10の走行方向に抗して、即ち乾燥室40に向けてウェ
ブ10に吹き付けられるから、漏洩しようとする蒸気は乾
燥室出口40b から乾燥室40内に押し戻されることにな
る。したがって、乾燥室出口40b において確実にシール
されることになる。なお、吸引した蒸気を乾燥室出口40
b に向けて吹き付ける際に出口側シール室50内の空気を
吸引して乾燥室40に吹込まないように、出口側シール室
50の内部の静圧を乾燥室40よりも低く設定してある。こ
のため、出口側シール室出口50b から外気が吸込まれる
おそれがあるため、この出口側シール室50の下流側に前
記緩衝室60が設けられている。
気を導入して走行するウェブ10に外気を接触させて、乾
燥室40から送出されたウェブ10の温度を低下させると共
に、該導入された外気を外気吹出部61の下流側に形成し
た排気部62から前記排気ファン65によって外部に排出す
る。そして、排気部62の下流側に設けた前記吹出ノズル
部63a 、63b から外気をウェブ10の走行方向に沿って、
即ち緩衝室出口60b から外部に向けて吹出すことによ
り、前記出口側シール室50の内部の静圧を低く設定した
ために出口側シール室50に外気を吸込んでしまう現象を
防止する。
れることになり、前記案内ローラ13に案内されて図示し
ない巻取装置で巻取られることになる。緩衝室60から給
送されたウェブ10は、該緩衝室60内を通過する際に適宜
な温度まで降温され、ウェブ10内に残留していた露点温
度近傍の水分も蒸発してしまうから、装置の周辺の温度
に影響を与えることがなく、作業環境を悪化させてしま
うおそれがない。
例を示すものである。図1に示す構造では、ウェブ10の
非加工面は平面に形成された入口側案内面21に接触しな
がら該ウェブ10が案内されるものを示してある。これに
対して、図3に示す構造では、ウェブ10の両面が塗工さ
れた加工面とされている場合に適しているもので、ウェ
ブ10の両面に対向して、シール室70のシール室入口70a
側から順に排気室71と第1ノズル部72、第2ノズル部73
とがウェブ10を基準として線対称の位置に設けられてい
る。排気室71は、前記排気室22、23、25と同様に、ウェ
ブ10の走行に伴われてシール室70に吸引された外気や上
記ノズル部72、73からウェブ10に吹き付けられた外気を
シール室70の外部に排出するためのものである。また、
ノズル部72、73は、前記ノズル部24、26と同様に、外気
をウェブ10に該ウェブ10の走行方向に抗して吹き付ける
ことにより、ウェブ10の走行に伴われてシール室70の下
流側に設けられた蒸気回収室30に外気が流れ込むことを
阻止するものである。
たウェブ10のように両面に装置構造体の一部でも接触し
てしまうことが不都合な場合に適していることはもちろ
ん、両面に対して均等に外気を吹き付けて排気すること
によりウェブ10の走行時の振動を抑制できるから、片面
のみが加工面とされたウェブ10に用いることもできる。
例を示すもので、図3に示す実施例がウェブ10の両面に
対向して排気室71とノズル部72、73を配設した構造とし
たのに対して、本実施例では、片面を加工面としたウェ
ブ10の該加工面に対向してシール室75のシール室入口75
a の側から順に排気室76と第1ノズル部77、第2ノズル
部78とが設けられており、非加工面に対向した部分は平
面状の入口側案内面79としてあるものであり、ウェブ10
はこのシール室75を走行する際にはこの入口側案内面79
に案内される。また、上記排気室76からはウェブ10に伴
流した外気と上記ノズル部77、78から吹出された外気と
をシール室75の外部に排出し、ノズル部77、78は外気を
ウェブ10に該ウェブ10の走行方向に抗して吹き付けるこ
とによってこのシール室75の下流側に設けられた蒸気回
収室30に外気が流れ込んでしまうことを阻止する。
構造に対して、排気室76をシール室入口75a に臨ませて
1ヵ所にのみ形成したもので、ウェブ10の走行速度が小
さい場合に適した構造としてある。また、図5および図
6に示す実施例は、ウェブ10の走行速度が小さい場合に
適したシール室の別の構造を示すもので、図5に示すシ
ール室80は単一の排気室81と単一のノズル部82とを組合
せた構造を示し、図6に示すシール室85では排気室を備
えずノズル部86によってのみ外気が蒸気回収室30に流れ
込むことを阻止する構造を示している。すなわち、ウェ
ブ10の走行速度などによってシール室の構造を適宜変更
することができる。
変形例を示すもので、ウェブ10は前記導入ローラ12によ
って案内されてシールローラ90に導入される。このシー
ルローラ90はウェブ10の走行速度とほぼ等しい周速で回
転しており、ウェブ10はこのシールローラ90の一部に非
加工面を接触させて巻回されるようにしてある。このシ
ールローラ90のウェブ10が巻回し始める部分に対向しや
排気室91が設けられており、該排気室91からウェブ10に
伴われた外気と後述するノイズ部からウェブ10に吹き付
けられた外気とをシール室90の外部に排気する。
流側に順に第1ノズル部92と第2ノズル部93、第3ノズ
ル部94とが設けられており、これらノズル部92、94から
ウェブ10に該ウェブ10の走行方向に抗して外気を吹き付
けて、このシールローラ90の下流側に設けられた蒸気回
収室95に、ウェブ10に伴われて外気が流れ込むことを阻
止している。なお、蒸気回収室95は図1に示すものと同
様な作用を行なうものであるが、シールローラ90との関
係で、該蒸気回収室95の一部にシールローラ90の一部が
位置している。
変形であって図7に示す実施例では3ヵ所にノズル部9
2、93、94を配設したのに対して、この実施例では排気
室91の下流側に単一のノズル部96を配設したものであ
る。このノズル部96もノズル部92、94と同様に外気をウ
ェブ10に向けて吹き付けて下流の蒸気回収室95に外気が
流れ込むことを阻止するもので、吹き付けられた外気と
ウェブ10の走行に伴われて流入した外気とは上記排気室
91から外部に排出される。
ローラ90を用いる構造による場合には、ウェブ10を該シ
ールローラ90に巻回させることによって該ウェブ10に比
較的大きな張力を付与できる。張力を付与することによ
ってウェブ10が走行中にバタつくことを適宜防止できる
から、ウェブ10の加工面と伴流浸入防止手段との間隔を
小さくすることができる。このため、ウェブ10に吹き付
ける外気の量が少なくても所望のシール効果を得ること
ができ、したがってノズル部の配設個数を減じたり、ノ
ズル部からの外気吹出し量を少なくすることができる。
また、ウェブ10を前記案内ローラ11から直接シールロー
ラ90に導入させることができ、前記導入ローラ12を省略
することができる。
した実施例の構造を示している。この蒸気回収室100 に
は上流側から順に吸引手段としての3つの回収区画101
、102 、103 が設けられており、第1回収区画101 と
第2回収区画102 との間位置には蒸気吹出手段としての
第1ノズル部104 が、第2回収区画102 と第3回収区画
103 との間位置には、蒸気吹出手段としての第2ノズル
部105 がそれぞれ設けられている。なお、この図9に示
す実施例では、これら回収区画101 、102 、103 とノズ
ル部104 、105 とで構成された伴流抑止手段をウェブ10
の両面に対向して設けた場合を示している。上記第1回
収区画101 には調節バルブを介して吸引ファン106 の吸
込側が連通しており、この吸引ファン106 によって第1
回収区画101 の内部が吸引されるようにしてある。この
吸引ファン106 の吐出側は大気に開放してある。また、
第2回収区画102 には、調整バルブ107 を介して吸引フ
ァン108 の吸込側が連通しており、この吸引ファン108
の吐出側は調節バルブを介して上記第1ノズル部104 に
連通している。そして、上記第3回収区画103 には調整
バルブ109 を介して吸引ファン110 の吸込側が連通して
おり、この吸引ファン110 の吐出側は調節バルブを介し
て上記第2ノズル部105 と調節バルブ111 を介して上記
吸引ファン108 の吐出側に連通している。上記調整バル
ブ107 、109は、図1に示す構造と同様に、乾燥室40内
に設けられた圧力センサ47の出力信号により作動する圧
力調整器48によって開度が調節される。なお、本実施例
では回収区画101 、102 、103 を3ヵ所に設け、ノズル
部104 、105 を2ヵ所に設けた構造を示してあるが、こ
れらは複数箇所に設けず、それぞれ1ヵ所ずつに設けた
ものであっても構わない。
ズル104 の吹出し量よりも第1ノズル105 の吹出し量の
方を多くして、第2回収区画102 で回収した蒸気の一部
を吸引ファン108 によって第2ノズル部105 に供給する
ようにしておく。すなわち、乾燥室40のウェブ入口にお
いて多量の蒸気が吹出されるから、ウェブ10に伴われて
乾燥室40に外気が流れ込んでしまうことを確実に防止で
きる。
面に対向して伴流抑止手段を設けた構造を示したが、図
10に示すように、ウェブ10の加工面に対向して回収区画
101、102 、103 とノズル部104 、105 を形成し、非加
工面に対向した部分は平面状の案内面111 に形成したも
のであっても構わない。
示すものであるが、該緩衝室60の上流側にある出口側シ
ール室50における漏洩防止手段である出口シール用ノズ
ル部51、52をウェブ10の両面に対向して設けた構造を示
している。この実施例における緩衝室120 はウェブ10の
走行方向に沿った方向に外気を吹出すシール空気吹出部
121 、122 、123 が3ヵ所に形成されると共に、第1シ
ール空気吹出部121と第2シール空気吹出部122 との間
位置に第1排気部124 が形成され、第2シール空気吹出
部122 と第3シール空気吹出部123 との間位置に第2排
気部125 が形成されている。上記シール空気吹出部121
、122 、123 にはそれぞれ一対ずつの吹出ノズル部121
a、121b、122a、122b、123a、123bが形成されており、
吹出ノズル部121a、121bには吹出ファン126 の吐出側
が、吹出ノズル部122a、122bには吹出ファン127 の吐出
側が、吹出ノズル部123a、123bには吹出ファン128 の吐
出側が、それぞれ連通しており、これら吹出しノズル部
121a、121b、122a、122b、123a、123bからウェブ10に向
けて外気を吹き付けるようにしてある。また、緩衝室入
口120aの近傍には圧力センサ129 が配設されており、こ
の圧力センサ129 の出力信号が圧力調整器130 に送出さ
れている。そして、上記吹出ノズル部121bと吹出ファン
126 とを連通させる配管の途中に調整バルブ131 を介在
させてあり、上記圧力調整器130 の作動によって該調整
バルブ131 の開度が調整されるようにしてある。また、
上記排気部124 、125 は吹出ノズル部121a、121b、122
a、122b、123a、123bから吹出された外気を受容しやす
いようにウェブ10の走行方向に傾けて形成されている。
なお、この実施例ではシール空気吹出部121 、122 、12
3 と排気部124 、125 をウェブ10の両面に対向して形成
した構造を示してあるが、ウェブ10の加工面に対向した
部分にのみ形成したものであっても構わない。ウェブ10
の両面に対向してこれらシール空気吹出部121 、122 、
123 と排気部124 、125 を形成した構造の方がウェブ10
を速やかに降温させることができるので好ましい。
室50と緩衝室60の改良に関するもので、乾燥室40の下流
側に受容室140 が設けられており、この受容室140 の下
流側端部に出口シールローラ150 が設けられている。こ
の出口シールローラ150 は、周速をウェブ10の走行速度
とほぼ等しくしてあり、乾燥室40から給送されたウェブ
10はこの出口シールローラ150 の一部に巻回するように
してある。そして、この出口シールローラ150 に臨ん
で、出口シール用ノズル部151 、152 が設けられてお
り、乾燥室40から前記吸引ファン53によって吸引された
蒸気がこれら出口シール用ノズル部151 、152 からウェ
ブ10に該ウェブ10の走行方向に抗する方向に向けて吹き
付けるようにしてある。出口シールローラ150 の下流側
には緩衝室160 が設けられており、この緩衝室160 は外
気が導入される外気吹出部161 と排気部162 とシール空
気吹出部163 とがウェブ10の走行方向に順に形成されて
いる。排気部162 には排気ファン165 の吸込側が連通し
ており、排気部162 に滞留した外気が外部に排出され
る。また、シール空気吹出部163 には吹出ノズル部163
a、163bが形成されており、これら吹出ノズル部163a、1
63bには吹出ファン166 の吐出側が連通して、ウェブ10
の走行方向に沿った方向に外気を吹き付けるようにして
あり、吹出された外気は緩衝室160 の緩衝室出口160bか
ら外部に排出されるようにしてある。
10を出口シールローラ150 に巻回して案内する構造とす
ることにより、該ウェブ10に適宜な張力を付与すること
ができるため、該ウェブ10のバタつきを抑制することが
できる。このため、ウェブ10と出口シール用ノズル部15
1 、152 や吹出ノズル部163a、163bとの間隔を小さくす
ることができることになり、これら出口シール用ノズル
部151 、152 や吹出ノズル部163a、163bからの外気吹出
量を小さくすることができる。
一対のローラ170 を用いた構造である。この一対のロー
ラ170 は密閉されたケーシング171 に回転自在に収容さ
れており、その周速はウェブ10の走行速度とほぼ等しく
してある。そして、ウェブ10はこの一対のローラ170 に
挟持されて給送されることになる。また、この一対のロ
ーラ170 の下流側には図11に示した実施例の構造による
緩衝室120 が設けられている。なお、この図13に示す実
施例では、図11に示す緩衝室120の第3シール空気吹出
部123 に相当する部分は備えていない。これは、ローラ
170 を用いているため、緩衝室120 のウェブの出口から
外気を吸込む力が該ローラ170 によって発生しないた
め、外気の浸入を防止する構造を付加する必要がない。
す構造に用いられた前記吸引ファン53やそのための配管
などを必要としない。すなわち、図1に示す構造の場合
には出口側シール手段として前記出口シール用ノズル部
51、52を用いて該出口シール用ノズル部51、52から蒸気
をウェブ10に吹き付ける構造であったため、乾燥室40か
ら吹き付け用蒸気を採取するための吸引ファン53やその
ための配管を必要としたが、上記一対のローラ170 を用
いる構造ではこれら吸引ファン53や配管などを必要とし
ない。このため、部品点数を減じることができると共
に、省エネルギを果すことができる。
衝室120 を改良した構造のものである。この実施例では
出口側シール手段を構成した一対のローラ170 の下流側
に第2乾燥室180 を配設してある。この第2乾燥室180
にはウェブ10の両面に対向させてドライヤー181 が配設
されており、このドライヤー181 のウェブ10に対向した
面には適宜数のノズル181aが設けられており、このノズ
ル181aから空気が吹出される。このため、ドライヤー18
1 にはヒータ182 と調節バルブ183 を介して給送ファン
184 の吐出側が連通させてあり、この給送ファン184 の
吸込側は調節バルブ185 を介して第2乾燥室180 に連通
させて、空気をドライヤー181 と第2乾燥室180 との間
で循環するようにしてある。なお、給送ファン184 の吸
込側には排気ファン186 の吸込側が調節バルブを介して
連通しており、循環空気の一部をこの排気ファン186 を
駆動して第2乾燥室180 の外部に排出し、それと等しい
量の空気を吸込部187 から吸入して循環空気の湿度を一
定に保つようにしてある。
ライヤーのシール構造によれば、被乾燥物の乾燥を行な
う乾燥室のウェブ入口側およびウェブ出口側を十分にシ
ールして該乾燥室から熱媒が漏洩したり、該乾燥室に外
気が浸入することを十分に防止することができる。この
ため、熱媒として過熱蒸気を用いた場合であっても蒸気
中に空気がほとんど混入することがなく、ほぼ純粋な水
蒸気によって乾燥を行なえるので、被乾燥物、特に塗工
紙に関して所望の品質を得ることができる。
ールされることにより、熱媒が外部に漏洩せず、作業環
境を悪化させることがない。
図で、乾燥装置の縦断面図である。
の変形例を示す縦断面図である。
の他の変形例を示す縦断面図である。
に張力を付与することができる構造を説明する図であ
る。
燥物に張力を付与することができる構造を説明する図で
ある。
る。
図である。
図である。
図である。
縦断面図である。
面図である。
Claims (23)
- 【請求項1】 乾燥室内において過熱蒸気を吹き付ける
ことによって該乾燥室内を走行するウェブや塗工塗料な
どの被乾燥物を乾燥させるドライヤーにおいて、 前記乾燥室のウェブ出口からの媒体蒸気の漏洩を防止す
る出口側シール手段を設け、 乾燥室内部において被乾燥物からの発生蒸気を該乾燥室
のウェブ入口から排出させる排出手段と、 上記排出手段によって排出された発生蒸気を受容すると
共に、受容した蒸気を回収する蒸気回収室を上記乾燥室
のウェブ入口に隣接して配設し、 上記蒸気回収室に隣接させて上記乾燥室の反対側にシー
ル室を配設し、 上記シール室のウェブ入口から該シール室に浸入した外
気と、上記蒸気回収室から該シール室に漏洩した発生蒸
気とを外部に排出させる排気手段を設けたことを特徴と
するドライヤーのシール構造。 - 【請求項2】 前記出口側シール手段が、前記乾燥室内
部から吸引した発生蒸気を、被乾燥物に該被乾燥物の走
行方向に抗した方向に吹き付ける漏洩防止手段からなる
ことを特徴とする請求項1に記載のドライヤーのシール
構造。 - 【請求項3】 前記漏洩防止手段を被乾燥物の加工面に
対向した部分に配設し、該被乾燥物の非加工面に対向し
た部分を被乾燥物の走行を案内する出口側案内面とした
ことを特徴とする請求項2に記載のドライヤーのシール
構造。 - 【請求項4】 前記出口側案内面が平面であることを特
徴とする請求項3に記載のドライヤーのシール構造。 - 【請求項5】 前記出口側案内面が回転するローラの外
周面であることを特徴とする請求項3に記載のドライヤ
ーのシール構造。 - 【請求項6】 前記出口側シール手段が、前記乾燥室の
ウェブ出口に臨んで配設した一対のローラからなり、乾
燥室から送出された被乾燥物を該一対のローラで挟持さ
せることを特徴とする請求項1に記載のドライヤーのシ
ール構造。 - 【請求項7】 前記出口側シール手段の下流側に、外気
を導入しこの導入した外気を被乾燥物の走行方向と等し
い方向で該被乾燥物に吹き付ける吸引防止吹出手段と、
該吸引防止吹出手段から適宜間隔を隔てた位置に、導入
された外気を外部に排出する外気排出手段とからなる外
気浸入防止手段を設けたことを特徴とする請求項2また
は請求項6のいずれかに記載のドライヤーのシール構
造。 - 【請求項8】 前記外気浸入防止手段を被乾燥物の加工
面に対向した部分に配設し、該被乾燥物の非加工面に対
向した部分は平面として被乾燥物の走行を案内すること
を特徴とする請求項7に記載のドライヤーのシール構
造。 - 【請求項9】 前記外気浸入防止手段を被乾燥物の両面
にそれぞれ対向した部分に配設したことを特徴とする請
求項7に記載のドライヤーのシール構造。 - 【請求項10】 前記外気浸入防止手段を複数組設けた
ことを特徴とする請求項8または請求項9のいずれかに
記載のドライヤーのシール構造。 - 【請求項11】 前記吸引防止吹出手段と前記外気排出
手段との間隔が、被乾燥物が外気と十分に接触して該被
乾燥物から十分に蒸気を蒸発させる距離としたことを特
徴とする請求項7ないし請求項10のいずれかに記載の
ドライヤーのシール構造。 - 【請求項12】 前記排出手段を、前記乾燥室内の圧力
を調整する圧力調整手段を設け、該圧力調整手段の出力
に基づいて乾燥室内圧力と前記蒸気回収室内圧力との偏
差を生じさせることにより構成し、前記蒸気回収室から
回収する蒸気と外気との混合気の量を調整することを特
徴とする請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の
ドライヤーのシール構造。 - 【請求項13】 前記シール室において、該シール室内
に外気を導入して該外気を被乾燥物の走行に抗する方向
で該被乾燥物に吹き付ける伴流防止吹出手段と、該伴流
防止吹出手段に対して被乾燥物の走行方向上流側に位置
してシール室内の気体の排出を行なう伴流防止排出手段
とからなる伴流浸入防止手段を設けたことを特徴とする
請求項1ないし請求項12のいずれかに記載のドライヤ
ーのシール構造。 - 【請求項14】 前記伴流浸入防止手段を被乾燥物の加
工面に対向した部分に配設し、該被乾燥物の非加工面に
対向した部分を被乾燥物の走行を案内する入口側案内面
としたことを特徴とする請求項13に記載のドライヤー
のシール構造。 - 【請求項15】 前記入口側案内面が平面であることを
特徴とする請求項14に記載のドライヤーのシール構
造。 - 【請求項16】 前記入口側案内面が回転するローラの
外周面であることを特徴とする請求項14に記載のドラ
イヤーのシール構造。 - 【請求項17】 前記伴流浸入防止手段を被乾燥物の両
面にそれぞれ対向した部分に配設したことを特徴とする
請求項13に記載のドライヤーのシール構造。 - 【請求項18】 前記伴流浸入防止手段を前記シール室
に複数組設けたことを特徴とする請求項13ないし請求
項17のいずれかに記載のドライヤーのシール構造。 - 【請求項19】 前記蒸気回収室において、受容した発
生蒸気を吸引する吸引手段と、該吸引手段によって吸引
された発生蒸気を被乾燥物の走行に抗する方向で該被乾
燥物に吹き付ける蒸気吹出手段とからなる伴流抑制手段
を設け、該蒸気回収室からの蒸気の回収を、上記伴流抑
制手段よりも被乾燥物の走行方向上流側で行なうことを
特徴とする請求項1ないし請求項18のいずれかに記載
のドライヤーのシール構造。 - 【請求項20】 前記伴流抑制手段を被乾燥物の加工面
に対向した部分に配設し、該被乾燥物の非加工面に対向
した部分は平面として被乾燥物の走行を案内することを
特徴とする請求項19に記載のドライヤーのシール構
造。 - 【請求項21】 前記伴流抑制手段を被乾燥物の両面に
それぞれ対向した部分に配設したことを特徴とする請求
項19に記載のドライヤーのシール構造。 - 【請求項22】 前記伴流抑制手段を前記蒸気回収室に
複数組設けたことを特徴とする請求項20または請求項
21のいずれかに記載のドライヤーのシール構造。 - 【請求項23】 前記伴流抑制手段のうち被乾燥物の走
行方向上流側にある伴流抑制手段による蒸気吸引量を乾
燥室から排出する蒸気量よりも大きくし、この蒸気吸引
量と排出蒸気量との差を下流側にある伴流抑制手段の前
記蒸気吹出手段から吹出させることを特徴とする請求項
19ないし請求項22のいずれかに記載のドライヤーの
シール構造。
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|---|---|---|---|
| JP28796195A JP3677662B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | ドライヤーのシール構造 |
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| JP28796195A Expired - Fee Related JP3677662B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | ドライヤーのシール構造 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN119289641A (zh) * | 2024-12-13 | 2025-01-10 | 成都鑫泽机械有限公司 | 一种锂电池隔膜干燥系统 |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP28796195A patent/JP3677662B2/ja not_active Expired - Fee Related
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