JPH09105944A - 面間にスペーサー粒子を設ける方法 - Google Patents

面間にスペーサー粒子を設ける方法

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JPH09105944A
JPH09105944A JP26264695A JP26264695A JPH09105944A JP H09105944 A JPH09105944 A JP H09105944A JP 26264695 A JP26264695 A JP 26264695A JP 26264695 A JP26264695 A JP 26264695A JP H09105944 A JPH09105944 A JP H09105944A
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Michimasa Tamura
美知政 田村
Hiroyuki Mishima
博之 三島
Toshiro Yukinari
俊郎 行成
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Tokuyama Corp
Kawaguchiko Seimitsu KK
Original Assignee
Tokuyama Corp
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置の電極基板間等の対向して設け
られる2面間にスペーサー粒子を設けるに際し、該スペ
ーサー粒子が過度に樹脂成分に覆われたりすることなく
均一に設けることができる方法を提供すること。 【解決手段】 対向して設けられる2面間の少なくとも
一方の面の表面上に、有機溶媒にスペーサー粒子を分散
させたスペーサー粒子分散液をスクリーン印刷し、有機
溶媒を蒸発させ、その後2面を対向させることを特徴と
する2面間にスペーサー粒子を設ける方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面間にスペーサー
粒子を設ける方法に関する。さらに詳しくは、例えば液
晶表示装置における電極基板の面間等にスペーサー粒子
を設ける方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子式視覚表示装置の一対の基板面間の
間隔を均一に保つ場合等において、該面間にスペーサー
粒子を設けることが行われる。例えば、液晶表示装置
は、電極層および該電極層の上にさらに配向膜を備えた
電極基板の2枚の間に、液晶とスペーサー粒子が挟まれ
た構造を持ち、上記スペーサー粒子は、2枚の電極基板
の間で液晶の配向を可能にするための間隔調整用として
使用されている。このような場合において、面間にスペ
ーサー粒子を設ける方法としては、現在、スペーサー噴
霧法が主流として行われている。これには、純水、アル
コール等の溶媒にスペーサー粒子を混ぜ基板上に噴霧す
るウエット方式と、ウエットの媒体を一切使用せずスペ
ーサー粒子を噴霧するドライ方式とがある。また、特開
平5−303102号公報には、スペーサー粒子を紫外
線硬化型または熱硬化型樹脂の媒体に混合し、スクリー
ン印刷法を用いて、面表面の任意の位置にスペーサー粒
子を配置固定する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】面間にスペーサー粒子
を設ける上でのポイントは、(1)スペーサー粒子の使
用量は可能な限り少量とし、そして粒子はできるだけ1
つ1つがバラバラの状態となっていること(スペーサー
粒子の凝集体があってはならない)と、(2)スペーサ
ー粒子が面全面に均一に分散していることにある。従来
のスペーサー粒子噴霧方法では全面に均一に分散させる
ことは難しく、特に、プラスチック製のスペーサー粒子
は、粒子が静電気を帯電して団子状態を形成し易く均一
な分散はいっそう困難であった。
【0004】スペーサー粒子が面間に団子状態で分散し
ていると対向する面間の間隔が均一に設定できなかった
り、液晶表示装置の場合には、液晶分子の配列を乱した
り、さらには、電子式視覚表示装置において団子状のス
ペーサー粒子によって、その部分の画面が白くなったり
して表示品質が低下する問題が生じる。また、タッチパ
ネル形式の表示装置の場合、上記の如く電極基板間の間
隔が不均一になると、表示に際し入力ペン等による外圧
が均等に伝わらず、安定的な信号の入出力が得られなく
なったりする。これに対して、前記スクリーン印刷法を
用いて面間にスペーサー粒子を設ける方法は、スペーサ
ー粒子を均一に分散させることが可能になり、面間の間
隔を良好に保持するには有用である。
【0005】しかしながら、この方法はスクリーン印刷
の際に、スペーサー粒子が媒体である樹脂成分にかなり
の拡がりをもって覆われて印刷され、この樹脂成分がそ
のまま面表面に残ってしまう問題があった。こうした樹
脂成分の拡がりは、例えば電子式視覚表示装置の場合、
表示品質を低下させ、液晶表示装置であれば、配向膜の
形成不良や、該配向膜の配向不良や配向乱れ等も引き起
こす原因となっていた。また、スペーサー粒子を覆う樹
脂量が不均一になることもあり、その場合、前記面間の
均一性も、必ずしも満足のできるものとなはならなかっ
た。以上の背景から、対向して設けられる面間にスペー
サー粒子を設けるに際し、該スペーサー粒子が過度に樹
脂成分に覆われたりすることなく均一に設けることがで
きる方法を開発することが望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題に鑑み鋭意研究を続けた結果、有機溶媒にスペーサー
粒子を分散させたスペーサー粒子分散液を使用してスク
リーン印刷することによって上記問題を解決できること
を見い出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明は対向して設けられる2面間にスペーサー粒子を設
ける方法であって、2面の少なくとも一方の面の表面上
に、有機溶媒にスペーサー粒子が分散しているスペーサ
ー粒子分散液をスクリーン印刷し、有機溶媒を蒸発さ
せ、その後2面を対向させて配置することを特徴とする
面間にスペーサー粒子を設ける方法である。
【0007】本発明において、スペーサー粒子を設ける
面間は、対向して設けられる2面間であればいかなる装
置の一部分であってもよい。通常は、液晶表示装置や、
エレクトロクロミック表示装置等の種々の電子式視覚表
示装置における、一対の透明性の電極基板間が好適な対
象となる。特に液晶表示装置における電極基板間が好適
な対象となる。
【0008】こうした液晶表示装置用の電極基板の構造
としては公知の構造が特に制限なく対象とされる。一般
には、図1の断面図に示されるような透明の電極基板1
a、1bの対向する両表面上に電極層2a、2bをそれ
ぞれ形成し、さらに該電極層の表面上に配向膜3a、3
bをそれぞれ形成した構造が対象として採用される。
【0009】上記電極基板としては、例えばガラス基
板、プラスチック基板、シリコン基板、プラスチックフ
ィルム等の公知の透明な絶縁性基板が有利に使用され
る。電極層も特に制限されない。普通の例では、一対の
電極基板について、一方の基板の電極層として信号線配
線パターンが、他方の基板の電極層として走査線配線パ
ターンがそれぞれ形成されている。電極層の材質として
は、透明で且つ導電性を有するものであれば、公知のも
のが何ら制限なく採用される。例えば、ITO(Indium
Tin Oxide)、SnO2、In23等の材質が挙げられ
る。さらに、上記電極層の表面に形成する配向層として
も公知のものが何ら制限なく使用される。例えば、ポリ
イミド樹脂等の耐熱性樹脂よりなる薄膜の表面をラビン
グ布により配向させたものが使用される。
【0010】一方、本発明において、こうした面間に設
けられるスペーサー粒子4としては、剛性体の粒子であ
ればその素材は特に制限されない。好適には、例えばジ
ビニルベンゼンを主成分とする架橋共重合体粒子、ベン
ゾグアナミン・メラミン・ホルムアルデヒド縮合物粒
子、シリカ粒子、ガラス粒子等が挙げられる。スペーサ
ー粒子の形状は、例えば球状や棒状であることができる
が、球状であることが好ましい。
【0011】球状のスペーサー粒子は、長径と短径との
比で表される真球度が0.9以上であるのが好ましい。
また、棒状のスペーサー粒子は、例えばガラス繊維の切
断物であり、長さが直径の1.5〜30倍のものが好ま
しい。また、粒径または直径としては1〜15ミクロン
で、変動率が5%以下のものを使用するのが好適である
が、印刷版の孔径仕上り精度と孔内へのスペーサー詰り
を考慮すれば変動率は小さい方が好ましい。
【0012】なお、スペーサー粒子は、特開平6−28
9402号公報等に記載されるような表面に熱可塑性樹
脂、好適には融点が250℃以下の熱可塑性樹脂が付着
したものが好ましい。こうしたスペーサー粒子では、面
表面に設けられた後、該熱可塑性樹脂の融点以上の温度
で加熱することにより、この熱可塑性樹脂を溶融させ、
上記スペーサー粒子を面表面に強固に溶着させることが
可能になる。
【0013】本発明では、対向して設けられる2面間へ
のスペーサー粒子の設置は、有機溶媒にスペーサー粒子
が分散しているスペーサー粒子分散液をスクリーン印刷
することにより実施される。なお、スペーサー粒子を設
ける面は、対向して設けられる2面の一方の面でも両方
の面でもよい。液晶表示装置の場合、通常は、いずれか
一方の面上にスペーサー粒子を設け、その後互いの面を
対向させるのが一般的である。その場合、スペーサー粒
子は、電極基板の配向膜面上に設けるのが一般的である
が、電極基板の電極層上に先にスペーサー粒子を設け、
次いでそれを覆う形で配向膜を形成させることもでき
る。この場合には、スペーサー粒子は電極基板の電極層
上に設けられる。さらに、スペーサー粒子は、電極基板
上の光不透過性物質でパターニングされた箇所、いわゆ
るブラックマトリックス上に設け、表示画素の領域には
設けないことが、スペーサー粒子が画像表示を阻害せず
表示品質を良好にする上で好適である。
【0014】本発明において有機溶媒は、スペーサー粒
子が不溶性あるいは難溶性である限り、公知のものが特
に制限なく使用される。本発明で使用される有機溶媒と
しては、スクリーン印刷中に蒸発が少ないもの、さら
に、スクリーン印刷版の孔から裏まわりがないもの、ま
た、スクリーン印刷版上をスキージで摺動させた時、該
印刷版の孔からスペーサー粒子を面上に配置できるもの
が好ましい。こうした有機溶媒としては、粘度が10〜
10,000mPa.s、好ましくは50〜5,000m
Pa.sのものであるのが好適である。
【0015】具体的には、1−オクタノール、2−オク
タノール、2−エチル−1−ヘキサノール、1−ノナー
ル、1−デカノール、3,5,5−トリメチル−1−ヘキ
サノール、1−ウンデカノール、1−ドデカノール、
1,2−エタンジオール、1,2−プロパンジオール、
1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,
5−ペンタンジオール、2−ブテン−1,4−ジオー
ル、2−エチル−2,4−ペンタンジオール、2−エチ
ル−1,3−ヘキサンジオール、グリセリン、1,2,6
−ヘキサントリオール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、3−クロロ−1,2−プロパンジオ
ール等の炭素数が3〜12のアルコール類が好ましく用
いられる。
【0016】上記有機溶媒は、1種類または2種類以上
を混合して使用することも可能である。また、高粘度溶
媒と低粘度溶媒を混合して、印刷しやすい粘度に調整し
て使用することも可能である。これらの有機溶媒中への
スペーサー粒子の分散では、スペーサー同志が固まって
凝集状態をつくらないように、できるだけ1つ1つバラ
バラの状態となるように分散させる。
【0017】スペーサー粒子の濃度は、有機溶媒中の粒
子密度や、面上へのスペーサー散布個数と印刷率、連続
印刷していく上での急激な濃度低下および印刷のし易さ
等から、0.1〜50重量%とするのが好ましい。分散
させる手段としては、例えば超音波、ホモゲナイザー、
ミキサー、シェカー等が用いられ均一に分散される。
【0018】有機溶媒中には、本発明の効果を損なわな
い範囲、好適には10重量%以内の範囲でアクリル樹
脂、塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂やエポキシ樹脂、
フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を溶解させ、粘度を調
整してもよい。また、ナフタリン、シュウ酸アンモニウ
ム等の昇華性を示す紛体を配合し、粘度を調整してもよ
い。
【0019】スペーサー粒子分散液を面表面上にスクリ
ーン印刷する方法は、印刷パターンを形成したスクリー
ン印刷版の孔から印刷液を押し出す公知のスクリーン印
刷方法が制限なく利用される。具体的には、図2に示さ
れているように、対象とする面表面に、スクリーン印刷
版6をその孔8、9が該面表面の意図する箇所に位置す
るように重ね、スクリーン印刷版の上に上記スペーサー
粒子分散液を塗布する。
【0020】次に、図3に示されているように、スクリ
ーン印刷版の上をスキージ11で擦ってそれぞれの孔中
にスペーサー粒子分散液のスペーサー粒子4を押し込
み、そして、スクリーン印刷版を取り除く方法により行
うのが好ましい。ここで、スクリーン印刷版は、弾性体
および非弾性体のメッシュ、平板のいずれでもよい。例
えば、弾性体にはナイロン線、ポリエチレンテレフタレ
ート線、ステンレス鋼線を編んだメッシュ或いはこれに
感光性乳剤を塗布した版等があり、非弾性体には、ニッ
ケル、コバルト、クロム、モリブデン、チタン、金、白
金、ステンレス鋼等がある。また、孔の形状としては、
公知のスクリーン印刷版に採用されているものが何等制
限なく適用できる。特に、エッチング、レーザー光透
過、電鋳、無電解メッキ等で作成したストレート、テー
パー状等の貫通孔は、溶媒が無印圧で裏にまわらないも
のであれば、スペーサー粒子を該貫通孔に1個づつ配置
し易く好適である。
【0021】特に、スクリーン印刷版としては、例えば
非弾性体平板に多数の貫通孔が設けられてなり、該貫通
孔は一方の開口部から他方の開口部に向けて孔径が大き
くなったテーパー状であるものや非弾性体平板に多数の
貫通孔が設けられてなり、該貫通孔の一方の開口部周囲
に非弾性体平板面よりも低い凹部を有してなるものが好
適である。また、スクリーン印刷におけるスキージ圧は
10〜500mPa、スキージ硬度は55〜85゜、ス
キージ角度は30〜90゜、摺動速度は1〜500mm
/秒とするのが好適である。
【0022】次に、本発明では、スクリーン印刷後、有
機溶媒を蒸発させる。その方法としては、特に制限され
るものではないが、具体的には乾燥炉、(クリー
ン)オーブン、ホットプレート、遠赤外線放射方
式、減圧乾燥方式のいずれかの方法で行なうのが好ま
しい。蒸発条件の温度と時間については、使用する有機
溶媒とスペーサー粒子の種類や面上の状態から適宜決め
ることが好ましい。
【0023】また、いずれの場合も装置および装置内か
らのゴミの発生による、面上へのゴミの付着がないよう
に注意しなければならない。なお、スペーサー粒子とし
て、その表面に熱可塑性樹脂を有するものを使用した場
合には、有機溶媒を蒸発させた後或いは蒸発させなが
ら、スペーサー粒子表面の樹脂を溶融させてスペーサー
粒子と基板表面とを固着させるのが好適である。このよ
うにして、対向して設けられる2面間の少なくとも一方
の面の表面上に、スペーサー粒子を設け、その後2面を
対向させることにより、該面間に良好にスペーサー粒子
を設けることが可能になる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明により理解されるように、本
発明によれば、対向して設けられる2面間の任意の位置
にスペーサー粒子を均一に配置できるため、面間の間隔
が均一になり電子式視覚表示装置の表示品質が良好にな
る。例えば、液晶表示装置の場合、電極基板間に注入さ
れる液晶分子の配列が乱れることなく表示品質が良くな
り、鮮明な映像が得られるようになる。
【0025】さらに、液晶表示装置の場合、電極基板上
の配向膜の配向不良や配向乱れも抑制され、さらに、該
電極基板上にスペーサー粒子を設けた後、その上に配向
膜を形成する場合には、配向膜の形成不良も防止でき
る。また、タッチパネル形式の表示装置の場合では、入
力ペン等による入力外圧の均圧接触が可能になり、安定
した入出力信号が得られるようになる。
【0026】
【実施例】以下に本発明を詳細に説明するために実施例
および比較例を示すが本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。なお、実施例および比較例において
の、各種式験結果は、下記の基準に準じて測定した値で
ある。
【0027】・色ムラ 液晶セルに偏光板を貼り、電圧を印加して、セルの色ム
ラを目視で観察した。評価は、以下の基準で行った。 A;表示状態が均一で、色ムラが全く観察されない。 B;うっすらと色ムラのある箇処が認められる。 C;かなり濃い色ムラのある箇処が認められる。
【0028】・セルギャップ 液晶セルの面方向の任意の100点のセルの厚みを顕微
偏光分光光度計((株)オーク製作所製;「TFM−1
20−AFT−PC」)により測定し、各値から電極基
板間の間隔の平均値を求めた。得られた平均値に対し、
上記測定した各値のバラツキが±0.05μmの範囲内
にあるものを○、このバラツキが±0.05μmより大
きいものを×として評価した。
【0029】実施例1 ガラス基板上に二酸化ケイ素の薄膜(厚み1000±2
00オングストローム)を積層し、さらにその上にイン
ジウムースズ酸化物よりなる透明電極(厚み300±1
50オングストローム)を設けた。さらにその上にポリ
イミド樹脂を塗布し、焼成・硬化させて配向膜を形成
し、配向膜にラビング処理を施して電極基板を作成し
た。一方、1,2−プロパンジオール(プロピレングリ
コール)(粘度56mPa.s)にスペーサー粒子とし
て直径9μmの真球プラスチック(商品名:エポスター
GP−H90、(株)日本触媒製)を25重量%になる
ように配合し、超音波でスペーサー含有溶媒に均一に混
合分散してスペーサー粒子分散液を調製した。得られた
スペーサー粒子分散液を前記電極基板にスクリーン印刷
した。スクリーン印刷版としては、図2の断面図に示す
ものを使用した。このスクリーン印刷版は、ニッケル製
であり、330mm×230mm×20μmの厚みであ
り、上面の開口部8の直径が50μm、下面の開口部9
の直径が20μmであるテーパー状の貫通孔が等間隔に
150個/mm2の密度で穿設されており、さらに、下
面の開口部の周囲には、直径40μm、深さ2μmの凹
部10を有するものである。スクリーン印刷におけるス
キージ圧は1.0kg/250mm、スキージ硬度は7
0゜、スキージ角度は70゜、摺動速度は100mm/
秒であった。その後、スクリーン印刷版を取り除き、ス
ペーサー粒子分散液がスクリーン印刷された電極基板を
ホットプレート上に置き、溶媒を完全に蒸発させて、ス
ペーサー粒子がラビングされた配向膜上設置された電極
基板を得た。この電極基板に、対向基板をシール剤で通
常の方法で接着した。得られた空セルに液晶を入れ、常
法に従って液晶セルを作成した。この液晶セルについて
色ムラおよびセルギャップを測定し、結果を表1に示し
た。
【0030】実施例2 実施例1において、スペーサー粒子分散液の有機溶媒を
1,3−ブタンジオール(粘度130.3mPa.s)に
代える以外は、実施例1と同様に行って液晶セルを得
た。この液晶セルについて色ムラおよびセルギャップを
測定し、結果を表1に示した。
【0031】実施例3 グリセリン(粘度1412mPa.s)にスペーサー粒
子として直径5μmの真球状シリカ(商品名:スペーサ
ーシリカLS−50WH(株)トクヤマ製)を35重量
%となるように配合し、超音波でスペーサー含有溶剤に
均一に混合分散し、スペーサー粒子分散液を得た。スク
リーン印刷版としては、ニッケル製であり、330mm
×230mm×20μm(厚み)であり、上面の開口部
8の直径が40μm、下面の開口部9の直径が12μm
であるテーパー状の貫通孔が等間隔に25個/mm2
密度で穿設されており、さらに、下面の開口部の周囲に
は、直径60μm、深さ2μmの凹部10を有するもの
を使用した。このスクリーン印刷版を用いて実施例1と
同様な電極基板にスクリーン印刷した後、溶媒を完全に
蒸発させ、スペーサー粒子が配向膜上に設置された電極
基板を得た。この電極基板に、対向基板をシール剤で通
常の方法で接着した。得られた空セルに液晶を入れ、常
法に従って液晶セルを作成した。この液晶セルについて
色ムラおよびセルギャップを測定し、結果を表1に示し
た。
【0032】実施例4 1,5−ペンタンジオール(粘度128mPa.s)に、
スペーサー粒子として直径5μmで、表面にポリメチル
メタクリレートを有する真球状シリカ(商品名:スペー
サーシリカLS−50MP(株)トクヤマ製)を35重
量%となるように配合し、超音波でスペーサー含有溶媒
に均一に混合分散し、スペーサー粒子分散液を得た。こ
れを実施例3と同様にして電極基板にスクリーン印刷し
た後、クリーンオーブン中で溶媒を蒸発させながら、シ
リカの表面の熱可塑性樹脂を溶融して、スペーサー粒子
がラビングされた配向膜上に融着された電極基板を得
た。この電極基板のスペーサー粒子設置面に高圧クリー
ン窒素ガスの圧で吹きつけた後、光学顕微鏡で観察した
ところ、スペーサーはすべて任意の位置に残存してい
た。上記と同様にして得た電極基板に対向基板をシール
剤で通常の方法で接着した。得られた空セルに液晶を入
れ、常法に従って液晶セルを作成した。この液晶セルに
ついて色ムラおよびセルギャップを測定し、結果を表1
に示した。
【0033】実施例5 ブラックマトリックスをパターニングした電極基板を用
い、実施例4で使用したスペーサー粒子分散液を用い
た。スクリーン印刷版としては、実施例3で使用したも
のと同様の構造にあり、且つ電極基板上のブラックマト
リックスの交点上に貫通孔が位置するように設計したも
のを用いた。実施例3と同様にしてスクリーン印刷した
後、クリーンオーブン中で溶剤を蒸発させながら、シリ
カの表面の熱可塑性樹脂を溶融して、ブラックマトリッ
クス上の交点にスペーサー粒子が融着した電極基板を得
た。この電極基板に対向基板をシール剤で通常の方法で
接着した。得られた空セルに液晶を入れ、常法に従って
液晶セルを作成した。この液晶セルについて色ムラおよ
びセルギャップを測定し、結果を表1に示した。
【0034】比較例1 実施例1においてスペーサー粒子の電極基板上への設置
を、スペーサー粒子が1%濃度となるように50%アル
コール水溶液に分散されたスペーサー粒子分散液を、不
活性気体の噴出により霧状とし散布することにより実施
した以外は、実施例1と同様に行って液晶セルを得た。
この液晶セルについて色ムラおよびセルギャップを測定
し、結果を表1に示した。
【0035】比較例2 スペーサー粒子として直径9μmの真球プラスチック
(商品名:エポスターGP−H90(株)日本触媒製)
を25重量%になるように紫外線硬化型樹脂に混合分散
し、スペーサー粒子分散液を調製した。これを実施例1
と同様にして電極基板にスクリーン印刷した。その後、
スクリーン印刷版を取り除き、紫外線を照射することに
よりスペーサー粒子を覆う紫外線硬化型樹脂の拡がりを
硬化させ、スペーサー粒子が配向膜上に設置された電極
基板を得た。この電極基板に対向基板をシール剤で通常
の方法で接着した。得られた空セルに液晶を入れ、常法
に従って液晶セルを作成した。この液晶セルについて色
ムラおよびセルギャップを測定し、結果を表1に示し
た。
【0036】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な液晶表示装置の断面図である。
【図2】スクリーン印刷におけるスクリーン印刷版の上
にスペーサー粒子分散液を塗布した状態を示す概略断面
図である。
【図3】スクリーン印刷における、スクリーン印刷版の
上をスキージで擦って孔中にスペーサー粒子分散液を押
し込んだ状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1a 電極基板 1b 電極基板 2a 電極層 2b 電極層 3a 配向膜 3b 配向膜 4 スペーサー粒子 5 液晶 6 スクリーン印刷版 7 有機溶媒 8 上面開口部 9 下面開口部 10 凹部 11 スキージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 行成 俊郎 山梨県南都留郡河口湖町船津6663−2 河 口湖精密株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して設けられる2面間にスペーサー
    粒子を設ける方法であって、2面の少なくとも一方の面
    の表面上に、有機溶媒にスペーサー粒子が分散している
    スペーサー粒子分散液をスクリーン印刷し、有機溶媒を
    蒸発させ、その後2面を対向させて配置することを特徴
    とする面間にスペーサー粒子を設ける方法。
  2. 【請求項2】 スペーサー粒子を設ける面間が、液晶表
    示装置における電極基板の面間である請求項1記載の面
    間にスペーサー粒子を設ける方法。
JP26264695A 1995-10-11 1995-10-11 面間にスペーサー粒子を設ける方法 Pending JPH09105944A (ja)

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