JPH09107612A - 架空線条の安全切断収束装置及びその架空線条の安全切断収束方法 - Google Patents

架空線条の安全切断収束装置及びその架空線条の安全切断収束方法

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JPH09107612A
JPH09107612A JP29027095A JP29027095A JPH09107612A JP H09107612 A JPH09107612 A JP H09107612A JP 29027095 A JP29027095 A JP 29027095A JP 29027095 A JP29027095 A JP 29027095A JP H09107612 A JPH09107612 A JP H09107612A
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overhead wire
cutting
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support
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JP29027095A
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English (en)
Inventor
Mikio Takehama
幹雄 竹浜
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NISHI NIPPON SYST KENSETSU KK
Original Assignee
NISHI NIPPON SYST KENSETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電柱へ登ることなく地上で架空線条を安全に
切断収束でき、切断した端部で作業者や通行者の負傷も
防止でき、下面側の道路の交通渋滞もない架空線条の安
全切断収束装置及びその安全切断収束方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 架空線条12の切断予定位置から離隔した両
側位置に係脱自在に係着され、切断された後の架空線条
の両端部を牽引して緊張状態を保持する第1、第2係止
部14a、14bと、この第1、第2係止部を支持して
地上からの操作で架空線条へ第1、第2係止部を係着さ
せる着脱支持機構16と、前記第1、第2係止部に相互
に連係された収束案内機構18を備え、地上からの操作
で切断後の架空線条の緊張状態を維持しつつ切断された
架空線条の両端を徐々に離開方向へ案内して架空線条を
地上へ安全に収束させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電柱に架設された通信
線や電力線その他の架空線条を安全に切断して地上へ収
束させる架空線条の安全切断収束装置及びその安全切断
収束方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通信ケーブルは電柱に架設した金
属撚り線等にクリップ類で係止しながら張架している。
そして通信ケーブルの撤去、張り替え等と同時に金属撚
り線(以下、架空線条と言う。)を撤去する場合には、
作業者が電柱に登って電柱に係留している架空線条の撤
去する側と電柱とに張線器を取付け、この張線器のハン
ドルを操作しながら架空線条を緊張保持する。この張線
器で緊張保持した架空線条を電柱から切断し、この切断
した端部にロープを結束して電柱に仮止めした後で張線
器のハンドルを逆操作しながら架空線条の張力を弛緩さ
せる。その後で、張線器を架空線条と電柱から取り外す
と共に電柱に仮止めしたロープを作業者が繰出しながら
架空線条を地上へ収束させている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
架空線条の切断収束作業においては、(1)作業者が電
柱上で張線器の取付け、架空線条の切断、金属撚り線に
結束したロープの繰出し等の諸作業を行うときに誤って
転落する危険がある。(2)木製の電柱が根腐れして左
右の架空線条の張力で電柱が保持されている場合には、
架空線条を切断したときに、左右の架空線条の張力のバ
ランスがくずれて電柱が倒伏し、人身事故を発生する危
険がある。(3)切断した架空線条の端部が仮止めした
ロープから外れて跳ね飛び状に地上に垂れ下がれ、これ
に地上の作業補助者や近くの歩行者が触れて負傷する危
険や、或は架空線条が道路を横断して架設されている場
合には、交通渋滞を発生する等の問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、架空線条を地上から支持
しながら地上へ切断収束させることにより、作業者が電
柱に昇る必要がなく転落事故等を防止しながら安全に収
束作業ができ、架空線条の切断した端部が地上へ跳ね飛
び状に垂れ下って作業者や歩行者が負傷する危険もな
く、下面側の道路に交通渋滞を発生することもない等を
特徴とした架空線条の安全切断収束装置及びその安全切
断収束方法を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、架空線条12の切断予定
位置から離隔した両側位置に係脱自在に係着され、切断
された後の架空線条12の両端部を牽引しつつ緊張状態
を保持するための第1、第2係止部14a、14bと、
この第1、第2係止部14a、14bを着脱自在に支持
して地上からの操作により架空線条12へ同第1、第2
係止部14a、14bを係着させる着脱支持機構16
と、前記第1、第2係止部14a、14bに相互に連係
され、切断後の架空線条12の緊張状態を維持しつつ切
断された架空線条12の両端を徐々に離開する方向へ案
内しながら架空線条を低位置へ安全収束させる収束案内
機構18とを備えてなる架空線条の安全切断収束装置1
0から構成される。
【0006】また、請求項2に係る発明では、前記第
1、第2係止部14a、14bは、前記架空線条12に
着脱自在に係着する係着部20と、この係着部20内で
前記架空線条12の緊張状態を保持するように同架空線
条12を係止ロックする係止体22とを備えてなること
としてもよい。
【0007】また、請求項3に係る発明では、前記係着
部20は、その上面部が前記架空線条12に載架し得る
枠部材24からなり、前記架空線条10に懸架、離脱自
在に形成されてなることとしてもよい。
【0008】また、請求項4に係る発明では、前記枠部
材24は、端面視コ字状に形成され、この枠部材24の
下端部に前記係止体22が設けられ、この係止体22
は、前記枠部材24を架空線条12に懸架した状態で架
空線条12方向に付勢された係止カム32からなること
としてもよい。
【0009】また、請求項5に係る発明では、前記着脱
支持機構16は、支持棒46の上端に着脱自在に係止さ
れた支持枠48と、この支持枠48に設けられ、前記第
1、第2係止部14a、14bの端部をそれぞれ着脱自
在に支持する第1、第2支持部50a、50bと、を有
し、前記第1、第2支持部50a、50bには、前記第
1、第2係止部の係止カムを架空線条方向の付勢に抗し
て離開した状態に保持する制止部材52を備えてなるこ
ととしてもよい。
【0010】また、請求項6に係る発明では、前記着脱
支持機構16は、二又支持枠48aを有し、前記二又支
持枠48aの両端部には中空箱状の第1、第2支持部5
0a、50bを備え、この第1、第2支持部50a、5
0bには、ループ状の枠杆62からなる制止部材52が
回動可能に取付けられ、この枠杆62を水平状態に保持
しつつ水平方向に回動させた前記係止カム32の垂下部
を前記枠杆62内に係着させた状態で同係止カム32を
架空線条12から離隔した位置に保持することとしても
よい。
【0011】また、請求項7に係る発明では、前記収束
案内機構18は、前記第1、第2係止部14a、14b
に設けられた案内部64と、前記一方の係止部14から
他方の係止部14の案内部64へ交互に掛け廻された操
作線条66と、を有してなることとしてもよい。
【0012】また、請求項8に係る発明では、前記収束
案内機構18は、前記第1、第2係止部14a、14b
に相互に対向する様に固定された螺子軸92a、92b
と、両方の螺子軸92a、92bに螺合回転しつつ、同
螺子軸92a、92bを近接、離間させるターンバック
ル体94とを有し、該ターンバックル体94には、プー
リ98が取付けられ、このプーリ98には操作線条10
0が掛廻されてなることとしてもよい。
【0013】また、請求項9によれば、前記第1、第2
係止部14a、14bは、前記係止体22に連係され、
互いに対向配置されて相互に近接方向に移動すると前記
係止体22を架空線条12側に押しつけて同架空線条1
2を第1、第2係止部14a、14b内に係止させる第
1、第2牽引アーム102a、102bを備え、これら
の第1、第2牽引アーム102a、102bには収束案
内機構18の操作線条66が掛け廻わされ、この操作線
条66の牽引と繰出とを操作しながら前記係止体22に
よる架空線条12の係脱ロックと、収束案内機構18に
よる架空線条の収束案内を同期させてなることとしても
よい。
【0014】また、請求項10によれば、前記第1、第
2係止部14a、14bには、前記第1、第2牽引アー
ム102a、102bを相互に離隔させた位置に保持し
つつ前記係止体22側に係止空間108を形成する状態
を維持させる保持部110が設けられてなることとして
もよい。
【0015】また、請求項11によれば、二又杆114
の両端側には、前記セット保持部110内で第1、第2
牽引アーム102a、102bの近接移動を係止させる
の保持部材116が設けられ、この二又杆114は、下
方から支持棒46に着脱支持されてなることとしてもよ
い。
【0016】次に、請求項12に係る発明は、切断後で
も架空線条12の張架緊張状態を保持し得るような係止
力を有し、互いに近接離間方向に移動可能な係止部材1
4a、14bを、着脱支持機構16を介して地上からの
操作により架空線条12の切断予定位置の両側に離隔し
た状態を保ちながら係着させ、この係止部材14a、1
4bにより切断予定位置の両側を把持した状態でその位
置を切断し、その後同係止部材14a、14bを離間方
向に移動させつつ緊張状態を徐々にゆるめながら架空線
条12の切断収束を行うことを特徴とする架空線条の安
全切断収束方法から構成される。
【0017】
【作用】本発明の請求項1に係る架空線条の安全切断収
束装置は、架空線条の切断予定位置から離隔した両側位
置に係脱自在に係着され、切断された後の架空線条の両
端部を牽引しつつ緊張状態を保持するための第1、第2
係止部と、この第1、第2係止部を着脱自在に支持して
地上からの操作により架空線条へ同第1、第2係止部を
係着させる着脱支持機構と、前記第1、第2係止部に相
互に連係され、切断後の架空線条の緊張状態を維持しつ
つ切断された架空線条の両端を徐々に離開する方向へ案
内しながら架空線条を低位置へ安全収束させる収束案内
機構と、を備えている。着脱支持機構に第1、第2係止
部を着脱係止して支持して地上からの操作により架空線
条へ同第1、第2係止部を係着させる。その後で第1、
第2係止部を係止ロックした中間位置角線条を切断し、
収束案内機構で架空線条の両端を徐々に離開する方向へ
案内しながら架空線条を地上へ収束させる。従って、作
業者が電柱に昇る必要がなく、架空線条の収束作業を安
全に遂行できる。
【0018】また、請求項2によれば、前記第1、第2
係止部は、前記架空線条に着脱自在に係着する係着部
と、この係着部内で前記架空線条の緊張状態を保持する
ように同架空線条を係止ロックする係止体とを備えてい
る。第1、第2支持部の係着部を架空線条に係着したと
きに架空線条に係止体が強固に圧着して係止ロックされ
る。切断収束作業中の第1、第2係止部が架空線条から
離脱することがなく地上へ収束できる。
【0019】また、請求項3によれば、前記係着部は、
その上面部が前記架空線条に載架し得る枠部材からな
り、前記架空線条に懸架、離脱自在に形成されている。
架空線線条に係着部を係着したときに、架空線条に載架
した状態の枠部材が離脱することなく、また、枠部材は
上方へ持ち上げて簡単に取り外しができ、従って係着部
を架空線条へ容易に着脱できる。
【0020】また、請求項4によれば、前記枠部材は、
端面視コ字状に形成され、この枠部材の下端部に前記係
止体が設けられ、この係止体は、前記枠部材を架空線条
に懸架した状態で架空線条方向に付勢された係止カムか
らなる。架空線条に載架した枠部材と架空線条方向に付
勢された係止カムとで架空線条を強固に係止でき、係止
部の架空線条からの離脱を防止できる。
【0021】また、請求項5によれば、前記着脱支持機
構は、支持棒の上端に着脱自在に係止された支持枠と、
この支持枠に設けられ、前記第1、第2係止部の端部を
それぞれ着脱自在に支持する第1、第2支持部と、を有
し、前記第1、第2支持部には、前記第1、第2係止部
の係止カムを架空線条方向の付勢に抗して離開した状態
に保持する制止部材を備えている。支持枠の第1、第2
支持部に、第1、第2係止部を支持して係止カムを付勢
に抗して離開状態に制止部材で保持し、そのまま支持枠
を架空線条の切断位置へ上昇させて第1、第2係止部を
架空線条に懸架する。その後で支持枠を引き下げて第
1、第2支持部を第1、第2係止部から引き抜くと、制
止部材による係止カムの保持が解除され、係止カムが架
空線条に係着して架空線条の係止ロックを敏速で確実に
できる。
【0022】また、請求項6によれば、前記着脱支持機
構は、二又支持枠を有し、前記二又支持枠の両端部には
中空箱状の第1、第2支持部を備え、この第1、第2支
持部には、ループ状の枠杆からなる制止部材が回動可能
に取付けられ、この枠杆を水平状態に保持しつつ水平方
向に回動させた前記係止カムの垂下部を前記枠杆内に係
着させた状態で同係止カムを架空線条から離隔した位置
に保持することを特徴とする。支持枠の両上端部の中空
箱状の第1、第2支持部に第1、第2係止部を支持し、
支持部の係止カムを付勢に抗して水平方向に回動して支
持部のループ状の枠杆からなる制止部材に係止して保持
する。この状態で架空線条に第1、第2係止部を懸架
し、二又支持枠を下方へ引き下げるとループ状の枠杆が
係止カムから簡単に脱係されて係止カムの保持が解除さ
れて、係止カムで架空線条が係止ロックされる。二又支
持枠への引き下げのときに抵抗もなく係止カムの保持を
解除できて敏速、確実に第1、第2係止部で架空線条を
係止できる。
【0023】また、請求項7によれば、前記収束案内機
構は、前記第1、第2係止部に設けられた案内部と、前
記一方の係止部から他方の係止部の案内部へ交互に掛け
廻された操作線条と、を有している。切断した架空線条
の両端に係着された第1、第2係止部を操作索条で牽引
しつつ徐々に操作索条を繰り出し、架空線条の切断間隔
を拡張しながら張力を弛緩させて安全に地上へ収束でき
る。
【0024】また、請求項8によれば、前記収束案内機
構は、前記第1、第2係止部に相互に対向する様に固定
された螺子軸と、この両方の螺子軸に螺合回転しつつ、
同螺子軸を近接、離間させるターンバックル体と、を有
し、該ターンバックル体には、プーリが取付けられ、こ
のプーリには操作線条が掛廻されている。ターンバック
ル体を回転させつつ左右の螺子軸を離間方向に確実に案
内しながら切断した架空線条を地上に収束でき、架空線
条の荷重負荷を螺子軸で制御保持して作業者の負担が軽
減される。
【0025】また、請求項9によれば、前記第1、第2
係止部は、前記係止体に連係され、互いに対向配置され
て相互に近接方向に移動すると前記係止体を架空線条側
に押しつけて同架空線条を第1、第2係止部内に係止さ
せる第1、第2牽引アームを備え、これらの第1、第2
牽引アームには収束案内機構の操作線条が掛け廻わさ
れ、この操作線条の牽引と繰出とを操作しながら前記係
止体による架空線条の係脱ロックと、収束案内機構によ
る架空線条の収束案内を同期させている。第1、第2係
止部を架空線条に係着した後で操作線条を牽引しながら
係止体を架空線条に強固に係止し、切断予定位置を切断
した後で操作線条の牽引と、繰出とを交互におこなって
同期させながら架空線条を地上へ収束でき、機構が簡略
で、軽量であるため、作業を敏速におこなえる。
【0026】また、請求項10によれば、前記第1、第
2係止部には、前記第1、第2牽引アームを相互に離隔
させた位置に保持しつつ前記係止体側に係止空間を形成
する状態を維持させる保持部が設けられている。保持部
に第1、第2牽引アームを保持して係止部に係止空間を
形成し、これにより架空線条に第1、第2係止部を容易
に係着でき、また保持部によるアームの保持を解除して
係止体で第1、第2支持部を架空線条に係止できる。
【0027】また、請求項11によれば、二又杆の両端
側には、前記保持部内で第1、第2牽引アームの近接移
動を係止させる保持部材が設けられ、この二又杆は、下
方から支持棒に着脱支持されている。二又杆の保持部材
を保持部内に挿入して第1、第2牽引アームの近接移動
を係止して係止空間を係止部に設け、この状態で二又杆
を切断位置へ上昇させて係止空間を架空線条に係着し、
その後で二又杆を引下げて保持部材を保持部から引き抜
き、同時に第1、第2牽引アームを近接方向に牽引して
第1、第2係止部を架空線条に係止しながら架空線条を
地上へ収束できる。
【0028】次に、請求項12に係る架空線条の安全切
断収束方法は、切断後でも架空線条の張架緊張状態を保
持し得るような係止力を有し、互いに近接離間方向に移
動可能な係止部材を、着脱支持機構を介して地上からの
操作により架空線条の切断予定位置の両側に離隔した状
態を保ちながら係着させ、この係止部材により切断予定
位置の両側を把持した状態でその位置を切断し、その後
同係止部材を離間方向に移動させつつ緊張状態を徐々に
ゆるめながら架空線条の切断収束を行うことを特徴とす
る。切断予定位置の架空線条に、着脱支持機構を介して
係止部材を係着し、切断された架空線条の端部に係着し
ている係止部材を相互に離間方向へ移動させて係止部材
の緊張を徐々に緩めて架空線条を安全に地上へ収束で
き、作業者が電柱等に昇る必要がなく、地上からの操作
で架空線条を支持しながら架空線条の切断収束作業を安
全に遂行できる。
【0029】
【実施例】以下、添付図面により、本発明の好適な実施
例を説明する。図1、図2には、本発明の実施例に係る
架空線条の安全切断収束装置(以下、「安全切断収束装
置」と略する。)10aが示されている。図より明らか
な様に、安全切断収束装置10aは、架空線条12の切
断予定位置から離隔した両側位置に係脱自在に係着さ
れ、切断された後の架空線条12の両端部を牽引しつつ
緊張状態を保持するための第1、第2係止部14a、1
4bと、この第1、第2係止部14a、14bを着脱自
在に支持して地上からの操作により架空線条12へ同第
1、第2係止部14a、14bを係着させる着脱支持機
構16と、この第1、第2係止部14a、14bに相互
に連係され、切断後の架空線条12の緊張状態を維持し
つつ切断された架空線条12の両端部を徐々に離開する
方向へ案内しながら架空線条12を低位置へ安全収束さ
せる収束案内機構18とを備えている。
【0030】図1、図2に示す様に、第1、第2係止部
14a、14bは、軽合金、硬質合成樹脂等を素材とし
て形成され、架空線条12に着脱自在に係着する係着部
20と、この係着部20内で架空線条12の緊張状態を
保持するように同架空線条12を係止ロックする係止体
22を備えている。前記係着部20は、上面部が架空線
条12に載架し得る様に、端面視で下向きコ字状の枠部
材24に形成されている。このコ字状の枠部材24の一
端側には枠板26が下方へ延設され、この枠板26の下
端部にコ字状の枠部材24と上下対向した端面視U字状
の溝受部28が設けられて、この溝受部28内に前記係
止体22が配置されている。枠板26の反対側において
枠部材24と溝受部28との間隔は開口30されてい
る。
【0031】これにより、枠部材24の開口30を利用
して枠部材24を架空線条12に着脱自在に載架しなが
ら第1、第2係止部14a、14を架空線条12の切断
予定位置から離隔した両側位置に係着し、係止体22で
架空線条12を強固に係止ロックできる。そして、第
1、第2係止部14a、14bの中間位置で架空線条1
2を切断した後で、収束案内機構18で切断した架空線
条18の両端部を緊張状態に維持しながら徐々に離開す
る方向へ案内して架空線条12を地上へ収束できる。従
って、作業者が電柱に昇って架空線条を切断収束させる
ことなく安全に作業を遂行できる。また、切断した架空
線条12の端部が地上へ跳ね飛び状に垂れ下り、近隣の
作業者や歩行者が垂れ下がった架空線条の端部で負傷す
る危険も防止できる。また、第1、第2係止部14a、
14bを架空線条12に反復装着しながら、複数の電柱
に架設された各架空線条12の切断収束作業を逐次連続
して遂行できることとなる。
【0032】図に示す様に、前記係止体22は、前記枠
部材24を架空線条12に懸架した状態で架空線条12
方向に付勢された係止カム32からなる。この係止カム
32は、略逆L字状の板カムに形成され、その頭頂部3
4が架空線条12にスムーズに係脱できるように円弧面
36に形成され、かつ滑面状の硬質合成樹脂の被覆体3
8で被覆されている。この係止カム32は、枠部材24
の溝受部28内に貫通固定したピン40に脚部が軸支さ
れ、このピン40に設けたコイルスプリング42で係止
カム32の頭頂部34が枠部材24内の架空線条12へ
切断予定位置側から回動しながら係着する様に常時付勢
されている。
【0033】第1、第2係止部14a、14bにおい
て、各係止カム32、32は架空線条方向の付勢に抗し
て相互に対向した水平方向に回動されたときに、各係止
カム32、32の頭頂部34の側面突出部44が、図1
に示す様に下方側へ垂下する。また、各係止カム32、
32には側方へ回動してセット保持を行うための把手軸
45が枠部材24の開口30へ向け突出されている。こ
の把持軸45を把持して係止カム32をコイルスプリン
グ42の付勢に抗して水平方向に容易に回動でき、この
回動で下方へ垂下した側面突出部44が着脱支持機構1
8の後述する制止部材によって保持される。
【0034】ここにおいて、架空線条の挟持空間を形成
するように係止カム32を制止した状態に保持しつつ、
第1、第2係止部14a、14bの枠部材24を架空線
条12に係着させた後で、この制止を解くことにより、
コイルスプリング42で付勢された係止カム32が枠部
材24内の架空線条12に係着してこれを強固に係止ロ
ックできる。
【0035】図1、図2に示す様に、着脱支持機構16
は、支持棒46の上端に着脱自在に係止された支持枠4
8と、この支持枠48に設けられ、前記第1、第2係止
部14a、14bの端部をそれぞれ着脱自在に支持する
第1、第2支持部50a、50bとを有している。支持
枠48は、軽合金、硬質合成樹脂を素材として形成さ
れ、この支持枠48の両端側に設けられた第1、第2支
持部50a、50bには、第1、第2係止部14a、1
4bの係止カム32、32を架空線条12方向の付勢に
抗して架空線条の挟持空間を形成するように離開した状
態に保持する制止部材52を備えている。
【0036】これにより、支持枠48の第1、第2支持
部50a、50bは、第1、第2係止部14a、14b
を支持した状態で各係止カム32を付勢に抗した離開状
態に保持する機能と、この状態で架空線条12に第1、
第2係止部14a、14bを懸架して支持枠48を下方
へ引き下げるだけで各係止カム32の保持を開放して架
空線条12を係止ロックする機能と、第1、第2係止部
14a、14bを架空線条12に対して懸架する機能と
を同時に備えることとなる。そして、第1、第2係止部
14a、14bの枠部材24を架空線条12に係着させ
た後で支持枠48を下方へ引き下げて第1、第2支持部
50a、50bを第1、第2係止部14a、14bから
引き抜くと、第1、第2係止部14a、14bは自動的
に架空線条12に係止ロックされる。
【0037】支持枠48下面側の略中央位置には継手筒
54が固定され、この継手筒54には、下端からL字状
の係止溝56が開溝されている。支持棒46は、軽合
金、硬質合成樹脂等を素材とした伸縮棒に形成され、そ
の上端部は、継手筒54に着脱自在に挿入できる形状で
係止溝56に係合する締付ねじ58が設けられている。
この支持棒46上端を継手筒54に継手して支持枠48
の第1、第2支持部50a、50bに第1、第2係止部
14a、14bを支持して架空線条12の切断予定位置
へ上昇させ、第1、第2係止部14a、14bを係着さ
せた後で支持棒46を下方へ引いて支持枠48引き抜く
ものである。その後で、支持棒46の上端に切断装置を
継手連結して第1、第2係止部14a、14bが係着さ
れている架空線条の中間位置を切断する。これにより、
着脱支持機構16は、装置の軽量化、部材の節約、簡単
な構造を維持するとともに、地上からの操作のみで支持
棒48の上端の支持枠48を操作して敏速、確実に線条
の安全な切断収束をおこなえる。
【0038】実施例において、着脱支持機構16の支持
枠48は、二又支持枠48aに形成され、この二又支持
枠48の両端部に、中空箱状の第1、第2支持部50
a、50bを備えている。この第1、第2支持部50
a、50bの二又支持枠48側の側壁には、第1、第2
係止部14a、14bの下端部を挿入支持させて各係止
カム32を水平方向に回動できる様に、図2に示す縦溝
60が開溝されている。また、ループ状の枠杆62から
なる制止部材52が、水平方向へ回動した係止カム32
の頭頂部34の下方へ垂下した側面突出部44を係止し
得る様に回動可能に取付けられている。この枠杆60を
水平状態に保持しつつ水平方向に回動させた係止カム3
2の下方へ垂下した側面突出部44を枠杆60内に、図
1に示す様に係着させ、この状態で同係止カム32を架
空線条12から離隔した位置に保持できることとなる。
【0039】これにより、二又支持枠48aの上端の第
1、第2支持部50a、50bは、第1、第2係止部1
4a、14bを支持した状態で各係止カム32、32を
付勢に抗した離開状態に保持する機能と、この状態で架
空線条12に第1、第2係止部14a、14bを懸架し
て二又支持枠48aを下方へ引き下げるだけで各係止カ
ム32、32の枠杆60による保持が開放されて架空線
条12を係止ロックする機能と、第1、第2係止部14
a、14bを架空線条12に対して懸架する機能とを同
時に実現できることとなり、作業者の姿勢が不安定な場
所でも、架空線条12の切断予定位置の両側に敏速、確
実に第1、第2係止部14a、14bを係止ロックして
架空線条の切断収束を安全に遂行できる。
【0040】図1、図2に示す様に、前記収束案内機構
18は、前記第1、第2係止部14a、14bに設けら
れた案内部64と、前記一方の係止部14aから他方の
係止部14bの案内部64へ交互に掛け廻された操作線
条66と、を有している。案内部64は、第1、第2係
止部14a、14bの枠板26の対向した側端に突設さ
れた突板68、68に枢着された枠体70と、この枠体
70に軸支された滑車72を有している。操作線条66
としては、例えば案内ロープを使用し、この案内ロープ
は架空線条12の切断予定位置から地上まで達する十分
な長さを有している。従って、収束案内機構18におい
ても簡単な機構で操作がし易く、装置自体の軽量化、製
作コストの低廉化を達成できる。なお、図1の実施例に
おいて、第1係止部14aと第2係止部14bとは、そ
の開口30が共に枠板26の前面側になるように架空線
条12に係着しているが、これに限ることなく、図3の
実施例に示す様に、複数の第1係止部14aを形成し、
第1係止部14aと、第1係止部14aを左右方向に1
80度反転させたものを第2係止部14bとして配置し
て収束案内機構18で相互に連係させ、これを支持枠4
8の両上端の第1、第2支持部50a、50bに支持し
ながら架空線条12に開口30が相互に逆向きになる様
に係着してもよい。
【0041】図8には、架空線条12を切断する切断装
置74が示されている。図において、76は前記支持棒
46の上端に継手筒54を介して連結された保持枠であ
り、この保持枠76に一対の切刃体78、78が枢着8
0され、切刃体78、78を開閉させるハンドル82、
82に操作線条84が交互に掛け廻されている。なお、
86は保持枠から突設されたガイド杆である。この切断
装置74は、第1、第2係止部14a、14bを架空線
条12に係止ロックした後で前記二又支持枠48aから
取り外した支持棒46の上端に取付け、架空線条12の
切断予定位置へガイド杆86、86を挟装して切刃体7
8、78で架空線条12を挟みながら操作線条84でハ
ンドル82、82を閉縮動作して架空線条12を切断す
る。この切断装置74は一つの実施例を示したものであ
り、必ずしもこれに限ることなく、前記支持棒46に連
結して架空線条12を切断できる任意の切断装置を使用
してよい。
【0042】次に、本発明の実施例に係る架空線条の安
全切断収束装置10aの作用を説明する。図4に示す様
に、架空線条の安全切断収束装置により二つの電柱8
8、88に架設した架空線条12を切断収束させる場合
には、電柱88が万一倒伏しても作業者が安全な位置で
作業を行なうものである。そして、切断後でも架空線条
12の張架緊張状態を保持し得るような係止力を有し、
互いに近接離間方向に移動可能な係止部材14a、14
bを、前記安全切断収束装置10aの着脱支持機構16
介して地上からの操作により架空線条の切断予定位置の
両側に離隔した状態を保ちながら係着させる。
【0043】前記係止部材14a、14bは安全切断収
束装置10aの第1、第2係止部14a、14bであ
り、図1に示す様に、支持棒46の上端に着脱自在に継
手した二又支持枠48aの第1、第2支持部50a、5
0bに第1、第2係止部14a、14bを装着支持し、
第1、第2係止部14a、14bの係止カム32を水平
方向に回動して第1、第2支持部50a、50bの制止
部材52で保持する。このとき、第1、第2係止部14
a、14bには収束案内機構18の操作線条66で連係
されている。この状態で支持棒46を立ち上げて第1、
第2係止部14a、14bの枠部材24を架空線条12
の切断予定位置から離隔した両側位置に懸架させる。こ
の後で支持棒46を引き下げて二又支持枠48aの第
1、第支持部50a、50bを第1、第2係止部14
a、14bより引き抜く。これにより、係止部の係止カ
ム32の保持が開放されて係止カム32はコイルスプリ
ング42の付勢弾力で架空線条12に強固に係着し、第
1、第2係止部14a、14bは架空線条12に係止ロ
ックされる。
【0044】この第1、第2係止部14a、14bによ
り切断予定位置の両側を把持した状態で収束案内機構1
8の操作線条66を牽引し、図4に示す様に、前記支持
棒46に取り替えて装着した切断装置74を架空線条1
2の切断予定位置に上昇させて切刃体78、78に架空
線条を挟み、操作線条84を操作して切断する。その後
で、図5に示す様に、第1、第2係止部14a、14b
を相互連係している収束案内機構18の操作線条66を
緩めながら、切断した架空線条の両端部を係止した第
1、第2係止部14a、14bを離間方向に移動させつ
つ緊張状態を徐々に緩めることにより、切断された両端
側の架空線条12は安全に地上へ収束される。この後
で、地上に収束した架空線条12から各第1、第2係止
部14a、14bを取り外し、次の架空線条の切断収束
位置へ移動する。
【0045】従って、作業者が電柱88に昇る必要がな
く、地上から架空線条12を支持しながら切断収束で
き、架空線条の収束作業を安全に遂行できる。また、架
空線条12の切断した端部が地上に跳ね飛び状に垂れ下
がることなく、地上の作業者や通行者の危険を防止で
き、架空線条の下面側の交通を停滞させることもない。
【0046】次に、図6には他の実施例に係る安全切断
収束装置10bが示されている。この安全切断収束装置
10bは、先の実施例と同様に架空線条12の切断予定
位置から離隔した両側位置に係脱自在に係着される第
1、第2係止部14a、14bと、この第1、第2係止
部14a、14bを着脱自在に支持する着脱支持機構1
6と、前記第1、第2係止部14a、14bに相互に連
係された収束案内機構18とを備えている。この実施例
の構成において、先の実施例と同一部材には同一番号を
付し、その詳細な説明は省略する。本実施例はターンバ
ックル機構の収束案内機構18を備えたことを特徴とし
ている。
【0047】前記第1、第2係止部材14a、14b
は、係着部20と係止体22を備え、係着部20は枠部
材24から形成され、この枠部材24から下方へ延設さ
れた枠板26の下端部に係止カム32からなる係止体2
2が設けられ、この係止カム32は枠部材24内の架空
線条12へ向け回動できるように常時付勢されている。
着脱支持機構16は、第1、第2係止部材14a、14
bを支持する中空箱状の第1、第2支持部50a、50
bを有し、この第1、第2支持部50a、50bは、各
々支持棒46の上端に固定されている。この第1、第2
支持部50a、50bには、各係止部の係止カム32を
水平方向に保持するループ状の枠杆からなる制止部材5
2が取付られ、この制止部材52には、係止カム32の
保持を解放する操作線条90が取付られている。
【0048】図6に示す様に、収束案内機構18は、第
1、第2係止部14a、14bの係着部20の枠板26
に相互に対向する様に固定された螺子軸92a、92b
と、この相互の螺子軸92a、92bに螺合回転しつ
つ、同螺子軸92a、92bを近接、離間させるターン
バックル体94とを有している。相互の螺子軸92a、
92bは左螺子と右螺子とに形成され、この螺子軸92
a、92bの端部はL字状に折曲されて各係止部の枠板
26、26に固定されている。ターンバックル体94の
両端には左螺子用ナット96aと右螺子用ナット96b
が設けられてそれぞれ螺子軸92a、92bに螺合され
ている。このターンバックル体94の略中央位置にはプ
ーリ98が固定状に取付けられ、このプーリ98に操作
線条100が無端状に取付けられている。
【0049】本実施例の安全切断収束装置10bは、支
持棒46、46の上端の第1、第2支持部50a、50
b内に第1、第2係止部14a、14bの下端部を挿入
し、各係止部の係止カム32、32をターンバックル体
94側へ水平に回動して制止部材52、52で保持す
る。そこで、二人の作業者が左右の支持棒46、46を
各々支持して架空線条12の切断予定位置まで第1、第
2係止部材14a、14bを立ち上げ、枠部材24、2
4を切断予定位置の両側位置に懸架させる。そして各第
1、第2支持部50a、50bの制止部材52から垂下
した操作線条90を下方へ引き下げて制止部材52によ
る係止カム32の保持を解除する。これにより、係止カ
ム32は付勢弾力で架空線条12の下面へ回動して圧着
し、第1、第2支持部14a、14bは自動的に架空線
条12に係止ロックされる。
【0050】その後で、第1、第2支持部50a、50
bを支持棒46、46と共に第1、第2支持部14a、
14bから引き抜き、先の実施例と同様に架空線条12
を切断する。この状態でターンバックル体94を操作線
条100により徐々に回転させ、左右の螺子軸92a、
92bを離間する方向へ第1、第2係止部14a、14
bと共に移動させて緊張状態を徐々に緩めることによ
り、切断された両端側の架空線条12は安全に地上へ収
束される。本実施例の安全切断収束装置10bにおいて
は、切断した架空線条12の端部を離間方向に確実に案
内しながら収束でき、架設距離が長くて荷重負荷の大き
な架空線条でも切断収束作業に労力を要することなく安
全に遂行できる。また、架空線条の荷重負荷を螺子軸と
ナットとの螺合抵抗で保持でき、作業者が現場から離れ
て作業を中断しても、架空線条をそのままの高さ位置に
保持できることとなる。この実施例の第1、第2係止部
14a、14bにおいても、図6に示す様に、枠板26
の前面側に開口が位置するように架空線条12に係着し
ているが、これに限ることなく、第1支持部14aと、
第1支持部14aを左右方向に180度反転したものを
第2係止部14bとして配置して螺子軸92a、92b
を固定し、ターンバックル体94の収束案内機構18で
相互に連係しつつ支持しながら架空線条12に開口が相
互に逆向きになる様に係着してもよい。
【0051】図7には、他の実施例に係る安全切断収束
装置10cが示されている。この安全切断収束装置10
cは、先の実施例と同様に架空線条12の切断予定位置
から離隔した両側位置に係脱自在に係着される第1、第
2係止部14a、14bと、この第1、第2係止部14
a、14bを着脱自在に支持する着脱支持機構16と、
前記第1、第2係止部14a、14bに相互に連係され
た収束案内機構18とを備えている。この実施例の構成
においても、先の実施例と同一部材には同一符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0052】前記第1、第2係止部材14a、14b
は、係着部20と、係止体22と、この係止体22に連
係され、互いに対向配置されて相互に近接方向に移動す
ると同係止体22を架空線条12側に押しつけて同架空
線条12を第1、第2係止部14a、14b内に係止さ
せる第1、第2牽引アーム102a、102bを備えて
いる。前記係着部20は断面コ字状の枠部材24から形
成され、この枠部材24から下方へ略山形状に枠板26
が延設されている。この互いに対向配置された枠板2
6、26の下端側の外縁寄り位置に作動板104、10
4が枢着106されて垂下され、この作動板104、1
04の下端に、相互に対向した第1、第2牽引アーム1
02a、102bが枢着されている。
【0053】各作動板104、104の対向した側の上
端寄り位置に、架空線条12に係着する略逆三角形状の
係止カム32、32からなる係止体22、22が枢着さ
れている。これらの第1、第2牽引アーム102a、1
02bには収束案内機構18の操作線条66が掛け廻さ
れ、この操作線条66を操作しながら前記係止体22に
よる架空線条66の係脱ロックと、収束案内機構18に
よる架空線条12の収束案内とが同期されている。即
ち、操作索条66を牽引すると、第1、第2牽引アーム
102a、102bが、図6に示す様に対向方向に牽引
され、各作動板104、104の下端が枢着106を中
心として対向方向へ回動して係止カム32、32は架空
線条12の下面に係着される。操作索条66を緩めると
第1、第2牽引アーム102a、102b及び作動板1
04、104は逆作動して係止カム32、32は架空線
条12の下面から離脱する。従って、本実施例に係る安
全切断収束装置10cでは、複雑な付勢係止機構等を設
けないため、構造が簡単、軽量で架空線条に対する装
着、取外しが容易となり、架空線条の切断収束作業を実
効化でき、製造コストも安価に製作できることとなる。
【0054】また、第1、第2係止部14a、14bに
は、第1、第2牽引アーム102a、102bを離隔さ
せた位置に保持しつつ前記係止体22側に係止空間10
8を形成する状態を維持させる保持部110、110が
設けられている。この保持部110、110は、前記枠
板26、26の下端側の対向した内縁寄り位置から斜め
下方へ突設された腕杆の端部に固定され、牽引アーム1
02を貫通でき、上下方向に空隙を有した断面角筒状の
保持筒112、112で形成されている。この保持筒1
12、112により第1、第2牽引アーム102a、1
02bは案内移動され、この保持筒112、112内に
第1、第2牽引アーム102a、102bが離隔するよ
うに保持したときに係止カム32、32は枠部材24よ
り下降して係止空間108、108を確実に維持でき、
第1、第2係止部14a、14bを架空線条12に容易
に懸架できて、作業を敏速に行なえる。
【0055】また、図7に示す様に、例えばU字状等に
形成された二又杆114の両端側の上部位置に、保持部
112、112内で第1、第2牽引アーム102a、1
02bの近接移動を係止させる保持部材116、116
が設けられている。この保持部材116は、第1、第2
牽引アーム102a、102bに沿って保持筒112内
に下端側から刺入してアームを保持する爪杆118とし
て形成され、二又杆114の両上端に相互の対向方向へ
揺動できる様に枢着120され、中立状態を保持できる
様にばね付勢されている。更に二又杆114は、下方に
継手筒54を設けて支持棒46の上端に着脱支持されて
いる。これにより、第1、第2牽引アーム102a、1
02bの保持と、第1、第2係止部14a、14bの支
持とを、保持筒112への保持部材116の刺入で兼用
できるため二又杆114による支持構造が簡単、軽量で
操作性に優れ、製造コストも安価となる。
【0056】本実施例の安全切断収束装置10cは、第
1、第2牽引アーム102a、102bを相互に離隔さ
せた位置、図上において牽引アームの上端側を保持部1
10、110内に移動させる。そこで、二又杆114の
両側端側の保持部材116、116を保持部110、1
10内に刺入させて第1、第2牽引アーム102a、1
02bを保持する。そこで、作業者が二又杆114を支
持棒46に連結して立ち上げ、第1、第2係止部14
a、14bの係止空間108、108を切断予定位置の
架空線条12に対向させて枠部材24を懸架させる。そ
こで、支持棒46を引き下げて、保持部110、110
内から保持部材116、116を引き抜き、同時に操作
線条66を下方へ牽引して第1、第2牽引アーム102
a、102bを近接移動させて係止カム32、32を架
空線条12の下面に強固に係止ロックする。その後で、
支持棒46に切断装置74を取り付け、これを切断予定
位置へ移動して架空線条12を切断し、操作線条66を
緊張状態で徐々に緩め繰出すことにより切断された両端
側の架空線条12は安全に地上へ収束される。なお、本
実施例の第1、第2係止部14a、14bにおいても、
図7に示す様に、枠板26の前面側に、共に係止空間1
08が位置するように架空線条12に係着しているが、
これに限ることなく、第1支持部14aを左右方向に8
0度反転したものを第2係止部14bとして配置して収
束案内機構18で相互で連係しつつ支持しながら架空線
条12に係止空間108が相互に逆向きになる様に係着
してもよい。
【0057】本実施例の安全切断収束装置10cにおい
ても、切断した架空線条12の端部を離間方向に確実に
案内しながら収束でき、複雑な付勢係止機構等を設ける
必要がないため係止部の構造が簡単、軽量で架空線条に
対する装着、取外しが容易となり、架空線条の切断収束
作業を実効化でき、製造コストも安価に製作できる。上
記実施例においては、通信ケーブル架設用の金属撚り線
の切断を例示して説明しているが、本発明の架空線条の
安全切断収束装置及びその安全切断収束方法は、これに
限ることなく、例えば、金属単線、硬質合成樹脂線、電
力線、その他の全ての架空線条類の切断に関しても適用
し得るものである。
【0058】
【発明の効果】以上、説明した様に請求項1に係る架空
線条の安全切断収束装置によれば、架空線条の切断予定
位置から離隔した両側位置に係脱自在に係着され、切断
された後の架空線条の両端部を牽引しつつ緊張状態を保
持するための第1、第2係止部と、この第1、第2係止
部を着脱自在に支持して地上からの操作により架空線条
へ同第1、第2係止部を係着させる着脱支持機構と、前
記第1、第2係止部に相互に連係され、切断後の架空線
条の緊張状態を維持しつつ切断された架空線条の両端を
徐々に離開する方向へ案内しながら架空線条を低位置へ
安全収束させる収束案内機構とを備えてなることによ
り、作業者が電柱に昇る必要がなく、地上から架空線条
を支持しながら切断収束でき、架空線条の収束作業を安
全に遂行できる。また、架空線条の切断した端部が地上
に跳ね飛び状に垂れ下がることなく、地上の作業者や通
行者の危険を防止でき、更に架空線条の下面側の交通を
停滞させることもない。
【0059】また、請求項2によれば、前記第1、第2
係止部は、前記架空線条に着脱自在に係着する係着部
と、この係着部内で前記架空線条の緊張状態を保持する
ように同架空線条を係止ロックする係止体と、を備えて
なることにより、架空線条の切断予定位置から離隔した
両側位置に第1、第2係止部を強固に係止でき、切断収
束作業中の第1、第2係止部が架空線条から離脱するこ
となく、架空線条の切断収束を安全におこなえる。
【0060】また、請求項3によれば、前記係着部は、
その上面部が前記架空線条に載架し得る枠部材からな
り、前記架空線条に懸架、離脱自在に形成されてなるこ
とにより、第1、第2係止部を反復使用しながら、複数
の電柱に架設された各架空線条の切断収束作業を逐次連
続して遂行でき、架空線条の撤収作業を実効化できる。
【0061】また、請求項4によれば、前記枠部材は、
端面視コ字状に形成され、この枠部材の下端部に前記係
止体が設けられ、この端止体は、前記枠部材を架空線条
に懸架した状態で架空線条方向に付勢された係止カムか
らなることにより、架空線条に懸架した枠部材が滑落す
ることなく、枠部材と係止カムとで架空線条を強固に係
止して架空線条の切断収束を能率よく行える。
【0062】また、請求項5によれば、前記着脱支持機
構は、支持棒の上端に着脱自在に係止された支持枠と、
この支持枠に設けられ、前記第1、第2係止部の端部を
それぞれ着脱自在に支持する第1、第2支持部と、を有
し、前記第1、第2支持部には、前記第1、第2係止部
の係止カムを架空線条方向の付勢に抗して離開した状態
に保持する制止部材を備えてなることにより、支持枠の
第1、第2支持部に、第1、第2係止部を支持した状態
で各係止カムを付勢に抗した離開状態に保持する機能
と、この状態で架空線条に第1、第2係止部を懸架して
支持枠を下方へ引き下げるだけで係止カムの保持が開放
されて架空線条を係止ロックする機能とを同時に備える
ことがができ、第1、第2係止部の架空線条に対する懸
架と、係止ロックとを支持棒の上端の支持枠を操作して
敏速、確実におこなえる。また、支持枠を取り外した支
持棒を切断装置の支持に兼用使用して経費を節約でき
る。
【0063】また、請求項6によれば、前記着脱支持機
構は、二又支持枠を有し、前記二又支持枠の両端部には
中空箱状の第1、第2支持部を備え、この第1、第2支
持部には、ループ状の枠杆からなる制止部材が回動可能
に取付けられ、この枠杆を水平状態に保持しつつ水平方
向に回動させた前記係止カムの垂下部を前記枠杆内に係
着させた状態で同係止カムを架空線条から離隔した位置
に保持することにより、二又支持枠の上端の第1、第2
支持部に、第1、第2係止部を支持した状態で各係止カ
ムを付勢に抗した離開状態に保持する機能と、この状態
で架空線条に第1、第2係止部を懸架して二又支持枠を
下方へ引き下げるだけで係止カムの保持が開放されて架
空線条を係止ロックする機能とを同時に実現でき、二又
支持枠を操作しながら第1、第2係止部を架空線条へ懸
架させると同時に係止ロックでき、作業者の姿勢が不安
定な場所でも、架空線条の切断予定位置の両側に敏速、
確実に第1、第2係止部を係止ロックして架空線条の切
断収束を安全に遂行できる。
【0064】また、請求項7によれば、前記収束案内機
構は、前記第1、第2係止部に設けられた案内部と、前
記一方の係止部から他方の係止部の案内部へ交互に掛け
廻された操作線条と、を有してなることにより、収束案
内機構が簡単な機構で操作がし易く、装置自体の軽量
化、製作コストの低廉化を達成できる。
【0065】また、請求項8によれば、前記収束案内機
構は、前記第1、第2係止部に相互に対向する様に固定
された螺子軸と、この相互の螺子軸に螺合回転しつつ、
同螺子軸を近接、離間させるターンバックル体と、を有
し、該ターンバックル体には、プーリが取付られ、この
プーリには操作索条が掛廻されてなることにより、切断
した架空線条の端部を離間方向に確実に案内しながら収
束でき、架設距離が長くて荷重負荷の大きな架空線条で
も切断収束作業に労力を要することなく安全に遂行でき
る。
【0066】また、請求項9によれば、前記第1、第2
係止部は、前記係止体に連係され、互いに対向配置され
て相互に近接方向に移動すると前記係止体を架空線条側
に押しつけて同架空線条を第1、第2係止部内に係止さ
せる第1、第2牽引アームを備え、これらの第1、第2
牽引アームには収束案内機構の操作線条が掛け廻わさ
れ、この操作線条を操作しながら前記係止体による架空
線条の係脱ロックと、収束案内機構による架空線条の収
束案内を同期させてなることにより、複雑な付勢係止機
構等を設ける必要がなため係止部の構造が簡単、軽量で
架空線条に対する装着、取外しが容易となり、架空線条
の切断収束作業を実効化でき、製造コストも安価に製作
できる。
【0067】また、請求項10によれば、前記第1、第
2係止部には、前記第1、第2牽引アームを相互に離隔
させた位置に保持しつつ前記係止体側に係止空間を形成
する状態を維持させる保持部が設けられてなることによ
り、係止体側に係止空間を確実に維持でき、架空線条に
対して第1、第2係止部を容易に懸架でき、作業を敏速
に行なえる。
【0068】また、請求項11によれば、二又杆の両端
側には、前記保持部内で第1、第2牽引アームの近接移
動を係止させる保持部材が設けられ、この二又杆は、下
方から支持棒に着脱支持されてなることにより、牽引ア
ームの保持と、係止部の支持を保持部材で兼用できるた
め二又杆による支持構造が簡略、軽量で操作性に優れ、
製造コストも安価となる。
【0069】次に、請求項12に係る架空線条の安全切
断収束方法によれば、切断後でも架空線条の張架緊張状
態を保持し得るような係止力を有し、互いに近接離間方
向に移動可能な係止部材を、着脱支持機構を介して地上
からの操作により架空線条の切断予定位置の両側に離隔
した状態を保ちながら係着させ、この係止部材により切
断予定位置の両側を把持した状態でその位置を切断し、
その後同係止部材を離間方向に移動させつつ緊張状態を
徐々にゆるめながら架空線条の切断収束を行うことによ
り、作業者が電柱等に昇る必要がなく、地上から架空線
条を支持しながら切断収束でき、架空線条の収束作業を
安全に遂行できる。また、架空線条の切断した端部が地
上に跳ね飛び状に垂れ下がることなく、地上の作業者や
通行者の危険を防止でき、架空線条の下面側の交通を停
滞させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る架空線条の安全切断収束
装置の正面上方側からの斜視図である。
【図2】図1に示す架空線条の安全切断収束装置の係止
部と支持部との離脱状態を示した一部拡大説明図であ
る。
【図3】第1係止部と、同一構成の他の第1係止部を左
右方向に180度反転させたものを第2係止部として相
互に架空線条に懸架させた状態の斜視図である。
【図4】架空線条の切断位置に安全切断収束装置の第
1、第2係止部を係止ロックしてその中間位置を切断す
る状態を示した説明図である。
【図5】架空線条を切断して地上へ収束する状態の説明
図である。
【図6】収束案内機構としてターンバックル体を用いた
架空線条の安全切断収束装置の正面側からの斜視図であ
る。
【図7】係止部に牽引アームを備えた架空線条の安全切
断収束装置の正面側からの斜視図である。
【図8】架空線条の切断状態を示した斜視説明図であ
る。
【符号の説明】
10 架空線条の安全切断収束装置 12 架空線条 14a 第1係止部 14b 第2係止部 16 着脱支持機構 18 収束案内機構 20 係着部 22 係止体 24 枠部材 32 係止カム 48 支持枠 48a 二又支持枠 50a 第1支持部 50b 第2支持部 52 制止部材 62 枠杆 64 案内部 66 操作線条 74 切断装置 92 螺子軸 94 ターンバックル体 98 プ−リ 100 操作線条 102a 第1牽引アーム 102b 第2牽引アーム 108 係止空間 110 保持部 116 保持部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 架空線条の安全切断収束装置及びそ
架空線条の安全切断収束方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、電柱に架設された通
信線や電力線その他の架空線条を安全に切断して地上へ
収束させる架空線条の安全切断収束装置及びその架空線
条の安全切断収束方法に関するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 本発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的は、架空線条を地上から支
持しながら地上へ切断収束させることにより、作業者が
電柱に昇る必要がなく転落事故等を防止しながら安全に
収束作業ができ、架空線条の切断した端部が地上へ跳ね
飛び状に垂れ下って作業者や歩行者が負傷する危険もな
く、下面側の道路に交通渋滞を発生することもない等を
特徴とした架空線条の安全切断収束装置及びその架空線
条の安全切断収束方法を提供することにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】 本実施例の安全切断収束装置10cにお
いても、切断した架空線条12の端部を離間方向に確実
に案内しながら収束でき、複雑な付勢係止機構等を設け
る必要がないため係止部の構造が簡単、軽量で架空線条
に対する装着、取外しが容易となり、架空線条の切断収
束作業を実行化でき、製造コストも安価に製作できる。
上記実施例においては、通信ケーブル架設用の金属撚り
線の切断を例示して説明しているが、本発明の架空線条
の安全切断収束装置及びその架空線条の安全切断収束方
法は、これに限ることなく、例えば、金属単線、硬質合
成樹脂線、電力線、その他の全ての架空線条類の切断に
関しても適用し得るものである。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架空線条の切断予定位置から離隔した両
    側位置に係脱自在に係着され、切断された後の架空線条
    の両端部を牽引しつつ緊張状態を保持するための第1、
    第2係止部と、 この第1、第2係止部を着脱自在に支持して地上からの
    操作により架空線条へ同第1、第2係止部を係着させる
    着脱支持機構と、 前記第1、第2係止部に相互に連係され、切断後の架空
    線条の緊張状態を維持しつつ切断された架空線条の両端
    を徐々に離開する方向へ案内しながら架空線条を低位置
    へ安全収束させる収束案内機構と、を備えてなる架空線
    条の安全切断収束装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2係止部は、前記架空線条
    に着脱自在に係着する係着部と、この係着部内で前記架
    空線条の緊張状態を保持するように同架空線条を係止ロ
    ックする係止体と、を備えてなる請求項1記載の架空線
    条の安全切断収束装置。
  3. 【請求項3】 前記係着部は、その上面部が前記架空線
    条に載架し得る枠部材からなり、前記架空線条に懸架、
    離脱自在に形成されてなる請求項2記載の架空線条の安
    全切断収束装置。
  4. 【請求項4】 前記枠部材は、端面視コ字状に形成さ
    れ、 この枠部材の下端部に前記係止体が設けられ、 この係止体は、前記枠部材を架空線条に懸架した状態で
    架空線条方向に付勢された係止カムからなる請求項3記
    載の架空線条の安全切断収束装置。
  5. 【請求項5】 前記着脱支持機構は、支持棒の上端に着
    脱自在に係止された支持枠と、この支持枠に設けられ、
    前記第1、第2係止部の端部をそれぞれ着脱自在に支持
    する第1、第2支持部と、を有し、 前記第1、第2支持部には、前記第1、第2係止部の係
    止カムを架空線条方向の付勢に抗して離開した状態に保
    持する制止部材を備えてなる請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の線条の安全切断収束装置。
  6. 【請求項6】 前記着脱支持機構は、二又支持枠を有
    し、 前記二又支持枠の両端部には中空箱状の第1、第2支持
    部を備え、 この第1、第2支持部には、ループ状の枠杆からなる制
    止部材が回動可能に取付けられ、 この枠杆を水平状態に保持しつつ水平方向に回動させた
    前記係止カムの垂下部を前記枠杆内に係着させた状態で
    同係止カムを架空線条から離隔した位置に保持すること
    を特徴とする請求項5記載の架空線条の安全切断収束装
    置。
  7. 【請求項7】 前記収束案内機構は、前記第1、第2係
    止部に設けられた案内部と、前記一方の係止部から他方
    の係止部の案内部へ交互に掛け廻された操作線条と、を
    有してなる請求項1ないし6のいずれかに記載の架空線
    条の安全切断収束装置。
  8. 【請求項8】 前記収束案内機構は、前記第1、第2係
    止部に相互に対向する様に固定された螺子軸と、両方の
    螺子軸に螺合回転しつつ、同螺子軸を近接、離間させる
    ターンバックル体と、を有し、 該ターンバックル体には、プーリが取付けられ、このプ
    ーリには操作線条が掛廻されてなる請求項1ないし4の
    いずれかに記載の架空線条の安全切断収束装置。
  9. 【請求項9】 前記第1、第2係止部は、前記係止体に
    連係され、互いに対向配置されて相互に近接方向に移動
    すると前記係止体を架空線条側に押しつけて同架空線条
    を第1、第2係止部内に係止させる第1、第2牽引アー
    ムを備え、 これらの第1、第2牽引アームには収束案内機構の操作
    線条が掛け廻わされ、 この操作線条の牽引と繰出とを操作しながら前記係止体
    による架空線条の係脱ロックと、収束案内機構による架
    空線条の収束案内を同期させてなる請求項1ないし3の
    いずれかに記載の架空線条の安全切断収束装置。
  10. 【請求項10】 前記第1、第2係止部には、前記第
    1、第2牽引アームを相互に離隔させた位置に保持しつ
    つ前記係止体側に係止空間を形成する状態を維持させる
    保持部が設けられてなる請求項9記載の架空線条の安全
    切断収束装置。
  11. 【請求項11】 二又杆の両端側には、前記保持部内で
    第1、第2牽引アームの近接移動を係止させる保持部材
    が設けられ、 この二又杆は、下方から支持棒に着脱支持されてなる請
    求項10記載の架空線条の安全切断収束装置。
  12. 【請求項12】 切断後でも架空線条の張架緊張状態を
    保持し得るような係止力を有し、互いに近接離間方向に
    移動可能な係止部材を、着脱支持機構を介して地上から
    の操作により架空線条の切断予定位置の両側に離隔した
    状態を保ちながら係着させ、 この係止部材により切断予定位置の両側を把持した状態
    でその位置を切断し、 その後同係止部材を離間方向に移動させつつ緊張状態を
    徐々にゆるめながら架空線条の切断収束を行うことを特
    徴とする架空線条の安全切断収束方法。
JP29027095A 1995-10-11 1995-10-11 架空線条の安全切断収束装置及びその架空線条の安全切断収束方法 Pending JPH09107612A (ja)

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