JPH09109653A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH09109653A
JPH09109653A JP7296098A JP29609895A JPH09109653A JP H09109653 A JPH09109653 A JP H09109653A JP 7296098 A JP7296098 A JP 7296098A JP 29609895 A JP29609895 A JP 29609895A JP H09109653 A JPH09109653 A JP H09109653A
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JP
Japan
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temperature
outside air
air
initial
room temperature
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Application number
JP7296098A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Sakurai
義彦 桜井
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度検出用のセンサの数を減らしてコストダ
ウンを図りつつ、機能低下を抑制する。 【解決手段】 始動初期時において、所定時間インテー
クモードを外気導入モードに設定して空調ダクト内に外
気を導入し、ダクトセンサによってこの温度を検出する
ことによって外気温度を推定し、また所定時間インテー
クモードを内気循環モードに設定して室内空気を空調ダ
クトに導入し、ダクトセンサによってこの温度を検出す
ることによって内気温度を推定し、この推定した外気温
度及び内気温度と設定温度によって空調制御を行うよう
にしたために、ダクトセンサを一つ設けるだけでよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調ダクトの冷
却用熱交換器の下流側に該冷却用熱交換器を通過する空
気の温度を検出するダクトセンサを有する車両用空調装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置としては、特公昭
58−20807号公報に開示されたものがある。この
引例による車両用空調装置(引用例1)は、室内温度を
検出する内気温センサ、及び外気温度を検出する外気温
センサを有し、各制御機器の制御信号を前記内気温セン
サ若しくは外気温センサの信号に応じて補正するように
したものである。これによって、導入される空気が車室
内から循環されたものであるか車外から取り入れられた
ものであるかを判別し、この判別によって車室内温度あ
るいは車室外温度に関連して電気的制御部材の動作位置
を補正するために、冷却機が駆動されなくても目標温度
に近い車室内温度を得ることができるものである。
【0003】また、実公平1−31523号公報に開示
される車両用空調装置(引用例2)は、冷媒蒸発器(エ
バポレータ)出口側表面あるいは近傍の温度を検知する
感温素子、室温センサ、外気温センサを有し、また冷媒
圧縮機の動作を断続させることにより前記エバポレータ
への着霜防止制御を行う第1の制御装置と、エアミック
スドアの開度制御及び送風機の回転制御を行う第2の制
御装置とを有し、さらに、前記感温素子からの信号を第
1の制御装置へ出力するか第2の制御装置へ出力するか
を切り換える切換部を有し、前記感温素子からの信号
を、冷媒圧縮機制御系の起動スイッチのオン時には前記
第1の制御装置へ、また起動スイッチのオフ時には前記
第2の制御装置へ出力するようにしたものである。これ
によって、感温素子からの信号も制御情報として自動温
度制御を行うことができることにより、安定した制御を
実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記引
用例1においては、コンプレッサオフ時において、内気
循環時には内気温センサから、外気導入時には外気温セ
ンサから、エバポレータ後流側温度を推定するものであ
り、ダクトセンサは装備していないが、内気温センサ及
び外気温センサが必要であり、また凍結防止の為の装置
が必要となり、コストアップとなる。
【0005】また、引用例2は、ダクトセンサを、コン
プレッサオンモード時にはエバポレータの凍結防止用に
使用し、コンプレッサオフモード時にはミックスドア等
の制御用に使用するようにしたものであるが、空調制御
因子としての外気温度及び室内温度を検出する外気温セ
ンサ及び内気温センサとが不可欠な構成となっており、
コストアップとなる。
【0006】そこで、この発明は、温度検出用のセンサ
の数を減らしてコストダウンを図りつつ、機能低下の少
ない車両用空調装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】したがって、この発明
は、空調ダクトと、この空調ダクトに配される送風機
と、前記空調ダクトの最上流側に開口する内気導入口及
び外気導入口と、これら内気導入口及び外気導入口を適
宜選択して開口するインテークドアと、空調ダクト内に
配され、少なくともコンプレッサ、コンデンサ、膨張弁
と共に冷房サイクルを構成する冷却用熱交換器と、この
冷却用熱交換器の下流側に配される加熱用熱交換器と、
この加熱用熱交換器の上流側近傍に設けられ、冷却用熱
交換器を通過した空気を加熱用熱交換器を通過する空気
と加熱用熱交換器をバイパスする空気に分流するミック
スドアと、前記空調ダクトの最下流側に開口するベント
吹出口、デフ吹出口及びフット吹出口と、これら吹出口
を適宜選択して開口するモードドアとを少なくとも具備
する車両用空調装置において、空調ダクトの冷却用熱交
換器の下流側にダクトセンサを配し、エンジン始動後の
所定時間、コンプレッサをオフ状態とすると共に、イン
テークモードを外気導入モードにして前記ダクトセンサ
によって初期外気温度を検出して過渡外気温度を推定
し、さらにインテークモードを内気循環モードにして前
記ダクトセンサによって初期室内温度を検出して過渡室
内温度を推定し、少なくともこれら推定された過渡外気
温度及び過渡室内温度によって空調制御を行なうことに
ある(請求項1)。
【0008】よって、この発明によれば、始動初期時に
おいて、所定時間インテークモードを外気導入モードに
設定して空調ダクト内に外気を導入し、ダクトセンサに
よってこの温度を検出することによって過渡外気温度を
推定し、また所定時間インテークモードを内気循環モー
ドに設定して室内空気を空調ダクトに導入し、ダクトセ
ンサによってこの温度を検出することによって過渡室内
温度を推定し、この推定した過渡外気温度及び過渡室内
温度と温度設定器によって設定された車室内の目標温度
によって空調制御を行うようにしたために、ダクトセン
サを一つ設けるだけでよいので、上記課題を達成でき
る。
【0009】また、この発明は、空調ダクトと、この空
調ダクトに配される送風機と、前記空調ダクトの最上流
側に開口する内気導入口及び外気導入口と、これら内気
導入口及び外気導入口を適宜選択して開口するインテー
クドアと、空調ダクト内に配され、少なくともコンプレ
ッサ、コンデンサ、膨張弁と共に冷房サイクルを構成す
る冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器の下流側に配
される加熱用熱交換器と、この加熱用熱交換器の上流側
近傍に設けられ、冷却用熱交換器を通過した空気を加熱
用熱交換器を通過する空気と加熱用熱交換器をバイパス
する空気に分流するミックスドアと、前記空調ダクトの
最下流側に開口するベント吹出口、デフ吹出口及びフッ
ト吹出口と、これら吹出口を適宜選択して開口するモー
ドドアとを少なくとも具備する車両用空調装置におい
て、前記空調ダクトの冷却用熱交換器の下流近傍に配さ
れ、該冷却用熱交換器を通過する空気の温度検出するダ
クトセンサと、イグニッションスイッチが投入されると
同時に始動し、所定時間稼働する第1のタイマと、この
第1のタイマに続いて所定時間稼働する第2のタイマと
を有するタイマ手段と、前記第1のタイマが稼働する
間、前記外気導入口を開口し、送風機を稼働し、さらに
コンプレッサを停止させ、前記ダクトセンサによって初
期外気温度を検出する初期外気温度検出手段と、この初
期外気温度検出手段によって検出された初期外気温度か
ら過渡外気温度を推定する外気温度推定手段と、車室内
の目標温度を設定する温度設定手段と、前記第2のタイ
マが稼働する間、前記内気導入口を開口し、送風機を稼
働し、さらにコンプレッサを停止させ、前記ダクトセン
サによって初期室内温度を検出する初期室内温度検出手
段と、この初期室内温度検出手段によって検出された初
期室内温度と、前記温度設定手段によって設定された目
標温度とから過渡室内温度を推定する過渡室温推定手段
と、前記外気温度推定手段によって推定された外気温度
と、前記温度設定手段によって設定された目標温度と、
前記過渡室温推定手段によって推定された室内温度とか
ら目標吹出温度を演算する目標吹出温度演算手段と、こ
の目標吹出温度に基づいて各々の制御機器を制御する制
御手段とを具備することにある(請求項2)。
【0010】したがって、この発明の車両用空調装置に
おいては、タイマ手段によって第1のタイマが稼働する
間、初期外気温度検出手段によって、外気導入口を開口
(インテークモードを外気導入モードに設定)し、送風
機を稼働させて外気を空調ダクト内に導入し、ダクトセ
ンサによってこの外気の温度を初期外気温度として検出
する。そして、外気温度推定手段によって初期外気温度
から過渡外気温度を推定する。また、タイマ手段によっ
て第2のタイマが稼働する間、初期室内温度検出手段に
よって、内気導入口を開口(インテークモードを内気循
環モードに設定)し、送風機を稼働させて内気を空調ダ
クト内に導入し、ダクトセンサによってこの内気の温度
を初期室内温度として検出する。そして、過渡室温推定
手段によって、前記初期室内温度及び温度設定手段によ
って設定された設定温度から、過渡室内温度を推定す
る。そして、推定された室内温度、推定された外気温度
及び設定温度に基づいて目標吹出温度演算手段によって
目標吹出温度を演算し、さらに制御手段によってこの演
算された目標吹出温度に基づいて各制御機器を制御する
ようにしたことによって、室内温度及び外気温度を推定
できるために、一つのダクトセンサを設けるだけでよい
ために、上記課題を達成できるものである。
【0011】また、前記外気温度推定手段は、前記第1
のタイマの稼働時間内にダクトセンサによって検出され
た検出温度を外気温度と推定するものである(請求項
3)。これは、目標吹出温度を演算する場合に、目標吹
出温度に対する外気温度の影響力は、他の因子、設定温
度若しくは室内温度の影響力に比べて小さいために、外
気温度の変化を無視しても空調フィーリングを大きく損
なうことがなく、また外気温度推定の工程を簡略化でき
る。
【0012】さらにまた、前記外気温度推定手段は、第
1のタイマの稼働時間内にダクトセンサによって検出さ
れた前記初期外気温度とその後の経過時間により外気温
度の予想変化特性に基づいて過渡外気温度を推定するも
のである(請求項4)。これは、実験若しくは理論的
に、時間による外気温度の予想変化特性を設定し、この
変化特性若しくは前記予想変化特性から算出した変化率
と経過時間とによって過渡外気温度を推定するもので、
さらに時刻による外気温度の変化状態を推測因子として
入れることにより、かなりの精度で外気温度を推定する
ことができるものである。
【0013】また、前記過渡室温推定手段は、第2のタ
イマの稼働時間内にダクトセンサによって検出された前
記初期室内温度とその後の経過時間により室内温度の予
想変化特性に基づいて過渡室内温度を推定するものであ
る(請求項5)。これは、初期室内温度によって冷房運
転若しくは暖房運転を判別でき、さらに車両用空調装置
自体の冷房能力、暖房能力を実験若しくは理論的に算出
するできることので、初期室内温度によって温度変化率
を時間の関数として決定できるし、また、実験によって
温度変化の推移を性格に求めることができる。よって、
これによって求められた室内温度の予想変化特性にした
がって、過渡室内温度を推定することができる。
【0014】さらに、前記過渡室温推定手段は、前記初
期室内温度から、温度設定手段によって設定された設定
温度に向かって所定の時定数で漸近する特性線に沿って
過渡室内温度を推定するものであってもよい(請求項
6)。これは、空調制御が基本的に設定温度に到達する
ための制御であるために、車室内温度の変化は初期室内
温度から設定温度に向かって漸近する所定の時定数の特
性線で表すことができ、この特性線と経過時間によって
室内温度を推定することができるのである。
【0015】また、前記タイマ手段の稼働する間、送風
機の稼働は低速運転であることが望ましい(請求項
7)。これによって、正確にダクトセンサによる検出が
可能となると共に、空調されない吹出空気が多く吹き出
されることから生じる乗員の不快感を防止できる。
【0016】前記タイマ手段の稼働する間、吹出モード
をデフロストモードに設定することが望ましい(請求項
8)。これによって、空調されない空気が直接乗員に当
たることが避けられるために、空調フィーリングを向上
させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面により説明する。
【0018】図1及び図2に示すように、この発明によ
る車両用空調装置1は、空調ダクト2と、この空調ダク
ト2に配される送風機(ファン)3と、前記空調ダクト
2の最上流側に開口する内気導入口4及び外気導入口5
と、これら内気導入口4及び外気導入口5を適宜選択し
て開口するインテークドア6と、空調ダクト2内に配さ
れ、少なくともコンプレッサ7、コンデンサ8、膨張弁
9と共に冷房サイクル10を構成する冷却用熱交換器
(エバポレータ)11と、このエバポレータ11の下流
側に配される加熱用熱交換器(ヒータコア)12と、こ
のヒータコア12の上流側近傍に設けられ、エバポレー
タ11を通過した空気をヒータコア12を通過する空気
とヒータコア12をバイパスする空気に分流するミック
スドア13と、前記空調ダクト2の最下流側に開口する
ベント吹出口14、デフ吹出口15及びフット吹出口1
6と、これら吹出口14,15,16を適宜選択して開
口するモードドア17とを少なくとも具備するものであ
る。
【0019】さらに、この車両用空調装置1は、前記空
調ダクト2のエバポレータ11の下流近傍に配され、エ
バポレータ11を通過する空気の温度を検出するダクト
センサ18と、イグニッションスイッチが投入されると
同時に開始し、所定時間稼働する第1のタイマと、この
第1のタイマに続いて所定時間稼働する第2のタイマと
を有するタイマ手段19と、前記第1のタイマが稼働す
る間、前記外気導入口5を開口(インテークモードを外
気導入モードに設定)し、ファン3を稼働し、さらにコ
ンプレッサ7を停止させ、前記ダクトセンサ18によっ
て初期外気温度を検出する初期外気温度検出手段20
と、この初期外気温度検出手段20によって検出された
初期外気温度から過渡外気温度を推定する外気温度推定
手段21と、車室内の目標温度を設定する温度設定手段
22と、前記第2のタイマが稼働する間、前記内気導入
口4を開口し、ファン3を稼働し、さらにコンプレッサ
7を停止させ、前記ダクトセンサ18によって初期室内
温度を検出する初期室内温度検出手段23と、この初期
室内温度検出手段23によって検出された初期室内温度
と、前記温度設定手段22によって設定された目標温度
とから過渡室内温度を推定する過渡室温推定手段24
と、前記外気温度推定手段21によって推定された外気
温度と、前記温度設定手段22によって設定された目標
温度と、前記過渡室温推定手段24によって推定された
室内温度とから目標吹出温度を演算する目標吹出温度演
算手段25と、この目標吹出温度に基づいて各々の制御
機器27a,27b,27c,29,30を制御する制
御手段26とを具備するものである。
【0020】尚、ダクトセンサ18は、通常エバポレー
タの後流側近傍に配され、エバポレータ11を通過する
空気の温度を検出するもので、このエバポレータ後流側
温度Teによってエバポレータ11の凍結を防止するオ
ンオフ制御が実行されるものである。
【0021】さらに前記車両用空調装置1は、前記制御
機器として、インテークドア5、ミックスドア13及び
モードドア17を作動させるモータアクチュエータ27
a,27b,27c、ファン3のモータ29、コンプレ
ッサ7を稼働させる電磁クラッチ30を有し、さらにこ
れら制御機器27a,27b,27c,29,30を制
御する制御手段26を含むコントロールユニット(C/
U)32を具備するものである。
【0022】このコントロールユニット26は、図示し
ない中央演算処理装置(CPU)、ランダムアクセスメ
モリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、入出
力ポート(I/O)、駆動回路、マルチプレクサ(MP
X)、A/D変換器等から構成されるもので、前記ダク
トセンサ18からの信号及び下記する操作パネル28か
らの設定信号が入力される。
【0023】操作パネル28は、アップスイッチ22a
及びダウンスイッチ22bからなる前記温度設定手段と
しての温度設定器22、ファンの風量を手動により設定
するためのファンスイッチ(FAN)28a、吹出モー
ドを手動により設定するモードスイッチ(MODE)2
8b、コンプレッサを手動によりオンするエアコンスイ
ッチ(A/C)28c、車両用空調装置1の稼働を停止
させるオフスイッチ(OFF)28d、インテークモー
ドを手動により内気循環モードに設定又は解除する内気
循環スイッチ(REC)、及び車両用空調装置1の設定
状況を表示する表示部28eによって構成される。ま
た、冷房サイクル10には、エバポレータ11とコンプ
レッサ7の間にレシーバタンク31が配される。
【0024】以上の構成の車両用空調装置1において
は、タイマ手段19によって第1のタイマが稼働する
間、初期外気温度検出手段20によって、外気導入口5
を開口(インテークモードを外気導入モードに設定)
し、ファン3を稼働させて外気を空調ダクト2内に導入
し、ダクトセンサ18によってこの外気の温度を初期外
気温度として検出する。また、タイマ手段19によって
第2のタイマが稼働する間、初期室内温度検出手段23
によって、内気導入口4を開口(インテークモードを内
気循環モードに設定)し、ファン3を稼働させて内気を
空調ダクト2内に導入し、ダクトセンサ18によってこ
の内気の温度を初期室内温度として検出する。以上の動
作を、以下スタンバイモード100とする。
【0025】そして、外気温度推定手段21によって初
期外気温度から過渡外気温度を推定し、また過渡室温推
定手段24によって、前記初期室内温度及び温度設定手
段によって設定された設定温度から、過渡室内温度を推
定する。そして、推定された室内温度、推定された外気
温度及び設定温度に基づいて目標吹出温度演算手段25
によって目標吹出温度を演算し、さらに制御手段26に
よってこの演算された目標吹出温度に基づいて各制御機
器27a,27b,27c,29,30を制御する。
【0026】これによって、目標吹出温度に基づいて設
定された風量若しくは手動により設定された風量で、フ
ァン6が稼働すると、目標吹出温度若しくは手動により
設定されたインテークモード(外気導入モード、混合モ
ード若しくは内気循環モード)によって選択された導入
口から内気(車室内空気)、混合気若しくは外気が吸入
される。この吸入された空気は、コンプレッサ7の稼働
によって冷却されるエバポレータ11を通過することで
冷却され、目標吹出温度によって設定されたミックスド
ア13の開度によって決定される割合で、ヒータコア1
2を通過する空気と、ヒータコア12をバイパスする空
気に分流される。そして、ヒータコア12の下流で混合
されて所望の温度にされた空気は、目標吹出温度若しく
は手動によって選択された吹出口14,15,16から
車室内に吹き出して、車室内を温調するものである。
【0027】以下、本発明に係る車両用空調装置1の動
作について、フローチャートにより説明する。
【0028】図3で示すフローチャートは、目標吹出温
度XM の演算フローチャートである。このフローチャー
トは、コントロールユニット32内で実行される制御プ
ログラムの一部を構成するもので、タイマの割り込み若
しくはジャンプ命令等により定期的に実行されるもので
ある。
【0029】この目標吹出温度XM 演算は、先ずステッ
プ90においてイグニッションスイッチ(この車両用空
調装置1が搭載される車両のエンジンを起動させるスイ
ッチ)が投入された直後であるかいなか(Ig ON
初回)の判定を行う。この判定において、イグニッショ
ンスイッチ投入直後にこのフローチャートが実行された
と判定された場合にはステップ100のスタンバイモー
ドに進み、イグニッション投入直後でない場合には、ス
テップ100のスタンパイモードを迂回して、ステップ
190に進む。
【0030】スタンバイモード100は、図4のフロー
チャートで示されるもので、ステップ110においてタ
イマT1 (第1のタイマ)が始動する。そして、ステッ
プ120に進んで、コンプレッサ7を停止(COMP
OFF)させ、インテークモードを外気導入モード(I
NTAKE FRE)に設定し、ファン3を低速運転
(FAN LOW)に設定し、吹出モードをデフロスト
モード(MODE DEF)に設定する。これによっ
て、空調ダクト2内に外気を導入することができ、この
状態をステップ130においてタイマT1 がタイムアッ
プするまで(この実施の形態では、10秒)継続する。
そして、ステップ140において、前記タイマT1 の稼
働の間ダクトセンサ18で検出されたエバポレータ後流
側温度Teを初期外気温度TAM(0) に設定する。
【0031】また、ステップ150では、タイマT1
続いてタイマT2 (第2のタイマ)が始動する。そし
て、ステップ160に進んで、コンプレッサ7を停止
(COMP OFF)させ、インテークモードを内気循
環モード(INTAKE REC)に設定し、ファン3
を低速運転(FAN LOW)に設定し、吹出モードを
デフロストモード(MODE DEF)に設定する。こ
れによって、空調ダクト2内に内気(車室内空気)を導
入することができ、この状態をステップ170において
タイマT2 がタイムアップするまで(この実施の形態で
は、10秒)継続する。そして、ステップ180におい
て、前記タイマT2 の稼働の間ダクトセンサ18で検出
されたエバポレータ後流側温度Teを初期外気温度T
INC (0) に設定する。
【0032】また、このスタンバイモード100におけ
る各制御機器の動作を、図5のタイムチャートによって
説明すると、このスタンバイモード100はイグニッシ
ョンスイッチ(IG SW)が投入されると同時に始動
する。ファン(FAN)3は、第1のタイマT1 及び第
2のタイマT2 間、低速運転が継続され、その後手動モ
ードが設定されなければ、自動運転モード(AUTO)
に移行する。
【0033】また、インテークモード(INTAKE)
は、第1のタイマT1 による時間内では外気導入モード
(FRESH)に設定され、第2のタイマT2 による時
間名では内気循環モード(REC)に設定され、第2の
タイマT2 が終了すると、自動モード(AUTO)に移
行する。
【0034】また、コンプレッサ7は、上記スタンバイ
モード100が実行される間、その稼働が停止され、第
2のタイマT2 のアップと同時に自動モード(AUT
O)に移行する。これによって、吸入された空気(内気
若しくは外気)の温度をそのままダクトセンサ18で検
出することができる。
【0035】さらに、吹出モード(MODE)は、スタ
ンバイモード100が実行される間、デフロストモード
(DEF)に設定され、温調されない空気が乗員に直接
当たらないようにするものである。
【0036】これによって、検出されたエバポレータ後
流側温度Teにより、初期外気温度TAM(0) 及び初期室
内温度TINC (0) が設定され、図3に示す目標吹出温度
M演算用のフローチャートに回帰し、ステップ190
に進む。このステップ190において、温度設定器22
によって設定された目標温度TPTC 及び前記初期室内温
度TINC (0) から、ステップ190のブロック内に記載
された下記する数式1及び数式2によって過渡室内温度
INC を推定する。
【0037】
【数1】T0 =TINC (0)
【0038】
【数2】 TINC =(TPTC −T0 )×(1−e-t/T3 )+T0
【0039】具体的には、数1により初期室内温度T
INC (0) を演算因子としてのT0 とし、この初期室内温
度T0 、目標温度TPTC 、及び所定の時定数(−t/T
3)を因子とする数式2で示す関数により、室内温度T
INC を演算し、これを過渡室内温度と推定する。この関
数は、例えば図12に示すように、漸近的に目標温度T
PTC に近づく特性を示すものである。尚、この数式2に
おいて、tは検出時からの経過時間を示し、T3はその
時の環境状態(夏季か冬季か、朝か昼か夜か、湿度は多
いか少ないか等)から実験により算出される定数を示す
ものである。
【0040】これによって、上記数式2は、例えば、目
標温度TPTC が初期室内温度T0 より低い場合、つまり
冷房運転時には図12のAで示すような特性線となり、
また目標温度TPTC が初期室内温度T0 より高い場合、
つまり暖房運転時には図12のBで示すような特性線と
なるものである。
【0041】したがって、刻々と変化する過渡室内温度
INC を経過時間tによって数式2より算出することが
でき、その過渡室内温度TINC の変化は例えば図12に
示すものとなる。
【0042】また、ステップ200において、過渡外気
温度TAMが初期外気温度TAM(0) から推定される。尚、
このステップ200においては、初期外気温度TAM(0)
をそのまま過渡外気温度TAMとして設定する。これは、
下記する目標吹出温度XM の演算において、外気温度T
AMの影響力が他の因子(設定温度及び室内温度)に比べ
て小さいことから、初期外気温度TAM(0) をそのまま使
用するようにしたものである。
【0043】しかしながら、過渡外気温度TAMは、実験
上若しくは理論上から求められた外気温度の変化の予想
変化特性(例えばTAM=F(t))にしたがって、外気
温度TAMを推定することが望ましい。この予想変化特性
としては、例えば、図13に示すような早朝から午後2
時までの温度上昇特性線C及び午後2時から早朝までの
温度下降特性線Dがあり、過渡外気温度TAMをこの予想
変化特性としての特性線図から直接算出してもよいもの
である。
【0044】また、予想変化特性の他の例として、前記
特性線から推定される温度変化率(ΔTAM=dF(t)
/dt)に基づいて過渡外気温度TAMを算出するように
してもよいものである。尚、図13において、t1 は検
出時間であり、t2 は現在の時間を示すものである。さ
らに、1日の外気温度の予想変化特性を設定し、この予
想変化特性にしたがって過渡外気温度TAMを推定するよ
うにしてもよいものである。
【0045】また、前述したステップ190において、
数式2によって過渡室内温度TINCを算出するようにし
たが、図14で示すように実験若しくは理論的に求めら
れた室内温度の予想変化特性にしたがって、過渡室内温
度TINC を推定してもよいものである。尚、特性線Eは
冷房運転時の室温の予想低下特性を示し、特性線Fは暖
房運転時の室温の予想上昇特性を示したものである。
尚、図14において、t1 は検出時間であり、t2 は現
在の時間を示すものである。
【0046】以上の手段によって推定された外気温度T
AM、室内温度TINC 、及び設定温度TPTC により、ステ
ップ210において目標吹出温度XM を下記する数式3
によって演算する。
【0047】
【数3】XM =K1 PTC −K2 AM−K3 INC
【0048】尚、この数式3において、K1 ,K2 ,K
3 は係数であり、この実施の形態において、K1 は5、
2 は0.8、K3 は3である。
【0049】このステップ210の終了後、制御プログ
ラムは、各制御機器を制御するプログラムに移行してい
くもので、前記各制御機器は基本的に図6に示す制御マ
ップにしたがって制御される。
【0050】この制御マップを簡単に説明すると、ファ
ン(FAN)3は、目標吹出温度XM にしたがって、大
風量(Hi)から低風量(LOW)に、また低風量(L
OW)から大風量(Hi)にかけてリニアに変化するも
ので、目標吹出温度XM が特に低い場合には、急速冷房
が要求されるとして最大風量(MAX Hi)となるも
のである。また、ミックスドア(MIX DOOR)1
3は、目標吹出温度XM にしたがって、ヒータコア12
を通過する空気を全て遮断するフルクール位置(F/
C)から全ての空気がヒータコア12を通過するフルホ
ット位置(F/H)まで変化するものである。さらに、
インテークドア6は、目標吹出温度XM にしたがって、
内気循環モード(REC)、混合気モード(MID)、
若しくは外気導入モード(FRE)と変化するもので、
モードドア17はベントモード(VENT)、バイレベ
ルモード(BI−L)、ヒートモード(HEAT)に変
化するものである。
【0051】以上に各空調機器の制御をさらに具体的に
説明すると、ファン(FAN)3の制御は図7に示すも
のとなる。このファン制御300は、先ず最初にステッ
プ302によってスタンバイモードか否かの判定が行わ
れ、スタンバイモードである場合にはステップ304に
進んで、低風量(LOW)に固定され、他の制御へ進
む。また、前記ステップ302の判定によってスタンバ
イモードでないと判定された場合には、ステップ306
オフスイッチ(OFF)28dが投入されたか否かの判
定が行われ、オフスイッチ28dが投入された場合には
ステップ308に進んで、ファン3が停止される。
【0052】また、ステップ306の判定でオフスイッ
チ28dが投入されていない場合には、ステップ310
に進んで、ファンスイッチ28aが投入されたか否かの
判定を行う。この判定において、ファンスイッチ28a
に投入された場合には、ステップ312に進んで、ファ
ンスイッチ28aによって設定された風量にてファン3
が稼働するものである。さらにファンスイッチ28aが
投入されていない場合には、ステップ314に進んで、
吹出モードがデフモード(DEF)か否かの判定を行
い、デフモードが設定されたと判定された場合には、ス
テップ334に進んで、前記目標吹出温度XM により、
前述したような制御マップに基づいてファン3のモータ
29に印加される電圧VM が演算され、ファン3が制御
されるものである。また、デフモードでないと判定され
た場合には、ステップ316に進んで、ベントモードで
あるか否かの判定が行われ、ベントモードである場合に
は、ステップ330に進んでファン3の始動直後(ファ
ン起動直後)であるか否かの判定を行う。この判定にお
いて、ファン起動直後でない場合には前述したステップ
334に進んで、制御マップによる制御が行われ、ファ
ン起動直後である場合には、ステップ332に進んでモ
ータ29への印加電圧VM を1V/minの割合で所定
電圧まで上昇させていくものである。
【0053】また、ステップ316の判定において、ベ
ントモードでないと判定された場合には、ステップ31
8に進んで、目標温度TPTC と室内温度TINC との差が
所定値(10°C)以上である場合には、ステップ32
0に進んで推定された過渡外気温度TAMが15°C以下
であるか否かを判定し、15°C以下である場合には、
3V/minの割合でモータ29への印加電圧VM を所
定電圧まで上昇させていき、15°C以下の場合にはス
テップ324で設定される所定時間(TIME=K4
M )ステップ326にてファン3を低風量に固定(FA
N LOW)し、この時間が経過後、0.5V/min
の割合でモータ29への印加電圧VM を所定電圧まで上
昇させていく。また、前記ステップ318の判定におい
て、目標温度TPTC と室内温度TINC との差が所定値
(10°C)以上でない場合には、ステップ330に進
んで、上記と同様の制御が行われる。尚、前記数式のK
4 はこの実施の形態においては0.9で設定されてお
り、実験により求められたものである。
【0054】これによって、ファン制御は、スタンバイ
モードの場合には、低風量(LOW)に固定され、自動
運転モードの場合において、吹出モードがデフモード設
定されている場合、ベントモードでファン起動直後でな
い場合、デフ及びベントモード以外のモード(バイレベ
ル及びヒートモード)で、目標温度TPTC と室内温度T
INC の温度差が10°C以内でファン起動直後でない場
合には、前記制御マップにしたがって制御される。、ま
た、デフモード以外のモードで、目標温度TPTC と室内
温度TINC の温度差が10°C以内でファン起動直後で
ある場合には、モータ29への印加電圧VM を1V/m
inの割合で上昇させる制御が実行される。さらに、デ
フ及びベントモード以外のモードで目標温度TPTC と室
内温度TINC の温度差が10°C以上であり、推定され
た過渡外気温度TAMが15°Cより低い場合には、所定
時間ファン3を低風量(LOW)に固定した後、少ない
上昇率(0.5V/min)で印加電圧VM を上昇させ
て行き、また、推定された過渡外気温度TAMが15°C
より高い場合には、モータ29への印加電圧VM を大き
い変化率(3V/min)で上昇させるものである。
【0055】図8で示すミックスドア制御340では、
ステップ342においてスタンバイモードか否かが先ず
判定される。この判定において、スタンバイモードであ
る場合にはステップ344に進んで、前回イグニッショ
ンスイッチがオフされる直前の位置に固定される。これ
は、ミックスドア13を特に動かさないようにするもの
で、ミックスドア13が動作することによる風量の変化
を防止するために実行されるものである。また、前記ス
テップ342において、スタンバイモードでないと判定
された場合には、ステップ346に進んで、ステップ3
46のボックス内に図示された制御マップにしたがって
制御される。この制御マップは、基本的に図6に示す制
御マップと同様であるが、この制御マップがコンプレッ
サ7のオンオフ状態によって目標吹出温度XM に対して
異なる変化率を有する点にある。これは、コンプレッサ
7がオンの場合、エバポレータ11において冷却される
ために、同一の温度を得るためには、ミックスドア13
を開くように制御する必要があるからである。
【0056】図9で示すモードドア制御350では、ス
テップ352においてスタンバイモードか否かが先ず判
定される。この判定において、スタンバイモードである
場合には、ステップ354に進んでデフモードが設定さ
れる。またスタンバイモードでない場合には、ステップ
356に進んで、モードスイッチ(MODE)28bが
投入されて手動による制御(MUNUAL)が実行され
るか否かの判定が行われ、手動による制御(マニュアル
モード)が実行される場合には、ステップ358に進ん
で前記モードスイッチ28bによって選択された吹出モ
ードに設定される。また、マニュアルモードでなく自動
運転モードが設定される場合には、ステップ360に進
んで、制御マップによる制御が実行される。これによ
り、冷房モードの場合にはベントモード(VENT)、
暖房モードの時はヒートモード(HEAT)、その中間
においてバイレベルモード(BI−L)が設定される。
【0057】図10で示すインテークドア制御370で
は、ステップ372において先ずスタンバイモードか否
かが判定される。この判定において、スタンバイモード
である場合には、ステップ374に進んで、第1のタイ
マT1 によって設定される時間において外気導入モード
(FRE)を設定し、第2のタイマT2 によって設定さ
れる時間において内気循環モード(REC)を設定する
ものである。また、前記ステップ372の判定におい
て、スタンバイモードでないと判定された場合には、ス
テップ376に進んでマニュアルモードか否かの判定が
行われ、マニュアルモードの場合には、ステップ378
に進んで内気循環スイッチ28fによって選択された内
気循環モード及びその解除が設定される。また、マニュ
アルモードでない場合には、ステップ380に進んでオ
フスイッチ(OFF)28dが投入されたか否かの判定
を行う。この判定において、オフスイッチ28dが投入
されていないと判定された場合には、ステップ382に
進んでコンプレッサ7の稼働が停止(OFF)している
か否かの判定が行われる。この判定においてコンプレッ
サ7が停止していると判定された場合、若しくは前記ス
テップ380においてオフスイッチ28dが投入された
場合(空調制御が停止した場合)には、ステップ384
に進んでインテークモードを外気導入モード(FRES
H)に設定する。また、前記ステップ382の判定にお
いてコンプレッサ7が稼働していると判定された場合に
は、ステップ386に進んで目標吹出温度XM により制
御マップに基づいて自動運転制御が実行される。
【0058】図11に示すコンプレッサ制御390で
は、先ずステップ392によってスタンバイモードか否
かの判定が行われる。この判定において、スタンバイモ
ードであると判定された場合、ステップ394に進んで
コンプレッサ7の制御が停止(OFF)される。また、
ステップ396及びステップ398において、オフスイ
ッチ(OFF)28dが投入されるか、若しくはエアコ
ンスイッチ(A/C)28cが投入されていない場合に
は、ステップ404に進んでオフ(OFF)モードが設
定され、ステップ406でコンプレッサ7の稼働が停止
される。また、ステップ398の判定においてエアコン
スイッチ28dが投入されている場合には、ステップ4
00でオン(ON)モードが設定され、ステップ402
に進んで、前記ダクトセンサ18により常時検出される
エバポレータ後流側温度Teによりコンプレッサ7の凍
結を防止するためのオンオフ制御が実行される。
【0059】以上により、スタンバイモードが設定され
た場合には、図4のステップ120及びステップ160
で示される状態にコンプレッサ7,インテークドア6,
ファン3,モードドア17を設定でき、所定のタイマの
稼働により、一つのダクトセンサ18によって初期外気
温度TAM(0) 及び室内温度TINC (0) を検出することが
でき、その後、この初期外気温度TAM(0) 及び室内温度
INC (0) から所定の方法で推定した外気温度TAM及び
室内温度TINC を制御因子として空調制御を行うことが
できるものである。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、始動初期時において、所定時間インテークモードを
外気導入モードに設定して空調ダクト内に外気を導入
し、ダクトセンサによってこの温度を検出することによ
って外気温度を推定し、また所定時間インテークモード
を内気循環モードに設定して室内空気を空調ダクトに導
入し、ダクトセンサによってこの温度を検出することに
よって室内温度を推定し、この推定した外気温度及び室
内温度と設定温度によって空調制御を行うようにしたた
めに、ダクトセンサを一つ設けるだけでよいので、部品
定数を減らすことができ、コストダウンを達成すること
ができる。
【0061】また、スタンバイモードで検出した初期外
気温度及び初期室内温度から、過渡外気温度及び室内温
度を所定の方法で推定するようにしたために、複数のセ
ンサを使用する場合に比べて機能低下を著しく抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な構成を示した機能ブロック図
である。
【図2】本発明に係る車両用空調装置の構成を示した概
略構成図である。
【図3】目標吹出温度演算を示したフローチャート図で
ある。
【図4】スタンバイモードを示したフローチャート図で
ある。
【図5】スタンバイモード時の各制御機器の制御状態を
示したタイミングチャート図である。
【図6】目標吹出温度によって各制御機器の制御を行う
ための制御マップを示した説明図である。
【図7】ファン制御を示したフローチャート図である。
【図8】ミックスドア制御を示したフローチャート図で
ある。
【図9】モードドア制御を示したフローチャート図であ
る。
【図10】インテークドア制御を示したフローチャート
図である。
【図11】コンプレッサ制御を示したフローチャート図
である。
【図12】数式2により推定される過渡室内温度が目標
温度に近づく様子を示した特性線図である。
【図13】外気温度の推定を行うための特性線図の一例
を示したものである。
【図14】室内温度の推定を行うための特性線図の一例
を示したものである。
【符号の説明】
1 車両用空調装置 2 空調ダクト 3 ファン 4 内気導入口 5 外気導入口 6 インテークドア 7 コンプレッサ 8 コンデンサ 9 膨張弁 10 冷房サイクル 11 冷却用熱交換器(エバポレータ) 12 加熱用熱交換器(ヒータコア) 13 ミックスドア 14 ベント吹出口 15 デフ吹出口 16 ヒート吹出口 17 モードドア 18 ダクトセンサ 19 タイマ手段 20 初期外気温度検出手段 21 外気温度推定手段 22 温度設定手段 23 初期室内温度検出手段 24 過渡室温推定手段 25 目標吹出温度演算手段 26 制御手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ダクトと、この空調ダクトに配され
    る送風機と、前記空調ダクトの最上流側に開口する内気
    導入口及び外気導入口と、これら内気導入口及び外気導
    入口を適宜選択して開口するインテークドアと、空調ダ
    クト内に配され、少なくともコンプレッサ、コンデン
    サ、膨張弁と共に冷房サイクルを構成する冷却用熱交換
    器と、この冷却用熱交換器の下流側に配される加熱用熱
    交換器と、この加熱用熱交換器の上流側近傍に設けら
    れ、冷却用熱交換器を通過した空気を加熱用熱交換器を
    通過する空気と加熱用熱交換器をバイパスする空気に分
    流するミックスドアと、前記空調ダクトの最下流側に開
    口するベント吹出口、デフ吹出口及びフット吹出口と、
    これら吹出口を適宜選択して開口するモードドアとを少
    なくとも具備する車両用空調装置において、 空調ダクトの冷却用熱交換器の下流側にダクトセンサを
    配し、エンジン始動後の所定時間、コンプレッサをオフ
    状態とすると共に、インテークモードを外気導入モード
    にして前記ダクトセンサによって初期外気温度を検出し
    て過渡外気温度を推定し、さらにインテークモードを内
    気循環モードにして前記ダクトセンサによって初期室内
    温度を検出して過渡室内温度を推定し、少なくともこれ
    ら推定された過渡外気温度及び過渡室内温度によって空
    調制御を行なうことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 空調ダクトと、この空調ダクトに配され
    る送風機と、前記空調ダクトの最上流側に開口する内気
    導入口及び外気導入口と、これら内気導入口及び外気導
    入口を適宜選択して開口するインテークドアと、空調ダ
    クト内に配され、少なくともコンプレッサ、コンデン
    サ、膨張弁と共に冷房サイクルを構成する冷却用熱交換
    器と、この冷却用熱交換器の下流側に配される加熱用熱
    交換器と、この加熱用熱交換器の上流側近傍に設けら
    れ、冷却用熱交換器を通過した空気を加熱用熱交換器を
    通過する空気と加熱用熱交換器をバイパスする空気に分
    流するミックスドアと、前記空調ダクトの最下流側に開
    口するベント吹出口、デフ吹出口及びフット吹出口と、
    これら吹出口を適宜選択して開口するモードドアとを少
    なくとも具備する車両用空調装置において、 前記空調ダクトの冷却用熱交換器の下流近傍に配され、
    冷却用熱交換器を通過する空気の温度を検出するダクト
    センサと、 イグニッションスイッチが投入されると同時に始動し、
    所定時間稼働する第1のタイマと、この第1のタイマに
    続いて所定時間稼働する第2のタイマとを有するタイマ
    手段と、 前記第1のタイマが稼働する間、前記外気導入口を開口
    し、送風機を稼働し、さらにコンプレッサを停止させ、
    前記ダクトセンサによって初期外気温度を検出する初期
    外気温度検出手段と、 この初期外気温度検出手段によって検出された初期外気
    温度から過渡外気温度を推定する外気温度推定手段と、 車室内の目標温度を設定する温度設定手段と、 前記第2のタイマが稼働する間、前記内気導入口を開口
    し、送風機を稼働し、さらにコンプレッサを停止させ、
    前記ダクトセンサによって初期室内温度を検出する初期
    室内温度検出手段と、 この初期室内温度検出手段によって検出された初期室内
    温度と、前記温度設定手段によって設定された目標温度
    とから過渡室内温度を推定する過渡室温推定手段と、 前記外気温度推定手段によって推定された外気温度と、
    前記温度設定手段によって設定された目標温度と、前記
    過渡室温推定手段によって推定された室内温度とから目
    標吹出温度を演算する目標吹出温度演算手段と、 この目標吹出温度に基づいて各々の制御機器を制御する
    制御手段とを具備することを特徴とする車両用空調装
    置。
  3. 【請求項3】 前記外気温度推定手段は、前記第1のタ
    イマの稼働時間内にダクトセンサによって検出された初
    期外気温度を過渡外気温度と推定することを特徴とする
    請求項2記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記外気温度推定手段は、第1のタイマ
    の稼働時間内にダクトセンサによって検出された初期外
    気温度及びその後の経過時間により外気温度の予想変化
    特性に基づいて過渡外気温度を推定するものであること
    を特徴とする請求項2記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記過渡室温推定手段は、第2のタイマ
    の稼働時間内にダクトセンサによって検出された初期室
    内温度及びその後の経過時間により室内温度の予想変化
    特性に基づいて過渡室内温度を推定するものであること
    を特徴とする請求項2、3又は4記載の車両用空調装
    置。
  6. 【請求項6】 前記過渡室温推定手段は、前記初期室内
    温度から、温度設定手段によって設定された設定温度に
    向かって所定の時定数で漸近する特性線に沿って過渡室
    内温度を推定することを特徴とする請求項2、3又は4
    記載の車両用空調装置。
  7. 【請求項7】 前記タイマ手段の稼働する間、送風機の
    稼働は低速運転であることを特徴とする請求項2、3、
    4、5、又は6記載の車両用空調装置。
  8. 【請求項8】 前記タイマ手段の稼働する間、吹出モー
    ドをデフロストモードに設定することを特徴とする請求
    項2、3、4、5又は6記載の車両用空調装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014081466A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2014125148A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Denso Corp 制御装置
US9285701B2 (en) 2012-10-16 2016-03-15 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus including an image carrier, a charging member, a voltage applying part, a current measuring part and a controlling part

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