JPH09110701A - 血漿増量剤及びその容器 - Google Patents
血漿増量剤及びその容器Info
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- JPH09110701A JPH09110701A JP7297365A JP29736595A JPH09110701A JP H09110701 A JPH09110701 A JP H09110701A JP 7297365 A JP7297365 A JP 7297365A JP 29736595 A JP29736595 A JP 29736595A JP H09110701 A JPH09110701 A JP H09110701A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アシドーシス等により腎障害、下痢、嘔吐等
の生じることがなく、また投与時のPH値も高く維持で
きる血漿増量剤及びその容器を提供。 【構成】 デキストラン製剤、ゼラチン製剤、及びヒド
ロキシエチル澱粉製剤の少なくとも一以上が含有される
血漿増量剤において、上記製剤と共に重炭酸を1〜65
mEq/Lの濃度範囲で含むことを特徴とする。
の生じることがなく、また投与時のPH値も高く維持で
きる血漿増量剤及びその容器を提供。 【構成】 デキストラン製剤、ゼラチン製剤、及びヒド
ロキシエチル澱粉製剤の少なくとも一以上が含有される
血漿増量剤において、上記製剤と共に重炭酸を1〜65
mEq/Lの濃度範囲で含むことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血漿増量剤(又は代用
血漿剤)及びその容器に関するものであり、より詳細に
は、膠質浸透圧を上昇させて循環血漿量の増加などのた
めに輸液投与される血漿増量剤であって、その輸液剤等
において従来から問題となっている肝障害者等に見られ
るアシドーシス症状の緩和や輸液時の嘔吐、悪寒等を軽
減する血漿増量剤及びその容器に関するものである。
血漿剤)及びその容器に関するものであり、より詳細に
は、膠質浸透圧を上昇させて循環血漿量の増加などのた
めに輸液投与される血漿増量剤であって、その輸液剤等
において従来から問題となっている肝障害者等に見られ
るアシドーシス症状の緩和や輸液時の嘔吐、悪寒等を軽
減する血漿増量剤及びその容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人体の血漿中の重炭酸濃度は、通常24
mEq/L程度である。輸液により重炭酸を直接体内に
投与する場合、また血液透析や腹膜透析により間接的に
投与する場合等には、それぞれの溶液の重炭酸濃度を血
漿中の濃度に合わせて調合することが望ましい。しか
し、輸液剤はプラスチックの医療用容器内に充填され
て、通常高圧蒸気滅菌等により完全に滅菌した状態で病
院に提供される。このため、予め重炭酸を容器内の液に
調合しておくと、重炭酸は高圧蒸気滅菌時に殆ど炭酸ガ
スに分解する。また、従来のプラスチックの医療用容器
に重炭酸を充填して高圧蒸気滅菌をしなくても、希釈さ
れた溶液内では、重炭酸は炭酸ガスに分解して消失す
る。このため、輸液剤等には重炭酸が使用されず、体内
でこれに代わるものが添加されている。血漿中等の重炭
酸濃度を一定に保つためには、重炭酸に代わるものとし
てアセテート又はラクテート等が調合される。
mEq/L程度である。輸液により重炭酸を直接体内に
投与する場合、また血液透析や腹膜透析により間接的に
投与する場合等には、それぞれの溶液の重炭酸濃度を血
漿中の濃度に合わせて調合することが望ましい。しか
し、輸液剤はプラスチックの医療用容器内に充填され
て、通常高圧蒸気滅菌等により完全に滅菌した状態で病
院に提供される。このため、予め重炭酸を容器内の液に
調合しておくと、重炭酸は高圧蒸気滅菌時に殆ど炭酸ガ
スに分解する。また、従来のプラスチックの医療用容器
に重炭酸を充填して高圧蒸気滅菌をしなくても、希釈さ
れた溶液内では、重炭酸は炭酸ガスに分解して消失す
る。このため、輸液剤等には重炭酸が使用されず、体内
でこれに代わるものが添加されている。血漿中等の重炭
酸濃度を一定に保つためには、重炭酸に代わるものとし
てアセテート又はラクテート等が調合される。
【0003】例えば、代表的な血漿増量剤にあっては、
低分子デキストランが30〜100g/L、Naが13
0〜160mEq/L、Clが100〜160mEq/
L、及びラクテート、又はアセテートが30mEq/L
含まれ、必要によりグルコース、フルクトース、キシリ
トース、ソルビトース等の糖類が含まれる。アセテート
又はラクテートは、体内で重炭酸を造り重炭酸を補う働
きをすると共に、グルコース溶液を酸性に維持して容器
内の安定性を図っている。このため、現在、輸液剤には
アセテート又はラクテート等が頻用されている。また、
輸液剤は従来から非定容性のプラスチック容器に充填さ
れ、瓶針等を必要としないクローズドシステムのものが
使用されている。そして、このような容器は輸液剤の充
填後、高圧蒸気滅菌処理が一般になされる。しかし、輸
液剤に糖類等が含まれていると、輸液剤のPH値が高い
と、その蒸気滅菌時に輸液剤が変色を起こす場合があ
る。このため、ブドウ糖等を含む血漿増量剤にあって
は、できるだけPH値を下げて調整を行っている。
低分子デキストランが30〜100g/L、Naが13
0〜160mEq/L、Clが100〜160mEq/
L、及びラクテート、又はアセテートが30mEq/L
含まれ、必要によりグルコース、フルクトース、キシリ
トース、ソルビトース等の糖類が含まれる。アセテート
又はラクテートは、体内で重炭酸を造り重炭酸を補う働
きをすると共に、グルコース溶液を酸性に維持して容器
内の安定性を図っている。このため、現在、輸液剤には
アセテート又はラクテート等が頻用されている。また、
輸液剤は従来から非定容性のプラスチック容器に充填さ
れ、瓶針等を必要としないクローズドシステムのものが
使用されている。そして、このような容器は輸液剤の充
填後、高圧蒸気滅菌処理が一般になされる。しかし、輸
液剤に糖類等が含まれていると、輸液剤のPH値が高い
と、その蒸気滅菌時に輸液剤が変色を起こす場合があ
る。このため、ブドウ糖等を含む血漿増量剤にあって
は、できるだけPH値を下げて調整を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
血漿増量剤に多量のアセテート等を用いた場合、アセテ
ート等は直ぐに体内で分解されない患者、例えば肝障害
のある患者がいるため、患者の体内はアシドーシスの傾
向が見られる。また、上述のように輸液剤のPH値がで
きるだけ低くく抑えられると、投与患者には酸過剰投
与、腎障害、下痢、嘔吐などを生じることがある。特に
PH値が5.0以下では頻繁にこのような症状が見られ
る。
血漿増量剤に多量のアセテート等を用いた場合、アセテ
ート等は直ぐに体内で分解されない患者、例えば肝障害
のある患者がいるため、患者の体内はアシドーシスの傾
向が見られる。また、上述のように輸液剤のPH値がで
きるだけ低くく抑えられると、投与患者には酸過剰投
与、腎障害、下痢、嘔吐などを生じることがある。特に
PH値が5.0以下では頻繁にこのような症状が見られ
る。
【0005】従って、本発明の目的は、アシドーシス等
により腎障害、下痢、嘔吐等の生じることがなく、また
投与時のPH値も高く維持できる血漿増量剤及びその容
器を提供することにある。
により腎障害、下痢、嘔吐等の生じることがなく、また
投与時のPH値も高く維持できる血漿増量剤及びその容
器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、デキストラン
製剤、ゼラチン製剤、及びヒドロキシエチル澱粉製剤の
少なくとも一以上が含有される血漿増量剤において、上
記製剤と共に重炭酸を1〜65mEq/Lの濃度範囲で
含むことを特徴とする血漿増量剤を提供することによ
り、上記目的を達成したものである。本発明はまた、上
記血漿増量剤をプラスチック容器に充填した輸液容器に
おいて、上記容器は複数の室を有し、該室と室との隔離
壁の全部又は一部は上記容器外からの隔離開放が可能で
該室と室とを連通可能にする隔離開放手段で形成され、
上記の少なくとも一の室には、重炭酸塩がアルカリ性を
維持して充填されていることを特徴とする輸液容器を提
供することにより、上記目的を達成したものである。
製剤、ゼラチン製剤、及びヒドロキシエチル澱粉製剤の
少なくとも一以上が含有される血漿増量剤において、上
記製剤と共に重炭酸を1〜65mEq/Lの濃度範囲で
含むことを特徴とする血漿増量剤を提供することによ
り、上記目的を達成したものである。本発明はまた、上
記血漿増量剤をプラスチック容器に充填した輸液容器に
おいて、上記容器は複数の室を有し、該室と室との隔離
壁の全部又は一部は上記容器外からの隔離開放が可能で
該室と室とを連通可能にする隔離開放手段で形成され、
上記の少なくとも一の室には、重炭酸塩がアルカリ性を
維持して充填されていることを特徴とする輸液容器を提
供することにより、上記目的を達成したものである。
【0007】本発明に係る血漿増量剤において、上記電
解質中のアセテート、又はラクテートの含有量が25m
Eq/L以下、特に、15〜0mEq/Lに抑えられる
ことを特徴とすることにより、肝障害患者等の投与に際
しても、アシドーシス症状を抑えることができる。本発
明に係る血漿増量剤において、上記増量剤のPH値が
5.5〜8.0の範囲内、特に好適にはPH値が6.0
〜7.5にあることを特徴とすることにより、投与患者
の腹痛等を極力抑えることができる。
解質中のアセテート、又はラクテートの含有量が25m
Eq/L以下、特に、15〜0mEq/Lに抑えられる
ことを特徴とすることにより、肝障害患者等の投与に際
しても、アシドーシス症状を抑えることができる。本発
明に係る血漿増量剤において、上記増量剤のPH値が
5.5〜8.0の範囲内、特に好適にはPH値が6.0
〜7.5にあることを特徴とすることにより、投与患者
の腹痛等を極力抑えることができる。
【0008】本発明に係る輸液容器によれば、上記容器
の室は上記電解質を含みPH値が5.5以下に維持され
る母液の充填室と上記重炭酸塩の充填室とからなること
を特徴とすることにより、母液内の糖類等の安定性、特
に、高圧蒸気滅菌の加熱時の安定性を十分に図ることが
できる。本発明に係る輸液容器によれば、上記重炭酸塩
がナトリウム塩又はカリウム塩であることを特徴とする
ことにより、容器の室内での安定性を十分に図ることが
できる。本発明に係る輸液容器によれば、上記容器がポ
リオレフィン系樹脂からなることを特徴とすることによ
り、容器が輸液剤に影響を与えるおそれが極めて少なく
なる。本発明に係る輸液容器によれば、上記隔離開放手
段が剥離可能なピールシール部であることを特徴とする
ことにより、容器の操作性及び経済性が向上し、上記血
漿増量剤を院内で容易かつ無菌的に提供することができ
る。
の室は上記電解質を含みPH値が5.5以下に維持され
る母液の充填室と上記重炭酸塩の充填室とからなること
を特徴とすることにより、母液内の糖類等の安定性、特
に、高圧蒸気滅菌の加熱時の安定性を十分に図ることが
できる。本発明に係る輸液容器によれば、上記重炭酸塩
がナトリウム塩又はカリウム塩であることを特徴とする
ことにより、容器の室内での安定性を十分に図ることが
できる。本発明に係る輸液容器によれば、上記容器がポ
リオレフィン系樹脂からなることを特徴とすることによ
り、容器が輸液剤に影響を与えるおそれが極めて少なく
なる。本発明に係る輸液容器によれば、上記隔離開放手
段が剥離可能なピールシール部であることを特徴とする
ことにより、容器の操作性及び経済性が向上し、上記血
漿増量剤を院内で容易かつ無菌的に提供することができ
る。
【0009】
【作用】上記輸液剤にあっては、重炭酸塩が直接輸液剤
内に含まれるため、体内でのPH値が維持され、従来の
ものと相違してアシドーシス等の電解質異常を生じるこ
とがない。即ち、上記輸液剤を投与すると、重炭酸の添
加割合に応じてアセテートやラクテート等の電解質を少
なくなくできるため、体内に直接重炭酸が作用し、体内
中の重炭酸濃度が一定になる。更に、重炭酸の添加によ
り、投与輸液剤は、PH値が特に6.0〜7.5の好適
な範囲に維持することができ、透析における腹痛や下痢
等を防止することができる。
内に含まれるため、体内でのPH値が維持され、従来の
ものと相違してアシドーシス等の電解質異常を生じるこ
とがない。即ち、上記輸液剤を投与すると、重炭酸の添
加割合に応じてアセテートやラクテート等の電解質を少
なくなくできるため、体内に直接重炭酸が作用し、体内
中の重炭酸濃度が一定になる。更に、重炭酸の添加によ
り、投与輸液剤は、PH値が特に6.0〜7.5の好適
な範囲に維持することができ、透析における腹痛や下痢
等を防止することができる。
【0010】上記輸液容器にあっては、重炭酸が容器本
体の主要な母液の室から分かれて他の室に充填され、ま
た主要母液中の電解質の一部を、重炭酸のアルカリ性塩
剤として割り当て、重炭酸は炭酸ガスとして分解するの
を防止した状態で充填される。このため、容器本体の全
体を高圧蒸気滅菌したときも、殆どの重炭酸が分解せず
に塩として存在させることができる。また容器本体が長
期保存に付された場合でも、重炭酸塩は分解することな
く室内が無菌的に維持される。また重炭酸塩として一部
ナトリウム塩を重炭酸の充填室側に配合するため、高カ
ロリー輸液剤においては、糖溶液を含む主要な母液のP
H値を低くして、ブドウ糖溶液を安定に維持することが
できる。また重炭酸と一度反応すると容易に溶解しない
カルシウム塩も、酸性状態に維持され、混合時も沈殿等
は生じ難い。従って、室と室とが外部から開放可能な隔
離開放手段で仕切られたのと相まって、使用時に重炭酸
は無菌状態で、主要な母液と混合され、輸液剤として提
供される。
体の主要な母液の室から分かれて他の室に充填され、ま
た主要母液中の電解質の一部を、重炭酸のアルカリ性塩
剤として割り当て、重炭酸は炭酸ガスとして分解するの
を防止した状態で充填される。このため、容器本体の全
体を高圧蒸気滅菌したときも、殆どの重炭酸が分解せず
に塩として存在させることができる。また容器本体が長
期保存に付された場合でも、重炭酸塩は分解することな
く室内が無菌的に維持される。また重炭酸塩として一部
ナトリウム塩を重炭酸の充填室側に配合するため、高カ
ロリー輸液剤においては、糖溶液を含む主要な母液のP
H値を低くして、ブドウ糖溶液を安定に維持することが
できる。また重炭酸と一度反応すると容易に溶解しない
カルシウム塩も、酸性状態に維持され、混合時も沈殿等
は生じ難い。従って、室と室とが外部から開放可能な隔
離開放手段で仕切られたのと相まって、使用時に重炭酸
は無菌状態で、主要な母液と混合され、輸液剤として提
供される。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る血漿増量剤及びその容器
の好ましい実施例を添付図面を参照しながら詳述する。
図1は本発明に係る輸液容器の第一実施例の半断面図、
図2は第一実施例の輸液容器の使用時の半断面図であ
る。
の好ましい実施例を添付図面を参照しながら詳述する。
図1は本発明に係る輸液容器の第一実施例の半断面図、
図2は第一実施例の輸液容器の使用時の半断面図であ
る。
【0012】本実施例に係る血漿増量剤11は、デキス
トラン製剤、ゼラチン製剤、及びヒドロキシエチル澱粉
製剤の少なくとも一以上が含有される血漿増量剤におい
て、上記製剤と共に重炭酸を1〜65mEq/Lの濃度
範囲で含む。本実施例の血漿増量剤を更に詳しく説明す
ると、本実施例の輸液剤は、電解質維持液であり、不感
蒸泄、尿中排泄により生理的水分や電解質の補充に使用
されるものであり、経口摂取不能で、嘔吐、下痢、異常
発汗等の異常経路からの体液喪失が続いていない患者等
に適用される。従って、本血漿増量剤は、浸透圧が血漿
の1程度であり、電解質中のNaが160mEq/L以
下の範囲で含まれ、Kが多少含まれ、Clが160mE
q/L以下の範囲で含まれる。
トラン製剤、ゼラチン製剤、及びヒドロキシエチル澱粉
製剤の少なくとも一以上が含有される血漿増量剤におい
て、上記製剤と共に重炭酸を1〜65mEq/Lの濃度
範囲で含む。本実施例の血漿増量剤を更に詳しく説明す
ると、本実施例の輸液剤は、電解質維持液であり、不感
蒸泄、尿中排泄により生理的水分や電解質の補充に使用
されるものであり、経口摂取不能で、嘔吐、下痢、異常
発汗等の異常経路からの体液喪失が続いていない患者等
に適用される。従って、本血漿増量剤は、浸透圧が血漿
の1程度であり、電解質中のNaが160mEq/L以
下の範囲で含まれ、Kが多少含まれ、Clが160mE
q/L以下の範囲で含まれる。
【0013】本実施例の血漿増量剤11には、アセテー
ト又はラクテート等の電解質と共に、又はその替わりに
重炭酸が1〜65mEq/Lの範囲で含有される。重炭
酸は、血漿中の濃度付近が好ましく、特に、5〜50、
更には15〜30mEq/Lの範囲で含有されることが
望ましい。このため、アセテート又はラクテートの濃度
は、30mEq/L以下、特に重症肝障害者には、15
〜0mEq/Lの範囲で含有される。また、本実施例の
血漿増量剤は、カロリー補給も必要とするため、糖類が
1〜15重量%の範囲で含む場合がある。糖類の含有量
が上記範囲を下回ればカロリー補給の意義が失われ、上
記範囲を上回れば、通常の静脈投与をすると、血管壁に
障害を与えるおそれがある。更に、本実施例の血漿増量
剤は、そのPH値が5.5〜8.0の範囲にあり、特に
6.0〜7.5の範囲内で調整される。かかる範囲のP
H値は重炭酸塩の添加により容易に達成され、投与患者
に腹痛や下痢を生じさせるおそれがない。また、PH値
が上記範囲を下回ると、重炭酸塩が点滴中に不安定とな
る。本実施例の輸液剤は無菌的に投与されるが、高圧蒸
気滅菌処理により確実に滅菌される。高圧蒸気滅菌は日
本薬局方の蒸気滅菌の基準に基づいて行われ、本実施例
では110〜125℃の温度でオートクレーブ等で行わ
れる。尚、血漿増量剤は各薬剤を無菌的に調合しても良
いが、滅菌保証の点から上記高圧蒸気滅菌が望ましい。
ト又はラクテート等の電解質と共に、又はその替わりに
重炭酸が1〜65mEq/Lの範囲で含有される。重炭
酸は、血漿中の濃度付近が好ましく、特に、5〜50、
更には15〜30mEq/Lの範囲で含有されることが
望ましい。このため、アセテート又はラクテートの濃度
は、30mEq/L以下、特に重症肝障害者には、15
〜0mEq/Lの範囲で含有される。また、本実施例の
血漿増量剤は、カロリー補給も必要とするため、糖類が
1〜15重量%の範囲で含む場合がある。糖類の含有量
が上記範囲を下回ればカロリー補給の意義が失われ、上
記範囲を上回れば、通常の静脈投与をすると、血管壁に
障害を与えるおそれがある。更に、本実施例の血漿増量
剤は、そのPH値が5.5〜8.0の範囲にあり、特に
6.0〜7.5の範囲内で調整される。かかる範囲のP
H値は重炭酸塩の添加により容易に達成され、投与患者
に腹痛や下痢を生じさせるおそれがない。また、PH値
が上記範囲を下回ると、重炭酸塩が点滴中に不安定とな
る。本実施例の輸液剤は無菌的に投与されるが、高圧蒸
気滅菌処理により確実に滅菌される。高圧蒸気滅菌は日
本薬局方の蒸気滅菌の基準に基づいて行われ、本実施例
では110〜125℃の温度でオートクレーブ等で行わ
れる。尚、血漿増量剤は各薬剤を無菌的に調合しても良
いが、滅菌保証の点から上記高圧蒸気滅菌が望ましい。
【0014】このような本実施例の血漿増量剤にあって
は、アセテート又はラクテート等の添加を極力抑えてい
るため、投与患者のアシドーシスや酸過剰投与の電解質
異常を防止することができる。また血漿増量剤のPHを
高くすることができるため、投与患者に腹痛や嘔吐等の
症状を起こさせることがない。上記血漿増量剤11に
は、その他の電解質成分、糖類、ビタミン、及びアミノ
酸などを含有させても良い。電解質成分としては例え
ば、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅、マンガン、ヨウ素、
リン等の水溶性塩を挙げることができる。
は、アセテート又はラクテート等の添加を極力抑えてい
るため、投与患者のアシドーシスや酸過剰投与の電解質
異常を防止することができる。また血漿増量剤のPHを
高くすることができるため、投与患者に腹痛や嘔吐等の
症状を起こさせることがない。上記血漿増量剤11に
は、その他の電解質成分、糖類、ビタミン、及びアミノ
酸などを含有させても良い。電解質成分としては例え
ば、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅、マンガン、ヨウ素、
リン等の水溶性塩を挙げることができる。
【0015】次に、上記血漿増量剤11に用いられる輸
液容器について詳説する。図1及び図2に示す如く、本
実施例の輸液容器1は、上記血漿増量剤11をプラスチ
ック容器に充填した容器であり、容器1は複数の室2、
3を有し、室2と室3との隔離壁の一部は容器1外から
の隔離開放が可能で室2と室3とを連通可能にする隔離
開放手段である挟持クリップ4で形成され、少なくとも
一の室3には、重炭酸塩13がアルカリ性を維持して充
填されている。
液容器について詳説する。図1及び図2に示す如く、本
実施例の輸液容器1は、上記血漿増量剤11をプラスチ
ック容器に充填した容器であり、容器1は複数の室2、
3を有し、室2と室3との隔離壁の一部は容器1外から
の隔離開放が可能で室2と室3とを連通可能にする隔離
開放手段である挟持クリップ4で形成され、少なくとも
一の室3には、重炭酸塩13がアルカリ性を維持して充
填されている。
【0016】本実施例に係る輸液容器1によれば、容器
の各室2、3は電解質を含みPH値が5.5以下に維持
される母液12の充填室2と重炭酸塩13の充填室3と
からなり、重炭酸塩13がナトリウム塩である。また、
本実施例に係る輸液容器1によれば、容器1がポリオレ
フィン系樹脂からなる。
の各室2、3は電解質を含みPH値が5.5以下に維持
される母液12の充填室2と重炭酸塩13の充填室3と
からなり、重炭酸塩13がナトリウム塩である。また、
本実施例に係る輸液容器1によれば、容器1がポリオレ
フィン系樹脂からなる。
【0017】本実施例に係る輸液容器1を更に詳しく説
明すると、輸液容器1は上述のように電解質維持液用の
血漿増量剤11が充填された容器である。輸液容器1
は、壁面が撓む不定容積性の樹脂容器からなる。本実施
例において具体的には、容器1は、直鎖状低密度ポリエ
チレンを押出し成形して作製したシートを延伸し、所定
の大きさに裁断して形成される。裁断したシートは2枚
に重ねられ、2枚のシートは熱溶着により所定の四方が
完全に固着シールされると共に室2と室3とが隔離シー
ルされ、周縁シール部1A及び隔離シール部1Bは非剥
離状態になっている。隔離シール部1Bには、取付孔
9、9が形成され、取付孔9、9には隔離用の挟持クリ
ップ4が取り付けられる。挟持クリップ4は、2本の挟
持バー4A、4Bと、蝶番4Cとからなり、挟持バー4
A、4Bは互いに蝶番4Cで着脱可能になっている。従
って、挟持クリップ4が取付孔9、9の間に取り付けら
れると、室2と室3とが完全に隔離され、挟持クリップ
4が取り外されると、室2と室3とは連通される。周縁
シール部1Aの形成時にクリックチップ4には排出口5
が取付られ、排出口5は、筒状の樹脂口部材6、ゴム栓
体7、及び止め材8とからなる。排出口5は周縁シール
の際に、2枚のシート間に液密に取り付けられ、その開
口端にはゴム栓体7が配される。ゴム栓体7は口部材6
の開口を液密に閉止した状態で止め材8を介して口部材
6に取付られ、止め材8は互いのフランジ部を介して口
部材6に固着される。
明すると、輸液容器1は上述のように電解質維持液用の
血漿増量剤11が充填された容器である。輸液容器1
は、壁面が撓む不定容積性の樹脂容器からなる。本実施
例において具体的には、容器1は、直鎖状低密度ポリエ
チレンを押出し成形して作製したシートを延伸し、所定
の大きさに裁断して形成される。裁断したシートは2枚
に重ねられ、2枚のシートは熱溶着により所定の四方が
完全に固着シールされると共に室2と室3とが隔離シー
ルされ、周縁シール部1A及び隔離シール部1Bは非剥
離状態になっている。隔離シール部1Bには、取付孔
9、9が形成され、取付孔9、9には隔離用の挟持クリ
ップ4が取り付けられる。挟持クリップ4は、2本の挟
持バー4A、4Bと、蝶番4Cとからなり、挟持バー4
A、4Bは互いに蝶番4Cで着脱可能になっている。従
って、挟持クリップ4が取付孔9、9の間に取り付けら
れると、室2と室3とが完全に隔離され、挟持クリップ
4が取り外されると、室2と室3とは連通される。周縁
シール部1Aの形成時にクリックチップ4には排出口5
が取付られ、排出口5は、筒状の樹脂口部材6、ゴム栓
体7、及び止め材8とからなる。排出口5は周縁シール
の際に、2枚のシート間に液密に取り付けられ、その開
口端にはゴム栓体7が配される。ゴム栓体7は口部材6
の開口を液密に閉止した状態で止め材8を介して口部材
6に取付られ、止め材8は互いのフランジ部を介して口
部材6に固着される。
【0018】本実施例において、直鎖状低密度ポリエチ
レン(商品名:モアテック、出光石油化学株式会社製、
密度:0.916g/cm3、MI:2)のシートは、
その肉厚200μm、長さ400mm、幅200mmの
シートに裁断される。次に2枚の樹脂シートを重ねてそ
の所定の周端を容器の形態とするためインパルスシーラ
ー(富士インパルス株式会社製オートシーラFA−30
0−5W)でシールする。シール条件はシール時間1.
5秒間、冷却時間5秒間である。容器本体2に汎用なポ
リオレフィン系樹脂を用いることは、経済的な面だけで
なく、容器の充填物にとって望ましい。即ち、ポリオレ
フィン系樹脂は可塑剤等を含んでおらず、また官能基等
を有していないため、重炭酸塩13及び母液12からな
る血漿増量剤に悪影響がない。
レン(商品名:モアテック、出光石油化学株式会社製、
密度:0.916g/cm3、MI:2)のシートは、
その肉厚200μm、長さ400mm、幅200mmの
シートに裁断される。次に2枚の樹脂シートを重ねてそ
の所定の周端を容器の形態とするためインパルスシーラ
ー(富士インパルス株式会社製オートシーラFA−30
0−5W)でシールする。シール条件はシール時間1.
5秒間、冷却時間5秒間である。容器本体2に汎用なポ
リオレフィン系樹脂を用いることは、経済的な面だけで
なく、容器の充填物にとって望ましい。即ち、ポリオレ
フィン系樹脂は可塑剤等を含んでおらず、また官能基等
を有していないため、重炭酸塩13及び母液12からな
る血漿増量剤に悪影響がない。
【0019】尚、実施例では、ポリオレフィン系の直鎖
状低密度ポリエチレンを容器1に用いたが、不定容積性
の樹脂容器ができる限り、他の樹脂に代えても良い。例
えば、低密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、軟質ポリエステル樹脂、塩素
化ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合体等の可撓性に富んだ材料を用いることが
できる。容器1の壁の厚みは、柔軟性、可撓性を有する
限り、特にその厚みを限定するものではない。また、容
器1は、多層樹脂構造でも良い。特に、外層或いは中間
層等に炭酸ガスの難透過性の高い樹脂を用いることが望
ましい。このような炭酸ガスのバリア性の高い樹脂層を
設けた場合、容器1内の重炭酸塩12が若干分解し、炭
酸ガスを放出したとしても、容器1の充填室4からの炭
酸ガス放出が極めて困難となり、容器の長期間の安定保
存が更に保証される。
状低密度ポリエチレンを容器1に用いたが、不定容積性
の樹脂容器ができる限り、他の樹脂に代えても良い。例
えば、低密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、軟質ポリエステル樹脂、塩素
化ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合体等の可撓性に富んだ材料を用いることが
できる。容器1の壁の厚みは、柔軟性、可撓性を有する
限り、特にその厚みを限定するものではない。また、容
器1は、多層樹脂構造でも良い。特に、外層或いは中間
層等に炭酸ガスの難透過性の高い樹脂を用いることが望
ましい。このような炭酸ガスのバリア性の高い樹脂層を
設けた場合、容器1内の重炭酸塩12が若干分解し、炭
酸ガスを放出したとしても、容器1の充填室4からの炭
酸ガス放出が極めて困難となり、容器の長期間の安定保
存が更に保証される。
【0020】血漿増量剤11は、重炭酸塩13と母液1
2に分けて容器1に充填され、重炭酸塩13は、容器1
の充填室3に充填される。そして、充填室3内はアルカ
リ性状態に維持される。即ち、重炭酸13はアルカリ塩
の状態で充填室3に充填される。かかるアルカリ塩は、
母液12の充填室2に充填されるべき塩の一部が割り当
てられる。塩としては重炭酸13が母液12に混合され
たときに容易に溶解される塩が好ましく、このような塩
としてはナトリウム塩又はカリウム塩が望ましい。従っ
て、本実施例では、充填室3には、炭酸水素ナトリウム
或いは炭酸ナトリウムが充填され、PH値が7以上、特
に7.9〜9.0の範囲で充填される(1:30の水溶
液としてのPH値をいう。)。また、充填室3で使用さ
れた量のナトリウム塩は、母液12中のナトリウム塩又
はカリウム塩が差し引かれる。
2に分けて容器1に充填され、重炭酸塩13は、容器1
の充填室3に充填される。そして、充填室3内はアルカ
リ性状態に維持される。即ち、重炭酸13はアルカリ塩
の状態で充填室3に充填される。かかるアルカリ塩は、
母液12の充填室2に充填されるべき塩の一部が割り当
てられる。塩としては重炭酸13が母液12に混合され
たときに容易に溶解される塩が好ましく、このような塩
としてはナトリウム塩又はカリウム塩が望ましい。従っ
て、本実施例では、充填室3には、炭酸水素ナトリウム
或いは炭酸ナトリウムが充填され、PH値が7以上、特
に7.9〜9.0の範囲で充填される(1:30の水溶
液としてのPH値をいう。)。また、充填室3で使用さ
れた量のナトリウム塩は、母液12中のナトリウム塩又
はカリウム塩が差し引かれる。
【0021】充填室3に充填される重炭酸塩13として
は、日本薬局方に基づく重曹等の粉末、日本薬局方に基
づく炭酸水素ナトリウム注射液のような100w/v%
の水溶液(懸濁液)或いは濃厚液としての形態で充填さ
れることが望ましい。本実施例では、このような重炭酸
塩13が上述の配合量に基づいて充填される。上述した
ように重炭酸濃度(HCO3 )は、1〜65、特に15
〜30mEq/Lの範囲であることが望ましい。このた
め、本実施例では、24mEq/Lの重炭酸ナトリウム
が用いられている。従って、本実施例では、容器1に液
が1000mL収納されることから、重炭酸塩13とし
ての炭酸水素ナトリウムは、2.02gの範囲で用いら
れる。
は、日本薬局方に基づく重曹等の粉末、日本薬局方に基
づく炭酸水素ナトリウム注射液のような100w/v%
の水溶液(懸濁液)或いは濃厚液としての形態で充填さ
れることが望ましい。本実施例では、このような重炭酸
塩13が上述の配合量に基づいて充填される。上述した
ように重炭酸濃度(HCO3 )は、1〜65、特に15
〜30mEq/Lの範囲であることが望ましい。このた
め、本実施例では、24mEq/Lの重炭酸ナトリウム
が用いられている。従って、本実施例では、容器1に液
が1000mL収納されることから、重炭酸塩13とし
ての炭酸水素ナトリウムは、2.02gの範囲で用いら
れる。
【0022】母液12は、容器1の大部分をしめる充填
室2に充填され、重炭酸塩13が分離して充填室3に充
填される関係から、ラクテート及びナトリウム塩等の理
論量を差し引いた組成液として充填される。また、充填
室2に充填される母液12は、重炭酸塩13と混合され
る前に、そのPH値が5.5以下であることが望まし
く、特に5.3、更には5.0以下であることが望まし
い。このような母液12の酸性化は、充填室2に重炭酸
塩13を分離しナトリウム又はカリウムを奪ったことに
より容易に達成され、上記範囲のPH値に母液12が維
持された場合には、高圧蒸気滅菌により母液12を加熱
しても、母液12内のブドウ糖やデキストリン等の変質
を起こすおそれが極めて少なくなる。
室2に充填され、重炭酸塩13が分離して充填室3に充
填される関係から、ラクテート及びナトリウム塩等の理
論量を差し引いた組成液として充填される。また、充填
室2に充填される母液12は、重炭酸塩13と混合され
る前に、そのPH値が5.5以下であることが望まし
く、特に5.3、更には5.0以下であることが望まし
い。このような母液12の酸性化は、充填室2に重炭酸
塩13を分離しナトリウム又はカリウムを奪ったことに
より容易に達成され、上記範囲のPH値に母液12が維
持された場合には、高圧蒸気滅菌により母液12を加熱
しても、母液12内のブドウ糖やデキストリン等の変質
を起こすおそれが極めて少なくなる。
【0023】尚、重炭酸13は、2枚のシートに隔離シ
ール部1Bを形成し、周縁シール部1Aの形成の際に、
充填室3に充填され、母液12は、周縁シール部1Aに
排出口部材6を取り付けた後、その口部材6から充填室
2に充填される。その後、排出口部材6がゴム栓体7及
び止め材8で密封され、容器1は高圧蒸気滅菌される。
これにより、充填室2及び充填室3内が滅菌される。高
圧蒸気滅菌は、局方の高圧蒸気滅菌方法に基づいて行わ
れ、高圧蒸気滅菌には一般的なオートクレーブが使用さ
れ、オートクレーブ内は、例えば、不活性ガスで置換し
た後に110乃至130℃の温度で行う。
ール部1Bを形成し、周縁シール部1Aの形成の際に、
充填室3に充填され、母液12は、周縁シール部1Aに
排出口部材6を取り付けた後、その口部材6から充填室
2に充填される。その後、排出口部材6がゴム栓体7及
び止め材8で密封され、容器1は高圧蒸気滅菌される。
これにより、充填室2及び充填室3内が滅菌される。高
圧蒸気滅菌は、局方の高圧蒸気滅菌方法に基づいて行わ
れ、高圧蒸気滅菌には一般的なオートクレーブが使用さ
れ、オートクレーブ内は、例えば、不活性ガスで置換し
た後に110乃至130℃の温度で行う。
【0024】このように構成された輸液容器1では、滅
菌時に、重炭酸塩13が充填室3内で分解を起こさない
ため、充填状態のままで容器1に保持される。また容器
1の保存時にあっては、重炭酸塩13の分解も起こさず
に容器1内に維持されるため、病院にそのまま提供する
ことができる。また輸液容器1の使用に際しては、図2
に示す如く、容器1の外側から挟持クリップ4を外し、
充填室2と充填室3とを連通させる。そして、母液12
と重炭酸塩13とが混合され、容器本体2内で電解質異
常のない血漿増量剤ができる。この場合に母液12内の
カルシウム等は極めて低濃度の状態で存在するため、重
炭酸塩13との混合時に炭酸カルシウム等の沈殿を起こ
すおそれが少ない。但し、カルシウム塩は血漿増量剤1
1に含有させないことが望ましい。また、重炭酸塩13
はアルカリ性状態で存在するため、母液12と混合した
とき、母液12のPH値を上昇させ、結局、血漿増量剤
のPH調整の役割も果たす。
菌時に、重炭酸塩13が充填室3内で分解を起こさない
ため、充填状態のままで容器1に保持される。また容器
1の保存時にあっては、重炭酸塩13の分解も起こさず
に容器1内に維持されるため、病院にそのまま提供する
ことができる。また輸液容器1の使用に際しては、図2
に示す如く、容器1の外側から挟持クリップ4を外し、
充填室2と充填室3とを連通させる。そして、母液12
と重炭酸塩13とが混合され、容器本体2内で電解質異
常のない血漿増量剤ができる。この場合に母液12内の
カルシウム等は極めて低濃度の状態で存在するため、重
炭酸塩13との混合時に炭酸カルシウム等の沈殿を起こ
すおそれが少ない。但し、カルシウム塩は血漿増量剤1
1に含有させないことが望ましい。また、重炭酸塩13
はアルカリ性状態で存在するため、母液12と混合した
とき、母液12のPH値を上昇させ、結局、血漿増量剤
のPH調整の役割も果たす。
【0025】上記実施例では、充填室3を極めて大きい
室としたが、必要量の重炭酸塩13が充填できる限り、
小さい室であっても良い。上記実施例では、二枚の押出
し成形シートを用いて容器1を成形したがこれに限るこ
とはなく、シートはインフレーション成形された筒状シ
ートから容器本体を製造しても良い。
室としたが、必要量の重炭酸塩13が充填できる限り、
小さい室であっても良い。上記実施例では、二枚の押出
し成形シートを用いて容器1を成形したがこれに限るこ
とはなく、シートはインフレーション成形された筒状シ
ートから容器本体を製造しても良い。
【0026】次に、上記血漿増量剤に用いられる第二実
施例に係る輸液容器について詳説する。図3は、第二実
施例に係る輸液容器の正面から見た縦断面図、図4は、
図3の要部断面図である。図3及び図4に示す如く、本
実施例の輸液容器21には、第一実施例の容器1と同様
に血漿増量剤11が充填され、輸液容器21は二つの室
22、23を有し、室22と室23との隔離壁は容器2
1外からの剥離が可能で室22と室23とを連通可能に
するピールシール部24で形成され、一の室23には重
炭酸塩の懸濁液13’がアルカリ性を維持して充填され
ている。
施例に係る輸液容器について詳説する。図3は、第二実
施例に係る輸液容器の正面から見た縦断面図、図4は、
図3の要部断面図である。図3及び図4に示す如く、本
実施例の輸液容器21には、第一実施例の容器1と同様
に血漿増量剤11が充填され、輸液容器21は二つの室
22、23を有し、室22と室23との隔離壁は容器2
1外からの剥離が可能で室22と室23とを連通可能に
するピールシール部24で形成され、一の室23には重
炭酸塩の懸濁液13’がアルカリ性を維持して充填され
ている。
【0027】本実施例に係る輸液容器21を更に詳しく
説明すると、輸液容器21は、壁面が撓む不定容積性の
樹脂容器からなる。本実施例において具体的には、容器
本体2は、直鎖状低密度ポリエチレン及びポリプロピレ
ンの混合組成物をインフレーション成形して作製したチ
ューブ状のシートを、所定の大きさに裁断して形成した
ものである。裁断シートはその端部21Aが熱溶着によ
り完全に固着シールされ、固着シール部21は容器を形
成する。容器1には固着シール部21Aの他に、外側か
ら互いのシート内壁同士の剥離可能なピールシール部2
4が形成される。そして、ピールシール部24により容
器1は充填室22と充填室23に分割される。従って、
容器1は完全な固着シール部21Aとピールシール部2
4とが形成され、このような異なるシール部の形成につ
いては、それ自体公知の完全固着シール部21Aと剥離
可能なシール部24を有する医療用容器の製造方法など
を参照して作製することができる。
説明すると、輸液容器21は、壁面が撓む不定容積性の
樹脂容器からなる。本実施例において具体的には、容器
本体2は、直鎖状低密度ポリエチレン及びポリプロピレ
ンの混合組成物をインフレーション成形して作製したチ
ューブ状のシートを、所定の大きさに裁断して形成した
ものである。裁断シートはその端部21Aが熱溶着によ
り完全に固着シールされ、固着シール部21は容器を形
成する。容器1には固着シール部21Aの他に、外側か
ら互いのシート内壁同士の剥離可能なピールシール部2
4が形成される。そして、ピールシール部24により容
器1は充填室22と充填室23に分割される。従って、
容器1は完全な固着シール部21Aとピールシール部2
4とが形成され、このような異なるシール部の形成につ
いては、それ自体公知の完全固着シール部21Aと剥離
可能なシール部24を有する医療用容器の製造方法など
を参照して作製することができる。
【0028】即ち、本実施例では、直鎖状低密度ポリエ
チレン(商品名:モアテック、出光石油化学株式会社
製、密度:0.916g/cm3、MI:2)とポリプ
ロピレン(商品名:チッソポリプロ、チッソ株式会社
製、密度:0.90g/cm3、MI:0.7)を6:
4の割合で2本ロール(ロール温度は175℃)により
混練りし、これをインフレーション成形し、肉厚200
μm、長さ300mm、幅150mmのシートを作製す
る。次に周端をシールして容器1の形態とするためイン
パルスシーラー(富士インパルス株式会社製オートシー
ラFA−300−5W)でシールする。シール条件はシ
ール時間1.5秒間、冷却時間5秒間である。一方、ピ
ールシール部24は、上下から加熱金型で10mm幅、
長さ150mmの区間を押さえシールする。かかるシー
ル条件は、130℃〜150℃の間で、12秒間プレス
状態に置いた。尚、プレスによりシール面が完全に潰れ
ないようにストッパーを設け過大なプレス圧が及ばない
ように調整する。尚、容器21には、固着シール部21
Aの形成と同時に、排出口5が設けられる。
チレン(商品名:モアテック、出光石油化学株式会社
製、密度:0.916g/cm3、MI:2)とポリプ
ロピレン(商品名:チッソポリプロ、チッソ株式会社
製、密度:0.90g/cm3、MI:0.7)を6:
4の割合で2本ロール(ロール温度は175℃)により
混練りし、これをインフレーション成形し、肉厚200
μm、長さ300mm、幅150mmのシートを作製す
る。次に周端をシールして容器1の形態とするためイン
パルスシーラー(富士インパルス株式会社製オートシー
ラFA−300−5W)でシールする。シール条件はシ
ール時間1.5秒間、冷却時間5秒間である。一方、ピ
ールシール部24は、上下から加熱金型で10mm幅、
長さ150mmの区間を押さえシールする。かかるシー
ル条件は、130℃〜150℃の間で、12秒間プレス
状態に置いた。尚、プレスによりシール面が完全に潰れ
ないようにストッパーを設け過大なプレス圧が及ばない
ように調整する。尚、容器21には、固着シール部21
Aの形成と同時に、排出口5が設けられる。
【0029】血漿増量剤11は、第一実施例の容器1と
同様に重炭酸塩13’と母液12に分けて充填される
が、重炭酸塩13’は、日本薬局方に基づく炭酸水素ナ
トリウム注射液のように100w/v%の水溶液(懸濁
液)或いは濃厚液としての形態で充填される。本実施例
では、このような重炭酸塩13’が上述の第一実施例と
同様に配合される。ここで、母液12及び重炭酸塩1
3’の充填は、容器1の排出口5が設けられる周縁シー
ル部21Aがシールされ、かつピールシール部24が形
成される。次に、把持ジグ等でピールシール部24が把
持された状態で、母液12が排出口5から充填され、排
出口5がゴム栓体7により密封される。その後、排出口
5が密封され、容器1は高圧蒸気滅菌される。これによ
り、充填室22内が母液12と共に滅菌される。高圧蒸
気滅菌は、局方の高圧蒸気滅菌方法に基づいて行われ、
高圧蒸気滅菌には一般的なオートクレーブが使用され、
オートクレーブ内は、例えば、不活性ガスで置換した後
に110乃至130℃の温度で行う。
同様に重炭酸塩13’と母液12に分けて充填される
が、重炭酸塩13’は、日本薬局方に基づく炭酸水素ナ
トリウム注射液のように100w/v%の水溶液(懸濁
液)或いは濃厚液としての形態で充填される。本実施例
では、このような重炭酸塩13’が上述の第一実施例と
同様に配合される。ここで、母液12及び重炭酸塩1
3’の充填は、容器1の排出口5が設けられる周縁シー
ル部21Aがシールされ、かつピールシール部24が形
成される。次に、把持ジグ等でピールシール部24が把
持された状態で、母液12が排出口5から充填され、排
出口5がゴム栓体7により密封される。その後、排出口
5が密封され、容器1は高圧蒸気滅菌される。これによ
り、充填室22内が母液12と共に滅菌される。高圧蒸
気滅菌は、局方の高圧蒸気滅菌方法に基づいて行われ、
高圧蒸気滅菌には一般的なオートクレーブが使用され、
オートクレーブ内は、例えば、不活性ガスで置換した後
に110乃至130℃の温度で行う。
【0030】次に、高圧蒸気滅菌後、充填室23に重炭
酸塩13’が充填され、他方の周縁シール部1Aが熱容
着シールされる。そして、把持ジグを取り除いた後に、
容器21の充填室23の部分に電子線照射滅菌がなされ
る。電子線は容器21が肉薄であるため、内部を直接照
射される。この場合、充填室23内の照射量が1.6M
rad以上であれば十分な滅菌ができる。例えば、微生
物の放射線菌(指標菌:B.pumilus(spores)E−60
1)で約0.2MradのD値を有する。容器21内は
清潔に維持されて、通常100オーダー以下の菌が付着
している。また安全性を十分に考慮すれば、102オー
ダーまでの付着があるとすれば、滅菌保証レベルが10
-6%の生存率であることから、0.2Mrad×8以上
での照射が必要となる。
酸塩13’が充填され、他方の周縁シール部1Aが熱容
着シールされる。そして、把持ジグを取り除いた後に、
容器21の充填室23の部分に電子線照射滅菌がなされ
る。電子線は容器21が肉薄であるため、内部を直接照
射される。この場合、充填室23内の照射量が1.6M
rad以上であれば十分な滅菌ができる。例えば、微生
物の放射線菌(指標菌:B.pumilus(spores)E−60
1)で約0.2MradのD値を有する。容器21内は
清潔に維持されて、通常100オーダー以下の菌が付着
している。また安全性を十分に考慮すれば、102オー
ダーまでの付着があるとすれば、滅菌保証レベルが10
-6%の生存率であることから、0.2Mrad×8以上
での照射が必要となる。
【0031】電子線の透過性は、電子の加速電圧により
決定され、高エネルギー型の電子線照射装置では最高1
3000g/m2であり、これは水(比重1g/m3)の
厚みで13000μmである。しかし、高エネルギー型
の電子線照射装置は、X線等の発生が大きく、その遮蔽
設備が過大となり、また容器21にも影響を与える場合
がある。このため、高エネルギー型の電子線照射装置で
は生産ラインを組むことが困難になる。一方、中低エネ
ルギー型の1MeV以下のものでは、1500g/m2
程度までの電子線の透過性が期待される。このため、薬
剤の電子線照射滅菌においては、両面を照射するとし
て、容器21壁の肉厚が(1600/2)μm以下であ
れば、低中エネルギー型の設備がコンパクトなものの使
用が可能となり、生産ライン上、薬剤を大量にかつ確実
に滅菌することが可能である。従って、本実施例では、
容器壁21の肉厚が200μmであるため、低エネルギ
ー型の電子線照射装置により接着部に直接電子線滅菌が
なされる。
決定され、高エネルギー型の電子線照射装置では最高1
3000g/m2であり、これは水(比重1g/m3)の
厚みで13000μmである。しかし、高エネルギー型
の電子線照射装置は、X線等の発生が大きく、その遮蔽
設備が過大となり、また容器21にも影響を与える場合
がある。このため、高エネルギー型の電子線照射装置で
は生産ラインを組むことが困難になる。一方、中低エネ
ルギー型の1MeV以下のものでは、1500g/m2
程度までの電子線の透過性が期待される。このため、薬
剤の電子線照射滅菌においては、両面を照射するとし
て、容器21壁の肉厚が(1600/2)μm以下であ
れば、低中エネルギー型の設備がコンパクトなものの使
用が可能となり、生産ライン上、薬剤を大量にかつ確実
に滅菌することが可能である。従って、本実施例では、
容器壁21の肉厚が200μmであるため、低エネルギ
ー型の電子線照射装置により接着部に直接電子線滅菌が
なされる。
【0032】このように構成された輸液容器21では、
滅菌時及び保存時において第一実施例と同様に作用効果
を奏することができる。また輸液容器21の使用に際し
ては、容器21の外側からピールシール部24を剥離
し、充填室22と充填室23とを連通させる。そして、
母液12と重炭酸塩13’とが混合され、容器21内で
電解質異常のない血漿増量剤11ができる。尚、使用に
際してはピールシール部24が開放され、重炭酸塩1
3’と母液12とを混合した後、排出口5に点滴用の連
通針を接続して血漿増量剤の投与を行う。上記実施例で
は、排出口5を充填室22側にのみ設けたが、これに限
ることはなく、充填室23側にも設けても良い。上記実
施例では、充填室22と充填室23との隔壁シールをピ
ールシール部24の全体で形成したが、ピールシール部
24と固着シール部とで隔壁壁を形成しても良い。上記
実施例では、容器21をインフレーション成形シートか
ら形成したが、二枚の押出し成形シートを用いて容器2
1を製造しても良い。また、容器21はブロー成形した
ものであっても良い。上記各実施例においては、隔離開
封手段に挟持クリップ及びピールシール部を用いたが、
本発明では隔離開封手段をこれらに限る必要はない。例
えば、ラバーストッパーなど把持密封手段、外部からの
開封が可能なクリックチップ等の易開封手段を隔離壁の
一部又は全部に設けたものでも良く、また、隔離壁に連
通針を有したプッシュアウト連通手段であっても良い。
但し、室の分離性、開封操作性、製造容易性の点で、ピ
ールシール部の隔離開封手段が特に望ましい。
滅菌時及び保存時において第一実施例と同様に作用効果
を奏することができる。また輸液容器21の使用に際し
ては、容器21の外側からピールシール部24を剥離
し、充填室22と充填室23とを連通させる。そして、
母液12と重炭酸塩13’とが混合され、容器21内で
電解質異常のない血漿増量剤11ができる。尚、使用に
際してはピールシール部24が開放され、重炭酸塩1
3’と母液12とを混合した後、排出口5に点滴用の連
通針を接続して血漿増量剤の投与を行う。上記実施例で
は、排出口5を充填室22側にのみ設けたが、これに限
ることはなく、充填室23側にも設けても良い。上記実
施例では、充填室22と充填室23との隔壁シールをピ
ールシール部24の全体で形成したが、ピールシール部
24と固着シール部とで隔壁壁を形成しても良い。上記
実施例では、容器21をインフレーション成形シートか
ら形成したが、二枚の押出し成形シートを用いて容器2
1を製造しても良い。また、容器21はブロー成形した
ものであっても良い。上記各実施例においては、隔離開
封手段に挟持クリップ及びピールシール部を用いたが、
本発明では隔離開封手段をこれらに限る必要はない。例
えば、ラバーストッパーなど把持密封手段、外部からの
開封が可能なクリックチップ等の易開封手段を隔離壁の
一部又は全部に設けたものでも良く、また、隔離壁に連
通針を有したプッシュアウト連通手段であっても良い。
但し、室の分離性、開封操作性、製造容易性の点で、ピ
ールシール部の隔離開封手段が特に望ましい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る血漿増
量剤によれば、重炭酸塩を調合しているので、アシドー
シス等による腎障害が防止される。また、血漿増量剤の
pHを5.5〜8.0の範囲とすると、投与患者におい
て下痢、嘔吐等が生じない。本発明に係る輸液容器によ
れば、上記血漿増量剤の成分を分割し、異なる室に設
け、一の室をアルカリ性の重炭酸塩で充填したので、ま
た室と室とを外側から接続可能にしたので、血漿増量剤
を長期間の間安定に保持し、更に高圧蒸気滅菌時におい
ても血漿増量剤中の糖を全く変質させない。
量剤によれば、重炭酸塩を調合しているので、アシドー
シス等による腎障害が防止される。また、血漿増量剤の
pHを5.5〜8.0の範囲とすると、投与患者におい
て下痢、嘔吐等が生じない。本発明に係る輸液容器によ
れば、上記血漿増量剤の成分を分割し、異なる室に設
け、一の室をアルカリ性の重炭酸塩で充填したので、ま
た室と室とを外側から接続可能にしたので、血漿増量剤
を長期間の間安定に保持し、更に高圧蒸気滅菌時におい
ても血漿増量剤中の糖を全く変質させない。
【図1】第一実施例における輸液容器の半断面図であ
る。
る。
【図2】第一実施例の容器の使用時の半断面図である。
【図3】第二実施例における輸液容器の断面図である。
【図2】第二実施例の容器の使用時の断面図である。
1、21 輸液容器 1A、21A 周縁シール部 2、22 重炭酸の充填室 3、23 母液の充填室 4 挟持クリップ 5 排出口 11 血漿増量剤 12 母液 13、13’ 重炭酸塩 24 ピールシール部
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例における輸液容器の半断面図であ
る。
る。
【図2】第一実施例の容器の使用時の半断面図である。
【図3】第二実施例における輸液容器の断面図である。
【図4】第二実施例の容器の使用時の断面図である。
【符号の説明】 1、21 輸液容器 1A、21A 周縁シール部 2、22 重炭酸の充填室 3、23 母液の充填室 4 挟持クリップ 5 排出口 11 血漿増量剤 12 母液 13、13’ 重炭酸塩 24 ピールシール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 33:00) (A61K 38/00 33:00)
Claims (10)
- 【請求項1】 デキストラン製剤、ゼラチン製剤、及び
ヒドロキシエチル澱粉製剤の少なくとも一以上が含有さ
れる血漿増量剤において、上記製剤と共に重炭酸を1〜
65mEq/Lの濃度範囲で含むことを特徴とする血漿
増量剤。 - 【請求項2】 上記請求項1記載の血漿増量剤におい
て、上記電解質中のアセテート、又はラクテートの含有
量が25mEq/L以下に抑えられることを特徴とする
血漿増量剤。 - 【請求項3】 上記電解質中のアセテート、又はラクテ
ートの含有量が15〜0mEq/Lに抑えられることを
特徴とする請求項2記載の血漿増量剤。 - 【請求項4】 上記増量剤のPH値が5.5〜8.0の
範囲内にあることを特徴とする請求項1〜3の何れかに
記載の血漿増量剤。 - 【請求項5】 上記PH値が6.0〜7.5の範囲内に
あることを特徴とする請求項4記載の血漿増量剤。 - 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の血漿増量
剤をプラスチック容器に充填した輸液容器において、 上記容器は複数の室を有し、該室と室との隔離壁の全部
又は一部は上記容器外からの隔離開放が可能で該室と室
とを連通可能にする隔離開放手段で形成され、上記の少
なくとも一の室には、重炭酸塩がアルカリ性を維持して
充填されていることを特徴とする輸液容器。 - 【請求項7】 上記容器の室は上記電解質を含みPH値
が5.5以下に維持される母液の充填室と上記重炭酸塩
の充填室とからなることを特徴とする請求項6記載の輸
液容器。 - 【請求項8】 上記重炭酸塩がナトリウム塩又はカリウ
ム塩であることを特徴とする請求項7記載の輸液容器。 - 【請求項9】 上記容器がポリオレフィン系樹脂からな
ることを特徴とする請求項6〜8の何れかに記載の輸液
容器。 - 【請求項10】 上記隔離開放手段が剥離可能なピール
シール部であることを特徴とする請求項6記載の輸液容
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7297365A JPH09110701A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 血漿増量剤及びその容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7297365A JPH09110701A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 血漿増量剤及びその容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09110701A true JPH09110701A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17845558
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7297365A Pending JPH09110701A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 血漿増量剤及びその容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09110701A (ja) |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP7297365A patent/JPH09110701A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060725 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061128 |