JPH09112690A - ギヤ式変速機構のクラッチクリアランス調整装置 - Google Patents
ギヤ式変速機構のクラッチクリアランス調整装置Info
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- JPH09112690A JPH09112690A JP27246995A JP27246995A JPH09112690A JP H09112690 A JPH09112690 A JP H09112690A JP 27246995 A JP27246995 A JP 27246995A JP 27246995 A JP27246995 A JP 27246995A JP H09112690 A JPH09112690 A JP H09112690A
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- piston
- clutch plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ギヤ式変速機構において、クラッチプレート
間のフリクションとセレクト作動時のタイムラグの問題
を両立して解決することを課題とする。 【解決手段】 ギヤ式変速機構において、クラッチプレ
ート12が非空転状態となるレンジがセレクトされたと
きにはクラッチクリアランスを小さくし、クラッチプレ
ート12が空転状態となるレンジがセレクトされたとき
にはクラッチクリアランスを大きくするクラッチクリア
ランス調整機構(クリアランス調整用ピストン16及び
切換弁20)を設けることにより、セレクト作動時のタ
イムラグを短くすると共に、空転時には、クラッチプレ
ート12の枚数が多くとも、クラッチプレート12間の
フリクションの低減を図ることができるようにした。
間のフリクションとセレクト作動時のタイムラグの問題
を両立して解決することを課題とする。 【解決手段】 ギヤ式変速機構において、クラッチプレ
ート12が非空転状態となるレンジがセレクトされたと
きにはクラッチクリアランスを小さくし、クラッチプレ
ート12が空転状態となるレンジがセレクトされたとき
にはクラッチクリアランスを大きくするクラッチクリア
ランス調整機構(クリアランス調整用ピストン16及び
切換弁20)を設けることにより、セレクト作動時のタ
イムラグを短くすると共に、空転時には、クラッチプレ
ート12の枚数が多くとも、クラッチプレート12間の
フリクションの低減を図ることができるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機におけ
るギヤ式変速機構に関し、特に、ギヤを制御する複数組
の多板クラッチ及び多板ブレーキにおけるクラッチクリ
アランスを調整する技術に関する。
るギヤ式変速機構に関し、特に、ギヤを制御する複数組
の多板クラッチ及び多板ブレーキにおけるクラッチクリ
アランスを調整する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、NISSANオートマチックトラ
ンスミッション整備要領書RE4R01A型に記載のよ
うに、複数組のプラネタリギヤと、該プラネタリギヤを
制御する複数組の多板クラッチ、多板ブレーキ、ブレー
キバンド及びワンウェイクラッチ等の制御要素から構成
されたギヤ式変速機構を備えた自動変速機が知られてい
る。
ンスミッション整備要領書RE4R01A型に記載のよ
うに、複数組のプラネタリギヤと、該プラネタリギヤを
制御する複数組の多板クラッチ、多板ブレーキ、ブレー
キバンド及びワンウェイクラッチ等の制御要素から構成
されたギヤ式変速機構を備えた自動変速機が知られてい
る。
【0003】前記ギヤ式変速機構において、前記多板ク
ラッチ及び多板ブレーキは、複数のクラッチプレート
と、該クラッチプレートを作動するピストンと、を含ん
で構成され、セレクトしたレンジに応じて前記ピストン
に印加する作動圧を油圧制御装置により制御することに
よって、クラッチプレートを接続・解放するように構成
されている。
ラッチ及び多板ブレーキは、複数のクラッチプレート
と、該クラッチプレートを作動するピストンと、を含ん
で構成され、セレクトしたレンジに応じて前記ピストン
に印加する作動圧を油圧制御装置により制御することに
よって、クラッチプレートを接続・解放するように構成
されている。
【0004】図2は、前記多板ブレーキの1つであるロ
ーアンドリバースブレーキの従来の構造を示している。
即ち、図において、コントロールバルブ(マニュアル
弁)1により、1レンジの1速及び、Rレンジでピスト
ン2に作動圧が作用するとクラッチプレート3(ドライ
ブプレート3A及びドリブンプレート3B)が接続さ
れ、トランスミッションケース4に図示しないフォワー
ドクラッチドラムが固定され、これにより、図示しない
フロントプラネットキャリアが固定状態になるように構
成されている。
ーアンドリバースブレーキの従来の構造を示している。
即ち、図において、コントロールバルブ(マニュアル
弁)1により、1レンジの1速及び、Rレンジでピスト
ン2に作動圧が作用するとクラッチプレート3(ドライ
ブプレート3A及びドリブンプレート3B)が接続さ
れ、トランスミッションケース4に図示しないフォワー
ドクラッチドラムが固定され、これにより、図示しない
フロントプラネットキャリアが固定状態になるように構
成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のロー
アンドリバースブレーキの構造にあっては、次のような
問題点があった。即ち、ローアンドリバースブレーキの
メンバートルク比は、Rレンジ時に高く、クラッチプレ
ート3の枚数を増す必要がある。
アンドリバースブレーキの構造にあっては、次のような
問題点があった。即ち、ローアンドリバースブレーキの
メンバートルク比は、Rレンジ時に高く、クラッチプレ
ート3の枚数を増す必要がある。
【0006】しかし、ローアンドリバースブレーキにお
いては、前進(1レンジ以外)では空転しているため、
前記クラッチプレート3の枚数が多いことにより、クラ
ッチプレート3間のフリクションが増大するという問題
がある。この問題点を解消するため、クラッチクリアラ
ンスCLを増やすと、前述のようなクラッチプレート3
間のフリクションを低減できるが、クラッチクリアラン
スを増やしたことによって、セレクト作動時のタイムラ
グが大きくなるという問題が発生してしまい、フリクシ
ョンとタイムラグの問題を両立して解決できない。
いては、前進(1レンジ以外)では空転しているため、
前記クラッチプレート3の枚数が多いことにより、クラ
ッチプレート3間のフリクションが増大するという問題
がある。この問題点を解消するため、クラッチクリアラ
ンスCLを増やすと、前述のようなクラッチプレート3
間のフリクションを低減できるが、クラッチクリアラン
スを増やしたことによって、セレクト作動時のタイムラ
グが大きくなるという問題が発生してしまい、フリクシ
ョンとタイムラグの問題を両立して解決できない。
【0007】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、クラッチプレート間のフリクションとセレク
ト作動時のタイムラグの問題を両立して解決することを
課題とする。
点に鑑み、クラッチプレート間のフリクションとセレク
ト作動時のタイムラグの問題を両立して解決することを
課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、複数組のギヤを制御する複数組の多板クラッ
チ及び多板ブレーキを含む制御要素とから構成され、前
記多板クラッチ及び多板ブレーキが、複数枚のクラッチ
プレートと、該クラッチプレートを作動するピストン
と、を含んで構成され、セレクトしたレンジに応じて前
記ピストンに印加する作動圧を油圧制御装置により制御
することによって、クラッチプレートを接続・解放する
ように構成され、かつクラッチプレート解放時にクラッ
チプレートが空転状態となるレンジと、非空転状態とな
るレンジとを有するギヤ式変速機構において、クラッチ
プレートが非空転状態となるレンジがセレクトされたと
きにはクラッチクリアランスを小さくし、クラッチプレ
ートが空転状態となるレンジがセレクトされたときには
クラッチクリアランスを大きくするクラッチクリアラン
ス調整機構を設けるようにした。
の発明は、複数組のギヤを制御する複数組の多板クラッ
チ及び多板ブレーキを含む制御要素とから構成され、前
記多板クラッチ及び多板ブレーキが、複数枚のクラッチ
プレートと、該クラッチプレートを作動するピストン
と、を含んで構成され、セレクトしたレンジに応じて前
記ピストンに印加する作動圧を油圧制御装置により制御
することによって、クラッチプレートを接続・解放する
ように構成され、かつクラッチプレート解放時にクラッ
チプレートが空転状態となるレンジと、非空転状態とな
るレンジとを有するギヤ式変速機構において、クラッチ
プレートが非空転状態となるレンジがセレクトされたと
きにはクラッチクリアランスを小さくし、クラッチプレ
ートが空転状態となるレンジがセレクトされたときには
クラッチクリアランスを大きくするクラッチクリアラン
ス調整機構を設けるようにした。
【0009】請求項2に係る発明は、前記クラッチクリ
アランス調整機構は、前記クラッチプレート作動用のピ
ストンの背部に設けられて油圧室に供給される油圧によ
り動作されるクリアランス調整用ピストンであって、前
記クラッチプレート作動用のピストンを位置をクラッチ
クリアランス減少方向に所定距離移動させるクリアラン
ス調整用ピストンと、セレクトしたレンジに応じて前記
油圧室への供給と排出とを切り換えて該ピストン位置を
可変する油圧切換弁と、を含んで構成した。
アランス調整機構は、前記クラッチプレート作動用のピ
ストンの背部に設けられて油圧室に供給される油圧によ
り動作されるクリアランス調整用ピストンであって、前
記クラッチプレート作動用のピストンを位置をクラッチ
クリアランス減少方向に所定距離移動させるクリアラン
ス調整用ピストンと、セレクトしたレンジに応じて前記
油圧室への供給と排出とを切り換えて該ピストン位置を
可変する油圧切換弁と、を含んで構成した。
【0010】請求項3に係る発明は、前記クラッチプレ
ートが非空転状態となるレンジからクラッチプレートが
接続されるレンジにセレクトしたときに、前記油圧切換
弁の切換動作により、前記クリアランス調整用ピストン
がクラッチプレート作動用ピストンの押圧移動方向と逆
方向に戻りながら、クラッチプレート作動用ピストンが
押圧動作されるように構成した。
ートが非空転状態となるレンジからクラッチプレートが
接続されるレンジにセレクトしたときに、前記油圧切換
弁の切換動作により、前記クリアランス調整用ピストン
がクラッチプレート作動用ピストンの押圧移動方向と逆
方向に戻りながら、クラッチプレート作動用ピストンが
押圧動作されるように構成した。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明にかかるギヤ式変
速機構のクラッチクリアランス調整装置の一実施形態と
して、多板ブレーキの1つであるローアンドリバースブ
レーキの構造を示している。
に基づいて説明する。図1は、本発明にかかるギヤ式変
速機構のクラッチクリアランス調整装置の一実施形態と
して、多板ブレーキの1つであるローアンドリバースブ
レーキの構造を示している。
【0012】即ち、図において、コントロールバルブ
(マニュアル弁)11により、1レンジの1速及び、R
レンジでピストン14に作動圧が作用するとクラッチプ
レート12(ドライブプレート12A及びドリブンプレ
ート12B)が接続され、トランスミッションケース1
3に図示しないフォワードクラッチドラムが固定され、
これにより、図示しないフロントプラネットキャリアが
固定状態になるように構成されている点は従来と同様で
ある。
(マニュアル弁)11により、1レンジの1速及び、R
レンジでピストン14に作動圧が作用するとクラッチプ
レート12(ドライブプレート12A及びドリブンプレ
ート12B)が接続され、トランスミッションケース1
3に図示しないフォワードクラッチドラムが固定され、
これにより、図示しないフロントプラネットキャリアが
固定状態になるように構成されている点は従来と同様で
ある。
【0013】前記トランスミッションケース13の内周
面にはスナップリング15が固定取付され、クラッチク
リアランスCl1 を規定している。又、前記クラッチプ
レート作動用ピストン14はスライド自由に支持され、
スプリングリテーナ19との間に介装されたスプリング
23により、常時はクラッチ解放方向(図の左方向)に
弾性付勢されている。
面にはスナップリング15が固定取付され、クラッチク
リアランスCl1 を規定している。又、前記クラッチプ
レート作動用ピストン14はスライド自由に支持され、
スプリングリテーナ19との間に介装されたスプリング
23により、常時はクラッチ解放方向(図の左方向)に
弾性付勢されている。
【0014】更に、ピストン14の背部と後述するクリ
アランス調整用ピストンの前部との間には、該ピストン
14を押圧動作させる油圧が出し入れされる油圧室Aが
形成されており、該油圧室Aは後述するマニュアル弁の
吐出ポートに油通路を介して連通されている。ここで、
クラッチプレート12が非空転状態となるレンジがセレ
クトされたときにはクラッチクリアランスを小さくし、
クラッチプレート12が空転状態となるレンジがセレク
トされたときにはクラッチクリアランスを大きくするク
ラッチクリアランス調整機構を設ける。
アランス調整用ピストンの前部との間には、該ピストン
14を押圧動作させる油圧が出し入れされる油圧室Aが
形成されており、該油圧室Aは後述するマニュアル弁の
吐出ポートに油通路を介して連通されている。ここで、
クラッチプレート12が非空転状態となるレンジがセレ
クトされたときにはクラッチクリアランスを小さくし、
クラッチプレート12が空転状態となるレンジがセレク
トされたときにはクラッチクリアランスを大きくするク
ラッチクリアランス調整機構を設ける。
【0015】かかるクラッチクリアランス調整機構とし
ては、本実施形態において次ように構成される。即ち、
クラッチプレート作動用ピストン14の背部には、クリ
アランス調整用ピストン16がスライド自由に配設され
る。このクリアランス調整用ピストン16の背部には、
該ピストン16を押圧動作させる油圧が出し入れされる
油圧室Bが形成されており、該油圧室Bは後述する切換
弁の吐出ポートに油通路を介して連通されている。
ては、本実施形態において次ように構成される。即ち、
クラッチプレート作動用ピストン14の背部には、クリ
アランス調整用ピストン16がスライド自由に配設され
る。このクリアランス調整用ピストン16の背部には、
該ピストン16を押圧動作させる油圧が出し入れされる
油圧室Bが形成されており、該油圧室Bは後述する切換
弁の吐出ポートに油通路を介して連通されている。
【0016】ここで、ピストン16は、油圧室A側の受
圧面の面積を油圧室B側の受圧面の面積よりも大きく設
定している。尚、各ピストン14,16において、17
はシール用のDリングである。又、トランスミッション
ケース13の内周面にはスナップリング18が固定取付
され、クリアランス調整用ピストンの初期隙間CL2 を
規定している。
圧面の面積を油圧室B側の受圧面の面積よりも大きく設
定している。尚、各ピストン14,16において、17
はシール用のDリングである。又、トランスミッション
ケース13の内周面にはスナップリング18が固定取付
され、クリアランス調整用ピストンの初期隙間CL2 を
規定している。
【0017】一方、マニュアル弁11は、各セレクトポ
ジションに応じてライン圧を各回路に配送するものであ
り、スライド自由な弁体11Aと、1つの流入ポートa
と3つの吐出ポートb,c,dを有する弁本体11Bと
から構成されている。かかるマニュアル弁11におい
て、弁体11Aを図の左方向にスライドさせて実線位置
にした場合には、流入ポートaから流入した油は2つの
吐出ポートb,cから吐出される。
ジションに応じてライン圧を各回路に配送するものであ
り、スライド自由な弁体11Aと、1つの流入ポートa
と3つの吐出ポートb,c,dを有する弁本体11Bと
から構成されている。かかるマニュアル弁11におい
て、弁体11Aを図の左方向にスライドさせて実線位置
にした場合には、流入ポートaから流入した油は2つの
吐出ポートb,cから吐出される。
【0018】又、弁体11Aを図の右方向にスライドさ
せて点線位置にした場合には、流入ポートaから流入し
た油は2つの吐出ポートc,dから吐出される。更に、
クリアランス調整用ピストン16の作動を切り換えるク
リアランス調整用切換弁20が設けられている。この切
換弁20は、スライド自由な弁体20Aと、該弁体20
Aを常時は図の右方向に弾性付勢するスプリング20B
と、2つの流入ポートe,fと1つの吐出ポートgと1
つのドレンポートhとが設けられた弁本体20Cとから
構成されている。
せて点線位置にした場合には、流入ポートaから流入し
た油は2つの吐出ポートc,dから吐出される。更に、
クリアランス調整用ピストン16の作動を切り換えるク
リアランス調整用切換弁20が設けられている。この切
換弁20は、スライド自由な弁体20Aと、該弁体20
Aを常時は図の右方向に弾性付勢するスプリング20B
と、2つの流入ポートe,fと1つの吐出ポートgと1
つのドレンポートhとが設けられた弁本体20Cとから
構成されている。
【0019】かかる切換弁20において、弁体20Aは
常時は実線位置に位置しており、この場合には、流入ポ
ートeから流入した油が吐出ポートgから吐出され、ド
レンポートhは閉塞される。又、流入ポートfから油を
供給して弁体20Aをスプリング20Bの弾性力に抗し
て図の左方向に押圧スライドさせて、図の点線位置に位
置させた場合には、流入ポートeが閉塞され、ドレンポ
ートhが開放される。
常時は実線位置に位置しており、この場合には、流入ポ
ートeから流入した油が吐出ポートgから吐出され、ド
レンポートhは閉塞される。又、流入ポートfから油を
供給して弁体20Aをスプリング20Bの弾性力に抗し
て図の左方向に押圧スライドさせて、図の点線位置に位
置させた場合には、流入ポートeが閉塞され、ドレンポ
ートhが開放される。
【0020】そして、前記マニュアル弁11の吐出ポー
トbは、油通路21を介してピストン14背部の油圧室
Aに連通され、切換弁20の吐出ポートgは、油通路2
2を介してクリアランス調整用ピストン16背部の油圧
室Bに連通される。以上のクリアランス調整用のピスト
ン16と切換弁20とから、クリアランス調整機構が構
成される。
トbは、油通路21を介してピストン14背部の油圧室
Aに連通され、切換弁20の吐出ポートgは、油通路2
2を介してクリアランス調整用ピストン16背部の油圧
室Bに連通される。以上のクリアランス調整用のピスト
ン16と切換弁20とから、クリアランス調整機構が構
成される。
【0021】次に、かかる構成のクリアランス調整機構
の作用について説明する。セレクトレンジがRの時に
は、マニュアル弁11の弁体11Aを図の左方向にスラ
イドさせて実線位置にすることによって、流入ポートa
から流入した油は2つの吐出ポートb,cから吐出さ
れ、一方は油通路21を介して油圧室Aに供給され、他
方は油通路22を介して油圧室Bに供給され、クラッチ
プレート作動用ピストン14が作動される。
の作用について説明する。セレクトレンジがRの時に
は、マニュアル弁11の弁体11Aを図の左方向にスラ
イドさせて実線位置にすることによって、流入ポートa
から流入した油は2つの吐出ポートb,cから吐出さ
れ、一方は油通路21を介して油圧室Aに供給され、他
方は油通路22を介して油圧室Bに供給され、クラッチ
プレート作動用ピストン14が作動される。
【0022】ここで、クリアランス調整用ピストン16
は、油圧室A側の受圧面積が油圧室B側よりも大きいた
め、図1中左端の位置にある。そして、ピストン14の
作動により、クラッチプレートの接続が行われる。又、
かかるセレクトレンジがP及びNのとき(クラッチプレ
ート非空転時)には、油圧室Aの油は排出され、油圧室
Bに油が供給され、クリアランス調整用ピストン16は
スナップリング18の位置まで押圧移動される。
は、油圧室A側の受圧面積が油圧室B側よりも大きいた
め、図1中左端の位置にある。そして、ピストン14の
作動により、クラッチプレートの接続が行われる。又、
かかるセレクトレンジがP及びNのとき(クラッチプレ
ート非空転時)には、油圧室Aの油は排出され、油圧室
Bに油が供給され、クリアランス調整用ピストン16は
スナップリング18の位置まで押圧移動される。
【0023】この状態では、クリアランス調整用ピスト
ン16の初期隙間CL2 が0となるため、実際のクラッ
チクリアランスは、クリアランス調整用ピストン16の
初期隙間分CL2 だけ小さくなる(CL1 −CL2 )。
一方、セレクトレンジがDのとき(クラッチプレート空
転時)には、マニュアル弁11の弁体11Aを図の右方
向にスライドさせて点線位置にすることによって、流入
ポートaから流入した油は吐出ポートdから吐出され、
切換弁20の流入ポートfに供給される。これによっ
て、切換弁20の弁体20Aは図の左方向に押圧スライ
ドされて図の点線で示す位置に移動する。この状態で
は、切換弁20において流入ポートeが閉塞され、ドレ
ンポートhが開放される。
ン16の初期隙間CL2 が0となるため、実際のクラッ
チクリアランスは、クリアランス調整用ピストン16の
初期隙間分CL2 だけ小さくなる(CL1 −CL2 )。
一方、セレクトレンジがDのとき(クラッチプレート空
転時)には、マニュアル弁11の弁体11Aを図の右方
向にスライドさせて点線位置にすることによって、流入
ポートaから流入した油は吐出ポートdから吐出され、
切換弁20の流入ポートfに供給される。これによっ
て、切換弁20の弁体20Aは図の左方向に押圧スライ
ドされて図の点線で示す位置に移動する。この状態で
は、切換弁20において流入ポートeが閉塞され、ドレ
ンポートhが開放される。
【0024】従って、クリアランス調整用ピストン16
背部の油圧室Bから油が吐出ポートgを介してドレンポ
ートhからドレンされる。この場合には、クリアランス
調整用ピストン16が図の左方向の位置に復帰し、クリ
アランス調整用ピストン16の初期隙間は最初のCL1
となるため、クラッチクリアランスは最初のCL2 とな
る。
背部の油圧室Bから油が吐出ポートgを介してドレンポ
ートhからドレンされる。この場合には、クリアランス
調整用ピストン16が図の左方向の位置に復帰し、クリ
アランス調整用ピストン16の初期隙間は最初のCL1
となるため、クラッチクリアランスは最初のCL2 とな
る。
【0025】以上のように、セレクトレンジがP及びN
の時には、クラッチクリアランスはクリアランス調整用
ピストン16の初期隙間CL2 分だけ小さくなる結果、
セレクト作動時のタイムラグを短くできる。一方、セレ
クトレンジがDの時には、クラッチクリアランスを当初
のCL2 として大きくするため、空転時に、クラッチプ
レート12の枚数が多くとも、クラッチプレート12間
のフリクションの低減を図ることができる。
の時には、クラッチクリアランスはクリアランス調整用
ピストン16の初期隙間CL2 分だけ小さくなる結果、
セレクト作動時のタイムラグを短くできる。一方、セレ
クトレンジがDの時には、クラッチクリアランスを当初
のCL2 として大きくするため、空転時に、クラッチプ
レート12の枚数が多くとも、クラッチプレート12間
のフリクションの低減を図ることができる。
【0026】又、かかる構成によれば、N→Rをセレク
トしたときには、最初はクリアランス調整用ピストン1
6が戻りながら(図の左方向に移動)、ピストン14が
押圧動作されるため、油圧室Aにクリアランス調整用ピ
ストン16による棚圧が発生し、ピストン14によるク
ラッチプレート12の作動圧の立ち上がりを滑らかにし
て変速ショックを緩和するアキュムレータと同様の効果
が得られる。
トしたときには、最初はクリアランス調整用ピストン1
6が戻りながら(図の左方向に移動)、ピストン14が
押圧動作されるため、油圧室Aにクリアランス調整用ピ
ストン16による棚圧が発生し、ピストン14によるク
ラッチプレート12の作動圧の立ち上がりを滑らかにし
て変速ショックを緩和するアキュムレータと同様の効果
が得られる。
【0027】尚、かかる実施形態においては、本発明
を、多板ブレーキの1つであるローアンドリバースブレ
ーキに適用した例について説明したが、リバースクラッ
チ、ハードサーボクラッチ、オーバランクラッチ等の他
の多板クラッチや多板ブレーキにも本発明を適用でき
る。又、かるる実施形態においては、本発明をプラネタ
リギヤを用いた変速機構に適用した例について説明した
が、平行軸の常時かみ合いギヤを用いた変速機構にも本
発明を適用できることは言うまでもない。
を、多板ブレーキの1つであるローアンドリバースブレ
ーキに適用した例について説明したが、リバースクラッ
チ、ハードサーボクラッチ、オーバランクラッチ等の他
の多板クラッチや多板ブレーキにも本発明を適用でき
る。又、かるる実施形態においては、本発明をプラネタ
リギヤを用いた変速機構に適用した例について説明した
が、平行軸の常時かみ合いギヤを用いた変速機構にも本
発明を適用できることは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、ギヤ式変速機構における多板クラッチや多
板ブレーキのクラッチプレート間のフリクションとセレ
クト作動時のタイムラグの問題を両立して解決すること
ができる。請求項2記載の発明によれば、クラッチプレ
ート作動用のピストンを位置をクラッチクリアランス減
少方向に所定距離移動させるクリアランス調整用ピスト
ンによって、クラッチプレート接続時にはクラッチクリ
アランスを小さくでき、クラッチプレート解放時にはク
ラッチクリアランスを大きくすることができる。
明によれば、ギヤ式変速機構における多板クラッチや多
板ブレーキのクラッチプレート間のフリクションとセレ
クト作動時のタイムラグの問題を両立して解決すること
ができる。請求項2記載の発明によれば、クラッチプレ
ート作動用のピストンを位置をクラッチクリアランス減
少方向に所定距離移動させるクリアランス調整用ピスト
ンによって、クラッチプレート接続時にはクラッチクリ
アランスを小さくでき、クラッチプレート解放時にはク
ラッチクリアランスを大きくすることができる。
【0029】請求項3記載の発明によれば、所定のレン
ジからレンジにセレクトしたときに、最初はクリアラン
ス調整用ピストンが戻りながら、クラッチプレート作動
用のピストンが押圧動作されるため、クラッチプレート
作動用ピストンによるクラッチプレートの作動圧の立ち
上がりを滑らかにして変速ショックを緩和できるアキュ
ムレータと同様の効果が得られる。
ジからレンジにセレクトしたときに、最初はクリアラン
ス調整用ピストンが戻りながら、クラッチプレート作動
用のピストンが押圧動作されるため、クラッチプレート
作動用ピストンによるクラッチプレートの作動圧の立ち
上がりを滑らかにして変速ショックを緩和できるアキュ
ムレータと同様の効果が得られる。
【図1】 請求項1〜3記載の発明の一実施形態を示す
図
図
【図2】 従来のギヤ式変速機構を示す図
11 マニュアル弁 12 クラッチプレート 13 トランスミッションケース 14 クラッチプレート作動用ピストン 16 クリアランス調整用ピストン 20 切換弁
Claims (3)
- 【請求項1】複数組のギヤを制御する複数組の多板クラ
ッチ及び多板ブレーキを含む制御要素とから構成され、
前記多板クラッチ及び多板ブレーキが、複数枚のクラッ
チプレートと、該クラッチプレートを作動するピストン
と、を含んで構成され、セレクトしたレンジに応じて前
記ピストンに印加する作動圧を油圧制御装置により制御
することによって、クラッチプレートを接続・解放する
ように構成され、かつクラッチプレート解放時にクラッ
チプレートが空転状態となるレンジと、非空転状態とな
るレンジとを有するギヤ式変速機構において、 クラッチプレートが非空転状態となるレンジがセレクト
されたときにはクラッチクリアランスを小さくし、クラ
ッチプレートが空転状態となるレンジがセレクトされた
ときにはクラッチクリアランスを大きくするクラッチク
リアランス調整機構を設けたことを特徴とするギヤ式変
速機構のクラッチクリアランス調整装置。 - 【請求項2】前記クラッチクリアランス調整機構は、前
記クラッチプレート作動用のピストンの背部に設けられ
て油圧室に供給される油圧により動作されるクリアラン
ス調整用ピストンであって、前記クラッチプレート作動
用のピストンを位置をクラッチクリアランス減少方向に
所定距離移動させるクリアランス調整用ピストンと、セ
レクトしたレンジに応じて前記油圧室への供給と排出と
を切り換えて該ピストン位置を可変する油圧切換弁と、
を含んで構成したことを特徴とする請求項1記載のギヤ
式変速機構のクラッチクリアランス調整装置。 - 【請求項3】前記クラッチプレートが非空転状態となる
レンジからクラッチプレートが接続されるレンジにセレ
クトしたときに、前記油圧切換弁の切換動作により、前
記クリアランス調整用ピストンがクラッチプレート作動
用ピストンの押圧移動方向と逆方向に戻りながら、クラ
ッチプレート作動用ピストンが押圧動作されるように構
成したことを特徴とする請求項2記載のギヤ式変速機構
のクラッチクリアランス調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27246995A JPH09112690A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | ギヤ式変速機構のクラッチクリアランス調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27246995A JPH09112690A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | ギヤ式変速機構のクラッチクリアランス調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09112690A true JPH09112690A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17514361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27246995A Pending JPH09112690A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | ギヤ式変速機構のクラッチクリアランス調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09112690A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014234879A (ja) * | 2013-06-03 | 2014-12-15 | マツダ株式会社 | 自動変速機の油圧制御装置 |
| JP2015045347A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | マツダ株式会社 | 変速機のブレーキ装置 |
| JP2015218856A (ja) * | 2014-05-20 | 2015-12-07 | マツダ株式会社 | 自動変速機 |
| JP2016038051A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | マツダ株式会社 | 自動変速機の油圧制御装置 |
| DE112013005057B4 (de) | 2012-10-18 | 2023-02-23 | Mazda Motor Corporation | Bremselement für Getriebe und Steuersystem dafür |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP27246995A patent/JPH09112690A/ja active Pending
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| DE112013005057B4 (de) | 2012-10-18 | 2023-02-23 | Mazda Motor Corporation | Bremselement für Getriebe und Steuersystem dafür |
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| US9903469B2 (en) | 2013-06-03 | 2018-02-27 | Mazda Motor Corporation | Hydraulic control device of automatic transmission |
| JP2015045347A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | マツダ株式会社 | 変速機のブレーキ装置 |
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