JPH0124940B2 - - Google Patents
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- JPH0124940B2 JPH0124940B2 JP56027664A JP2766481A JPH0124940B2 JP H0124940 B2 JPH0124940 B2 JP H0124940B2 JP 56027664 A JP56027664 A JP 56027664A JP 2766481 A JP2766481 A JP 2766481A JP H0124940 B2 JPH0124940 B2 JP H0124940B2
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- port
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/02—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
- F16H61/0262—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being hydraulic
- F16H61/0265—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being hydraulic for gearshift control, e.g. control functions for performing shifting or generation of shift signals
- F16H61/0267—Layout of hydraulic control circuits, e.g. arrangement of valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/14—Inputs being a function of torque or torque demand
- F16H59/18—Inputs being a function of torque or torque demand dependent on the position of the accelerator pedal
- F16H59/20—Kickdown
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S477/906—Means detecting or ameliorating the effects of malfunction or potential malfunction
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
本発明は、自動変速機の変速を制御するシフト
装置に関するものである。 自動変速機は、クラツチ、ブレーキ等の摩擦要
素の作動を順次切り換えていくことにより所定の
変速比に変速にしていくようにしてあるが、この
ための変速制御は油圧制御装置内のシフトバルブ
(例えば、前進3速の自動変速機の場合、1―2
シフトバルブ及び2―3シフトバルブの2本のシ
フトバルブ)によつて行なわれていた。一般に従
来のシフトバルブは、自動車の速度に対応したガ
バナ圧と、エンジンのスロツトル開度に対応した
スロツトル対応圧(これは一般的にはスロツトル
圧である。スロツトル圧を更に減圧したスロツト
ルモジユレータ圧の場合もある。)とを互いに反
対方向からスプールに作用させて両圧力の大小に
応じてスプールの位置を切り換え、所定の摩擦要
素にライン圧を供給又は排出するように構成して
あつた。このため、シフトバルブが切り換わる際
のガバナ圧とスロツトル対応圧との関係は、直線
あるいは2次曲線状の関係になつていた。しかし
ながら、これでは、エンジン及び自動車の特性に
応じてすべてのスロツトル開度で好ましい運転感
覚が得られるようにすることが困難であつた。例
えば、スロツトル開度が大の領域で好ましい変速
点が得られるようにすると、スロツトル開度が中
又は小の領域においては変速点が高過ぎたり又は
低過ぎたりして所望の変速点が得られないという
事態となつていた。また、従来のシフトバルブに
は、スプールが下降位置側(例えば、2―3シフ
ト弁でスプールが2速側に位置している状態)に
ある場合にのみ油圧(スロツトル圧、ライン圧
等)が作用する面積部を設けて、アツプシフト変
速点とダウンシフト変速点との間にヒステリシス
を形成するようにしてあつたが、このような従来
のヒステリシス形成のための構成では、すべての
スロツトル開度において所望のヒステリシスを与
えることが困難であり、結局、アツプシフト変速
点とダウンシフト変速点とを独立して所望どおり
設定することができなかつた。また、アクセルペ
ダルをいつぱいに踏み込んだキツクダウン時にお
ける変速点は、ライン圧等の圧力を余分にシフト
バルブに作用させることにより通常の変速点より
も高くするようにしてあつたが、通常の変速点と
関連付けられていたためキツクダウン時の変速点
と通常の変速点とを独立に設定することが困難で
あり、両者を所望どおり設定することができなか
つた。 このような問題点に関連して、特開昭55−
47037号公報には、2―3シフトバルブ及び3―
2ダウンシフトバルブの2つのバルブにより、2
―3アツプシフト変速線及び3―2ダウンシフト
変速点を制御するようにしたものが示されてい
る。すなわち、アツプシフト変速線については2
―3シフトバルブによつて決定し、ダウンシフト
変速線については3―2ダウンシフトバルブによ
つて決定する。これにより、アツプシフト変速線
とダウンシフト変速線とを互いに独立に設定する
ことが可能となる。 しかしながら、上記のような従来のシフト装置
には、次のような問題点がある。すなわち、アツ
プシフト変速線は2―3シフトバルブの特性のみ
によつて決定され、また逆にダウンシフト変速線
は3―2ダウンシフトバルブの特性のみによつて
決定される。これにより、上述のようにアツプシ
フト変速線とダウンシフト変速線とを独立に設定
することができるものの、アツプシフト変速線及
びダウンシフト変速線の全体としての傾斜を可変
とすることができるだけであり、スロツトル開度
方向の途中で折れ曲がつた特性の変速線を得るこ
とはできない。このため、スロツトル開度大の領
域でアツプシフト変速線とダウンシフト変速線と
の傾斜の差を大きくすると共にスロツトル開度小
の領域でアツプシフト変速線とダウンシフト変速
線の傾斜をほぼ同じくしたり、またアツプシフト
変速線をスロツトル開度大の領域では非常に高車
速とし、スロツトル開度小の領域では低車速と
し、これに対応させてダウンシフト変速点も同様
の特性とすることなどは不可能である。結局、上
記従来例では設計自由度が小さいため、車両、エ
ンジンなどの特性に応じて所望どおりの変速パタ
ーンを設定することができない。本発明は上記の
ような問題点を解決することを目的としている。 本発明は、2つのシフトバルブを用い、一方の
シフトバルブによつて他方のシフトバルブに作用
するスロツトル対応圧を切換え、これにより得ら
れる他方のシフトバルブの2つの理論変速線と、
一方のシフトバルブの理論変速線との組合わせに
よつて所望どおりの実際変速線が非キツクダウン
域及びキツクダウン域の両方において得られるよ
うにすることにより、上記課題を解決する。すな
わち、本発明による自動変速機のシフト装置は、
第1シフトバルブ4と第2シフトバルブ5とを有
しており、第1シフトバルブのスプール4bは低
速側位置と高速側位置との間を切換わり可能であ
り、第1シフトバルブのスプールが低速側位置に
ある場合には低速段を実現するように摩擦要素へ
作動圧が供給・排出され、第1シフトバルブのス
プールが高速側位置にある場合には高速段を実現
するように摩擦要素へ作動圧が供給・排出され、
第1シフトバルブは第1ポート4e′、第2ポート
4u、第3ポート4x及び第4ポート4s′を有し
ており、第1ポートには車速に対応したガバナ圧
が常時供給され、第2ポートにはエンジン負荷に
対応したスロツトル対応圧が常時供給され、第3
ポートには第2シフトバルブを通してスロツトル
対応圧が供給可能であり、第4ポートにはキツク
ダウン域においてのみキツクダウン圧が供給さ
れ、第1ポートのガバナ圧は第1シフトバルブの
スプールにこれを高速側位置に押す力を作用し、
第2ポート及び第3ポートのスロツトル対応圧及
び第4ポートのキツクダウン圧は第1シフトバル
ブのスプールにこれを低速側位置に押す力を作用
し、第1シフトバルブのスプールは第1ポート、
第2ポート、第3ポート及び第4ポートの油圧に
よる力及びスプールに押し力を作用する第1スプ
リング4dの力のバランスによつて低速側位置と
高速側位置とを切換わると共に、スプールが低速
側位置にある場合と高速側位置にある場合とでス
プールの油圧作用面積が変わることにより、スプ
ールの低速側位置から高速側位置への切換わり
と、高速側位置から低速側位置への切換わりとに
ヒステリシスが与えられており、第2シフトバル
ブのスプール5bは第1位置と第2位置との間を
切換わり可能であり、第2シフトバルブのスプー
ルが第1位置にある場合には第1シフトバルブの
第3ポートにスロツトル対応圧が供給されるよう
に油路が接続され、第2シフトバルブのスプール
が第2位置にある場合には第1シフトバルブの第
3ポートの油圧が排出されるように油路が接続さ
れ、第2シフトバルブは第5ポート5d′及び第6
ポート5mを有しており、第5ポートにはガバナ
圧が常時供給されており、第6ポートにはスロツ
トル対応圧が常時供給され、第5ポートのガバナ
圧は第2シフトバルブのスプールにこれを第2位
置側に押す力を作用し、第6ポートのスロツトル
対応圧は第2シフトバルブのスプールにこれを第
1位置側に押す力を作用し、第2シフトバルブの
スプールは第5ポート及び第6ポートの油圧によ
る力及びスプールに押し力を作用する第2スプリ
ング5cの力のバランスによつて第1位置と第2
位置との間を切換わると共に、スプールが第1位
置にある場合と第2位置にある場合とでスプール
の油圧作用面積が変わることにより、スプールの
第1位置から第2位置への切換わりと、第2位置
から第1位置への切換わりとにヒステリシスが与
えられている、自動変速機のシフト装置を対象と
したものであり、第1シフトバルブの第3ポート
にスロツトル対応圧が供給されておらずかつ第4
ポートにキツクダウン圧が供給されていない場合
に、スプールが低速側位置から高速側位置に切換
わる際のガバナ圧とスロツトル対応圧との関係を
示す線を第1理論アツプシフト変速線とすると共
に、スプールが高速側位置から低速側位置に切換
わる際のガバナ圧とスロツトル対応圧との関係を
示す線を第1理論ダウンシフト変速線とし、第1
シフトバルブの第3ポートにスロツトル対応圧が
供給されておりかつ第4ポートにキツクダウン圧
が供給されていない場合に、スプールが低速側位
置から高速側位置に切換わる際のガバナ圧とスロ
ツトル対応圧との関係を示す線を第2理論アツプ
シフト変速線とすると共に、スプールが高速側位
置から低速側位置に切換わる際のガバナ圧とスロ
ツトル対応圧との関係を示す線を第2理論ダウン
シフト変速線とし、第1シフトバルブの第3ポー
トにスロツトル対応圧が供給されておらずかつ第
4ポートにキツクダウン圧が供給されている場合
に、スプールが低速側位置から高速側位置に切換
わる際のガバナ圧とスロツトル対応圧との関係を
示す線を第3理論アツプシフト変速線とすると共
に、スプールが高速側位置から低速側位置に切換
わる際のガバナ圧とスロツトル対応圧との関係を
示す線を第3理論ダウンシフト変速線とし、第1
シフトバルブの第3ポートにスロツトル対応圧が
供給されておりかつ第4ポートにキツクダウン圧
が供給されている場合に、スプールが低速側位置
から高速側位置に切換わる際のガバナ圧とスロツ
トル対応圧との関係を示す線を第4理論アツプシ
フト変速線とすると共に、スプールが高速側位置
から低速側位置に切換わる際のガバナ圧とスロツ
トル対応圧との関係を示す線を第4理論ダウンシ
フト変速線とし、非キツクダウン域において第2
シフトバルブのスプールが第1位置から第2位置
に切換わる際のガバナ圧とスロツトル対応圧との
関係を示す線を第5理論アツプシフト変速線とす
ると共に、スプールが第2位置から第1位置に切
換わる際のガバナ圧とスロツトル対応圧との関係
を示す線を第5理論ダウンシフト変速線とし、キ
ツクダウン域において第2シフトバルブのスプー
ルが第1位置から第2位置に切換わる際のガバナ
圧とスロツトル対応圧との関係を示す線を第6理
論アツプシフト変速線とすると共に、スプールが
第2位置から第1位置に切換わる際のガバナ圧と
スロツトル対応圧との関係を示す線を第6理論ダ
ウンシフト変速線としたとき、第5理論アツプシ
フト変速線が第1理論アツプシフト変速線及び第
2理論アツプシフト変速線の両方又はいずれか一
方と交差すること、及び第5理論ダウンシフト変
速線が第1理論ダウンシフト変速線及び第2理論
ダウンシフト変速線の両方又はいずれか一方と交
差すること、の少なくともいずれか一方が実現さ
れるように、かつ第3理論アツプシフト変速線及
び第4理論アツプシフト変速線に対する第6理論
アツプシフト変速線の関係、及び第3理論ダウン
シフト変速線及び第4理論ダウンシフト変速線に
対する第6理論ダウンシフト変速線の関係は任意
となるように、第1シフトバルブのスプールの第
1ポート、第2ポート、第3ポート及び第4ポー
トからの油圧の油圧作用面積、第1スプリングの
力、第2シフトバルブのスプールの第5ポート及
び第6ポートからの油圧の油圧作用面積、及び第
2スプリングの力の関係が設定されていることを
特徴としている。なお、かつこ内の符号は後述の
実施例の対応する部材を示す。 上述のような構成により、非キツクダウン域に
おける実際変速線(すなわち、第1シフトバルブ
が実際に切換わる変速線)は必ず折れ曲がつたも
のとなる。すなわち、例えばアツプシフト変速線
について、第5理論アツプシフト変速線が第1理
論アツプシフト変速線及び第2理論アツプシフト
変速線の少なくとも一方と交差する態様は、第1
0図、第11図、及び第12図に示す3つの場合
しかない。いずれの場合であつても、第5理論ア
ツプシフト変速線が太線で示される実際アツプシ
フト変速線の一部を構成しており、実際アツプシ
フト変速線は折れ曲がつたものとなる。より具体
的には、第1理論アツプシフト変速線よりも右側
かつ第2理論アツプシフト変速線よりも左側の領
域では、第5理論アツプシフト変速線が実際アツ
プシフト変速線となる。これは、第2シフトバル
ブの切換わりと同時に第3ポートのスロツトル対
応圧が排出されるから、上記領域では、第1シフ
トバルブも同時に切換わることになるからであ
る。従つて、第5理論アツプシフト変速線が第1
理論アツプシフト変速線及び第2理論アツプシフ
ト変速線の少なくとも一方と交差すれば、実際ア
ツプシフト変速線は折れ曲がることになる。上記
説明及び第10〜12図に示した理論変速線と実
際変速線との関係は、ダウンシフト変速の場合に
も全く同様に適用される。更にキツクダウン域に
ついても、次のように3つの場合を選択すること
ができる。すなわち、第6理論アツプシフト変速
線と、第3理論アツプシフト変速線及び第4理論
アツプシフト変速線との関係は、第13〜15図
に示す3つの場合がある。第14図に示すよう
に、第6理論アツプシフト変速線が、第3理論ア
ツプシフト変速線及び第4理論アツプシフト変速
線の間にある場合にのみ、第6理論アツプシフト
変速線が実際アツプシフト変速線となり、第13
図の場合には第3理論アツプシフト変速線が、ま
た第15図の場合には第4理論アツプシフト変速
線が、それぞれ実際アツプシフト変速線となる。
従つて、この3つの場合から適切なものを選択す
ればよい。ダウンシフト変速の場合も同様であ
る。 以下、図示の実施例により本発明を詳述する。 第1図は前進3速後退1速の自動変速機の内部
における動力伝達部分の構造を概略的に示したも
ので、エンジンにより駆動されるクランクシヤフ
ト100、トルク・コンバータ101、インプツ
トシヤフト102、フロント・クラツチ104、
リア・クラツチ105、セカンド・ブレーキ10
6、ロー・アンド・リバース・ブレーキ107、
ワンウエイ・クラツチ108、中間シヤフト10
9、第1遊星歯車群110、第2遊星歯車群11
1、アウトプツトシヤフト112、第1ガバナ・
バルブ113、第2ガバナ・バルブ114、オイ
ル・ポンプ115より構成される。トルク・コン
バータ101はポンプ・インペラP、タービン・
ランナT、ステータSより成り、ポンプ・インペ
ラPはクランク・シヤフト100により駆動さ
れ、中に入つているトルク・コンバータ作動油を
回しインプツトシヤフト102に固定されたター
ビン・ランナTにトルクを与える。トルクは更に
インプツトシヤフト102によつて変速歯車列に
伝えられる。ステータSはワンウエイクラツチ1
03を介してスリーブ116上に置かれる。ワン
ウエイクラツチ103はステータSにクランクシ
ヤフト100と同方向の回転すなわち矢印方向の
回転(以下正転と略称する)は許すが反対方向の
回転(以下逆転と略称する)は許さない構造にな
つている。第1遊星歯車群110は中間シヤフト
109に固定されるインターナルギヤ117、中
空伝動シヤフト118に固定されるサン・ギヤ1
19、インターナルギヤ117およびサン・ギヤ
119のそれぞれに噛み合いながら自転と同時に
公転し得る2個以上のプラネツト・ピニオン12
0、及びアウトプツトシヤフト112に固定され
プラネツト・ピニオン120を支持するフロン
ト・プラネツト・キヤリア121から構成され、
第2遊星歯車群111はアウトプツトシヤフト1
12に固定されるインターナル・ギヤ122、中
空伝動シヤフト118に固定されるサン・ギヤ1
23、インターナル・ギヤ122およびサン・ギ
ヤ123のそれぞれに噛み合いながら自転と同時
に公転し得る2個以上のプラネツト・ピニオン1
24、及びプラネツト・ピニオン124を支持す
るリア・プラネツト・キヤリア125より構成さ
れる。フロント・クラツチ104はタービン・ラ
ンナTにより駆動されるインプツトシヤフト10
2と両サン・ギヤ119,123と一体になつて
回転する中空伝動シヤフト118とをドラム12
6を介して結合し、リア・クラツチ105は中間
シヤフト109を介してインプツトシヤフト10
2と第1遊星歯車群110のインターナル・ギヤ
117とを結合する働きをする。セカンド・ブレ
ーキ106は中空伝動シヤフト118に固定され
たドラム126を巻いて締付けることにより、両
サン・ギヤ119,123を固定し、またロー・
アンド・リバース・ブレーキ107は第2遊星歯
車群111のリア・プラネツト・キヤリア125
を固定する働きをする。ワンウエイ・クラツチ1
08はリア・プラネツト・キヤリア125に正転
は許すが、逆転は許さない構造になつている。第
1ガバナ・バルブ113および第2ガバナ・バル
ブ114はアウトプツトシヤフト112に固定さ
れ車速に応じたガバナ圧を発生する。次にセレク
ト・レバーをD(前進自動変速)位置に設定した
場合における伝動系路を説明する。 この場合は前進入力クラツチであるリア・クラ
ツチ105のみが締結されている。エンジンから
トルク・コンバータ101を経た動力は、インプ
ツトシヤフト102からリア・クラツチ105を
通つて第1遊星歯車群110のインターナル・ギ
ヤ117に伝達される。インターナル・ギヤ11
7はプラネツト・ギヤ120を正転させる。従つ
てサン・ギヤ119は逆転し、サン・ギヤ119
と一体になつて回転する第2遊星歯車群111の
サン・ギヤ123を逆転させるため第2遊星歯車
群111のプラネツト・ギヤ124は正転する。
ワンウエイ・クラツチ108はサン・ギヤ123
がリア・プラネツト・キヤリア125を逆転させ
るのを阻止し、前進反力ブレーキとして働く。こ
のため第2遊星歯車群111のインターナル・ギ
ヤ122は正転する。従つてインターナル・ギヤ
122と一体回転するアウトプツトシヤフト11
2も正転し、前進第1速の減速比が得られる。こ
の状態から車速が上がりセカンド・ブレーキ10
6が締結されると、第1速の場合と同様にインプ
ツトシヤフト102からリア・クラツチ105を
通つた動力はインターナル・ギヤ117に伝達さ
れる。セカンド・ブレーキ106はドラム126
を固定し、サン・ギヤ119の回転を阻止し前進
反力ブレーキとして働く。このため静止したサ
ン・ギヤ119のまわりをプラネツト・ピニオン
120が自転しながら公転し、従つてフロント・
プラネツト・キヤリア121およびこれと一体に
なつているアウトプツトシヤフト112は減速さ
れてはいるが、第1速の場合よりは早い速度で正
転し、前進第2速の減速比が得られる。更に車速
が上がりセカンド・ブレーキ106が解放されフ
ロント・クラツチ104が締結されると、インプ
ツトシヤフト102に伝達された動力は、一方は
リア・クラツチ105を経てインターナル・ギヤ
117に伝達され、他方はフロントクラツチ10
4を経てサン・ギヤ119に伝達される。従つて
インターナル・ギヤ117、サン・ギヤ119は
インターロツクされ、フロント・プラネツト・キ
ヤリア121およびアウトプツト・シヤフト11
2と共にすべて同一回転速度で正転し前進第3速
が得られる。 次にセレクトレバーをR(後退走行)位置に設
定した場合の伝動系路を説明する。 この場合はフロント・クラツチ104とロー・
アンド・リバース・ブレーキ107が締結され
る。エンジンからトルクコンバータ101を経た
動力は、インプツト・シヤフト102からフロン
トクラツチ104、ドラム126を通つてサン・
ギヤ119,123に導かれる。このとき、リ
ア・プラネツト・キヤリア125がロー・アン
ド・リバース・ブレーキ107により固定されて
いるので、サン・ギヤ119,123が正転する
とインターナル・ギヤ122が減速されて逆転
し、インターナル・ギヤ122と一体回転するア
ウトプツトシヤフト112も逆転し、後退の減速
比が得られる。 第2図は、本発明によるシフト装置を上記自動
変速機の油圧制御装置に適用した油圧回路図であ
る。この油圧制御装置は、レギユレータバルブ
1、マニユアルバルブ2、1―2シフトバルブ
3、2―3シフトバルブ4、3―2ダウンシフト
バルブ5、ライン圧ブースタバルブ6、プレツシ
ヤモデイフアイアバルブ7、スロツトルバルブ
8、スロツトルフエールセーフバルブ9、スロツ
トルモジユレータバルブ10、1速固定レンジ減
圧バルブ11、アキユムレータ12、3―2タイ
ミングバルブ14、フロントクラツチ減圧バルブ
15を備え、これらをトルク・コンバータ10
1、リア・クラツチ105、セカンド・ブレーキ
106(第1図参照)を作動、非作動にするバン
ド・サーボ106′、ロー・アンド・リバースブ
レーキ107、ガバナ・バルブ113,114、
オイル・ポンプ115に対し、図示のように接続
して構成されている。本発明によるシフト装置は
第1シフトバルブとしての2―3シフトバルブ4
及び第2シフトバルブとしての3―2ダウンシフ
トバルブ5を構成要素としている。 オイル・ポンプ115はエンジンによりクラン
クシヤフト100、トルク・コンバータ101の
ポンプ翼車Pを介して駆動され、エンジン作動中
は常時図示せざるリザーバからオイルストレーナ
(図示せず)を通して有害なゴミを除去された油
を吸い上げ、ライン圧回路16へ送り出す。この
油を所定の圧力に調整するためのレギユレータバ
ルブ1は、ばね1aで図中左半部に示す上昇位置
へ附勢されたスプール1bをハウジング1c内に
摺動自在に嵌合して備え、4個の室1d,1e,
1f,1gを有する。室1d,1fにはライン圧
回路16内の油圧が油路17,18を経て供給さ
れている。又、室1eには、後述するようにDレ
ンジ、レンジ、レンジのときにマニユアルバ
ルブ2のポート2bから油路22を経てライン圧
が供給される。スプール1bのランド1b′はハウ
ジング1cの対応孔1c′よりわずかに小径とし
て、両者間に可変オリフイスとして作用する微小
隙間を設定する。この隙間を経て室1f内の油は
ドレンポート1hより常時、ランド1b′と孔1
c′とのオーバーラツプ量により決定される速度で
抜取られており、このオーバーラツプ量に比例し
てライン圧回路16内にライン圧を発生させるこ
とができる。又、スプール1bのランド1b″もハ
ウジング1cの孔1c″よりわずかに小さくして、
両者間に微小隙間を設定し、この隙間を経て室1
f内の油を油路19よりトルク・コンバータ10
1、オイルクーラ20及び変速機内の各種潤滑部
21に供給するようにする。 ライン圧回路16のライン圧はマニユアルバル
ブ2のポート2hに送られ、このマニユアルバル
ブ2は運転者がセレクトレバー(図示せず)をセ
レクト操作することによつて、ライン圧回路16
に連通するポート2hを適宜選択的にポート2
a,2b,2c,2d,2gに通じさせる流体方
向切換バルブの用をなし、ハウジング2e内にス
プール2fを摺動自在に嵌合して構成される。そ
して、スプール2fには中立(N)、前進自動変
速走行(D)、第2速()、第1速()、後退走行
(R)及びパーキング(P)の6位置が設定され
ており、上記セレクト操作によりスプール2fを
各レンジに応じて移動させる時ライン圧回路16
は次表中〇印のポートに通じる。なお、ライン圧
回路16と通じないポートはすべてハウジング2
eの両側における開口部と通じてドレンポートと
なる。
装置に関するものである。 自動変速機は、クラツチ、ブレーキ等の摩擦要
素の作動を順次切り換えていくことにより所定の
変速比に変速にしていくようにしてあるが、この
ための変速制御は油圧制御装置内のシフトバルブ
(例えば、前進3速の自動変速機の場合、1―2
シフトバルブ及び2―3シフトバルブの2本のシ
フトバルブ)によつて行なわれていた。一般に従
来のシフトバルブは、自動車の速度に対応したガ
バナ圧と、エンジンのスロツトル開度に対応した
スロツトル対応圧(これは一般的にはスロツトル
圧である。スロツトル圧を更に減圧したスロツト
ルモジユレータ圧の場合もある。)とを互いに反
対方向からスプールに作用させて両圧力の大小に
応じてスプールの位置を切り換え、所定の摩擦要
素にライン圧を供給又は排出するように構成して
あつた。このため、シフトバルブが切り換わる際
のガバナ圧とスロツトル対応圧との関係は、直線
あるいは2次曲線状の関係になつていた。しかし
ながら、これでは、エンジン及び自動車の特性に
応じてすべてのスロツトル開度で好ましい運転感
覚が得られるようにすることが困難であつた。例
えば、スロツトル開度が大の領域で好ましい変速
点が得られるようにすると、スロツトル開度が中
又は小の領域においては変速点が高過ぎたり又は
低過ぎたりして所望の変速点が得られないという
事態となつていた。また、従来のシフトバルブに
は、スプールが下降位置側(例えば、2―3シフ
ト弁でスプールが2速側に位置している状態)に
ある場合にのみ油圧(スロツトル圧、ライン圧
等)が作用する面積部を設けて、アツプシフト変
速点とダウンシフト変速点との間にヒステリシス
を形成するようにしてあつたが、このような従来
のヒステリシス形成のための構成では、すべての
スロツトル開度において所望のヒステリシスを与
えることが困難であり、結局、アツプシフト変速
点とダウンシフト変速点とを独立して所望どおり
設定することができなかつた。また、アクセルペ
ダルをいつぱいに踏み込んだキツクダウン時にお
ける変速点は、ライン圧等の圧力を余分にシフト
バルブに作用させることにより通常の変速点より
も高くするようにしてあつたが、通常の変速点と
関連付けられていたためキツクダウン時の変速点
と通常の変速点とを独立に設定することが困難で
あり、両者を所望どおり設定することができなか
つた。 このような問題点に関連して、特開昭55−
47037号公報には、2―3シフトバルブ及び3―
2ダウンシフトバルブの2つのバルブにより、2
―3アツプシフト変速線及び3―2ダウンシフト
変速点を制御するようにしたものが示されてい
る。すなわち、アツプシフト変速線については2
―3シフトバルブによつて決定し、ダウンシフト
変速線については3―2ダウンシフトバルブによ
つて決定する。これにより、アツプシフト変速線
とダウンシフト変速線とを互いに独立に設定する
ことが可能となる。 しかしながら、上記のような従来のシフト装置
には、次のような問題点がある。すなわち、アツ
プシフト変速線は2―3シフトバルブの特性のみ
によつて決定され、また逆にダウンシフト変速線
は3―2ダウンシフトバルブの特性のみによつて
決定される。これにより、上述のようにアツプシ
フト変速線とダウンシフト変速線とを独立に設定
することができるものの、アツプシフト変速線及
びダウンシフト変速線の全体としての傾斜を可変
とすることができるだけであり、スロツトル開度
方向の途中で折れ曲がつた特性の変速線を得るこ
とはできない。このため、スロツトル開度大の領
域でアツプシフト変速線とダウンシフト変速線と
の傾斜の差を大きくすると共にスロツトル開度小
の領域でアツプシフト変速線とダウンシフト変速
線の傾斜をほぼ同じくしたり、またアツプシフト
変速線をスロツトル開度大の領域では非常に高車
速とし、スロツトル開度小の領域では低車速と
し、これに対応させてダウンシフト変速点も同様
の特性とすることなどは不可能である。結局、上
記従来例では設計自由度が小さいため、車両、エ
ンジンなどの特性に応じて所望どおりの変速パタ
ーンを設定することができない。本発明は上記の
ような問題点を解決することを目的としている。 本発明は、2つのシフトバルブを用い、一方の
シフトバルブによつて他方のシフトバルブに作用
するスロツトル対応圧を切換え、これにより得ら
れる他方のシフトバルブの2つの理論変速線と、
一方のシフトバルブの理論変速線との組合わせに
よつて所望どおりの実際変速線が非キツクダウン
域及びキツクダウン域の両方において得られるよ
うにすることにより、上記課題を解決する。すな
わち、本発明による自動変速機のシフト装置は、
第1シフトバルブ4と第2シフトバルブ5とを有
しており、第1シフトバルブのスプール4bは低
速側位置と高速側位置との間を切換わり可能であ
り、第1シフトバルブのスプールが低速側位置に
ある場合には低速段を実現するように摩擦要素へ
作動圧が供給・排出され、第1シフトバルブのス
プールが高速側位置にある場合には高速段を実現
するように摩擦要素へ作動圧が供給・排出され、
第1シフトバルブは第1ポート4e′、第2ポート
4u、第3ポート4x及び第4ポート4s′を有し
ており、第1ポートには車速に対応したガバナ圧
が常時供給され、第2ポートにはエンジン負荷に
対応したスロツトル対応圧が常時供給され、第3
ポートには第2シフトバルブを通してスロツトル
対応圧が供給可能であり、第4ポートにはキツク
ダウン域においてのみキツクダウン圧が供給さ
れ、第1ポートのガバナ圧は第1シフトバルブの
スプールにこれを高速側位置に押す力を作用し、
第2ポート及び第3ポートのスロツトル対応圧及
び第4ポートのキツクダウン圧は第1シフトバル
ブのスプールにこれを低速側位置に押す力を作用
し、第1シフトバルブのスプールは第1ポート、
第2ポート、第3ポート及び第4ポートの油圧に
よる力及びスプールに押し力を作用する第1スプ
リング4dの力のバランスによつて低速側位置と
高速側位置とを切換わると共に、スプールが低速
側位置にある場合と高速側位置にある場合とでス
プールの油圧作用面積が変わることにより、スプ
ールの低速側位置から高速側位置への切換わり
と、高速側位置から低速側位置への切換わりとに
ヒステリシスが与えられており、第2シフトバル
ブのスプール5bは第1位置と第2位置との間を
切換わり可能であり、第2シフトバルブのスプー
ルが第1位置にある場合には第1シフトバルブの
第3ポートにスロツトル対応圧が供給されるよう
に油路が接続され、第2シフトバルブのスプール
が第2位置にある場合には第1シフトバルブの第
3ポートの油圧が排出されるように油路が接続さ
れ、第2シフトバルブは第5ポート5d′及び第6
ポート5mを有しており、第5ポートにはガバナ
圧が常時供給されており、第6ポートにはスロツ
トル対応圧が常時供給され、第5ポートのガバナ
圧は第2シフトバルブのスプールにこれを第2位
置側に押す力を作用し、第6ポートのスロツトル
対応圧は第2シフトバルブのスプールにこれを第
1位置側に押す力を作用し、第2シフトバルブの
スプールは第5ポート及び第6ポートの油圧によ
る力及びスプールに押し力を作用する第2スプリ
ング5cの力のバランスによつて第1位置と第2
位置との間を切換わると共に、スプールが第1位
置にある場合と第2位置にある場合とでスプール
の油圧作用面積が変わることにより、スプールの
第1位置から第2位置への切換わりと、第2位置
から第1位置への切換わりとにヒステリシスが与
えられている、自動変速機のシフト装置を対象と
したものであり、第1シフトバルブの第3ポート
にスロツトル対応圧が供給されておらずかつ第4
ポートにキツクダウン圧が供給されていない場合
に、スプールが低速側位置から高速側位置に切換
わる際のガバナ圧とスロツトル対応圧との関係を
示す線を第1理論アツプシフト変速線とすると共
に、スプールが高速側位置から低速側位置に切換
わる際のガバナ圧とスロツトル対応圧との関係を
示す線を第1理論ダウンシフト変速線とし、第1
シフトバルブの第3ポートにスロツトル対応圧が
供給されておりかつ第4ポートにキツクダウン圧
が供給されていない場合に、スプールが低速側位
置から高速側位置に切換わる際のガバナ圧とスロ
ツトル対応圧との関係を示す線を第2理論アツプ
シフト変速線とすると共に、スプールが高速側位
置から低速側位置に切換わる際のガバナ圧とスロ
ツトル対応圧との関係を示す線を第2理論ダウン
シフト変速線とし、第1シフトバルブの第3ポー
トにスロツトル対応圧が供給されておらずかつ第
4ポートにキツクダウン圧が供給されている場合
に、スプールが低速側位置から高速側位置に切換
わる際のガバナ圧とスロツトル対応圧との関係を
示す線を第3理論アツプシフト変速線とすると共
に、スプールが高速側位置から低速側位置に切換
わる際のガバナ圧とスロツトル対応圧との関係を
示す線を第3理論ダウンシフト変速線とし、第1
シフトバルブの第3ポートにスロツトル対応圧が
供給されておりかつ第4ポートにキツクダウン圧
が供給されている場合に、スプールが低速側位置
から高速側位置に切換わる際のガバナ圧とスロツ
トル対応圧との関係を示す線を第4理論アツプシ
フト変速線とすると共に、スプールが高速側位置
から低速側位置に切換わる際のガバナ圧とスロツ
トル対応圧との関係を示す線を第4理論ダウンシ
フト変速線とし、非キツクダウン域において第2
シフトバルブのスプールが第1位置から第2位置
に切換わる際のガバナ圧とスロツトル対応圧との
関係を示す線を第5理論アツプシフト変速線とす
ると共に、スプールが第2位置から第1位置に切
換わる際のガバナ圧とスロツトル対応圧との関係
を示す線を第5理論ダウンシフト変速線とし、キ
ツクダウン域において第2シフトバルブのスプー
ルが第1位置から第2位置に切換わる際のガバナ
圧とスロツトル対応圧との関係を示す線を第6理
論アツプシフト変速線とすると共に、スプールが
第2位置から第1位置に切換わる際のガバナ圧と
スロツトル対応圧との関係を示す線を第6理論ダ
ウンシフト変速線としたとき、第5理論アツプシ
フト変速線が第1理論アツプシフト変速線及び第
2理論アツプシフト変速線の両方又はいずれか一
方と交差すること、及び第5理論ダウンシフト変
速線が第1理論ダウンシフト変速線及び第2理論
ダウンシフト変速線の両方又はいずれか一方と交
差すること、の少なくともいずれか一方が実現さ
れるように、かつ第3理論アツプシフト変速線及
び第4理論アツプシフト変速線に対する第6理論
アツプシフト変速線の関係、及び第3理論ダウン
シフト変速線及び第4理論ダウンシフト変速線に
対する第6理論ダウンシフト変速線の関係は任意
となるように、第1シフトバルブのスプールの第
1ポート、第2ポート、第3ポート及び第4ポー
トからの油圧の油圧作用面積、第1スプリングの
力、第2シフトバルブのスプールの第5ポート及
び第6ポートからの油圧の油圧作用面積、及び第
2スプリングの力の関係が設定されていることを
特徴としている。なお、かつこ内の符号は後述の
実施例の対応する部材を示す。 上述のような構成により、非キツクダウン域に
おける実際変速線(すなわち、第1シフトバルブ
が実際に切換わる変速線)は必ず折れ曲がつたも
のとなる。すなわち、例えばアツプシフト変速線
について、第5理論アツプシフト変速線が第1理
論アツプシフト変速線及び第2理論アツプシフト
変速線の少なくとも一方と交差する態様は、第1
0図、第11図、及び第12図に示す3つの場合
しかない。いずれの場合であつても、第5理論ア
ツプシフト変速線が太線で示される実際アツプシ
フト変速線の一部を構成しており、実際アツプシ
フト変速線は折れ曲がつたものとなる。より具体
的には、第1理論アツプシフト変速線よりも右側
かつ第2理論アツプシフト変速線よりも左側の領
域では、第5理論アツプシフト変速線が実際アツ
プシフト変速線となる。これは、第2シフトバル
ブの切換わりと同時に第3ポートのスロツトル対
応圧が排出されるから、上記領域では、第1シフ
トバルブも同時に切換わることになるからであ
る。従つて、第5理論アツプシフト変速線が第1
理論アツプシフト変速線及び第2理論アツプシフ
ト変速線の少なくとも一方と交差すれば、実際ア
ツプシフト変速線は折れ曲がることになる。上記
説明及び第10〜12図に示した理論変速線と実
際変速線との関係は、ダウンシフト変速の場合に
も全く同様に適用される。更にキツクダウン域に
ついても、次のように3つの場合を選択すること
ができる。すなわち、第6理論アツプシフト変速
線と、第3理論アツプシフト変速線及び第4理論
アツプシフト変速線との関係は、第13〜15図
に示す3つの場合がある。第14図に示すよう
に、第6理論アツプシフト変速線が、第3理論ア
ツプシフト変速線及び第4理論アツプシフト変速
線の間にある場合にのみ、第6理論アツプシフト
変速線が実際アツプシフト変速線となり、第13
図の場合には第3理論アツプシフト変速線が、ま
た第15図の場合には第4理論アツプシフト変速
線が、それぞれ実際アツプシフト変速線となる。
従つて、この3つの場合から適切なものを選択す
ればよい。ダウンシフト変速の場合も同様であ
る。 以下、図示の実施例により本発明を詳述する。 第1図は前進3速後退1速の自動変速機の内部
における動力伝達部分の構造を概略的に示したも
ので、エンジンにより駆動されるクランクシヤフ
ト100、トルク・コンバータ101、インプツ
トシヤフト102、フロント・クラツチ104、
リア・クラツチ105、セカンド・ブレーキ10
6、ロー・アンド・リバース・ブレーキ107、
ワンウエイ・クラツチ108、中間シヤフト10
9、第1遊星歯車群110、第2遊星歯車群11
1、アウトプツトシヤフト112、第1ガバナ・
バルブ113、第2ガバナ・バルブ114、オイ
ル・ポンプ115より構成される。トルク・コン
バータ101はポンプ・インペラP、タービン・
ランナT、ステータSより成り、ポンプ・インペ
ラPはクランク・シヤフト100により駆動さ
れ、中に入つているトルク・コンバータ作動油を
回しインプツトシヤフト102に固定されたター
ビン・ランナTにトルクを与える。トルクは更に
インプツトシヤフト102によつて変速歯車列に
伝えられる。ステータSはワンウエイクラツチ1
03を介してスリーブ116上に置かれる。ワン
ウエイクラツチ103はステータSにクランクシ
ヤフト100と同方向の回転すなわち矢印方向の
回転(以下正転と略称する)は許すが反対方向の
回転(以下逆転と略称する)は許さない構造にな
つている。第1遊星歯車群110は中間シヤフト
109に固定されるインターナルギヤ117、中
空伝動シヤフト118に固定されるサン・ギヤ1
19、インターナルギヤ117およびサン・ギヤ
119のそれぞれに噛み合いながら自転と同時に
公転し得る2個以上のプラネツト・ピニオン12
0、及びアウトプツトシヤフト112に固定され
プラネツト・ピニオン120を支持するフロン
ト・プラネツト・キヤリア121から構成され、
第2遊星歯車群111はアウトプツトシヤフト1
12に固定されるインターナル・ギヤ122、中
空伝動シヤフト118に固定されるサン・ギヤ1
23、インターナル・ギヤ122およびサン・ギ
ヤ123のそれぞれに噛み合いながら自転と同時
に公転し得る2個以上のプラネツト・ピニオン1
24、及びプラネツト・ピニオン124を支持す
るリア・プラネツト・キヤリア125より構成さ
れる。フロント・クラツチ104はタービン・ラ
ンナTにより駆動されるインプツトシヤフト10
2と両サン・ギヤ119,123と一体になつて
回転する中空伝動シヤフト118とをドラム12
6を介して結合し、リア・クラツチ105は中間
シヤフト109を介してインプツトシヤフト10
2と第1遊星歯車群110のインターナル・ギヤ
117とを結合する働きをする。セカンド・ブレ
ーキ106は中空伝動シヤフト118に固定され
たドラム126を巻いて締付けることにより、両
サン・ギヤ119,123を固定し、またロー・
アンド・リバース・ブレーキ107は第2遊星歯
車群111のリア・プラネツト・キヤリア125
を固定する働きをする。ワンウエイ・クラツチ1
08はリア・プラネツト・キヤリア125に正転
は許すが、逆転は許さない構造になつている。第
1ガバナ・バルブ113および第2ガバナ・バル
ブ114はアウトプツトシヤフト112に固定さ
れ車速に応じたガバナ圧を発生する。次にセレク
ト・レバーをD(前進自動変速)位置に設定した
場合における伝動系路を説明する。 この場合は前進入力クラツチであるリア・クラ
ツチ105のみが締結されている。エンジンから
トルク・コンバータ101を経た動力は、インプ
ツトシヤフト102からリア・クラツチ105を
通つて第1遊星歯車群110のインターナル・ギ
ヤ117に伝達される。インターナル・ギヤ11
7はプラネツト・ギヤ120を正転させる。従つ
てサン・ギヤ119は逆転し、サン・ギヤ119
と一体になつて回転する第2遊星歯車群111の
サン・ギヤ123を逆転させるため第2遊星歯車
群111のプラネツト・ギヤ124は正転する。
ワンウエイ・クラツチ108はサン・ギヤ123
がリア・プラネツト・キヤリア125を逆転させ
るのを阻止し、前進反力ブレーキとして働く。こ
のため第2遊星歯車群111のインターナル・ギ
ヤ122は正転する。従つてインターナル・ギヤ
122と一体回転するアウトプツトシヤフト11
2も正転し、前進第1速の減速比が得られる。こ
の状態から車速が上がりセカンド・ブレーキ10
6が締結されると、第1速の場合と同様にインプ
ツトシヤフト102からリア・クラツチ105を
通つた動力はインターナル・ギヤ117に伝達さ
れる。セカンド・ブレーキ106はドラム126
を固定し、サン・ギヤ119の回転を阻止し前進
反力ブレーキとして働く。このため静止したサ
ン・ギヤ119のまわりをプラネツト・ピニオン
120が自転しながら公転し、従つてフロント・
プラネツト・キヤリア121およびこれと一体に
なつているアウトプツトシヤフト112は減速さ
れてはいるが、第1速の場合よりは早い速度で正
転し、前進第2速の減速比が得られる。更に車速
が上がりセカンド・ブレーキ106が解放されフ
ロント・クラツチ104が締結されると、インプ
ツトシヤフト102に伝達された動力は、一方は
リア・クラツチ105を経てインターナル・ギヤ
117に伝達され、他方はフロントクラツチ10
4を経てサン・ギヤ119に伝達される。従つて
インターナル・ギヤ117、サン・ギヤ119は
インターロツクされ、フロント・プラネツト・キ
ヤリア121およびアウトプツト・シヤフト11
2と共にすべて同一回転速度で正転し前進第3速
が得られる。 次にセレクトレバーをR(後退走行)位置に設
定した場合の伝動系路を説明する。 この場合はフロント・クラツチ104とロー・
アンド・リバース・ブレーキ107が締結され
る。エンジンからトルクコンバータ101を経た
動力は、インプツト・シヤフト102からフロン
トクラツチ104、ドラム126を通つてサン・
ギヤ119,123に導かれる。このとき、リ
ア・プラネツト・キヤリア125がロー・アン
ド・リバース・ブレーキ107により固定されて
いるので、サン・ギヤ119,123が正転する
とインターナル・ギヤ122が減速されて逆転
し、インターナル・ギヤ122と一体回転するア
ウトプツトシヤフト112も逆転し、後退の減速
比が得られる。 第2図は、本発明によるシフト装置を上記自動
変速機の油圧制御装置に適用した油圧回路図であ
る。この油圧制御装置は、レギユレータバルブ
1、マニユアルバルブ2、1―2シフトバルブ
3、2―3シフトバルブ4、3―2ダウンシフト
バルブ5、ライン圧ブースタバルブ6、プレツシ
ヤモデイフアイアバルブ7、スロツトルバルブ
8、スロツトルフエールセーフバルブ9、スロツ
トルモジユレータバルブ10、1速固定レンジ減
圧バルブ11、アキユムレータ12、3―2タイ
ミングバルブ14、フロントクラツチ減圧バルブ
15を備え、これらをトルク・コンバータ10
1、リア・クラツチ105、セカンド・ブレーキ
106(第1図参照)を作動、非作動にするバン
ド・サーボ106′、ロー・アンド・リバースブ
レーキ107、ガバナ・バルブ113,114、
オイル・ポンプ115に対し、図示のように接続
して構成されている。本発明によるシフト装置は
第1シフトバルブとしての2―3シフトバルブ4
及び第2シフトバルブとしての3―2ダウンシフ
トバルブ5を構成要素としている。 オイル・ポンプ115はエンジンによりクラン
クシヤフト100、トルク・コンバータ101の
ポンプ翼車Pを介して駆動され、エンジン作動中
は常時図示せざるリザーバからオイルストレーナ
(図示せず)を通して有害なゴミを除去された油
を吸い上げ、ライン圧回路16へ送り出す。この
油を所定の圧力に調整するためのレギユレータバ
ルブ1は、ばね1aで図中左半部に示す上昇位置
へ附勢されたスプール1bをハウジング1c内に
摺動自在に嵌合して備え、4個の室1d,1e,
1f,1gを有する。室1d,1fにはライン圧
回路16内の油圧が油路17,18を経て供給さ
れている。又、室1eには、後述するようにDレ
ンジ、レンジ、レンジのときにマニユアルバ
ルブ2のポート2bから油路22を経てライン圧
が供給される。スプール1bのランド1b′はハウ
ジング1cの対応孔1c′よりわずかに小径とし
て、両者間に可変オリフイスとして作用する微小
隙間を設定する。この隙間を経て室1f内の油は
ドレンポート1hより常時、ランド1b′と孔1
c′とのオーバーラツプ量により決定される速度で
抜取られており、このオーバーラツプ量に比例し
てライン圧回路16内にライン圧を発生させるこ
とができる。又、スプール1bのランド1b″もハ
ウジング1cの孔1c″よりわずかに小さくして、
両者間に微小隙間を設定し、この隙間を経て室1
f内の油を油路19よりトルク・コンバータ10
1、オイルクーラ20及び変速機内の各種潤滑部
21に供給するようにする。 ライン圧回路16のライン圧はマニユアルバル
ブ2のポート2hに送られ、このマニユアルバル
ブ2は運転者がセレクトレバー(図示せず)をセ
レクト操作することによつて、ライン圧回路16
に連通するポート2hを適宜選択的にポート2
a,2b,2c,2d,2gに通じさせる流体方
向切換バルブの用をなし、ハウジング2e内にス
プール2fを摺動自在に嵌合して構成される。そ
して、スプール2fには中立(N)、前進自動変
速走行(D)、第2速()、第1速()、後退走行
(R)及びパーキング(P)の6位置が設定され
ており、上記セレクト操作によりスプール2fを
各レンジに応じて移動させる時ライン圧回路16
は次表中〇印のポートに通じる。なお、ライン圧
回路16と通じないポートはすべてハウジング2
eの両側における開口部と通じてドレンポートと
なる。
【表】
第1ガバナ・バルブ113及び第2ガバナ・バ
ルブ114は前進走行中車速に対応したガバナ圧
を発生するもので、上表から明らかなようにマニ
ユアルバルブ2がD、及びの各前進走行レン
ジの時、ライン圧回路16と通じるポート2bよ
り回路22を経て、先ず第2ガバナ・バルブ11
4にライン圧が送られ、車が走行すれば、第2ガ
バナ・バルブ114によりライン圧が調圧されて
車速に応じたガバナ圧が生じ、このガバナ圧は第
1ガバナ・バルブ113に送られ、所定の車速以
上になると第1ガバナ・バルブ113がこれに導
びかれていた上記ガバナ圧をガバナ圧回路23に
出力し始める。このガバナ圧は回路23より1―
2シフトバルブ3、2―3シフトバルブ4及び3
―2ダウンシフトバルブ5に供給され、これらバ
ルブの作動を後述のように制御する。 1―2シフトバルブ3はハウジング3a内に2
個のスプール3b,3cを同軸、且つ摺動自在に
突合せて嵌合することにより構成する。スプール
3cから遠いスプール3bの端面にばね3dを作
用させ、スプール3bから遠いスプール3cの端
面を室3eに臨ませる。スプール3bに順次直径
を大きくしたランド3f,3g,3h,3iを設
け、これらランドにそれぞれ対応する孔3j,3
k,3l,3mをハウジング3aに形成する。ス
プール3cにはランド3n,3oと、これらラン
ドより大径のランド3p,3qとを設け、ランド
3nに対する2個の孔3r,3sと、ランド3o
に対する孔3tとをハウジング3aに形成する。
1―2シフトバルブ3には図示のようにガバナ圧
回路23、キツクダウン圧回路24、スロツトル
モジユレータ圧回路25を接続し、更にランド3
nの位置により油路26又はドレンポート3uに
連通される油路27を接続する。ガバナ圧回路2
3は室3eに接続し、キツクダウン圧回路24は
スプール3bが図中右半部にあるときランド3
f,3h間の面積差に油圧を作用し、スプール3
bが図中左半部にあるときランド3g,3i間に
油圧を作用するようにする。又、スロツトルモジ
ユレータ圧回路25は、スプール3bが図中右半
部にあるときランド3h,3i間の面積差に油圧
を作用し、スプール3bが図中左半部にあるとき
ランド3iによつて遮断されるようにする。油路
26はシヤトル弁28の出力ポート28aに接続
し、油路27はロー・アンド・リバース・ブレー
キ107に接続する。1―2シフトバルブ3には
更に、マニユアルバルブ2のポート2bよりガバ
ナバルブ113,114に向う油路22の途中よ
り分岐してリアクラツチ105に至る油路29か
ら延びる油路30を接続し、ランド3pの位置に
応じて油路30に対し連通又は遮断される油路3
1を1―2シフトバルブ3と2―3シフトバルブ
4との間に接続して設ける。なお、油路31は、
スプール3cが図中右半部に示す位置にあると
き、ドレンポート3vに通じる。油路29の途中
にはオリフイス74とチエツクバルブ77とを並
列に挿入する。また、1―2シフトバルブ3のポ
ート3wは油路96によつて、マニユアルバルブ
2のポート2dと接続された油路59と接続され
ており、スプール3cが図中右半部にあるときに
ランド3p,3o間の面積差に油圧(マニユアル
バルブ2のポート2dからのライン圧)が作用す
るようにしてある。 2―3シフトバルブ4はハウジング4a内にス
プール4bを摺動自在に嵌合することにより構成
する。スプール4bの上端面にばね4dを作用さ
せ、下端面を室4eに臨ませる。スプール4bに
順次直径を大きくしたランド4h,4i及び同径
のランド4j,4k、及び更にこれより径の大き
いランド4lを設け、これらランドに対応する孔
4n,4p,4q,4rをハウジング4aに形成
する。ランド4jの位置に応じて油路99と連通
又はドレーンされる油路32を2―3シフトバル
ブ4に接続する。油路99はマニユアルバルブ2
のポート2gに連通しており、途中に並列に配置
したオリフイス98及びチエツクバルブ97を有
している。室4eはポート4e′を介してガバナ圧
回路23に接続し、ばね4dを収納した室4sは
キツクダウン圧回路24に接続する。ガバナ圧回
路23はポート4tにも導びいてあり、これによ
つてスプール4bが図中右半部にあるときだけラ
ンド4l,4k間の面積差にガバナ圧を作用する
ようにしてある。3―2ダウンシフト弁5と接続
された回路36はポート4xと連通しており、ス
プール4bが図中右半部にあるときはランド4
i,4h間の面積差に、又スプール4bが図中左
半部にあるときはランド4j,4i間の面積差に
後述のスロツトルモジユレータ圧を作用させるよ
うにする。2―3シフトバルブ4には更に、スプ
ール4bが図中右半部に位置するときランド4j
とランド4iとの間にスロツトルモジユレータ圧
を作用させ得るよう油路38を経てスロツトルモ
ジユレータ圧回路25を、ポート4uに接続す
る。 3―2ダウンシフトバルブ5は、ハウジング5
a内にスプール5bを摺動自在に嵌合して構成す
る。スプール5bの一端面にばね5cを作用さ
せ、他端面をポート5d′と接続された室5dに臨
ませる。3―2ダウンシフトバルブ5には、スプ
ール5bのランド5eの位置に応じてスロツトル
モジユレータ圧回路25から延びる油路39と接
続されたポート5mをしや断あるいは前記の油路
36に接続し、室5dはガバナ圧回路23に接続
する。ポート5fおよびばね5cを配置した室5
gは常にドレーンする。なお、ランド5h,5
e,5iの直径はこの順に小さくしてある。 ライン圧ブースタバルブ6はハウジング6a内
にスプール6bを摺動自在に嵌合して備え、この
スプール6bをばね6cで図中左方へ附勢する。
スプール6bは条溝6d,6eと、この条溝6e
を室6fに通じさせる油路6gとを持つ。このラ
イン圧ブースタバルブ6には、スプール6bの左
行時その条溝6eに通ずる油路40と、右行時条
溝6eに通ずる油路41とを接続する。油路40
は、油路32と合流させてオリフイス69、チエ
ツクバルブ68、3―2タイミングバルブ14及
びフロントクラツチ減圧バルブ15に導びき、油
路41は油路31に接続すると共に、これら油路
を油路42によりバンド・サーボ106′のサー
ボアプライ室106′aに接続する。ライン圧ブ
ースタバルブ6には更に、条溝6dと常時通ずる
油路43を接続すると共に、スプール6bの位置
に応じ、条溝6dを介して油路43に選択的に連
通される油路45を接続する。油路43はシヤト
ルバルブ46の一方の入力ポート46aに、又油
路45はマニユアルバルブ2のポート2cに夫々
接続する。 スロツトルバルブ8はハウジング8a内にスプ
ール8bを摺動自在に嵌合して備え、このスプー
ル8bにばね8cを介してプランジヤ8dを同軸
に設ける。プランジヤ8dはアクセルペダルにリ
ンケージなどを介して連動し、アクセルペダルの
踏込みにより図中上半部に示すアイドル位置から
右方へ押込まれ、ばね8cのばね力を増すことが
できる。スプール8bは条溝8eを有し、この条
溝と常時通ずるようスロツトル圧回路48及び油
路49をスロツトルバルブ8に接続する。スロツ
トルバルブ8には更に、スプール8bの位置に応
じ、条溝8eを経てスロツトル圧回路48と連通
されるドレンポート8f及びライン圧回路16か
らの油路50を開口させて設け、油路49を室8
gに通じさせる。アクセルペダルの踏込みにより
プランジヤ8dを右方向に移動させてばね8cの
ばね力を増加させると、室8g内の油圧がばね力
に釣合うように油路50からのライン圧をドレン
ポート8fへドレンして作つたスロツトル圧をス
ロツトル圧回路48に出力する。かくて、スロツ
トルバルブ8はばね8cのばね力(アクセルペダ
ル踏込量すなわちスロツトル開度)に対応した、
第3図にa―e―bで示すようにスロツトル開度
に比例するスロツトル圧を出力する。なお、アク
セルペダルをキツクダウン位置まで踏込むと、プ
ランジヤ8dはばね8cを完全に圧縮してスプー
ル8bに当接して、このスプール8bを限界まで
押込むことによりドレンポート8fを遮断してス
ロツトル圧回路48を油路50に通じさせる。従
つて、このときスロツトル圧はライン圧と同じ値
になる。 スロツトルフエールセーフバルブ9はスロツト
ルバルブ8のプランジヤ8dをガイドするよう同
じくそのハウジング8a内に摺動自在に嵌合され
たスリーブ9aを備え、このスリーブ9aの左行
をばね9bで弾性的に抑止する。シヤトルバルブ
46の他方の入力ポート46bとスロツトルフエ
ールセーフバルブ9とを結ぶ油路47は通常、ス
ロツトルフエールセーフバルブ9のポート9cに
通じる。スロツトル圧回路48は一方でばね9b
を収納した室9dに通じ、他方でポート9cを経
てプランジヤ8dの拡大部8jが臨む室9fに通
じ、更にキツクダウン圧回路24はポート9gに
通じる。又、スロツトルフエールセーフバルブ9
には、ライン圧回路16より分岐した油路52を
導びき、この油路52を通常は遮断しておくが、
後で説明するようにスリーブ9aが図中下半部の
位置にある異常時には、油路47に連通可能とす
る。かくて、プランジヤ8dの押込み中、スロツ
トル圧回路48内のスロツトル圧がポート9cを
経て室9fに達しプランジヤ8dの拡大部8jに
作用し、プランジヤ8dに押込み方向の力を附与
してばね8cに対向することによりアクセルペダ
ルの踏力がばね8cにより重くなるのを防止でき
る。又、プランジヤ8dがキツクダウン位置に押
込まれると、それまでポート9gを経てドレンポ
ート8hに通じていたキツクダウン圧回路24
が、ドレンポート8hから遮断されると共にポー
ト9c、室9f、ポート9gを経て油路98と通
じる。このとき前述したようにスプール8bが図
中右方に押込まれて油路50のライン圧がそのま
まドレンされることなくスロツトル圧回路48に
供給されるので、回路24にはライン圧に等しい
キツクダウン圧が出力される。このキツクダウン
圧は油路53を経てスロツトルモジユレータバル
ブ10にも供給される。ところで、アクセルペダ
ルとプランジヤ8dとを連係するアクセルリンケ
ージに異常をきたしてプランジヤ8dとアクセル
ペダルとの連結が外れ、図示しない戻しばねによ
つてプランジヤ8dが図中上半部に示すアイドル
位置以上に戻された場合、スリーブ9aはプラン
ジヤ8dに係合されて図中下半部に示すように左
行される。この時、スプール8bにばね8cによ
る力が作用しないので、スプール8bはドレンポ
ート8fをわずかに開き、油路50をほぼ閉じた
状態となる。また、油路47は油路52に通じ、
油路47にライン圧を導びく。油路47のライン
圧はシヤトルバルブ46を経てプレツシヤモデイ
フアイアバルブ7に至り、ここでスプール7bが
図中左半部にある時のばね7cのばね力に等しい
大きさに調圧され、更に油路54を経てプレツシ
ヤレギユレータバルブ1の室1gに供給されライ
ン圧を最高値まで高める。この結果、最高値のラ
イン圧により摩擦要素を締結することにより、摩
擦要素の滑りによる焼付きを生ずることなく、車
両を修理工場まで自走させ得る。 プレツシヤモデイフアイアバルブ7はハウジン
グ7a内にスプール7bを摺動自在に嵌合して構
成し、その一端にばね7cを作用させると共に、
他端面を室7dに臨ませる。スプール7bに条溝
7eを形成する一方、この条溝と常時対面する出
力ポート7f、ドレンポート7g、入力ポート7
hをハウジング7aにそれぞれ形成する。ポート
7g,7hはスプール7bの移動中一方のポート
が開き始める時他方のポートが閉じ終えるような
位置に配置し、ポート7fを油路54により一方
で室7dに、他方でレギユレータバルブ1の室1
gに接続し、ポート7hをシヤトルバルブ46の
出力ポート46cに接続する。 かくて、プレツシヤモデイフアイアバルブ7
は、ポート7hに入力された油圧がばね7cのセ
ツト力(スプール7bが図中左半部の位置にある
ときのばね7cのばね力)より小さいときはスプ
ール7bをばね7cにより図中左半部の位置より
下側に位置させてドレンポート7gを遮断すると
共にポート7fをポート7hに通じさせており、
ポート7hに入力された油圧はそのままポート7
f及び油路54を経てレギユレータバルブ1に供
給される。この間中、この油圧は室7dにも導か
れており、油圧上昇につれ、スプール7bを図中
右半部に示す位置から左半部に示す位置へばね7
cのばね力に抗して押動させる。しかし、それ以
上にポート7fから出力される油圧が上昇しよう
とすると、スプール7bが図中左半部に示す位置
より更に上昇して、ポート7fをドレンポート7
gに通じることにより、油路54に出力される油
圧は、スプール7bが図中左半部に示す位置にあ
る時のばね7cのばね力で決定される大きさ以上
にはなり得ず、ポート7hに回路47のスロツト
ル圧がシヤトル弁46を経て供給される時、プレ
ツシヤモデイフアイアバルブ7から油路54に出
力される油圧は第3図にa―e―fで示すように
2/4スロツトル開度以後上昇しないように変化す
るプレツシヤモデイフアイア圧となる。 スロツトルモジユレータバルブ10は、ハウジ
ング10a内に、3個のランド10b,10c,
10d(ランド10b,10cは同径、ランド1
0dはこれらよりわずかに小径としてある)を有
するスプール10eを摺動自在に嵌合して備え、
その一端面に、アジヤスタ10fでばね力調整の
可能なばね10gを作用させ、他端面を室10h
に臨ませる。スプール10eのランド10b,1
0c間における条溝と常時通ずるようハウジング
10aに回路25を接続し、油路53及び油路5
6(ライン圧回路16から分岐している)を、ス
プール10eの移動中一方の油路が開き始める時
他方の油路が閉じ終えるようハウジング10aに
接続する。ハウジング10aには更に、回路25
の接続部と対応する箇所に油路57を接続し、油
路57をばね10gが収納された室10iに通じ
させる。又、室10hは油路49にてスロツトル
バルブ8に通じさせる。 かかるスロツトルモジユレータバルブ10は、
油路49より室10hに導びかれるスロツトル圧
が零の時、スプール10eがばね10gにより図
中下半部に示す位置にされた状態となる。この
時、ライン圧回路16からの油路56がスプール
10bにて回路25、油路57から遮断されると
共に回路25及び油路57が油路53、スロツト
ルフエールセーフ弁9のポート9gを経てドレン
ポート8hに通じており、回路25及び油路57
に油圧は生じない。スロツトル圧の上昇につれ、
スプール10eがばね10gに抗し図中上半部に
示す位置を越えて移動すると、油路56のライン
圧は油路57を経て室10iに導びかれ、ばね1
0gと協働してスプール10eを図中上半部の位
置に押戻しこの位置でバランスする。かくて、ス
ロツトルモジユレータバルブ10は、油路56か
らのライン圧を室10h内に導びかれたスロツト
ル圧により制御しつつ、第3図にg―hで示すよ
うに、ほぼスロツトル開度に比例するスロツトル
モジユレータ圧をスロツトルモジユレータ圧回路
25に出力することができる。なお、スロツトル
バルブ8のプランジヤ8dを押込んだキツクダウ
ン状態では、前述のようにポート9gがドレンポ
ート8hから遮断され、ポート9gよりライン圧
相当の圧力(第3図b―c―d)が油路53を経
てスロツトルモジユレータバルブ10に供給され
るため、スロツトルモジユレータ圧回路25およ
び油路57にはライン圧相当の圧力が出力される
ことになり、この圧力が室10iに及んでスプー
ル10eを図中左方へ限界位置まで押動するた
め、キツクダウン状態では回路25に常時第3図
にh―c―dで示すようにライン圧相当の圧力が
出力されることになる。 第1速固定減圧バルブ11はハウジング11a
内にスプール11bを摺動自在に嵌合して備え、
その一端面にばね11cを作用させると共に、他
端面を室11dに臨ませる。11bに条溝11e
を形成し、この条溝と常時通ずるよう油路58を
接続すると共に、油路58をシヤトルバルブ28
の一方の入力ポート28b及び室11dに通じさ
せる。ハウジング11aには更にドレンポート1
1fを設けると共に、マニユアルバルブ2のポー
ト2dからの油路59を接続し、これらドレンポ
ート11fと油路59とはスプール11bの移動
中一方が開き始める時他方が閉じ終えるよう配置
する。 従つて、1速固定レンジ減圧バルブ11は、
レンジセレクト時、マニユアルバルブ2から油路
59に出力されたライン圧の一部をドレンポート
11fにドレンして減圧し、ばね11cが図中左
半部の位置にある場合のばね力で決定された一定
の減圧油を油路58に出力することにより後退時
兼用するロー・アンド・リバース・ブレーキ10
7が容量過大となるのを防止する。 マニユアルバルブ2のポート2aは油路60に
よりシヤトルバルブ28の他方の入力ポート28
cに接続すると共に、シヤトルバルブ61の一方
の入力ポート61aに接続し、このシヤトルバル
ブ61の出力ポート61bを油路62によりフロ
ント・クラツチ104に通じさせる。油路60の
途中にはオリフイス78とチエツクバルブ79と
を並列に挿入する。アキユムレータ12は、段付
ピストン12bと、これを嵌め合せた段付シリン
ダ12cとで構成することにより、室12a,1
2d及び12eを区画すると共に、ばね12fで
ピストン12bを図中下方に附勢する。室12d
は油路63により油路29に、又室12eは油路
64により油路42にそれぞれ通じさせる。また
室12aはドレーンする。油路42のアキユーム
レータ12より上流側にはオリフイス75とチエ
ツクバルブ76とを並列に挿入する。 3―2タイミングバルブ14はハウジング14
a内にスプール14bを摺動自在に嵌合して備
え、その一端面にばね14cを作用させると共
に、他端面を室14dに臨ませる。スプール14
bは、油路66を経てガバナ圧回路23より室1
4dに導びかれたガバナ圧に応動させ、スプール
14bが図中右半部に示す下降位置にある時、油
路40がバンド・サーボ106′のサーボレリー
ズ室106bに至る油路67と通じ、図中左半部
に示す上昇位置にある時、油路40は油路67か
ら遮断されるものとする。又油路40,67間に
は3―2タイミングバルブ14をバイパスさせて
チエツクバルブ68とオリフイス69との並列回
路を介挿する。 フロントクラツチ減圧バルブ15はハウジング
15a内にスプール15bを摺動自在に嵌合して
備え、その一端面にばね15cを作用させると共
に、他端面を室15dに臨ませる。スプール15
bに条溝15eを形成してその両側にランドを設
定する。ハウジング15aに条溝15eと常時通
ずるよう油路70を接続し、この油路をシヤトル
バルブ61の他方の入力ポート61cに接続す
る。ハウジング15aには更にドレンポート15
gを形成すると共に、油路40を接続し、これら
をスプール15bの移動中一方が開き始める時他
方が閉じ終えるよう配置する。又、ハウジング1
5aには油路70と連通する油路71を接続し、
この油路71を室15dに通じさせ、ばね15c
を収納した室15hをドレーンさせる。 かかるフロントクラツチ減圧バルブ15は通常
スプール15bがばね15cにより図中右半部に
示す下降位置にされ、油路70をドレンサポート
15gから遮断し、油路40に通じさせている。
従つて、油路40に、2―3シフトバルブ4の作
用下で、油路32を経てライン圧が導びかれる
と、このライン圧は油路70、シヤトルバルブ6
1及び油路62を経てフロント・クラツチ104
に導びかれる。この圧力は油路71を経て室15
dにも導びかれ、スプール15bを図中上方へ押
上げる。一方、ばね15cはスプール15bを図
中下向きに押下げ、この押下げ力と上記押上げ力
とが釣合う位置にスプール15bはとどまる。と
ころで、フロントクラツチ104への供給圧が一
定値に達すると、スプール15bは図中左半部の
位置に上昇され、油路70が油路40との連通を
断たれると共に、ドレンポート15gに通じるよ
うになり、図中左半部の位置でバランスする。従
つて、フロントクラツチ供給圧は上記一定値以上
にはなり得ない。 上述のように構成した、本発明によるシフト装
置を備える油圧制御装置の作用を次に説明する。 先ずレギユレータバルブ1は、その室1dに常
にオイル・ポンプ115からのポンプ圧が導びか
れ、また室1eにはDレンジ、レンジ、レン
ジのときのみマニユアルバルブ2のポート2bか
らのライン圧が導びかれて、スプール1bに図中
下向きの力が附与され、又室1gにプレツシヤモ
デイフアイア圧が導びかれ、スプール1bをばね
1aのばね力と共に図中上向きに押している。か
くて、スプール1bはこれら力がバランスする位
置に保たれることで、このスプール位置により決
定されるライン圧(第3図、m―n―d)を回路
16内に作り出すことができる。このライン圧
は、回路16よりマニユアルバルブ2のポート2
hに常時導びかれている。なお、Pレンジ、Rレ
ンジおよびNレンジにあつては、レギユレータバ
ルブ1の室1eがマニユアルバルブ2のポート2
bを通じてドレンされる結果、室1eのライン圧
によりスプール1bを下向きに押圧する力が発生
しないので、回路16のライン圧はDレンジ、
レンジ、レンジのときに比べて高まる(第3
図、P―Q―R)。ライン圧回路16及び油路5
6を経てスロツトルモジユレータバルブ10に供
給されるライン圧はこのスロツトルモジユレータ
バルブ10により前記スロツトルモジユレータ圧
に調圧され、回路25より出力される。 ここで、運転者がマニユアルバルブ2をNレン
ジからDレンジにすると、ポート2hがポート2
b及び2gに通じ、ライン圧はポート2bから油
路22,29を通りリア・クラツチ105に供給
されまたポート2gから油路99を通つて2―3
シフトバルブ4に供給される。なお、油路29を
通るライン圧はリア・クラツチ105に向う途中
でオリフイス74により絞られ徐々に立上がりつ
つリア・クラツチ105に供給される。このリ
ア・クラツチ供給圧は油路63を経てアキユムレ
ータ室12dにも達し、段付ピストン12bを大
径側へ押下げる力を作用する。リア・クラツチ1
05の締結により自動変速機は前述のように第1
速での発進が可能な状態となる。なお、マニユア
ルバルブ2のポート2gから油路99に供給され
たライン圧はこの時点で2―3シフトバルブ4に
よつて遮断されており特に作用はしない。 マニユアルバルブ2のポート2bより油路22
に出たライン圧はガバナバルブ113,114に
も導びかれ、これらガバナバルブ113,114
は前記したように車速に対応したガバナ圧を回路
23に出力する。このガバナ圧は、マニユアルバ
ルブ2のポート2bが前述したようにすべての前
進走行レンジ(D),(),()でライン圧回路1
6と通じて油路22にライン圧が導びかれている
ため、マニユアルバルブ2が上記前進走行レンジ
にある間、常時ガバナ圧回路23に出力される。 自動車の発進後、車速がある値になり、この車
速に対応した、回路23より1―2シフトバルブ
3の室3eに達するガバナ圧が、図中右半部位置
にあるスプール3b,3cを、ばね3dによる下
向き力と、回路25からのスロツトルモジユレー
タ圧がランド3h,3iの受圧面積差に作用して
生ずる下向き力とに打勝つと、スプール3b,3
cは図中右半部位置から上昇する。この間、ラン
ド3hが孔3lから外れると、ランド3h,3i
間の室がキツクダウン圧回路24を通じてスロツ
トルバルブ8のドレーンポート8hへドレーンさ
れ、回路25からのスロツトルモジユレータ圧が
ランド3h,3iの面積差に作用してスプール3
cを下向きに押していた力がなくなり、スプール
3b,3cは一瞬にして図中左半部位置に上昇す
る。これにより、油路29より分岐した油路30
が油路31に通じ、前述のように油路29に導び
かれていたライン圧が油路30、1―2シフトバ
ルブ3を経て油路31に出力される。このライン
圧はその後油路42を通りサーボアプライ室10
6′aに供給されるが、その途中でオリフイス7
5により絞られる。このサーボアプライ圧は油路
64を経てアキユムレータ室12eにも達し、前
述のように下降位置にある段付ピストン12bを
ばね12f及び室12d内の圧力に抗して押戻
す。これによりサーボアプライ圧はゆつくり上昇
し、バンドサーボ106′はセカンド・ブレーキ
106をゆつくり作動させる。このセカンド・ブ
レーキ106の作動により自動変速機は、前記し
たリア・クラツチ105の締結と相まつて第1速
から第2速へシフトアツプされるが、このシフト
アツプ時の変速シヨツクをアキユムレータ12の
上記作動により緩和することができる。 第2速での走行中車速が更に上昇すると、この
車速に対応した、回路23より2―3シフトバル
ブ4の室4eに達するガバナ圧は、図中右半部位
置にあるスプール4bを、ばね4dによる下向き
力と、回路25,38からのスロツトルモジユレ
ータ圧ががランド4jとランド4iとの受圧面積
差に作用して生ずる下向き力とに打勝ち、スプー
ル4bを図中右半部位置から上昇させる。この間
ランド4iが孔4pから外れポート4uがしや断
されると、3―2ダウンシフトバルブ5が図中左
半部にあり油路36はポート5fを介してドレー
ンされているので、上記スロツトルモジユレータ
圧による下向き力がなくなり、スプール4bは一
瞬にして図中左半部位置に上昇する。これによ
り、油路32に油路99が通じ、前述のように油
路32に導びかれていたライン圧は2―3シフト
バルブ4及び油路32を経て油路40に出力され
る。このライン圧は油路40より、一方でライン
圧ブースタバルブ6の通路6e,6gを経て室6
fに達し、スプール6bをばね6cに抗して図中
上半部位置から下半部位置へ右行させ、他方でオ
リフイス69及びチエツクバルブ68を介してサ
ーボレリーズ室106′b及びフロントクラツチ
減圧バルブ15に導びかれる。フロントクラツチ
減圧バルブ15に導びかれたライン圧はこのバル
ブの前記した調圧作用により減圧され、フロン
ト・クラツチ104には油路70、シヤトルバル
ブ61及び油路62を介して減圧された圧力が供
給される。一方、サーボレリーズ室106′bに
ライン圧が供給されると、バンド・サーボ10
6′のピストンはサーボアプライ室106′a側よ
りサーボレリーズ室106′bの方が受圧面積が
大きいため、上記ピストンはサーボアプライ室1
06′a側へ押戻される。これにより、バンドサ
ーボ106′によるセカンド・ブレーキ106の
解放が行なわれる。セカンド・ブレーキ106の
解放及びフロント・クラツチ104の締結によ
り、リア・クラツチ105の前記した締結保持と
相まつて自動変速機を第2速から第3速へシフト
アツプさせることができる。 第3速での走行中、車速がある値以上で、この
車速に対応した、回路23より3―2ダウンシフ
トバルブ5の室5dに至るガバナ圧によりスプー
ル5bがばね5cに抗し図中左半部位置に上昇さ
れた状態において、アクセルペダルを踏込み一定
以上にスロツトル開度を増すと、このスロツトル
開度に対応した、スロツトルモジユレータ圧回路
25より油路39を経て3―2ダウンシフトバル
ブ5にスロツトルモジユレータ圧が、ランド5e
とランド5hとの受圧面積差に作用して、ばね5
cとの共働によりスプール5bを図中右半部位置
に押下げる。これにより、油路36,39間が導
通し、スロツトルモジユレータ圧は油路39,3
6を経て2―3シフトバルブ4のポート4xを通
つて室4vに入りスプール4bのランド4i,4
j間の面積差に作用し、スプール4bを室4e内
のガバナ圧に打勝つて図中左半部位置から右半部
位置へと押下げる。これにより油路99,32間
が遮断され、油路32へのライン圧供給を断たれ
ると同時に、油路32はドレンポート4wに通
じ、第3速でフロント・クラツチ104及びサー
ボレリーズ室106′bに供給されていた圧力は
次に説明するようにして抜取られる。即ち、フロ
ントクラツチ圧は、フロントクラツチ減圧バルブ
15の室15dに圧力が生じなくなるため、スプ
ール15bがばね15cにより図中右半部位置に
されて油路40,70間を導通していることか
ら、油路62、シヤトル弁61、油路70,4
0,32及びドレンポート4wを経て比較的速や
かに抜取られる。一方、サーボレリーズ圧は、油
路67、油路80、オリフイス69、油路40を
通つてドレンポート4wへとドレーンされるが、
オリフイス69があるため比較的ゆつくり抜取ら
れる。ここで、車速がある程度低くなると、この
車速に対応した、ガバナ圧回路23より油路66
を経て3―2タイミングバルブ14の室14dに
作用するガバナ圧はスプール14bをばね14c
に抗して図中左半部位置に上昇させ得ず、スプー
ル14bは図中右半部位置に下降して、油路4
0,67間を通ずる。この場合、サーボレリーズ
圧は油路67、3―2タイミングバルブ14、油
路40、ドレンポート4wを経て(オリフイス6
9をバイパスして)、車速が高いときより比較的
速やかに抜取られる。以上の作用により、フロン
トクラツチ圧の抜けに対しサーボレリーズ圧は、
車速が高い場合、オリフイス69で決定されるゆ
つくりした速度で、又車速が低い場合、比較的速
く抜取られる。このため、高車速ではフロント・
クラツチ104の解放に対してバンドサーボ10
6′(セカンド・ブレーキ106)の作動が遅れ、
ニユートラルインタパルを長くとることができ、
その間にエンジン回転が車速に見合うだけ上昇
し、変速シヨツクを少なくして第3速から第2速
へのシフトダウンを行なうことができる。又、低
車速では、フロントクラツチ104の解放に対す
るセカンドブレーキ106の作動遅れを少なく
し、この作動遅れを、エンジン回転が車速に見合
う分だけ上昇するに必要な時間に合せることがで
き、シフトダウンの時の変速シヨツクを軽減可能
である。 なお、3―2ダウンシフトバルブ5は、車速が
低下し、室5dに及ぶガバナ圧がこれに対応して
低下する時もスロツトル開度が一定以上である場
合は、スロツトル開度を増した場合につき前記し
たと同様の作用を生じ、同様な第3速から第2速
へのシフトダウンを自動変速機に行なわせること
ができる。ところが、スロツトル開度が一定値以
下の場合には3―2ダウンシフトバルブ5とは無
関係に3―2シフトダウンが起こるようにしてあ
る。すなわち、スロツトル開度が一定値以下の状
態で車速が低下してくると、ガバナ圧が低下して
3―2ダウンシフトバルブ5が図中右半部位置に
切り換わる前に、2―3シフトバルブ4のスプー
ル4bをガバナ圧により図中上方向に押す力より
もばね4dによる下方向の力が大きくなり、2―
3シフトバルブ4が図中右半部位置に切り換えら
れてしまう。2―3シフトバルブ4が切り換えら
れると上記と同様にして3―2シフトダウンが行
なわれる。この際の2―3シフトバルブ4の切り
換わりは、ばね4dの力とガバナ圧との関係だけ
で決定され、スロツトルモジユレータ圧は無関係
であり、常に一定車速でシフトダウンされること
になる。これによつて、第4図に示すように折れ
曲がつた3―2シフトダウン変速線が得られる。 次に、車速が更に低下すると、1―2シフトバ
ルブ3の室3e内におけるガバナ圧がばね3dの
ばね力に抗しきれず、このばねでスプール3b,
3cは図中左半部位置より右半部位置に下降して
油路30,31間を遮断すると共に、油路31を
ドレンポート3vに通じさせる。これにより、サ
ーボアプライ室106′aに供給されていたライ
ン圧は油路42のチエツクバルブ76を通り、油
路31及びドレンポート3vを経て抜取られ、バ
ンドサーボ106′の解放作動によりセカンド・
ブレーキ106は作動解除される。かくて、摩擦
要素はリア・クラツチ105のみが締結されるこ
とになり、自動変速機は第2速から第1速へシフ
トダウンされる。 マニユアルバルブ2をNレンジに戻すと、ポー
ト2bがドレンされることから、リア・クラツチ
105に供給されていたライン圧は油路29、チ
エツクバルブ77、油路22を通りマニユアルバ
ルブ2のポート2bより抜取られ、自動変速機は
すべての摩擦要素が非作動にされ、動力伝達の行
なわれない中立状態となる。なお、ポート2gの
ライン圧は2―3シフトバルブ4までは導びかれ
ているが、スプール4bのランド4jによつて遮
断されているので摩擦要素を作動させることはな
い。 なお、前記した第3速での走行中、アクセルペ
ダルをいつぱい踏込んでキツクダウン状態にする
と、前記したようにスロツトルバルブ8のプラン
ジヤ8dが図中右方へ限界まで押込まれて、回路
24にキツクダウン圧(ライン圧)が出力され
る。このキツクダウン圧は一方で1―2シフトバ
ルブ3のポート3xに、他方で2―3シフトバル
ブ4の室4sに供給される。室4sに供給された
キツクダウン圧は、図中左半部位置にあるスプー
ル4bのランド4iに作用し、ばね4dとの共働
によりスプール4bを図中右半部位置に押下げ
る。これにより2―3シフトバルブ4は前述した
と同様にして自動変速機を第3速から第2速にシ
フトダウンさせる。又、車速が更に低下すると、
回路24から1―2シフトバルブ3のポート3x
に供給されたキツクダウン圧は、ランド3iとラ
ンド3gとの間の面積差に作用し、ばね3dと共
働してスプール3b,3cを室3e内のガバナ圧
に抗し図中左半部位置から右半部位置へ押下げ
る。これにより1―2シフトバルブ3は前述した
と同様にして自動変速機を第2速から第1速へシ
フトダウンさせる。なお、キツクダウン状態にお
いて1―2シフトバルブ3及び2―3シフトバル
ブ4が図中右半部位置になると、前記したように
回路25に出力されるライン圧が1―2シフトバ
ルブ3の図中右半部位置にあるスプール3bのラ
ンド3h,3i間における受圧面積差に作用する
と共に、2―3シフトバルブ4の図中右半部位置
にあるスプール4bのランド4i,4j間におけ
る受圧面積差に作用し、それぞれのスプールを下
向きに押している。又、回路24のキツクダウン
圧は1―2シフトバルブ3の図中右半部位置にあ
るスプール3bのランド3f,3h間における受
圧面積差に作用すると共に、2―3シフトバルブ
4の図中右半部位置にあるスプール4bのランド
4hに作用し、それぞれのスプールを下向きに押
している。更に、両シフトバルブ3,4のスプー
ルにはそれぞればね3d,4dによる下向きの力
が働いている。各シフトバルブ3,4のスプール
には上記の下向き力に対向するよう室3e,4e
内においてガバナ圧が作用し、ガバナ圧が1―2
シフトバルブのスプールに加わる下向き力に打勝
つような車速になると、前記したようにして1―
2シフトバルブ3は第1速から第2速へのシフト
アツプを行ない、ガバナ圧が2―3シフトバルブ
4のスプールに加わる下向き力に打勝つような車
速になると、前記したようにして2―3シフトバ
ルブ4は第2速から第3速へのシフトアツプを行
なうことができる。しかし、両シフトバルブ3,
4のスプールに加わる下向き力は上記から明らか
なように、前記した通常のスロツトル開度時にお
ける下向き力より大きいため、通常のスロツトル
開度時より高速になるまでシフトアツプせず、低
速ギヤの大きな駆動力で加速できる。以上のよう
にして得られる変速線図を第4図に示す。 次に、マニユアルバルブ2をDレンジにして第
3速で走行中にレンジにセレクトした場合の作
用を説明する。Dレンジにおいて第3速になる
と、油路40に導びかれたライン圧がライン圧ブ
ースタバルブ6の条溝6e、油路6gを通り室6
fに達し、スプール6bを図中下半部位置へばね
6cに抗して移動させる。移動後は、油路31,
41より条溝6e、油路6gを経て室6fに至る
ライン圧によりスプール6bはそのままの位置に
保持されている。ここでマニユアルバルブ2を
レンジに切換えると、ライン圧回路16はポート
2b,2cに通じ、またポート2gはドレーンさ
れる。ライン圧はポート2bからは前記したと同
じ場所に達し、ポート2cからは油路45に供給
される。ポート2gがドレーンされると、油路9
9及び2―3シフトバルブ4を介して油路32が
ドレーンされることになり、結局、油路32は2
―3シフトバルブ4のスプール4bの位置にかか
わらずドレーンされ、自動変速機はフロント・ク
ラツチ104及びサーボレリーズ室106′bに
供給された圧力が抜取られることで第3速から第
2速へとシフトダウンされる。従つて車速にかか
わらず第3速へシフトアツプされることはない。
油路45に導びかれたライン圧は、ブースタバル
ブ6が上記の状態にあることから、油路43及び
シヤトル弁46を経てスロツトルモデイフアイア
バルブ7のポート7hに導びかれる。かくて、ス
ロツトルモデイフアイアバルブ7は前記した調圧
作用により油路54に、全スロツト開度にわたつ
て調圧上限値(第3図e―f参照)のスロツトル
モデイフアイア圧を出力し、レギユレータバルブ
1にこのスロツトルモデイフアイア圧が供給され
る。この結果、レギユレータバルブ1は前記の作
用により、その調圧上限値(第3図n―d参照)
に相当するライン圧を全スロツトル開度にわたつ
てライン圧回路16内に作り出す。これがため、
小又は中スロツトル開度においても十分高いライ
ン圧が得られて、リア・クラツチ105及びバン
ドサーボ106′を強力に作動させることができ、
シフトダウンが迅速に行なわれるのでレンジで
のエンジンブレーキを直ちに効かせることができ
る。 上記レンジでの走行中車速がある値まで低下
すると、1―2シフトバルブ3は、スプール3
b,3cがばね3dにより図中左半部位置より右
半部位置に下降することから、前記したと同様に
して自動変速機を第2速から第1速にシフトダウ
ンさせる。この時、油路31内に油圧がなくな
り、この結果、ライン圧ブースタバルブ6のスプ
ール6bは図中下半部に示す右行位置に保持され
る力を失い、上半部に示す位置へばね6cで戻さ
れる。これにより、油路45のライン圧はライン
圧ブースタバルブ6で行止まりとなり、油路43
はドレンポート6hに通ずる。かくてプレツシヤ
モデイフアイアバルブ7のポート7hへは、シヤ
トル弁46の切換動作により回路48,47から
のスロツトル圧が導びかれるようになり、プレツ
シヤモデイフアイアバルブ7は前記したようにプ
レツシヤモデイフアイア圧を油路54を経てレギ
ユレータバルブ1に供給し、レギユレータバルブ
1に前記したライン圧を回路16内に作り出すよ
うな機能をさせることができる。 その後車速が上がり、1―2シフトバルブ3の
室3e内に及ぶガバナ圧でこのシフトバルブがア
ツプシフト状態になると、前述したようにして自
動変速機は第1速から第2速にシフトアツプされ
る。しかし、この時油路31内に生じたライン圧
が油路41を経てライン圧ブースタバルブ6に供
給されても、このバルブの図中上半部位置のスプ
ール6bは最早右行することはない。従つて、ラ
イン圧ブースタバルブ6は、第3速での走行中
レンジにシフトして第2速になる場合及び後述す
るように第3速での走行中レンジにシフトして
第2速になる場合のみ、前述のようにライン圧を
全スロツトル開度にわたり一定の高い値に保つて
セカンド・ブレーキ106がクラツチドラムをつ
かむとき必要な容量を確保し、レンジにしたと
きのエンジンブレーキの効きを確実にするが、一
度第1速になればこの後第1速から第2速へのシ
フトアツプ、第2速から第1速へのシフトダウン
を繰返してもライン圧を高めることがなく、変速
シヨツクを大きくすることはない。なおDレンジ
の第2速からレンジ又はレンジにするとき
は、セカンド・ブレーキ106がクラツチドラム
をあらかじめつかまえているのでエンジンブレー
キ時でもライン圧ブースタバルブ6によつてライ
ン圧を高める必要はない。 次いでマニユアルバルブ2をレンジにする
と、ライン圧回路16はポート2b,2cに加
え、ポート2dとも通じる。ライン圧はポート2
b,2cからは前記したと同じ場所に達し、ポー
ト2dからは第1速固定レンジ減圧バルブ11に
供給される。減圧バルブ11は室11dに当初圧
力がないため、スプール11bをばね11cによ
り図中右半部位置に押下げられているが、油路5
9からのライン圧が油路58より室11dに達し
てスプール11bを押上げ、ライン圧の一部をド
レンポート11fからドレンすることにより図中
左半部の位置でバランスし、この位置におけるば
ね11cのばね力に等しい大きさまで減圧され
る。従つて、油路59から導びかれたライン圧は
一定の大きさに減圧されて、油路58、シヤトル
バルブ28、油路26を通り、1―2シフトバル
ブ3のスプール3cのランド3nの上端面に作用
し、スプール3cに下向きの力を及ぼす。この下
向き力より室3e内のガバナ圧による上向き力の
方が大きい高車速では、スプール3b,3cは図
中左半部位置にされ、シフトバルブ3は自動変速
機を第2速の状態に保ち、高速走行中レンジを
選択した場合等におけるエンジンのオーバーラン
を防止できる。なおこの場合、第3速からレン
ジを選択して第2速になる時のみレンジのとこ
ろで説明したようにライン圧ブースタバルブ6に
よりライン圧が高まる。車速が低下し、室3e内
のガバナ圧による上向き力が低下すると、スプー
ル3cはスプールランド3nの上端面に作用する
前記一定の減圧油による下向き力で図中右半部位
置へ下降される。一方、スプール3bはランド3
i下側面に作用する前記一定の減圧油による上向
き力により、ばね3dを縮めた状態で図中左半部
位置に保持されてスプール3cから離反される。
この時、ドレンポート3uに通じていた油路27
が油路26と通じ、油路26内の一定の減圧油は
油路27を経てロー・アンド・リバース・ブレー
キ107に供給され、このロー・アンド・リバー
ス・ブレーキ107の作動と、リア・クラツチ1
05の締結保持とで自動変速機はエンジンブレー
キを効かせることができる第1速の状態で自動車
を走行させることができる。なお、第1速固定レ
ンジ減圧バルブ11は油路59からのライン圧を
ばね11cで決まる一定値に減圧して油路58に
出力するので、第1速固定レンジでの1―2シフ
トバルブ3の変速点をいかなるスロツトル開度に
おいてもエンジンのオーバーランが防止できるよ
うに所望の一定車速に設定することができる。 マニユアルバルブ2をNレンジからRレンジに
すると、ライン圧回路16はポート2a及び2g
に通じる。ライン圧はポート2aから油路60を
通り、一方でシヤトル弁28及び油路26を経て
1―2シフトバルブ3に至るが、この時ガバナ圧
が前進時のみ発生することから室3eにガバナ圧
が存在せず、スプール3b,3cが常時図中右半
部位置にあるため、油路27を経てロー・アン
ド・リバース・ブレーキ107に供給され、他方
でオリフイス78、シヤトル弁61及び油路62
を経てフロント・クラツチ104に供給される。
フロント・クラツチ104に向うライン圧は途中
でオリフイス78により絞られており徐々に立上
がる。かくて自動変速機はフロント・クラツチ1
04の締結と、ロー・アンド・リバース・ブレー
キ107の作動とで後退走行が可能な状態とな
る。なお、マニユアルバルブ2のポート2gのラ
イン圧はNレンジの場合と同様に2―3シフトバ
ルブ4によつて遮断されている。 マニユアルバルブ2を再びNレンジに戻すと、
ポート2aがドレンに通じ、フロント・クラツチ
104内のライン圧は油路62、シヤトルバルブ
61、油路60、チエツクバルブ79及びマニユ
アルバルブ2のポート2aを経て速やかに抜取ら
れ、ロー・アンド・リバース・ブレーキ107内
のライン圧も油路27,26、シヤトルバルブ2
8、油路60及びマニユアルバルブ2のポート2
aを経て速やかに抜取られ、自動変速機は中立状
態となる。次に、本発明によるシフト装置すなわ
ち2―3シフトバルブと3―2ダウンシフトバル
ブとを組み合せてなる装置について更に詳細に説
明する。 ここで2―3シフトバルブ4のスプール4bに
作用する力の釣合を考えてみると、上向きの力は
室4eに作用するガバナ圧によるものだけである
が、下向きの力はばね4dによる力に加えて、ラ
ンド4hの面積(S1)、ランド4h,4i間の面
積(S2)、ランド4i,4j間の面積(S3)、ラ
ンド4k,4l間の面積(S4)に作用する油圧
によるものとがあり、これら下向きの力と上向き
の力とのバランスによりスプール4bの位置が決
定される。ところで、室4sにはキツクダウン時
のみ油圧が作用し、ポート4xには3―2ダウン
シフトバルブ5が下降位置にある場合のみ油圧が
作用し、また各ポートの油圧がどの面積S1,S2,
S3,S4に作用するかということもスプール4b
が上昇位置にあるか下降位置にあるかによつて変
わつてくる。これらの関係を表にして示すと下表
のようになる。
ルブ114は前進走行中車速に対応したガバナ圧
を発生するもので、上表から明らかなようにマニ
ユアルバルブ2がD、及びの各前進走行レン
ジの時、ライン圧回路16と通じるポート2bよ
り回路22を経て、先ず第2ガバナ・バルブ11
4にライン圧が送られ、車が走行すれば、第2ガ
バナ・バルブ114によりライン圧が調圧されて
車速に応じたガバナ圧が生じ、このガバナ圧は第
1ガバナ・バルブ113に送られ、所定の車速以
上になると第1ガバナ・バルブ113がこれに導
びかれていた上記ガバナ圧をガバナ圧回路23に
出力し始める。このガバナ圧は回路23より1―
2シフトバルブ3、2―3シフトバルブ4及び3
―2ダウンシフトバルブ5に供給され、これらバ
ルブの作動を後述のように制御する。 1―2シフトバルブ3はハウジング3a内に2
個のスプール3b,3cを同軸、且つ摺動自在に
突合せて嵌合することにより構成する。スプール
3cから遠いスプール3bの端面にばね3dを作
用させ、スプール3bから遠いスプール3cの端
面を室3eに臨ませる。スプール3bに順次直径
を大きくしたランド3f,3g,3h,3iを設
け、これらランドにそれぞれ対応する孔3j,3
k,3l,3mをハウジング3aに形成する。ス
プール3cにはランド3n,3oと、これらラン
ドより大径のランド3p,3qとを設け、ランド
3nに対する2個の孔3r,3sと、ランド3o
に対する孔3tとをハウジング3aに形成する。
1―2シフトバルブ3には図示のようにガバナ圧
回路23、キツクダウン圧回路24、スロツトル
モジユレータ圧回路25を接続し、更にランド3
nの位置により油路26又はドレンポート3uに
連通される油路27を接続する。ガバナ圧回路2
3は室3eに接続し、キツクダウン圧回路24は
スプール3bが図中右半部にあるときランド3
f,3h間の面積差に油圧を作用し、スプール3
bが図中左半部にあるときランド3g,3i間に
油圧を作用するようにする。又、スロツトルモジ
ユレータ圧回路25は、スプール3bが図中右半
部にあるときランド3h,3i間の面積差に油圧
を作用し、スプール3bが図中左半部にあるとき
ランド3iによつて遮断されるようにする。油路
26はシヤトル弁28の出力ポート28aに接続
し、油路27はロー・アンド・リバース・ブレー
キ107に接続する。1―2シフトバルブ3には
更に、マニユアルバルブ2のポート2bよりガバ
ナバルブ113,114に向う油路22の途中よ
り分岐してリアクラツチ105に至る油路29か
ら延びる油路30を接続し、ランド3pの位置に
応じて油路30に対し連通又は遮断される油路3
1を1―2シフトバルブ3と2―3シフトバルブ
4との間に接続して設ける。なお、油路31は、
スプール3cが図中右半部に示す位置にあると
き、ドレンポート3vに通じる。油路29の途中
にはオリフイス74とチエツクバルブ77とを並
列に挿入する。また、1―2シフトバルブ3のポ
ート3wは油路96によつて、マニユアルバルブ
2のポート2dと接続された油路59と接続され
ており、スプール3cが図中右半部にあるときに
ランド3p,3o間の面積差に油圧(マニユアル
バルブ2のポート2dからのライン圧)が作用す
るようにしてある。 2―3シフトバルブ4はハウジング4a内にス
プール4bを摺動自在に嵌合することにより構成
する。スプール4bの上端面にばね4dを作用さ
せ、下端面を室4eに臨ませる。スプール4bに
順次直径を大きくしたランド4h,4i及び同径
のランド4j,4k、及び更にこれより径の大き
いランド4lを設け、これらランドに対応する孔
4n,4p,4q,4rをハウジング4aに形成
する。ランド4jの位置に応じて油路99と連通
又はドレーンされる油路32を2―3シフトバル
ブ4に接続する。油路99はマニユアルバルブ2
のポート2gに連通しており、途中に並列に配置
したオリフイス98及びチエツクバルブ97を有
している。室4eはポート4e′を介してガバナ圧
回路23に接続し、ばね4dを収納した室4sは
キツクダウン圧回路24に接続する。ガバナ圧回
路23はポート4tにも導びいてあり、これによ
つてスプール4bが図中右半部にあるときだけラ
ンド4l,4k間の面積差にガバナ圧を作用する
ようにしてある。3―2ダウンシフト弁5と接続
された回路36はポート4xと連通しており、ス
プール4bが図中右半部にあるときはランド4
i,4h間の面積差に、又スプール4bが図中左
半部にあるときはランド4j,4i間の面積差に
後述のスロツトルモジユレータ圧を作用させるよ
うにする。2―3シフトバルブ4には更に、スプ
ール4bが図中右半部に位置するときランド4j
とランド4iとの間にスロツトルモジユレータ圧
を作用させ得るよう油路38を経てスロツトルモ
ジユレータ圧回路25を、ポート4uに接続す
る。 3―2ダウンシフトバルブ5は、ハウジング5
a内にスプール5bを摺動自在に嵌合して構成す
る。スプール5bの一端面にばね5cを作用さ
せ、他端面をポート5d′と接続された室5dに臨
ませる。3―2ダウンシフトバルブ5には、スプ
ール5bのランド5eの位置に応じてスロツトル
モジユレータ圧回路25から延びる油路39と接
続されたポート5mをしや断あるいは前記の油路
36に接続し、室5dはガバナ圧回路23に接続
する。ポート5fおよびばね5cを配置した室5
gは常にドレーンする。なお、ランド5h,5
e,5iの直径はこの順に小さくしてある。 ライン圧ブースタバルブ6はハウジング6a内
にスプール6bを摺動自在に嵌合して備え、この
スプール6bをばね6cで図中左方へ附勢する。
スプール6bは条溝6d,6eと、この条溝6e
を室6fに通じさせる油路6gとを持つ。このラ
イン圧ブースタバルブ6には、スプール6bの左
行時その条溝6eに通ずる油路40と、右行時条
溝6eに通ずる油路41とを接続する。油路40
は、油路32と合流させてオリフイス69、チエ
ツクバルブ68、3―2タイミングバルブ14及
びフロントクラツチ減圧バルブ15に導びき、油
路41は油路31に接続すると共に、これら油路
を油路42によりバンド・サーボ106′のサー
ボアプライ室106′aに接続する。ライン圧ブ
ースタバルブ6には更に、条溝6dと常時通ずる
油路43を接続すると共に、スプール6bの位置
に応じ、条溝6dを介して油路43に選択的に連
通される油路45を接続する。油路43はシヤト
ルバルブ46の一方の入力ポート46aに、又油
路45はマニユアルバルブ2のポート2cに夫々
接続する。 スロツトルバルブ8はハウジング8a内にスプ
ール8bを摺動自在に嵌合して備え、このスプー
ル8bにばね8cを介してプランジヤ8dを同軸
に設ける。プランジヤ8dはアクセルペダルにリ
ンケージなどを介して連動し、アクセルペダルの
踏込みにより図中上半部に示すアイドル位置から
右方へ押込まれ、ばね8cのばね力を増すことが
できる。スプール8bは条溝8eを有し、この条
溝と常時通ずるようスロツトル圧回路48及び油
路49をスロツトルバルブ8に接続する。スロツ
トルバルブ8には更に、スプール8bの位置に応
じ、条溝8eを経てスロツトル圧回路48と連通
されるドレンポート8f及びライン圧回路16か
らの油路50を開口させて設け、油路49を室8
gに通じさせる。アクセルペダルの踏込みにより
プランジヤ8dを右方向に移動させてばね8cの
ばね力を増加させると、室8g内の油圧がばね力
に釣合うように油路50からのライン圧をドレン
ポート8fへドレンして作つたスロツトル圧をス
ロツトル圧回路48に出力する。かくて、スロツ
トルバルブ8はばね8cのばね力(アクセルペダ
ル踏込量すなわちスロツトル開度)に対応した、
第3図にa―e―bで示すようにスロツトル開度
に比例するスロツトル圧を出力する。なお、アク
セルペダルをキツクダウン位置まで踏込むと、プ
ランジヤ8dはばね8cを完全に圧縮してスプー
ル8bに当接して、このスプール8bを限界まで
押込むことによりドレンポート8fを遮断してス
ロツトル圧回路48を油路50に通じさせる。従
つて、このときスロツトル圧はライン圧と同じ値
になる。 スロツトルフエールセーフバルブ9はスロツト
ルバルブ8のプランジヤ8dをガイドするよう同
じくそのハウジング8a内に摺動自在に嵌合され
たスリーブ9aを備え、このスリーブ9aの左行
をばね9bで弾性的に抑止する。シヤトルバルブ
46の他方の入力ポート46bとスロツトルフエ
ールセーフバルブ9とを結ぶ油路47は通常、ス
ロツトルフエールセーフバルブ9のポート9cに
通じる。スロツトル圧回路48は一方でばね9b
を収納した室9dに通じ、他方でポート9cを経
てプランジヤ8dの拡大部8jが臨む室9fに通
じ、更にキツクダウン圧回路24はポート9gに
通じる。又、スロツトルフエールセーフバルブ9
には、ライン圧回路16より分岐した油路52を
導びき、この油路52を通常は遮断しておくが、
後で説明するようにスリーブ9aが図中下半部の
位置にある異常時には、油路47に連通可能とす
る。かくて、プランジヤ8dの押込み中、スロツ
トル圧回路48内のスロツトル圧がポート9cを
経て室9fに達しプランジヤ8dの拡大部8jに
作用し、プランジヤ8dに押込み方向の力を附与
してばね8cに対向することによりアクセルペダ
ルの踏力がばね8cにより重くなるのを防止でき
る。又、プランジヤ8dがキツクダウン位置に押
込まれると、それまでポート9gを経てドレンポ
ート8hに通じていたキツクダウン圧回路24
が、ドレンポート8hから遮断されると共にポー
ト9c、室9f、ポート9gを経て油路98と通
じる。このとき前述したようにスプール8bが図
中右方に押込まれて油路50のライン圧がそのま
まドレンされることなくスロツトル圧回路48に
供給されるので、回路24にはライン圧に等しい
キツクダウン圧が出力される。このキツクダウン
圧は油路53を経てスロツトルモジユレータバル
ブ10にも供給される。ところで、アクセルペダ
ルとプランジヤ8dとを連係するアクセルリンケ
ージに異常をきたしてプランジヤ8dとアクセル
ペダルとの連結が外れ、図示しない戻しばねによ
つてプランジヤ8dが図中上半部に示すアイドル
位置以上に戻された場合、スリーブ9aはプラン
ジヤ8dに係合されて図中下半部に示すように左
行される。この時、スプール8bにばね8cによ
る力が作用しないので、スプール8bはドレンポ
ート8fをわずかに開き、油路50をほぼ閉じた
状態となる。また、油路47は油路52に通じ、
油路47にライン圧を導びく。油路47のライン
圧はシヤトルバルブ46を経てプレツシヤモデイ
フアイアバルブ7に至り、ここでスプール7bが
図中左半部にある時のばね7cのばね力に等しい
大きさに調圧され、更に油路54を経てプレツシ
ヤレギユレータバルブ1の室1gに供給されライ
ン圧を最高値まで高める。この結果、最高値のラ
イン圧により摩擦要素を締結することにより、摩
擦要素の滑りによる焼付きを生ずることなく、車
両を修理工場まで自走させ得る。 プレツシヤモデイフアイアバルブ7はハウジン
グ7a内にスプール7bを摺動自在に嵌合して構
成し、その一端にばね7cを作用させると共に、
他端面を室7dに臨ませる。スプール7bに条溝
7eを形成する一方、この条溝と常時対面する出
力ポート7f、ドレンポート7g、入力ポート7
hをハウジング7aにそれぞれ形成する。ポート
7g,7hはスプール7bの移動中一方のポート
が開き始める時他方のポートが閉じ終えるような
位置に配置し、ポート7fを油路54により一方
で室7dに、他方でレギユレータバルブ1の室1
gに接続し、ポート7hをシヤトルバルブ46の
出力ポート46cに接続する。 かくて、プレツシヤモデイフアイアバルブ7
は、ポート7hに入力された油圧がばね7cのセ
ツト力(スプール7bが図中左半部の位置にある
ときのばね7cのばね力)より小さいときはスプ
ール7bをばね7cにより図中左半部の位置より
下側に位置させてドレンポート7gを遮断すると
共にポート7fをポート7hに通じさせており、
ポート7hに入力された油圧はそのままポート7
f及び油路54を経てレギユレータバルブ1に供
給される。この間中、この油圧は室7dにも導か
れており、油圧上昇につれ、スプール7bを図中
右半部に示す位置から左半部に示す位置へばね7
cのばね力に抗して押動させる。しかし、それ以
上にポート7fから出力される油圧が上昇しよう
とすると、スプール7bが図中左半部に示す位置
より更に上昇して、ポート7fをドレンポート7
gに通じることにより、油路54に出力される油
圧は、スプール7bが図中左半部に示す位置にあ
る時のばね7cのばね力で決定される大きさ以上
にはなり得ず、ポート7hに回路47のスロツト
ル圧がシヤトル弁46を経て供給される時、プレ
ツシヤモデイフアイアバルブ7から油路54に出
力される油圧は第3図にa―e―fで示すように
2/4スロツトル開度以後上昇しないように変化す
るプレツシヤモデイフアイア圧となる。 スロツトルモジユレータバルブ10は、ハウジ
ング10a内に、3個のランド10b,10c,
10d(ランド10b,10cは同径、ランド1
0dはこれらよりわずかに小径としてある)を有
するスプール10eを摺動自在に嵌合して備え、
その一端面に、アジヤスタ10fでばね力調整の
可能なばね10gを作用させ、他端面を室10h
に臨ませる。スプール10eのランド10b,1
0c間における条溝と常時通ずるようハウジング
10aに回路25を接続し、油路53及び油路5
6(ライン圧回路16から分岐している)を、ス
プール10eの移動中一方の油路が開き始める時
他方の油路が閉じ終えるようハウジング10aに
接続する。ハウジング10aには更に、回路25
の接続部と対応する箇所に油路57を接続し、油
路57をばね10gが収納された室10iに通じ
させる。又、室10hは油路49にてスロツトル
バルブ8に通じさせる。 かかるスロツトルモジユレータバルブ10は、
油路49より室10hに導びかれるスロツトル圧
が零の時、スプール10eがばね10gにより図
中下半部に示す位置にされた状態となる。この
時、ライン圧回路16からの油路56がスプール
10bにて回路25、油路57から遮断されると
共に回路25及び油路57が油路53、スロツト
ルフエールセーフ弁9のポート9gを経てドレン
ポート8hに通じており、回路25及び油路57
に油圧は生じない。スロツトル圧の上昇につれ、
スプール10eがばね10gに抗し図中上半部に
示す位置を越えて移動すると、油路56のライン
圧は油路57を経て室10iに導びかれ、ばね1
0gと協働してスプール10eを図中上半部の位
置に押戻しこの位置でバランスする。かくて、ス
ロツトルモジユレータバルブ10は、油路56か
らのライン圧を室10h内に導びかれたスロツト
ル圧により制御しつつ、第3図にg―hで示すよ
うに、ほぼスロツトル開度に比例するスロツトル
モジユレータ圧をスロツトルモジユレータ圧回路
25に出力することができる。なお、スロツトル
バルブ8のプランジヤ8dを押込んだキツクダウ
ン状態では、前述のようにポート9gがドレンポ
ート8hから遮断され、ポート9gよりライン圧
相当の圧力(第3図b―c―d)が油路53を経
てスロツトルモジユレータバルブ10に供給され
るため、スロツトルモジユレータ圧回路25およ
び油路57にはライン圧相当の圧力が出力される
ことになり、この圧力が室10iに及んでスプー
ル10eを図中左方へ限界位置まで押動するた
め、キツクダウン状態では回路25に常時第3図
にh―c―dで示すようにライン圧相当の圧力が
出力されることになる。 第1速固定減圧バルブ11はハウジング11a
内にスプール11bを摺動自在に嵌合して備え、
その一端面にばね11cを作用させると共に、他
端面を室11dに臨ませる。11bに条溝11e
を形成し、この条溝と常時通ずるよう油路58を
接続すると共に、油路58をシヤトルバルブ28
の一方の入力ポート28b及び室11dに通じさ
せる。ハウジング11aには更にドレンポート1
1fを設けると共に、マニユアルバルブ2のポー
ト2dからの油路59を接続し、これらドレンポ
ート11fと油路59とはスプール11bの移動
中一方が開き始める時他方が閉じ終えるよう配置
する。 従つて、1速固定レンジ減圧バルブ11は、
レンジセレクト時、マニユアルバルブ2から油路
59に出力されたライン圧の一部をドレンポート
11fにドレンして減圧し、ばね11cが図中左
半部の位置にある場合のばね力で決定された一定
の減圧油を油路58に出力することにより後退時
兼用するロー・アンド・リバース・ブレーキ10
7が容量過大となるのを防止する。 マニユアルバルブ2のポート2aは油路60に
よりシヤトルバルブ28の他方の入力ポート28
cに接続すると共に、シヤトルバルブ61の一方
の入力ポート61aに接続し、このシヤトルバル
ブ61の出力ポート61bを油路62によりフロ
ント・クラツチ104に通じさせる。油路60の
途中にはオリフイス78とチエツクバルブ79と
を並列に挿入する。アキユムレータ12は、段付
ピストン12bと、これを嵌め合せた段付シリン
ダ12cとで構成することにより、室12a,1
2d及び12eを区画すると共に、ばね12fで
ピストン12bを図中下方に附勢する。室12d
は油路63により油路29に、又室12eは油路
64により油路42にそれぞれ通じさせる。また
室12aはドレーンする。油路42のアキユーム
レータ12より上流側にはオリフイス75とチエ
ツクバルブ76とを並列に挿入する。 3―2タイミングバルブ14はハウジング14
a内にスプール14bを摺動自在に嵌合して備
え、その一端面にばね14cを作用させると共
に、他端面を室14dに臨ませる。スプール14
bは、油路66を経てガバナ圧回路23より室1
4dに導びかれたガバナ圧に応動させ、スプール
14bが図中右半部に示す下降位置にある時、油
路40がバンド・サーボ106′のサーボレリー
ズ室106bに至る油路67と通じ、図中左半部
に示す上昇位置にある時、油路40は油路67か
ら遮断されるものとする。又油路40,67間に
は3―2タイミングバルブ14をバイパスさせて
チエツクバルブ68とオリフイス69との並列回
路を介挿する。 フロントクラツチ減圧バルブ15はハウジング
15a内にスプール15bを摺動自在に嵌合して
備え、その一端面にばね15cを作用させると共
に、他端面を室15dに臨ませる。スプール15
bに条溝15eを形成してその両側にランドを設
定する。ハウジング15aに条溝15eと常時通
ずるよう油路70を接続し、この油路をシヤトル
バルブ61の他方の入力ポート61cに接続す
る。ハウジング15aには更にドレンポート15
gを形成すると共に、油路40を接続し、これら
をスプール15bの移動中一方が開き始める時他
方が閉じ終えるよう配置する。又、ハウジング1
5aには油路70と連通する油路71を接続し、
この油路71を室15dに通じさせ、ばね15c
を収納した室15hをドレーンさせる。 かかるフロントクラツチ減圧バルブ15は通常
スプール15bがばね15cにより図中右半部に
示す下降位置にされ、油路70をドレンサポート
15gから遮断し、油路40に通じさせている。
従つて、油路40に、2―3シフトバルブ4の作
用下で、油路32を経てライン圧が導びかれる
と、このライン圧は油路70、シヤトルバルブ6
1及び油路62を経てフロント・クラツチ104
に導びかれる。この圧力は油路71を経て室15
dにも導びかれ、スプール15bを図中上方へ押
上げる。一方、ばね15cはスプール15bを図
中下向きに押下げ、この押下げ力と上記押上げ力
とが釣合う位置にスプール15bはとどまる。と
ころで、フロントクラツチ104への供給圧が一
定値に達すると、スプール15bは図中左半部の
位置に上昇され、油路70が油路40との連通を
断たれると共に、ドレンポート15gに通じるよ
うになり、図中左半部の位置でバランスする。従
つて、フロントクラツチ供給圧は上記一定値以上
にはなり得ない。 上述のように構成した、本発明によるシフト装
置を備える油圧制御装置の作用を次に説明する。 先ずレギユレータバルブ1は、その室1dに常
にオイル・ポンプ115からのポンプ圧が導びか
れ、また室1eにはDレンジ、レンジ、レン
ジのときのみマニユアルバルブ2のポート2bか
らのライン圧が導びかれて、スプール1bに図中
下向きの力が附与され、又室1gにプレツシヤモ
デイフアイア圧が導びかれ、スプール1bをばね
1aのばね力と共に図中上向きに押している。か
くて、スプール1bはこれら力がバランスする位
置に保たれることで、このスプール位置により決
定されるライン圧(第3図、m―n―d)を回路
16内に作り出すことができる。このライン圧
は、回路16よりマニユアルバルブ2のポート2
hに常時導びかれている。なお、Pレンジ、Rレ
ンジおよびNレンジにあつては、レギユレータバ
ルブ1の室1eがマニユアルバルブ2のポート2
bを通じてドレンされる結果、室1eのライン圧
によりスプール1bを下向きに押圧する力が発生
しないので、回路16のライン圧はDレンジ、
レンジ、レンジのときに比べて高まる(第3
図、P―Q―R)。ライン圧回路16及び油路5
6を経てスロツトルモジユレータバルブ10に供
給されるライン圧はこのスロツトルモジユレータ
バルブ10により前記スロツトルモジユレータ圧
に調圧され、回路25より出力される。 ここで、運転者がマニユアルバルブ2をNレン
ジからDレンジにすると、ポート2hがポート2
b及び2gに通じ、ライン圧はポート2bから油
路22,29を通りリア・クラツチ105に供給
されまたポート2gから油路99を通つて2―3
シフトバルブ4に供給される。なお、油路29を
通るライン圧はリア・クラツチ105に向う途中
でオリフイス74により絞られ徐々に立上がりつ
つリア・クラツチ105に供給される。このリ
ア・クラツチ供給圧は油路63を経てアキユムレ
ータ室12dにも達し、段付ピストン12bを大
径側へ押下げる力を作用する。リア・クラツチ1
05の締結により自動変速機は前述のように第1
速での発進が可能な状態となる。なお、マニユア
ルバルブ2のポート2gから油路99に供給され
たライン圧はこの時点で2―3シフトバルブ4に
よつて遮断されており特に作用はしない。 マニユアルバルブ2のポート2bより油路22
に出たライン圧はガバナバルブ113,114に
も導びかれ、これらガバナバルブ113,114
は前記したように車速に対応したガバナ圧を回路
23に出力する。このガバナ圧は、マニユアルバ
ルブ2のポート2bが前述したようにすべての前
進走行レンジ(D),(),()でライン圧回路1
6と通じて油路22にライン圧が導びかれている
ため、マニユアルバルブ2が上記前進走行レンジ
にある間、常時ガバナ圧回路23に出力される。 自動車の発進後、車速がある値になり、この車
速に対応した、回路23より1―2シフトバルブ
3の室3eに達するガバナ圧が、図中右半部位置
にあるスプール3b,3cを、ばね3dによる下
向き力と、回路25からのスロツトルモジユレー
タ圧がランド3h,3iの受圧面積差に作用して
生ずる下向き力とに打勝つと、スプール3b,3
cは図中右半部位置から上昇する。この間、ラン
ド3hが孔3lから外れると、ランド3h,3i
間の室がキツクダウン圧回路24を通じてスロツ
トルバルブ8のドレーンポート8hへドレーンさ
れ、回路25からのスロツトルモジユレータ圧が
ランド3h,3iの面積差に作用してスプール3
cを下向きに押していた力がなくなり、スプール
3b,3cは一瞬にして図中左半部位置に上昇す
る。これにより、油路29より分岐した油路30
が油路31に通じ、前述のように油路29に導び
かれていたライン圧が油路30、1―2シフトバ
ルブ3を経て油路31に出力される。このライン
圧はその後油路42を通りサーボアプライ室10
6′aに供給されるが、その途中でオリフイス7
5により絞られる。このサーボアプライ圧は油路
64を経てアキユムレータ室12eにも達し、前
述のように下降位置にある段付ピストン12bを
ばね12f及び室12d内の圧力に抗して押戻
す。これによりサーボアプライ圧はゆつくり上昇
し、バンドサーボ106′はセカンド・ブレーキ
106をゆつくり作動させる。このセカンド・ブ
レーキ106の作動により自動変速機は、前記し
たリア・クラツチ105の締結と相まつて第1速
から第2速へシフトアツプされるが、このシフト
アツプ時の変速シヨツクをアキユムレータ12の
上記作動により緩和することができる。 第2速での走行中車速が更に上昇すると、この
車速に対応した、回路23より2―3シフトバル
ブ4の室4eに達するガバナ圧は、図中右半部位
置にあるスプール4bを、ばね4dによる下向き
力と、回路25,38からのスロツトルモジユレ
ータ圧ががランド4jとランド4iとの受圧面積
差に作用して生ずる下向き力とに打勝ち、スプー
ル4bを図中右半部位置から上昇させる。この間
ランド4iが孔4pから外れポート4uがしや断
されると、3―2ダウンシフトバルブ5が図中左
半部にあり油路36はポート5fを介してドレー
ンされているので、上記スロツトルモジユレータ
圧による下向き力がなくなり、スプール4bは一
瞬にして図中左半部位置に上昇する。これによ
り、油路32に油路99が通じ、前述のように油
路32に導びかれていたライン圧は2―3シフト
バルブ4及び油路32を経て油路40に出力され
る。このライン圧は油路40より、一方でライン
圧ブースタバルブ6の通路6e,6gを経て室6
fに達し、スプール6bをばね6cに抗して図中
上半部位置から下半部位置へ右行させ、他方でオ
リフイス69及びチエツクバルブ68を介してサ
ーボレリーズ室106′b及びフロントクラツチ
減圧バルブ15に導びかれる。フロントクラツチ
減圧バルブ15に導びかれたライン圧はこのバル
ブの前記した調圧作用により減圧され、フロン
ト・クラツチ104には油路70、シヤトルバル
ブ61及び油路62を介して減圧された圧力が供
給される。一方、サーボレリーズ室106′bに
ライン圧が供給されると、バンド・サーボ10
6′のピストンはサーボアプライ室106′a側よ
りサーボレリーズ室106′bの方が受圧面積が
大きいため、上記ピストンはサーボアプライ室1
06′a側へ押戻される。これにより、バンドサ
ーボ106′によるセカンド・ブレーキ106の
解放が行なわれる。セカンド・ブレーキ106の
解放及びフロント・クラツチ104の締結によ
り、リア・クラツチ105の前記した締結保持と
相まつて自動変速機を第2速から第3速へシフト
アツプさせることができる。 第3速での走行中、車速がある値以上で、この
車速に対応した、回路23より3―2ダウンシフ
トバルブ5の室5dに至るガバナ圧によりスプー
ル5bがばね5cに抗し図中左半部位置に上昇さ
れた状態において、アクセルペダルを踏込み一定
以上にスロツトル開度を増すと、このスロツトル
開度に対応した、スロツトルモジユレータ圧回路
25より油路39を経て3―2ダウンシフトバル
ブ5にスロツトルモジユレータ圧が、ランド5e
とランド5hとの受圧面積差に作用して、ばね5
cとの共働によりスプール5bを図中右半部位置
に押下げる。これにより、油路36,39間が導
通し、スロツトルモジユレータ圧は油路39,3
6を経て2―3シフトバルブ4のポート4xを通
つて室4vに入りスプール4bのランド4i,4
j間の面積差に作用し、スプール4bを室4e内
のガバナ圧に打勝つて図中左半部位置から右半部
位置へと押下げる。これにより油路99,32間
が遮断され、油路32へのライン圧供給を断たれ
ると同時に、油路32はドレンポート4wに通
じ、第3速でフロント・クラツチ104及びサー
ボレリーズ室106′bに供給されていた圧力は
次に説明するようにして抜取られる。即ち、フロ
ントクラツチ圧は、フロントクラツチ減圧バルブ
15の室15dに圧力が生じなくなるため、スプ
ール15bがばね15cにより図中右半部位置に
されて油路40,70間を導通していることか
ら、油路62、シヤトル弁61、油路70,4
0,32及びドレンポート4wを経て比較的速や
かに抜取られる。一方、サーボレリーズ圧は、油
路67、油路80、オリフイス69、油路40を
通つてドレンポート4wへとドレーンされるが、
オリフイス69があるため比較的ゆつくり抜取ら
れる。ここで、車速がある程度低くなると、この
車速に対応した、ガバナ圧回路23より油路66
を経て3―2タイミングバルブ14の室14dに
作用するガバナ圧はスプール14bをばね14c
に抗して図中左半部位置に上昇させ得ず、スプー
ル14bは図中右半部位置に下降して、油路4
0,67間を通ずる。この場合、サーボレリーズ
圧は油路67、3―2タイミングバルブ14、油
路40、ドレンポート4wを経て(オリフイス6
9をバイパスして)、車速が高いときより比較的
速やかに抜取られる。以上の作用により、フロン
トクラツチ圧の抜けに対しサーボレリーズ圧は、
車速が高い場合、オリフイス69で決定されるゆ
つくりした速度で、又車速が低い場合、比較的速
く抜取られる。このため、高車速ではフロント・
クラツチ104の解放に対してバンドサーボ10
6′(セカンド・ブレーキ106)の作動が遅れ、
ニユートラルインタパルを長くとることができ、
その間にエンジン回転が車速に見合うだけ上昇
し、変速シヨツクを少なくして第3速から第2速
へのシフトダウンを行なうことができる。又、低
車速では、フロントクラツチ104の解放に対す
るセカンドブレーキ106の作動遅れを少なく
し、この作動遅れを、エンジン回転が車速に見合
う分だけ上昇するに必要な時間に合せることがで
き、シフトダウンの時の変速シヨツクを軽減可能
である。 なお、3―2ダウンシフトバルブ5は、車速が
低下し、室5dに及ぶガバナ圧がこれに対応して
低下する時もスロツトル開度が一定以上である場
合は、スロツトル開度を増した場合につき前記し
たと同様の作用を生じ、同様な第3速から第2速
へのシフトダウンを自動変速機に行なわせること
ができる。ところが、スロツトル開度が一定値以
下の場合には3―2ダウンシフトバルブ5とは無
関係に3―2シフトダウンが起こるようにしてあ
る。すなわち、スロツトル開度が一定値以下の状
態で車速が低下してくると、ガバナ圧が低下して
3―2ダウンシフトバルブ5が図中右半部位置に
切り換わる前に、2―3シフトバルブ4のスプー
ル4bをガバナ圧により図中上方向に押す力より
もばね4dによる下方向の力が大きくなり、2―
3シフトバルブ4が図中右半部位置に切り換えら
れてしまう。2―3シフトバルブ4が切り換えら
れると上記と同様にして3―2シフトダウンが行
なわれる。この際の2―3シフトバルブ4の切り
換わりは、ばね4dの力とガバナ圧との関係だけ
で決定され、スロツトルモジユレータ圧は無関係
であり、常に一定車速でシフトダウンされること
になる。これによつて、第4図に示すように折れ
曲がつた3―2シフトダウン変速線が得られる。 次に、車速が更に低下すると、1―2シフトバ
ルブ3の室3e内におけるガバナ圧がばね3dの
ばね力に抗しきれず、このばねでスプール3b,
3cは図中左半部位置より右半部位置に下降して
油路30,31間を遮断すると共に、油路31を
ドレンポート3vに通じさせる。これにより、サ
ーボアプライ室106′aに供給されていたライ
ン圧は油路42のチエツクバルブ76を通り、油
路31及びドレンポート3vを経て抜取られ、バ
ンドサーボ106′の解放作動によりセカンド・
ブレーキ106は作動解除される。かくて、摩擦
要素はリア・クラツチ105のみが締結されるこ
とになり、自動変速機は第2速から第1速へシフ
トダウンされる。 マニユアルバルブ2をNレンジに戻すと、ポー
ト2bがドレンされることから、リア・クラツチ
105に供給されていたライン圧は油路29、チ
エツクバルブ77、油路22を通りマニユアルバ
ルブ2のポート2bより抜取られ、自動変速機は
すべての摩擦要素が非作動にされ、動力伝達の行
なわれない中立状態となる。なお、ポート2gの
ライン圧は2―3シフトバルブ4までは導びかれ
ているが、スプール4bのランド4jによつて遮
断されているので摩擦要素を作動させることはな
い。 なお、前記した第3速での走行中、アクセルペ
ダルをいつぱい踏込んでキツクダウン状態にする
と、前記したようにスロツトルバルブ8のプラン
ジヤ8dが図中右方へ限界まで押込まれて、回路
24にキツクダウン圧(ライン圧)が出力され
る。このキツクダウン圧は一方で1―2シフトバ
ルブ3のポート3xに、他方で2―3シフトバル
ブ4の室4sに供給される。室4sに供給された
キツクダウン圧は、図中左半部位置にあるスプー
ル4bのランド4iに作用し、ばね4dとの共働
によりスプール4bを図中右半部位置に押下げ
る。これにより2―3シフトバルブ4は前述した
と同様にして自動変速機を第3速から第2速にシ
フトダウンさせる。又、車速が更に低下すると、
回路24から1―2シフトバルブ3のポート3x
に供給されたキツクダウン圧は、ランド3iとラ
ンド3gとの間の面積差に作用し、ばね3dと共
働してスプール3b,3cを室3e内のガバナ圧
に抗し図中左半部位置から右半部位置へ押下げ
る。これにより1―2シフトバルブ3は前述した
と同様にして自動変速機を第2速から第1速へシ
フトダウンさせる。なお、キツクダウン状態にお
いて1―2シフトバルブ3及び2―3シフトバル
ブ4が図中右半部位置になると、前記したように
回路25に出力されるライン圧が1―2シフトバ
ルブ3の図中右半部位置にあるスプール3bのラ
ンド3h,3i間における受圧面積差に作用する
と共に、2―3シフトバルブ4の図中右半部位置
にあるスプール4bのランド4i,4j間におけ
る受圧面積差に作用し、それぞれのスプールを下
向きに押している。又、回路24のキツクダウン
圧は1―2シフトバルブ3の図中右半部位置にあ
るスプール3bのランド3f,3h間における受
圧面積差に作用すると共に、2―3シフトバルブ
4の図中右半部位置にあるスプール4bのランド
4hに作用し、それぞれのスプールを下向きに押
している。更に、両シフトバルブ3,4のスプー
ルにはそれぞればね3d,4dによる下向きの力
が働いている。各シフトバルブ3,4のスプール
には上記の下向き力に対向するよう室3e,4e
内においてガバナ圧が作用し、ガバナ圧が1―2
シフトバルブのスプールに加わる下向き力に打勝
つような車速になると、前記したようにして1―
2シフトバルブ3は第1速から第2速へのシフト
アツプを行ない、ガバナ圧が2―3シフトバルブ
4のスプールに加わる下向き力に打勝つような車
速になると、前記したようにして2―3シフトバ
ルブ4は第2速から第3速へのシフトアツプを行
なうことができる。しかし、両シフトバルブ3,
4のスプールに加わる下向き力は上記から明らか
なように、前記した通常のスロツトル開度時にお
ける下向き力より大きいため、通常のスロツトル
開度時より高速になるまでシフトアツプせず、低
速ギヤの大きな駆動力で加速できる。以上のよう
にして得られる変速線図を第4図に示す。 次に、マニユアルバルブ2をDレンジにして第
3速で走行中にレンジにセレクトした場合の作
用を説明する。Dレンジにおいて第3速になる
と、油路40に導びかれたライン圧がライン圧ブ
ースタバルブ6の条溝6e、油路6gを通り室6
fに達し、スプール6bを図中下半部位置へばね
6cに抗して移動させる。移動後は、油路31,
41より条溝6e、油路6gを経て室6fに至る
ライン圧によりスプール6bはそのままの位置に
保持されている。ここでマニユアルバルブ2を
レンジに切換えると、ライン圧回路16はポート
2b,2cに通じ、またポート2gはドレーンさ
れる。ライン圧はポート2bからは前記したと同
じ場所に達し、ポート2cからは油路45に供給
される。ポート2gがドレーンされると、油路9
9及び2―3シフトバルブ4を介して油路32が
ドレーンされることになり、結局、油路32は2
―3シフトバルブ4のスプール4bの位置にかか
わらずドレーンされ、自動変速機はフロント・ク
ラツチ104及びサーボレリーズ室106′bに
供給された圧力が抜取られることで第3速から第
2速へとシフトダウンされる。従つて車速にかか
わらず第3速へシフトアツプされることはない。
油路45に導びかれたライン圧は、ブースタバル
ブ6が上記の状態にあることから、油路43及び
シヤトル弁46を経てスロツトルモデイフアイア
バルブ7のポート7hに導びかれる。かくて、ス
ロツトルモデイフアイアバルブ7は前記した調圧
作用により油路54に、全スロツト開度にわたつ
て調圧上限値(第3図e―f参照)のスロツトル
モデイフアイア圧を出力し、レギユレータバルブ
1にこのスロツトルモデイフアイア圧が供給され
る。この結果、レギユレータバルブ1は前記の作
用により、その調圧上限値(第3図n―d参照)
に相当するライン圧を全スロツトル開度にわたつ
てライン圧回路16内に作り出す。これがため、
小又は中スロツトル開度においても十分高いライ
ン圧が得られて、リア・クラツチ105及びバン
ドサーボ106′を強力に作動させることができ、
シフトダウンが迅速に行なわれるのでレンジで
のエンジンブレーキを直ちに効かせることができ
る。 上記レンジでの走行中車速がある値まで低下
すると、1―2シフトバルブ3は、スプール3
b,3cがばね3dにより図中左半部位置より右
半部位置に下降することから、前記したと同様に
して自動変速機を第2速から第1速にシフトダウ
ンさせる。この時、油路31内に油圧がなくな
り、この結果、ライン圧ブースタバルブ6のスプ
ール6bは図中下半部に示す右行位置に保持され
る力を失い、上半部に示す位置へばね6cで戻さ
れる。これにより、油路45のライン圧はライン
圧ブースタバルブ6で行止まりとなり、油路43
はドレンポート6hに通ずる。かくてプレツシヤ
モデイフアイアバルブ7のポート7hへは、シヤ
トル弁46の切換動作により回路48,47から
のスロツトル圧が導びかれるようになり、プレツ
シヤモデイフアイアバルブ7は前記したようにプ
レツシヤモデイフアイア圧を油路54を経てレギ
ユレータバルブ1に供給し、レギユレータバルブ
1に前記したライン圧を回路16内に作り出すよ
うな機能をさせることができる。 その後車速が上がり、1―2シフトバルブ3の
室3e内に及ぶガバナ圧でこのシフトバルブがア
ツプシフト状態になると、前述したようにして自
動変速機は第1速から第2速にシフトアツプされ
る。しかし、この時油路31内に生じたライン圧
が油路41を経てライン圧ブースタバルブ6に供
給されても、このバルブの図中上半部位置のスプ
ール6bは最早右行することはない。従つて、ラ
イン圧ブースタバルブ6は、第3速での走行中
レンジにシフトして第2速になる場合及び後述す
るように第3速での走行中レンジにシフトして
第2速になる場合のみ、前述のようにライン圧を
全スロツトル開度にわたり一定の高い値に保つて
セカンド・ブレーキ106がクラツチドラムをつ
かむとき必要な容量を確保し、レンジにしたと
きのエンジンブレーキの効きを確実にするが、一
度第1速になればこの後第1速から第2速へのシ
フトアツプ、第2速から第1速へのシフトダウン
を繰返してもライン圧を高めることがなく、変速
シヨツクを大きくすることはない。なおDレンジ
の第2速からレンジ又はレンジにするとき
は、セカンド・ブレーキ106がクラツチドラム
をあらかじめつかまえているのでエンジンブレー
キ時でもライン圧ブースタバルブ6によつてライ
ン圧を高める必要はない。 次いでマニユアルバルブ2をレンジにする
と、ライン圧回路16はポート2b,2cに加
え、ポート2dとも通じる。ライン圧はポート2
b,2cからは前記したと同じ場所に達し、ポー
ト2dからは第1速固定レンジ減圧バルブ11に
供給される。減圧バルブ11は室11dに当初圧
力がないため、スプール11bをばね11cによ
り図中右半部位置に押下げられているが、油路5
9からのライン圧が油路58より室11dに達し
てスプール11bを押上げ、ライン圧の一部をド
レンポート11fからドレンすることにより図中
左半部の位置でバランスし、この位置におけるば
ね11cのばね力に等しい大きさまで減圧され
る。従つて、油路59から導びかれたライン圧は
一定の大きさに減圧されて、油路58、シヤトル
バルブ28、油路26を通り、1―2シフトバル
ブ3のスプール3cのランド3nの上端面に作用
し、スプール3cに下向きの力を及ぼす。この下
向き力より室3e内のガバナ圧による上向き力の
方が大きい高車速では、スプール3b,3cは図
中左半部位置にされ、シフトバルブ3は自動変速
機を第2速の状態に保ち、高速走行中レンジを
選択した場合等におけるエンジンのオーバーラン
を防止できる。なおこの場合、第3速からレン
ジを選択して第2速になる時のみレンジのとこ
ろで説明したようにライン圧ブースタバルブ6に
よりライン圧が高まる。車速が低下し、室3e内
のガバナ圧による上向き力が低下すると、スプー
ル3cはスプールランド3nの上端面に作用する
前記一定の減圧油による下向き力で図中右半部位
置へ下降される。一方、スプール3bはランド3
i下側面に作用する前記一定の減圧油による上向
き力により、ばね3dを縮めた状態で図中左半部
位置に保持されてスプール3cから離反される。
この時、ドレンポート3uに通じていた油路27
が油路26と通じ、油路26内の一定の減圧油は
油路27を経てロー・アンド・リバース・ブレー
キ107に供給され、このロー・アンド・リバー
ス・ブレーキ107の作動と、リア・クラツチ1
05の締結保持とで自動変速機はエンジンブレー
キを効かせることができる第1速の状態で自動車
を走行させることができる。なお、第1速固定レ
ンジ減圧バルブ11は油路59からのライン圧を
ばね11cで決まる一定値に減圧して油路58に
出力するので、第1速固定レンジでの1―2シフ
トバルブ3の変速点をいかなるスロツトル開度に
おいてもエンジンのオーバーランが防止できるよ
うに所望の一定車速に設定することができる。 マニユアルバルブ2をNレンジからRレンジに
すると、ライン圧回路16はポート2a及び2g
に通じる。ライン圧はポート2aから油路60を
通り、一方でシヤトル弁28及び油路26を経て
1―2シフトバルブ3に至るが、この時ガバナ圧
が前進時のみ発生することから室3eにガバナ圧
が存在せず、スプール3b,3cが常時図中右半
部位置にあるため、油路27を経てロー・アン
ド・リバース・ブレーキ107に供給され、他方
でオリフイス78、シヤトル弁61及び油路62
を経てフロント・クラツチ104に供給される。
フロント・クラツチ104に向うライン圧は途中
でオリフイス78により絞られており徐々に立上
がる。かくて自動変速機はフロント・クラツチ1
04の締結と、ロー・アンド・リバース・ブレー
キ107の作動とで後退走行が可能な状態とな
る。なお、マニユアルバルブ2のポート2gのラ
イン圧はNレンジの場合と同様に2―3シフトバ
ルブ4によつて遮断されている。 マニユアルバルブ2を再びNレンジに戻すと、
ポート2aがドレンに通じ、フロント・クラツチ
104内のライン圧は油路62、シヤトルバルブ
61、油路60、チエツクバルブ79及びマニユ
アルバルブ2のポート2aを経て速やかに抜取ら
れ、ロー・アンド・リバース・ブレーキ107内
のライン圧も油路27,26、シヤトルバルブ2
8、油路60及びマニユアルバルブ2のポート2
aを経て速やかに抜取られ、自動変速機は中立状
態となる。次に、本発明によるシフト装置すなわ
ち2―3シフトバルブと3―2ダウンシフトバル
ブとを組み合せてなる装置について更に詳細に説
明する。 ここで2―3シフトバルブ4のスプール4bに
作用する力の釣合を考えてみると、上向きの力は
室4eに作用するガバナ圧によるものだけである
が、下向きの力はばね4dによる力に加えて、ラ
ンド4hの面積(S1)、ランド4h,4i間の面
積(S2)、ランド4i,4j間の面積(S3)、ラ
ンド4k,4l間の面積(S4)に作用する油圧
によるものとがあり、これら下向きの力と上向き
の力とのバランスによりスプール4bの位置が決
定される。ところで、室4sにはキツクダウン時
のみ油圧が作用し、ポート4xには3―2ダウン
シフトバルブ5が下降位置にある場合のみ油圧が
作用し、また各ポートの油圧がどの面積S1,S2,
S3,S4に作用するかということもスプール4b
が上昇位置にあるか下降位置にあるかによつて変
わつてくる。これらの関係を表にして示すと下表
のようになる。
【表】
ただし、Xはドレーン、PTHはスロツトル対応
圧、PKDはキツクダウン圧、PGはガバナ圧であ
る。 この表から明らかなように、2―3シフトバル
ブ4は、非キツクダウン状態で2組の変速線(シ
フトアツプ変速線U1,U2、シフトダウン変速線
D1,D2)、及びキツクダウン状態で2組の変速
線(シフトアツプ変速線U3,U4、シフトダウン
変速線D3,D4)を有する。これら変速線U1〜
U4,D1〜D4は例えば第5図に示すようになる
が、変速線の傾斜、位置は2―3シフトバルブ4
のランドの寸法、ばね4dの特性を変えることに
より変更し得る。ところで、この8本の変速線は
理論変速線であり、すべての変速線が実際に現わ
れるわけではなく、3―2ダウンシフトバルブ5
の位置に応じて、U1及びU2のいずれか一方、及
びD1及びD2のいずれか一方、D3,D4のいずれ
か一方、U3,U4のいずれか一方によつて実際の
変速が行なわれる(以下、実際に変速が行なわれ
る変速線を実際変速線という)。その3―2ダウ
ンシフトバルブ5の位置もガバナ圧とスロツトル
対応圧との関係によつて決定される。すなわち、
スプール5bが下降位置では、ランド5hの下面
に作用するガバナ圧による図中上方向の力と、ラ
ンド5i,5h間の面積差に作用するスロツトル
対応圧による力にばね5cによる力を加えた下向
きの力とのバランスによつて、3―2ダウンシフ
トバルブ5のシフトアツプ変速線Ux,Uyが決定
されスプール5bの上昇位置では下方向の力はラ
ンド5e,5h間の面積差に作用するスロツトル
対応圧による力にばね5cによる力を加えたもの
となり、これとガバナ圧による上向きの力とのバ
ランスによつてシフトダウン変速線Dx,Dyが決
定される。これらUx,Uy,Dx,Dy変速線とし
て図示すると、例えば、第6図のようになる。こ
のUx,Uy,Dx,Dyの位置、傾斜も3―2ダウ
ンシフトバルブ5のランドの寸法、ばね5cの特
性を変えることにより変更することができる。こ
こで上記2―3シフトバルブ4の理論変速線U1
〜U4,D1〜D4を種々変更し、また3―2ダウン
シフトバルブ5の変速線Ux,Uy,Dx,Dyも
種々変更して、これら変速線を同一変速線図上に
組み合わせて示すと、例えば第7〜9図に示すよ
うな線図が得られる。もちろん、これら以外にも
非常に多くの組み合わせが存在する。前述のよう
に、実際に自動変速機を変速させる実際変速線は
U1〜U4,D1〜D4とUx,Uy,Dx,Dyとの組み
合わせによつて決定されるので、上記第7〜9図
に示す組み合わせの場合には、それぞれ太線で示
すような実際変速線が得られる。例えば、第9図
の場合について、実際変速線が太線のようになる
ことについて説明する。まず、スロツトル開度が
3/4程度の状態でA線に沿つて車速を次第に上昇
させていくとすると、最初は2―3シフトバルブ
4及び3―2ダウンシフトバルブ5共に下降位置
にあり2速の状態にある。3―2ダウンシフトバ
ルブ5はA線がUxと交わるまでは下降位置に保
持されるから2―3シフトバルブ4は変速線U2,
D2によつて切り換わるので、2―3シフトバル
ブ4はA線がU2線と交わつたa点でシフトアツ
プされる。このことはb点からc点まで同様であ
るので、実際変速線である太線部分L1が得られ
る。次に、スロツトル開度が3/8程度の状態でB
線に沿つて車速を次第に上昇させていくとする
と、3―2ダウンシフトバルブ5はB線がUxと
交わるd点までは下降位置に保持され、2―3シ
フトバルブ4は変速線U2,D2によつて切り換わ
る。ところが、B線がUxと交わる以前には、B
線はU2と交わらないためまだこの時点では2―
3シフトバルブ4は切り換わらない。しかし、B
線がUxとd点で交わると3―2ダウンシフトバ
ルブ5は上昇位置となり、これによつて2―3シ
フトバルブ4はU1,D1によつて切り換わるよう
になるが、このときすでにd点はU1を越えた領
域に入つているため直ちに2―3シフトバルブ4
は上昇位置に切り換わつてシフトアツプが行なわ
れる。すなわち、3―2ダウンシフトバルブ5が
上昇位置に切り換わると同時に2―3シフトバル
ブ4も上昇位置に切り換わりシフトアツプが行な
われる。このことはc点からe点(U1とUxの交
点)まで同じであるので、太線部分L2が得られ
る。次に、スロツトル開度が1/4以下の状態でC
線に沿つて車速を次第に上昇させていくとする
と、C線がUxと交わつた時点で3―2ダウンシ
フトバルブ5は上昇位置に切り換えられ、これに
よつて2―3シフトバルブ4は変速線U1,D1に
よつて切り換わることになり、C線とU1とが交
わつたf点においてシフトアツプされる。このこ
とはe点からg点まで同様であり、太線部L3が
得られる。従つて、太線部L1,L2,L3によつて
示す折れ曲がつた実際変速線が得られる。同様に
してシフトダウンの際の実際の変速線も太線によ
つて示すようになる。 次に、キツクダウン時においては、D線に沿つ
て車速を上昇させていくとすると、最初は2―3
シフトバルブ4及び3―2ダウンシフトバルブ5
共に下降位置にあり2速の状態である。3―2ダ
ウンシフトバルブ5はD線がUyと交わるまでは
下降位置に保持されるから、2―3シフトバルブ
4はD4,U4によつて切り換わる。ところが、D
線がUyと交わる以前には、D線はU4と交わらな
いため、まだこの時点では2―3シフトバルブ4
は切り換わらない。しかし、D線がUyとh点で
交わると3―2ダウンシフトバルブ5は上昇位置
となり、これによつて2―3シフトバルブ4は
U3,D3によつて切り換わるようになるが、この
ときすでにh点はU3を越えた領域に入つている
ため直ちに2―3シフトバルブ4は上昇位置に切
り換わつてシフトアツプが行なわれる。従つて、
Uyが実際変速線となる。逆にD線に沿つて減速
していく場合を考えると、最初は2―3シフトバ
ルブ4及び3―2ダウンシフトバルブ5共に上昇
位置にあり3速の状態である。3―2ダウンシフ
トバルブ5はD線がDyに交わるまでは上昇位置
に保持されるから、2―3シフトバルブ4はD3,
U3によつて切り換わる。Dyに達するよりも先に
D3に達するので、D3においてシフトダウンが行
なわれる。従つて、D3が実際変速線になる。 なお、以上の説明は本発明によるシフト装置を
2―3変速に適用した場合について行つたが、1
―2変速又は4速自動変速機の3―4変速等にも
適用し得ることは明らかである。 以上説明してきたように、本発明によると、ガ
バナ圧とスロツトル対応圧とを制御圧力として切
り換えられて摩擦要素への作動圧を供給・排出す
る第1シフトバルブ(2―3シフトバルブ4)
と、ガバナ圧とスロツトル対応圧とによつて切り
換えられてスロツトル対応圧を供給・排出する第
2シフトバルブ(3―2ダウンシフトバルブ5)
とを設け、第1シフトバルブによつて得られる第
1理論アツプシフト変速線及び第2理論アツプシ
フト変速線の両方又はいずれか一方と、第2シフ
トバルブによつて得られる第5理論アツプシフト
変速線が交差するようにし、又は(及び)第1シ
フトバルブによつて得られる第1理論ダウンシフ
ト変速線及び第2理論ダウンシフト変速線と、第
2シフトバルブによつて得られる第5理論ダウン
シフト変速線とが交差するようにしたので、非キ
ツクダウン域において、第5理論変速線が実際変
速線の一部を構成し、これにより折れ曲がつた特
性の実際変速線を得ることができ、更にキツクダ
ウン域においても第6理論変速線と第3及び第4
理論変速線との関係を所望どおりに設定すること
により、アツプシフト及びダウンシフトについて
それぞれ3つの実際変速線を選択することが可能
となる。これにより、種々の実際変速線を得るこ
とができ、シフト装置を設計する際の自由度が大
きくなり、車両、エンジンなどの特性に応じて所
望の変速線により自動変速機を変速させるシフト
装置を得ることができる。すなわち、第1シフト
バルブのスプールの油圧作用面積、第2シフトバ
ルブのスプールの油圧作用面積、第1スプリング
の設定力、及び第2スプリングの設定力を変える
ことにより、上記理論変速線を変え、これによつ
て所望の実際変速線を得ることができる。
圧、PKDはキツクダウン圧、PGはガバナ圧であ
る。 この表から明らかなように、2―3シフトバル
ブ4は、非キツクダウン状態で2組の変速線(シ
フトアツプ変速線U1,U2、シフトダウン変速線
D1,D2)、及びキツクダウン状態で2組の変速
線(シフトアツプ変速線U3,U4、シフトダウン
変速線D3,D4)を有する。これら変速線U1〜
U4,D1〜D4は例えば第5図に示すようになる
が、変速線の傾斜、位置は2―3シフトバルブ4
のランドの寸法、ばね4dの特性を変えることに
より変更し得る。ところで、この8本の変速線は
理論変速線であり、すべての変速線が実際に現わ
れるわけではなく、3―2ダウンシフトバルブ5
の位置に応じて、U1及びU2のいずれか一方、及
びD1及びD2のいずれか一方、D3,D4のいずれ
か一方、U3,U4のいずれか一方によつて実際の
変速が行なわれる(以下、実際に変速が行なわれ
る変速線を実際変速線という)。その3―2ダウ
ンシフトバルブ5の位置もガバナ圧とスロツトル
対応圧との関係によつて決定される。すなわち、
スプール5bが下降位置では、ランド5hの下面
に作用するガバナ圧による図中上方向の力と、ラ
ンド5i,5h間の面積差に作用するスロツトル
対応圧による力にばね5cによる力を加えた下向
きの力とのバランスによつて、3―2ダウンシフ
トバルブ5のシフトアツプ変速線Ux,Uyが決定
されスプール5bの上昇位置では下方向の力はラ
ンド5e,5h間の面積差に作用するスロツトル
対応圧による力にばね5cによる力を加えたもの
となり、これとガバナ圧による上向きの力とのバ
ランスによつてシフトダウン変速線Dx,Dyが決
定される。これらUx,Uy,Dx,Dy変速線とし
て図示すると、例えば、第6図のようになる。こ
のUx,Uy,Dx,Dyの位置、傾斜も3―2ダウ
ンシフトバルブ5のランドの寸法、ばね5cの特
性を変えることにより変更することができる。こ
こで上記2―3シフトバルブ4の理論変速線U1
〜U4,D1〜D4を種々変更し、また3―2ダウン
シフトバルブ5の変速線Ux,Uy,Dx,Dyも
種々変更して、これら変速線を同一変速線図上に
組み合わせて示すと、例えば第7〜9図に示すよ
うな線図が得られる。もちろん、これら以外にも
非常に多くの組み合わせが存在する。前述のよう
に、実際に自動変速機を変速させる実際変速線は
U1〜U4,D1〜D4とUx,Uy,Dx,Dyとの組み
合わせによつて決定されるので、上記第7〜9図
に示す組み合わせの場合には、それぞれ太線で示
すような実際変速線が得られる。例えば、第9図
の場合について、実際変速線が太線のようになる
ことについて説明する。まず、スロツトル開度が
3/4程度の状態でA線に沿つて車速を次第に上昇
させていくとすると、最初は2―3シフトバルブ
4及び3―2ダウンシフトバルブ5共に下降位置
にあり2速の状態にある。3―2ダウンシフトバ
ルブ5はA線がUxと交わるまでは下降位置に保
持されるから2―3シフトバルブ4は変速線U2,
D2によつて切り換わるので、2―3シフトバル
ブ4はA線がU2線と交わつたa点でシフトアツ
プされる。このことはb点からc点まで同様であ
るので、実際変速線である太線部分L1が得られ
る。次に、スロツトル開度が3/8程度の状態でB
線に沿つて車速を次第に上昇させていくとする
と、3―2ダウンシフトバルブ5はB線がUxと
交わるd点までは下降位置に保持され、2―3シ
フトバルブ4は変速線U2,D2によつて切り換わ
る。ところが、B線がUxと交わる以前には、B
線はU2と交わらないためまだこの時点では2―
3シフトバルブ4は切り換わらない。しかし、B
線がUxとd点で交わると3―2ダウンシフトバ
ルブ5は上昇位置となり、これによつて2―3シ
フトバルブ4はU1,D1によつて切り換わるよう
になるが、このときすでにd点はU1を越えた領
域に入つているため直ちに2―3シフトバルブ4
は上昇位置に切り換わつてシフトアツプが行なわ
れる。すなわち、3―2ダウンシフトバルブ5が
上昇位置に切り換わると同時に2―3シフトバル
ブ4も上昇位置に切り換わりシフトアツプが行な
われる。このことはc点からe点(U1とUxの交
点)まで同じであるので、太線部分L2が得られ
る。次に、スロツトル開度が1/4以下の状態でC
線に沿つて車速を次第に上昇させていくとする
と、C線がUxと交わつた時点で3―2ダウンシ
フトバルブ5は上昇位置に切り換えられ、これに
よつて2―3シフトバルブ4は変速線U1,D1に
よつて切り換わることになり、C線とU1とが交
わつたf点においてシフトアツプされる。このこ
とはe点からg点まで同様であり、太線部L3が
得られる。従つて、太線部L1,L2,L3によつて
示す折れ曲がつた実際変速線が得られる。同様に
してシフトダウンの際の実際の変速線も太線によ
つて示すようになる。 次に、キツクダウン時においては、D線に沿つ
て車速を上昇させていくとすると、最初は2―3
シフトバルブ4及び3―2ダウンシフトバルブ5
共に下降位置にあり2速の状態である。3―2ダ
ウンシフトバルブ5はD線がUyと交わるまでは
下降位置に保持されるから、2―3シフトバルブ
4はD4,U4によつて切り換わる。ところが、D
線がUyと交わる以前には、D線はU4と交わらな
いため、まだこの時点では2―3シフトバルブ4
は切り換わらない。しかし、D線がUyとh点で
交わると3―2ダウンシフトバルブ5は上昇位置
となり、これによつて2―3シフトバルブ4は
U3,D3によつて切り換わるようになるが、この
ときすでにh点はU3を越えた領域に入つている
ため直ちに2―3シフトバルブ4は上昇位置に切
り換わつてシフトアツプが行なわれる。従つて、
Uyが実際変速線となる。逆にD線に沿つて減速
していく場合を考えると、最初は2―3シフトバ
ルブ4及び3―2ダウンシフトバルブ5共に上昇
位置にあり3速の状態である。3―2ダウンシフ
トバルブ5はD線がDyに交わるまでは上昇位置
に保持されるから、2―3シフトバルブ4はD3,
U3によつて切り換わる。Dyに達するよりも先に
D3に達するので、D3においてシフトダウンが行
なわれる。従つて、D3が実際変速線になる。 なお、以上の説明は本発明によるシフト装置を
2―3変速に適用した場合について行つたが、1
―2変速又は4速自動変速機の3―4変速等にも
適用し得ることは明らかである。 以上説明してきたように、本発明によると、ガ
バナ圧とスロツトル対応圧とを制御圧力として切
り換えられて摩擦要素への作動圧を供給・排出す
る第1シフトバルブ(2―3シフトバルブ4)
と、ガバナ圧とスロツトル対応圧とによつて切り
換えられてスロツトル対応圧を供給・排出する第
2シフトバルブ(3―2ダウンシフトバルブ5)
とを設け、第1シフトバルブによつて得られる第
1理論アツプシフト変速線及び第2理論アツプシ
フト変速線の両方又はいずれか一方と、第2シフ
トバルブによつて得られる第5理論アツプシフト
変速線が交差するようにし、又は(及び)第1シ
フトバルブによつて得られる第1理論ダウンシフ
ト変速線及び第2理論ダウンシフト変速線と、第
2シフトバルブによつて得られる第5理論ダウン
シフト変速線とが交差するようにしたので、非キ
ツクダウン域において、第5理論変速線が実際変
速線の一部を構成し、これにより折れ曲がつた特
性の実際変速線を得ることができ、更にキツクダ
ウン域においても第6理論変速線と第3及び第4
理論変速線との関係を所望どおりに設定すること
により、アツプシフト及びダウンシフトについて
それぞれ3つの実際変速線を選択することが可能
となる。これにより、種々の実際変速線を得るこ
とができ、シフト装置を設計する際の自由度が大
きくなり、車両、エンジンなどの特性に応じて所
望の変速線により自動変速機を変速させるシフト
装置を得ることができる。すなわち、第1シフト
バルブのスプールの油圧作用面積、第2シフトバ
ルブのスプールの油圧作用面積、第1スプリング
の設定力、及び第2スプリングの設定力を変える
ことにより、上記理論変速線を変え、これによつ
て所望の実際変速線を得ることができる。
第1図は自動変速機の動力伝達機構の骨組図、
第2図は本発明によるシフト装置を示す回路図、
第3図は第2図に示す油圧制御装置によつて得ら
れる各種油圧を示す線図、第4図は第2図に示す
油圧制御装置によつて得られる変速線図、第5図
はシフトバルブの理論変速線の1例を示す線図、
第6図はダウンシフトバルブの変速線の1例を示
す線図、第7,8及び9図は共に本発明によるシ
フト装置によつて得られる実際変速線を示す線
図、第10図、第11図及び第12図は非キツク
ダウン域における第1理論アツプシフト変速線、
第2理論アツプシフト変速線及び第5理論アツプ
シフト変速線の関係を示す図、第13図、第14
図及び第15図はキツクダウン域における第3理
論アツプシフト変速線、第4理論アツプシフト変
速線、及び第6理論アツプシフト変速線の関係を
示す図である。 1…レギユレータバルブ、2…マニユアルバル
ブ、3…1―2シフトバルブ、4…2―3シフト
バルブ、5…3―2ダウンシフトバルブ、6…ラ
イン圧ブースタバルブ、7…プレツシヤモデイフ
アイアバルブ、8…スロツトルバルブ、9…スロ
ツトルフエールセーフバルブ、10…スロツトル
モジユレータバルブ、11…1速固定レンジ減圧
バルブ、12…アキユムレータ、14…3―2タ
イミングバルブ、15…フロントクラツチ減圧バ
ルブ、16…ライン圧回路、17,18,19,
22,26,27,29,30,31,32,3
8,39,40,41,42,43,45,4
7,49,50,52,53,54,57,5
8,59,60,62,63,64,66,6
7,70,71,96,99…油路、20…オイ
ルクーラ、21…各種潤滑部、23…ガバナ圧回
路、24…キツクダウン圧回路、25…スロツト
ルモジユレータ圧回路、28,34,46,61
…シヤトルバルブ、48…スロツトル圧回路、6
8,76,77,79,97…チエツクバルブ、
69,73,74,75,78,98…オリフイ
ス、100…クランクシヤフト、101…トル
ク・コンバータ、102…インプツトシヤフト、
103…ワンウエイ・クラツチ、104…フロン
ト・クラツチ、105…リア・クラツチ、106
…セカンド・ブレーキ、107…ロー・アンド・
リバース・ブレーキ、108…ワンウエイ・クラ
ツチ、109…中間シヤフト、110…第1遊星
歯車群、111…第2遊星歯車群、112…アウ
トプツトシヤフト、113…第1ガバナバルブ、
114…第2ガバナバルブ。
第2図は本発明によるシフト装置を示す回路図、
第3図は第2図に示す油圧制御装置によつて得ら
れる各種油圧を示す線図、第4図は第2図に示す
油圧制御装置によつて得られる変速線図、第5図
はシフトバルブの理論変速線の1例を示す線図、
第6図はダウンシフトバルブの変速線の1例を示
す線図、第7,8及び9図は共に本発明によるシ
フト装置によつて得られる実際変速線を示す線
図、第10図、第11図及び第12図は非キツク
ダウン域における第1理論アツプシフト変速線、
第2理論アツプシフト変速線及び第5理論アツプ
シフト変速線の関係を示す図、第13図、第14
図及び第15図はキツクダウン域における第3理
論アツプシフト変速線、第4理論アツプシフト変
速線、及び第6理論アツプシフト変速線の関係を
示す図である。 1…レギユレータバルブ、2…マニユアルバル
ブ、3…1―2シフトバルブ、4…2―3シフト
バルブ、5…3―2ダウンシフトバルブ、6…ラ
イン圧ブースタバルブ、7…プレツシヤモデイフ
アイアバルブ、8…スロツトルバルブ、9…スロ
ツトルフエールセーフバルブ、10…スロツトル
モジユレータバルブ、11…1速固定レンジ減圧
バルブ、12…アキユムレータ、14…3―2タ
イミングバルブ、15…フロントクラツチ減圧バ
ルブ、16…ライン圧回路、17,18,19,
22,26,27,29,30,31,32,3
8,39,40,41,42,43,45,4
7,49,50,52,53,54,57,5
8,59,60,62,63,64,66,6
7,70,71,96,99…油路、20…オイ
ルクーラ、21…各種潤滑部、23…ガバナ圧回
路、24…キツクダウン圧回路、25…スロツト
ルモジユレータ圧回路、28,34,46,61
…シヤトルバルブ、48…スロツトル圧回路、6
8,76,77,79,97…チエツクバルブ、
69,73,74,75,78,98…オリフイ
ス、100…クランクシヤフト、101…トル
ク・コンバータ、102…インプツトシヤフト、
103…ワンウエイ・クラツチ、104…フロン
ト・クラツチ、105…リア・クラツチ、106
…セカンド・ブレーキ、107…ロー・アンド・
リバース・ブレーキ、108…ワンウエイ・クラ
ツチ、109…中間シヤフト、110…第1遊星
歯車群、111…第2遊星歯車群、112…アウ
トプツトシヤフト、113…第1ガバナバルブ、
114…第2ガバナバルブ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1シフトバルブ4と第2シフトバルブ5と
を有し、 第1シフトバルブのスプール4bは低速側位置
と高速側位置との間を切換わり可能であり、第1
シフトバルブのスプールが低速側位置にある場合
には低速段を実現するように摩擦要素へ作動圧が
供給・排出され、第1シフトバルブのスプールが
高速側位置にある場合には高速段を実現するよう
に摩擦要素へ作動圧が供給・排出され、 第1シフトバルブは第1ポート4e′、第2ポー
ト4u、第3ポート4x及び第4ポート4s′を有
しており、第1ポートには車速に対応したガバナ
圧が常時供給され、第2ポートにはエンジン負荷
に対応したスロツトル対応圧が常時供給され、第
3ポートには第2シフトバルブを通してスロツト
ル対応圧が供給可能であり、第4ポートにはキツ
クダウン域においてのみキツクダウン圧が供給さ
れ、 第1ポートのガバナ圧は第1シフトバルブのス
プールにこれを高速側位置に押す力を作用し、第
2ポート及び第3ポートのスロツトル対応圧及び
第4ポートのキツクダウン圧は第1シフトバルブ
のスプールにこれを低速側位置に押す力を作用
し、第1シフトバルブのスプールは第1ポート、
第2ポート、第3ポート及び第4ポートの油圧に
よる力及びスプールに押し力を作用する第1スプ
リング4dの力のバランスによつて低速側位置と
高速側位置とを切換わると共に、スプールが低速
側位置にある場合と高速側位置にある場合とでス
プールの油圧作用面積が変わることにより、スプ
ールの低速側位置から高速側位置への切換わり
と、高速側位置から低速側位置への切換わりとに
ヒステリシスが与えられており、 第2シフトバルブのスプール5bは第1位置と
第2位置との間を切換わり可能であり、第2シフ
トバルブのスプールが第1位置にある場合には第
1シフトバルブの第3ポートにスロツトル対応圧
が供給されるように油路が接続され、第2シフト
バルブのスプールが第2位置にある場合には第1
シフトバルブの第3ポートの油圧が排出されるよ
うに油路が接続され、 第2シフトバルブは第5ポート5d′及び第6ポ
ート5mを有しており、第5ポートにはガバナ圧
が常時供給されており、第6ポートにはスロツト
ル対応圧が常時供給され、 第5ポートのガバナ圧は第2シフトバルブのス
プールにこれを第2位置側に押す力を作用し、第
6ポートのスロツトル対応圧は第2シフトバルブ
のスプールにこれを第1位置側に押す力を作用
し、第2シフトバルブのスプールは第5ポート及
び第6ポートの油圧による力及びスプールに押し
力を作用する第2スプリング5cの力のバランス
によつて第1位置と第2位置との間を切換わると
共に、スプールが第1位置にある場合と第2位置
にある場合とでスプールの油圧作用面積が変わる
ことにより、スプールの第1位置から第2位置へ
の切換わりと、第2位置から第1位置への切換わ
りとにヒステリシスが与えられている、 自動変速機のシフト装置において、 第1シフトバルブの第3ポートにスロツトル対
応圧が供給されておらずかつ第4ポートにキツク
ダウン圧が供給されていない場合に、スプールが
低速側位置から高速側位置に切換わる際のガバナ
圧とスロツトル対応圧との関係を示す線を第1理
論アツプシフト変速線とすると共に、スプールが
高速側位置から低速側位置に切換わる際のガバナ
圧とスロツトル対応圧との関係を示す線を第1理
論ダウンシフト変速線とし、 第1シフトバルブの第3ポートにスロツトル対
応圧が供給されておりかつ第4ポートにキツクダ
ウン圧が供給されていない場合に、スプールが低
速側位置から高速側位置に切換わる際のガバナ圧
とスロツトル対応圧との関係を示す線を第2理論
アツプシフト変速線とすると共に、スプールが高
速側位置から低速側位置に切換わる際のガバナ圧
とスロツトル対応圧との関係を示す線を第2理論
ダウンシフト変速線とし、 第1シフトバルブの第3ポートにスロツトル対
応圧が供給されておらずかつ第4ポートにキツク
ダウン圧が供給されている場合に、スプールが低
速側位置から高速側位置に切換わる際のガバナ圧
とスロツトル対応圧との関係を示す線を第3理論
アツプシフト変速線とすると共に、スプールが高
速側位置から低速側位置に切換わる際のガバナ圧
とスロツトル対応圧との関係を示す線を第3理論
ダウンシフト変速線とし、 第1シフトバルブの第3ポートにスロツトル対
応圧が供給されておりかつ第4ポートにキツクダ
ウン圧が供給されている場合に、スプールが低速
側位置から高速側位置に切換わる際のガバナ圧と
スロツトル対応圧との関係を示す線を第4理論ア
ツプシフト変速線とすると共に、スプールが高速
側位置から低速側位置に切換わる際のガバナ圧と
スロツトル対応圧との関係を示す線を第4理論ダ
ウンシフト変速線とし、 非キツクダウン域において第2シフトバルブの
スプールが第1位置から第2位置に切換わる際の
ガバナ圧とスロツトル対応圧との関係を示す線を
第5理論アツプシフト変速線とすると共に、スプ
ールが第2位置から第1位置に切換わる際のガバ
ナ圧とスロツトル対応圧との関係を示す線を第5
理論ダウンシフト変速線とし、 キツクダウン域において第2シフトバルブのス
プールが第1位置から第2位置に切換わる際のガ
バナ圧とスロツトル対応圧との関係を示す線を第
6理論アツプシフト変速線とすると共に、スプー
ルが第2位置から第1位置に切換わる際のガバナ
圧とスロツトル対応圧との関係を示す線を第6理
論ダウンシフト変速線としたとき、 第5理論アツプシフト変速線が第1理論アツプ
シフト変速線及び第2理論アツプシフト変速線の
両方又はいずれか一方と交差すること、及び第5
理論ダウンシフト変速線が第1理論ダウンシフト
変速線及び第2理論ダウンシフト変速線の両方又
はいずれか一方と交差すること、の少なくともい
ずれか一方が実現されるように、かつ第3理論ア
ツプシフト変速線及び第4理論アツプシフト変速
線に対する第6理論アツプシフト変速線の関係、
及び第3理論ダウンシフト変速線及び第4理論ダ
ウンシフト変速線に対する第6理論ダウンシフト
変速線の関係は任意となるように、第1シフトバ
ルブのスプールの第1ポート、第2ポート、第3
ポート及び第4ポートからの油圧の油圧作用面
積、第1スプリングの力、第2シフトバルブのス
プールの第5ポート及び第6ポートからの油圧の
油圧作用面積、及び第2スプリングの力の関係が
設定されていることを特徴とする自動変速機のシ
フト装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56027664A JPS57144339A (en) | 1981-02-28 | 1981-02-28 | Shifter for automatic gear change |
| DE8282101398T DE3278722D1 (en) | 1981-02-28 | 1982-02-24 | Shift device of hydraulic control system for automatic transmission |
| EP82101398A EP0059427B1 (en) | 1981-02-28 | 1982-02-24 | Shift device of hydraulic control system for automatic transmission |
| US06/351,747 US4467675A (en) | 1981-02-28 | 1982-02-24 | Shift device for hydraulic control system for automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56027664A JPS57144339A (en) | 1981-02-28 | 1981-02-28 | Shifter for automatic gear change |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57144339A JPS57144339A (en) | 1982-09-06 |
| JPH0124940B2 true JPH0124940B2 (ja) | 1989-05-15 |
Family
ID=12227200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56027664A Granted JPS57144339A (en) | 1981-02-28 | 1981-02-28 | Shifter for automatic gear change |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4467675A (ja) |
| EP (1) | EP0059427B1 (ja) |
| JP (1) | JPS57144339A (ja) |
| DE (1) | DE3278722D1 (ja) |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57144338A (en) * | 1981-02-26 | 1982-09-06 | Nissan Motor Co Ltd | Shifter for automatic gear change |
| JPS59140946A (ja) * | 1983-02-02 | 1984-08-13 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機の油圧制御装置 |
| JPS59155649A (ja) * | 1983-02-21 | 1984-09-04 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機の油圧制御装置 |
| JPS59155650A (ja) * | 1983-02-21 | 1984-09-04 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機の油圧制御装置 |
| JPS59159452A (ja) * | 1983-02-28 | 1984-09-10 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機の油圧制御装置 |
| JPS59164443A (ja) * | 1983-03-10 | 1984-09-17 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機の油圧制御装置 |
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| JPS61266857A (ja) * | 1985-05-21 | 1986-11-26 | Toyota Motor Corp | 車両用自動変速機の油圧制御装置 |
| US4843551A (en) * | 1987-09-28 | 1989-06-27 | Saturn Corporation | Failure mode shift pattern alteration for an electronically controlled transmission |
| JPH07109243B2 (ja) * | 1988-01-25 | 1995-11-22 | 日産自動車株式会社 | 自動変速機の変速制御装置 |
| JPH0660683B2 (ja) * | 1989-09-01 | 1994-08-10 | マツダ株式会社 | 自動変速機の変速制御装置 |
| US5134903A (en) * | 1990-06-30 | 1992-08-04 | Suzuki Motor Corporation | Shift control device of transmission |
| JP3110227B2 (ja) * | 1993-11-22 | 2000-11-20 | 株式会社東芝 | タービン冷却翼 |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3078736A (en) * | 1960-12-19 | 1963-02-26 | Clark Equipment Co | Hydraulic control system for automatic transmission |
| US3613484A (en) * | 1969-12-08 | 1971-10-19 | Ford Motor Co | Ratio shift timing valves for use in a control system for a multiple ratio automatic power transmission mechanism |
| JPS5613221B2 (ja) * | 1972-10-20 | 1981-03-26 | ||
| JPS52109078A (en) * | 1976-03-09 | 1977-09-12 | Toyota Motor Corp | Speed change controller for fluid-system automatic transmission |
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