JPH09115786A - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
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- JPH09115786A JPH09115786A JP7294894A JP29489495A JPH09115786A JP H09115786 A JPH09115786 A JP H09115786A JP 7294894 A JP7294894 A JP 7294894A JP 29489495 A JP29489495 A JP 29489495A JP H09115786 A JPH09115786 A JP H09115786A
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- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】液漏れを抑制した4級塩を含む電解液を用いた
電解コンデンサの提供。 【解決手段】金属アルコキシドおよび反応性のシリコー
ン樹脂を混合して加熱硬化させた有機−無機複合体から
なるセラミックスコーティング層を、外部接続用端子お
よび外装ケースの封口体に対する接触面に形成する。金
属アルコキシドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合し
て加熱硬化させた有機−無機複合体からなるセラミック
スコーティング層は低温での形成が可能となり、外部接
続用端子の半田部分を溶融させることなく緻密に形成
し、また、シリコーン樹脂で弾力性を持たせることによ
り加熱硬化や外部ストレスによりクラックを生じること
がなくなる。
電解コンデンサの提供。 【解決手段】金属アルコキシドおよび反応性のシリコー
ン樹脂を混合して加熱硬化させた有機−無機複合体から
なるセラミックスコーティング層を、外部接続用端子お
よび外装ケースの封口体に対する接触面に形成する。金
属アルコキシドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合し
て加熱硬化させた有機−無機複合体からなるセラミック
スコーティング層は低温での形成が可能となり、外部接
続用端子の半田部分を溶融させることなく緻密に形成
し、また、シリコーン樹脂で弾力性を持たせることによ
り加熱硬化や外部ストレスによりクラックを生じること
がなくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解コンデンサに
係り、特に4級アンモニウム塩を含有する電解液を含浸
したコンデンサ素子からなる電解コンデンサに関するも
のである。
係り、特に4級アンモニウム塩を含有する電解液を含浸
したコンデンサ素子からなる電解コンデンサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の電解コンデンサ10
(図1および図2参照)は、アルミニウム箔とセパレー
タ紙を交互に重ね合わせたコンデンサ素子12を、これ
に外部接続用端子14を接続した上で外装ケース16内
に収納し、その後、この外装ケース16の開口部を封口
体22で封止するよう構成されている。なお、コンデン
サ素子12には、前述したように、4級アンモニウム塩
を含有した電解液が含浸されており、また、外部接続用
端子14は、通常、丸棒部18aおよび平坦部18bか
らなるアルミニウム導体18と、これに接続される外部
引出し線20とから形成されている。
(図1および図2参照)は、アルミニウム箔とセパレー
タ紙を交互に重ね合わせたコンデンサ素子12を、これ
に外部接続用端子14を接続した上で外装ケース16内
に収納し、その後、この外装ケース16の開口部を封口
体22で封止するよう構成されている。なお、コンデン
サ素子12には、前述したように、4級アンモニウム塩
を含有した電解液が含浸されており、また、外部接続用
端子14は、通常、丸棒部18aおよび平坦部18bか
らなるアルミニウム導体18と、これに接続される外部
引出し線20とから形成されている。
【0003】しかるに、この種の電解コンデンサ10
は、一般に、外部接続用端子(特に陰極側)14の封口
体22に対する接触面、すなわち、封口体挿通部22a
内に挿通支持される丸棒部18a部分、および外装ケー
ス16の封口体22に対する接触面16aの耐性が劣
る。このため、挿通部22aおよびケース接触面16a
内に介在する電解液の電気化学的作用の結果、液漏れが
発生する難点を有する。そこで、近来、前記難点を克服
すべく、外部接続用端子または外装ケースの少なくとも
所要部分の前記耐性を向上するようこれを化成処理する
技術(例えば、特公昭60−32346号公報参照)が
開発、適用されている。
は、一般に、外部接続用端子(特に陰極側)14の封口
体22に対する接触面、すなわち、封口体挿通部22a
内に挿通支持される丸棒部18a部分、および外装ケー
ス16の封口体22に対する接触面16aの耐性が劣
る。このため、挿通部22aおよびケース接触面16a
内に介在する電解液の電気化学的作用の結果、液漏れが
発生する難点を有する。そこで、近来、前記難点を克服
すべく、外部接続用端子または外装ケースの少なくとも
所要部分の前記耐性を向上するようこれを化成処理する
技術(例えば、特公昭60−32346号公報参照)が
開発、適用されている。
【0004】しかしながら、前記技術においても、な
お、前記難点は完全には解決されないことが判明した。
すなわち、前記技術においては、化成処理されている外
部接続用端子または外装ケース(特に封口体との接触
面)に接触する電解液のpH値が上昇し、このため結果
的に、前記接触面の物性が劣化されて封口体のシールド
性が低下し、電解液の液漏れが、従来と同じく発生する
ことが確認された。なお、前記電解液pH値の上昇現象
は、現在は未だその原因が解明されていないが、実際的
には、pH値が初期の7程度から使用時の10〜14程
度にまで上昇するものである。因みに、前記電解液の液
漏れは、電解液のドライアップを招来して寿命特性を劣
化させることは明らかである。
お、前記難点は完全には解決されないことが判明した。
すなわち、前記技術においては、化成処理されている外
部接続用端子または外装ケース(特に封口体との接触
面)に接触する電解液のpH値が上昇し、このため結果
的に、前記接触面の物性が劣化されて封口体のシールド
性が低下し、電解液の液漏れが、従来と同じく発生する
ことが確認された。なお、前記電解液pH値の上昇現象
は、現在は未だその原因が解明されていないが、実際的
には、pH値が初期の7程度から使用時の10〜14程
度にまで上昇するものである。因みに、前記電解液の液
漏れは、電解液のドライアップを招来して寿命特性を劣
化させることは明らかである。
【0005】そこで、本出願人は、先に前記難点を克服
することができる、すなわち端子接触面またはケース接
触面からの電解液液漏れを完全に防止することができる
技術を開発し、特許出願(特願平5−255869号、
特願平6−235349)を行った。すなわち、前記技
術は、前記電解コンデンサにおいて、外部接続用端子の
封口体に対する接触面(端子接触面)または外装ケース
の封口体に対する接触面(ケース接触面)に、セラミッ
クスコーティング層を形成するように構成されている。
従って、端子接触面またはケース接触面にコーティング
する技術によれば、前記セラミックスコーティング層
が、4級アンモニウム塩を含有する電解液と外部接続用
端子または外装ケースとの接触に際して、端子接触面ま
たはケース接触面に対しては電気化学的耐性を付与して
漏れ電流を抑止し、一方電解液に対しては絶縁層を形成
してその変質を防止することができる。すなわち、電解
液のpH値が上昇して封口体のシールド性を低下させる
ことによる前記電解液の液漏れの発生を防止することが
できる。なお、端子接触面にコーティングする技術およ
びケース接触面にコーティングする技術を併用すれば、
電解コンデンサからの電解液の液漏れが防止され、いわ
ゆるドライアップが阻止されることは明らかである。
することができる、すなわち端子接触面またはケース接
触面からの電解液液漏れを完全に防止することができる
技術を開発し、特許出願(特願平5−255869号、
特願平6−235349)を行った。すなわち、前記技
術は、前記電解コンデンサにおいて、外部接続用端子の
封口体に対する接触面(端子接触面)または外装ケース
の封口体に対する接触面(ケース接触面)に、セラミッ
クスコーティング層を形成するように構成されている。
従って、端子接触面またはケース接触面にコーティング
する技術によれば、前記セラミックスコーティング層
が、4級アンモニウム塩を含有する電解液と外部接続用
端子または外装ケースとの接触に際して、端子接触面ま
たはケース接触面に対しては電気化学的耐性を付与して
漏れ電流を抑止し、一方電解液に対しては絶縁層を形成
してその変質を防止することができる。すなわち、電解
液のpH値が上昇して封口体のシールド性を低下させる
ことによる前記電解液の液漏れの発生を防止することが
できる。なお、端子接触面にコーティングする技術およ
びケース接触面にコーティングする技術を併用すれば、
電解コンデンサからの電解液の液漏れが防止され、いわ
ゆるドライアップが阻止されることは明らかである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た端子接触面にコーティングする技術またはケース接触
面にコーティングする技術においても、なお以下に述べ
るような難点が発生していた。
た端子接触面にコーティングする技術またはケース接触
面にコーティングする技術においても、なお以下に述べ
るような難点が発生していた。
【0007】すなわち、前記技術においては、前述した
ように、端子接触面18aおよびケース接触面16a
に、セラミックスコーティング層を形成する。しかし、
セラミックスをコーティングする際の熱処理温度が14
0℃〜200℃と高温であることから、外部接続用端子
14に接続される外部引出し線20の半田部分が溶融し
て、基板などに装着する際の半田付けに悪影響を及ぼ
す。また、外部端子への影響がないように熱処理温度を
低温でコーティングした場合は、充分な(緻密な)コー
ティング層ができないため、液漏れの防止が充分でなく
なるという問題が生じてしまう。
ように、端子接触面18aおよびケース接触面16a
に、セラミックスコーティング層を形成する。しかし、
セラミックスをコーティングする際の熱処理温度が14
0℃〜200℃と高温であることから、外部接続用端子
14に接続される外部引出し線20の半田部分が溶融し
て、基板などに装着する際の半田付けに悪影響を及ぼ
す。また、外部端子への影響がないように熱処理温度を
低温でコーティングした場合は、充分な(緻密な)コー
ティング層ができないため、液漏れの防止が充分でなく
なるという問題が生じてしまう。
【0008】また、層の厚いセラミックスコーティング
層を加熱硬化する際に、クラックが生じてしまったり、
製品組立てや基板装着等の際に加わるストレスのために
クラックが生じて、液漏れの防止が充分でなくなるとい
う問題が生じてしまう。
層を加熱硬化する際に、クラックが生じてしまったり、
製品組立てや基板装着等の際に加わるストレスのために
クラックが生じて、液漏れの防止が充分でなくなるとい
う問題が生じてしまう。
【0009】そこで、本発明の目的は、金属アルコキシ
ドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合して加熱硬化さ
せた有機−無機複合体からなるセラミックスコーティン
グ層を外部接続用端子および外装ケースの封口体に対す
る接触面に、低温にて半田部分を溶融させることなく緻
密に形成し、また、シリコーン樹脂で弾力性を持たせる
ことにより加熱硬化や外部ストレスによりクラックを生
じることなく、電解液の液漏れおよびドライアップをし
ない電解コンデンサを提供することにある。
ドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合して加熱硬化さ
せた有機−無機複合体からなるセラミックスコーティン
グ層を外部接続用端子および外装ケースの封口体に対す
る接触面に、低温にて半田部分を溶融させることなく緻
密に形成し、また、シリコーン樹脂で弾力性を持たせる
ことにより加熱硬化や外部ストレスによりクラックを生
じることなく、電解液の液漏れおよびドライアップをし
ない電解コンデンサを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係わる電解コンデンサは、4級アンモニウ
ム塩を含有する電解液を含浸したコンデンサ素子を外装
ケース内に収納し、前記外装ケースの開口部を弾性ゴム
からなる封口体により封止した電解コンデンサにおい
て、前記電解コンデンサの外部接続用端子の前記封口体
に対する接触面に、金属アルコキシドおよび反応性のシ
リコーン樹脂を混合して加熱硬化させた有機−無機複合
体からなるセラミックスコーティング層を形成すること
を特徴とする。
に、本発明に係わる電解コンデンサは、4級アンモニウ
ム塩を含有する電解液を含浸したコンデンサ素子を外装
ケース内に収納し、前記外装ケースの開口部を弾性ゴム
からなる封口体により封止した電解コンデンサにおい
て、前記電解コンデンサの外部接続用端子の前記封口体
に対する接触面に、金属アルコキシドおよび反応性のシ
リコーン樹脂を混合して加熱硬化させた有機−無機複合
体からなるセラミックスコーティング層を形成すること
を特徴とする。
【0011】この場合、外部接続用端子は、丸棒部と平
坦部とからなるアルミニウム導体を含み、セラミックス
コーティング層は、少なくとも前記丸棒部に形成する。
坦部とからなるアルミニウム導体を含み、セラミックス
コーティング層は、少なくとも前記丸棒部に形成する。
【0012】また、4級アンモニウム塩を含有する電解
液を含浸したコンデンサ素子を外装ケース内に収納し、
前記外装ケースの開口部を弾性ゴムからなる封口体によ
り封止した電解コンデンサにおいて、前記電解コンデン
サの前記外装ケースの前記封口体に対する接触面に、金
属アルコキシドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合し
て加熱硬化させた有機−無機複合体からなるセラミック
スコーティング層を形成することを特徴とする。
液を含浸したコンデンサ素子を外装ケース内に収納し、
前記外装ケースの開口部を弾性ゴムからなる封口体によ
り封止した電解コンデンサにおいて、前記電解コンデン
サの前記外装ケースの前記封口体に対する接触面に、金
属アルコキシドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合し
て加熱硬化させた有機−無機複合体からなるセラミック
スコーティング層を形成することを特徴とする。
【0013】また、別の手段として、4級アンモニウム
塩を含有する電解液を含浸したコンデンサ素子を外装ケ
ース内に収納し、前記外装ケースの開口部を外部端子を
固着した封口板により封止した電解コンデンサにおい
て、素子から導出した内部電極タブと外部端子を接続す
るリベットの前記封口板に対する接触面に、金属アルコ
キシドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合して加熱硬
化させた有機−無機複合体からなるセラミックスコーテ
ィング層を形成することを特徴とする。
塩を含有する電解液を含浸したコンデンサ素子を外装ケ
ース内に収納し、前記外装ケースの開口部を外部端子を
固着した封口板により封止した電解コンデンサにおい
て、素子から導出した内部電極タブと外部端子を接続す
るリベットの前記封口板に対する接触面に、金属アルコ
キシドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合して加熱硬
化させた有機−無機複合体からなるセラミックスコーテ
ィング層を形成することを特徴とする。
【0014】さらに別の手段として、4級アンモニウム
塩を含有する電解液を含浸したコンデンサ素子を外装ケ
ース内に収納し、前記外装ケースの開口部を外部端子を
固着した封口板により封止した電解コンデンサにおい
て、コンデンサ素子より導出されリベットに接続される
内部電極タブに、金属アルコキシドおよび反応性のシリ
コーン樹脂を混合して加熱硬化させた有機−無機複合体
からなるセラミックスコーティング層を形成することを
特徴とする。
塩を含有する電解液を含浸したコンデンサ素子を外装ケ
ース内に収納し、前記外装ケースの開口部を外部端子を
固着した封口板により封止した電解コンデンサにおい
て、コンデンサ素子より導出されリベットに接続される
内部電極タブに、金属アルコキシドおよび反応性のシリ
コーン樹脂を混合して加熱硬化させた有機−無機複合体
からなるセラミックスコーティング層を形成することを
特徴とする。
【0015】なお、金属アルコキシドには、SiO2 、
Al2 O3 、TiO2 、MgO、SiZrO4 、H2 B
O3 、ZrO2 、Cr2 O3 等がある。この金属アルコ
キシドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合して加熱硬
化させた有機−無機複合体は、化1に示すように、−O
−Si−O−Si−の結合と−O−Si−C−結合から
できた物質で、末端基が多数残っているため反応活性で
ある反応性シリコーン樹脂により、無機部分が有機ポリ
マーまたはオリゴマーで結合されて網目構造となったも
のである。有機−無機複合体の一例としては、ケイ酸ジ
ルコニア−シリコーン樹脂などがある。
Al2 O3 、TiO2 、MgO、SiZrO4 、H2 B
O3 、ZrO2 、Cr2 O3 等がある。この金属アルコ
キシドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合して加熱硬
化させた有機−無機複合体は、化1に示すように、−O
−Si−O−Si−の結合と−O−Si−C−結合から
できた物質で、末端基が多数残っているため反応活性で
ある反応性シリコーン樹脂により、無機部分が有機ポリ
マーまたはオリゴマーで結合されて網目構造となったも
のである。有機−無機複合体の一例としては、ケイ酸ジ
ルコニア−シリコーン樹脂などがある。
【化1】
【0016】しかるに、金属アルコキシドおよび反応性
のシリコーン樹脂を混合して加熱硬化させた有機−無機
複合体からなるセラミックスコーティング層は、外部接
続用端子および外装ケースの封口体に対する接触面に、
熱処理温度を80℃前後の低温にて半田部分を溶融させ
ることなく緻密に形成し、また、シリコーン樹脂で弾力
性を持たせることにより加熱硬化や外部ストレスにより
クラックを生じることなく、電解液の液漏れおよびドラ
イアップを防止することができる。
のシリコーン樹脂を混合して加熱硬化させた有機−無機
複合体からなるセラミックスコーティング層は、外部接
続用端子および外装ケースの封口体に対する接触面に、
熱処理温度を80℃前後の低温にて半田部分を溶融させ
ることなく緻密に形成し、また、シリコーン樹脂で弾力
性を持たせることにより加熱硬化や外部ストレスにより
クラックを生じることなく、電解液の液漏れおよびドラ
イアップを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る電解コンデン
サの実施の形態につき、添付図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
サの実施の形態につき、添付図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
【0018】図1および図2において、先ず初めに、本
発明の第一の実施の形態に係る電解コンデンサの基本的
構成は、前記従来のものと同一である。すなわち、電解
コンデンサ10は、前述したように、外部接続用端子1
4を接続したコンデンサ素子12を外装ケース16内に
収納し、その後、この外装ケース16の開口部を封口体
22で封止するよう構成されている。そして、同じく前
述したように、コンデンサ素子12は、4級アンモニウ
ム塩を含有した電解液を含浸しており、また外部接続用
端子14は、丸棒部18aおよび平坦部18bからなる
アルミニウム導体18と、これに接続される外部引出し
線20とから形成されている。
発明の第一の実施の形態に係る電解コンデンサの基本的
構成は、前記従来のものと同一である。すなわち、電解
コンデンサ10は、前述したように、外部接続用端子1
4を接続したコンデンサ素子12を外装ケース16内に
収納し、その後、この外装ケース16の開口部を封口体
22で封止するよう構成されている。そして、同じく前
述したように、コンデンサ素子12は、4級アンモニウ
ム塩を含有した電解液を含浸しており、また外部接続用
端子14は、丸棒部18aおよび平坦部18bからなる
アルミニウム導体18と、これに接続される外部引出し
線20とから形成されている。
【0019】しかるに、外部接続用端子14の封口体2
2に対する接触面(端子接触面)18aを、コンデンサ
の製造工程に先立ち、予めセラミックスコーティングす
る。すなわち、前記端子接触面18aを、金属アルコキ
シドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合したコーティ
ング剤中に浸漬した後、例えば80℃で30分間熱処理
し、次いで再度前記溶液中に浸漬した後、再び例えば8
0℃で30分間熱処理することにより、前記端子接触面
18a上にコーティング層を形成する(実施例1)。な
お、ここでコンデンサの製造工程自体は、従来のものと
同一であるので、説明は省略する。
2に対する接触面(端子接触面)18aを、コンデンサ
の製造工程に先立ち、予めセラミックスコーティングす
る。すなわち、前記端子接触面18aを、金属アルコキ
シドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合したコーティ
ング剤中に浸漬した後、例えば80℃で30分間熱処理
し、次いで再度前記溶液中に浸漬した後、再び例えば8
0℃で30分間熱処理することにより、前記端子接触面
18a上にコーティング層を形成する(実施例1)。な
お、ここでコンデンサの製造工程自体は、従来のものと
同一であるので、説明は省略する。
【0020】次に、本発明の第二の実施の形態に係る電
解コンデンサの基本的構成は、第一の実施の形態と同様
である。しかるに、外装ケース16の封口体22に対す
る接触面(ケース接触面)16aを、コンデンサの製造
工程に先立ち、予めセラミックスコーティングする。す
なわち、前記ケース接触面16aを、金属アルコキシド
および反応性のシリコーン樹脂を混合したコーティング
剤中に浸漬した後、例えば80℃で30分間熱処理し、
次いで再度前記溶液中に浸漬した後、再び例えば80℃
で30分間熱処理することにより、前記ケース接触面1
6a上にコーティング層を形成する(実施例2)。
解コンデンサの基本的構成は、第一の実施の形態と同様
である。しかるに、外装ケース16の封口体22に対す
る接触面(ケース接触面)16aを、コンデンサの製造
工程に先立ち、予めセラミックスコーティングする。す
なわち、前記ケース接触面16aを、金属アルコキシド
および反応性のシリコーン樹脂を混合したコーティング
剤中に浸漬した後、例えば80℃で30分間熱処理し、
次いで再度前記溶液中に浸漬した後、再び例えば80℃
で30分間熱処理することにより、前記ケース接触面1
6a上にコーティング層を形成する(実施例2)。
【0021】また、本発明の第三の実施の形態に係る電
解コンデンサの基本的構成は、第一の実施の形態と同様
である。しかるに、外部接続用端子14の封口体22に
対する接触面(端子接触面)18aおよび外装ケース1
6の封口体22に対する接触面(ケース接触面)16a
を、コンデンサの製造工程に先立ち、予めセラミックス
コーティングする。すなわち、前記端子接触面18aお
よび前記ケース接触面16aを、金属アルコキシドおよ
び反応性のシリコーン樹脂を混合したコーティング剤中
に浸漬した後、例えば80℃で30分間熱処理し、次い
で再度前記溶液中に浸漬した後、再び例えば80℃で3
0分間熱処理することにより、前記端子接触面18aお
よび前記ケース接触面16a上にコーティング層を形成
する(実施例3)。
解コンデンサの基本的構成は、第一の実施の形態と同様
である。しかるに、外部接続用端子14の封口体22に
対する接触面(端子接触面)18aおよび外装ケース1
6の封口体22に対する接触面(ケース接触面)16a
を、コンデンサの製造工程に先立ち、予めセラミックス
コーティングする。すなわち、前記端子接触面18aお
よび前記ケース接触面16aを、金属アルコキシドおよ
び反応性のシリコーン樹脂を混合したコーティング剤中
に浸漬した後、例えば80℃で30分間熱処理し、次い
で再度前記溶液中に浸漬した後、再び例えば80℃で3
0分間熱処理することにより、前記端子接触面18aお
よび前記ケース接触面16a上にコーティング層を形成
する(実施例3)。
【0022】次に、本発明の第四の実施の形態に係る電
解コンデンサの基本的構成は、図3において、電解コン
デンサ10は、コンデンサ素子12と、これを収納する
外装ケース14およびこの外装ケース14を封口する封
口板16とから形成される。ここで、封口板16は、互
いに接着されたゴム板16aおよび絶縁板16bからな
り、その挿通部16cに固定されるリベット18を介し
て、外側の外部端子20および内側コンデンサ素子12
の内部電極タブ22にそれぞれ接続されるように構成さ
れている。なお、コンデンサ素子には、4級アンモニウ
ム塩を含有した電解液が含浸されている。
解コンデンサの基本的構成は、図3において、電解コン
デンサ10は、コンデンサ素子12と、これを収納する
外装ケース14およびこの外装ケース14を封口する封
口板16とから形成される。ここで、封口板16は、互
いに接着されたゴム板16aおよび絶縁板16bからな
り、その挿通部16cに固定されるリベット18を介し
て、外側の外部端子20および内側コンデンサ素子12
の内部電極タブ22にそれぞれ接続されるように構成さ
れている。なお、コンデンサ素子には、4級アンモニウ
ム塩を含有した電解液が含浸されている。
【0023】しかるに、前記構成において、コンデンサ
素子12の内部電極タブ22と外部端子20とを接続す
るリベット18の封口板16(の挿通部16c)に対す
る接触面を、コンデンサの製造工程に先立ち、予めセラ
ミックスコーティングする。すなわち、アルミニウム導
体からなる前記リベット18は、金属アルコキシドおよ
び反応性のシリコーン樹脂を混合したコーティング剤中
に浸漬した後、例えば80℃で30分間熱処理し、次い
で再度前記溶液中に浸漬した後、再び例えば80℃で3
0分間熱処理することにより、前記接触面16a上にコ
ーティング層を形成する(実施例4)。なお、コンデン
サの製造工程自体は、前記従来のそれと同一であるので
説明を省略する。
素子12の内部電極タブ22と外部端子20とを接続す
るリベット18の封口板16(の挿通部16c)に対す
る接触面を、コンデンサの製造工程に先立ち、予めセラ
ミックスコーティングする。すなわち、アルミニウム導
体からなる前記リベット18は、金属アルコキシドおよ
び反応性のシリコーン樹脂を混合したコーティング剤中
に浸漬した後、例えば80℃で30分間熱処理し、次い
で再度前記溶液中に浸漬した後、再び例えば80℃で3
0分間熱処理することにより、前記接触面16a上にコ
ーティング層を形成する(実施例4)。なお、コンデン
サの製造工程自体は、前記従来のそれと同一であるので
説明を省略する。
【0024】次に、本発明の第五の実施の形態に係る電
解コンデンサの基本的構成は、第四の実施の形態と同様
である。しかるに、コンデンサ素子12より導出されリ
ベットに接続される内部電極タブ22自体の表面を、コ
ンデンサ製造工程に先立ち、予めセラミックスコーティ
ングする。すなわち、内部電極タブ22は、金属アルコ
キシドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合したコーテ
ィング剤中に浸漬した後、例えば80℃で30分間熱処
理し、次いで再度前記溶液中に浸漬した後、再び例えば
80℃で30分間熱処理することにより、内部電極タブ
22上にコーティング層を形成する(実施例5)。
解コンデンサの基本的構成は、第四の実施の形態と同様
である。しかるに、コンデンサ素子12より導出されリ
ベットに接続される内部電極タブ22自体の表面を、コ
ンデンサ製造工程に先立ち、予めセラミックスコーティ
ングする。すなわち、内部電極タブ22は、金属アルコ
キシドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合したコーテ
ィング剤中に浸漬した後、例えば80℃で30分間熱処
理し、次いで再度前記溶液中に浸漬した後、再び例えば
80℃で30分間熱処理することにより、内部電極タブ
22上にコーティング層を形成する(実施例5)。
【0025】このように、本発明によれば、金属アルコ
キシドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合して加熱硬
化させた有機−無機複合体からなるセラミックスコーテ
ィング層は、外部接続用端子および外装ケースの封口体
に対する接触面、また、外部接続用端子(リベット)の
封口板16に対する接触面または内部電極タブの表面に
形成する際に、低温にて半田部分を溶融させることなく
緻密に形成し、また、シリコーン樹脂で弾力性を持たせ
ることにより加熱硬化や外部ストレスによりクラックを
生じることなく、電解液の液漏れおよびドライアップを
防止することができる。
キシドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合して加熱硬
化させた有機−無機複合体からなるセラミックスコーテ
ィング層は、外部接続用端子および外装ケースの封口体
に対する接触面、また、外部接続用端子(リベット)の
封口板16に対する接触面または内部電極タブの表面に
形成する際に、低温にて半田部分を溶融させることなく
緻密に形成し、また、シリコーン樹脂で弾力性を持たせ
ることにより加熱硬化や外部ストレスによりクラックを
生じることなく、電解液の液漏れおよびドライアップを
防止することができる。
【0026】次に、このような構成からなる本発明の実
施の形態による電解コンデンサと、従来例の、すなわち
セラミックスコーティング層を形成していない電解コン
デンサとの比較実験結果を示す。実験はそれぞれ、製品
定格:10V・1500μF、電解液:フタル酸モノテ
トラメチルアンモニウム 20wt%、γーブチロラク
トン溶液のものを使用し、105℃の条件下で定格電圧
(10V)を印加した場合の2000時間経過後におけ
る、端子接触面またはケース接触面からの電解液の液漏
れ状態を観察したものである。実験結果から、従来例に
おいては液漏れが発生しているのに対し、本発明の実施
の形態(実施例)においては発生していないことが確認
された。
施の形態による電解コンデンサと、従来例の、すなわち
セラミックスコーティング層を形成していない電解コン
デンサとの比較実験結果を示す。実験はそれぞれ、製品
定格:10V・1500μF、電解液:フタル酸モノテ
トラメチルアンモニウム 20wt%、γーブチロラク
トン溶液のものを使用し、105℃の条件下で定格電圧
(10V)を印加した場合の2000時間経過後におけ
る、端子接触面またはケース接触面からの電解液の液漏
れ状態を観察したものである。実験結果から、従来例に
おいては液漏れが発生しているのに対し、本発明の実施
の形態(実施例)においては発生していないことが確認
された。
【0027】
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電解
コンデンサは、4級アンモニウム塩を含有する電解液を
含浸したコンデンサ素子を外装ケース内に収納し、前記
外装ケースの開口部を封口体により封止した電解コンデ
ンサにおいて、外部接続用端子の前記封口体に対する接
触面(端子接触面)、前記外装ケースの前記封口体に対
する接触面(ケース接触面)また、外部接続用端子(リ
ベット)の封口板16に対する接触面または内部電極タ
ブの表面に、金属アルコキシドおよび反応性のシリコー
ン樹脂を混合して加熱硬化させた有機−無機複合体から
なるセラミックスコーティング層を、低温にて半田部分
を溶融させることなく緻密に形成し、また、シリコーン
樹脂で弾力性を持たせることにより加熱硬化や外部スト
レスにより0ラックを生じることなく、電解液の液漏れ
およびドライアップを防止することができる。
コンデンサは、4級アンモニウム塩を含有する電解液を
含浸したコンデンサ素子を外装ケース内に収納し、前記
外装ケースの開口部を封口体により封止した電解コンデ
ンサにおいて、外部接続用端子の前記封口体に対する接
触面(端子接触面)、前記外装ケースの前記封口体に対
する接触面(ケース接触面)また、外部接続用端子(リ
ベット)の封口板16に対する接触面または内部電極タ
ブの表面に、金属アルコキシドおよび反応性のシリコー
ン樹脂を混合して加熱硬化させた有機−無機複合体から
なるセラミックスコーティング層を、低温にて半田部分
を溶融させることなく緻密に形成し、また、シリコーン
樹脂で弾力性を持たせることにより加熱硬化や外部スト
レスにより0ラックを生じることなく、電解液の液漏れ
およびドライアップを防止することができる。
【図1】電解コンデンサの構造を示す内部斜視図であ
る。
る。
【図2】電解コンデンサの一般的構成を示す断面図であ
る。
る。
【図3】電解コンデンサの別の例の構成を示す断面図で
ある。
ある。
10 電解コンデンサ 11a 陽極電極箔 11b 陰極電極箔 12 コンデンサ素子 13 セパレータ 14 外部接続用端子 14a 内部電極タブ 14b リベット 14c 外部端子 16 外装ケース 16a ケース接触面 18 アルミニウム導体 18a 丸棒部 18b 平坦部 20 外部引出し線 22 封口体 22a 挿通部 24 封口板 24a 弾性ゴム 24b ベーク板 24c 挿通部
Claims (5)
- 【請求項1】 4級アンモニウム塩を含有する電解液を
含浸したコンデンサ素子を外装ケース内に収納し、前記
外装ケースの開口部を弾性ゴムからなる封口体により封
止した電解コンデンサにおいて、外部接続用端子の前記
封口体に対する接触面に、金属アルコキシドおよび反応
性のシリコーン樹脂を混合して加熱硬化させた有機−無
機複合体からなるセラミックスコーティング層を形成す
ることを特徴とする電解コンデンサ。 - 【請求項2】 外部接続用端子は、丸棒部と平坦部とか
らなるアルミニウム導体を含み、セラミックスコーティ
ング層は、少なくとも前記丸棒部に形成した請求項1記
載の電解コンデンサ。 - 【請求項3】 4級アンモニウム塩を含有する電解液を
含浸したコンデンサ素子を外装ケース内に収納し、前記
外装ケースの開口部を弾性ゴムからなる封口体により封
止した電解コンデンサにおいて、前記外装ケースの前記
封口体に対する接触面に、金属アルコキシドおよび反応
性のシリコーン樹脂を混合して加熱硬化させた有機−無
機複合体からなるセラミックスコーティング層を形成す
ることを特徴とする電解コンデンサ。 - 【請求項4】 4級アンモニウム塩を含有する電解液を
含浸したコンデンサ素子を外装ケース内に収納し、前記
外装ケースの開口部を外部端子を固着した封口板により
封止した電解コンデンサにおいて、素子から導出した内
部電極タブと外部端子を接続するリベットの前記封口板
に対する接触面に、金属アルコキシドおよび反応性のシ
リコーン樹脂を混合して加熱硬化させた有機−無機複合
体からなるセラミックスコーティング層を形成すること
を特徴とする電解コンデンサ。 - 【請求項5】 4級アンモニウム塩を含有する電解液を
含浸したコンデンサ素子を外装ケース内に収納し、前記
外装ケースの開口部を外部端子を固着した封口板により
封止した電解コンデンサにおいて、コンデンサ素子より
導出されリベットに接続される内部電極タブに、金属ア
ルコキシドおよび反応性のシリコーン樹脂を混合して加
熱硬化させた有機−無機複合体からなるセラミックスコ
ーティング層を形成することを特徴とする電解コンデン
サ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7294894A JPH09115786A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7294894A JPH09115786A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 電解コンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09115786A true JPH09115786A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17813635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7294894A Pending JPH09115786A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09115786A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999028933A1 (fr) * | 1997-11-28 | 1999-06-10 | Nippon Chemi-Con Corporation | Condensateur electrolytique et son procede de production |
| JP2001284175A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-12 | Nippon Chemicon Corp | 固体電解コンデンサとその製造方法 |
| WO2007037395A1 (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-05 | Mitsubishi Chemical Corporation | 電解コンデンサ |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP7294894A patent/JPH09115786A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999028933A1 (fr) * | 1997-11-28 | 1999-06-10 | Nippon Chemi-Con Corporation | Condensateur electrolytique et son procede de production |
| US6366447B1 (en) | 1997-11-28 | 2002-04-02 | Nippon Chemi-Con Corporation | Electrolytic capacitor and method of manufacturing it |
| JP2001284175A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-12 | Nippon Chemicon Corp | 固体電解コンデンサとその製造方法 |
| WO2007037395A1 (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-05 | Mitsubishi Chemical Corporation | 電解コンデンサ |
| JP2007103500A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電解コンデンサ |
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