JPH0911644A - 印画紙及びこれを用いる画像形成方法 - Google Patents
印画紙及びこれを用いる画像形成方法Info
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- JPH0911644A JPH0911644A JP7186163A JP18616395A JPH0911644A JP H0911644 A JPH0911644 A JP H0911644A JP 7186163 A JP7186163 A JP 7186163A JP 18616395 A JP18616395 A JP 18616395A JP H0911644 A JPH0911644 A JP H0911644A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 印画紙に形成される画像の彩度を高め、かつ
形成された画像の定着性を向上させる。 【構成】 支持体及びその上に形成された染料受容層か
らなる印画紙において、染料受容層が、次の(I) 又は(I
I) (I) 膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンをカチオン染料と
イオン交換可能なイオンでイオン交換し、次いで酸処理
した粘土有機複合体 (II)膨潤性層状ケイ酸塩を酸処理し、次いで酸処理した
膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンをカチオン染料とイオ
ン交換可能なイオンでイオン交換した粘土有機複合体 と高分子バインダーとを含有する。
形成された画像の定着性を向上させる。 【構成】 支持体及びその上に形成された染料受容層か
らなる印画紙において、染料受容層が、次の(I) 又は(I
I) (I) 膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンをカチオン染料と
イオン交換可能なイオンでイオン交換し、次いで酸処理
した粘土有機複合体 (II)膨潤性層状ケイ酸塩を酸処理し、次いで酸処理した
膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンをカチオン染料とイオ
ン交換可能なイオンでイオン交換した粘土有機複合体 と高分子バインダーとを含有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱転写方式によって
印画紙上に染料画像を形成する際に使用する印画紙及び
それを用いる画像形成方法に関する。
印画紙上に染料画像を形成する際に使用する印画紙及び
それを用いる画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子スチルカメラ等によって撮影
した画像を、銀塩系写真と同じように印画紙にプリント
アウトするために、昇華型感熱転写方式による画像形成
が試みられている。
した画像を、銀塩系写真と同じように印画紙にプリント
アウトするために、昇華型感熱転写方式による画像形成
が試みられている。
【0003】この昇華型感熱転写方式は、染料受容層が
形成された印画紙に対して染料を含むインクリボンを接
触させ、感熱ヘッド等によってインクリボンを加熱し、
インクリボンの染料を印画紙の染料受容層に昇華あるい
は熱拡散により移行せしめるものである。ここで、印画
紙の染料受容層としてはポリエステル等の樹脂が用いら
れ、またインクリボンの染料としては分散染料が用いら
れている。
形成された印画紙に対して染料を含むインクリボンを接
触させ、感熱ヘッド等によってインクリボンを加熱し、
インクリボンの染料を印画紙の染料受容層に昇華あるい
は熱拡散により移行せしめるものである。ここで、印画
紙の染料受容層としてはポリエステル等の樹脂が用いら
れ、またインクリボンの染料としては分散染料が用いら
れている。
【0004】ところで、通常この種の方式に用いられる
分散塗料には、特開平1−269989号公報、特開平
1−275096号公報に開示されているような様々な
工夫が凝らされる。しかし、この分散塗料は、染料受容
層へ移行した後は、染料受容層のバインダー高分子とフ
ァンデルワールス力、双極子間力、水素結合等の相互作
用をすることによって染料受容層中に保持されているに
過ぎない。従って、画像形成後、画像を形成している染
料に対してより親和力の優れた樹脂や溶媒等が当該画像
に接すると、あるいは画像を形成している染料受容層に
前述の相互作用を打ち消すだけの熱エネルギ−が供給さ
れると、染料の移行や溶出が誘発され、画像にボケが発
生する等の問題が生ずる。
分散塗料には、特開平1−269989号公報、特開平
1−275096号公報に開示されているような様々な
工夫が凝らされる。しかし、この分散塗料は、染料受容
層へ移行した後は、染料受容層のバインダー高分子とフ
ァンデルワールス力、双極子間力、水素結合等の相互作
用をすることによって染料受容層中に保持されているに
過ぎない。従って、画像形成後、画像を形成している染
料に対してより親和力の優れた樹脂や溶媒等が当該画像
に接すると、あるいは画像を形成している染料受容層に
前述の相互作用を打ち消すだけの熱エネルギ−が供給さ
れると、染料の移行や溶出が誘発され、画像にボケが発
生する等の問題が生ずる。
【0005】このような状況から、例えば特開昭59−
78893号公報、特開昭60−2398号公報、特開
昭60−110494号公報、特開昭60−22078
5号公報、特開昭60−260381号公報等に見られ
るように、化学結合の形成により画像を定着させる手法
も提案されている。
78893号公報、特開昭60−2398号公報、特開
昭60−110494号公報、特開昭60−22078
5号公報、特開昭60−260381号公報等に見られ
るように、化学結合の形成により画像を定着させる手法
も提案されている。
【0006】これらに開示されている方法は、エポキシ
基やイソシアネート基と反応し得る基を有する色素を用
い、染料受容層に当該エポキシ基やイソシアネート基を
有する化合物を含有させる方法であり、またアクリロイ
ル基やメタクリロイル基を有する色素を用い、染料受容
層に活性水素を有する化合物を含有させる方法であり、
さらには金属錯体を形成し得る色素を用い、染料受容層
に金属化合物を含有させる方法、活性メチル基(あるい
はメチレン基)を有する低分子化合物を昇華移行させて
染料受容層中のアルデヒド(ニトロソ)化合物と反応さ
せて色素を形成する方法等である。
基やイソシアネート基と反応し得る基を有する色素を用
い、染料受容層に当該エポキシ基やイソシアネート基を
有する化合物を含有させる方法であり、またアクリロイ
ル基やメタクリロイル基を有する色素を用い、染料受容
層に活性水素を有する化合物を含有させる方法であり、
さらには金属錯体を形成し得る色素を用い、染料受容層
に金属化合物を含有させる方法、活性メチル基(あるい
はメチレン基)を有する低分子化合物を昇華移行させて
染料受容層中のアルデヒド(ニトロソ)化合物と反応さ
せて色素を形成する方法等である。
【0007】しかしながら、化学結合の形成に基づく手
法では、色素や染料受容層の反応性が高すぎて保存性が
悪いことや、反応が短時間では完了しないために安定な
画像形成に長時間を要すること、色素の調製が難しく使
用可能な色素の種類が限られることなどの欠点があり、
またさらに、これらの手法によっても定着性が十分であ
るとは言い難い。
法では、色素や染料受容層の反応性が高すぎて保存性が
悪いことや、反応が短時間では完了しないために安定な
画像形成に長時間を要すること、色素の調製が難しく使
用可能な色素の種類が限られることなどの欠点があり、
またさらに、これらの手法によっても定着性が十分であ
るとは言い難い。
【0008】画像を定着させる手法としては、特開平4
−299183号公報、特開平6−24163号公報等
に記載されているように、粘土鉱物の層間の交換性陽イ
オンを第4級アンモニウムイオン、ホスホニウムイオン
等に置き換えた化合物(粘土有機複合体)にカチオン染
料を画像的に転写させる方法が提案されている。
−299183号公報、特開平6−24163号公報等
に記載されているように、粘土鉱物の層間の交換性陽イ
オンを第4級アンモニウムイオン、ホスホニウムイオン
等に置き換えた化合物(粘土有機複合体)にカチオン染
料を画像的に転写させる方法が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粘土鉱
物を利用する上述の手法に対しても、印画紙における画
像定着性をより一層向上させることが望まれていた。ま
た、画像の彩度をより高めて高品質の画像を形成できる
ようにすることも望まれていた。
物を利用する上述の手法に対しても、印画紙における画
像定着性をより一層向上させることが望まれていた。ま
た、画像の彩度をより高めて高品質の画像を形成できる
ようにすることも望まれていた。
【0010】本発明はこのような従来技術の課題を解決
しようとするものであり、優れた熱転写感度を有し、ま
た、銀塩系写真像に匹敵する定着性を有し、しかも高い
彩度を有する高品質の画像を得ることが可能な印画紙及
びそれを用いる画像形成方法を提供することを目的とす
る。
しようとするものであり、優れた熱転写感度を有し、ま
た、銀塩系写真像に匹敵する定着性を有し、しかも高い
彩度を有する高品質の画像を得ることが可能な印画紙及
びそれを用いる画像形成方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の目
的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、粘土有機複合体
として、膨潤性層状ケイ酸塩をイオン交換により粘土有
機複合体とした後さらに酸処理を施すか、あるいは予め
酸処理した膨潤性層状ケイ酸塩をイオン交換して粘土有
機複合体としたものを使用し、この粘土有機複合体を印
画紙の染料受容層に含有させ、この染料受容層にカチオ
ン染料を転写して染料画像を形成すると、染料のカチオ
ン部と粘土有機複合体のアニオン部とがイオン結合を形
成し、染料画像が不溶不融の状態に変換されて強固に定
着されることを見出した。本発明はかかる知見に基づい
て完成されたものである。
的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、粘土有機複合体
として、膨潤性層状ケイ酸塩をイオン交換により粘土有
機複合体とした後さらに酸処理を施すか、あるいは予め
酸処理した膨潤性層状ケイ酸塩をイオン交換して粘土有
機複合体としたものを使用し、この粘土有機複合体を印
画紙の染料受容層に含有させ、この染料受容層にカチオ
ン染料を転写して染料画像を形成すると、染料のカチオ
ン部と粘土有機複合体のアニオン部とがイオン結合を形
成し、染料画像が不溶不融の状態に変換されて強固に定
着されることを見出した。本発明はかかる知見に基づい
て完成されたものである。
【0012】即ち、本発明は、支持体及びその上に形成
された染料受容層からなる印画紙において、染料受容層
が、次の(I) 又は(II) (I) 膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンをカチオン染料と
イオン交換可能なイオンでイオン交換し、次いで酸処理
した粘土有機複合体 (II)膨潤性層状ケイ酸塩を酸処理し、次いで酸処理した
膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンをカチオン染料とイオ
ン交換可能なイオンでイオン交換した粘土有機複合体 と高分子バインダーとを含有することを特徴とする印画
紙を提供する。
された染料受容層からなる印画紙において、染料受容層
が、次の(I) 又は(II) (I) 膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンをカチオン染料と
イオン交換可能なイオンでイオン交換し、次いで酸処理
した粘土有機複合体 (II)膨潤性層状ケイ酸塩を酸処理し、次いで酸処理した
膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンをカチオン染料とイオ
ン交換可能なイオンでイオン交換した粘土有機複合体 と高分子バインダーとを含有することを特徴とする印画
紙を提供する。
【0013】また、この本発明の印画紙に対し、カチオ
ン染料を含有するインクリボンを接触させ、熱刺激によ
り該インクリボンから印画紙へカチオン染料を移行させ
定着させることを特徴とする画像形成方法を提供する。
ン染料を含有するインクリボンを接触させ、熱刺激によ
り該インクリボンから印画紙へカチオン染料を移行させ
定着させることを特徴とする画像形成方法を提供する。
【0014】以下、本発明を詳細に説明する。
【0015】本発明の印画紙は、その染料受容層に特定
の粘土有機複合体、即ち、(I) 膨潤性層状ケイ酸塩の層
間イオンをカチオン染料とイオン交換可能なイオンでイ
オン交換し、次いで酸処理した粘土有機複合体、あるい
は(II)膨潤性層状ケイ酸塩を酸処理し、次いで酸処理し
た膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンをカチオン染料とイ
オン交換可能なイオンでイオン交換した粘土有機複合
体、を含有していることを特徴としている。
の粘土有機複合体、即ち、(I) 膨潤性層状ケイ酸塩の層
間イオンをカチオン染料とイオン交換可能なイオンでイ
オン交換し、次いで酸処理した粘土有機複合体、あるい
は(II)膨潤性層状ケイ酸塩を酸処理し、次いで酸処理し
た膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンをカチオン染料とイ
オン交換可能なイオンでイオン交換した粘土有機複合
体、を含有していることを特徴としている。
【0016】この粘土有機複合体(I)、(II)の形成に使
用する膨潤性層状ケイ酸塩は、水に添加すると層間に水
を取り込んで膨潤し、ゾル化又はゲル化し、また、陽イ
オン交換能を有するという特異な性質をもつケイ酸塩で
ある。このような膨潤性層状ケイ酸塩の例としては、ス
メクタイトや膨潤性雲母等をあげることができる。ここ
で、スメクタイトとしては、ヘクトライト、サポナイ
ト、スチブンサイト、バイデライト、モンモリロナイ
ト、ノントロナイトなどの天然物又は化学的合成物、こ
れらの置換体、誘導体あるいはそれらの混合物を使用す
ることができる。さらに、天然又は合成のバーミキュラ
イト、フッ素バーミキュライト等も使用することができ
る。また膨潤性雲母としては、Li型フッ素テニオライ
ト、Na型フッ素テニオライト、Na型四ケイ素フッ素
雲母等の天然又は合成の雲母であって、層間にリチウム
イオンやNaイオンを有するもの、これらの置換体、誘
導体あるいはそれらの混合物を使用することができる。
用する膨潤性層状ケイ酸塩は、水に添加すると層間に水
を取り込んで膨潤し、ゾル化又はゲル化し、また、陽イ
オン交換能を有するという特異な性質をもつケイ酸塩で
ある。このような膨潤性層状ケイ酸塩の例としては、ス
メクタイトや膨潤性雲母等をあげることができる。ここ
で、スメクタイトとしては、ヘクトライト、サポナイ
ト、スチブンサイト、バイデライト、モンモリロナイ
ト、ノントロナイトなどの天然物又は化学的合成物、こ
れらの置換体、誘導体あるいはそれらの混合物を使用す
ることができる。さらに、天然又は合成のバーミキュラ
イト、フッ素バーミキュライト等も使用することができ
る。また膨潤性雲母としては、Li型フッ素テニオライ
ト、Na型フッ素テニオライト、Na型四ケイ素フッ素
雲母等の天然又は合成の雲母であって、層間にリチウム
イオンやNaイオンを有するもの、これらの置換体、誘
導体あるいはそれらの混合物を使用することができる。
【0017】膨潤性層状ケイ酸塩としては、上述のよう
に天然物又は合成物のいずれも使用することができる
が、夾雑物の含有量が少ない点から、天然の膨潤性層状
ケイ酸塩を精製したものや、合成物が好ましい。
に天然物又は合成物のいずれも使用することができる
が、夾雑物の含有量が少ない点から、天然の膨潤性層状
ケイ酸塩を精製したものや、合成物が好ましい。
【0018】合成物のなかでも合成スメクタイトが好ま
しく、特に、式(1)
しく、特に、式(1)
【0019】
【化2】 X0.1〜1.0Mg2.4〜2.9Li0.1〜0.6Si3.5〜4.5O9.5〜10.5(OH及び/又 はF)1.5〜2.5 (1) (式中、Xは層間イオンであって、Liイオン及び/又
はNaイオンを表す。)の合成スメクタイトが好まし
い。この式(1)の合成スメクタイトは、純白色のパウ
ダーとして得ることができる。この合成スメクタイトの
層間イオンを、カチオン染料とイオン交換可能なイオン
で置換した粘土有機複合体も可視部に吸収がなく視覚的
に透明である。そしてこの粘土有機複合体は、これと屈
折率の近いバインダー高分子とから染料受容層を形成
し、この染料受容層にカチオン染料を転写させることに
より、彩度が高く高品質の染料画像を得ることを可能と
する。
はNaイオンを表す。)の合成スメクタイトが好まし
い。この式(1)の合成スメクタイトは、純白色のパウ
ダーとして得ることができる。この合成スメクタイトの
層間イオンを、カチオン染料とイオン交換可能なイオン
で置換した粘土有機複合体も可視部に吸収がなく視覚的
に透明である。そしてこの粘土有機複合体は、これと屈
折率の近いバインダー高分子とから染料受容層を形成
し、この染料受容層にカチオン染料を転写させることに
より、彩度が高く高品質の染料画像を得ることを可能と
する。
【0020】式(1)の合成スメクタイトは、例えば、
特公昭61−12848号公報に記載された方法にした
がって合成することができる。即ち、ケイ酸とマグネシ
ウム塩の均質混合液にアルカリ溶液を反応させてケイ素
・マグネシウム複合体を合成し、副生した電解質を除去
し、得られたケイ素・マグネシウム複合体にリチウムイ
オン及び必要に応じてナトリウムイオン及び/又はフッ
素イオンを添加し、100〜350℃で水熱反応させ、
次いで乾燥させることにより得ることができる。
特公昭61−12848号公報に記載された方法にした
がって合成することができる。即ち、ケイ酸とマグネシ
ウム塩の均質混合液にアルカリ溶液を反応させてケイ素
・マグネシウム複合体を合成し、副生した電解質を除去
し、得られたケイ素・マグネシウム複合体にリチウムイ
オン及び必要に応じてナトリウムイオン及び/又はフッ
素イオンを添加し、100〜350℃で水熱反応させ、
次いで乾燥させることにより得ることができる。
【0021】この場合、水熱反応温度を180〜300
℃とし、水熱反応時間を8時間以上とすることが好まし
い。これにより、カチオン染料とイオン交換能が可能な
イオンとのイオン交換能を向上させることができる。水
熱反応温度が180℃未満であると、得られる合成スメ
クタイトのイオン交換能が低下する。反対に、水熱反応
温度を300℃より高くすることは反応操作上困難とな
る。
℃とし、水熱反応時間を8時間以上とすることが好まし
い。これにより、カチオン染料とイオン交換能が可能な
イオンとのイオン交換能を向上させることができる。水
熱反応温度が180℃未満であると、得られる合成スメ
クタイトのイオン交換能が低下する。反対に、水熱反応
温度を300℃より高くすることは反応操作上困難とな
る。
【0022】なお、式(1)の合成スメクタイトの構造
中や層間には少量の不純物が含有されていてもよい。し
たがって、そのような不純物を含有する合成スメクタイ
トも式(1)の合成スメクタイトに含まれるものとす
る。
中や層間には少量の不純物が含有されていてもよい。し
たがって、そのような不純物を含有する合成スメクタイ
トも式(1)の合成スメクタイトに含まれるものとす
る。
【0023】式(1)の合成スメクタイトとしては市販
されているものも使用することができ、例えば、コープ
ケミカル(株)製のルーセンタイト:SW等を使用する
ことができる。
されているものも使用することができ、例えば、コープ
ケミカル(株)製のルーセンタイト:SW等を使用する
ことができる。
【0024】この他にも、本発明で使用する膨潤性層状
ケイ酸塩としては、市販品を使用することができ、例え
ば、ソマシフ(粘土鉱物名:膨潤性雲母、コープケミカ
ル(株)製)、スメクトン(粘土鉱物名:サポナイト、
クニミネ工業(株)製)、ビーガム(粘土鉱物名:天然
ヘクトライト、(米)バインダービルト社製)、クニピ
ア(粘土鉱物名:モンモリロナイト、クニミネ工業
(株)製)、ラポナイト(粘土鉱物名:ヘクトライト、
ラポルテ(株)製)等を使用することができる。
ケイ酸塩としては、市販品を使用することができ、例え
ば、ソマシフ(粘土鉱物名:膨潤性雲母、コープケミカ
ル(株)製)、スメクトン(粘土鉱物名:サポナイト、
クニミネ工業(株)製)、ビーガム(粘土鉱物名:天然
ヘクトライト、(米)バインダービルト社製)、クニピ
ア(粘土鉱物名:モンモリロナイト、クニミネ工業
(株)製)、ラポナイト(粘土鉱物名:ヘクトライト、
ラポルテ(株)製)等を使用することができる。
【0025】本発明の印画紙においては、以上のような
膨潤性層状ケイ酸塩を、(I) 又は(II)の方法により粘土
有機複合体とし、これを使用する。即ち、本発明で使用
する粘土有機複合体としては、(I) 膨潤性層状ケイ酸塩
の層間イオンをカチオン染料とイオン交換可能なイオン
でイオン交換し、次いで酸処理することにより得られる
粘土有機複合体か、あるいは(II)膨潤性層状ケイ酸塩を
まず酸処理し、次いで酸処理した膨潤性層状ケイ酸塩の
層間イオンを、カチオン染料とイオン交換可能なイオン
でイオン交換することにより得られる粘土有機複合体を
使用する。
膨潤性層状ケイ酸塩を、(I) 又は(II)の方法により粘土
有機複合体とし、これを使用する。即ち、本発明で使用
する粘土有機複合体としては、(I) 膨潤性層状ケイ酸塩
の層間イオンをカチオン染料とイオン交換可能なイオン
でイオン交換し、次いで酸処理することにより得られる
粘土有機複合体か、あるいは(II)膨潤性層状ケイ酸塩を
まず酸処理し、次いで酸処理した膨潤性層状ケイ酸塩の
層間イオンを、カチオン染料とイオン交換可能なイオン
でイオン交換することにより得られる粘土有機複合体を
使用する。
【0026】この(I) 又は(II)のいずれの方法において
も、膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンXとイオン交換す
るイオンであって、カチオン染料とイオン交換可能なも
のとしては、有機陽イオンをあげることができる。
も、膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンXとイオン交換す
るイオンであって、カチオン染料とイオン交換可能なも
のとしては、有機陽イオンをあげることができる。
【0027】有機陽イオンで、膨潤性層状ケイ酸塩の層
間イオンをイオン交換すると、膨潤性層状ケイ酸塩の層
間距離が拡大すると共に、有機陽イオンの疎水鎖によ
り、本来は親水性である膨潤性層状ケイ酸塩が疎水性に
変化し、数々の有機化合物、特に高分子バインダー及び
その有機溶媒と相溶し易くなる。従って、膨潤性層状ケ
イ酸塩の層間イオンを有機陽イオンでイオン交換するこ
とにより、膨潤性層状ケイ酸塩にカチオン染料をイオン
交換し得る機能を付与でき、同時に染料受容層としての
塗布性能も向上させることが可能となる。
間イオンをイオン交換すると、膨潤性層状ケイ酸塩の層
間距離が拡大すると共に、有機陽イオンの疎水鎖によ
り、本来は親水性である膨潤性層状ケイ酸塩が疎水性に
変化し、数々の有機化合物、特に高分子バインダー及び
その有機溶媒と相溶し易くなる。従って、膨潤性層状ケ
イ酸塩の層間イオンを有機陽イオンでイオン交換するこ
とにより、膨潤性層状ケイ酸塩にカチオン染料をイオン
交換し得る機能を付与でき、同時に染料受容層としての
塗布性能も向上させることが可能となる。
【0028】このような有機陽イオンとして好適なもの
としては、第4級アンモニウムイオン、ホスホニウムイ
オン等をあげることができる。
としては、第4級アンモニウムイオン、ホスホニウムイ
オン等をあげることができる。
【0029】第4級アンモニウムイオンの場合、アルキ
ル基を有するものが好ましく、なかでもアルキル基の炭
素数が4以上、特に8以上のものが望ましい。これは、
アルキル基の炭素数が少ないと層間距離を十分に確保す
ることができなくなり、染料に対するイオン交換能が不
足する恐れがあるためである。このような第4級アンモ
ニウムイオンとしては、より具体的には、テトラ−n−
デシルアンモニウムイオン、テトラ−n−ドデシルアン
モニウムイオン等を例示することができる。
ル基を有するものが好ましく、なかでもアルキル基の炭
素数が4以上、特に8以上のものが望ましい。これは、
アルキル基の炭素数が少ないと層間距離を十分に確保す
ることができなくなり、染料に対するイオン交換能が不
足する恐れがあるためである。このような第4級アンモ
ニウムイオンとしては、より具体的には、テトラ−n−
デシルアンモニウムイオン、テトラ−n−ドデシルアン
モニウムイオン等を例示することができる。
【0030】また、有機陽イオンのうちホスホニウムイ
オンとしては、例えば、アルキルホスホニウムイオン、
アリールホスホニウムイオン等をあげることができる。
オンとしては、例えば、アルキルホスホニウムイオン、
アリールホスホニウムイオン等をあげることができる。
【0031】このような有機陽イオンと、酸処理前ある
いは酸処理後の膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンXとを
イオン交換して粘土有機複合体を得る方法としては、例
えば、酸処理前あるいは酸処理後のいずれの膨潤性層状
ケイ酸塩についても、膨潤性層状ケイ酸塩を水中に分散
させて懸濁液とし、ここに有機陽イオンを混合して撹拌
し、得られた生成物を分離、乾燥すればよい。
いは酸処理後の膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンXとを
イオン交換して粘土有機複合体を得る方法としては、例
えば、酸処理前あるいは酸処理後のいずれの膨潤性層状
ケイ酸塩についても、膨潤性層状ケイ酸塩を水中に分散
させて懸濁液とし、ここに有機陽イオンを混合して撹拌
し、得られた生成物を分離、乾燥すればよい。
【0032】また、上記(I) 又は(II)のいずれの方法に
おいても、膨潤性層状ケイ酸塩の酸処理に使用する酸と
しては、特に制限はなく、例えば硫酸、塩酸、硝酸等の
鉱酸や、クエン酸、酢酸等の有機酸を使用することがで
きる。そしてこれらの酸を用いて膨潤性層状ケイ酸塩を
処理する方法としては、上記(I) 又は(II)のいずれの方
法においても、イオン交換後又はイオン交換前の膨潤性
層状ケイ酸塩を水に分散させ、分散液中に酸をこの分散
液が弱塩基性〜酸性になる量を添加すればよい。このよ
うに酸処理することにより、膨潤性層状ケイ酸塩のカチ
オン染料に対するイオン交換能を向上させることがで
き、これにより印画紙に形成された画像の定着性を高め
ることが可能となる。なお、酸処理により膨潤性層状ケ
イ酸塩のカチオン染料に対するイオン交換能が向上する
理由としては、酸処理により膨潤性層状ケイ酸塩の層間
の不純物が除去されるためと考えられる。
おいても、膨潤性層状ケイ酸塩の酸処理に使用する酸と
しては、特に制限はなく、例えば硫酸、塩酸、硝酸等の
鉱酸や、クエン酸、酢酸等の有機酸を使用することがで
きる。そしてこれらの酸を用いて膨潤性層状ケイ酸塩を
処理する方法としては、上記(I) 又は(II)のいずれの方
法においても、イオン交換後又はイオン交換前の膨潤性
層状ケイ酸塩を水に分散させ、分散液中に酸をこの分散
液が弱塩基性〜酸性になる量を添加すればよい。このよ
うに酸処理することにより、膨潤性層状ケイ酸塩のカチ
オン染料に対するイオン交換能を向上させることがで
き、これにより印画紙に形成された画像の定着性を高め
ることが可能となる。なお、酸処理により膨潤性層状ケ
イ酸塩のカチオン染料に対するイオン交換能が向上する
理由としては、酸処理により膨潤性層状ケイ酸塩の層間
の不純物が除去されるためと考えられる。
【0033】一方、本発明の印画紙の染料受容層に使用
する高分子バインダーとしては、従来から感熱転写方式
における印画紙の染料受容層に広く一般的に使用されて
いる熱可塑性樹脂を使用することができる。ただし、染
料の定着作用を阻害するような置換基、例えば粘土有機
複合体の層間でカチオン染料よりも相対的にイオン交換
し易いようなアンモニウム基等を含むものは好ましくな
い。また、高分子バインダーとしては、染料受容層に形
成される染料画像の彩度を高めるために、膨潤性層状ケ
イ酸塩あるいは粘土有機複合体の屈折率と同程度の屈折
率を有するものを使用することがより好ましい。したが
って、本発明において高分子バインダーに好適な熱可塑
性樹脂としては、例えば、ポリビニルブチラール樹脂、
ポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリア
クリル酸エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ酢
酸ビニル樹脂、スチレンアクリレート樹脂、ビニルトル
エンアクリレート樹脂、セルロースエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、尿素樹脂、ポリカプロ
ラクトン樹脂、スチレン−無水マレイン酸樹脂、ポリ塩
化ビニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂などを使用す
ることができる。
する高分子バインダーとしては、従来から感熱転写方式
における印画紙の染料受容層に広く一般的に使用されて
いる熱可塑性樹脂を使用することができる。ただし、染
料の定着作用を阻害するような置換基、例えば粘土有機
複合体の層間でカチオン染料よりも相対的にイオン交換
し易いようなアンモニウム基等を含むものは好ましくな
い。また、高分子バインダーとしては、染料受容層に形
成される染料画像の彩度を高めるために、膨潤性層状ケ
イ酸塩あるいは粘土有機複合体の屈折率と同程度の屈折
率を有するものを使用することがより好ましい。したが
って、本発明において高分子バインダーに好適な熱可塑
性樹脂としては、例えば、ポリビニルブチラール樹脂、
ポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリア
クリル酸エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ酢
酸ビニル樹脂、スチレンアクリレート樹脂、ビニルトル
エンアクリレート樹脂、セルロースエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、尿素樹脂、ポリカプロ
ラクトン樹脂、スチレン−無水マレイン酸樹脂、ポリ塩
化ビニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂などを使用す
ることができる。
【0034】染料受容層において、粘土有機複合体及び
高分子バインダーの配合割合としては、粘土有機複合体
が、染料受容層を構成する固形成分の5〜90重量%と
なるようにすることが好ましい。粘土有機複合体が5重
量%未満であると染料画像の定着効果を十分に高めるこ
とができず、反対に90重量%を超えると染料受容層を
柔軟で良好な皮膜に形成できなくなる。
高分子バインダーの配合割合としては、粘土有機複合体
が、染料受容層を構成する固形成分の5〜90重量%と
なるようにすることが好ましい。粘土有機複合体が5重
量%未満であると染料画像の定着効果を十分に高めるこ
とができず、反対に90重量%を超えると染料受容層を
柔軟で良好な皮膜に形成できなくなる。
【0035】染料受容層には、染料の定着性を阻害しな
い限り、高分子バインダーのガラス転移点Tgを制御す
るために可塑剤を添加してもよく、その他、種々の補助
添加剤を加えても良い。
い限り、高分子バインダーのガラス転移点Tgを制御す
るために可塑剤を添加してもよく、その他、種々の補助
添加剤を加えても良い。
【0036】本発明の印画紙を構成する支持体として
は、従来から使用されているような支持体を使用するこ
とができる。例えば、紙、合成紙、プラスチックフィル
ム、金属板、金属箔、アルミニウム等の金属を蒸着した
プラスチックフィルム等を使用することができる。
は、従来から使用されているような支持体を使用するこ
とができる。例えば、紙、合成紙、プラスチックフィル
ム、金属板、金属箔、アルミニウム等の金属を蒸着した
プラスチックフィルム等を使用することができる。
【0037】本発明の印画紙は、粘土有機複合体と高分
子バインダーとを、必要に応じて溶媒を用いて混合分散
し、粘土有機複合体を高分子バインダーで膨潤させた状
態の染料受容層形成用塗料を調製し、これを支持体に塗
布し、成膜して染料受容層を形成することにより製造す
ることができる。
子バインダーとを、必要に応じて溶媒を用いて混合分散
し、粘土有機複合体を高分子バインダーで膨潤させた状
態の染料受容層形成用塗料を調製し、これを支持体に塗
布し、成膜して染料受容層を形成することにより製造す
ることができる。
【0038】本発明の印画紙は、種々のインクを用いた
種々の画像形成方法に対して使用することができるが、
カチオン染料を用いた感熱転写記録方法、即ち、カチオ
ン染料を含有するインクリボンを印画紙に接触させ、熱
刺激によりそのインクリボンから印画紙へカチオン染料
を移行させ定着させることにより画像形成する方法に対
して好ましく使用することができる。これにより彩度の
高い画像を定着性よく形成することができる。これは、
カチオン染料のカチオン部が、合成スメクタイトの層間
にイオン結合している有機陽イオンとイオン交換してイ
オン結合を形成し、これにより画像を定着させるためで
ある。したがって、本発明は、このようなカチオン染料
を用いた感熱転写記録方法により本発明の印画紙に画像
を形成する方法も包含する。
種々の画像形成方法に対して使用することができるが、
カチオン染料を用いた感熱転写記録方法、即ち、カチオ
ン染料を含有するインクリボンを印画紙に接触させ、熱
刺激によりそのインクリボンから印画紙へカチオン染料
を移行させ定着させることにより画像形成する方法に対
して好ましく使用することができる。これにより彩度の
高い画像を定着性よく形成することができる。これは、
カチオン染料のカチオン部が、合成スメクタイトの層間
にイオン結合している有機陽イオンとイオン交換してイ
オン結合を形成し、これにより画像を定着させるためで
ある。したがって、本発明は、このようなカチオン染料
を用いた感熱転写記録方法により本発明の印画紙に画像
を形成する方法も包含する。
【0039】ここで、カチオン染料としては、アミン塩
または第4級アンモニウム基等を持つ水溶性染料、例え
ば、アゾ染料、トリフェニルメタン染料、アゾン染料、
オキサジン染料、チアジン染料等をあげることができ
る。より具体的に例示すれば、C.Iベーシックイエロ
ー1,2,11,13,14,19,21,25,2
8,32,33,34,35,36(イエロー系),
C.Iベーシックレッド1,2,9,12,13,1
4,15,17,18,22,23,24,27,2
9,32,38,39,40,C.Iベーシックバイオ
レッド7,10,15,21,25,26,27,28
(マゼンタ系),C.Iベーシックブルー1,3,5,
7,9,19,21,22,24,25,26,28,
29,40,41,44,45,47,54,58,5
9,60,64,65,66,67,68,75(シア
ン系),C.Iベーシックブラック2,8(ブラック
系)等をあげることができる。
または第4級アンモニウム基等を持つ水溶性染料、例え
ば、アゾ染料、トリフェニルメタン染料、アゾン染料、
オキサジン染料、チアジン染料等をあげることができ
る。より具体的に例示すれば、C.Iベーシックイエロ
ー1,2,11,13,14,19,21,25,2
8,32,33,34,35,36(イエロー系),
C.Iベーシックレッド1,2,9,12,13,1
4,15,17,18,22,23,24,27,2
9,32,38,39,40,C.Iベーシックバイオ
レッド7,10,15,21,25,26,27,28
(マゼンタ系),C.Iベーシックブルー1,3,5,
7,9,19,21,22,24,25,26,28,
29,40,41,44,45,47,54,58,5
9,60,64,65,66,67,68,75(シア
ン系),C.Iベーシックブラック2,8(ブラック
系)等をあげることができる。
【0040】このようなカチオン染料は通常水溶性であ
る。一方、上述の粘土有機複合体と共に印画紙の染料受
容層を構成している高分子バインダーは疎水性である。
そこで、本発明においては、疎水性の高分子バインダー
中で膨潤している粘土有機複合体へ速やかに染料を移行
させるために、染料に疎水化処理を施しておくことが好
ましい。例えば、親水性のカチオン染料に対し、その対
イオンを有機アニオンで置換することにより疎水化する
ことが好ましい。
る。一方、上述の粘土有機複合体と共に印画紙の染料受
容層を構成している高分子バインダーは疎水性である。
そこで、本発明においては、疎水性の高分子バインダー
中で膨潤している粘土有機複合体へ速やかに染料を移行
させるために、染料に疎水化処理を施しておくことが好
ましい。例えば、親水性のカチオン染料に対し、その対
イオンを有機アニオンで置換することにより疎水化する
ことが好ましい。
【0041】画像形成に際しては、上述の本発明の印画
紙にインクリボンを接触させ、感熱ヘッド等によってイ
ンクリボンに画像信号に応じて選択的に熱刺激を加えれ
ばよい。図2は、このような画像形成方法の一例を示し
たものである。即ち、白色の支持体11とその上に積層
した染料受容層12からなる本発明の印画紙10に対
し、カチオン染料を含有するインク層13、フイルム基
材14及び耐熱滑性層15が順次積層されたインクリボ
ン20の当該インク層13を印画紙10の染料受容層1
2に押し当て、加熱手段、例えば感熱ヘツド16により
熱刺激を与える。これにより、インク層13に含まれて
いたカチオン染料が印画紙10の染料受容層12に速や
かに移行して転写され、染料画像が形成される。
紙にインクリボンを接触させ、感熱ヘッド等によってイ
ンクリボンに画像信号に応じて選択的に熱刺激を加えれ
ばよい。図2は、このような画像形成方法の一例を示し
たものである。即ち、白色の支持体11とその上に積層
した染料受容層12からなる本発明の印画紙10に対
し、カチオン染料を含有するインク層13、フイルム基
材14及び耐熱滑性層15が順次積層されたインクリボ
ン20の当該インク層13を印画紙10の染料受容層1
2に押し当て、加熱手段、例えば感熱ヘツド16により
熱刺激を与える。これにより、インク層13に含まれて
いたカチオン染料が印画紙10の染料受容層12に速や
かに移行して転写され、染料画像が形成される。
【0042】なお、インクリボンに熱刺激を加えるため
の手段としては、感熱ヘツドに限らず、感熱転写方式に
おいてこれまで提案されている数々の加熱手段を使用す
ることができる。
の手段としては、感熱ヘツドに限らず、感熱転写方式に
おいてこれまで提案されている数々の加熱手段を使用す
ることができる。
【0043】
【作用】本発明の印画紙の染料受容層に使用される粘土
有機複合体は、2:1型ケイ酸塩鉱物であって、2層の
シリカ四面体層がマグネシウム八面体層又はアルミニウ
ム八面体層を間に挟んだサンドイッチ型の3層構造を有
するケイ酸塩層が、数から数10層積層した構造を有し
ている。各層間には層間水と層間イオン(通常、交換性
イオンであるアルカリ金属イオン)を保持している。こ
の状態が図1(a)である。すなわち、膨潤性層状ケイ
酸塩1は、層間に交換性イオン2を保持している。この
時の層間距離をd1 とする。
有機複合体は、2:1型ケイ酸塩鉱物であって、2層の
シリカ四面体層がマグネシウム八面体層又はアルミニウ
ム八面体層を間に挟んだサンドイッチ型の3層構造を有
するケイ酸塩層が、数から数10層積層した構造を有し
ている。各層間には層間水と層間イオン(通常、交換性
イオンであるアルカリ金属イオン)を保持している。こ
の状態が図1(a)である。すなわち、膨潤性層状ケイ
酸塩1は、層間に交換性イオン2を保持している。この
時の層間距離をd1 とする。
【0044】膨潤性層状ケイ酸塩1を水で膨潤させて有
機陽イオン、例えば疎水鎖を有する第4級アンモニウム
イオン3を添加すると、図1(b)に示すようなイオン
交換が起こり、交換性イオン2に代わってこの第4級ア
ンモニウムイオン3が層間に取り込まれ、粘土有機複合
体4が形成される。このように疎水鎖を有する第4級ア
ンモニウムイオン3を層間に保持した粘土有機複合体4
は、非水系の高分子バインダー中に混合分散させると膨
潤し、高分子バインダーに親和性を有するものとなる。
機陽イオン、例えば疎水鎖を有する第4級アンモニウム
イオン3を添加すると、図1(b)に示すようなイオン
交換が起こり、交換性イオン2に代わってこの第4級ア
ンモニウムイオン3が層間に取り込まれ、粘土有機複合
体4が形成される。このように疎水鎖を有する第4級ア
ンモニウムイオン3を層間に保持した粘土有機複合体4
は、非水系の高分子バインダー中に混合分散させると膨
潤し、高分子バインダーに親和性を有するものとなる。
【0045】また、この粘土有機複合体4の層間距離d
2 は、第4級アンモニウムイオン3が層間に取り込まれ
る前の膨潤性層状ケイ酸塩の層間距離d1 (図1
(a))より大きくなり、粘土有機複合体はカチオン染
料とのイオン交換能を有するものとなる。
2 は、第4級アンモニウムイオン3が層間に取り込まれ
る前の膨潤性層状ケイ酸塩の層間距離d1 (図1
(a))より大きくなり、粘土有機複合体はカチオン染
料とのイオン交換能を有するものとなる。
【0046】本発明においては、このようにイオン交換
能を付与した膨潤性層状ケイ酸塩に対し、さらに酸処理
を施す。あるいは、膨潤性層状ケイ酸塩として、イオン
交換能を付与される前に酸処理を施したものを使用す
る。この酸処理により、膨潤性層状ケイ酸塩を水に分散
させた分散液の液性が塩基性から、弱塩基性乃至酸性に
変化し、これにより膨潤性層状ケイ酸塩の層間の不純物
が除去され、イオン交換能がさらに向上し、層間にカチ
オン染料を取り込む力が大きくなる。したがって、この
ような粘土有機複合体4を印画紙の染料受容層に使用す
ることにより印画紙に形成される画像の濃度を高め、さ
らに画像の定着性を向上させることが可能となる。
能を付与した膨潤性層状ケイ酸塩に対し、さらに酸処理
を施す。あるいは、膨潤性層状ケイ酸塩として、イオン
交換能を付与される前に酸処理を施したものを使用す
る。この酸処理により、膨潤性層状ケイ酸塩を水に分散
させた分散液の液性が塩基性から、弱塩基性乃至酸性に
変化し、これにより膨潤性層状ケイ酸塩の層間の不純物
が除去され、イオン交換能がさらに向上し、層間にカチ
オン染料を取り込む力が大きくなる。したがって、この
ような粘土有機複合体4を印画紙の染料受容層に使用す
ることにより印画紙に形成される画像の濃度を高め、さ
らに画像の定着性を向上させることが可能となる。
【0047】粘土有機複合体4を非水系の高分子バイン
ダー中に混合分散させることにより印画紙の染料受容層
を形成し、これにカチオン染料、好ましくは疎水性カチ
オン染料を含有するインクリボンを用いて感熱転写記録
を行うと、インクリボンのインク層に含まれていたカチ
オン染料は印画紙の染料受容層に速やかに移行して転写
する。転写されたカチオン染料は、非水系の染料受容層
中に相溶すると同時に膨潤した粘土有機複合体4の層間
にも入り込む。そして図1(c)に示すように、粘土有
機複合体4の層間の第4級アンモニウムイオン3とカチ
オン染料5との間でイオン交換が起こり、カチオン染料
5が粘土有機複合体4の層間に取り込まれる。そして、
粘土有機複合体4の層間に取り込まれたカチオン染料5
は粘土有機複合体とイオン結合を形成し、強固に染料受
容層に定着された染料画像を形成することになる。
ダー中に混合分散させることにより印画紙の染料受容層
を形成し、これにカチオン染料、好ましくは疎水性カチ
オン染料を含有するインクリボンを用いて感熱転写記録
を行うと、インクリボンのインク層に含まれていたカチ
オン染料は印画紙の染料受容層に速やかに移行して転写
する。転写されたカチオン染料は、非水系の染料受容層
中に相溶すると同時に膨潤した粘土有機複合体4の層間
にも入り込む。そして図1(c)に示すように、粘土有
機複合体4の層間の第4級アンモニウムイオン3とカチ
オン染料5との間でイオン交換が起こり、カチオン染料
5が粘土有機複合体4の層間に取り込まれる。そして、
粘土有機複合体4の層間に取り込まれたカチオン染料5
は粘土有機複合体とイオン結合を形成し、強固に染料受
容層に定着された染料画像を形成することになる。
【0048】ここで、染料受容層を構成する高分子バイ
ンダーとして、粘土有機複合体4と同程度の屈折率を有
するものを使用すると、染料受容層に形成される染料画
像の彩度を高めることが可能となる。
ンダーとして、粘土有機複合体4と同程度の屈折率を有
するものを使用すると、染料受容層に形成される染料画
像の彩度を高めることが可能となる。
【0049】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
明する。
【0050】合成例[合成スメクタイトの調製] 10リットルのビーカーに水4リットルを入れ、3号水
ガラス860gを溶解し、95%硫酸162gを攪拌し
ながら一度に加えてケイ酸塩溶液を得た。次に水1リッ
トルに塩化マグネシウム560gを溶解し、これを前記
ケイ酸塩溶液に加えて均質混合溶液を調製した。
ガラス860gを溶解し、95%硫酸162gを攪拌し
ながら一度に加えてケイ酸塩溶液を得た。次に水1リッ
トルに塩化マグネシウム560gを溶解し、これを前記
ケイ酸塩溶液に加えて均質混合溶液を調製した。
【0051】この均質混合溶液を、2N−水酸化ナトリ
ウム溶液3.6リットル中に攪拌しながら5分間かけて
滴下した。得られた反応沈殿物を、直ちに日本ガイシ
(株)製のクロスフロー方式による濾過システムで濾過
及び洗浄し、次いで水200mlと水酸化リチウム1
4.5gからなる溶液を加えてスラリー状にした。
ウム溶液3.6リットル中に攪拌しながら5分間かけて
滴下した。得られた反応沈殿物を、直ちに日本ガイシ
(株)製のクロスフロー方式による濾過システムで濾過
及び洗浄し、次いで水200mlと水酸化リチウム1
4.5gからなる溶液を加えてスラリー状にした。
【0052】このスラリーをオートクレーブに移し、2
6Kg/cm2 、225℃で3時間、水熱反応させた。
冷却後反応物を取り出し、80℃で乾燥し、粉砕して次
式(2)の合成スメクタイトを得た。
6Kg/cm2 、225℃で3時間、水熱反応させた。
冷却後反応物を取り出し、80℃で乾燥し、粉砕して次
式(2)の合成スメクタイトを得た。
【0053】
【化3】 Na0.5Mg2.9Li0.4Si4O10(OH)2 (2) この合成スメクタイトの陽イオン交換容量は、101ミ
リ当量/100gであった。
リ当量/100gであった。
【0054】実施例1 [粘土有機複合体の調製]合成例で調製した合成スメク
タイトを用いて、以下のようにして粘土有機複合体Aを
調製した。
タイトを用いて、以下のようにして粘土有機複合体Aを
調製した。
【0055】まず、合成スメクタイト20gを1リット
ルの水中に分散して膨潤させて懸濁液とした。この懸濁
液に0.5N硫酸120mlを添加して撹拌し、さらに
50mlのエタノールを添加し、さらに攪拌しながら2
00mlのエタノールに溶解したテトラ−n−デシルア
ンモニウムブロミド13.2gを添加し、攪拌しながら
30℃で24時間反応させた。生成物を固液分離し、エ
タノ−ル洗浄を行って副生塩類を除去した後、乾燥して
粘土有機複合体Aを得た。
ルの水中に分散して膨潤させて懸濁液とした。この懸濁
液に0.5N硫酸120mlを添加して撹拌し、さらに
50mlのエタノールを添加し、さらに攪拌しながら2
00mlのエタノールに溶解したテトラ−n−デシルア
ンモニウムブロミド13.2gを添加し、攪拌しながら
30℃で24時間反応させた。生成物を固液分離し、エ
タノ−ル洗浄を行って副生塩類を除去した後、乾燥して
粘土有機複合体Aを得た。
【0056】[印画紙の作製]次の染料受容層形成用塗
料の各成分をサンドミルを用いて混合し、染料受容層形
成用塗料を調製した。
料の各成分をサンドミルを用いて混合し、染料受容層形
成用塗料を調製した。
【0057】 (染料受容層形成用塗料組成) 粘土有機複合体A 4重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 4重量部 (デンカビニール#1000 GK 、電気化学工業(株)製) 溶媒(トルエン/MEK=1/1) 92重量部
【0058】一方、支持体として合成紙(ユポFPG−
150、王子油化合成紙(株)製)を用意し、これに上
述の受容層形成用塗料をワイヤーバーを用いて乾燥厚4
μm塗布し、乾燥させて印画紙を作製した。
150、王子油化合成紙(株)製)を用意し、これに上
述の受容層形成用塗料をワイヤーバーを用いて乾燥厚4
μm塗布し、乾燥させて印画紙を作製した。
【0059】実施例2 [粘土有機複合体の調製]合成例で調製した合成スメク
タイトを用いて、以下のようにして粘土有機複合体Bを
調製した。
タイトを用いて、以下のようにして粘土有機複合体Bを
調製した。
【0060】まず、合成スメクタイト20gを1リット
ルの水中に分散して膨潤させて懸濁液とした。この懸濁
液に等量のエタノールを添加し、さらに撹拌しながら2
00mlのエタノールに溶解したテトラ−n−デシルア
ンモニウムブロミド13.2gを添加し、攪拌しながら
30℃で24時間反応させた。生成物を固液分離し、エ
タノール洗浄を行って副生塩類を除去した後、0.25
N硫酸400mlに分散させ、その後固形分を分離し、
乾燥して粘土有機複合体Bを得た。
ルの水中に分散して膨潤させて懸濁液とした。この懸濁
液に等量のエタノールを添加し、さらに撹拌しながら2
00mlのエタノールに溶解したテトラ−n−デシルア
ンモニウムブロミド13.2gを添加し、攪拌しながら
30℃で24時間反応させた。生成物を固液分離し、エ
タノール洗浄を行って副生塩類を除去した後、0.25
N硫酸400mlに分散させ、その後固形分を分離し、
乾燥して粘土有機複合体Bを得た。
【0061】[印画紙の作製]粘土有機複合体Aに代え
て粘土有機複合体Bを使用する以外は実施例1と同様に
して印画紙を作製した。
て粘土有機複合体Bを使用する以外は実施例1と同様に
して印画紙を作製した。
【0062】実施例3 粘土有機複合体の調製にあたり、テトラ−n−デシルア
ンモニウムブロミド13.2gをテトラ−n−ドデシル
アンモニウムブロミド15.4gとする以外は、実施例
2と同様にして粘土有機複合体Cを調製し、この粘土有
機複合体Cを用いて印画紙を作製した。
ンモニウムブロミド13.2gをテトラ−n−ドデシル
アンモニウムブロミド15.4gとする以外は、実施例
2と同様にして粘土有機複合体Cを調製し、この粘土有
機複合体Cを用いて印画紙を作製した。
【0063】比較例1 合成例で調製した合成スメクタイトに対して、硫酸によ
る酸処理を施さない以外は実施例1に準じて粘土有機複
合体を調製し、印画紙を作製した。
る酸処理を施さない以外は実施例1に準じて粘土有機複
合体を調製し、印画紙を作製した。
【0064】評価 実施例1〜3、比較例1で作製した印画紙に対し、イン
クリボンを用いて感熱転写用プリンター(UP−300
0、ソニー(株)製)でベタ画像を印画した。
クリボンを用いて感熱転写用プリンター(UP−300
0、ソニー(株)製)でベタ画像を印画した。
【0065】この場合、インクリボンとしては、インク
層に疎水性カチオン染料を含むものを以下のように作製
して使用した。即ち、インク層塗布液として、次の組成
のものを調製した。
層に疎水性カチオン染料を含むものを以下のように作製
して使用した。即ち、インク層塗布液として、次の組成
のものを調製した。
【0066】 [インク層塗布液組成] (重量部) 疎水化カチオン染料(C.I.Basic Blue75 ラウリル硫酸塩 ) 1 ブチラール樹脂(6000-CS、電気化学(株)製) 1 トルエン 12 MEK 12
【0067】ベースフィルムとして6μm厚のPETフ
ィルムを用意し、その上に上記のインク層塗布液を、乾
燥厚約1μmとなるように塗布し、乾燥してインクリボ
ンとした。
ィルムを用意し、その上に上記のインク層塗布液を、乾
燥厚約1μmとなるように塗布し、乾燥してインクリボ
ンとした。
【0068】印画の結果、実施例1〜3の印画紙に形成
された画像は、光沢に優れ、色相的に理想的なシアン色
を呈していた。これに対して比較例1の印画紙に形成さ
れた画像は光沢が不足し、赤みを帯びた青色を呈してお
り、実用上不適当なものであった。
された画像は、光沢に優れ、色相的に理想的なシアン色
を呈していた。これに対して比較例1の印画紙に形成さ
れた画像は光沢が不足し、赤みを帯びた青色を呈してお
り、実用上不適当なものであった。
【0069】さらに、形成した画像にラミネータ加熱処
理を行った。このラミネータ加熱処理は、市販のフィル
ムラミネータ(MSパウチH−140、明光商会(株)
製)を用いて、印画物の上に厚さ125μmのPETフ
ィルムを重合わせた状態で熱圧着し、室温に戻った後に
PETフィルムを剥離することにより行った。
理を行った。このラミネータ加熱処理は、市販のフィル
ムラミネータ(MSパウチH−140、明光商会(株)
製)を用いて、印画物の上に厚さ125μmのPETフ
ィルムを重合わせた状態で熱圧着し、室温に戻った後に
PETフィルムを剥離することにより行った。
【0070】次いで、これらの画像の定着性を調べるた
めに、ラミネータ加熱処理の前後のそれぞれについて、
次のように(i) エタノール浸漬試験及び(ii)トルエン浸
漬試験を行った。これらの結果を表1、表2に示す。
めに、ラミネータ加熱処理の前後のそれぞれについて、
次のように(i) エタノール浸漬試験及び(ii)トルエン浸
漬試験を行った。これらの結果を表1、表2に示す。
【0071】(i) エタノール浸漬試験 画像形成した印画紙を温度25℃のエタノール中に30
秒間浸漬し、この場合の染料定着率を、浸漬前後の光学
濃度の測定から次式により求めた。
秒間浸漬し、この場合の染料定着率を、浸漬前後の光学
濃度の測定から次式により求めた。
【0072】染料定着率(%)=(浸漬後の光学濃度
(OD)/浸漬前の光学濃度(OD))×100
(OD)/浸漬前の光学濃度(OD))×100
【0073】(ii)トルエン浸漬試験 画像形成した印画紙を温度25℃のトルエン中に30秒
間浸漬し、この場合の染料定着率を、浸漬前後の光学濃
度の測定から上記と同様に求めた。
間浸漬し、この場合の染料定着率を、浸漬前後の光学濃
度の測定から上記と同様に求めた。
【0074】
【表1】ラミネータ加熱処理前の画像定着性 エタノール浸漬 トルエン浸漬 定着率(%) 浸漬前画像濃度 定着率(%) 浸漬前画像濃度 実施例1 74.3 1.67 98.1 1.62 実施例2 74.1 1.70 94.9 1.75 実施例3 79.9 1.49 100 1.43 比較例1 71.3 1.50 90.9 1.54
【0075】
【表2】ラミネータ加熱処理後の画像定着性 エタノール浸漬 トルエン浸漬 定着率(%) 浸漬前画像濃度 定着率(%) 浸漬前画像濃度 実施例1 99.4 1.65 95.7 1.63 実施例2 96.8 1.57 95.7 1.63 実施例3 97.9 1.46 100 1.48 比較例1 87.4 1.43 89.0 1.46 表1、表2の結果から、実施例の印画紙は、染料定着率
が極めて高いことがわかる。
が極めて高いことがわかる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、印画紙に形成された画
像の定着性を大きく向上させることが可能となる。ま
た、印画紙に形成される画像の彩度を高めることも可能
となる。
像の定着性を大きく向上させることが可能となる。ま
た、印画紙に形成される画像の彩度を高めることも可能
となる。
【図1】本発明の染料受容層の作用の説明図である。
【図2】感熱転写方式による画像形成方法の説明図であ
る。
る。
1 膨潤性層状ケイ酸塩 2 層間の交換性イオン 3 第4級アンモニウムイオン 4 粘土有機複合体 5 カチオン染料
フロントページの続き (72)発明者 藤原 良夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 藤崎 敏和 東京都千代田区一番町23番地3 コープケ ミカル株式会社内 (72)発明者 関本 貴裕 東京都千代田区一番町23番地3 コープケ ミカル株式会社内 (72)発明者 伊藤 和夫 東京都千代田区一番町23番地3 コープケ ミカル株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 支持体及びその上に形成された染料受容
層からなる印画紙において、染料受容層が、次の(I) 又
は(II) (I) 膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンをカチオン染料と
イオン交換可能なイオンでイオン交換し、次いで酸処理
した粘土有機複合体 (II)膨潤性層状ケイ酸塩を酸処理し、次いで酸処理した
膨潤性層状ケイ酸塩の層間イオンをカチオン染料とイオ
ン交換可能なイオンでイオン交換した粘土有機複合体 と高分子バインダーとを含有することを特徴とする印画
紙。 - 【請求項2】 膨潤性層状ケイ酸が合成スメクタイトで
ある請求項1記載の印画紙。 - 【請求項3】 合成スメクタイトが、ケイ酸とマグネシ
ウム塩の均質混合液にアルカリ溶液を反応させてケイ素
・マグネシウム複合体を合成し、副生した電解質を除去
し、得られたケイ素・マグネシウム複合体にリチウムイ
オン、又はリチウムイオンと共にナトリウムイオン及び
/又はフッ素イオンを添加し、100〜350℃で水熱
反応させ、次いで乾燥させることにより得られる次式
(1) 【化1】 X0.1〜1.0Mg2.4〜2.9Li0.1〜0.6Si3.5〜4.5O9.5〜10.5(OH及び/又 はF)1.5〜2.5 (1) (式中、Xは層間イオンであって、Liイオン及び/又
はNaイオンを表す。)の合成スメクタイトである請求
項2記載の印画紙。 - 【請求項4】 粘土有機複合体の層間イオンを置換して
いる、カチオン染料とイオン交換可能なイオンが、有機
陽イオンである請求項1〜3のいずれかに記載の印画
紙。 - 【請求項5】 有機陽イオンが、第4級アンモニウムイ
オン又はホスホニウムイオンである請求項4記載の印画
紙。 - 【請求項6】 第4級アンモニウムイオンが、炭素数4
以上のアルキル基を有する第4級アンモニウムイオンで
ある請求項5記載の印画紙。 - 【請求項7】 第4級アンモニウムイオンが、テトラ−
n−デシルアンモニウムイオン又はテトラ−n−ドデシ
ルアンモニウムイオンである請求項6記載の印画紙。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の印画紙
に対し、カチオン染料を含有するインクリボンを接触さ
せ、熱刺激により該インクリボンから印画紙へカチオン
染料を移行させ定着させることを特徴とする画像形成方
法。 - 【請求項9】 カチオン染料が、カチオン染料の親水性
の対イオンを有機アニオンで置換した疎水化カチオン染
料である請求項8記載の画像形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7186163A JPH0911644A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 印画紙及びこれを用いる画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7186163A JPH0911644A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 印画紙及びこれを用いる画像形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0911644A true JPH0911644A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16183497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7186163A Pending JPH0911644A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 印画紙及びこれを用いる画像形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0911644A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011078288A1 (ja) * | 2009-12-25 | 2011-06-30 | 富士フイルム株式会社 | 成形材料、成形体、及びその製造方法、並びに電気電子機器用筐体 |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP7186163A patent/JPH0911644A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011078288A1 (ja) * | 2009-12-25 | 2011-06-30 | 富士フイルム株式会社 | 成形材料、成形体、及びその製造方法、並びに電気電子機器用筐体 |
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