JPH09120509A - 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッド及びその製造方法Info
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- JPH09120509A JPH09120509A JP27941495A JP27941495A JPH09120509A JP H09120509 A JPH09120509 A JP H09120509A JP 27941495 A JP27941495 A JP 27941495A JP 27941495 A JP27941495 A JP 27941495A JP H09120509 A JPH09120509 A JP H09120509A
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- magnetoresistive
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 下地膜上に成膜された第1の磁気抵抗効果膜
と、上記第1の磁気抵抗効果膜上に成膜された非磁性絶
縁膜と、上記非磁性絶縁膜上に成膜された第2の磁気抵
抗効果膜とから成る2層型の磁気抵抗効果素子を備えた
磁気抵抗効果型磁気ヘッドについて、磁気抵抗効果素子
の磁気的安定性を高めて、バルクハウゼンノイズやヒス
テリシス損失の発生を抑制し、再生出力の安定化、及び
再生出力の向上を図る。 【解決手段】 上記下地膜の表面の最大突起高さRpp
を7.0nm以下、平均粗さRaを1.0nm以下にす
ると共に、上記非磁性絶縁膜の表面の最大突起高さRp
pを7.0nm以下、平均粗さRaを1.0nm以下と
する。
と、上記第1の磁気抵抗効果膜上に成膜された非磁性絶
縁膜と、上記非磁性絶縁膜上に成膜された第2の磁気抵
抗効果膜とから成る2層型の磁気抵抗効果素子を備えた
磁気抵抗効果型磁気ヘッドについて、磁気抵抗効果素子
の磁気的安定性を高めて、バルクハウゼンノイズやヒス
テリシス損失の発生を抑制し、再生出力の安定化、及び
再生出力の向上を図る。 【解決手段】 上記下地膜の表面の最大突起高さRpp
を7.0nm以下、平均粗さRaを1.0nm以下にす
ると共に、上記非磁性絶縁膜の表面の最大突起高さRp
pを7.0nm以下、平均粗さRaを1.0nm以下と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク装
置等に好適な、磁気抵抗効果によって再生信号を検出す
る磁気抵抗効果型の薄膜磁気ヘッドに関する。
置等に好適な、磁気抵抗効果によって再生信号を検出す
る磁気抵抗効果型の薄膜磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク装置等のような磁気記録
装置においては、大容量化を図るために、更なる高密度
記録が求められている。そこで、近年、高密度記録を進
めるために、挟トラック化に適した磁気ヘッドである磁
気抵抗効果型の薄膜磁気ヘッド(以下、「MRヘッド」
と称する。)が採用されるようになってきている。
装置においては、大容量化を図るために、更なる高密度
記録が求められている。そこで、近年、高密度記録を進
めるために、挟トラック化に適した磁気ヘッドである磁
気抵抗効果型の薄膜磁気ヘッド(以下、「MRヘッド」
と称する。)が採用されるようになってきている。
【0003】MRヘッドは、基本的には、磁界の大きさ
によって抵抗率が変化する磁気抵抗効果膜を備えた磁気
抵抗効果素子の両端に電極が取り付けられて構成され
る。そして、この磁気抵抗効果素子に対して両端の電極
からセンス電流を供給することにより、磁気記録媒体か
らの信号磁界によって生じる磁気抵抗効果素子の抵抗変
化を検出し、この抵抗変化に基づいて再生出力を得る。
このようなMRヘッドは、再生出力が媒体速度に依存せ
ず、媒体速度が遅くても高い再生出力が得られるという
特徴を有している。
によって抵抗率が変化する磁気抵抗効果膜を備えた磁気
抵抗効果素子の両端に電極が取り付けられて構成され
る。そして、この磁気抵抗効果素子に対して両端の電極
からセンス電流を供給することにより、磁気記録媒体か
らの信号磁界によって生じる磁気抵抗効果素子の抵抗変
化を検出し、この抵抗変化に基づいて再生出力を得る。
このようなMRヘッドは、再生出力が媒体速度に依存せ
ず、媒体速度が遅くても高い再生出力が得られるという
特徴を有している。
【0004】ところで、磁気抵抗効果素子は磁気的に不
安定であり、磁気抵抗効果素子を構成する磁気抵抗効果
膜の内部の磁壁が外部磁界によって移動してしまうこと
がある。そして、磁気抵抗効果膜内の磁壁が移動する
と、これに起因して、バルクハウゼンノイズやヒステリ
シス損失が生じてしまい、その結果、MRヘッドの再生
出力が不規則に変動したり、再生出力が低下してしまう
等の問題が起こる。そこで、MRヘッドでは、磁気抵抗
効果素子の磁気的安定性を確保して、バルクハウゼンノ
イズやヒステリシス損失を減らすことが大きな課題とな
っている。
安定であり、磁気抵抗効果素子を構成する磁気抵抗効果
膜の内部の磁壁が外部磁界によって移動してしまうこと
がある。そして、磁気抵抗効果膜内の磁壁が移動する
と、これに起因して、バルクハウゼンノイズやヒステリ
シス損失が生じてしまい、その結果、MRヘッドの再生
出力が不規則に変動したり、再生出力が低下してしまう
等の問題が起こる。そこで、MRヘッドでは、磁気抵抗
効果素子の磁気的安定性を確保して、バルクハウゼンノ
イズやヒステリシス損失を減らすことが大きな課題とな
っている。
【0005】そこで、磁気抵抗効果素子の磁気的安定性
を確保するために、磁気抵抗効果膜を2層構造にした、
いわゆる2層型磁気抵抗効果素子を備えたMRヘッドが
開発されている。ここで、2層型磁気抵抗効果素子は、
2つの磁気抵抗効果膜による磁気的カップリング効果、
及び磁気抵抗効果素子に流されるセンス電流によるセル
フバイアス効果により、各磁気抵抗効果膜の単磁区化を
図り、バルクハウゼンノイズやヒステリシス損失を抑制
するものである。
を確保するために、磁気抵抗効果膜を2層構造にした、
いわゆる2層型磁気抵抗効果素子を備えたMRヘッドが
開発されている。ここで、2層型磁気抵抗効果素子は、
2つの磁気抵抗効果膜による磁気的カップリング効果、
及び磁気抵抗効果素子に流されるセンス電流によるセル
フバイアス効果により、各磁気抵抗効果膜の単磁区化を
図り、バルクハウゼンノイズやヒステリシス損失を抑制
するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように磁
気抵抗効果膜を2層構造とした2層型磁気抵抗効果素子
においても、磁気抵抗効果膜の磁気的安定性は十分では
なく、バルクハウゼンノイズやヒステリシス損失の完全
な除去には至っていない。そこで、MRヘッドでは、更
に磁気抵抗効果素子の磁気的安定性を高めて、バルクハ
ウゼンノイズやヒステリシス損失の発生を抑えることが
望まれている。
気抵抗効果膜を2層構造とした2層型磁気抵抗効果素子
においても、磁気抵抗効果膜の磁気的安定性は十分では
なく、バルクハウゼンノイズやヒステリシス損失の完全
な除去には至っていない。そこで、MRヘッドでは、更
に磁気抵抗効果素子の磁気的安定性を高めて、バルクハ
ウゼンノイズやヒステリシス損失の発生を抑えることが
望まれている。
【0007】そこで本発明は、このような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、磁気抵抗効果素子の磁気
的安定性を高めてバルクハウゼンノイズやヒステリシス
損失の発生を抑制し、MRヘッドの再生出力の安定化、
及び再生出力の向上を図ること目的としている。
鑑みて提案されたものであり、磁気抵抗効果素子の磁気
的安定性を高めてバルクハウゼンノイズやヒステリシス
損失の発生を抑制し、MRヘッドの再生出力の安定化、
及び再生出力の向上を図ること目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに完成された本発明に係る薄膜磁気ヘッドは、下地膜
上に成膜された第1の磁気抵抗効果膜と、上記第1の磁
気抵抗効果膜上に成膜された非磁性絶縁膜と、上記非磁
性絶縁膜上に成膜された第2の磁気抵抗効果膜とを有す
る磁気抵抗効果素子を備え、上記磁気抵抗効果素子の磁
気抵抗効果によって再生信号を検出する薄膜磁気ヘッド
であって、上記非磁性絶縁膜の表面の最大突起高さRp
pが7.0nm以下であることを特徴とするものであ
る。なお、上記薄膜磁気ヘッドは、上記下地膜の表面の
最大突起高さRppも7.0nm以下であることが好ま
しい。
めに完成された本発明に係る薄膜磁気ヘッドは、下地膜
上に成膜された第1の磁気抵抗効果膜と、上記第1の磁
気抵抗効果膜上に成膜された非磁性絶縁膜と、上記非磁
性絶縁膜上に成膜された第2の磁気抵抗効果膜とを有す
る磁気抵抗効果素子を備え、上記磁気抵抗効果素子の磁
気抵抗効果によって再生信号を検出する薄膜磁気ヘッド
であって、上記非磁性絶縁膜の表面の最大突起高さRp
pが7.0nm以下であることを特徴とするものであ
る。なお、上記薄膜磁気ヘッドは、上記下地膜の表面の
最大突起高さRppも7.0nm以下であることが好ま
しい。
【0009】また、本発明に係る他の薄膜磁気ヘッド
は、下地膜上に成膜された第1の磁気抵抗効果膜と、上
記第1の磁気抵抗効果膜上に成膜された非磁性絶縁膜
と、上記非磁性絶縁膜上に成膜された第2の磁気抵抗効
果膜とを有する磁気抵抗効果素子を備え、上記磁気抵抗
効果素子の磁気抵抗効果によって再生信号を検出する薄
膜磁気ヘッドであって、上記非磁性絶縁膜の平均粗さR
aが1.0nm以下であることを特徴とするものであ
る。なお、この薄膜磁気ヘッドは、上記下地膜の平均粗
さRaも1.0nm以下であることが好ましい。
は、下地膜上に成膜された第1の磁気抵抗効果膜と、上
記第1の磁気抵抗効果膜上に成膜された非磁性絶縁膜
と、上記非磁性絶縁膜上に成膜された第2の磁気抵抗効
果膜とを有する磁気抵抗効果素子を備え、上記磁気抵抗
効果素子の磁気抵抗効果によって再生信号を検出する薄
膜磁気ヘッドであって、上記非磁性絶縁膜の平均粗さR
aが1.0nm以下であることを特徴とするものであ
る。なお、この薄膜磁気ヘッドは、上記下地膜の平均粗
さRaも1.0nm以下であることが好ましい。
【0010】これら本発明に係る薄膜磁気ヘッドでは、
第2の磁気抵抗効果膜の下地となる非磁性絶縁膜を凹凸
の少ない平坦な面としているので、この非磁性絶縁膜上
に成膜される第2の磁気抵抗効果膜の磁区構造に乱れが
生じることがなく、第2の磁気抵抗効果膜の磁気的安定
性が優れたものとなる。また、第1の磁気抵抗効果膜の
下地となる下地膜を凹凸の少ない平坦な面としたときに
は、この下地膜上に成膜される第1の磁気抵抗効果膜の
磁区構造にも乱れが生じることがなく、第1の磁気抵抗
効果膜の磁気的安定性も優れたものとなる。
第2の磁気抵抗効果膜の下地となる非磁性絶縁膜を凹凸
の少ない平坦な面としているので、この非磁性絶縁膜上
に成膜される第2の磁気抵抗効果膜の磁区構造に乱れが
生じることがなく、第2の磁気抵抗効果膜の磁気的安定
性が優れたものとなる。また、第1の磁気抵抗効果膜の
下地となる下地膜を凹凸の少ない平坦な面としたときに
は、この下地膜上に成膜される第1の磁気抵抗効果膜の
磁区構造にも乱れが生じることがなく、第1の磁気抵抗
効果膜の磁気的安定性も優れたものとなる。
【0011】また、本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造
方法は、下地膜上に成膜された第1の磁気抵抗効果膜
と、上記第1の磁気抵抗効果膜上に成膜された非磁性絶
縁膜と、上記非磁性絶縁膜上に成膜された第2の磁気抵
抗効果膜とを有する磁気抵抗効果素子を備え、上記磁気
抵抗効果素子の磁気抵抗効果によって再生信号を検出す
る薄膜磁気ヘッドの製造方法において、上記下地膜と上
記非磁性絶縁膜の少なくとも一方を成膜後に研磨して表
面を平坦化することを特徴とするものである。
方法は、下地膜上に成膜された第1の磁気抵抗効果膜
と、上記第1の磁気抵抗効果膜上に成膜された非磁性絶
縁膜と、上記非磁性絶縁膜上に成膜された第2の磁気抵
抗効果膜とを有する磁気抵抗効果素子を備え、上記磁気
抵抗効果素子の磁気抵抗効果によって再生信号を検出す
る薄膜磁気ヘッドの製造方法において、上記下地膜と上
記非磁性絶縁膜の少なくとも一方を成膜後に研磨して表
面を平坦化することを特徴とするものである。
【0012】本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法で
は、第1の磁気抵抗効果膜の下地となる下地膜や、第2
の磁気抵抗効果膜の下地となる非磁性絶縁膜の表面を研
磨し平坦化しているので、第1の磁気抵抗効果膜や第2
の磁気抵抗効果膜は、凹凸の少ない平坦な面上に成膜さ
れる。したがって、第1の磁気抵抗効果膜や第2の磁気
抵抗効果膜の磁区構造に乱れが生じることがなくなり、
第1の磁気抵抗効果膜や第2の磁気抵抗効果膜の磁気的
安定性が優れたものとなる。
は、第1の磁気抵抗効果膜の下地となる下地膜や、第2
の磁気抵抗効果膜の下地となる非磁性絶縁膜の表面を研
磨し平坦化しているので、第1の磁気抵抗効果膜や第2
の磁気抵抗効果膜は、凹凸の少ない平坦な面上に成膜さ
れる。したがって、第1の磁気抵抗効果膜や第2の磁気
抵抗効果膜の磁区構造に乱れが生じることがなくなり、
第1の磁気抵抗効果膜や第2の磁気抵抗効果膜の磁気的
安定性が優れたものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、本発明は以下の例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、形状、材質等を
任意に変更することが可能であることは言うまでもな
い。
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、本発明は以下の例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、形状、材質等を
任意に変更することが可能であることは言うまでもな
い。
【0014】まず、磁気抵抗効果膜の特性が、磁気抵抗
効果膜の下地となる膜の表面粗度によって、どのように
変化するかを調べた結果について説明する。なお、表面
粗度の指標には、最大突起高さRppと平均粗さRaを
用いた。ここで、最大突起高さRppは、例えば、図1
に示されるように、中心面Sに対する面の高さの最大値
と最小値との差の値であり、また、平均粗さRaとは、
面のX方向の長さをLx、面のY方向の長さをLy、中
心面Sに対するラフネス曲面をF(x,y)としたと
き、下記式(1)で表される値である。
効果膜の下地となる膜の表面粗度によって、どのように
変化するかを調べた結果について説明する。なお、表面
粗度の指標には、最大突起高さRppと平均粗さRaを
用いた。ここで、最大突起高さRppは、例えば、図1
に示されるように、中心面Sに対する面の高さの最大値
と最小値との差の値であり、また、平均粗さRaとは、
面のX方向の長さをLx、面のY方向の長さをLy、中
心面Sに対するラフネス曲面をF(x,y)としたと
き、下記式(1)で表される値である。
【0015】
【数1】
【0016】図2に、磁気抵抗効果膜の抵抗変化量Δρ
と、磁気抵抗効果膜の下地となる膜の表面の最大突起高
さRppとの関係を測定した結果を示す。この結果か
ら、最大突起高さRppが7.0nm以下のときに、抵
抗変化量Δρが急激に上昇し、磁気抵抗効果膜の特性が
大幅に改善されることが分かる。
と、磁気抵抗効果膜の下地となる膜の表面の最大突起高
さRppとの関係を測定した結果を示す。この結果か
ら、最大突起高さRppが7.0nm以下のときに、抵
抗変化量Δρが急激に上昇し、磁気抵抗効果膜の特性が
大幅に改善されることが分かる。
【0017】また、図3に、磁気抵抗効果膜の抵抗変化
量Δρと、磁気抵抗効果膜の下地となる膜の表面の平均
粗さRaとの関係を測定した結果を示す。この結果か
ら、平均粗さRaが1.0nm以下のときに、抵抗変化
量Δρが急激に上昇し、磁気抵抗効果膜の特性が大幅に
改善されることが分かる。
量Δρと、磁気抵抗効果膜の下地となる膜の表面の平均
粗さRaとの関係を測定した結果を示す。この結果か
ら、平均粗さRaが1.0nm以下のときに、抵抗変化
量Δρが急激に上昇し、磁気抵抗効果膜の特性が大幅に
改善されることが分かる。
【0018】したがって、磁気抵抗効果膜は、下地とな
る膜の表面の最大突起高さRppを7.0nm以下、平
均粗さRaを1.0nm以下とした上で成膜することが
好ましい。
る膜の表面の最大突起高さRppを7.0nm以下、平
均粗さRaを1.0nm以下とした上で成膜することが
好ましい。
【0019】そこで、下地となる膜の表面を研磨して、
図4に示すように凹凸を少なくし、その表面の最大突起
高さRppを7.0nm以下、平均粗さRaを1.0n
m以下にした上で磁気抵抗効果膜を成膜し、この磁気抵
抗効果膜の磁気抵抗効果を測定した。結果を図5に示
す。図5において、横軸は外部磁界の大きさHであり、
縦軸は磁気抵抗効果膜の抵抗変化率である。図5に示す
ように、この磁気抵抗効果膜は、大きな抵抗変化率が得
られ、しかも、バルクハウゼンノイズやヒステリシス損
失が少なくなっており、優れた特性を有している。さら
に、この磁気抵抗効果膜は、磁気抵抗効果の線形性の良
い部分の傾きが大きくなっており、外部磁界に対する感
度も良好なものとなっている。
図4に示すように凹凸を少なくし、その表面の最大突起
高さRppを7.0nm以下、平均粗さRaを1.0n
m以下にした上で磁気抵抗効果膜を成膜し、この磁気抵
抗効果膜の磁気抵抗効果を測定した。結果を図5に示
す。図5において、横軸は外部磁界の大きさHであり、
縦軸は磁気抵抗効果膜の抵抗変化率である。図5に示す
ように、この磁気抵抗効果膜は、大きな抵抗変化率が得
られ、しかも、バルクハウゼンノイズやヒステリシス損
失が少なくなっており、優れた特性を有している。さら
に、この磁気抵抗効果膜は、磁気抵抗効果の線形性の良
い部分の傾きが大きくなっており、外部磁界に対する感
度も良好なものとなっている。
【0020】また、比較のために、下地となる膜の表面
を研磨することなく、図6に示すように凹凸が残ったま
ま、磁気抵抗効果膜を成膜し、この磁気抵抗効果膜の磁
気抵抗効果を測定した。結果を図7に示す。図7におい
て、横軸は外部磁界の大きさHであり、縦軸は磁気抵抗
効果膜の抵抗変化率である。図7に示すように、この磁
気抵抗効果膜は、抵抗変化率が小さく、しかも、バルク
ハウゼンノイズやヒステリシス損失が大きくなってお
り、特性が悪くなってしまっている。さらに、この磁気
抵抗効果膜は、磁気抵抗効果の線形性の良い部分の傾き
が小さくなっており、外部磁界に対する感度も悪いもの
となっている。
を研磨することなく、図6に示すように凹凸が残ったま
ま、磁気抵抗効果膜を成膜し、この磁気抵抗効果膜の磁
気抵抗効果を測定した。結果を図7に示す。図7におい
て、横軸は外部磁界の大きさHであり、縦軸は磁気抵抗
効果膜の抵抗変化率である。図7に示すように、この磁
気抵抗効果膜は、抵抗変化率が小さく、しかも、バルク
ハウゼンノイズやヒステリシス損失が大きくなってお
り、特性が悪くなってしまっている。さらに、この磁気
抵抗効果膜は、磁気抵抗効果の線形性の良い部分の傾き
が小さくなっており、外部磁界に対する感度も悪いもの
となっている。
【0021】本実施の形態に係る薄膜磁気ヘッドは、以
上のような検討に基づいて作製されたMRヘッドであ
る。すなわち、本実施の形態に係る薄膜磁気ヘッドで
は、下地となる膜の表面の最大突起高さRppを7.0
nm以下、平均粗さRaを1.0nm以下にした上で磁
気抵抗効果膜を成膜して作製された2層型磁気抵抗効果
素子を用いている。
上のような検討に基づいて作製されたMRヘッドであ
る。すなわち、本実施の形態に係る薄膜磁気ヘッドで
は、下地となる膜の表面の最大突起高さRppを7.0
nm以下、平均粗さRaを1.0nm以下にした上で磁
気抵抗効果膜を成膜して作製された2層型磁気抵抗効果
素子を用いている。
【0022】以下、このような本実施の形態に係る薄膜
磁気ヘッドについて説明する。
磁気ヘッドについて説明する。
【0023】この薄膜磁気ヘッドは、上述したように2
層型磁気抵抗効果素子を備えたMRヘッドであり、図8
に示すように、下層シールド1と、下層シールド1上に
形成された下部ギャップ層2と、下部ギャップ層2上に
形成された2層型磁気抵抗効果素子3及び非磁性絶縁層
4と、2層型磁気抵抗効果素子3上の先端部3a及び後
端部3b以外の部分に形成された保護層5と、2層型磁
気抵抗効果素子3と後端部3bにおいて接続するよう
に、2層型磁気抵抗効果素子3の後端部3b上から非磁
性絶縁層4上にわたって形成されたセンス電流用導体層
6と、2層型磁気抵抗効果素子3及びセンス電流用導体
層6上に形成された非磁性絶縁層7と、2層型磁気抵抗
効果素子3の上部を横切るように非磁性絶縁層7内に形
成されたバイアス電流用導体層8と、2層型磁気抵抗効
果素子3と先端部3aにおいて接続するように、2層型
磁気抵抗効果素子3の先端部3a上から非磁性絶縁層7
上にわたって形成された上部ギャップ層9と、上部ギャ
ップ層9上に形成された上層シールド10とから構成さ
れる。
層型磁気抵抗効果素子を備えたMRヘッドであり、図8
に示すように、下層シールド1と、下層シールド1上に
形成された下部ギャップ層2と、下部ギャップ層2上に
形成された2層型磁気抵抗効果素子3及び非磁性絶縁層
4と、2層型磁気抵抗効果素子3上の先端部3a及び後
端部3b以外の部分に形成された保護層5と、2層型磁
気抵抗効果素子3と後端部3bにおいて接続するよう
に、2層型磁気抵抗効果素子3の後端部3b上から非磁
性絶縁層4上にわたって形成されたセンス電流用導体層
6と、2層型磁気抵抗効果素子3及びセンス電流用導体
層6上に形成された非磁性絶縁層7と、2層型磁気抵抗
効果素子3の上部を横切るように非磁性絶縁層7内に形
成されたバイアス電流用導体層8と、2層型磁気抵抗効
果素子3と先端部3aにおいて接続するように、2層型
磁気抵抗効果素子3の先端部3a上から非磁性絶縁層7
上にわたって形成された上部ギャップ層9と、上部ギャ
ップ層9上に形成された上層シールド10とから構成さ
れる。
【0024】上記MRヘッドにおいて、下層シールド1
と上層シールド10は磁性材料からなり、下部ギャップ
層2は非磁性絶縁材料からなり、上部ギャップ層9は電
気的に良導体である非磁性材料からなる。そして、下層
シールド1、上層シールド10、下部ギャップ層2及び
上部ギャップ層9は、磁気記録媒体からの信号磁界のう
ち、再生対象外の磁界が2層型磁気抵抗効果素子3に引
き込まれないように機能する。すなわち、下層シールド
1及び上層シールド10が、2層型磁気抵抗効果素子3
の上下に下部ギャップ層2及び上部ギャップ層9を介し
て配されているため、磁気記録媒体からの信号磁界のう
ち、再生対象以外の磁界は下層シールド1及び上層シー
ルド10に導かれ、再生対象の磁界だけが2層型磁気抵
抗効果素子3に引き込まれる。
と上層シールド10は磁性材料からなり、下部ギャップ
層2は非磁性絶縁材料からなり、上部ギャップ層9は電
気的に良導体である非磁性材料からなる。そして、下層
シールド1、上層シールド10、下部ギャップ層2及び
上部ギャップ層9は、磁気記録媒体からの信号磁界のう
ち、再生対象外の磁界が2層型磁気抵抗効果素子3に引
き込まれないように機能する。すなわち、下層シールド
1及び上層シールド10が、2層型磁気抵抗効果素子3
の上下に下部ギャップ層2及び上部ギャップ層9を介し
て配されているため、磁気記録媒体からの信号磁界のう
ち、再生対象以外の磁界は下層シールド1及び上層シー
ルド10に導かれ、再生対象の磁界だけが2層型磁気抵
抗効果素子3に引き込まれる。
【0025】一方、センス電流用導体層6及び上部ギャ
ップ層9は、2層型磁気抵抗効果素子3の両端にそれぞ
れ接続された一対の電極を構成しており、2層型磁気抵
抗効果素子3にセンス電流を供給するように機能する。
すなわち、2層型磁気抵抗効果素子3は、後端部3bに
おいてセンス電流用導体層6と電気的に接続されてお
り、先端部3aにおいて上部ギャップ層9と電気的に接
続されている。そして、磁気記録媒体から信号磁界を検
出する際に、これらを介して2層型磁気抵抗効果素子3
にセンス電流が供給される。ここで、2層型磁気抵抗効
果素子3は、後述するように、第1の磁気抵抗効果膜
と、非磁性絶縁膜と、第2の磁気抵抗効果膜とが積層さ
れてなり、センス電流は第2の磁気抵抗効果膜にだけ供
給される。
ップ層9は、2層型磁気抵抗効果素子3の両端にそれぞ
れ接続された一対の電極を構成しており、2層型磁気抵
抗効果素子3にセンス電流を供給するように機能する。
すなわち、2層型磁気抵抗効果素子3は、後端部3bに
おいてセンス電流用導体層6と電気的に接続されてお
り、先端部3aにおいて上部ギャップ層9と電気的に接
続されている。そして、磁気記録媒体から信号磁界を検
出する際に、これらを介して2層型磁気抵抗効果素子3
にセンス電流が供給される。ここで、2層型磁気抵抗効
果素子3は、後述するように、第1の磁気抵抗効果膜
と、非磁性絶縁膜と、第2の磁気抵抗効果膜とが積層さ
れてなり、センス電流は第2の磁気抵抗効果膜にだけ供
給される。
【0026】また、2層型磁気抵抗効果素子3上を横切
るように非磁性絶縁層7内に形成されたバイアス電流用
導体層8は、2層型磁気抵抗効果素子3にバイアス磁界
を印加するためものである。すなわち、磁気記録媒体か
ら信号磁界を検出する際に、このバイアス電流用導体層
8に電流を流すことにより、より高い磁気抵抗効果が得
られるように、2層型磁気抵抗効果素子3にバイアス磁
界が印加される。
るように非磁性絶縁層7内に形成されたバイアス電流用
導体層8は、2層型磁気抵抗効果素子3にバイアス磁界
を印加するためものである。すなわち、磁気記録媒体か
ら信号磁界を検出する際に、このバイアス電流用導体層
8に電流を流すことにより、より高い磁気抵抗効果が得
られるように、2層型磁気抵抗効果素子3にバイアス磁
界が印加される。
【0027】このようなMRヘッドを図8中矢印Aで示
すように媒体摺動面側から見た正面図を図9に示す。こ
の図9に示すように、2層型磁気抵抗効果素子3は、第
1の磁気抵抗効果膜11と、非磁性絶縁膜12と、第2
の磁気抵抗効果膜13とが積層されてなる。ここで、第
2の磁気抵抗効果膜13は、上述したように、センス電
流が供給されて、記録媒体からの信号を検出する感磁部
として機能する。一方、第1の磁気抵抗効果膜11は、
第2の磁気抵抗効果膜13と静磁結合し、第2の磁気抵
抗効果膜13の磁気的安定性の向上に寄与する。
すように媒体摺動面側から見た正面図を図9に示す。こ
の図9に示すように、2層型磁気抵抗効果素子3は、第
1の磁気抵抗効果膜11と、非磁性絶縁膜12と、第2
の磁気抵抗効果膜13とが積層されてなる。ここで、第
2の磁気抵抗効果膜13は、上述したように、センス電
流が供給されて、記録媒体からの信号を検出する感磁部
として機能する。一方、第1の磁気抵抗効果膜11は、
第2の磁気抵抗効果膜13と静磁結合し、第2の磁気抵
抗効果膜13の磁気的安定性の向上に寄与する。
【0028】この2層型磁気抵抗効果素子3の両側面に
は非磁性絶縁層4が配されており、2層型磁気抵抗効果
素子3は、この非磁性絶縁層4に埋め込まれたような状
態となっている。ここで、非磁性絶縁層4は、媒体摺動
面に露出するため、摺動特性に優れた材料からなること
が好ましく、例えば、Al2O3、SiO2、SiNx(S
i3N4等)のような材料が好適である。
は非磁性絶縁層4が配されており、2層型磁気抵抗効果
素子3は、この非磁性絶縁層4に埋め込まれたような状
態となっている。ここで、非磁性絶縁層4は、媒体摺動
面に露出するため、摺動特性に優れた材料からなること
が好ましく、例えば、Al2O3、SiO2、SiNx(S
i3N4等)のような材料が好適である。
【0029】そして、この2層型磁気抵抗効果素子3の
上面の両端部において、第2の磁気抵抗効果膜13と電
極とが接続されている。すなわち、2層型磁気抵抗効果
素子3の先端部3aにおいて、第2の磁気抵抗効果膜1
3の上面と上部ギャップ層9とが電気的に接続されると
ともに、2層型磁気抵抗効果素子3の後端部3bにおい
て、第2の磁気抵抗効果膜13の上面とセンス電流用導
体層6とが電気的に接続されている。ここで、第1の磁
気抵抗効果膜11は、側面が非磁性絶縁層4によって絶
縁され、上面が非磁性絶縁膜12によって絶縁されてい
るので、センス電流が流れるようなことはない。
上面の両端部において、第2の磁気抵抗効果膜13と電
極とが接続されている。すなわち、2層型磁気抵抗効果
素子3の先端部3aにおいて、第2の磁気抵抗効果膜1
3の上面と上部ギャップ層9とが電気的に接続されると
ともに、2層型磁気抵抗効果素子3の後端部3bにおい
て、第2の磁気抵抗効果膜13の上面とセンス電流用導
体層6とが電気的に接続されている。ここで、第1の磁
気抵抗効果膜11は、側面が非磁性絶縁層4によって絶
縁され、上面が非磁性絶縁膜12によって絶縁されてい
るので、センス電流が流れるようなことはない。
【0030】このような2層型磁気抵抗効果素子3を用
いたMRヘッドでは、第1の磁気抵抗効果膜11と第2
の磁気抵抗効果膜13との間に静磁結合作用が生じるの
で、第1の磁気抵抗効果膜11及び第2の磁気抵抗効果
膜13の磁気的安定性が高まり、バルクハウゼンノイズ
やヒステリシス損失が低減される。
いたMRヘッドでは、第1の磁気抵抗効果膜11と第2
の磁気抵抗効果膜13との間に静磁結合作用が生じるの
で、第1の磁気抵抗効果膜11及び第2の磁気抵抗効果
膜13の磁気的安定性が高まり、バルクハウゼンノイズ
やヒステリシス損失が低減される。
【0031】また、このMRヘッドでは、第2の磁気抵
抗効果膜13だけにセンス電流が供給され、この第2の
磁気抵抗効果膜13だけが感磁部として作用する。すな
わち、このMRヘッドにおいて、再生出力に寄与する部
分の厚さは、第2の磁気抵抗効果膜13の厚さだけとな
る。したがって、このMRヘッドでは、センス電流の電
流密度を上げることができ、高い再生出力を得ることが
可能である。
抗効果膜13だけにセンス電流が供給され、この第2の
磁気抵抗効果膜13だけが感磁部として作用する。すな
わち、このMRヘッドにおいて、再生出力に寄与する部
分の厚さは、第2の磁気抵抗効果膜13の厚さだけとな
る。したがって、このMRヘッドでは、センス電流の電
流密度を上げることができ、高い再生出力を得ることが
可能である。
【0032】つぎに、以上のようなMRヘッドに使用さ
れる2層型磁気抵抗効果素子3について、より詳細に説
明する。
れる2層型磁気抵抗効果素子3について、より詳細に説
明する。
【0033】この2層型磁気抵抗効果素子3は、上述し
たように、下層ギャップ層2上に形成されており、した
がって、この下層ギャップ層2が2層型磁気抵抗効果素
子3の下地膜となっている。そして、この2層型磁気抵
抗効果素子3は、上述したように、第1の磁気抵抗効果
膜11と、非磁性絶縁膜12と、感磁部として機能する
第2の磁気抵抗効果膜13とが積層されて構成されてい
る。
たように、下層ギャップ層2上に形成されており、した
がって、この下層ギャップ層2が2層型磁気抵抗効果素
子3の下地膜となっている。そして、この2層型磁気抵
抗効果素子3は、上述したように、第1の磁気抵抗効果
膜11と、非磁性絶縁膜12と、感磁部として機能する
第2の磁気抵抗効果膜13とが積層されて構成されてい
る。
【0034】ここで、第1の磁気抵抗効果膜11及び第
2の磁気抵抗効果膜13は、NiFe膜やCoZrPd
Mo膜等のような磁気抵抗効果を有する薄膜であればよ
い。また、第1の磁気抵抗効果膜11と第2の磁気抵抗
効果膜13の間に配される非磁性絶縁膜12は、Al2
O3やTa等のような電気的に絶縁性を有する非磁性材
料からなるものであればよい。ここで、この非磁性絶縁
膜12の膜厚は、挟ギャップ化を図るためにはより薄い
方が好ましいが、第1の磁気抵抗効果膜11と第2の磁
気抵抗効果膜13との絶縁を保つ必要があるため、例え
ば、Al2O3を用いるときには約10nm以上の膜厚と
する必要がある。
2の磁気抵抗効果膜13は、NiFe膜やCoZrPd
Mo膜等のような磁気抵抗効果を有する薄膜であればよ
い。また、第1の磁気抵抗効果膜11と第2の磁気抵抗
効果膜13の間に配される非磁性絶縁膜12は、Al2
O3やTa等のような電気的に絶縁性を有する非磁性材
料からなるものであればよい。ここで、この非磁性絶縁
膜12の膜厚は、挟ギャップ化を図るためにはより薄い
方が好ましいが、第1の磁気抵抗効果膜11と第2の磁
気抵抗効果膜13との絶縁を保つ必要があるため、例え
ば、Al2O3を用いるときには約10nm以上の膜厚と
する必要がある。
【0035】これら第1の磁気抵抗効果膜11、非磁性
絶縁膜12及び第2の磁気抵抗効果膜13とはどのよう
に組み合わせてもよく、例えば、第1の磁気抵抗効果膜
11をNiFe膜、非磁性絶縁膜12をAl2O3膜、第
2の磁気抵抗効果膜13をNiFe膜としたり、第1の
磁気抵抗効果膜11をNiFe膜、非磁性絶縁膜12を
Ta膜、第2の磁気抵抗効果膜13をNiFe膜とした
り、第1の磁気抵抗効果膜11をCoZrPdMo膜、
非磁性絶縁膜12をTa膜、第2の磁気抵抗効果膜13
をNiFe膜としたり、第1の磁気抵抗効果膜11をC
oZrPdMo膜、非磁性絶縁膜12をAl2O3膜、第
2の磁気抵抗効果膜13をNiFe膜としたりすること
ができる。
絶縁膜12及び第2の磁気抵抗効果膜13とはどのよう
に組み合わせてもよく、例えば、第1の磁気抵抗効果膜
11をNiFe膜、非磁性絶縁膜12をAl2O3膜、第
2の磁気抵抗効果膜13をNiFe膜としたり、第1の
磁気抵抗効果膜11をNiFe膜、非磁性絶縁膜12を
Ta膜、第2の磁気抵抗効果膜13をNiFe膜とした
り、第1の磁気抵抗効果膜11をCoZrPdMo膜、
非磁性絶縁膜12をTa膜、第2の磁気抵抗効果膜13
をNiFe膜としたり、第1の磁気抵抗効果膜11をC
oZrPdMo膜、非磁性絶縁膜12をAl2O3膜、第
2の磁気抵抗効果膜13をNiFe膜としたりすること
ができる。
【0036】そして、このような2層型磁気抵抗効果素
子3の第1の磁気抵抗効果膜11の下地膜となっている
下層ギャップ層2の表面粗度は、上述したように、最大
突起高さRppが7.0nm以下、平均粗さRaが1.
0nm以下とされており、その表面は凹凸の少ない極め
て平滑な面となっている。したがって、この下層ギャッ
プ層2上に成膜される第1の磁気抵抗効果膜11も、凹
凸の少ない平らな膜となる。その結果、第1の磁気抵抗
効果膜11は、磁区構造に乱れが生じることがなく、磁
気的安定性に優れた、バルクハウゼンノイズやヒステリ
シス損失が少ない磁気抵抗効果膜となっている。
子3の第1の磁気抵抗効果膜11の下地膜となっている
下層ギャップ層2の表面粗度は、上述したように、最大
突起高さRppが7.0nm以下、平均粗さRaが1.
0nm以下とされており、その表面は凹凸の少ない極め
て平滑な面となっている。したがって、この下層ギャッ
プ層2上に成膜される第1の磁気抵抗効果膜11も、凹
凸の少ない平らな膜となる。その結果、第1の磁気抵抗
効果膜11は、磁区構造に乱れが生じることがなく、磁
気的安定性に優れた、バルクハウゼンノイズやヒステリ
シス損失が少ない磁気抵抗効果膜となっている。
【0037】また、非磁性絶縁膜12の表面粗度も、上
述したように、最大突起高さRppが7.0nm以下、
平均粗さRaが1.0nm以下とされており、その表面
は凹凸の少ない極めて平滑な面となっている。したがっ
て、この非磁性絶縁膜12上に成膜される第2の磁気抵
抗効果膜13も、凹凸の少ない平らな膜となる。その結
果、第2の磁気抵抗効果膜13も、磁区構造に乱れが生
じることがなく、磁気的安定性に優れた、バルクハウゼ
ンノイズやヒステリシス損失が少ない磁気抵抗効果膜と
なっている。
述したように、最大突起高さRppが7.0nm以下、
平均粗さRaが1.0nm以下とされており、その表面
は凹凸の少ない極めて平滑な面となっている。したがっ
て、この非磁性絶縁膜12上に成膜される第2の磁気抵
抗効果膜13も、凹凸の少ない平らな膜となる。その結
果、第2の磁気抵抗効果膜13も、磁区構造に乱れが生
じることがなく、磁気的安定性に優れた、バルクハウゼ
ンノイズやヒステリシス損失が少ない磁気抵抗効果膜と
なっている。
【0038】このように磁気抵抗効果素子3の第1の磁
気抵抗効果膜11及び第2の磁気抵抗効果膜13の特性
は非常に良好なものとなっており、したがって、このよ
うな2層型磁気抵抗効果素子3を用いた、本実施の形態
に係るMRヘッドでは、安定な高い再生出力を得ること
ができる。
気抵抗効果膜11及び第2の磁気抵抗効果膜13の特性
は非常に良好なものとなっており、したがって、このよ
うな2層型磁気抵抗効果素子3を用いた、本実施の形態
に係るMRヘッドでは、安定な高い再生出力を得ること
ができる。
【0039】つぎに、以上のようなMRヘッドの製造方
法について詳細に説明する。
法について詳細に説明する。
【0040】上記MRヘッドを製造する際は、先ず、図
10に示すように、下層シールド41上に、Al2O3等
のような非磁性絶縁材料からなる下部ギャップ層42
を、スパッタリングや蒸着等によって100〜400n
m程度成膜する。ここで、下部ギャップ層42は、後工
程で形成する2層型磁気抵抗効果素子の下地膜となり、
2層型磁気抵抗効果素子の下部を電気的に絶縁するとと
もに、2層型磁気抵抗効果素子の下部に磁気的ギャップ
を形成する。なお、この段階では、下部ギャップ層42
の表面は平坦化されてないので荒れた状態となってい
る。そこで、図10では、下部ギャップ層42の表面が
荒れている様子を強調して図示している。
10に示すように、下層シールド41上に、Al2O3等
のような非磁性絶縁材料からなる下部ギャップ層42
を、スパッタリングや蒸着等によって100〜400n
m程度成膜する。ここで、下部ギャップ層42は、後工
程で形成する2層型磁気抵抗効果素子の下地膜となり、
2層型磁気抵抗効果素子の下部を電気的に絶縁するとと
もに、2層型磁気抵抗効果素子の下部に磁気的ギャップ
を形成する。なお、この段階では、下部ギャップ層42
の表面は平坦化されてないので荒れた状態となってい
る。そこで、図10では、下部ギャップ層42の表面が
荒れている様子を強調して図示している。
【0041】次に、下部ギャップ層42の表面に後述す
るようなメカノケミカル研磨を施して、その表面を図1
1に示すように平坦化する。ここで、メカノケミカル研
磨は、下部ギャップ層42の表面の最大突起高さRpp
が7.0nm以下、平均粗さRaが1.0nm以下とな
るまで行う。
るようなメカノケミカル研磨を施して、その表面を図1
1に示すように平坦化する。ここで、メカノケミカル研
磨は、下部ギャップ層42の表面の最大突起高さRpp
が7.0nm以下、平均粗さRaが1.0nm以下とな
るまで行う。
【0042】次に、図12に示すように、下部ギャップ
層42上に、第1の磁気抵抗効果膜43aを、スパッタ
リングや蒸着等によって10〜30nm程度成膜する。
層42上に、第1の磁気抵抗効果膜43aを、スパッタ
リングや蒸着等によって10〜30nm程度成膜する。
【0043】次に、図13に示すように、第1の磁気抵
抗効果膜43a上に、Al2O3等のような非磁性絶縁材
料からなる非磁性絶縁膜43bを、スパッタリングや蒸
着等によって20〜150nm程度成膜する。ここで、
非磁性絶縁膜43bは、後工程で形成する第2の磁気抵
抗効果膜の下地膜となり、第1の磁気抵抗効果膜43a
と第2の磁気抵抗効果膜とを電気的に絶縁するととも
に、第1の磁気抵抗効果膜43aと第2の磁気抵抗効果
膜との間に磁気的ギャップを形成する。なお、この段階
では、非磁性絶縁膜43bの表面は平坦化されてないの
で荒れた状態となっている。そこで、図13では、非磁
性絶縁膜43bの表面が荒れている様子を強調して図示
している。
抗効果膜43a上に、Al2O3等のような非磁性絶縁材
料からなる非磁性絶縁膜43bを、スパッタリングや蒸
着等によって20〜150nm程度成膜する。ここで、
非磁性絶縁膜43bは、後工程で形成する第2の磁気抵
抗効果膜の下地膜となり、第1の磁気抵抗効果膜43a
と第2の磁気抵抗効果膜とを電気的に絶縁するととも
に、第1の磁気抵抗効果膜43aと第2の磁気抵抗効果
膜との間に磁気的ギャップを形成する。なお、この段階
では、非磁性絶縁膜43bの表面は平坦化されてないの
で荒れた状態となっている。そこで、図13では、非磁
性絶縁膜43bの表面が荒れている様子を強調して図示
している。
【0044】次に、非磁性絶縁膜43bの表面に後述す
るようなメカノケミカル研磨を施して、その表面を図1
4に示すように平坦化する。ここで、メカノケミカル研
磨は、非磁性絶縁膜43bの表面の最大突起高さRpp
が7.0nm以下、平均粗さRaが1.0nm以下とな
るまで行う。
るようなメカノケミカル研磨を施して、その表面を図1
4に示すように平坦化する。ここで、メカノケミカル研
磨は、非磁性絶縁膜43bの表面の最大突起高さRpp
が7.0nm以下、平均粗さRaが1.0nm以下とな
るまで行う。
【0045】次に、図15に示すように、非磁性絶縁膜
43b上に、第2の磁気抵抗効果膜43cを、スパッタ
リングや蒸着等によって10〜30nm程度成膜し、さ
らに、第2の磁気抵抗効果膜43c上にAl2O3等のよ
うな非磁性絶縁材料からなる保護層44を成膜する。
43b上に、第2の磁気抵抗効果膜43cを、スパッタ
リングや蒸着等によって10〜30nm程度成膜し、さ
らに、第2の磁気抵抗効果膜43c上にAl2O3等のよ
うな非磁性絶縁材料からなる保護層44を成膜する。
【0046】次に、図16に示すように、保護層44上
に所定の形状にパターニングされたフォトレジスト45
を形成した後、図17に示すように、第1の磁気抵抗効
果膜43a、非磁性絶縁膜43b、第2の磁気抵抗効果
膜43c及び保護層44をエッチングして、上面に保護
層44が形成された、第1の磁気抵抗効果膜43a、非
磁性絶縁膜43b及び第2の磁気抵抗効果膜43cから
成る所定の形状の2層型磁気抵抗効果素子43Sを形成
する。
に所定の形状にパターニングされたフォトレジスト45
を形成した後、図17に示すように、第1の磁気抵抗効
果膜43a、非磁性絶縁膜43b、第2の磁気抵抗効果
膜43c及び保護層44をエッチングして、上面に保護
層44が形成された、第1の磁気抵抗効果膜43a、非
磁性絶縁膜43b及び第2の磁気抵抗効果膜43cから
成る所定の形状の2層型磁気抵抗効果素子43Sを形成
する。
【0047】次に、図18に示すように、フォトレジス
ト45を残したまま、フォトレジスト45、保護層44
及び2層型磁気抵抗効果素子43Sを覆うように非磁性
絶縁層46を形成し、その後、フォトレジスト45をフ
ォトレジスト45上に形成された非磁性絶縁層46と共
に剥離して除去する。そして、フォトレジスト45をフ
ォトレジスト45上に形成された非磁性絶縁層46と共
に剥離して除去した後、非磁性絶縁層46及び保護層4
4の表面を研磨して平坦化する。これにより、図19、
及び図19のA−A線における断面図である図20に示
すように、2層型磁気抵抗効果素子43S及び保護層4
4が非磁性絶縁層46に埋め込まれたような状態とな
る。
ト45を残したまま、フォトレジスト45、保護層44
及び2層型磁気抵抗効果素子43Sを覆うように非磁性
絶縁層46を形成し、その後、フォトレジスト45をフ
ォトレジスト45上に形成された非磁性絶縁層46と共
に剥離して除去する。そして、フォトレジスト45をフ
ォトレジスト45上に形成された非磁性絶縁層46と共
に剥離して除去した後、非磁性絶縁層46及び保護層4
4の表面を研磨して平坦化する。これにより、図19、
及び図19のA−A線における断面図である図20に示
すように、2層型磁気抵抗効果素子43S及び保護層4
4が非磁性絶縁層46に埋め込まれたような状態とな
る。
【0048】次に、図21に示すように、保護層44及
び非磁性絶縁層46上に更に非磁性絶縁層47を形成し
た上で、2層型磁気抵抗効果素子43Sの後端部43A
上の非磁性絶縁層47及び保護層44をエッチングし
て、2層型磁気抵抗効果素子43Sの後端部43Aが露
出するように開口部48を設ける。
び非磁性絶縁層46上に更に非磁性絶縁層47を形成し
た上で、2層型磁気抵抗効果素子43Sの後端部43A
上の非磁性絶縁層47及び保護層44をエッチングし
て、2層型磁気抵抗効果素子43Sの後端部43Aが露
出するように開口部48を設ける。
【0049】次に、図22に示すように、2層型磁気抵
抗効果素子43Sの後端部43A及び非磁性絶縁層47
上に、前工程で形成した開口部48を通じて2層型磁気
抵抗効果素子43Sの上面と接続するように、センス電
流用導体層49を形成するとともに、2層型磁気抵抗効
果素子43Sの上部を横切るように非磁性絶縁層47上
にバイアス電流用導体層50を形成する。そして、これ
らの上に更に非磁性絶縁層51を形成する。
抗効果素子43Sの後端部43A及び非磁性絶縁層47
上に、前工程で形成した開口部48を通じて2層型磁気
抵抗効果素子43Sの上面と接続するように、センス電
流用導体層49を形成するとともに、2層型磁気抵抗効
果素子43Sの上部を横切るように非磁性絶縁層47上
にバイアス電流用導体層50を形成する。そして、これ
らの上に更に非磁性絶縁層51を形成する。
【0050】次に、図23に示すように、2層型磁気抵
抗効果素子43Sの先端部43B上の非磁性絶縁層5
1、非磁性絶縁層47及び保護層44をエッチングし
て、2層型磁気抵抗効果素子43Sの先端部43Bが露
出するように開口部52を設けた上で、2層型磁気抵抗
効果素子43Sの先端部43B及び非磁性絶縁層51上
に、開口部52を通じて2層型磁気抵抗効果素子43S
の上面と接続するように、上部ギャップ層53を形成
し、更にその上に上層シールド54を形成する。
抗効果素子43Sの先端部43B上の非磁性絶縁層5
1、非磁性絶縁層47及び保護層44をエッチングし
て、2層型磁気抵抗効果素子43Sの先端部43Bが露
出するように開口部52を設けた上で、2層型磁気抵抗
効果素子43Sの先端部43B及び非磁性絶縁層51上
に、開口部52を通じて2層型磁気抵抗効果素子43S
の上面と接続するように、上部ギャップ層53を形成
し、更にその上に上層シールド54を形成する。
【0051】以上の工程の後、所定の形状に切り出すこ
とによって、MRヘッドが完成する。なお、このMRヘ
ッドは再生専用磁気ヘッドであるため、記録再生用磁気
ヘッドとするために、このMRヘッドの上又は下に記録
用のインダクティブヘッドを積層してもよい。
とによって、MRヘッドが完成する。なお、このMRヘ
ッドは再生専用磁気ヘッドであるため、記録再生用磁気
ヘッドとするために、このMRヘッドの上又は下に記録
用のインダクティブヘッドを積層してもよい。
【0052】また、上記MRヘッドは、下層シールド4
1上に直接下部ギャップ層42を形成したタイプのMR
ヘッドだが、図24に示すように、下層シールド41に
グルーブ溝41aを設けて、このグルーブ溝41a内に
Al2O3等の非磁性絶縁材料55を埋め込んだ、いわゆ
るグルーブ溝タイプのMRヘッドにおいても、上述のM
Rヘッドと同様に本発明を適用できる。なお、図24に
おいて、グルーブ溝41a及び非磁性絶縁材料55以外
の部分については、図23に示したMRヘッドと同一の
符号を付している。このようなグルーブ溝タイプのMR
ヘッドは、グルーブ溝41aを形成する分だけ工程が増
えるが、記録媒体からの磁界が効率よく感磁部に引き込
まれるという利点がある。
1上に直接下部ギャップ層42を形成したタイプのMR
ヘッドだが、図24に示すように、下層シールド41に
グルーブ溝41aを設けて、このグルーブ溝41a内に
Al2O3等の非磁性絶縁材料55を埋め込んだ、いわゆ
るグルーブ溝タイプのMRヘッドにおいても、上述のM
Rヘッドと同様に本発明を適用できる。なお、図24に
おいて、グルーブ溝41a及び非磁性絶縁材料55以外
の部分については、図23に示したMRヘッドと同一の
符号を付している。このようなグルーブ溝タイプのMR
ヘッドは、グルーブ溝41aを形成する分だけ工程が増
えるが、記録媒体からの磁界が効率よく感磁部に引き込
まれるという利点がある。
【0053】また、以上の説明では、2層型磁気抵抗効
果素子の第2の磁気抵抗効果膜にだけセンス電流を供給
して、第2の磁気抵抗効果膜だけを感磁部として使用す
るタイプのMRヘッドを例示したが、本発明は、2つの
磁気抵抗効果膜が非磁性絶縁膜を介して積層された2層
型磁気抵抗効果素子を用いるタイプのMRヘッドであれ
ば、どのようなMRヘッドにも適用できる。したがっ
て、例えば、2層型磁気抵抗効果素子の第1の磁気抵抗
効果膜と第2の磁気抵抗効果膜の両方にセンス電流を供
給して、両方の磁気抵抗効果膜を感磁部として使用する
タイプのMRヘッドにも本発明は適用可能である。
果素子の第2の磁気抵抗効果膜にだけセンス電流を供給
して、第2の磁気抵抗効果膜だけを感磁部として使用す
るタイプのMRヘッドを例示したが、本発明は、2つの
磁気抵抗効果膜が非磁性絶縁膜を介して積層された2層
型磁気抵抗効果素子を用いるタイプのMRヘッドであれ
ば、どのようなMRヘッドにも適用できる。したがっ
て、例えば、2層型磁気抵抗効果素子の第1の磁気抵抗
効果膜と第2の磁気抵抗効果膜の両方にセンス電流を供
給して、両方の磁気抵抗効果膜を感磁部として使用する
タイプのMRヘッドにも本発明は適用可能である。
【0054】つぎに、以上のようなMRヘッドにおい
て、第1の磁気抵抗効果膜の下地となる下部ギャップ層
の表面、及び第2の磁気抵抗効果膜の下地となる非磁性
絶縁膜の表面を平坦化するために行われるメカノケミカ
ル研磨ついて詳細に説明する。
て、第1の磁気抵抗効果膜の下地となる下部ギャップ層
の表面、及び第2の磁気抵抗効果膜の下地となる非磁性
絶縁膜の表面を平坦化するために行われるメカノケミカ
ル研磨ついて詳細に説明する。
【0055】メカノケミカル研磨は、pH9.0〜1
2.0程度の弱アルカリ性溶液に、コロイダルシリカ、
SiO2 系超微粒子、ダイヤモンド又はZrO2 等から
なる粒子径100nm程度の砥粒を10〜40重量%程
度分散させた研磨液を用いて、研磨液中の砥粒による機
械的研磨と、アルカリ性溶液による化学的なエッチング
とを組み合わせて被研磨材を研磨する方法である。この
ようなメカノケミカル研磨では、研磨液の溶液のpHを
変化させることによって化学的研磨の速度を制御するこ
とが可能であり、また、研磨液中の砥粒の種類や濃度を
変化させることによって機械的研磨の速度を制御するこ
とが可能である。
2.0程度の弱アルカリ性溶液に、コロイダルシリカ、
SiO2 系超微粒子、ダイヤモンド又はZrO2 等から
なる粒子径100nm程度の砥粒を10〜40重量%程
度分散させた研磨液を用いて、研磨液中の砥粒による機
械的研磨と、アルカリ性溶液による化学的なエッチング
とを組み合わせて被研磨材を研磨する方法である。この
ようなメカノケミカル研磨では、研磨液の溶液のpHを
変化させることによって化学的研磨の速度を制御するこ
とが可能であり、また、研磨液中の砥粒の種類や濃度を
変化させることによって機械的研磨の速度を制御するこ
とが可能である。
【0056】このようなメカノケミカル研磨に使用され
る研磨装置は、例えば、図25及び図26に示すよう
に、主として、研磨盤として機能する定盤101と、こ
の定盤101上に載置される基板102を左右方向に揺
動させる揺動機構103と、基板102を研磨する際に
研磨液を供給する研磨液供給機構104とから構成され
る。
る研磨装置は、例えば、図25及び図26に示すよう
に、主として、研磨盤として機能する定盤101と、こ
の定盤101上に載置される基板102を左右方向に揺
動させる揺動機構103と、基板102を研磨する際に
研磨液を供給する研磨液供給機構104とから構成され
る。
【0057】上記定盤101は、例えば銅と金属粒子を
高分子材料で固めることにより円盤形状として形成され
てなるもので、平面矩形状をなす装置支持部105の略
中央部に図25中矢印A方向に回転可能に設けられてい
る。そして、この定盤101の表面には、発泡ポリウレ
タン系の人工皮革、ポリエステル不織布、又は硬軟質2
層構造ポリッシャ等よりなる研磨布106が設けられて
いる。そして、この定盤101の上には、後述するよう
に、治具107によって支持された被研磨対象の基板1
02が載置される。
高分子材料で固めることにより円盤形状として形成され
てなるもので、平面矩形状をなす装置支持部105の略
中央部に図25中矢印A方向に回転可能に設けられてい
る。そして、この定盤101の表面には、発泡ポリウレ
タン系の人工皮革、ポリエステル不織布、又は硬軟質2
層構造ポリッシャ等よりなる研磨布106が設けられて
いる。そして、この定盤101の上には、後述するよう
に、治具107によって支持された被研磨対象の基板1
02が載置される。
【0058】上記治具107は、外形形状が円形となさ
れ、定盤101と対向する面に基板102を嵌合させる
ための円形状の凹部107aを有している。ここで、凹
部107aは、治具107が定盤101によって研磨さ
れないように基板102の板厚寸法よりも浅く形成され
る。したがって、凹部107aに基板102を嵌合させ
て定盤101上に載置した状態では、基板102のみが
定盤101に接触することになる。ここで、基板102
は、接着剤やワックス等によって治具107に固定され
るのではなく、治具107の凹部107aに嵌合される
ことによって固定されているので、接着歪みによって反
りやうねり等が発生するようなことはない。
れ、定盤101と対向する面に基板102を嵌合させる
ための円形状の凹部107aを有している。ここで、凹
部107aは、治具107が定盤101によって研磨さ
れないように基板102の板厚寸法よりも浅く形成され
る。したがって、凹部107aに基板102を嵌合させ
て定盤101上に載置した状態では、基板102のみが
定盤101に接触することになる。ここで、基板102
は、接着剤やワックス等によって治具107に固定され
るのではなく、治具107の凹部107aに嵌合される
ことによって固定されているので、接着歪みによって反
りやうねり等が発生するようなことはない。
【0059】一方、上記揺動機構103は、上述のよう
な一対の治具107を回転可能に保持するキャリア10
8と、このキャリア108を定盤101の中心線上に沿
って図25中矢印Bで示す左右方向に揺動させる駆動源
として機能する駆動モータ109と、この駆動モータ1
09の回転運動を揺動運動に変換するカム110及びク
ランクシャフト111と、一対のスライダー112,1
13とから構成される。
な一対の治具107を回転可能に保持するキャリア10
8と、このキャリア108を定盤101の中心線上に沿
って図25中矢印Bで示す左右方向に揺動させる駆動源
として機能する駆動モータ109と、この駆動モータ1
09の回転運動を揺動運動に変換するカム110及びク
ランクシャフト111と、一対のスライダー112,1
13とから構成される。
【0060】上記キャリア108は、平面形状がいわゆ
るメガネ形状に形成された、治具107を支持するため
の支持部材であり、一対の治具107を回転可能に収納
保持する円形状の治具収納部108a,108bを有し
ている。そして、このキャリア108には、治具収納部
108a,108bに収納される治具107を回転可能
に収納保持するために、センターローラ114とガイド
ローラ115,116が設けられている。ここで、セン
ターローラ114は、一対の治具収納部108a,10
8bの間に円盤状のローラとして回転可能に設けられて
おり、また、ガイドローラ115,116は、それぞれ
治具収納部108a,108bの外周囲に円柱状のロー
ラとして回転可能に設けられている。
るメガネ形状に形成された、治具107を支持するため
の支持部材であり、一対の治具107を回転可能に収納
保持する円形状の治具収納部108a,108bを有し
ている。そして、このキャリア108には、治具収納部
108a,108bに収納される治具107を回転可能
に収納保持するために、センターローラ114とガイド
ローラ115,116が設けられている。ここで、セン
ターローラ114は、一対の治具収納部108a,10
8bの間に円盤状のローラとして回転可能に設けられて
おり、また、ガイドローラ115,116は、それぞれ
治具収納部108a,108bの外周囲に円柱状のロー
ラとして回転可能に設けられている。
【0061】そして、上記キャリア108の両端には、
キャリア108を左右方向に揺動させるためのスライダ
ー112,113が設けられている。すなわち、上記キ
ャリア108の一方の端部は、連結部材117を介し
て、装置支持部105上をスライド自在とされるスライ
ダー112に取り付けられており、上記キャリア108
の他方の端部は、連結部材118を介して、装置支持部
105上をスライド自在とされるスライダー113に取
り付けられている。
キャリア108を左右方向に揺動させるためのスライダ
ー112,113が設けられている。すなわち、上記キ
ャリア108の一方の端部は、連結部材117を介し
て、装置支持部105上をスライド自在とされるスライ
ダー112に取り付けられており、上記キャリア108
の他方の端部は、連結部材118を介して、装置支持部
105上をスライド自在とされるスライダー113に取
り付けられている。
【0062】これらスライダー112,113のうち一
方のスライダー112は、駆動モータ109の回転運動
を揺動運動に変換するためのカム110とクランクシャ
フト111を介して、駆動モータ109に取り付けられ
ている。すなわち、駆動モータ109の回転運動は、カ
ム110に伝達され、このカム110に連結されたクラ
ンクシャフト111によって揺動運動に変換されて、そ
の結果、スライダー112が左右方向に揺動される。そ
して、このスライダー112の揺動に伴って、キャリア
108が左右方向に揺動されることとなる。ここで、キ
ャリア108の揺動の速さは、駆動モータ109に接続
された制御装置118によって適宜調整可能となされて
いる。
方のスライダー112は、駆動モータ109の回転運動
を揺動運動に変換するためのカム110とクランクシャ
フト111を介して、駆動モータ109に取り付けられ
ている。すなわち、駆動モータ109の回転運動は、カ
ム110に伝達され、このカム110に連結されたクラ
ンクシャフト111によって揺動運動に変換されて、そ
の結果、スライダー112が左右方向に揺動される。そ
して、このスライダー112の揺動に伴って、キャリア
108が左右方向に揺動されることとなる。ここで、キ
ャリア108の揺動の速さは、駆動モータ109に接続
された制御装置118によって適宜調整可能となされて
いる。
【0063】また、上記研磨液供給機構104は、研磨
液供給タンク119と、研磨液供給タンク119から導
出されて基板102の近傍に至る2本のチューブ12
0,121とを備えており、この研磨液供給タンク11
9からこれらのチューブ120,121を通して、基板
102と定盤101との間に研磨液が供給される。ここ
で、2本のチューブ120,121は、研磨液を均一に
供給するために、それぞれ異なる方向から研磨液を供給
するようになされている。
液供給タンク119と、研磨液供給タンク119から導
出されて基板102の近傍に至る2本のチューブ12
0,121とを備えており、この研磨液供給タンク11
9からこれらのチューブ120,121を通して、基板
102と定盤101との間に研磨液が供給される。ここ
で、2本のチューブ120,121は、研磨液を均一に
供給するために、それぞれ異なる方向から研磨液を供給
するようになされている。
【0064】そして、このような研磨装置を用いて、下
部ギャップ層や非磁性絶縁膜の表面を研磨する際は、先
ず、下部ギャップ層や非磁性絶縁膜が成膜された基板1
02を、治具107に設けられた凹部107aに嵌合
し、このように基板102が取り付けられた治具107
をキャリア108に設けられた治具収納部108a,1
08b内に、基板102の被研磨面が定盤101と接触
するようにセットする。この結果、基板102が取り付
けられた治具107が、センターローラ114及びガイ
ドローラ115,116によって回転可能となるよう
に、保持される。
部ギャップ層や非磁性絶縁膜の表面を研磨する際は、先
ず、下部ギャップ層や非磁性絶縁膜が成膜された基板1
02を、治具107に設けられた凹部107aに嵌合
し、このように基板102が取り付けられた治具107
をキャリア108に設けられた治具収納部108a,1
08b内に、基板102の被研磨面が定盤101と接触
するようにセットする。この結果、基板102が取り付
けられた治具107が、センターローラ114及びガイ
ドローラ115,116によって回転可能となるよう
に、保持される。
【0065】次に、定盤101を回転させるとともに、
駆動モータ109のスイッチを入れる。すると、駆動モ
ータ109の回転がカム110に伝達され、このカム1
10と連結されたクランクシャフト111によって揺動
運動に変換される。そして、このクランクシャフト11
1に連結された一方のスライダー112と、他方のスラ
イダー113とによって、キャリア108が左右方向に
揺動する。この結果、キャリア108に回転可能に保持
された治具107及び基板102もこれらと一緒に揺動
する。このように基板102を揺動させることにより、
基板102の内外周の周速差によって基板102に偏摩
耗が生じることなく、基板102の研磨が均一に行われ
る。
駆動モータ109のスイッチを入れる。すると、駆動モ
ータ109の回転がカム110に伝達され、このカム1
10と連結されたクランクシャフト111によって揺動
運動に変換される。そして、このクランクシャフト11
1に連結された一方のスライダー112と、他方のスラ
イダー113とによって、キャリア108が左右方向に
揺動する。この結果、キャリア108に回転可能に保持
された治具107及び基板102もこれらと一緒に揺動
する。このように基板102を揺動させることにより、
基板102の内外周の周速差によって基板102に偏摩
耗が生じることなく、基板102の研磨が均一に行われ
る。
【0066】そして、このとき、研磨液供給タンク11
9から導出された2本のチューブ120,121の先端
から、定盤101上に、弱アルカリ性溶液に砥粒を分散
させた研磨液を供給する。ここで、研磨液は、研磨性を
均一化させるために、2本のチューブ120,121に
よって定盤101上の2方向から分割させて供給する。
9から導出された2本のチューブ120,121の先端
から、定盤101上に、弱アルカリ性溶液に砥粒を分散
させた研磨液を供給する。ここで、研磨液は、研磨性を
均一化させるために、2本のチューブ120,121に
よって定盤101上の2方向から分割させて供給する。
【0067】以上のようにして、図25及び図26に示
したような研磨装置により、基板102が、基板102
の全面にわたって均一にメカノケミカル研磨される。
したような研磨装置により、基板102が、基板102
の全面にわたって均一にメカノケミカル研磨される。
【0068】つぎに、以上のようなメカノケミカル研磨
を、実際に下部ギャップ層及び非磁性絶縁膜の表面に施
し、このときの研磨量と被研磨面の表面粗度の関係を調
べた結果について説明する。
を、実際に下部ギャップ層及び非磁性絶縁膜の表面に施
し、このときの研磨量と被研磨面の表面粗度の関係を調
べた結果について説明する。
【0069】ここで、研磨布には、発砲ポリウレタンス
エードタイプのものを使用し、研磨液には、pH9.0
〜11.0程度の弱アルカリ性溶液に、粒子径100n
m以下のSiO2 を20〜40重量%程度分散させたも
のを使用した。また、研磨時の荷重は30g/cm2 と
し、研磨時の定盤の回転数は20〜30rpmとした。
そして、表面粗度の測定には、接触式の表面粗さ計を使
用した。
エードタイプのものを使用し、研磨液には、pH9.0
〜11.0程度の弱アルカリ性溶液に、粒子径100n
m以下のSiO2 を20〜40重量%程度分散させたも
のを使用した。また、研磨時の荷重は30g/cm2 と
し、研磨時の定盤の回転数は20〜30rpmとした。
そして、表面粗度の測定には、接触式の表面粗さ計を使
用した。
【0070】このような条件で、下部ギャップ層を研磨
したときの研磨量と被研磨面の表面粗度との関係を調べ
た結果を表1に示すとともに、表1に示した結果をグラ
フ化したものを図27に示す。
したときの研磨量と被研磨面の表面粗度との関係を調べ
た結果を表1に示すとともに、表1に示した結果をグラ
フ化したものを図27に示す。
【0071】
【表1】
【0072】また、上述のような条件で、非磁性絶縁膜
を研磨したときの研磨量と被研磨面の表面粗度との関係
を調べた結果を表2に示すとともに、表2に示した結果
をグラフ化したものを図28に示す。
を研磨したときの研磨量と被研磨面の表面粗度との関係
を調べた結果を表2に示すとともに、表2に示した結果
をグラフ化したものを図28に示す。
【0073】
【表2】
【0074】表1及び図27に示した結果、並びに表2
及び図28に示した結果から、下部ギャップ層や非磁性
絶縁膜の表面を約40nm以上研磨すれば、それらの表
面の最大突起高さRppを7.0nm以下、平均粗さR
aを1.0nm以下とすることができることが分かる。
及び図28に示した結果から、下部ギャップ層や非磁性
絶縁膜の表面を約40nm以上研磨すれば、それらの表
面の最大突起高さRppを7.0nm以下、平均粗さR
aを1.0nm以下とすることができることが分かる。
【0075】すなわち、下部ギャップ層の表面を約40
nm以上研磨することにより、その表面の最大突起高さ
Rppが7.0nm以下、平均粗さRaが1.0nm以
下となり、その結果、上述したように、この上に成膜さ
れる第1の磁気抵抗効果膜の特性が大幅に向上すること
となる。同様に、非磁性絶縁膜の表面を約40nm以上
研磨することにより、その表面の最大突起高さRppが
7.0nm以下、平均粗さRaが1.0nm以下とな
り、その結果、上述したように、この上に成膜される第
2の磁気抵抗効果膜の特性が大幅に向上することとな
る。
nm以上研磨することにより、その表面の最大突起高さ
Rppが7.0nm以下、平均粗さRaが1.0nm以
下となり、その結果、上述したように、この上に成膜さ
れる第1の磁気抵抗効果膜の特性が大幅に向上すること
となる。同様に、非磁性絶縁膜の表面を約40nm以上
研磨することにより、その表面の最大突起高さRppが
7.0nm以下、平均粗さRaが1.0nm以下とな
り、その結果、上述したように、この上に成膜される第
2の磁気抵抗効果膜の特性が大幅に向上することとな
る。
【0076】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、磁気抵抗効果素子の磁気的安定性を大幅に向
上し、バルクハウゼンノイズやヒステリシス損失を非常
に少なくすることができる。したがって、本発明によれ
ば、安定で高い再生出力が得られる薄膜磁気ヘッドを提
供することができる。
によれば、磁気抵抗効果素子の磁気的安定性を大幅に向
上し、バルクハウゼンノイズやヒステリシス損失を非常
に少なくすることができる。したがって、本発明によれ
ば、安定で高い再生出力が得られる薄膜磁気ヘッドを提
供することができる。
【図1】磁気抵抗効果膜の下地の表面状態の一例を示す
模式図である。
模式図である。
【図2】磁気抵抗効果膜の下地の最大突起高さRppと
抵抗変化率Δρとの関係の一例を示す特性図である。
抵抗変化率Δρとの関係の一例を示す特性図である。
【図3】磁気抵抗効果膜の下地の平均粗さRaと抵抗変
化率Δρとの関係の一例を示す特性図である。
化率Δρとの関係の一例を示す特性図である。
【図4】平坦化された磁気抵抗効果膜の下地の表面状態
の一例を示す模式図である。
の一例を示す模式図である。
【図5】平坦化された下地上に成膜された磁気抵抗効果
膜の磁気抵抗効果特性の一例を示す特性図である。
膜の磁気抵抗効果特性の一例を示す特性図である。
【図6】平坦化されていない磁気抵抗効果膜の下地の表
面状態の一例を示す模式図である。
面状態の一例を示す模式図である。
【図7】平坦化されていない下地上に成膜された磁気抵
抗効果膜の磁気抵抗効果特性の一例を示す特性図であ
る。
抗効果膜の磁気抵抗効果特性の一例を示す特性図であ
る。
【図8】本発明を適用したMRヘッドの一例を示す要部
横断面図である。
横断面図である。
【図9】図8に示したMRヘッドを媒体摺動面から見た
要部正面図である。
要部正面図である。
【図10】図8に示したMRヘッドの製造工程を順次示
すものであり、下部ギャップ層の成膜工程を示す要部横
断面図である。
すものであり、下部ギャップ層の成膜工程を示す要部横
断面図である。
【図11】図8に示したMRヘッドの製造工程を順次示
すものであり、下部ギャップ層の平坦化工程を示す要部
横断面図である。
すものであり、下部ギャップ層の平坦化工程を示す要部
横断面図である。
【図12】図8に示したMRヘッドの製造工程を順次示
すものであり、第1の磁気抵抗効果膜の成膜工程を示す
要部横断面図である。
すものであり、第1の磁気抵抗効果膜の成膜工程を示す
要部横断面図である。
【図13】図8に示したMRヘッドの製造工程を順次示
すものであり、非磁性絶縁膜の成膜工程を示す要部横断
面図である。
すものであり、非磁性絶縁膜の成膜工程を示す要部横断
面図である。
【図14】図8に示したMRヘッドの製造工程を順次示
すものであり、非磁性絶縁膜の平坦化工程を示す要部横
断面図である。
すものであり、非磁性絶縁膜の平坦化工程を示す要部横
断面図である。
【図15】図8に示したMRヘッドの製造工程を順次示
すものであり、第2の磁気抵抗効果膜及び保護層の成膜
工程を示す要部横断面図である。
すものであり、第2の磁気抵抗効果膜及び保護層の成膜
工程を示す要部横断面図である。
【図16】図8に示したMRヘッドの製造工程を順次示
すものであり、所定の形状のフォトレジストの形成工程
を示す要部断面斜視図である。
すものであり、所定の形状のフォトレジストの形成工程
を示す要部断面斜視図である。
【図17】図8に示したMRヘッドの製造工程を順次示
すものであり、エッチング工程を示す要部断面斜視図で
ある。
すものであり、エッチング工程を示す要部断面斜視図で
ある。
【図18】図8に示したMRヘッドの製造工程を順次示
すものであり、非磁性絶縁層の形成工程を示す要部断面
斜視図である。
すものであり、非磁性絶縁層の形成工程を示す要部断面
斜視図である。
【図19】図8に示したMRヘッドの製造工程を順次示
すものであり、フォトレジスト及びフォトレジスト上の
非磁性絶縁層を除去した状態を示す要部断面斜視図であ
る。
すものであり、フォトレジスト及びフォトレジスト上の
非磁性絶縁層を除去した状態を示す要部断面斜視図であ
る。
【図20】図8に示したMRヘッドの製造工程を順次示
すものであり、フォトレジスト及びフォトレジスト上の
非磁性絶縁層を除去した状態を示す要部横断面図であ
る。
すものであり、フォトレジスト及びフォトレジスト上の
非磁性絶縁層を除去した状態を示す要部横断面図であ
る。
【図21】図8に示したMRヘッドの製造工程を順次示
すものであり、非磁性絶縁層及び開口部の形成工程を示
す要部横断面図である。
すものであり、非磁性絶縁層及び開口部の形成工程を示
す要部横断面図である。
【図22】図8に示したMRヘッドの製造工程を順次示
すものであり、センス電流用導体層、バイアス電流用導
体層及び非磁性絶縁層の形成工程を示す要部横断面図で
ある。
すものであり、センス電流用導体層、バイアス電流用導
体層及び非磁性絶縁層の形成工程を示す要部横断面図で
ある。
【図23】図8に示したMRヘッドの製造工程を順次示
すものであり、上部ギャップ層及び上層シールドの形成
工程を示す要部横断面図である。
すものであり、上部ギャップ層及び上層シールドの形成
工程を示す要部横断面図である。
【図24】本発明を適用したMRヘッドの他の例を示す
要部横断面図である。
要部横断面図である。
【図25】研磨装置の一例を示す平面図である。
【図26】図25に示した研磨装置を一部破断して示す
要部側面図である。
要部側面図である。
【図27】第1の磁気抵抗効果膜の下地となる下部ギャ
ップ層の研磨量と表面粗度との関係を測定した結果を示
す図である。
ップ層の研磨量と表面粗度との関係を測定した結果を示
す図である。
【図28】第2の磁気抵抗効果膜の下地となる非磁性絶
縁膜の研磨量と表面粗度との関係を測定した結果を示す
図である。
縁膜の研磨量と表面粗度との関係を測定した結果を示す
図である。
1 下層シールド 2 下部ギャップ層 3 2層型磁気抵抗効果素子 4 非磁性絶縁層 5 保護層 6 センス電流用導体層 7 非磁性絶縁層 8 バイアス電流用導体層 9 上部ギャップ層 10 上層シールド 11 第1の磁気抵抗効果膜 12 非磁性絶縁膜 13 第2の磁気抵抗効果膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 忠行 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 柴田 拓二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 下地膜上に成膜された第1の磁気抵抗効
果膜と、上記第1の磁気抵抗効果膜上に成膜された非磁
性絶縁膜と、上記非磁性絶縁膜上に成膜された第2の磁
気抵抗効果膜とを有する磁気抵抗効果素子を備え、上記
磁気抵抗効果素子の磁気抵抗効果によって再生信号を検
出する薄膜磁気ヘッドにおいて、 上記非磁性絶縁膜の表面の最大突起高さRppが7.0
nm以下であることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項2】 前記下地膜の表面の最大突起高さRpp
が7.0nm以下であることを特徴とする請求項1記載
の薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項3】 下地膜上に成膜された第1の磁気抵抗効
果膜と、上記第1の磁気抵抗効果膜上に成膜された非磁
性絶縁膜と、上記非磁性絶縁膜上に成膜された第2の磁
気抵抗効果膜とを有する磁気抵抗効果素子を備え、上記
磁気抵抗効果素子の磁気抵抗効果によって再生信号を検
出する薄膜磁気ヘッドにおいて、 上記非磁性絶縁膜の平均粗さRaが1.0nm以下であ
ることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項4】 前記下地膜の平均粗さRaが1.0nm
以下であることを特徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘ
ッド。 - 【請求項5】 下地膜上に成膜された第1の磁気抵抗効
果膜と、上記第1の磁気抵抗効果膜上に成膜された非磁
性絶縁膜と、上記非磁性絶縁膜上に成膜された第2の磁
気抵抗効果膜とを有する磁気抵抗効果素子を備え、上記
磁気抵抗効果素子の磁気抵抗効果によって再生信号を検
出する薄膜磁気ヘッドの製造方法において、 上記下地膜と上記非磁性絶縁膜の少なくとも一方を成膜
後に研磨して表面を平坦化することを特徴とする薄膜磁
気ヘッドの製造方法。 - 【請求項6】 前記研磨を行う際に、下地膜又は非磁性
絶縁膜を40nm以上研磨することを特徴とする請求項
5記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27941495A JPH09120509A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27941495A JPH09120509A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09120509A true JPH09120509A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17610766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27941495A Withdrawn JPH09120509A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09120509A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6664784B1 (en) | 1998-11-26 | 2003-12-16 | Nec Corporation | Magneto-resistive sensor with ZR base layer and method of fabricating the same |
-
1995
- 1995-10-26 JP JP27941495A patent/JPH09120509A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6664784B1 (en) | 1998-11-26 | 2003-12-16 | Nec Corporation | Magneto-resistive sensor with ZR base layer and method of fabricating the same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |