JPH09120541A - 光学的情報記録媒体および光学的記録再生装置 - Google Patents
光学的情報記録媒体および光学的記録再生装置Info
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- JPH09120541A JPH09120541A JP8171184A JP17118496A JPH09120541A JP H09120541 A JPH09120541 A JP H09120541A JP 8171184 A JP8171184 A JP 8171184A JP 17118496 A JP17118496 A JP 17118496A JP H09120541 A JPH09120541 A JP H09120541A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 信頼性の高い面判別(裏面再生と表面再生の
判別)が行える光学的情報記録媒体とそれを用いた光学
的記録再生装置を提供する。 【解決手段】 光学的情報記録媒体において、厚さのほ
ぼ等しい2枚の透明基板の間に情報層を設け、表面と裏
面の両方から光ビームを照射可能にする。情報層は、主
情報の記録を行う第1領域と、データの配列方向の判別
が容易に行えるデータパターンを形成した第2領域を備
える。表裏両方の面から第2領域を直接再生し、再生さ
れたデータの配列方向の違いにより面判別を行う。デー
タパターンは、たとえば、少なくとも3種類の異なる長
さを有し、その長さが順次増加または減少するものであ
る。
判別)が行える光学的情報記録媒体とそれを用いた光学
的記録再生装置を提供する。 【解決手段】 光学的情報記録媒体において、厚さのほ
ぼ等しい2枚の透明基板の間に情報層を設け、表面と裏
面の両方から光ビームを照射可能にする。情報層は、主
情報の記録を行う第1領域と、データの配列方向の判別
が容易に行えるデータパターンを形成した第2領域を備
える。表裏両方の面から第2領域を直接再生し、再生さ
れたデータの配列方向の違いにより面判別を行う。デー
タパターンは、たとえば、少なくとも3種類の異なる長
さを有し、その長さが順次増加または減少するものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明基板を貼り合
わせて作成した高密度記録が可能な光学的情報記録媒体
とそれを用いた光学的記録再生装置に関するものであ
る。
わせて作成した高密度記録が可能な光学的情報記録媒体
とそれを用いた光学的記録再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光学的に情報の記録あるいは再生が可能
な光学的情報記録媒体として、光ディスク、光カードが
知られている。これら記録媒体のほとんどは、光源とし
て半導体レーザを用い、レンズを介して微小に集束した
光スポットを照射することにより情報の記録あるいは再
生を行う。たとえば、コンパクトディスクは、厚さ1.
2mmの透明基板、その上に金属薄膜等の反射膜を付着し
た情報層、および、この情報層を保護する保護層から構
成され、さらに必要に応じ保護層の上にラベルの印刷を
行う印刷層が設けられる。透明基板の情報層に接する面
には、成形技術により凹凸のピットが形成され、このピ
ットの長さと間隔とを変えて情報の記録を行っている。
情報の再生においては、光ヘッドからの光ビームが情報
層上に結像する。ピットのある部分では反射光の位相が
周囲と異なるため光学的干渉が生じて反射率が低下し、
ピットのない部分では干渉が生じないため反射率が高く
なる。その結果、反射率変化として情報の再生が行われ
る。
な光学的情報記録媒体として、光ディスク、光カードが
知られている。これら記録媒体のほとんどは、光源とし
て半導体レーザを用い、レンズを介して微小に集束した
光スポットを照射することにより情報の記録あるいは再
生を行う。たとえば、コンパクトディスクは、厚さ1.
2mmの透明基板、その上に金属薄膜等の反射膜を付着し
た情報層、および、この情報層を保護する保護層から構
成され、さらに必要に応じ保護層の上にラベルの印刷を
行う印刷層が設けられる。透明基板の情報層に接する面
には、成形技術により凹凸のピットが形成され、このピ
ットの長さと間隔とを変えて情報の記録を行っている。
情報の再生においては、光ヘッドからの光ビームが情報
層上に結像する。ピットのある部分では反射光の位相が
周囲と異なるため光学的干渉が生じて反射率が低下し、
ピットのない部分では干渉が生じないため反射率が高く
なる。その結果、反射率変化として情報の再生が行われ
る。
【0003】現在これらの媒体において記録容量を高め
る検討が盛んに行われている。光ディスクの記録容量を
高めるには光ビームのスポット径Dを小さくする必要が
ある。レーザの波長をλ、対物レンズの開口数をNAと
すると、スポット径Dはλ/NAに比例し、λが短く、
NAが大きいほど記録容量を高めるのに好適である。と
ころが、高NAのレンズを用いた場合、例えば米国特許
5,235,581に記載されるように、チルトと呼ばれ
るディスク面と光ビームの光軸の相対的な傾きにより生
じるコマ収差が大きくなり、これを防止すべく透明基板
の厚さを薄くする必要がある。また、透明基板を薄くし
た場合機械的強度が弱くなり、補強のため別の基板を貼
り合わせた構成とすると効果的であり、特にこの2枚の
基板の材質及び厚さが等しいとより効果的である。
る検討が盛んに行われている。光ディスクの記録容量を
高めるには光ビームのスポット径Dを小さくする必要が
ある。レーザの波長をλ、対物レンズの開口数をNAと
すると、スポット径Dはλ/NAに比例し、λが短く、
NAが大きいほど記録容量を高めるのに好適である。と
ころが、高NAのレンズを用いた場合、例えば米国特許
5,235,581に記載されるように、チルトと呼ばれ
るディスク面と光ビームの光軸の相対的な傾きにより生
じるコマ収差が大きくなり、これを防止すべく透明基板
の厚さを薄くする必要がある。また、透明基板を薄くし
た場合機械的強度が弱くなり、補強のため別の基板を貼
り合わせた構成とすると効果的であり、特にこの2枚の
基板の材質及び厚さが等しいとより効果的である。
【0004】例えば、ディジタル・ビデオ・ディスク
(以下DVDと記す)と呼ばれる光ディスクも高いNAの
レンズを用いる。DVDは、短波長650nmの赤色半導
体レーザと対物レンズのNAを0.6まで大きくした光
学径を用い、直径120mmの光ディスクの片面に記録で
きる容量を5GBまで高め、圧縮した動画像を2時間以
上再生可能である。DVDは、従来より存在するコンパ
クトディスク(CD)規格等と比べNAが0.45から
0.6と大きくなり、光スポットも直径で約1/1.6小
さくなっている。また、前記の理由から、透明基板の厚
さも、CDが厚さ1.2mmの単板であるのに対し、DV
Dは0.6mmの薄い基板を2枚貼り合わせてその中に情
報層を形成している。
(以下DVDと記す)と呼ばれる光ディスクも高いNAの
レンズを用いる。DVDは、短波長650nmの赤色半導
体レーザと対物レンズのNAを0.6まで大きくした光
学径を用い、直径120mmの光ディスクの片面に記録で
きる容量を5GBまで高め、圧縮した動画像を2時間以
上再生可能である。DVDは、従来より存在するコンパ
クトディスク(CD)規格等と比べNAが0.45から
0.6と大きくなり、光スポットも直径で約1/1.6小
さくなっている。また、前記の理由から、透明基板の厚
さも、CDが厚さ1.2mmの単板であるのに対し、DV
Dは0.6mmの薄い基板を2枚貼り合わせてその中に情
報層を形成している。
【0005】DVDは、厚さ0.6mmの第1透明基板、
その上に金属薄膜等の反射膜を付着した情報層、第2透
明基板、情報層と第2透明基板の間に設けられ両者を接
着する接着層から構成され、さらに必要に応じ、第2透
明基板の上にラベルの印刷を行う印刷層が設けられる。
第1透明基板の情報層と接する面は、成形技術により凹
凸のピットが形成され、このピットの長さと間隔を変え
て情報の記録を行っている。つまり、情報層には第1透
明基板の凹凸のピット形状が転写される。このピットの
長さや間隔はCDの場合に比べ短くなり、ピット列で形
成する情報トラックのピッチであるトラックピッチも狭
く構成され、面記録密度が向上している。第1透明基板
のピットが形成されていない面は平坦な面となってい
る。第2透明基板は補強のため用いられるものであり、
第1透明基板と同じ材質で、厚さも同じ0.6mmの、両
面が平坦な透明基板である。情報の再生においては、光
ヘッドからの光ビームが情報層上に結像する。ピットの
ある部分では反射光の位相が周囲と異なるため光学的干
渉が生じて反射率が低下し、ピットのない部分では干渉
が生じないため反射率が高くなる。その結果、反射率変
化として情報の再生が行われる。
その上に金属薄膜等の反射膜を付着した情報層、第2透
明基板、情報層と第2透明基板の間に設けられ両者を接
着する接着層から構成され、さらに必要に応じ、第2透
明基板の上にラベルの印刷を行う印刷層が設けられる。
第1透明基板の情報層と接する面は、成形技術により凹
凸のピットが形成され、このピットの長さと間隔を変え
て情報の記録を行っている。つまり、情報層には第1透
明基板の凹凸のピット形状が転写される。このピットの
長さや間隔はCDの場合に比べ短くなり、ピット列で形
成する情報トラックのピッチであるトラックピッチも狭
く構成され、面記録密度が向上している。第1透明基板
のピットが形成されていない面は平坦な面となってい
る。第2透明基板は補強のため用いられるものであり、
第1透明基板と同じ材質で、厚さも同じ0.6mmの、両
面が平坦な透明基板である。情報の再生においては、光
ヘッドからの光ビームが情報層上に結像する。ピットの
ある部分では反射光の位相が周囲と異なるため光学的干
渉が生じて反射率が低下し、ピットのない部分では干渉
が生じないため反射率が高くなる。その結果、反射率変
化として情報の再生が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの光ディスク
は、再生装置に着脱可能なものであり、再生装置への入
れ替えにより、別の音楽や映像を鑑賞することができ
る。しかし、この着脱時に色々な問題が発生する。
は、再生装置に着脱可能なものであり、再生装置への入
れ替えにより、別の音楽や映像を鑑賞することができ
る。しかし、この着脱時に色々な問題が発生する。
【0007】例えば、下側から光ビームを照射してCD
を再生する装置では、表面を下にして挿入すれば正常な
再生が行われるが、逆に挿入した場合、印刷層による光
の遮断のため情報が再生されない。あるいは、印刷層の
ない保護層がむき出しとなったCDでは、光は透過する
が、保護層の厚さが透明基板に比べ薄すぎるため、大き
な収差が発生し情報層に光ビームを集束できず、再生信
号は得られない。しかし、不慣れな使用者が誤って裏面
を下側にして挿入する場合もある。そこで、エラー表示
もしくは再生装置からのディスクの排出、あるいは両者
を同時に行うなどにより、誤挿入であることを使用者に
知られることが望ましい。現在市販されているCD再生
装置の多くは、この様な機能が付いている。したがっ
て、挿入された面の判別(光ビームの照射側に位置する
面が表面であるか裏面であるかを判別すること)を行う
ことは、光ディスクの着脱を行う光ディスク装置におい
て重要な機能となる。(なお、表面とは、再生用の光ビ
ームが入射し情報の再生を行う面をいう。)
を再生する装置では、表面を下にして挿入すれば正常な
再生が行われるが、逆に挿入した場合、印刷層による光
の遮断のため情報が再生されない。あるいは、印刷層の
ない保護層がむき出しとなったCDでは、光は透過する
が、保護層の厚さが透明基板に比べ薄すぎるため、大き
な収差が発生し情報層に光ビームを集束できず、再生信
号は得られない。しかし、不慣れな使用者が誤って裏面
を下側にして挿入する場合もある。そこで、エラー表示
もしくは再生装置からのディスクの排出、あるいは両者
を同時に行うなどにより、誤挿入であることを使用者に
知られることが望ましい。現在市販されているCD再生
装置の多くは、この様な機能が付いている。したがっ
て、挿入された面の判別(光ビームの照射側に位置する
面が表面であるか裏面であるかを判別すること)を行う
ことは、光ディスクの着脱を行う光ディスク装置におい
て重要な機能となる。(なお、表面とは、再生用の光ビ
ームが入射し情報の再生を行う面をいう。)
【0008】他の従来の面判別の方法が、例えば特開昭
58−155524号公報に記載されている。ここに記
載されている1つの方法では、再生信号の有無により面
判別を行う。CDの場合、表面側からの再生では、光ヘ
ッドから所定レベルの再生信号(データ信号)が得られデ
ータの検出が行われるが、逆の裏面側から光を照射して
も前記の理由によって再生信号は得られずデータの検出
が行えない。この挿入された面の違いによる再生データ
の有無により面判別を行うものである。
58−155524号公報に記載されている。ここに記
載されている1つの方法では、再生信号の有無により面
判別を行う。CDの場合、表面側からの再生では、光ヘ
ッドから所定レベルの再生信号(データ信号)が得られデ
ータの検出が行われるが、逆の裏面側から光を照射して
も前記の理由によって再生信号は得られずデータの検出
が行えない。この挿入された面の違いによる再生データ
の有無により面判別を行うものである。
【0009】しかし、この従来の方法は、再生信号の有
無によって面判別を行うため、これをDVDのような厚
さの等しい2枚の透明基板を貼り合わせた光ディスクに
適用できない。DVDでは、ディスクによっては裏面か
ら光ビームを照射しても光ヘッドから再生信号が得ら
れ、どちらの面においてもデータありと判別し、面判別
が行えない場合がある。裏面側に印刷層のないディスク
もしくは一部にしか印刷層を設けていないディスクで
は、裏面側から光ビームを照射しても、印刷層のない部
分では第1透明基板と厚さの等しい第2の透明基板を介
するため、光学的条件が表面から光ビームを照射した場
合と近い値になる。このためCDで述べたような大きな
収差が発生しない。接着層が光を透過すれば、光ビーム
は情報層上に集束し、レベル低下が多少低下しても再生
信号が得られ、どちらの面から光ビームを照射してもデ
ータがあることになり、面判別が行えない。また、光デ
ィスクの挿入面が正しくても、他の要因、例えば光ヘッ
ドや回路系の故障によっても、再生信号は得られなくな
る。このため、操作ミスであるディスクの誤挿入と、装
置の故障とが区別できない。このように、面判別の方法
としては多くの欠点を有している。
無によって面判別を行うため、これをDVDのような厚
さの等しい2枚の透明基板を貼り合わせた光ディスクに
適用できない。DVDでは、ディスクによっては裏面か
ら光ビームを照射しても光ヘッドから再生信号が得ら
れ、どちらの面においてもデータありと判別し、面判別
が行えない場合がある。裏面側に印刷層のないディスク
もしくは一部にしか印刷層を設けていないディスクで
は、裏面側から光ビームを照射しても、印刷層のない部
分では第1透明基板と厚さの等しい第2の透明基板を介
するため、光学的条件が表面から光ビームを照射した場
合と近い値になる。このためCDで述べたような大きな
収差が発生しない。接着層が光を透過すれば、光ビーム
は情報層上に集束し、レベル低下が多少低下しても再生
信号が得られ、どちらの面から光ビームを照射してもデ
ータがあることになり、面判別が行えない。また、光デ
ィスクの挿入面が正しくても、他の要因、例えば光ヘッ
ドや回路系の故障によっても、再生信号は得られなくな
る。このため、操作ミスであるディスクの誤挿入と、装
置の故障とが区別できない。このように、面判別の方法
としては多くの欠点を有している。
【0010】また、特開昭58−155524号公報に
記載された別の方法では、発光ダイオードと受光用のフ
ォトダイオードを組み合わせた反射型の光学的検出器を
用い、ラベル(印刷面)と情報記録面の反射率の差を利用
し面判別を行う。しかし、この方法では、光ヘッドとは
別に面判別用に光学的検出器を設ける必要があり、装置
のコストが高くなる。また、装置の形状が大きくなる。
さらに、ラベル面を印刷していないディスクではこの方
法が適用できない。
記載された別の方法では、発光ダイオードと受光用のフ
ォトダイオードを組み合わせた反射型の光学的検出器を
用い、ラベル(印刷面)と情報記録面の反射率の差を利用
し面判別を行う。しかし、この方法では、光ヘッドとは
別に面判別用に光学的検出器を設ける必要があり、装置
のコストが高くなる。また、装置の形状が大きくなる。
さらに、ラベル面を印刷していないディスクではこの方
法が適用できない。
【0011】さらに、記録用の光ディスクでは多くがカ
ートリッジを用い、カートリッジによる面判別が行われ
ている。しかし、カートリッジはコストが高くなるため
安価が求められる民生用途ではその使用が難しい。これ
ら記録用の光ディスクでもチェンジャシステムに使用す
るときは、カートリッジを取り外した状態で用いること
があり、この場合、チェンジャにディスクの表面と裏面
を誤って装着することもある。したがって、このような
記録用ディスクでもカートリッジによらない面判別方法
が望まれている。また、チェンジャシステムでは、メカ
ニズムおよびその制御システムの構成が複雑となるた
め、故障や操作ミスの発生が多くなり、これらの原因が
より確実に判る方法が望まれている。
ートリッジを用い、カートリッジによる面判別が行われ
ている。しかし、カートリッジはコストが高くなるため
安価が求められる民生用途ではその使用が難しい。これ
ら記録用の光ディスクでもチェンジャシステムに使用す
るときは、カートリッジを取り外した状態で用いること
があり、この場合、チェンジャにディスクの表面と裏面
を誤って装着することもある。したがって、このような
記録用ディスクでもカートリッジによらない面判別方法
が望まれている。また、チェンジャシステムでは、メカ
ニズムおよびその制御システムの構成が複雑となるた
め、故障や操作ミスの発生が多くなり、これらの原因が
より確実に判る方法が望まれている。
【0012】本発明の目的は、透明基板を貼り合わせ、
その中に記録もしくは再生を行う情報層を有し、安価か
つ信頼性の高い面判別が行える光情報再生媒体と、それ
を用いた光学的記録再生装置とを提供することである。
その中に記録もしくは再生を行う情報層を有し、安価か
つ信頼性の高い面判別が行える光情報再生媒体と、それ
を用いた光学的記録再生装置とを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光学的記録
再生媒体は、第1の透明基板、第2の透明基板、第1と
第2の透明基板の間に設けられる情報層とからなり、第
1の透明基板は、情報層に接する側に情報を表わすピッ
トを備え、情報層は、主情報の記録を行う第1の領域
と、データの配列方向の判別が行えるデータパターンを
形成した第2の領域とからなる。第1と第2の透明媒体
の光学的厚さをほぼ等しくすることにより、光学的情報
記録媒体は表面および裏面の両方から情報層に光を照射
可能である。この情報層上の第2の領域を再生すると、
再生されたデータパターンのデータ配列の方向の相違に
より面判別を行うことができる。
再生媒体は、第1の透明基板、第2の透明基板、第1と
第2の透明基板の間に設けられる情報層とからなり、第
1の透明基板は、情報層に接する側に情報を表わすピッ
トを備え、情報層は、主情報の記録を行う第1の領域
と、データの配列方向の判別が行えるデータパターンを
形成した第2の領域とからなる。第1と第2の透明媒体
の光学的厚さをほぼ等しくすることにより、光学的情報
記録媒体は表面および裏面の両方から情報層に光を照射
可能である。この情報層上の第2の領域を再生すると、
再生されたデータパターンのデータ配列の方向の相違に
より面判別を行うことができる。
【0014】好ましくは、情報層の第2の領域に形成さ
れるデータパターンが、情報層の第1の領域に記録され
る主情報と異なるデータ変調方式で記録されていてもよ
い。好ましくは、情報層の第2の領域に記録されるデー
タパターンが、第1の領域に記録される主要情報と異な
るトラックピッチおよび記録密度を備える。たとえば、
データパターンは、主情報より粗く記録してもよい。ま
た、好ましくは、情報層の第2の領域に形成されたデー
タパターンが、少なくとも3種類の異なる長さを有し、
その長さが順次増加または減少する。これによりデータ
判別が可能になる。好ましくは、情報層の第2の領域に
記録されるデータパターンの全体の長さが、情報層上の
トラックの長さの1/40以下である。好ましくは、情
報層の第2の領域に形成されたデータパターンが、情報
層の第2の領域において繰り返し複数回形成される。好
ましくは、情報層と第2の透明基板とが接着層により接
着され、接着層の厚さが100μm以下である。好まし
くは、情報層の厚さが5〜200nmである。
れるデータパターンが、情報層の第1の領域に記録され
る主情報と異なるデータ変調方式で記録されていてもよ
い。好ましくは、情報層の第2の領域に記録されるデー
タパターンが、第1の領域に記録される主要情報と異な
るトラックピッチおよび記録密度を備える。たとえば、
データパターンは、主情報より粗く記録してもよい。ま
た、好ましくは、情報層の第2の領域に形成されたデー
タパターンが、少なくとも3種類の異なる長さを有し、
その長さが順次増加または減少する。これによりデータ
判別が可能になる。好ましくは、情報層の第2の領域に
記録されるデータパターンの全体の長さが、情報層上の
トラックの長さの1/40以下である。好ましくは、情
報層の第2の領域に形成されたデータパターンが、情報
層の第2の領域において繰り返し複数回形成される。好
ましくは、情報層と第2の透明基板とが接着層により接
着され、接着層の厚さが100μm以下である。好まし
くは、情報層の厚さが5〜200nmである。
【0015】好ましくは、さらに、像(図形や文字な
ど)を描いたラベル層を第2の透明基板の上に備える。
このラベル層は、対面する情報層の第2の領域を実質的
に避けて設ける。これによりラベル層が面判別を妨げる
のを防止する。好ましくは、情報層の第2の領域が、デ
ータパターンを形成する領域と、データパターンを形成
する領域と異なる反射率を有する領域とからなり、第2
の領域に、反射率の差により肉眼で見える像が形成され
る。好ましくは、前記のデータパターンを形成する領域
と異なる反射率を有する領域が、裏面から正常に像を観
察できるように設けられる。光学的情報再生媒体を挿入
する場合に、裏面を上にして挿入することにより正常な
挿入を行える多くの再生装置において、使用者は誤挿入
を避けることができる。
ど)を描いたラベル層を第2の透明基板の上に備える。
このラベル層は、対面する情報層の第2の領域を実質的
に避けて設ける。これによりラベル層が面判別を妨げる
のを防止する。好ましくは、情報層の第2の領域が、デ
ータパターンを形成する領域と、データパターンを形成
する領域と異なる反射率を有する領域とからなり、第2
の領域に、反射率の差により肉眼で見える像が形成され
る。好ましくは、前記のデータパターンを形成する領域
と異なる反射率を有する領域が、裏面から正常に像を観
察できるように設けられる。光学的情報再生媒体を挿入
する場合に、裏面を上にして挿入することにより正常な
挿入を行える多くの再生装置において、使用者は誤挿入
を避けることができる。
【0016】本発明に係る光学的記録再生装置は、上述
のデータの配列方向の判別が行えるデータパターンを形
成した第2の領域を備える情報層を有する光学的記録再
生媒体の情報を光学的に再生する装置であり、光学的情
報記録媒体を回転する駆動装置と、光学的情報記録媒体
の情報層に形成された信号を読み取る光ヘッドと、光ヘ
ッドを情報層の第2の領域上で移送する移送手段と、第
2の領域において光ヘッドから受け取られた信号からデ
ータパターンのデータの配列方向を判別する判別手段と
を備える。情報層上の第2の領域を再生し、再生された
データパターンの配列の方向により面判別を行う。これ
により、高い信頼性で面判別が行える。好ましくは、前
記の判別手段は、光ヘッドから受け取られたデータパタ
ーンにおける信号の長さを計数する第1のカウンタ手段
と、前記の第1のカウンタ手段により計数された第1の
信号の長さを第1の信号の次の第2の信号の長さと比較
する比較手段と、前記の比較手段から受け取られた比較
の結果によりデータパターンにおける信号の長さの連続
的な増加または減少を検出する第2のカウンタ手段とか
らなる。好ましくは、さらに、前記の判別手段が光学的
記録再生媒体の誤挿入を判別したときに使用者に警報を
与える警報手段を備える。
のデータの配列方向の判別が行えるデータパターンを形
成した第2の領域を備える情報層を有する光学的記録再
生媒体の情報を光学的に再生する装置であり、光学的情
報記録媒体を回転する駆動装置と、光学的情報記録媒体
の情報層に形成された信号を読み取る光ヘッドと、光ヘ
ッドを情報層の第2の領域上で移送する移送手段と、第
2の領域において光ヘッドから受け取られた信号からデ
ータパターンのデータの配列方向を判別する判別手段と
を備える。情報層上の第2の領域を再生し、再生された
データパターンの配列の方向により面判別を行う。これ
により、高い信頼性で面判別が行える。好ましくは、前
記の判別手段は、光ヘッドから受け取られたデータパタ
ーンにおける信号の長さを計数する第1のカウンタ手段
と、前記の第1のカウンタ手段により計数された第1の
信号の長さを第1の信号の次の第2の信号の長さと比較
する比較手段と、前記の比較手段から受け取られた比較
の結果によりデータパターンにおける信号の長さの連続
的な増加または減少を検出する第2のカウンタ手段とか
らなる。好ましくは、さらに、前記の判別手段が光学的
記録再生媒体の誤挿入を判別したときに使用者に警報を
与える警報手段を備える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光学的情報記録媒
体と光学的情報記録装置の実施形態について添付の図面
を参照しながら説明する。
体と光学的情報記録装置の実施形態について添付の図面
を参照しながら説明する。
【0018】図1は、本発明による光学的情報記録媒体
の一実施形態である再生専用型の光ディスクを中心から
最外周まで示す断面図である。この光ディスクは、透明
基板を貼り合わせ、その中に記録もしくは再生を行う情
報層を有する光学的情報記録媒体の1例である。図1の
下側に示すように、光ディスク1は、第1の透明基板
2、金属薄膜等の反射膜を付着した情報層3、情報層3
と第2の透明基板5の間に設けられ両者を接着する接着
層4、第2の透明基板5、および、ラベル層(印刷層)
6が順次積層されたものである。図において、右側が中
心側を、左側が外周側を示す。R1,R2,R3およびR4
はこれらの記号が記載された位置での半径を表す。R4
は、この光ディスク1の最外周に対応する。この光ディ
スク1において、光ビームが入射し、情報の再生を行う
下側の面を表面A、その反対に位置する上側の面を裏面
Bとする。また、光ディスク1は、再生装置に装着さ
れ、光ビームの照射面側(図1での下側)から見て反時計
方向に回転する。
の一実施形態である再生専用型の光ディスクを中心から
最外周まで示す断面図である。この光ディスクは、透明
基板を貼り合わせ、その中に記録もしくは再生を行う情
報層を有する光学的情報記録媒体の1例である。図1の
下側に示すように、光ディスク1は、第1の透明基板
2、金属薄膜等の反射膜を付着した情報層3、情報層3
と第2の透明基板5の間に設けられ両者を接着する接着
層4、第2の透明基板5、および、ラベル層(印刷層)
6が順次積層されたものである。図において、右側が中
心側を、左側が外周側を示す。R1,R2,R3およびR4
はこれらの記号が記載された位置での半径を表す。R4
は、この光ディスク1の最外周に対応する。この光ディ
スク1において、光ビームが入射し、情報の再生を行う
下側の面を表面A、その反対に位置する上側の面を裏面
Bとする。また、光ディスク1は、再生装置に装着さ
れ、光ビームの照射面側(図1での下側)から見て反時計
方向に回転する。
【0019】この光ディスクの特徴は、光ディスクの誤
挿入を検出できることである。ここで、第1領域3A
は、情報層3の半径R2とR3の間の部分に設けられ、従
来と同様に主情報を記録する。第2の領域3Bは、第1
の領域の内側の半径R1とR2の間の範囲に設けられる。
再生装置に装着した面により光スポットと情報トラック
の相対的移動方向が違うので、再生信号のデータ配列が
異なる。そこで、このことに着目し、データ配列の方向
の検出が容易なデータパターンを情報層3の第2領域3
Bに形成しておく。そして、第2領域3Bでの再生デー
タパターンの違いにより、面判別を行う。
挿入を検出できることである。ここで、第1領域3A
は、情報層3の半径R2とR3の間の部分に設けられ、従
来と同様に主情報を記録する。第2の領域3Bは、第1
の領域の内側の半径R1とR2の間の範囲に設けられる。
再生装置に装着した面により光スポットと情報トラック
の相対的移動方向が違うので、再生信号のデータ配列が
異なる。そこで、このことに着目し、データ配列の方向
の検出が容易なデータパターンを情報層3の第2領域3
Bに形成しておく。そして、第2領域3Bでの再生デー
タパターンの違いにより、面判別を行う。
【0020】以下に、光ディスクについてさらに詳細に
説明する。第1透明基板2と第2透明基板5は、好まし
くは、照射する光ビームの波長領域に対し光吸収の少な
く、また強度が高い材料(たとえば、ポリカーボネイト
樹脂、PMMA樹脂等の樹脂材料など)から作られる。
これら透明基板2、5は、最も一般的には、溶融状態の
樹脂を射出成形して形成されるが、用途によっては透明
基板にガラス材料を用いてもよい。第1透明基板2及び
第2透明基板5の厚さt1、t2は、ディスクの直径によっ
て最適値が異なり、その最適値は記録密度と機械的強度
の視点で決定される。
説明する。第1透明基板2と第2透明基板5は、好まし
くは、照射する光ビームの波長領域に対し光吸収の少な
く、また強度が高い材料(たとえば、ポリカーボネイト
樹脂、PMMA樹脂等の樹脂材料など)から作られる。
これら透明基板2、5は、最も一般的には、溶融状態の
樹脂を射出成形して形成されるが、用途によっては透明
基板にガラス材料を用いてもよい。第1透明基板2及び
第2透明基板5の厚さt1、t2は、ディスクの直径によっ
て最適値が異なり、その最適値は記録密度と機械的強度
の視点で決定される。
【0021】第1透明基板2の情報層3と接する面に
は、ピットがトラックにそって形成され、このピットの
長さと間隔を変えて情報の記録を行う。また、第2透明
基板5は両面が平坦な透明な基板である。そして、第1
透明基板2と第2透明基板5は、それぞれほぼ等しい厚
さt1、t2とほぼ等しい屈折率n1、n2を有する。なお、
これらの透明基板の成形方法および情報を記録するマス
タリング方法は、光ディスクの製造プロセスとして公知
であり、本発明の本質とするところではないため詳細は
省略する。
は、ピットがトラックにそって形成され、このピットの
長さと間隔を変えて情報の記録を行う。また、第2透明
基板5は両面が平坦な透明な基板である。そして、第1
透明基板2と第2透明基板5は、それぞれほぼ等しい厚
さt1、t2とほぼ等しい屈折率n1、n2を有する。なお、
これらの透明基板の成形方法および情報を記録するマス
タリング方法は、光ディスクの製造プロセスとして公知
であり、本発明の本質とするところではないため詳細は
省略する。
【0022】情報層3では、ピットがスパイラル状に形
成され、このピット列により情報トラック(図示しな
い)が形成される。情報層3において、光ディスク1の
表面A側を情報層の表側、裏面B側を情報層の裏側とす
る。情報層3は、再生専用ディスクに適用した場合、照
射する光ビームの波長領域に対し、所定の反射率を有し
かつ第1透明基板2に形成された凹凸のピットの転写が
容易に行えるものが望ましい。これらの条件を満たすも
のとしてAu、Al、Cr、Cuまたはこれらの合金等から
なる金属材料の薄膜がある。また、情報層3に転写され
た凹凸のピットの深さは、照射する光ビームの波長をλ
とすると、光学長(第1の基板2の屈折率と距離の積)で
λ/4〜λ/8程度である。第1の基板2にポリカーボ
ネイトやPMMA樹脂を用いた場合、屈折率が約1.5
であり、λを650nmとすると、深さは物理的長さで約
108〜54nm程度となり、他の層の厚さに比べ極め
て小さな値となる。
成され、このピット列により情報トラック(図示しな
い)が形成される。情報層3において、光ディスク1の
表面A側を情報層の表側、裏面B側を情報層の裏側とす
る。情報層3は、再生専用ディスクに適用した場合、照
射する光ビームの波長領域に対し、所定の反射率を有し
かつ第1透明基板2に形成された凹凸のピットの転写が
容易に行えるものが望ましい。これらの条件を満たすも
のとしてAu、Al、Cr、Cuまたはこれらの合金等から
なる金属材料の薄膜がある。また、情報層3に転写され
た凹凸のピットの深さは、照射する光ビームの波長をλ
とすると、光学長(第1の基板2の屈折率と距離の積)で
λ/4〜λ/8程度である。第1の基板2にポリカーボ
ネイトやPMMA樹脂を用いた場合、屈折率が約1.5
であり、λを650nmとすると、深さは物理的長さで約
108〜54nm程度となり、他の層の厚さに比べ極め
て小さな値となる。
【0023】情報層3の表側は、第1透明基板2に接す
るため、凹凸のピット形状が正確に転写される。従来の
光ディスクでは裏面B側からの情報の読みとりは必要で
はなかった。しかし、本発明では少なくとも情報層の第
2領域において裏面B側からも信号を読み取る必要があ
る。上述のようにピットの深さが浅いため、情報層の厚
さを厚くし過ぎるとピットが埋もれてしまい情報層3の
裏側にピットが形成できなくなる。また、厚い情報層を
形成するためには時間も長くなり、生産性も悪くなる。
一方、薄すぎると情報層3が光を透過し反射率が低下す
るため、薄すぎても好ましくない。このため、本実施形
態に用いる情報層3の厚さは、再生専用ディスクの場
合、5〜200nm程度の範囲が望ましい。
るため、凹凸のピット形状が正確に転写される。従来の
光ディスクでは裏面B側からの情報の読みとりは必要で
はなかった。しかし、本発明では少なくとも情報層の第
2領域において裏面B側からも信号を読み取る必要があ
る。上述のようにピットの深さが浅いため、情報層の厚
さを厚くし過ぎるとピットが埋もれてしまい情報層3の
裏側にピットが形成できなくなる。また、厚い情報層を
形成するためには時間も長くなり、生産性も悪くなる。
一方、薄すぎると情報層3が光を透過し反射率が低下す
るため、薄すぎても好ましくない。このため、本実施形
態に用いる情報層3の厚さは、再生専用ディスクの場
合、5〜200nm程度の範囲が望ましい。
【0024】情報層3上には、図1に示すように、外周
部に第1領域3A、内周部に第2領域3Bが設けられ、
第1領域3Aには主情報が記録されている。この主情報
とは、映像信号や音楽信号がディジタル化されたもの、
あるいは、コンピュータ用のディスクに適用した場合は
コンピュータの扱うプログラムやデータ等を意味する。
第2領域3Bには、データパターンが繰り返し記録され
ている。このデータパターンは、光ディスク1の両方の
面から読み出しが可能なように構成し、かつ、データの
配列方向の判別が容易なパターンである。第2領域3B
には、それ以外の管理情報を記録した管理情報領域を設
けてもよい。この管理情報とは、例えばコントロールト
ラック等と呼ばれるディスクを記録再生するときの条件
等を示す情報等、あるいは、ディレクトリー等と呼ばれ
るファイル管理を行う情報等であり、目的とする装置に
最適なフォーマットを用いればよく、本発明の本質とす
るところではないので詳細な説明は省略する。
部に第1領域3A、内周部に第2領域3Bが設けられ、
第1領域3Aには主情報が記録されている。この主情報
とは、映像信号や音楽信号がディジタル化されたもの、
あるいは、コンピュータ用のディスクに適用した場合は
コンピュータの扱うプログラムやデータ等を意味する。
第2領域3Bには、データパターンが繰り返し記録され
ている。このデータパターンは、光ディスク1の両方の
面から読み出しが可能なように構成し、かつ、データの
配列方向の判別が容易なパターンである。第2領域3B
には、それ以外の管理情報を記録した管理情報領域を設
けてもよい。この管理情報とは、例えばコントロールト
ラック等と呼ばれるディスクを記録再生するときの条件
等を示す情報等、あるいは、ディレクトリー等と呼ばれ
るファイル管理を行う情報等であり、目的とする装置に
最適なフォーマットを用いればよく、本発明の本質とす
るところではないので詳細な説明は省略する。
【0025】次に、接着層4について、説明する。接着
層4は、照射する光ビームの波長領域に対し、少なくと
も第2領域の部分において光を透過する必要がある。ま
た、発生する収差の小さなものが望ましい。接着層4に
適した接着方法として、例えば紫外線硬化樹脂(UV樹
脂)を用いる方法がある。しかし、気泡等の異物の混入
が少なく、照射する波長領域で光を透過し、かつ接着強
度の確保できる方法であればどのような方法で接着層を
形成してもよい。接着層4の厚さt3は、接着強度、均一
な接着層の形成、使用する樹脂材料の材料費、および、
硬化するまでに要する時間等の点から、数〜百μm程度
の値となる。また、裏面Bから光ビームを照射した場合
の収差の発生を抑える点からも100μm以下にする必
要がある。次に、印刷層6について説明する。印刷層6
は、光ディスク1に記録されている内容を使用者が視覚
的に認識できるような図形、文字、または、商品価値を
高めるための、美しい図形や文字などを印刷したもので
あり、通常ラベルとよばれている。そして、印刷層6の
形成は、シルク印刷、オフセット印刷などの公知の印刷
技術が適用できる。
層4は、照射する光ビームの波長領域に対し、少なくと
も第2領域の部分において光を透過する必要がある。ま
た、発生する収差の小さなものが望ましい。接着層4に
適した接着方法として、例えば紫外線硬化樹脂(UV樹
脂)を用いる方法がある。しかし、気泡等の異物の混入
が少なく、照射する波長領域で光を透過し、かつ接着強
度の確保できる方法であればどのような方法で接着層を
形成してもよい。接着層4の厚さt3は、接着強度、均一
な接着層の形成、使用する樹脂材料の材料費、および、
硬化するまでに要する時間等の点から、数〜百μm程度
の値となる。また、裏面Bから光ビームを照射した場合
の収差の発生を抑える点からも100μm以下にする必
要がある。次に、印刷層6について説明する。印刷層6
は、光ディスク1に記録されている内容を使用者が視覚
的に認識できるような図形、文字、または、商品価値を
高めるための、美しい図形や文字などを印刷したもので
あり、通常ラベルとよばれている。そして、印刷層6の
形成は、シルク印刷、オフセット印刷などの公知の印刷
技術が適用できる。
【0026】図1に示すように、印刷層6が形成される
ラベル領域は、対面する情報層3の第2領域3Bを実質
的に避けて設けられている。第2領域が形成される半径
R1とR2の間の領域を広く設けると、主情報を記録する
第1領域3Aが狭くなり記憶容量が減少する。このた
め、第2領域を必要以上に広くせず、裏面Bから半径R
1とR2の間の全領域を再生可能にすることが望ましい。
このため、裏面B側から光ビームを照射したときに形成
される裏面B上での光ビームの広がりをδ1とすると、
裏面Bの少なくとも半径(R1−δ1)と(R2+δ1)の
間の領域を避けて印刷層6を設ける必要がある。図1で
は、δL1>δ1、δL2>δ1となる印刷層6の端からの
距離δL1、δL2に対し、半径(R1−δ1)と(R2+
δ1)の間の領域を避けて印刷層6を設けている。ここ
で、第2透明基板5の厚さをt2、屈折率をn2とし、光
ヘッドの有する光学系の開口数をNA1とすると、第2
透明基板5を出ていく光ビームの集束角θ2はsin
-1(NA1/n2)であり、光ビームは第2透明基板5にお
いてδ1=(t3+t2)tan(θ2)だけ広がる。通常
は、接着層4の厚さt3が透明基板5の厚さt2に比べ充
分に薄いので、δ1=t2・tan(θ2)である
ラベル領域は、対面する情報層3の第2領域3Bを実質
的に避けて設けられている。第2領域が形成される半径
R1とR2の間の領域を広く設けると、主情報を記録する
第1領域3Aが狭くなり記憶容量が減少する。このた
め、第2領域を必要以上に広くせず、裏面Bから半径R
1とR2の間の全領域を再生可能にすることが望ましい。
このため、裏面B側から光ビームを照射したときに形成
される裏面B上での光ビームの広がりをδ1とすると、
裏面Bの少なくとも半径(R1−δ1)と(R2+δ1)の
間の領域を避けて印刷層6を設ける必要がある。図1で
は、δL1>δ1、δL2>δ1となる印刷層6の端からの
距離δL1、δL2に対し、半径(R1−δ1)と(R2+
δ1)の間の領域を避けて印刷層6を設けている。ここ
で、第2透明基板5の厚さをt2、屈折率をn2とし、光
ヘッドの有する光学系の開口数をNA1とすると、第2
透明基板5を出ていく光ビームの集束角θ2はsin
-1(NA1/n2)であり、光ビームは第2透明基板5にお
いてδ1=(t3+t2)tan(θ2)だけ広がる。通常
は、接着層4の厚さt3が透明基板5の厚さt2に比べ充
分に薄いので、δ1=t2・tan(θ2)である
【0027】さて、図1の上側に拡大して示すように、
図示しない光ヘッドからの光ビーム7は、表面Aから照
射され、情報層3上で集束し、光スポット8として情報
層3上に結像する。情報層3からの反射光が光ヘッドに
戻り、信号の再生が行われる。情報層3のピットのある
部分では反射光は周囲と位相が異なるため光学的干渉が
生じて反射率が低下し、ピットのない部分では干渉が生
じないため反射率が高くなる。その結果として反射光量
の変化としての情報の再生が行われる。
図示しない光ヘッドからの光ビーム7は、表面Aから照
射され、情報層3上で集束し、光スポット8として情報
層3上に結像する。情報層3からの反射光が光ヘッドに
戻り、信号の再生が行われる。情報層3のピットのある
部分では反射光は周囲と位相が異なるため光学的干渉が
生じて反射率が低下し、ピットのない部分では干渉が生
じないため反射率が高くなる。その結果として反射光量
の変化としての情報の再生が行われる。
【0028】図2は、図1に示すように表面Aに光ビー
ムが照射されるように、光ディスク1を再生装置に挿入
したときに、光ビーム照射側から見たときの記録層3を
図式的に示す。時計方向に回転するスパイラル状のトラ
ックが内周から外周に向かい形成されている。そして、
内周に太い線で図示する第2の領域3Bが設けてあり、
その外側に細い線で示す第1の領域3Aが設けてある。
第1の領域には、図面上の・・・、S1、S2、S3、S
4、S5、S6、S7、S8、・・・で示す所定の記録単
位での主情報の記録がシーケンシャルに行われており、
これらの記録単位は通常セクタ、ブロック等と呼ばれて
いる。
ムが照射されるように、光ディスク1を再生装置に挿入
したときに、光ビーム照射側から見たときの記録層3を
図式的に示す。時計方向に回転するスパイラル状のトラ
ックが内周から外周に向かい形成されている。そして、
内周に太い線で図示する第2の領域3Bが設けてあり、
その外側に細い線で示す第1の領域3Aが設けてある。
第1の領域には、図面上の・・・、S1、S2、S3、S
4、S5、S6、S7、S8、・・・で示す所定の記録単
位での主情報の記録がシーケンシャルに行われており、
これらの記録単位は通常セクタ、ブロック等と呼ばれて
いる。
【0029】トラック上に照射された光スポット8は、
図示しないトラッキング制御手段により、トラック上に
位置するように制御される。光ディスク1が反時計方向
に回転するため、光ヘッドは、記録単位を、・・・S1→
S2→S3→S4→S5→S6→S7→S8・・・の順序
で内周側から外周に向かって再生する。
図示しないトラッキング制御手段により、トラック上に
位置するように制御される。光ディスク1が反時計方向
に回転するため、光ヘッドは、記録単位を、・・・S1→
S2→S3→S4→S5→S6→S7→S8・・・の順序
で内周側から外周に向かって再生する。
【0030】本実施形態の特徴は、光ディスクの誤挿入
を検出できることである。先に述べたように、再生装置
に装着した面による光スポットと情報トラックの相対的
移動方向の違いにより再生信号のデータ配列が異なるこ
とに着目し、データ配列の方向の検出が容易なデータパ
ターンを情報層の第2領域に形成しておく。そして、以
下に説明するように、第2領域での再生データパターン
のデータ配列の違いにより、面判別を行う。
を検出できることである。先に述べたように、再生装置
に装着した面による光スポットと情報トラックの相対的
移動方向の違いにより再生信号のデータ配列が異なるこ
とに着目し、データ配列の方向の検出が容易なデータパ
ターンを情報層の第2領域に形成しておく。そして、以
下に説明するように、第2領域での再生データパターン
のデータ配列の違いにより、面判別を行う。
【0031】図3を用いて、本発明による光ディスクが
再生装置への誤挿入によって、裏面B側に光ビームが照
射される場合について説明する。光ディスク1は、図1
の場合とは逆に、裏面Bが下側に位置し、表面Aが上側
に位置している。光ビーム7は、第2の透明基板5およ
びこれより薄い接着層4を通って情報層3の裏側に照射
される。このため、光ビーム7が基材表面に入射し情報
層3に到達するまでの光学長が、図1に示す表面A側か
ら照射した場合と近い値となり発生する収差が小さいた
め、情報層3の裏側に光スポット8'が形成される。
再生装置への誤挿入によって、裏面B側に光ビームが照
射される場合について説明する。光ディスク1は、図1
の場合とは逆に、裏面Bが下側に位置し、表面Aが上側
に位置している。光ビーム7は、第2の透明基板5およ
びこれより薄い接着層4を通って情報層3の裏側に照射
される。このため、光ビーム7が基材表面に入射し情報
層3に到達するまでの光学長が、図1に示す表面A側か
ら照射した場合と近い値となり発生する収差が小さいた
め、情報層3の裏側に光スポット8'が形成される。
【0032】図4は、図3に示した状態で、光ビームを
照射した側から光ディスク1を見た時の情報層3を示し
たものである。図2とは逆に、反時計方向に回転するス
パイラル状のトラックが内周から外周に向かって形成さ
れている。このため光ディスク1を同じく反時計方向に
回転させた場合、光スポット8'とトラックとの相対的
移動方向が逆になる。つまり、再生される信号の順番が
図2の場合と逆になり、記録単位の再生順序で示すと、
・・・S8、S7、S6、S5、S4、S3、S2、S1・
・・となる。よって、表面Aから再生した場合と、裏面B
から再生した場合では、再生された信号の時間的な順番
(データ配列)も逆となる。つまり、装着面により光ビー
ム照射側から見たスパイラル方向が逆となるため、情報
トラックと光スポットの相対的移動方向も変わり、その
結果再生された信号のデータ配列も反対になる。この光
スポットと情報トラックの相対的移動方向を判別するこ
とにより、再生装置に装着した面の判別を行うことがで
きるのである。
照射した側から光ディスク1を見た時の情報層3を示し
たものである。図2とは逆に、反時計方向に回転するス
パイラル状のトラックが内周から外周に向かって形成さ
れている。このため光ディスク1を同じく反時計方向に
回転させた場合、光スポット8'とトラックとの相対的
移動方向が逆になる。つまり、再生される信号の順番が
図2の場合と逆になり、記録単位の再生順序で示すと、
・・・S8、S7、S6、S5、S4、S3、S2、S1・
・・となる。よって、表面Aから再生した場合と、裏面B
から再生した場合では、再生された信号の時間的な順番
(データ配列)も逆となる。つまり、装着面により光ビー
ム照射側から見たスパイラル方向が逆となるため、情報
トラックと光スポットの相対的移動方向も変わり、その
結果再生された信号のデータ配列も反対になる。この光
スポットと情報トラックの相対的移動方向を判別するこ
とにより、再生装置に装着した面の判別を行うことがで
きるのである。
【0033】図1に示した誤挿入のない場合、光ヘッド
からは再生された信号がアナログ信号として出力され、
これをアナログ信号処理し、2値化した後ディジタルの
復調、誤り訂正等のディジタル信号処理を行って目的と
する情報を得ている。しかし、図3に示すような誤挿入
時の再生では、光ヘッドから再生信号を得ることはでき
るがデータ配列が逆となるため、上記のような信号処理
を行っても、目的とする情報を得ることはできない。こ
れらの信号処理方法に関しては既に多くの公知の方法が
あり、本発明の本質ではないので詳細な説明は省く。
からは再生された信号がアナログ信号として出力され、
これをアナログ信号処理し、2値化した後ディジタルの
復調、誤り訂正等のディジタル信号処理を行って目的と
する情報を得ている。しかし、図3に示すような誤挿入
時の再生では、光ヘッドから再生信号を得ることはでき
るがデータ配列が逆となるため、上記のような信号処理
を行っても、目的とする情報を得ることはできない。こ
れらの信号処理方法に関しては既に多くの公知の方法が
あり、本発明の本質ではないので詳細な説明は省く。
【0034】面判別(表面再生と裏面再生との判別)に
際しては、光学的記録再生装置は、光ヘッドを光ディス
クの内周方向に移動させ、情報層3の第2領域3Bに光
ビームを照射し、フォーカス制御を動作状態とし、光ス
ポット7を形成させた後、光ヘッドから情報層3上に形
成されたデータを読み取る。
際しては、光学的記録再生装置は、光ヘッドを光ディス
クの内周方向に移動させ、情報層3の第2領域3Bに光
ビームを照射し、フォーカス制御を動作状態とし、光ス
ポット7を形成させた後、光ヘッドから情報層3上に形
成されたデータを読み取る。
【0035】以下、情報層3上に形成された第2領域3
Bのデータパターンの読み取りについて図5と図6を用
いて説明する。図5は、上部には図2に示す状態での第
2領域が拡大して示され、その下に光ヘッドから再生さ
れた信号を2値化した2値化信号D1を示す。第2領域
には、一点鎖線で示す3本のトラックTR1、TR2、
TR3がピット列により形成されている。このトラック
上には、配列方向の判別が容易に行えるデータパターン
として、例えばピットとピット間隔とを、 ピット長L1のピット→長さL2のピット間隔→ピット
長L3のピット→長さL4のピット間隔 の順に配列したものが1周期(TD1)として繰り返し形
成されている。図5には2周期が示される。このデータ
パターンでは、1周期において、ピット長およびピット
間隔が、L1<L2<L3<L4の関係にあり、L1、
L2、L3およびL4は、図面上で左から右に向かい順
次長さの増大するものとなる。このデータパターンは、
第2領域の全域にわたってスパイラル状に繰り返し形成
されている。
Bのデータパターンの読み取りについて図5と図6を用
いて説明する。図5は、上部には図2に示す状態での第
2領域が拡大して示され、その下に光ヘッドから再生さ
れた信号を2値化した2値化信号D1を示す。第2領域
には、一点鎖線で示す3本のトラックTR1、TR2、
TR3がピット列により形成されている。このトラック
上には、配列方向の判別が容易に行えるデータパターン
として、例えばピットとピット間隔とを、 ピット長L1のピット→長さL2のピット間隔→ピット
長L3のピット→長さL4のピット間隔 の順に配列したものが1周期(TD1)として繰り返し形
成されている。図5には2周期が示される。このデータ
パターンでは、1周期において、ピット長およびピット
間隔が、L1<L2<L3<L4の関係にあり、L1、
L2、L3およびL4は、図面上で左から右に向かい順
次長さの増大するものとなる。このデータパターンは、
第2領域の全域にわたってスパイラル状に繰り返し形成
されている。
【0036】光スポットをこの第2領域に照射したと
き、光スポットとトラックの相対的移動方向は、図の中
の矢印で示すように左から右に向かうものとし、再生信
号を2値化した信号D1はピット部で“0"、ピット間
で“1"となるものとする。このとき、2値化信号D1
は、“0"の長さと“1"の長さが、T1→T2→T3→
T4のごとく順次増大する。T1、T2、T3、T4
は、ピット長とピット間隔に対応したパルス間隔とな
り、T1<T2<T3<T4となる。つまり、光ディス
ク1に表面A側から光ビームを照射して情報層3の第2
領域を再生した場合、長さ(“1"または“0"の長さ)が
順次増大する信号を得ることができる。いいかえれば、
長さが順次増大する信号を得ると、光ディスクが装置に
正常に挿入されたと判断できる。
き、光スポットとトラックの相対的移動方向は、図の中
の矢印で示すように左から右に向かうものとし、再生信
号を2値化した信号D1はピット部で“0"、ピット間
で“1"となるものとする。このとき、2値化信号D1
は、“0"の長さと“1"の長さが、T1→T2→T3→
T4のごとく順次増大する。T1、T2、T3、T4
は、ピット長とピット間隔に対応したパルス間隔とな
り、T1<T2<T3<T4となる。つまり、光ディス
ク1に表面A側から光ビームを照射して情報層3の第2
領域を再生した場合、長さ(“1"または“0"の長さ)が
順次増大する信号を得ることができる。いいかえれば、
長さが順次増大する信号を得ると、光ディスクが装置に
正常に挿入されたと判断できる。
【0037】次に、図6を用いて、図3に示す裏面Bか
ら情報層3の第2領域を再生した場合について説明す
る。図6の上部には、図4に示す状態での第2領域が拡
大して示され、その下に、光ヘッドから再生された信号
を2値化した2値化信号D1を示す。第2領域では、同
様に、一点鎖線で示すトラックTR1、TR2、TR3
がピット列により構成される。しかし、このトラック上
でのデータパターンとして、ピットとピット間隔が 長さL4のピット間隔→ピット長L3のピット→長さL
2のピット間隔→ピット長L1のピット の順に配列されたものとなる。これは、図5のごとく表
面Aから再生した状態に比べ、トラックのスパイラル形
成方向が逆となるためであり、再生信号のデータ配列で
は、図面上で左から右に向かい長さが順次減少し、図2
の場合とは逆となる。
ら情報層3の第2領域を再生した場合について説明す
る。図6の上部には、図4に示す状態での第2領域が拡
大して示され、その下に、光ヘッドから再生された信号
を2値化した2値化信号D1を示す。第2領域では、同
様に、一点鎖線で示すトラックTR1、TR2、TR3
がピット列により構成される。しかし、このトラック上
でのデータパターンとして、ピットとピット間隔が 長さL4のピット間隔→ピット長L3のピット→長さL
2のピット間隔→ピット長L1のピット の順に配列されたものとなる。これは、図5のごとく表
面Aから再生した状態に比べ、トラックのスパイラル形
成方向が逆となるためであり、再生信号のデータ配列で
は、図面上で左から右に向かい長さが順次減少し、図2
の場合とは逆となる。
【0038】そして、この状態で光ディスク1を図1の
説明で述べたように反時計方向に回転させたとき、2値
化信号D1の長さが、T4→T3→T2→T1のごとく
順次減少する。つまり、光ディスク1の裏面B側から光
ビームを照射して情報層3の第2領域を再生した場合、
表面Aからの再生とは逆に、長さが順次減少する信号と
なる。よって、2値化信号D1の長さを計測し、この長
さが順次減少しているか、順次増大しているかを検出す
れば、データ配列の方向を検出でき、したがって、表面
Aから再生されているか、裏面Bから再生されているか
が判別できる。
説明で述べたように反時計方向に回転させたとき、2値
化信号D1の長さが、T4→T3→T2→T1のごとく
順次減少する。つまり、光ディスク1の裏面B側から光
ビームを照射して情報層3の第2領域を再生した場合、
表面Aからの再生とは逆に、長さが順次減少する信号と
なる。よって、2値化信号D1の長さを計測し、この長
さが順次減少しているか、順次増大しているかを検出す
れば、データ配列の方向を検出でき、したがって、表面
Aから再生されているか、裏面Bから再生されているか
が判別できる。
【0039】図7は、図5と図6で述べたような長さが
順次増加するようなデータパターンを情報層の第2の領
域に形成したときに適用される光学的記録再生装置を示
す。本装置は、従来の光学的記録再生装置と異なる点
は、第2領域に関連する部分である。従来と同様に、ス
ピンドルモータ(図示しない)を備え、光ディスク1を
回転駆動する駆動部10と、光源(半導体レーザ)11
により光ビームを光ディスク1に照射する光ヘッド13
が備えられる。光ヘッド13は、フォーカス制御装置に
より光ビームを集束し光スポットを光ディスク1の上に
形成する。光ヘッド13は、移送装置12により半径方
向に情報層上の第1領域と第2領域上に移送される。こ
こで、トラッキング制御も行われる。光ヘッド13から
の信号は増幅器14により増幅され、第1領域復調回路
15により再生される。一方、記録されるデータは、第
1領域変調回路16により変調され、光ヘッド13によ
り光ディスク1に記録される。以上の構成は従来の光学
的記録再生装置と同様である。本装置は、さらに、面判
別のために、第2領域復調回路17と面判別回路18を
備える。移送装置12により第2領域に移送された光ヘ
ッド13は、第2領域のデータパターンを読み取り、第
2領域復調回路17が、読み取った信号を復調する。復
調された信号は、次に詳細に説明する面判別回路18に
より表面か裏面かが判別される。裏面であると判別され
た場合には、警告回路19によりエラーメッセージを表
示して、誤挿入を使用者に警告する。
順次増加するようなデータパターンを情報層の第2の領
域に形成したときに適用される光学的記録再生装置を示
す。本装置は、従来の光学的記録再生装置と異なる点
は、第2領域に関連する部分である。従来と同様に、ス
ピンドルモータ(図示しない)を備え、光ディスク1を
回転駆動する駆動部10と、光源(半導体レーザ)11
により光ビームを光ディスク1に照射する光ヘッド13
が備えられる。光ヘッド13は、フォーカス制御装置に
より光ビームを集束し光スポットを光ディスク1の上に
形成する。光ヘッド13は、移送装置12により半径方
向に情報層上の第1領域と第2領域上に移送される。こ
こで、トラッキング制御も行われる。光ヘッド13から
の信号は増幅器14により増幅され、第1領域復調回路
15により再生される。一方、記録されるデータは、第
1領域変調回路16により変調され、光ヘッド13によ
り光ディスク1に記録される。以上の構成は従来の光学
的記録再生装置と同様である。本装置は、さらに、面判
別のために、第2領域復調回路17と面判別回路18を
備える。移送装置12により第2領域に移送された光ヘ
ッド13は、第2領域のデータパターンを読み取り、第
2領域復調回路17が、読み取った信号を復調する。復
調された信号は、次に詳細に説明する面判別回路18に
より表面か裏面かが判別される。裏面であると判別され
た場合には、警告回路19によりエラーメッセージを表
示して、誤挿入を使用者に警告する。
【0040】図8は、面判別装置18の一実施形態を示
す。面判別装置は、パルス変換回路30、第1遅延回路
31、第2遅延回路32、期間カウンタ33、第1レジ
スタ34、第2レジスタ35、ディジタル比較器36、
第1ANDゲート37、第2ANDゲート38、アップ
ダウンカウンタ39およびマイクロコンピュータ40か
ら構成される。図9と図10は、正常な挿入の場合と誤
挿入の場合の面判別装置の各部における波形を示す。
す。面判別装置は、パルス変換回路30、第1遅延回路
31、第2遅延回路32、期間カウンタ33、第1レジ
スタ34、第2レジスタ35、ディジタル比較器36、
第1ANDゲート37、第2ANDゲート38、アップ
ダウンカウンタ39およびマイクロコンピュータ40か
ら構成される。図9と図10は、正常な挿入の場合と誤
挿入の場合の面判別装置の各部における波形を示す。
【0041】図8と図9を用いて、図1に示したような
表面Aに光ビームが照射され、情報層3の第2領域が再
生されているときの面判別装置の構成および動作につい
て説明する。図8に示す回路において、光ヘッドからの
2値化信号D1はパルス変換回路30に加えられる。一
方、クロック信号D2は、パルス変換回路30、第1遅
延回路31、第2遅延回路32及び期間カウンタ33に
加えられる。パルス変換回路30は、2値化信号D1の
立ち上がり及び立ち下がりでクロック信号D2に同期し
たパルス信号D3を発生する。このパルス信号D3は第
1遅延回路31および第2レジスタ35に加えられる。
第1遅延回路31はクロック信号の1周期(δT)だけ信
号D3を遅延させた第1遅延信号D4を出力する。この
信号D4は、第2遅延回路32、期間カウンタ33及び
第1レジスタ34に加えられる。そして、第2遅延回路
32は、第1遅延信号D4をδTだけ遅延させた第2遅
延信号D5を、第1ANDゲート37と第2ANDゲー
ト38に出力する。なお、パルス信号D3、第1遅延信
号D4および第2遅延信号D5は、時間が順次遅れるだ
けで、その周期は皆等しいものとなる。
表面Aに光ビームが照射され、情報層3の第2領域が再
生されているときの面判別装置の構成および動作につい
て説明する。図8に示す回路において、光ヘッドからの
2値化信号D1はパルス変換回路30に加えられる。一
方、クロック信号D2は、パルス変換回路30、第1遅
延回路31、第2遅延回路32及び期間カウンタ33に
加えられる。パルス変換回路30は、2値化信号D1の
立ち上がり及び立ち下がりでクロック信号D2に同期し
たパルス信号D3を発生する。このパルス信号D3は第
1遅延回路31および第2レジスタ35に加えられる。
第1遅延回路31はクロック信号の1周期(δT)だけ信
号D3を遅延させた第1遅延信号D4を出力する。この
信号D4は、第2遅延回路32、期間カウンタ33及び
第1レジスタ34に加えられる。そして、第2遅延回路
32は、第1遅延信号D4をδTだけ遅延させた第2遅
延信号D5を、第1ANDゲート37と第2ANDゲー
ト38に出力する。なお、パルス信号D3、第1遅延信
号D4および第2遅延信号D5は、時間が順次遅れるだ
けで、その周期は皆等しいものとなる。
【0042】さて、長さカウンタ33は、クロック信号
D2により第1遅延信号D4の期間を計測し、時間とと
もに値の変化する期間カウント信号D6を出力する。こ
の信号D6は、信号D4の立ち上がりで“0"にリセッ
トされ、次の立ち上がりまで順次増加するものであり、
“0"にリセットされる直前には2値化信号D1の期間
T1、T2、T3、T4に対応した最終計数値N1、N
2、N3、N4が順次得られる。そして、この信号D6
は第1レジスタ34に送られる。なお、T4>T3>T
2>T1の関係にあるため、最終計数値は、N4>N3
>N2>N1となる。第1レジスタ34は、第1遅延信
号D4の立ち上がりに同期して期間カウント信号D6の
最終計数値N1、N2、N3、N4を取り込み、次の立
ち上がりまでこの値を保持する。そして第1レジスタ1
2の出力信号D7は第2のレジスタ13とデジタル比較
器37に加えられる。一方、第2レジスタ35は、パル
ス信号D3の立ち上がりに同期して第1レジスタ34の
出力信号D7を記憶し、第1レジスタの出力が次の最終
計数値に変わる直前の値を保持する。このため、第2レ
ジスタ35の出力信号D8は、第1レジスタの出力信号
D7に比べ、パルス信号D3のパルス1個分遅れた信号
となる。図8に示すように、第1のレジスタ34の出力
信号D7が N4→N1→N2→N3→N4 と変化するのに対し、第2レジスタ35の出力信号D8
は N3→N4→N1→N2→N3 と変化する。この2つの出力信号D7、D8がディジタ
ル比較器36に出力される。
D2により第1遅延信号D4の期間を計測し、時間とと
もに値の変化する期間カウント信号D6を出力する。こ
の信号D6は、信号D4の立ち上がりで“0"にリセッ
トされ、次の立ち上がりまで順次増加するものであり、
“0"にリセットされる直前には2値化信号D1の期間
T1、T2、T3、T4に対応した最終計数値N1、N
2、N3、N4が順次得られる。そして、この信号D6
は第1レジスタ34に送られる。なお、T4>T3>T
2>T1の関係にあるため、最終計数値は、N4>N3
>N2>N1となる。第1レジスタ34は、第1遅延信
号D4の立ち上がりに同期して期間カウント信号D6の
最終計数値N1、N2、N3、N4を取り込み、次の立
ち上がりまでこの値を保持する。そして第1レジスタ1
2の出力信号D7は第2のレジスタ13とデジタル比較
器37に加えられる。一方、第2レジスタ35は、パル
ス信号D3の立ち上がりに同期して第1レジスタ34の
出力信号D7を記憶し、第1レジスタの出力が次の最終
計数値に変わる直前の値を保持する。このため、第2レ
ジスタ35の出力信号D8は、第1レジスタの出力信号
D7に比べ、パルス信号D3のパルス1個分遅れた信号
となる。図8に示すように、第1のレジスタ34の出力
信号D7が N4→N1→N2→N3→N4 と変化するのに対し、第2レジスタ35の出力信号D8
は N3→N4→N1→N2→N3 と変化する。この2つの出力信号D7、D8がディジタ
ル比較器36に出力される。
【0043】ディジタル比較器36は、2つの入力信号
D7、D8の数値比較を行い、その比較結果として第1
比較信号D9と第2比較信号D10の2つの信号を出力
する。ここに、第1比較信号D9は、信号D7、D8
が、 D7≧D8 のとき“1"であり、 D7<D8 のとき“0"となる。また、第2比較信号D10は、信
号D7、D8が D7≦D8 のとき“1"であり、 D7>D8 のとき“0"となる。よって、図9に示すように、第1
比較信号D9は、信号D7が“N1"で信号D8が“N
4"となる期間A(図9参照)においてのみ“0"であ
り、他の期間では“1"となる。逆に、第2比較信号D
10は期間Aにおいてのみ“1"となる。この期間A
は、2値化信号D1の期間が“N4"→“N1"と減少し
たとき、信号D3の周期で約パルス1個分だけ遅れて発
生する。
D7、D8の数値比較を行い、その比較結果として第1
比較信号D9と第2比較信号D10の2つの信号を出力
する。ここに、第1比較信号D9は、信号D7、D8
が、 D7≧D8 のとき“1"であり、 D7<D8 のとき“0"となる。また、第2比較信号D10は、信
号D7、D8が D7≦D8 のとき“1"であり、 D7>D8 のとき“0"となる。よって、図9に示すように、第1
比較信号D9は、信号D7が“N1"で信号D8が“N
4"となる期間A(図9参照)においてのみ“0"であ
り、他の期間では“1"となる。逆に、第2比較信号D
10は期間Aにおいてのみ“1"となる。この期間A
は、2値化信号D1の期間が“N4"→“N1"と減少し
たとき、信号D3の周期で約パルス1個分だけ遅れて発
生する。
【0044】第1比較信号D9は第1ANDゲート37
に加えられ、第2比較信号D10は第2ANDゲート3
8に加えられる。一方、第2遅延信号D5もこれらのA
NDゲート37、38に加えられる。このため、図9に
示すように、第1ANDゲート37は、信号D5を期間
Aにおいて削除したアップ信号D11を出力し、第2A
NDゲート38は、信号D5を期間Aにおいて取り出し
たダウン信号D12を出力する。このアップ信号D11
とダウン信号D12はそれぞれアップダウンカウンタ3
9のUP端子とDOWN端子に加えられる。
に加えられ、第2比較信号D10は第2ANDゲート3
8に加えられる。一方、第2遅延信号D5もこれらのA
NDゲート37、38に加えられる。このため、図9に
示すように、第1ANDゲート37は、信号D5を期間
Aにおいて削除したアップ信号D11を出力し、第2A
NDゲート38は、信号D5を期間Aにおいて取り出し
たダウン信号D12を出力する。このアップ信号D11
とダウン信号D12はそれぞれアップダウンカウンタ3
9のUP端子とDOWN端子に加えられる。
【0045】アップダウンカウンタ39は、UP端子に
パルスが入力されると、その出力であるパルス差信号D
13の値を増加し、DOWN端子にパルスが入力される
と、パルス差信号D13の値を減少する。こうして、そ
れぞれの端子に入力されたパルス数の差をパルス差信号
D13として出力する。図9に示す例では、アップダウ
ンカウンタ39には、2値化信号D1の1周期であるT
D1の期間に、アップ信号が3個、ダウン信号が1個加
えられる。こうして、その出力信号であるパルス差信号
D13はカウント値が2だけ増加する。
パルスが入力されると、その出力であるパルス差信号D
13の値を増加し、DOWN端子にパルスが入力される
と、パルス差信号D13の値を減少する。こうして、そ
れぞれの端子に入力されたパルス数の差をパルス差信号
D13として出力する。図9に示す例では、アップダウ
ンカウンタ39には、2値化信号D1の1周期であるT
D1の期間に、アップ信号が3個、ダウン信号が1個加
えられる。こうして、その出力信号であるパルス差信号
D13はカウント値が2だけ増加する。
【0046】マイクロコンピュータ40はパルス差信号
D13を受け取り、その値を内部のメモリに取り込む。
マイクロコンピュータ40の内部では正の基準値+Nr
と負の基準値−Nrが設定されている。パルス差信号D
13の値が、正の基準値+Nrを越えると、再生された
データの配列方向として周期が順次増加する方向と判断
し、表面Aが再生されているものと判別する。逆に、信
号D13が負の数値で−Nrを越えると、再生されたデ
ータの配列方向として周期が順次減少する方向と判断
し、表面Bが再生されていると判別する。
D13を受け取り、その値を内部のメモリに取り込む。
マイクロコンピュータ40の内部では正の基準値+Nr
と負の基準値−Nrが設定されている。パルス差信号D
13の値が、正の基準値+Nrを越えると、再生された
データの配列方向として周期が順次増加する方向と判断
し、表面Aが再生されているものと判別する。逆に、信
号D13が負の数値で−Nrを越えると、再生されたデ
ータの配列方向として周期が順次減少する方向と判断
し、表面Bが再生されていると判別する。
【0047】図9に示す例では、信号D13が、図の右
端において、正の基準値+Nrと一致し、これにより再
生データパターンの周期が順次減少していることが検出
されるので、この時点でマイクロコンピュータ40は表
面Aが再生されていると判断する。マイクロコンピュー
タ40は、この判断に基づき次の動作に移行する指令、
例えば第1領域への検索指令などを発生する。
端において、正の基準値+Nrと一致し、これにより再
生データパターンの周期が順次減少していることが検出
されるので、この時点でマイクロコンピュータ40は表
面Aが再生されていると判断する。マイクロコンピュー
タ40は、この判断に基づき次の動作に移行する指令、
例えば第1領域への検索指令などを発生する。
【0048】次に、図8のブロック図と図10の波形図
を参照して、図3に示したような裏面Bに光ビームが照
射され、情報層3の第2領域が再生されている時の面判
別装置の動作について説明する。図10において、2値
化信号D1は、データ配列が逆となるため、T4→T3
→T2→T1のように順次パルス幅が減少する。そし
て、パルス信号D3も期間が信号D1のパルス幅と同じ
く順次減少する信号となる。また、第1の遅延信号D4
はパルス信号D3をδTだけ遅延させた信号で、第2の
遅延信号D5は信号D4をδTだけ遅延させた信号とな
る。また、期間カウント信号D6の最終計数値は、信号
D1のパルス幅の変化がT4→T3→T2→T1になる
のに対応してN4→N3→N2→N1と順次減少する。
よって第1レジスタ出力信号D7も N1→N4→N3→N2→N1 のように順次減少し、第2レジスタの出力信号D8は信
号D7に対し信号D3の1パルス分遅れた信号となり、 N2→N1→N4→N3→N2 のように変化する。この結果、第1比較信号D9は、信
号D7が“N4"で信号D8が“N1"となる期間B(図
10参照)においてのみ、“1"となり、第2比較信号
D10は期間Bにおいてのみ、“0"となる。よって、
アップ信号D11は、期間Bにおいて第2の遅延信号D
5を抜きだしたものとなり、2値化信号D1の1周期中
で1個のパルスが発生する。また、ダウン信号D12は
期間Bにおいて、信号D5を削除したものとなり、2値
化信号D1の1周期中に3個のパルスが発生する。この
ため、パルス差信号D13は、信号D1の1周期である
TD1の期間にカウント値が2だけ減少し負方向に増加
する信号となる。
を参照して、図3に示したような裏面Bに光ビームが照
射され、情報層3の第2領域が再生されている時の面判
別装置の動作について説明する。図10において、2値
化信号D1は、データ配列が逆となるため、T4→T3
→T2→T1のように順次パルス幅が減少する。そし
て、パルス信号D3も期間が信号D1のパルス幅と同じ
く順次減少する信号となる。また、第1の遅延信号D4
はパルス信号D3をδTだけ遅延させた信号で、第2の
遅延信号D5は信号D4をδTだけ遅延させた信号とな
る。また、期間カウント信号D6の最終計数値は、信号
D1のパルス幅の変化がT4→T3→T2→T1になる
のに対応してN4→N3→N2→N1と順次減少する。
よって第1レジスタ出力信号D7も N1→N4→N3→N2→N1 のように順次減少し、第2レジスタの出力信号D8は信
号D7に対し信号D3の1パルス分遅れた信号となり、 N2→N1→N4→N3→N2 のように変化する。この結果、第1比較信号D9は、信
号D7が“N4"で信号D8が“N1"となる期間B(図
10参照)においてのみ、“1"となり、第2比較信号
D10は期間Bにおいてのみ、“0"となる。よって、
アップ信号D11は、期間Bにおいて第2の遅延信号D
5を抜きだしたものとなり、2値化信号D1の1周期中
で1個のパルスが発生する。また、ダウン信号D12は
期間Bにおいて、信号D5を削除したものとなり、2値
化信号D1の1周期中に3個のパルスが発生する。この
ため、パルス差信号D13は、信号D1の1周期である
TD1の期間にカウント値が2だけ減少し負方向に増加
する信号となる。
【0049】マイクロコンピュータ40は、信号D13
を取り込み、その値が負の基準値−Nrを越えると裏面
Bが再生されていると判別する。図10の場合、図面の
右端において信号D13が負の基準値−Nrと一致し、
これにより再生データパターンの周期が順次減少してい
ることが検出される。マイクロコンピュータ40は、こ
の時点で裏面Bが再生されていると判断する。
を取り込み、その値が負の基準値−Nrを越えると裏面
Bが再生されていると判別する。図10の場合、図面の
右端において信号D13が負の基準値−Nrと一致し、
これにより再生データパターンの周期が順次減少してい
ることが検出される。マイクロコンピュータ40は、こ
の時点で裏面Bが再生されていると判断する。
【0050】マイクロコンピュータ40はこの判断に基
づき、異常処理動作を行う。すなわち、レーザビームの
照射の停止、フォーカス制御やスピンドルモータの制御
などを停止する制御動作停止を指令する。さらに、誤挿
入であることを使用者に知らせるため、警報装置19に
より必要に応じて視覚的または聴覚的に警告する。また
は、再生装置からの光ディスク1を排出し、あるいは両
者を同時に行う。あるいは、チェンジャシステムのよう
な装置では、これを制御しているホストコンピュータに
誤挿入であることを知らせる。
づき、異常処理動作を行う。すなわち、レーザビームの
照射の停止、フォーカス制御やスピンドルモータの制御
などを停止する制御動作停止を指令する。さらに、誤挿
入であることを使用者に知らせるため、警報装置19に
より必要に応じて視覚的または聴覚的に警告する。また
は、再生装置からの光ディスク1を排出し、あるいは両
者を同時に行う。あるいは、チェンジャシステムのよう
な装置では、これを制御しているホストコンピュータに
誤挿入であることを知らせる。
【0051】以上で光ディスク及びそれを用いた面判別
方法の一実施形態の説明を終わるが、本実施形態には種
々の変形が可能である。たとえば、情報層3に設けられ
た第2領域でのデータパターンは、図2で説明した様な
スパイラル状のトラックでなく、同心円状のトラックで
もよい。
方法の一実施形態の説明を終わるが、本実施形態には種
々の変形が可能である。たとえば、情報層3に設けられ
た第2領域でのデータパターンは、図2で説明した様な
スパイラル状のトラックでなく、同心円状のトラックで
もよい。
【0052】また、情報層3の第1領域3Aと第2領域
3Bで、トラックピッチ、ピット幅、ピット長、ピット
間隔等が異なったものを用いても良い。第1領域3Aで
は主情報の記録できる容量を多くするため、記録密度を
高めなければならないが、これに対し、第2領域3Bは
面判別に使用する領域であり、データの配列方向の判別
が行えれば良く記録密度を高める必要性が低い。むし
ろ、安定して読み出せるような記録密度の低いデータパ
ターンを形成する方が好ましい場合もある。
3Bで、トラックピッチ、ピット幅、ピット長、ピット
間隔等が異なったものを用いても良い。第1領域3Aで
は主情報の記録できる容量を多くするため、記録密度を
高めなければならないが、これに対し、第2領域3Bは
面判別に使用する領域であり、データの配列方向の判別
が行えれば良く記録密度を高める必要性が低い。むし
ろ、安定して読み出せるような記録密度の低いデータパ
ターンを形成する方が好ましい場合もある。
【0053】また、第2領域3Bにおいて、ピットから
なるトラックを構成せず、例えば図11に示すような光
ディスクの中心から外周に向かう放射状の帯を形成して
もよい。この帯の幅を、図5、6で説明したようなデー
タ配列の方向の識別が行える第1の低反射率帯(幅L
1)61→第1の高反射率帯(幅L2)62→第2の低反
射率帯(幅L3)63→第2の高反射率帯(幅L4)64
を1周期として、第2の領域全周に渡って繰り返し形成
する。(図11では1周期を示す。)この帯61〜64
の形成は、例えば低反射率帯はエッチングにより情報層
を取り除いて形成し、高反射率帯は情報層をそのまま残
すことにより実現できる。また、幅の狭い凹凸の帯を情
報層に形成することによっても実現できる。また、凹凸
のピットにより低反射率帯61、63を形成し、ピット
を付けない部分を高反射率帯62、64として用いても
よい。このように、第2領域3Bに形成するデータパタ
ーンは、第1領域3Aに記録される主情報と異なるデー
タ変調方式で記録してもよい。
なるトラックを構成せず、例えば図11に示すような光
ディスクの中心から外周に向かう放射状の帯を形成して
もよい。この帯の幅を、図5、6で説明したようなデー
タ配列の方向の識別が行える第1の低反射率帯(幅L
1)61→第1の高反射率帯(幅L2)62→第2の低反
射率帯(幅L3)63→第2の高反射率帯(幅L4)64
を1周期として、第2の領域全周に渡って繰り返し形成
する。(図11では1周期を示す。)この帯61〜64
の形成は、例えば低反射率帯はエッチングにより情報層
を取り除いて形成し、高反射率帯は情報層をそのまま残
すことにより実現できる。また、幅の狭い凹凸の帯を情
報層に形成することによっても実現できる。また、凹凸
のピットにより低反射率帯61、63を形成し、ピット
を付けない部分を高反射率帯62、64として用いても
よい。このように、第2領域3Bに形成するデータパタ
ーンは、第1領域3Aに記録される主情報と異なるデー
タ変調方式で記録してもよい。
【0054】また、本発明は、再生専用の光ディスクだ
けでなく、記録型の光ディスクあるいは、再生専用の領
域と記録領域が同一情報層上に混在した光ディスク等の
光学的情報記録媒体およびそれを用いた光学的記録再生
装置にも適用できる。
けでなく、記録型の光ディスクあるいは、再生専用の領
域と記録領域が同一情報層上に混在した光ディスク等の
光学的情報記録媒体およびそれを用いた光学的記録再生
装置にも適用できる。
【0055】また、本発明は、情報層が一層の光ディス
クに限定されず、複数の情報層が設けられた光ディスク
にも適用できる。さらに、複数の情報層があり、再生専
用の情報層と記録用の情報層が混在するような光ディス
クなどの光学的情報記録媒体およびそれを用いた光学的
記録再生装置にも適用可能である。特に、複数の情報層
を有する光学的情報記録媒体においては、情報層ごとに
第2領域を設け、かつ、情報層ごとに第2領域に形成す
るデータパターンを異ならせておくと、装着面の判別
(表面Aと裏面Bの判別)だけでなく、どの情報層を再
生しているかを判別できる。この情報層判別も、本発明
の面判別の範疇に含まれる。
クに限定されず、複数の情報層が設けられた光ディスク
にも適用できる。さらに、複数の情報層があり、再生専
用の情報層と記録用の情報層が混在するような光ディス
クなどの光学的情報記録媒体およびそれを用いた光学的
記録再生装置にも適用可能である。特に、複数の情報層
を有する光学的情報記録媒体においては、情報層ごとに
第2領域を設け、かつ、情報層ごとに第2領域に形成す
るデータパターンを異ならせておくと、装着面の判別
(表面Aと裏面Bの判別)だけでなく、どの情報層を再
生しているかを判別できる。この情報層判別も、本発明
の面判別の範疇に含まれる。
【0056】次に、第2領域に形成するデータ配列方向
判別用のデータパターンについて述べる。本発明に用い
るデータパターンは、実施形態において説明したパルス
幅が順次増加するものでなく、逆にパルス幅が順次減少
するものでもよい。また、データパターンとしてパルス
幅が順次増加もしくは減少するようなものを用いた場
合、本実施形態においてはL1、L2、L3、L4の長
さの異なる4種類のデータパターンを用いた例について
説明した。しかし、一般に3種類以上の長さの異なるデ
ータパターンであれば、データの配列方向の判別は可能
である。なお、データパターンは、パルス幅が順次増加
または減少するものに限られない。
判別用のデータパターンについて述べる。本発明に用い
るデータパターンは、実施形態において説明したパルス
幅が順次増加するものでなく、逆にパルス幅が順次減少
するものでもよい。また、データパターンとしてパルス
幅が順次増加もしくは減少するようなものを用いた場
合、本実施形態においてはL1、L2、L3、L4の長
さの異なる4種類のデータパターンを用いた例について
説明した。しかし、一般に3種類以上の長さの異なるデ
ータパターンであれば、データの配列方向の判別は可能
である。なお、データパターンは、パルス幅が順次増加
または減少するものに限られない。
【0057】情報層の表面と裏面の判別あるいは複数の
情報層を有する光学的情報記録媒体の情報層の判別にお
いて、情報層3は、再生装置に挿入後、できるだけ短時
間に判別を行えることが望ましい。具体的には、挿入直
後に光ディスクを回転駆動するスピンドルモータの回転
開始とほぼ同時に判別が行えることが望ましく、さらに
詳細には、フォーカス制御系を動作状態にし、公知のフ
ォーカス引き込み方法によりモータの回転開始から少し
遅れてフォーカスを引き込ませ、モータが所定回転数に
達する前の加速中に、しかも、トラッキング制御が動作
していない状態で判別が行えることが望ましい。そのた
め、3種類以上の期間からなり、その期間が順次増加も
しくは減少するような変調を行ったデータパターンは、
判別が容易であるため、本発明に適したものと言える。
情報層を有する光学的情報記録媒体の情報層の判別にお
いて、情報層3は、再生装置に挿入後、できるだけ短時
間に判別を行えることが望ましい。具体的には、挿入直
後に光ディスクを回転駆動するスピンドルモータの回転
開始とほぼ同時に判別が行えることが望ましく、さらに
詳細には、フォーカス制御系を動作状態にし、公知のフ
ォーカス引き込み方法によりモータの回転開始から少し
遅れてフォーカスを引き込ませ、モータが所定回転数に
達する前の加速中に、しかも、トラッキング制御が動作
していない状態で判別が行えることが望ましい。そのた
め、3種類以上の期間からなり、その期間が順次増加も
しくは減少するような変調を行ったデータパターンは、
判別が容易であるため、本発明に適したものと言える。
【0058】それに対し、第1領域に記録された主情報
のようなデータの場合、複雑な変調やその他の信号処理
を行っており、データの配列方向を判別する事は理論的
には可能であるが容易に行うことはできず、本発明の目
的に適さない。かつ、前述のごとくスピンドルモータが
所定回転数に達する前の加速期間中に、しかもトラッキ
ング制御系が非動作の状態で面判別あるいは層判別を行
うことはさらに困難となる。したがって、これらは、本
発明で記載している「データの配列方向の判別が容易に
できるデータパターン」の範疇には含まれない。
のようなデータの場合、複雑な変調やその他の信号処理
を行っており、データの配列方向を判別する事は理論的
には可能であるが容易に行うことはできず、本発明の目
的に適さない。かつ、前述のごとくスピンドルモータが
所定回転数に達する前の加速期間中に、しかもトラッキ
ング制御系が非動作の状態で面判別あるいは層判別を行
うことはさらに困難となる。したがって、これらは、本
発明で記載している「データの配列方向の判別が容易に
できるデータパターン」の範疇には含まれない。
【0059】ただし、第2領域3Bに形成するデータパ
ターンは、期間が順次増加もしくは減少するものに限ら
れず、データ判別が可能なものであればよい。単純な変
調を行いそのデータの配列方向がトラッキング制御が非
動作状態でも容易に判別可能なもので有れば、第2領域
に形成するデータパターンとして用いられる。
ターンは、期間が順次増加もしくは減少するものに限ら
れず、データ判別が可能なものであればよい。単純な変
調を行いそのデータの配列方向がトラッキング制御が非
動作状態でも容易に判別可能なもので有れば、第2領域
に形成するデータパターンとして用いられる。
【0060】データパターンとしては、前述のようにト
ラッキング制御が非動作状態でも判別が行えるものが好
ましい。特に裏面側を再生する時はスパイラル方向が逆
になることに起因して、光ヘッドを移動させるトラバー
ス制御系の極性を逆にしないとトラッキング制御が不安
定になるなどの問題があるので、トラッキング制御を非
動作にしたままでも面判別が行えるようなデータパター
ンが好ましい。これを実現するためにはデータパターン
の周期(実施形態で述べた周期TD1)が短いものがよ
い。具体的には、1トラック(光ディスク1周分)に対
し、その1/40以下に設定することが好ましい。この
1/40以下より短い場合、トラッキング制御を非動作
状態にしても安定にデータの再生が行えることが実験的
に確認されている。従って、このデータパターンの周期
TD1は、図1に関して述べた第2の記録領域の記録単
位より短いものとなる。
ラッキング制御が非動作状態でも判別が行えるものが好
ましい。特に裏面側を再生する時はスパイラル方向が逆
になることに起因して、光ヘッドを移動させるトラバー
ス制御系の極性を逆にしないとトラッキング制御が不安
定になるなどの問題があるので、トラッキング制御を非
動作にしたままでも面判別が行えるようなデータパター
ンが好ましい。これを実現するためにはデータパターン
の周期(実施形態で述べた周期TD1)が短いものがよ
い。具体的には、1トラック(光ディスク1周分)に対
し、その1/40以下に設定することが好ましい。この
1/40以下より短い場合、トラッキング制御を非動作
状態にしても安定にデータの再生が行えることが実験的
に確認されている。従って、このデータパターンの周期
TD1は、図1に関して述べた第2の記録領域の記録単
位より短いものとなる。
【0061】また、本発明で述べている光学的記録再生
装置は、再生専用の装置、記録動作のみ行う装置、記録
し且つ再生も行う装置などをすべてを含んでいる。さら
に、本発明に用いるラベルは、実施形態で述べたような
印刷によるものでなく、紙や薄いプラスチックシートを
裏面Bに貼り付けても良い。この場合も対面する情報層
3上の第2の領域を避けて裏面B側にラベルを貼り付け
る。また、印刷層(ラベル層)を裏面に設ける場合にお
いて、ディスク製造メーカがラベル面の形成を行うので
はなく使用者が製品購入後貼り付ける場合も、本発明の
適用に含まれる。
装置は、再生専用の装置、記録動作のみ行う装置、記録
し且つ再生も行う装置などをすべてを含んでいる。さら
に、本発明に用いるラベルは、実施形態で述べたような
印刷によるものでなく、紙や薄いプラスチックシートを
裏面Bに貼り付けても良い。この場合も対面する情報層
3上の第2の領域を避けて裏面B側にラベルを貼り付け
る。また、印刷層(ラベル層)を裏面に設ける場合にお
いて、ディスク製造メーカがラベル面の形成を行うので
はなく使用者が製品購入後貼り付ける場合も、本発明の
適用に含まれる。
【0062】さらに、データパターンは、その配列が判
別できれば良いので、第2領域の全領域にデータパター
ンを設ける必要はなく、一部に設けてもよい。この適用
としてピットアートと呼ばれるものがある。ピットアー
トとは、ピットを設けた部分がピットによる光学的回折
により光が散乱し反射率が低下すること、およびピット
の形成されない平坦部の反射率が高くなる反射率の差を
利用し視覚的に認識できる像(図形や文字)を描くもの
であり、情報層3の第2領域にピットアートを形成する
ことができる。
別できれば良いので、第2領域の全領域にデータパター
ンを設ける必要はなく、一部に設けてもよい。この適用
としてピットアートと呼ばれるものがある。ピットアー
トとは、ピットを設けた部分がピットによる光学的回折
により光が散乱し反射率が低下すること、およびピット
の形成されない平坦部の反射率が高くなる反射率の差を
利用し視覚的に認識できる像(図形や文字)を描くもの
であり、情報層3の第2領域にピットアートを形成する
ことができる。
【0063】このピットアートについて図12を用いて
説明する。図12は光ディスク1を裏面Bから見た図で
あり、データ配列の判別が行えるデータパターンを形成
した第2領域3Bがディスク半径上の半径R1とR2の間
の領域に設けられ、R2とR3の間の領域に主情報を記録
した第1領域3Aが設けられる。半径R1、R2、R3、
R4は図1で説明したものと同じであり、説明は省略す
る。また、ラベル層は実質的に半径R1とR2の間の領域
を避けて設けられる。
説明する。図12は光ディスク1を裏面Bから見た図で
あり、データ配列の判別が行えるデータパターンを形成
した第2領域3Bがディスク半径上の半径R1とR2の間
の領域に設けられ、R2とR3の間の領域に主情報を記録
した第1領域3Aが設けられる。半径R1、R2、R3、
R4は図1で説明したものと同じであり、説明は省略す
る。また、ラベル層は実質的に半径R1とR2の間の領域
を避けて設けられる。
【0064】さて図12において、半径R1とR2の間の
領域にはデータ配列の判別が行えるデータパターンを有
するピットが形成されているが、その一部においてピッ
トを設けない平坦な面も形成して画像を描くことができ
る。図12では、情報層3上の第2領域に“MATSU
SHITA DVD"なる文字列を描いている。拡大し
て示すように、ピットを設けない平坦部81で上記文字
列を描き、その周囲の部分はピット82からなるピット
部83である。このため、文字列部分81が高反射率と
なるので反射率差で文字列が視覚で認識できるようにな
る。
領域にはデータ配列の判別が行えるデータパターンを有
するピットが形成されているが、その一部においてピッ
トを設けない平坦な面も形成して画像を描くことができ
る。図12では、情報層3上の第2領域に“MATSU
SHITA DVD"なる文字列を描いている。拡大し
て示すように、ピットを設けない平坦部81で上記文字
列を描き、その周囲の部分はピット82からなるピット
部83である。このため、文字列部分81が高反射率と
なるので反射率差で文字列が視覚で認識できるようにな
る。
【0065】また、通常の光学的記録再生装置では、図
1に示すように光ビームを下から照射するため、使用者
は表面Aを下にし裏面Bを上にし裏面Bを見ながら装置
に挿入する。このため、ピットアートで描く像(文字や
図形)は、望ましくは、裏面Bから見たとき光ディスク
製作者が目的とする正常なものが視覚的に認識され、表
面Aから見れば反転したものが見えるように形成され
る。
1に示すように光ビームを下から照射するため、使用者
は表面Aを下にし裏面Bを上にし裏面Bを見ながら装置
に挿入する。このため、ピットアートで描く像(文字や
図形)は、望ましくは、裏面Bから見たとき光ディスク
製作者が目的とする正常なものが視覚的に認識され、表
面Aから見れば反転したものが見えるように形成され
る。
【0066】また、このピットアートを描くことによ
り、データパターンが読み出せない領域が発生する。し
かし、ピットを形成しない平坦部に光ビームを照射して
いるときは光ヘッドには再生信号が発生せずピット形成
部からのみ再生信号が発生する。このため、再生信号の
レベル判別手段を設け、再生信号が所定レベル以上であ
ると判別されるときのみゲートを開きデータ配列の判別
を行えばよい。
り、データパターンが読み出せない領域が発生する。し
かし、ピットを形成しない平坦部に光ビームを照射して
いるときは光ヘッドには再生信号が発生せずピット形成
部からのみ再生信号が発生する。このため、再生信号の
レベル判別手段を設け、再生信号が所定レベル以上であ
ると判別されるときのみゲートを開きデータ配列の判別
を行えばよい。
【0067】このピットアートを描くことによって、例
えば次のような効果がある。ラベルの印刷を行わなくと
も、ディスクの記録内容等の必要な情報を描けるため、
印刷工程を省略した安いディスクが提供できる。ラベル
面との相乗効果により、より効果的な表示が可能とな
る。ディスク製作者がラベル印刷の際、誤って別のディ
スクに印刷する危険を防止できる。
えば次のような効果がある。ラベルの印刷を行わなくと
も、ディスクの記録内容等の必要な情報を描けるため、
印刷工程を省略した安いディスクが提供できる。ラベル
面との相乗効果により、より効果的な表示が可能とな
る。ディスク製作者がラベル印刷の際、誤って別のディ
スクに印刷する危険を防止できる。
【0068】また、本発明の光ディスクに適用される接
着剤については透明でかつ気泡などの異物混入の少ない
ものが好ましいが、ホットメルト法と呼ばれる方法では
気泡の混入等により接着層が白色となり、光を透過し難
くなる。しかし、他方で、ホットメルト法はレーザディ
スクと呼ばれる直径30cmの光ディスクに片面1時間の
アナログ動画像を記録した光ディスクなどの多くの光デ
ィスクに用いられている接着方法であり、既存の設備の
一部を使用できるため新たな設備導入の必要がないなど
の利点がある。このホットメルト法による接着層を設け
る場合は、第2透明基板と接着層の間にもう一つの情報
層を形成し、この情報層の半径R1とR2の間の領域に、
第1透明基板2上に設けられる情報層3の第2領域に形
成されるデータパターンと逆データ配列かつトラックの
スパイラル方向も逆になるものが形成された領域を設け
る。
着剤については透明でかつ気泡などの異物混入の少ない
ものが好ましいが、ホットメルト法と呼ばれる方法では
気泡の混入等により接着層が白色となり、光を透過し難
くなる。しかし、他方で、ホットメルト法はレーザディ
スクと呼ばれる直径30cmの光ディスクに片面1時間の
アナログ動画像を記録した光ディスクなどの多くの光デ
ィスクに用いられている接着方法であり、既存の設備の
一部を使用できるため新たな設備導入の必要がないなど
の利点がある。このホットメルト法による接着層を設け
る場合は、第2透明基板と接着層の間にもう一つの情報
層を形成し、この情報層の半径R1とR2の間の領域に、
第1透明基板2上に設けられる情報層3の第2領域に形
成されるデータパターンと逆データ配列かつトラックの
スパイラル方向も逆になるものが形成された領域を設け
る。
【0069】そして、光ディスク挿入時に光ヘッドを移
動させ機械的な停止機構による停止あるいは位置センサ
で位置を検出して停止させる等を行い半径R1とR2の間
の位置に光スポットを形成できることが望ましい。半径
R2とR1の間の範囲は、機械的な停止機構による停止精
度または位置センサによる検出精度の許容値およびこれ
らと光ディスクの偏心量を加算したものより大きいこと
が望ましい。したがって、これらの精度は、製品の量産
性を考慮に入れると0.3mm以上とすることが望まし
い。また、第2領域は、小さな面で且つ半径上のなるべ
く広い範囲に形成させることが望ましいため、第1領域
の内側に設ける。また、第2領域は、なるべく小さな範
囲にしたい。以上の両方の視点より、第2領域の範囲
は、0.3〜2mm程度が適した値となる。
動させ機械的な停止機構による停止あるいは位置センサ
で位置を検出して停止させる等を行い半径R1とR2の間
の位置に光スポットを形成できることが望ましい。半径
R2とR1の間の範囲は、機械的な停止機構による停止精
度または位置センサによる検出精度の許容値およびこれ
らと光ディスクの偏心量を加算したものより大きいこと
が望ましい。したがって、これらの精度は、製品の量産
性を考慮に入れると0.3mm以上とすることが望まし
い。また、第2領域は、小さな面で且つ半径上のなるべ
く広い範囲に形成させることが望ましいため、第1領域
の内側に設ける。また、第2領域は、なるべく小さな範
囲にしたい。以上の両方の視点より、第2領域の範囲
は、0.3〜2mm程度が適した値となる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光情報再
生媒体は、厚さのほぼ等しい透明基板の間に情報層を有
することにより、面判別を行うための第2領域を表面、
裏面の両面から再生可能にし、再生されたデータから直
接再生面を確認できる。このため、この光情報再生媒体
は、信頼性の高い面判別を行える。
生媒体は、厚さのほぼ等しい透明基板の間に情報層を有
することにより、面判別を行うための第2領域を表面、
裏面の両面から再生可能にし、再生されたデータから直
接再生面を確認できる。このため、この光情報再生媒体
は、信頼性の高い面判別を行える。
【0071】さらに、本発明の光ディスクは、第2領域
を実質的に避けてラベル領域を設けるため、目視により
裏表の判別が容易となり誤挿入の危険が減少する。ま
た、再生されたデータから直接再生面を確認できるた
め、信頼性の高い面判別を行える光情報再生媒体を提供
できる。
を実質的に避けてラベル領域を設けるため、目視により
裏表の判別が容易となり誤挿入の危険が減少する。ま
た、再生されたデータから直接再生面を確認できるた
め、信頼性の高い面判別を行える光情報再生媒体を提供
できる。
【0072】本発明に係る光学的記録再生装置は、前記
の光ディスクを用いることにより、信頼性の高い面判別
を容易に行うことができる。
の光ディスクを用いることにより、信頼性の高い面判別
を容易に行うことができる。
【図1】 本発明の実施形態の光学的情報記録媒体の断
面図。
面図。
【図2】 図1の状態で光ビーム照射面側から情報層を
見た平面図。
見た平面図。
【図3】 図1の光学的情報記録媒体を装置に誤挿入し
裏面Bから光ビームが照射されている状態を示す断面
図。
裏面Bから光ビームが照射されている状態を示す断面
図。
【図4】 図3の状態で光ビーム照射面側から情報層を
見た平面図。
見た平面図。
【図5】 図1の光学的情報記録媒体の情報層の第2領
域を表面Aから再生したときのタイミングチャート。
域を表面Aから再生したときのタイミングチャート。
【図6】 図1の光学的情報記録媒体の情報層の第2領
域を裏面Bから再生したときのタイミングチャート。
域を裏面Bから再生したときのタイミングチャート。
【図7】 光学的記録再生装置のブロック図。
【図8】 光学的情報記録媒体の面判別を行うための面
判別装置のブロック図。
判別装置のブロック図。
【図9】 光学的情報記録媒体の情報層の第2領域を表
面Aから再生したときの面判別装置の各部の波形図。
面Aから再生したときの面判別装置の各部の波形図。
【図10】 光学的情報記録媒体の情報層の第2領域を
裏面Bから再生したときの面判別装置の各部の波形図。
裏面Bから再生したときの面判別装置の各部の波形図。
【図11】 図1の光学的情報記録媒体の情報層の第2
領域の変形実施形態の部分平面図。
領域の変形実施形態の部分平面図。
【図12】 本発明による第2領域でのピットアートの
部分平面図。
部分平面図。
1 光ディスク 2 第1透明基板 3 情報層 3A 第1の領域 3B 第2の領域 4 接着層 5 第2透明基板 6 印刷層 8,8' 光スポット 13 光ヘッド 18 面判別装置 32 期間カウンタ 36 ディジタル比較器 39 アップダウンカウンタ L1,L3 ピット長 L2,L4 ピット間隔 TD1 データパターンの1周期
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/12 9295−5D G11B 20/12
Claims (15)
- 【請求項1】 第1の透明基板、第2の透明基板、第1
と第2の透明基板の間に設けられる情報層とからなり、
第1の透明基板は、情報層に接する側に情報を表わすピ
ットを備え、情報層は、主情報の記録を行う第1の領域
と、データの配列方向の判別が行えるデータパターンを
形成した第2の領域とからなることを特徴とする光学的
情報記録媒体。 - 【請求項2】 さらに、像を描いたラベル層を第2の透
明基板の上に備え、このラベル層が、対面する情報層の
第2の領域を実質的に避けて設けられることを特徴とす
る請求項1記載の光学的情報記録媒体。 - 【請求項3】 情報層の第2の領域に形成されるデータ
パターンが、情報層の第1の領域に記録される主情報と
異なるデータ変調方式で記録されていることを特徴とす
る請求項1又は2記載の光学的情報記録媒体。 - 【請求項4】 情報層の第2の領域に形成されたデータ
パターンが、少なくとも3種類の異なる長さを有し、そ
の長さが順次増加または減少することを特徴とする請求
項1、2又は3記載の光学的情報記録媒体。 - 【請求項5】 情報層の第2の領域に記録されるデータ
パターンの長さが、情報層上のトラックの長さの1/4
0以下であることを特徴とする請求項1、2、3又は4
記載の光学的情報記録媒体。 - 【請求項6】 情報層の第2の領域に形成されたデータ
パターンが、情報層の第2の領域において繰り返し複数
回形成されることを特徴とする請求項1、2、3、4又
は5記載の光学的情報記録媒体。 - 【請求項7】 情報層の第2の領域に記録されるデータ
パターンが、第1の領域に記録される主情報と異なるト
ラックピッチおよび記録密度を備えることを特徴とする
請求項1、2、3、4、5又は6記載の光学的情報記録
媒体。 - 【請求項8】 情報層と第2の透明基板とが接着層によ
り接着され、接着層の厚さが100μm以下であること
を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載
の光学的情報記録媒体。 - 【請求項9】 情報層の厚さが5〜200nmであること
を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8
記載の光学的情報記録媒体。 - 【請求項10】 集束光学系の開口数がほぼNA1の光
ヘッドを用いて記録、再生または消去を行う光学的記録
再生装置のための光学情報記録媒体において、第2の領
域を情報層上の半径R1からR2(R2>R1)の領域に設
け、ラベル層を、少なくとも半径(R1−δ1)から(R
2+δ1)の領域(ここに、第2の透明基板の厚さを
t2、屈折率をn2とし、光ビームの第2透明基板での集
束角をθ2=sin-1(NA1/n2)、裏面での光ビー
ムの半径をδ1=t2・tan(θ2)で表す)を避けて設
けることを特徴とする請求項2、3、4、5、6、7、
8又は9記載の光学的情報記録媒体。 - 【請求項11】 前記の情報層の第2の領域が、データ
パターンを形成する領域と、データパターンを形成する
領域と異なる反射率を有する領域とからなり、反射率の
差により肉眼で見える像が形成されることを特徴とする
請求項2、3、4、5、6、7、8、9または10記載
の光学的情報記録媒体。 - 【請求項12】 前記のデータパターンを形成する領域
と異なる反射率を有する領域が裏面から正常に像を観察
できるように設けられることを特徴とする請求項2、
3、4、5、6、7、8、9、10又は11記載の光学
的情報記録媒体。 - 【請求項13】 第1の透明基板、第2の透明基板、第
1と第2の透明基板の間に設けられる情報層とからな
り、第1の透明基板は、情報層に接する側に情報を表わ
すピットを備え、情報層は、主情報の記録を行う第1の
領域と、データの配列方向の判別が行えるデータパター
ンを形成した第2の領域とからなる光学的情報記録媒体
から情報を光学的に再生する装置において、 光学的情報記録媒体を回転する駆動装置と、 光学的情報記録媒体の情報層に形成された信号を読み取
る光ヘッドと、 光ヘッドを情報層の第2の領域上で移送する移送手段
と、 第2の領域において光ヘッドから受け取られた信号から
データパターンのデータの配列方向を判別する判別手段
とを備えることを特徴とする光学的記録再生装置。 - 【請求項14】 請求項13に記載された光学的記録再
生装置において、前記の判別手段は、 光ヘッドから受け取られたデータパターンにおける信号
の長さを計数する第1のカウンタ手段と、 前記の第1のカウンタ手段により計数された第1の信号
の長さを第1の信号の次の第2の信号の長さと比較する
比較手段と、 前記の比較手段から受け取られた比較の結果によりデー
タパターンにおける信号の長さの連続的な増加または減
少を検出する第2のカウンタ手段とからなることを特徴
とする光学的記録再生装置。 - 【請求項15】 請求項13又は14に記載された光学
的記録再生装置において、さらに、前記の判別手段が光
学的記録再生媒体の誤挿入を判別したときに使用者に警
報を与える警報手段を備えることを特徴とする光学的記
録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8171184A JPH09120541A (ja) | 1995-06-29 | 1996-07-01 | 光学的情報記録媒体および光学的記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-163436 | 1995-06-29 | ||
| JP16343695 | 1995-06-29 | ||
| JP21195295 | 1995-08-21 | ||
| JP7-211952 | 1995-08-21 | ||
| JP8171184A JPH09120541A (ja) | 1995-06-29 | 1996-07-01 | 光学的情報記録媒体および光学的記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09120541A true JPH09120541A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=27322164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8171184A Withdrawn JPH09120541A (ja) | 1995-06-29 | 1996-07-01 | 光学的情報記録媒体および光学的記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09120541A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100403585B1 (ko) * | 2001-04-07 | 2003-10-30 | 삼성전자주식회사 | 광디스크 및 그 기록층 인식 방법 |
| WO2006025383A1 (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Fujifilm Corporation | 光ディスク |
-
1996
- 1996-07-01 JP JP8171184A patent/JPH09120541A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100403585B1 (ko) * | 2001-04-07 | 2003-10-30 | 삼성전자주식회사 | 광디스크 및 그 기록층 인식 방법 |
| WO2006025383A1 (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Fujifilm Corporation | 光ディスク |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060113 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060117 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060301 |