JPH091209A - ステンレスストリップの連続鋳造熱間圧延設備および表面品質の優れたステンレスストリップの製造方法 - Google Patents
ステンレスストリップの連続鋳造熱間圧延設備および表面品質の優れたステンレスストリップの製造方法Info
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- JPH091209A JPH091209A JP7150613A JP15061395A JPH091209A JP H091209 A JPH091209 A JP H091209A JP 7150613 A JP7150613 A JP 7150613A JP 15061395 A JP15061395 A JP 15061395A JP H091209 A JPH091209 A JP H091209A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Metal Rolling (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面品質(ローピングの程度と光沢性で評
価)の優れたステンレスストリップを低コストで製造可
能にするための、ステンレスストリップの連続鋳造熱間
圧延設備およびステンレスストリップの製造方法を提供
する。 【構成】 薄鋳片連続鋳造機の下流に、トータル圧下率
を60%以上にして圧延可能な構造を有する複数の熱間
圧延機と冷却装置を配設し、必要に応じて薄鋳片連続鋳
造機と前段熱間圧延機間に薄鋳片の温度を調整できる簡
易保熱装置を配設し、後段熱間圧延機の下流にストリッ
プ温度の降下速度(冷却速度)を調整できる簡易徐冷装
置を配設したことを特徴とするステンレスストリップ連
続鋳造熱間圧延設備と、この設備を用いたステンレスス
トリップの製造方法。
価)の優れたステンレスストリップを低コストで製造可
能にするための、ステンレスストリップの連続鋳造熱間
圧延設備およびステンレスストリップの製造方法を提供
する。 【構成】 薄鋳片連続鋳造機の下流に、トータル圧下率
を60%以上にして圧延可能な構造を有する複数の熱間
圧延機と冷却装置を配設し、必要に応じて薄鋳片連続鋳
造機と前段熱間圧延機間に薄鋳片の温度を調整できる簡
易保熱装置を配設し、後段熱間圧延機の下流にストリッ
プ温度の降下速度(冷却速度)を調整できる簡易徐冷装
置を配設したことを特徴とするステンレスストリップ連
続鋳造熱間圧延設備と、この設備を用いたステンレスス
トリップの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてCr−Ni系
ステンレス鋼を、例えば双ロール式連続鋳造機により高
速(10〜180m/分)で連続鋳造し、得られた1〜
10mm厚のステンレス薄鋳片を高温、高速で連続的に熱
間圧延して板厚1〜3mmのステンレスストリップを製造
する場合に用いられるステンレスストリップの連続鋳造
熱間圧延設備と、このステンレスストリップの連続鋳造
熱間圧延設備を用いた表面品質の優れたステンレススト
リップの製造方法に関するものである。
ステンレス鋼を、例えば双ロール式連続鋳造機により高
速(10〜180m/分)で連続鋳造し、得られた1〜
10mm厚のステンレス薄鋳片を高温、高速で連続的に熱
間圧延して板厚1〜3mmのステンレスストリップを製造
する場合に用いられるステンレスストリップの連続鋳造
熱間圧延設備と、このステンレスストリップの連続鋳造
熱間圧延設備を用いた表面品質の優れたステンレススト
リップの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば鉄鋼の分野においては、鋼
板を製造する場合に、工程省略による生産性の向上、設
備コストおよび熱原単位の低減等の観点から、例えば図
10に示すような双ドラム式連続鋳造機1で薄鋳片2を
連続鋳造し、この薄鋳片を連続鋳造機1の下流に連続配
置した熱間圧延機3、熱処理炉4、冷却装置5等で連続
処理して巻取機6に巻き取るようにしたストリップ連続
鋳造熱間圧延プロセスが採用されており、このプロセス
をステンレスストリップの製造に適用することも提案さ
れている。
板を製造する場合に、工程省略による生産性の向上、設
備コストおよび熱原単位の低減等の観点から、例えば図
10に示すような双ドラム式連続鋳造機1で薄鋳片2を
連続鋳造し、この薄鋳片を連続鋳造機1の下流に連続配
置した熱間圧延機3、熱処理炉4、冷却装置5等で連続
処理して巻取機6に巻き取るようにしたストリップ連続
鋳造熱間圧延プロセスが採用されており、このプロセス
をステンレスストリップの製造に適用することも提案さ
れている。
【0003】例えば、特開昭61−222611号公報
では、双ドラム式連続鋳造により鋳造された薄鋳片につ
いて、高温状態で大気により酸化して発生した高温スケ
ールを、金属製ショット粒の吹き付けにより除去し、続
いてこれにより生じたショットディンプルの表面を熱間
圧延機で圧延して平滑にするとともに所定の板厚のスト
リップを製造することが開示されている。
では、双ドラム式連続鋳造により鋳造された薄鋳片につ
いて、高温状態で大気により酸化して発生した高温スケ
ールを、金属製ショット粒の吹き付けにより除去し、続
いてこれにより生じたショットディンプルの表面を熱間
圧延機で圧延して平滑にするとともに所定の板厚のスト
リップを製造することが開示されている。
【0004】また、特開平2−179343号公報では
双ドラム式連続鋳造機の下流に、熱間圧延機を配設して
軽圧下熱間圧延を施し、鋳造ドラム表面を均一冷却する
ために形成されたディンプルの転写マークを消すことが
開示されている。
双ドラム式連続鋳造機の下流に、熱間圧延機を配設して
軽圧下熱間圧延を施し、鋳造ドラム表面を均一冷却する
ために形成されたディンプルの転写マークを消すことが
開示されている。
【0005】さらに、特開平2−247049号公報で
は、鋳造ドラムに鋳片を押しつけこのドラムの接触によ
る200℃/秒以上の冷却速度で1250〜1100℃
の温度領域まで鋳片を急冷し、その下流に配設した熱間
圧延機で圧下率40%以下で熱間圧延を行うことで鋳片
内部欠陥の無いストリップを製造することも開示されて
いる。
は、鋳造ドラムに鋳片を押しつけこのドラムの接触によ
る200℃/秒以上の冷却速度で1250〜1100℃
の温度領域まで鋳片を急冷し、その下流に配設した熱間
圧延機で圧下率40%以下で熱間圧延を行うことで鋳片
内部欠陥の無いストリップを製造することも開示されて
いる。
【0006】また、特開平2−133528号公報で
は、圧延温度900℃以上で圧下率60%未満の熱間圧
延を行い、つぎに冷却速度50℃/秒以上で急速冷却
し、550℃以下で巻き取ることにより表面品質のよい
冷延鋼板を製造することが開示されている。
は、圧延温度900℃以上で圧下率60%未満の熱間圧
延を行い、つぎに冷却速度50℃/秒以上で急速冷却
し、550℃以下で巻き取ることにより表面品質のよい
冷延鋼板を製造することが開示されている。
【0007】また、本件出願人においては、先に特願平
7−89825号の発明において、冷延加工後の光沢、
うねりを改善するために、双ドラム式連続鋳造機で鋳造
された鋳片を下流に配設した熱間圧延機により1000
〜1150℃の温度域で圧下率10〜50%の圧延を行
い、歪みエネルギーを与えた後、1050〜1150℃
で5秒間保持する熱処理を行い、ストリップの再結晶粒
径を微細化することを開示している。
7−89825号の発明において、冷延加工後の光沢、
うねりを改善するために、双ドラム式連続鋳造機で鋳造
された鋳片を下流に配設した熱間圧延機により1000
〜1150℃の温度域で圧下率10〜50%の圧延を行
い、歪みエネルギーを与えた後、1050〜1150℃
で5秒間保持する熱処理を行い、ストリップの再結晶粒
径を微細化することを開示している。
【0008】上記従来の開示技術では、双ドラム式連続
鋳造機での鋳造に際して薄鋳片に発生した、鋳造ドラム
表面ディンプルの転写マークや高温酸化スケールを除去
した後に生じたショットディンプルを、主として単スタ
ンドの熱間圧延機により平滑化することを特徴とするも
のである。
鋳造機での鋳造に際して薄鋳片に発生した、鋳造ドラム
表面ディンプルの転写マークや高温酸化スケールを除去
した後に生じたショットディンプルを、主として単スタ
ンドの熱間圧延機により平滑化することを特徴とするも
のである。
【0009】ステンレスストリップにおいては、ローピ
ング(うねり)がなく、光沢性に優れていることが要求
されており、この要求に応えるためには結晶粒径を微細
化させることが有効であることが知られている。結晶粒
径を微細化させるには、連続鋳造機に直結した熱間圧延
機によって熱間圧延することが最も効果的である。
ング(うねり)がなく、光沢性に優れていることが要求
されており、この要求に応えるためには結晶粒径を微細
化させることが有効であることが知られている。結晶粒
径を微細化させるには、連続鋳造機に直結した熱間圧延
機によって熱間圧延することが最も効果的である。
【0010】しかし、前記のように、熱間圧延後、熱処
理炉で熱処理することは製造コスト、製造範囲拡張性、
生産性の面で問題がある。したがって、このような観点
から、連続鋳造機に直結した熱間圧延機において短時間
で熱間圧延を行い、従来レベルの大型熱処理炉を用いな
いで、再結晶粒の微細化を促進することが望ましい。
理炉で熱処理することは製造コスト、製造範囲拡張性、
生産性の面で問題がある。したがって、このような観点
から、連続鋳造機に直結した熱間圧延機において短時間
で熱間圧延を行い、従来レベルの大型熱処理炉を用いな
いで、再結晶粒の微細化を促進することが望ましい。
【0011】近年の実験データでは、単スタンドの熱間
圧延機による圧下率40%の圧下率では、薄鋳片内部の
結晶粒を微細化できないことが確認され、また、最近の
双ドラム式連続鋳造熱間圧延ラインでテストされた熱間
圧延機の報告によると、圧下率は形状の制御能力から3
0〜45%の圧下率が上限であるとされている。一方、
複数の熱間圧延機により圧延すると、ワークロールの接
触熱伝達、スタンド間の放熱損失により温度降下が著し
く結晶粒の微細化に影響を与えるため、複数の熱間圧延
機による熱間圧延は実施されていないのが実情である。
圧延機による圧下率40%の圧下率では、薄鋳片内部の
結晶粒を微細化できないことが確認され、また、最近の
双ドラム式連続鋳造熱間圧延ラインでテストされた熱間
圧延機の報告によると、圧下率は形状の制御能力から3
0〜45%の圧下率が上限であるとされている。一方、
複数の熱間圧延機により圧延すると、ワークロールの接
触熱伝達、スタンド間の放熱損失により温度降下が著し
く結晶粒の微細化に影響を与えるため、複数の熱間圧延
機による熱間圧延は実施されていないのが実情である。
【0012】従来は、結晶粒を微細化する必要がある場
合には、連続鋳造機に続く単スタンドの熱間圧延機の下
流に大型の熱処理炉と冷却装置を設置している場合が多
い。このような設備構成による場合には、例えば熱間厚
み1mm以下のステンレストリップを製造する場合には、
長い熱処理炉で1150℃程度の熱処理を行う必要があ
り、例えば、厚み3mm未満の薄鋳片の場合は、鋳造速度
が速いため長大な熱処理炉が必要になる。このような大
型の熱処理炉を設置することは、炉内部への鋳片のスレ
ッディング作業性と、炉の燃料原単位等の変動費、建屋
を含む設備費も大規模なものになりコスト増大を伴い好
ましくない。
合には、連続鋳造機に続く単スタンドの熱間圧延機の下
流に大型の熱処理炉と冷却装置を設置している場合が多
い。このような設備構成による場合には、例えば熱間厚
み1mm以下のステンレストリップを製造する場合には、
長い熱処理炉で1150℃程度の熱処理を行う必要があ
り、例えば、厚み3mm未満の薄鋳片の場合は、鋳造速度
が速いため長大な熱処理炉が必要になる。このような大
型の熱処理炉を設置することは、炉内部への鋳片のスレ
ッディング作業性と、炉の燃料原単位等の変動費、建屋
を含む設備費も大規模なものになりコスト増大を伴い好
ましくない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、連続鋳造さ
れたステンレス薄鋳片を複数の熱間圧延機により熱間圧
延して冷却後、このストリップを酸洗冷延、焼鈍酸洗ま
たは光輝焼鈍して表面品質(ローピングの程度と光沢性
で評価)に優れたステンレスストリップを製造する場合
に、品質の良好な熱間圧延ストリップを低コストで製造
可能なステンレスストリップの連続鋳造熱間圧延設備
と、表面品質に優れたステンレスストリップの製造方法
を提供することを目的とするものである。
れたステンレス薄鋳片を複数の熱間圧延機により熱間圧
延して冷却後、このストリップを酸洗冷延、焼鈍酸洗ま
たは光輝焼鈍して表面品質(ローピングの程度と光沢性
で評価)に優れたステンレスストリップを製造する場合
に、品質の良好な熱間圧延ストリップを低コストで製造
可能なステンレスストリップの連続鋳造熱間圧延設備
と、表面品質に優れたステンレスストリップの製造方法
を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の発明は、
薄鋳片連続鋳造機の下流に、トータル圧下率を60%以
上にして熱間圧延可能な構造を有する複数の熱間圧延機
と冷却装置を配設したことを特徴とするステンレススト
リップの連続鋳造熱間圧延設備。
薄鋳片連続鋳造機の下流に、トータル圧下率を60%以
上にして熱間圧延可能な構造を有する複数の熱間圧延機
と冷却装置を配設したことを特徴とするステンレススト
リップの連続鋳造熱間圧延設備。
【0015】第二の発明は、第一の発明において、薄鋳
片連続鋳造機と熱間圧延機間に薄鋳片の温度を調整でき
る簡易保熱装置を配設し、熱間圧延機の下流にストリッ
プの温度降下を防止できる簡易徐冷装置を配設したこと
を特徴とするステンレスストリップの連続鋳造熱間圧延
設備。
片連続鋳造機と熱間圧延機間に薄鋳片の温度を調整でき
る簡易保熱装置を配設し、熱間圧延機の下流にストリッ
プの温度降下を防止できる簡易徐冷装置を配設したこと
を特徴とするステンレスストリップの連続鋳造熱間圧延
設備。
【0016】第三の発明は、第一の発明または第二の発
明において、複数の熱間圧延機がハウジングスタンドの
ポストを共用したものであり、スタンド間を3m以下に
したものであることを特徴とするステンレスストリップ
の連続鋳造熱間圧延設備。
明において、複数の熱間圧延機がハウジングスタンドの
ポストを共用したものであり、スタンド間を3m以下に
したものであることを特徴とするステンレスストリップ
の連続鋳造熱間圧延設備。
【0017】第四の発明は、薄鋳片連続鋳造機で鋳造さ
れた板厚3mm未満のステンレス薄鋳片を、その下流に配
設した複数の熱間圧延機により、それぞれ900〜12
00℃の温度域で圧延して、トータル圧下率60%以上
の熱間圧延を行い、熱間圧延直後のストリップを冷却速
度5℃/秒以下で5〜10秒間緩冷却し、続いで冷却速
度10℃/秒以上で600℃以下の温度域まで冷却して
巻き取り、このストリップを酸洗冷延し、続いて焼鈍酸
洗または光輝焼鈍を行うことを特徴とする表面品質の優
れたステンレスストリップの製造方法。
れた板厚3mm未満のステンレス薄鋳片を、その下流に配
設した複数の熱間圧延機により、それぞれ900〜12
00℃の温度域で圧延して、トータル圧下率60%以上
の熱間圧延を行い、熱間圧延直後のストリップを冷却速
度5℃/秒以下で5〜10秒間緩冷却し、続いで冷却速
度10℃/秒以上で600℃以下の温度域まで冷却して
巻き取り、このストリップを酸洗冷延し、続いて焼鈍酸
洗または光輝焼鈍を行うことを特徴とする表面品質の優
れたステンレスストリップの製造方法。
【0018】第五の発明は、薄鋳片連続鋳造機で鋳造さ
れた板厚3mm以上のステンレス薄鋳片を、その下流に配
設した簡易保熱装置により保熱して複数の熱間圧延機に
導き、各熱間圧延機によりそれぞれ900〜1200℃
の温度域で圧延して、トータル圧下率60%以上の熱間
圧延を行い、熱間圧延直後のストリップを下流の簡易徐
冷装置により、冷却速度を5℃/秒以下にして5〜10
秒間緩冷却し、続いて冷却速度10℃/秒以上で600
℃以下の温度域まで冷却して巻き取り、このストリップ
を酸洗冷延し、続いて焼鈍酸洗または光輝焼鈍を行うこ
とを特徴とする表面品質の優れたステンレスストリップ
の製造方法である。
れた板厚3mm以上のステンレス薄鋳片を、その下流に配
設した簡易保熱装置により保熱して複数の熱間圧延機に
導き、各熱間圧延機によりそれぞれ900〜1200℃
の温度域で圧延して、トータル圧下率60%以上の熱間
圧延を行い、熱間圧延直後のストリップを下流の簡易徐
冷装置により、冷却速度を5℃/秒以下にして5〜10
秒間緩冷却し、続いて冷却速度10℃/秒以上で600
℃以下の温度域まで冷却して巻き取り、このストリップ
を酸洗冷延し、続いて焼鈍酸洗または光輝焼鈍を行うこ
とを特徴とする表面品質の優れたステンレスストリップ
の製造方法である。
【0019】
【作用】本発明によれば、連続鋳造機で鋳造された厚み
1〜10mmの鋳片を複数の熱間圧延機を用いて、トータ
ル圧下率60%以上で熱間圧延することにより、微細な
再結晶粒径を有する熱間圧延ストリップを製造可能であ
り、酸洗冷延後、焼鈍酸洗または光輝焼鈍して表面品質
(ローピングの程度、光沢性で評価)の優れたステンレ
スストリップを安定製造することが可能である。また、
従来のような大規模な熱処理炉を設置する必要がないの
で、設備の設置スペースをコンパクト化できるとともに
設備費、燃料原単位を大幅に削減することができ、製造
コストを大幅に削減することが可能である。
1〜10mmの鋳片を複数の熱間圧延機を用いて、トータ
ル圧下率60%以上で熱間圧延することにより、微細な
再結晶粒径を有する熱間圧延ストリップを製造可能であ
り、酸洗冷延後、焼鈍酸洗または光輝焼鈍して表面品質
(ローピングの程度、光沢性で評価)の優れたステンレ
スストリップを安定製造することが可能である。また、
従来のような大規模な熱処理炉を設置する必要がないの
で、設備の設置スペースをコンパクト化できるとともに
設備費、燃料原単位を大幅に削減することができ、製造
コストを大幅に削減することが可能である。
【0020】以下に本発明について説明する。本発明の
第一の発明では、薄鋳片連続鋳造機の下流に、トータル
圧下率を60%以上にして圧延可能な構造を有する複数
(好ましくは2スタンド)の熱間圧延機と冷却装置を備
えたことを特徴としている。
第一の発明では、薄鋳片連続鋳造機の下流に、トータル
圧下率を60%以上にして圧延可能な構造を有する複数
(好ましくは2スタンド)の熱間圧延機と冷却装置を備
えたことを特徴としている。
【0021】双ドラム式連続鋳造機で鋳造されるステン
レス薄鋳片の厚みが1〜3mm未満の場合において、連続
鋳造機の下流に配設した複数の熱間圧延機により、薄鋳
片にトータル圧下率60%以上の熱間圧延を行ない、冷
却装置で冷却して熱間圧延ステンレスストリップを製造
することができる。ここで、複数の熱間圧延機でトータ
ル圧下率60%未満で熱間圧延した場合には、再結晶が
十分に進行せず、満足できる冷延鋼板は製造できない。
レス薄鋳片の厚みが1〜3mm未満の場合において、連続
鋳造機の下流に配設した複数の熱間圧延機により、薄鋳
片にトータル圧下率60%以上の熱間圧延を行ない、冷
却装置で冷却して熱間圧延ステンレスストリップを製造
することができる。ここで、複数の熱間圧延機でトータ
ル圧下率60%未満で熱間圧延した場合には、再結晶が
十分に進行せず、満足できる冷延鋼板は製造できない。
【0022】複数の熱間圧延機により熱間圧延する場
合、ワークロールの接触熱伝達で後段の熱間圧延機の圧
下率による付加荷重は、前段の熱間圧延機より2〜3割
増加するため、形状制御は難しくなるので、圧下率は前
段熱間圧延機でトータル圧下率の60〜90%を分担す
ることが有効である。
合、ワークロールの接触熱伝達で後段の熱間圧延機の圧
下率による付加荷重は、前段の熱間圧延機より2〜3割
増加するため、形状制御は難しくなるので、圧下率は前
段熱間圧延機でトータル圧下率の60〜90%を分担す
ることが有効である。
【0023】なお、各熱間圧延機での圧延温度領域とし
ては、900〜1200℃が適正範囲であるが、連続鋳
造された薄鋳片の鋳造速度が遅い場合、連続鋳造機から
熱間圧延機に到達するまでの間、あるいは前段熱間圧延
機と後段熱間圧延機間の空走区間での放熱が大きく、前
記熱間圧延の温度域未満の温度に降下して熱間圧延不可
となることがあるので、このような懸念がある場合に
は、各熱間圧延機において熱間圧延温度を前記温度領域
に維持する手段を講じることが必要である。
ては、900〜1200℃が適正範囲であるが、連続鋳
造された薄鋳片の鋳造速度が遅い場合、連続鋳造機から
熱間圧延機に到達するまでの間、あるいは前段熱間圧延
機と後段熱間圧延機間の空走区間での放熱が大きく、前
記熱間圧延の温度域未満の温度に降下して熱間圧延不可
となることがあるので、このような懸念がある場合に
は、各熱間圧延機において熱間圧延温度を前記温度領域
に維持する手段を講じることが必要である。
【0024】第二の発明では、第一の発明において、薄
鋳片連続鋳造機と熱間圧延機間に薄鋳片の温度降下を抑
制する簡易保熱装置を配設し、複数の熱間圧延機での熱
間圧延温度を900〜1200℃の適正温度域にすると
ともに、後段熱間圧延機の下流に、熱間圧延後のストリ
ップの温度降下速度を調整する簡易徐冷装置を配設し
て、冷却速度を調整することにより熱間圧延により発生
した歪みエネルギーを活用して再結晶過程で結晶粒径を
微細化できるような構造を付加したことを特徴としてい
る。
鋳片連続鋳造機と熱間圧延機間に薄鋳片の温度降下を抑
制する簡易保熱装置を配設し、複数の熱間圧延機での熱
間圧延温度を900〜1200℃の適正温度域にすると
ともに、後段熱間圧延機の下流に、熱間圧延後のストリ
ップの温度降下速度を調整する簡易徐冷装置を配設し
て、冷却速度を調整することにより熱間圧延により発生
した歪みエネルギーを活用して再結晶過程で結晶粒径を
微細化できるような構造を付加したことを特徴としてい
る。
【0025】連続鋳造機で連続鋳造された鋳片の厚みが
3mm以上の場合には、連続鋳造機の下流に配設した複数
の熱間圧延機により、トータル圧下率を60%以上にし
て熱間圧延するが、従来型の熱処理炉による再結晶粒径
の微細化効果を代替するためには、前記したように、ト
ータル圧下率を60%以上にする必要があり、後段の熱
間圧延機の圧下率を少なくとも25%以上にすることが
必要である。
3mm以上の場合には、連続鋳造機の下流に配設した複数
の熱間圧延機により、トータル圧下率を60%以上にし
て熱間圧延するが、従来型の熱処理炉による再結晶粒径
の微細化効果を代替するためには、前記したように、ト
ータル圧下率を60%以上にする必要があり、後段の熱
間圧延機の圧下率を少なくとも25%以上にすることが
必要である。
【0026】このような高圧下率での熱間圧延を安定さ
せるためには、圧延荷重を下げて圧延後のストリップの
形状を安定させ、蛇行を抑制することが必要である。圧
延荷重を下げるために先ず、前段熱間圧延機の入側の温
度を1100〜1200℃にすることが必要である。そ
のために連続鋳造機と前段の熱間圧延機間に、断熱カバ
ー、ヒートパネル、誘導加熱装置等からなる簡易保熱装
置を配設して、前段熱間圧延機入側での薄鋳片の温度を
1100〜1200℃に維持する。この際、鋳片の高温
酸化を防止するために、簡易保熱装置では酸素濃度を
0.2%以下にする雰囲気制御ができるようにすること
が望ましい。
せるためには、圧延荷重を下げて圧延後のストリップの
形状を安定させ、蛇行を抑制することが必要である。圧
延荷重を下げるために先ず、前段熱間圧延機の入側の温
度を1100〜1200℃にすることが必要である。そ
のために連続鋳造機と前段の熱間圧延機間に、断熱カバ
ー、ヒートパネル、誘導加熱装置等からなる簡易保熱装
置を配設して、前段熱間圧延機入側での薄鋳片の温度を
1100〜1200℃に維持する。この際、鋳片の高温
酸化を防止するために、簡易保熱装置では酸素濃度を
0.2%以下にする雰囲気制御ができるようにすること
が望ましい。
【0027】後段の熱間圧延機では、圧下率は前段の熱
間圧延機の場合程高くないので、入側のストリップ鋳片
の温度は、900〜1100℃の温度域に維持できれば
問題はない。後段の熱間圧延機の下流には、熱間圧延後
のストリップの温度降下速度を調整するための断熱カバ
ー、ヒートパネル等の簡易徐冷装置を配設する。この簡
易徐冷装置で、熱間圧延後のストリップの温度降下速度
を5℃/秒以内に制御し、5〜10秒保持することによ
り、熱間圧延により発生した歪みエネルギーを活用し
て、再結晶を促進させ、組織を微細化することができ
る。
間圧延機の場合程高くないので、入側のストリップ鋳片
の温度は、900〜1100℃の温度域に維持できれば
問題はない。後段の熱間圧延機の下流には、熱間圧延後
のストリップの温度降下速度を調整するための断熱カバ
ー、ヒートパネル等の簡易徐冷装置を配設する。この簡
易徐冷装置で、熱間圧延後のストリップの温度降下速度
を5℃/秒以内に制御し、5〜10秒保持することによ
り、熱間圧延により発生した歪みエネルギーを活用し
て、再結晶を促進させ、組織を微細化することができ
る。
【0028】第三の発明では、第一の発明または第二の
発明において、複数の熱間圧延機がハウジングスタンド
のポストを共用したものであり、スタンド間距離を3m
以下にして前段熱間圧延機と後段の熱間圧延機間でのス
トリップ温度の降下を極力小さくするようにしたことを
特徴としている。
発明において、複数の熱間圧延機がハウジングスタンド
のポストを共用したものであり、スタンド間距離を3m
以下にして前段熱間圧延機と後段の熱間圧延機間でのス
トリップ温度の降下を極力小さくするようにしたことを
特徴としている。
【0029】複数の熱間圧延機で熱間圧延した場合に
は、前段の熱間圧延機での熱間圧延過程でストリップの
著しい温度降下がある。このため、後段の熱間圧延機で
は圧延荷重が増加して形状制御性が低下するため、圧下
率を制約することになり、歪みエネルギーを与えること
ができず、再結晶過程における結晶粒径の微細化促進に
悪影響を与える。
は、前段の熱間圧延機での熱間圧延過程でストリップの
著しい温度降下がある。このため、後段の熱間圧延機で
は圧延荷重が増加して形状制御性が低下するため、圧下
率を制約することになり、歪みエネルギーを与えること
ができず、再結晶過程における結晶粒径の微細化促進に
悪影響を与える。
【0030】したがって、熱間圧延によるロール接触伝
熱によるストリップの温度降下と、スタンド間の空送区
間におけるストリップの輻射伝熱による温度降下を抑制
する必要がある。ロール接触伝熱は、ロール温度を上げ
ることにより抑制できるが、ロール表面の熱疲労により
ロール肌荒れを発生するため実現は難しい。
熱によるストリップの温度降下と、スタンド間の空送区
間におけるストリップの輻射伝熱による温度降下を抑制
する必要がある。ロール接触伝熱は、ロール温度を上げ
ることにより抑制できるが、ロール表面の熱疲労により
ロール肌荒れを発生するため実現は難しい。
【0031】本発明では、特に、厚み3mm以上の鋳造速
度の比較的遅い薄鋳片の場合に、前段熱間圧延機と後段
熱間圧延機間の空送区間でのストリップの輻射伝熱によ
る温度降下を抑制することができる。
度の比較的遅い薄鋳片の場合に、前段熱間圧延機と後段
熱間圧延機間の空送区間でのストリップの輻射伝熱によ
る温度降下を抑制することができる。
【0032】熱間圧延機のスタンド間に、ストリップの
温度降下を防止するために、断熱カバー、誘導加熱装置
等を配設すると、通板ガイド、ロール冷却装置、ワーク
ロール組み替え装置(図示省略)に干渉し、設備費も増
大することから好ましくない。そこで、本発明ではスタ
ンド間のストリップの空走区間を短縮し、ストリップの
温度降下を抑制するために、複数の熱間圧延機スタンド
のハウジングポストの共用化を図る。前後の熱間圧延機
に共通ハウジングポストの断面積を2倍とし、圧延中の
ハウジングの剛性をハウジングポストが単独の場合と同
様にしている。
温度降下を防止するために、断熱カバー、誘導加熱装置
等を配設すると、通板ガイド、ロール冷却装置、ワーク
ロール組み替え装置(図示省略)に干渉し、設備費も増
大することから好ましくない。そこで、本発明ではスタ
ンド間のストリップの空走区間を短縮し、ストリップの
温度降下を抑制するために、複数の熱間圧延機スタンド
のハウジングポストの共用化を図る。前後の熱間圧延機
に共通ハウジングポストの断面積を2倍とし、圧延中の
ハウジングの剛性をハウジングポストが単独の場合と同
様にしている。
【0033】スタンド間の張力は、共通したハウジング
ポストを貫通させる昇降式ルーパーを配置し、後段の熱
間圧延機の速度を制御している。この結果、前段熱間圧
延機と後段の熱間圧延機のスタンド間(ロール軸心間)
の空送区間を3m以下に短縮して、ストリップの温度降
下を抑制することができる。
ポストを貫通させる昇降式ルーパーを配置し、後段の熱
間圧延機の速度を制御している。この結果、前段熱間圧
延機と後段の熱間圧延機のスタンド間(ロール軸心間)
の空送区間を3m以下に短縮して、ストリップの温度降
下を抑制することができる。
【0034】第四の発明では、第一の発明〜第三の発明
を選択的に組み合わせたストリップ連続鋳造熱間圧延設
備を用い、ストリップ連続鋳造機で鋳造された板厚3mm
未満のステンレス薄鋳片を、その下流に配設した複数の
熱間圧延機により、それぞれ900〜1200℃の温度
領域で圧延して、トータル圧下率60%以上の熱間圧延
を行い、熱間圧延後の温度降下速度(冷却速度)5℃/
秒以下で5〜10秒間緩冷却し、続いで冷却速度10℃
/秒以上で600℃以下の温度域まで冷却して巻き取
り、続いて焼鈍酸洗または光輝焼鈍を行い、表面品質の
優れたステンレスストリップを製造することを特徴とし
ている。
を選択的に組み合わせたストリップ連続鋳造熱間圧延設
備を用い、ストリップ連続鋳造機で鋳造された板厚3mm
未満のステンレス薄鋳片を、その下流に配設した複数の
熱間圧延機により、それぞれ900〜1200℃の温度
領域で圧延して、トータル圧下率60%以上の熱間圧延
を行い、熱間圧延後の温度降下速度(冷却速度)5℃/
秒以下で5〜10秒間緩冷却し、続いで冷却速度10℃
/秒以上で600℃以下の温度域まで冷却して巻き取
り、続いて焼鈍酸洗または光輝焼鈍を行い、表面品質の
優れたステンレスストリップを製造することを特徴とし
ている。
【0035】ステンレス鋼の場合では、厚みが3mm未満
の薄鋳片を900℃の未満の温度領域で熱間圧延を行う
と、変形抵抗が大きくなり圧延荷重増大に伴い、形状制
御も困難になり、冶金学的にMn、CuSの析出があ
り、ストリップの機械加工特性が悪化することが懸念さ
れる。また、1200℃超で熱間圧延すると、再結晶粒
径は鋳片の熱エネルギーにより結晶粒が粗大化し、冷延
後のストリップの表面品質(ローピング性、光沢)に悪
影響を与える。
の薄鋳片を900℃の未満の温度領域で熱間圧延を行う
と、変形抵抗が大きくなり圧延荷重増大に伴い、形状制
御も困難になり、冶金学的にMn、CuSの析出があ
り、ストリップの機械加工特性が悪化することが懸念さ
れる。また、1200℃超で熱間圧延すると、再結晶粒
径は鋳片の熱エネルギーにより結晶粒が粗大化し、冷延
後のストリップの表面品質(ローピング性、光沢)に悪
影響を与える。
【0036】また、従来技術で述べたように、60%未
満の圧下率で熱間圧延し熱処理を省略して550℃で巻
き取ったコイルでは、再結晶による結晶粒の微細化が進
行せず、満足できる熱間圧延ステンレスストリップは製
造できない。本発明では、圧下率を60%以上に引き上
げることにより、冷延後のストリップの表面品質(ロー
ピング程度と光沢性で評価)を大幅に改善することがで
きる。
満の圧下率で熱間圧延し熱処理を省略して550℃で巻
き取ったコイルでは、再結晶による結晶粒の微細化が進
行せず、満足できる熱間圧延ステンレスストリップは製
造できない。本発明では、圧下率を60%以上に引き上
げることにより、冷延後のストリップの表面品質(ロー
ピング程度と光沢性で評価)を大幅に改善することがで
きる。
【0037】なお、熱間圧延後の温度降下速度(冷却速
度)5℃/秒以下で5〜10秒間緩冷却し、再結晶を促
進させることが必要である。続いで冷却速度10℃/秒
以上で600℃以下の温度域まで冷却しないと、再結晶
粒径の微細化は進行せず、満足できる熱間圧延ステンレ
スストリップは製造できない。5℃/秒より冷却速度が
速い場合には、再結晶温度を下回るため微細化が進まず
10秒を超える徐冷区間が必要であり、設備費面で得策
ではない。
度)5℃/秒以下で5〜10秒間緩冷却し、再結晶を促
進させることが必要である。続いで冷却速度10℃/秒
以上で600℃以下の温度域まで冷却しないと、再結晶
粒径の微細化は進行せず、満足できる熱間圧延ステンレ
スストリップは製造できない。5℃/秒より冷却速度が
速い場合には、再結晶温度を下回るため微細化が進まず
10秒を超える徐冷区間が必要であり、設備費面で得策
ではない。
【0038】また、後段熱間圧延機の出側温度で冷却せ
ず温度保持しても、保持時間は緩冷時間より短縮できな
い。短縮するためには昇温が効果的であるが、1000
℃以上まで昇温するためには加熱炉が必要であり、設備
費面で得策ではない。また、徐冷した後、10℃/秒以
下で緩冷却を続けると、ステンレス鋼の場合、粒界にC
r23C6 (クロムカーバイド)が析出してCr欠乏層が
形成され、耐蝕性が阻害され製品の光沢性が損なわれる
ので、10℃/秒以上、望ましくは40℃/秒以上でク
ロムカーバイドの析出が停止する600℃以下まで冷却
する。
ず温度保持しても、保持時間は緩冷時間より短縮できな
い。短縮するためには昇温が効果的であるが、1000
℃以上まで昇温するためには加熱炉が必要であり、設備
費面で得策ではない。また、徐冷した後、10℃/秒以
下で緩冷却を続けると、ステンレス鋼の場合、粒界にC
r23C6 (クロムカーバイド)が析出してCr欠乏層が
形成され、耐蝕性が阻害され製品の光沢性が損なわれる
ので、10℃/秒以上、望ましくは40℃/秒以上でク
ロムカーバイドの析出が停止する600℃以下まで冷却
する。
【0039】第五の発明では、第二の発明と第三の発明
を選択的に組み合わせたストリップ連続鋳造熱間圧延設
備を用い、ストリップ連続鋳造機で鋳造された板厚3mm
以上のステンレス薄鋳片を、その下流に配設した保温装
置により保温してから複数の熱間圧延機に導き、各熱間
圧延機によりそれぞれ900〜1200℃の温度域で圧
延して、トータル圧下率60%以上の熱間圧延を行い、
下流の保温装置により冷却速度5℃/秒以下で5〜10
秒間緩冷却し、続いて600℃以下の温度域まで冷却し
て巻き取り、続いて焼鈍酸洗または光輝焼鈍を行い、表
面品質の優れたステンレスストリップを製造することを
特徴としている。
を選択的に組み合わせたストリップ連続鋳造熱間圧延設
備を用い、ストリップ連続鋳造機で鋳造された板厚3mm
以上のステンレス薄鋳片を、その下流に配設した保温装
置により保温してから複数の熱間圧延機に導き、各熱間
圧延機によりそれぞれ900〜1200℃の温度域で圧
延して、トータル圧下率60%以上の熱間圧延を行い、
下流の保温装置により冷却速度5℃/秒以下で5〜10
秒間緩冷却し、続いて600℃以下の温度域まで冷却し
て巻き取り、続いて焼鈍酸洗または光輝焼鈍を行い、表
面品質の優れたステンレスストリップを製造することを
特徴としている。
【0040】双ドラム式連続鋳造機では、鋳片の板厚が
3mm以上の場合には、熱間圧延機の入側温度が必然的に
1100℃以下となるので、後段の熱間圧延機での圧延
温度が900℃以下になり、圧下率30%以上で圧下し
て再結晶による結晶粒の微細化が進行せず、従来レベル
の大規模な熱処理炉で再び1100℃まで昇温し、10
秒間保持できないと、結晶粒は微細化しないことが確認
された。そのため、前段の熱間圧延機の入側温度を11
00〜1200℃にする必要がある。
3mm以上の場合には、熱間圧延機の入側温度が必然的に
1100℃以下となるので、後段の熱間圧延機での圧延
温度が900℃以下になり、圧下率30%以上で圧下し
て再結晶による結晶粒の微細化が進行せず、従来レベル
の大規模な熱処理炉で再び1100℃まで昇温し、10
秒間保持できないと、結晶粒は微細化しないことが確認
された。そのため、前段の熱間圧延機の入側温度を11
00〜1200℃にする必要がある。
【0041】そこで、本発明では従来レベルの大規模な
熱処理炉を設置しないことを前提にし、連続鋳造機で鋳
造された厚みが3mm以上の鋳片を、連続鋳造機と前段の
熱間圧延機間で、断熱カバー、ヒートパネル、誘導加熱
装置等の簡易保熱装置により保熱し、前段の熱間圧延機
の入側温度を1100℃〜200℃として後段熱間圧延
機の入側温度を900〜1100℃として、この複数の
熱間圧延機によりトータル圧下率60%以上の熱間圧延
を行い、熱間圧延後その下流に配設した簡易保温装置に
より、5〜10秒間ストリップ温度を850〜1150
℃に保持し、続いて10℃/秒の冷却速度で冷却して6
00℃以下にした後に巻き取り、続いて焼鈍酸洗または
光輝焼鈍を行って、冷延して表面品質の優れたステンレ
ス鋼薄板を製造するものである。
熱処理炉を設置しないことを前提にし、連続鋳造機で鋳
造された厚みが3mm以上の鋳片を、連続鋳造機と前段の
熱間圧延機間で、断熱カバー、ヒートパネル、誘導加熱
装置等の簡易保熱装置により保熱し、前段の熱間圧延機
の入側温度を1100℃〜200℃として後段熱間圧延
機の入側温度を900〜1100℃として、この複数の
熱間圧延機によりトータル圧下率60%以上の熱間圧延
を行い、熱間圧延後その下流に配設した簡易保温装置に
より、5〜10秒間ストリップ温度を850〜1150
℃に保持し、続いて10℃/秒の冷却速度で冷却して6
00℃以下にした後に巻き取り、続いて焼鈍酸洗または
光輝焼鈍を行って、冷延して表面品質の優れたステンレ
ス鋼薄板を製造するものである。
【0042】なお、熱間圧延後、5〜10秒間ストリッ
プ温度を850〜950℃に保持し、続いて40℃/秒
の冷却速度で冷却して600℃以下にした後巻き取らな
いと、再結晶粒とCr炭化物の容体化を両立させること
ができず、満足できる熱間圧延ステンレスストリップは
製造できない。
プ温度を850〜950℃に保持し、続いて40℃/秒
の冷却速度で冷却して600℃以下にした後巻き取らな
いと、再結晶粒とCr炭化物の容体化を両立させること
ができず、満足できる熱間圧延ステンレスストリップは
製造できない。
【0043】
(実施例1)以下に本発明を図1〜図3に示す実施例に
基づいて説明する。図1に示した実施例は、第一の発明
と第二の発明を満足するステンレスストリップの連続鋳
造熱間圧延設備である。
基づいて説明する。図1に示した実施例は、第一の発明
と第二の発明を満足するステンレスストリップの連続鋳
造熱間圧延設備である。
【0044】ここでは、双ドラム式のストリップ連続鋳
造機1により鋳造速度50〜180m/分で連続鋳造さ
れた厚みが1〜3mm未満の薄鋳片2を、鋳造ドラム下ピ
ンチロール7で下流に送り、前段熱間圧延機前のピンチ
ロール8により前段熱間圧延機3aの入側ストリップ張
力を確保して、前段の熱間圧延機3aで1000〜12
00℃の温度域で40%以上の高圧下率で熱間圧延し、
続いて後段の熱間圧延機3bで、900〜1100℃の
温度域で再結晶組織の微細化を促進させるために必要な
25%以上の圧下率で熱間圧延して、トータル65%以
上の圧下率の熱間圧延を行う。
造機1により鋳造速度50〜180m/分で連続鋳造さ
れた厚みが1〜3mm未満の薄鋳片2を、鋳造ドラム下ピ
ンチロール7で下流に送り、前段熱間圧延機前のピンチ
ロール8により前段熱間圧延機3aの入側ストリップ張
力を確保して、前段の熱間圧延機3aで1000〜12
00℃の温度域で40%以上の高圧下率で熱間圧延し、
続いて後段の熱間圧延機3bで、900〜1100℃の
温度域で再結晶組織の微細化を促進させるために必要な
25%以上の圧下率で熱間圧延して、トータル65%以
上の圧下率の熱間圧延を行う。
【0045】続いて熱間圧延後のストリップ2sを冷却
装置5で10〜80℃/秒の冷却速度で600℃まで冷
却した後、カローゼル型の巻取機9で巻き取ってステン
レスストリップのコイル2cを製造する。このようにし
て製造されたステンレスストリップの表面をデスケーリ
ングして酸洗冷延し、続いて焼鈍酸洗または光輝焼鈍を
施すことにより、表面品質の優れたステンレスストリッ
プを製造することができる。
装置5で10〜80℃/秒の冷却速度で600℃まで冷
却した後、カローゼル型の巻取機9で巻き取ってステン
レスストリップのコイル2cを製造する。このようにし
て製造されたステンレスストリップの表面をデスケーリ
ングして酸洗冷延し、続いて焼鈍酸洗または光輝焼鈍を
施すことにより、表面品質の優れたステンレスストリッ
プを製造することができる。
【0046】なお、図中10は、従来から一般に用いら
れている雰囲気制御カバーで、薄鋳片2の温度降下と酸
化を抑制することができる。11は切断機で、ストリッ
プ2sを巻取長さに切断するためのものである。
れている雰囲気制御カバーで、薄鋳片2の温度降下と酸
化を抑制することができる。11は切断機で、ストリッ
プ2sを巻取長さに切断するためのものである。
【0047】図2は、ワークロール3wとバックアップ
ロール3vからなる2台の熱間圧延機3a、3bのハウ
ジングポストの構造例を概略的に示したものである。こ
こでは、2台の熱間圧延機3a、3bの中央のハウジン
グポスト12を共用化することで2つのスタンド13
a、13b間の距離Lを3m以下(距離を極力短縮)に
短縮し、鋳造された鋳片2を前段熱間圧延機3aにより
熱間圧延し、この熱間圧延されたストリップがこのスタ
ンド13aと13b間を空走する際の温度低下量を極力
小さくしている。
ロール3vからなる2台の熱間圧延機3a、3bのハウ
ジングポストの構造例を概略的に示したものである。こ
こでは、2台の熱間圧延機3a、3bの中央のハウジン
グポスト12を共用化することで2つのスタンド13
a、13b間の距離Lを3m以下(距離を極力短縮)に
短縮し、鋳造された鋳片2を前段熱間圧延機3aにより
熱間圧延し、この熱間圧延されたストリップがこのスタ
ンド13aと13b間を空走する際の温度低下量を極力
小さくしている。
【0048】こうすることにより、例えば厚み2mmの鋳
片を前段熱間圧延機で圧下率40%で熱間圧延し、スト
リップが後段の熱間圧延機まで空走する際の温度低下量
を30〜50℃程度にすることができる。また、この2
つスタンド間には簡易ルーパー14が配設されており、
軽微な張力制御を実施することができる。
片を前段熱間圧延機で圧下率40%で熱間圧延し、スト
リップが後段の熱間圧延機まで空走する際の温度低下量
を30〜50℃程度にすることができる。また、この2
つスタンド間には簡易ルーパー14が配設されており、
軽微な張力制御を実施することができる。
【0049】図3に示した実施例は、第二の発明と第三
の発明を満足するステンレスストリップの連続鋳造熱間
圧延設備である。ここでは、双ドラム式の薄鋳片連続鋳
造機1により鋳造速度20〜50mpmで連続鋳造され
た厚みが3〜10mm未満の鋳片2を、鋳造ドラム下ピン
チロール7で下流に送り、前段熱間圧延機前のピンチロ
ール8により前段熱間圧延機3aの入側ストリップ張力
を確保して、前段の熱間圧延機3aで950〜1050
℃の温度域で40%以上の高圧下率で熱間圧延し、続い
て後段の熱間圧延機3bで、900〜950℃の温度域
で再結晶組織の微細化を促進させるために必要な25%
以上の圧下率で熱間圧延して、トータル60%以上の圧
下率の熱間圧延を実施する。
の発明を満足するステンレスストリップの連続鋳造熱間
圧延設備である。ここでは、双ドラム式の薄鋳片連続鋳
造機1により鋳造速度20〜50mpmで連続鋳造され
た厚みが3〜10mm未満の鋳片2を、鋳造ドラム下ピン
チロール7で下流に送り、前段熱間圧延機前のピンチロ
ール8により前段熱間圧延機3aの入側ストリップ張力
を確保して、前段の熱間圧延機3aで950〜1050
℃の温度域で40%以上の高圧下率で熱間圧延し、続い
て後段の熱間圧延機3bで、900〜950℃の温度域
で再結晶組織の微細化を促進させるために必要な25%
以上の圧下率で熱間圧延して、トータル60%以上の圧
下率の熱間圧延を実施する。
【0050】続いて、熱間圧延後のストリップ2sを簡
易徐冷装置15に通して、850〜950℃で5〜10
秒間、ストリップの温度保持を行い、次に冷却装置5で
10〜80℃/秒の冷却速度で600℃まで冷却した
後、カローゼル型の巻取機9で巻き取ってステンレスス
トリップのコイルを製造する。このようにして製造され
たステンレスストリップを酸洗冷延し、続いて焼鈍酸洗
または光輝焼鈍を施すことにより、表面品質の優れたス
テンレスストリップを製造することができる。
易徐冷装置15に通して、850〜950℃で5〜10
秒間、ストリップの温度保持を行い、次に冷却装置5で
10〜80℃/秒の冷却速度で600℃まで冷却した
後、カローゼル型の巻取機9で巻き取ってステンレスス
トリップのコイルを製造する。このようにして製造され
たステンレスストリップを酸洗冷延し、続いて焼鈍酸洗
または光輝焼鈍を施すことにより、表面品質の優れたス
テンレスストリップを製造することができる。
【0051】なお、図中16は、薄鋳片連続鋳造機1と
前段熱間圧延機3a間に配設されたヒートパネル、誘導
加熱装置等の加熱機能を備えた簡易保熱装置で、前段熱
間圧延機3aおよび後段熱間圧延機3bの入側の薄鋳片
2(ストリップ)の温度を適性温度域に調整する機能
と、薄鋳片2の高温酸化を抑制するための雰囲気制御機
能を有するものであることが望ましいが、加熱機能を有
しないが温度降下抑制機能に優れ酸化抑制機能を備えた
断熱カバー等を用いても相応の効果がある。
前段熱間圧延機3a間に配設されたヒートパネル、誘導
加熱装置等の加熱機能を備えた簡易保熱装置で、前段熱
間圧延機3aおよび後段熱間圧延機3bの入側の薄鋳片
2(ストリップ)の温度を適性温度域に調整する機能
と、薄鋳片2の高温酸化を抑制するための雰囲気制御機
能を有するものであることが望ましいが、加熱機能を有
しないが温度降下抑制機能に優れ酸化抑制機能を備えた
断熱カバー等を用いても相応の効果がある。
【0052】後段熱間圧延機3bと冷却装置5間に配設
された簡易徐冷装置15は、温度の降下速度を調整する
ものであるので、ヒートパネル、誘導加熱装置等の加熱
機能と高温酸化抑制機能を備えたものであることが望ま
しいが、断熱カバー等の温度降下抑制機能と酸化抑制機
能を備えたものを用いても相応の効果がある。
された簡易徐冷装置15は、温度の降下速度を調整する
ものであるので、ヒートパネル、誘導加熱装置等の加熱
機能と高温酸化抑制機能を備えたものであることが望ま
しいが、断熱カバー等の温度降下抑制機能と酸化抑制機
能を備えたものを用いても相応の効果がある。
【0053】なお、ここで用いた熱間圧延機のハウジン
グポスト12の構造は、前記図2に示したものと同様の
ものであり、2台の熱間圧延機3a、3bの中央のハウ
ジングポスト12を共用化することで2つのスタンド1
3a、13b間の距離Lを3m以下(距離を極力短縮)
に短縮し、鋳造された薄鋳片2を前段の熱間圧延機3a
により熱間圧延し、ここで熱間圧延されたストリップが
この2つのスタンド間を空走する際の温度低下量を極力
小さくしている。
グポスト12の構造は、前記図2に示したものと同様の
ものであり、2台の熱間圧延機3a、3bの中央のハウ
ジングポスト12を共用化することで2つのスタンド1
3a、13b間の距離Lを3m以下(距離を極力短縮)
に短縮し、鋳造された薄鋳片2を前段の熱間圧延機3a
により熱間圧延し、ここで熱間圧延されたストリップが
この2つのスタンド間を空走する際の温度低下量を極力
小さくしている。
【0054】こうすることにより、例えば厚み5mmの鋳
片を前段熱間圧延機で圧下率40%で熱間圧延し、スト
リップが後段の熱間圧延機まで空走する際の温度低下量
を35〜60℃程度改善することができる。また、この
2つスタンド間には簡易ルーパー14が配設されてお
り、軽微な張力制御を実施することができる。
片を前段熱間圧延機で圧下率40%で熱間圧延し、スト
リップが後段の熱間圧延機まで空走する際の温度低下量
を35〜60℃程度改善することができる。また、この
2つスタンド間には簡易ルーパー14が配設されてお
り、軽微な張力制御を実施することができる。
【0055】(実施例2)図4は、図3に示したステン
レスストリップ連続鋳造熱間圧延設備の主として温度制
御構造例をより具体的に示したものであり、この設備で
は第四の発明と第五の発明を実施可能に構成されてい
る。
レスストリップ連続鋳造熱間圧延設備の主として温度制
御構造例をより具体的に示したものであり、この設備で
は第四の発明と第五の発明を実施可能に構成されてい
る。
【0056】この実施例では薄鋳片連続鋳造機1によっ
て鋳造速度20〜180mpmで連続鋳造した厚み1〜
10mmの薄鋳片2を2台の熱間圧延機3a、3bにより
トータル圧下率60%以上で熱間圧延してストリップ2
sとし、これを冷却して巻き取りステンレスストリップ
コイル2cを製造するために構成されている。
て鋳造速度20〜180mpmで連続鋳造した厚み1〜
10mmの薄鋳片2を2台の熱間圧延機3a、3bにより
トータル圧下率60%以上で熱間圧延してストリップ2
sとし、これを冷却して巻き取りステンレスストリップ
コイル2cを製造するために構成されている。
【0057】この設備で製造されたステンレスストリッ
プは、酸洗冷延して、焼鈍酸洗または、光輝焼鈍してス
テンレスストリップとして製品化されるが、このステン
レスストリップは、特にローピングがなく、光沢も良好
で表面品質に優れたものにすることができる。
プは、酸洗冷延して、焼鈍酸洗または、光輝焼鈍してス
テンレスストリップとして製品化されるが、このステン
レスストリップは、特にローピングがなく、光沢も良好
で表面品質に優れたものにすることができる。
【0058】図4において、1は双ドラム式の薄鋳片連
続鋳造機で、その下流には2スタンドの熱間圧延機3
a、3bが配設されている。薄鋳片連続鋳造機1と前段
熱間圧延機3a間の薄鋳片2の通路は、雰囲気制御可能
な断熱カバー17で囲まれており、薄鋳片2の通路に
は、複数列のヒートパネル18と誘導加熱装置19から
なる簡易保熱装置16が配設されている。
続鋳造機で、その下流には2スタンドの熱間圧延機3
a、3bが配設されている。薄鋳片連続鋳造機1と前段
熱間圧延機3a間の薄鋳片2の通路は、雰囲気制御可能
な断熱カバー17で囲まれており、薄鋳片2の通路に
は、複数列のヒートパネル18と誘導加熱装置19から
なる簡易保熱装置16が配設されている。
【0059】この簡易保熱装置16を構成するヒートパ
ネル18は、図5に示すように鉄皮20内面に配設され
た耐火煉瓦21の壁面に、給電管22を接続したヒート
パネル(ヒーター)23を取付けてなるもので、薄鋳片
2の通路を挟んで例えば一対対向配置させてなるもので
ある。
ネル18は、図5に示すように鉄皮20内面に配設され
た耐火煉瓦21の壁面に、給電管22を接続したヒート
パネル(ヒーター)23を取付けてなるもので、薄鋳片
2の通路を挟んで例えば一対対向配置させてなるもので
ある。
【0060】誘導加熱装置19は極く一般的なものであ
るので説明を省略する。また、簡易徐冷装置15は、図
6に示すように断熱性の耐火煉瓦で形成され、ストリッ
プ2sの通路を形成する貫通空間を有する断熱ボックス
24からなり、この断熱ボックス内のストリップ2sの
通路を挟んで図5で示したようなヒートパネル18を複
数取付けてなるものである。
るので説明を省略する。また、簡易徐冷装置15は、図
6に示すように断熱性の耐火煉瓦で形成され、ストリッ
プ2sの通路を形成する貫通空間を有する断熱ボックス
24からなり、この断熱ボックス内のストリップ2sの
通路を挟んで図5で示したようなヒートパネル18を複
数取付けてなるものである。
【0061】連続鋳造熱間圧延操業に際しては、鋳造対
象、鋳造条件に応じて、予め各部における温度条件が設
定されており、この設定条件になるように、前段熱間圧
延機3a入側温度計25と後段熱間圧延機3bの下流の
簡易徐冷装置15の出側温度計26からの温度情報に基
づき、簡易保熱装置16と、簡易徐冷装置15における
温度制御(管理)を行う。そのために、入側温度計25
からの温度情報を演算器27に入力して簡易保熱装置1
6による薄鋳片2(ストリップ)の温度調整量を演算
し、制御装置28を介して簡易保熱装置16を制御す
る。
象、鋳造条件に応じて、予め各部における温度条件が設
定されており、この設定条件になるように、前段熱間圧
延機3a入側温度計25と後段熱間圧延機3bの下流の
簡易徐冷装置15の出側温度計26からの温度情報に基
づき、簡易保熱装置16と、簡易徐冷装置15における
温度制御(管理)を行う。そのために、入側温度計25
からの温度情報を演算器27に入力して簡易保熱装置1
6による薄鋳片2(ストリップ)の温度調整量を演算
し、制御装置28を介して簡易保熱装置16を制御す
る。
【0062】また、出側温度計26からの温度情報を演
算器29に入力し、簡易徐冷装置15による温度調整量
を演算し、制御装置30を介して、簡易徐冷装置15を
制御する。例えば、厚みが6mm以上の薄鋳片の場合で
は、鋳造速度は6〜20m/分と遅いため、熱間圧延機
に到達するまでに放熱熱伝達により降温して、熱間圧延
機で適性温度域で熱間圧延することができなくなる。
算器29に入力し、簡易徐冷装置15による温度調整量
を演算し、制御装置30を介して、簡易徐冷装置15を
制御する。例えば、厚みが6mm以上の薄鋳片の場合で
は、鋳造速度は6〜20m/分と遅いため、熱間圧延機
に到達するまでに放熱熱伝達により降温して、熱間圧延
機で適性温度域で熱間圧延することができなくなる。
【0063】そこで、本発明では簡易保熱装置16のヒ
ートパネルにより薄鋳片2の輻射面を1150〜120
0℃の温度域に保熱して前段熱間圧延機3aに送り込
む。前段熱間圧延機3aの入側の薄鋳片2の温度が11
50℃以下である場合には、後段熱間圧延機3bでは9
00℃〜1200℃の適性温度域で熱間圧延することが
できないので、この場合には、簡易保熱装置16の誘導
加熱装置により前段熱間圧延機3aの入側の薄鋳片2の
温度を50〜100℃昇温させる。
ートパネルにより薄鋳片2の輻射面を1150〜120
0℃の温度域に保熱して前段熱間圧延機3aに送り込
む。前段熱間圧延機3aの入側の薄鋳片2の温度が11
50℃以下である場合には、後段熱間圧延機3bでは9
00℃〜1200℃の適性温度域で熱間圧延することが
できないので、この場合には、簡易保熱装置16の誘導
加熱装置により前段熱間圧延機3aの入側の薄鋳片2の
温度を50〜100℃昇温させる。
【0064】なお、断熱カバー内は、鋳片と簡易保熱装
置の電熱体の高温酸化を抑制するために、酸素濃度を
0.2%以下にしている。また、後段熱間圧延機3bの
下流の簡易徐冷装置15では、ストリップ2sからの輻
射伝熱を抑制して、このストリップの温度降下速度を5
℃/秒以下に抑制することができるようにしている。
置の電熱体の高温酸化を抑制するために、酸素濃度を
0.2%以下にしている。また、後段熱間圧延機3bの
下流の簡易徐冷装置15では、ストリップ2sからの輻
射伝熱を抑制して、このストリップの温度降下速度を5
℃/秒以下に抑制することができるようにしている。
【0065】このような、薄鋳片2およびストリップ2
sの温度制御が自在なステンレスストリップ連続鋳造熱
間圧延設備を用いて、鋳造対象、鋳造条件、熱間圧延条
件、、冷却条件等を選択して熱間圧延ステンレスストリ
ップを製造のための操業実験を実施した。その結果につ
いて図7〜図9(代表例を記載)と表1に示した。
sの温度制御が自在なステンレスストリップ連続鋳造熱
間圧延設備を用いて、鋳造対象、鋳造条件、熱間圧延条
件、、冷却条件等を選択して熱間圧延ステンレスストリ
ップを製造のための操業実験を実施した。その結果につ
いて図7〜図9(代表例を記載)と表1に示した。
【0066】(1)図7は、双ドラム式薄鋳片連続鋳造
機1で鋳造された厚み3mm未満の薄鋳片2を2スタンド
の熱間圧延機3a、3bで熱間圧延して冷却装置5で冷
却して巻取機6に巻き取るまでの温度履歴を示したもの
である。
機1で鋳造された厚み3mm未満の薄鋳片2を2スタンド
の熱間圧延機3a、3bで熱間圧延して冷却装置5で冷
却して巻取機6に巻き取るまでの温度履歴を示したもの
である。
【0067】薄鋳片連続鋳造機1で鋳造速度75〜38
0m/分で連続鋳造された薄鋳片2は、放熱伝熱で急速
に温度を下げ、前段熱間圧延機3aでは、1200℃で
圧下率40%以上で熱間圧延される。この圧延中にワー
クロール3wとの接触熱伝達により、ここで熱間圧延ス
トリップの温度は、1030℃まで下がり、後段熱間圧
延機では、1030℃で30%の圧下率で圧延され、ト
ータル70%の熱間圧延が実施される。この熱間圧延ス
トリップを、後段熱間圧延機3bの下流の簡易徐冷装置
15を15秒以上空走させた後に、冷却装置で40℃/
秒の冷却速度で550℃に冷却して巻取機で巻き取っ
た。 (2)図8は、双ドラム式薄鋳片連続鋳造機1で鋳造速
度10〜75m/分で連続鋳造された厚み3mm以上の薄
鋳片2を2スタンドの熱間圧延機3a、3bで熱間圧延
した場合の薄鋳片連続鋳造機から熱間圧延して冷却し巻
き取るまでの温度履歴を示したものである。
0m/分で連続鋳造された薄鋳片2は、放熱伝熱で急速
に温度を下げ、前段熱間圧延機3aでは、1200℃で
圧下率40%以上で熱間圧延される。この圧延中にワー
クロール3wとの接触熱伝達により、ここで熱間圧延ス
トリップの温度は、1030℃まで下がり、後段熱間圧
延機では、1030℃で30%の圧下率で圧延され、ト
ータル70%の熱間圧延が実施される。この熱間圧延ス
トリップを、後段熱間圧延機3bの下流の簡易徐冷装置
15を15秒以上空走させた後に、冷却装置で40℃/
秒の冷却速度で550℃に冷却して巻取機で巻き取っ
た。 (2)図8は、双ドラム式薄鋳片連続鋳造機1で鋳造速
度10〜75m/分で連続鋳造された厚み3mm以上の薄
鋳片2を2スタンドの熱間圧延機3a、3bで熱間圧延
した場合の薄鋳片連続鋳造機から熱間圧延して冷却し巻
き取るまでの温度履歴を示したものである。
【0068】双ドラム式薄鋳片連続鋳造機1で連続鋳造
された薄鋳片2は、簡易保熱装置16によって放射伝熱
による薄鋳片2の温度降下を抑制され、前段熱間圧延機
3aで1180〜1200℃の温度領域で40%の圧下
率で熱間圧延中にワークロール3wとの接触熱伝達で温
度降下して、後段熱間圧延機では950〜1030℃の
温度領域で30%以上の圧下率で熱間圧延され、トータ
ル70%の熱間圧延が実施される。
された薄鋳片2は、簡易保熱装置16によって放射伝熱
による薄鋳片2の温度降下を抑制され、前段熱間圧延機
3aで1180〜1200℃の温度領域で40%の圧下
率で熱間圧延中にワークロール3wとの接触熱伝達で温
度降下して、後段熱間圧延機では950〜1030℃の
温度領域で30%以上の圧下率で熱間圧延され、トータ
ル70%の熱間圧延が実施される。
【0069】後段圧延機3bの出側でのストリップの温
度は、900〜990℃程度であるので、ストリップの
再結晶における結晶粒の微細化を促進するために、この
後段熱間圧延機3bの下流の簡易徐冷装置15に5〜1
0秒冷却せずに空走させた後に、冷却装置で40℃/秒
の冷却速度で550℃に冷却してから巻取機で巻き取っ
た。
度は、900〜990℃程度であるので、ストリップの
再結晶における結晶粒の微細化を促進するために、この
後段熱間圧延機3bの下流の簡易徐冷装置15に5〜1
0秒冷却せずに空走させた後に、冷却装置で40℃/秒
の冷却速度で550℃に冷却してから巻取機で巻き取っ
た。
【0070】(3)図9は、双ドラム式薄鋳片連続鋳造
機1で鋳造速度10〜160m/分で連続鋳造された厚
み10mm以下の薄鋳片2を1スタンドの熱間圧延機3で
熱間圧延し、従来の熱処理炉4で熱処理した後、冷却装
置5で冷却して巻取機6で巻き取るようにした、本発明
の比較例における薄鋳片連続鋳造機1から熱間圧延して
冷却し巻き取るまでの温度履歴を示したものである。
機1で鋳造速度10〜160m/分で連続鋳造された厚
み10mm以下の薄鋳片2を1スタンドの熱間圧延機3で
熱間圧延し、従来の熱処理炉4で熱処理した後、冷却装
置5で冷却して巻取機6で巻き取るようにした、本発明
の比較例における薄鋳片連続鋳造機1から熱間圧延して
冷却し巻き取るまでの温度履歴を示したものである。
【0071】この従来例では1スタンドの熱間圧延機3
で1080〜1180℃の温度領域で40%の圧下率で
熱間圧延され、熱間圧延後のストリップを1100〜1
150℃の温度領域で10秒以上保持する熱処理を行
い、続いて550℃以下の温度にして冷却してから巻き
取った。なお、この従来例での熱処理炉の炉長は5〜6
0mで、熱処理時間は5〜10秒である。
で1080〜1180℃の温度領域で40%の圧下率で
熱間圧延され、熱間圧延後のストリップを1100〜1
150℃の温度領域で10秒以上保持する熱処理を行
い、続いて550℃以下の温度にして冷却してから巻き
取った。なお、この従来例での熱処理炉の炉長は5〜6
0mで、熱処理時間は5〜10秒である。
【0072】上記(1)〜(3)によって製造されたス
トリップをステンレスストリップを製造するために一般
的な酸洗冷延、焼鈍酸洗または光輝焼鈍工程を経て得ら
れたステンレスストリップの表面性状、特に表面のうね
り(ローピング)と光沢を調査した。その結果を表1に
示した。
トリップをステンレスストリップを製造するために一般
的な酸洗冷延、焼鈍酸洗または光輝焼鈍工程を経て得ら
れたステンレスストリップの表面性状、特に表面のうね
り(ローピング)と光沢を調査した。その結果を表1に
示した。
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】表1に示すように、本発明の実施例である
No.1〜10においては、2スタンドの熱間圧延機に
よる熱間圧延条件と熱間圧延後の最適な温度保持条件、
冷却速度制御条件と相俟って、いずれも満足できる表面
品質を示した。
No.1〜10においては、2スタンドの熱間圧延機に
よる熱間圧延条件と熱間圧延後の最適な温度保持条件、
冷却速度制御条件と相俟って、いずれも満足できる表面
品質を示した。
【0076】一方、従来例であるNo.11〜13にお
いては、炉長が5mで熱処理時間が10秒未満で不十分
な場合には、この後の冷却制御を行っても、ローピング
が大きく、光沢も不良であり、満足できる表面品質は得
られなかった。
いては、炉長が5mで熱処理時間が10秒未満で不十分
な場合には、この後の冷却制御を行っても、ローピング
が大きく、光沢も不良であり、満足できる表面品質は得
られなかった。
【0077】なお、2台の熱間圧延機を用いた場合本発
明の範囲外の条件で製造した比較例のステンレスストリ
ップの場合(No.14〜18)では、いずれもローピ
ングが大きく、光沢も不良であり、満足できる表面品質
は得られなかった。
明の範囲外の条件で製造した比較例のステンレスストリ
ップの場合(No.14〜18)では、いずれもローピ
ングが大きく、光沢も不良であり、満足できる表面品質
は得られなかった。
【0078】以上述べたように、本発明では、従来タイ
プの熱処理の設置は不可欠ではなく、簡易保熱装置、簡
易徐冷装置を、製造対象により必要に応じて用いること
により、表面品質の良好なステンレスストリップの製造
を可能にするもので、特に設備コスト、熱原単位を大幅
に削減することができる。
プの熱処理の設置は不可欠ではなく、簡易保熱装置、簡
易徐冷装置を、製造対象により必要に応じて用いること
により、表面品質の良好なステンレスストリップの製造
を可能にするもので、特に設備コスト、熱原単位を大幅
に削減することができる。
【0079】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、薄鋳片連続鋳造機、熱間圧延機、簡易保
熱装置、簡易徐冷装置、冷却装置、巻取機、付帯装置、
各種制御構造、これら各要素の仕様、配置数および操業
条件等については、鋳造対象、鋳造条件、熱間圧延条件
に応じて、本発明の前記請求項1〜5を満足する範囲で
変更されるものである。なお、酸洗冷延、焼鈍酸洗また
は光輝焼鈍条件等は、一般工業的な操業での条件と差は
ない。
ものではなく、薄鋳片連続鋳造機、熱間圧延機、簡易保
熱装置、簡易徐冷装置、冷却装置、巻取機、付帯装置、
各種制御構造、これら各要素の仕様、配置数および操業
条件等については、鋳造対象、鋳造条件、熱間圧延条件
に応じて、本発明の前記請求項1〜5を満足する範囲で
変更されるものである。なお、酸洗冷延、焼鈍酸洗また
は光輝焼鈍条件等は、一般工業的な操業での条件と差は
ない。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、連続鋳造機で鋳造され
た厚み1〜10mmの鋳片を複数の熱間圧延機を用いて、
トータル圧下率60%以上で熱間圧延することにより、
表面性状、内部結晶組織の良好な熱延ストリップを圧延
可能であり、冷間圧延後、焼鈍、酸洗して表面品質(ロ
ーピング性、光沢)の優れたステンレスストリップを安
定製造することが可能である。また、従来のような大規
模な熱処理炉を設置する必要がないので、設備の設置ス
ペースをコンパクト化できるとともに設備費を大幅に削
減することができ、製造コストを大幅に削減することが
可能である。
た厚み1〜10mmの鋳片を複数の熱間圧延機を用いて、
トータル圧下率60%以上で熱間圧延することにより、
表面性状、内部結晶組織の良好な熱延ストリップを圧延
可能であり、冷間圧延後、焼鈍、酸洗して表面品質(ロ
ーピング性、光沢)の優れたステンレスストリップを安
定製造することが可能である。また、従来のような大規
模な熱処理炉を設置する必要がないので、設備の設置ス
ペースをコンパクト化できるとともに設備費を大幅に削
減することができ、製造コストを大幅に削減することが
可能である。
【図1】本発明のステンレスストリップ連続鋳造熱間圧
延設備の配置例を示す側面概念説明図。
延設備の配置例を示す側面概念説明図。
【図2】本発明のステンレスストリップ連続鋳造熱間圧
延設備において用いられる熱間圧延機の構造例を示す側
面概念説明図。
延設備において用いられる熱間圧延機の構造例を示す側
面概念説明図。
【図3】本発明のステンレスストリップ連続鋳造熱間圧
延設備の他の配置例を示す側面概念説明図。
延設備の他の配置例を示す側面概念説明図。
【図4】本発明のステンレスストリップ連続鋳造熱間圧
延設備における鋳片(ストリップ)の温度制御構造例を
示す側面概念説明図。
延設備における鋳片(ストリップ)の温度制御構造例を
示す側面概念説明図。
【図5】本発明のステンレスストリップ連続鋳造熱間圧
延設備で用いる簡易保熱装置例を示す断面概念説明図。
延設備で用いる簡易保熱装置例を示す断面概念説明図。
【図6】本発明のステンレスストリップ連続鋳造熱間圧
延設備で用いる簡易徐冷装置例を示す断面概念説明図。
延設備で用いる簡易徐冷装置例を示す断面概念説明図。
【図7】本発明の実施例における鋳片(ストリップ)の
温度履歴説明図。
温度履歴説明図。
【図8】本発明の他の実施例における鋳片(ストリッ
プ)の温度履歴説明図。
プ)の温度履歴説明図。
【図9】従来例における鋳片(ストリップ)の温度履歴
説明図。
説明図。
【図10】従来例のストリップ連続鋳造熱間圧延設備の
配置例を示す側面概念説明図。
配置例を示す側面概念説明図。
1 双ドラム式薄鋳片連続鋳造機 2 薄鋳片 2s ストリップ 2c ストリップコイル 3 単スタンド熱間圧延機 3a 前段熱間圧延機 3b 後段熱間圧延機 3w ワークロール 3v バックアップロール 4 熱処理炉 5 冷却装置 6 巻取機 7 鋳造ドラム下ピンチロール 8 前段熱間圧延機前ピンチロール 9 カローゼル型の巻取機 10 雰囲気制御カバー 11 切断機(シャー) 12 ハウジングポスト 13a、13b (圧延)スタンド 14 簡易ルーパー 15 簡易徐冷装置 16 簡易保熱装置 17 断熱カバー 18 ヒートパネル 19 誘導加熱装置 20 鉄皮 21 耐火煉瓦 22 給電管 23 ヒートパネル(ヒーター) 24 断熱ボックス 25 前段熱間圧延機の入側温度計 26 簡易徐冷装置の出側温度計 27 演算器 28 制御装置 29 演算器 30 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B22D 11/06 330 B22D 11/06 330B 11/12 11/12 A C21D 9/52 101 C21D 9/52 101
Claims (5)
- 【請求項1】 薄鋳片連続鋳造機の下流に、トータル圧
下率を60%以上にして熱間圧延可能な構造を有する複
数の熱間圧延機と冷却装置を配設したことを特徴とする
ステンレスストリップの連続鋳造熱間圧延設備。 - 【請求項2】 薄鋳片連続鋳造機と熱間圧延機間に薄鋳
片の温度を調整できる簡易保熱装置を配設し、熱間圧延
機の下流にストリップの温度降下を防止できる簡易徐冷
装置を配設したことを特徴とする請求項1記載のステン
レスストリップの連続鋳造熱間圧延設備。 - 【請求項3】 複数の熱間圧延機がハウジングスタンド
のポストを共用したものであり、スタンド間を3m以下
にしたものであることを特徴とする請求項1または2記
載のステンレスストリップの連続鋳造熱間圧延設備。 - 【請求項4】 薄鋳片連続鋳造機で鋳造された板厚3mm
未満のステンレス薄鋳片を、その下流に配設した複数の
熱間圧延機により、それぞれ900〜1200℃の温度
域で圧延して、トータル圧下率60%以上の熱間圧延を
行い、熱間圧延直後のストリップを冷却速度5℃/秒以
下で5〜10秒間緩冷却し、続いて冷却速度10℃/秒
以上で600℃の以下の温度域まで冷却して巻き取り、
このストリップを酸洗冷延し、続いて焼鈍酸洗または光
輝焼鈍を行うことを特徴とする表面品質の優れたステン
レスストリップの製造方法。 - 【請求項5】薄鋳片連続鋳造機で鋳造された板厚3mm以
上のステンレス薄鋳片を、その下流に配設した簡易保熱
装置により保熱して複数の熱間圧延機に導き、各熱間圧
延機によりそれぞれ900〜1200℃の温度域で圧延
して、トータル圧下率60%以上の熱間圧延を行い、熱
間圧延直後のストリップを下流の簡易徐冷装置により、
冷却速度を5℃/秒以下にして5〜10秒間緩冷却し、
続いて冷却速度10℃/秒以上で600℃以下の温度域
まで冷却して巻き取り、このストリップを酸洗冷延し、
続いて焼鈍酸洗または光輝焼鈍を行うことを特徴とする
表面品質の優れたステンレスストリップの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7150613A JPH091209A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | ステンレスストリップの連続鋳造熱間圧延設備および表面品質の優れたステンレスストリップの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7150613A JPH091209A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | ステンレスストリップの連続鋳造熱間圧延設備および表面品質の優れたステンレスストリップの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH091209A true JPH091209A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15500713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7150613A Withdrawn JPH091209A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | ステンレスストリップの連続鋳造熱間圧延設備および表面品質の優れたステンレスストリップの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH091209A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006089755A1 (de) * | 2005-02-23 | 2006-08-31 | Main Management Inspiration Ag | Walzeinrichtung für ein inline-walzen eines insbesondere durch ein zweirollen-bandgiessen hergestelltes stahlband |
| JP2008515647A (ja) * | 2004-10-13 | 2008-05-15 | シーメンス・ファオアーイー・メタルズ・テクノロジーズ・ゲーエムベーハー・ウント・コ | 薄い金属ストリップの連続生産のための工程及び装置 |
| KR100920635B1 (ko) * | 2002-11-12 | 2009-10-08 | 주식회사 포스코 | 다단식 선재 핀치롤장치 |
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