JPH09121104A - 非可逆回路素子及びその非可逆回路素子によるアイソレーション特性調整方法 - Google Patents

非可逆回路素子及びその非可逆回路素子によるアイソレーション特性調整方法

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JPH09121104A
JPH09121104A JP27577195A JP27577195A JPH09121104A JP H09121104 A JPH09121104 A JP H09121104A JP 27577195 A JP27577195 A JP 27577195A JP 27577195 A JP27577195 A JP 27577195A JP H09121104 A JPH09121104 A JP H09121104A
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JP
Japan
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conductor
integrated substrate
central
circuit device
reciprocal circuit
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JP27577195A
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English (en)
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Norihiko Ono
典彦 小野
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイソレーション特性の改善と調整工程の簡
略化が図れる非可逆回路素子及びアイソレーション特性
調整方法を提供することである。 【解決手段】 フェライト1とそれを取り囲んでいる誘
電体2とで形成された一体化基板と、該一体化基板の上
面に密着形成され、120度の角度間隔で放射状に延在
する3つの導体枝4からなる中心導体5とを有し、前記
一体化基板及び中心導体5は、それらの中心軸が一致す
るように密着形成され、さらに中心導体5の中心軸から
放射状に、かつ、各導体枝4の間から左右の導体枝との
角度が60度になるように分岐電極部11が延在形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロ波通信機器
及び移動体通信機器等に使用される非可逆回路素子及び
その非可逆回路素子によるアイソレーション特性調整方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の非可逆回路素子としてサーキュレ
ータを例にとって図5〜図8を参照して説明する。図5
に示すように、従来のサーキュレータは、内側部材とし
てのフェライト102とそれを取り囲んでいる外側部材
としての誘電体103とで形成され、下面の前面に導体
層110が密着形成された一体化基板101と、一体化
基板101の上面に密着形成され、先端部における幅が
中心付近の幅より広い120度の角度間隔で放射状に延
在する3つの導体枝105からなる中心導体104と、
導体層110と接合され、各導体枝105に対応した入
出力電極パッド107を有した接地基板106と、中心
導体104の上面に配置された永久磁石108と、永久
磁石108の上面に配置された磁性ヨーク109とで構
成されている。このサーキュレータは、一体化基板10
1と永久磁石108の中心軸が一致するように組み立て
られる。接地基板106は磁性ヨーク109と共に閉磁
路を形成する機能も兼ねるように構成されている。この
ため接地基板106の少なくとも一面は磁性金属膜で覆
われている。図示しないが、本実施例においては各導体
枝105と入出力電極パッド107との接続はワイヤー
ボンディングにて行った。尚、一体化基板101は、接
地基板106の上面領域の内入出力電極パッド107を
除く領域に、換言すれば、入出力電極パッド107に接
触しないように接地基板106の上面中央領域に接合さ
れる。
【0003】図6は図1における一体化基板の構造を示
す図である。この一体化基板101を構成するフェライ
ト102はその比誘電率が15であり、直径は3.5m
mである。誘電体3には比誘電率が115の希土類添加
のBaO−TiO2 系セラミックが用いられ、一体化基
板101の外径は5.5mm、厚さは0.6mmであ
る。この寸法によれば外側の誘電率の大きい部分、即ち
誘電体103の接合面の面積の一体化基板101全体に
占める割合は59.5%である。
【0004】図7は図1における中心導体の構造を示し
た図である。図7では点線によって一体化基板1との位
置関係を示した。中心導体104の外形形状は中心軸か
ら120度の角度間隔で放射状に延在したいわゆる3回
対称形状である。3つの導体枝105の先端部は、その
幅aが誘電体103の円周部における幅bに等しくなる
ような形状を有している。ここで、一体化基板1の裏面
(下面)に形成された導体層110と、誘電体103
と、導体枝105の内誘電体103と重なり合った部分
とでコンデンサを形成している。
【0005】中心導体104及び導体層110は銅を用
いてスパッタ法で20μmの厚さで密着形成した。中心
導体104の材質は特に問わないかが、中心導体の厚さ
はマイクロ波領域での表皮効果を考慮して決定する必要
がある。又、中心導体104及び導体層110の形成方
法も密着形成が可能であればドライプロセスによる方法
の他にメッキや印刷焼成などで形成しても差し支えな
い。但し、中心導体104と誘電体103の間並びに導
体層110と誘電体103の間に、誘電体103の誘電
率よりも誘電率の小さいもの、例えば空気層や接着剤等
があると、等価的に直列に容量の小さいコンデンサが接
続されることとなるので好ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の中心導体パター
ンでは、インサーションロスは使用可能な特性が確保さ
れたとしても、図8に示すように非可逆性を示すアイソ
レーションの値はバラツキのあることがあった。考えら
れる要因として、3回対称とするための整合容量、各導
体枝の微妙な幅の違い、若しくは中心導体と一体化基板
の略同一中心への設置精度の問題が挙げられ、特ににサ
ーキュレータとして用いる場合はその調整に時間を要
し、コスト面でも生産性の点においても非常に厄介であ
った。
【0007】例えば略中心に構成を完了したとしても、
微妙な容量または中心導体としてのストリップライン
(導体枝)の幅の違い等により、アイソレーション特性
として、あるポート間では最大でも15dB程度(図8
(a)、(b)参照)、しかしながら他のポート間では
ゆうに15dB以上確保でき、かつその帯域幅も十分確
保される(図8(c)参照)というような、バランスの
とれていないサーキュレータができてしまう。ここで、
同一磁界による従来の中心導体による特性を図7に示
す。仮に、バランスをとろうと整合容量の調整を行って
も調整量が大きく、結果的に中心周波数が大きく高周波
側にシフトしてしまい、また一体化基板と中心導体との
略中心が多少ずれているため調整しきれないものになっ
てしまうという問題が生ずる。
【0008】又、印加磁界を調整することによって、ア
イソレーションの充分確保されるポイントに設定するこ
とは可能であるが、そうした場合、インサーションロス
が大きくなってしまうため、サーキュレータとしての非
可逆回路素子の製作が困難であった。
【0009】本発明の課題は、中心周波数等の他の特性
に大きな影響を与えることなくアイソレーション特性の
改善と調整工程の簡略化が図れる非可逆回路素子及びア
イソレーション特性調整方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、内側部
材とそれを取り囲んでいる外側部材とで形成され、下面
に導体層が密着形成され、前記内側部材の実効透磁率が
前記外側部材の実効透磁率よりも大きく、前記外側部材
の誘電率が前記内側部材の誘電率よりも大きい一体化基
板と、該一体化基板の上面に密着形成され、先端部にお
ける幅が中心付近の幅より広い120度の角度間隔で放
射状に延在する3つの導体枝からなる中心導体とを有
し、前記一体化基板及び前記中心導体は、それらの中心
軸が一致するように密着形成されている非可逆回路素子
において、さらに前記中心導体の中心軸から放射状に、
かつ、前記各導体枝の間から左右の導体枝との角度が6
0度になるように分岐導体が延在形成されていることを
特徴とする非可逆回路素子が得られる。
【0011】さらに、本発明によれば、前記非可逆回路
素子を構成している前記分岐導体の延在方向の長さを変
化させることによって所望のアイソレーション特性を得
ることを特徴とするアイソレーション特性調整方法が得
られる。
【0012】
【作用】本発明によれば、従来の3ポート間で不安定で
あったアイソレーションの均一化が図られ、また、バラ
ンスが悪く調整を要するような場合でも中心導体の延長
部分を削除するなどの方法によって容易に調整が可能で
ある。
【0013】又、当然ながらインサーローションロスに
ついては十分使用可能であり、かつアイソレーションも
微量な整合容量の調整で所要の特性を確保でき、中心周
波数も大きく変えることなく十分安定した特性を確保で
きるため、特性がよく、量産性を向上させることが可能
な非可逆回路素子ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施の形態
について図1〜図4を参照して説明する。図1は、本発
明の非回路逆回路素子を構成する中心導体及び一体化基
板の構造を示した図であり、図2(a)〜(c)は中心
導体の変形例を示した図である。
【0015】図1において、フェライト1と誘電体2か
らなる一体化基板3上の一面に中心導体5をスパッタ等
で密着形成し、対する反対面は、全面に同様な方法によ
るアース電極(図中裏側になるため図示せず)を密着形
成する。一体化基板3の中心から120度の角度間隔で
放射状に延在する、すなわち3回対称放射状に延び、一
体化基板3の縁辺部分近傍で3回対称形を保ちつつその
先端部における幅の全部または一部が中心近傍での幅と
比較して広くなっている導体枝4と、各々3回対称形を
保つよう延ばされた導体枝4の分岐点から放射状にか
つ、左右の導体枝4との角度が60度になるように分岐
電極部(分岐導体枝)11とで中心導体5を形成する。
さらに中心から延長した分岐電極部11は、後ほどその
長さを調整して所望の特性を得られるようアイソレーシ
ョン特性を調整することが可能となる。尚、図2(a)
は図1で使用される中心導体の一形状例である、図2
(b)、(c)に示すように分岐電極の長さ、又は形状
を変えることによってアイソレーション特性を調整す
る。
【0016】図3は本発明による非可逆回路素子の一実
施の形態を示す分解斜視図である。図3において、中心
導体5を形成した一体化基板3を入出力端子8を備えた
基板7の貫通孔12に配置し、閉磁路のための導電性の
下側磁性ヨーク14を一体化基板5の裏面に形成されて
いるアース電極と導通させ、さらに上方には、磁界を印
加するための永久磁石6と、閉磁路を形成し3つのアー
ス端子9を備えた導電性の上側磁性ヨーク10を配置
し、上方と下方の磁性ヨークを導通させる。
【0017】また前記一体化基板の誘電体部分における
電極部13と前記各々の入出力端子8はワイヤボンディ
ング等によってその導通が確保される。
【0018】このようにして組み立てられた非可逆回路
素子の特性を図4に示す。図4の(a)〜(c)は3つ
の電極部13間の特性を示している。図4から明らかな
ように各ポート間で、従来の15dB以上の中心周波数
に対する比帯域幅が10%以上改善され、かつピーク値
となる中心周波数のポイントにおいては20dB以上の
アイソレーション特性を得ることができるようになっ
た。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば中心周波数等の他の特性
に大きな影響を与えることなくアイソレーションの改善
と大幅に調整工程の簡略化が可能になり、量産性を向上
させることができる。
【0020】また、特性面では、所定の減衰量以上の中
心周波数に対する比帯域幅で10%以上の改善を達成
し、ピーク値においても従来より格段に減衰量を大きく
することが可能となり、従来と比較して高性能の非可逆
回路素子を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非可逆回路素子を構成する中心導体及
び一体化基板の構造を示した斜視図である。
【図2】中心導体の変形例を示した平面図である。
【図3】本発明の非可逆素子の構造を示した分解斜視図
である。
【図4】本発明の非可逆回路素子の各ポート間における
アイソレーション特性を示した図である。
【図5】従来の非可逆回路素子の構造を示した分解斜視
図である。
【図6】(a)は一体化基板の平面図であり、(b)は
(a)の縦断面図である。
【図7】中心導体を一体化基板に接合した状態を示した
図である。
【図8】従来の非可逆回路素子の各ポート間におけるア
イソレーション特性を示した図である。
【符号の説明】
1 フェライト 2 誘電体 3 一体化基板 4 導体枝 5 中心導体 6 永久磁石 7 基板 8 入出力端子 9 アース端子 10 上側磁性ヨーク 11 分岐電極部 12 貫通孔 13 電極部 14 下側磁性ヨーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側部材とそれを取り囲んでいる外側部
    材とで形成され、下面に導体層が密着形成され、前記内
    側部材の実効透磁率が前記外側部材の実効透磁率よりも
    大きく、前記外側部材の誘電率が前記内側部材の誘電率
    よりも大きい一体化基板と、該一体化基板の上面に密着
    形成され、先端部における幅が中心付近の幅より広い1
    20度の角度間隔で放射状に延在する3つの導体枝から
    なる中心導体とを有し、前記一体化基板及び前記中心導
    体は、それらの中心軸が一致するように密着形成されて
    いる非可逆回路素子において、さらに前記中心導体の中
    心軸から放射状に、かつ、前記各導体枝の間から左右の
    導体枝との角度が60度になるように分岐導体が延在形
    成されていることを特徴とする非可逆回路素子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の非可逆回路素子を構成し
    ている前記分岐導体の延在方向の長さを変化させること
    によって所望のアイソレーション特性を得ることを特徴
    とするアイソレーション特性調整方法。
JP27577195A 1995-10-24 1995-10-24 非可逆回路素子及びその非可逆回路素子によるアイソレーション特性調整方法 Pending JPH09121104A (ja)

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