JPH09124498A - Godタイプのエラジタンニンを有効成分とする抗アレルギー作用剤並びにこれを配合した食品及び医薬品 - Google Patents

Godタイプのエラジタンニンを有効成分とする抗アレルギー作用剤並びにこれを配合した食品及び医薬品

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JPH09124498A
JPH09124498A JP8025712A JP2571296A JPH09124498A JP H09124498 A JPH09124498 A JP H09124498A JP 8025712 A JP8025712 A JP 8025712A JP 2571296 A JP2571296 A JP 2571296A JP H09124498 A JPH09124498 A JP H09124498A
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rubus
antiallergic agent
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ellagitannin
god
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JP8025712A
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Koichi Nakahara
光一 中原
Katsuro Miyagawa
克郎 宮川
Toru Kodama
亨 児玉
Wataru Fujii
亙 藤居
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Suntory Ltd
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Suntory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 GODタイプのエラジタンニンを有効成分と
して含有する、抗アレルギー作用剤並びにこれを配合し
た食品及び医薬品。 【効果】 本発明の抗アレルギー作用剤は、肥満細胞か
らのヒスタミン遊離抑制活性を有し抗炎症剤あるいは抗
アレルギー剤として有用なものである。更に、本発明の
食品を日常的に摂取することにより、アレルギー性鼻
炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー性喘息等のアレルギ
ー性疾患などを予防・改善することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、抗アレルギー作用剤に
関し、更に詳細には、GODタイプのエラジタンニンを
有効成分とする抗アレルギー作用剤並びにこれを含有す
る食品及び医薬品に関する。
【0002】本明細書中の抗アレルギー作用とは、アレ
ルギー症状を改善、軽減、抑制または予防する作用のこ
とを示す。
【0003】更に、本明細書中の改善抑制剤とは、症状
を改善、軽減、抑制または予防する医薬を示す。
【0004】
【従来の技術】抗炎症や抗アレルギー作用を有する医薬
成分の研究は数多く行なわれており、当該作用を有する
数多くの合成化合物が報告されている。しかし、抗炎症
あるいは抗アレルギー活性を有する天然物質としては、
甘草成分(特にグリチルレチン酸)などが用いられてい
るのみで、十分な抗炎症及び抗アレルギー活性を有する
安全な天然物質は未だ得られていないのが現状である。
【0005】抗炎症及び抗アレルギー活性を有する安全
な天然物質が得られれば、患者数の多いこれらの症状に
医薬品又は食品に配合して適用する際の安全性を高める
ことができる。また、日常的に摂取されている食品に配
合することで、これらの天然物質の摂取を容易に行うこ
とができ、しかも症状に対する予防的措置として摂取す
ることも可能となる。しかし、このような要望があるに
もかかわらず、前記のように、抗炎症、抗アレルギ−活
性を有する安全な天然物質が未だ知られていないため、
有用な食品素材は提供されていないというのが実情であ
った。
【0006】従って、安全かつ有効な医薬品に使用で
き、しかも日常的に摂取、使用される食品に配合して炎
症やアレルギーに対する症状の改善や予防に有効な素材
の開発が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】一般的にアレルギー反応
には、アナフィラキシー(I型)、細胞障害型(II
型)、アルサス型(III 型)及び細胞介在型(遅延型)
(IV型)の4つの型があるが、最近特に問題になってい
る花粉症はI型アレルギー(即時型アレルギー)に分類
される。また、アトピー性皮膚炎もI型アレルギー反応
が主体と言われているが、更に最近では、IV型アレル
ギー反応の関与もあることが判明してきている。
【0008】このI型アレルギーにおいては、抗原の侵
入により産生されたIgE抗体が肥満細胞膜上のFcレ
セプターに結合し、再び侵入した抗原がこのIgE抗体
と架橋すると肥満細胞膜内顆粒中のヒスタミンなどの化
学物質が遊離され、直接的あるいは間接的に喘息や鼻炎
などの症状を伴う急性炎症反応を引き起こす。
【0009】従って、I型アレルギー反応を防ぐために
は、上記経路のいずれかを切断すれば良いことになる。
【0010】I型アレルギーに属する疾患にはアナフィ
キラシーショック、大抵のアレルギー性気管支喘息、蕁
麻疹、アレルギー性鼻炎(鼻汁分泌過多、鼻閉など)、
腸管アレルギーなどが挙げられる。
【0011】IV型アレルギー(遅延型アレルギー)で
は、感作リンパ球が関与する。そのうちの遅延型過敏症
エフェクターT細胞は抗原と反応し、いろいろの可溶性
の活性因子を産生・遊離する。その結果、マクロファー
ジや好中球の浸潤、血管透過性の亢進などの炎症反応が
惹起される。遅延型といわれるのは、炎症反応が最大に
達するのに24時間〜48時間を要するためである。
【0012】IV型アレルギーに属するものとしては、
ツベルクリン反応、接触性皮膚炎、同種移植片拒絶反
応、結核、甲状腺炎、アレルギー性脳炎などがある。
【0013】本発明者は、I型アレルギー反応、及びこ
れから引き起こされる急性炎症反応を抑制する物質とし
てヒスタミン遊離抑制物質に着目し、優れたヒスタミン
遊離抑制活性を有する天然物質を広く検索した。
【0014】その結果、バラ科等の植物に含まれるGO
Dタイプのエラジタンニンがヒスタミン遊離抑制作用を
有することを見出した。
【0015】また、IV型アレルギーに対する作用の試
験である、マウス耳介接触性皮膚炎試験における、耳介
浮腫及び耳介血管透過性の測定、及びマウス遅延型足浮
腫テストをGODタイプのエラジタンニンについて行っ
たところ、既存の抗アレルギー作用剤と同等の抗アレル
ギー活性を示し、GODタイプのエラジタンニンがIV
型アレルギーに対しても効果があることが明らかになっ
た。
【0016】以上の結果、GODタイプのエラジタンニ
ンが、抗アレルギー活性を有することを見出し、これが
抗アレルギー作用剤として有用であることを確認して本
発明を完成するに至った。
【0017】本発明の第1の目的は、GODタイプのエ
ラジタンニンを有効成分として含有する、抗アレルギー
作用剤を提供することにある。
【0018】また、本発明の他の目的は、前記抗アレル
ギー作用剤を含有する食品及び医薬品を提供することに
ある。
【0019】本発明の抗アレルギー作用剤の有効成分で
あるGODタイプのエラジタンニン(以下、「GODエ
ラジタンニン」という)とは、次の式(I)
【化4】 (式中、R 及びR は、それぞれ水素原子またはガ
ロイル基を示すか、一緒になってヘキサヒドロキシジフ
ェノイル基を示す)で示される構造単位を有する化合物
である。
【0020】この構造単位中には、糖構造の他、下記の
ヘキサヒドロキシジフェノイル基(以下、「D」と略す
ことがある)とガロイル基(以下、「G」と略すことが
ある)との間でエーテル結合した部分構造が存在する。
【0021】
【化5】 そして、この部分結合中のエーテル結合の酸素がG側か
ら供給されているため、上記部分構造は、GODタイプ
と呼ばれている(G→O→Dタイプ、Oは酸素原子を意
味する。)。
【0022】本発明のGODエラジタンニンは、上記し
た構造単位が存在するものであれば、その分子量や重合
度はなんら限定されるものではないが、分子量20,0
00以下で重合度20以下のものが好適である。なお、
本発明のGODエラジタンニンの分子量の測定には、J
eol JMS−HX110/110Aタンデム マス
スペクトロメトリー システムを用いたファブ質量分
析及びTSK gelG3000H−KL(東ソー製)
カラムを用いたゲル浸透クロマトグラフィーを使用する
ことができる。中でも好ましいGODエラジタンニンの
例としては、次の式(II)で表されるものが挙げられ
る。
【0023】
【化6】 (式中、R及びRは前記した意味を有し、nは0な
いし20の数を示す) また、別の好ましいGODエラジタンニンの例として
は、次の式(III )で表わされるものが挙げられる。
【0024】
【化7】 (式中、R及びRは前記した意味を有する) 上記のGODエラジタンニンは既に公知の化合物であ
り、例えば、野中ら(J.C.S.Perkin I, 1067-1073(198
2) )に開示された、バラ科ワレモコウ属ワレモコウ
Sanguisorba officinalis L.)の根茎を乾燥させた生
薬である地楡から得たGODエラジタンニン、吉田ら(C
hem.Ph arm. Bull. 40(8), 1997-2001(1992)) に開示さ
れた、バラ科バラ属ローザ ヘンリュイ ボウル(Rosa
henryi BOUL. )からのGODエラジタンニン、田中ら
(Chem. Pharm. Bull. 41(7), 1214-1220(1993) )に開
示された,バラ科キイチゴ属植物であるルブス クラタ
エギフォリウス ブンゲ(Rubus crataegifolius BUNG
E), ルブス パルヴィフォリウス エル(Rubus parvi
folius L.), ルブス パルマトウス スンブ(Rubus p
a lmatus THUNB. ), ホウロクイチゴ(Rubus sieboldii
BLUME ), ビロードイチゴ(Rubus corchorifolius L.
), ルブス パルマトウス スンブ ヴァル コプト
フィルス クンゼ(Rubus palmatus THUNB. var coptop
hyllus KUNZE), ルブス イダエウス エル(Rubus id
aeus L. ), ルブス メソゲアヌス フォスケ(Rubus
mesogeanus FOCKE), ルブス フォエニコラシウス マ
キシム(Rubu s phoenicolasius MAXIM. ), ルブス カ
リシノイデス ハヤト(Rubus calyci noides HAYATO
), シマバライチゴ(Rubus lambertianus SERING
E),ゴショイチゴ(Rubus chingii )及びワレモコウ
属であるサングイソルバ テヌイフォリア ヴァル パ
ルヴィフロラ マキシム(Sanguisorba tenuifolia var
parvifl ora MAXIM.)などから得たGODエラジタンニ
ン等が知られており、本発明の抗アレルギー作用剤の有
効成分として利用することもできる。
【0025】また、上記した文献のGODエラジタンニ
ンに限らず、当該化合物を含む他の植物から抽出・精製
により製造されたものを利用することもできる。
【0026】抽出原料となる植物にはなんら限定はな
く、上記文献で原料として用いる種々の植物の他、好ま
しくは他のバラ科植物、例えば、ルブス ミクロフィル
ス(Ru bus microphyllus)、ルブス コエネアヌス(R.
koehneanus )、ルブス トリフィドウス(R. trifidus
)、ルブス メデイウス(R. medius)、ルブス アク
ミナトウス(R. acuminatus)、ルブス エリプティク
ス(R. ellipticus)、ルブス マルチブリートウス
R. multibureatus )、ルブス コレアヌス(R. co re
anus)、ルブス フォリオスス(R. foliosus)、ルブ
ス パルヴィフォリウス(R. parvifolius )、甜茶(R
ubus suavissimus S. Lee )、ルブス ババエ ナル
ハシ(Rubus babae Naruhashi )、ルブス フルチコス
ス エル(Rubu s fruticosus L. )、ルブス ヒラセア
ヌス マキノ(Rubus hiraseanus Makino )、ルブス
ヒルストウス スンブ(Rubus hirsutus Thunb. )、ル
ブス マサキイ ナルハシ(Rubus masakii Naruhashi
)、ルブス メデイウス オウクッツェ(Rubus mediu
s O.Ktze.)、ルブス ニガクマ オカ エト ナルハ
シ(Rubus nigakuma Oka et Naruhashi )、ルブス ニ
カイイ オオウィ(Rubus nikaii Ohwi )、ルブス オ
オミネアヌス コイヅ(Rubus ohmineanus Koidz.),
ルブス ペダトウス スミス(Rubus pedatus Smith
)、ルブス シュウドチンギイ ナルハシ(Rubus pse
udochingii Naruhashi )、ルブス タワダヌスコイヅ
Rubus tawadanus Koidz.)、ルブス トヨレンシス
コイヅ(Rubus toyorensis Koidz. )、ルブス トリフ
ィドウス スンブ エックス マレイ(Rubus trifidus
Thunb.ex Murrey)、ルブス ウッチネンシス コイヅ
Rubus utchinensis Koidz.)、ルブス イエノシマヌ
ス コイヅ(Rubus yenoshimanusKoidz. )及びサング
イソルバ テヌイフォリア フィスチ ヴァル アルバ
トラウトヴ エト メイヤー(Sanguisorba tenuifolia
Fisch var.alba Trautv. et Meyer. )などを利用する
ことができる。
【0027】これらの植物からGODエラジタンニンを
抽出するために用いる溶剤としては、水;メタノールも
しくはエタノールなどのアルコール類またはアセトン、
メチルエチルケトンなどのケトン、類等が利用される。
これらの溶剤は、単独であっても、または2種以上の溶
剤の任意の混合溶剤のいずれであってもよいが、抽出物
が最終的に食品等に配合されることを考慮すると、安全
性の点で、水、エタノール、またはこれらの混合溶剤を
用いることが好ましい。
【0028】抽出の際の植物と溶剤との比率は特に限定
されるものではないが、植物1に対して溶剤2〜100
0重量倍、特に抽出操作、効率の点で5〜100重量倍
が好ましい。また、抽出温度は室温−常圧下での溶剤の
沸点の範囲とするのが便利であり、抽出時間は抽出温度
等によって異なるが、数秒から2日間の範囲とするのが
好ましい。
【0029】このようにして得られる植物抽出物は、必
要であれば更に吸着剤処理法、膜分離法、溶媒分画法等
の精製法に付すことにより、高純度のGODエラジタン
ニンを得ることができる。
【0030】植物抽出物の活性成分を溶媒分画法によっ
て精製するには、例えば植物抽出物にはGODエラジタ
ンニンが溶解しにくくかつ水と非混和性の溶媒であれば
使用できる。好ましい溶媒としては、ブタノール、酢酸
エチル、酢酸メチル等が挙げられる。また、限外濾過膜
(UF膜)を用いて分子量分画で精製することも可能で
ある。
【0031】吸収カラムクロマトグラフィーを用いる方
法としては植物抽出物あるいはその溶媒分画物を吸着カ
ラムクロマトグラフィーに付し、1種類以上の適当な溶
媒で溶出することにより、高純度のGODエラジタンニ
ンを得ることができる。より具体的には、植物抽出物あ
るいはその溶媒分画物を例えば、少量の水、メタノー
ル、エタノール等の溶媒あるいはこれらの混合溶媒に溶
解し、セファデックス(Sephadex) LH−20(スウ
ェーデン、ファルマシア社製)、ダイヤイオン(Diaio
n) HP20(三菱化学製)、デベロシル(Develosil
) ODS(野村化学製)、セパビーズ(Sepabeads
) HP1MG(三菱化学製)、トヨパール(Toyopea
rl ) HW40F(東ソー製)等の吸着剤カラムに吸
着させた後、水で十分に洗浄し、メタノール、エタノー
ル、アセトン等の親水性溶媒あるいはこれらの混合溶媒
で溶出させればよい。2つ以上の吸着カラムクロマトグ
ラフィーを組み合わせることにより、より高純度のGO
Dエラジタンニンを得ることもできる。
【0032】更に、本発明で使用することのできるGO
Dエラジタンニンは、GODエラジタンニンを含む植物
体の細断物としても得られる。植物体細断物はそのもの
を有効成分として、またティーバッグのように使用時に
抽出する形態として使用することもできる。好ましい植
物体細断物としては、植物体の葉、茎または根の細断物
が挙げられる。
【0033】このようにして得られるGODエラジタン
ニンを用いて本発明の抗アレルギー作用剤を調製するに
は、これをそのままあるいは公知の医薬用担体を用い
て、常法により製剤化すれば良い。
【0034】本発明の抗アレルギー作用剤は、錠剤、顆
粒剤、粉剤及びシロップ剤等の経口剤、注射剤、座剤等
の非経口剤、更には、食品への添加用剤とすることがで
きる。前記医薬用担体としては、これらの剤形に応じた
通常用いられているものを特に制限なく使用することが
できる。
【0035】利用される医薬用担体のうち、好ましいも
のの例としては、デンプン、乳糖、白糖、マンニット、
カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無機塩
等の固形担体や蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、
エタノール等のアルコール、プロピレングリコール、ポ
リエチレングリコール等の液体担体や各種の動植物油、
白色ワセリン、パラフィン、ロウ等の油性担体等が挙げ
られる。
【0036】本発明の抗アレルギー作用剤を、例えば抗
炎症剤、抗アレルギー剤等のヒスタミン遊離抑制作用を
主として利用する医薬品として用いる場合、GODエラ
ジタンニンの投与量は使用するGODエラジタンニンの
純度や、患者の年齢、症状等により大きく変動するが、
一般には、経口投与の場合、GODエラジタンニンの純
品換算で成人一人当り0.5〜5000mg/日の範囲
である。
【0037】また、本発明の食品は、その目的に応じて
通常用いられる適宜な成分と食品添加用剤である前記本
発明の抗アレルギー作用剤とを配合することにより製造
することができる。
【0038】本発明の食品としては、食品添加用剤であ
る前記本発明抗アレルギー作用剤の他に、例えば、ブド
ウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステ
ビオサイド、ルブソサイド、コーンシロップ、乳糖、ク
エン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アス
コルビン酸、dl−α−トコフェロール、エリソルビン
酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グ
リセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アラビアガ
ム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒
天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カ
ルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、
保存剤等、通常の食品原料として使用されているものを
適宜配合することにより製造され、飴(キャンデー)、
チューインガム、牛乳、ヨーグルト、乳清飲料、乳酸菌
飲料、ジュース、飲料、アイスクリーム、プディング、
水ようかん等を得ることができる。
【0039】本発明の抗アレルギー作用剤の有効成分で
あるGODエラジタンニンは、例えば、古くから飲用さ
れている甜茶にも含まれる成分であるので、安全性の点
での問題は全くない。食品や化粧品に配合する場合は、
通常GODエラジタンニンの純品換算で、0.0001
〜5.0%の濃度範囲とすることが望ましい。
【0040】
【作用】本発明の抗アレルギー作用剤の有効成分である
GODエラジタンニンは、I型アレルギー反応におけ
る、肥満細胞からのヒスタミン遊離を阻害し、これに起
因するスギ花粉やハウスダスト、カビ、ダニ、ぺットの
毛、皮膚及び糞等によるアレルギー性鼻炎やアトピー性
皮膚炎などのアレルギー性炎症及びアレルギー性喘息、
食物アレルギー等のアレルギー性疾患の改善・予防効果
を示すものである。
【0041】
【発明の効果】本発明の抗アレルギー作用剤は、肥満細
胞からのヒスタミン遊離抑制活性を有し、I型アレルギ
ー反応によるアレルギー疾患の改善・予防効果を有し、
またIV型アレルギーに対する作用の試験でも良好な結
果が得られたことから、IV型アレルギー症状の改善や
抑制効果もあり、アレルギー症状改善抑制剤として有用
なものである。
【0042】更に、食品添加用の本発明の抗アレルギー
作用剤を含む食品を日常的に摂取することにより、スギ
花粉やハウスダスト、カビ、ダニ、ペットの毛、皮膚及
び糞等に起因するアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎
等のアレルギー性炎症疾患及びアレルギー性喘息、食物
アレルギー等のアレルギー性疾患などを予防・改善する
ことができる。
【0043】
【実施例】次にGODエラジタンニンの製造例及び実施
例を挙げ、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこ
れらの実施例等になんら制約されるものではない。
【0044】[製 造 例 1] (甜茶からのGODエラジタンニンの製造(1))甜茶
100gを3000ml容の三角フラスコに入れ、熱水
1000mlを加え、沸騰水浴中で3時間抽出を行っ
た。これを濾過し、得た濾液を凍結乾燥して、甜茶抽出
物32gを得た(これを以下、「TCE」と称す)。
【0045】このうち23gを2リットルの水に溶か
し、同量の酢酸エチル、次いでn−ブタノールで溶媒分
画を行い、水溶性画分として15gを得た(これを以
下、「TCF3」と称す)。これを500mlの水に溶
かし、ダイヤイオン HP20のカラム(φ4cm×3
2cm)に吸着させ、2リットルの水で洗浄後、60容
量%エタノール水2リットルで溶出することにより、6
0%エタノール溶出画分5.6gを得た(これを以下、
「TCF5」と称す)。
【0046】これを水−エタノール(1:1v/v)1
00mlに溶かし、セファデックスLH−20のカラム
(φ4cm×30cm)に吸着させ、1リットルの水で
洗浄後、50容量%エタノール水及びエタノールそれぞ
れ1リットルで順に溶出後、70容量%アセトン水で溶
出し70%アセトン溶出画分1.7gを得た(これを、
以下「TCF11」と称す)。上記の製造・精製工程を
図1に示す。
【0047】TCF11(70%アセトン溶出画分)5
mgを1Nの塩酸2mlに溶かし100℃、2時間加熱
後、酢酸エチル2mlで3回抽出し、抽出物をHPLC
分析したところ、図2に示すように保持時間5.275
分にサンギソルビン酸ジラクトン( Sanguisorbic acid
dilactone、GOD)のピークを、同2.283分に没
食子酸( gallic acid、G)のピークを、同8.492
分にエラグ酸( ellagic acid、D)のピークをそれぞ
れ認め、GODタイプのエラジタンニンを確認した。T
CF11中のGODエラジタンニン含量は90%であっ
た。
【0048】HPLCの分析条件は、デベロシル(Deve
losil )ODS−5カラム(φ4.5mm×150m
m、野村化学製)を用い、0.05M リン酸一カリウ
ム:0.05M リン酸:エタノール:酢酸エチル(4
0:40:15:5v/v)で溶出し、280nmで検
出した。
【0049】[製 造 例 2] (GODエラジタンニンの製造(2))甜茶熱水抽出物
10gを1リットルの水に溶かし、同量の酢酸エチル、
次いでn−ブタノールで溶媒分画を行い、水溶性画分と
して6.58gを得た。このうち1gを5mlの水に溶
かし、デベロシル ODS−10カラム(φ4cm×3
0cm、野村化学製)に吸着させ、2リットルの水で洗
浄後、20容量%エタノール水2リットルで溶出し、2
0%エタノール溶出画分0.36gを得た。
【0050】デベロシル ODS−10カラム20%エ
タノール溶出画分中のGODエラジタンニンは、製造例
1と同様にして確認した。
【0051】[製 造 例 3] (GODエラジタンニンの製造(3))製造例1と同様
にして、甜茶熱水抽出物を得た。このうちの23g を製
造例1に準じ、図3に示す工程により分画処理を行い、
TCE、TCF3、TCF5およびTCF11の各画分
を得た。
【0052】[実 施 例 1] (ヒスタミン遊離抑制活性の検定(1))製造例1及び
2で得たGODエラジタンニンについて、下記方法でヒ
スタミン遊離抑制活性を測定した。その結果を下記の表
1に示す。
【0053】(ラット腹腔肥満細胞からのヒスタミン遊
離抑制活性)試験動物としては、体重272〜349g
のウイスター系雄性ラット(日本チャールズリバー)
を、5日間以上馴化した後、使用した。ラットは、温度
20〜25℃、湿度40〜70%、照明12時間/日
(7時点灯、19時消灯)の環境下で飼育した。飼育
中、固型飼料MF(オリエンタル酵母工業製)と、5μ
mのフィルターでろ過後、紫外線照射した水道水を自由
摂取させた。
【0054】このラット腹腔から、サリバン(Sulliva
n)らの方法〔 J. Immunol. 114, 1473 - 1479 (1975)
〕に準じて肥満細胞を得た。すなわち、8週令のウイ
スター系雄性ラットを断頭により放血致死させた後、腹
腔内に肥満細胞用無カルシウム培地(Ca2+ free mast c
ell medium; MCM液* )を1匹あたり20ml注入
し、2分間腹部を軽くマッサージしてから腹腔浸出液を
回収し、BSA−生理食塩水(比重1.068)を用い
る重層遠心法により肥満細胞を単離した。得られた細胞
はMCM液で2回洗浄後、2×104 個/mlとなるよ
うにMCM液に懸濁させ、細胞懸濁液とした。
【0055】* MCM液:140mMのNaCl、2.
5mMのKCl、1.2mMのMgCl2、5mMのグ
ルコース及び0.1%の牛血清アルブミン(BSA)を
含むpH7.1の6.7mMリン酸緩衝液。
【0056】ヒスタミン遊離抑制試験は次のようにして
行った。すなわち、試料溶液5μlに上記で得た細胞懸
濁液0.5mlを加えて37℃−10分間プレインキュ
ベートした。次いで、脱顆粒誘発剤としてコンパウンド
48/80(50μg/ml)5μlを加えて37℃−
10分間反応させた。その後、いったん氷冷し、遠心分
離(3000×g、2.5分、4℃)した上清中に遊離
されたヒスタミン量を蛍光検出器付き高速液体クロマト
グラフィーにより測定した。
【0057】なお、ヒスタミン遊離抑制活性は、測定さ
れたヒスタミン値から次式により算出した。
【0058】ヒスタミン遊離抑制率(%)=(1−(S
R−C))/(R−C)×100 C:誘発剤を加えない対照の細胞から遊離されるヒスタ
ミン量 R:誘発剤を加えたときに細胞から遊離されるヒスタミ
ン量 SR:被験試料を共存させて誘発剤を加えたときに細胞
から遊離されるヒスタミン量
【0059】 [表 1] 被 験 試 料 ヒスタミンの遊離抑制活性IC85* (ppm) クロモグリク酸ナトリウム 300** 製造例1の甜茶熱水抽出物 140 同ダイヤイオン HP−20 60%エタノール溶出物 12.5 同セファデックス LH−20 70%アセトン溶出物 7.5 製造例2の甜茶熱水溶出物 72.6 同 水溶性画分 18.5 同デベロシル ODS−10 10.0 20%エタノール溶出物 * IC85;ヒスタミンの遊離を85%抑制する濃度 **クロモグリク酸ナトリウムは、300ppmにおいてもヒスタミン 遊離を50%しか抑制せず、更に用量を上げても抑制率は85%に 達しない。
【0060】[実 施 例 2] (ヒスタミン遊離抑制活性の検定(2))実施例1と同
様にして製造例3で得たTCE、TCF3、TCF5お
よびTCF11の各画分のヒスタミン遊離抑制活性を検
討した。この結果を図4に示す。
【0061】[実 施 例 3] (ヒスタミン遊離抑制活性の検定(3))甜茶の熱水抽
出物から、HPLCによりエラジタンニン・モノマー
(MW:634、イソストリクチニン)とGODエラジ
タンニン・ダイマー(MW:1886)を得た。また、
TCF11から、同様にして分子量3000以上のGO
Dエラジタンニン・ポリマーを得た。用いたHPLCの
条件は下の通りである。
【0062】 カラム;デベロシル(Develosil ) ODS-5 (4.5 ×150
mm ) 溶 剤;0.05M H3PO4 :0.05M KH2
4 :EtOH:AcOEt=40:40:15:5 流 速;1.0ml/min 検 知;UV280nm
【0063】これらのエラジタンニン・モノマー、GO
Dエラジタンニン・ダイマーおよびGODエラジタンニ
ン・ポリマーについて、ラット腹腔肥満細胞からのコン
パウンド48/80によるヒスタミン遊離抑制効果を検
討した。この結果を図5に示す。
【0064】図5の結果から明らかなように、それぞれ
濃度依存的にヒスタミンの遊離を抑制し、エラジタンニ
ンの重合度が増すほど活性は著しく増加した。具体的に
は、モノマーのIC50が50μMであるのに対し、ダイ
マーのIC50は4μM、ポリマーのIC50は0. 6μM
であり、ダイマーおよびポリマーの活性はそれぞれモノ
マーの12倍及び83倍であった。
【0065】また、公知の抗アレルギー剤であるケトチ
フェンと比較した場合、ダイマーおよびポリマーの活性
はそれぞれ100倍及び667倍であった。
【0066】なお、同時に緑茶ポリフェノールの主成分
であるエピガロカテキンガレートとカテキンについても
評価を行ったが、エピガロカテキンガレートのIC50は
150μMと弱く、またカテキンは全く抑制しなかっ
た。
【0067】[実 施 例 4] (アレルギー性鼻炎に及ぼすGODエラジタンニンの影
響) 1. 受動感作ラットの作製 抗DNP-As血清(血清IgE titer 1:32)を非感作ラットの
両側の頬部皮内と鼻吻皮下に各0.1ml 注射し、48時間後
に使用した。
【0068】2. 鼻アレルギー誘発 受動感作ラットを一晩絶食した。ウレタン麻酔下(12.5
mg/kg 、腹腔内投与)で頚部 正中切開を施し、呼吸維
持のためカニューレを気管に挿入し、食道を結さつし
た。気管切開部より鼻腔内にポリエチレンチューブを挿
入した。ポリエチレンチューブの他端は灌流ポンプに接
続し、37℃に加温した生理食塩水を0.25ml/minの流速で
灌流し、鼻腔内を洗浄した。1 %エバンスブルーを0.5m
l/100g body weightの割合で静脈注入し、10分間灌流液
を採取した(period 1)。次にDNP-As生理食塩水溶液
(2mg/ml)を10分間灌流(period 2)、鼻腔内の抗原を
除去した後、再び生理食塩水にて30分間灌流し灌流液を
10分ごとにわけて分取した(period3,4,5 )。口腔内に
は灌流液の漏出を防ぐため、グリセリンを浸した脱脂綿
を詰めた。採取した試料は3000rpm 、10分遠心分離した
後に、分光光度計にて620nm の吸光度を測定し、鼻腔血
管透過性を評価した。
【0069】なお、GODエラジタンニン(TCF11 )は
感作前日から4日間連続経口投与を行い、対照群には同
容量の純水のみ投与した。陽性対照群にはトラニスト
(tranilast )300mg/kgを反応惹起1時間前に単回投与
した。
【0070】この結果を図6に示す。
【0071】その結果、抗原の存在する状況下(period
2)では、陽性対象群のトラニラストとほぼ同等の効果
を示し、その後抗原を除いた状況(period 3,4,5)にお
ける、症状改善の度合は、トラニラストよりも良好な結
果が得られ、GODエラジタンニンがアレルギー性鼻炎
に対して効果があることが明らかになった。
【0072】[実 施 例 5] (GODエラジタンニンのマウス耳介接触性皮膚炎に対
する効果)ICR マウスの背部に、2.5 %のジニトロフル
オロベンゼン(dinitrofluorobenzene:DNFB 、生化学工
業、東京)エタノール溶液100 μl を皮下注射し感作し
た。6日後に1%DNFBオリーブ油溶液を25μl 耳介の両
面に塗布して一次耳介接触性皮膚炎を惹起した。24時間
後の耳介浮腫及び耳介血管透過性を測定した。
【0073】耳介浮腫は、直径8mm の皮革打ち抜き用パ
ンチを用いて中央部を打ち抜き、耳介重量を測定した。
非抗原塗布の対照耳介を引いた値を腫張量とする。
【0074】血管透過性は0.1ml/10g の1 %エバンスブ
ルー生理食塩水溶液を尾静脈内に投与し、耳介のエバン
スブルー浸透色をKatayama* らの方法に従い、0.5ml の
1NKOH水溶液に37℃で浸漬し、一昼夜処理後、4.5ml の
抽出液(0.6N H3PO4:アセトン=5 :13)を加えて撹拌
し、室温、2700xg、15min 遠心して得られた上清が620n
m における吸光度を測定し、漏出色素を算出した。な
お、エバンスブルーの色素量はμg/ear として表示し
た。
【0075】なお、GODエラジタンニン(TCF11 )は
DNFB皮下感作一日前から耳介接触性皮膚炎惹起まで7日
間連日に経口投与し、対照群には同容量の純水のみで、
陽性対照群にはデキサミタゾン(Dexamethasone 、Sigm
a )を反応惹起直前に単回経口投与した。
【0076】この結果を図7、8に示す。
【0077】その結果、陽性対象群のデキサミタゾンと
ほぼ同等の効果を示した。したがって、GODエラジタ
ンニンは、接触性皮膚炎に対して効果があることが明ら
かになった。
【0078】*Katayama,S.,Shinoyama,H.,Ohtake,S:A n
ew method for extraction of extravasated dye in th
e skin and influence of fasting stress on passive
cutaneous ana;hylaxisin guinea pigs and rats. Micr
obiol.Immunol.22:89-101,1978
【0079】[実 施 例 6] (GODエラジタンニンのマウス遅延型足浮腫テスト)
ICR マウスに107cells/0.2mlの羊赤血球(SRBC)を静脈
注射して感作した。4日後に108cellsのSRBCを左後肢せ
き皮下に投与して遅延型足浮腫反応を惹起し、惹起24時
間後、浮腫の程度を測定した。GOD エラジタンニン(TC
F11 )はSRBC感作日より足浮腫惹起までの4 日間連続経
口投与を行い、対照群には同容量の純水のみ投与した。
陽性対照群にはデキサミタゾン(Dexamethasone 、Sigm
a ) 1mg/kg を単回経口投与した。
【0080】この結果を図9に示す。
【0081】その結果、陽性対象群のデキサミタゾンと
ほぼ同等の効果を示した。したがって、GODエラジタ
ンニンは、ツベルクリン反応に代表されるIV型アレル
ギーに対して効果があることが明らかになった。
【0082】[実 施 例 7] (錠 剤)GODエラジタンニンとして、製造例1の
ダイヤイオン HP20の60%エタノール溶出物を用
い、錠剤を製造した。すなわち、製造例1のダイヤイオ
ンHP20の60%エタノール溶出物 150gを同量
の乳糖及びステアリン酸マグネシウム5gと混合し、こ
の混合物を単発式打錠機にて打錠し、直径10mm、重
量300mgの錠剤を製造した。
【0083】この錠剤を一日2錠、一週間服用すること
により、花粉症の目のかゆみや鼻汁過多等の症状は大幅
に軽減された。
【0084】[実 施 例 8] (顆 粒 剤)実施例7で得た錠剤を粉砕、整粒し、篩
別して20〜50メッシュの顆粒剤を得た。
【0085】[実 施 例 9] (キャンデー)下記の組成で、キャンデーを製造した。
GODエラジタンニンの配合にもかかわらず、苦みもな
く、味は良好であった。
【0086】 ( 組 成 ) ( 配 合 % ) グラニュー糖 55.0 水 飴 43.5 ク エ ン 酸 1.0 香 料 0.2 色 素 0.2 GODエラジタンニン* 0.1 * GODエラジタンニン:製造例1のセファデックス
LH−20の70%アセトン溶出物
【0087】[実 施 例 10] (ジュース)下記の組成により、ジュースを製造した。
配合されたGODエラジタンニンがジュースの味や色に
影響を与えることはなかった。
【0088】 ( 組 成 ) ( 配 合 % ) 冷凍濃縮温州みかん果汁 5.0 果糖ブドウ糖液糖 11.0 ク エ ン 酸 0.2 L−アスコルビン酸 0.02 香 料 0.2 色 素 0.1 GODエラジタンニン* 0.2 水 83.28 * GODエラジタンニン:製造例1のセファデックス
LH−20の70%アセトン溶出物
【図面の簡単な説明】
【図1】 製造例1における甜茶熱水抽出物からのGO
Dエラジタンニンの製造工程を示す図面。
【図2】 製造例1で得たGODエラジタンニンの加水
分解物のHPLC分析結果を示す図面。
【図3】 製造例3における甜茶熱水抽出物からのGO
Dエラジタンニンの製造工程を示す図面。
【図4】 製造例3で得たTCE、TCF3、TCF5
およびTCF11のヒスタミン遊離抑制活性を示す図
面。
【図5】 エラジタンニン・モノマー、GODエラジタ
ンニン・ダイマーおよびGODエラジタンニン・ポリマ
ーのヒスタミン遊離抑制活性を示す図面。
【図6】 実施例4におけるアレルギー性鼻炎に及ぼす
GODエラジタンニンの影響を示す図面。
【図7】 実施例5におけるマウス耳介接触性皮膚炎に
よる血管透過性亢進に対するGODエラジタンニンの抑
制効果を示す図面。
【図8】 実施例5におけるマウス耳介接触性皮膚炎に
よる耳介重量増加に対するGODエラジタンニンの抑制
効果を示す図面。
【図9】 実施例7における羊赤血球によるマウス遅延
型足浮腫に対するGODエラジタンニンの抑制効果を示
す図面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/00 A61K 7/48 7/48 31/70 AAL 31/70 AAL AAM AAM ABF ABF ACD ACD ADA ADA AEM AEM C07H 13/08 C07H 13/08 A23L 2/00 F (72)発明者 藤居 亙 大阪府三島郡島本町若山台1丁目1番1号 サントリー株式会社生物医学研究所内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GODタイプのエラジタンニンを有効成
    分として含有する、抗アレルギー作用剤。
  2. 【請求項2】 GODタイプのエラジタンニンが、次の
    式(I)、 【化1】 (式中、R及びRはそれぞれ水素原子またはガロイ
    ル基を示すか、一緒になってヘキサヒドロキシジフェノ
    イル基を示す)で表される構造単位を有するものである
    請求項第1項記載の抗アレルギー作用剤。
  3. 【請求項3】 GODタイプのエラジタンニンが、次の
    式(II)、 【化2】 (式中、R及びRは前記した意味を有し、nは0な
    いし20の数を示す)で表される化合物である請求項第
    1項記載の抗アレルギー作用剤。
  4. 【請求項4】 GODタイプのエラジタンニンが、次の
    式(III )、 【化3】 (式中、R及びRは前記した意味を有する)で表さ
    れる化合物である請求項第1項記載の抗アレルギー作用
    剤。
  5. 【請求項5】 GODタイプのエラジタンニンが、バラ
    科植物体より抽出されたものである請求項第1項ないし
    第4項の何れかの項記載の抗アレルギー作用剤。
  6. 【請求項6】 GODタイプのエラジタンニンがバラ科
    植物体の細断物である請求項第1項ないし第4項の何れ
    かの項記載の抗アレルギー作用剤。
  7. 【請求項7】 バラ科植物体の細断物が、葉、茎または
    根の細断物である請求項第6項記載の抗アレルギー作用
    剤。
  8. 【請求項8】 バラ科植物体の細断物が、抽出に適した
    形態に形成されたものである請求項第6項記載の抗アレ
    ルギー作用剤。
  9. 【請求項9】 バラ科植物が、バラ科キイチゴ属、ワレ
    モコウ属及びバラ属のいずれかの属の植物である請求項
    第5項または第6項記載の抗アレルギー作用剤。
  10. 【請求項10】 バラ科植物が、甜茶(Rubus suavissi
    mus S.Lee )、シマバライチゴ(Rubus lambertianus S
    ERINGE)、ワレモコウ(Sanguisorba offici nalis
    L.)、ゴショイチゴ(Rubus chingii )、ルブス コレ
    アヌス(Rubus co reanus)、ローザ ヘンリュイ ボウ
    ル(Rosa henryi BOUL. ), ルブス クラタエギフォリ
    ウス ブンゲ(Rubus crataegifolius BUNGE), ルブス
    パルヴィフォリウス エル(Rubus parvifolius
    L.), ルブス パルマトウス スンブ(Rubus palmatus
    THUNB. )、ホウロクイチゴ(Rubus sieboldii BLUME
    ), ビロードイチゴ(Rubus corchorifolius L. ),
    ルブス パルマトウス スンブ ヴァル コプトフィル
    ス クンゼ(Rubus palmatus THUNB. var coptophyllus
    KUNZE), ルブス イダエウス エル(Rubus idaeus
    L. ), ルブス メソゲアヌスフォスケ(Rubus mesogea
    nus FOCKE), ルブス フォエニコラシウス マキシム
    Rubus phoenicolasius MAXIM. ), ルブス カリシノ
    イデス ハヤト(Rubu s calycinoides HAYATO ), サン
    グイソルバ テヌイフォリア ヴァル パルヴィフロラ
    マキシム(Sanguisorba tenuifolia var parviflora
    MAXIM.), ルブス ババエ ナルハシ(Rubus babae Na
    ruhashi ), ルブス フルチコスス エル(Rubus frut
    icosus L. ), ルブス ヒラセアヌス マキノ(Rubus
    hirasean us Makino ), ルブス ヒルストウス スンブ
    Rubus hirsutus Thunb. ), ルブス マサキイ ナル
    ハシ(Rubus masakii Naruhashi ), ルブス メデイウ
    スオウ クッツェ(Rubus medius O.Ktze.), ルブス
    ニガクマ オカ エトナルハシ(Rubus nigakuma Oka e
    t Naruhashi ), ルブス ニカイイ オオウィ(Rubus
    nikaii Ohwi ), ルブス オオミネアヌス コイヅ(Ru
    bus ohmineanusKoidz. ), ルブス ペダトウス スミ
    ス(Rubus pedatus Smith ), ルブスシュウドチンギイ
    ナルハシ(Rubus pseudochingii Naruhashi ), ルブ
    ス タワダヌス コイヅ(Rubus tawadanus Koidz.),
    ルブス トヨレンシス コイヅ(Rubus toyorensis Koi
    dz. ), ルブス トリフィドウス スンブ エックスマ
    レイ(Rubus trifidus Thunb.ex Murrey), ルブス ウ
    ッチネンシス コイヅ(Rubus utchinensis Koidz.),
    ルブス イエノシマヌス コイヅ(Rubus yeno shimanus
    Koidz. )またはサングイソルバ テヌイフォリア フ
    ィスチ ヴァルアルバ トラウトヴ エト メイヤー
    Sanguisorba tenuifolia Fisch var.alba Trautv. e
    t Meyer. )である請求項第5項または第6項記載の抗
    アレルギー作用剤。
  11. 【請求項11】 請求項第1項ないし第10項の何れか
    の項記載の抗アレルギー作用剤を含有するI型アレルギ
    ー症状改善抑制剤。
  12. 【請求項12】 請求項第1項ないし第10項の何れか
    の項記載の抗アレルギー作用剤を含有するIV型アレル
    ギー症状改善抑制剤。
  13. 【請求項13】 請求項第1項ないし第10項の何れか
    の項記載の抗アレルギー作用剤を含有するヒスタミン遊
    離抑制剤。
  14. 【請求項14】 請求項第1項ないし第10項の何れか
    の項記載の抗アレルギー作用剤を含有する食品。
  15. 【請求項15】 請求項第1項ないし第10項の何れか
    の項記載の抗アレルギー作用剤を含有するアレルギー性
    鼻炎症状改善抑制剤。
  16. 【請求項16】 請求項第1項ないし第10項の何れか
    の項記載の抗アレルギー作用剤を含有する花粉症改善抑
    制剤。
  17. 【請求項17】 請求項第1項ないし第10項の何れか
    の項記載の抗アレルギー作用剤を含有するハウスダス
    ト、カビ、ダニ、ペットの毛、皮膚及び糞等によるアレ
    ルギー症状改善抑制剤。
  18. 【請求項18】 請求項第1項ないし第10項の何れか
    の項記載の抗アレルギー作用剤を含有する鼻汁分泌過多
    症状改善抑制剤。
  19. 【請求項19】 請求項第1項ないし第10項の何れか
    の項記載の抗アレルギー作用剤を含有する接触性皮膚炎
    改善抑制剤。
  20. 【請求項20】 請求項第1項ないし第10項の何れか
    の項記載の抗アレルギー作用剤を含有するアトピー性皮
    膚炎症状改善抑制剤。
  21. 【請求項21】 請求項第1項ないし第10項の何れか
    の項記載の抗アレルギー作用剤を含有するアレルギー性
    喘息症状改善抑制剤。
  22. 【請求項22】 請求項第1項ないし第10項の何れか
    の項記載の抗アレルギー作用剤を含有する腸管アレルギ
    ー症状改善抑制剤。
  23. 【請求項23】 請求項第1項ないし第10項の何れか
    の項記載の抗アレルギー作用剤を含有する蕁麻疹症状改
    善抑制剤。
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