JPH09124802A - ベルト用抗張体の製造方法 - Google Patents
ベルト用抗張体の製造方法Info
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- JPH09124802A JPH09124802A JP7281914A JP28191495A JPH09124802A JP H09124802 A JPH09124802 A JP H09124802A JP 7281914 A JP7281914 A JP 7281914A JP 28191495 A JP28191495 A JP 28191495A JP H09124802 A JPH09124802 A JP H09124802A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ベルト用抗張体の耐水性を高める。
【解決手段】ガラス繊維束を下撚りした後に、この下撚
り糸8の複数本を引き揃えてこれにRFL処理を施し、
しかる後に上撚りを施すことによって、下撚り糸8,8
間の密着性が高いベルト用抗張体7を得る。
り糸8の複数本を引き揃えてこれにRFL処理を施し、
しかる後に上撚りを施すことによって、下撚り糸8,8
間の密着性が高いベルト用抗張体7を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯付ベルト、Vベ
ルト、平ベルト、変速ベルト等の各種ベルトに使用され
るベルト用抗張体の製造方法に関する。
ルト、平ベルト、変速ベルト等の各種ベルトに使用され
るベルト用抗張体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】歯付ベルト等の伝動ベルトは、強靭性あ
るいは寸法安定性を向上させるため、ガラスコードを抗
張体に用いて強化することが広く行われている。たとえ
ば、自動車のOHC(オーバーヘッドカム)駆動に使用
される伝動ベルトの場合には、通常はECG150−3
/13(繊維径が9μmで、200本構成のガラス繊維
束を3本集めて下撚りして子なわとし、この子なわを1
3本集めて上撚りしたコード)が抗張体として採用され
ており、従って、これには上撚りと下撚りとがかかって
いる。
るいは寸法安定性を向上させるため、ガラスコードを抗
張体に用いて強化することが広く行われている。たとえ
ば、自動車のOHC(オーバーヘッドカム)駆動に使用
される伝動ベルトの場合には、通常はECG150−3
/13(繊維径が9μmで、200本構成のガラス繊維
束を3本集めて下撚りして子なわとし、この子なわを1
3本集めて上撚りしたコード)が抗張体として採用され
ており、従って、これには上撚りと下撚りとがかかって
いる。
【0003】このようなガラスコードは、ベルト本体ゴ
ムとの接着を良くするために、レゾルシン・ホルマリン
・ゴムラテックス(以下RFLと略す)で処理されたも
のが一般に使用されている(例えば、特公平3−422
90号公報、特開平4−59640号公報、特開平4−
50144号公報参照)。このRFL処理は上記ガラス
繊維束に対して行われている。すなわち、上記ガラス繊
維束をRFL液に浸漬し、引き上げてその加熱乾燥を行
なった後、上述の下撚りと上撚りとが行われるものであ
る。
ムとの接着を良くするために、レゾルシン・ホルマリン
・ゴムラテックス(以下RFLと略す)で処理されたも
のが一般に使用されている(例えば、特公平3−422
90号公報、特開平4−59640号公報、特開平4−
50144号公報参照)。このRFL処理は上記ガラス
繊維束に対して行われている。すなわち、上記ガラス繊
維束をRFL液に浸漬し、引き上げてその加熱乾燥を行
なった後、上述の下撚りと上撚りとが行われるものであ
る。
【0004】また、近時、自動車のエンジン付近の温度
上昇に伴い、自動車用ベルトのゴムとして従来のクロロ
プレンゴムよりもさらに耐熱性に優れる水素化ニトリル
ゴムも使用されるようになってきているが、この水素化
ニトリルゴムは、抗張体との接着性が他のゴムに比して
小さい。このため、上述の上撚り糸に、さらにゴム糊を
塗布する、という提案もある(特開平2−4715号公
報、特開平3−170534号公報参照)。
上昇に伴い、自動車用ベルトのゴムとして従来のクロロ
プレンゴムよりもさらに耐熱性に優れる水素化ニトリル
ゴムも使用されるようになってきているが、この水素化
ニトリルゴムは、抗張体との接着性が他のゴムに比して
小さい。このため、上述の上撚り糸に、さらにゴム糊を
塗布する、という提案もある(特開平2−4715号公
報、特開平3−170534号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のガラ
スコードを抗張体に用いたベルトは、通常の使用におい
てはこの抗張体の強靭性・寸法安定性によって期待する
効果が得られるものの、雨天時など高温多湿下で使用す
ると、当該抗張体が早期に劣化してベルトの強力が著し
く低下し、また、ベルトの耐屈曲疲労性も低下し、ベル
トの切断を招き易くなる、という問題がある。すなわ
ち、本発明の課題は、ガラス繊維製ベルト用抗張体の耐
水性、ひいてはベルトの耐水性を改善することにある。
スコードを抗張体に用いたベルトは、通常の使用におい
てはこの抗張体の強靭性・寸法安定性によって期待する
効果が得られるものの、雨天時など高温多湿下で使用す
ると、当該抗張体が早期に劣化してベルトの強力が著し
く低下し、また、ベルトの耐屈曲疲労性も低下し、ベル
トの切断を招き易くなる、という問題がある。すなわ
ち、本発明の課題は、ガラス繊維製ベルト用抗張体の耐
水性、ひいてはベルトの耐水性を改善することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、早くから上
記課題の原因究明に着手し、これが抗張体内部への水の
侵入による下撚り糸(3/0繊維束)間の密着性低下に
起因するものであることを解明した。
記課題の原因究明に着手し、これが抗張体内部への水の
侵入による下撚り糸(3/0繊維束)間の密着性低下に
起因するものであることを解明した。
【0007】すなわち、上記ガラス繊維束のガラス繊維
同士は上述のRFLによって接着され、また、下撚りを
構成するガラス繊維束同士も互いの表面のRFLを介し
て隙間なく密着している。しかし、この下撚り糸をさら
に数本引き揃えて上撚りしたものになると、各下撚り糸
の表面に撚りによる微小凹凸があることから、下撚り糸
同士が完全には密着せず、また、下撚り糸同士はRFL
の粘着によって結合しているだけであるから、その結合
力が弱い。このため、抗張体内部に水分が侵入すると、
この水分によって下撚り糸間の密着性が低下し、自由度
の大きくなった下撚り糸同士がずれ動いて互いに損傷を
及ぼし合う、ということである。以下、上記課題を解決
する手段を具体的に説明する。
同士は上述のRFLによって接着され、また、下撚りを
構成するガラス繊維束同士も互いの表面のRFLを介し
て隙間なく密着している。しかし、この下撚り糸をさら
に数本引き揃えて上撚りしたものになると、各下撚り糸
の表面に撚りによる微小凹凸があることから、下撚り糸
同士が完全には密着せず、また、下撚り糸同士はRFL
の粘着によって結合しているだけであるから、その結合
力が弱い。このため、抗張体内部に水分が侵入すると、
この水分によって下撚り糸間の密着性が低下し、自由度
の大きくなった下撚り糸同士がずれ動いて互いに損傷を
及ぼし合う、ということである。以下、上記課題を解決
する手段を具体的に説明する。
【0008】請求項1に係る発明は、複数本のガラス繊
維を引き揃えてレゾルシン・ホルマリンの初期縮合物と
ラテックスとの混合物を主成分とする接着処理液に浸漬
し引き上げて加熱処理を施した後に、一方向の撚りを加
えることを特徴とするベルト用抗張体の製造方法であ
る。
維を引き揃えてレゾルシン・ホルマリンの初期縮合物と
ラテックスとの混合物を主成分とする接着処理液に浸漬
し引き上げて加熱処理を施した後に、一方向の撚りを加
えることを特徴とするベルト用抗張体の製造方法であ
る。
【0009】請求項2に係る発明は、ガラス繊維束を複
数本集めて下撚りすることによって下撚り糸を作り、こ
の下撚り糸の複数本を引き揃えてレゾルシン・ホルマリ
ンの初期縮合物とラテックスとの混合物を主成分とする
接着処理液に浸漬し引き上げて加熱処理を施した後に、
上記下撚りと逆方向の上撚りを加えることを特徴とする
ベルト用抗張体の製造方法である。
数本集めて下撚りすることによって下撚り糸を作り、こ
の下撚り糸の複数本を引き揃えてレゾルシン・ホルマリ
ンの初期縮合物とラテックスとの混合物を主成分とする
接着処理液に浸漬し引き上げて加熱処理を施した後に、
上記下撚りと逆方向の上撚りを加えることを特徴とする
ベルト用抗張体の製造方法である。
【0010】請求項3に係る発明は、複数本のガラス繊
維束を隙間なく且つ断面が扁平になるように帯状に引き
揃えてレゾルシン・ホルマリンの初期縮合物とゴムラテ
ックスの混合物を主成分とする接着処理液に浸漬し引き
上げて加熱処理を施すことによって帯状物を形成し、こ
れに一方向の撚りを加えることを特徴とするベルト用抗
張体の製造方法である。
維束を隙間なく且つ断面が扁平になるように帯状に引き
揃えてレゾルシン・ホルマリンの初期縮合物とゴムラテ
ックスの混合物を主成分とする接着処理液に浸漬し引き
上げて加熱処理を施すことによって帯状物を形成し、こ
れに一方向の撚りを加えることを特徴とするベルト用抗
張体の製造方法である。
【0011】請求項4に係る発明は、ガラス繊維束を複
数本集めて下撚りすることによって下撚り糸を作り、こ
の下撚り糸の複数本を隙間なく且つ断面が扁平になるよ
うに帯状に引き揃えてレゾルシン・ホルマリンの初期縮
合物とゴムラテックスの混合物を主成分とする接着処理
液に浸漬し引き上げて加熱処理を施すことによって帯状
物を形成し、これに上記下撚りと逆方向の上撚りを加え
ることを特徴とするベルト用抗張体の製造方法である。
数本集めて下撚りすることによって下撚り糸を作り、こ
の下撚り糸の複数本を隙間なく且つ断面が扁平になるよ
うに帯状に引き揃えてレゾルシン・ホルマリンの初期縮
合物とゴムラテックスの混合物を主成分とする接着処理
液に浸漬し引き上げて加熱処理を施すことによって帯状
物を形成し、これに上記下撚りと逆方向の上撚りを加え
ることを特徴とするベルト用抗張体の製造方法である。
【0012】請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれか一に記載されているベルト用抗張体を、
さらにゴム糊液に浸漬し引き上げて加熱処理を施すこと
を特徴とするベルト用抗張体の製造方法である。
項4のいずれか一に記載されているベルト用抗張体を、
さらにゴム糊液に浸漬し引き上げて加熱処理を施すこと
を特徴とするベルト用抗張体の製造方法である。
【0013】上記各発明で使用するガラス繊維は特に限
定されるものではなく、一般にいう無アルカリガラス繊
維を用いることができる。
定されるものではなく、一般にいう無アルカリガラス繊
維を用いることができる。
【0014】また、上記各発明のRFL(レゾルシン・
ホルマリンの初期縮合物とラテックスとの混合物を主成
分とする接着剤)に関し、そのラテックスとしては、特
に限定されるものではないが、スチレン−ブタジエン−
ビニルピリジン三元共重合体、クロロスルフォン化ポリ
エチレン、ニトリルゴム、水素化ニトリルゴム、エピク
ロルヒドリン、SBR、クロロプレンゴム、塩素化ブタ
ジエン、オレフィン−ビニルエステル共重合体、天然ゴ
ム等のラテックス又はそれらの混合体が挙げられる。
ホルマリンの初期縮合物とラテックスとの混合物を主成
分とする接着剤)に関し、そのラテックスとしては、特
に限定されるものではないが、スチレン−ブタジエン−
ビニルピリジン三元共重合体、クロロスルフォン化ポリ
エチレン、ニトリルゴム、水素化ニトリルゴム、エピク
ロルヒドリン、SBR、クロロプレンゴム、塩素化ブタ
ジエン、オレフィン−ビニルエステル共重合体、天然ゴ
ム等のラテックス又はそれらの混合体が挙げられる。
【0015】請求項5に係る発明において、ベルト用抗
張体表面のゴム皮膜を形成するゴム材としては、特に限
定されるものではないが、ベルト本体ゴムとの接着性を
考慮すると、塩化ゴム、ポリ塩化ビニル、クロロプレン
ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン等のハロゲン含有
物が好ましい。また、当該ゴム糊用の溶剤としては、特
に限定されるものではないが、通常、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素、エーテル類、トリク
ロロエチレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素等が好適に
用いられる。
張体表面のゴム皮膜を形成するゴム材としては、特に限
定されるものではないが、ベルト本体ゴムとの接着性を
考慮すると、塩化ゴム、ポリ塩化ビニル、クロロプレン
ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン等のハロゲン含有
物が好ましい。また、当該ゴム糊用の溶剤としては、特
に限定されるものではないが、通常、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素、エーテル類、トリク
ロロエチレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素等が好適に
用いられる。
【0016】(作用)請求項1に係る発明においては、
ガラス繊維の複数本を引き揃え、これにRFL処理を施
した後、一方向の撚りを加えるようにしているから、下
撚り糸間の接着不良という問題がそもそもなく、各ガラ
ス繊維がRFLによって隙間なく密着したベルト用抗張
体が得られ、これを伝動ベルト用抗張体として用いた場
合、これまでガラスコードの弱点であるとされた耐水屈
曲疲労性が改善される。
ガラス繊維の複数本を引き揃え、これにRFL処理を施
した後、一方向の撚りを加えるようにしているから、下
撚り糸間の接着不良という問題がそもそもなく、各ガラ
ス繊維がRFLによって隙間なく密着したベルト用抗張
体が得られ、これを伝動ベルト用抗張体として用いた場
合、これまでガラスコードの弱点であるとされた耐水屈
曲疲労性が改善される。
【0017】また、請求項2に係る発明では、複数本の
下撚り糸を引き揃えてRFL処理を行なった後に、下撚
りとは逆方向の上撚りを加えるようにしているから、下
撚り糸同士がRFLを介して隙間なく密着したベルト用
抗張体が得られ、しかも、当該抗張体は、剛性が低くな
り、これを伝動ベルト用抗張体として用いた場合、下撚
り糸間への水の侵入が防がれて耐水性が高くなるととも
に、耐屈曲疲労性が高くなる。
下撚り糸を引き揃えてRFL処理を行なった後に、下撚
りとは逆方向の上撚りを加えるようにしているから、下
撚り糸同士がRFLを介して隙間なく密着したベルト用
抗張体が得られ、しかも、当該抗張体は、剛性が低くな
り、これを伝動ベルト用抗張体として用いた場合、下撚
り糸間への水の侵入が防がれて耐水性が高くなるととも
に、耐屈曲疲労性が高くなる。
【0018】請求項3に係る発明では、複数本のガラス
繊維束を隙間なく且つ断面が扁平になるように帯状に引
き揃えてから、請求項1に係る発明と同様のRFL処理
及び撚りを行なうようにしているから、RFL液が当該
帯状物の全体に行き渡り易くなるとともに、加熱処理の
影響を全体に均一に及ぼすことが容易になる。
繊維束を隙間なく且つ断面が扁平になるように帯状に引
き揃えてから、請求項1に係る発明と同様のRFL処理
及び撚りを行なうようにしているから、RFL液が当該
帯状物の全体に行き渡り易くなるとともに、加熱処理の
影響を全体に均一に及ぼすことが容易になる。
【0019】すなわち、複数本のガラス繊維束を断面円
形になるように引き揃えると、RFL液はこの断面円形
の束の表層部には簡単に含浸するものの、その芯部まで
浸透するには距離があるから、均一な含浸が難しくな
る。これに対して、当該方法の場合は、複数本のガラス
繊維束が断面扁平になるように引き揃えられるから、R
FL液が表面から内部まで完全に含浸するに必要な浸透
距離が短くなり、全体にわたって均一な含浸を行なうこ
とができる。また、複数本のガラス繊維束が断面円形に
引き揃えられると、上記含浸後の加熱の影響が芯部まで
達するのに時間を要し、表層部と芯部とでは加熱が不均
一になり易いが、断面扁平に引き揃えた場合には、加熱
の影響が表面から内部まで速やかに達し、表面から内部
にわたってRFLを均一に加熱して反応させることがで
きる。
形になるように引き揃えると、RFL液はこの断面円形
の束の表層部には簡単に含浸するものの、その芯部まで
浸透するには距離があるから、均一な含浸が難しくな
る。これに対して、当該方法の場合は、複数本のガラス
繊維束が断面扁平になるように引き揃えられるから、R
FL液が表面から内部まで完全に含浸するに必要な浸透
距離が短くなり、全体にわたって均一な含浸を行なうこ
とができる。また、複数本のガラス繊維束が断面円形に
引き揃えられると、上記含浸後の加熱の影響が芯部まで
達するのに時間を要し、表層部と芯部とでは加熱が不均
一になり易いが、断面扁平に引き揃えた場合には、加熱
の影響が表面から内部まで速やかに達し、表面から内部
にわたってRFLを均一に加熱して反応させることがで
きる。
【0020】請求項4に係る発明では、複数本の下撚り
糸を請求項3に係る発明と同様に断面扁平になるように
引き揃えて、RFL処理及び加熱処理を行なうようにし
たから、請求項3に係る発明と同様にRFL液を全体に
確実に行き渡らせ且つ均一な加熱を行なうことができ
る。
糸を請求項3に係る発明と同様に断面扁平になるように
引き揃えて、RFL処理及び加熱処理を行なうようにし
たから、請求項3に係る発明と同様にRFL液を全体に
確実に行き渡らせ且つ均一な加熱を行なうことができ
る。
【0021】請求項5に係る発明では、ゴム糊液への浸
漬処理及び加熱処理によって、抗張体表面にベルト本体
ゴムとの接着安定性を高めるのに有利なゴム皮膜を形成
することができる。
漬処理及び加熱処理によって、抗張体表面にベルト本体
ゴムとの接着安定性を高めるのに有利なゴム皮膜を形成
することができる。
【0022】
<実施例1>図1にベルト1が示されている。このベル
ト1は歯付ベルト(伝動ベルト)であって、ベルト周方
向に設けられた抗張体2と、該抗張体2の片側(背面
側)に設けられた背ゴム3と、該背ゴム3とは反対側に
ベルト周方向に間隔をおいて所定ピッチで設けられた歯
ゴム4とを備え、歯ゴム4側が歯布5によって覆われて
いる。
ト1は歯付ベルト(伝動ベルト)であって、ベルト周方
向に設けられた抗張体2と、該抗張体2の片側(背面
側)に設けられた背ゴム3と、該背ゴム3とは反対側に
ベルト周方向に間隔をおいて所定ピッチで設けられた歯
ゴム4とを備え、歯ゴム4側が歯布5によって覆われて
いる。
【0023】図2には上記抗張体2が示されている。こ
の抗張体2の製造は以下のようにして行なった。
の抗張体2の製造は以下のようにして行なった。
【0024】すなわち、200本の無アルカリガラス繊
維(直径9μmのEガラス)6を集束してガラス繊維束
を作った。そして、このガラス繊維束33本を引き揃え
て濃度20重量%のVp−SBR系RFL液に浸漬し、
引き上げて240℃で1分間の熱処理を行なった。しか
る後、これに、撚り回数2.0回/inchの撚りを加える
ことによってガラスコード(抗張体2)とした。上記V
p−SBR系RFLは、ラテックスとして、ビニルピリ
ジン−スチレン−ブタジエンの三元共重合体を用いたも
のである。
維(直径9μmのEガラス)6を集束してガラス繊維束
を作った。そして、このガラス繊維束33本を引き揃え
て濃度20重量%のVp−SBR系RFL液に浸漬し、
引き上げて240℃で1分間の熱処理を行なった。しか
る後、これに、撚り回数2.0回/inchの撚りを加える
ことによってガラスコード(抗張体2)とした。上記V
p−SBR系RFLは、ラテックスとして、ビニルピリ
ジン−スチレン−ブタジエンの三元共重合体を用いたも
のである。
【0025】上記背ゴム3及び歯ゴム4は水素化ニトリ
ルゴムを主原料とするゴム組成物によって形成されてい
る。また、上記歯布5は、ベルト幅方向に延びる糸に6,
6-ナイロン糸を使用し、ベルト長手方向に延びる糸に工
業用6,6-ナイロンのウーリー加工糸を使用したものであ
る。
ルゴムを主原料とするゴム組成物によって形成されてい
る。また、上記歯布5は、ベルト幅方向に延びる糸に6,
6-ナイロン糸を使用し、ベルト長手方向に延びる糸に工
業用6,6-ナイロンのウーリー加工糸を使用したものであ
る。
【0026】なお、上記歯付ベルト1は上記各材料を用
い通常の圧入法によって成形され、歯ピッチは8mmのS
TS歯型であり、歯数113、ベルト幅19mmである。
い通常の圧入法によって成形され、歯ピッチは8mmのS
TS歯型であり、歯数113、ベルト幅19mmである。
【0027】<実施例2>図3に示すように、本例の抗
張体7は、各々RFL処理が施された11本の子なわ
(下撚り糸)8を引き揃えて下撚りとは逆方向に上撚り
してなるものであり、以下の方法によって製造した。
張体7は、各々RFL処理が施された11本の子なわ
(下撚り糸)8を引き揃えて下撚りとは逆方向に上撚り
してなるものであり、以下の方法によって製造した。
【0028】すなわち、200本の無アルカリガラス繊
維(実施例1と同様のもの)6を集束してなる繊維束を
3本引き揃えて、これに撚り回数2.0回/inchの下撚
りを加えることによって、上記子なわ8を形成した。次
に、この子なわ8を11本引き揃えて、実施例1と同様
のRFL液に浸漬し、引き上げて240℃で1分間の熱
処理を行なった後、下撚りと逆方向に撚り回数2.0回
/inchで上撚りを行なうことによってガラスコード(抗
張体7)を得た。そして、このガラスコードを用いて実
施例1と同様の歯付ベルト1を作成した。
維(実施例1と同様のもの)6を集束してなる繊維束を
3本引き揃えて、これに撚り回数2.0回/inchの下撚
りを加えることによって、上記子なわ8を形成した。次
に、この子なわ8を11本引き揃えて、実施例1と同様
のRFL液に浸漬し、引き上げて240℃で1分間の熱
処理を行なった後、下撚りと逆方向に撚り回数2.0回
/inchで上撚りを行なうことによってガラスコード(抗
張体7)を得た。そして、このガラスコードを用いて実
施例1と同様の歯付ベルト1を作成した。
【0029】<実施例3>実施例1の撚糸後のガラスコ
ードを、クロロスルフォン化ポリエチレンを主成分とし
たゴム糊の20重量%溶液に浸漬し、引き上げて150
℃の雰囲気下で1分間の乾燥を行なうことによって、図
4に示すように、ガラスコードの表面にゴム皮膜9を形
成した。そして、これをベルト用抗張体10として実施
例1と同様の歯付ベルト1を作成した。
ードを、クロロスルフォン化ポリエチレンを主成分とし
たゴム糊の20重量%溶液に浸漬し、引き上げて150
℃の雰囲気下で1分間の乾燥を行なうことによって、図
4に示すように、ガラスコードの表面にゴム皮膜9を形
成した。そして、これをベルト用抗張体10として実施
例1と同様の歯付ベルト1を作成した。
【0030】<実施例4>実施例2の上撚糸後のガラス
コードに実施例3と同じゴム糊処理を施すことによっ
て、その表面にゴム皮膜を形成し、これをベルト用抗張
体として実施例1と同様の歯付ベルトを作成した。
コードに実施例3と同じゴム糊処理を施すことによっ
て、その表面にゴム皮膜を形成し、これをベルト用抗張
体として実施例1と同様の歯付ベルトを作成した。
【0031】<実施例5>200本の無アルカリガラス
繊維(実施例1と同様のもの)6を集束してガラス繊維
束を作った。そして、このガラス繊維束33本を、図5
に示すように断面形状が扁平になるように且つ繊維束間
に隙間を生じないように帯状に引き揃え、この帯状物1
1を濃度20重量%のVp−SBR系RFL液に浸漬
し、引き上げて240℃で1分間の熱処理を行なった。
しかる後、これに、撚り回数2.0回/inchの撚りを加
えることによって図6に示すガラスコード(抗張体)1
2を得た。そして、このガラスコード12を用いて、実
施例1と同様の歯付ベルトを作成した。
繊維(実施例1と同様のもの)6を集束してガラス繊維
束を作った。そして、このガラス繊維束33本を、図5
に示すように断面形状が扁平になるように且つ繊維束間
に隙間を生じないように帯状に引き揃え、この帯状物1
1を濃度20重量%のVp−SBR系RFL液に浸漬
し、引き上げて240℃で1分間の熱処理を行なった。
しかる後、これに、撚り回数2.0回/inchの撚りを加
えることによって図6に示すガラスコード(抗張体)1
2を得た。そして、このガラスコード12を用いて、実
施例1と同様の歯付ベルトを作成した。
【0032】<実施例6>200本の無アルカリガラス
繊維(実施例1と同様のもの)6を集束してなる繊維束
を3本引き揃えて、これに撚り回数2.0回/inchの下
撚りを加えることによって、実施例2と同様の子なわ8
を作成した。次に、図7に示すように、この子なわ8の
11本を断面形状が扁平になるように且つ子なわ間に隙
間を生じないように帯状に引き揃え、この帯状物13を
実施例2と同様にVp−SBR系RFL液に浸漬し、引
き上げて240℃で1分間の熱処理を行なった後、下撚
りと逆方向に撚り回数2.0回/inchで上撚りを行なう
ことによって、図8に示すガラスコード(抗張体)14
を得た。そして、このガラスコードを用いて実施例1と
同様の歯付ベルト1を作成した。
繊維(実施例1と同様のもの)6を集束してなる繊維束
を3本引き揃えて、これに撚り回数2.0回/inchの下
撚りを加えることによって、実施例2と同様の子なわ8
を作成した。次に、図7に示すように、この子なわ8の
11本を断面形状が扁平になるように且つ子なわ間に隙
間を生じないように帯状に引き揃え、この帯状物13を
実施例2と同様にVp−SBR系RFL液に浸漬し、引
き上げて240℃で1分間の熱処理を行なった後、下撚
りと逆方向に撚り回数2.0回/inchで上撚りを行なう
ことによって、図8に示すガラスコード(抗張体)14
を得た。そして、このガラスコードを用いて実施例1と
同様の歯付ベルト1を作成した。
【0033】<実施例7>実施例5の撚糸後のガラスコ
ードを、実施例3と同じゴム糊処理を施すことによっ
て、その表面にゴム皮膜を形成した。そして、これをベ
ルト用抗張体として実施例1と同様の歯付ベルト1を作
成した。
ードを、実施例3と同じゴム糊処理を施すことによっ
て、その表面にゴム皮膜を形成した。そして、これをベ
ルト用抗張体として実施例1と同様の歯付ベルト1を作
成した。
【0034】<実施例8>実施例6の上撚糸後のガラス
コードに実施例3と同じゴム糊処理を施すことによっ
て、その表面にゴム皮膜を形成した。そして、これをベ
ルト用抗張体として実施例1と同様の歯付ベルトを作成
した。
コードに実施例3と同じゴム糊処理を施すことによっ
て、その表面にゴム皮膜を形成した。そして、これをベ
ルト用抗張体として実施例1と同様の歯付ベルトを作成
した。
【0035】<比較例1>直径9μmの無アルカリガラ
ス繊維(Eガラス)200本をそれぞれ集束した繊維束
3本を引き揃えて実施例1と同様のRFL液に浸漬し、
240℃で1分の熱処理を行なった後、撚り回数2.0
回/inchで下撚りをして子なわとした。この子なわを1
1本集めて上記下撚りと逆方向に撚り回数2.0回/in
chで上撚りをすることによってガラスコードを作成し
た。そして、これをベルト用抗張体として実施例1と同
様の歯付ベルトを作成した。
ス繊維(Eガラス)200本をそれぞれ集束した繊維束
3本を引き揃えて実施例1と同様のRFL液に浸漬し、
240℃で1分の熱処理を行なった後、撚り回数2.0
回/inchで下撚りをして子なわとした。この子なわを1
1本集めて上記下撚りと逆方向に撚り回数2.0回/in
chで上撚りをすることによってガラスコードを作成し
た。そして、これをベルト用抗張体として実施例1と同
様の歯付ベルトを作成した。
【0036】<比較例2>比較例1の上撚り後のガラス
コードの表面に実施例3と同様にしてゴム皮膜を形成
し、これをベルト用抗張体として、実施例1と同様の歯
付ベルト1を作成した。
コードの表面に実施例3と同様にしてゴム皮膜を形成
し、これをベルト用抗張体として、実施例1と同様の歯
付ベルト1を作成した。
【0037】(注水屈曲疲労テスト)上記実施例及び比
較例の各ベルトについて屈曲疲労試験を行なった。すな
わち、歯付ベルトAを図9に示すベルト屈曲試験機を構
成する4つの大プーリ31と、相隣る大プーリ31間に
配置された4つの小プーリ32(直径30mm)とに巻
きかけ、ウエイト33にて上記歯付ベルトAに40kg
fのテンションをかけた状態で、水34を一時間に1リ
ットルの割合で歯付ベルトAの歯底に滴下させながら5
500rpmで切断まで走行させ、切断に至るまでのベ
ルトの屈曲回数を調べた。試験結果は表1に示されてい
る。
較例の各ベルトについて屈曲疲労試験を行なった。すな
わち、歯付ベルトAを図9に示すベルト屈曲試験機を構
成する4つの大プーリ31と、相隣る大プーリ31間に
配置された4つの小プーリ32(直径30mm)とに巻
きかけ、ウエイト33にて上記歯付ベルトAに40kg
fのテンションをかけた状態で、水34を一時間に1リ
ットルの割合で歯付ベルトAの歯底に滴下させながら5
500rpmで切断まで走行させ、切断に至るまでのベ
ルトの屈曲回数を調べた。試験結果は表1に示されてい
る。
【0038】
【表1】
【0039】同表によれば、本実施例1〜8の歯付ベル
トは、比較例1〜2に比べて切断までの屈曲回数が格段
に多い。このことから、本発明がベルトの耐水屈曲性の
飛躍的な向上に効果があることがわかる。
トは、比較例1〜2に比べて切断までの屈曲回数が格段
に多い。このことから、本発明がベルトの耐水屈曲性の
飛躍的な向上に効果があることがわかる。
【0040】実施例1と実施例2とは下撚りの有無のみ
が相違する関係にあり、また、実施例3と実施例4との
関係、実施例5と実施例6との関係、並びに実施例7と
実施例8との関係も同様である。これらの各々を比較す
れば、下撚りを施したものの方が切断までの屈曲回数が
多い。これから、RFL処理前のガラス繊維を下撚りし
てから、当該処理を施す方がベルトの耐屈曲性がさらに
良くなることがわかる。
が相違する関係にあり、また、実施例3と実施例4との
関係、実施例5と実施例6との関係、並びに実施例7と
実施例8との関係も同様である。これらの各々を比較す
れば、下撚りを施したものの方が切断までの屈曲回数が
多い。これから、RFL処理前のガラス繊維を下撚りし
てから、当該処理を施す方がベルトの耐屈曲性がさらに
良くなることがわかる。
【0041】また、実施例1と実施例3とはゴム皮膜の
有無のみが相違する関係にあり、実施例2と実施例4と
の関係、実施例5と実施例7との関係、実施例6と実施
例83との関係も同様である。これらの各々を比較する
と、ゴム皮膜を有するものの方が切断までの屈曲回数が
多い。これは、ゴム皮膜によって抗張体とベルト本体ゴ
ム(背ゴム及び歯ゴム)との接着力が安定なものにな
り、ベルトの耐水走行性が向上したものと認められる。
有無のみが相違する関係にあり、実施例2と実施例4と
の関係、実施例5と実施例7との関係、実施例6と実施
例83との関係も同様である。これらの各々を比較する
と、ゴム皮膜を有するものの方が切断までの屈曲回数が
多い。これは、ゴム皮膜によって抗張体とベルト本体ゴ
ム(背ゴム及び歯ゴム)との接着力が安定なものにな
り、ベルトの耐水走行性が向上したものと認められる。
【0042】次に、実施例1と実施例5との関係、実施
例2と実施例6との関係、実施例3と実施例7との関
係、並びに実施例4と実施例8との関係は、ガラス繊維
又は下撚り糸をRFL処理するために引き揃えたときの
断面形状が円形か扁平(帯状)かという点のみで相違す
るものである。これらをそれぞれ比べると、断面扁平に
なるようにした方が切断までの屈曲回数が多い。これ
は、帯状に引き揃えることによって、RFL液の含浸が
良好になり、且つ加熱も全体にわたって均一なものにな
った結果と解される。
例2と実施例6との関係、実施例3と実施例7との関
係、並びに実施例4と実施例8との関係は、ガラス繊維
又は下撚り糸をRFL処理するために引き揃えたときの
断面形状が円形か扁平(帯状)かという点のみで相違す
るものである。これらをそれぞれ比べると、断面扁平に
なるようにした方が切断までの屈曲回数が多い。これ
は、帯状に引き揃えることによって、RFL液の含浸が
良好になり、且つ加熱も全体にわたって均一なものにな
った結果と解される。
【0043】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ガラス繊
維の複数本を引き揃え、これにRFL処理を施した後、
一方向の撚りを加えるようにしているから、ガラス繊維
同士がRFLによって強く結合したベルト用抗張体を得
ることができ、水の存在下においても繊維の密着性が損
なわれることなく、ベルトの耐水屈曲走行性能を飛躍的
に向上させることができる。
維の複数本を引き揃え、これにRFL処理を施した後、
一方向の撚りを加えるようにしているから、ガラス繊維
同士がRFLによって強く結合したベルト用抗張体を得
ることができ、水の存在下においても繊維の密着性が損
なわれることなく、ベルトの耐水屈曲走行性能を飛躍的
に向上させることができる。
【0044】請求項2に係る発明によれば、複数本の下
撚り糸を引き揃えてRFL処理を行なった後に、下撚り
とは逆方向の上撚りを加えるようにしているから、下撚
り糸同士がRFLを介して隙間なく密着した低剛性のベ
ルト用抗張体が得られ、ベルトの耐水性の向上及び耐屈
曲疲労性の向上を図ることができる。
撚り糸を引き揃えてRFL処理を行なった後に、下撚り
とは逆方向の上撚りを加えるようにしているから、下撚
り糸同士がRFLを介して隙間なく密着した低剛性のベ
ルト用抗張体が得られ、ベルトの耐水性の向上及び耐屈
曲疲労性の向上を図ることができる。
【0045】請求項3に係る発明によれば、複数本のガ
ラス繊維束を隙間なく且つ断面が扁平になるように帯状
に引き揃えてから、請求項1に係る発明と同様のRFL
処理及び撚りを行なうようにしているから、RFL液の
含浸を確実なものにし且つ加熱を均一なものにすること
ができ、ベルト用抗張体ひいてはベルトの耐水性の向上
及び耐屈曲疲労性の向上に有利になる。
ラス繊維束を隙間なく且つ断面が扁平になるように帯状
に引き揃えてから、請求項1に係る発明と同様のRFL
処理及び撚りを行なうようにしているから、RFL液の
含浸を確実なものにし且つ加熱を均一なものにすること
ができ、ベルト用抗張体ひいてはベルトの耐水性の向上
及び耐屈曲疲労性の向上に有利になる。
【0046】請求項4に係る発明によれば、複数本の下
撚り糸を請求項3に係る発明と同様に断面扁平になるよ
うに引き揃えて、RFL処理及び加熱処理を行なうよう
にしたから、請求項3に係る発明と同様にRFL液を全
体に確実に行き渡らせ且つ均一な加熱を行なうことがで
き、ベルト用抗張体ひいてはベルトの耐水性の向上及び
耐屈曲疲労性の向上に有利になる。
撚り糸を請求項3に係る発明と同様に断面扁平になるよ
うに引き揃えて、RFL処理及び加熱処理を行なうよう
にしたから、請求項3に係る発明と同様にRFL液を全
体に確実に行き渡らせ且つ均一な加熱を行なうことがで
き、ベルト用抗張体ひいてはベルトの耐水性の向上及び
耐屈曲疲労性の向上に有利になる。
【0047】請求項5に係る発明によれば、ゴム糊液へ
の浸漬処理及び加熱処理によって、ベルト本体ゴムとの
接着安定性を高めるのに有利なゴム皮膜を有するベルト
用抗張体を得ることができる。
の浸漬処理及び加熱処理によって、ベルト本体ゴムとの
接着安定性を高めるのに有利なゴム皮膜を有するベルト
用抗張体を得ることができる。
【図1】歯付ベルトの縦断面図。
【図2】実施例1のベルト用抗張体を示す一部断面にし
た斜視図。
た斜視図。
【図3】実施例2のベルト用抗張体を示す一部断面にし
た斜視図。
た斜視図。
【図4】実施例3のベルト用抗張体を示す一部断面にし
た斜視図。
た斜視図。
【図5】実施例5の複数本のガラス繊維束を引き揃えた
状態を示す一部断面にした斜視図。
状態を示す一部断面にした斜視図。
【図6】実施例5のベルト用抗張体を示す一部断面にし
た斜視図。
た斜視図。
【図7】実施例6の複数本の下撚り糸を引き揃えた状態
を示す一部断面にした斜視図。
を示す一部断面にした斜視図。
【図8】実施例6のベルト用抗張体を示す一部断面にし
た斜視図。
た斜視図。
【図9】ベルト屈曲疲労試験機の概略構成図。
1 歯付ベルト 2,7 抗張体 3 背ゴム 4 歯ゴム 5 歯布 6 ガラス繊維 8 子なわ(下撚り糸) 9 ゴム皮膜 11,13 帯状物 12,14 抗張体 31 大プーリ 32 小プーリ 33 ウエイト 34 水 A 供試ベルト
Claims (5)
- 【請求項1】 複数本のガラス繊維を引き揃えてレゾル
シン・ホルマリンの初期縮合物とラテックスとの混合物
を主成分とする接着処理液に浸漬し引き上げて加熱処理
を施した後に、一方向の撚りを加えることを特徴とする
ベルト用抗張体の製造方法。 - 【請求項2】 ガラス繊維束を複数本集めて下撚りする
ことによって下撚り糸を作り、この下撚り糸の複数本を
引き揃えてレゾルシン・ホルマリンの初期縮合物とラテ
ックスとの混合物を主成分とする接着処理液に浸漬し引
き上げて加熱処理を施した後に、上記下撚りと逆方向の
上撚りを加えることを特徴とするベルト用抗張体の製造
方法。 - 【請求項3】 複数本のガラス繊維束を隙間なく且つ断
面が扁平になるように帯状に引き揃えてレゾルシン・ホ
ルマリンの初期縮合物とゴムラテックスの混合物を主成
分とする接着処理液に浸漬し引き上げて加熱処理を施す
ことによって帯状物を形成し、これに一方向の撚りを加
えることを特徴とするベルト用抗張体の製造方法。 - 【請求項4】 ガラス繊維束を複数本集めて下撚りする
ことによって下撚り糸を作り、この下撚り糸の複数本を
隙間なく且つ断面が扁平になるように帯状に引き揃えて
レゾルシン・ホルマリンの初期縮合物とゴムラテックス
の混合物を主成分とする接着処理液に浸漬し引き上げて
加熱処理を施すことによって帯状物を形成し、これに上
記下撚りと逆方向の上撚りを加えることを特徴とするベ
ルト用抗張体の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一に記
載されているベルト用抗張体を、さらにゴム糊液に浸漬
し引き上げて加熱処理を施すことを特徴とするベルト用
抗張体の製造方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7281914A JP2918826B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | ベルト用抗張体の製造方法 |
| US08/736,359 US6068916A (en) | 1995-10-30 | 1996-10-23 | Tension member for belt, method of producing the same and belt including the same |
| DE69614343T DE69614343T2 (de) | 1995-10-30 | 1996-10-23 | Lastaufnahmeelement eines Riemens, Herstellungsverfahren dafür und dieses aufweisendes Riemen |
| AT96117027T ATE204060T1 (de) | 1995-10-30 | 1996-10-23 | Lastaufnahmeelement eines riemens, herstellungsverfahren dafür und dieses aufweisendes riemen |
| EP96117027A EP0777066B1 (en) | 1995-10-30 | 1996-10-23 | Tension member for belt, method of producing the same and belt including the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7281914A JP2918826B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | ベルト用抗張体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09124802A true JPH09124802A (ja) | 1997-05-13 |
| JP2918826B2 JP2918826B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=17645720
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7281914A Expired - Fee Related JP2918826B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | ベルト用抗張体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2918826B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1081411A4 (en) * | 1998-05-22 | 2006-05-31 | Bando Chemical Ind | LOADING ELEMENT FOR STRAPS AND STRAPS THEREFORE MANUFACTURED |
| US10006519B2 (en) | 2014-04-30 | 2018-06-26 | Mitsuboshi Belting Ltd. | Toothed belt |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5983234U (ja) * | 1983-10-08 | 1984-06-05 | 三ツ星ベルト株式会社 | 歯付ベルト |
| JPS62174139U (ja) * | 1986-04-25 | 1987-11-05 | ||
| JPS6376935A (ja) * | 1986-09-18 | 1988-04-07 | Mitsuboshi Belting Ltd | 動力伝動用ベルト |
| JPS6399933A (ja) * | 1986-04-09 | 1988-05-02 | Bando Chem Ind Ltd | ベルトの製造方法 |
| JPH06184853A (ja) * | 1984-09-20 | 1994-07-05 | Nippon Glass Fiber Co Ltd | 歯付ベルト用ガラス繊維コード |
| JPH06187853A (ja) * | 1992-12-18 | 1994-07-08 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ローラ布線装置 |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP7281914A patent/JP2918826B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5983234U (ja) * | 1983-10-08 | 1984-06-05 | 三ツ星ベルト株式会社 | 歯付ベルト |
| JPH06184853A (ja) * | 1984-09-20 | 1994-07-05 | Nippon Glass Fiber Co Ltd | 歯付ベルト用ガラス繊維コード |
| JPS6399933A (ja) * | 1986-04-09 | 1988-05-02 | Bando Chem Ind Ltd | ベルトの製造方法 |
| JPS62174139U (ja) * | 1986-04-25 | 1987-11-05 | ||
| JPS6376935A (ja) * | 1986-09-18 | 1988-04-07 | Mitsuboshi Belting Ltd | 動力伝動用ベルト |
| JPH06187853A (ja) * | 1992-12-18 | 1994-07-08 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ローラ布線装置 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1081411A4 (en) * | 1998-05-22 | 2006-05-31 | Bando Chemical Ind | LOADING ELEMENT FOR STRAPS AND STRAPS THEREFORE MANUFACTURED |
| US10006519B2 (en) | 2014-04-30 | 2018-06-26 | Mitsuboshi Belting Ltd. | Toothed belt |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2918826B2 (ja) | 1999-07-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990406 |
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