JPH09126190A - 遠心式送風機 - Google Patents
遠心式送風機Info
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- JPH09126190A JPH09126190A JP28213395A JP28213395A JPH09126190A JP H09126190 A JPH09126190 A JP H09126190A JP 28213395 A JP28213395 A JP 28213395A JP 28213395 A JP28213395 A JP 28213395A JP H09126190 A JPH09126190 A JP H09126190A
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- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空調設備機器などに用いられる遠心式送風機
の広帯域騒音の低減を図る。 【課題解決手段】 円周方向に沿って放射状に複数個配
列される翼4の各々の後縁部表面に、所定の厚さ、高さ
および長さのリブ7を、翼4のスパン方向に所定間隔を
あけて配設する。このリブ7により、翼4表面の速度境
界層内で発生する広帯域音源となる渦が整流化され、そ
の結果広帯域騒音が抑制される。
の広帯域騒音の低減を図る。 【課題解決手段】 円周方向に沿って放射状に複数個配
列される翼4の各々の後縁部表面に、所定の厚さ、高さ
および長さのリブ7を、翼4のスパン方向に所定間隔を
あけて配設する。このリブ7により、翼4表面の速度境
界層内で発生する広帯域音源となる渦が整流化され、そ
の結果広帯域騒音が抑制される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調設備などに用
いられる遠心式送風機に関し、特に、翼形状の改善によ
り広帯域周波数騒音の低減を図った遠心式送風機に関す
るものである。
いられる遠心式送風機に関し、特に、翼形状の改善によ
り広帯域周波数騒音の低減を図った遠心式送風機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】空調設備機器の熱交換器などに用いられ
る従来の遠心式送風機は、図5(a)(b)に示すよう
な羽根車1を有している。この羽根車1は、中央にボス
2aを設けた円形の主プレート2と、この主プレート2
の上方に対向して設けられた、空気取入れ開口3aを有
する副プレート3と、主プレート2の外周近傍において
主プレート2に直角に立上がるように、主プレート2と
副プレート3との間において放射状に配されたブレード
状の複数の翼4とを備えている。図5(a)において羽
根車1が矢印A方向に回転することにより、矢印B方向
の空気流が発生する。
る従来の遠心式送風機は、図5(a)(b)に示すよう
な羽根車1を有している。この羽根車1は、中央にボス
2aを設けた円形の主プレート2と、この主プレート2
の上方に対向して設けられた、空気取入れ開口3aを有
する副プレート3と、主プレート2の外周近傍において
主プレート2に直角に立上がるように、主プレート2と
副プレート3との間において放射状に配されたブレード
状の複数の翼4とを備えている。図5(a)において羽
根車1が矢印A方向に回転することにより、矢印B方向
の空気流が発生する。
【0003】羽根車1は、図6(a)に示すように、空
気吸込み口を構成するベルマウス5aを有する渦巻き状
のケース4内に収容され、一端がボス2aに固定された
駆動軸(図示せず)によって羽根車1が回転駆動される
ことにより、フィルタ6を通って矢印C方向から流入し
た空気は羽根車1内を矢印D方向に流れ、さらにケース
5内において円周方向に流れて矢印C方向に吹き出され
る。
気吸込み口を構成するベルマウス5aを有する渦巻き状
のケース4内に収容され、一端がボス2aに固定された
駆動軸(図示せず)によって羽根車1が回転駆動される
ことにより、フィルタ6を通って矢印C方向から流入し
た空気は羽根車1内を矢印D方向に流れ、さらにケース
5内において円周方向に流れて矢印C方向に吹き出され
る。
【0004】このような従来の遠心式送風機において
は、ベルマウス5aからケース5内に空気が吸込まれた
後、ケース5のコーナ部などにおいて渦流が発生すると
ともに、副プレート3とケース5との間には逆流が発生
し、その結果送風機の効率を低下させかつ騒音を高める
原因になっていた。
は、ベルマウス5aからケース5内に空気が吸込まれた
後、ケース5のコーナ部などにおいて渦流が発生すると
ともに、副プレート3とケース5との間には逆流が発生
し、その結果送風機の効率を低下させかつ騒音を高める
原因になっていた。
【0005】このような従来の遠心式送風機の問題点を
解消することを目的とした従来の技術として、たとえば
特開平5−332293号公報には、副プレート3上に
サブブレードを形成することによって渦流および逆流の
発生をなくすことが開示されている。
解消することを目的とした従来の技術として、たとえば
特開平5−332293号公報には、副プレート3上に
サブブレードを形成することによって渦流および逆流の
発生をなくすことが開示されている。
【0006】また特開平5−126093号公報には、
遠心式送風機の羽根車の回転時に風があたる翼の表面
に、翼の幅方向に延びる凸部を立体的に設けることによ
り、翼の外縁の表面および裏面のそれぞれに沿って放出
される空気の合流を防ぐことにより騒音を抑制する技術
が開示され、特開平5−126351号公報には、遠心
式送風機から吐出される空気を熱交換器に導くようにし
た熱交換ユニットにおいて、熱交換器の直線形状部の吸
込み側には遠心式送風機側へ延びる制御板を取付けるこ
とにより、熱交換器の吸込み側の渦流の発生を抑えて騒
音の発生を防止する技術が開示されている。
遠心式送風機の羽根車の回転時に風があたる翼の表面
に、翼の幅方向に延びる凸部を立体的に設けることによ
り、翼の外縁の表面および裏面のそれぞれに沿って放出
される空気の合流を防ぐことにより騒音を抑制する技術
が開示され、特開平5−126351号公報には、遠心
式送風機から吐出される空気を熱交換器に導くようにし
た熱交換ユニットにおいて、熱交換器の直線形状部の吸
込み側には遠心式送風機側へ延びる制御板を取付けるこ
とにより、熱交換器の吸込み側の渦流の発生を抑えて騒
音の発生を防止する技術が開示されている。
【0007】その他にも、ベルマウスなどの形状の改良
のよって低騒音化を図る技術も、種々提案されている。
のよって低騒音化を図る技術も、種々提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、空
調設備機器に用いられる遠心式送風機の低騒音化が進め
られているが、特にパッケージエアコンの室内機などに
用いられる室内側送風用のターボファンについては、広
帯域周波数騒音が依然問題となっており、さらに低騒音
化を図ることが課題となっている。
調設備機器に用いられる遠心式送風機の低騒音化が進め
られているが、特にパッケージエアコンの室内機などに
用いられる室内側送風用のターボファンについては、広
帯域周波数騒音が依然問題となっており、さらに低騒音
化を図ることが課題となっている。
【0009】上記従来の問題点に鑑み本発明は、広帯域
周波数騒音の低減を図ることによって遠心式送風機の低
騒音化をさらに向上させることを目的とする。
周波数騒音の低減を図ることによって遠心式送風機の低
騒音化をさらに向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の遠心式送風機は、回転軸を中心とする円周の方向に
沿ってブレード状の翼を略放射状に配列し、回転により
遠心方向に空気流を発生させる遠心式送風機であって、
複数の翼の各々が、径方向外側の端部近傍の、正圧を受
ける圧力面上のみまたは該圧力面と該圧力面の裏側の負
圧面との両方の面上に、所定の厚さ、長さおよび高さを
有し、長さ方向が、空気流の方向すなわち翼の長さ方向
を向いて互いに平行に所定間隔をおいて配列された複数
のリブを含むことを特徴とする。
明の遠心式送風機は、回転軸を中心とする円周の方向に
沿ってブレード状の翼を略放射状に配列し、回転により
遠心方向に空気流を発生させる遠心式送風機であって、
複数の翼の各々が、径方向外側の端部近傍の、正圧を受
ける圧力面上のみまたは該圧力面と該圧力面の裏側の負
圧面との両方の面上に、所定の厚さ、長さおよび高さを
有し、長さ方向が、空気流の方向すなわち翼の長さ方向
を向いて互いに平行に所定間隔をおいて配列された複数
のリブを含むことを特徴とする。
【0011】複数の翼は、回転駆動力が伝達されるボス
部を中心とする円形の外周を有する主プレートと、該主
プレートに対向して配され、空気取入れ開口を中央に有
する円形の副プレートと、主プレートと副プレートとの
間の外周近傍において、主プレートに直角に立上がるよ
うに略放射状に配列されて固定されている。
部を中心とする円形の外周を有する主プレートと、該主
プレートに対向して配され、空気取入れ開口を中央に有
する円形の副プレートと、主プレートと副プレートとの
間の外周近傍において、主プレートに直角に立上がるよ
うに略放射状に配列されて固定されている。
【0012】本発明の構造によれば、複数の互いに平行
に配されたリブを有することにより、翼の後縁すなわち
翼の外周端近傍における空気流の乱れが整流化されて、
広帯域周波数騒音となる翼後縁での翼のスパン方向の渦
干渉が低減されるため、広帯域周波数騒音を抑制するこ
とができる。
に配されたリブを有することにより、翼の後縁すなわち
翼の外周端近傍における空気流の乱れが整流化されて、
広帯域周波数騒音となる翼後縁での翼のスパン方向の渦
干渉が低減されるため、広帯域周波数騒音を抑制するこ
とができる。
【0013】複数のリブの各々は、高さが2mm以上3
mm以下、厚みが1mm以上2mm以下を有し、隣り合
うリブ間の間隔が10mm以上20mm以下に設定され
るとともに、複数のリブの各々が、隣り合うリブ間の間
隔と同じ長さまたはそれ以上の長さを有することが好ま
しい。
mm以下、厚みが1mm以上2mm以下を有し、隣り合
うリブ間の間隔が10mm以上20mm以下に設定され
るとともに、複数のリブの各々が、隣り合うリブ間の間
隔と同じ長さまたはそれ以上の長さを有することが好ま
しい。
【0014】リブの高さを2mm以上3mm以下に設定
したのは、広帯域音源となる渦が翼面の速度境界層内で
発生することから、その速度境界層厚さと同じ程度の高
さを有することが適正であるとの理由によるものであ
る。また隣り合うリブ間の間隔を10mm以上20mm
以下としたのは、次の理由による。すなわち、一般に渦
相関のスパン方向の等価相関長は、平板の場合、板厚の
5〜10倍であり、本発明が適用される遠心式送風機に
おいては翼の厚みの最大値が略10mmであり、渦を放
射する翼後縁部の厚みが2mm程度であることから、1
0〜20mm程度の間隔が最適であるとの考察に基づく
ものである。
したのは、広帯域音源となる渦が翼面の速度境界層内で
発生することから、その速度境界層厚さと同じ程度の高
さを有することが適正であるとの理由によるものであ
る。また隣り合うリブ間の間隔を10mm以上20mm
以下としたのは、次の理由による。すなわち、一般に渦
相関のスパン方向の等価相関長は、平板の場合、板厚の
5〜10倍であり、本発明が適用される遠心式送風機に
おいては翼の厚みの最大値が略10mmであり、渦を放
射する翼後縁部の厚みが2mm程度であることから、1
0〜20mm程度の間隔が最適であるとの考察に基づく
ものである。
【0015】リブの厚さについては、遠心式送風機の性
能上はより薄い方が望ましいが、強度や製造上の容易さ
を考慮して、1mm以上2mm以下に設定した。またリ
ブの長さについても、長すぎると空気抵抗が増加すると
いう問題が生じるため、より短い方が望ましいが、広帯
域騒音を低減するという目的を達成するためには、その
長さが少なくともスパン方向の間隔に等しい程度以上で
あることが望ましい。
能上はより薄い方が望ましいが、強度や製造上の容易さ
を考慮して、1mm以上2mm以下に設定した。またリ
ブの長さについても、長すぎると空気抵抗が増加すると
いう問題が生じるため、より短い方が望ましいが、広帯
域騒音を低減するという目的を達成するためには、その
長さが少なくともスパン方向の間隔に等しい程度以上で
あることが望ましい。
【0016】なお、広帯域騒音を抑制するという観点か
らは、基本的にはリブを翼の圧力面とその裏側の負圧面
との両側に設けることが望ましいが、翼の構成上片面か
らの音の放射が著しく大きい場合、すなわちたとえば後
縁付近で逆圧力勾配などによる剥離が発生する場合にお
いては、翼の表裏両面に設ける必要はなく、翼の圧力面
側のみに設置することによって十分広帯域騒音が抑制さ
れる。
らは、基本的にはリブを翼の圧力面とその裏側の負圧面
との両側に設けることが望ましいが、翼の構成上片面か
らの音の放射が著しく大きい場合、すなわちたとえば後
縁付近で逆圧力勾配などによる剥離が発生する場合にお
いては、翼の表裏両面に設ける必要はなく、翼の圧力面
側のみに設置することによって十分広帯域騒音が抑制さ
れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1ないし図4に基づいて説明する。本発明が適
用される遠心式送風機の羽根車1およびケース5の構造
などについては、図5および図6を用いて説明した従来
のものと特に変わるところはないので、その詳細な説明
を省略する。本発明の一実施の形態においては、羽根車
1に複数個設けられる翼4の各々が、図1(a)(b)
に示すように、その後縁部において、翼4の長さLの方
向に平行に、複数個のリブ7を所定間隔をおいて平行に
設けている。図1においてはリブ7の数を4個とした
が、リブ7の数は必要に応じ適宜増減される。
いて、図1ないし図4に基づいて説明する。本発明が適
用される遠心式送風機の羽根車1およびケース5の構造
などについては、図5および図6を用いて説明した従来
のものと特に変わるところはないので、その詳細な説明
を省略する。本発明の一実施の形態においては、羽根車
1に複数個設けられる翼4の各々が、図1(a)(b)
に示すように、その後縁部において、翼4の長さLの方
向に平行に、複数個のリブ7を所定間隔をおいて平行に
設けている。図1においてはリブ7の数を4個とした
が、リブ7の数は必要に応じ適宜増減される。
【0018】リブ7は、図2(a)において矢印Fで示
す正圧側のみに設けてもよく、また図2(b)に示すよ
うに翼7の正圧側および矢印Eで示す負圧側の両面に設
けてもよい。広帯域周波数騒音をより効果的に低減させ
るためには、図2(b)に示すように翼7の正圧側およ
び負圧側の両面に設けることが好ましいが、翼7の構成
上、後縁付近で逆圧力勾配などによる剥離が発生するよ
うな場合には、翼7の正圧側からの音の放射が著しく大
きい場合があり、そのような場合には図2(a)に示す
ように翼7の正圧面側のみに設けることによっても、十
分本発明の目的を達成することができる。
す正圧側のみに設けてもよく、また図2(b)に示すよ
うに翼7の正圧側および矢印Eで示す負圧側の両面に設
けてもよい。広帯域周波数騒音をより効果的に低減させ
るためには、図2(b)に示すように翼7の正圧側およ
び負圧側の両面に設けることが好ましいが、翼7の構成
上、後縁付近で逆圧力勾配などによる剥離が発生するよ
うな場合には、翼7の正圧側からの音の放射が著しく大
きい場合があり、そのような場合には図2(a)に示す
ように翼7の正圧面側のみに設けることによっても、十
分本発明の目的を達成することができる。
【0019】次に、リブ7の好ましい形状および配列に
ついて考察する。リブ7の形状としては、図3(a)に
示すような部分円形のもの、あるいは図3(b)に示す
ような直方体形状のものを用いることができ、その形状
寸法の最適値を考察するための寸法パラメータとして
は、高さh、厚さt、長さcおよび隣接するリブ7,7
間の間隔bが問題となる。これらの寸法パラメータにつ
いては、図3(a)(b)のいずれに示すリブ形状にお
いてもほぼ等価なものとして考えることができる。
ついて考察する。リブ7の形状としては、図3(a)に
示すような部分円形のもの、あるいは図3(b)に示す
ような直方体形状のものを用いることができ、その形状
寸法の最適値を考察するための寸法パラメータとして
は、高さh、厚さt、長さcおよび隣接するリブ7,7
間の間隔bが問題となる。これらの寸法パラメータにつ
いては、図3(a)(b)のいずれに示すリブ形状にお
いてもほぼ等価なものとして考えることができる。
【0020】まずリブの高さhについては次のように考
察される。広帯域音源となる渦は、翼4の表面の速度境
界層(図4において参照番号8で示す領域)内において
主として発生する。その速度境界層8の厚さ(図4に示
す寸法δ)は、主流の流速U、空気の粘度ν、翼8の前
縁からの距離xによって決定され、δ=f(U,ν,
x)のように表わすことができる。本発明が適用される
遠心式送風機の一般的な諸元から、U=10m/s,x
(=L)=110mm,ν=0.154×10-4m2 /
sであるため、速度境界層の厚さδは約2.5mmとな
る。このことから、リブの高さhは2〜3mm程度であ
ることが適正であると考える。
察される。広帯域音源となる渦は、翼4の表面の速度境
界層(図4において参照番号8で示す領域)内において
主として発生する。その速度境界層8の厚さ(図4に示
す寸法δ)は、主流の流速U、空気の粘度ν、翼8の前
縁からの距離xによって決定され、δ=f(U,ν,
x)のように表わすことができる。本発明が適用される
遠心式送風機の一般的な諸元から、U=10m/s,x
(=L)=110mm,ν=0.154×10-4m2 /
sであるため、速度境界層の厚さδは約2.5mmとな
る。このことから、リブの高さhは2〜3mm程度であ
ることが適正であると考える。
【0021】次にリブのスパン方向間隔b、すなわち翼
4の幅(図1(a)に示す寸法H)方向の隣接リブ間の
間隔bの最適値について考察する。一般に渦相関のスパ
ン方向の等価相関長は、平板の場合、その板厚の5〜1
0倍であり、本発明が適用される遠心式送風機において
は翼4の厚みの最大値が約10mmである。ただし、渦
を放射する翼後縁部の厚みは2mm程度であるため、間
隔bは10〜20mm程度が最適である。
4の幅(図1(a)に示す寸法H)方向の隣接リブ間の
間隔bの最適値について考察する。一般に渦相関のスパ
ン方向の等価相関長は、平板の場合、その板厚の5〜1
0倍であり、本発明が適用される遠心式送風機において
は翼4の厚みの最大値が約10mmである。ただし、渦
を放射する翼後縁部の厚みは2mm程度であるため、間
隔bは10〜20mm程度が最適である。
【0022】次にリブ7の厚みtと長さcについて考察
する。まず厚さtについては、遠心式送風機の性能上で
きるだけ薄い方が好ましいが、強度および製造容易性を
考慮すると、厚みtは1〜2mm程度にすることが好ま
しい。またリブ7の長さcについても、長すぎると空気
抵抗が増大するため、空気抵抗低減という観点からは極
力短い方が望ましい。しかしながら広帯域騒音の低減と
いう本発明の目的を達成するためには、その長さcは少
なくともスパン方向の間隔bに等しい程度の長さ以上に
設定することが望ましい。
する。まず厚さtについては、遠心式送風機の性能上で
きるだけ薄い方が好ましいが、強度および製造容易性を
考慮すると、厚みtは1〜2mm程度にすることが好ま
しい。またリブ7の長さcについても、長すぎると空気
抵抗が増大するため、空気抵抗低減という観点からは極
力短い方が望ましい。しかしながら広帯域騒音の低減と
いう本発明の目的を達成するためには、その長さcは少
なくともスパン方向の間隔bに等しい程度の長さ以上に
設定することが望ましい。
【0023】以上述べた本発明の実施の形態は、あくま
で本発明を実現するための一例にすぎず、特許請求の範
囲に記載された構成に均等の範囲において種々変更した
ものも本発明に包含されることは言うまでもない。
で本発明を実現するための一例にすぎず、特許請求の範
囲に記載された構成に均等の範囲において種々変更した
ものも本発明に包含されることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、所定
の厚さ、長さおよび高さを有するリブを複数個、翼の後
縁近傍表面において、空気流方向を向いて互いに平行に
所定間隔をおいて配列することにより、翼の後縁近傍に
おける空気流の乱れが整流化されて、翼後縁でのスパン
方向の渦干渉が低減される。その結果広帯域周波数騒音
が抑制され、大幅に低騒音化が図られるため、空調設備
機器の室内機用などに適した遠心式送風機を提供するこ
とができる。
の厚さ、長さおよび高さを有するリブを複数個、翼の後
縁近傍表面において、空気流方向を向いて互いに平行に
所定間隔をおいて配列することにより、翼の後縁近傍に
おける空気流の乱れが整流化されて、翼後縁でのスパン
方向の渦干渉が低減される。その結果広帯域周波数騒音
が抑制され、大幅に低騒音化が図られるため、空調設備
機器の室内機用などに適した遠心式送風機を提供するこ
とができる。
【図1】(a)は本発明の一実施の形態における翼4の
構造を示す平面図、(b)は(a)に示した翼の斜視図
である。
構造を示す平面図、(b)は(a)に示した翼の斜視図
である。
【図2】(a)は本発明の一実施の形態においてリブ7
を翼4の片面側のみ、すなわち正圧面側のみに設けた形
態を示す図、(b)はリブ7を翼4の正圧面側および負
圧面側の両面に設けた例を示す図である。
を翼4の片面側のみ、すなわち正圧面側のみに設けた形
態を示す図、(b)はリブ7を翼4の正圧面側および負
圧面側の両面に設けた例を示す図である。
【図3】図3は、2通りのリブ7の形状について、その
寸法パラメータの定義を説明するための拡大斜視図であ
る。
寸法パラメータの定義を説明するための拡大斜視図であ
る。
【図4】本発明のリブの高さの最適値を考察する上で
の、速度境界層を説明するための図である。
の、速度境界層を説明するための図である。
【図5】(a)は従来の遠心式送風機の羽根車の概略を
示す平面図、(b)は(a)におけるVB−VB線断面
を示す図である。
示す平面図、(b)は(a)におけるVB−VB線断面
を示す図である。
【図6】(a)は従来の遠心式送風機の部分断面図、
(b)は従来の遠心式送風機の外観を示す斜視図であ
る。
(b)は従来の遠心式送風機の外観を示す斜視図であ
る。
1 羽根車 2 主プレート 2a ボス 3 副プレート 3a 空気取入れ開口 4 翼 5 ケース 5a ベルマウス 7 リブ
Claims (3)
- 【請求項1】 回転軸を中心とする円周の方向に沿っ
て、ブレード状の翼を略放射状に配列し、回転により遠
心方向に空気流を発生させる遠心式送風機であって、 前記複数の翼の各々は、径方向外側の端部近傍の、正圧
を受ける圧力面上のみまたは該圧力面と該圧力面の裏側
の負圧面との両方の面上に、所定の厚さ、長さおよび高
さを有し、長さ方向が空気流の方向を向いて互いに平行
に所定間隔をおいて配列された複数のリブを設けた、遠
心式送風機。 - 【請求項2】 回転駆動力が伝達されるボス部を中心と
する円形の外周を有する主プレートと、該主プレートに
対向して配され、空気取入れ開口を中央に有する円形の
副プレートと、前記主プレートと前記副プレートとの間
の前記主プレートの外周近傍において、該主プレートに
直角に立上がるとともに、略放射状に配列されたプレー
ト状の複数の翼とを有する羽根車と、 空気吸込み口を形成するベルマウスを有するとともに前
記羽根車を収容する渦巻き状ケースとを備えた遠心式送
風機であって、 前記複数の翼の各々は、径方向外側の端部近傍の、正圧
を受ける圧力面上のみまたは該圧力面と該圧力面の裏側
の負圧面との両方の面上に、所定の厚さ、長さおよび高
さを有し、長さ方向が前記翼の長さ方向を向いて互いに
平行に所定間隔をおいて配列された複数のリブを設け
た、遠心式送風機。 - 【請求項3】 前記複数のリブの各々は、高さが2mm
以上3mm以下、厚みが1mm以上2mm以下を有し、
隣り合う前記リブ間の間隔が10mm以上20mm以下
に設定されるとともに、前記複数のリブの各々が、隣り
合うリブ間の前記間隔と同じ長さまたはそれ以上の長さ
を有する、請求項1または2記載の遠心式送風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28213395A JPH09126190A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 遠心式送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28213395A JPH09126190A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 遠心式送風機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09126190A true JPH09126190A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17648550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28213395A Withdrawn JPH09126190A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 遠心式送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09126190A (ja) |
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