JPH0912695A - ポリエステルとコポリエステルの製造方法、その方法によって製造された生成物およびその用途 - Google Patents

ポリエステルとコポリエステルの製造方法、その方法によって製造された生成物およびその用途

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JPH0912695A
JPH0912695A JP8167634A JP16763496A JPH0912695A JP H0912695 A JPH0912695 A JP H0912695A JP 8167634 A JP8167634 A JP 8167634A JP 16763496 A JP16763496 A JP 16763496A JP H0912695 A JPH0912695 A JP H0912695A
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ペーター・シモン
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アンドレー・ヘンツェ
Karsten Blatter
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    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/78Preparation processes
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Abstract

(57)【要約】 【課題】平均分子量が高く、分子量分布が狭くて、非粘
着性であるために容易に加工することができるポリエス
テルまたはコポリエステルを、簡単な方法で調製するこ
とができる方法を提供すること。 【解決手段】ジカルボン酸−ジオール初期縮合物(オリ
ゴマー)を高温で液体熱媒体中にて通常用いられている
重縮合触媒の存在下でかつ適当な場合には共縮合改質剤
の存在下で重縮合することによって粉末状ポリエステル
を製造する方法であって;液体熱媒体は不活性で芳香族
原子団を有しておらず、沸点が200−320℃であ
り;使用するジカルボン酸−ジオール初期縮合物(オリ
ゴマー)と液体熱媒体との重量比は、20:80から8
0:20であり;重縮合を200−320℃で分散安定
剤の存在下で反応混合物中にて行う方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定剤存在下の液
体熱媒体中でジカルボン酸−ジオール初期縮合物(オリ
ゴマー)を200−320℃の高温で重縮合することに
よってポリエステルおよびコポリエステルを製造する方
法に関する。この方法によれば、かなり高分子量の生成
物を穏やかな条件下で調製することができる。特に、従
来は分子量と融点がともに低いものしか得られなかった
コポリマーを大量に調製することもできる。
【0002】さらに本発明は、この方法によって調製す
ることができるポリエステルとコポリエステル、および
そのポリエステルとコポリエステルの用途に関する。
【0003】
【従来の技術】現在、産業上最も重要で最も広く製造さ
れているポリエステルは、ポリエチレンテレフタレート
(本明細書では通常の呼び方にしたがって以下「PE
T」という)である。また、改質ポリエチレンテレフタ
レート(例えば低燃焼性製品)も繊維業界と技術界で受
け入れられている。これらのポリエステルの製造方法に
は、溶融状態での重縮合か、二段階重縮合が含まれるの
が一般的である。二段階重縮合は、第1段階で溶融状態
における平均極限粘度数IVが約0.5−0.7に相当
するの適度な分子量になるまで行い、固体相でさらに縮
合するものである。この重縮合は、通常は既知の重縮合
触媒または触媒系の存在下で行う。固体相における縮合
は、所望の分子量になるまでポリエステルチップを減圧
下または不活性ガス下にて180−330℃、好ましく
は220−240℃で加熱することによって行う。しか
し、重縮合に伴って副反応が起こり、ポリエステル鎖を
破壊したり、かなり性質の異なった分解生成物(例えば
着色化合物またはアセトアルデヒド)を生成することも
ある。
【0004】例えば2,6−ナフタレンジカルボン酸
(「PEN」と略す)および/または4,4’−ビフェ
ニルジカルボン酸(「PEBB」と略す)およびこれら
のジカルボン酸のコポリエステル(「PENBB」と略
す)などの有用な用途特性を有する出発物質も文献に記
載されている。
【0005】しかし、これらのポリエステルは製造が困
難であるために産業上の有用性が損なわれている。従来
は、PEN、PETBBおよびPENBBに限って所望
の高分子量ポリエステルを高技術経費で調製することが
可能であった。
【0006】一方、PENまたはPETBBを溶融状態
で高度に縮合するのは、生成物の粘度が極めて高いこと
によって妨げられていた。このような問題は、出発物質
を所望の混合比でまずエステル交換してオリゴマー化
し、その生成物を重縮合する共縮合法や、各オリゴマー
の混合物を調製して重縮合する混合縮合法によってポリ
エステルまたはコポリエステルを調製する場合に発生す
る。PET/PENを用いた場合は結晶化しにくいため
に、固体相で縮合して分子量を増やそうとしてもポリエ
ステルチップがケーキングしてうまく行かない。
【0007】ポリエステルの製造方法に関する提案が数
多くなされている。
【0008】特開昭60−139717号公報には、ポ
リアルキレンテレフタレートの製造方法が開示されてい
る。この方法は、微粉砕したビス(オメガ−ヒドロキシ
アルキル)テレフタレートまたはそのオリゴマーの懸濁
液を液体熱媒体中(例えばテトラリン)で加熱し、温度
を高重合物質(例えばポリグチレン)の融点(例えば2
70℃)より高くしてその高重合物質を縮合触媒存在下
で分散するものである。この方法によれば、平均粒径1
85μmのポリアルキレンテレフタレート粒子の懸濁液
が得られる。
【0009】これに極めてよく似たポリアルキレンテレ
フタレートの製造法が、特開昭60−139717号公
報に記載されている。この方法では、例えばベンゼン、
メチルエチルケトンまたはトリフェニルメタンを熱媒体
として使用して、ポリスチレン、PVCまたはポリブタ
ジエンを高分子添加剤として使用する。
【0010】ドイツ特許第2,429,087号明細書
には、TiO2などの充填剤(改質剤)を含むポリエス
テルなどのポリマーの製造方法が開示されている。この
方法は、BHT(ビス(オメガ−ヒドロキシアルキル)
テレフタレート)またはそのオリゴマーなどの単量体ま
たは低分子量出発物質と充填剤を、特定の乳化剤が存在
する液体熱媒体(すなわち炭化水素または塩化炭化水
素)中で高温にて微粒子に重合するものである。例えば
炭化水素または塩化炭化水素として、脂肪族C6- 8炭化
水素、芳香族炭化水素(例えばベンゼン)、メチルベン
ゼンまたは石油画分であって、芳香族炭化水素、四塩化
炭素、ポリクロロエタンまたはモノ−ジーまたはトリク
ロロベンゼンを90重量%以下含有するものを用いるこ
とが薦められる。これらは極性溶媒と必要に応じて組み
合わせることができる。上記特定の乳化剤は、2つの異
なるポリマー鎖(例えばメトキシーポリエチレングリコ
ールとグリシジルメタクリレート改質ポリ−12−ヒド
ロキシステアリン酸のブロックポリマー)を有するポリ
マーである。
【0011】トイツ特許公開第2707491号公報に
は、ポリエステル、ポリアミドおよびポリエステルアミ
ドの製造に用いる、上記製造方法に極めてよく似た方法
が開示されている。この方法では、出発単量体のうちの
1つ以上が熱媒体に溶解せず、融点が重合温度より高く
なければならない。重合は単量体の分散剤存在下で行
う。生成するポリマーは熱媒体に可溶性で、単量体また
はポリマー粒子に結合することができる分子鎖を有して
いる。
【0012】ドイツ特許公開第2319089号公報に
は、反応体の1つが熱媒体に完全に溶解しない固体であ
り、他の反応体が熱媒体に溶解する類似の方法が開示さ
れている。この反応は単量体分散剤の存在下でも行わ
れ、生成するポリマーは熱媒体溶解性の分子鎖成分と単
量体またはポリマー粒子上に結合することができる分子
鎖成分を有する。この方法の生成物は安定なポリマー分
散系である。分子量とアセトアルデヒド含量について
は、この特許公報には記載されていない。
【0013】ドイツ特許公開第1694461号公報に
は、合成ポリマー粒子の分散系を有機液体中で製造する
類似の方法が開示されている。この方法の縮合は、安定
剤がポリマー粒子上に12オングストローム以上の立体
障害を持たせるように、調製するポリマーの極性原子団
と強い相互作用をする強極性原子団を含む重合安定剤の
存在下にて熱媒体中で行う。
【0014】特開昭63−41528号公報および特開
昭62−39621号公報は、特定の分散剤の存在下に
て熱媒体中でBHTを微粉末型に縮合してPETにする
ことを開示している。熱反応媒体としてはシリコーンオ
イルが用いられる。使用する分散剤は、メタクリロイル
オキシプロピル−ポリエーテル/メチルシロキサン−メ
チルメタクリレートグラフトポリマーやメタクリロイル
オキシプロピル−ポリエーテル−ポリジメチルシロキサ
ンなどのポリシロキサンービニル型のコポリマーであ
る。
【0015】ドイツ特許公開第4117825号公報お
よび同第4226737号公報には、ポリエステル初期
縮合物の重縮合方法が開示されている。この方法は、初
期縮合物を液体不活性熱媒体中で融点以下の温度で重縮
合させて、平均分子量が高くて分子量分布が狭いポリエ
ステルを生成するものである。使用する熱媒体は、シリ
コーンオイルまたはペルフルオロ有機化合物(ペルフル
オロポリエーテルなど)である。
【0016】特開昭62−39621号公報および同6
0−141715号公報には、特定の分散剤の存在下に
て熱媒体中でBHTを微粉末型に縮合してPETにする
ことを開示している。熱反応媒体としてはシリコーンオ
イルが用いられる。使用する分散剤は、メタクリロイル
オキシプロピルまたはメルカプトを介して結合するポリ
シロキサン主鎖とポリアクリレート側鎖、またはアクリ
レート主鎖とシロキサン側鎖のグラフトポリマーであ
る。
【0017】ドイツ特許公開第2721501号公報に
は、生成ポリマーを溶解しない液体中で縮合ポリマーを
調製する方法が開示されている。この方法は、出発物質
を反応性高分子ポリマーの存在下で重合するものであ
る。出発物質の少なくとも1つは液体中で乳化しなけれ
ばならない。反応性高分子ポリマーは、分子量1000
−20000の単純鎖を有し、縮合ポリマー形成反応に
参加することができる1つ以上の反応性原子団を有して
いる。この特許公報には、高分子量のポリマーの調製法
については記載されていない。
【0018】米国特許第5,296,586号明細書に
は、ポリエステルの製造方法が開示されている。この方
法は、重縮合を分散安定剤を添加せずに沸騰不活性液体
中で行うものである。この方法は、均一な塊であるポリ
エステル材料を生成し、比較的不活性液体を大量に必要
とする。
【0019】「Polymer」33巻14号(199
2年)3066−3072頁には、完全芳香族液晶ポリ
マーの非水性分散系を調製する方法が開示されている。
この方法は、メタクリル酸メチル、スチレン、酢酸2−
エチルヘキシル、アクリル酸などの高分子分散剤と疎水
化SiO2の存在下で4−ヒドロキシ安息香酸と2−ヒ
ドロキシー6−ナフトエ酸などの反応体を部分水素化タ
ーフェニルなどの液体熱媒体中で重縮合するものであ
る。
【0020】液体熱媒体中で重縮合する従来文献に記載
される方法は、主としてポリマー分散系の製造に関する
か、ポリマー製造中に重縮合中に生じる問題を解決する
ために行われる。液体熱媒体とともに操作する方法は、
共通の長所を有する。その長所は、高粘度反応混合物の
生成を回避し、バッチの温度分布をより均一にするもの
である。概して、グリコールと水などの低分子縮合生成
物を反応混合物からより簡単に除去することもできる。
この方法によれば、高平均分子量(すなわち高極限粘度
数IV)の生成物を得ることができる。しかし、これら
の既知の方法は広範囲に適用しうるものではない。従来
技術の中には、これらの重縮合法をコポリエステル製造
に使用するものはない。アモロファス含量が特に高いた
めに、調製と加工にかなりの困難が伴う。
【0021】例えば2,6−ナフタレン−ジカルボン酸
原子団を所望のモル%含有し、平均分子量が高く、非粘
着性であるために容易に加工することができるコポリエ
ステルを、簡単な方法で調製することができる方法は、
現在まで開示されていない。
【0022】テレフタル酸と約7−8モル%の2,6−
ナフタレン−ジカルボン酸から通常の方法によってコポ
リエステルを調製することができる。ただし、平均分子
量MWは約15000−25000にしかならない。こ
のポリエステルからチップを調製することができるが、
ガラス転移温度以上に加熱したときに材料の粘着性が非
常に高くなるために、チップをさらに加工することはか
なり困難であるか不可能である。
【0023】重縮合溶融粘度が非常に高いために、2,
6−ナフタレン−ジカルボン酸からポリエステルをうま
く調製することはできない。このとき固体相中で縮合す
ることもできるが、長い反応時間が必要とされるために
調製コストが高くなるうえ、副生成物などの副反応の進
行をも促進してしまう。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、平均分子量
が高く、分子量分布が狭くて、非粘着性であるために容
易に加工することができるポリエステルまたはコポリエ
ステルを、簡単な方法で調製することができる方法を提
供することを課題とする。また、そのような方法で調製
したポリエステルおよびコポリエステルを提供すること
をも課題とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、既知の
方法では調製することができなかった所望の質を有する
ポリエステルを、特定の非水性熱媒体中、好ましくは規
定される反応条件下にて比較的低い重縮合温度で重縮合
することによって、かなり高い純度と平均分子量MW
製造することができることが見いだされた。
【0026】粉末ポリエステルを本発明の方法によって
製造することができる。d50値(粒径分布の尺度)
は、2000μm未満、好ましくは1000μm未満、
特に500μm未満である。
【0027】本発明の方法は、既知の方法よりも広範囲
に適用することができる。
【0028】本発明の方法の特徴は以下のとおりであ
る。 ・装置の構造がより簡単であり、減圧や加圧の必要がな
い。 ・熱媒体が安価である。 ・分散安定剤が市販されている。 ・出発単量体濃度を高くすることができる。出発混合物
中の単量体濃度が70重量%以下であれば安定なポリマ
ー分散系を調製することができる。 ・分子量を高くすることができる。 ・反応時間が比較的短い。 ・アセトアルデヒド含量が少ない。 ・好ましい実施態様では、分散系中に窒素をよく行き渡
らせる(したがって重縮合速度をさらに促進して副反応
を抑制する)特定のデザインの撹拌器を使用するため、
重縮合中にジオールをさらに良好に除去することができ
る。
【0029】本発明は、ジカルボン酸−ジオール初期縮
合物(オリゴマー)を高温で液体熱媒体中にて通常用い
られている重縮合触媒の存在下でかつ適当な場合には共
縮合改質剤の存在下で重縮合することによって粉末状ポ
リエステルを製造する方法であって;液体熱媒体は不活
性で芳香族原子団を有しておらず、沸点が200−32
0℃、好ましくは220−300℃、特に240−28
5℃であり;使用するジカルボン酸−ジオール初期縮合
物(オリゴマー)と液体熱媒体との重量比は、20:8
0から80:20、好ましくは30:70から70:3
0、特に50:50から70:30であり;重縮合を2
00−320℃で分散安定剤の存在下で反応混合物中に
て行う、粉末状ポリエステルを製造する方法に関する。
【0030】本発明の方法の出発物質として用いるジカ
ルボン酸−ジオール初期縮合物は、式:HOOC−A−
COOHで表される1つ以上のジカルボン酸と適当な場
合にはヒドロキシカルボン酸HO−A−COOHまたは
これらの官能性誘導体と、式HO−D−OH(Aおよび
Dは二価の有機原子団)で表される1つ以上のジオール
との反応生成物である。この反応において、反応生成物
たるエステルに加えて、低重縮合生成物(オリゴマー)
と一般にごく少量のジカルボン酸またはヒドロキシカル
ボン酸か、あるいはこれらの官能性誘導体およびジオー
ルが存在する。
【0031】ジカルボン酸ビス低級アルキルエステルと
ジオールとの反応によって調製した、本発明の方法で用
いるジカルボン酸−ジオール初期縮合物(オリゴマー)
を、沸点が200−320℃、好ましくは220−30
0℃、特に240−285℃の技術的な意味で芳香族原
子団を有しない不活性液体熱媒体中で加熱すると特に有
効である。このとき使用するジカルボン酸−ジオール初
期縮合物(オリゴマー)と液体熱媒体との重量費は2
0:80から80:20、好ましくは30:70から7
0:30、特に50:50から70:30である。適当
な場合には分散安定剤の存在下で、かつ、既知のエステ
ル交換触媒の存在下で行う。加熱は、エステル交換反応
中に遊離する低級アルカノールを留去しうる温度に加熱
する。上記の不活性液体熱媒体は、技術的な意味で芳香
族原子団を有しないものである。すなわち、上記の不活
性液体熱媒体の芳香族成分含量は2重量%以下、好まし
くは1重量%以下である。このような熱媒体として、中
でもIsopar PTM、Isopar VTM、Exxs
ol D120TM、Exxsol D140TM、Norp
ar 15TM(エクソンケミカル製)を例示することが
できる。特に好ましい熱媒体は、芳香族原子団を有しな
い脂肪族炭化水素である。
【0032】反応混合物は、先の反応相中で加熱してジ
カルボン酸ビス低級アルキルエステルの融点よりも約5
−50℃、好ましくは10−40℃高い温度であって、
留去すべきアルカノールの沸点よりも約5−50℃、好
ましくは10−40℃高い温度にする。この方法では、
ジカルボン酸−ジオール初期縮合物(オリゴマー)の製
造用に、上記の本発明の重縮合に用いるのと同じ熱媒体
を特に好ましく用いることができる。本発明の方法は、
単量体出発物質、ジカルボン酸ビス低級アルキルエステ
ルとジオールから出発して、2つのセクションで進行す
る「ワンポット法(one−pot proces
s)」で行うことができる。
【0033】本発明の特定の態様では、すべてのジカル
ボン酸原子団の合計を100モル%とした分析平均値
で、70−100モル%の式:−CO−A1−CO−で
表される原子団(I)、0−30モル%の式:−CO−
2−CO−で表される原子団(II)、0−50モル%
の式:−O−A3−CO−で表される原子団(III)、
式:−O−D1−O−で表される原子団(IV)、およ
び、式:−O−D2−O−で表されるジオール原子団(I
V)または(V)[上式において、A1は、1,4−フェ
ニレン、2,6−ナフチレンまたは4,4’−ビフェニ
レンのいずれかであるか所望の複数個の組み合わせであ
り、A2は、炭素数5−16、好ましくは6−12のA1
以外の芳香族原子団または芳香族脂肪族原子団、または
炭素数2−10、好ましくは4−8の環式または非環式
脂肪族原子団であり、A3は、炭素数5−12、好まし
くは6−10の芳香族原子団であり、D1は、炭素数2
−4のアルキレンまたはポリメチレン、または炭素数6
−10のシクロアルカンまたはジメチレンシクロアルカ
ンであり、D2は、炭素数3−4のアルキレンまたはポ
リメチレン、または炭素数6−10のD1以外のシクロ
アルカンまたはジメチレンシクロアルカン、炭素数4−
16、好ましくは4−8の直鎖また分枝鎖のアルカンジ
イル、式−(C24O)m−C24−で表される原子団
であって、ここにおいてmは1−40の整数であり、含
有量が20モル%以下である場合はmは好ましくは1ま
たは2であり、含有量が5モル%未満の場合に限っては
mは好ましくは10−40である]を有するジカルボン
酸−ジオール初期縮合物を使用する。
【0034】芳香族原子団A2およびA3も1つまたは2
つの置換基を有していてもよい。置換A2およびA3は、
1つの置換基を有するのが好ましい。特に適当な置換基
は、炭素数1−4のアルキル、炭素数1−4のアルコキ
シ、塩素およびスルホン酸である。
【0035】上にしたがって、本発明の方法の特定の態
様用の出発物質として用いるジカルボン酸−ジオール初
期縮合物は、1つ以上、好ましくは3つまでの、特に1
つまたは2つの式:HOOC−A1−COOHで表され
るジカルボン酸および適当な場合には式:HOOC−A
2−COOHで表されるジカルボン酸または式:HO−
3−COOHで表されるヒドロキシカルボン酸または
これらのジカルボン酸またはヒドロキシカルボン酸の官
能性誘導体と、1つ以上の式:HO−D1−OHで表さ
れるジオールおよび適当な場合には1つ以上の式:HO
−D2−OHで表されるジオールとの反応生成物であ
る。生成物中には、出発物質から得られるエステルの他
に、低級重縮合生成物(オリゴマー)や一般にごく少量
の出発物質も存在する。
【0036】出発物質として用いる上述の組成を有する
ジカルボン酸−ジオール初期縮合物(以下オリゴマーと
も呼ぶ)は、まず所望の比率の所望のジカルボン酸また
はその官能性誘導体(例えば低級アルキルエステル)を
所望の比率の所望のジオールとエステル交換して特定量
重縮合してオリゴマー混合物にすることによって調製す
ることができる。適当な場合には、オリゴマー化をさら
に所望の程度に進行するためにさらに縮合する。官能性
酸誘導体を使用して既知の適当な触媒を好ましく添加し
たときや、低級アルキルエステル(例えばマグネシウム
塩などのエステル交換触媒)を使用したときには、ジカ
ルボン酸とジオールとの反応は触媒を添加せずに行う。
【0037】しかし、ジカルボン酸−ジオール初期縮合
物は、共縮合用の各ジカルボン酸と所望のジオールとの
初期縮合物とを所望の混合比で互いに混合する方法によ
って、所望の組成で好ましく調製することができる。こ
の方法には特に技術的な利点がある。すなわち、エステ
ル交換および適当な場合にはオリゴマー化を所定の等モ
ル比でわずかな化合物だけを用いて行わなければならな
い。本発明の方法用のオリゴマー組成物は、保存用に調
製された各オリゴマーを単に混合するだけで簡単に得る
ことができる。
【0038】本発明の方法によって所定の組成を有する
コポリエステルを調製するには、初期縮合物の組成が上
記A1、A2およびA3のモル%になるようにすることが
重要である。本発明によって調製するポリエステルは、
使用する初期縮合物のA1、A2およびA3原子団のモル
%と実質的に同じになる。
【0039】一般に初期縮合物中のジオール含量は、最
終的に得られるポリエステルの原子団IVおよびVの含量
とは異なる。ジオール原子団の所定の組成を有するポリ
エステルを本発明の方法によって調製するときには、所
望の最終生成物を得るために初期縮合物中に存在させな
ければならないジオール含量を数種の予備試験によって
決定しておく。各ジオールの反応パラメーターの速度と
その反応温度における熱媒体とのアゼオトロープの組成
が知られていれば、所望のポリエステル組成用の初期縮
合物に必要なジオール量を計算することができる。これ
らのパラメーターは定型法で決定されるが労働集約的で
あるため、予備試験を常に行っておくことによって実際
は迅速に最終生成物を得ることができる。
【0040】初期縮合物中に含まれる各化合物について
は、本発明の方法を実施するうえで詳細に知る必要はな
い。
【0041】上述のとおり、本発明の方法の特徴的な利
点は、従来法では得ることができなかった多くの非粘着
性固体コポリエステルを高い平均分子量で非常に高収率
で調製し得る点にある。A1が原子団A1の合計量に基づ
いて8−92モル%の1,4−フェニレンと8−92モ
ル%の2,6−ナフチレン、好ましくは16−84モル
%の1,4−フェニレンと16−84モル%の2,6−
ナフチレン、特に30−70モル%の1,4−フェニレ
ンと30−70モル%の2,6−ナフチレンを含むジカ
ルボン酸−ジオール初期重合体を用いるとき、本発明の
方法は特に有利である。
【0042】本発明の方法には、高分子量のポリエステ
ルやコポリエステルを驚くほど穏やかな反応条件下で比
較的短時間で調製することができるという特徴的な利点
もある。本発明の方法によれば、多くの場合に分子量分
布がかなり狭いものを調製することもできる。
【0043】本発明の方法は、A1が1,4−フェニレ
ン、2,6−ナフチレンまたは4,4’−ビフェニルの
いずれかである均一またはわずかに改質したポリエステ
ルと、A1が原子団A1の合計量に基づいて8−92モル
%、好ましくは16−84モル%、特に30−70モル
%の1,4−フェニレンと、8−92モル%、好ましく
は16−84モル%、特に30−70モル%の4,4’
−ビフェニレンを含むジカルボン酸−ジオール初期縮合
物を使用して調製したコポリエステルに適用しうる。
【0044】この利点は、A1が原子団A1の合計量に基
づいて8−92モル%、好ましくは16−84モル%、
特に30−70モル%の2,6−ナフチレンと、8−9
2モル%、好ましくは16−84モル%、特に30−7
0モル%の4,4’−ビフェニレンを含むジカルボン酸
−ジオール初期縮合物を使用した場合にも現れる。
【0045】A1が1,4−フェニレン、2,6−ナフ
チレンおよび4,4’−ビフェニレンを含み、A1中の
1,4−フェニレンと2,6−ナフチレンとの合計、
1,4−フェニレンと4,4’−ビフェニレンとの合計
または2,6−ナフチレンと4,4’−ビフェニレンと
の合計が原子団A1の合計量に基づいて8−92モル
%、好ましくは16−84モル%、特に30−70モル
%であるジカルボン酸−ジオール初期重合体を用いるの
も、本発明の好ましい方法である。
【0046】本発明の方法は、式IIIで表される原子団
が存在しないか、D1がエチレン、テトラメチレンまた
は1,4−ジメチレン−シクロヘキサン、特にエチレン
またはテトラメチレンであるジカルボン酸−ジオール初
期重合体の重縮合のために好ましく用いることができ
る。
【0047】両親媒性コポリマーまたは表面改質板状シ
リケートは、本発明の方法の特に適当な分散安定剤であ
る。
【0048】分散安定剤としては、両親媒性コポリマー
または改質無機化合物が好ましい。例えば、トリアルキ
ルアンモニウム塩で表面改質した板状シリケート、好ま
しくはトリアルキルアンモニウム塩で表面改質したベン
トナイトまたは極性ポリマーユニットの両親媒性コポリ
マー(例えばポリビニルピロリドン)および非極性ポリ
マーユニット(例えば長鎖アルファーオレフィン)を挙
げることができる。上記の分散安定剤は、0.01−5
重量%、好ましくは0.1−4重量%で使用する。
【0049】本発明の方法の好ましくて実際的な実施態
様においては、出発物質、オリゴマー、重縮合触媒およ
び適当な場合にはさらに添加剤をまず液体熱媒体と混合
し、この混合物を高温、好都合なのは80℃以上、好ま
しくは130℃以上、特に160℃以上で重縮合温度以
下に加熱して、分散安定剤または分散安定剤混合物、両
親媒性コポリマーを特に用いて撹拌添加する。
【0050】本発明で用いる共縮合し得る改質剤は、重
縮合反応中にポリエステル鎖中に挿入されて所望の性質
をポリエステルに付与することができるような、エステ
ル形成し得る2つ以上の官能基を有する化合物である。
共縮合し得る改質剤は、共重縮合バッチ中に15重量%
以下、好ましくは10重量%以下で存在させることがで
きる。このような共縮合改質剤の特徴的な例として、以
下の式で表されるホスフィン酸誘導体を挙げることがで
きる。
【0051】
【化1】 上式において、R1は炭素数2−6のアルキレンまたは
ポリメチレンであるか、フェニルである(好ましくはエ
チレン)。R2は炭素数1−6のアルキル、アリールま
たはアラルキル(好ましくはメチル、エチル、フェニル
またはo−、m−またはp−メチルフェニル、特にメチ
ル)である。また、以下の式で表されるような官能性誘
導体(ヘキストAGのPHOSPHOLANTM)を使用
することもできる。
【0052】
【化2】 以下の式VIIIおよびIX:
【化3】 で表される原子団をこれらの化合物を共縮合することに
よってコポリエステル鎖に導入する。このようにして改
質したコポリエステルは、対応する非改質コポリエステ
ルに比べて燃焼性がかなり低い。
【0053】上述のように、形成する重縮合生成物が流
動性または溶融状態で効果的に存在するように、重縮合
は沸騰反応混合物中で行うのが好ましい。好ましくは、
反応混合物に対する加熱は、極めて激しく沸騰する程度
にする(すなわち熱媒体がかなり還流するのが確認され
る程度にする)。還流の程度は、加熱温度を調節するこ
とによって簡単に調整することができる。
【0054】低分子量の反応生成物はこの方法中に重縮
合反応混合物から循環系に除去する。
【0055】低分子量反応生成物が本発明にしたがって
使用する熱媒体中にごく少量しか溶解しないことは特に
有利である。低分子量反応生成物は蒸留物から沈殿し、
独自に相を形成する。通常は比重が高いために熱媒体か
ら容易に分離することができる。アゼオトロープ蒸留中
に生じるこのような非混和性液体を実際に分離するとき
には、いわゆる水分離器を用いる。これらの装置は、一
般に上部排出口(適当な場合には上部排出口の上に圧力
補正口も有する)と下部排出口を有する円筒形容器であ
る。下部排出口は高比重のアゼオトロープ相を除去し、
上部排出口は低比重の相を除去することを可能にする。
蒸留中にアゼオトロープの共留剤としての作用もする熱
媒体が反応器中を循環し、その他のアゼオトロープ相を
断続的または連続的に除去することができるように水分
離器の排出口が管に接続されている。
【0056】本発明は、本発明の方法によって調製した
ポリエステルおよびコポリエステルにも関する。
【0057】従来法によって調製した生成物と比較する
と、本発明の方法によって調製した生成物は純度が特に
高く、特にアセトアルデヒド含量が20ppm未満、好
ましくは10ppm未満、特に5ppm未満という低い
値であり、非常に高い平均分子量(MW)を有し、分子
量分布も狭いという特徴を有する。PETおよびPET
/PENコポリエステルの場合の上記平均分子量(GP
Cによって測定しg/モルで示す)は、100,000
以上、好ましくは150,000以上、特に200,0
00以上である。PEN、PENBB、PEBB、PE
TBBおよびPENTBBコポリエステルの場合は、平
均分子量は40,000以上、好ましくは60,000
以上、特に80,000以上である。PENTBBは、
2,6−ナフタレンジカルボン酸ユニット(N)、4,
4’−ビフェニレンジカルボン酸ユニット(BB)、テ
レフタル酸ユニット(T)およびエチレングリコールユ
ニット(E)を含むコポリエステル(ポリのP)であ
る。
【0058】本発明の好ましいポリエステルは、すべて
の原子団の合計量を基準にして35−50モル%の式:
−CO−A1−CO−で表される原子団(I)、0−1
5モル%の式:−CO−A2−CO−で表される原子団
(II)、35−50モル%の式:−O−D1−O−で表
される原子団(IV)、0−15モル%の式:−O−D2
−O−で表される原子団(V)、0−25モル%の式:
−O−A3−CO−で表される原子団(III)、および、
適当な場合には15重量%以下の共縮合可能な改質剤に
由来する原子団[上式において、A1は、1,4−フェ
ニレン、2,6−ナフチレンおよび4,4’−ビフェニ
レンのうちの原子団の2つ以上を含み、A1に含まれる
各原子団はA1の全量を基準にして8モル%以上で存在
し、A2は、炭素数5−16、好ましくは6−12のA1
以外の芳香族原子団または芳香族脂肪族原子団、または
炭素数2−10、好ましくは4−8の環式または非環式
脂肪族原子団であり、A3は、炭素数5−12、好まし
くは6−10の芳香族原子団であり、D1は、炭素数2
−4のアルキレンまたはポリメチレン、または炭素数6
−10のシクロアルカンまたはジメチレンシクロアルカ
ンであり、D2は、炭素数3−4のアルキレンまたはポ
リメチレン、または炭素数6−10のD1以外のシクロ
アルカンまたはジメチレンシクロアルカン、炭素数4−
16、好ましくは4−8の直鎖また分枝鎖のアルカンジ
イル、式−(C24O)m−C24−で表される原子団
であって、ここにおいてmは1−40の整数であり、含
有量が20モル%以下である場合はmは好ましくは1ま
たは2であり、含有量が5モル%未満の場合に限ってm
は好ましくは10−40である)を含む。
【0059】本発明のこれらのポリエステルとコポリエ
ステルは、従来法では調製することができなかったか、
調製できたとしても質が悪いものしかできなかった。し
かし、本発明によれば大変良質なポリエステルとコポリ
エステルが得られる。
【0060】現在まで本発明の方法によってのみ高質で
調製しうる本発明の好適なポリエステルの1群は、A1
が原子団A1の合計量に基づいて8−92モル%の1,
4−フェニレンと8−92モル%の2,6−ナフチレン
を含み、好ましくは16−84モル%の1,4−フェニ
レンと16−84モル%の2,6−ナフチレンを含み、
特に30−70モル%の1,4−フェニレンと30−7
0モル%の2,6−ナフチレンを含む、原子団Iおよび
IVを含み適当な場合には原子団II、IIIおよびVを含む
ポリエステルである。
【0061】純度が高くて分子量分布が極めて狭い本発
明の特に高分子量のポリエステルとコポリエステルは、
1が1,4−フェニレン、2,6−ナフチレンまたは
4,4’−ビフェニレンのいずれかであって、特にA1
が原子団A1の合計量に基づいて8−92モル%、好ま
しくは16−84モル%、特に30−70モル%の1,
4−フェニレンと8−92モル%、好ましくは16−8
4モル%、特に30−70モル%の4,4’−ビフェニ
レンを含むコポリエステルである。
【0062】他の好適なポリエステルは、A1が原子団
1の合計量に基づいて8−92モル%、好ましくは1
6−84モル%、特に30−70モル%の2,6−ナフ
チレンと8−92モル%、好ましくは16−84モル
%、特に30−70モル%の4,4’−ビフェニレンを
含むポリエステルと、A1が1,4−フェニレン、2,
6−ナフチレンおよび4,4’−ビフェニレンであっ
て、A1中の1,4−フェニレンと2,6−ナフチレン
との合計、1,4−フェニレンと4,4’−ビフェニレ
ンとの合計または2,6−ナフチレンと4,4’−ビフ
ェニレンとの合計が原子団A1の合計量に基づいて8−
92モル%、好ましくは16−84モル%、特に30−
70モル%であるポリエステルである。
【0063】さらに好ましい本発明のコポリエステル
は、式IIIの原子団を有しないコポリエステルか、D1
エチレン、テトラメチレンまたは1,4−ジメチレンシ
クロヘキサン、特にエチレンまたはテトラメチレンであ
るコポリエステルである。
【0064】本発明のポリエステルは、被覆するのに特
に適している。例えば、浸漬工程または流動層被覆によ
る粉体被覆に適している。一般に粉末溶融型接着剤また
は圧縮成形材料用バインダーなどの粉体や、工業界また
は繊維業界で使用するためのボトル、フィルム、フィラ
ンメント、繊維などの押し出し成型品に適している。
【0065】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明の実施を説明
する。
【0066】実施例1 供給路、撹拌機、水分離器と溶媒還流器を備えた蒸留器
を有する反応器中で、沸点275℃以上の脂肪族炭化水
素混合物(ISOPAR VTM)7kgを表面改質ベン
トナイト(BENTONE 38TM)120gおよびプ
ロピレンカーボネート40gとともに材料中に高い剪断
力が生じるように激しく撹拌した。この操作は、例えば
Ultra−Turraxを用いて行った。激しく撹拌
を続けながら、平均エステル交換度が90−100%の
2,6−ナフタレン−ジカルボン酸/エチレングリコー
ル初期縮合物3kgと三酸化アンチモン1,2gを混合
した。その後、混合物を加熱して激しく沸騰させ、成分
が均一に分布した炭化水素混合物を得た。還流下で撹拌
を続けながら混合物を6時間沸騰し、得られた蒸留物か
ら水分離器中に分離したグリコールを時折除去した。分
離器中の上澄み炭化水素混合物を反応器に戻した。この
工程の反応器の内部温度は280℃であった。反応混合
物の試料を1.5時間間隔で取り出して、ポリエステル
の平均粒径を決定した。以下の結果が得られた。 反応時間(時間) 1.5 3.0 4.5 6.0 粒径(μm) 16 16 13 17
【0067】反応時間経過後に、バッチを冷却して生成
したポリエステルを炭化水素混合物から濾過によって分
離し、洗浄し、乾燥して秤量した。収量は2979gで
あり、理論量の99.3%であった。
【0068】実施例2a(実施例1の対照) 比較のために、実施例1で熱媒体として用いた炭化水素
混合物の代わりに、沸点約325℃−500℃の脂肪族
の混合物(THERMIA ETM)を用いて実施例1を
繰り返した。反応温度は実施例1と同様に約280℃に
した。反応中、縮合反応混合物中に遊離したグリコール
をバッチから留去したが、熱媒体は沸騰しなかった。
【0069】実施例1と同様に、6時間後に重縮合を止
め、粒径を測定したところ52μmであった。上記の後
処理した後に、ポリエステル2970gを得た(収率は
理論量の約99%)。
【0070】実施例2b(実施例1の対照) 実施例1の生成物とさらに比較するために、通常の方法
にしたがって溶融縮合によってポリエチレンナフタレー
トを調製した。このために、まず2,6−ナフタレンジ
カルボン酸ジメチル1000gを酢酸マグネシウム(I
I)(結晶水4モル)300mgの存在下でエチレング
リコール500mlを用いて200℃でエステル交換
し、ナフタレンジカルボン酸ジグリコールエステルとオ
リゴマーを得た。メタノールの分離が完了したとき、メ
チルホスフェート410mgと三酸化アンチモン390
mgをバッチに添加した。溶融物を0.1mbarにて
300℃で3時間重縮合した。
【0071】生成したポリエステルの性質は以下の表に
示すとおりであった。
【0072】実施例3 供給路、撹拌機、水分離器と溶媒還流器を備えた蒸留器
を有する反応器中で、沸点240℃以上の脂肪族炭化水
素混合物(Isopar PTM)7kgを20重量%の
2,6−ナフタレンジカルボン酸/エチレングリコール
初期縮合物と80重量%のテレフタル酸/エチレングリ
コール初期縮合物を含有するジカルボン酸−ジオール初
期混合物と激しく撹拌しながら混合した。混合物を内部
温度約260℃に加熱して、ポリビニルピロリドン/ポ
リオレフィンコポリマー(ANTARON V22
TM)140gを添加した。
【0073】炭化水素混合物中にポリエステル初期縮合
物の均一な乳濁液が生成した。撹拌を続けながら、この
混合物を加熱して激しく沸騰させ、水分離器中に分離し
たグリコールを得られた蒸留物から時折除去した。上澄
みの炭化水素混合物を反応器に戻した。この工程の反応
器の内部温度は約260℃であり、この温度に6時間以
上維持した。
【0074】反応時間経過後に、バッチを冷却して生成
したポリエステルを炭化水素混合物から濾過によって分
離し、石油エーテルで洗浄し、乾燥して秤量した。収量
は2960gであり、理論量の98.6%であった。
【0075】熱媒体の量を7kgではなく、3kg、2
kgまたは1.3kgにしたときにも同じ結果が実際に
得られた。
【0076】実施例4および5 50重量%の2,6−ナフタレンジカルボン酸/エチレ
ングリコール初期縮合物と50重量%のテレフタル酸/
エチレングリコール初期縮合物を含有するジカルボン酸
−ジオール初期縮合物か、あるいは、80重量%の2,
6−ナフタレンジカルボン酸/エチレングリコール初期
縮合物と20重量%のテレフタル酸/エチレングリコー
ル初期縮合物を含有するジカルボン酸/ジオール初期縮
合物を用いて、実施例3のバッチ操作を繰り返した。各
々の収率は理論量の99.1%と95.8%であった。
生成したポリエステルの組成は1H NMRによって決定
した。結果は以下に示すとおりであった。
【0077】ポリエステル中の2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸/テレフタル酸原子団のモル比は以下のとおり
である。 理論値 17.27/82.72 45.52/54.48 76.97/23.03 NMR測定値 13.5/86.5 42.2/57.8 78.5/21.5
【0078】実施例6 供給路、撹拌機、水分離器と溶媒還流器を備えた蒸留器
を有する反応器中で、沸点240℃以上の脂肪族炭化水
素混合物(ISOPAR PTM)7kgを表面改質ベン
トナイト(BENTONE 38TM)210gとプロピ
レンカーボネート40gとともに材料中に高い剪断力が
生じるように激しく撹拌した。激しい撹拌を続けなが
ら、平均エステル交換度が90−100%のテレフタル
酸/エチレングリコール初期縮合物3kgと三酸化アン
チモン1.2gを混合した。その後、混合物を加熱して
激しく沸騰させ、成分が均一に分散した炭化水素混合物
を得た。還流下で撹拌を続けながら(内部温度260
℃)混合物を6時間沸騰し、得られた蒸留物から水分離
器中に分離したグリコールを時折除去した。分離器中の
上澄み炭化水素混合物を反応器に戻した。
【0079】反応混合物の試料を1.5時間間隔で取り
出して、ポリエステルの平均粒径を決定した。以下の結
果が得られた。 反応時間(時間) 1.5 3.0 4.5 6.0 粒径(μm) 92 105 125 110
【0080】反応時間経過後に、バッチを冷却して生成
したポリエステルを炭化水素混合物から濾過によって分
離し、洗浄し、乾燥して秤量した。収量は理論量の9
9.1%であった。生成物の性質は以下の表に示すとお
りであった。
【0081】実施例6b、6cおよび6d 初期縮合物の1%のBENTONETM、ANTARON
V220TMを使用した。熱媒体としてISOPAR P
TMとISOPAR VTMを重量比20:80、50:5
0および10:90で使用した。反応温度と反応時間
は、実施例6に記載されるとおりにした。熱媒体の組成
によって、分子量が異なる生成物が得られた。これらの
例は、熱媒体の還流比が分子量に及ぼす影響を示してい
る。
【0082】実施例7(実施例6の対照) 熱媒体として沸点が355−530℃のもの(Sant
otherm 66TM)7kgを用いて実施例6と完全
に同じ操作を繰り返した。実施例6と同様に反応温度を
260℃にして6時間維持した。この条件下で混合物は
沸騰しなかった。
【0083】反応時間経過後に、バッチを冷却して生成
したポリエステルを炭化水素混合物から濾過によって分
離し、洗浄し、乾燥して秤量した。収量は理論量の8
2.3%であった。生成物の性質は以下の表に示すとお
りであった。
【0084】実施例8(実施例6の対照) 実施例1の生成物との比較をさらに行った。ポリエチレ
ンテレフタレートを通常の方法によって溶融縮合して調
製した。このとき、まずジメチルテレフタレート100
0gを酢酸マグネシウム(II)(結晶水4モル)330
mgの存在下で200℃にてエチレングリコール600
mlでエステル交換し、テレフタル酸グリコールエステ
ルとオリゴマーを生成した。メタノールの分離が完了し
たとき、メチルホスフェート410mgと三酸化アンチ
モン390mgをバッチに添加して、溶融混合物を0.
1mbarにて280℃で3時間重縮合した。
【0085】生成したポリエステルの性質は以下の表に
示すとおりであった。
【0086】実施例9 供給路、撹拌機、相分離器と溶媒還流器を備えた蒸留器
を有する反応器中で、沸点240℃以上の脂肪族炭化水
素混合物(Isopar P/Isopar V:体積比
75:25)29kg、Antaron V220を2
85g、三酸化アンチモン11.1gとともに、テレフ
タル酸/エチレングリコール初期縮合物33kgを秤取
した。混合物が激しく沸騰するように室温から260−
270℃に2時間かけて加熱した。混合物を6時間還流
させ(内部温度266℃)、蒸留物から排出したグリコ
ールを相分離器を通して排出した。
【0087】実施例1−9により得られたポリエステル
について以下に示すパラメーターを決定した。
【0088】1)ガラス転移温度Tgと結晶溶融温度Tm これらのパラメーターは加温速度10℃/分でDSCを
用いて測定した。
【0089】2)比粘度Vs(Vs=(t/t0)−1) このパラメーターは、ポリエステル1gを表に示す温度
(℃)でジクロロ酢酸(DCA)100mlに溶解した
溶液で測定した。溶解時間は90分とし測定は25℃で
行った。
【0090】3)平均分子量MnおよびMW これらのパラメーターは、ポリエチレンテレフタレート
標準のポリスチレン上で移動相としてヘキサフルオロイ
ソプロパノール/クロロホルム混合物3:97(体積
%)を用いてゲル透過クロマトグラフィー(GPC)を
行うことによって測定した。
【0091】4)粒径(d50値) このパラメーターは、MALVERN MASTER−
SIZER XTMを用いてn−ヘプタン中にSpan 8
TMを添加してレーザー光回析することによって測定し
た。
【0092】5)遊離アセトアルデヒド含量 このパラメーターは、ポリエステル粉末1gを140℃
の閉鎖容器中で20分間加熱して、ガスクロマトグラフ
ィー蒸気空隙分析を行うことによって測定した。このと
きヘリウム/アセトアルデヒド混合物を較正のために用
いた。
【0093】得られた測定結果を以下の表に示した。表
2のカラムには、比MW/Mn=Uも示してある。当業者
であれば、このU値に基づいて分子量分布の程度を知る
ことができる。
【0094】
【表1】
【0095】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレー・ヘンツェ ドイツ連邦共和国65719 ホフハイム,ナ ッハティガレンヴェーク 4 (72)発明者 カルステン・ブラッター ドイツ連邦共和国65817 エップシュタイ ン,キルヒガッセ 18

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジカルボン酸−ジオール初期縮合物(オリ
    ゴマー)を高温で液体熱媒体中にて通常用いられている
    重縮合触媒の存在下でかつ適当な場合には共縮合改質剤
    の存在下で重縮合することによって粉末状ポリエステル
    を製造する方法であって、 液体熱媒体は不活性で芳香族原子団を有しておらず、沸
    点が200−320℃、好ましくは220−300℃、
    特に240−285℃であり、 使用するジカルボン酸−ジオール初期縮合物(オリゴマ
    ー)と液体熱媒体との重量比は、20:80から80:
    20、好ましくは30:70から70:30、特に5
    0:50から70:30であり、 重縮合を200−320℃で分散安定剤の存在下で反応
    混合物中にて行う、粉末状ポリエステルを製造する方
    法。
  2. 【請求項2】ジカルボン酸ビス低級アルキルエステルと
    ジオールとの反応によって得られたジカルボン酸−ジオ
    ール初期縮合物(オリゴマー)を液体熱媒体中で加熱
    し、 液体熱媒体は芳香族原子団を有しておらず、沸点が20
    0−320℃、好ましくは220−300℃、特に24
    0−285℃であり、 使用するジカルボン酸−ジオール初期縮合物(オリゴマ
    ー)と液体熱媒体との重量比は、20:80から80:
    20、好ましくは30:70から70:30、特に5
    0:50から70:30であり、 適当な場合には分散安定剤の存在下で、かつ既知のエス
    テル交換触媒の存在下で、エステル交換中に遊離した低
    級アルカノールを留去しうる温度にする、請求項1の方
    法。
  3. 【請求項3】すべてのジカルボン酸原子団の合計を10
    0モル%とした分析平均値で、70−100モル%の
    式:−CO−A1−CO−で表される原子団(I)、0
    −30モル%の式:−CO−A2−CO−で表される原
    子団(II)、0−50モル%の式:−O−A3−CO−
    で表される原子団(III)、式:−O−D1−O−および
    式:−O−D2−O−で表されるジオール原子団(IV)
    および(V)(上式において、A1は、1,4−フェニレ
    ン、2,6−ナフチレンおよび4,4’−ビフェニレン
    のいずれかであるか所望の複数個の組み合わせであり、 A2は、炭素数5−16、好ましくは6−12のA1以外
    の芳香族原子団または芳香族脂肪族原子団、または炭素
    数2−10、好ましくは4−8の環式または非環式脂肪
    族原子団であり、 A3は、炭素数5−12、好ましくは6−10の芳香族
    原子団であり、 D1は、炭素数2−4のアルキレンまたはポリメチレ
    ン、または炭素数6−10のシクロアルカンまたはジメ
    チレンシクロアルカンであり、 D2は、炭素数3−4のアルキレンまたはポリメチレ
    ン、または炭素数6−10のD1以外のシクロアルカン
    またはジメチレンシクロアルカン、炭素数4−16、好
    ましくは4−8の直鎖また分枝鎖のアルカンジイル、式
    −(C24O)m−C24−で表される原子団であっ
    て、ここにおいてmは1−40の整数であり、含有量が
    20モル%以下である場合はmは好ましくは1または2
    であり、含有量が5モル%未満の場合に限ってはmは好
    ましくは10−40である)を有するジカルボン酸−ジ
    オール初期縮合物を使用する、請求項1または2の方
    法。
  4. 【請求項4】A1が、原子団A1の合計量に基づいて8−
    92モル%の1,4−フェニレンと8−92モル%の
    2,6−ナフチレンを含むジカルボン酸−ジオール初期
    重合体を用いる、請求項1−3のいずれかの方法。
  5. 【請求項5】A1が、原子団A1の合計量に基づいて16
    −84モル%の1,4−フェニレンと16−84モル%
    の2,6−ナフチレンを含むジカルボン酸−ジオール初
    期重合体を用いる、請求項1−4のいずれかの方法。
  6. 【請求項6】A1が、原子団A1の合計量に基づいて30
    −70モル%の1,4−フェニレンと30−70モル%
    の2,6−ナフチレンを含むジカルボン酸−ジオール初
    期重合体を用いる、請求項1−5のいずれかの方法。
  7. 【請求項7】A1が、原子団A1の合計量に基づいて8−
    92モル%、好ましくは16−84モル%の1,4−フ
    ェニレンと8−92モル%、好ましくは16−84モル
    %の4,4’−ビフェニレンを含むジカルボン酸−ジオ
    ール初期重合体を用いる、請求項1−6のいずれかの方
    法。
  8. 【請求項8】A1が、原子団A1の合計量に基づいて8−
    92モル%、好ましくは16−84モル%の2,6−ナ
    フチレンと8−92モル%、好ましくは16−84モル
    %の4,4’−ビフェニレンを含むジカルボン酸−ジオ
    ール初期重合体を用いる、請求項1−7のいずれかの方
    法。
  9. 【請求項9】A1が1,4−フェニレン、2,6−ナフ
    チレンおよび4,4’−ビフェニレンを含み、A1中の
    1,4−フェニレンと2,6−ナフチレンとの合計、
    1,4−フェニレンと4,4’−ビフェニレンとの合計
    または2,6−ナフチレンと4,4’−ビフェニレンと
    の合計が原子団A1の合計量に基づいて8−92モル
    %、好ましくは16−84モル%であるジカルボン酸−
    ジオール初期重合体を用いる、請求項1−8のいずれか
    の方法。
  10. 【請求項10】式IIIで表される原子団を有しないジカ
    ルボン酸−ジオール初期縮合物を使用する、請求項1−
    9のいずれかの方法。
  11. 【請求項11】D1がエチレン、テトラメチレンまたは
    1,4−ジメチレンシクロヘキサンであるジカルボン酸
    −ジオール初期重合体を用いる、請求項1−10のいず
    れかの方法。
  12. 【請求項12】D1がエチレンまたはテトラメチレンで
    あるジカルボン酸−ジオール初期重合体を用いる、請求
    項1−11のいずれかの方法。
  13. 【請求項13】分散安定剤が両親媒性コポリマーまたは
    表面改質板状シリケートであり、0.01−5重量%で
    使用する、請求項1−12のいずれかの方法。
  14. 【請求項14】分散安定剤がトリアルキルアンモニウム
    塩で表面改質した板状シリケート、好ましくはトリアル
    キルアンモニウム塩で表面改質したベントナイトであ
    る、請求項1−13のいずれかの方法。
  15. 【請求項15】分散安定剤がポリビニルピロリドンなど
    の極性ポリマーユニットまたは長鎖アルファーオレフィ
    ンなどの非極性ポリマーユニットの両親媒性コポリマー
    である、請求項1−14のいずれかの方法。
  16. 【請求項16】出発物質、オリゴマー、重縮合触媒およ
    び適当な場合にはさらに添加剤をまず液体熱媒体と混合
    し、この混合物を高温、好都合なのは80℃以上、好ま
    しくは130℃以上、特に160℃以上で重縮合温度以
    下に加熱して、分散安定剤または分散安定剤混合物を撹
    拌添加する、請求項1−15のいずれかの方法。
  17. 【請求項17】重縮合を沸騰反応混合物中で行う、請求
    項1−16のいずれかの方法。
  18. 【請求項18】熱媒体が芳香族成分含量が2重量%以下
    である脂肪族炭化水素である、請求項1−17のいずれ
    かの方法。
  19. 【請求項19】熱媒体が脂肪族炭化水素である、請求項
    1−18のいずれかの方法。
  20. 【請求項20】低分子量の反応生成物を重縮合反応から
    循環系に除去する、請求項1−19のいずれかの方法。
  21. 【請求項21】請求項1の方法により製造したポリエス
    テルまたはコポリエステル。
  22. 【請求項22】A1が1,4−フェニレン、2,6−ナ
    フチレンまたは4,4’−ビフェニルのいずれか一種で
    ある、請求項21のポリエステルまたはコポリエステ
    ル。
  23. 【請求項23】すべてのポリエステル原子団(I)−
    (V)の合計量を基準にして35−50モル%の式:−
    CO−A1−CO−で表される原子団(I)、0−15
    モル%の式:−CO−A2−CO−で表される原子団(I
    I)、35−50モル%の式:−O−D1−O−で表され
    る原子団(IV)、0−15モル%の式:−O−D2−O
    −で表される原子団(V)、0−25モル%の式:−O
    −A3−CO−で表される原子団(III)、および、適当
    な場合には15重量%以下の共縮合可能な改質剤に由来
    する原子団(上式において、A1は、1,4−フェニレ
    ン、2,6−ナフチレンおよび4,4’−ビフェニレン
    のうちの原子団の2つ以上を含み、A1に含まれる各原
    子団はA1の全量を基準にして8モル%以上で存在し、 A2は、炭素数5−16、好ましくは6−12のA1以外
    の芳香族原子団または芳香族脂肪族原子団、または炭素
    数2−10、好ましくは4−8の環式または非環式脂肪
    族原子団であり、 A3は、炭素数5−12、好ましくは6−10の芳香族
    原子団であり、 D1は、炭素数2−4のアルキレンまたはポリメチレ
    ン、または炭素数6−10のシクロアルカンまたはジメ
    チレンシクロアルカンであり、 D2は、炭素数3−4のアルキレンまたはポリメチレ
    ン、または炭素数6−10のD1以外のシクロアルカン
    またはジメチレンシクロアルカン、炭素数4−16、好
    ましくは4−8の直鎖また分枝鎖のアルカンジイル、式
    −(C24O)m−C24−で表される原子団であっ
    て、ここにおいてmは1−40の整数であり、含有量が
    20モル%以下である場合はmは好ましくは1または2
    であり、含有量が5モル%未満の場合に限ってmは好ま
    しくは10−40である)を含む、請求項1の方法によ
    り製造し得るポリエステルまたはコポリエステル。
  24. 【請求項24】A1が、原子団A1の合計量に基づいて8
    −92モル%の1,4−フェニレンと8−92モル%の
    2,6−ナフチレンを含む、原子団IおよびIVを含み適
    当な場合には原子団II、IIIおよびVを含む、請求項2
    3のポリエステルまたはコポリエステル。
  25. 【請求項25】A1が、原子団A1の合計量に基づいて1
    6−84モル%の1,4−フェニレンと16−84モル
    %の2,6−ナフチレンを含む、原子団IおよびIVを含
    み適当な場合には原子団II、IIIおよびVを含む、請求
    項23または24のポリエステルまたはコポリエステ
    ル。
  26. 【請求項26】A1が、原子団A1の合計量に基づいて3
    0−70モル%の1,4−フェニレンと30−70モル
    %の2,6−ナフチレンを含む、原子団IおよびIVを含
    み適当な場合には原子団II、IIIおよびVを含む、請求
    項23−25のいずれかのポリエステルまたはコポリエ
    ステル。
  27. 【請求項27】A1が、原子団A1の合計量に基づいて8
    −92モル%、好ましくは16−84モル%の1,4−
    フェニレンと8−92モル%、好ましくは16−84モ
    ル%の4,4’−ビフェニレンを含む、原子団Iおよび
    IVを含み適当な場合には原子団II、IIIおよびVを含
    む、請求項23−26のいずれかのポリエステルまたは
    コポリエステル。
  28. 【請求項28】A1が、原子団A1の合計量に基づいて8
    −92モル%、好ましくは16−84モル%、特に30
    −70モル%の2,6−ナフチレンと8−92モル%、
    好ましくは16−84モル%、特に30−70モル%の
    4,4’−ビフェニレンを含む、原子団IおよびIVを含
    み適当な場合には原子団II、IIIおよびVを含む、請求
    項23−27のいずれかのポリエステルまたはコポリエ
    ステル。
  29. 【請求項29】A1が1,4−フェニレン、2,6−ナ
    フチレンおよび4,4’−ビフェニレンを含み、1,4
    −フェニレンと2,6−ナフチレンとの合計、1,4−
    フェニレンと4,4’−ビフェニレンとの合計または
    2,6−ナフチレンと4,4’−ビフェニレンとの合計
    が原子団A1の合計量に基づいて8−92モル%、好ま
    しくは16−84モル%、特に30−70モル%であ
    る、原子団IおよびIVを含み適当な場合には原子団II、
    IIIおよびVを含む、請求項23−28のいずれかのポ
    リエステルまたはコポリエステル。
  30. 【請求項30】式IIIで表される原子団が存在しない、
    請求項23−29のいずれかのポリエステルまたはコポ
    リエステル。
  31. 【請求項31】D1がエチレン、テトラメチレンまたは
    1,4−ジメチレンーシクロヘキサン、好ましくはエチ
    レンまたはテトラメチレンである、原子団IおよびIVを
    含み適当な場合には原子団II、IIIおよびVを含む、請
    求項23−30のいずれかのポリエステルまたはコポリ
    エステル。
  32. 【請求項32】請求項20−31のいずれかのポリエス
    テルまたはコポリエステルの、被覆、特に浸漬工程また
    は流動層被覆による粉体被覆への使用。
  33. 【請求項33】請求項20−31のいずれかのポリエス
    テルまたはコポリエステルの、粉末溶融型接着剤または
    圧縮成形材料用ビルダーとしての使用。
  34. 【請求項34】請求項20−31のいずれかのポリエス
    テルまたはコポリエステルの、工業界または繊維業界で
    使用するためのボトル、フィルムまたはフィラメントな
    どの押し出し成形品の製造への使用。
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