JPH091293A - 連続鋳造設備の鋳型及びその設定方法 - Google Patents

連続鋳造設備の鋳型及びその設定方法

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JPH091293A
JPH091293A JP14710595A JP14710595A JPH091293A JP H091293 A JPH091293 A JP H091293A JP 14710595 A JP14710595 A JP 14710595A JP 14710595 A JP14710595 A JP 14710595A JP H091293 A JPH091293 A JP H091293A
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JP14710595A
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Takashi Yonekura
隆 米倉
Kenji Horii
健治 堀井
Tadashi Nishino
忠 西野
Hironori Shimogama
宏徳 下釜
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】対抗配置した一対の長辺面を有する長辺部材
と、前記長辺面間に任意の間隙をもたせ前記間隙に短辺
面を有する短辺部材を配置して4辺を構成し矩形状の鋳
片を鋳造するようにした連続鋳造装置の鋳型において、
前記長辺面間の任意の間隙を変更した際、自動的に前記
短辺部材の短辺面のセンタを前記長辺面間の任意の間隙
のセンタに自動的にほぼ一致するようにした。 【効果】ウオームジャッキと駆動装置が不要となり構造
が簡単化すると共に短辺フレーム押しつけ力は自動調芯
とすることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造設備の鋳型お
よびその設定法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に連続鋳造設備において、タンデ
イッシュと呼ばれる中間鍋に流し込まれた溶鋼は流出量
を調整され、そこから一旦、モールドと呼ばれる銅製の
鋳型に注入される。モールドは常に冷却されており、こ
のモールド内で鋳片外殻を凝固させ所望の鋳片形状に形
成し、以降のピンチローラでモールド底部より引き抜
き、エプロンローラで支えながらスプレ帯で水を噴射
し、凝固を促進させ凝固完了後、必要な長さに切断し鋳
片を生成する。上述の如く、モールドは、連続鋳造設備
に於いて鋳片の形状を大きく左右する重要な装置であ
り、これまでに種々の改良がなされてきた。
【0003】従来、モールドとして最も簡単な構造のも
のとして、組立型と呼ばれ4枚の銅板を組み立てた構造
のものがある(以下、第1の従来技術という)。以下に
第1の従来技術を簡単に説明する。第1の従来技術で
は、モールドを構成する長片フレームの一方を固定側と
し、この固定側長辺フレームに対向する可動側長辺フレ
ームを移動自在に取り付け、これら両長片フレーム間に
所望の鋳片厚さに合わせて作られた短辺フレームを取り
替え可能に狭持した構造であった。鋳片厚変更の際には
短辺フレーム全体を取り外し所望厚さの短辺フレームに
組み替えねばならず、予め短辺フレームを多種類用意す
る必要があると共にモールドサイズ交換に多くの時間が
かかる等、構造は簡単であるがその反面様々な問題を抱
えていた。上記の第1の従来技術の問題を解決するもの
として、実開平6−5742 号公報が知られている。これは
オンラインで迅速に短辺フレームを交換すると同時に、
鋳造時でも短辺フレームを短辺移動装置により移動させ
ることにより鋳片幅を自由に変更させられる(以下、第
2の従来技術という)。以下に第2の従来技術の基本構
造について説明する。図6は、第2の従来技術の平面図
である。固定側長辺フレーム1と対向する可動側長辺フ
レーム2の間に短辺フレーム3が狭持され、短辺フレー
ム3はタイロッド9で連結されスピンドル5に支持され
ている。両長辺フレーム1,2は長辺銅板6を備え、短
辺フレーム3の交換による両長辺間ギャップ調整はクラ
ンプ装置7、及びウオームジャッキ8により調整され、
ウオームジャッキ8は駆動装置45で駆動される。スピ
ンドル5は、ねじ筒21とねじ棒22からなり、ねじ棒
22の基端にはスラストベアリング24で支持されてい
る。また、ねじ棒22の端部はユニバーサルジョイント
25を介し駆動装置26が連結されている。この駆動装
置26によりねじ棒22を回転させると、ねじ筒21が
軸方向に後退し鋳片幅を変えるようになっている。ま
た、スピンドル5はガイドブロック31とブラケット3
4で支持されており、ガイドブロック31とブラケット
34は両長辺フレーム1,2に設けられたガイド溝3
2,33内を摺動する構造となっている。よって、ウオ
ームジャッキ41,42を駆動することによりガイドブ
ロック31とブラケット34が摺動しスピンドル5の鋳
片厚方向の調芯が行われる。また、ウオームジャッキ4
1,42は駆動装置45で駆動される。上述のように、
第2の従来技術では鋳片幅変更の際には、短辺フレーム
3を短辺移動装置により任意の幅に変更調整し、鋳片厚
変更の際には短辺フレーム3のみを交換し鋳片厚が変更
できる。また、短辺フレーム移動調整の際にスピンドル
と短辺フレーム間に押付力の偏芯から長辺銅板と短片銅
板とのこじりが生じ長辺銅板が傷つくことが懸念される
が、これに関してはスピンドルを摺動させ常に短辺への
押し付け力が鋳片厚中心なるようにして押し付け、力の
偏芯を生じないようにしているため、短辺フレーム3は
両長辺フレーム1,2間をクランプされた状態で両長辺
銅板6を傷つけることなくを鋳片幅方向に無理なく移動
しうる。しかし、本設備での短辺移動装置は構造が複雑
で、且つ短辺フレームの調整が繁雑である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来技術では、
モールドの構造は簡単なものであったが短辺フレームを
交換しない限りモールドサイズの変更は不可能であるた
め、鋳片厚、及び鋳片幅変更の際に多くの時間を要し、
同時にモールドサイズに応じた専用の短辺フレームを多
種類必要となり設備費もかかるという問題があった。
【0005】第1の従来技術の問題を解決するため改良
を加えた第2の従来技術では、短辺移動装置を設けるこ
とにより鋳片幅変更の際には短辺を鋳片幅方向へ移動さ
せ、鋳造中であっても鋳片幅を変更可能とし、鋳片厚変
更の際には短辺フレームのみを交換することで交換時間
の短縮を図っている。また、同時に短辺厚に合わせてス
ピンドル位置を鋳片厚方向中心となるようにガイドブロ
ックを摺動させ常にスピンドル押し付け力が偏芯荷重と
ならないようにし両長辺フレームと短辺フレーム間での
こじりが生じないようにされている。
【0006】しかし、第2の従来技術は、第1の従来技
術の欠点を解消したもののガイドブロック,ブラケット
を摺動させるためのガイド溝,ウオームジャッキ、及び
その駆動装置が必要となり、装置は複雑とならざるを得
ないと同時に両長辺間ギャップ変更に際して、常にスピ
ンドル位置を鋳片厚中心に移動させる必要があり調整が
繁雑であった。
【0007】本発明の目的は第1の従来技術での不具合
を解決しつつ、第2の従来技術より簡単な構造とし、且
つ、短辺移動装置の短辺の押し付け力は鋳片厚変更の際
にも常に鋳片厚方向中心となる自動調芯装置を備えた連
続鋳造用可変モールドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、固定長辺フレーム、及び可動長辺フレー
ムに挟まれた交換可能な一対の短辺フレームとを備え、
前記両長辺フレームは長辺フレーム間ギャップ調整用の
ウオームジャッキとその駆動装置を備えたクランプ装置
を有し、前記短辺フレームは短辺移動装置により鋳片幅
方向に調整可能とした鋳片厚さ可変モールドであって、
前記短辺移動装置は、鋳片幅を変更するために前記短辺
フレームを押し付け移動させるためのロッド、及び前記
ロッドをそのラジアル方向を支持し軸方向に摺動自在に
支持するガイド、及び前記ロッドを移動調整させるため
のウオームジャッキとその駆動装置を有し、前記短辺移
動装置のガイドは前記両長辺フレームと少なくとも1対
以上の回転可能なジョイントでリンク機構を構成し支持
され、前記ロッドと前記ロッドを軸方向に移動させる前
記ウオームジャッキ間に少なくとも一対の回転可能なジ
ョイントでリンク機構を構成し支持され、前記ガイドに
はシリンダが備えられて連続鋳造用可変モールドが提供
される。
【0009】また、好ましくは、前記ガイドと前記両長
辺フレームを支持する前記リンク機構は短辺フレーム一
対共に両長辺フレームの鋳片移動方向の両側に複数有す
る。また、好ましくは、前記ガイド、及び前記ロッドと
前記短辺移動装置のウオームジャッキとその駆動装置は
前記短辺フレーム一対共に両長辺フレームの鋳片移動方
向の両側に複数有する。
【0010】
【作用】上記のように構成した本発明の連続鋳造用鋳片
厚さ可変モールドにおいて、短辺移動装置を前述の第2
の従来技術のようなガイドブロック、及びブラケットを
ガイド溝に沿って摺動させスピンドル位置を移動し、ス
ピンドルの短辺フレームへの押し付け力を鋳片厚中心に
調整する構造とはせず、短辺移動装置のガイドと両長辺
フレームを少なくとも一対以上の回転可能なジョイント
でリンク機構を構成し支持し、クランプ装置による両長
辺間ギャップ調整の際にはリンク機構により、常にガイ
ド,ロッド及び短辺フレームは鋳片厚方向中心となるこ
とから、従来技術2のガイドブロック,ブラケット,ガ
イド溝、及び摺動させるためのウオームジャッキと駆動
装置が不要となり構造が簡単化すると共に短辺フレーム
押し付け力は自動調芯とすることが可能となる。また、
短辺移動装置のウオームジャッキとロッドを少なくとも
一対以上の回転可能なジョイントでリンク機構を構成し
支持することで、第2の従来技術のようにユニバーサル
ジョイント無しで短辺移動装置のウオームジャッキおよ
びその駆動装置を固定で駆動することができる。また、
リンク機構の支点での間隙と短辺移動装置のジャッキで
のバックラッシが懸念され短辺フレーム位置調整が困難
となることが考えられるが、ガイドにシリンダを固定し
シリンダで常に短辺フレームを引っ張ることで調整誤差
を回避することが可能となる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)本発明による連続鋳造用鋳片厚さ可変モー
ルドの一実施例について、図1,図2及び図3を参照し
ながら説明する。
【0012】図1は本実施例の連続鋳造用鋳片厚さ可変
モールドの平面図である。図1において、固定側長辺フ
レーム1と可動側長辺フレーム2は長辺銅板7を備え、
短辺フレーム3を狭持し、且つ互いにタイロッド8で連
結されており、クランプ装置10とウオームジャッキ9
によって固定側長辺フレーム1に対して可動側長辺フレ
ーム2が可動しうる公知の構造のものである。また、短
辺フレーム3はベース短辺フレーム4と交換短辺フレー
ム5と短辺銅板6からなり、ベース短辺フレーム4と交
換短辺フレーム5は着脱自在である。そしてベース短辺
フレーム4にジョイント12,ピン13を介して短辺移
動装置のロッド11が連結されている。尚、図示されて
いない反対側についても同様の構成であり、ウオームジ
ャッキ9は電動機等の駆動源により駆動される。
【0013】つぎに、短辺移動装置について説明する。
ロッド11はガイド14によりラジアル方向を支持され
ジョイント16,ソケット17を介して短辺移動装置の
ウオームジャッキ18のロッドと連結されている。尚、
ロッド11とジョイント16、及びジョイント16とソ
ケット17はそれぞれピン13を介して連結されてい
る。ガイド14は案内面にブッシュ15を有しており、
同様に固定側長辺フレーム1におけるウオームジャッキ
18のロッド案内面にもブッシュ15を有しているため
ロッド11は鋳片幅方向に滑らかに摺動可能な構造とな
っている。従って、短辺移動装置の駆動装置19を駆動
源としウオームジャッキ18を駆動させることにより短
辺フレーム3を鋳片幅方向に摺動させることができる。
【0014】図2において、二つのウオームジャッキ1
8がひとつの駆動装置19により駆動されるようになっ
ているが、この駆動については、それぞれのウオームジ
ャッキ18を単独で移動させるような装置でも良い。
【0015】つぎに、短辺移動装置の自動調芯機構の詳
細について説明する。ガイド14は、図2の正面図で上
下に支持ピン14aを有しており、同様に固定側長辺フ
レーム1の上下にも支持ピン1aを有している。ガイド
14の支持ピン14aと固定側長辺フレーム1の支持ピ
ン1aはジョイント20で連結されジョイント20は固
定側長辺フレーム1の有する支持ピン1aとガイド14
の有する支持ピン14aを支点にして回転可能である。よ
って、ガイド14と固定長辺フレーム1はジョイント2
0を介してリンク機構を構成している。
【0016】ここで、仮に長辺フレーム間ギャップ調整
用のウオームジャッキ9を駆動し固定側長辺フレーム1
と可動側長辺フレーム2の間のギャップを広げ短辺フレ
ーム3を交換し鋳片厚を変更したとすると、本実施例の
連続鋳造用鋳片厚さ可変モールドの平面概略図は図3の
ようになる。図3において、可動側長辺フレーム2は、
短辺フレーム3の幅が増大した分だけ鋳片幅方向へ移動
した状態になると共に、ガイド14はガイド14,固定
側長辺フレーム1、及び可動側長辺フレーム2にそれぞ
れ設けられた支持ピン14a,支持ピン20aを支点と
してそれぞれジョイント20が回転し、ガイド14はリ
ンク機構により鋳片幅を狭めようとする方向へ移動する
と同時に、可動側長辺フレーム2が鋳片厚み方向へ移動
した長さの1/2の長さだけ鋳片厚み方向へ同様に移動
することとなる。よって、ガイド14の鋳片厚方向中心
は必然的に鋳片厚,短辺フレーム厚の中心に常に移動す
ることとなる。従って、ガイド14内にラジアル方向に
支持されるロッド11もガイド14の移動に伴って同様
に移動するため、ロッド11の軸方向の中心も鋳片厚,
短辺フレーム厚の中心に常に移動することから、短辺移
動装置のロッド11の自動調芯が行われる。また、ロッ
ド11が上述のように移動すると、短辺移動装置のウオ
ームジャッキ18は固定側長辺フレーム1に固定である
ためロッド11の軸芯と短辺移動装置のウオームジャッ
キ18のロッドの軸芯のずれが生じるが、ロッド11と
短辺移動装置のウオームジャッキ18のロッドとはジョ
イント16でリンク機構で連結されているため、ジョイ
ント16が短辺移動装置のウオームジャッキ側を支点に
回転し支持するため短辺フレーム3の移動には支障をき
たすことは無い。また、鋳片厚を厚くするために長辺間
をギャップを広げると、ジョイント16はソケット17
とを連結しているピン13を支点に回転するため、長辺
間ギャップを広げるとロッド11は短辺移動装置のウオ
ームジャッキ18の方へ後退することから、鋳片厚を変
更すると短辺フレーム位置は鋳片厚変更前の位置とは異
なる位置となる。しかしながら、可動側長辺フレーム2
の移動量をΔh、ジョイント16の支点間距離をMとし
てロッド14の軸方向の移動量をΔSとすると、ロッド
軸方向移動量ΔSは以下の式で表される。
【0017】ΔS=M−√(M2−(Δh)2/4) 上式で、ジョイント16の長さMを250mm、可動側長
辺フレーム移動量Δhを40mmとすると、ロッド軸方向
移動量ΔSは0.8mm となり、可動側長辺移動量に対し
て僅かな値であるといえるし、また、このΔSの値に相
当する量を補正してウオームジャッキ18を動かすこと
も可能である。従って、鋳片厚のみ調整する際には、図
7に示す様に検出器により長辺フレーム移動量Δhを検
出し、演算器により上式からロッド軸方向移動量ΔSを
算出し、ΔSだけロッドを軸方向へ移動させることで鋳
片厚のみの変更が可能である。
【0018】また、上述の検出器は差動トランスやギャ
ップセンサーなどが考えられる。
【0019】また、上述のロッドの軸方向への移動手段
としては、ウオームジャッキなどが考えられる。
【0020】本実施例では、リンク機構を多用すること
で短辺移動装置の自動調芯を行い、ウオームジャッキに
より短辺を移動させている。そのため、リンク支点間で
の間隙、ウオームジャッキ18でのバックラッシによる
短辺フレームの調整誤差が懸念される。この問題を解消
するために、本設備では図2に示すようにガイド14に
固定したシリンダ21を有している。尚、シリンダ21
のロッドとベース短辺フレーム4とはピン13で連結さ
れている。シリンダ21は短辺フレーム3を常に引っ張
っているため、シリンダ21の引力は反力としてジョイ
ント20に接する支持ピン1a、及び14aに作用する
と同時にジョイント16、及び短辺移動装置のウオーム
ジャッキ18に作用する。従ってリンク支点での間隙、
ウオームジャッキ18でのバックラッシを解消し短辺フ
レームの移動調整の際の誤差を解消することができる。
【0021】本発明による上述の実施例によれば、鋳片
厚を変更する際には、可動側長辺フレーム2をウオーム
ジャッキ9を駆動させ、交換短辺フレーム4のみを交換
することで鋳片厚を変更し、鋳片幅を変更する際には短
辺移動装置のウオームジャッキ18を駆動し短辺フレー
ム3を鋳片幅方向に移動させることで鋳片厚を変更する
ことができる。上述の短辺移動装置はリンク機構により
常にロッド11を鋳片厚、及び短辺フレーム厚の中心に
移動させる自動調芯装置を有しているため両長辺フレー
ムと短辺フレーム間でのこじりの問題も生じない。ま
た、リンク機構の支点での間隙、ウオームジャッキでの
バックラッシュによる短辺フレームの調整誤差はガイド
14に固定されたシリンダ11により短辺フレーム3を
引くことで解消できる。従って、第1の従来技術の問題
点を解消しつつ、第2の従来技術より構造が簡単になる
と共に短辺移動装置の自動調芯化が図られる。
【0022】(その他の実施例)本発明による連続鋳造
用鋳片厚さ可変モールドのその他の実施例について、図
4及び図5を参照しながら説明する。
【0023】図4は本実施例の連続鋳造用鋳片厚さ可変
モールドの平面概略図であり、図5は本実施例の連続鋳
造用鋳片厚さ可変モールドの正面図である。固定長辺フ
レーム1と可動長辺フレーム2は長辺銅板7を備え、短
辺フレーム3を狭持し、且つ互いにタイロッド8で連結
されており、クランプ装置10とウオームジャッキ9に
よって固定長辺フレーム1に対して可動長辺フレーム2
が可動しうる構造のものである。また、短辺フレーム3
はベース短辺フレーム4と交換短辺フレーム5と短辺銅
板6からなり、ベース短辺フレーム4と交換短辺フレー
ム5は着脱自在である。そしてベース短辺フレーム4に
ジョイント12,ピン13を介して短辺移動装置のロッ
ド11が連結され、交換短辺フレーム5に短辺銅板6が
固定されている。尚、図示されていない反対側について
も同様の構成であり、ウオームジャッキ9は電動機等の
駆動源により駆動されるものである。また、ロッド11
はガイド14によりラジアル方向を支持されている。本
実施例では、短辺移動装置のウオームジャッキ18を固定
長辺フレーム1から切り離し、ガイド14に直接固定し
ウオームジャッキ18のロッドを短辺移動装置のロッド
14に置き換えたことを除けば、その他の構成は実施例
1となんら変わるところはない。よって、ウオームジャ
ッキ18がガイド14と一体型となり、リンク機構によ
り鋳片厚変更の際には可動側長辺フレーム2の移動と共
にウオームジャッキ18もガイド14と同じく鋳片厚,
短辺フレーム厚中心に移動することになる。よって、実
施例1のように短辺移動装置のウオームジャッキとロッ
ド間にリンクを介して連結することなく構成可能とする
ことができる。上述のように、本実施例では、実施例1
よりさらに構造を簡単にし、且つ実施例1と同様の効果
が得られる。
【0024】但し、ウオームジャッキ18とガイド14
とが連結されているためリンクの動きが短片フレーム3
の位置を動かすことになる。この動き量は、第1の実施
例と同様にしてウオームジャッキ18を動かすことで補
正し得るものである。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、連続鋳造用可変モール
ドで、固定側長辺フレーム、及び可動側長辺フレームの
間のように構成した本発明の連続鋳造用可変モールドに
おいて、短辺移動装置のガイドと両長辺フレームをリン
ク機構で支持する構成とすることで、クランプ装置によ
る両長辺間ギャップ調整の際にはリンク機構により、常
にガイド,ロッド及び短辺フレームは鋳片厚方向中心と
なることから、第1の従来技術の問題点を解消し、第2
の従来技術のガイドブロック,ブラケット,ガイド溝、
及び摺動させるためのウオームジャッキと駆動装置が不
要となり構造が簡単化すると共に短辺フレーム押し付け
力は自動調芯とすることが可能となる。また、短辺移動
装置のウオームジャッキとロッドを一対のリンクを介し
支持することで、従来技術2のようにユニバーサルジョ
イント無しで短辺移動装置のウオームジャッキおよびそ
の駆動装置を固定で駆動することができ、また短辺移動
装置のウオームジャッキを直接ガイドに取り付けること
により更に構造を簡単にすることができる。リンク機構
と短辺移動装置のジャッキでのバックラッシュが懸念さ
れ短辺フレーム位置調整が困難となることが考えられる
が、ガイドにシリンダを固定しシリンダで短辺フレーム
を引っ張ることでバックラッシュによる調整誤差を回避
することができる。従って、組立型と呼ばれ4枚の銅板
を組み立てた構造の第1の従来技術での問題点を解消し
つつ、自動調芯装置を有していない第2の従来技術より
構造を簡単にし、自動調芯を兼ね備えた連続鋳造用鋳片
厚さ可変モールドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による連続鋳造用鋳片厚さ可
変モールドの平面図。
【図2】本発明の実施例1による連続鋳造用鋳片厚さ可
変モールドの側面図。
【図3】本発明の実施例1による連続鋳造用鋳片厚さ可
変モールドの鋳片厚を変更したときの平面図。
【図4】本発明の実施例2による連続鋳造用鋳片厚さ可
変モールドの平面図。
【図5】本発明の実施例2による連続鋳造用鋳片厚さ可
変モールドの側面図。
【図6】従来技術の説明図。
【図7】本発明における鋳片厚のみ変更する際の鋳型設
定法の説明図。
【符号の説明】
1…固定長辺フレーム、2…可動長辺フレーム、3…短
辺フレーム、4…ベース短辺フレーム、5…交換短辺フ
レーム、6…短辺銅板、7…長辺銅板、8…タイロッ
ド、9…ウオームジャッキ、10…クランプ装置、11
…ロッド、12,16…ジョイント、13…ピン、14
…ガイド、15…ブッシュ、17…ソケット、18…短
辺移動装置のウオームジャッキ、19…短辺移動装置の
駆動装置、20…リンク、21…シリンダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下釜 宏徳 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対抗配置した一対の長辺面を有する長辺部
    材と、前記長辺面間に任意の間隙をもたせ前記間隙に短
    辺面を有する短辺部材を配置して4辺を構成し矩形状の
    鋳片を鋳造するようにした連続鋳造装置の鋳型におい
    て、前記長辺面間の任意の間隙を変更した際、自動的に
    前記短辺部材の短辺面のセンタを前記長辺面間の任意の
    間隙のセンタに自動的にほぼ一致するようにしたことを
    特徴とする連続鋳造設備の鋳型。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記対抗配置した一対
    の長辺部材の各々に支点を有し、前記長辺部材の支点に
    ジョイントの一端を取り付け、他の一端を前記短辺部材
    に支点を設け支点に取り付けることでリンク状に一対の
    長辺部材間に短辺部材を支持するようにした連続鋳造設
    備の鋳型。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記短辺部材から反鋳
    片通路側へロッドを延材させ、前記ロッドのラジアル方
    向を支持するガイドとを有し、前記ロッドの長手方向に
    短辺部材を移動させることで前記鋳片の幅を調整するよ
    うにしたものにおいて、前記ガイドを長辺部材間にリン
    ク状に支持する様にした連続鋳造設備の鋳型。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記ロッドと前記ロッ
    ドを移動させる移動手段との間にリンク機構のジョイン
    トを設けた連続鋳造設備の鋳型。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記ガイドに移動手段
    を取り付け前記ガイドにより支持されている前記ロッド
    を移動させるようにした連続鋳造設備の鋳型。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3,4または5において、
    前記リンク機構の支点での間隙と前記短辺移動手段部の
    ガタ除去用のシリンダを有する連続鋳造設備の鋳型。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4,5または6におい
    て、前記長辺面間の間隙を任意に変更した際、前記長辺
    面の移動量を検出し、その移動量に対して前記ロッドを
    移動させる移動手段により鋳片幅一定となるように前記
    短辺を移動させる連続鋳造設備の鋳型の設定方法。
JP14710595A 1995-06-14 1995-06-14 連続鋳造設備の鋳型及びその設定方法 Pending JPH091293A (ja)

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JP14710595A JPH091293A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 連続鋳造設備の鋳型及びその設定方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006224131A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Nippon Steel Corp 連続鋳造用鋳型の幅可変装置
JP2013220468A (ja) * 2012-04-19 2013-10-28 Jp Steel Plantech Co 連続鋳造設備のモールド可変装置

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