JPH0913014A - 帯電防止剤 - Google Patents

帯電防止剤

Info

Publication number
JPH0913014A
JPH0913014A JP18465695A JP18465695A JPH0913014A JP H0913014 A JPH0913014 A JP H0913014A JP 18465695 A JP18465695 A JP 18465695A JP 18465695 A JP18465695 A JP 18465695A JP H0913014 A JPH0913014 A JP H0913014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antistatic agent
alkylene oxide
salt
poe
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18465695A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nishihara
貢二 西原
Toshihiko Onoki
利彦 斧木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugai Chemical Industry Co Ltd
Marubishi Yuka Kogyo KK
Original Assignee
Sugai Chemical Industry Co Ltd
Marubishi Yuka Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sugai Chemical Industry Co Ltd, Marubishi Yuka Kogyo KK filed Critical Sugai Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP18465695A priority Critical patent/JPH0913014A/ja
Publication of JPH0913014A publication Critical patent/JPH0913014A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規な帯電防止剤を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明の帯電防止剤は、フェノールスルホン
酸環状誘導体又は分子中にそのモノマー単位を含む共重
合体と、アルキレンオキサイド付加化合物を特定の比率
で併用することからなる。本発明の帯電防止剤は、被塗
布基材の種類によらず、優れた帯電防止効果を示す。特
に、塗膜の透明性が良好であるという特長を有している
ため、帯電防止を必要とする様々な材料等へ塗布型帯電
防止剤として好適に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帯電防止剤に関する。よ
り詳細には、フェノールスルホン酸環状誘導体又は分子
中にフェノールスルホン酸環状誘導体ユニットを含む共
重合体と、アルキレンオキサイド付加化合物を特定の比
率で含有し、優れた帯電防止性及び良好な透明性を有す
る帯電防止剤に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック、ゴム、線維などは摩擦な
どにより容易に静電気を帯電し、この帯電により埃の付
着、静電気障害などをもたらすという欠点を有する。こ
の不利な性質を避けるために、材料の表面に帯電防止剤
の薄い表面被膜を設ける方法が数多く提案されている。
例えば、プラスチック材料の帯電防止剤として、アニオ
ン系、カチオン系及び両性系のイオン性界面活性剤や非
イオン性界面活性剤を単独又は併用することが提案され
ている。また、特開平3−139591号公報には、コ
リンエステル塩と種々のアルキレンオキサイド系界面活
性剤の併用により、帯電防止性の優れた塗布型帯電防止
剤が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
種々の界面活性剤の単独又は2種以上を併用した場合、
基材となるプラスチック材料などの種類によっては十分
な帯電防止能を発現できないことがある。また、この場
合、低い表面固有抵抗を示すものでも109Ω程度であ
り、一般的により低い抵抗値が要求される。また、特開
平3−139591号公報に記載の帯電防止剤を塗布し
た場合、帯電防止性は改良されているものの、表面固有
抵抗で109Ω程度であり、塗布量を非常に多くしない
限り、108Ω程度の抵抗は望めない。そして、基材の
種類や目的によっては更に低い抵抗値が求められる。
【0004】このような従来技術の欠点を解決するた
め、本発明者等は、帯電防止剤について研究を重ねた結
果、前記成分Aで示される化合物及び共重合体が帯電防
止能を有すること見出した。しかし、前記成分Aを単独
で水溶液として用いた場合、成分Aのスルホン酸基によ
り帯電防止性が発現されるが、基材の種類によってはぬ
れ性に欠けることがあり、均一の塗膜を形成することが
困難なときがある。このような問題を解消するため、本
発明者等は更に検討を重ねた結果、前記成分Aと成分B
を特定の比率で併用すると、相乗効果が発現され、基材
へのぬれ性、帯電防止性及び塗膜の透明性に優れた帯電
防止剤が得られることを見出した。より詳細には、成分
Bを単独で水溶液として用いた場合、基材とのぬれ性は
良好であるが、帯電防止性は表面固有抵抗で109Ω程
度であり、十分な帯電防止効果を得ることができない。
また、前記成分Aと併用する化合物として、例えば、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのアニオン系
界面活性剤水溶液を用いた場合、ぬれ性は良好であり、
ある程度の帯電防止効果は発現するものの、相乗効果は
認められなかった。更に、アンモニウムクロライド系界
面活性剤水溶液を併用した場合には、調製した塗布液中
で沈殿物が生成するため、均一な塗膜の形成が困難であ
った。本発明は係る知見に基づいてなされたもので、プ
ラスチック、ゴム、線維、紙、ガラスなどの各種材料へ
のぬれ性及び帯電防止性に優れ、かつ塗膜の透明性が良
好な帯電防止剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の問題
点に鑑みて鋭意検討した結果、フェノールスルホン酸環
状誘導体又は分子中にそのモノマー単位を含む共重合体
と、アルキレンオキサイド付加化合物を特定の比率で併
用すると、相乗効果が発現し、各々の単独使用では想像
し得ない優れた帯電防止効果が得られること、また基材
上に形成された塗膜は良好な透明性を有することを見出
して、本発明を完成させた。
【0006】即ち、本発明の帯電防止剤は、下記の成分
A及び成分Bを含有し、成分A中の一般式(1)で表さ
れる化合物及び/又はその塩1モルに対し、成分Bを
0.01〜0.5モル含有することからなる。 成分A:下記一般式(1)で表される化合物及び/又は
その塩;分子中に下記一般式(1)で表される化合物及
び/又はその塩を構成単位として含む共重合体;又はそ
れらの混合物。
【化2】 成分B:分子内に水酸基、カルボキシル基又はアミノ基
を有する化合物に、アルキレンオキサイドを付加させて
得られる化合物。
【0007】以下、本発明を具体的に説明する。本発明
において、成分Aは、上記一般式(1)で表される化合
物及び/又はその塩;又は分子中に上記一般式(1)で
表される化合物及び/又はその塩を構成単位として含む
共重合体であり、両者を併用してもよい。成分A中の一
般式(1)で表される化合物及びその塩は公知の化合物
であり、例えば、特開昭61−83156号公報に開示
されており、同公報に記載の方法で調製することができ
る。一般式(1)で表される化合物の塩としては、例え
ば、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム
塩等)、アルカリ土類金属塩(例えば、マグネシウム
塩、カルシウム塩等)のような無機金属塩、アンモニウ
ム塩、有機塩基塩(例えば、トリメチルアミン塩、トリ
エチルアミン塩、エタノールアミン塩、トリエタノール
アミン塩等)、アミノ酸との塩(例えば、リジン塩、ア
ルギニン塩等)などが挙げられるが、アルカリ金属塩が
好適である。なお、一般式(1)で表される化合物の塩
には、一般式(1)で表される化合物のスルホン酸の全
てが中和された化合物及びその一部が中和された化合物
の何れも包含される。さらに、一般式(1)で表される
化合物におけるフェノール性水酸基は、その一部が中和
された化合物及びその全てが中和された化合物の何れも
包含される。
【0008】また、成分A中の分子中に一般式(1)で
表される化合物及び/又はその塩を構成単位として含む
共重合体は、公知の方法(例えば、特開平5−2091
70号公報、特開平6−212096号公報参照)で調
製することができ、例えば、重合開始剤の存在下、一般
式(1)で表される化合物及び/又はその塩を、一種又
は二種以上の重合可能なモノマーと重合させることによ
り得ることができる。重合可能なモノマーとしては、例
えば、置換基を有することのあるスチレン類(例えば、
スチレン、α−メチルスチレン、p−クロロスチレン
等)、アクリロニトリル、置換基を有することのあるア
クリルアミド類(例えば、アクリルアミド、N−ヒドロ
キシエチルアクリルアミド等)、酢酸ビニルエステル
類、アクリル酸又はその塩類、メタクリル酸又はその塩
類、置換基を有することのあるアクリル酸又はメタクリ
ル酸のエステル類(例えば、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、アクリル酸 2−ヒドロキシエチルエステル等)な
どが挙げられる。上記モノマーの塩類としては、前記の
一般式(1)で表される化合物の塩として例示された塩
類が挙げられる。また、必要に応じて、架橋剤モノマー
(例えば、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、エ
チレングリコールジアクリレート等)を併用してもよ
い。
【0009】重合に際し、一般式(1)で表される化合
物及び/又はその塩は連鎖移動剤として作用するので、
重合反応の進行に伴い連鎖移動反応により重合体中に取
り込まれ、共重合体の構成成分となる。分子中に一般式
(1)で表される化合物及び/又はその塩を構成単位と
して含む共重合体において、一般式(1)で表される化
合物及び/又はその塩の含有量は特に限定されないが、
好ましくは50wt%以上、より好ましくは70wt%
以上に調整される。
【0010】本発明において、成分Bとしては、分子内
に水酸基、カルボキシル基又はアミノ基を有する化合物
に、アルキレンオキサイドを付加させて得られる化合物
が用いられ、例えば、脂肪酸アルキレンオキサイド付加
物、アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物、
脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物、多価ア
ルコールアルキレンオキサイド付加物、アルキルアミン
アルキレンオキサイド付加物、ベタイン(即ち、双生イ
オン化合物)型アルキレンオキサイド付加物などが例示
され、これらは二種以上を併用してもよい。アルキレン
オキサイドとしては、例えば、エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド等が例示されるが、これらに限定さ
れるものではない。なお、アルキレンオキサイドの付加
は、二種以上のアルキレンオキサイドをブロック状に付
加させてもよく、ランダム状に付加させてもよい。
【0011】より具体的には、成分Bの化合物として
は、下記の化合物が例示される。POE(POEはポリ
エチレンオキサイドを示す。以下同様)飽和又は不飽和
脂肪酸エステル(飽和及び不飽和脂肪酸としては、カプ
リル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、アラキン酸、ベ
ヘン酸が例示される)、POE−POP(POPは、ポ
リプロピレンオキサイドを示す。以下同様)飽和又は不
飽和脂肪酸エステル(飽和及び不飽和脂肪酸としては、
上記の脂肪酸が例示される)。
【0012】POE(モノ又はジ)アルキルアミン(ア
ルキルアミンとしては、オクチルアミン、デシルアミ
ン、ラウリルアミン、ミリスチルアミン、パルミチルア
ミン、ステアリルアミン、オレイルアミン、エイコシル
アミン、ベヘニルアミンが例示される)、POE−PO
P(モノ又はジ)アルキルアミン(アルキルアミンとし
ては、上記のアルキルアミンが例示される)。
【0013】POEアルキルフェニルエーテル(アルキ
ルフェニルエーテルとしては、オクチルフェニルエーテ
ル、ノニルフェニルエーテル、デシルフェニルエーテ
ル、ドデシルフェニルエーテルが例示される)、POE
−POPアルキルフェニルエーテル(アルキルフェニル
エーテルとしては、上記のアルキルフェニルエーテルが
例示される)。
【0014】POEアルキルエーテル(アルキルエーテ
ルとしては、オクチルエーテル、デシルエーテル、ラウ
リルエーテル、ミリスチルエーテル、パルミチルエーテ
ル、ステアリルエーテル、オレイルエーテル、エイコシ
ルエーテル、ベヘニルエーテルが例示される)、POE
−POPアルキルエーテル(アルキルエーテルとして
は、上記のアルキルエーテルが例示される)。
【0015】POEグリセリン、POEグリセリン(モ
ノ又はジ)飽和又は不飽和脂肪酸エステル(飽和及び不飽
和脂肪酸としては、前記の脂肪酸が例示できる)、PO
E−POPグリセリン、POE−POPグリセリン(モ
ノ又はジ)飽和又は不飽和脂肪酸エステル(飽和及び不
飽和脂肪酸としては、前記の脂肪酸が例示できる)。
【0016】POEジグリセリン、POEジグリセリン
(モノ、ジ又はトリ)飽和又は不飽和脂肪酸エステル
(飽和及び不飽和脂肪酸としては、前記の脂肪酸が例示
できる)、POE−POPジグリセリン、POE−PO
Pジグリセリン(モノ、ジ又はトリ)飽和又は不飽和脂
肪酸エステル(飽和及び不飽和脂肪酸としては、前記の
脂肪酸が例示できる)。
【0017】POEソルビトール、POEソルビトール
(モノ、ジ又はトリ)飽和又は不飽和脂肪酸エステル
(飽和及び不飽和脂肪酸としては、前記の脂肪酸が例示
できる)、POE−POPソルビトール、POE−PO
Pソルビトール(モノ、ジ又はトリ)飽和又は不飽和脂
肪酸エステル(飽和及び不飽和脂肪酸としては、前記の
脂肪酸が例示できる)。
【0018】POEマンニトール、POEマンニトール
(モノ、ジ又はトリ)飽和又は不飽和脂肪酸エステル
(飽和及び不飽和脂肪酸としては、前記の脂肪酸が例示
できる)、POE−POPマンニトール、POE−PO
Pマンニトール(モノ、ジ又はトリ)飽和又は不飽和脂
肪酸エステル(飽和及び不飽和脂肪酸としては、前記の
脂肪酸が例示できる)。
【0019】POEガラクチトール、POEガラクチト
ール(モノ、ジ又はトリ)飽和又は不飽和脂肪酸エステ
ル(飽和及び不飽和脂肪酸としては、前記の脂肪酸が例
示できる)、POE−POPガラクチトール、POE−
POPガラクチトール(モノ、ジ又はトリ)飽和又は不
飽和脂肪酸エステル(飽和及び不飽和脂肪酸としては、
前記の脂肪酸が例示できる)。
【0020】POEソルビタン、POEソルビタン(モ
ノ、ジ又はトリ)飽和又は不飽和脂肪酸エステル(飽和
及び不飽和脂肪酸としては、前記の脂肪酸が例示でき
る)、POE−POPソルビタン、POE−POPソル
ビタン(モノ、ジ又はトリ)飽和又は不飽和脂肪酸エス
テル(飽和及び不飽和脂肪酸としては、前記の脂肪酸が
例示できる)。
【0021】POEペンタエリスリット、POEペンタ
エリスリット(モノ、ジ又はトリ)飽和又は不飽和脂肪
酸エステル(飽和及び不飽和脂肪酸としては、前記の脂
肪酸が例示できる)、POE−POPペンタエリスリッ
ト、POE−POPペンタエリスリット(モノ、ジ又は
トリ)飽和又は不飽和脂肪酸エステル(飽和及び不飽和
脂肪酸としては、前記の脂肪酸が例示できる)。
【0022】ベタイン型アルキレンオキサイド付加物と
して、下記一般式(2)で示される(アルキル又はアル
ケニル)ジ(2−ヒドロキシエチル)アンモニオアセテ
ートアルキレンオキサイド付加物又は下記一般式(3)
で示されるジ(アルキル又はアルケニル)(2−ヒドロ
キシエチル)アンモニオアセテートアルキレンオキサイ
ド付加物。
【0023】
【化3】
【0024】一般式(2)において、Rはアルキル又は
アルケニルを示し、一般式(3)において、R及びR1
は同一又は異なってアルキル又はアルケニルを示す。上
記のアルキルとしては、例えばオクチル、デシル、ラウ
リル、ミリスチル、パルミチル、ステアリル、エイコシ
ル、ベヘニルなどが例示され、アルケニルとしては、例
えばオレイルなどが例示される。また、一般式(2)及
び(3)において、XはPOE又はPOE−POPを示
す。
【0025】成分Bの化合物において、アルキレンオキ
サイドの付加モル数は特に限定されないが、一般的に2
〜50モル程度、好ましくは3〜30モル程度とされ
る。
【0026】本発明の帯電防止剤においては、成分A中
の一般式(1)で表される化合物及び/又はその塩1モ
ルに対して、成分Bの化合物を0.01〜0.5モルの
範囲で使用し、好ましくは0.03〜0.1モルの範囲
が望ましい。成分Bの使用比率が、この範囲に満たない
場合には塗布性に欠け、良好な帯電防止性を発現するこ
とが困難である。また、成分Bの使用比率がこの範囲を
超える場合には、塗布性は良好であるが、帯電防止能が
低下する。
【0027】本発明の帯電防止剤は、プラスチック、ゴ
ム、線維、紙、ガラスなどの材料の帯電防止に使用さ
れ、その使用方法は従来の帯電防止剤と同様にして使用
することができる。特に好ましい使用態様としては、本
発明の帯電防止剤の溶液をプラスチック材料などの基材
に塗布して用いることが挙げられる。当該帯電防止剤溶
液としては、一般に水溶液が用いられるが、速乾性を必
要とする用途においては、イソプロパノール、エタノー
ル等の低級アルコール、アセトン、ジオキサンなどの水
性有機溶媒と水との混合溶媒溶液としてもよい。また、
当該溶液をドライアップした後、再溶解しても同様な性
質を有するので、乾燥物又は濃縮物を使用時に再溶解し
て使用してもよい。上記のプラスチック材料としては、
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリ
レート、硬質塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリスチレンなどが例示される。係る材料の形態は
特に限定されず、例えば、シート、フィルム、成型品又
はそれらの積層体などが挙げられる。
【0028】プラスチックなどの基材への塗布方法とし
ては、通常用いられている種々の塗布方法が適用でき、
例えば、刷毛塗り、浸漬法、ロールコーター、ドクター
ブレード、ナイフブレード、アプリケーター、スプレー
などによる塗布方法が用いられ、被塗布基材の形状、物
性などに応じて適宜選択される。また、上記の処理液に
おける帯電防止剤の濃度は、要求される帯電防止能の程
度、被塗布基材の性状、塗布方法などにより適宜決定さ
れるが、通常、0.1〜10wt%の範囲が好適に使用
される。
【0029】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を
より詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定され
るものではない。なお、以下の実施例及び比較例におい
ては、一般式(1)で表される化合物のナトリウム塩を
使用した。また、以下の記載において、一般式(1)で
表される化合物のナトリウム塩の略称としてCALX−
SNを用い、一般式(1)で表される化合物において、
nが4である化合物のナトリウム塩をCALX−S4で
表し、以下同様に、nが6である化合物のナトリウム塩
をCALX−S6、nが8である化合物のナトリウム塩
をCALX−S8で表した。
【0030】実施例1 CALX−S4とPOE(3)ジヒドロキシエチルラウ
リルアミン(付記括弧内数値はエチレンオキサイドの付
加モル数)をモル比が1:0.1になるように、そして
全体の濃度が0.3wt%になるように水に溶解し、帯
電防止剤溶液を調製した。当該帯電防止剤(0.3wt
%)水溶液に市販のポリエステルフィルム(東レ製、ル
ミラー、厚さ100μm、以下PETと略す)を3秒間
浸漬し、直ちに釣下げた状態で3時間風乾させたものを
供試材とし、下記の方法で評価を行った。その結果を表
1に示す。
【0031】評価方法 1.帯電防止効果 供試材を温度23℃、相対湿度50%で24時間調温調
湿し、絶縁抵抗計(東亜電波工業(株)製、SM−5
E、印加電圧500V)にて表面固有抵抗を測定した。 2.透明性 供試材を温度23℃、相対湿度50%で24時間調温調
湿し、曇度計(東京電色(株)製、TC−HIII)にて
ヘイズ値を測定した。
【0032】実施例2〜12及び比較例1〜24 実施例1と同様な方法で表1及び表2に示した帯電防止
剤の0.3wt%水溶液を調製し、実施例1と同じ被塗
布基材を用い、同じ方法で処理し、同じ方法で評価を行
った。その結果を表1及び表2に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】実施例13 実施例1のCALX−S4をCALX−S4−PVAc
(PVAcはポリ酢酸ビニル、CALX−S4/PVA
c=76.7wt%/23.3wt%の共重合体、以下
同じ)に代え、実施例1と同じ方法で表3に示した帯電
防止剤の0.3wt%水溶液を調製し、実施例1と同じ
被塗布基材を用い、同じ方法で処理し、同じ方法で評価
を行った。その結果を表3に示す。なお、CALX−S
4−PVAcは、下記の方法で調製した。撹拌機、温度
計、滴下装置及び還流冷却器を装着した反応器に、水8
1g及びCALX−S4 2.41g(2.82mmol)を仕込
み、窒素ガス気流下で82〜84℃まで昇温した。この
溶液に酢酸ビニル7.2g(83.7mmol)及び重合開始剤と
して1重量%の過硫酸アンモニウム水溶液5.0g(0.2
2mmol)を14時間かけて同時滴下した。滴下が進むに従
って、重合反応が進行し、反応系の粘度は上昇した。滴
下終了後、82〜84℃で1時間重合反応を熟成させる
ことにより、CALX−S4−PVAc水溶液を得た。
【0036】実施例14〜17及び比較例25〜30 実施例13と同様な方法で表3に示した帯電防止剤の
0.3wt%水溶液を調製し、実施例13と同じ被塗布
基材を用い、同じ方法で処理し、同じ方法で評価を行っ
た。その結果を表3に合わせて示す。なお、CALX−
S6−PVAc及びCALX−S8−PVAcは、上記
CALX−S4−PVAcと実質的に同様な方法で調製
した。
【0037】
【表3】
【0038】実施例18〜22及び比較例31〜36 表4に示した帯電防止剤の1.0wt%水溶液を調製
し、市販の樹脂フィルム又は各種の樹脂成型品を3秒間
浸漬し、直ちに吊り下げた状態で大気中3時間風乾させ
たものを供試材とし、実施例1と同様な方法で帯電防止
性の評価を行った。その結果を表4に示す。なお、評価
に使用した樹脂は以下のとおりである。 PET:ポリエチレンテレフタレート(東レ(株)
製)、厚さ100μmの市販フィルム PP:ポリプロピレン(宇部興産(株)製)、厚さ3m
mの圧縮成型品 OPP:二軸延伸ポリプロピレン((株)トクヤマ
製)、厚さ60μmの市販フィルム PE:ポリエチレン(昭和電工(株)製)、厚さ3mm
の圧縮成型品 HIPS:ハイインパクトポリスチレン(旭化成(株)
製)、厚さ3mmの圧縮成型品
【0039】
【表4】
【0040】以上の結果から、成分Aのフェノールスル
ホン酸環状誘導体又は分子中にそのモノマー単位を含む
共重合体と、成分Bのアルキレンオキサイド付加系化合
物を特定の比率で併用すると、双方の相乗効果によっ
て、通常の帯電防止剤及び各々単独使用では想像できな
い優れた帯電防止効果が得られること、また塗膜は良好
な透明性を有することが明らかに認められる。
【0041】
【発明の効果】本発明の帯電防止剤は被塗布基材の種類
によらず、優れた帯電防止効果を示す。特に、塗膜の透
明性が良好であるという特長を有しているため、帯電防
止を必要とする様々な材料(例えば、プラスチック、ゴ
ム、線維、紙、ガラス等)への塗布型帯電防止剤として
好適に用いられる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分A及び成分Bを含有し、成
    分A中の一般式(1)で表される化合物及び/又はその
    塩1モルに対し、成分Bを0.01〜0.5モル含有す
    ることを特徴とする帯電防止剤。 成分A:下記一般式(1)で表される化合物及び/又は
    その塩;分子中に下記一般式(1)で表される化合物及
    び/又はその塩を構成単位として含む共重合体;又はそ
    れらの混合物。 【化1】 成分B:分子内に水酸基、カルボキシル基又はアミノ基
    を有する化合物に、アルキレンオキサイドを付加させて
    得られる化合物。
  2. 【請求項2】 成分Bが、脂肪酸アルキレンオキサイ
    ド付加物、アルキルフェノールアルキレンオキサイド付
    加物、脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物、
    多価アルコールアルキレンオキサイド付加物、アルキル
    アミンアルキレンオキサイド付加物又はベタイン型アル
    キレンオキサイド付加物である請求項1記載の帯電防止
    剤。
  3. 【請求項3】 プラスチック材料用の表面塗布型帯電
    防止剤である請求項1又は2記載の帯電防止剤。
JP18465695A 1995-06-27 1995-06-27 帯電防止剤 Pending JPH0913014A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18465695A JPH0913014A (ja) 1995-06-27 1995-06-27 帯電防止剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18465695A JPH0913014A (ja) 1995-06-27 1995-06-27 帯電防止剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0913014A true JPH0913014A (ja) 1997-01-14

Family

ID=16157059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18465695A Pending JPH0913014A (ja) 1995-06-27 1995-06-27 帯電防止剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0913014A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI234578B (en) Removable coating composition and preparative method
BR112012013726B1 (pt) composição de revestimento antiembaçante
JPH05245922A (ja) 離型性ポリエステルフィルムの製造方法
US4293642A (en) In photographic emulsion adhesion to a polyester film base
JP3216262B2 (ja) 車両灯具用加熱硬化型防曇剤組成物及び車両灯具
EP0661362B1 (en) Coating composition for a subbing layer on a polyester film for light sensitive material
JPH0913014A (ja) 帯電防止剤
JPH09268260A (ja) 活性エネルギー線硬化型プラスチック用コーティング剤および該コーティング剤で表面処理してなるプラスチック成形物
CN114096624B (zh) 水基离型涂料以及由其制得的制品
JPS6249315B2 (ja)
JPH0251540A (ja) 易接着性ポリエステルフイルム
JP2001152077A (ja) 耐久性に優れた塗布型の帯電防止剤組成物
JPH08157767A (ja) 導電性塗膜形成剤組成物
KR100728661B1 (ko) 대전방지용 수분산 코팅액 및 이를 이용하여 제조된대전방지성 폴리에스테르 필름
JP4205768B2 (ja) 帯電防止剤
WO2008149468A1 (ja) コーティング樹脂用帯電防止剤
JP4352605B2 (ja) 帯電防止剤
JPH06313010A (ja) 高分子化合物および帯電防止剤
JP4205783B2 (ja) 帯電防止用水性分散液及びその利用
JP4357688B2 (ja) スチレン系樹脂フィルム
JPS6154347B2 (ja)
JPS5863729A (ja) 表面が改質された樹脂成形品を製造する方法
JPS61270153A (ja) 易接着性フイルム
JPS58108285A (ja) 帯電防止剤
JPS5887152A (ja) 剥離性処理剤