JPH0913066A - ディーゼルエンジン用潤滑油添加剤及び潤滑油組成物 - Google Patents
ディーゼルエンジン用潤滑油添加剤及び潤滑油組成物Info
- Publication number
- JPH0913066A JPH0913066A JP18356295A JP18356295A JPH0913066A JP H0913066 A JPH0913066 A JP H0913066A JP 18356295 A JP18356295 A JP 18356295A JP 18356295 A JP18356295 A JP 18356295A JP H0913066 A JPH0913066 A JP H0913066A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- lubricating oil
- group
- carbon atoms
- hydroxyaminocarboxylic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】分子内にヒドロキシル基とアミノ基を有するカ
ルボン酸、そのカルボン酸金属塩、そのカルボン酸アミ
ン塩もしくはそのカルボン酸アミドであって、かつ、水
を含有する硫酸カルシウムを油中分散する機能を有する
ものの1種以上からなるディーゼルエンジン用潤滑油添
加剤、並びにこれらを含有するディーゼルエンジン用潤
滑油組成物。 【効果】本発明のディーゼルエンジン用潤滑油添加剤及
び潤滑油組成物を潤滑油に添加すると、潤滑油に混入し
た水を含有した硫酸カルシウムの分散機能が飛躍的に向
上し、潤滑油の有する上記スス・スラッジ等の汚れ成分
の油中分散機能が増強され、その清浄性が飛躍的に向上
し、金属系清浄剤の添加量を低濃度化できるとともに、
潤滑油の寿命を延長することができる。
ルボン酸、そのカルボン酸金属塩、そのカルボン酸アミ
ン塩もしくはそのカルボン酸アミドであって、かつ、水
を含有する硫酸カルシウムを油中分散する機能を有する
ものの1種以上からなるディーゼルエンジン用潤滑油添
加剤、並びにこれらを含有するディーゼルエンジン用潤
滑油組成物。 【効果】本発明のディーゼルエンジン用潤滑油添加剤及
び潤滑油組成物を潤滑油に添加すると、潤滑油に混入し
た水を含有した硫酸カルシウムの分散機能が飛躍的に向
上し、潤滑油の有する上記スス・スラッジ等の汚れ成分
の油中分散機能が増強され、その清浄性が飛躍的に向上
し、金属系清浄剤の添加量を低濃度化できるとともに、
潤滑油の寿命を延長することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陸上用及び船舶用のデ
ィーゼルエンジン用潤滑油添加剤並びに潤滑油組成物に
関するものである。更に詳しくは、潤滑油の清浄性を向
上し、且つ潤滑油の寿命を延長するディーゼルエンジン
用潤滑油添加剤及びこれを配合した潤滑油組成物に関す
る。
ィーゼルエンジン用潤滑油添加剤並びに潤滑油組成物に
関するものである。更に詳しくは、潤滑油の清浄性を向
上し、且つ潤滑油の寿命を延長するディーゼルエンジン
用潤滑油添加剤及びこれを配合した潤滑油組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、陸上用ディーゼルエンジンから船
舶・発電用に至るピストン/シリンダー型エンジンは高
出力・燃費低減、更にはメンテナンスフリー化のニーズ
が高まり、エンジンオイルには高機能・長寿命化が要求
される。中でもエンジンオイルのピストン周辺部及び摩
擦部の清浄機能はオイルの各機能をも正常に保ち、長寿
命化につながるものである。
舶・発電用に至るピストン/シリンダー型エンジンは高
出力・燃費低減、更にはメンテナンスフリー化のニーズ
が高まり、エンジンオイルには高機能・長寿命化が要求
される。中でもエンジンオイルのピストン周辺部及び摩
擦部の清浄機能はオイルの各機能をも正常に保ち、長寿
命化につながるものである。
【0003】しかしながら、ディーゼルエンジンでは燃
料ガスの影響を受け、オイルの清浄機能の低下から上述
した各要求項目を満足していないのが現状である。即
ち、船舶及び発電用エンジンは、コスト低減から石油蒸
留残渣の多く含有する低質燃料が使用される。低質燃料
はイオウ化合物を多く含有するため、燃焼ガス中にはイ
オウ酸化物が多く含まれ、更には窒素酸化物も含まれ
る。これらイオウ酸化物や窒素酸化物はエンジン内で結
露し硫酸や硝酸を形成し、オイル中の汚れ成分(スラッ
ジ)の形成を加速して、凝集付着する。即ち、エンジン
オイルに硫酸や硝酸が混入すると、オイルの劣化を促進
すると共に未燃焼生成物(スス)の凝集、更には腐食の
増大も加わりピストン溝・軸受部等に汚れ成分が蓄積す
る。その結果、ピストンリング・軸受摩擦部等のエネル
ギー伝達部の損傷を招き重大なトラブルを引き起こすこ
とになる。
料ガスの影響を受け、オイルの清浄機能の低下から上述
した各要求項目を満足していないのが現状である。即
ち、船舶及び発電用エンジンは、コスト低減から石油蒸
留残渣の多く含有する低質燃料が使用される。低質燃料
はイオウ化合物を多く含有するため、燃焼ガス中にはイ
オウ酸化物が多く含まれ、更には窒素酸化物も含まれ
る。これらイオウ酸化物や窒素酸化物はエンジン内で結
露し硫酸や硝酸を形成し、オイル中の汚れ成分(スラッ
ジ)の形成を加速して、凝集付着する。即ち、エンジン
オイルに硫酸や硝酸が混入すると、オイルの劣化を促進
すると共に未燃焼生成物(スス)の凝集、更には腐食の
増大も加わりピストン溝・軸受部等に汚れ成分が蓄積す
る。その結果、ピストンリング・軸受摩擦部等のエネル
ギー伝達部の損傷を招き重大なトラブルを引き起こすこ
とになる。
【0004】また陸上用ディーゼルエンジンでは近年の
排ガス規制から、EGR(ExhaustGas Recirculation)
方式が採用され始めている。そのため、エンジン内は燃
焼ガスの影響をより受けやすくなり、上述したような燃
焼ガス雰囲気下でのオイルの酸化劣化が進み、ピストン
溝・軸受部にスラッジの蓄積を加速する。
排ガス規制から、EGR(ExhaustGas Recirculation)
方式が採用され始めている。そのため、エンジン内は燃
焼ガスの影響をより受けやすくなり、上述したような燃
焼ガス雰囲気下でのオイルの酸化劣化が進み、ピストン
溝・軸受部にスラッジの蓄積を加速する。
【0005】即ち、これら酸性物質の潤滑油への混入は
潤滑油の劣化を加速し、潤滑油の各機能を顕著に低下す
ることが現在までに確認されている。そのため、最終的
に潤滑油の交換又は補給の頻度が多くなるのが現状であ
る。特に、酸性物質の混入により低下する潤滑油の機能
はエンジン内部の清浄機能であり、ピストン及びシリン
ダーライナー周辺部に潤滑油劣化物、燃焼生成物、磨耗
粉等の混合した汚れが蓄積し、ピストンしゅう動部の磨
耗がより一層激しくなる。その結果、最終的に正常な圧
縮比が得られなくなり、運航・走行に影響する。
潤滑油の劣化を加速し、潤滑油の各機能を顕著に低下す
ることが現在までに確認されている。そのため、最終的
に潤滑油の交換又は補給の頻度が多くなるのが現状であ
る。特に、酸性物質の混入により低下する潤滑油の機能
はエンジン内部の清浄機能であり、ピストン及びシリン
ダーライナー周辺部に潤滑油劣化物、燃焼生成物、磨耗
粉等の混合した汚れが蓄積し、ピストンしゅう動部の磨
耗がより一層激しくなる。その結果、最終的に正常な圧
縮比が得られなくなり、運航・走行に影響する。
【0006】従来、このような酸性物質の生成に対して
は、潤滑油に金属系清浄剤と称される添加剤が使用さ
れ、エンジン内で生成する酸性物質を中和し、潤滑油の
酸化劣化を軽減する手段を講じている(石油学会誌 Vo
l.35, No.1, 1992 過塩基性硫化フェネート並びに硫化
型サリシレートの開発)。即ち、後述するように金属系
清浄剤とは、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土
類金属のカルボン酸塩・スルホン酸塩・フェノラート又
は炭酸塩の状態で潤滑油中に溶解または分散し、潤滑油
に混入した酸性物質を中和するものである。
は、潤滑油に金属系清浄剤と称される添加剤が使用さ
れ、エンジン内で生成する酸性物質を中和し、潤滑油の
酸化劣化を軽減する手段を講じている(石油学会誌 Vo
l.35, No.1, 1992 過塩基性硫化フェネート並びに硫化
型サリシレートの開発)。即ち、後述するように金属系
清浄剤とは、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土
類金属のカルボン酸塩・スルホン酸塩・フェノラート又
は炭酸塩の状態で潤滑油中に溶解または分散し、潤滑油
に混入した酸性物質を中和するものである。
【0007】しかしながら、金属系清浄剤はカルシウム
等の金属を含むため灰分が高く、燃焼室からピストン側
壁部の高温域で残渣物を蓄積する欠点がある。また、金
属系清浄剤と酸性物質とから形成される硫酸塩(硫酸カ
ルシウム等)・硝酸塩(硝酸カルシウム等)は、水分を
吸収してピストンリング・ピストン溝、その他周辺部に
付着する。これら水を吸収した硫酸塩、硝酸塩等は高温
下(150〜300℃)で未燃焼物であるススを凝集し
易く、スス汚れの形成を容易にするといった問題を残
す。
等の金属を含むため灰分が高く、燃焼室からピストン側
壁部の高温域で残渣物を蓄積する欠点がある。また、金
属系清浄剤と酸性物質とから形成される硫酸塩(硫酸カ
ルシウム等)・硝酸塩(硝酸カルシウム等)は、水分を
吸収してピストンリング・ピストン溝、その他周辺部に
付着する。これら水を吸収した硫酸塩、硝酸塩等は高温
下(150〜300℃)で未燃焼物であるススを凝集し
易く、スス汚れの形成を容易にするといった問題を残
す。
【0008】ディーゼルエンジンの潤滑油組成物中には
無灰性分散剤として特開昭52−102892号公報及
び特開昭61−257968号公報に記載される長鎖ア
ルキルを置換したコハク酸とポリアルキレンポリアミン
の反応物及びその誘導体が使用(添加)される場合があ
る。このような無灰性分散剤は水を含まない無機物質を
油中分散する効果に優れる。しかしながら、水(燃焼時
に生成する水)を吸収した無機物質の油中分散効果は非
常に乏しいのが現状である。以上のことから、「低質燃
料の使用」及び「排気ガス規制」によるエンジン内の環
境悪化にも十分対応し得る満足すべきディーゼルエンジ
ン用潤滑油添加剤及びディーゼルエンジン用潤滑油組成
物は未だ得られていないのが現状である。
無灰性分散剤として特開昭52−102892号公報及
び特開昭61−257968号公報に記載される長鎖ア
ルキルを置換したコハク酸とポリアルキレンポリアミン
の反応物及びその誘導体が使用(添加)される場合があ
る。このような無灰性分散剤は水を含まない無機物質を
油中分散する効果に優れる。しかしながら、水(燃焼時
に生成する水)を吸収した無機物質の油中分散効果は非
常に乏しいのが現状である。以上のことから、「低質燃
料の使用」及び「排気ガス規制」によるエンジン内の環
境悪化にも十分対応し得る満足すべきディーゼルエンジ
ン用潤滑油添加剤及びディーゼルエンジン用潤滑油組成
物は未だ得られていないのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
陸上用及び船舶用のディーゼルエンジン用潤滑油の清浄
性を向上し、これにより潤滑油の寿命を延長することの
できるディーゼルエンジン用潤滑油添加剤及びこれを配
合した潤滑油組成物を提供することを目的とするもので
ある。
陸上用及び船舶用のディーゼルエンジン用潤滑油の清浄
性を向上し、これにより潤滑油の寿命を延長することの
できるディーゼルエンジン用潤滑油添加剤及びこれを配
合した潤滑油組成物を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる実情に鑑みて本発
明者らは、ディーゼルエンジン用潤滑油の劣化と酸性物
質の混入によるピストン及びシリンダーライナー周辺部
の汚れ形成につき鋭意検討を重ねた結果、ピストン周辺
部に形成するスス状の汚れは硫酸カルシウム等の無機塩
の水分吸収により形成することが判明した。さらに、1
級アミンもしくは2級アミンとエポキシ化合物との開環
・付加反応により得られるヒドロキシアミノカルボン酸
類である弱カチオン性界面活性剤を潤滑油に添加する
と、潤滑油に混入した水を含有した硫酸カルシウムの分
散機能が飛躍的に向上し、潤滑油の有する上記スス・ス
ラッジ等の汚れ成分の油中分散機能が増強され、その清
浄性が飛躍的に向上し、金属系清浄剤の添加量を低濃度
化できるとともに、潤滑油の寿命を延長することができ
ることを見出し、さらに研究を重ねて本発明を完成し
た。
明者らは、ディーゼルエンジン用潤滑油の劣化と酸性物
質の混入によるピストン及びシリンダーライナー周辺部
の汚れ形成につき鋭意検討を重ねた結果、ピストン周辺
部に形成するスス状の汚れは硫酸カルシウム等の無機塩
の水分吸収により形成することが判明した。さらに、1
級アミンもしくは2級アミンとエポキシ化合物との開環
・付加反応により得られるヒドロキシアミノカルボン酸
類である弱カチオン性界面活性剤を潤滑油に添加する
と、潤滑油に混入した水を含有した硫酸カルシウムの分
散機能が飛躍的に向上し、潤滑油の有する上記スス・ス
ラッジ等の汚れ成分の油中分散機能が増強され、その清
浄性が飛躍的に向上し、金属系清浄剤の添加量を低濃度
化できるとともに、潤滑油の寿命を延長することができ
ることを見出し、さらに研究を重ねて本発明を完成し
た。
【0011】即ち、本発明の要旨は、(1) 分子内に
ヒドロキシル基とアミノ基を有するカルボン酸、そのカ
ルボン酸金属塩、そのカルボン酸アミン塩もしくはその
カルボン酸アミド(以下、ヒドロキシアミノカルボン酸
類という)であって、かつ、水を含有する硫酸カルシウ
ムを油中分散する機能を有するものの1種以上からなる
ディーゼルエンジン用潤滑油添加剤、(2) ヒドロキ
シアミノカルボン酸類が、原料アミノカルボン酸のアミ
ノ基に炭素数2〜30のエポキシ化合物を反応させて得
られるものである前記(1)記載のディーゼルエンジン
用潤滑油添加剤、(3) ヒドロキシアミノカルボン酸
類が、アルキレンジアミン、ポリアルキレンポリアミ
ン、アルキルアルキレンジアミン、およびアルキルポリ
アルキレンポリアミンからなる群より選択される化合物
の1種に炭素数2〜30のエポキシ化合物を反応させ、
次いで重合性二重結合を有するカルボン酸化合物もしく
はハロゲン化カルボン酸化合物を反応させることにより
得られるものである前記(1)記載のディーゼルエンジ
ン用潤滑油添加剤、(4) ヒドロキシアミノカルボン
酸類が、ヒドロキシアルキレンジアミノカルボン酸、ヒ
ドロキシポリアルキレンポリアミノカルボン酸、ヒドロ
キシアルキルアルキレンジアミノカルボン酸、およびヒ
ドロキシアルキルポリアルキレンポリアミノカルボン酸
からなる群より選択されるものである前記(1)記載の
ディーゼルエンジン用潤滑油添加剤、(5) ヒドロキ
シアミノカルボン酸の金属塩が、アルカリ金属塩または
アルカリ土類金属塩である前記(1)〜(4)いずれか
に記載のディーゼルエンジン用潤滑油添加剤、(6)
ヒドロキシアミノカルボン酸のアミン塩が、ヒドロキシ
ル基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭
素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基を有する1
級、2級もしくは3級アミン塩である前記(1)〜
(4)いずれかに記載のディーゼルエンジン用潤滑油添
加剤、(7) ヒドロキシアミノカルボン酸のアミド
が、ヒドロキシル基を有していてもよい炭素数1〜6の
アルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基もしくはフェ
ニル基により1個もしくは2個の水素原子が置換された
1級、2級または3級アミンのカルボン酸アミドである
前記(1)〜(4)いずれかに記載のディーゼルエンジ
ン用潤滑油添加剤、(8) 前記(1)〜(7)いずれ
かに記載のディーゼルエンジン用潤滑油添加剤を0.0
5〜10重量%添加されてなるディーゼルエンジン用潤
滑油組成物、(9) さらに金属系清浄剤を含有する前
記(8)記載のディーゼルエンジン用潤滑油組成物、並
びに(10) ベース油に、前記(1)〜(7)いずれ
かに記載のディーゼルエンジン用潤滑油添加剤の1種以
上を0.05〜10重量%、金属系清浄剤を0.5〜5
0重量%、無灰性分散剤を0.1〜10重量%、ならび
に極圧潤滑剤を0.01〜5重量%配合したことを特徴
とするディーゼルエンジン用潤滑油組成物、に関する。
ヒドロキシル基とアミノ基を有するカルボン酸、そのカ
ルボン酸金属塩、そのカルボン酸アミン塩もしくはその
カルボン酸アミド(以下、ヒドロキシアミノカルボン酸
類という)であって、かつ、水を含有する硫酸カルシウ
ムを油中分散する機能を有するものの1種以上からなる
ディーゼルエンジン用潤滑油添加剤、(2) ヒドロキ
シアミノカルボン酸類が、原料アミノカルボン酸のアミ
ノ基に炭素数2〜30のエポキシ化合物を反応させて得
られるものである前記(1)記載のディーゼルエンジン
用潤滑油添加剤、(3) ヒドロキシアミノカルボン酸
類が、アルキレンジアミン、ポリアルキレンポリアミ
ン、アルキルアルキレンジアミン、およびアルキルポリ
アルキレンポリアミンからなる群より選択される化合物
の1種に炭素数2〜30のエポキシ化合物を反応させ、
次いで重合性二重結合を有するカルボン酸化合物もしく
はハロゲン化カルボン酸化合物を反応させることにより
得られるものである前記(1)記載のディーゼルエンジ
ン用潤滑油添加剤、(4) ヒドロキシアミノカルボン
酸類が、ヒドロキシアルキレンジアミノカルボン酸、ヒ
ドロキシポリアルキレンポリアミノカルボン酸、ヒドロ
キシアルキルアルキレンジアミノカルボン酸、およびヒ
ドロキシアルキルポリアルキレンポリアミノカルボン酸
からなる群より選択されるものである前記(1)記載の
ディーゼルエンジン用潤滑油添加剤、(5) ヒドロキ
シアミノカルボン酸の金属塩が、アルカリ金属塩または
アルカリ土類金属塩である前記(1)〜(4)いずれか
に記載のディーゼルエンジン用潤滑油添加剤、(6)
ヒドロキシアミノカルボン酸のアミン塩が、ヒドロキシ
ル基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭
素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基を有する1
級、2級もしくは3級アミン塩である前記(1)〜
(4)いずれかに記載のディーゼルエンジン用潤滑油添
加剤、(7) ヒドロキシアミノカルボン酸のアミド
が、ヒドロキシル基を有していてもよい炭素数1〜6の
アルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基もしくはフェ
ニル基により1個もしくは2個の水素原子が置換された
1級、2級または3級アミンのカルボン酸アミドである
前記(1)〜(4)いずれかに記載のディーゼルエンジ
ン用潤滑油添加剤、(8) 前記(1)〜(7)いずれ
かに記載のディーゼルエンジン用潤滑油添加剤を0.0
5〜10重量%添加されてなるディーゼルエンジン用潤
滑油組成物、(9) さらに金属系清浄剤を含有する前
記(8)記載のディーゼルエンジン用潤滑油組成物、並
びに(10) ベース油に、前記(1)〜(7)いずれ
かに記載のディーゼルエンジン用潤滑油添加剤の1種以
上を0.05〜10重量%、金属系清浄剤を0.5〜5
0重量%、無灰性分散剤を0.1〜10重量%、ならび
に極圧潤滑剤を0.01〜5重量%配合したことを特徴
とするディーゼルエンジン用潤滑油組成物、に関する。
【0012】以下に本発明について詳細に説明する。本
発明のディーゼルエンジン用潤滑油添加剤は、分子内に
ヒドロキシル基とアミノ基を有するカルボン酸、そのカ
ルボン酸金属塩、そのカルボン酸アミン塩もしくはその
カルボン酸アミド(以下、ヒドロキシアミノカルボン酸
類という)であって、かつ、水を含有する硫酸カルシウ
ムを油中分散する機能を有するものの1種以上からな
る。これらのヒドロキシアミノカルボン酸類は、原料と
なるアミノカルボン酸のアミノ基に炭素数2〜30のエ
ポキシ化合物を反応させて得られるものである。さら
に、本発明のヒドロキシアミノカルボン酸類は、原料と
なるアミノカルボン酸化合物にエポキシ基を有する化合
物を反応させ、エポキシ化合物を置換したヒドロキシア
ミノカルボン酸またはヒドロキシル基を有するヒドロキ
シアミノカルボン酸化合物に塩素化炭化水素を反応させ
アルキル基を置換したヒドロキシアミノカルボン酸、も
しくはこれらの金属塩、アミン塩、アミド化合物をも含
む。以下にこれらをタイプ別に説明する。 α−アミノカルボン酸のアミノ基にエポキシ基が開
環置換して得られる一般式(I)で表されるヒドロキシ
アミノカルボン酸類
発明のディーゼルエンジン用潤滑油添加剤は、分子内に
ヒドロキシル基とアミノ基を有するカルボン酸、そのカ
ルボン酸金属塩、そのカルボン酸アミン塩もしくはその
カルボン酸アミド(以下、ヒドロキシアミノカルボン酸
類という)であって、かつ、水を含有する硫酸カルシウ
ムを油中分散する機能を有するものの1種以上からな
る。これらのヒドロキシアミノカルボン酸類は、原料と
なるアミノカルボン酸のアミノ基に炭素数2〜30のエ
ポキシ化合物を反応させて得られるものである。さら
に、本発明のヒドロキシアミノカルボン酸類は、原料と
なるアミノカルボン酸化合物にエポキシ基を有する化合
物を反応させ、エポキシ化合物を置換したヒドロキシア
ミノカルボン酸またはヒドロキシル基を有するヒドロキ
シアミノカルボン酸化合物に塩素化炭化水素を反応させ
アルキル基を置換したヒドロキシアミノカルボン酸、も
しくはこれらの金属塩、アミン塩、アミド化合物をも含
む。以下にこれらをタイプ別に説明する。 α−アミノカルボン酸のアミノ基にエポキシ基が開
環置換して得られる一般式(I)で表されるヒドロキシ
アミノカルボン酸類
【0013】
【化1】
【0014】式中、R1 は水素原子、またはO原子、S
原子、N原子、アミド基、カルボキシル基、もしくはヒ
ドロキシル基を有していてもよい炭素数1〜21の直鎖
もしくは分岐のアルキル基、アルケニル基、アリール
基、またはアラルキル基を表す。R2 は炭素数1〜28
の直鎖もしくは分岐の、エーテル結合、エステル結合、
もしくはヒドロキシル基を有していてもよいアルキル
基、アルケニル基、アリール基、またはアラルキル基を
表す。R3 もしくはR4 は、水素原子または炭素数1〜
6のヒドロキシル基を有してもよいアルキル基、アルケ
ニル基、フェニル基を表す。E1 は水素原子、または炭
素数1〜30の直鎖もしくは分岐のアルキル基、アルケ
ニル基、アリール基、またはアラルキル基、またはR2
CH(OH)CH2 −基を表す。分子中のR1 、R2 、
E1 の炭素数の総和は、10以上77以下であることが
好ましい。好ましくは10〜44、更に好ましくは12
〜30である。10以下では油に対する溶解性が不十分
となる場合がある。一般に、R1 −CH(NH2 )CO
OHで表されるアミノ基非置換のアミノカルボン酸類
は、R1 の炭素数が10以上でも油に対する溶解性が乏
しい。しかし、アミノ基にアルキル基を置換した化合物
では溶解性が顕著に改善され、R1 +R2 +E1 の合計
炭素数が10以上であればよく、R1 の炭素数が10以
上の場合はR2 の炭素数は1でもよく、またR2 の炭素
数が10以上の場合はR1 の炭素数は1でもよい。
原子、N原子、アミド基、カルボキシル基、もしくはヒ
ドロキシル基を有していてもよい炭素数1〜21の直鎖
もしくは分岐のアルキル基、アルケニル基、アリール
基、またはアラルキル基を表す。R2 は炭素数1〜28
の直鎖もしくは分岐の、エーテル結合、エステル結合、
もしくはヒドロキシル基を有していてもよいアルキル
基、アルケニル基、アリール基、またはアラルキル基を
表す。R3 もしくはR4 は、水素原子または炭素数1〜
6のヒドロキシル基を有してもよいアルキル基、アルケ
ニル基、フェニル基を表す。E1 は水素原子、または炭
素数1〜30の直鎖もしくは分岐のアルキル基、アルケ
ニル基、アリール基、またはアラルキル基、またはR2
CH(OH)CH2 −基を表す。分子中のR1 、R2 、
E1 の炭素数の総和は、10以上77以下であることが
好ましい。好ましくは10〜44、更に好ましくは12
〜30である。10以下では油に対する溶解性が不十分
となる場合がある。一般に、R1 −CH(NH2 )CO
OHで表されるアミノ基非置換のアミノカルボン酸類
は、R1 の炭素数が10以上でも油に対する溶解性が乏
しい。しかし、アミノ基にアルキル基を置換した化合物
では溶解性が顕著に改善され、R1 +R2 +E1 の合計
炭素数が10以上であればよく、R1 の炭素数が10以
上の場合はR2 の炭素数は1でもよく、またR2 の炭素
数が10以上の場合はR1 の炭素数は1でもよい。
【0015】本発明においては、上記のヒドロキシアミ
ノカルボン酸類の酸型、金属塩型、もしくはアミン型、
またはアミド化合物のいずれでもよい。金属塩として
は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等が挙げら
れ、M1 としては、Naイオン、Kイオン、Mgイオ
ン、およびCaイオンが好ましい。アミン塩としては、
ヒドロキシル基を有していてもよい炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基
を有する1級、2級または3級アミン塩であり、好まし
くは2級アミン塩および3級アミン塩であり、さらに好
ましくは炭素数2〜4の2級アミン塩および3級アミン
塩である。アミド化合物は、NH2 アミドまたはヒドロ
キシル基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基を有
する1級または2級アミンから得られるアミド、好まし
くは2級アミンから得られるアミド、さらに好ましくは
炭素数2〜4の2級アミンから得られるアミドである。
ノカルボン酸類の酸型、金属塩型、もしくはアミン型、
またはアミド化合物のいずれでもよい。金属塩として
は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等が挙げら
れ、M1 としては、Naイオン、Kイオン、Mgイオ
ン、およびCaイオンが好ましい。アミン塩としては、
ヒドロキシル基を有していてもよい炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基
を有する1級、2級または3級アミン塩であり、好まし
くは2級アミン塩および3級アミン塩であり、さらに好
ましくは炭素数2〜4の2級アミン塩および3級アミン
塩である。アミド化合物は、NH2 アミドまたはヒドロ
キシル基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基を有
する1級または2級アミンから得られるアミド、好まし
くは2級アミンから得られるアミド、さらに好ましくは
炭素数2〜4の2級アミンから得られるアミドである。
【0016】一般式(I) で表される化合物としては、
具体的には例えば、2−(N−(2’−ヒドロキシドデ
シル)アミノ酢酸、2−(N−(2’−ヒドロキシオク
タデシル)アミノ)プロピオン酸、2−(N−(2’−
ヒドロキシドデシル)アミノ)デカン酸、2−(N−
(2’−ヒドロキシプロピル)アミノ)オクタデカン
酸、2−(N−(2’−ヒドロキシプロピル)アミノ)
オクタデセン酸、2−(N−(2’−ヒドロキシドデシ
ル)アミノ)オクタデセン酸、2−(N−(2’−ヒド
ロキシオクチル)アミノ)−6−ヒドロキシヘキサン
酸、2−(N−(2’−ヒドロキシオクチル)アミノ)
ヘキサン−1,6−二酸、2−(N−(2’−ヒドロキ
シドデシル)アミノ)−3−(メチルオキシ)プロピオ
ン酸、2−(N−(2’−ヒドロキシドデシル)アミ
ノ)−3−(メチルチオ)プロピオン酸、2−(N−
(2’−ヒドロキシドデシル)アミノ)−12−(メル
カプト)ドデカン酸、2−(N−(2’−ヒドロキシオ
クチル)アミノ)−4−プロピオニルアミノ−ブタン酸
等の酸型、アルカリ金属塩型、アルカリ土類金属塩型、
アミン塩型およびアミド型が挙げられる。
具体的には例えば、2−(N−(2’−ヒドロキシドデ
シル)アミノ酢酸、2−(N−(2’−ヒドロキシオク
タデシル)アミノ)プロピオン酸、2−(N−(2’−
ヒドロキシドデシル)アミノ)デカン酸、2−(N−
(2’−ヒドロキシプロピル)アミノ)オクタデカン
酸、2−(N−(2’−ヒドロキシプロピル)アミノ)
オクタデセン酸、2−(N−(2’−ヒドロキシドデシ
ル)アミノ)オクタデセン酸、2−(N−(2’−ヒド
ロキシオクチル)アミノ)−6−ヒドロキシヘキサン
酸、2−(N−(2’−ヒドロキシオクチル)アミノ)
ヘキサン−1,6−二酸、2−(N−(2’−ヒドロキ
シドデシル)アミノ)−3−(メチルオキシ)プロピオ
ン酸、2−(N−(2’−ヒドロキシドデシル)アミ
ノ)−3−(メチルチオ)プロピオン酸、2−(N−
(2’−ヒドロキシドデシル)アミノ)−12−(メル
カプト)ドデカン酸、2−(N−(2’−ヒドロキシオ
クチル)アミノ)−4−プロピオニルアミノ−ブタン酸
等の酸型、アルカリ金属塩型、アルカリ土類金属塩型、
アミン塩型およびアミド型が挙げられる。
【0017】 R6 の末端にアミノ基を有するアミノ
カルボン酸化合物のアミノ基にエポキシ基が開環置換し
た一般式 (II) で表されるヒドロキシアミノカルボン酸
類
カルボン酸化合物のアミノ基にエポキシ基が開環置換し
た一般式 (II) で表されるヒドロキシアミノカルボン酸
類
【0018】
【化2】
【0019】式中、R6 はO原子、S原子、N原子、ア
ミド基、カルボキシル基、もしくはヒドロキシル基を有
していてもよい炭素数1〜22の直鎖もしくは分岐のア
ルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基またはアラ
ルキレンル基を表す。R7 はエポキシ化合物により置換
した炭化水素基を表し、炭素数1〜28の直鎖もしくは
分岐の、エーテル結合、エステル結合もしくはヒドロキ
シル基を有していてもよいアルキル基、アルケニル基、
アリール基またはアラルキル基を表す。R8 もしくはR
9 は水素原子または炭素数1〜6のヒドロキシ基を有し
てもよいアルキル基、アルケニル基、フェニル基を表
す。E2 は水素原子、または炭素数1〜30の直鎖もし
くは分岐のアルキル基、アルケニル基、アリール基また
はアラルキル基、またはR6 −CH(OH)CH2 −基
を表す。ただし、油に対する溶解性を確保するため、分
子中のR6 、R7 、E2 の炭素数の総和は10以上77
以下であることが好ましい。好ましくは10〜44、更
に好ましくは12〜30である。アミノ基非置換のアミ
ノカルボン酸類の場合は、R6 の炭素数が10以上でも
油に対する溶解性が乏しい。しかし、アミノ基にアルキ
ル基(R7 )を置換した化合物では溶解性が顕著に改善
され、R6 +R7 +E2 の合計炭素数が10以上であれ
ば、R7 の炭素数が10以上の場合はR6 の炭素数は1
でもよく、またR6 の炭素数が10以上の場合はR7 の
炭素数は1でもよい。また、E2 は水素原子でも溶解性
は確保できる。
ミド基、カルボキシル基、もしくはヒドロキシル基を有
していてもよい炭素数1〜22の直鎖もしくは分岐のア
ルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基またはアラ
ルキレンル基を表す。R7 はエポキシ化合物により置換
した炭化水素基を表し、炭素数1〜28の直鎖もしくは
分岐の、エーテル結合、エステル結合もしくはヒドロキ
シル基を有していてもよいアルキル基、アルケニル基、
アリール基またはアラルキル基を表す。R8 もしくはR
9 は水素原子または炭素数1〜6のヒドロキシ基を有し
てもよいアルキル基、アルケニル基、フェニル基を表
す。E2 は水素原子、または炭素数1〜30の直鎖もし
くは分岐のアルキル基、アルケニル基、アリール基また
はアラルキル基、またはR6 −CH(OH)CH2 −基
を表す。ただし、油に対する溶解性を確保するため、分
子中のR6 、R7 、E2 の炭素数の総和は10以上77
以下であることが好ましい。好ましくは10〜44、更
に好ましくは12〜30である。アミノ基非置換のアミ
ノカルボン酸類の場合は、R6 の炭素数が10以上でも
油に対する溶解性が乏しい。しかし、アミノ基にアルキ
ル基(R7 )を置換した化合物では溶解性が顕著に改善
され、R6 +R7 +E2 の合計炭素数が10以上であれ
ば、R7 の炭素数が10以上の場合はR6 の炭素数は1
でもよく、またR6 の炭素数が10以上の場合はR7 の
炭素数は1でもよい。また、E2 は水素原子でも溶解性
は確保できる。
【0020】本発明においては、上記のヒドロキシアミ
ノカルボン酸類 (II) の酸型、金属塩型、もしくはアミ
ン型、またはアミド化合物のいずれでもよい。金属塩と
しては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等が挙げ
られる。M2としては、Naイオン、Kイオン、Mgイ
オン、及びCaイオンが好ましい。アミン塩としては、
ヒドロキシル基を有していてもよい炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基
を有する1級、2級または3級アミン塩であり、好まし
くは2級アミン塩および3級アミン塩であり、さらに好
ましくは炭素数2〜4の2級アミン塩および3級アミン
塩である。アミド化合物は、NH2 アミドまたはヒドロ
キシル基を有してもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭
素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基を有する1
級または2級アミンから得られるアミド、好ましくは2
級アミンから得られるアミド、さらに好ましくは炭素数
2〜4の2級アミンから得られるアミドである。
ノカルボン酸類 (II) の酸型、金属塩型、もしくはアミ
ン型、またはアミド化合物のいずれでもよい。金属塩と
しては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等が挙げ
られる。M2としては、Naイオン、Kイオン、Mgイ
オン、及びCaイオンが好ましい。アミン塩としては、
ヒドロキシル基を有していてもよい炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基
を有する1級、2級または3級アミン塩であり、好まし
くは2級アミン塩および3級アミン塩であり、さらに好
ましくは炭素数2〜4の2級アミン塩および3級アミン
塩である。アミド化合物は、NH2 アミドまたはヒドロ
キシル基を有してもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭
素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基を有する1
級または2級アミンから得られるアミド、好ましくは2
級アミンから得られるアミド、さらに好ましくは炭素数
2〜4の2級アミンから得られるアミドである。
【0021】一般式(II) で表される化合物としては、
具体的には例えば、3−(N−(2’−ヒドロキシテト
ラデシル(アミノ)プロピオン酸、p−(N−(2’−
ヒドロキシドデシル)アミノ)安息香酸、18−(N−
(2’−ヒドロキシオクチル)アミノ)オクタデセン
酸、6−(N−(2’−ヒドロキシオクタデシル)アミ
ノ)−2−ヒドロキシヘキサン酸、7−(N−(2’−
ヒドロキシヘキサデシル)アミノ)−5−カルボキシヘ
プタン酸、3−(2’−(N−(2''−ヒドロキシドデ
シル)アミノ)エチルオキシ)プロピオン酸、3−
(4’−(N−(2''−ヒドロキシオクタデシル)アミ
ノ)ブチルチオ)プロピオン酸、3−(N−(2’−ヒ
ドロキシデシル)アミノ)−2−(メルカプト)プロピ
オン酸等の酸型、アルカリ金属塩型、アルカリ土類金属
塩型、アミン塩型およびアミド型が挙げられる。
具体的には例えば、3−(N−(2’−ヒドロキシテト
ラデシル(アミノ)プロピオン酸、p−(N−(2’−
ヒドロキシドデシル)アミノ)安息香酸、18−(N−
(2’−ヒドロキシオクチル)アミノ)オクタデセン
酸、6−(N−(2’−ヒドロキシオクタデシル)アミ
ノ)−2−ヒドロキシヘキサン酸、7−(N−(2’−
ヒドロキシヘキサデシル)アミノ)−5−カルボキシヘ
プタン酸、3−(2’−(N−(2''−ヒドロキシドデ
シル)アミノ)エチルオキシ)プロピオン酸、3−
(4’−(N−(2''−ヒドロキシオクタデシル)アミ
ノ)ブチルチオ)プロピオン酸、3−(N−(2’−ヒ
ドロキシデシル)アミノ)−2−(メルカプト)プロピ
オン酸等の酸型、アルカリ金属塩型、アルカリ土類金属
塩型、アミン塩型およびアミド型が挙げられる。
【0022】 一般式 (III)で表されるヒドロキシア
ルキレンジアミン、ヒドロキシポリアルキレンポリアミ
ン、ヒドロキシアルキルアルキレンジアミン、またはヒ
ドロキシアルキルポリアルキレンポリアミンのカルボン
酸化合物
ルキレンジアミン、ヒドロキシポリアルキレンポリアミ
ン、ヒドロキシアルキルアルキレンジアミン、またはヒ
ドロキシアルキルポリアルキレンポリアミンのカルボン
酸化合物
【0023】
【化3】
【0024】式中、nは0〜4の整数を表す。R10は炭
素数2〜4のアルキレン基を表し、R11は炭素数1〜2
8の直鎖もしくは分岐の、エーテル結合、エステル結合
もしくはヒドロキシル基を有していてもよいアルキル
基、アルケニル基、アリール基またはアラルキル基を表
す。R12は炭素数1〜10の直鎖もしくは分岐のアルキ
レン基、アルケニレン基、アリーレン基またはアラルキ
レンル基を表す。R13もしくはR14は水素原子または炭
素数1〜6のヒドロキシル基を有していてもよいアルキ
ル基、アルケニル基、アリール基またはアラルキル基を
表す。E3 は水素原子または−R12COOH基、−R12
COOM3 基、−R12CON(R13)R14基、R11CH
(OH)CH2 −基、または炭素数1〜30の直鎖もし
くは分岐のアルキル基、アルケニル基、アリール基また
はアラルキル基を表す。ただし、油に対する溶解性を確
保するため、分子中のR11と全てのE3 の炭素数の総和
は10以上208以下であることが好ましい。好ましく
は10〜100であり、更に好ましくは12〜60であ
る。
素数2〜4のアルキレン基を表し、R11は炭素数1〜2
8の直鎖もしくは分岐の、エーテル結合、エステル結合
もしくはヒドロキシル基を有していてもよいアルキル
基、アルケニル基、アリール基またはアラルキル基を表
す。R12は炭素数1〜10の直鎖もしくは分岐のアルキ
レン基、アルケニレン基、アリーレン基またはアラルキ
レンル基を表す。R13もしくはR14は水素原子または炭
素数1〜6のヒドロキシル基を有していてもよいアルキ
ル基、アルケニル基、アリール基またはアラルキル基を
表す。E3 は水素原子または−R12COOH基、−R12
COOM3 基、−R12CON(R13)R14基、R11CH
(OH)CH2 −基、または炭素数1〜30の直鎖もし
くは分岐のアルキル基、アルケニル基、アリール基また
はアラルキル基を表す。ただし、油に対する溶解性を確
保するため、分子中のR11と全てのE3 の炭素数の総和
は10以上208以下であることが好ましい。好ましく
は10〜100であり、更に好ましくは12〜60であ
る。
【0025】本発明においては、上記のヒドロキシアミ
ノカルボン酸類 (III)の酸型、金属塩型、もしくはアミ
ン型、またはアミド化合物のいずれでもよい。金属塩と
しては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等が挙げ
られる。M3としては、Naイオン、Kイオン、Mgイ
オン、及びCaイオンが好ましい。アミン塩としては、
ヒドロキシル基を有していてもよい炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基
を有する1級、2級または3級アミン塩であり、好まし
くは2級アミン塩および3級アミン塩であり、さらに好
ましくは炭素数2〜4の2級アミン塩および3級アミン
塩である。アミド化合物は、NH2 アミドまたはヒドロ
キシル基を有してもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭
素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基を有する1
級または2級アミンから得られるアミド、好ましくは2
級アミンから得られるアミド、さらに好ましくは炭素数
2〜4の2級アミンから得られるアミドである。
ノカルボン酸類 (III)の酸型、金属塩型、もしくはアミ
ン型、またはアミド化合物のいずれでもよい。金属塩と
しては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等が挙げ
られる。M3としては、Naイオン、Kイオン、Mgイ
オン、及びCaイオンが好ましい。アミン塩としては、
ヒドロキシル基を有していてもよい炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基
を有する1級、2級または3級アミン塩であり、好まし
くは2級アミン塩および3級アミン塩であり、さらに好
ましくは炭素数2〜4の2級アミン塩および3級アミン
塩である。アミド化合物は、NH2 アミドまたはヒドロ
キシル基を有してもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭
素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基を有する1
級または2級アミンから得られるアミド、好ましくは2
級アミンから得られるアミド、さらに好ましくは炭素数
2〜4の2級アミンから得られるアミドである。
【0026】一般式 (III)で表される化合物としては、
具体的には例えば、N−(2’−ヒドロキシデシル)エ
チレンジアミン−N’−酢酸、N−(2’−ヒドロキシ
ドデシル)−N’−(2''−ヒドロキシデシル)エチレ
ンジアミン−N,N’−二酢酸、N−(2’−ヒドロキ
シドデシル)プロピレンジアミン−N’−プロピオン
酸、N−(2’−ヒドロキシドデシル)−N’−(デシ
ル)エチレンジアミン−N,N’−二ブタン酸、N−
(2’−ヒドロキシ−3−オクタデセノイロキシプロピ
ル)−N’−(オクタデシル)エチレンジアミン−N,
N’−二(2−メチルプロピオン酸)、N−(2’−ヒ
ドロキシ−3’−オクタデシルオキシプロピル)−N’
−(オクタデシル)エチレンジアミン−N,N’−二酢
酸、ビス−N,N’−(2’−ヒドロキシオクタデシ
ル)エチレンジアミン−N,N’−二フェニル酢酸、N
−(2,12−ジヒドロキシドデシル)−N’−(2’
−ヒドロキシデシル)プロピレンジアミン−N,N’−
二ヘキセン酸等の酸型、アルカリ金属塩型、アルカリ土
類金属塩型、アミン塩型およびアミド型が挙げられる。
具体的には例えば、N−(2’−ヒドロキシデシル)エ
チレンジアミン−N’−酢酸、N−(2’−ヒドロキシ
ドデシル)−N’−(2''−ヒドロキシデシル)エチレ
ンジアミン−N,N’−二酢酸、N−(2’−ヒドロキ
シドデシル)プロピレンジアミン−N’−プロピオン
酸、N−(2’−ヒドロキシドデシル)−N’−(デシ
ル)エチレンジアミン−N,N’−二ブタン酸、N−
(2’−ヒドロキシ−3−オクタデセノイロキシプロピ
ル)−N’−(オクタデシル)エチレンジアミン−N,
N’−二(2−メチルプロピオン酸)、N−(2’−ヒ
ドロキシ−3’−オクタデシルオキシプロピル)−N’
−(オクタデシル)エチレンジアミン−N,N’−二酢
酸、ビス−N,N’−(2’−ヒドロキシオクタデシ
ル)エチレンジアミン−N,N’−二フェニル酢酸、N
−(2,12−ジヒドロキシドデシル)−N’−(2’
−ヒドロキシデシル)プロピレンジアミン−N,N’−
二ヘキセン酸等の酸型、アルカリ金属塩型、アルカリ土
類金属塩型、アミン塩型およびアミド型が挙げられる。
【0027】 アルキル基(R15)のα−位およびア
ルキル基(R15)の末端にそれぞれアミノ基を有するア
ミノカルボン酸化合物のアミノ基にエポキシ化合物を置
換した一般式(IV) で表されるヒドロキシアミノカルボ
ン酸類
ルキル基(R15)の末端にそれぞれアミノ基を有するア
ミノカルボン酸化合物のアミノ基にエポキシ化合物を置
換した一般式(IV) で表されるヒドロキシアミノカルボ
ン酸類
【0028】
【化4】
【0029】式中、R15はO原子、S原子、N原子、ア
ミド基、カルボキシル基、もしくはヒドロキシル基を有
していてもよい炭素数1〜21の直鎖もしくは分岐のア
ルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基またはアラ
ルキレンル基を表す。R16は炭素数1〜28の直鎖もし
くは分岐の、エーテル結合、エステル結合もしくはヒド
ロキシル基を有していてもよいアルキル基、アルケニル
基、アリール基またはアラルキル基を表す。R17もしく
はR18は水素原子または炭素数1〜6のヒドロキシ基を
有してもよいアルキル基、アルケニル基、フェニル基を
表す。E4 は水素原子、または炭素数1〜30の直鎖も
しくは分岐のアルキル基、アルケニル基、アリール基ま
たはアラルキル基、またはR16−CH(OH)CH2 −
基を表す。ただし、油に対する溶解性を確保するため、
分子中のR15、R16、E4 の炭素数の総和は10以上1
18以下であることが好ましい。好ましくは10〜44
であり、更に好ましくは12〜30である。R15+R16
+E2 の合計炭素数が10以上であれば、R16の炭素数
が10以上の場合はR15の炭素数は1でもよく、またR
15の炭素数が10以上の場合はR16の炭素数は1でもよ
い。また、E4 は水素原子でも溶解性は確保できる。
ミド基、カルボキシル基、もしくはヒドロキシル基を有
していてもよい炭素数1〜21の直鎖もしくは分岐のア
ルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基またはアラ
ルキレンル基を表す。R16は炭素数1〜28の直鎖もし
くは分岐の、エーテル結合、エステル結合もしくはヒド
ロキシル基を有していてもよいアルキル基、アルケニル
基、アリール基またはアラルキル基を表す。R17もしく
はR18は水素原子または炭素数1〜6のヒドロキシ基を
有してもよいアルキル基、アルケニル基、フェニル基を
表す。E4 は水素原子、または炭素数1〜30の直鎖も
しくは分岐のアルキル基、アルケニル基、アリール基ま
たはアラルキル基、またはR16−CH(OH)CH2 −
基を表す。ただし、油に対する溶解性を確保するため、
分子中のR15、R16、E4 の炭素数の総和は10以上1
18以下であることが好ましい。好ましくは10〜44
であり、更に好ましくは12〜30である。R15+R16
+E2 の合計炭素数が10以上であれば、R16の炭素数
が10以上の場合はR15の炭素数は1でもよく、またR
15の炭素数が10以上の場合はR16の炭素数は1でもよ
い。また、E4 は水素原子でも溶解性は確保できる。
【0030】本発明においては、上記のヒドロキシアミ
ノカルボン酸類 (IV) の酸型、金属塩型、もしくはアミ
ン型、またはアミド化合物のいずれでもよい。金属塩と
しては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等が挙げ
られる。M3としては、Naイオン、Kイオン、Mgイ
オン、及びCaイオンが好ましい。アミン塩としては、
ヒドロキシル基を有していてもよい炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基
を有する1級、2級または3級アミン塩であり、好まし
くは2級アミン塩および3級アミン塩であり、さらに好
ましくは炭素数2〜4の2級アミン塩および3級アミン
塩である。アミド化合物は、NH2 アミドまたはヒドロ
キシル基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基を有
する1級または2級アミンから得られるアミド、好まし
くは2級アミンから得られるアミド、さらに好ましくは
炭素数2〜4の2級アミンから得られるアミドである。
ノカルボン酸類 (IV) の酸型、金属塩型、もしくはアミ
ン型、またはアミド化合物のいずれでもよい。金属塩と
しては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等が挙げ
られる。M3としては、Naイオン、Kイオン、Mgイ
オン、及びCaイオンが好ましい。アミン塩としては、
ヒドロキシル基を有していてもよい炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基
を有する1級、2級または3級アミン塩であり、好まし
くは2級アミン塩および3級アミン塩であり、さらに好
ましくは炭素数2〜4の2級アミン塩および3級アミン
塩である。アミド化合物は、NH2 アミドまたはヒドロ
キシル基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数2〜6のアルケニル基またはフェニル基を有
する1級または2級アミンから得られるアミド、好まし
くは2級アミンから得られるアミド、さらに好ましくは
炭素数2〜4の2級アミンから得られるアミドである。
【0031】一般式 (IV) で表される化合物としては、
具体的には例えば、5−(N−(2’−ヒドロキシテト
ラデシル)アミノ)−2−(N’−(2''−ヒドロキシ
テトラデシル)アミノ)ペンタン酸、5−(N−(2’
−ヒドロキシオクタデシル)アミノ)−2−(N’−
(2''−ヒドロキシオクタデシル)アミノ)ペンタン
酸、8−(N−(2’−ヒドロキシドコシル)アミノ)
−2−(N’−(2''−ヒドロキシドコシル)アミノ)
オクタン酸、3−(p−(N−(2’−ヒドロキシデシ
ル)アミノ)フェニル−2−(N’−(2''−ヒドロキ
シデシル)アミノ)プロピオン酸等の酸型、アルカリ金
属塩型、アルカリ土類金属塩型、アミン塩型およびアミ
ド型が挙げられる。
具体的には例えば、5−(N−(2’−ヒドロキシテト
ラデシル)アミノ)−2−(N’−(2''−ヒドロキシ
テトラデシル)アミノ)ペンタン酸、5−(N−(2’
−ヒドロキシオクタデシル)アミノ)−2−(N’−
(2''−ヒドロキシオクタデシル)アミノ)ペンタン
酸、8−(N−(2’−ヒドロキシドコシル)アミノ)
−2−(N’−(2''−ヒドロキシドコシル)アミノ)
オクタン酸、3−(p−(N−(2’−ヒドロキシデシ
ル)アミノ)フェニル−2−(N’−(2''−ヒドロキ
シデシル)アミノ)プロピオン酸等の酸型、アルカリ金
属塩型、アルカリ土類金属塩型、アミン塩型およびアミ
ド型が挙げられる。
【0032】本発明のヒドロキシアミノカルボン酸類
(I)〜 (IV) は、下記のようにして合成することがで
きる。 一般式(I)で表される化合物の合成には、α−位
にアミノ基を有するアミノカルボン酸を原料に用いる。
本反応においては、α−位アミノカルボン酸は酸型、塩
型、アミド型のいずれも使用することができる。α−位
アミノカルボン酸をエタノール、イソプロピルアルコー
ル、トルエンもしくはジメチルスルホキシド等の溶媒に
溶解する。濃度は20〜60%程度が好ましい。攪拌、
窒素気流下に温度60〜150℃に加熱し、還流する。
ついでエポキシ化合物を滴下する。滴下時間は限定され
ないが、2〜3時間かけてゆっくり行うのが好ましい。
滴下終了後、5〜12時間攪拌することにより、一般式
(I)で表される化合物が得られる。
(I)〜 (IV) は、下記のようにして合成することがで
きる。 一般式(I)で表される化合物の合成には、α−位
にアミノ基を有するアミノカルボン酸を原料に用いる。
本反応においては、α−位アミノカルボン酸は酸型、塩
型、アミド型のいずれも使用することができる。α−位
アミノカルボン酸をエタノール、イソプロピルアルコー
ル、トルエンもしくはジメチルスルホキシド等の溶媒に
溶解する。濃度は20〜60%程度が好ましい。攪拌、
窒素気流下に温度60〜150℃に加熱し、還流する。
ついでエポキシ化合物を滴下する。滴下時間は限定され
ないが、2〜3時間かけてゆっくり行うのが好ましい。
滴下終了後、5〜12時間攪拌することにより、一般式
(I)で表される化合物が得られる。
【0033】原料の仕込量をα−位アミノカルボン酸1
モルに対してエポキシ化合物2モルを滴下すると、1個
のアミノ基に2個のエポキシ化合物が開環反応で付加す
る。また、α−位アミノカルボン酸1モルに対して1モ
ルのエポキシ化合物を滴下すると1個のアミノ基に対し
て1個のエポキシ化合物が開環付加する。反応終了後、
温度80〜160℃、減圧条件(10〜5mmHg)下
で使用した溶媒を留去する。
モルに対してエポキシ化合物2モルを滴下すると、1個
のアミノ基に2個のエポキシ化合物が開環反応で付加す
る。また、α−位アミノカルボン酸1モルに対して1モ
ルのエポキシ化合物を滴下すると1個のアミノ基に対し
て1個のエポキシ化合物が開環付加する。反応終了後、
温度80〜160℃、減圧条件(10〜5mmHg)下
で使用した溶媒を留去する。
【0034】得られたヒドロキシアミノカルボン酸の塩
型を合成するには、ヒドロキシアミノカルボン酸の酸型
にアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物も
しくは酸化物またはアミン化合物を添加し、40〜60
℃で攪拌することにより、約1時間程度で目的の塩を得
ることができる。また、アミド型を合成するには、対応
するアミド型のα−位アミノカルボン酸を原料として使
用することにより得られるが、酸型から合成するには酸
型に1級もしくは2級アミンを添加し、80〜140℃
で攪拌脱水する(場合により5〜10mmHgに減圧脱
水する)ことにより、1〜2時間程度で目的物を得るこ
とができる。
型を合成するには、ヒドロキシアミノカルボン酸の酸型
にアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物も
しくは酸化物またはアミン化合物を添加し、40〜60
℃で攪拌することにより、約1時間程度で目的の塩を得
ることができる。また、アミド型を合成するには、対応
するアミド型のα−位アミノカルボン酸を原料として使
用することにより得られるが、酸型から合成するには酸
型に1級もしくは2級アミンを添加し、80〜140℃
で攪拌脱水する(場合により5〜10mmHgに減圧脱
水する)ことにより、1〜2時間程度で目的物を得るこ
とができる。
【0035】 一般式(II)で表される化合物の合成
には、炭化水素基の末端にアミノ基を有するアミノカル
ボン酸を出発原料として使用する。この原料を末端アミ
ノ型アミノカルボン酸と呼ぶ。本反応においては、末端
アミノ型アミノカルボン酸は酸型、塩型、アミド型のい
ずれも使用することができる。末端アミノ型アミノカル
ボン酸をエタノール、イソプロピルアルコール、トルエ
ンもしくはジメチルスルホキシド等の溶媒に溶解する。
濃度は20〜60%程度が好ましい。攪拌、窒素気流下
に温度60〜150℃に加熱する。低沸点溶媒の場合は
還流する。ついでエポキシ化合物を滴下する。滴下時間
は限定されないが、2〜3時間かけてゆっくり行うのが
好ましい。滴下終了後、5〜12時間攪拌することによ
り、一般式(II)で表される化合物が得られる。
には、炭化水素基の末端にアミノ基を有するアミノカル
ボン酸を出発原料として使用する。この原料を末端アミ
ノ型アミノカルボン酸と呼ぶ。本反応においては、末端
アミノ型アミノカルボン酸は酸型、塩型、アミド型のい
ずれも使用することができる。末端アミノ型アミノカル
ボン酸をエタノール、イソプロピルアルコール、トルエ
ンもしくはジメチルスルホキシド等の溶媒に溶解する。
濃度は20〜60%程度が好ましい。攪拌、窒素気流下
に温度60〜150℃に加熱する。低沸点溶媒の場合は
還流する。ついでエポキシ化合物を滴下する。滴下時間
は限定されないが、2〜3時間かけてゆっくり行うのが
好ましい。滴下終了後、5〜12時間攪拌することによ
り、一般式(II)で表される化合物が得られる。
【0036】原料の仕込量を末端アミノ型アミノカルボ
ン酸1モルに対してエポキシ化合物2モルを滴下する
と、1個のアミノ基に2個のエポキシ化合物が開環反応
で付加する。また、末端アミノ型アミノカルボン酸1モ
ルに対して1モルのエポキシ化合物を滴下すると1個の
アミノ基に対して1個のエポキシ化合物が開環付加す
る。反応終了後、温度80〜160℃、減圧条件(10
〜5mmHg)下で使用した溶媒を留去する。
ン酸1モルに対してエポキシ化合物2モルを滴下する
と、1個のアミノ基に2個のエポキシ化合物が開環反応
で付加する。また、末端アミノ型アミノカルボン酸1モ
ルに対して1モルのエポキシ化合物を滴下すると1個の
アミノ基に対して1個のエポキシ化合物が開環付加す
る。反応終了後、温度80〜160℃、減圧条件(10
〜5mmHg)下で使用した溶媒を留去する。
【0037】得られたヒドロキシアミノカルボン酸の塩
型を合成するには、ヒドロキシアミノカルボン酸の酸型
にアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物も
しくは酸化物またはアミン化合物を添加し、40〜60
℃で攪拌することにより、約1時間程度で目的の塩を得
ることができる。また、アミド型を合成するには、対応
するアミド型のα−位アミノカルボン酸を原料として使
用することにより得られるが、酸型から合成するには酸
型に1級もしくは2級アミンを添加し、80〜140℃
で攪拌脱水する(場合により5〜10mmHgに減圧脱
水する)ことにより、1〜2時間程度で目的物を得るこ
とができる。
型を合成するには、ヒドロキシアミノカルボン酸の酸型
にアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物も
しくは酸化物またはアミン化合物を添加し、40〜60
℃で攪拌することにより、約1時間程度で目的の塩を得
ることができる。また、アミド型を合成するには、対応
するアミド型のα−位アミノカルボン酸を原料として使
用することにより得られるが、酸型から合成するには酸
型に1級もしくは2級アミンを添加し、80〜140℃
で攪拌脱水する(場合により5〜10mmHgに減圧脱
水する)ことにより、1〜2時間程度で目的物を得るこ
とができる。
【0038】 一般式(III)で表される化合物は、ア
ルキレンジアミン、ポリアルキレンポリアミン、アルキ
ルアルキレンジアミン、またはアルキルポリアルキレン
ポリアミンに、エポキシ化合物およびカルボキシ化合物
を置換することにより得られる。この合成の1例の概略
図は下記の通りである。
ルキレンジアミン、ポリアルキレンポリアミン、アルキ
ルアルキレンジアミン、またはアルキルポリアルキレン
ポリアミンに、エポキシ化合物およびカルボキシ化合物
を置換することにより得られる。この合成の1例の概略
図は下記の通りである。
【0039】
【化5】
【0040】この場合、まずアルキレンジアミン、ポリ
アルキレンポリアミン、アルキルアルキレンジアミン、
またはアルキルポリアルキレンポリアミン等のアミン類
をエタノール、イソプロピルアルコール、トルエンもし
くはジメチルスルホキシド等の溶媒に溶解する。濃度は
5〜20%程度が好ましい。室温において攪拌しなが
ら、窒素気流下でエポキシ化合物を滴下する。滴下時間
は限定されないが、2〜3時間かけてゆっくり行うのが
好ましい。滴下は発熱を伴うので、温度が100℃を越
えないように注意する。100℃を越えても反応に影響
はない。滴下終了後、60〜80℃で3〜8時間攪拌す
ることにより中間体−aが得られる。さらに同一温度で
二重結合を有するカルボン酸化合物を滴下する。滴下時
間は特に限定はないが、2〜4時間かけてゆっくり行
う。滴下終了後、80℃で4〜10時間攪拌を続け反応
を熟成させると、中間体−bが得られる。さらに、温度
を40℃以下に冷却したのち、48%水酸化ナトリウム
水溶液を滴下し、滴下終了後約80℃に昇温し約2時間
攪拌することにより、一般式(III)で表されるヒドロキ
シアミノカルボン酸のアルカリ金属塩が得られる。反応
終了後、溶媒および水を80〜160℃で減圧(10〜
5mmHg)トッピングする。上記の反応式では、アミ
ン化合物1モルに対してエポキシ化合物1モル、カルボ
ン酸化合物1モルの反応例を示したが、仕込モル比を変
更すれば一般式(III)で表される各種のヒドロキシアミ
ノカルボン酸が得られる。また、上記反応式では、カル
ボン酸化合物としてメタクリル酸エチルを用いたが、予
めメタクリル酸アミドを滴下すれば一般式(III)で表さ
れるヒドロキシアミノカルボン酸のアミド化合物が得ら
れる。1級もしくは2級アミン部にカルボン酸化合物を
付加する反応は、二重結合を有するカルボン酸化合物以
外にクロルを有するカルボン酸化合物例えばクロル酢
酸、クロル酢酸エステル等を用いることもできる。この
場合、滴下時の条件等は、上記のとおりであるが、塩化
水素を発生するため、脱クロル操作が必要になる。ま
た、反応式中では水酸化ナトリウムで鹸化したが、その
他のアルカリ金属の水酸化物もしくはアルカリ土類金属
の水酸化物を用い鹸化すると、対応する各種の金属塩が
得られる。一般式(III)で表されるヒドロキシアミノカ
ルボン酸の酸型を得るには、塩酸、硫酸、酢酸等を水希
釈したものを強攪拌下に少量ずつ加え、pHを2〜6付
近に調整すれば水不溶となる。これを有機溶媒で回収
し、トッピング精製することにより目的の酸型を得るこ
とができる。アルキル基を有するアルキレンジアミン、
ポリアルキレンポリアミンを用いる場合も、合成操作条
件は全く同じである。
アルキレンポリアミン、アルキルアルキレンジアミン、
またはアルキルポリアルキレンポリアミン等のアミン類
をエタノール、イソプロピルアルコール、トルエンもし
くはジメチルスルホキシド等の溶媒に溶解する。濃度は
5〜20%程度が好ましい。室温において攪拌しなが
ら、窒素気流下でエポキシ化合物を滴下する。滴下時間
は限定されないが、2〜3時間かけてゆっくり行うのが
好ましい。滴下は発熱を伴うので、温度が100℃を越
えないように注意する。100℃を越えても反応に影響
はない。滴下終了後、60〜80℃で3〜8時間攪拌す
ることにより中間体−aが得られる。さらに同一温度で
二重結合を有するカルボン酸化合物を滴下する。滴下時
間は特に限定はないが、2〜4時間かけてゆっくり行
う。滴下終了後、80℃で4〜10時間攪拌を続け反応
を熟成させると、中間体−bが得られる。さらに、温度
を40℃以下に冷却したのち、48%水酸化ナトリウム
水溶液を滴下し、滴下終了後約80℃に昇温し約2時間
攪拌することにより、一般式(III)で表されるヒドロキ
シアミノカルボン酸のアルカリ金属塩が得られる。反応
終了後、溶媒および水を80〜160℃で減圧(10〜
5mmHg)トッピングする。上記の反応式では、アミ
ン化合物1モルに対してエポキシ化合物1モル、カルボ
ン酸化合物1モルの反応例を示したが、仕込モル比を変
更すれば一般式(III)で表される各種のヒドロキシアミ
ノカルボン酸が得られる。また、上記反応式では、カル
ボン酸化合物としてメタクリル酸エチルを用いたが、予
めメタクリル酸アミドを滴下すれば一般式(III)で表さ
れるヒドロキシアミノカルボン酸のアミド化合物が得ら
れる。1級もしくは2級アミン部にカルボン酸化合物を
付加する反応は、二重結合を有するカルボン酸化合物以
外にクロルを有するカルボン酸化合物例えばクロル酢
酸、クロル酢酸エステル等を用いることもできる。この
場合、滴下時の条件等は、上記のとおりであるが、塩化
水素を発生するため、脱クロル操作が必要になる。ま
た、反応式中では水酸化ナトリウムで鹸化したが、その
他のアルカリ金属の水酸化物もしくはアルカリ土類金属
の水酸化物を用い鹸化すると、対応する各種の金属塩が
得られる。一般式(III)で表されるヒドロキシアミノカ
ルボン酸の酸型を得るには、塩酸、硫酸、酢酸等を水希
釈したものを強攪拌下に少量ずつ加え、pHを2〜6付
近に調整すれば水不溶となる。これを有機溶媒で回収
し、トッピング精製することにより目的の酸型を得るこ
とができる。アルキル基を有するアルキレンジアミン、
ポリアルキレンポリアミンを用いる場合も、合成操作条
件は全く同じである。
【0041】 一般式(IV) で表されるヒドロキシア
ミノカルボン酸は原料となるアミノカルボン酸化合物の
炭化水素基(R1)のα−位および末端の2箇所のアミノ
基とエポキシ化合物の反応により合成することができ
る。原料となるアミノカルボン酸化合物は酸型、塩型、
またはアミド型のいずれでも使用することができる。
ミノカルボン酸は原料となるアミノカルボン酸化合物の
炭化水素基(R1)のα−位および末端の2箇所のアミノ
基とエポキシ化合物の反応により合成することができ
る。原料となるアミノカルボン酸化合物は酸型、塩型、
またはアミド型のいずれでも使用することができる。
【0042】原料となるアミノカルボン酸化合物をエタ
ノール、イソプロピルアルコール、トルエンもしくはジ
メチルスルホキシド等の溶媒に溶解する。濃度は20〜
60%程度が好ましい。攪拌、窒素気流下に温度60〜
150℃に加熱する。低沸点溶媒の場合は還流する。つ
いでエポキシ化合物を滴下する。滴下時間は限定されな
いが、2〜3時間かけて行うのが好ましい。滴下終了
後、5〜12時間攪拌して反応を熟成させることによ
り、一般式(IV)で表される化合物が得られる。
ノール、イソプロピルアルコール、トルエンもしくはジ
メチルスルホキシド等の溶媒に溶解する。濃度は20〜
60%程度が好ましい。攪拌、窒素気流下に温度60〜
150℃に加熱する。低沸点溶媒の場合は還流する。つ
いでエポキシ化合物を滴下する。滴下時間は限定されな
いが、2〜3時間かけて行うのが好ましい。滴下終了
後、5〜12時間攪拌して反応を熟成させることによ
り、一般式(IV)で表される化合物が得られる。
【0043】原料の仕込量をアミノカルボン酸化合物1
モルに対してエポキシ化合物4モルを滴下すると、全て
のアミノ基に2個のエポキシ化合物が開環反応で付加す
る。エポキシ化合物の量はアミノカルボン酸化合物1モ
ルに対して1〜4モルの間で適当に選択することができ
る。本発明においては全てのアミノ基が反応する必要は
ない。反応終了後、温度80〜160℃、減圧条件(1
0〜5mmHg)下で使用した溶媒を留去する。
モルに対してエポキシ化合物4モルを滴下すると、全て
のアミノ基に2個のエポキシ化合物が開環反応で付加す
る。エポキシ化合物の量はアミノカルボン酸化合物1モ
ルに対して1〜4モルの間で適当に選択することができ
る。本発明においては全てのアミノ基が反応する必要は
ない。反応終了後、温度80〜160℃、減圧条件(1
0〜5mmHg)下で使用した溶媒を留去する。
【0044】得られたヒドロキシアミノカルボン酸の塩
型を合成するには、ヒドロキシアミノカルボン酸の酸型
にアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物も
しくは酸化物またはアミン化合物を添加し、40〜60
℃で攪拌することにより、約1時間程度で目的の塩を得
ることができる。また、アミド型を合成するには、対応
するアミド型のアミノカルボン酸化合物を原料として使
用することにより得られるが、酸型から合成するには酸
型に1級もしくは2級アミンを添加し、80〜140℃
で攪拌脱水する(場合により5〜10mmHgに減圧し
て脱水する)ことにより、1〜2時間程度で目的物を得
ることができる。
型を合成するには、ヒドロキシアミノカルボン酸の酸型
にアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物も
しくは酸化物またはアミン化合物を添加し、40〜60
℃で攪拌することにより、約1時間程度で目的の塩を得
ることができる。また、アミド型を合成するには、対応
するアミド型のアミノカルボン酸化合物を原料として使
用することにより得られるが、酸型から合成するには酸
型に1級もしくは2級アミンを添加し、80〜140℃
で攪拌脱水する(場合により5〜10mmHgに減圧し
て脱水する)ことにより、1〜2時間程度で目的物を得
ることができる。
【0045】上記の合成反応に用いるアミノカルボン酸
化合物としては、アミノ酢酸、アミノペンタン酸、アミ
ノカプロン酸、アミノカプリル酸、アミノデカン酸、ア
ミノドデカン酸、アミノウンデカン酸、アミノテトラデ
カン酸、アミノヘキサデカン酸、アミノオクタデカン
酸、アミノエイコサン酸、アミノ安息香酸、アミノフェ
ニル酢酸、アミノニコチン酸、アミノナフトエ酸、アミ
ノフェニルプロピオン酸、アミノ馬尿酸、アミノ酪酸、
アラニン、バリン、ノルバリン、ロイシン、ノルロイシ
ン、イソロイシン、メチオニン、ミスチン、アスパラギ
ン酸、グルタミン酸、ヒスチジン、リジン、アルギニン
等が挙げられ、好ましくは、アミノペンタン酸、アミノ
カプロン酸、アミノカプリル酸、アミノデカン酸、アミ
ノドデカン酸、アミノテトラデカン酸、アミノヘキサデ
カン酸、アミノオクタデカン酸、アミノ安息香酸、アミ
ノフェニル酢酸、アミノフェニルプロピオン酸であり、
さらに好ましくはアミノカプロン酸、アミノカプリル
酸、アミノドデカン酸、アミノ安息香酸、アミノフェニ
ル酢酸である。
化合物としては、アミノ酢酸、アミノペンタン酸、アミ
ノカプロン酸、アミノカプリル酸、アミノデカン酸、ア
ミノドデカン酸、アミノウンデカン酸、アミノテトラデ
カン酸、アミノヘキサデカン酸、アミノオクタデカン
酸、アミノエイコサン酸、アミノ安息香酸、アミノフェ
ニル酢酸、アミノニコチン酸、アミノナフトエ酸、アミ
ノフェニルプロピオン酸、アミノ馬尿酸、アミノ酪酸、
アラニン、バリン、ノルバリン、ロイシン、ノルロイシ
ン、イソロイシン、メチオニン、ミスチン、アスパラギ
ン酸、グルタミン酸、ヒスチジン、リジン、アルギニン
等が挙げられ、好ましくは、アミノペンタン酸、アミノ
カプロン酸、アミノカプリル酸、アミノデカン酸、アミ
ノドデカン酸、アミノテトラデカン酸、アミノヘキサデ
カン酸、アミノオクタデカン酸、アミノ安息香酸、アミ
ノフェニル酢酸、アミノフェニルプロピオン酸であり、
さらに好ましくはアミノカプロン酸、アミノカプリル
酸、アミノドデカン酸、アミノ安息香酸、アミノフェニ
ル酢酸である。
【0046】上記の合成反応に用いられるエポキシ化合
物としては、例えば、1,2−エポキシプロパン、1,
2−エポキシブタン、1,2−エポキシオクタン、1,
2−エポキシデカン、1,2−エポキシドデカン、1,
2−エポキシテトラデカン、1,2−エポキシヘキサデ
カン、1,2−エポキシオクタデカン、1,2−エポキ
シエイコサン、1,2−エポキシプロパノール、グリセ
リンモノグリシジルエーテル、トリメチロールプロパン
モノグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールモノグ
リシジルエーテル、エチレングリコールモノグリシジル
エーテル、ビスフェノールAモノグリシジルエーテル、
プロピレングリコールモノグリシジルエーテル、メチル
グリシジルエーテル、エチルグリシジルエーテル、プロ
ピルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、
ヘキシルグリシジルエーテル、オクチルグリシジルエー
テル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、デシル
グリシジルエーテル、ドデシルグリシジルエーテル、ヘ
キサデシルグリシジルエーテル、オクタデシルグリシジ
ルエーテル、ラウリルグリシジルエーテル、ミリスチル
グリシジルエーテル、パルミチルグリシジルエーテル、
ステアリルグリシジルエーテル、オレイルグリシジルエ
ーテル、ベヘニルグリシジルエーテル、フェノールグリ
シジルエーテル、オクチルフェノールグリシジルエーテ
ル、ノニルフェノールグリシジルエーテル等、並びにモ
ノ酢酸グリシジルエステル、モノカプロン酸グリシジル
エステル、モノカプリル酸グリシジルエステル、モノカ
プリン酸グリシジルエステル、モノラウリン酸グリシジ
ルエステル、モノミリスチン酸グリシジルエステル、モ
ノパルミチン酸グリシジルエステル、モノステアリン酸
グリシジルエステル、モノベヘニン酸グリシジルエステ
ル、モノオレイン酸グリシジルエステル、モノ2−エキ
ルヘキサン酸グリシジルエステル、モノエルカ酸グリシ
ジルエステル等が挙げられる。好ましくは、1,2−エ
ポキシオクタン、1,2−エポキシデカン、1,2−エ
ポキシドデカン、1,2−エポキシテトラデカン、1,
2−エポキシヘキサデカン、1,2−エポキシプロパノ
ール、ブチルグリシジルエーテル、ヘキシルグリシジル
エーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、フ
ェノールグリシジルエーテル、オクチルグリシジルエー
テル、ラウリルグリシジルエーテル、ミリスチルグリシ
ジルエーテル、オレイルグリシジルエーテル、ノニルフ
ェノールグリシジルエーテル、オクチルフェノールグリ
シジルエーテル等である。さらに好ましくは、1,2−
エポキシオクタン、1,2−エポキシデカン、1,2−
エポキシドデカン、1,2−エポキシテトラデカン、ブ
チルグリシジルエーテル、ヘキシルグリシジルエーテ
ル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、フェノー
ルグリシジルエーテル、オクチルグリシジルエーテル、
ラウリルグリシジルエーテル、オレイルグリシジルエー
テル、ノニルフェノールグリシジルエーテル、オクチル
フェノールグリシジルエーテル等である。
物としては、例えば、1,2−エポキシプロパン、1,
2−エポキシブタン、1,2−エポキシオクタン、1,
2−エポキシデカン、1,2−エポキシドデカン、1,
2−エポキシテトラデカン、1,2−エポキシヘキサデ
カン、1,2−エポキシオクタデカン、1,2−エポキ
シエイコサン、1,2−エポキシプロパノール、グリセ
リンモノグリシジルエーテル、トリメチロールプロパン
モノグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールモノグ
リシジルエーテル、エチレングリコールモノグリシジル
エーテル、ビスフェノールAモノグリシジルエーテル、
プロピレングリコールモノグリシジルエーテル、メチル
グリシジルエーテル、エチルグリシジルエーテル、プロ
ピルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、
ヘキシルグリシジルエーテル、オクチルグリシジルエー
テル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、デシル
グリシジルエーテル、ドデシルグリシジルエーテル、ヘ
キサデシルグリシジルエーテル、オクタデシルグリシジ
ルエーテル、ラウリルグリシジルエーテル、ミリスチル
グリシジルエーテル、パルミチルグリシジルエーテル、
ステアリルグリシジルエーテル、オレイルグリシジルエ
ーテル、ベヘニルグリシジルエーテル、フェノールグリ
シジルエーテル、オクチルフェノールグリシジルエーテ
ル、ノニルフェノールグリシジルエーテル等、並びにモ
ノ酢酸グリシジルエステル、モノカプロン酸グリシジル
エステル、モノカプリル酸グリシジルエステル、モノカ
プリン酸グリシジルエステル、モノラウリン酸グリシジ
ルエステル、モノミリスチン酸グリシジルエステル、モ
ノパルミチン酸グリシジルエステル、モノステアリン酸
グリシジルエステル、モノベヘニン酸グリシジルエステ
ル、モノオレイン酸グリシジルエステル、モノ2−エキ
ルヘキサン酸グリシジルエステル、モノエルカ酸グリシ
ジルエステル等が挙げられる。好ましくは、1,2−エ
ポキシオクタン、1,2−エポキシデカン、1,2−エ
ポキシドデカン、1,2−エポキシテトラデカン、1,
2−エポキシヘキサデカン、1,2−エポキシプロパノ
ール、ブチルグリシジルエーテル、ヘキシルグリシジル
エーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、フ
ェノールグリシジルエーテル、オクチルグリシジルエー
テル、ラウリルグリシジルエーテル、ミリスチルグリシ
ジルエーテル、オレイルグリシジルエーテル、ノニルフ
ェノールグリシジルエーテル、オクチルフェノールグリ
シジルエーテル等である。さらに好ましくは、1,2−
エポキシオクタン、1,2−エポキシデカン、1,2−
エポキシドデカン、1,2−エポキシテトラデカン、ブ
チルグリシジルエーテル、ヘキシルグリシジルエーテ
ル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、フェノー
ルグリシジルエーテル、オクチルグリシジルエーテル、
ラウリルグリシジルエーテル、オレイルグリシジルエー
テル、ノニルフェノールグリシジルエーテル、オクチル
フェノールグリシジルエーテル等である。
【0047】また、分子中の一部のアミノ基を塩素化炭
化水素により、ヒドロキシル基を形成しない炭化水素基
に置換することができ、この場合、例えば以下の塩素化
炭化水素化合物を使用する。すなわち、1−クロルヘキ
サン、1−クロルオクタン、1−クロルドデカン、1−
クロルオクタデカン、1−クロル−2−エチルヘキサ
ン、1−クロルオクタデセン、1−クロル−3−フェニ
ルプロパン、1−クロル−4−メチルベンゼン、1−ク
ロル−2−ヘプチルウンデカン、1−クロル−3,5,
5−トリメチルヘキサン等が挙げられ、好ましくは1−
クロルヘキサン、1−クロルオクタン、1−クロルドデ
カン、1−クロル−2−エチルヘキサン、1−クロルオ
クタデカンである。
化水素により、ヒドロキシル基を形成しない炭化水素基
に置換することができ、この場合、例えば以下の塩素化
炭化水素化合物を使用する。すなわち、1−クロルヘキ
サン、1−クロルオクタン、1−クロルドデカン、1−
クロルオクタデカン、1−クロル−2−エチルヘキサ
ン、1−クロルオクタデセン、1−クロル−3−フェニ
ルプロパン、1−クロル−4−メチルベンゼン、1−ク
ロル−2−ヘプチルウンデカン、1−クロル−3,5,
5−トリメチルヘキサン等が挙げられ、好ましくは1−
クロルヘキサン、1−クロルオクタン、1−クロルドデ
カン、1−クロル−2−エチルヘキサン、1−クロルオ
クタデカンである。
【0048】重合可能な二重結合を有するカルボン酸と
しては、アクリル酸およびメタクリル酸の誘導体が挙げ
られる。例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル
酸オクチル等のアクリル酸エステル、アクリル酸とジエ
タノールアミンとのカルボキサミド、アクリル酸とジブ
チルアミンとのカルボキサミド、アクリル酸とジヘキシ
ルアミンとのカルボキサミド等のアクリル酸アミドであ
る。また、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリ
ル酸オクチル等のメタクリル酸エステル、メタクリル酸
とジエチルアミンとのカルボキサミド、メタクリル酸と
ジエタノールアミンとのカルボキサミド、メタクリル酸
とジブチルアミンとのカルボキサミド、メタクリル酸と
ジヘキシルアミンとのカルボキサミド等のメタクリル酸
アミドである。好ましくは、アクリル酸エチル、メタク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル
等である。
しては、アクリル酸およびメタクリル酸の誘導体が挙げ
られる。例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル
酸オクチル等のアクリル酸エステル、アクリル酸とジエ
タノールアミンとのカルボキサミド、アクリル酸とジブ
チルアミンとのカルボキサミド、アクリル酸とジヘキシ
ルアミンとのカルボキサミド等のアクリル酸アミドであ
る。また、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリ
ル酸オクチル等のメタクリル酸エステル、メタクリル酸
とジエチルアミンとのカルボキサミド、メタクリル酸と
ジエタノールアミンとのカルボキサミド、メタクリル酸
とジブチルアミンとのカルボキサミド、メタクリル酸と
ジヘキシルアミンとのカルボキサミド等のメタクリル酸
アミドである。好ましくは、アクリル酸エチル、メタク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル
等である。
【0049】クロルカルボン酸としては、クロル酢酸の
エステル、アミドが挙げられ、具体的にはクロル酢酸、
3−クロルプロピオン酸、4−クロル酪酸、5−クロル
吉草酸、5−クロルペンテン酸、3−クロルプロペン
酸、4−クロルブテン酸のエステル類、アルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩またはアミド類が挙げられる。
例えば、クロル酢酸メチル、クロル酢酸エチル、クロル
酢酸ヘキシル、クロル酢酸オクチル等のクロル酢酸エス
テル類、またはクロル酢酸とジエチルアミンのアミド、
クロル酢酸とジエタノールアミンのアミド、クロル酢酸
とジブチルアミンのアミド、クロル酢酸とジヘキシルア
ミンのアミド等である。
エステル、アミドが挙げられ、具体的にはクロル酢酸、
3−クロルプロピオン酸、4−クロル酪酸、5−クロル
吉草酸、5−クロルペンテン酸、3−クロルプロペン
酸、4−クロルブテン酸のエステル類、アルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩またはアミド類が挙げられる。
例えば、クロル酢酸メチル、クロル酢酸エチル、クロル
酢酸ヘキシル、クロル酢酸オクチル等のクロル酢酸エス
テル類、またはクロル酢酸とジエチルアミンのアミド、
クロル酢酸とジエタノールアミンのアミド、クロル酢酸
とジブチルアミンのアミド、クロル酢酸とジヘキシルア
ミンのアミド等である。
【0050】の反応に用いられる1級アミンとして
は、カプリンアミン、ラウリルアミン、ミリスチルアミ
ン、パルミチルアミン、ステアリルアミン、オレイルア
ミン、ベヘニルアミン等である。中でもラウリルアミ
ン、ミリスチルアミン、パルミチルアミン、ステアリル
アミン、オレイルアミンが好適である。の反応に用い
られる2級アミンとしては、ジヘキシルアミン、ジカプ
リルアミン、ジカプリンアミン、ジラウリルアミン、ジ
ミリスチルアミン、ジパルミチルアミン、ジステアリル
アミン、ジオレイルアミン、ジベヘニルアミン、ジ2−
エチルフヘキシルアミン、ジベンジルアミン等が挙げら
れる。好ましくは、ジカプリルアミン、ジカプリンアミ
ン、ジラウリルアミン、ジミリスチルアミン、ジオレイ
ルアミンである。
は、カプリンアミン、ラウリルアミン、ミリスチルアミ
ン、パルミチルアミン、ステアリルアミン、オレイルア
ミン、ベヘニルアミン等である。中でもラウリルアミ
ン、ミリスチルアミン、パルミチルアミン、ステアリル
アミン、オレイルアミンが好適である。の反応に用い
られる2級アミンとしては、ジヘキシルアミン、ジカプ
リルアミン、ジカプリンアミン、ジラウリルアミン、ジ
ミリスチルアミン、ジパルミチルアミン、ジステアリル
アミン、ジオレイルアミン、ジベヘニルアミン、ジ2−
エチルフヘキシルアミン、ジベンジルアミン等が挙げら
れる。好ましくは、ジカプリルアミン、ジカプリンアミ
ン、ジラウリルアミン、ジミリスチルアミン、ジオレイ
ルアミンである。
【0051】で用いられるアルキレンジアミン、ポリ
アルキレンポリアミン、アルキルアルキレンジアミン、
アルキルポリアルキレンポリアミンとしては、エチレン
ジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、ジプロピレントリアミン、ジブチ
レントリアミン、トリエチレンテトラミン、トリプロピ
レンテトラミン、トリブチレンテトラミン、テトラエチ
レンペンタミン、テトラプロピレンペンタミン、テトラ
ブチレンペンタミン、ステアリルエチレンジアミン、ス
テアリルプロピレンジアミン、ステアリルブチレンジア
ミン、オレイルエチレンジアミン、オレイルプロピレン
ジアミン、オレイルブチレンジアミン、ステアリルジエ
チレントリアミン、オレイルジエチレントリアミン等が
挙げられる。好ましくは、エチレンジアミン、プロピレ
ンジアミン、ステアリルエチレンジアミン、ステアリル
プロピレンジアミン、オレイルエチレンジアミン、オレ
イルプロピレンジアミンである。
アルキレンポリアミン、アルキルアルキレンジアミン、
アルキルポリアルキレンポリアミンとしては、エチレン
ジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、ジプロピレントリアミン、ジブチ
レントリアミン、トリエチレンテトラミン、トリプロピ
レンテトラミン、トリブチレンテトラミン、テトラエチ
レンペンタミン、テトラプロピレンペンタミン、テトラ
ブチレンペンタミン、ステアリルエチレンジアミン、ス
テアリルプロピレンジアミン、ステアリルブチレンジア
ミン、オレイルエチレンジアミン、オレイルプロピレン
ジアミン、オレイルブチレンジアミン、ステアリルジエ
チレントリアミン、オレイルジエチレントリアミン等が
挙げられる。好ましくは、エチレンジアミン、プロピレ
ンジアミン、ステアリルエチレンジアミン、ステアリル
プロピレンジアミン、オレイルエチレンジアミン、オレ
イルプロピレンジアミンである。
【0052】上記のようにして得られる本発明のヒドロ
キシアミノカルボン酸類は、アミノ基とカルボキシル基
とが共同して無機物質の吸着に有効であり、潤滑油の長
期使用で生成するスラッジ成分(無機物質)の分散に有
効に働く。本発明のヒドロキシアミノカルボン酸類は、
潤滑油に対して0.05〜10重量%の範囲で添加する
ことによりその無機物質の油中分散効果を発揮する。添
加量の好ましい範囲は0.2〜3.0重量%である。添
加量が0.05重量%未満では分散効果が充分でなく、
10重量%を超える使用は経済的でない。
キシアミノカルボン酸類は、アミノ基とカルボキシル基
とが共同して無機物質の吸着に有効であり、潤滑油の長
期使用で生成するスラッジ成分(無機物質)の分散に有
効に働く。本発明のヒドロキシアミノカルボン酸類は、
潤滑油に対して0.05〜10重量%の範囲で添加する
ことによりその無機物質の油中分散効果を発揮する。添
加量の好ましい範囲は0.2〜3.0重量%である。添
加量が0.05重量%未満では分散効果が充分でなく、
10重量%を超える使用は経済的でない。
【0053】本発明のヒドロキシアミノカルボン酸類
は、単独で潤滑油添加剤として用いることができるが、
さらに金属系清浄剤を併用して本発明のディーゼルエン
ジン用潤滑油組成物とすることもできる。かかる金属系
清浄剤としては、従来潤滑油添加剤として用いられてい
るものであれば特に限定されないが、例えば石油スルホ
ン酸(以下石油スルホネート系金属系清浄剤と呼ぶ)、
合成スルホン酸、アルキルフェノールサルファイド重合
体(以下フェネート系金属系清浄剤と呼ぶ)、アルキル
サリチル酸(以下サリシレート系金属系清浄剤と呼ぶ)
等の有機酸のアルカリ土類金属塩である中性塩またはア
ルカリ土類金属の炭酸塩を含有する過塩基化物等が挙げ
られる。本発明のディーゼルエンジン用潤滑油組成物に
おけるかかる金属系清浄剤の配合量は、使用される燃料
により異なるが、船舶用では、潤滑油中に0.5〜50
重量%とするのが好ましい。
は、単独で潤滑油添加剤として用いることができるが、
さらに金属系清浄剤を併用して本発明のディーゼルエン
ジン用潤滑油組成物とすることもできる。かかる金属系
清浄剤としては、従来潤滑油添加剤として用いられてい
るものであれば特に限定されないが、例えば石油スルホ
ン酸(以下石油スルホネート系金属系清浄剤と呼ぶ)、
合成スルホン酸、アルキルフェノールサルファイド重合
体(以下フェネート系金属系清浄剤と呼ぶ)、アルキル
サリチル酸(以下サリシレート系金属系清浄剤と呼ぶ)
等の有機酸のアルカリ土類金属塩である中性塩またはア
ルカリ土類金属の炭酸塩を含有する過塩基化物等が挙げ
られる。本発明のディーゼルエンジン用潤滑油組成物に
おけるかかる金属系清浄剤の配合量は、使用される燃料
により異なるが、船舶用では、潤滑油中に0.5〜50
重量%とするのが好ましい。
【0054】本発明のヒドロキシアミノカルボン酸類
は、無灰性分散剤および極圧潤滑剤とともにベース油に
配合することにより、本発明のディーゼルエンジン用潤
滑油組成物とすることができる。かかるべース油として
は、特に限定されるものではないが、通常20〜250
mm2 /S/40℃の天然鉱物油または合成油が用いら
れる。ここに鉱物油とはパラフィン系炭化水素、芳香族
系炭化水素またはこれらの混合物を指し、合成油として
はポリα−オレフィン類、エステル類、ポリグリコール
類が挙げられる。無灰性分散剤としては、特に限定され
ず、例えばポリオレフィン置換マレイン酸、ポリブテン
置換コハク酸誘導体、脂肪酸等の炭化水素置換のカルボ
ン酸(ジカルボン酸またはモノカルボン酸)類とエチレ
ンジアミン、ジリチレントリアミン、トリエチレンテト
ラミン、テトラエチレンペンタミン等のポリエチレンポ
リアミン類とから合成されるアミド、イミド類が挙げら
れる。代表的なものとしては高分子量のアルケニルコハ
ク酸イミド等が挙げられる。無灰性分散剤は本発明のデ
ィーゼルエンジン用潤滑油組成物中に0.1〜10重量
%配合するのが好ましい。また、極圧潤滑剤としては、
特に限定されず、例えばジアルキルジチオリン酸亜鉛、
アルキルリン酸亜鉛、アルキルリン酸アルカリ土類金属
塩、アルキルリン酸エステル、脂肪酸等が挙げられる。
極圧潤滑剤は、本発明のディーゼルエンジン用潤滑油組
成物中に0.01〜5重量%配合するのが好ましい。本
発明のディーゼルエンジン用潤滑油組成物には、さらに
本発明の効果を損なわない範囲で、使用される地域・条
件・要求特性により、分子量1万〜10万のラウリルメ
タクリル酸エステル等の重合物を流動点降下剤、粘度指
数向上剤、tert−ブチルパラクレゾール等の酸化防
止剤、トリフェニルホスファィト等の金属不活性化剤、
粘度10〜10万mm2 /S/25℃のジメチルシリコ
ン系の消泡剤を配合することができる。
は、無灰性分散剤および極圧潤滑剤とともにベース油に
配合することにより、本発明のディーゼルエンジン用潤
滑油組成物とすることができる。かかるべース油として
は、特に限定されるものではないが、通常20〜250
mm2 /S/40℃の天然鉱物油または合成油が用いら
れる。ここに鉱物油とはパラフィン系炭化水素、芳香族
系炭化水素またはこれらの混合物を指し、合成油として
はポリα−オレフィン類、エステル類、ポリグリコール
類が挙げられる。無灰性分散剤としては、特に限定され
ず、例えばポリオレフィン置換マレイン酸、ポリブテン
置換コハク酸誘導体、脂肪酸等の炭化水素置換のカルボ
ン酸(ジカルボン酸またはモノカルボン酸)類とエチレ
ンジアミン、ジリチレントリアミン、トリエチレンテト
ラミン、テトラエチレンペンタミン等のポリエチレンポ
リアミン類とから合成されるアミド、イミド類が挙げら
れる。代表的なものとしては高分子量のアルケニルコハ
ク酸イミド等が挙げられる。無灰性分散剤は本発明のデ
ィーゼルエンジン用潤滑油組成物中に0.1〜10重量
%配合するのが好ましい。また、極圧潤滑剤としては、
特に限定されず、例えばジアルキルジチオリン酸亜鉛、
アルキルリン酸亜鉛、アルキルリン酸アルカリ土類金属
塩、アルキルリン酸エステル、脂肪酸等が挙げられる。
極圧潤滑剤は、本発明のディーゼルエンジン用潤滑油組
成物中に0.01〜5重量%配合するのが好ましい。本
発明のディーゼルエンジン用潤滑油組成物には、さらに
本発明の効果を損なわない範囲で、使用される地域・条
件・要求特性により、分子量1万〜10万のラウリルメ
タクリル酸エステル等の重合物を流動点降下剤、粘度指
数向上剤、tert−ブチルパラクレゾール等の酸化防
止剤、トリフェニルホスファィト等の金属不活性化剤、
粘度10〜10万mm2 /S/25℃のジメチルシリコ
ン系の消泡剤を配合することができる。
【0055】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等によ
りなんら限定されるものではない。
らに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等によ
りなんら限定されるものではない。
【0056】実施例1.硫酸カルシウムの分散試験 水を吸収した硫酸カルシウムの油中分散効果を調査し
た。表1に記載した潤滑油組成物(金属系清浄剤により
30TBN(30mg/g・KOH)に調合した潤滑油
組成物)を試験油に用い、硫酸カルシウムの油中分散状
態を観察した。試験方法は試験油に60%に水希釈した
硫酸を添加し、一定時間攪拌、生成した硫酸カルシウム
の分散状態を観察し評価した。なお、硫酸の混入により
試験油中で生成する硫酸カルシウムは水を吸収する性質
があり、予め水希釈した硫酸を用いることにより水分を
吸収した硫酸カルシウム(理論水量=3.63モル/C
aSO4 1モル)を容易に形成する。 (試験方法) 1)潤滑油50gを内径30mmの試験管に採取し、予
め60%に水希釈した硫酸を9TBN(9mg/g・K
OH)中和を中和する量(0.65gの60%硫酸/5
0gの30TBN試験油)を添加する。 2)次いで、温度50℃に加温し攪拌機(平型攪拌子1
20mm×18mm)により10分間攪拌する(10分
間攪拌することで硫酸は試験油中のカルシウム分により
すべて中和される)。 3)攪拌終了後、温度50℃で30分間放置した後、硫
酸カルシウムの油中分散状態を肉眼判定した。 (評価方法) A:硫酸カルシウムは容器壁に付着・沈澱することなく
油中分散した状態。 B:硫酸カルシウムの一部が容器壁に付着もしくは沈澱
した分散状態。 C:硫酸カルシウムの半分以上が容器壁に付着もしくは
沈澱した状態。 D:硫酸カルシウムの殆ど全てが容器壁に付着もしくは
沈澱した状態。 (配合に用いた原料) 金属系清浄剤 :サリシレート系金属系清浄剤を使用
(製品アルカリ価=200TBN合成品を使用)。 無灰性分散剤:市販アルキル(ポリブテニル)コハク酸
イミド(ビスタイプ)を使用。 極圧潤滑剤 :市販アルキル(炭素数≒8プライマリー
型)ジンクジチオホスフェートを使用。 鉱物油 :市販天然パラフィン系鉱物油(120m
m2 /S/40℃)を使用。 本試験に用いた本発明のヒドロキシアミノカルボン酸の
合成方法を次項に記載した。なお、合成した化合物の構
造は、赤外吸収スペクトル・分子量測定(GPC)・酸
価・鹸価・トータルアミン価および部分アミン価等から
決定した。
た。表1に記載した潤滑油組成物(金属系清浄剤により
30TBN(30mg/g・KOH)に調合した潤滑油
組成物)を試験油に用い、硫酸カルシウムの油中分散状
態を観察した。試験方法は試験油に60%に水希釈した
硫酸を添加し、一定時間攪拌、生成した硫酸カルシウム
の分散状態を観察し評価した。なお、硫酸の混入により
試験油中で生成する硫酸カルシウムは水を吸収する性質
があり、予め水希釈した硫酸を用いることにより水分を
吸収した硫酸カルシウム(理論水量=3.63モル/C
aSO4 1モル)を容易に形成する。 (試験方法) 1)潤滑油50gを内径30mmの試験管に採取し、予
め60%に水希釈した硫酸を9TBN(9mg/g・K
OH)中和を中和する量(0.65gの60%硫酸/5
0gの30TBN試験油)を添加する。 2)次いで、温度50℃に加温し攪拌機(平型攪拌子1
20mm×18mm)により10分間攪拌する(10分
間攪拌することで硫酸は試験油中のカルシウム分により
すべて中和される)。 3)攪拌終了後、温度50℃で30分間放置した後、硫
酸カルシウムの油中分散状態を肉眼判定した。 (評価方法) A:硫酸カルシウムは容器壁に付着・沈澱することなく
油中分散した状態。 B:硫酸カルシウムの一部が容器壁に付着もしくは沈澱
した分散状態。 C:硫酸カルシウムの半分以上が容器壁に付着もしくは
沈澱した状態。 D:硫酸カルシウムの殆ど全てが容器壁に付着もしくは
沈澱した状態。 (配合に用いた原料) 金属系清浄剤 :サリシレート系金属系清浄剤を使用
(製品アルカリ価=200TBN合成品を使用)。 無灰性分散剤:市販アルキル(ポリブテニル)コハク酸
イミド(ビスタイプ)を使用。 極圧潤滑剤 :市販アルキル(炭素数≒8プライマリー
型)ジンクジチオホスフェートを使用。 鉱物油 :市販天然パラフィン系鉱物油(120m
m2 /S/40℃)を使用。 本試験に用いた本発明のヒドロキシアミノカルボン酸の
合成方法を次項に記載した。なお、合成した化合物の構
造は、赤外吸収スペクトル・分子量測定(GPC)・酸
価・鹸価・トータルアミン価および部分アミン価等から
決定した。
【0057】<合成物 No.1> 1,2−エポキシドデカン(2モル)と6−アミノカプ
ロン酸(2モル)の反応物 6−アミノカプロン酸をエタノール/トルエン混合
(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に設定した。この
中に1,2−エポキシドデカン(2モル)を約3時間か
けて滴下した。滴下終了後8時間攪拌し反応の熟成を行
った。反応終了液を減圧下に120℃で溶媒を留去して
下記の反応物を得た。
ロン酸(2モル)の反応物 6−アミノカプロン酸をエタノール/トルエン混合
(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に設定した。この
中に1,2−エポキシドデカン(2モル)を約3時間か
けて滴下した。滴下終了後8時間攪拌し反応の熟成を行
った。反応終了液を減圧下に120℃で溶媒を留去して
下記の反応物を得た。
【0058】
【化6】
【0059】<合成物 No.2> 1,2−エポキシドデカン(1モル)とグリシン(2モ
ル)の反応物 グリシン(1モル)をジメチルスルホキシドに溶解し、
温度80℃で1,2−エポキシドデカン(2モル)を約
3時間かけて滴下した。滴下終了後8時間攪拌し反応の
熟成を行った。反応終了液を減圧下(5mmHg〜10
mmHg)に160℃で溶媒を留去して下記の反応物を
得た。
ル)の反応物 グリシン(1モル)をジメチルスルホキシドに溶解し、
温度80℃で1,2−エポキシドデカン(2モル)を約
3時間かけて滴下した。滴下終了後8時間攪拌し反応の
熟成を行った。反応終了液を減圧下(5mmHg〜10
mmHg)に160℃で溶媒を留去して下記の反応物を
得た。
【0060】
【化7】
【0061】<合成物 No.3> 1,2−エポキシドデカン(1モル)と10−アミノデ
カン酸アミドの反応物 10−アミノデカン酸アミド(1モル)をエタノール/
トルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に設
定した。この中に1,2−エポキシドデカン(2モル)
を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8時間攪拌し反
応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に120℃で溶
媒を留去して下記の反応物を得た。
カン酸アミドの反応物 10−アミノデカン酸アミド(1モル)をエタノール/
トルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に設
定した。この中に1,2−エポキシドデカン(2モル)
を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8時間攪拌し反
応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に120℃で溶
媒を留去して下記の反応物を得た。
【0062】
【化8】
【0063】<合成物 No.4> オレイルグリシジルエーテル(2モル)とp−アミノ安
息香酸(1モル)の反応物 p−アミノ安息香酸(1モル)をエタノール/トルエン
混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に設定した。
この中にオレイルグリシジルエーテル(2モル)を約3
時間かけて滴下した。滴下終了後8時間攪拌し反応の熟
成を行った。反応終了液を減圧下に120℃で溶媒を留
去して下記の反応物を得た。
息香酸(1モル)の反応物 p−アミノ安息香酸(1モル)をエタノール/トルエン
混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に設定した。
この中にオレイルグリシジルエーテル(2モル)を約3
時間かけて滴下した。滴下終了後8時間攪拌し反応の熟
成を行った。反応終了液を減圧下に120℃で溶媒を留
去して下記の反応物を得た。
【0064】
【化9】
【0065】<合成物 No.5> オレイルグリシジルエーテル(2モル)とp−アミノ安
息香酸(1モル)ジエタノールアミド p−アミノ安息香酸ジエタノールアミド(1モル)をエ
タノール/トルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度
80℃に設定した。この中にオレイルグリシジルエーテ
ル(2モル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8
時間攪拌し反応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に
120℃で溶媒を留去して下記の反応物を得た。
息香酸(1モル)ジエタノールアミド p−アミノ安息香酸ジエタノールアミド(1モル)をエ
タノール/トルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度
80℃に設定した。この中にオレイルグリシジルエーテ
ル(2モル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8
時間攪拌し反応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に
120℃で溶媒を留去して下記の反応物を得た。
【0066】
【化10】
【0067】<合成物 No.6> 1,2−エポキシオクタデカン(2モル)とグルタミン
酸(1モル)の反応物 グルタミン酸(1モル)をジメチルスルホキシドに溶解
し、温度80℃で1,2−エポキシオクタデカン(2モ
ル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了後10時間攪
拌し反応の熟成を行った。反応終了液を減圧下(5〜1
0mmHg)に160℃で溶媒を留去して下記の反応物
を得た。
酸(1モル)の反応物 グルタミン酸(1モル)をジメチルスルホキシドに溶解
し、温度80℃で1,2−エポキシオクタデカン(2モ
ル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了後10時間攪
拌し反応の熟成を行った。反応終了液を減圧下(5〜1
0mmHg)に160℃で溶媒を留去して下記の反応物
を得た。
【0068】
【化11】
【0069】<合成物 No.7> 2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(2モル)と1
6−アミノヘキサデカン酸(1モル)の反応物 16−アミノヘキサデカン酸(1モル)をエタノール/
トルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に設
定した。この中にオレイルグリシジルエーテル(2モ
ル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8時間攪拌
し反応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に120℃
で溶媒を留去して下記の反応物を得た。
6−アミノヘキサデカン酸(1モル)の反応物 16−アミノヘキサデカン酸(1モル)をエタノール/
トルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に設
定した。この中にオレイルグリシジルエーテル(2モ
ル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8時間攪拌
し反応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に120℃
で溶媒を留去して下記の反応物を得た。
【0070】
【化12】
【0071】<合成物 No.8> ノニルフェニルグリシジルエーテル(2モル)と5−ア
ミノペンタン酸(1モル)の反応物 5−アミノペンタン酸(1モル)をジメチルスルホキシ
ドに溶解し、温度80℃でノニルフェニルグリシジルエ
ーテル(2モル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了
後10時間攪拌し反応の熟成を行った。反応終了液を減
圧下(5〜10mmHg)に160℃で溶媒を留去して
下記の反応物を得た。
ミノペンタン酸(1モル)の反応物 5−アミノペンタン酸(1モル)をジメチルスルホキシ
ドに溶解し、温度80℃でノニルフェニルグリシジルエ
ーテル(2モル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了
後10時間攪拌し反応の熟成を行った。反応終了液を減
圧下(5〜10mmHg)に160℃で溶媒を留去して
下記の反応物を得た。
【0072】
【化13】
【0073】<合成物 No.9> ノニルフェニルグリシジルエーテル(2モル)とp−ア
ミノ安息香酸Ca(1モル)の反応物 p−アミノ安息香酸カルシウム(1モル)をエタノール
/トルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に
設定した。この中にノニルフェニルグリシジルエーテル
(2モル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8時
間攪拌し反応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に1
20℃で溶媒を留去して下記の反応物を得た。
ミノ安息香酸Ca(1モル)の反応物 p−アミノ安息香酸カルシウム(1モル)をエタノール
/トルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に
設定した。この中にノニルフェニルグリシジルエーテル
(2モル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8時
間攪拌し反応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に1
20℃で溶媒を留去して下記の反応物を得た。
【0074】
【化14】
【0075】<合成物 No.10> ノニルフェニルグリシジルエーテル(2モル)とp−ア
ミノ安息香酸Na(1モル)の反応物 p−アミノ安息香酸ナトリウム(1モル)をエタノール
/トルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に
設定した。この中にノニルフェニルグリシジルエーテル
(2モル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8時
間攪拌し反応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に1
20℃で溶媒を留去して下記の反応物を得た。
ミノ安息香酸Na(1モル)の反応物 p−アミノ安息香酸ナトリウム(1モル)をエタノール
/トルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に
設定した。この中にノニルフェニルグリシジルエーテル
(2モル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8時
間攪拌し反応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に1
20℃で溶媒を留去して下記の反応物を得た。
【0076】
【化15】
【0077】<合成物 No.11> ノニルフェニルグリシジルエーテル(2モル)とp−ア
ミノ安息香酸(1モル)の反応物(アミン中和物) p−アミノ安息香酸カルシウム(1モル)をエタノール
/トルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に
設定した。この中にノニルフェニルグリシジルエーテル
(2モル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8時
間攪拌し反応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に1
20℃で溶媒を留去してジエタノールアミン(1モル)
を添加し温度60℃で攪拌混合し、下記の反応物を得
た。
ミノ安息香酸(1モル)の反応物(アミン中和物) p−アミノ安息香酸カルシウム(1モル)をエタノール
/トルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に
設定した。この中にノニルフェニルグリシジルエーテル
(2モル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8時
間攪拌し反応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に1
20℃で溶媒を留去してジエタノールアミン(1モル)
を添加し温度60℃で攪拌混合し、下記の反応物を得
た。
【0078】
【化16】
【0079】<合成物 No.12> 1,2−エポキシドデカン(1モル)と14−アミノテ
トラデカン酸(1モル)の反応物 14−アミノテトラデカン酸(1モル)をエタノール/
トルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に設
定した。この中に1,2−エポキシドデカン(1モル)
を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8時間攪拌し反
応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に120℃で溶
媒を留去して下記の反応物を得た。
トラデカン酸(1モル)の反応物 14−アミノテトラデカン酸(1モル)をエタノール/
トルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に設
定した。この中に1,2−エポキシドデカン(1モル)
を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8時間攪拌し反
応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に120℃で溶
媒を留去して下記の反応物を得た。
【0080】
【化17】
【0081】<合成物 No.13> 1,2−エポキシドデカン(2モル)とアミノ馬尿酸
(1モル)の反応物 アミノ馬尿酸をジメチルスルホキシドに溶解し、温度8
0℃に設定した。この中に1,2−エポキシドデカン
(2モル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8時
間攪拌し反応の熟成を行った。反応終了液を減圧下(5
〜10mmHg)に160℃で溶媒を留去して下記の反
応物を得た。
(1モル)の反応物 アミノ馬尿酸をジメチルスルホキシドに溶解し、温度8
0℃に設定した。この中に1,2−エポキシドデカン
(2モル)を約3時間かけて滴下した。滴下終了後8時
間攪拌し反応の熟成を行った。反応終了液を減圧下(5
〜10mmHg)に160℃で溶媒を留去して下記の反
応物を得た。
【0082】
【化18】
【0083】<合成物 No.14> 1,2−エポキシドデカン(2モル)とエチレンジアミ
ン(1モル)とアクリル酸の反応物 エチレンジアミン(1モル)をエタノール/トルエン混
合(1:1)溶媒に溶解し、温度80℃に設定した。こ
の中に1,2−エポキシドデカンを約3時間かけて滴下
した。滴下終了後5時間攪拌し反応の熟成を行った。更
に、メタクリル酸エチル(2モル)を約2時間かけて滴
下した。滴下終了後5時間攪拌し反応の熟成を行った。
温度を40℃で48%NaOH(2モル)を滴下し、温
度80℃で2時間鹸化する。その後、常温で塩酸(2モ
ル)を添加し中和する。更にトルエンを加え、水洗でN
aClを除去する。このような反応で下記の化合物を得
た。
ン(1モル)とアクリル酸の反応物 エチレンジアミン(1モル)をエタノール/トルエン混
合(1:1)溶媒に溶解し、温度80℃に設定した。こ
の中に1,2−エポキシドデカンを約3時間かけて滴下
した。滴下終了後5時間攪拌し反応の熟成を行った。更
に、メタクリル酸エチル(2モル)を約2時間かけて滴
下した。滴下終了後5時間攪拌し反応の熟成を行った。
温度を40℃で48%NaOH(2モル)を滴下し、温
度80℃で2時間鹸化する。その後、常温で塩酸(2モ
ル)を添加し中和する。更にトルエンを加え、水洗でN
aClを除去する。このような反応で下記の化合物を得
た。
【0084】
【化19】
【0085】<合成物 No.15> 1,2−エポキシドデカン(2モル)とエチレンジアミ
ンモノ酢酸(1モル)の反応物 エチレンジアミンモノ酢酸(1モル)をエタノール/ト
ルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に設定
した。この中に1,2−エポキシドデカン(2モル)を
約3時間かけて滴下した。滴下終了後10時間攪拌し反
応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に100℃で溶
媒を留去して下記の反応物を得た。
ンモノ酢酸(1モル)の反応物 エチレンジアミンモノ酢酸(1モル)をエタノール/ト
ルエン混合(7:3)溶媒に溶解し、温度80℃に設定
した。この中に1,2−エポキシドデカン(2モル)を
約3時間かけて滴下した。滴下終了後10時間攪拌し反
応の熟成を行った。反応終了液を減圧下に100℃で溶
媒を留去して下記の反応物を得た。
【0086】
【化20】
【0087】結果 実施例で合成したヒドロキシアミノカルボン酸類を試験
油に添加して硫酸カルシウムの分散効果を評価した。そ
の結果を表1〜表3に示す。
油に添加して硫酸カルシウムの分散効果を評価した。そ
の結果を表1〜表3に示す。
【0088】
【表1】
【0089】
【表2】
【0090】
【表3】
【0091】表1〜表3から明らかなように、実施例で
合成したヒドロキシアミノカルボン酸類はすべて、0.
5重量%の濃度で硫酸カルシウムの分散効果を改善し、
硫酸カルシウムの沈殿、容器壁への付着現象を改善し
た。また、本発明のヒドロキシアミノカルボン酸の添加
量の効果を合成No.14および合成No.15の化合
物を用いて検討したところ、添加量0.01重量%では
硫酸カルシウムの分散効果に乏しいが、無添加品に比べ
ると分散効果の向上が認められる。添加量を0.10重
量%に上げると硫酸カルシウムの分散効果は非常に改善
され、添加量0.5重量%ではもはや沈殿や容器壁へ付
着する硫酸カルシウムは認められない。一方、従来から
使用されてきた無灰性分散剤の分散効果は含水硫酸カル
シウムに対しては極めて乏しかった。
合成したヒドロキシアミノカルボン酸類はすべて、0.
5重量%の濃度で硫酸カルシウムの分散効果を改善し、
硫酸カルシウムの沈殿、容器壁への付着現象を改善し
た。また、本発明のヒドロキシアミノカルボン酸の添加
量の効果を合成No.14および合成No.15の化合
物を用いて検討したところ、添加量0.01重量%では
硫酸カルシウムの分散効果に乏しいが、無添加品に比べ
ると分散効果の向上が認められる。添加量を0.10重
量%に上げると硫酸カルシウムの分散効果は非常に改善
され、添加量0.5重量%ではもはや沈殿や容器壁へ付
着する硫酸カルシウムは認められない。一方、従来から
使用されてきた無灰性分散剤の分散効果は含水硫酸カル
シウムに対しては極めて乏しかった。
【0092】実施例2.清浄性試験 図1に示すホットチューブ試験器を用いて潤滑油組成物
の清浄性を評価した。すなわち、一定温度に加温したガ
ラス管内に予め劣化処理した潤滑油(試験油)及び空気
を挿入し、潤滑油の劣化による汚れ成分の付着状態を観
察し、ラッカー評点として評価した。 <設定条件> 試験油の挿入量:6ml/16時間 空気の挿入量 :10ml/分 加熱部の温度 :280〜320℃
の清浄性を評価した。すなわち、一定温度に加温したガ
ラス管内に予め劣化処理した潤滑油(試験油)及び空気
を挿入し、潤滑油の劣化による汚れ成分の付着状態を観
察し、ラッカー評点として評価した。 <設定条件> 試験油の挿入量:6ml/16時間 空気の挿入量 :10ml/分 加熱部の温度 :280〜320℃
【0093】<潤滑油の前処理方法>実際の運転時に混
入する酸性物質(硫酸)、未燃焼生成物(スス)及び磨
耗粉(鉄粉)を想定し、以下の条件で各試験油(潤滑油
組成物)を予め処理した。すなわち、カーボンブラッ
ク、鉄粉、及び硫酸を以下の割合で試験油の温度100
℃で10分間攪拌混合したものをホットチューブ試験器
で試験した。 カーボンブラック:試験油に対し0.2重量% 5μ以下の鉄粉 :試験油に対し0.05重量% 硫酸 :試験油に対し0.8重量%
入する酸性物質(硫酸)、未燃焼生成物(スス)及び磨
耗粉(鉄粉)を想定し、以下の条件で各試験油(潤滑油
組成物)を予め処理した。すなわち、カーボンブラッ
ク、鉄粉、及び硫酸を以下の割合で試験油の温度100
℃で10分間攪拌混合したものをホットチューブ試験器
で試験した。 カーボンブラック:試験油に対し0.2重量% 5μ以下の鉄粉 :試験油に対し0.05重量% 硫酸 :試験油に対し0.8重量%
【0094】<評価方法>16時間試験後のガラス管を
所定の標準色と照らし合わせて1〜10の評価点を付け
る。 評価1:ガラス管の汚れ状態が最も多く、黒色に炭化変
色したもの。 評価5:ガラス管の汚れ状態が中程度で淡黄色に変色し
たもの。 評価10:ガラス管の汚れ状態が最も少なく、殆ど元の
ガラス管と同じ状態のもの。 試験油の組成を表4および表5に、評価の結果を表6に
示す。 表から明らかなように、潤滑油の清浄性は、本発明のヒ
ドロキシアミノカルボン酸15種の何れかを添加した潤
滑油では、高温時の清浄性が改善された。特に温度32
0℃では、無添加品で炭化汚れを形成するが、ヒドロキ
シアミノカルボン酸を添加した本発明の潤滑油組成物で
は炭化汚れを付着しなかった。従って本発明のヒドロキ
シアミノカルボン酸を潤滑油に添加すると潤滑油の清浄
分散効果が向上し、ガラス管の汚れを抑制する効果が認
められる。
所定の標準色と照らし合わせて1〜10の評価点を付け
る。 評価1:ガラス管の汚れ状態が最も多く、黒色に炭化変
色したもの。 評価5:ガラス管の汚れ状態が中程度で淡黄色に変色し
たもの。 評価10:ガラス管の汚れ状態が最も少なく、殆ど元の
ガラス管と同じ状態のもの。 試験油の組成を表4および表5に、評価の結果を表6に
示す。 表から明らかなように、潤滑油の清浄性は、本発明のヒ
ドロキシアミノカルボン酸15種の何れかを添加した潤
滑油では、高温時の清浄性が改善された。特に温度32
0℃では、無添加品で炭化汚れを形成するが、ヒドロキ
シアミノカルボン酸を添加した本発明の潤滑油組成物で
は炭化汚れを付着しなかった。従って本発明のヒドロキ
シアミノカルボン酸を潤滑油に添加すると潤滑油の清浄
分散効果が向上し、ガラス管の汚れを抑制する効果が認
められる。
【0095】
【表4】
【0096】
【表5】
【0097】
【表6】
【0098】金属系清浄剤:サリシレート系金属系清浄
剤を使用(製品アルカリ価=200TBN合成品を使
用)。 無灰性分散剤:市販アルキル(ポリブテニル)コハク酸
イミド(ビスタイプ)を使用。 極圧潤滑剤:市販アルキル(炭素数≒8プライマリー
型)ジンクジチオホスフェートを使用。 鉱物油:市販天然パラフィン系鉱物油(120mm2 /
S/40℃)を使用。
剤を使用(製品アルカリ価=200TBN合成品を使
用)。 無灰性分散剤:市販アルキル(ポリブテニル)コハク酸
イミド(ビスタイプ)を使用。 極圧潤滑剤:市販アルキル(炭素数≒8プライマリー
型)ジンクジチオホスフェートを使用。 鉱物油:市販天然パラフィン系鉱物油(120mm2 /
S/40℃)を使用。
【0099】実施例3.エンジン試験 日産自動車(株)製、4気筒ディーゼルエンジンSD−
22を用い、ピストンの清浄性を評価した。なお、燃料
はA重油/軽油の混合物(1:1)を用いTNPS(ジ
ターシャリーノニルポリサルファイド)で燃料中のイオ
ウ濃度を3%に調整した。詳細な実験条件・使用エンジ
ン形式を以下に記載する。 <使用エンジン> 形式 :4サイクル、4シリンダー、水冷ディーゼルエンジン 排気量 :2.2リットル 燃焼方式 :副室式 ボアー×ストローク:80×83.6mm 圧縮比 :22.2 <エンジン試験条件> エンジン試験時間 :100時間 エンジン回転数 :3000rpm(トルク=8kg−m) 燃料 :A重油/軽油(1:1)+TNPS(S=3%)
22を用い、ピストンの清浄性を評価した。なお、燃料
はA重油/軽油の混合物(1:1)を用いTNPS(ジ
ターシャリーノニルポリサルファイド)で燃料中のイオ
ウ濃度を3%に調整した。詳細な実験条件・使用エンジ
ン形式を以下に記載する。 <使用エンジン> 形式 :4サイクル、4シリンダー、水冷ディーゼルエンジン 排気量 :2.2リットル 燃焼方式 :副室式 ボアー×ストローク:80×83.6mm 圧縮比 :22.2 <エンジン試験条件> エンジン試験時間 :100時間 エンジン回転数 :3000rpm(トルク=8kg−m) 燃料 :A重油/軽油(1:1)+TNPS(S=3%)
【0100】<清浄性の評価部位及び評価基準> 清浄性の評価部位:ピストンランド部(Top,2n
d,3rd図参照) 清浄性の評価基準:ピストンランド部の汚れ状態を以下
のように分類し評価した。 F:カーボン付着有り、ほぼ全面 E:カーボン付着有り、ピストン円周方向1/3面積以
上に付着 D:カーボン付着有り、ピストン円周方向1/3面積以
下に付着 C:淡黄色に変色、ピストン円周方向1/3面積以上で
変色 B:淡黄色に変色、ピストン円周方向1/3面積以下で
変色 A:変色なし
d,3rd図参照) 清浄性の評価基準:ピストンランド部の汚れ状態を以下
のように分類し評価した。 F:カーボン付着有り、ほぼ全面 E:カーボン付着有り、ピストン円周方向1/3面積以
上に付着 D:カーボン付着有り、ピストン円周方向1/3面積以
下に付着 C:淡黄色に変色、ピストン円周方向1/3面積以上で
変色 B:淡黄色に変色、ピストン円周方向1/3面積以下で
変色 A:変色なし
【0101】実施例1、2で用いた4種類のヒドロキシ
アミノカルボン酸を潤滑油に添加し、日産自動車(株)
製、SD−22によるエンジン試験を実施した。エンジ
ン試験はイオウ濃度3%に調整した軽油で100時間運
転し、試験後のピストン清浄性を評価した。その条件お
よび結果を表7および表8に示す。
アミノカルボン酸を潤滑油に添加し、日産自動車(株)
製、SD−22によるエンジン試験を実施した。エンジ
ン試験はイオウ濃度3%に調整した軽油で100時間運
転し、試験後のピストン清浄性を評価した。その条件お
よび結果を表7および表8に示す。
【0102】
【表7】
【0103】
【表8】
【0104】ピストン清浄性は本発明のヒドロキシアミ
ノカルボン酸を添加した潤滑油で無添加品に比べて1ラ
ンク高い清浄性を確認でき、特に2nd、3rdランド
での汚れが減少した。このように、本発明のヒドロキシ
アミノカルボン酸類は、硫酸カルシウムの分散効果に優
れ、実エンジンにおけるピストン清浄性を改善する。
ノカルボン酸を添加した潤滑油で無添加品に比べて1ラ
ンク高い清浄性を確認でき、特に2nd、3rdランド
での汚れが減少した。このように、本発明のヒドロキシ
アミノカルボン酸類は、硫酸カルシウムの分散効果に優
れ、実エンジンにおけるピストン清浄性を改善する。
【0105】
【発明の効果】本発明のディーゼルエンジン用潤滑油添
加剤及び潤滑油組成物を潤滑油に添加すると、潤滑油に
混入した水を含有した硫酸カルシウムの分散機能が飛躍
的に向上し、潤滑油の有する上記スス・スラッジ等の汚
れ成分の油中分散機能が増強され、その清浄性が飛躍的
に向上し、金属系清浄剤の添加量を低濃度化できるとと
もに、潤滑油の寿命を延長することができる。
加剤及び潤滑油組成物を潤滑油に添加すると、潤滑油に
混入した水を含有した硫酸カルシウムの分散機能が飛躍
的に向上し、潤滑油の有する上記スス・スラッジ等の汚
れ成分の油中分散機能が増強され、その清浄性が飛躍的
に向上し、金属系清浄剤の添加量を低濃度化できるとと
もに、潤滑油の寿命を延長することができる。
【図1】図1は実施例2で用いたホットチューブ試験器
の概略図を示す。
の概略図を示す。
【図2】図2は実施例3で用いた清浄性の評価部位であ
るピストンランド部を示す図である。
るピストンランド部を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 分子内にヒドロキシル基とアミノ基を有
するカルボン酸、そのカルボン酸金属塩、そのカルボン
酸アミン塩もしくはそのカルボン酸アミド(以下、ヒド
ロキシアミノカルボン酸類という)であって、かつ、水
を含有する硫酸カルシウムを油中分散する機能を有する
ものの1種以上からなるディーゼルエンジン用潤滑油添
加剤。 - 【請求項2】 ヒドロキシアミノカルボン酸類が、原料
アミノカルボン酸のアミノ基に炭素数2〜30のエポキ
シ化合物を反応させて得られるものである請求項1記載
のディーゼルエンジン用潤滑油添加剤。 - 【請求項3】 ヒドロキシアミノカルボン酸類が、アル
キレンジアミン、ポリアルキレンポリアミン、アルキル
アルキレンジアミン、およびアルキルポリアルキレンポ
リアミンからなる群より選択される化合物の1種に炭素
数2〜30のエポキシ化合物を反応させ、次いで重合性
二重結合を有するカルボン酸化合物もしくはハロゲン化
カルボン酸化合物を反応させることにより得られるもの
である請求項1記載のディーゼルエンジン用潤滑油添加
剤。 - 【請求項4】 ヒドロキシアミノカルボン酸類が、ヒド
ロキシアルキレンジアミノカルボン酸、ヒドロキシポリ
アルキレンポリアミノカルボン酸、ヒドロキシアルキル
アルキレンジアミノカルボン酸、およびヒドロキシアル
キルポリアルキレンポリアミノカルボン酸からなる群よ
り選択されるものである請求項1記載のディーゼルエン
ジン用潤滑油添加剤。 - 【請求項5】 ヒドロキシアミノカルボン酸の金属塩
が、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩である請
求項1〜請求項4いずれか1項記載のディーゼルエンジ
ン用潤滑油添加剤。 - 【請求項6】 ヒドロキシアミノカルボン酸のアミン塩
が、ヒドロキシル基を有していてもよい炭素数1〜6の
アルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基またはフェニ
ル基を有する1級、2級もしくは3級アミン塩である請
求項1〜請求項4いずれか1項記載のディーゼルエンジ
ン用潤滑油添加剤。 - 【請求項7】 ヒドロキシアミノカルボン酸のアミド
が、ヒドロキシル基を有していてもよい炭素数1〜6の
アルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基もしくはフェ
ニル基により1個もしくは2個の水素原子が置換された
1級、2級または3級アミンのカルボン酸アミドである
請求項1〜請求項4いずれか1項記載のディーゼルエン
ジン用潤滑油添加剤。 - 【請求項8】 請求項1〜請求項7いずれか1項記載の
ディーゼルエンジン用潤滑油添加剤を0.05〜10重
量%添加されてなるディーゼルエンジン用潤滑油組成
物。 - 【請求項9】 さらに金属系清浄剤を含有する請求項8
記載のディーゼルエンジン用潤滑油組成物。 - 【請求項10】 ベース油に、請求項1〜請求項7いず
れか1項記載のディーゼルエンジン用潤滑油添加剤の1
種以上を0.05〜10重量%、金属系清浄剤を0.5
〜50重量%、無灰性分散剤を0.1〜10重量%、な
らびに極圧潤滑剤を0.01〜5重量%配合したことを
特徴とするディーゼルエンジン用潤滑油組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18356295A JPH0913066A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | ディーゼルエンジン用潤滑油添加剤及び潤滑油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18356295A JPH0913066A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | ディーゼルエンジン用潤滑油添加剤及び潤滑油組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0913066A true JPH0913066A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16137981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18356295A Pending JPH0913066A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | ディーゼルエンジン用潤滑油添加剤及び潤滑油組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0913066A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008056831A1 (fr) | 2006-11-09 | 2008-05-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Structure supprimant l'adhésion de boues pour moteur à combustion interne |
| JP2010285996A (ja) * | 2010-08-20 | 2010-12-24 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のスラッジ付着抑制構造 |
| US9353340B2 (en) | 2012-09-27 | 2016-05-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Engine cleaning composition |
| JP2018521167A (ja) * | 2015-06-12 | 2018-08-02 | ザ ルブリゾル コーポレイションThe Lubrizol Corporation | 舶用ディーゼルエンジン潤滑組成物のための全塩基価ブースターとしてのマイケル付加アミノエステル |
| JP2019182867A (ja) * | 2011-10-27 | 2019-10-24 | Massachusetts Institute Of Technology | 薬物内包微小球の形成が可能なn−末端で官能基化されたアミノ酸誘導体 |
| US10695444B2 (en) | 2015-06-19 | 2020-06-30 | Massachusetts Institute Of Technology | Alkenyl substituted 2,5-piperazinediones, compositions, and uses thereof |
| JP2021535242A (ja) * | 2018-08-29 | 2021-12-16 | エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド | ポリアミンから誘導される多重荷電イオン性化合物およびその組成物、ならびにその調製方法 |
| CN114957108A (zh) * | 2022-05-11 | 2022-08-30 | 北京安德兴石油技术有限公司 | 油田酸化压裂助排剂 |
| US11639553B2 (en) | 2019-04-16 | 2023-05-02 | Ecolab Usa Inc. | Compositions comprising multiple charged cationic compounds derived from polyamines for corrosion inhibition in a water system |
| US11685709B2 (en) | 2018-08-29 | 2023-06-27 | Ecolab Usa Inc. | Multiple charged ionic compounds derived from polyamines and compositions thereof and use thereof as reverse emulsion breakers in oil and gas operations |
| US11702586B2 (en) | 2018-08-29 | 2023-07-18 | Championx Usa Inc. | Use of multiple charged cationic compounds derived from polyamines for clay stabilization in oil and gas operations |
| US11926543B2 (en) | 2018-08-29 | 2024-03-12 | Ecolab Usa Inc. | Use of multiple charged ionic compounds derived from polyamines for waste water clarification |
| US12103881B2 (en) | 2017-08-30 | 2024-10-01 | Ecolab Usa Inc. | Molecules having one hydrophobic group and two identical hydrophilic ionic groups and compositions thereof and methods of preparation thereof |
| US12365608B2 (en) | 2019-01-29 | 2025-07-22 | Ecolab Usa Inc. | Use of cationic sugar-based compounds for microbial fouling control in a water system |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP18356295A patent/JPH0913066A/ja active Pending
Cited By (21)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008056831A1 (fr) | 2006-11-09 | 2008-05-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Structure supprimant l'adhésion de boues pour moteur à combustion interne |
| US8651093B2 (en) | 2006-11-09 | 2014-02-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Sludge adhesion inhibiting structure for internal combustion engine |
| JP2010285996A (ja) * | 2010-08-20 | 2010-12-24 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のスラッジ付着抑制構造 |
| CN113149869A (zh) * | 2011-10-27 | 2021-07-23 | 麻省理工学院 | 能够形成药物包封微球的在n末端上官能化的氨基酸衍生物 |
| JP2019182867A (ja) * | 2011-10-27 | 2019-10-24 | Massachusetts Institute Of Technology | 薬物内包微小球の形成が可能なn−末端で官能基化されたアミノ酸誘導体 |
| AU2017265103B2 (en) * | 2011-10-27 | 2019-11-28 | Massachusetts Institute Of Technology | Amino acid derivatives functionalized on the n-terminus capable of forming drug encapsulating microspheres and uses thereof |
| US10682374B2 (en) | 2011-10-27 | 2020-06-16 | Massachusetts Intstitute Of Technology | Amino acid-, peptide- and polypeptide-lipids, isomers, compositions, and uses thereof |
| US12648959B2 (en) | 2011-10-27 | 2026-06-09 | Massachusetts Institute Of Technology | Amino acid- , peptide- and polypeptide-lipids, isomers, compositions, and uses thereof |
| US11458158B2 (en) | 2011-10-27 | 2022-10-04 | Massachusetts Institute Of Technology | Amino acid-, peptide- and polypeptide-lipids, isomers, compositions, and uses thereof |
| US9353340B2 (en) | 2012-09-27 | 2016-05-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Engine cleaning composition |
| JP2018521167A (ja) * | 2015-06-12 | 2018-08-02 | ザ ルブリゾル コーポレイションThe Lubrizol Corporation | 舶用ディーゼルエンジン潤滑組成物のための全塩基価ブースターとしてのマイケル付加アミノエステル |
| US10695444B2 (en) | 2015-06-19 | 2020-06-30 | Massachusetts Institute Of Technology | Alkenyl substituted 2,5-piperazinediones, compositions, and uses thereof |
| US12103881B2 (en) | 2017-08-30 | 2024-10-01 | Ecolab Usa Inc. | Molecules having one hydrophobic group and two identical hydrophilic ionic groups and compositions thereof and methods of preparation thereof |
| JP2021535242A (ja) * | 2018-08-29 | 2021-12-16 | エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド | ポリアミンから誘導される多重荷電イオン性化合物およびその組成物、ならびにその調製方法 |
| US11685709B2 (en) | 2018-08-29 | 2023-06-27 | Ecolab Usa Inc. | Multiple charged ionic compounds derived from polyamines and compositions thereof and use thereof as reverse emulsion breakers in oil and gas operations |
| US11702586B2 (en) | 2018-08-29 | 2023-07-18 | Championx Usa Inc. | Use of multiple charged cationic compounds derived from polyamines for clay stabilization in oil and gas operations |
| US11926543B2 (en) | 2018-08-29 | 2024-03-12 | Ecolab Usa Inc. | Use of multiple charged ionic compounds derived from polyamines for waste water clarification |
| US12202784B2 (en) | 2018-08-29 | 2025-01-21 | Ecolab Usa Inc. | Multiple charged ionic compounds derived from polyamines and compositions thereof and methods of preparation thereof |
| US12365608B2 (en) | 2019-01-29 | 2025-07-22 | Ecolab Usa Inc. | Use of cationic sugar-based compounds for microbial fouling control in a water system |
| US11639553B2 (en) | 2019-04-16 | 2023-05-02 | Ecolab Usa Inc. | Compositions comprising multiple charged cationic compounds derived from polyamines for corrosion inhibition in a water system |
| CN114957108A (zh) * | 2022-05-11 | 2022-08-30 | 北京安德兴石油技术有限公司 | 油田酸化压裂助排剂 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN110709493B (zh) | 包含多胺、酸性官能团和硼官能团的化合物及其作为润滑剂添加剂的用途 | |
| AU608792B2 (en) | Sulphurised alkaline earth metal hydrocarbyl phenates, the production and use thereof | |
| US4747964A (en) | Dispersing additive compositions for lubricating oils and their manufacture | |
| CN107922876B (zh) | 脂肪胺用于预防和/或减少发动机中的部件的金属损失的用途 | |
| JPH08337788A (ja) | エンジン用潤滑油添加剤及びエンジン用潤滑油組成物 | |
| CN1300287C (zh) | 含有基于苯乙烯基水杨酸的高碱性水杨酸盐的机油 | |
| US20130098322A1 (en) | Methods of Controlling Sulfur Trioxide Levels in Internal Combustion Engines | |
| US5670464A (en) | Additive for lubricating oils for diesel engines and lubricating oil compositions containing the same | |
| EP0835924B1 (en) | Use of an additive for dispersing calcium sulfate in a lubricating oil for diesel engines | |
| JP3872116B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
| JP4498920B2 (ja) | 内燃機関用潤滑油添加剤組成物 | |
| EP0577338B1 (en) | Process for the production of an alkaline earth metal sulphurised hydrocarbyl phenate-containing additive concentrate | |
| JPH07316576A (ja) | ディーゼルエンジン用潤滑油添加剤及び潤滑油組成物 | |
| JPH09100485A (ja) | ディーゼルエンジン用潤滑油添加剤及び潤滑油組成物 | |
| EP0699740B1 (en) | Overbased metal salts, their preparation and use | |
| CN1347968A (zh) | 润滑油组合物 | |
| KR20230002567A (ko) | 포스포늄-계 이온성 액체 및 윤활제 첨가제로서의 그의 용도 | |
| US20220010232A1 (en) | Compound comprising polyamine, carboxylate and boron functionalities and its use as a lubricant additive | |
| JPH07197062A (ja) | ディーゼルエンジン用潤滑油添加剤及び潤滑油組成物 | |
| JP2003342246A (ja) | 新規なコハク酸アミド化合物及びその製造方法並びにその用途 | |
| JPH093467A (ja) | エンジン用潤滑油添加剤及びエンジン用潤滑油組成物 | |
| EP0765929A1 (en) | Additive for lubricating oils for diesel engines and lubricating oil compositions containing the same | |
| JPH0625684A (ja) | 潤滑油用摩擦調整剤およびそれを含む潤滑油組成物 | |
| JPH0913065A (ja) | ディーゼルエンジン用潤滑油添加剤及び潤滑油組成物 | |
| JPH108079A (ja) | エンジン用潤滑油添加剤及びエンジン用潤滑油組成物 |