JPH09131869A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JPH09131869A
JPH09131869A JP7289487A JP28948795A JPH09131869A JP H09131869 A JPH09131869 A JP H09131869A JP 7289487 A JP7289487 A JP 7289487A JP 28948795 A JP28948795 A JP 28948795A JP H09131869 A JPH09131869 A JP H09131869A
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JP
Japan
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ink
substrate
generating means
nozzle
bubble generating
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Pending
Application number
JP7289487A
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English (en)
Inventor
Yukinori Hamafuku
幸典 濱福
Koei Matsuda
光栄 松田
Hideaki Horio
英明 堀尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク噴射部の数を減らすことなく小型化可
能なインクジェットヘッドを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 細長い形状の圧力室28をノズル22と
インク流路29の間に置くことで、インク噴射部を一列
に配置し、基板24の側面と、インク導入溝33とで囲
まれて形成される穴の上から、ノズルプレート23およ
び流路部材27を基板24とインクカートリッジ32に
同時に貼り付けることで共通インク室30を形成する構
成とすることによりインク噴射部の配列密度を高くし、
また、共通インク室30を形成するための基板24の穴
を不要とすることにより、インクジェットヘッドを小型
化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルから噴射さ
れたインクを、記録紙に当てることによって印字を行う
インクジェットプリンタのインクジェットヘッドに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェットプリンタは、記録
時の静粛性、高速記録が可能、カラー化が容易といった
点から家庭用、オフィス用コンピュータの出力用プリン
タとして広く利用されるようになってきた。このような
インクジェットプリンタはインクを小滴化し飛翔させ、
記録紙に付着させて記録を行うもので、小滴の発生法や
飛翔方向の制御法によってコンティニアス方式とオンデ
マンド方式に大別される。
【0003】コンティニアス方式は、例えば米国特許第
3060429号に開示されている方式であって、イン
クの小滴化を静電吸引的に行い、発生した小滴を記録信
号に応じて電解制御し、記録紙上に小滴を選択的に付着
させて記録を行うものであり、小滴の発生に高電圧を要
し、マルチノズル化が困難であるので高速記録には不適
である。
【0004】オンデマンド方式は、例えば米国特許第3
4747120号に開示されている方式で、小滴を吐出
するノズル孔を有する記録ヘッドに付設されているピエ
ゾ振動素子に、電気的な記録信号を付加し、この電気記
録信号をピエゾ振動素子の機械的振動に変え、機械的振
動に従って前記ノズル孔より小滴を吐出させて記録紙に
付着させることで記録を行うものや、特公昭61−59
911号公報,特公昭62−11035号公報,特公昭
61−59914号公報に示すように発熱抵抗体により
インクを沸騰させ液滴を飛翔させるもの等があり、この
ようなオンデマンド方式はインクをノズル孔より吐出し
て記録を行うため、コンティニアス方式のように吐出飛
翔する小滴の中で、画像の記録に要さなかった小滴を回
収することが不要であるため、シンプルな構成が可能で
ある。
【0005】ところで、ピエゾ振動素子等の手段による
機械的振動エネルギーを利用する方式と比較して熱エネ
ルギーを利用する方式は、エネルギー変換効率が高く、
マルチノズル化が容易であるといった特徴がある。
【0006】次に、従来の熱エネルギーを利用したイン
クジェットヘッドについて説明する。
【0007】図6は従来のインクジェットヘッドの部分
断面図、図7は従来のインクジェットヘッドを示す図6
の線A−A’断面図である。図6および図7において、
構成要素として1はインク、2はインク1の噴射口であ
るノズル、3はノズル2を有するノズルプレート、4は
ノズルプレート3に対向する基板、5は基板4のノズル
プレート3側に設けられたヒーター部である。6はヒー
ター部5に電圧を加える信号発生部、7はノズルプレー
ト3と基板4との間に設けられた流路部材、8はノズル
プレート3、基板4および流路部材7によって構成され
た圧力室、9は圧力室8にインク1を補給するインク流
路、10はインク流路9を通じて圧力室8にインク1を
供給する共通インク室、11はノズルプレート3,基板
4,流路部材7,共通インク室10によって構成され、
複数のノズル2,ヒーター部5、圧力室8およびインク
流路9からなるインク噴射部をもつインクジェットヘッ
ド、12はインクジェットヘッド11を取り付けるイン
クカートリッジ、13はインクカートリッジ12に開け
られ共通インク室10にインク1を供給するインク導入
溝、14は印字が行われる用紙である記録紙である。
【0008】上記の構成において、インクタンク(図示
せず)に貯蔵されているインク1は、毛細管作用、ポン
プによる吸引等によりインク導入溝13を通り、インク
ジェットヘッド11内部の共通インク室10、さらにイ
ンク流路9を通じて圧力室8に満たされる。ここで信号
発生部7からヒーター部5に電圧が加えられると、ヒー
ター部5が発生する熱によりインク1が急激に熱せら
れ、バブル(図示せず)が発生する。このバブルによっ
て圧力室8内のインク1の圧力が急激に高められ、この
圧力を解放しようとする力によって、ノズル2からイン
ク1がインク滴として噴射される。噴射されたインク1
は、ノズルプレート3の対面に用意された記録紙14に
付着してドットを形成する。沸騰が開始した時点で信号
発生部6はヒーター部5への電圧の印加を停止する。噴
射によって消費されたインク1は、信号発生部6がヒー
ター部5への次の電圧印加を行う前に、共通インク室1
0からインク流路9を通じて補給が行われる。
【0009】以上の一連の動作を繰り返すことによっ
て、信号発生部6からの信号に応じたインク1がインク
滴として記録紙14に対して噴射され、記録紙14上に
連続的にドット形成を行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の構成では、図7に示すように圧力室8の直上に
ノズル2を設けているため、圧力室8の形状はできるだ
け軸対象に近い形状にならざるを得ず、所望のバブル体
積を得るためには必要最低限のヒーター部5の面積以上
が必要となると共に、インク流路9からインク1が流入
する方向に対して横方向にもある程度の大きさが必要と
なる。そのため、インク噴射部を高密度に配列させるこ
とができなくなるので、記録紙14に形成するドットの
密度を高くするためには、図6に示すように共通インク
室10を基板4に穴加工し、ノズルプレート3を装着す
ることによりインクジェットヘッド11の中央部に設
け、インク噴射部を共通インク室10を挟んで両側に千
鳥に配列しなければならない。その結果、インクジェッ
トヘッド11の形状は大きくなり、また、製作において
も基板4に穴加工を施す工程が必要という問題点を有し
ていた。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、製作における基板への穴加工工程を必要とせず、小
型で高密度ドット形成が可能なインクジェットヘッドを
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、バブル発生手段を表面に有する基板と、バ
ブル発生手段へインクを導くインク流路と、バブル発生
手段により圧力を与えられたインクを噴射力に変換する
ための圧力室と、噴射力を得たインクをインク滴に生成
し基板のバブル発生手段を有する面に対して垂直方向の
速度ベクトルを与えるノズルが形成されたノズル板とを
備え、基板におけるバブル発生手段および圧力室の位置
をノズルのインク噴射方向に対して反対方向の位置とは
異なる位置としたものであり、この構成により小型で高
密度ドット形成が可能なインクジェットヘッドが得られ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、バブルの発生による圧力でインクを記録紙に噴射す
るインクジェットヘッドであって、バブル発生手段と、
前記バブル発生手段を表面に有する基板と、前記バブル
発生手段へインクを導くインク流路と、前記バブル発生
手段により圧力を与えられたインクを噴射力に変換する
ための圧力室と、噴射力を得たインクをインク滴に生成
し前記基板の前記バブル発生手段を有する面に対して垂
直方向の速度ベクトルを与えるノズルが形成されたノズ
ル板とを備え、前記基板における前記バブル発生手段お
よび前記圧力室の位置をノズルのインク噴射方向に対し
て反対方向の位置とは異なる位置としたもので、この構
成によりインクジェットヘッドの大きさを小さくするこ
とができるという作用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記圧力室のインクが流れる方向の長
さが、インクの流れる方向に対し直角な方向の長さの
1.5倍以上であるもので、この構成により、請求項1
と同様な作用を有する。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において前記基板の前記バブル発
生手段が設けられた面とは直角な面が、前記インク流路
に供給されるインクの流路の一部を構成するもので、こ
の構成により、インクジェットヘッドの製作においてイ
ンク流路の穴加工をなくすことができるという作用を有
する。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1、請求
項2または請求項3に記載の発明において、前記バブル
発生手段が一対の電極により導電性のインクに通電を行
うもので、この構成により請求項1と同様の作用効果を
有する。
【0017】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の一実施の形態に
おけるインクジェットヘッドの部分断面図、図2は図1
に示す本発明の実施の形態におけるインクジェットヘッ
ドの線B−B’断面図、図3は本発明の一実施の形態に
おけるインクジェットヘッドの一部を切欠した斜視図、
図4は本発明の一実施の形態におけるインクジェットヘ
ッドが組み込まれたインクカートリッジの一部を切欠し
た斜視図である。図1〜図4において、21はインク、
22はインク21の噴射口であるノズル、23はノズル
22を有するノズルプレート、24はノズルプレート2
3に対向した基板、25は基板24のノズルプレート2
3側の面上に設けられたバブル発生用のヒーター部、2
6はヒーター部25に電圧を印加する信号発生部、27
はノズルプレート23と基板24との間に設けられた流
路部材、28はノズルプレート23,基板24および流
路部材27によって構成された圧力室、29は圧力室2
8にインク21を補給するインク流路である。圧力室2
8を従来のノズル22の直下ではなく、ノズル22から
インク流路29側にずらした位置に設け、圧力室28内
の基板24上にヒーター部25を配している。これによ
りヒーター部25を長方形にすると共に圧力室28の形
状もインク21の流れに対して従来と比較して細長い形
状をとることが可能となるため、従来のものにおいては
インク噴射部を千鳥に配置しなければ実現しなかったイ
ンク噴射部の高密度配置を一列で実現できる。また、圧
力室28の形状はインク噴射部の高密度化を行うために
はインク21の流れる方向の長さをこの方向とは直角な
方向の長さの1.5倍以上にするとさらによい。
【0018】30はインク流路29を通じて圧力室28
にインク21を供給する共通インク室、31はノズルプ
レート23,基板24,流路部材27によって構成さ
れ、複数のノズル22,ヒーター部25,圧力室28お
よびインク流路29からなるインク噴射部をもつインク
ジェットヘッド、32はインクジェットヘッド31を取
り付けるインクカートリッジ、33はインクカートリッ
ジ32に開けられ共通インク室30にインクを供給する
インク導入溝である。
【0019】共通インク室30について、従来のインク
ジェットヘッドでは基板24に穴加工を施して上からノ
ズルプレート23および流路部材27を貼って共通イン
ク室30を形成していたが、本実施例ではインク噴射部
を一列に配列することにより、図2および図3に示すよ
うに基板24の側面とインク導入溝33とで囲まれて形
成される穴の上から、ノズルプレート23および流路部
材27を基板24およびインクカートリッジ32に同時
に貼り付けることで共通インク室30を形成している。
【0020】基板24の材料としては、ガラス,セラミ
ック等の絶縁材料、半導体、表面を高抵抗材料で被覆し
た金属,金属合金,絶縁物,半導体が使用できる。ガラ
スの基板24としては、カリ石灰ガラス,ソーダ石灰ガ
ラス,硼珪酸ガラス,クラウンガラス,亜鉛クラウンガ
ラス,ソーダカリガラス,バリウム硼珪酸ガラス,96
%珪酸ガラス,99.5%珪酸ガラス,燐酸ガラス,低
融点ガラス,リチウム珪酸ガラス,亜鉛アルミ珪酸ガラ
ス,珪酸ジルコニウムガラス等が使用できる。セラミッ
クの基板24としては、酸化アルミニュウム(アルミ
ナ),酸化チタン(チタニア),MgO・SiO2(ス
テアタイト)2MgO・SiO2(ホルステライト),
BeO(ベリリア),MgO・Al23(スピネル)等
が使用できる。半導体基板としては、シリコン,炭化シ
リコン,ダイヤモンド,ゲルマニウム等が使用できる。
【0021】図2において、34は印字が行われる用紙
である記録紙である。記録紙34に付着するドット径を
100〜150μmにするためには30〜100plの
インク21の液滴が8〜16m/sで噴射される必要が
ある。そのためノズル22の口径は20〜60μm、ノ
ズル22の長さは30〜60μs、ノズル22のテーパ
ーは0〜30゜、圧力室28の容積は100〜250p
l、圧力室28内で発生するバブルの体積は80〜20
0plが適当である。
【0022】本発明で使用できるインク21は水溶性,
油溶性どちらでも良い。臭い、安全性を考慮すると水溶
性の方が好ましい。インク21には、染料,湿潤材とし
てのアルコール類,グリコール類等の水可溶性有機溶
媒、界面活性剤、あるいはこれらの混合物を添加するの
がにじみ,乾燥速度,沸騰状態の調節、電極寿命、ノズ
ル22の目詰まり等にとって好ましい。さらに防腐剤も
使用される。
【0023】次に本発明に使用できるインク21の構成
の具体例を述べる。色材(染料;アゾ染料,酸性染料,
塩基性染料,直接染料,顔料;カーボンブラック,アゾ
レーキ顔料,不溶性アゾ顔料,縮合アゾ顔料,キレート
アゾ顔料,フタロシアニン顔料,ベリレン顔料,ベリノ
ン顔料,アトラキノン顔料,キナクリドン顔料,ジオキ
サジン顔料,チオインジコ顔料,イソインドリノン顔
料,キノフタロン顔料,塩基性染料型レーキ,酸性染料
型レーキ,ニトロ顔料,アニリンブラック,蛍光顔料,
酸化チタン,酸化鉄等)、溶媒(水等)、溶剤(エチル
アルコール,メチルアルコール,n−プロピルアルコー
ル,イソプロピルアルコール,n−ブチルアルコール,
sec−ブチルアルコール,tert−ブチルアルコー
ル,イソブチルアルコール,n−ペンタノール,ジエチ
レングリコール等の多価アルコールの低級ジアルキルエ
ーテル類等)、乾燥防止剤(グリセリン,尿素,ソルビ
タン,ソルビトール,イノシトール,キレート剤等)、
粘度調整剤(グリセリン等)、表面張力調整剤(ジエア
ノールアミン,トリエタノールアミン,アニオン系界面
活性剤,ノニオン系界面活性剤)、pH調整剤(水酸化
カリウム(KOH),水酸化ナトリウム(NaOH),
ジエアノールアミン等)、分散剤(蛋白質類,天然ゴム
類,セルロース誘導体,天然高分子,非イオン性高分
子,陰イオン界面活性剤,非イオン界面活性剤等)、発
泡剤(イソプロピルアルコール,多価アルコール)、酸
化防止剤(ビタミンC,亜硫酸ナトリウム,ハイドロキ
ノン,ピラゾリドン,ヒドラジン等)、防腐剤(アルコ
ール,ホルマリン,オマシンナトリウム等)等がある。
【0024】湿潤剤は、水より沸点の高いものであり、
ノズル先端の乾燥を防止するために用いられる。湿潤剤
としては、具体的には、ポリエチレングリコール,ポリ
プロピレングリコール,ブチレングリコール,ヘキシレ
ングリコール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を
含むアルキレングリコール、例えばエチレングリコール
エチルエーテル,ジエチレングリコールメチルエーテ
ル,ジエチレングリコールエチルエーテル等のジエチレ
ングリコールの低級アルキルエーテル、グリセリン等が
挙げられる。多価アルコールは0.1〜10重量%、好
ましくは0.5〜3.0重量%含有される。多価アルコ
ールが0.5重量%未満になるにつれ、インク乾燥によ
るノズル先端が目詰まり傾向となるのが認められ、多価
アルコールが3.0重量%を越えるにつれ、インク比抵
抗が上昇する傾向となるのが認められ、それぞれ好まし
くないことがわかった。
【0025】溶剤は、水及び、水と混合しうる有機溶剤
が挙げられる。有機溶剤としては、メチルアルコール,
エチルアルコール,n−プロピルアルコール,イソプロ
ピルアルコール等のアルキルアルコール、アセトン、ジ
アセトンアルコール等のケトン又はケトアルコール,ジ
メチルホルムアミド,ジメチルアセトアミド等のアミド
類、テトラヒドロフラン,ジオキサン等のエーテル類,
エチレングリコールモノメチルエーテル,エチレンブリ
コールモノエチルエーテル等のエーテルアルコール類,
水溶性高分子化合物等が挙げられる。溶剤として用いら
れている水は、30〜80重量%、好ましくは50〜7
0重量%含有される。水が50重量%未満になるにつ
れ、紙への浸透性が向上する傾向が認められ、水が70
重量%を越えるにつれ、紙への浸透性が低下する傾向が
認められ、それぞれ好ましくないことがわかった。
【0026】インクジェット用インクには、さらに、液
物性を調整するため、界面活性剤,pH調整剤,粘度調
整剤等を添加する場合がある。
【0027】表面張力調整剤はインクジェット用インク
の速乾性を上げるために添加すると同時にインクジェッ
ト用インクの蒸発も防止し、調整剤としては、水溶性有
機溶媒,界面活性剤を用いるのが好ましい。水溶性有機
溶媒は、上記溶剤の中より選択されても良い。界面活性
剤として具体的には、脂肪酸塩類,高級アルコール硫酸
エステル塩類,液体脂肪油硫酸エステル塩類,脂肪アル
コールリン酸エステル塩類,二塩基性脂肪酸エステルの
スルホン塩類,脂肪酸アミドスルホン酸塩類,アルキル
アリルスルホン酸塩類,ホルマリン縮合のナフタリンス
ルホン酸塩類,アルキルピリジウム塩,ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル類,ポリオキシエチレンアルキル
フェニールエーテル類,ポリオキシエチレンアルキルエ
ステル類,ソルビタンアルキルエステル類,ポリオキシ
エチレンソルビタンアルキルエステル類を挙げることが
できる。
【0028】pH調整剤としては、調合されるインクジ
ェット用インクに悪影響を及ぼさずに、所望のpH値に
調整できるものであればよいが、具体的には、低級アル
カノールアミン,アルカリ金属水酸化物の1価の水酸化
物,水酸化アンモニウム等が挙げられる。
【0029】粘度調整剤は、インクジェット用インクの
粘度を調整するものであり、具体的には、ポリビニルア
ルコール,ヒドロキシプロピルセルロース,カルボキシ
メチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,メチ
ルセルロース,水溶性アクリル樹脂,ポリビニルピロリ
ドン,アラビアゴムスターチ等が挙げられる。
【0030】更に、記録紙34に付着する場合のインク
21の被膜の強度を補強するために、アルキッド樹脂,
アクリル樹脂,アクリルアミド樹脂,ポリビニルアルコ
ール,ポリビニルピロリドン等の樹脂重合体が添加され
ても良い。また、カビ防止剤を添加するのが長期保存時
の信頼性確保の点で有利である。
【0031】本発明において用いられるインクジェット
用インクの粘度は10cp以下、好ましくは5cp以下
である。粘度が5cpを越えるにつれ、インク滴のノズ
ル孔からの吐出に不都合が生じる傾向にあるのが認めら
れ、好ましくないことがわかった。表面張力は28〜5
5dyne/cm、好ましくは30〜45dyne/c
mである。表面張力が30dyne/cm未満になるに
つれ、印字の細線にじみが悪化し、印字濃度が低下する
傾向があることが認められ、表面張力が、45dyne
/cmを越えるにつれ、色重ね印字の色にじみ性が低下
する傾向にあることが認められ、それぞれ好ましくない
ことがわかった。pHは6〜10、好ましくは7〜9で
ある。pHが6未満になるにつれ、染料の溶解安定性が
低下する傾向にあるのが認められ、pHが10を越える
につれ、染料の退色が発生する傾向にあるのが認めら
れ、それぞれ好ましくないことがわかった。
【0032】上記各構成要素よりなるインクジェットヘ
ッドにおいて、ノズル22からインク21の液滴を噴射
する動作については、従来例と同じため説明を省略す
る。
【0033】図4において、35はインクカートリッジ
32内部に設けられたインクタンク、36はインク21
に含まれる塵埃を除去するためのインクフィルタであ
る。
【0034】図4に示すように、図1,図2,図3にお
いて説明したインク噴射部を有するインクジェットヘッ
ド31は、インクカートリッジ32にとりつけられる。
このインクカートリッジ32内部に設けられたインクタ
ンク35にはインク21が貯蔵されており、インクタン
ク35に貯蔵されているインク21は、インクフィルタ
36通過時に塵埃を除去され、インク導入溝33を通
り、共通インク室30に流入する。
【0035】本発明に使用されるインクタンク35は、
インクカートリッジ32と一体に構成された一体型で
も、着脱自在に構成された分離型でも良い。
【0036】インクフィルタ36は10ミクロン程度の
ろ過粒度を有するようにステンレス等の金属を立体的に
編んだものが信頼性面で有利である。
【0037】印字品質を向上させるための条件として、
ノズル22に静的な負圧をかけておくことの重要性がか
ねてから知られている。負圧をかけることによってノズ
ル22部分のインク21の液面が負メニスカスとなり、
インク21を内部に引き込み、着弾精度の向上、余分液
滴(エキストラドット)の減少等を防ぐことができる。
【0038】ノズル22の負圧を発生させるために、イ
ンクタンク35内にポリウレタンフォームで構成された
スポンジを充填させたり、インクタンク35内外にバネ
部材を設ける等の負圧発生手段を配設することが望まし
い。
【0039】図5は本発明の一実施の形態におけるイン
クジェットヘッド31を用いたインクジェットプリンタ
の部分断面図であり、図5において、37はインクカー
トリッジ32を固定するためのキャリッジ、38はキャ
リッジ37を誘導するガイドシャフト、39は記録紙3
4を搬送するプラテンローラである。
【0040】図5に示すように、キャリッジ37に固定
されたインクカートリッジ32は、コンピュータ機器等
の端末機器から送られてくる信号に応じてガイドシャフ
ト38に沿ってシリアルに往復運動を行う。このとき、
インクジェットヘッド31(図4参照)はインクカート
リッジ32の下面に設けられており、プラテンローラ3
9によって搬送される記録紙34に印字を行う。
【0041】本発明が使用されるインクジェットプリン
タは、1個または複数のインクジェットヘッド31をキ
ャリッジ32に搭載し、記録紙34の前面を主走査方向
に往復移動しながらインクジェットヘッド31よりイン
ク21を吐出し、記録紙34は副走査方向に所定の量だ
け送られることで記録を行う、所謂シリアル型インクジ
ェットプリンタでも、インクジェットヘッド31が記録
紙34の主走査方向全幅にわたって設けられ、記録紙3
4が副走査方向に所定の量だけ送られることで記録を行
う、所謂ライン型インクジェットプリンタでも良い。
【0042】また、1個または複数のインクジェットヘ
ッド31をキャリッジ32に搭載し、記録紙34の前面
を主走査方向、および副走査方向に移動しながらインク
ジェットヘッド31よりインク21を吐出し、記録す
る、所謂プロッタ型インクジェットプリンタでも良い。
【0043】以上のように本発明の一実施の形態によれ
ば、細長い形状の圧力室28をノズル22とインク流路
29の間に置くことでインク噴射部を一列に高密度の配
置を行うことが可能となると共に、基板24の側面と、
インクカートリッジ32のインクタンク35からインク
ジェットヘッド31にインク21を供給するインク導入
溝33とで囲まれて形成される穴とノズルプレート23
により共通インク室30を形成することで、インクジェ
ットヘッド31の平面型の面積を従来の半分以下にする
ことができる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、インク噴射部を一列に集約配置することでインク噴
射部の配列高密度化が実現でき、基板のバブル発生手段
が設けられた面とは直角な面を流路の一部とすることで
基板の穴が不要となり、インクジェットヘッドを従来よ
り大幅に小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるインクジェット
ヘッドの部分断面図
【図2】図1に示す本発明の一実施の形態におけるイン
クジェットヘッドの線B−B’断面図
【図3】本発明の一実施の形態におけるインクジェット
ヘッドの一部を切欠した斜視図
【図4】本発明の一実施の形態におけるインクジェット
ヘッドが組み込まれたインクカートリッジの一部を切欠
した斜視図
【図5】本発明の一実施の形態におけるインクジェット
ヘッドを用いたインクジェットプリンタの部分断面図
【図6】従来のインクジェットヘッドの部分断面図
【図7】従来のインクジェットヘッドを示す図6の線A
−A’断面図
【符号の説明】
21 インク 22 ノズル 23 ノズルプレート 24 基板 25 ヒーター部 26 信号発生部 27 流路部材 28 圧力室 29 インク流路 30 共通インク室 31 インクジェットヘッド 32 インクカートリッジ 33 インク導入溝 34 記録紙 35 インクタンク 36 インクフィルタ 37 キャリッジ 38 ガイドシャフト 39 プラテンローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バブルの発生による圧力でインクを記録紙
    に噴射するインクジェットヘッドであって、バブル発生
    手段と、前記バブル発生手段を表面に有する基板と、前
    記バブル発生手段へインクを導くインク流路と、前記バ
    ブル発生手段により圧力を与えられたインクを噴射力に
    変換するための圧力室と、噴射力を得たインクをインク
    滴に生成し前記基板の前記バブル発生手段を有する面に
    対して垂直方向の速度ベクトルを与えるノズルが形成さ
    れたノズル板とを備え、前記基板における前記バブル発
    生手段および前記圧力室の位置をノズルのインク噴射方
    向に対して反対方向の位置とは異なる位置としたことを
    特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】前記圧力室のインクが流れる方向の長さ
    が、インクの流れる方向に対し直角な方向の長さの1.
    5倍以上であることを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェットヘッド。
  3. 【請求項3】前記基板の前記バブル発生手段が設けられ
    た面とは直角な面が、前記インク流路に供給されるイン
    クの流路の一部を構成することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載のインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】前記バブル発生手段が一対の電極により導
    電性のインクに通電を行うものであることを特徴とする
    請求項1、請求項2または請求項3記載のインクジェッ
    トヘッド。
JP7289487A 1995-11-08 1995-11-08 インクジェットヘッド Pending JPH09131869A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011136575A (ja) * 2011-03-02 2011-07-14 Canon Inc 液体吐出記録ヘッド
JP2019177538A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社リコー インク吐出装置、及び記録方法
JP2023180762A (ja) * 2022-06-10 2023-12-21 株式会社リコー 液体吐出ヘッド、液体吐出装置

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