JPH1044422A - インク吐出装置 - Google Patents

インク吐出装置

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Publication number
JPH1044422A
JPH1044422A JP8203377A JP20337796A JPH1044422A JP H1044422 A JPH1044422 A JP H1044422A JP 8203377 A JP8203377 A JP 8203377A JP 20337796 A JP20337796 A JP 20337796A JP H1044422 A JPH1044422 A JP H1044422A
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JP
Japan
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ink
small
nozzle
electrodes
pressure chamber
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Application number
JP8203377A
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English (en)
Inventor
Hideaki Horio
英明 堀尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク滴の大きさを変化させて面積階調によ
る高印字品質の画像を得ることのできるインク吐出装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 圧力室12内に一対の電極13,14
と、小ノズル19、大ノズル20を設け、小ノズル19
を大ノズル20により電極13,14近傍に配置し、小
液滴を吐出し小ドットを得るときには電極13,14に
大電圧を印加し小沸騰気泡を圧力室12内に発生させ、
大ドットを得るときには電極13,14に電圧を印加し
大沸騰気泡を圧力室12内に発生させてドットの面積階
調による高印字品質の画面を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴の大きさ
を変化させるインク吐出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インク吐出装置を用いたインクジ
ェットプリンタは、記録時の静粛性、高速記録が可能、
カラー化が容易といった点から家庭用、オフィス用コン
ピュータの出力用プリンタとして広く利用されるように
なってきた。このようなインクジェットプリンタはイン
クを小滴化し飛翔させ、被印刷物に付着させて記録を行
うもので、小滴の発声法や飛翔方向の制御法によってコ
ンティニアス方式とオンデマンド方式に大別される。
【0003】コンティニアス方式は、例えば米国特許第
3060429号に開示されている方式であって、イン
クの小滴化を静電吸引的に行い、発生した小滴を記録信
号に応じて電解制御し、被印刷物上に小滴を選択的に付
着させて記録を行うものであり、小滴の発生に高電圧を
要し、マルチノズル化が困難であるので高速記録には不
適である。
【0004】一方、オンデマンド方式は、例えば米国特
許第3747120号に開示されている方式で、小滴を
吐出するノズル孔を有する記録ヘッドに付設されている
ピエゾ振動素子に、電気的な記録信号を付加し、この電
気記録信号をピエゾ振動素子の機械的振動に変え、機械
的振動に従ってノズル孔より小滴を吐出させて被印刷物
に付着させることで記録を行うものであり、オンデマン
トでインクをノズル孔より吐出して記録を行うため、コ
ンティニアス方式のように吐出飛翔する小滴の中、画像
の記録に要さなかった小滴を回収することが不要である
ため、シンプルな構成が可能であるが、記録ヘッドの加
工の困難さや、ピエゾ振動素子の小型化が極めて困難で
マルチノズル化が難しく、ピエゾ素子の機械振動という
機械的エネルギーで小滴の飛翔を行うので高速記録に向
かないこと、等の欠点を有する。
【0005】また、特公昭61−59911号公報,特
公昭62−11035号公報,特公昭61−59914
号公報には発熱抵抗体により沸騰を生起させ液滴を飛翔
させる方式の記録法が開示されている。
【0006】オンデマント方式の他の例として米国特許
第3179042号に開示されている方式はピエゾ振動
素子等の手段による機械的振動エネルギーを利用する代
わりに熱エネルギーを利用することが記載されている。
機械的振動エネルギーを利用する方式と比較しエネルギ
ー変換効率が高い、マルチノズル化が容易であるといっ
た特徴がある。
【0007】次に、その吐出原理について説明する。図
9は熱エネルギーを利用した従来のインク吐出装置の構
成図である。図9において1は導電性インク、2は導電
性インク1で満たされたインク室、3は導電性インク1
を収容するインクタンク、4,5は導電性インク1の液
面以下に配置された一対の電極、6は電圧印加手段、7
は電圧印加手段6のスイッチ、8は導電性インク1を吐
出するノズル、9は被印刷物、10はノズル8から吐出
されるインク滴である。
【0008】電極4,5に電圧を印加すると、導電性イ
ンク1に電流が流れ、そのジュール熱で電極4,5の先
端間の導電性インク1の一部が気化する。更にその気化
された導電性インク1の蒸気はノズル8から被印刷物9
の表面にインク滴10を吐出させるのに十分な圧力を発
生するまで膨張する。スイッチ7により電極4,5に選
択的に電圧を印加することで、導電性インク1を吐出す
るノズル8を選び被印刷物9に所望の文字を形成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、ノズル8の吐出径は一種類しかなく吐出す
るインク滴10の大きさを変化させることができず、ド
ットの面積階調による高品質な印刷結果を得ることは困
難であるという問題点を有していた。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
のでインク滴の大きさを変化させて面積階調による高印
字品質の画像を得ることのできるインク吐出装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、インクを収容する圧力室に設けられたイン
クを吐出する大きさの異なる複数のノズルを備えたもの
で、この構成により大きさの異なるインク滴を得ること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、インクを収容する圧力室と、この圧力室に設けられ
たインクを吐出する大きさの異なる複数のノズルと、こ
のノズルよりインクを吐出させる吐出手段とを備えたも
のであり、小ドットを得るときには、小出口径ノズルよ
り小インク滴を吐出させ、大ドットを得るときには、
大,小出口径のノズルよりインク滴を吐出させるように
したもので、この構成により大きさの異なるインク滴を
得ることができるという作用を有する。
【0013】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1記載の発明において、複数のノズルのうち小さ
いノズルを大きいノズルより吐出手段の近傍に設けたも
のであり、小ドットを得るときと、大ドットを得るとき
の吐出手段の吐出力の差を大きくすることができるとい
う作用を有する。
【0014】以下本発明の実施の形態について図1,図
2,図3,図4,図5,図6,図7,図8を用いて説明
する。
【0015】図1は本発明の一実施の形態におけるイン
ク吐出装置の横断断面図であり、図2は本発明の一実施
の形態におけるインク吐出装置の縦断面図である。図
1,図2において11は導電性インク、12は導電性イ
ンク11で満たされた圧力室、13,14は圧力室12
内に設けられた一対の電極、15は電極13,14が配
置されている基板、16は駆動電圧印加手段、17はノ
ズル板、18はインク流路である。19は小インク滴を
吐出するための小ノズル、20は大インク滴を吐出する
ための大ノズルである。
【0016】図3は本発明の一実施の形態におけるイン
ク吐出装置のヘッドチップの部分断面図である。図3に
おいて、25はヘッドチップ、24は共通インク室であ
る。
【0017】図4は本発明の一実施の形態におけるイン
ク吐出装置のインクジェットヘッドとインクタンクの構
成図である。図4において、27はヘッドチップ25を
とりつけるインクカートリッジ、28はインクカートリ
ッジ27内に設けられたインクタンク、29はインクタ
ンク28内の導電性インク11に含まれるゴミ、塵など
を除去するインクフィルター、30は導電性インク11
を共通インク室24に導くインク導入路である。
【0018】図5は本発明の一実施の形態におけるイン
ク吐出装置が用いられるプリンタの構成図である。図5
において、32は挿入されたインクカートリッジ27を
固定するキャリッジ、33はシリアルに往復するキャリ
ッジ32を導くガイドシャフト、35は被印刷物9を送
るプラテンローラである。
【0019】図6は本発明の一実施の形態におけるイン
ク吐出装置の小インク滴を吐出するときの動作説明図で
ある。図6において、36は小沸騰気泡、37は大ノズ
ル20で盛り上がるメニスカス、38は小ノズル19か
ら吐出された小インク滴である。
【0020】図7は本発明の一実施の形態におけるイン
ク吐出装置の大インク滴を吐出するときの動作説明図で
ある。図7において、39は大沸騰気泡、40は大ノズ
ル20から吐出した大インク滴である。
【0021】図8は本発明の一実施の形態におけるイン
ク吐出装置の大,小ドットの様子を示した図である。
【0022】以上のように構成されたインク吐出装置に
ついて図6、図7、図8を用いて以下にその動作を説明
する。
【0023】小インク滴38を吐出するとき電極13,
14間に大電圧を印加すると、導電性インク11に電流
が流れ、l(t):電圧印加からの時間経過に伴い変化
する導電性インク11間に流れる電流値、R:導電性イ
ンク11の抵抗、t:電圧印加開始からの時間とすると
き、l2×R×△tの0〜tまでの積分で表される電流
のジュール損失によって電流が流れた部分の導電性イン
ク11が自己発熱し、時間経過に伴い電流が流れた導電
性インク11の電流通過部の最も高温の部分より沸騰が
始まり、導電性インク11が加熱され、ついに図6
(b)に示すように小沸騰気泡36が発生する。この小
沸騰気泡36の膨張にともない導電性インク11内の電
流は小沸騰気泡36が絶縁体でその中を電流が通過でき
ないため電流値が小さくなる。そして小沸騰気泡36の
膨張により、圧力室12内の導電性インク11の圧力が
急激に高まる。この高圧になった導電性インク11は小
ノズル19と大ノズル20とインク流路18の方向へ移
動しようとするが、急激な圧力変化による急な導電性イ
ンク11の流れには流体的な抵抗がインク流路18の方
が小ノズル19および大ノズル20より大きいため、圧
力変化による急激な導電性インク11の流れは小ノズル
19および大ノズル20へ向かう。小沸騰気泡36は大
ノズル20より小ノズル19の近くにあり、圧力損出は
大ノズル20が小ノズル19より大きい。よって、小ノ
ズル19からはメニスカス面を破って、小インク滴38
が吐出し、大ノズル20ではメニスカス37が盛り上が
るのみであり、導電性インク11は吐出されない。そし
て吐出された小インク滴38により被印刷物9に小ドッ
ト22が形成される。
【0024】また、大インク滴40を吐出するとき電極
13,14間に小電圧を印加すると、導電性インク11
に電流が流れ、l(t):電圧印加からの時間経過に伴
い変化する導電性インク11間に流れる電流値、R:導
電性インク11の抵抗、t:電圧印加開始からの時間と
するとき、l2×R×△tの0〜tまでの積分で表され
る電流のジュール損失によって電流が流れた部分の導電
性インク11が自己発熱し、時間の経過に伴い電流が流
れた導電性インク11の電流通過部の最も高温の部分よ
り沸騰が始まり、導電性インク11が加熱され、ついに
図7に示すように大沸騰気泡39が発生する。この大沸
騰気泡39の膨張にともない導電性インク11内の電流
は大沸騰気泡39が絶縁体でその中を電流が通過できな
いため電流値が小さくなる。そして大沸騰気泡39の膨
張により、圧力室12内の導電性インク11の圧力が急
激に高まる。この高圧になった導電性インク11は小ノ
ズル19と大ノズル20とインク流路18の方向へ移動
しようとするが、急激な圧力変化による急な導電性イン
ク11の流れには流体的な抵抗がインク流路18の方が
大ノズル19および大ノズル20より大きいため、圧力
変化による急激な導電性インク11の流れは小ノズル1
9および大ノズル20へ向かう。大沸騰気泡39は大ノ
ズル20より小ノズル19の近くにあり、圧力損失は大
ノズル20が小ノズル19より大きいが、大沸騰気泡3
9の発生圧力は十分に大きいために、小ノズル19から
小インク滴38が大ノズル20からは大インク滴40が
吐出し、吐出された大インク滴40,小インク滴38に
より図8に示すように被印刷物9に小ドット22を内部
に含む大ドット23が形成される。
【0025】沸騰後、大沸騰気泡39,小沸騰気泡36
の熱が導電性インク11、電極13,14へ奪われ、大
沸騰気泡39、小沸騰気泡36が急激に収縮する。大沸
騰気泡39、小沸騰気泡36の消滅にともない圧力室1
2内の導電性インク11は、消滅時の負圧により攪拌さ
れ電流通過部から再び沸騰を開始するのには数マイクロ
秒以上の加熱時間を必要とする。この沸騰を開始するま
での間に、駆動電圧印加手段16は電極13,14間へ
の電圧の印加を中止し導電性インク11の2重沸騰によ
る不必要な大インク滴40,小インク滴38の飛翔を防
止する。大インク滴40,小インク滴38の形成により
消費された導電性インク11は導電性インク11の表面
張力により常時インク流路18より圧力室12へ補給さ
れ待機状態に戻る。圧力室12内の導電性インク11の
温度分布は熱伝導により待機状態の間に初期状態にもど
っている。以上の動作を繰り返すことにより、例えばコ
ンピュータ等から送られて来る印字信号に応じて、キャ
リッジ32へ装着されたインクカートリッジ27がガイ
ドシャフト33に沿って往復運動し、キャリッジ32の
位置にあわせて駆動電圧印加手段16が任意の電極1
3,14間に駆動電圧を印加し、小インク滴38,大イ
ンク滴40が連続的に生成され、プラテンローラ35に
よって送られる被印刷物9に付着し、被印刷物9への大
ドット23,小ドット22による印字が可能となる。
【0026】導電性インク11は、印字動作にともな
い、インクタンク28よりインクフィルター29を介し
てインク導入路30を通り共通インク室24に入り、共
通インク室24より圧力室12へ供給される。
【0027】本発明が使用される記録装置は、1個また
は複数の記録ヘッドをキャリッジに搭載し、被記録材の
前面を主走査方向に往復移動しながら記録ヘッドよりイ
ンクを吐出し、被記録材は副走査方向に所定の量だけ送
られることで記録を行う所謂、シリアル型記録装置で
も、記録ヘッドが被記録材の主走査方向全幅にわたって
設けられ、被記録材が副走査方向に所定の量だけ送られ
ることで記録を行う所謂、ライン型記録装置でもどちら
でも良い。
【0028】また、1個または複数の記録ヘッドをキャ
リッジに搭載し、被記録材の前面を主走査方向、および
副走査方向に移動しながら記録ヘッドよりインクを吐出
し、記録する所謂プロッタ型記録装置でも良い。
【0029】また、本発明で使用できるインクは水溶
性、油溶性のどちらでも良い。臭い、安全性を考慮する
と水溶性の方が好ましい。インクには、染料、湿潤材と
してのアルコール類、グリコール類等の水可溶性有機溶
媒、界面活性剤、あるいはこれらの混合物を添加するの
がにじみ、乾燥速度、沸騰状態の調節、電極寿命、ノズ
ル目詰まり等にとっては好ましい。さらに防腐剤も使用
される。具体的にはトリケップス社「インクジェット記
録技術」P177に記載のもの、日経エレクトロニク
ス、No.303,1982.11.8号、電子写真学
会誌、vol.24、354(1985)、「第4回ノ
ンインパクトプリンティング技術シンポジウム論文
集」、電子写真学会93(1987)、繊維と工業,v
ol.47,212,(1991)、特開昭63−15
79等に記載のある素材を使用することができる。
【0030】次に、本発明に使用できるインクの構成の
具体例を述べる。色材(染料;アゾ染料、酸性染料、塩
基性染料、直接染料、顔料;カーボンブラック、アゾレ
ーキ顔料、不浴性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートア
ゾ顔料、フタロシアニン顔料、ベリレン顔料、ベリノン
願料、アトラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサ
ジン顔料、チオインジコ顔料、イソインドリノン顔料、
キノフタロン顔料、塩基性染料型レーキ、酸性染料型レ
ーキ、ニトロ顔料、アニリンブラック、蛍光顔料、酸化
チタン、酸化鉄等)、溶媒(水等)、溶剤(エチルアル
コール、メチルアルコール、n−プロピルアルコール、
イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、se
c−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、
イソブチルアルコール、n−ペンタノール、ジエチレン
グリコール等の多価アルコールの低級ジアルキルエーテ
ル類等)、乾燥防止剤(グリセリン、尿素、ソルビタ
ン、ソルビトール、イノシトール、キレート剤等)、粘
度調整材(グリセリン等)、表面張力調整剤(ジエアノ
ールアミン、トリエタノールアミン、アニオン系界面活
性剤、ノニオン系界面活性剤)、pH調整剤(水酸化カ
リウム(KOH)、水酸化ナトリウム(NaOH)、ジ
エアノールアミン等)、分散剤(蛋白質類、天然ゴム
類、セルロース誘電体、天然高分子、非イオン性高分
子、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤等)、発
泡剤(イソプロピルアルコール、多価アルコール)、酸
化防止剤(ビタミンC、亜硫酸ナトリウム、ハイドロキ
ノン、ピラゾリドン、ヒドラジン等)、防腐剤(アルコ
ール、ホルマリン、オマシンナトリウム等)等がある。
導電性インクについてはUSP4,536,776(特
開昭59−129274号公報)に「染料の水性混合物
から成る選択的なインクジェット印刷機のためのインク
において、この混合物が、1cm当たり15ないし50
オームの比抵抗をインクに与えるような量の加水分解塩
から成ることを特徴とするインク」が開示されている。
特開平5−179182(DIC)に「水と着色剤を含
有するインクジェット記録用水性インク組成物におい
て、アルカノールアミンまたはエチレンオキシド付加物
及びまたはプロピレンオキシド付加物と、ハロゲン化水
素からなる塩を含有することを特徴とするインク」が開
示されている。また特公平2−5785号公報には無機
塩類について具体的な記載がある。本発明にて用いられ
る導電性付与剤としてはリチウム(Li)等からなるア
ルカリ金属化合物塩、硫酸アンモニウム、塩化リチウ
ム、塩化ナトリウム、塩化カリウム等の無機塩類、及び
有機塩類どちらでも良いが4級有機アンモニウム塩の誘
導体が好ましく使用できる。化合物の具体的な例として
は、モノエタノールアミン硫酸塩、ジエタノールアミン
硫酸塩、トリエタノールアミン硫酸塩、モノエタノール
アミン硝酸塩、ジエタノールアミン硝酸塩、トリエタノ
ールアミン硝酸塩、モノエタノールアミンリン酸塩、ジ
エタノールアミンリン酸塩、トリエタノールアミンリン
酸塩、ジメタノールアミン硫酸塩、トリメタノールアミ
ン硫酸塩、ジエチルアミン硫酸塩、トリエチルアミン硫
酸塩、ジメチルアミン硫酸塩、トリメチルアミン硫酸
塩、モノプロピルアミン硫酸塩、ジプロピルアミン硫酸
塩、トリプロピルアミン硫酸塩、フェニルアミン硫酸
塩、ジフェニルアミン硫酸塩、ジメチレンアミン硫酸
塩、トリメチレンアミン硫酸塩、ジエチレンアミン硫酸
塩、トリエチレンアミン硫酸塩、ジプロピレンアミン硫
酸塩、トリプロピレンアミン硫酸塩、ピリジン硫酸塩、
ピロール硫酸塩等を挙げることができる。
【0031】湿潤剤は、水より沸点の高いものであり、
大ノズル20,小ノズル19の先端の乾燥を防止するた
めに用いられる。湿潤剤としては、具体的には、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレ
ングリコール、ヘキシレングリコール等のアルキレン基
が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール、例
えばエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレング
リコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチル
エーテル等のジエチレングリコールの低級アルキルエー
テル、グリセリン等が挙げられる。多価アルコールは
0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜3.0重量%
含有される。多価アルコールが0.5重量%未満になる
につれ、インク乾燥によるノズル先端が目詰まり傾向と
なるのが認められ、多価アルコールが3.0重量%を超
えるにつれ、インク比抵抗が上昇する傾向となるのが認
められ、それぞれ好ましくないことがわかった。
【0032】溶剤は、水、及び、水と混合しうる有機溶
剤が挙げられる。有機溶剤としては、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、等のアルキルアルコール、アセト
ン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコー
ル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトンアミド等
のアミド類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチ
レンブリコールモノエチルエーテル等のエーテルアルコ
ール類、水溶性高分子化合物等が挙げられる。溶剤とし
て用いられている水は、30〜80重量%、好ましくは
50〜70重量%含有される。水が50重量%未満にな
るにつれ、紙への浸透性が向上する傾向が認められ、水
が70重量%を超えるにつれ、紙への浸透性が低下する
傾向が認められ、それぞれ好ましくないことがわかっ
た。
【0033】インクには、さらに、液物性を調整するた
め、界面活性剤、pH調整剤、粘度調整剤等を添加する
場合がある。
【0034】表面張力調整剤はインクの速乾性を上げる
ために添加すると同時にインクジェット用インクの蒸発
も防止し、調整剤としては、水溶性有機溶媒、界面活性
剤を用いるのが好ましい。水溶性有機溶媒は、上記溶剤
の中より選択されても良い。界面活性剤は界面活性剤と
して具体的には、脂肪酸塩類、高級アルコール硫酸エス
テル塩類、液体脂肪油硫酸エステル塩類、脂肪アルコー
ルリン酸エステル塩類、二塩基性脂肪酸エステルのスル
ホン塩類、脂肪酸アミドスルホン酸塩類、アルキルアリ
ルスルホン酸塩類、ホルマリン縮合のナフタリンスルホ
ン酸塩類、アルキルピリジウム塩、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニールエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステ
ル類、ソルビタンアルキルエステル類、ポリオキシエチ
レンソルビタンアルキルエステル類を挙げることができ
る。
【0035】pH調整剤としては、調合されるインクジ
ェット用インクに悪影響を及ぼさずに、所望のpH値に
調整できるものであればよいが、具体的には、低級アル
カノールアミン、アルカリ金属水酸化物の1価の水酸化
物、水酸化アンモニウム等が挙げられる。
【0036】粘度調整剤は、インクの粘度を調整するも
のであり、具体的には、ポリビニルアルコール、ヒドロ
キシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、
水溶性アクリル樹脂、ポリビニルピロリドン、アラビア
ゴムスターチ等が挙げられる。
【0037】更に、印刷用紙に付着する場合のインクの
被膜の強度を補強するために、アルキッド樹脂、アクリ
ル樹脂、アクリルアミド樹脂、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン等の樹脂重合体が添加されても良
い。また、カビ防止剤を添加するのが長期保存時の信頼
性確保の点で有利である。
【0038】基板15の材料としては、ガラス、セラミ
ック等の絶縁材料、半導体、表面を高抵抗材料で被覆し
た金属、金属合金、絶縁物、半導体が使用できる。ガラ
スの基板15としては、カリ石灰ガラス、ソーダ石灰ガ
ラス、硼珪酸ガラス、クラウンガラス、亜鉛クラウンガ
ラス、ソーダカリガラス、バリウム硼珪酸ガラス、96
%珪酸ガラス、99.5%珪酸ガラス、リン酸ガラス、
低融点ガラス、リチウム珪酸ガラス、亜鉛アルミ珪酸ガ
ラス、珪酸ジルコニウムガラス等が使用できる。セラミ
ックの基板15としては、酸化アルミニュウム(アルミ
ナ)、酸化チタン(チタニア)、MgO・SiO2(ス
テアタイト)2MgO・SiO2(ホルステライト)、
BeO(ベリリア)、MgO・Al23(スピネル)等
が使用できる。半導体の基板15としては、シリコン、
炭化シリコン、ダイアモンド、ゲルマニウム等が使用で
きる。電極13,14の材料としては、Ti族金属(T
i、Zr、Hf)、白金族金属(Pt,Ru,Ph,P
d,Os,Ir)、高融点金属(W,Ta,Mo)、そ
の他V,Cr,Fe,Co,Ni,Nb,Au,Ag,
Al等の単金属又はこれらの合金(Ni−Fe、NiC
r、TiCr等)が使用できる。またこれらの酸化物
(酸化チタン、酸化ハフニウム、酸化錫、酸化インジウ
ム等)、窒化物(窒化チタン、窒化クロム等)、炭化物
(炭化チタン、炭化タングステン等)、消化物も使用で
きる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、印加する
電圧の大小により吐出するインク滴の量を切り替えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるインク吐出装置
の横断面図
【図2】本発明の一実施の形態におけるインク吐出装置
の縦断面図
【図3】本発明の一実施の形態におけるインク吐出装置
のヘッドチップの部分断面図
【図4】本発明の一実施の形態におけるインク吐出装置
のインクジェットヘッドとインクタンクの構成図
【図5】本発明の一実施の形態におけるインク吐出装置
が用いられるプリンタの構成図
【図6】本発明の一実施の形態におけるインク吐出装置
の小インク滴を吐出するときの動作説明図
【図7】本発明の一実施の形態におけるインク吐出装置
の大インク滴を吐出するときの動作説明図
【図8】本発明の一実施の形態におけるインク吐出装置
の大,小ドットの様子を示した図
【図9】熱エネルギーを利用した従来のインク吐出装置
の構成図
【符号の説明】
9 被印刷物 11 導電性インク 12 圧力室 13 電極 14 電極 15 基板 16 駆動電圧印加手段 17 ノズル板 18 インク流路 19 小ノズル 20 大ノズル 22 小ドット 23 大ドット 24 共通インク室 25 ヘッドチップ 27 インクカートリッジ 28 インクタンク 29 インクフィルター 30 インク導入路 32 キャリッジ 33 ガイドシャフト 35 プラテンローラ 36 小沸騰気泡 37 メニスカス 38 小インク滴 39 大沸騰気泡 40 大インク滴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを収容する圧力室と、前記圧力室に
    設けられたインクを吐出する大きさの異なる複数のノズ
    ルと、前記ノズルよりインクを吐出させる吐出手段とを
    備えたことを特徴とするインク吐出装置。
  2. 【請求項2】複数の前記ノズルのうち小さいノズルを大
    きいノズルより前記吐出手段の近傍に設けたことを特徴
    とする請求項1記載のインク吐出装置。
JP8203377A 1996-08-01 1996-08-01 インク吐出装置 Pending JPH1044422A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7374608B2 (en) 2000-09-29 2008-05-20 Ricoh Company, Ltd. Ink for ink jet recording, ink jet recording method, ink cartridge and ink jet recording apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7374608B2 (en) 2000-09-29 2008-05-20 Ricoh Company, Ltd. Ink for ink jet recording, ink jet recording method, ink cartridge and ink jet recording apparatus

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