JPH09132221A - 食品包装用積層フイルム - Google Patents

食品包装用積層フイルム

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JPH09132221A
JPH09132221A JP7315986A JP31598695A JPH09132221A JP H09132221 A JPH09132221 A JP H09132221A JP 7315986 A JP7315986 A JP 7315986A JP 31598695 A JP31598695 A JP 31598695A JP H09132221 A JPH09132221 A JP H09132221A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外気が低湿度状態であっても一定範囲の炭酸ガ
ス透過度を有する食品包装用フイルムを提供すること。 【解決手段】外層、中間層および内層より成り、前記中
間層は、ケン化PVA100重量部、アルキレングリコ
ール、ヒドロキシ酸およびそれらの重合体の群から選ば
れた化合物3〜200重量部、ならびに、EVOH5〜
100重量部から構成されている積層フイルムにおい
て、前記外層の水蒸気透過度(W0 )(40℃、90%
RH)及び内層の水蒸気透過度(W1 )(40℃、90
%RH)が次式で表される食品包装用積層フイルムを使
用する。 【数1】W0 <50g/m2 ・24hr W0 <W1 /2

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品包装用積層フ
イルムに関し、詳しくは、外気が低湿度状態であっても
一定範囲の炭酸ガス透過度を有する食品包装用積層フイ
ルムに関する。
【0002】
【従来の技術】食品の多様化に伴い、包装業界において
も食品に対する最適な包装フイルムの開発が進められて
いる。例えば、発酵食品であるチーズ製品などは、熟成
および保存の期間中に炭酸ガスを発生するため、この様
な食品をプラスチックフイルムを使用して密封包装した
場合、包装体は炭酸ガスの発生により膨張し、場合によ
っては破損する。従って、炭酸ガス透過性食品包装用フ
イルムが求められている。他方、酸素はカビの発育を促
進させるため、酸素の透過し難い食品包装用フイルムが
求められている。チーズ以外の食品、例えば、ニンニク
の保存に際しても、同様な食品包装用フイルムが求めら
れている。
【0003】この様に、酸素透過度が比較的小さく且つ
酸素透過度に対して炭酸ガス透過度の大きい食品包装用
フイルムとして、本発明者らは既に特定のPVA、アル
キレングリコール重合体および特定のエチレン・酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物より構成された中間層を有する積
層フイルムが有効であることを見出した(例えば、特開
平5−222215号公報)。
【0004】ポリビニルアルコール(PVA)やエチレ
ン・酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)は、ガス
バリヤー性を有する樹脂であるが吸湿性を有している。
これらの樹脂より成るフイルムは、吸湿した状態ではガ
ス透過性は大きく、乾燥した状態ではガス透過性は小さ
くなる。従って、これらの樹脂より成るフイルムを中間
層として使用した食品包装用フイルムは、外気に接する
外層の水蒸気透過度が大きいと、中間層のガスバリヤー
性は外気の相対湿度の影響を受け易くなる。特に、外気
の相対湿度が高い場合には中間層の平衡吸水率も大きく
なる。他方、外気の相対湿度が低い場合には中間層の平
衡吸水率は小さくなり、例えば、炭酸ガスを多量に発生
する食品においては発生ガスを透過しきれず、包装フイ
ルムが膨張して実用上問題となる。従って、これらの食
品包装においては外気が低湿度の状態であっても常に一
定範囲の炭酸ガス透過度を有する食品包装用フイルムが
求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、斯かる実情
に鑑みなされたものであり、その目的は、食品包装用フ
イルムにおいて外気が低湿度状態であっても常に一定範
囲の炭酸ガス透過度を有する食品包装用フイルムの提供
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、外層、中間層および内層より成り、前記中間層は、
ケン化度60〜95モル%のポリビニルアルコール10
0重量部、アルキレングリコール、ヒドロキシ酸および
それらの重合体の群から選ばれた化合物3〜200重量
部、ならびに、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物
5〜100重量部から構成されている積層フイルムにお
いて、前記外層の水蒸気透過度(W0 )(40℃、90
%RH)及び内層の水蒸気透過度(W1 )(40℃、9
0%RH)が次式で表されることを特徴とする食品包装
用積層フイルムに存する。
【0007】
【数2】W0 <50g/m2 ・24hr W0 <W1 /2
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
中間層において使用されるケン化度60〜95モル%の
ポリビニルアルコール(以下A成分と略称する)の重合
度は、通常300〜3500、好ましくは500〜20
00の範囲である。PVAのケン化度は、通常60〜9
5モル%、好ましくは60〜90モル%、さらに好まし
くは60〜80モル%の範囲である。A成分のケン化度
が60モル%未満の場合は、得られるフイルムの酸素透
過度が大きくなり好ましくない。また、PVAはケン化
度が大きくなると融点と熱分解温度との差、すなわち、
熱成形可能な温度範囲が小さくなる。したがって、ケン
化度が極端に大きいと熱成形が困難になる。ケン化度9
5モル%以下のA成分を使用することにより熱成形可能
な温度範囲が得られるのでA成分のケン化度は95モル
%以下が好ましい。なお、A成分のケン化度が95モル
%を超えるとA成分に対するB成分の含浸性が極端に小
さくなる。
【0009】中間層において使用されるアルキレングリ
コール、ヒドロキシ酸およびそれらの重合体の群から選
ばれた化合物(以下B成分と略称する)としては、アル
キレングリコール、ヒドロキシ酸またはそれらの重合体
が挙げられる。アルキレングリコールとしては、例え
ば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4
−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール等の単量体
が挙げられる。これらの中では、1,2−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオールが好ましい。ヒドロキシ酸
およびその重合体としては、例えば、乳酸、乳酸エステ
ル及び乳酸重合体が挙げられる。これらの中では乳酸が
好ましい。上記の重合体の典型的な例としては、ポリエ
チレングリコール(PEG)が挙げられ、平均分子量4
00〜2000範囲のものが使用される。
【0010】中間層において使用されるエチレン・酢酸
ビニル共重合体ケン化物(以下C成分と略称する)とし
ては、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVO
H)が挙げられ、その成分として、エチレン含有率は、
通常20〜50モル%、好ましくは20〜45モル%、
ケン化度は、通常96%以上、好ましくは98%以上の
ものが挙げられる。
【0011】中間層において、前記のA成分、B成分お
よびC成分の他に、必要に応じて本発明の効果を阻害し
ない範囲に於いて、安定剤、粘着防止剤、滑剤、着色
剤、充填剤などを含有してもよい。
【0012】中間層において、A成分に対してB成分お
よびC成分の配合割合は、A成分100重量部に対し
て、B成分は、通常3〜200重量部、好ましくは3〜
170重量部、C成分は、通常5〜100重量部、好ま
しくは10〜80重量部の範囲である。B成分が3重量
部未満の場合は、保湿性が劣り、炭酸ガス/酸素透過度
比が改善されない。A成分100重量部に対してB成分
は、飽和含浸重量部範囲内であればよく、具体的には、
200重量部以下であればよい。200重量部を超える
場合は、成形時にB成分の散逸量も多く、B成分のフイ
ルムからのブリードアウトも大きい。C成分が5重量部
以上であることにより酸素透過度が大きくならず、10
0重量部以下であることにより炭酸ガス透過度を低下さ
せることがないので好ましい。
【0013】外層と内層を構成する熱可塑性樹脂は、例
えば、オレフィン系樹脂が挙げられる。具体的には、低
密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン
(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDP
E)、VLDPE、シングルサイト触媒を使用したエチ
レン・α−オレフィン共重合体、エチレン・プロピレン
共重合体(EPC)、ポリプロピレン(PP)、ポリス
チレン(PS)、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EV
A)、ポリ−4−メチルペンテン−1(TPX)、アイ
オノマー(IO)、エチレン・アクリレート系共重合
体、エチレン・メタクリレート系共重合体、それらの酸
変性物(グラフト重合体)等が挙げられる。
【0014】上記の熱可塑性樹脂の具体的組合せは、外
層と内層が同じ樹脂でもよく、異なっていてもよい。内
層側に熱シール性の樹脂を使用してもよい。具体的組み
合わせは、例えば、外層と内層順において、LDPEと
EVA、PPとEVA、LLDPEとVLDPE、IO
とEVA、PPとLDPE、IOとLDPE、PPとT
PX、PPとPS、PPとIO、HDPEとEVA、I
OとTPX、IOとPS、LDPEとTPX、LDPE
とPS、HDPEとTPX、HDPEとPS、LLDP
EとTPX、EVAとPS、EVAとTPX、TPXと
PS、LLDPEとPS、VLDPEとEVA、VLD
PEとTPX、VLDPEとPS等が挙げられる。
【0015】中間層と外層、中間層と内層との間に接着
性樹脂層を使用してもよい。接着性樹脂層としては、カ
ルボキシル基またはその誘導体を含有する熱可塑性ポリ
マー、例えば、マレイン酸、フマール酸などでグラフト
変性されたポリオレフィン、更に、ウレタン結合のカル
ボキシル基を有するアジピン酸系ポリエステル等を挙げ
ることが出来る。
【0016】本発明の中間層は、内層および外層の存在
下で積層フイルムの炭酸ガス透過度を一定範囲に維持し
つつ、且つ炭酸ガス/酸素透過度比を一定以上に保つた
めの機能を有している。酸素透過度を出来るだけ抑制し
たい場合にはC成分を所定範囲内で増加すればよい。中
間層の平衡吸水率を外気の相対湿度に拘らず一定値以上
に保つことにより、中間層の炭酸ガス透過度は、外気の
相対湿度の変動に余り影響されずに保たれる。ここで中
間層の平衡吸水率とは中間層がおかれている雰囲気の温
度、相対湿度で平衡状態になっているときの中間層の吸
水量を乾燥状態の中間層重量に対する百分率で表したも
のである。中間層は、外気の相対湿度が低い場合(例え
ば20%RH)でも、平衡吸水率を、通常8重量%以
上、好ましくは10重量%以上に保つことが必要であ
る。平衡吸水率が8重量%未満の場合、炭酸ガス透過度
が低くなり、炭酸ガスの透過を十分に行えない場合が生
じる。
【0017】中間層を上記条件に保つため、外層の水蒸
気透過度(g/m2 ・24hr、40℃、90%RH)
は、通常内層の水蒸気透過度(g/m2 ・24hr、4
0℃、90%RH)の1/2以下、好ましくは1/3以
下で、かつ、外層の水蒸気透過度は、通常50(g/m
2 ・24hr、40℃、90%RH)以下、好ましくは
45(g/m2 ・24hr、40℃、90%RH)以下
である。外気の相対湿度が低い場合でも、外層の水蒸気
透過度が50(g/m2 ・24hr、40℃、90%R
H)以下であるならば、中間層は外気の湿度の影響を受
け難い。
【0018】外層の水蒸気透過度が内層の水蒸気透過度
の1/2以下であり、外層の水蒸気透過度が50(g/
2 ・24hr、40℃、90%RH)以下であること
により、中間層は内容物の水分の影響を受けて中間層の
平衡吸水率を所定範囲内に維持することが出来る。その
結果、中間層は、発生した炭酸ガスを通過させるに十分
な炭酸ガス透過度を得ることが出来る。
【0019】他方、外層の水蒸気透過度が内層の水蒸気
透過度の1/2を超えると、外気の相対湿度が低い場
合、中間層は、外気湿度の影響を受けて平衡吸水率が低
くなり、中間層の炭酸ガス透過度は小さくなる。その結
果、中間層は、発生した炭酸ガスを通過させるに十分な
炭酸ガス透過度を得ることが出来ない。
【0020】外層および内層は、それぞれ単層であって
もよく、複数の層から構成されていてもよい。外層の厚
みは、水蒸気透過度(W0 )が通常50(g/m2 ・2
4hr、40℃、90%RH)以下、好ましく45(g
/m2 ・24hr、40℃、90%RH)以下になる様
にすればよいが、外層の厚みは、補強層としての作用を
発現するためにも、10μm以上であることが必要であ
る。したがって、外層の厚みは、通常10〜60μm、
好ましくは10〜50μmの範囲から選択される。内層
の厚みも通常5〜50μm、好ましくは10〜50μm
の範囲から適宜選択される。
【0021】また、外層および内層が同じ熱可塑性樹脂
で構成されていてもよい。具体的には例えば、LDP
E、LLDPE、VLDPE、PP、EVA、EPC、
シングルサイト触媒を使用したエチレン・α−オレフィ
ン共重合体、TPX、PS等が挙げられる。この場合に
は内層の厚さは、通常外層の厚さの1/2以下、好まし
くは1/3以下である。
【0022】本発明の積層フイルムの炭酸ガス透過度
は、例えば、外気の相対湿度が20%RH(23℃)
で、通常5000〜16000cm3 /m2 ・24hr
・atm、好ましくは6000〜15000cm3 /m
2 ・24hr・atmの範囲である。炭酸ガス/酸素透
過度比は、上記の条件で、通常6以上、好ましくは8以
上である。
【0023】中間層のA成分、B成分およびC成分の混
合方法は、次の様に行われる。すなわち、A成分、B成
分およびC成分の混合方法は、特に限定されないが、例
えば約60℃の加熱下、A成分にB成分を含浸させ、熟
成後、C成分とドライブレンドすることが好ましい。な
お、B成分が常温で固体である場合には3成分をそのま
まドライブレンドしてもよい。混合物は、予め二軸押出
機などによりペレット化して使用することが好ましい。
得られたペレットは、フイルム、シート等に成形される
が、未延伸であってもよく、延伸されてもよい。
【0024】本発明の食品包装用積層フイルムの成形
は、得られたペレット及び他の熱可塑性樹脂を使用し
て、ラミネート法、共押出しラミネート法、共押出しイ
ンフレーション法などを採用することが出来る。フイル
ムの延伸は、インフレーション法、テンター法などによ
る一軸延伸、二軸延伸などを適用する。延伸加熱温度
は、70〜120℃、延伸倍率は、縦方向に2〜4倍、
横方法に2〜4倍である。延伸時の加熱方法は、温水バ
ス方式または乾熱方式などがあるが、特にこれらに限定
されない。得られた食品包装用積層フイルムは、恒温、
恒湿の雰囲気中で調湿を行って後、使用するまで保管す
るか、調湿操作をせずに使用しても差し支えない。
【0025】本発明の食品包装用積層フイルムは、外気
が低湿度状態であっても一定範囲の炭酸ガス透過度を有
するため、チーズ製品、ニンニク等の包装に極めて有用
である。例えば、チーズ等の包装に使用する場合、チー
ズの熟成工程、流通過程、消費者向け商品の各段階で使
用することが出来る。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、以下の各例にお
いて、酸素透過度、炭酸ガス透過度、水蒸気透過度、相
対湿度および平衡吸水率は、次の様にして測定した。
【0027】<評価項目および評価条件> (1)酸素透過度:酸素透過度の測定は、酸素透過度測
定装置(Modern Control社製、OX−T
RAN2/20)を使用した。内層フイルム、外層フイ
ルム、及び積層フイルムは、23℃、20〜98%RH
の条件で測定した。
【0028】(2)炭酸ガス透過度:炭酸ガス透過度の
測定は、炭酸ガス透過度測定装置(Modern Co
ntrol社製、PERMATRAN C−IV)を使
用した。内層フイルム、外層フイルム、及び積層フイル
ムは、23℃、20〜98%RHの条件で測定した。
【0029】(3)水蒸気透過度:内層フイルム及び外
層フイルムの水蒸気透過度測定は、水蒸気透過度測定装
置(LYSSY L80−4000)を使用して、40
℃、90%RHの条件で行なった。
【0030】(4)相対湿度:相対湿度測定は、相対湿
度測定装置(ヤマト科学株式会社製、YH−12)を使
用して測定した。
【0031】(5)平衡吸水率 測定資料となる積層フイルムをシール幅5mmとし内寸
縦150mm×横100mmに製袋し、内側を相対湿度
100%とするため、50ccの蒸留水を入れて密封す
る。この袋を23℃、相対湿度20、39、48、6
1、72、82、89、98%RHに調湿したボックス
内に10日間放置した後、中身の蒸留水を抜いて袋内表
面に水滴の付着がないようにティッシュペーパーで拭き
取り袋の重量(A)を測定する。次いでこの袋を105
℃で1時間乾燥して重量(B)を測定し、乾燥前後の重
量変化{(A)−(B)}と乾燥後の重量(B)とから
各相対湿度での積層フイルムの平衡吸水率(a)を算出
する。
【0032】
【数3】積層フイルムの平衡吸水率(a)={(A)−
(B)}×100/(B)
【0033】別に、この積層フイルムを外層、内層、中
間層にそれぞれ分離し、外層、内層を300mm×30
0mmに切断して、20%及び98%RHに調湿したボ
ックス内に10日間放置した後重量を測定した。次にこ
れらのフイルムを105℃で1時間乾燥して重量を測定
し、乾燥前後の重量変化から、20%及び98%RHに
おける外層および内層の平衡吸水率を前記[数3]に準
じて算出し、外層平衡吸水率(b20, b98 )及び内層平
衡吸水率(c20, 98)とする。こうして得られた二つ
の相対湿度における外層、内層の平衡吸水率を平均した
値を外層平衡吸水率(b)および内層平衡吸水率(c)
とする。各相対湿度における中間層の平衡吸水率(d)
は以下のように算出した。
【0034】
【数4】(d)=(a)−{(b)+(c)}
【0035】実施例1〜2、比較例1〜2 PVA(A成分)(クラレ株式会社;ケン化度80モル
%、重合度500)100重量部とPEG(B成分)
(三洋化成株式会社製;平均分子量600)14.3重
量部の組成物を2軸押出機で溶融混練してペレットを得
た。次いで、このペレットのA成分100重量部に対
し、EVOH(C成分)(日本合成化学社製;エチレン
含有量29モル%、ケン化度99.4モル%、融点18
0℃、210℃、102 sec-1の剪断速度における溶
融粘度が1.0×104 ポイズ)14.3重量部をドラ
イブレンドした。次いで、このブレンド物ペレット(中
間層)と低密度ポリエチレン(外層)(三井石油化学株
式会社製;商品名ミラソン NE023H 40℃、相
対湿度90%、20μmにおける水蒸気透過度が33.
8(g/m2 ・24hr))、エチレン・酢酸ビニル共
重合体(内層)(日本ユニカー株式会社製;商品名 N
UC8425 40℃、相対湿度90%、20μmにお
ける水蒸気透過度が72.4(g/m2 ・24hr))
及び接着性樹脂としてポリオレフィングラフト酸変性物
(三井石油化学株式会社製;商品名アドマーSE80
0、190℃におけるMIは4.4)を使用し、樹脂温
度200℃でサーキュラーダイ共押出装置によって、表
1〜表4に記載の材料構成と厚み構成の5層の未延伸積
層フイルムを製膜した。この積層フイルムから先に述べ
た方法により中間層の平衡吸水率を測定した。また、炭
酸ガス及び酸素ガス透過度は同様な条件で、積層フイム
について測定し表1〜表4に示した。
【0036】
【表1】
【0037】 WVTR :水蒸気透過度( g /m2 ・24hr、40℃、9
0%RH) GSP(1) :PVA (100重量部)+PEG(14.3重量部)+EV
OH(14.3 重量部) (注):未延伸フイルム
【0038】
【表2】 (注):未延伸フイルム
【0039】
【表3】 (注):未延伸フイルム
【0040】
【表4】 (注):未延伸フイルム
【0041】実施例3、比較例3 中間層は、実施例1、2と同様の組成物とし、接着性樹
脂としてポリオレフィングラフト酸変性物(三井石油化
学株式会社製、商品名アドマーSE800、190℃に
おけるMIは4.4)を使用し、内層および外層には表
5〜表6に記載の材料構成を使用し、これらを別々の押
出機で溶融混練し、共押出装置により、樹脂温度210
℃で溶融共押出し、得られたパリソンを急冷後、温水バ
ス中、87℃、15秒間加熱し、直ちに、縦×横倍率=
3.0×2.3倍でインフレーション製膜し、表5〜表
6に記載の厚み構成からなる5層の延伸積層フイルムを
製膜した。
【0042】この積層フイルムから先に述べ方法により
中間層の平衡吸水率を測定した。また、炭酸ガス及び酸
素ガス透過度は同様な条件で、積層フイルムについて測
定し表5〜表6に示した。
【0043】
【表5】 (注):延伸フイルム
【0044】
【表6】 (注):延伸フイルム
【0045】実施例4、比較例4 実施例3において、中間層としてPVA(100重量
部)+PEG(14.3重量部)+EVOH(57.1
重量部)の組成物、接着性樹脂としてポリオレフィング
ラフト酸変性物(三井石油化学株式会社製、商品名アド
マーSE800、190℃におけるMIは4.4)及び
内層と外層には表7〜表8に記載の材料構成を使用した
以外は、実施例3と同様な方法および条件下で、延伸積
層フイルムを製膜し、中間層の平衡吸水率、積層フイル
ムの炭酸ガス及び酸素透過度を求めた。結果を表7〜表
8に示す。
【0046】
【表7】 GSP(2) :PVA (100重量部)+PEG(14.3重量部)+EVOH(57.1 重量部) (注):延伸フイルム
【0047】
【表8】 (注):延伸フイルム
【0048】比較例5 PVA(株式会社クラレ製、ケン化度60モル%、重合
度500)とPEG((平均分子量600)を表9の脚
注に記載した重量部で混合し、60℃の乾熱下で一夜熟
成させた。得られた組成物とEVOH(エチレン含有量
44モル%、ケン化度99モル%、210℃、102
ec-1の剪断速度における溶融粘度が0.6×104
イズ)を表9の脚注に記載した重量部ドライブレンド
し、二軸押出機(BT−30、スクリュー直径30m
m)により溶融混練し、ロール冷却方式ペレタイザーを
使用してペレットとした。
【0049】次に、このブレンド物ペレット(中間層)
とエチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)(外
層)(住友化学工業株式会社製、3753)、アイオノ
マー樹脂(内層)(三井・ジュポンポリケミカル株式会
社製、AM7908−2)及びアドマー(接着層)(三
井石油化学工業株式会社製、商品名アドマーSF75
0、MIは4.7)を別々の押出機で溶融混練し、樹脂
温度200℃で共押出装置により溶融共押出し、2.5
×3.2倍延伸して、表9に示す様にEVA層(外層)
/接着層/中間層/接着層/アイオノマー層〔内層〕
(20/3/19/3/35(μm))の5層からなる
延伸フイルムを製膜した。製膜した積層フイルムから得
た内層および外層の水蒸気透過度、中間層の平衡吸水
率、ならびに積層フイルムの炭酸ガス及び酸素透過度を
実施例3と同様に測定した。結果を表9に示す。
【0050】
【表9】 GSP(3) :PVA (100重量部)+PEG(16.7重量部)+EVOH(66.7 重量部) (注):延伸フイルム
【0051】比較例6 PVA(株式会社クラレ製、ケン化度80モル%、重合
度300)とPEG(平均分子量600)を表10−脚
注に記載した重量部混合し、60℃の乾熱下で一夜熟成
させた後、得られた組成物とEVOH(エチレン含有量
44モル%、ケン化度99モル%、210℃、102
ec-1の剪断速度における溶融粘度0.6×104 ポイ
ズ)の表10の脚注に記載した重量部とをドライブレン
ドし、二軸押出機(BT−30、スクリュー直径30m
m)により溶融混練し、ロール冷却方式ペレタイダーを
用いてペレットとした。
【0052】次いで、このブレンド物ペレット(中間
層)と低密度ポリエチレン(LDPE)(外層および内
層)(住友化学工業株式会社製、低密度ポリエチレン、
スミカセンL708、MIは10、密度0.918)及
び接着性樹脂としてアドマー(接着層)(三井石油化学
工業株式会社製、商品名アドマーSF750、MI:
4.7)を別々の押出機で溶融混練し、T−ダイ共押出
装置により、樹脂温度200℃で溶融共押出し、表10
に示す様に、LDPE層(外層)/接着層/中間層/接
着層/LDPE層(内層)(20/5/19/5/17
(μm))の5層の未延伸フイルムを製膜した。製膜し
た積層フイルムから得た内層および外層の水蒸気透過
度、中間層の平衡吸水率ならびに積層フイルムの炭酸ガ
ス及び酸素透過度を実施例3と同様に測定した。結果を
表10に示す。
【0053】
【表10】 GSP(4) :PVA (100重量部)+PEG(20.0重量部)+EVOH(66.7 重量部) (注):未延伸フイルム
【0054】実施例5 上記の実施例1〜2及び比較例2〜3で得られた積層フ
イルムを縦125mm×横100mmに製袋した袋の中
に市販ニンニクの皮剥ぎ品100gを入れ、内部を真空
に引いた後、ヒートシールした。サンプル数3袋ずつと
して、これを30℃、20%RH及び80%RHの条件
で6日間保持し、袋の膨張状態を観察した。結果を表1
1に示す。
【0055】
【表11】 (注)0:真空維持、1:真空戻り、2:軽度膨張、3:中度膨張 4:強度膨張、5:破袋
【0056】実施例1〜2では20%RH及び80%R
Hのいずれも6日間経過後、真空状態またはそれに近い
状態を維持していた。しかし、比較例2〜3では20%
RHにおいて3日目で袋が膨張し、6日目には一部破袋
に至った。
【0057】
【発明の効果】以上、説明した本発明の食品包装用積層
フイルムは、外気が低湿度状態であっても常に一定範囲
の炭酸ガス透過度を有するため、炭酸ガスを発生する食
品の包装用として有用である。特に、チーズ製品、ニン
ニク製品などの包装用として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/32 B32B 27/32 C // A23C 19/16 A23C 19/16 B29C 47/06 9349−4F B29C 47/06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外層、中間層および内層より成り、前記
    中間層は、ケン化度60〜95モル%のポリビニルアル
    コール100重量部、アルキレングリコール、ヒドロキ
    シ酸およびそれらの重合体の群から選ばれた化合物3〜
    200重量部、ならびに、エチレン・酢酸ビニル共重合
    体ケン化物5〜100重量部から構成されている積層フ
    イルムにおいて、前記外層の水蒸気透過度(W0 )(4
    0℃、90%RH)及び内層の水蒸気透過度(W1
    (40℃、90%RH)が次式で表されることを特徴と
    する食品包装用積層フイルム。 【数1】W0 <50g/m2 ・24hr W0 <W1 /2
  2. 【請求項2】 外層および内層がオレフィン系樹脂であ
    る請求項1記載の食品包装用積層フイルム。
  3. 【請求項3】 内層および外層が同じオレフィン系樹脂
    から成り、且つ内層の厚さが外層の厚さの1/2以下で
    ある請求項2記載の食品包装用積層フイルム。
  4. 【請求項4】 オレフィン系樹脂が、低密度ポリエチレ
    ン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン
    (LLDPE)、VLDPE、シングルサイト触媒を使
    用したエチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン・
    プロピレン共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、
    エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリ−4−メチルペン
    テン−1、アイオノマー、エチレン・アクリレート系共
    重合体、エチレン・メタクリレート系共重合体、および
    それらの酸変性物からなる群から選ばれたものである請
    求項2又は3記載の食品包装用積層フイルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011051124A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Toray Advanced Film Co Ltd ポリオレフィン系樹脂多層フィルム
JP2017205968A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 三菱ケミカル株式会社 青果物包装用フィルム、それを用いた青果物包装袋
JP2019099207A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 株式会社吉野工業所 合成樹脂製容器、プリフォーム、及び合成樹脂製容器の製造方法

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