JPH09132697A - 炭素材料用フェノール樹脂組成物 - Google Patents

炭素材料用フェノール樹脂組成物

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JPH09132697A
JPH09132697A JP7290156A JP29015695A JPH09132697A JP H09132697 A JPH09132697 A JP H09132697A JP 7290156 A JP7290156 A JP 7290156A JP 29015695 A JP29015695 A JP 29015695A JP H09132697 A JPH09132697 A JP H09132697A
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JP
Japan
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hexamethylenetetramine
phenol resin
phenolic resin
resin composition
parts
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JP7290156A
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English (en)
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Shunsuke Irie
俊介 入江
Takashi Kobayashi
小林  孝
Shinichi Ozeki
真一 大関
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Sumitomo Durez Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Durez Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高残炭率の炭素源となるフェノール樹脂組成
物を提供すること。 【解決手段】 ノボラック型フェノール樹脂又はレゾー
ル型フェノール樹脂の単独あるいは混合物とヘキサメチ
レンテトラミンとからなり、ヘキサメチレンテトラミン
のアダクト化率が30%以上であることを特徴とする炭
素材料用フェノール樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気二重層コンデ
ンサ用電極、リチウムイオン二次電池電極、定形、不定
形耐火物等の各種炭素材料一般に対し高残炭率の炭素源
となるフェノール樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭素材料の炭素源として古くからタール
やピッチが用いられてきたが、近年、高残炭率であり、
純度が高く、原料の常温混練が可能であり、乾燥強度が
大きく、且つ製造時の作業環境が改善される等の理由に
より、主としてフェノール樹脂を炭素源とした炭素材料
が広く使われる様になってきている。C/Cコンポジッ
トの場合においても、バインダーとして、フェノール樹
脂が有望視され検討されており、レゾール型フェノール
樹脂あるいは、アルコール等に溶解したノボラック型フ
ェノール樹脂を、カーボン繊維に含浸、プリプレグ化
し、オートクレーブ等の成形方法により成形した後、焼
成することによって目的とする高強度、高耐熱のC/C
コンポジット成形品が得られている。最近では電気二重
層コンデンサ用電極炭素源、リチウムイオン二次電池電
極あるいは、医療用活性炭等の高純度炭素源等、ファイ
ンカーボン用炭素源としての研究が盛んに行なわれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、様々な
タイプのフェノール樹脂が各種炭素材料用の炭素源とし
て使用されている。このような中、フェノール樹脂への
要求特性は用途によって異なるものの、経済性及び、性
能面からさらに高残炭率が要求されている。本発明は、
従来のフェノール樹脂を用いた作業性及び作業環境を損
わず、且つ高残炭率の炭素源となる炭素材料用フェノー
ル樹脂組成物を提供するものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明は、ノボラック型
フェノール樹脂又はレゾール型フェノール樹脂の単独あ
るいは混合物とヘキサメチレンテトラミンとからなり、
ヘキサメチレンテトラミンのアダクト化率が30%以上
であることを特徴とする炭素材料用フェノール樹脂組成
物に関するものである。
【0005】本発明の炭素材料用フェノール樹脂組成物
は通常次の手段によって得られる。即ち、ノボラック型
フェノール樹脂又はレゾール型フェノール樹脂の単独あ
るいは混合物にヘキサメチレンテトラミンを溶融又は溶
媒を用いて均一に混合することにより、ヘキサメチレン
テトラミンのアダクト化率が30%以上であるフェノー
ル樹脂組成物を得ることができる。
【0006】即ち、上記のフェノール樹脂組成物の状態
は、配合されたヘキサメチレンテトラミンの30%以上
がアダクト化することにより、フェノール樹脂とヘキサ
メチレンテトラミン間の分子間距離が小さくなり、両者
の反応性が向上することを意味する。本発明において定
義するアダクト化したヘキサメチレンテトラミンとは、
温度を25℃±1℃としたイオン交換水によって抽出さ
れないヘキサメチレンテトラミンをいう。
【0007】通常、単にフェノール樹脂に混合されただ
けのヘキサメチレンテトラミンは、水によって容易に抽
出することができるが、溶液又は溶融混合等により得ら
れた、いわゆるアダクト化したヘキサメチレンテトラミ
ンは水で抽出され難い。アダクト化率(アダクト化した
ヘキサメチレンテトラミン)は、次の式から求められ
る。 アダクト化率 = {(A−B)/ A}× 100 (%) A:全ヘキサメチレンテトラミン量 B:イオン交換水で抽出されたヘキサメチレンテトラミ
ン量 なお、Aはケールダール法又は元素分析法等によって求
められる。Bはイオン交換水で抽出したヘキサメチレン
テトラミンの量について滴定法によって求められる。測
定に際して、試料の粒径は150μm以下とし、粒径が
粗い場合は、試料の粒径を150μm以下に粉砕してか
ら測定する。
【0008】本発明において使用されるフェノール樹脂
は、ノボラック型フェノール樹脂又はレゾール型フェノ
ール樹脂の単独あるいは混合物で、ゴム変性、アルキル
ベンゼン変性等の各種変性フェノール樹脂も使用するこ
とができる。ノボラック型フェノール樹脂は、酸性触媒
の存在下で、フェノール類とフェノール類に対しモル比
で1.0未満のアルデヒド類とを反応させることにより
調製され、レゾール型フェノール樹脂は、アルカリ性触
媒の存在下で、フェノール類とフェノール類に対しモル
比で1.0以上のアルデヒド類とを反応させることによ
り調製される。ここで使用されるフェノール類とは、フ
ェノール、クレゾール、キシレノール、カテコール、レ
ゾルシン、アルキルフェノール類、ビスフェノール類等
で、これらを単独あるいは2種以上を混合して使用して
もよく、特にこれらに限定されるものではない。
【0009】アルデヒド類としては、ホルムアルデヒ
ド、パラホルムアルデヒド、ベンズアルデヒド等又は、
これらのアルデヒドの発生源となる物質、あるいはこれ
らのアルデヒド類の溶液等で、これらを単独あるいは2
種以上を混合して使用してもよく、特にこれらに限定さ
れるものではない。
【0010】酸性触媒としては、塩酸、硫酸、リン酸等
の無機酸や、酢酸、シュウ酸、安息香酸等の有機酸が使
用できるが、特にこれらに限定されるものではない。ア
ルカリ性触媒としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリ
ウム、アンモニア水、トリエチルアミン等が使用できる
が、特にこれらに限定されるものではない。
【0011】本発明のフェノール樹脂組成物は、液状あ
るいは固形ないし粉末状であり、固形又は粉末の場合、
フェノール樹脂とヘキサメチレンテトラミンとを水及び
/又は有機溶剤に溶解又は分散し、必要により一定条件
下で加熱後、系から前記溶媒を除去する方法あるいは、
フェノール樹脂を加熱溶融し、ヘキサメチレンテトラミ
ンを混合する方法等によって製造される。
【0012】本発明において、フェノール樹脂中のヘキ
サメチレンテトラミンの含有量は、2〜25重量%で、
2重量%未満の場合は、高残炭率に寄与するアダクト化
率の向上の効果が乏しく、逆に25重量%以上の場合に
は、ヘキサメチレンテトラミンが過剰となり、炭化時に
フェノール樹脂と反応できず、揮発してしまう為、残炭
率は減少する。
【0013】本発明において、フェノール樹脂組成物の
アダクト化率は30%以上が好ましく、アダクト化率が
30%未満の場合は、アダクト化による高残炭率への効
果が乏しい。
【0014】
【実施例】以下本発明を実施例を用いて具体的に説明す
る。しかし、本発明はこれらの実施例によって限定され
るものではない。なお、文中に記載されている「部」及
び「%」は、全て「重量部」、「重量%」を示す。
【0015】《実施例1》撹拌機、還流冷却器及び、温
度計付きの反応装置に、フェノール2000部、37%
ホルマリン1400部及びシュウ酸20部を仕込み、還
流条件下で3時間反応させた。ついで生成物の温度が1
50℃となるまで減圧下で脱水及び脱フェノールを行な
った後樹脂を取り出し、固形ノボラック型フェノール樹
脂2100部を得た。この樹脂1000部とヘキサメチ
レンテトラミン100部とを水/メタノール混合溶媒中
で溶解混合し50℃で真空乾燥した後、粉砕機で微粉砕
し、フェノール樹脂組成物Aを得た。このフェノール樹
脂組成物Aのアダクト化率は94%であった。
【0016】《実施例2》実施例1で得られたヘキサメ
チレンテトラミン溶解混合前の固形ノボラック型フェノ
ール樹脂を用い、この樹脂1000部とヘキサメチレン
テトラミン200部とを実施例1と同様に溶解混合し、
50℃で真空乾燥した後、粉砕機で微粉砕し、フェノー
ル樹脂組成物Bを得た。このフェノール樹脂組成物Bの
アダクト化率は92%であった。
【0017】《実施例3》実施例1で得られたヘキサメ
チレンテトラミン溶解混合前の固形ノボラック型フェノ
ール樹脂を用い、この樹脂1000部を100℃で溶融
後、ヘキサメチレンテトラミン200部を添加し5分間
混合した。その後冷却した後粉砕機で微粉砕し、フェノ
ール樹脂組成物Cを得た。このフェノール樹脂組成物C
のアダクト化率は65%であった。
【0018】《実施例4》撹拌機、還流冷却器及び、温
度計付きの反応装置に、フェノール2000部、37%
ホルマリン2600部及び28%アンモニア水60部を
仕込み、還流条件下で2時間反応させた。ついで生成物
の温度が105℃となるまで減圧下で脱水及び脱フェノ
ールを行なうことによって固形レゾール型フェノール樹
脂1900部を得た。この固形レゾール型フェノール樹
脂1000部にヘキサメチレンテトラミン100部とを
実施例1と同様に溶解混合し、フェノール樹脂組成物D
を得た。このフェノール樹脂組成物Dのアダクト化率は
95%であった。
【0019】《実施例5》実施例3で得られたフェノー
ル樹脂組成物Cを170℃で30分間加熱硬化させた
後、粉砕機で微粉砕混合し、フェノール樹脂硬化組成物
Eを得た。
【0020】《比較例1》実施例1で得られたヘキサメ
チレンテトラミン溶解混合前の固形ノボラック型フェノ
ール樹脂を用い、この樹脂1000部とヘキサメチレン
テトラミン200部とを粉砕機で微粉砕混合し、フェノ
ール樹脂組成物Fを得た。このフェノール樹脂組成物F
のアダクト化率は0%であった。
【0021】《比較例2》実施例1で得られたヘキサメ
チレンテトラミン溶解混合前の固形ノボラック型フェノ
ール樹脂1000部を100℃で溶融後、ヘキサメチレ
ンテトラミン200部を添加し0.5分間混合した。そ
の後冷却した後粉砕機で微粉砕し、フェノール樹脂組成
物Gを得た。このフェノール樹脂組成物Gのアダクト化
率は22%であった。
【0022】《比較例3》実施例1で得られたヘキサメ
チレンテトラミン溶解混合前の固形ノボラック型フェノ
ール樹脂にヘキサメチレンテトラミンを添加せず、フェ
ノール樹脂組成物Hとした。
【0023】《比較例4》実施例4で得られた固形レゾ
ール型フェノール樹脂にヘキサメチレンテトラミンを添
加せず、フェノール樹脂組成物Iとした。
【0024】《比較例5》比較例1で得られたフェノー
ル樹脂組成物Fをそのまま170℃で30分間加熱硬化
させた後、粉砕機で微粉砕し、フェノール樹脂硬化組成
物Jを得た。
【0025】得られたフェノール樹脂組成物A〜Jの残
炭率を表1に示す。また残炭率の測定はJIS K 24
25に準じた。
【表1】
【0026】これらのデータより明らかなように、実施
例で得られたフェノール樹脂組成物及び、フェノール樹
脂硬化組成物は、比較例1〜6に比べ残炭率が向上した
ことが分る。即ち、ヘキサメチレンテトラミンを含有
し、アダクト化率を30%以上としたフェノール樹脂組
成物、あるいはかかるフェノール樹脂組成物の半硬化物
又は硬化物はアダクト化率30%以下のフェノール樹脂
組成物に比較して残炭率が向上することがわかる。
【0027】
【発明の効果】本発明の炭素材料用フェノール樹脂組成
物を用いた場合、従来のフェノール樹脂に比べ高残炭率
の炭素源として提供することができ、電気二重層コンデ
ンサ用電極、リチウムイオン二次電池電極、定形、不定
形耐火物等の各種炭素材料一般に対し好適である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノボラック型フェノール樹脂又はレゾー
    ル型フェノール樹脂の単独あるいは混合物とヘキサメチ
    レンテトラミンとからなり、ヘキサメチレンテトラミン
    のアダクト化率が30%以上であることを特徴とする炭
    素材料用フェノール樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 ノボラック型フェノール樹脂又はレゾー
    ル型フェノール樹脂の単独あるいは混合物中に含有する
    ヘキサメチレンテトラミンの量が2〜25重量%である
    ことを特徴とする請求項1記載のフェノール樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の組成物を半硬化又
    は硬化させてなるフェノール樹脂組成物。
JP7290156A 1995-11-08 1995-11-08 炭素材料用フェノール樹脂組成物 Pending JPH09132697A (ja)

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