JPH09132700A - 熱可塑性組成物及びその成形体 - Google Patents
熱可塑性組成物及びその成形体Info
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- JPH09132700A JPH09132700A JP28846395A JP28846395A JPH09132700A JP H09132700 A JPH09132700 A JP H09132700A JP 28846395 A JP28846395 A JP 28846395A JP 28846395 A JP28846395 A JP 28846395A JP H09132700 A JPH09132700 A JP H09132700A
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- Japan
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- parts
- component
- thermoplastic composition
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 柔軟性とゴム弾性(圧縮永久歪)に優れ、か
つ耐油性、耐熱性、機械強度及び耐衝撃性が良好な熱可
塑性組成物及びその成形体の提供。 【解決手段】 下記の成分(A)及び成分(B)からな
る熱可塑性組成物及びこれを成形してなる成形体。 (A)ポリエステル系エラストマー 30〜98重量% (B)オレフィン系エラストマー100重量部に、水酸基を有するα,β−不 飽和カルボン酸エステル0.01〜20重量部及び他のビニル系単量体 0〜50重量部をグラフト共重合工程に付して得られる変性オレフィン 系エラストマー 70〜2重量%
つ耐油性、耐熱性、機械強度及び耐衝撃性が良好な熱可
塑性組成物及びその成形体の提供。 【解決手段】 下記の成分(A)及び成分(B)からな
る熱可塑性組成物及びこれを成形してなる成形体。 (A)ポリエステル系エラストマー 30〜98重量% (B)オレフィン系エラストマー100重量部に、水酸基を有するα,β−不 飽和カルボン酸エステル0.01〜20重量部及び他のビニル系単量体 0〜50重量部をグラフト共重合工程に付して得られる変性オレフィン 系エラストマー 70〜2重量%
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟性とゴム弾性
(圧縮永久歪)に優れ、耐油性、耐熱性、機械強度、耐
衝撃性が良好な熱可塑性組成物及びその成形体に関する
ものである。
(圧縮永久歪)に優れ、耐油性、耐熱性、機械強度、耐
衝撃性が良好な熱可塑性組成物及びその成形体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル系エラストマーは、耐熱
性、耐油性、機械強度、耐衝撃性に優れることから、主
に自動車の機能部品用途などに用いられてきた。しか
し、ポリエステル系エラストマーは柔軟性とゴム弾性
(圧縮永久歪)に劣るため、柔軟性を必要とする用途
や、ゴム弾性(圧縮永久歪)を要求されるような分野、
例えば、加硫ゴム代替用途には用いることができなかっ
た。また、オレフィン系熱可塑性エラストマーやスチレ
ン系熱可塑性エラストマーは、柔軟性やゴム弾性(圧縮
永久歪)は優れるものの、耐油性や耐熱性に劣ることか
ら、加硫ゴムが使われている用途の全てを代替はできな
かった。
性、耐油性、機械強度、耐衝撃性に優れることから、主
に自動車の機能部品用途などに用いられてきた。しか
し、ポリエステル系エラストマーは柔軟性とゴム弾性
(圧縮永久歪)に劣るため、柔軟性を必要とする用途
や、ゴム弾性(圧縮永久歪)を要求されるような分野、
例えば、加硫ゴム代替用途には用いることができなかっ
た。また、オレフィン系熱可塑性エラストマーやスチレ
ン系熱可塑性エラストマーは、柔軟性やゴム弾性(圧縮
永久歪)は優れるものの、耐油性や耐熱性に劣ることか
ら、加硫ゴムが使われている用途の全てを代替はできな
かった。
【0003】しかし、最近、工程合理化やリサイクルの
問題より、従来よりも熱可塑性エラストマーによる加硫
ゴム代替が求められてきている。ポリエステル系エラス
トマーのゴム弾性を向上させる試みとして、他の柔軟性
やゴム弾性(圧縮永久歪)に優れるエラストマーを添加
する手法は特公昭46−5225号、特公昭62−91
36号、特開平1−193352号の各公報に記載され
ている。しかし、いずれの方法も、柔軟性やゴム弾性
(圧縮永久歪)は改良できているが、相溶性が悪く、均
一で安定な分散構造を有していないために、ポリエステ
ル系エラストマーの特徴である耐油性や機械強度が低下
するといった問題があった。
問題より、従来よりも熱可塑性エラストマーによる加硫
ゴム代替が求められてきている。ポリエステル系エラス
トマーのゴム弾性を向上させる試みとして、他の柔軟性
やゴム弾性(圧縮永久歪)に優れるエラストマーを添加
する手法は特公昭46−5225号、特公昭62−91
36号、特開平1−193352号の各公報に記載され
ている。しかし、いずれの方法も、柔軟性やゴム弾性
(圧縮永久歪)は改良できているが、相溶性が悪く、均
一で安定な分散構造を有していないために、ポリエステ
ル系エラストマーの特徴である耐油性や機械強度が低下
するといった問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリエステ
ル系エラストマーとの相溶性が改良された、変性オレフ
ィン系エラストマーを用いることにより、従来技術では
到達し得なかった安定な分散構造を有し、柔軟性とゴム
弾性(圧縮永久歪)に優れ、耐油性、耐熱性、耐衝撃性
が良好な熱可塑性組成物及びその成形体の提供を目的と
する。
ル系エラストマーとの相溶性が改良された、変性オレフ
ィン系エラストマーを用いることにより、従来技術では
到達し得なかった安定な分散構造を有し、柔軟性とゴム
弾性(圧縮永久歪)に優れ、耐油性、耐熱性、耐衝撃性
が良好な熱可塑性組成物及びその成形体の提供を目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の水酸
基変性オレフィン系エラストマーがポリエステル系エラ
ストマーと極めて良好な親和性を示すことを見い出し、
本発明を完成させるに到ったものである。すなわち、本
発明は、下記の成分(A)及び成分(B)からなること
を特徴とする熱可塑性組成物及びこれを成形してなる成
形体である。 (A)ポリエステル系エラストマー 30〜98重量% (B)オレフィン系エラストマー100重量部に、水酸基を有するα,β−不 飽和カルボン酸エステル0.01〜20重量部及び他のビニル系単量体 0〜50重量部をグラフト共重合工程に付して得られる変性オレフィン 系エラストマー 70〜2重量%
点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の水酸
基変性オレフィン系エラストマーがポリエステル系エラ
ストマーと極めて良好な親和性を示すことを見い出し、
本発明を完成させるに到ったものである。すなわち、本
発明は、下記の成分(A)及び成分(B)からなること
を特徴とする熱可塑性組成物及びこれを成形してなる成
形体である。 (A)ポリエステル系エラストマー 30〜98重量% (B)オレフィン系エラストマー100重量部に、水酸基を有するα,β−不 飽和カルボン酸エステル0.01〜20重量部及び他のビニル系単量体 0〜50重量部をグラフト共重合工程に付して得られる変性オレフィン 系エラストマー 70〜2重量%
【0006】
〔I〕組成物 本発明の熱可塑性組成物は、成分(A)及び成分(B)
よりなり、JIS−K7203による曲げ弾性率が10
00MPa以下、好ましくは500MPa以下、特に好
ましくは1〜500MPaの範囲のもの、かつ、JIS
−K6301によるJIS−A硬度が30以上、好まし
くは40以上、特に好ましくは50〜100の範囲のも
のが好ましい。曲げ弾性率が上記範囲を越える場合は、
耐衝撃性に劣り、JIS−A硬度が上記範囲未満では、
成形性(離型性)に劣るものとなる。
よりなり、JIS−K7203による曲げ弾性率が10
00MPa以下、好ましくは500MPa以下、特に好
ましくは1〜500MPaの範囲のもの、かつ、JIS
−K6301によるJIS−A硬度が30以上、好まし
くは40以上、特に好ましくは50〜100の範囲のも
のが好ましい。曲げ弾性率が上記範囲を越える場合は、
耐衝撃性に劣り、JIS−A硬度が上記範囲未満では、
成形性(離型性)に劣るものとなる。
【0007】(1)配合材 成分(A):ポリエステル系エラストマー 本発明のポリエステル系エラストマーは、JIS−K7
203による曲げ弾性率が1000MPa以下、好まし
くは0〜600MPa、特に好ましは10〜600MP
aの範囲のものが好ましい。このようなポリエステル系
エラストマーには、ハード成分に芳香族ポリエステル、
ソフト成分に脂肪族ポリエーテルを用いたポリエステル
ポリエーテルブロック共重合体、ハード成分に芳香族ポ
リエステル、ソフト成分に脂肪族ポリエステルを用いた
ポリエステルポリエステルブロック共重合体が挙げられ
る。
203による曲げ弾性率が1000MPa以下、好まし
くは0〜600MPa、特に好ましは10〜600MP
aの範囲のものが好ましい。このようなポリエステル系
エラストマーには、ハード成分に芳香族ポリエステル、
ソフト成分に脂肪族ポリエーテルを用いたポリエステル
ポリエーテルブロック共重合体、ハード成分に芳香族ポ
リエステル、ソフト成分に脂肪族ポリエステルを用いた
ポリエステルポリエステルブロック共重合体が挙げられ
る。
【0008】(イ)ポリエステルポリエーテルブロック
共重合体 ポリエステルポリエーテルブロック共重合体は、炭素
数2〜12の脂肪族及び/又は脂環族ジオールと、芳
香族ジカルボン酸またはそのアルキルエステル、および
重量平均分子量が400〜6000のポリアルキレン
エーテルグリコールとを原料とし、エステル化反応、ま
たは、エステル交換反応により得られたオリゴマーを重
縮合させたものである。
共重合体 ポリエステルポリエーテルブロック共重合体は、炭素
数2〜12の脂肪族及び/又は脂環族ジオールと、芳
香族ジカルボン酸またはそのアルキルエステル、および
重量平均分子量が400〜6000のポリアルキレン
エーテルグリコールとを原料とし、エステル化反応、ま
たは、エステル交換反応により得られたオリゴマーを重
縮合させたものである。
【0009】本発明で用いる炭素数2〜12の脂肪族及
び/又は脂環族ジオールとしては、ポリエステルの原
料、特にポリエステルエラストマーの原料として公知の
ものを用いることができ、例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジオ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げら
れ、好ましくは、1,4−ブタンジオール、エチレング
リコール、特に好ましくは1,4−ブタンジオールを主
成分とするものであり、1種または2種以上を使用する
ことができる。
び/又は脂環族ジオールとしては、ポリエステルの原
料、特にポリエステルエラストマーの原料として公知の
ものを用いることができ、例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジオ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げら
れ、好ましくは、1,4−ブタンジオール、エチレング
リコール、特に好ましくは1,4−ブタンジオールを主
成分とするものであり、1種または2種以上を使用する
ことができる。
【0010】芳香族ジカルボン酸としては、ポリエステ
ルの原料、特にポリエステルエラストマーの原料として
公知のものが使用でき、テレフタル酸、イソフタル酸、
フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等を挙げる
ことができ、好ましくは、テレフタル酸、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸、特に好ましくは、テレフタル酸を
主成分とするものであり、これらの2種以上を併用して
もよい。また、芳香族ジカルボン酸のアルキルエステル
としては、ジメチルテレフタレート、ジメチルイソフタ
レート、ジメチルフタレート、2,6−ジメチルナフタ
レート等のジメチルエステルが挙げられ、好ましくはジ
メチルテレフタレート、2,6−ジメチルナフタレート
であり、特に好ましくは、ジメチルテレフタレートであ
り、これらは2種以上を併用することができる。また、
上記以外に3官能のトリオール、その他のジオールや他
のジカルボン酸及びそのエステルを少量共重合してもよ
く、さらに、アジピン酸等の脂肪族ジカルボン酸または
脂環族のジカルボン酸、または、そのアルキルエステル
等も共重合成分として使用してもよい。
ルの原料、特にポリエステルエラストマーの原料として
公知のものが使用でき、テレフタル酸、イソフタル酸、
フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等を挙げる
ことができ、好ましくは、テレフタル酸、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸、特に好ましくは、テレフタル酸を
主成分とするものであり、これらの2種以上を併用して
もよい。また、芳香族ジカルボン酸のアルキルエステル
としては、ジメチルテレフタレート、ジメチルイソフタ
レート、ジメチルフタレート、2,6−ジメチルナフタ
レート等のジメチルエステルが挙げられ、好ましくはジ
メチルテレフタレート、2,6−ジメチルナフタレート
であり、特に好ましくは、ジメチルテレフタレートであ
り、これらは2種以上を併用することができる。また、
上記以外に3官能のトリオール、その他のジオールや他
のジカルボン酸及びそのエステルを少量共重合してもよ
く、さらに、アジピン酸等の脂肪族ジカルボン酸または
脂環族のジカルボン酸、または、そのアルキルエステル
等も共重合成分として使用してもよい。
【0011】ポリアルキレンエーテルグリコールとして
は、重量平均分子量が400〜6000のものが使用さ
れるが、好ましくは500〜4,000、特に好ましく
は600〜3,000のものである。重量平均分子量が
400未満では、共重合体のブロック性が不足し、重量
平均分子量が6000を超えるものは、系内での相分離
によりポリマーの物性が低下する。ここで、ポリアルキ
レンエーテルグリコールとしては、ポリエチレングリコ
ール、ポリ(1,2および1,3プロピレンエーテル)
グリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、
ポリヘキサメチレンエーテルグリコール、エチレンオキ
シドとプロピレンオキシドのブロック又はランダム共重
合体、エチレンオキシドとテトラヒドロフランのブロッ
ク又はランダム共重合体等が挙げられる。特に好ましく
はポリテトラメチレンエーテルグリコールである。ポリ
アルキレンエーテルグリコールの含有量は、生成するブ
ロック共重合体に対し、5〜95重量%であることが望
ましく、好ましくは10〜85重量%、特に好ましく
は、20〜80重量%であることが望ましい。含有量が
95重量%より多くなると、縮重合によりポリマーを得
るのは難しい。
は、重量平均分子量が400〜6000のものが使用さ
れるが、好ましくは500〜4,000、特に好ましく
は600〜3,000のものである。重量平均分子量が
400未満では、共重合体のブロック性が不足し、重量
平均分子量が6000を超えるものは、系内での相分離
によりポリマーの物性が低下する。ここで、ポリアルキ
レンエーテルグリコールとしては、ポリエチレングリコ
ール、ポリ(1,2および1,3プロピレンエーテル)
グリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、
ポリヘキサメチレンエーテルグリコール、エチレンオキ
シドとプロピレンオキシドのブロック又はランダム共重
合体、エチレンオキシドとテトラヒドロフランのブロッ
ク又はランダム共重合体等が挙げられる。特に好ましく
はポリテトラメチレンエーテルグリコールである。ポリ
アルキレンエーテルグリコールの含有量は、生成するブ
ロック共重合体に対し、5〜95重量%であることが望
ましく、好ましくは10〜85重量%、特に好ましく
は、20〜80重量%であることが望ましい。含有量が
95重量%より多くなると、縮重合によりポリマーを得
るのは難しい。
【0012】(ロ)ポリエステルポリエステルブロック
共重合体 また、本発明のポリエステルポリエステルブロック共重
合体は、上記重量平均分子量が400〜6000のポ
リアルキレンエーテルグリコールのかわりに、脂肪族
または脂環式ジカルボン酸と脂肪族ジオールを縮合した
ポリエステルオリゴマー及び脂肪族ラクトンまたは脂
肪族モノオールカルボン酸から合成されたポリエステル
オリゴマーと、前記炭素数2〜12の脂肪族及び/又
は脂環族ジオール及び芳香族ジカルボン酸またはその
アルキルエステルとを原料とし、エステル化反応または
エステル交換反応により得られたオリゴマーを重縮合さ
せたものである。
共重合体 また、本発明のポリエステルポリエステルブロック共重
合体は、上記重量平均分子量が400〜6000のポ
リアルキレンエーテルグリコールのかわりに、脂肪族
または脂環式ジカルボン酸と脂肪族ジオールを縮合した
ポリエステルオリゴマー及び脂肪族ラクトンまたは脂
肪族モノオールカルボン酸から合成されたポリエステル
オリゴマーと、前記炭素数2〜12の脂肪族及び/又
は脂環族ジオール及び芳香族ジカルボン酸またはその
アルキルエステルとを原料とし、エステル化反応または
エステル交換反応により得られたオリゴマーを重縮合さ
せたものである。
【0013】の例としては、1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、
ジシクロヘキシル−4,4′−ジカルボン酸等の脂環式
ジカルボン酸またはコハク酸、シュウ酸、アジピン酸、
セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸のうちの一種以上と
エチレングリコール、プロピレングリコール、テトラメ
チレングリコール、ペンタメチレングリコール等のジオ
ールのうちの一種以上とを縮合した構造のポリエステル
オリゴマーが挙げられ、の例としてε−カプロラクト
ン、ω−オキシカプロン酸等から合成されたポリカプロ
ラクトン系ポリエステルオリゴマーが挙げられる。
ジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、
ジシクロヘキシル−4,4′−ジカルボン酸等の脂環式
ジカルボン酸またはコハク酸、シュウ酸、アジピン酸、
セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸のうちの一種以上と
エチレングリコール、プロピレングリコール、テトラメ
チレングリコール、ペンタメチレングリコール等のジオ
ールのうちの一種以上とを縮合した構造のポリエステル
オリゴマーが挙げられ、の例としてε−カプロラクト
ン、ω−オキシカプロン酸等から合成されたポリカプロ
ラクトン系ポリエステルオリゴマーが挙げられる。
【0014】(ハ)ポリエステル系エラストマーの製造
方法 本発明におけるエステル化、エステル交換、重縮合反応
は、常法に従って行うことができる。これらの反応にお
ける触媒としては、それぞれ、スズ、チタン、亜鉛、マ
ンガンなどのアルコラート、塩化物、酸化物など公知の
触媒のうち1種、または、2種以上を使用することがで
き、有機チタン系触媒、特に、テトラブチルチタネート
が望ましい。また、助剤として、リン酸、亜リン酸、次
亜リン酸、または、それらの金属塩などを加えてもよ
い。特に、次亜リン酸アルカリ金属塩を添加すること
は、末端カルボキシル基の含有率が減少し耐加水分解性
が良くなることから好ましい。
方法 本発明におけるエステル化、エステル交換、重縮合反応
は、常法に従って行うことができる。これらの反応にお
ける触媒としては、それぞれ、スズ、チタン、亜鉛、マ
ンガンなどのアルコラート、塩化物、酸化物など公知の
触媒のうち1種、または、2種以上を使用することがで
き、有機チタン系触媒、特に、テトラブチルチタネート
が望ましい。また、助剤として、リン酸、亜リン酸、次
亜リン酸、または、それらの金属塩などを加えてもよ
い。特に、次亜リン酸アルカリ金属塩を添加すること
は、末端カルボキシル基の含有率が減少し耐加水分解性
が良くなることから好ましい。
【0015】次亜リン酸アルカリ金属塩としては、次亜
リン酸ナトリウム、次亜リン酸カリウム、次亜リン酸リ
チウムなどが挙げられ、特に次亜リン酸ナトリウムが望
ましい。この次亜リン酸アルカリ金属塩の添加量は、生
成するポリマーに対し、1〜1000ppm、好ましく
は3〜200ppm、より好ましくは5〜80ppmで
ある。1ppm未満では、添加の効果が十分に得られ
ず、また、1000ppmより多く添加しても、効果が
変わらずかえって重縮合反応を阻害するので好ましくな
い。添加方法としては、次亜リン酸アルカリ金属塩を溶
液状、スラリー状、固体状のどの状態で溶融ポリマーに
添加してもよく、添加時期としては、好ましくは少なく
とも重縮合反応終了前、すなわちエステル化反応前又は
エステル交換反応前から重縮合反応終了の前までの間
で、どの時期に添加してもよい。特に、減圧重縮合開始
直前に、スラリー状で添加することが重合性の低下が少
なく好ましい。
リン酸ナトリウム、次亜リン酸カリウム、次亜リン酸リ
チウムなどが挙げられ、特に次亜リン酸ナトリウムが望
ましい。この次亜リン酸アルカリ金属塩の添加量は、生
成するポリマーに対し、1〜1000ppm、好ましく
は3〜200ppm、より好ましくは5〜80ppmで
ある。1ppm未満では、添加の効果が十分に得られ
ず、また、1000ppmより多く添加しても、効果が
変わらずかえって重縮合反応を阻害するので好ましくな
い。添加方法としては、次亜リン酸アルカリ金属塩を溶
液状、スラリー状、固体状のどの状態で溶融ポリマーに
添加してもよく、添加時期としては、好ましくは少なく
とも重縮合反応終了前、すなわちエステル化反応前又は
エステル交換反応前から重縮合反応終了の前までの間
で、どの時期に添加してもよい。特に、減圧重縮合開始
直前に、スラリー状で添加することが重合性の低下が少
なく好ましい。
【0016】また、反応工程において、ほかの添加剤が
存在していてもよい。例えばヒンダードフェノール系酸
化安定剤、ヒンダードアミン系酸化安定剤、リン系酸化
安定剤、硫黄系酸化安定剤、トリアゾール系耐光安定剤
などのほか、公知の他の添加剤が使用される。特に、本
発明では、ヒンダードフェノール系酸化安定剤をポリマ
ーに対し、0.01〜1重量%添加するのが効果上、一
層好ましい。エステル化、または、エステル交換反応は
通常120〜250℃、好ましくは150〜230℃で
行われ、溶融重縮合反応は、通常10torr以下の減
圧下、200〜280℃で2〜6時間行われる。通常、
溶融重合して得られたポリマーは、融点以上の温度で保
持され、順次反応缶から吐出、ペレット化が行われる。
なお、ここで得られたペレットは、必要に応じて、さら
に固相重合してもよい。
存在していてもよい。例えばヒンダードフェノール系酸
化安定剤、ヒンダードアミン系酸化安定剤、リン系酸化
安定剤、硫黄系酸化安定剤、トリアゾール系耐光安定剤
などのほか、公知の他の添加剤が使用される。特に、本
発明では、ヒンダードフェノール系酸化安定剤をポリマ
ーに対し、0.01〜1重量%添加するのが効果上、一
層好ましい。エステル化、または、エステル交換反応は
通常120〜250℃、好ましくは150〜230℃で
行われ、溶融重縮合反応は、通常10torr以下の減
圧下、200〜280℃で2〜6時間行われる。通常、
溶融重合して得られたポリマーは、融点以上の温度で保
持され、順次反応缶から吐出、ペレット化が行われる。
なお、ここで得られたペレットは、必要に応じて、さら
に固相重合してもよい。
【0017】このようなポリエステルポリエーテル共重
合体としては、市販のポリマーである「ペルプレンP」
(東洋紡績社製商品名)や「ハイトレル」(東レ・デュ
ポン社製商品名)、「ローモッド」(日本ジーイープラ
スチック社製商品名)、「ニチゴーポリエスター」(日
本合成化学工業社製商品名)、「帝人ポリエステルエラ
ストマー」(帝人社製商品名)等があり、ポリエステル
ポリエステルブロック共重合体としては市販のポリマー
である「ペルプレンS」(東洋紡績社製商品名)があ
る。
合体としては、市販のポリマーである「ペルプレンP」
(東洋紡績社製商品名)や「ハイトレル」(東レ・デュ
ポン社製商品名)、「ローモッド」(日本ジーイープラ
スチック社製商品名)、「ニチゴーポリエスター」(日
本合成化学工業社製商品名)、「帝人ポリエステルエラ
ストマー」(帝人社製商品名)等があり、ポリエステル
ポリエステルブロック共重合体としては市販のポリマー
である「ペルプレンS」(東洋紡績社製商品名)があ
る。
【0018】成分(B):変性オレフィン系エラストマ
ー 本発明の変性オレフィン系エラストマーは、オレフィン
系エラストマー100重量部に、水酸基を有するα,β
−不飽和カルボン酸エステル0.01〜20重量部、好
ましくは0.05〜10重量部及び他のビニル系単量体
0〜50重量部、好ましくは0.01〜20重量部をグ
ラフト共重合工程に付して得られるものである。使用す
るオレフィン系エラストマーは、室温におけるJIS−
K7203による曲げ弾性率が500MPa以下、好ま
しくは300MPa以下、特に好ましくは100MPa
以下で、ガラス転移温度が−10℃以下のものである。
ー 本発明の変性オレフィン系エラストマーは、オレフィン
系エラストマー100重量部に、水酸基を有するα,β
−不飽和カルボン酸エステル0.01〜20重量部、好
ましくは0.05〜10重量部及び他のビニル系単量体
0〜50重量部、好ましくは0.01〜20重量部をグ
ラフト共重合工程に付して得られるものである。使用す
るオレフィン系エラストマーは、室温におけるJIS−
K7203による曲げ弾性率が500MPa以下、好ま
しくは300MPa以下、特に好ましくは100MPa
以下で、ガラス転移温度が−10℃以下のものである。
【0019】オレフィン系エラストマーとしては、ポリ
ブタジエン、ポリイソプレン、ポリイソブチレン等のオ
レフィン類の単独重合体;エチレン・プロピレン共重合
体ゴム(EPM)、非共役ジエンとして、5−エチリデ
ンノルボルネン、5−メチルノルボルネン、5−ビニル
ノルボルネン、ジシクロペンタジエンなどを用いたエチ
レン・プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴム(EPD
M)、エチレン・ブテン共重合体ゴム(EBM)、エチ
レン・プロピレン・ブテン共重合体ゴム、エチレン・ヘ
キセン共重合体、エチレン・オクテン共重合体等のオレ
フィン系共重合体ゴム;エチレン−ブタジエン共重合
体、エチレン−イソプレン共重合体、エチレン−クロロ
プレン共重合体等のエチレンとジエンとの共重合体;エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エ
チル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体等
のエチレンと有機酸エステルとの共重合体等を挙げるこ
とができる。
ブタジエン、ポリイソプレン、ポリイソブチレン等のオ
レフィン類の単独重合体;エチレン・プロピレン共重合
体ゴム(EPM)、非共役ジエンとして、5−エチリデ
ンノルボルネン、5−メチルノルボルネン、5−ビニル
ノルボルネン、ジシクロペンタジエンなどを用いたエチ
レン・プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴム(EPD
M)、エチレン・ブテン共重合体ゴム(EBM)、エチ
レン・プロピレン・ブテン共重合体ゴム、エチレン・ヘ
キセン共重合体、エチレン・オクテン共重合体等のオレ
フィン系共重合体ゴム;エチレン−ブタジエン共重合
体、エチレン−イソプレン共重合体、エチレン−クロロ
プレン共重合体等のエチレンとジエンとの共重合体;エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エ
チル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体等
のエチレンと有機酸エステルとの共重合体等を挙げるこ
とができる。
【0020】これらの共重合体又は共重合体ゴムは、ラ
ンダム共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合
体、交互共重合体のいずれでもよい。これらの弾性重合
体は、単独成分ばかりでなく、複数成分の併用であって
も良い。これらの中でも、エチレン・プロピレン共重合
体ゴム(EPM)、非共役ジエンとして、5−エチリデ
ンノルボルネン、5−メチルノルボルネン、5−ビニル
ノルボルネン、ジシクロペンタジエンなどを用いたエチ
レン・プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴム(EPD
M)、エチレン・ブテン共重合体ゴム(EBM)、エチ
レン・プロピレン・ブテン共重合体ゴム、エチレン・ヘ
キセン共重合体、エチレン・オクテン共重合体等のオレ
フィン系共重合体ゴムとエチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−
アクリル酸メチル共重合体等のエチレンと有機酸エステ
ルとの共重合体が好ましく、エチレン・プロピレン共重
合体ゴム(EPM)、非共役ジエンとして、5−エチリ
デンノルボルネン、5−メチルノルボルネン、5−ビニ
ルノルボルネン、ジシクロペンタジエンなどを用いたエ
チレン・プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴム(EP
DM)、エチレン・ブテン共重合体ゴム(EBM)、エ
チレン・プロピレン・ブテン共重合体ゴム、エチレン・
ヘキセン共重合体、エチレン・オクテン共重合体等のオ
レフィン系共重合体ゴムが特に好ましい。上記オレフィ
ン系共重合体ゴムの100℃におけるムーニー粘度(M
L1+4 (100℃))は10〜400、好ましくは15
〜350である。ムーニー粘度が上記範囲を越えるもの
は成形外観の悪いものとなり、上記範囲未満のものはゴ
ム弾性に劣るものとなる。
ンダム共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合
体、交互共重合体のいずれでもよい。これらの弾性重合
体は、単独成分ばかりでなく、複数成分の併用であって
も良い。これらの中でも、エチレン・プロピレン共重合
体ゴム(EPM)、非共役ジエンとして、5−エチリデ
ンノルボルネン、5−メチルノルボルネン、5−ビニル
ノルボルネン、ジシクロペンタジエンなどを用いたエチ
レン・プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴム(EPD
M)、エチレン・ブテン共重合体ゴム(EBM)、エチ
レン・プロピレン・ブテン共重合体ゴム、エチレン・ヘ
キセン共重合体、エチレン・オクテン共重合体等のオレ
フィン系共重合体ゴムとエチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−
アクリル酸メチル共重合体等のエチレンと有機酸エステ
ルとの共重合体が好ましく、エチレン・プロピレン共重
合体ゴム(EPM)、非共役ジエンとして、5−エチリ
デンノルボルネン、5−メチルノルボルネン、5−ビニ
ルノルボルネン、ジシクロペンタジエンなどを用いたエ
チレン・プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴム(EP
DM)、エチレン・ブテン共重合体ゴム(EBM)、エ
チレン・プロピレン・ブテン共重合体ゴム、エチレン・
ヘキセン共重合体、エチレン・オクテン共重合体等のオ
レフィン系共重合体ゴムが特に好ましい。上記オレフィ
ン系共重合体ゴムの100℃におけるムーニー粘度(M
L1+4 (100℃))は10〜400、好ましくは15
〜350である。ムーニー粘度が上記範囲を越えるもの
は成形外観の悪いものとなり、上記範囲未満のものはゴ
ム弾性に劣るものとなる。
【0021】オレフィン系エラストマーを変性するため
の水酸基を有するα,β−不飽和カルボン酸エステルと
しては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2,3−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシメチル−3−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、2,2−ジヒドロキシメチル−
3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、炭素数
4〜40であるエチレングリコールもしくはプロピレン
グリコールの(メタ)アクリル酸エステル等の(メタ)
アクリル酸エステル類、ビス(2−ヒドロキシエチル)
フマレート、ビス(2−ヒドロキシプロピル)フマレー
ト、ビス(2,3−ジヒドロキシプロピル)フマレー
ト、ビス(2−ヒドロキシメチル−3−ヒドロキシプロ
ピル)フマレート、炭素数4〜40であるエチレングリ
コールもしくはプロピレングリコールのフマル酸エステ
ル等のフマル酸エステル類、及び同様のマレイン酸エス
テル類等が挙げられる。尚、フマル酸及びマレイン酸エ
ステルは、上記のように二つのカルボキシル基が両方と
もヒドロキシアルキル基でエステル化されたものだけで
なく、一方のみがエステル化されたものも同様のモノマ
ーとして例示できる。また、N−メチロール(メタ)ア
クリルアミド等の(メタ)アクリルアミド類も使用でき
る。ただし、ここで記載される(メタ)アクリレートは
アクリレート及びメタアクリレートを意味し、(メタ)
アクリル酸はアクリル酸及びメタアクリル酸を意味し、
(メタ)アクリルアミドはアクリルアミド及びメタアク
リルアミドを意味するものである。これらの中でも、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、炭素数4〜40で
あるエチレングリコールもしくはプロピレングリコール
の(メタ)アクリル酸エステルが好ましい。
の水酸基を有するα,β−不飽和カルボン酸エステルと
しては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2,3−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシメチル−3−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、2,2−ジヒドロキシメチル−
3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、炭素数
4〜40であるエチレングリコールもしくはプロピレン
グリコールの(メタ)アクリル酸エステル等の(メタ)
アクリル酸エステル類、ビス(2−ヒドロキシエチル)
フマレート、ビス(2−ヒドロキシプロピル)フマレー
ト、ビス(2,3−ジヒドロキシプロピル)フマレー
ト、ビス(2−ヒドロキシメチル−3−ヒドロキシプロ
ピル)フマレート、炭素数4〜40であるエチレングリ
コールもしくはプロピレングリコールのフマル酸エステ
ル等のフマル酸エステル類、及び同様のマレイン酸エス
テル類等が挙げられる。尚、フマル酸及びマレイン酸エ
ステルは、上記のように二つのカルボキシル基が両方と
もヒドロキシアルキル基でエステル化されたものだけで
なく、一方のみがエステル化されたものも同様のモノマ
ーとして例示できる。また、N−メチロール(メタ)ア
クリルアミド等の(メタ)アクリルアミド類も使用でき
る。ただし、ここで記載される(メタ)アクリレートは
アクリレート及びメタアクリレートを意味し、(メタ)
アクリル酸はアクリル酸及びメタアクリル酸を意味し、
(メタ)アクリルアミドはアクリルアミド及びメタアク
リルアミドを意味するものである。これらの中でも、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、炭素数4〜40で
あるエチレングリコールもしくはプロピレングリコール
の(メタ)アクリル酸エステルが好ましい。
【0022】これらのモノマーは、単独ばかりでなく、
複数の併用であっても良い。この水酸基を有するα,β
−不飽和カルボン酸エステルのグラフト効率を高めるた
めに、他のビニル系単量体を併用することは有用であ
る。かかる他のビニル系単量体としては、スチレン、α
−メチルスチレン、α−メトキシスチレン、メチルスチ
レン、ジメチルスチレン、2,4,6−トリメチルスチ
レン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、ブロモスチ
レン、ニトロスチレン、クロロメチルスチレン、シアノ
スチレン、t−ブチルスチレン、ビニルナフタレン等の
芳香族ビニル系単量体;(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸プロピ
ル、(メタ)アクリル酸オクチル等の(メタ)アクリル
酸エステル系単量体;N−メチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の(メ
タ)アクリルアミド系単量体;アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル等のシアノビニル系単量体;酢酸ビニル
等のビニルエステル系単量体;メチルビニルエーテル、
エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル等のビニ
ルエーテル系単量体;ビニルイミダゾール、ビニルオキ
サゾリン、ビニルピリジン、ビニルピロリドン等の複素
環含有ビニル化合物等を挙げることができる。これらの
モノマーは、単独ばかりでなく、複数の併用であっても
良い。これらの中でもスチレン、α−メチルスチレン、
メチルスチレン等のスチレン系単量体をオレフィン系エ
ラストマー100重量部に対し、0〜50重量部を、好
ましくは0.01〜20重量部を用いると、成分(A)
との相溶性がより向上する。
複数の併用であっても良い。この水酸基を有するα,β
−不飽和カルボン酸エステルのグラフト効率を高めるた
めに、他のビニル系単量体を併用することは有用であ
る。かかる他のビニル系単量体としては、スチレン、α
−メチルスチレン、α−メトキシスチレン、メチルスチ
レン、ジメチルスチレン、2,4,6−トリメチルスチ
レン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、ブロモスチ
レン、ニトロスチレン、クロロメチルスチレン、シアノ
スチレン、t−ブチルスチレン、ビニルナフタレン等の
芳香族ビニル系単量体;(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸プロピ
ル、(メタ)アクリル酸オクチル等の(メタ)アクリル
酸エステル系単量体;N−メチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の(メ
タ)アクリルアミド系単量体;アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル等のシアノビニル系単量体;酢酸ビニル
等のビニルエステル系単量体;メチルビニルエーテル、
エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル等のビニ
ルエーテル系単量体;ビニルイミダゾール、ビニルオキ
サゾリン、ビニルピリジン、ビニルピロリドン等の複素
環含有ビニル化合物等を挙げることができる。これらの
モノマーは、単独ばかりでなく、複数の併用であっても
良い。これらの中でもスチレン、α−メチルスチレン、
メチルスチレン等のスチレン系単量体をオレフィン系エ
ラストマー100重量部に対し、0〜50重量部を、好
ましくは0.01〜20重量部を用いると、成分(A)
との相溶性がより向上する。
【0023】上記の水酸基を有するα,β−不飽和カル
ボン酸エステルと他のビニル系単量体でオレフィン系エ
ラストマーを変性する方法は特に限定されないが、例え
ば、オレフィン系エラストマーと水酸基を有するα,β
−不飽和カルボン酸エステルと他のビニル系単量体とを
共存させ、有機過酸化物等のラジカル発生剤の存在下又
は非存在下で反応させる方法、紫外線や放射線を照射す
る方法、酸素やオゾンと接触させる方法等がある。
ボン酸エステルと他のビニル系単量体でオレフィン系エ
ラストマーを変性する方法は特に限定されないが、例え
ば、オレフィン系エラストマーと水酸基を有するα,β
−不飽和カルボン酸エステルと他のビニル系単量体とを
共存させ、有機過酸化物等のラジカル発生剤の存在下又
は非存在下で反応させる方法、紫外線や放射線を照射す
る方法、酸素やオゾンと接触させる方法等がある。
【0024】ラジカル発生剤としては、t−ブチルヒド
ロパーオキシド、クメンヒドロパーオキシド、2,5−
ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロパーオキシド、ベ
ンゾイルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、1,3
−ビス(t−ブチルパーオキシ−イソプロピル)ベンゼ
ン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジブチルパー
オキシド、メチルエチルケトンパーオキシド、過酸化カ
リウム、過酸化水素等の有機及び無機過酸化物、2,
2′−アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビ
ス(イソブチルアミド)ジハライド、2,2′−アゾ
〔2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオ
ンアミド〕、アゾジ−t−ブタン等のアゾ化合物、ジク
ミル等の炭素ラジカル発生剤などを用いることができ
る。これらのラジカル発生剤は、変性剤や反応形態との
関連において適宜選択できる。また、2種以上併用する
ことができる。
ロパーオキシド、クメンヒドロパーオキシド、2,5−
ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロパーオキシド、ベ
ンゾイルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、1,3
−ビス(t−ブチルパーオキシ−イソプロピル)ベンゼ
ン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジブチルパー
オキシド、メチルエチルケトンパーオキシド、過酸化カ
リウム、過酸化水素等の有機及び無機過酸化物、2,
2′−アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビ
ス(イソブチルアミド)ジハライド、2,2′−アゾ
〔2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオ
ンアミド〕、アゾジ−t−ブタン等のアゾ化合物、ジク
ミル等の炭素ラジカル発生剤などを用いることができ
る。これらのラジカル発生剤は、変性剤や反応形態との
関連において適宜選択できる。また、2種以上併用する
ことができる。
【0025】ラジカル発生剤の使用量は、上記オレフィ
ン系エラストマー100重量部に対して、0〜30重量
部、好ましくは0〜10重量部の範囲である。グラフト
共重合の温度は、通常30〜350℃、好ましくは50
〜300℃の範囲、変性反応時間は50時間以下、好ま
しくは0.5分〜24時間の範囲である。グラフト共重
合反応は溶液状態、溶融状態、懸濁状態のいずれの状態
を採用してもよい。更に、押出機等による溶融変性の際
に、反応効率を向上させる目的で、例えばキシレン等の
有機溶剤や連鎖移動剤等の添加、あるいは減圧混練する
ことにより、未反応成分等を除去することもできる。
ン系エラストマー100重量部に対して、0〜30重量
部、好ましくは0〜10重量部の範囲である。グラフト
共重合の温度は、通常30〜350℃、好ましくは50
〜300℃の範囲、変性反応時間は50時間以下、好ま
しくは0.5分〜24時間の範囲である。グラフト共重
合反応は溶液状態、溶融状態、懸濁状態のいずれの状態
を採用してもよい。更に、押出機等による溶融変性の際
に、反応効率を向上させる目的で、例えばキシレン等の
有機溶剤や連鎖移動剤等の添加、あるいは減圧混練する
ことにより、未反応成分等を除去することもできる。
【0026】オレフィン系エラストマーに導入した水酸
基を有するα,β−不飽和カルボン酸エステルの含量
は、オレフィン系エラストマー100重量部に対して、
0.01〜20重量部、好ましくは0.05〜10重量
部の範囲である。水酸基を有するα,β−不飽和カルボ
ン酸エステルの含量が0.01重量部未満では、相溶性
の改良効果が小さく、20重量部を超えるとゲル化等に
より成形加工性に難点を生じたり、成形品の外観が悪化
したりする場合があり好ましくない。
基を有するα,β−不飽和カルボン酸エステルの含量
は、オレフィン系エラストマー100重量部に対して、
0.01〜20重量部、好ましくは0.05〜10重量
部の範囲である。水酸基を有するα,β−不飽和カルボ
ン酸エステルの含量が0.01重量部未満では、相溶性
の改良効果が小さく、20重量部を超えるとゲル化等に
より成形加工性に難点を生じたり、成形品の外観が悪化
したりする場合があり好ましくない。
【0027】オレフィン系エラストマーに導入する他の
ビニル系単量体の含量は、オレフィン系エラストマー1
00重量部に対して、0〜50重量部、好ましくは0.
01〜20重量部である。他のビニル系単量体を併用し
ない場合でもある程度の相溶性改良効果が認められる
が、併用することにより更に相溶性がより向上する。ま
た、50重量部を超えると成形品の外観が悪化したり、
機械的強度が低下したりする場合があり好ましくない。
ビニル系単量体の含量は、オレフィン系エラストマー1
00重量部に対して、0〜50重量部、好ましくは0.
01〜20重量部である。他のビニル系単量体を併用し
ない場合でもある程度の相溶性改良効果が認められる
が、併用することにより更に相溶性がより向上する。ま
た、50重量部を超えると成形品の外観が悪化したり、
機械的強度が低下したりする場合があり好ましくない。
【0028】(2)付加的配合材(任意成分) 本発明の熱可塑性組成物には上記成分(A)及び成分
(B)以外の他の成分を含有することができる。例え
ば、成分(B)の変性オレフィン系エラストマーの一部
を未変性のオレフィン系エラストマーに置き換えてもよ
い。未変性のオレフィン系エラストマーとしては、前述
のオレフィン系エラストマーを有機パーオキサイドの存
在下に加熱処理し、主としてラジカルによって架橋した
ものでも良い。更に、本発明の目的を損なわない範囲
で、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、ポリ
アミド等を樹脂組成物に含有させることができる。ま
た、上記以外にも、各種目的に応じて任意の配合成分を
配合することができる。
(B)以外の他の成分を含有することができる。例え
ば、成分(B)の変性オレフィン系エラストマーの一部
を未変性のオレフィン系エラストマーに置き換えてもよ
い。未変性のオレフィン系エラストマーとしては、前述
のオレフィン系エラストマーを有機パーオキサイドの存
在下に加熱処理し、主としてラジカルによって架橋した
ものでも良い。更に、本発明の目的を損なわない範囲
で、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、ポリ
アミド等を樹脂組成物に含有させることができる。ま
た、上記以外にも、各種目的に応じて任意の配合成分を
配合することができる。
【0029】具体的には、酸化防止剤、熱安定剤、光安
定剤、紫外線吸収剤、中和剤、滑剤、防曇剤、アンチブ
ロッキング剤、スリップ剤、架橋剤、架橋助剤、着色
剤、難燃剤、分散剤、帯電防止剤等の各種添加物を添加
することができる。これらの中でも特に酸化防止剤を添
加することが重要であり、フェノール系、ホスファイト
系、チオエーテル系等の各種酸化防止剤の少なくとも一
種を使用することができる。
定剤、紫外線吸収剤、中和剤、滑剤、防曇剤、アンチブ
ロッキング剤、スリップ剤、架橋剤、架橋助剤、着色
剤、難燃剤、分散剤、帯電防止剤等の各種添加物を添加
することができる。これらの中でも特に酸化防止剤を添
加することが重要であり、フェノール系、ホスファイト
系、チオエーテル系等の各種酸化防止剤の少なくとも一
種を使用することができる。
【0030】また、ポリエステル系エラストマーを高分
子化する目的で、ビスオキサゾリン化合物、ジエポキシ
化合物等の二官能性化合物やその他多官能性化合物、ト
リフェニルホスファイト等のモノホスファイトやビス
(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト等のジホスフ
ァイトで例示される亜リン酸エステル類を添加すること
は有効であり、触媒として、無水炭酸カリウム等のアル
カリ金属塩を加えることもできる。更に、本発明の効果
を著しく損なわない範囲内で、各種熱可塑性樹脂、各種
エラストマー、各種可塑剤等の付加的配合材を配合する
ことができる。
子化する目的で、ビスオキサゾリン化合物、ジエポキシ
化合物等の二官能性化合物やその他多官能性化合物、ト
リフェニルホスファイト等のモノホスファイトやビス
(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト等のジホスフ
ァイトで例示される亜リン酸エステル類を添加すること
は有効であり、触媒として、無水炭酸カリウム等のアル
カリ金属塩を加えることもできる。更に、本発明の効果
を著しく損なわない範囲内で、各種熱可塑性樹脂、各種
エラストマー、各種可塑剤等の付加的配合材を配合する
ことができる。
【0031】各種熱可塑性樹脂としては、プロピレン単
独重合体、プロピレン・エチレンブロック共重合体、プ
ロピレン・エチレンランダム共重合体といったプロピレ
ン系重合体や低密度ポリエチレン(分岐状エチレン重合
体)、中密度、高密度ポリエチレン(直鎖状エチレン重
合体)といったエチレン系重合体、エチレン・不飽和カ
ルボン酸共重合体といったエチレンと不飽和化合物また
はその無水物(アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン
酸、テトラヒドロフタル酸、ノルボルネン−5,6−ジ
カルボン酸、およびこれらの無水物など)の共重合体な
どのオレフィン系樹脂;スチレン単独重合体、アクリル
ニトリル・スチレン樹脂、アクリルニトリル・ブタジエ
ン・スチレン樹脂などのスチレン系樹脂等が挙げられ
る。これらの中で好適なものとしては、下記の成分
(C)及び成分(D)を挙げることができる。
独重合体、プロピレン・エチレンブロック共重合体、プ
ロピレン・エチレンランダム共重合体といったプロピレ
ン系重合体や低密度ポリエチレン(分岐状エチレン重合
体)、中密度、高密度ポリエチレン(直鎖状エチレン重
合体)といったエチレン系重合体、エチレン・不飽和カ
ルボン酸共重合体といったエチレンと不飽和化合物また
はその無水物(アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン
酸、テトラヒドロフタル酸、ノルボルネン−5,6−ジ
カルボン酸、およびこれらの無水物など)の共重合体な
どのオレフィン系樹脂;スチレン単独重合体、アクリル
ニトリル・スチレン樹脂、アクリルニトリル・ブタジエ
ン・スチレン樹脂などのスチレン系樹脂等が挙げられ
る。これらの中で好適なものとしては、下記の成分
(C)及び成分(D)を挙げることができる。
【0032】成分(C):炭化水素系ゴム用軟化剤 本発明の熱可塑性組成物において付加的成分として用い
られる炭化水素系ゴム用軟化剤としては、重量平均分子
量が300〜2,000、好ましくは500〜1,50
0のものを挙げることができる。この様な炭化水素系ゴ
ム用軟化剤は、芳香族環、ナフテン環及びパラフィン環
の三者を組み合わせた混合物であって、パラフィン鎖炭
素数が全炭素中の50重量%以上を占めるものがパラフ
ィン系オイルと呼ばれ、ナフテン環炭素数が30〜45
重量%のものがナフテン系オイルと呼ばれ、芳香族炭素
数が30重量%より多いものが芳香族系オイルと呼ばれ
て区分されている。これらの中ではパラフィン系オイル
を用いることが耐候性の点より好ましい。
られる炭化水素系ゴム用軟化剤としては、重量平均分子
量が300〜2,000、好ましくは500〜1,50
0のものを挙げることができる。この様な炭化水素系ゴ
ム用軟化剤は、芳香族環、ナフテン環及びパラフィン環
の三者を組み合わせた混合物であって、パラフィン鎖炭
素数が全炭素中の50重量%以上を占めるものがパラフ
ィン系オイルと呼ばれ、ナフテン環炭素数が30〜45
重量%のものがナフテン系オイルと呼ばれ、芳香族炭素
数が30重量%より多いものが芳香族系オイルと呼ばれ
て区分されている。これらの中ではパラフィン系オイル
を用いることが耐候性の点より好ましい。
【0033】本発明で用いるパラフィン系オイルとして
は、40℃動粘度が20〜800cSt(センチストー
クス)、好ましくは50〜600cSt、流動点が0〜
−40℃、好ましくは0〜−30℃、及び、引火点(C
OC)が200〜400℃、好ましくは250〜350
℃のオイルが好適に使用される。炭化水素系ゴム用軟化
剤は、成分(A)と成分(B)の合計100重量部に対
して、0〜200重量部、好ましくは0.1〜100重
量部、特に好ましくは1〜50重量部にて配合すること
が好適である。該炭化水素系ゴム用軟化剤は、硬度調整
及び成形時の溶融流動性を調節するために重要である。
は、40℃動粘度が20〜800cSt(センチストー
クス)、好ましくは50〜600cSt、流動点が0〜
−40℃、好ましくは0〜−30℃、及び、引火点(C
OC)が200〜400℃、好ましくは250〜350
℃のオイルが好適に使用される。炭化水素系ゴム用軟化
剤は、成分(A)と成分(B)の合計100重量部に対
して、0〜200重量部、好ましくは0.1〜100重
量部、特に好ましくは1〜50重量部にて配合すること
が好適である。該炭化水素系ゴム用軟化剤は、硬度調整
及び成形時の溶融流動性を調節するために重要である。
【0034】成分(D):弾性重合体 本発明でいう弾性重合体としては、成分(B)に記載さ
れたオレフィン系エラストマー以外のゴム弾性を持つも
のであり、具体的には、スチレンブタジエンゴム(SB
R)の水素添加物;スチレン・エチレン・ブチレン・ス
チレン共重合体(SEBS)、スチレン・エチレン・プ
ロピレン・スチレン共重合体(SEPS)、スチレン・
イソプレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体の水
素添加物などのスチレン・共役ジエンブロック共重合体
の水素添加物などを主鎖とする化合物;上述のオレフィ
ン系共重合体ゴムを含むオレフィン系熱可塑性エラスト
マーで、市販品としては、三菱化学社製「サーモラ
ン」、三井石油化学工業社製「ミラストマー」、住友化
学社製「住友TPE」、AES社製「サントプレーン」
等;上記スチレン・共役ジエンブロック共重合体の水素
添加物などを主鎖とする化合物を含むスチレン系熱可塑
性エラストマーで、市販品としては、三菱化学社製「ラ
バロン」、シェルジャパン社製「クレイトンG」、クラ
レ社製「セプトン」「ハイブラー」、旭化成工業社製
「タフテック」、日本合成ゴム社製「ダイナロン」等;
アクリル酸エステルと架橋のための少量のモノマーとの
共重合体(ACM)、アクリル酸エステル−アクリロニ
トリル重合体ゴム(ANM)等のアクリルゴム、アクリ
ル酸エステル−ブタジエン共重合体ゴム、エチレン−ア
クリルゴム(AEM)等のアクリル系重合体ゴム;天然
ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチ
レン−ブタジエン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体ゴム等のジエン系ゴム;ブチルゴム;
ニトリルゴム;クロロプレンゴム;シリコーンゴム;フ
ッ素ゴム;ウレタンゴム;軟質塩化ビニル樹脂、塩素化
ポリエチレンなどの塩素系軟質樹脂等を挙げることがで
きる。該弾性重合体の配合は、柔軟性付与、光沢調整、
及びゴム弾性を向上させることから重要である。これら
の中でもスチレン・共役ジエンブロック共重合体の水素
添加物は、上記以外に成形時の溶融流動性を調節するた
めに重要である。特に、炭化水素系ゴム用軟化剤を含浸
させたスチレン・共役ジエンブロック共重合体の水素添
加物を配合することにより、バンバリーやニーダー等で
のバッチ練り工程を取らなくても容易に炭化水素系ゴム
用軟化剤の配合量を調節することができることから、成
形時の溶融流動性の調整を容易に行うことができる。ス
チレン・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物とし
ては、その共役ジエンがブタジエン単独、イソプレン単
独、或いは、イソプレンとブタジエンの混合物からなる
重合体ブロックであり、具体的には、スチレン・ブタジ
エン・スチレンブロック共重合体の水素添加物(以下単
に「水添S−B−S」と略記することがある。)、スチ
レン・イソプレン・スチレンブロック共重合体の水素添
加物(以下単に「水添S−I−S」と略記することがあ
る。)、或いは、スチレン・イソプレン・ブタジエン・
スチレンブロック共重合体の水素添加物(以下単に「水
添S−BI−S」と略記することがある。)を挙げるこ
とができる。
れたオレフィン系エラストマー以外のゴム弾性を持つも
のであり、具体的には、スチレンブタジエンゴム(SB
R)の水素添加物;スチレン・エチレン・ブチレン・ス
チレン共重合体(SEBS)、スチレン・エチレン・プ
ロピレン・スチレン共重合体(SEPS)、スチレン・
イソプレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体の水
素添加物などのスチレン・共役ジエンブロック共重合体
の水素添加物などを主鎖とする化合物;上述のオレフィ
ン系共重合体ゴムを含むオレフィン系熱可塑性エラスト
マーで、市販品としては、三菱化学社製「サーモラ
ン」、三井石油化学工業社製「ミラストマー」、住友化
学社製「住友TPE」、AES社製「サントプレーン」
等;上記スチレン・共役ジエンブロック共重合体の水素
添加物などを主鎖とする化合物を含むスチレン系熱可塑
性エラストマーで、市販品としては、三菱化学社製「ラ
バロン」、シェルジャパン社製「クレイトンG」、クラ
レ社製「セプトン」「ハイブラー」、旭化成工業社製
「タフテック」、日本合成ゴム社製「ダイナロン」等;
アクリル酸エステルと架橋のための少量のモノマーとの
共重合体(ACM)、アクリル酸エステル−アクリロニ
トリル重合体ゴム(ANM)等のアクリルゴム、アクリ
ル酸エステル−ブタジエン共重合体ゴム、エチレン−ア
クリルゴム(AEM)等のアクリル系重合体ゴム;天然
ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチ
レン−ブタジエン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体ゴム等のジエン系ゴム;ブチルゴム;
ニトリルゴム;クロロプレンゴム;シリコーンゴム;フ
ッ素ゴム;ウレタンゴム;軟質塩化ビニル樹脂、塩素化
ポリエチレンなどの塩素系軟質樹脂等を挙げることがで
きる。該弾性重合体の配合は、柔軟性付与、光沢調整、
及びゴム弾性を向上させることから重要である。これら
の中でもスチレン・共役ジエンブロック共重合体の水素
添加物は、上記以外に成形時の溶融流動性を調節するた
めに重要である。特に、炭化水素系ゴム用軟化剤を含浸
させたスチレン・共役ジエンブロック共重合体の水素添
加物を配合することにより、バンバリーやニーダー等で
のバッチ練り工程を取らなくても容易に炭化水素系ゴム
用軟化剤の配合量を調節することができることから、成
形時の溶融流動性の調整を容易に行うことができる。ス
チレン・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物とし
ては、その共役ジエンがブタジエン単独、イソプレン単
独、或いは、イソプレンとブタジエンの混合物からなる
重合体ブロックであり、具体的には、スチレン・ブタジ
エン・スチレンブロック共重合体の水素添加物(以下単
に「水添S−B−S」と略記することがある。)、スチ
レン・イソプレン・スチレンブロック共重合体の水素添
加物(以下単に「水添S−I−S」と略記することがあ
る。)、或いは、スチレン・イソプレン・ブタジエン・
スチレンブロック共重合体の水素添加物(以下単に「水
添S−BI−S」と略記することがある。)を挙げるこ
とができる。
【0035】これらスチレン・共役ジエンブロック共重
合体の水素添加物は、重量平均分子量が50,000〜
500,000、好ましくは60,000〜400,0
00、特に好ましくは70,000〜300,000、
スチレン含有量が5〜50重量%、好ましくは8〜45
重量%、特に好ましくは10〜40重量%、1,2−ミ
クロ構造が20%未満、好ましくは15%未満、水素添
加率が95%以上、好ましくは97%以上のブロック共
重合体を用いることが重要である。ここで「重量平均分
子量」は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によ
り次の条件で測定したポリスチレン換算の重量平均分子
量である。
合体の水素添加物は、重量平均分子量が50,000〜
500,000、好ましくは60,000〜400,0
00、特に好ましくは70,000〜300,000、
スチレン含有量が5〜50重量%、好ましくは8〜45
重量%、特に好ましくは10〜40重量%、1,2−ミ
クロ構造が20%未満、好ましくは15%未満、水素添
加率が95%以上、好ましくは97%以上のブロック共
重合体を用いることが重要である。ここで「重量平均分
子量」は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によ
り次の条件で測定したポリスチレン換算の重量平均分子
量である。
【0036】 (条件)機器 :150C ALC/GPC(MILLIPORE社製) カラム:AD80M/S(昭和電工社製)3本 溶媒 :o−ジクロロベンゼン 温度 :140℃ 流速 :1ml/分 注入量:200μl 濃度 :2mg/ml(酸化防止剤2,6−ジ−t−ブチル−p−フェ ノールを0.2重量%添加。濃度検出はFOXBORO社製赤 外分光光度計MIRAN 1Aにより波長3.42μmで測定 。) 上記スチレン・共役ジエンブロック共重合体の水素添加
物の重量平均分子量が500,000を超えるものは成
形性に劣るものであり、50,000未満のものはゴム
弾性、機械的強度に劣るものである。
物の重量平均分子量が500,000を超えるものは成
形性に劣るものであり、50,000未満のものはゴム
弾性、機械的強度に劣るものである。
【0037】これらスチレン・共役ジエンブロック共重
合体の水素添加物の製造方法としては、例えば、特公昭
40−23798号公報に記載された方法により、リチ
ウム触媒を用いて不活性溶媒中でスチレン・共役ジエン
ブロック共重合体を合成し、次いで、例えば、特公昭4
2−8704号、特公昭43−6636号、特開昭59
−133203号、特開昭60−79005号の各公報
に記載された方法により、不活性溶媒中で水素添加触媒
の存在下に水素添加する方法等を挙げることができる。
また、水添S−I−Sは、例えば、特開平2−1022
12号公報に記載された方法により、水添S−BI−S
は、例えば、特開平3−188114号公報に記載され
た方法により合成されたものである。弾性重合体は、成
分(A)と成分(B)の合計100重量部に対して、0
〜200重量部、好ましくは0.1〜100重量部、特
に好ましくは1〜50重量部にて配合することが好適で
ある。
合体の水素添加物の製造方法としては、例えば、特公昭
40−23798号公報に記載された方法により、リチ
ウム触媒を用いて不活性溶媒中でスチレン・共役ジエン
ブロック共重合体を合成し、次いで、例えば、特公昭4
2−8704号、特公昭43−6636号、特開昭59
−133203号、特開昭60−79005号の各公報
に記載された方法により、不活性溶媒中で水素添加触媒
の存在下に水素添加する方法等を挙げることができる。
また、水添S−I−Sは、例えば、特開平2−1022
12号公報に記載された方法により、水添S−BI−S
は、例えば、特開平3−188114号公報に記載され
た方法により合成されたものである。弾性重合体は、成
分(A)と成分(B)の合計100重量部に対して、0
〜200重量部、好ましくは0.1〜100重量部、特
に好ましくは1〜50重量部にて配合することが好適で
ある。
【0038】(2)配合比 本発明の熱可塑性組成物を構成する各成分の配合割合
は、成分(A)が成分(A)と成分(B)の合計量のう
ち30〜98重量%、好ましくは35〜95重量%、特
に好ましくは40〜90重量%である。上記成分(A)
の配合割合が上記範囲未満では得られる熱可塑性組成物
の耐油性、耐熱性、機械強度が劣り、上記範囲を越える
ものは柔軟性とゴム弾性(圧縮永久歪)に劣るものとな
る。
は、成分(A)が成分(A)と成分(B)の合計量のう
ち30〜98重量%、好ましくは35〜95重量%、特
に好ましくは40〜90重量%である。上記成分(A)
の配合割合が上記範囲未満では得られる熱可塑性組成物
の耐油性、耐熱性、機械強度が劣り、上記範囲を越える
ものは柔軟性とゴム弾性(圧縮永久歪)に劣るものとな
る。
【0039】また、成分(B)の配合割合としては、成
分(A)と成分(B)の合計量のうち70〜2重量%、
好ましくは65〜5重量%、特に好ましくは60〜10
重量%である。上記成分(B)の配合割合が上記範囲を
越えるものは熱可塑性組成物の耐油性、耐熱性、機械強
度が劣り、上記範囲未満のものは、柔軟性とゴム弾性
(圧縮永久歪)に劣るものとなる。
分(A)と成分(B)の合計量のうち70〜2重量%、
好ましくは65〜5重量%、特に好ましくは60〜10
重量%である。上記成分(B)の配合割合が上記範囲を
越えるものは熱可塑性組成物の耐油性、耐熱性、機械強
度が劣り、上記範囲未満のものは、柔軟性とゴム弾性
(圧縮永久歪)に劣るものとなる。
【0040】(3)配合方法 本発明の熱可塑性組成物を得るための方法は、溶融法、
溶液法、懸濁法等、特に限定されないが、実用的には溶
融混練する方法が望ましい。具体的な溶融混練する方法
としては、粉状又は粒状の上記成分(A)及び成分
(B)を前述の配合割合の範囲内で、必要であれば、付
加的配合材の項に記載の添加物と共に、ヘンシェルミキ
サー、リボンブレンダー、V型ブレンダー等により均一
に混合した後、バンバリーミキサー、ニーダー、ロー
ル、一軸又は二軸等の多軸混練押出機等の通常の混練機
にて混練ブレンドする方法を挙げることができる。
溶液法、懸濁法等、特に限定されないが、実用的には溶
融混練する方法が望ましい。具体的な溶融混練する方法
としては、粉状又は粒状の上記成分(A)及び成分
(B)を前述の配合割合の範囲内で、必要であれば、付
加的配合材の項に記載の添加物と共に、ヘンシェルミキ
サー、リボンブレンダー、V型ブレンダー等により均一
に混合した後、バンバリーミキサー、ニーダー、ロー
ル、一軸又は二軸等の多軸混練押出機等の通常の混練機
にて混練ブレンドする方法を挙げることができる。
【0041】各成分の溶融混練の温度は、100℃〜4
00℃の範囲、好ましくは150℃〜300℃の範囲、
特に好ましくは180℃〜280℃の範囲である。更
に、各成分の混練順序及び方法は、特に限定されるもの
ではなく、例えば、変性オレフィン系エラストマーとポ
リエステル系エラストマー及び必要に応じて付加的配合
材成分を一括で混練する方法、一部又は全量の変性オレ
フィン系エラストマーとポリエステル系エラストマーを
混練した後、付加的配合材成分を含めた残りの成分を混
練する方法、オレフィン系エラストマーと水酸基を有す
るα,β−不飽和カルボン酸エステル、他のビニル系単
量体、ラジカル開始剤、ポリエステル系エラストマー及
び付加的成分等を一括で混練する方法又は減圧混練する
方法等いずれの方法をとってもよい。更に、溶融混練の
際に、クロルベンゼン、トリクロルベンゼン、キシレン
等の有機溶媒や、テトラキス(2−エチルヘキソキシ)
チタン、ジブチルスズオキシド等の触媒を添加すること
もできる。
00℃の範囲、好ましくは150℃〜300℃の範囲、
特に好ましくは180℃〜280℃の範囲である。更
に、各成分の混練順序及び方法は、特に限定されるもの
ではなく、例えば、変性オレフィン系エラストマーとポ
リエステル系エラストマー及び必要に応じて付加的配合
材成分を一括で混練する方法、一部又は全量の変性オレ
フィン系エラストマーとポリエステル系エラストマーを
混練した後、付加的配合材成分を含めた残りの成分を混
練する方法、オレフィン系エラストマーと水酸基を有す
るα,β−不飽和カルボン酸エステル、他のビニル系単
量体、ラジカル開始剤、ポリエステル系エラストマー及
び付加的成分等を一括で混練する方法又は減圧混練する
方法等いずれの方法をとってもよい。更に、溶融混練の
際に、クロルベンゼン、トリクロルベンゼン、キシレン
等の有機溶媒や、テトラキス(2−エチルヘキソキシ)
チタン、ジブチルスズオキシド等の触媒を添加すること
もできる。
【0042】〔II〕成形体 本発明の熱可塑性組成物の成形体を製造する方法として
は、フィルム成形法(Tダイラミネート成形法など)、
カレンダー成形、(共)押出成形法、ブロー成形法、回
転成形、プレス成形、射出成形法(インサート射出成形
法、二色射出成形法、コアバック射出成形法、サンドイ
ッチ射出成形法、インジェクションプレス成形法)等の
各種成形法を用いることができる。特に射出成形法が好
ましい。
は、フィルム成形法(Tダイラミネート成形法など)、
カレンダー成形、(共)押出成形法、ブロー成形法、回
転成形、プレス成形、射出成形法(インサート射出成形
法、二色射出成形法、コアバック射出成形法、サンドイ
ッチ射出成形法、インジェクションプレス成形法)等の
各種成形法を用いることができる。特に射出成形法が好
ましい。
【0043】成形するにあたっては、乾燥した材料を用
いることが重要であり、乾燥温度は20〜150℃、好
ましくは50〜130℃、より好ましくは80〜120
℃で、乾燥時間は1〜24時間、好ましくは1〜10時
間、より好ましくは1〜5時間で行うことが必要であ
る。更に、乾燥を減圧下で行うとより効果的であり、減
圧下で乾燥することにより、乾燥温度を低く、乾燥時間
も短くすることが可能である。乾燥しない材料で成形し
た場合には、成形品表面に荒れが生じたり、物性の低下
を招くことがある。
いることが重要であり、乾燥温度は20〜150℃、好
ましくは50〜130℃、より好ましくは80〜120
℃で、乾燥時間は1〜24時間、好ましくは1〜10時
間、より好ましくは1〜5時間で行うことが必要であ
る。更に、乾燥を減圧下で行うとより効果的であり、減
圧下で乾燥することにより、乾燥温度を低く、乾燥時間
も短くすることが可能である。乾燥しない材料で成形し
た場合には、成形品表面に荒れが生じたり、物性の低下
を招くことがある。
【0044】射出成形における条件としては、一般に1
00〜300℃、好ましくは150〜280℃、特に好
ましくは200〜260℃の成形温度、50〜1,00
0kg/cm2 、好ましくは100〜800kg/cm
2 の射出圧力で成形される。また、ランナー、スプール
類等の製品以外の成形部分や不良成形品等をリサイクル
して使用することもできる。
00〜300℃、好ましくは150〜280℃、特に好
ましくは200〜260℃の成形温度、50〜1,00
0kg/cm2 、好ましくは100〜800kg/cm
2 の射出圧力で成形される。また、ランナー、スプール
類等の製品以外の成形部分や不良成形品等をリサイクル
して使用することもできる。
【0045】〔III 〕用途 本発明の熱可塑性組成物からなる成形体は、各種工業部
品として使用することができる。具体的には、インスト
ルメントパネル、センターパネル、センターコンソール
ボックス、ドアトリム、ピラー、アシストグリップ、ハ
ンドル、エアバックカバー等の自動車内装部品、バンパ
ー、モール等の自動車外装部品、ラック&ピニオンブー
ツ、サスペンションブーツ、等速ジョイントブーツなど
の自動車機能部品、掃除機バンパー、リモコンスイッ
チ、OA機器の各種ロールや各種キートップ等の家電部
品、水中眼鏡、水中カメラカバー等の水中使用製品、各
種カバー部品、密閉性、防水性、防音性、防振性等を目
的とした各種パッキン付き工業部品、カールコード電線
被覆、ベルト、ホース、チューブ、消音ギアなどの電
気、電子部品、スポーツ用品、等に使用することができ
る。
品として使用することができる。具体的には、インスト
ルメントパネル、センターパネル、センターコンソール
ボックス、ドアトリム、ピラー、アシストグリップ、ハ
ンドル、エアバックカバー等の自動車内装部品、バンパ
ー、モール等の自動車外装部品、ラック&ピニオンブー
ツ、サスペンションブーツ、等速ジョイントブーツなど
の自動車機能部品、掃除機バンパー、リモコンスイッ
チ、OA機器の各種ロールや各種キートップ等の家電部
品、水中眼鏡、水中カメラカバー等の水中使用製品、各
種カバー部品、密閉性、防水性、防音性、防振性等を目
的とした各種パッキン付き工業部品、カールコード電線
被覆、ベルト、ホース、チューブ、消音ギアなどの電
気、電子部品、スポーツ用品、等に使用することができ
る。
【0046】
【実施例】以下に示す実施例によって、本発明を更に具
体的に説明する。 〔I〕評価方法 これら実施例及び比較例における各種評価は、以下に示
す試験方法によって行った。但し、(1)〜(6)の測
定試料はインラインスクリュータイプ射出成型機(東芝
機械社製小型射出成形機;IS90B)にて、射出圧力
500kg/cm2、射出温度240℃、金型温度40
℃にて成形した120mm×120mm×3mmシート
の横方向打ち抜きにより得た。 (1)JIS−A硬度〔−〕 JIS−K−6301に準拠 (2)曲げ弾性率〔MPa〕 JIS−K−7203に準拠 (3)圧縮永久歪〔%〕 JIS−K−6301に準拠 変形回復性の目安として圧縮永久歪(70℃×22時
間)を測定した。 (4)引張強度 JIS−K−6301に準拠 機械強度の目安として引張試験を行い、引張破断点強度
〔MPa〕を測定した。 (5)Izod衝撃試験 JIS−K−7110に準拠 耐衝撃性の目安として、ノッチ付Izod衝撃強度〔k
J/m2 〕を−30℃で測定した。 (6)耐油性 射出成形したテストピースより切り出した約2gをJI
S3号油の入ったガラス管内に120℃で、72時間浸
し、その前後での膨潤率〔%〕を測定した。
体的に説明する。 〔I〕評価方法 これら実施例及び比較例における各種評価は、以下に示
す試験方法によって行った。但し、(1)〜(6)の測
定試料はインラインスクリュータイプ射出成型機(東芝
機械社製小型射出成形機;IS90B)にて、射出圧力
500kg/cm2、射出温度240℃、金型温度40
℃にて成形した120mm×120mm×3mmシート
の横方向打ち抜きにより得た。 (1)JIS−A硬度〔−〕 JIS−K−6301に準拠 (2)曲げ弾性率〔MPa〕 JIS−K−7203に準拠 (3)圧縮永久歪〔%〕 JIS−K−6301に準拠 変形回復性の目安として圧縮永久歪(70℃×22時
間)を測定した。 (4)引張強度 JIS−K−6301に準拠 機械強度の目安として引張試験を行い、引張破断点強度
〔MPa〕を測定した。 (5)Izod衝撃試験 JIS−K−7110に準拠 耐衝撃性の目安として、ノッチ付Izod衝撃強度〔k
J/m2 〕を−30℃で測定した。 (6)耐油性 射出成形したテストピースより切り出した約2gをJI
S3号油の入ったガラス管内に120℃で、72時間浸
し、その前後での膨潤率〔%〕を測定した。
【0047】〔II〕原材料 成分(A):ポリエステル系エラストマー A−1:ジメチルテレフタレート60重量部、1,4−
ブタンジオール31重量部、ポリテトラメチレンエーテ
ルグリコール(平均重量分子量1000)35重量部に
対し、触媒としてテトラブチルチタネートを金属チタン
換算で、生成するポリマーに対して200ppm添加
し、150℃〜230℃で3.5時間エステル交換反応
を行い、ついで、生成するポリマーに対し、ヒンダード
フェノール系酸化安定剤〔チバ・ガイギー(株)製品、
商品名:Irganox1010〕0.18重量部を加
え、3torr以下の減圧下、230〜245℃で溶融
重縮合を行い、ポリエステル系エラストマー(ポリエス
テルポリエーテルブロック共重合体:密度1.19g/
cm3 、ショア−D硬度52、メルトフローレイト(M
FR:245℃、2.16kg荷重)34g/10分、
曲げ弾性率215MPa)を製造した。
ブタンジオール31重量部、ポリテトラメチレンエーテ
ルグリコール(平均重量分子量1000)35重量部に
対し、触媒としてテトラブチルチタネートを金属チタン
換算で、生成するポリマーに対して200ppm添加
し、150℃〜230℃で3.5時間エステル交換反応
を行い、ついで、生成するポリマーに対し、ヒンダード
フェノール系酸化安定剤〔チバ・ガイギー(株)製品、
商品名:Irganox1010〕0.18重量部を加
え、3torr以下の減圧下、230〜245℃で溶融
重縮合を行い、ポリエステル系エラストマー(ポリエス
テルポリエーテルブロック共重合体:密度1.19g/
cm3 、ショア−D硬度52、メルトフローレイト(M
FR:245℃、2.16kg荷重)34g/10分、
曲げ弾性率215MPa)を製造した。
【0048】成分(B):変性オレフィン系エラストマ
ー B−1:エチレン・プロピレン共重合体ゴム(日本合成
ゴム(株)製、商品名:EP01、以下「EPR」とい
う;プロピレン含量22重量%、ムーニー粘度ML1+4
(100℃)19、230℃のMFR3.6g/10
分、JIS−A硬度73)40g、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート2g、スチレン2g及びビス(t−ブ
チルパーオキシイソプロピル)ベンゼン0.06gを混
合したのち、二軸押出機(東洋精機製作所社製、商品
名:ラボプラストミル)を用いて、温度180℃、スク
リュー回転数180rpmで0.5分間溶融混練し、こ
の混練物を粉砕してペレットを得た。得られた変性オレ
フィン系エラストマーのペレットから、IR法により求
めた2−ヒドロキシエチルメタクリレートに基づく構成
単位の含量は1.13重量%、スチレンの構成単位含量
は0.87重量%であった。また、JIS−K−721
0に準拠して測定したペレットの230℃のMFRは、
0.44g/10分であった。
ー B−1:エチレン・プロピレン共重合体ゴム(日本合成
ゴム(株)製、商品名:EP01、以下「EPR」とい
う;プロピレン含量22重量%、ムーニー粘度ML1+4
(100℃)19、230℃のMFR3.6g/10
分、JIS−A硬度73)40g、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート2g、スチレン2g及びビス(t−ブ
チルパーオキシイソプロピル)ベンゼン0.06gを混
合したのち、二軸押出機(東洋精機製作所社製、商品
名:ラボプラストミル)を用いて、温度180℃、スク
リュー回転数180rpmで0.5分間溶融混練し、こ
の混練物を粉砕してペレットを得た。得られた変性オレ
フィン系エラストマーのペレットから、IR法により求
めた2−ヒドロキシエチルメタクリレートに基づく構成
単位の含量は1.13重量%、スチレンの構成単位含量
は0.87重量%であった。また、JIS−K−721
0に準拠して測定したペレットの230℃のMFRは、
0.44g/10分であった。
【0049】なお、上記IR法とは、得られた変性オレ
フィン系エラストマー0.3gをキシレン30ml中に
加熱溶解させた後、メタノール250ml中で再沈精製
した。次いで、精製した変性オレフィン系エラストマー
をプレス成形機を用いてフィルムに成形し、赤外線分光
法にてIRスペクトルを測定して、カルボニルに由来す
る1,724cm-1の吸収及び芳香環に由来する700
cm-1の吸収により、予め作成した検量線を用いて、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート及びスチレンを定量
するものである。
フィン系エラストマー0.3gをキシレン30ml中に
加熱溶解させた後、メタノール250ml中で再沈精製
した。次いで、精製した変性オレフィン系エラストマー
をプレス成形機を用いてフィルムに成形し、赤外線分光
法にてIRスペクトルを測定して、カルボニルに由来す
る1,724cm-1の吸収及び芳香環に由来する700
cm-1の吸収により、予め作成した検量線を用いて、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート及びスチレンを定量
するものである。
【0050】B−2:EPR(日本合成ゴム(株)製、
商品名:EP01)25gを110℃のクロロベンゼン
500mlに完全溶解させた後、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート7.5g及びスチレン7.5gを加え、
ベンゾイルパーオキシド2gをクロロベンゼン25ml
に溶かしたラジカル開始剤溶液を滴下し、3時間反応さ
せた。反応系を4Lのメタノール中に注ぎ、変性オレフ
ィン系エラストマーを沈殿物として得る。得られた変性
オレフィン系エラストマーは、ろ別し、メタノール洗浄
した後、常温減圧乾燥し精製した。得られた変性オレフ
ィン系エラストマー中の2−ヒドロキシエチルメタクリ
レートに基づく構成単位の含量は2.83重量%、スチ
レンの構成単位含量は2.68重量%、MFRは、0.
02g/10分であった。
商品名:EP01)25gを110℃のクロロベンゼン
500mlに完全溶解させた後、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート7.5g及びスチレン7.5gを加え、
ベンゾイルパーオキシド2gをクロロベンゼン25ml
に溶かしたラジカル開始剤溶液を滴下し、3時間反応さ
せた。反応系を4Lのメタノール中に注ぎ、変性オレフ
ィン系エラストマーを沈殿物として得る。得られた変性
オレフィン系エラストマーは、ろ別し、メタノール洗浄
した後、常温減圧乾燥し精製した。得られた変性オレフ
ィン系エラストマー中の2−ヒドロキシエチルメタクリ
レートに基づく構成単位の含量は2.83重量%、スチ
レンの構成単位含量は2.68重量%、MFRは、0.
02g/10分であった。
【0051】B−3:B−1において、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレートに代えて、2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレートを用い、ビス(t−ブチルパーオキシ
イソプロピル)ベンゼン0.04gに換えた以外はB−
1と同様に製造した。得られた変性オレフィン系エラス
トマー中の2−ヒドロキシプロピルメタクリレートに基
づく構成単位の含量は0.43重量%、スチレンの構成
単位含量は0.36重量%、MFRは、1.67g/1
0分であった。
エチルメタクリレートに代えて、2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレートを用い、ビス(t−ブチルパーオキシ
イソプロピル)ベンゼン0.04gに換えた以外はB−
1と同様に製造した。得られた変性オレフィン系エラス
トマー中の2−ヒドロキシプロピルメタクリレートに基
づく構成単位の含量は0.43重量%、スチレンの構成
単位含量は0.36重量%、MFRは、1.67g/1
0分であった。
【0052】B−4:B−1において、スチレンを用い
ず、ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼ
ンに換えて、t−ブチルパーオキシベンゾエートを用い
た以外はB−1と同様に製造した。得られた変性オレフ
ィン系エラストマー中の2−ヒドロキシエチルメタクリ
レートに基づく構成単位の含量は0.67重量%、MF
Rは、0.73g/10分であった。
ず、ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼ
ンに換えて、t−ブチルパーオキシベンゾエートを用い
た以外はB−1と同様に製造した。得られた変性オレフ
ィン系エラストマー中の2−ヒドロキシエチルメタクリ
レートに基づく構成単位の含量は0.67重量%、MF
Rは、0.73g/10分であった。
【0053】B−5:EPR(日本合成ゴム(株)製、
商品名:EP01)を無水マレイン酸で変性したマレイ
ン化EPR(三菱化学社製、商品名:モディック、無水
マレイン酸含量1.2重量%、190℃のMFR1.0
g/10分)。 B−6:未変性のEPR(日本合成ゴム(株)製、商品
名:EP01)。 B−7:未変性のエチレン・プロピレン・非共役ジエン
共重合体ゴム(日本合成ゴム社製、商品名:EP98;
非共役ジエンは5−エチリデンノルボルネン、プロピレ
ン含量28重量%、5重量部油展、ムーニー粘度ML
1+4 (100℃)62、JIS−A硬度59)。 成分(C):炭化水素系ゴム用軟化剤 C−1:パラフィン系オイル(表−1に示す)。
商品名:EP01)を無水マレイン酸で変性したマレイ
ン化EPR(三菱化学社製、商品名:モディック、無水
マレイン酸含量1.2重量%、190℃のMFR1.0
g/10分)。 B−6:未変性のEPR(日本合成ゴム(株)製、商品
名:EP01)。 B−7:未変性のエチレン・プロピレン・非共役ジエン
共重合体ゴム(日本合成ゴム社製、商品名:EP98;
非共役ジエンは5−エチリデンノルボルネン、プロピレ
ン含量28重量%、5重量部油展、ムーニー粘度ML
1+4 (100℃)62、JIS−A硬度59)。 成分(C):炭化水素系ゴム用軟化剤 C−1:パラフィン系オイル(表−1に示す)。
【0054】
【表1】
【0055】成分(D):弾性重合体 D−1〜3:スチレン・共役ジエンブロック共重合体の
水素添加物(表−2に示す)。
水素添加物(表−2に示す)。
【0056】
【表2】
【0057】その他の成分: E−1:プロピレン系樹脂(表−3に示す)。
【0058】
【表3】
【0059】〔III 〕実験例及び比較例 実施例1〜10及び比較例1〜4 表4〜6に示す配合組成(重量部)にて配合し、この配
合組成の合計量100重量部に対して、更に、フェノー
ル系酸化防止剤(チバガイキー社製商品名「イルガノッ
クス1010」)0.2重量部とチオエーテル系酸化防
止剤(白石カルシウム社製商品名「シーノックス412
S」)0.2重量部を添加し、圧縮比L/D=33、シ
リンダー径45mmの二軸押出機にて240℃設定で溶
融混練して熱可塑性組成物のペレットを得た。このペレ
ットを100℃で4時間乾燥し、上述の通り射出成形し
てシートとし、上述の評価に供した。これらの評価結果
は表4〜6に示す。
合組成の合計量100重量部に対して、更に、フェノー
ル系酸化防止剤(チバガイキー社製商品名「イルガノッ
クス1010」)0.2重量部とチオエーテル系酸化防
止剤(白石カルシウム社製商品名「シーノックス412
S」)0.2重量部を添加し、圧縮比L/D=33、シ
リンダー径45mmの二軸押出機にて240℃設定で溶
融混練して熱可塑性組成物のペレットを得た。このペレ
ットを100℃で4時間乾燥し、上述の通り射出成形し
てシートとし、上述の評価に供した。これらの評価結果
は表4〜6に示す。
【0060】
【表4】
【0061】
【表5】
【0062】
【表6】
【0063】実施例11 溶融混練時に表−5に示す配合組成の成分(B)のうち
のB−7、成分(C)、その他の成分(E−1)の合計
量100重量部に対して、フェノール系酸化防止剤(チ
バガイキー社製商品名「イルガノックス1010」)
0.05重量部を添加し、200℃の温度に設定してバ
ンバリーにて混練し、ペレットを得た。このペレットと
表−5の残りの成分である成分(A)、成分(B)のB
−1、フェノール系酸化防止剤(チバガイキー社製商品
名「イルガノックス1010」)0.2重量部、チオエ
ーテル系酸化防止剤(白石カルシウム社製商品名「シー
ノックス412S」)0.2重量部を添加し、L/D=
33、シリンダー径45mmの二軸押出機にて240℃
の温度に設定して本発明の熱可塑性組成物ペレットを得
た。これを上記の通り射出成形してシートとし、上記の
評価を行なった。その結果を表−5に示す。
のB−7、成分(C)、その他の成分(E−1)の合計
量100重量部に対して、フェノール系酸化防止剤(チ
バガイキー社製商品名「イルガノックス1010」)
0.05重量部を添加し、200℃の温度に設定してバ
ンバリーにて混練し、ペレットを得た。このペレットと
表−5の残りの成分である成分(A)、成分(B)のB
−1、フェノール系酸化防止剤(チバガイキー社製商品
名「イルガノックス1010」)0.2重量部、チオエ
ーテル系酸化防止剤(白石カルシウム社製商品名「シー
ノックス412S」)0.2重量部を添加し、L/D=
33、シリンダー径45mmの二軸押出機にて240℃
の温度に設定して本発明の熱可塑性組成物ペレットを得
た。これを上記の通り射出成形してシートとし、上記の
評価を行なった。その結果を表−5に示す。
【0064】実施例12 溶融混練時に表−5に示す配合組成の成分(B)のうち
のB−7、成分(C)、その他の成分(E−1)の合計
量100重量部に対して、フェノール系酸化防止剤(チ
バガイキー社製商品名「イルガノックス1010」)
0.05重量部を添加し、200℃の温度に設定してバ
ンバリーにて混練した後、更に、パーオキサイドとして
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン−3(商品名「カヤヘキサAD」)を0.
3重量部、架橋助剤としてジビニルベンゼンを0.2重
量部添加し、L/D=33、シリンダー径45mmの二
軸押出機にて220℃の温度に設定して熱処理(架橋処
理)を行ない部分架橋組成物ペレットを得た。このペレ
ットと表−5の残りの成分である成分(A)、成分
(B)のB−1、フェノール系酸化防止剤(チバガイキ
ー社製商品名「イルガノックス1010」)0.2重量
部、チオエーテル系酸化防止剤(白石カルシウム社製商
品名「シーノックス412S」)0.2重量部を添加
し、L/D=33、シリンダー径45mmの二軸押出機
にて240℃の温度に設定して本発明の熱可塑性組成物
ペレットを得た。これを上記の通り射出成形してシート
とし、上記の評価を行なった。その結果を表−5に示
す。
のB−7、成分(C)、その他の成分(E−1)の合計
量100重量部に対して、フェノール系酸化防止剤(チ
バガイキー社製商品名「イルガノックス1010」)
0.05重量部を添加し、200℃の温度に設定してバ
ンバリーにて混練した後、更に、パーオキサイドとして
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン−3(商品名「カヤヘキサAD」)を0.
3重量部、架橋助剤としてジビニルベンゼンを0.2重
量部添加し、L/D=33、シリンダー径45mmの二
軸押出機にて220℃の温度に設定して熱処理(架橋処
理)を行ない部分架橋組成物ペレットを得た。このペレ
ットと表−5の残りの成分である成分(A)、成分
(B)のB−1、フェノール系酸化防止剤(チバガイキ
ー社製商品名「イルガノックス1010」)0.2重量
部、チオエーテル系酸化防止剤(白石カルシウム社製商
品名「シーノックス412S」)0.2重量部を添加
し、L/D=33、シリンダー径45mmの二軸押出機
にて240℃の温度に設定して本発明の熱可塑性組成物
ペレットを得た。これを上記の通り射出成形してシート
とし、上記の評価を行なった。その結果を表−5に示
す。
【0065】比較例5 溶融混練時に表−6に示す配合組成の成分(B)のうち
のB−7、成分(C)、その他の成分(E−1)の合計
量100重量部に対して、フェノール系酸化防止剤(チ
バガイキー社製商品名「イルガノックス1010」)
0.05重量部を添加し、200℃の温度に設定してバ
ンバリーにて混練し、ペレットを得た。このペレットと
表−6の残りの成分である成分(B)のB−1とフェノ
ール系酸化防止剤(チバガイキー社製商品名「イルガノ
ックス1010」)0.2重量部とチオエーテル系酸化
防止剤(白石カルシウム社製商品名「シーノックス41
2S」)0.2重量部を添加し、L/D=33、シリン
ダー径45mmの二軸押出機にて240℃の温度に設定
して本発明の熱可塑性組成物ペレットを得た。これを上
記の通り射出成形してシートとし、上記の評価を行なっ
た。その結果を表−6に示す。
のB−7、成分(C)、その他の成分(E−1)の合計
量100重量部に対して、フェノール系酸化防止剤(チ
バガイキー社製商品名「イルガノックス1010」)
0.05重量部を添加し、200℃の温度に設定してバ
ンバリーにて混練し、ペレットを得た。このペレットと
表−6の残りの成分である成分(B)のB−1とフェノ
ール系酸化防止剤(チバガイキー社製商品名「イルガノ
ックス1010」)0.2重量部とチオエーテル系酸化
防止剤(白石カルシウム社製商品名「シーノックス41
2S」)0.2重量部を添加し、L/D=33、シリン
ダー径45mmの二軸押出機にて240℃の温度に設定
して本発明の熱可塑性組成物ペレットを得た。これを上
記の通り射出成形してシートとし、上記の評価を行なっ
た。その結果を表−6に示す。
【0066】比較例6 溶融混練時に表−6に示す配合組成のうち成分(B)、
成分(C)、その他の成分(E−1)の合計量100重
量部に対して、フェノール系酸化防止剤(チバガイキー
社製商品名「イルガノックス1010」)0.05重量
部を添加し、200℃の温度に設定してバンバリーにて
混練した後、更に、パーオキサイドとして2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン−
3(商品名「カヤヘキサAD」)を0.3重量部、架橋
助剤としてジビニルベンゼンを0.2重量部を添加し、
L/D=33、シリンダー径45mmの二軸押出機にて
220℃の温度に設定して熱処理(架橋処理)を行ない
部分架橋組成物ペレットを得た。このペレットと表−6
の残りの成分である成分(A)とフェノール系酸化防止
剤(チバガイキー社製商品名「イルガノックス101
0」)0.2重量部とチオエーテル系酸化防止剤(白石
カルシウム社製商品名「シーノックス412S」)0.
2重量部を添加し、L/D=33、シリンダー径45m
mの二軸押出機にて240℃の温度に設定して本発明の
熱可塑性組成物ペレットを得た。これを上記の通り射出
成形してシートとし、上記の評価を行なった。その結果
を表−6に示す。
成分(C)、その他の成分(E−1)の合計量100重
量部に対して、フェノール系酸化防止剤(チバガイキー
社製商品名「イルガノックス1010」)0.05重量
部を添加し、200℃の温度に設定してバンバリーにて
混練した後、更に、パーオキサイドとして2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン−
3(商品名「カヤヘキサAD」)を0.3重量部、架橋
助剤としてジビニルベンゼンを0.2重量部を添加し、
L/D=33、シリンダー径45mmの二軸押出機にて
220℃の温度に設定して熱処理(架橋処理)を行ない
部分架橋組成物ペレットを得た。このペレットと表−6
の残りの成分である成分(A)とフェノール系酸化防止
剤(チバガイキー社製商品名「イルガノックス101
0」)0.2重量部とチオエーテル系酸化防止剤(白石
カルシウム社製商品名「シーノックス412S」)0.
2重量部を添加し、L/D=33、シリンダー径45m
mの二軸押出機にて240℃の温度に設定して本発明の
熱可塑性組成物ペレットを得た。これを上記の通り射出
成形してシートとし、上記の評価を行なった。その結果
を表−6に示す。
【0067】
【発明の効果】本発明の熱可塑性組成物及びその成形体
は、柔軟性とゴム弾性(圧縮永久歪)に優れ、かつ耐油
性、耐熱性、機械強度、耐衝撃性にも優れているので、
各種工業部品として使用することができ、工業的に極め
て有用である。
は、柔軟性とゴム弾性(圧縮永久歪)に優れ、かつ耐油
性、耐熱性、機械強度、耐衝撃性にも優れているので、
各種工業部品として使用することができ、工業的に極め
て有用である。
Claims (6)
- 【請求項1】 下記の成分(A)及び成分(B)からな
ることを特徴とする熱可塑性組成物。 (A)ポリエステル系エラストマー 30〜98重量% (B)オレフィン系エラストマー100重量部に、水酸基を有するα,β−不 飽和カルボン酸エステル0.01〜20重量部及び他のビニル系単量体 0〜50重量部をグラフト共重合工程に付して得られる変性オレフィン 系エラストマー 70〜2重量% - 【請求項2】 成分(A)がポリエステルポリエーテル
ブロック共重合体である、請求項1に記載の熱可塑性組
成物。 - 【請求項3】 成分(B)が、オレフィン系エラストマ
ー100重量部に、水酸基を有するα,β−不飽和カル
ボン酸エステル0.01〜20重量部及びスチレン0.
01〜20重量部をグラフト共重合工程に付して得られ
る変性オレフィン系エラストマーである、請求項1又は
2に記載の熱可塑性組成物。 - 【請求項4】 上記成分(A)及び(B)に、更に、下
記の成分(C)及び/又は成分(D)を含有してなる、
請求項1ないし3のいずれかに記載の熱可塑性組成物。 (C)炭化水素系ゴム用軟化剤 (D)弾性重合体 - 【請求項5】 成分(D)が、スチレン・共役ジエンブ
ロック共重合体の水素添加物である、請求項4に記載の
熱可塑性組成物。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の熱
可塑性組成物を成形してなる成形体。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28846395A JPH09132700A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 熱可塑性組成物及びその成形体 |
| PCT/JP1996/003269 WO1997017402A1 (en) | 1995-11-07 | 1996-11-07 | Thermoplastic elastomer compositions |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28846395A JPH09132700A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 熱可塑性組成物及びその成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09132700A true JPH09132700A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17730542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28846395A Pending JPH09132700A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 熱可塑性組成物及びその成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09132700A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006002101A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-01-05 | Nof Corp | エンプラ系熱可塑性エラストマー組成物 |
| JP2016027982A (ja) * | 2015-11-25 | 2016-02-25 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
-
1995
- 1995-11-07 JP JP28846395A patent/JPH09132700A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006002101A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-01-05 | Nof Corp | エンプラ系熱可塑性エラストマー組成物 |
| JP2016027982A (ja) * | 2015-11-25 | 2016-02-25 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
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