JPH09132870A - 芳香族ポリアミド繊維の処理方法 - Google Patents
芳香族ポリアミド繊維の処理方法Info
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- JPH09132870A JPH09132870A JP28304695A JP28304695A JPH09132870A JP H09132870 A JPH09132870 A JP H09132870A JP 28304695 A JP28304695 A JP 28304695A JP 28304695 A JP28304695 A JP 28304695A JP H09132870 A JPH09132870 A JP H09132870A
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- aromatic polyamide
- polyamide fiber
- rubber
- rubber latex
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴム類との接着性に優れ、且つ柔軟で耐疲労
性に優れた接着処理繊維が得られ、しかも処理時の作業
環境汚染が少ない新規な芳香族ポリアミド繊維の処理方
法を提供する。 【解決手段】 芳香族ポリアミド繊維を、下記一般式で
表されるヒドロキシエーテル化合物(A)、ブロックド
ポリイソシアネート化合物(B)及びゴムラテックス
(C)を含有し、その重量比(A+B)/Cが0.01
〜3.0で且つA/Bが0.01〜5.0である第1処
理剤で処理し、次いでレゾルシン・ホルマリン・ゴムラ
テックス(RFL)にブロックドポリイソシアネート化
合物(B)を添加した第2処理剤で処理する。 R(OCH2 CH(OH)CH2 X)n 但し、Rは有機残基、Xはヒドロキシル基又はハロゲン
元素を表し、nは2〜20の整数である。
性に優れた接着処理繊維が得られ、しかも処理時の作業
環境汚染が少ない新規な芳香族ポリアミド繊維の処理方
法を提供する。 【解決手段】 芳香族ポリアミド繊維を、下記一般式で
表されるヒドロキシエーテル化合物(A)、ブロックド
ポリイソシアネート化合物(B)及びゴムラテックス
(C)を含有し、その重量比(A+B)/Cが0.01
〜3.0で且つA/Bが0.01〜5.0である第1処
理剤で処理し、次いでレゾルシン・ホルマリン・ゴムラ
テックス(RFL)にブロックドポリイソシアネート化
合物(B)を添加した第2処理剤で処理する。 R(OCH2 CH(OH)CH2 X)n 但し、Rは有機残基、Xはヒドロキシル基又はハロゲン
元素を表し、nは2〜20の整数である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムとの接着性改
善を目的とする、芳香族ポリアミド繊維(アラミド繊
維)の処理方法に関するものである。さらに詳しくは、
本発明は、ゴム成型品から芳香族ポリアミド繊維を剥離
した際の繊維へのゴム付着率(RubberCover
age)が向上し、しかも柔軟で耐疲労性に優れると共
に接着の耐熱性も良好な芳香族ポリアミド繊維を提供す
る処理方法に関するものである。
善を目的とする、芳香族ポリアミド繊維(アラミド繊
維)の処理方法に関するものである。さらに詳しくは、
本発明は、ゴム成型品から芳香族ポリアミド繊維を剥離
した際の繊維へのゴム付着率(RubberCover
age)が向上し、しかも柔軟で耐疲労性に優れると共
に接着の耐熱性も良好な芳香族ポリアミド繊維を提供す
る処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリアミド繊維は、その強度、弾
性率が大きく、伸度、クリープが小さく且つ寸法安定
性、耐熱性、耐切創性、耐疲労性に優れている等の物理
的特性を有しており、繊維補強ゴム複合体等の用途に広
く用いられている。
性率が大きく、伸度、クリープが小さく且つ寸法安定
性、耐熱性、耐切創性、耐疲労性に優れている等の物理
的特性を有しており、繊維補強ゴム複合体等の用途に広
く用いられている。
【0003】しかし、芳香族ポリアミド繊維は、ナイロ
ン6、ナイロン66等の脂肪族ポリアミド繊維と比較す
ると接着性が悪く、通常の接着処理では該芳香族ポリア
ミド繊維の物理特性を十分に発揮するに必要な強固な接
着性能は得られない。この理由として、芳香族ポリアミ
ド中のアミド結合が、脂肪族ポリアミド中のアミド結合
と比較して反応性が低いことが主因であると考えられて
いる。このため、芳香族ポリアミド繊維の表面を、例え
ばポリエポキシ化合物、イソシアネート化合物等の反応
性の高い化合物で処理して接着性を向上させる方法が実
用に供されている。
ン6、ナイロン66等の脂肪族ポリアミド繊維と比較す
ると接着性が悪く、通常の接着処理では該芳香族ポリア
ミド繊維の物理特性を十分に発揮するに必要な強固な接
着性能は得られない。この理由として、芳香族ポリアミ
ド中のアミド結合が、脂肪族ポリアミド中のアミド結合
と比較して反応性が低いことが主因であると考えられて
いる。このため、芳香族ポリアミド繊維の表面を、例え
ばポリエポキシ化合物、イソシアネート化合物等の反応
性の高い化合物で処理して接着性を向上させる方法が実
用に供されている。
【0004】しかしながら、上記の処理を施した芳香族
ポリアミド繊維は硬くなるため、成型加工が困難になる
と共に耐疲労性も不充分である問題が指摘されている。
ポリアミド繊維は硬くなるため、成型加工が困難になる
と共に耐疲労性も不充分である問題が指摘されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の事情
を背景としてなされたものであり、本発明の目的は、芳
香族ポリアミド繊維とゴム類との接着性に優れ、しかも
柔軟で耐疲労性にも優れた芳香族ポリアミド繊維が得ら
れる新規な処理方法を提供することにある。さらに別の
目的は、接着処理時の作業環境の汚染が少ない処理方法
を提供することにある。
を背景としてなされたものであり、本発明の目的は、芳
香族ポリアミド繊維とゴム類との接着性に優れ、しかも
柔軟で耐疲労性にも優れた芳香族ポリアミド繊維が得ら
れる新規な処理方法を提供することにある。さらに別の
目的は、接着処理時の作業環境の汚染が少ない処理方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成することができる。すなわち、本発
明は、芳香族ポリアミド繊維を、下記一般式(化2)で
あらわされるヒドロキシエーテル化合物(A)、ブロッ
クドポリイソシアネート化合物(B)及びゴムラテック
ス(C)を含有し、その重量比(A+B)/Cが0.0
1〜3.0で且つA/Bが0.01〜5.0である第1
処理剤で処理し、次いでレゾルシン・ホルマリン・ゴム
ラテックス(RFL)にブロックドポリイソシアネート
化合物(B)を添加した第2処理剤で処理することを特
徴とする芳香族ポリアミド繊維の処理方法、
下の構成により達成することができる。すなわち、本発
明は、芳香族ポリアミド繊維を、下記一般式(化2)で
あらわされるヒドロキシエーテル化合物(A)、ブロッ
クドポリイソシアネート化合物(B)及びゴムラテック
ス(C)を含有し、その重量比(A+B)/Cが0.0
1〜3.0で且つA/Bが0.01〜5.0である第1
処理剤で処理し、次いでレゾルシン・ホルマリン・ゴム
ラテックス(RFL)にブロックドポリイソシアネート
化合物(B)を添加した第2処理剤で処理することを特
徴とする芳香族ポリアミド繊維の処理方法、
【0007】
【化2】R(OCH2 CH(OH)CH2 X)n 但し、Rは有機残基、Xはヒドロキシル基又はハロゲン
元素を表し、nは2〜20の整数である。である。
元素を表し、nは2〜20の整数である。である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における芳香族ポリアミド
繊維は、パラ系芳香族ポリアミド繊維、メタ系芳香族ポ
リアミド繊維いずれであってもよく、またこれらはホモ
ポリマー、コポリマーのいずれからなる繊維であっても
よい。
繊維は、パラ系芳香族ポリアミド繊維、メタ系芳香族ポ
リアミド繊維いずれであってもよく、またこれらはホモ
ポリマー、コポリマーのいずれからなる繊維であっても
よい。
【0009】芳香族ポリアミドを構成する芳香族環とし
ては、例えば1,4−フェニレン基、1,3−フェニレ
ン基、4,4’−ビフェニレン基、1,5−ナフチレン
基、2,6−ナフチレン基、2,5−ピリジレン基等を
挙げることができるが、好ましくは1,4−フェニレン
基である。これらの芳香族環は、例えばハロゲン基(例
えば塩素、臭素、フッ素)、低級アルキル基(メチル
基、エチル基、イソプロピル基、n−プロピル基等)、
低級アルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基等)、シア
ノ基、アセチル基、ニトロ基等を置換基として含んでい
てもよい。
ては、例えば1,4−フェニレン基、1,3−フェニレ
ン基、4,4’−ビフェニレン基、1,5−ナフチレン
基、2,6−ナフチレン基、2,5−ピリジレン基等を
挙げることができるが、好ましくは1,4−フェニレン
基である。これらの芳香族環は、例えばハロゲン基(例
えば塩素、臭素、フッ素)、低級アルキル基(メチル
基、エチル基、イソプロピル基、n−プロピル基等)、
低級アルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基等)、シア
ノ基、アセチル基、ニトロ基等を置換基として含んでい
てもよい。
【0010】かかる芳香族ポリアミド繊維の具体例とし
ては、ポリパラフェニレンテレフタルアミド(例えばデ
ュポン社製ケブラー)、ポリメタフェニレンイソフタル
アミド(例えば帝人株式会社製コーネックス)、ポリパ
ラアミノベンズアミド、ポリ−3,4’オキシジフェニ
レンテレフタルアミド/ポリパラフェニレンテレフタル
アミド共重合体(例えば帝人株式会社製テクノーラ)、
ポリパラアミノベンズヒドラジドテレフタルアミド等か
らなる繊維が挙げられる。
ては、ポリパラフェニレンテレフタルアミド(例えばデ
ュポン社製ケブラー)、ポリメタフェニレンイソフタル
アミド(例えば帝人株式会社製コーネックス)、ポリパ
ラアミノベンズアミド、ポリ−3,4’オキシジフェニ
レンテレフタルアミド/ポリパラフェニレンテレフタル
アミド共重合体(例えば帝人株式会社製テクノーラ)、
ポリパラアミノベンズヒドラジドテレフタルアミド等か
らなる繊維が挙げられる。
【0011】本発明の第1処理剤に使用するヒドロキシ
エーテル化合物(A)は、下記一般式(化3)で表され
る化合物である。
エーテル化合物(A)は、下記一般式(化3)で表され
る化合物である。
【0012】
【化3】R(OCH2 CH(OH)CH2 X)n 但し、Rは有機残基、Xはヒドロキシル基又はハロゲン
元素を表し、nは2〜20の整数である。
元素を表し、nは2〜20の整数である。
【0013】かかる化合物としては、多価アルコール、
多価フェノール、多価カルボン酸等とエピハロヒドリン
との反応生成物をあげることができる。これらのうちエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリ
ン、ソルビトール、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール等の脂肪族多価アルコールとエピハロヒド
リンとの反応生成物、特にソルビトールとエピハロヒド
リンとの反応生成物が好ましく用いられる。かかるヒド
ロキシエーテル化合物は、通常乳化液として用いられ
る。乳化は公知の方法に従って容易にできる。例えばア
ルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、ジオクチルスルホサ
クシネートナトリウム塩、ノニルフェノールエチレンオ
キサイド付加物等の公知の乳化剤を用い、常法により乳
化すればよい。
多価フェノール、多価カルボン酸等とエピハロヒドリン
との反応生成物をあげることができる。これらのうちエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリ
ン、ソルビトール、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール等の脂肪族多価アルコールとエピハロヒド
リンとの反応生成物、特にソルビトールとエピハロヒド
リンとの反応生成物が好ましく用いられる。かかるヒド
ロキシエーテル化合物は、通常乳化液として用いられ
る。乳化は公知の方法に従って容易にできる。例えばア
ルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、ジオクチルスルホサ
クシネートナトリウム塩、ノニルフェノールエチレンオ
キサイド付加物等の公知の乳化剤を用い、常法により乳
化すればよい。
【0014】次に本発明の第1処理剤及び第2処理剤に
使用するブロックドポリイソシアネート化合物(B)
は、ポリイソシアネート化合物とブロック化剤との付加
反応生成物であり、加熱によってブロック成分が遊離し
て活性なポリイソシアネート成分を生ぜしめるものであ
る。
使用するブロックドポリイソシアネート化合物(B)
は、ポリイソシアネート化合物とブロック化剤との付加
反応生成物であり、加熱によってブロック成分が遊離し
て活性なポリイソシアネート成分を生ぜしめるものであ
る。
【0015】ポリイソシアネート化合物としては、例え
ばトリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシ
アネート、メタフェニレンジイソシアネート、ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、トリフ
ェニルメタントリイソシアネート等のポリイソシアネー
ト、及びこれらの三量体、あるいはこれらのポリイソシ
アネートと活性水素原子を2個以上有する化合物、例え
ばトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等と
をイソシアネート基と活性水素原子の数の比が1を越え
るモル比で反応させて得られる末端イソシアネート基ア
ダクトを挙げることができる。特にトリレンジイソシア
ネート、ジフェニルメタンジイソシアネートの如き芳香
族ポリイソシアネートが優れた性能を示すので好まし
い。
ばトリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシ
アネート、メタフェニレンジイソシアネート、ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、トリフ
ェニルメタントリイソシアネート等のポリイソシアネー
ト、及びこれらの三量体、あるいはこれらのポリイソシ
アネートと活性水素原子を2個以上有する化合物、例え
ばトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等と
をイソシアネート基と活性水素原子の数の比が1を越え
るモル比で反応させて得られる末端イソシアネート基ア
ダクトを挙げることができる。特にトリレンジイソシア
ネート、ジフェニルメタンジイソシアネートの如き芳香
族ポリイソシアネートが優れた性能を示すので好まし
い。
【0016】ブロック化剤としては、例えばフェノー
ル、クレゾール、メトキシフェノール、チオフェノー
ル、レゾルシン等のフェノール類、ジフェニルアミン等
の芳香族第2級アミン類、カプロラクタム、バレロラク
タム等のラクタム類、アセトキシム、メチルエチルケト
オキシム等のオキシム類、及び酸性亜硫酸ソーダ等があ
り、適宜選択が可能である。
ル、クレゾール、メトキシフェノール、チオフェノー
ル、レゾルシン等のフェノール類、ジフェニルアミン等
の芳香族第2級アミン類、カプロラクタム、バレロラク
タム等のラクタム類、アセトキシム、メチルエチルケト
オキシム等のオキシム類、及び酸性亜硫酸ソーダ等があ
り、適宜選択が可能である。
【0017】本発明の第1処理剤に使用されるゴムラテ
ックス(C)としては、例えば、天然ゴムラテックス、
スチレン・ブタジエン共重合ラテックス、スチレン・ブ
タジエン・ビニルピリジン共重合ラテックス、ブタジエ
ンゴムラテックス、アクリルゴムラテックス、ニトリル
ゴムラテックス、クロロプレンゴムラテックス等があ
り、これらを単独又は併用して使用することができる。
なかでも、スチレン・ブタジエン・ビニルピリジン共重
合ラテックスをC成分の1/2量以上使用した場合、優
れた接着性能を示すので好ましい。
ックス(C)としては、例えば、天然ゴムラテックス、
スチレン・ブタジエン共重合ラテックス、スチレン・ブ
タジエン・ビニルピリジン共重合ラテックス、ブタジエ
ンゴムラテックス、アクリルゴムラテックス、ニトリル
ゴムラテックス、クロロプレンゴムラテックス等があ
り、これらを単独又は併用して使用することができる。
なかでも、スチレン・ブタジエン・ビニルピリジン共重
合ラテックスをC成分の1/2量以上使用した場合、優
れた接着性能を示すので好ましい。
【0018】第1処理剤に使用される上記のヒドロキシ
エーテル化合物(A)、ブロックドポリイソシアネート
化合物(B)及びゴムラテックス(C)の各成分の配合
重量比は(A+B)/Cは0.01〜3.0、好ましく
は0.1〜0.4とする必要があり、またA/Bは0.
01〜5.0、特に0.1〜0.4とする必要がある。
(A+B)/Cが0.01未満の場合には接着性が著し
く低下し、一方3.0を越えても接着性が低下するため
好ましくない。またA/Bが上記範囲からはずれると、
接着剤層の凝集破壊が発生して接着性が低下するため好
ましくない。
エーテル化合物(A)、ブロックドポリイソシアネート
化合物(B)及びゴムラテックス(C)の各成分の配合
重量比は(A+B)/Cは0.01〜3.0、好ましく
は0.1〜0.4とする必要があり、またA/Bは0.
01〜5.0、特に0.1〜0.4とする必要がある。
(A+B)/Cが0.01未満の場合には接着性が著し
く低下し、一方3.0を越えても接着性が低下するため
好ましくない。またA/Bが上記範囲からはずれると、
接着剤層の凝集破壊が発生して接着性が低下するため好
ましくない。
【0019】第1処理剤の総固形分濃度は3〜30重量
%、好ましくは5〜20重量%が望ましい。この範囲未
満では、処理剤の繊維への付着量が増えず接着性が低下
する。一方30重量%を越えて濃度が高すぎる場合に
は、処理液の粘度が増して作業性が低下する傾向にある
ので望ましくない。
%、好ましくは5〜20重量%が望ましい。この範囲未
満では、処理剤の繊維への付着量が増えず接着性が低下
する。一方30重量%を越えて濃度が高すぎる場合に
は、処理液の粘度が増して作業性が低下する傾向にある
ので望ましくない。
【0020】本発明の第2処理剤に用いられるレゾルシ
ン・ホルマリン・ゴムラテックス(RFL)は、レゾル
シンとホルムアルデヒドとのモル比が1:0.1〜1:
8、好ましくは1:0.5〜1:4の範囲のものが望ま
しい。
ン・ホルマリン・ゴムラテックス(RFL)は、レゾル
シンとホルムアルデヒドとのモル比が1:0.1〜1:
8、好ましくは1:0.5〜1:4の範囲のものが望ま
しい。
【0021】ゴムラテックスとしては、第1処理剤で用
いられるゴムラテックス(C)と同じであっても、また
異なっていてもよく、例えば天然ゴムラテックス、スチ
レン・ブタジエン共重合ラテックス、スチレン・ブタジ
エン・ビニルピリジン共重合ラテックス、ニトリルゴム
ラテックス、クロロプレンゴムラテックス等を単独また
は併用して使用できる。なかでも、スチレン・ブタジエ
ン・ビニルピリジン共重合ラテックスをゴムラテックス
の1/2重量以上用いる場合、優れた接着性能が得られ
るので特に好ましい。
いられるゴムラテックス(C)と同じであっても、また
異なっていてもよく、例えば天然ゴムラテックス、スチ
レン・ブタジエン共重合ラテックス、スチレン・ブタジ
エン・ビニルピリジン共重合ラテックス、ニトリルゴム
ラテックス、クロロプレンゴムラテックス等を単独また
は併用して使用できる。なかでも、スチレン・ブタジエ
ン・ビニルピリジン共重合ラテックスをゴムラテックス
の1/2重量以上用いる場合、優れた接着性能が得られ
るので特に好ましい。
【0022】レゾルシン・ホルマリンとゴムラテックス
との配合重量比は、ブロックドポリイソシアネート化合
物(B)の添加割合にもよるが、1:3〜1:20、好
ましくは1:5〜1:10の範囲にあるのが望ましい。
ゴムラテックスの使用量が少なすぎると処理後の芳香族
ポリアミド繊維が硬くなり、疲労性が低下すると同時に
ゴムとの接着性が低下しやすい。一方多すぎると第2処
理剤の凝集力が不足して、処理後の糸の粘着性が高くな
って作業性が低下すると同時に接着性及びゴム付着率が
低下する傾向にあるため好ましくない。
との配合重量比は、ブロックドポリイソシアネート化合
物(B)の添加割合にもよるが、1:3〜1:20、好
ましくは1:5〜1:10の範囲にあるのが望ましい。
ゴムラテックスの使用量が少なすぎると処理後の芳香族
ポリアミド繊維が硬くなり、疲労性が低下すると同時に
ゴムとの接着性が低下しやすい。一方多すぎると第2処
理剤の凝集力が不足して、処理後の糸の粘着性が高くな
って作業性が低下すると同時に接着性及びゴム付着率が
低下する傾向にあるため好ましくない。
【0023】第2処理剤で使用されるブロックドポリイ
ソシアネート化合物(B)は、第1処理剤に使用したも
のと同じであっても異なっていてもよいが、前記RFL
に対して0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量
%添加される。添加量がこの範囲未満では良好な接着
力、ゴム付着率が得られない。一方この範囲を越えて多
くなり過ぎても接着力が低下し、また処理後の芳香族ポ
リアミド繊維が硬くなって疲労性が低下したり、処理剤
の粘度が上昇して作業性が低下する等の欠点が生ずる。
ソシアネート化合物(B)は、第1処理剤に使用したも
のと同じであっても異なっていてもよいが、前記RFL
に対して0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量
%添加される。添加量がこの範囲未満では良好な接着
力、ゴム付着率が得られない。一方この範囲を越えて多
くなり過ぎても接着力が低下し、また処理後の芳香族ポ
リアミド繊維が硬くなって疲労性が低下したり、処理剤
の粘度が上昇して作業性が低下する等の欠点が生ずる。
【0024】第2処理剤組成物を水分散物として用いる
際の分散剤は、第2処理剤の総固形分に対し0〜15重
量%好ましくは10重量%以下にするのが望ましい。こ
れを越えると接着性能が低下する傾向にある。
際の分散剤は、第2処理剤の総固形分に対し0〜15重
量%好ましくは10重量%以下にするのが望ましい。こ
れを越えると接着性能が低下する傾向にある。
【0025】第2処理剤の総固形分濃度は、3〜30重
量%好ましくは5〜25重量%として用いる。この範囲
未満では処理剤の繊維への付着が増えず接着性が低下す
る。一方この範囲を越えて高すぎると処理剤の粘度が増
して取り扱い性が低下する傾向にある。
量%好ましくは5〜25重量%として用いる。この範囲
未満では処理剤の繊維への付着が増えず接着性が低下す
る。一方この範囲を越えて高すぎると処理剤の粘度が増
して取り扱い性が低下する傾向にある。
【0026】第1処理剤及び第2処理剤を芳香族ポリア
ミド繊維材料に付着せしめるには、ローラーとの接触、
ノズルからの噴霧、処理液中への浸漬等任意の方法を採
用できる。また固形分付着量を制御するために、圧接ロ
ーラーによる絞り、スクレバーによるかき落とし、空気
吹き付けによる吹き飛ばし、吸引、ビーター等による叩
き等の手段を用いることができる。
ミド繊維材料に付着せしめるには、ローラーとの接触、
ノズルからの噴霧、処理液中への浸漬等任意の方法を採
用できる。また固形分付着量を制御するために、圧接ロ
ーラーによる絞り、スクレバーによるかき落とし、空気
吹き付けによる吹き飛ばし、吸引、ビーター等による叩
き等の手段を用いることができる。
【0027】本発明において、芳香族ポリアミド繊維に
付着させる固形分量は、第1処理剤では0.1〜10重
量%、好ましくは0.5〜5重量%とするのが好適であ
る。少なすぎると十分な接着性が得られず、逆に多すぎ
ると得られる接着性は飽和に達しコストが上昇するだけ
で好ましくない。また第2処理剤では0.5〜10重量
%、好ましくは1〜5重量%とするのが好適であり、こ
の範囲外であると上記と同様に好ましくない。
付着させる固形分量は、第1処理剤では0.1〜10重
量%、好ましくは0.5〜5重量%とするのが好適であ
る。少なすぎると十分な接着性が得られず、逆に多すぎ
ると得られる接着性は飽和に達しコストが上昇するだけ
で好ましくない。また第2処理剤では0.5〜10重量
%、好ましくは1〜5重量%とするのが好適であり、こ
の範囲外であると上記と同様に好ましくない。
【0028】本発明においては、芳香族ポリアミド繊維
を第1処理剤で処理した後150℃以上、好ましくは1
80℃以上の温度で乾燥熱処理する。次いで第2処理剤
で処理した後150℃以上の温度で乾燥熱処理する。乾
燥熱処理温度が低すぎると接着剤層の凝集が進まず十分
な接着性が得られない。一方高すぎると接着剤が劣化す
るため好ましくない。
を第1処理剤で処理した後150℃以上、好ましくは1
80℃以上の温度で乾燥熱処理する。次いで第2処理剤
で処理した後150℃以上の温度で乾燥熱処理する。乾
燥熱処理温度が低すぎると接着剤層の凝集が進まず十分
な接着性が得られない。一方高すぎると接着剤が劣化す
るため好ましくない。
【0029】
【作用】本発明においては、第1処理剤中のヒドロキシ
エーテル化合物は芳香族ポリアミド繊維材料との親和性
が高く強固な接着性を与えると同時にブロックドポリイ
ソシアネートと反応して接着剤(第1処理剤)自身の凝
集力を高める。さらにヒドロキシエーテル化合物とブロ
ックドイソシアネート化合物との反応硬化時における収
縮率、収縮応力は、通常芳香族ポリアミドとゴムの接着
剤成分として使用されるエポキシ樹脂と硬化剤の反応硬
化時における収縮率、収縮応力に比し小さいため、処理
後の芳香族ポリアミド繊維と接着剤層間に発生する歪
み、応力が小さくなる結果、良好な接着性能が得られ
る。またヒドロキシエーテル化合物とブロックドポリイ
ソシアネートとの反応硬化物は、エポキシ樹脂と硬化剤
との反応硬化物より柔軟性に優れるため、良好な耐疲労
性が得られる。また第2処理剤中のブロックドポリイソ
シアネート化合物も加熱によりブロック化成分が遊離し
て活性なイソシアネート化合物となり、反応して接着性
を高めると同時に接着剤(第2処理剤)自身の凝集力を
高める。その結果、ゴム中に発生するアミン類に対して
強固な化学結合が形成されるため、接着の熱時劣化も防
止することができるのである。
エーテル化合物は芳香族ポリアミド繊維材料との親和性
が高く強固な接着性を与えると同時にブロックドポリイ
ソシアネートと反応して接着剤(第1処理剤)自身の凝
集力を高める。さらにヒドロキシエーテル化合物とブロ
ックドイソシアネート化合物との反応硬化時における収
縮率、収縮応力は、通常芳香族ポリアミドとゴムの接着
剤成分として使用されるエポキシ樹脂と硬化剤の反応硬
化時における収縮率、収縮応力に比し小さいため、処理
後の芳香族ポリアミド繊維と接着剤層間に発生する歪
み、応力が小さくなる結果、良好な接着性能が得られ
る。またヒドロキシエーテル化合物とブロックドポリイ
ソシアネートとの反応硬化物は、エポキシ樹脂と硬化剤
との反応硬化物より柔軟性に優れるため、良好な耐疲労
性が得られる。また第2処理剤中のブロックドポリイソ
シアネート化合物も加熱によりブロック化成分が遊離し
て活性なイソシアネート化合物となり、反応して接着性
を高めると同時に接着剤(第2処理剤)自身の凝集力を
高める。その結果、ゴム中に発生するアミン類に対して
強固な化学結合が形成されるため、接着の熱時劣化も防
止することができるのである。
【0030】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
なおコード剥離接着力、T接着力、プライ間剥離力、ゴ
ム付着率、曲げ硬さ、及び疲労時強力保持率は次のよう
にして求めた値である。
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
なおコード剥離接着力、T接着力、プライ間剥離力、ゴ
ム付着率、曲げ硬さ、及び疲労時強力保持率は次のよう
にして求めた値である。
【0031】〈コード剥離接着力〉処理コードとゴムと
の接着力を示すものである。天然ゴムを主成分とするカ
ーカス配合の未加硫ゴムシート表層近くに5本のコード
を埋め、150℃、30分間(初期値)又は170℃、
90分間(耐熱値)加硫し、次いでコードをゴムブロッ
クから200mm/分の速度で剥離するに要した力をk
g/5本で表示したものである。
の接着力を示すものである。天然ゴムを主成分とするカ
ーカス配合の未加硫ゴムシート表層近くに5本のコード
を埋め、150℃、30分間(初期値)又は170℃、
90分間(耐熱値)加硫し、次いでコードをゴムブロッ
クから200mm/分の速度で剥離するに要した力をk
g/5本で表示したものである。
【0032】〈T接着力〉処理コードとゴムとの接着力
を示すものである。処理コードを、天然ゴムを主成分と
するカーカス配合の未加硫ゴムブロック中に埋め込み、
150℃、30分間(初期値)又は170℃、90分間
(耐熱値)加硫し、次いでコードをゴムブロックから2
00mm/分の速度で引き抜き、それに要した力をkg
/cmで表示したものである。
を示すものである。処理コードを、天然ゴムを主成分と
するカーカス配合の未加硫ゴムブロック中に埋め込み、
150℃、30分間(初期値)又は170℃、90分間
(耐熱値)加硫し、次いでコードをゴムブロックから2
00mm/分の速度で引き抜き、それに要した力をkg
/cmで表示したものである。
【0033】〈プライ間剥離力〉処理コードとゴムとの
接着力を示すものである。2プライの処理コードを90
度の角度をなすようにクロスプライ(コード密度27本
/インチ)として、天然ゴムを主成分とするカーカス配
合の未加硫ゴム中に埋め込み、150℃、30分間(初
期値)又は170℃、90分間(耐熱値)加硫した後、
両プライを200mm/分の速度で剥離させるに要する
力をkg/インチで表示したものである。
接着力を示すものである。2プライの処理コードを90
度の角度をなすようにクロスプライ(コード密度27本
/インチ)として、天然ゴムを主成分とするカーカス配
合の未加硫ゴム中に埋め込み、150℃、30分間(初
期値)又は170℃、90分間(耐熱値)加硫した後、
両プライを200mm/分の速度で剥離させるに要する
力をkg/インチで表示したものである。
【0034】〈ゴム付着率〉繊維に対するゴムの接着性
を示す尺度である。上記のプライ間剥離力測定の際にゴ
ムから剥離されたコードを肉眼で観察し、目視判定でコ
ード表面のうちゴムが付着している部分を百分率で示し
たものである。
を示す尺度である。上記のプライ間剥離力測定の際にゴ
ムから剥離されたコードを肉眼で観察し、目視判定でコ
ード表面のうちゴムが付着している部分を百分率で示し
たものである。
【0035】〈曲げ硬さ〉コードの曲げ硬さをガーレイ
式で測定したもので測定値が大きいものほど硬いことを
示す。
式で測定したもので測定値が大きいものほど硬いことを
示す。
【0036】〈疲労時強力保持率〉耐疲労性を表す尺度
である。グッドリッチ式ディスクテスターにより、回転
ディスク盤間で伸長6%、圧縮6%に設定した繰り返し
疲労を350万回コードに与えた後の残存強力を百分率
で表したものである。
である。グッドリッチ式ディスクテスターにより、回転
ディスク盤間で伸長6%、圧縮6%に設定した繰り返し
疲労を350万回コードに与えた後の残存強力を百分率
で表したものである。
【0037】[実施例1〜4、比較例1〜5]ソルビト
ール1モルに対しエピクロルヒドリン6.4モルを付加
反応させて得たヒドロキシエーテル化合物(A)9g
に、界面活性剤としてネオコールSW−30(第一工業
製薬株式会社製:ジオクチルスルホサクシネートナトリ
ウム塩30%水溶液)を13.5g加え均一に溶解す
る。これを水733gに撹拌しながら加えて水に均一に
分散させる。ついでハイレンMP(デュポン株式会社
製:4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネートのフ
ェノールブロック体)を10g、ネオコールSW−30
を3g及び水を47g加え、ボールミル中で室温下24
時間混合する。得られた水分散物54gにニポール25
18FS(日本ゼオン株式会社製:スチレン・ブタジエ
ン・ビニルピリジン共重合体の40重量%水乳化物)を
190.5g加え均一に混合する。得られた混合液を第
1処理剤とする。
ール1モルに対しエピクロルヒドリン6.4モルを付加
反応させて得たヒドロキシエーテル化合物(A)9g
に、界面活性剤としてネオコールSW−30(第一工業
製薬株式会社製:ジオクチルスルホサクシネートナトリ
ウム塩30%水溶液)を13.5g加え均一に溶解す
る。これを水733gに撹拌しながら加えて水に均一に
分散させる。ついでハイレンMP(デュポン株式会社
製:4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネートのフ
ェノールブロック体)を10g、ネオコールSW−30
を3g及び水を47g加え、ボールミル中で室温下24
時間混合する。得られた水分散物54gにニポール25
18FS(日本ゼオン株式会社製:スチレン・ブタジエ
ン・ビニルピリジン共重合体の40重量%水乳化物)を
190.5g加え均一に混合する。得られた混合液を第
1処理剤とする。
【0038】また10%水酸化ナトリウム水溶液10
g、28%アンモニア水溶液30gを水250gに加
え、よく撹拌して得られた水溶液中に、酸性触媒で反応
せしめたレゾルシン・ホルマリン初期縮合物(40%ア
セトン溶液)60gを添加して十分撹拌し溶解させる。
次にニポール2518FS 340gを水200gで希
釈した希釈液中に、前記レゾルシン・ホルマリン初期縮
合物溶液をゆっくりかきまぜながら加え、さらにホルマ
リン(37%水溶液)20gを添加して均一に混合す
る。次にこの混合液中に、第1処理剤に添加したと同じ
ブロックドイソシアネートの水分散物60gを加えて混
合し、得られた配合液を第2処理剤とする。
g、28%アンモニア水溶液30gを水250gに加
え、よく撹拌して得られた水溶液中に、酸性触媒で反応
せしめたレゾルシン・ホルマリン初期縮合物(40%ア
セトン溶液)60gを添加して十分撹拌し溶解させる。
次にニポール2518FS 340gを水200gで希
釈した希釈液中に、前記レゾルシン・ホルマリン初期縮
合物溶液をゆっくりかきまぜながら加え、さらにホルマ
リン(37%水溶液)20gを添加して均一に混合す
る。次にこの混合液中に、第1処理剤に添加したと同じ
ブロックドイソシアネートの水分散物60gを加えて混
合し、得られた配合液を第2処理剤とする。
【0039】一方、芳香族ポリアミド繊維(帝人株式会
社製:テクノーラ)からなる1500デニール/100
0フィラメントのマルチフィラメントを2本合わせ下
撚、上撚をそれぞれ逆方向に32T/10cmで撚糸し
て3000デニールの双撚コードを得た。
社製:テクノーラ)からなる1500デニール/100
0フィラメントのマルチフィラメントを2本合わせ下
撚、上撚をそれぞれ逆方向に32T/10cmで撚糸し
て3000デニールの双撚コードを得た。
【0040】このコードを、コンピュートリーター処理
機(CAリッツラー株式会社製、タイヤコード処理機)
を用いて、前記第1処理剤に浸漬した後150℃で2分
間乾燥し、引き続き230℃で1分間熱処理した。次い
で、前記第2処理剤に浸漬した後、150℃で2分間乾
燥後230℃で1分間熱処理した。得られた処理コード
には第1処理剤の固形分が2.0wt%,第2処理剤の
固形分が2.3wt%付着していた。
機(CAリッツラー株式会社製、タイヤコード処理機)
を用いて、前記第1処理剤に浸漬した後150℃で2分
間乾燥し、引き続き230℃で1分間熱処理した。次い
で、前記第2処理剤に浸漬した後、150℃で2分間乾
燥後230℃で1分間熱処理した。得られた処理コード
には第1処理剤の固形分が2.0wt%,第2処理剤の
固形分が2.3wt%付着していた。
【0041】得られた処理コードを天然ゴムを主成分と
するカーカス配合の未加硫ゴム中に埋め込み、150℃
で30分間(初期値)及び170℃で90分間(耐熱
値)加硫した。上記実験を表1に示すとおり、第1処理
剤のヒドロキシエーテル化合物(A)とブロックドポリ
イソシアネート化合物(B)との重量(A+B)とゴム
ラテックス(C)との重量比及びヒドロキシエーテル化
合物(A)とブロックドイソシアネート(B)との重量
比を種々変更し、さらに第2処理剤のRFLとブロック
ドポリイソシアネート(B)との配合量を変更して繰り
返した。実験結果を表1に示す。
するカーカス配合の未加硫ゴム中に埋め込み、150℃
で30分間(初期値)及び170℃で90分間(耐熱
値)加硫した。上記実験を表1に示すとおり、第1処理
剤のヒドロキシエーテル化合物(A)とブロックドポリ
イソシアネート化合物(B)との重量(A+B)とゴム
ラテックス(C)との重量比及びヒドロキシエーテル化
合物(A)とブロックドイソシアネート(B)との重量
比を種々変更し、さらに第2処理剤のRFLとブロック
ドポリイソシアネート(B)との配合量を変更して繰り
返した。実験結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】[比較例6〜8]実施例1〜3で使用した
ヒドロキシエーテル化合物に代え、ソルビトール1モル
に対してエピクロルヒドリン6.4モルを加え、撹拌し
ながら苛性ソーダ水溶液2モルを滴下して得たエポキシ
化合物を用いる以外は実施例1〜3と同様にして芳香族
ポリアミド処理コードを得た。実験結果を表2に示す。
ヒドロキシエーテル化合物に代え、ソルビトール1モル
に対してエピクロルヒドリン6.4モルを加え、撹拌し
ながら苛性ソーダ水溶液2モルを滴下して得たエポキシ
化合物を用いる以外は実施例1〜3と同様にして芳香族
ポリアミド処理コードを得た。実験結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】[実施例5〜8、比較例9]実施例1にお
いて使用したソルビトールとエピクロルヒドリン反応生
成物に代え、表3に示すヒドロキシエーテル化合物を用
いる以外は実施例1と同様にして芳香族ポリアミド処理
コードを得た。実験結果を表3に示す。
いて使用したソルビトールとエピクロルヒドリン反応生
成物に代え、表3に示すヒドロキシエーテル化合物を用
いる以外は実施例1と同様にして芳香族ポリアミド処理
コードを得た。実験結果を表3に示す。
【0046】
【表3】
【0047】
【発明の効果】本発明の方法によって得られる芳香族ポ
リアミド繊維は、従来法に比べ、ゴム類との成型加工性
を損なうことなく剥離接着力の耐久性及び耐疲労性が著
しく向上する。また接着処理時の作業環境の汚染が少な
い処理方法を提供することができ、その工業的意義は極
めて大である。
リアミド繊維は、従来法に比べ、ゴム類との成型加工性
を損なうことなく剥離接着力の耐久性及び耐疲労性が著
しく向上する。また接着処理時の作業環境の汚染が少な
い処理方法を提供することができ、その工業的意義は極
めて大である。
Claims (1)
- 【請求項1】 芳香族ポリアミド繊維を、下記一般式
(化1)で表されるヒドロキシエーテル化合物(A)、
ブロックドポリイソシアネート化合物(B)及びゴムラ
テックス(C)を含有し、その重量比(A+B)/Cが
0.01〜3.0で且つA/Bが0.01〜5.0であ
る第1処理剤で処理し、次いでレゾルシン・ホルマリン
・ゴムラテックス(RFL)にブロックドポリイソシア
ネート化合物(B)を添加した第2処理剤で処理するこ
とを特徴とする芳香族ポリアミド繊維の処理方法。 【化1】R(OCH2 CH(OH)CH2 X)n 但し、Rは有機残基、Xはヒドロキシル基又はハロゲン
元素を表し、nは2〜20の整数である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28304695A JPH09132870A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 芳香族ポリアミド繊維の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28304695A JPH09132870A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 芳香族ポリアミド繊維の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09132870A true JPH09132870A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17660518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28304695A Pending JPH09132870A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 芳香族ポリアミド繊維の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09132870A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004360113A (ja) * | 2003-06-04 | 2004-12-24 | Sekisui Chem Co Ltd | アラミド繊維とゴムの接着法及びアラミド繊維の表面改質装置 |
| JP2005179788A (ja) * | 2003-12-16 | 2005-07-07 | Teijin Techno Products Ltd | ゴム補強用繊維の製造方法 |
| JP2007505228A (ja) * | 2003-09-12 | 2007-03-08 | テイジン・トゥワロン・ビー.ブイ. | 合成繊維に含浸させるための二段法 |
| WO2015115119A1 (ja) * | 2014-02-03 | 2015-08-06 | ナガセケムテックス株式会社 | 有機繊維用接着剤組成物および有機繊維の処理方法 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP28304695A patent/JPH09132870A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004360113A (ja) * | 2003-06-04 | 2004-12-24 | Sekisui Chem Co Ltd | アラミド繊維とゴムの接着法及びアラミド繊維の表面改質装置 |
| JP2007505228A (ja) * | 2003-09-12 | 2007-03-08 | テイジン・トゥワロン・ビー.ブイ. | 合成繊維に含浸させるための二段法 |
| JP2005179788A (ja) * | 2003-12-16 | 2005-07-07 | Teijin Techno Products Ltd | ゴム補強用繊維の製造方法 |
| WO2015115119A1 (ja) * | 2014-02-03 | 2015-08-06 | ナガセケムテックス株式会社 | 有機繊維用接着剤組成物および有機繊維の処理方法 |
| CN105917044A (zh) * | 2014-02-03 | 2016-08-31 | 长濑化成株式会社 | 有机纤维用粘合剂组成物以及有机纤维的处理方法 |
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