JPH09132878A - 加飾切断粉砕繊維着色基材 - Google Patents

加飾切断粉砕繊維着色基材

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JPH09132878A
JPH09132878A JP7310031A JP31003195A JPH09132878A JP H09132878 A JPH09132878 A JP H09132878A JP 7310031 A JP7310031 A JP 7310031A JP 31003195 A JP31003195 A JP 31003195A JP H09132878 A JPH09132878 A JP H09132878A
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JP
Japan
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fiber
base material
resin
cut
pigment
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JP7310031A
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English (en)
Inventor
Takeo Tamamura
武夫 玉村
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KYOTO PILE SENI KOGYO KK
Original Assignee
KYOTO PILE SENI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 光輝性及び光反射性を備えた植毛加工或いは合成樹脂製
品等の模様現出用の加飾切断粉砕繊維着色基材を提供す
る。 【解決手段】 天然繊維、化合繊等の切断粉砕繊維を基
材とし、顔料及び/又は光輝性材料を熱可塑性樹脂組成
物等に添加混入した処理液で加飾部材層を形成した後、
帯電防止剤、分散剤等で表面処理を施すか、或いは該樹
脂組成物に帯電防止剤、分散剤等を加えた混合処理液に
より、基材表面に加飾部材層を形成した構成とする。 【効果】 光輝性並びに光反射性を備え、フロック植毛
加工分野、或いは熱可塑性合成樹脂成形、成形材料、
紙、壁材等への練り込み等として適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加飾切断粉砕繊維着色
基材ならびにその製造方法に関し、着色植毛加工材料、
或いは着色模様付合成樹脂成形品や模様付成形材料等に
用いられる加飾切断粉砕繊維着色基材ならびにその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、繊維、合成樹脂、紙、壁
材や塗料等の着色料としては、染料或いは無機顔料、有
機顔料が使用されている。たとえば、植毛加工分野で
も、静電吸引により接着剤に対しパイルを投錨するフロ
ック加工等により、衣料用途、履物、壁材等の室内装置
品、産業資材用途、カ−ペット等でその加工品が広範に
利用されてきているが、そのパイル、即ち切断粉砕繊維
の場合も、所望の色調の均一性を得るために染料による
着色が行われてきており、通常均一な色調で無模様に着
色されたものが使用されている。また、たとえば熱可塑
性樹脂では、射出成形や押出成形等の種々の成形加工法
を適用し易く、熱安定性、寸法安定性等もよいが、無機
顔料、有機顔料による着色の場合、通常、均一な色調や
無模様に着色されるもので、成形品に色むらや分散不良
などのない成形品を得ることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明において、切断
粉砕繊維を基材とした該基材上に加飾部材層を形成する
に際して、斑点模様や糸状模様等と併せて、いわゆるメ
タリック調とかパ−ル調等の光輝性色調の着色が施され
ることが適当である。しかし従来の染料による着色では
その種類も限られ、また、光輝性や光反射効果等を得難
く、顔料の場合も光輝性が要求される目的によっては、
例えば光輝性顔料の濃度を極端に高めるとコストアップ
につながる難点がある。さらに、これらの顔料は一般に
その性質上密着力が劣り、用途によっては接着層間の剥
離を惹き起こす虞れがあり、このため該斑点模様等に加
え、基材の表面に突出させて層着した顔料や光輝性材料
等の強い接着が施され、さらに光輝性を必要とし輝度の
低下を防止し、深み、立体感に欠ける難点を改善するこ
とが望まれている。このように、顔料では、光を反射、
吸収して所望の色調が得られるが、一般に合成樹脂、
紙、壁材等を、均一な色調で無模様に着色するものが通
常であった。また、染料による着色では、染料の反応基
によるもので染料の種類も比較的限られ、均一な色調で
無模様に着色され、さらに耐熱性や耐光堅牢度等でも劣
る難点があり、さらに、植毛加工での切断粉砕繊維の着
色ないしそれ自体の装飾性についても、ラメ糸等を用い
たり金属蒸着繊維を混紡または混織した織編物等とは、
加飾性又は装飾性において格差がみられるものであっ
た。
【0004】このため、たとえば着色合成樹脂成形品に
ついても、特開昭48−15640号公報では、スチレ
ン系樹脂と着色剤とポリエチレン等と滑剤との混合物に
よるカラ−コンセントレ−トとスチレン系樹脂とを混合
して成形する着色成形品の製造方法、特開昭51−12
3148号公報には、熱可塑性樹脂中に、着色したセル
ロ−ズ系の短繊維を均一に分散させた微細斑点模様を付
した熱可塑性合成樹脂組成物、特開昭61−21100
3号には、異色の着色樹脂組成物を所要比率で再混練
し、該再混練物に着色繊維を添加し混練した模様付成形
材料の製造方法が提案されている。さらに、特開平2−
688373公報には、反応性染料で染色したビスコ−
ス誘導体のセロファンフィルムまたはビスコ−スレ−ヨ
ンからなる熱可塑性樹脂成形品の模様現出様着色剤、特
開平6−272176号公報には、未染色または染色さ
れた繊維径5〜100μ、繊維長0.1〜2mmの有機
繊維を素材とし、帯電防止剤もしくは滑剤または両者併
用した処理剤で表面処理した有機繊維からなる着色剤が
提案されている。しかしながら、たとえば植毛加工での
切断粉砕繊維の着色ないしそれ自体の装飾性についてみ
ても、上記の提案にみられるような染料による染着で
は、染料の反応基によるものであり、染料の種類も限ら
れ、加飾性において乏しく、また、一般に耐熱性や耐光
堅牢度等で劣り、さらに食品色素と呼ばれるものではそ
の種類は少数のため、成形品材料の着色現出あるいは加
飾性付与の面では狭い範囲に限られている。
【0005】本発明者は、上記の難点にかんがみ、着色
剤として色調も限られる等の難点のある染料でなく、加
飾剤としての顔料或いはそれといわゆる光輝性材料との
組み合わせに係る着色での加飾性にみられる長所に着目
したものであり、顔料は着色剤としても染料とは違った
種々の長所を有する反面、短所もあるが、本発明では顔
料自体ないしこれに混入添加する光輝性材料との組み合
わせ、ならびに結着材としての熱硬化性樹脂もしくは熱
可塑樹脂及び触媒、架橋剤を含有する樹脂組成物からな
る混合液により基材表面の一部または全部に連続ないし
不連続状態に、顔料及び/又は光輝性材料の塊粒体を層
着せしめた後、さらに帯電防止剤、分散剤等で表面処理
を施す二浴処理方式、或いは前記樹脂組成物に直接帯電
防止剤、分散剤等を添加混入した混合液による一浴処理
方式のいずれかにより加飾部材層を形成することによっ
て、前記顔料の長所を損なうことなく欠点を補う構成と
したものである。これによって、本発明に係る加飾切断
粉砕繊維着色基材は、広く植毛電着加工等や、合成樹脂
成形品、成形材料等の樹脂加工或いは紙、壁材等の練り
込みで、該樹脂組成物ならびに帯電防止剤、分散剤等の
表面処理剤により表面処理が施されており、植毛加工に
おける切断粉砕繊維或いは被着色成形品等に斑点模様や
糸状模様を現出させると共に、基材の表面に連続または
不連続状態で層着された顔料及び/又は光輝性材料の塊
粒体による光輝性や光反射性効果等により加飾性が付与
されるため、前記斑点模様や糸状模様との相乗効果が期
待できる。すなわち特に本発明においては、植毛電着加
工等での取扱も簡易でかつ適応範囲の広い斑点模様等と
併せて光輝性がさらに付与された加飾切断粉砕繊維着色
基材、もしくは広く合成樹脂成形品等での斑点模様等と
光輝性とを具備する加工に適した加飾切断粉砕繊維着色
基材およびその製造方法を提供するものである。
【0006】本発明は、天然繊維、化合繊等の切断粉砕
繊維を基材とし、該基材上に顔料及び/又は光輝性材料
等を熱硬化性樹脂もしくは熱可塑性樹脂及び触媒、架橋
剤を含有する樹脂組成物に混入した処理液を付着させて
なる加飾部材層が形成され、かつ帯電防止剤、分散剤等
の一種又は二種以上からなる処理液により表面処理が施
されたことを特徴とする加飾切断粉砕繊維着色基材、或
いは該基材上に顔料及び/又は光輝性材料等を熱硬化性
樹脂もしくは熱可塑性樹脂及び触媒、架橋剤を含有する
樹脂組成物に混入した処理液により加飾部材層を形成し
た後、帯電防止剤、分散剤等の一種又は二種以上からな
る表面処理剤により表面処理を施したことを特徴とする
加飾切断粉砕繊維着色基材の製造方法、或いは該基材上
に熱硬化性樹脂もしくは熱可塑性樹脂に顔料及び/又は
光輝性材料等を熱硬化性樹脂もしくは熱可塑性樹脂およ
び触媒、架橋剤を含有する樹脂組成物に混入した処理液
中に、帯電防止剤、、分散剤等の一種又は二種以上から
なる表面処理剤を添加混入せしめた混合処理液により加
飾部材層を形成してなる加飾切断短繊維着色基材の製造
方法を提供するものである。すなわち、本発明において
は、植毛電着加工等の広範囲の用途に使用できる斑点模
様等と光輝性を併せ顕現し得る加飾切断粉砕繊維着色基
材、或いは熱可塑性樹脂成形品、成形材料、製紙、壁材
等への練り込み等の用途において、同じく斑点模様等と
光輝性を併せ発現し得る加飾切断粉砕繊維着色基材及び
その製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、天然繊維、化合繊等の切断粉砕
繊維を基材とし、該基材上に顔料及び/又は光輝性材料
等を熱硬化性樹脂もしくは熱可塑性樹脂及び触媒、架橋
剤を含有する樹脂組成物に混入した処理液を付着させて
なる加飾部材層が形成され、かつ帯電防止剤、分散剤等
の一種又二種以上からなる表面処理剤により表面処理が
施された加飾切断短繊維着色基材、もしくは該基材上に
顔料及び/又は光輝性材料等を熱硬化性樹脂もしくは熱
可塑性樹脂及び触媒、架橋剤を含有する樹脂組成物に帯
電防止剤、分散剤等の一種又二種以上からなる表面処理
剤を添加混入せしめた混合液により加飾部材層を形成し
て加飾切断繊維着色基材の構成としたものである。
【発明の実施の形態】
【0008】本発明においては、上記着色基材は、繊維
を切断または粉砕して得られるものを用い、繊維長0.
1〜10mm、好ましくは繊維長0.2〜2mm、さら
に繊維径が3〜210μm、好ましくは5〜60μmの
範囲である。この発明で切断または粉砕され着色基材に
用いられる繊維は、特に限定することなく使用すること
ができるが、たとえば綿、絹、羊毛、麻等の天然繊維、
ビスコ−スレ−ヨン、キュプラ、ビニロン等の再生繊
維、トリアセテ−ト等の半合成繊維、ポリアミド繊維、
ポリエステル繊維、芳香族ポリアミド繊維、アクリル繊
維、ポリ塩化ビニ−ル繊維、ポリオレフィン繊維等から
選ばれる一種または二種以上からなるものである。
【0009】本発明で使用する樹脂の種類は、アクリル
系樹脂、合成ゴム系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオ
レフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹
脂、メラミン系樹脂等である。樹脂形態は、エマルジョ
ンタイプ、溶剤タイプ、粉体タイプ、ペ−ストタイプ等
を用途、あるいは作業性および性能面等により適宜採用
でき、たとえばアクリル系またはウレタン系エマルジョ
ンタイプ、イソシアネ−ト系或いはエポキシ系の溶剤タ
イプ等の多種多様な使用ができる。
【0010】エマルジョンタイプの場合、一般的に界面
活性剤(乳化剤)を用い、エマルジョン重合法で製造さ
れ、水に分散した通常0.1〜0.5μの粒子径を有す
るポリマ−であり、エマルジョンの特徴はこれらの要素
に起因している。そして、エマルジョン重合で製造され
る高分子量のポリマ−は、乾燥条件さえ適切であれば比
較的形成されるフィルム強度は良好であり、さらに粒子
体分散のために通常低粘度で使用でき取扱は容易であ
る。
【0011】本発明において、該樹脂組成物からなる処
理液により加飾部材層を形成するに際し、これら樹脂の
具体例としては、イソシアネ−ト含有体及びこれと適宜
な温度で反応して分子架橋構造をなす活性水素(−O
H,−COOH,−NH2 等)含有体から形成されるア
クリルウレタン系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、
ポリエ−テルウレタン系樹脂、エポキシウレタン系樹脂
およびこれらの混合物まは共重合系樹脂等を主成分とす
るウレタン系樹脂系、あるいは不飽和ポリエステル系、
ポリエステル−アクリレ−ト系などのモノマ−、オリゴ
マ−、プレポリマ−からなる紫外線硬化型樹脂、さらに
加熱と共に必要に応じて触媒の存在により分子架橋反応
を生ずる各種アルキッド系樹脂、不飽和ポリエステル系
樹脂等の反応硬化型の樹脂を用いることができる。
【0012】さらに、本発明で有用な加飾部材層を構成
するアクリル樹脂としては、アクリル酸もしくはメタク
リル酸のC1 〜C4 アルコ−ルのエステルを主構成モノ
マ−とする重合体もしくは共重合体を主成分とする樹脂
が好ましい。このようなアクリル酸エステル系樹脂の主
構成モノマ−は、たとえばメチルメアクリレ−ト、メチ
ルメタクリレ−ト、エチルアクリレ−ト、エチルメタク
リレ−ト、プロピルアクリレ−ト、プロピルメタクリレ
−ト、ブチルアクリレ−ト及びブチルメタクリレ−トで
あり、特にメチルアクリレ−ト及びメチルメタクリレ−
トが好ましい。また、これらの主構成モノマ−と共重合
させるコモノマ−としては、たとえば、アクリル酸もし
くはメタクリル酸のC1 〜C12アルコ−ルのエステル、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、スチレン、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ブタジエン等
のモノマ−である。これらの共重合体は、ランダム共重
合体に限定されるものではなく、グラフト共重合体でも
よい。
【0013】本発明において、上記樹脂組成物からなる
処理液ないし表面処理剤を添加混入した混合処理液のい
ずれかにより形成された加飾部材層は、含有する顔料及
び/又は光輝性材料等が該樹脂組成物の主として樹脂成
分がいわゆる結着剤としてより強く接着、固定でき、基
材の表面に前記連続または不連続状態で層着された顔料
及び/又は光輝性材料等の塊粒体による光輝性や光反射
性効果等が付与されるため、前記斑点模様や糸状模様と
の相乗効果を発揮できるように働く。
【0014】また、本発明において、切断粉砕繊維を基
体とした該基材上に加飾部材層を形成するに際して、い
わゆるメタリック調とかパ−ル調等の光輝色彩の着色が
施されることが適当であるが、たとえば光輝性顔料は価
格も高く、その濃度を極端に高めるときはコストアップ
につながる難点がある。本発明において、光輝性を必要
とし輝度の低下を防止し、深み、立体感に欠ける難点を
改善するには、たとえば該基材の表面に前記顔料及び/
又は光輝性材料等を含有した樹脂組成物中の樹脂成分が
いわゆる結着剤として強い接着固定が施されることが必
要であり、また、前記顔料及び/又は光輝性材料等は非
板状であって、一般に塊粒体、或いは球状、立方体状及
びこれに近い形状のものが好ましく、さらにこれら顔料
及び/又は光輝性材料等が基材の表面から突出させるこ
とが好ましい。本発明において、基材の表面から突出さ
せる方法としては、たとえば該樹脂組成物からなる処理
液による基材表面までの厚みが、前記顔料等の平均粒径
より超えないように層着せしめる方法などがあげられ
る。これにより前記顔料等を基材の加飾部材層の基準面
から突出せしめた構成とすることができる。
【0015】本発明において、光輝性を必要とし輝度の
低下を防止し、深み、立体感に欠ける難点を改善するた
め、該基材の加飾部材層の上に、たとえばバリアコ−ト
層を適宜手段により形成せしめることにより達成するこ
とができる。バリアコ−ト層を形成する材料としては、
たとえば前記樹脂組成物で挙げる各種樹脂のほか、風
乾、加熱、紫外線照射等により速やかに乾燥ないし硬化
し被膜形成できるものであればいずれでもよい。そし
て、該加飾部材層に光輝性を効果的に発現させるために
は、バリアコ−ト層が表面側にあることが適当である。
【0016】すなわち、本発明においては、切断粉砕繊
維を基材とし、該基材上に熱硬化性樹脂脂もしくは熱可
塑性樹脂に顔料及び/又は光輝性材料等を熱硬化性樹脂
もしくは熱可塑性樹脂及び触媒、架橋剤を含有する樹脂
組成物に混入した処理液により加飾部材層を形成した
後、帯電防止剤、分散剤等の一種又は二種以上により表
面処理を施した加飾切断繊維着色基材の製造法におい
て、該加飾部材層の厚みは目的によって適宜決定できる
が、さらに塊粒体或いは粒状等の顔料ほかを基材表面の
基準面より突出せしめるように形成するか、或いはバリ
アコ−ト層の形成に適した樹脂を用い、基材の表面側に
バリアコ−ト層を形成することにより目的を達成するこ
とができる。
【0017】光輝性材料としては従来公知のものがいず
れも使用できる。たとえば、公知の有機または無機顔料
の他、光反射性を有する材料、たとえばホログラム、金
箔、銀箔、銅粉、鉄粉、銀粉、アルミニウム粉、金属繊
維等のメタル素材、魚貝類から採取される天然の真珠光
沢顔料、マイカに酸化チタンなどの金属酸化物を被覆し
て得られる真珠光沢顔料、重金属塩の結晶から得られる
真珠光沢顔料等、さらにチタン酸カリウムウイスカ−、
金属蒸着フィルム等を、直接または通常のビヒクル中に
分散せしめたものが例示できる。本発明において、顔料
並びに光輝性材料の平均粒径は、用途、性能等とも関連
し、一般に粒子径が小さい程被覆表面積が大きくなる
が、0.01μm〜100μm、好ましくは0.05μ
m〜20μmである。また、光輝性材料の平均粒径ない
し長径は素材の種類にもよるが、5μm〜300μm、
好ましくは10μm〜200μmを用いることができ
る。上記顔料並びに光輝性材料の平均粒径の範囲は、例
えば基材の基準表面よりこれらを稍突出せしめた構成と
し光輝性や光反射効果等を高めるのに有効に働く。ま
た、これらの添加量割合が、少ない時は着色ならびに光
輝性或いは光反射性等等を十分に発揮し難いし、また、
配合割合を大きく過剰に混合しても顔料付着量は殆ど変
わらず、さらに必要以上に多く層着のときは光輝性等の
妨げや、剥離し易くなる他、コストアップ要因ともな
る。
【0018】上記加飾部材層は、基材である天然繊維や
化学繊維、合成繊維などの各種繊維の切断面からみて
も、その表面形状は相違しているが、たとえば合成繊維
のコンジュゲ−ト糸のごとき接合形態でみられるような
断面多角形や星形状等で、かつ陥没や亀裂等を有する表
面であって、該表面の全部もしくは一部に粒塊形態等の
顔料及び/又は光輝性材料等が連続または非連続状に突
出して層着せしめた構成のため、膨隆した突出状凹凸表
面により、加飾部材層は視認上も光輝性或いは反射性を
発揮することができる。
【0019】本発明での表面処理剤として用いる帯電防
止剤は、該加飾切断短繊維着色基材を混合槽等で攪拌す
る際に発生する静電気が添加効率を低下せしめるのを防
止するため使用し、従来公知の各種の界面活性剤、たと
えば燐酸エステル塩、燐酸アンモニウム塩、ステアリン
酸アンモニウム塩等から選ばれた一種又は二種以上を用
いることができる。また、本発明で用いる分散剤は、こ
れを添加することにより該樹脂組成物中の顔料及び/又
は光輝性材料の分散剤としての効果を奏するように働
く。これら分散剤としては、公知の脂肪酸又はその塩、
高級脂肪族アルコ−ル、脂肪族アマイド、金属石鹸、脂
肪族ビスアマイド、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、
コロイダルシリカなどの無機塩等から選ばれたものを用
いることができる。これら表面処理剤として用いる帯電
防止剤ならびに分散剤はそれぞれ単独で用いるか或いは
両者を併用することもできる。また、表面処理は、該樹
脂組成物による加飾部材層を形成するために行う二浴処
理、或いは該樹脂組成物中に表面処理剤を直接添加混合
する一浴処理のいずれでも可能である。このような表面
処理剤による表面処理により静電気の発生が抑制され、
また、該加飾切断短繊維着色基材を合成樹脂成形品や成
形材料、或いは植毛電着加工等の広い用途で静電気が発
生し難いので、混合槽の内壁に付着、堆積等を防止し、
攪拌或いは添加効率が改善される。さらに該加飾切断短
繊維着色基材には分散剤により表面処理が施されている
為、その潤滑効果により混合機槽での添加攪拌でも塊状
の糸玉等の発生を防止し、これらの表面処理剤による表
面処理のため該加飾切断短繊維着色基材は、一般に短繊
維が絡み易く混合時の障害となっている塊状凝集のごと
き現象を回避でき、上記のような広い範囲の用途分野で
の利用に妨げのない安定かつ作業効率の向上に寄与する
ように働く。
【0020】さらに、本発明において、上記により得ら
れた該加飾切断短繊維着色基材に、抗菌効果を付与せし
めるための抗菌処理加工、或いは植毛製品等の用途によ
っては、アレルギ−体質、アトピ−性皮膚炎に抑制効果
のあるアロエの薬草エキス等による草木抽出物で処理加
工を施すこともできる。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例を挙げて説明する。 実施例1 セルロ−ズ系化学繊維としてレ−ヨン繊維(ダイワボウ
レ−ヨン社製,0.7d,8μmを、0.6mmに切断
した基材の切断粉砕繊維3kgを、ス−パ−ミキサ−S
D−200型(株式会社カワタ製作所製)に投入し、3
0分間ミキシングを行なったものを使用した。着色料と
して、顔料(平均粒径5μm)ならびに光輝性材料とし
てパ−ル粉体(平均粒径10μm)を添加混入せしめた
下記配合の樹脂組成物よりなる処理液を調整した。 樹脂組成物配合 樹脂 アクリル酸エステル系樹脂 東亞ペイント製 200g 顔料 DEXCEL ORANGE HFR 90g RED HB 90g LIGHT YELLOW HG 90g 光輝性材料 PEARL粉,MRY−100 日本光研製 150g 架橋剤 スミテックスレジンM−3 住友化学製 3g (メチロ−ルメラミン) 触媒 スミテックスアクセレ−タ−ACX 住友化学製 0.5g (有機アミン酸系) 安定剤 SNOW ALGIN SSL 富士化学製 0.5g (アルギン酸ナトリウム) 上記配合よりなる樹脂組成物からなる処理液を調製し、
水を加えて1000gとし、10分間攪拌した処理液に
より、該切断粉砕繊維に層着せしめて加飾部材層を形成
した。この加飾部材層を形成した切断粉砕繊維につき、
電気伝導度、繊維基材のほつれ易さ、水分率、その他の
条件を付与させる為、水2000gに分散剤(硫酸ナト
リウム72g,塩化ナトリウム48g,コロイダルシリ
カ250g)、帯電防止剤(燐酸エステル塩100g、
ステアリン酸アンモニウム80g)を溶解せしめて溶液
を調整した表面処理剤とし、さらに15秒間ミキシング
を行った。次いで、加飾部材層を形成した切断粉砕繊維
を、上記の表面処理剤により表面処理を施した。その
後、熱風気流乾燥機(カンソ−ン工業製)を用い、25
0℃で5〜15秒間乾燥し、さらに分散性を高めるため
に250℃、5秒間キュアリング処理を施し、顔料およ
び光輝性材料としてパ−ル粉を添加混入し、淡赤橙色に
着色され、かつ光輝性を持った加飾部材層を形成した切
断粉砕繊維着色基材を得た。上記切断粉砕繊維着色基材
により、フロック植毛電着加工に用いた結果、光輝性を
有し、かつ斑点模様が判別できる玉虫色調に着色された
植毛製品が得られ、該切断粉砕繊維着色基材は、植毛加
工分野で光輝性を有し斑点模様を現出させるのに適した
ものであった。
【0022】実施例2 セルロ−ズ系化学繊維としてレ−ヨン繊維(ダイワボウ
レ−ヨン社製,2d,17μm)を、0.8mmに切断
した基材の切断粉砕繊維15kgを、ス−パ−ミキサ−
SD−200型(株式会社カワタ製作所製)に投入し、
30分間ミキシングを行ったものを使用し、光輝性材料
として、アルミ粉(平均粒径20μm)を添加混入せし
めた下記配合の樹脂組成物よりなる処理液を調整した。 樹脂組成物配合 樹脂 NEW PLEX MC−8 林化学製 200g (アクリル酸エステル系樹脂) 光輝性材料 アルミ粉 No.500 中塚金属製 100g 架橋剤 OXAL NF−11L 林化学製 3g (エポキシ系) 安定剤 SNOW ALGIN SSL 富士化学製 0.5g 上記配合よりなる樹脂組成物からなる処理液を調製し、
水を加えて1000gとし、10分間攪拌した。さら
に、同一浴槽中に、帯電防止剤(硫酸ナトリウム48g
および塩化ナトリウム72g)ならびに分散剤(燐酸エ
ステル塩,東海製油製.80gおよびコロイダルシリ
カ,日産化学製スノ−テックスC.250g)を添加混
合し、10分間攪拌し、表面処理剤を含有した樹脂組成
物からなる混合処理液を調整した。前記レ−ヨン繊維
(2d,17μm,ダイワボウレ−ヨン社製)15kg
を、上記表面処理剤を含有した樹脂組成物からなる混合
処理液に加え、30分間攪拌し、基材に付着せしめて加
飾部材層を形成せしめた後、熱風気流乾燥機(カンソ−
ン工業製)にて、230℃、15秒間乾燥し、さらに2
30℃、15秒間キュアリングを施し、光輝性材料とし
てアルミ粉を添加混入せしめた樹脂組成物と同一浴槽
に、帯電防止剤ならびに分散剤等を混合含有した一浴処
理により、光輝性を有する加飾部材層を形成せしめた切
断粉砕繊維着色基材を得た。さらに、上記着色基材を、
専用のミニヒ−タ−でマットを温めてヒノキチオ−ルを
気化したガス中で約30分間、ヒノキチオ−ル・マイク
ロカプセルの付着処理を施し、抗菌性機能を付与せしめ
た。このようにして得られた切断粉砕繊維着色基材を、
フロック植毛電着加工に用いた結果、光輝性を有する糸
状模様が判別できるソフト調に着色された植毛製品が得
られ、該切断粉砕繊維着色基材は、植毛加工分野で光輝
性を有し糸状模様等を現出させることができ、かつ抗菌
性機能を備えた加飾着色基材としての使用に適したもの
であった。
【0023】実施例3 セルロ−ズ系化学繊維としてレ−ヨン繊維(ダイワボウ
レ−ヨン社製,2d.17μm)を、0.8mmに切断
した基材の切断粉砕繊維15kgを、ス−パ−ミキサ−
SD−200型(株式会社カワタ製作所製)に投入し、
30分間、ミキシングを行った。次に、下記配合よりな
る樹脂組成物からなる顔料(平均粒径2μm)を含有し
た処理液を調製し、水5000g中に順次投入し、10
分間攪拌した処理液により、該切断粉砕繊維に層着し加
飾部材層を形成した。 樹脂組成物配合 顔料 DEXCEL ORANGE HFR 90g RED HB 90g LIGHT YELLOW HG 90g (大日本インキ製) 樹脂 SFP−1210,ポリアクリロニトリル系樹脂 560g (大日本インキ製) 安定性向上剤 SNOW ALGIN SSL アルギン酸ナトリウム 56g (富士化学製) 次に、上記処理により加飾部材層を形成した切断粉砕繊
維基材につき、電気伝導度、切断粉砕繊維のほつれ易
さ、水分率、その他の条件を付与させるため、水200
0gに分散剤(硫酸ナトリウム72g,塩化ナトリウム
48g,コロイダルシリカ250g)、帯電防止剤(燐
酸エステル塩100g、ステアリン酸アンモニウム80
g)を溶解せしめて溶液を調整し表面処理剤とした。次
いで、上記の加飾部材層を形成した切断粉砕繊維中に、
前記表面処理剤を加え、30分間攪拌し、さらに該切断
粉砕繊維に表面処理を行った。その後、熱風気流乾燥機
(カンソ−ン工業製)を用い、230℃で15秒間乾燥
し、さらに230℃で15秒間キュアリング処理を施
し、着色剤の顔料により淡赤橙色に着色され、帯電防止
剤ならびに分散剤等による表面処理を行った切断粉砕繊
維着色基材を得た。上記により得られた着色基材を用
い、ポリプロピレン樹脂100重量部に対し該切断粉砕
繊維着色基材を3重量部混合添加し、常法による射出成
形で板状の熱可塑性樹脂成形品を製造したところ、メタ
リック調の斑点模様が判別できる樹脂成形品が得られ、
該加飾切断粉砕繊維着色基材は熱可塑性樹脂成形品に斑
点模様等を現出させるのに適したものであった。なお、
本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記し
た実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明の加飾切断粉砕繊維着色基材は、
顔料及び/又は光輝性材料等を含有した樹脂組成物並び
に帯電防止剤等の表面処理剤で表面加工したものである
為、従来の染料による着色剤に比し光輝性の発揮や光反
射効果等において優れており、植毛電着加工や熱可塑性
樹脂成形品、成形材料での樹脂加工、練り込み等の広い
用途に適用でき、外観美麗な斑点模様や糸状模様等を顕
現することができる。また、本発明に係る着色基材で
は、帯電防止剤等の表面処理剤で表面加工されている
為、被着色基材に添加混合した場合も混合槽への付着や
糸玉の如き絡み状態等を回避でき、かつ植毛電着加工や
合成樹脂成形工程や樹脂加工等での既存の設備の改変を
伴わず製造コスト低減につながる等の効果を奏する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然繊維、化合繊等の切断粉砕繊維を基
    材とし、該基材上に顔料及び/又は光輝性材料などを熱
    硬化性樹脂もしくは熱可塑性樹脂及び触媒、架橋剤を含
    有する樹脂組成物に混入した処理液を付着させてなる加
    飾部材層が形成され、かつ帯電防止剤、分散剤等の一種
    又は二種以上により表面処理が施されたことを特徴とす
    る加飾切断粉砕繊維着色基材。
  2. 【請求項2】 天然繊維、化合繊等の切断粉砕繊維を基
    材とし、該基材上に熱硬化性樹脂もしくは熱可塑性樹脂
    に顔料及び/又は光輝性材料等を熱硬化性樹脂もしくは
    熱可塑性樹脂および触媒、架橋剤を含有する樹脂組成物
    に混入した処理液により加飾部材層を形成した後、帯電
    防止剤、分散剤等の一種又は二種以上からなる表面処理
    剤により表面処理を施したことを特徴とする加飾切断粉
    砕繊維着色基材の製造方法。
  3. 【請求項3】 天然繊維、化合繊等の切断短繊維を基材
    とし、該基材上に熱硬化性樹脂もしくは熱可塑性樹脂に
    顔料及び/又は光輝性材料等を熱硬化性樹脂もしくは熱
    可塑性樹脂および触媒、架橋剤を含有する樹脂組成物に
    混入した処理液中に、帯電防止剤、分散剤等の一種又は
    二種以上からなる表面処理剤を添加混入せしめた混合処
    理液により加飾部材層を形成してなる加飾切断短繊維着
    色基材の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10047677A1 (de) * 2000-09-25 2002-04-25 Jackstaedt Gmbh Lumineszenzfähige Beschichtungsmasse
AT503403B1 (de) * 2006-03-24 2008-09-15 Swarovski & Co Zumindest bereichsweise beflockter gegenstand sowie verfahren zur herstellung eines solchen gegenstandes

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DE10047677A1 (de) * 2000-09-25 2002-04-25 Jackstaedt Gmbh Lumineszenzfähige Beschichtungsmasse
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