JPH09133837A - 光ファイバコネクタと、光ファイバコネクタ用フェルール及びその製造方法 - Google Patents
光ファイバコネクタと、光ファイバコネクタ用フェルール及びその製造方法Info
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- JPH09133837A JPH09133837A JP16408296A JP16408296A JPH09133837A JP H09133837 A JPH09133837 A JP H09133837A JP 16408296 A JP16408296 A JP 16408296A JP 16408296 A JP16408296 A JP 16408296A JP H09133837 A JPH09133837 A JP H09133837A
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- hole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ファイバコネクタ精度の向上、その製造工
程の簡略化等を図るに好適な光ファイバコネクタを提供
する。 【解決手段】 ファイバ挿入孔2の一端2a側を細孔の
保持孔200として設ける。保持孔200からファイバ
挿入孔2の他端2b側までの間はファイバ挿入孔2を保
持孔200より大径の拡径部201とする。挿入孔他端
2bには内壁に突出部3を3つ設ける。突出部3、3、
3はフェルール本体1の射出成形後、その外径研削を行
う際にセンタ治具7の当接基準として用い、これにより
射出成形後、外径研削前のフェルール本体1に何等加工
を施さずとも、センタ治具7と突出部3、3、3との当
接を通じてセンタ治具7の3点接触を確実に得るものと
し、外径研削前に予め行う挿入孔他端2bのセンタ孔加
工を省略する。
程の簡略化等を図るに好適な光ファイバコネクタを提供
する。 【解決手段】 ファイバ挿入孔2の一端2a側を細孔の
保持孔200として設ける。保持孔200からファイバ
挿入孔2の他端2b側までの間はファイバ挿入孔2を保
持孔200より大径の拡径部201とする。挿入孔他端
2bには内壁に突出部3を3つ設ける。突出部3、3、
3はフェルール本体1の射出成形後、その外径研削を行
う際にセンタ治具7の当接基準として用い、これにより
射出成形後、外径研削前のフェルール本体1に何等加工
を施さずとも、センタ治具7と突出部3、3、3との当
接を通じてセンタ治具7の3点接触を確実に得るものと
し、外径研削前に予め行う挿入孔他端2bのセンタ孔加
工を省略する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光ファイバコネク
タ構成部品として知られているフェルール及びその製造
方法に関する。
タ構成部品として知られているフェルール及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、この種の光ファイバコネクタとして
は、図13に示すような形状の射出形成によるフェルー
ルを備えるものが知られている。
は、図13に示すような形状の射出形成によるフェルー
ルを備えるものが知られている。
【0003】図13に示すフェルールはフェルール本体
1からなり、このフェルール本体1は射出形成時からフ
ァイバ挿入孔2の全体が光ファイバ素線と略同径に細長
く設けられている。このようなファイバ挿入孔2にその
入口から光ファイバ素線を挿入すると、ファイバ挿入孔
2の全体で光ファイバ素線の位置決め固定及び芯出し保
持がなされ、当該光ファイバ素線が精密に保持される。
1からなり、このフェルール本体1は射出形成時からフ
ァイバ挿入孔2の全体が光ファイバ素線と略同径に細長
く設けられている。このようなファイバ挿入孔2にその
入口から光ファイバ素線を挿入すると、ファイバ挿入孔
2の全体で光ファイバ素線の位置決め固定及び芯出し保
持がなされ、当該光ファイバ素線が精密に保持される。
【0004】同図に示すフェルールの製造工程として
は、図14に示すような一連の工程300〜306が知
られている。
は、図14に示すような一連の工程300〜306が知
られている。
【0005】工程(成形)300では、図15(a)に
示す如く射出成形法等によりフェルール本体1(図13
参照)の基礎となるフェルール素材1−1を成形する。
このフェルール素材1−1は円柱状に形成され、その両
端面間を光ファイバ挿入用の下穴2−1が貫通するよう
に設けられる。なお、下穴2−1はファイバ挿入孔2の
基礎となるものである。
示す如く射出成形法等によりフェルール本体1(図13
参照)の基礎となるフェルール素材1−1を成形する。
このフェルール素材1−1は円柱状に形成され、その両
端面間を光ファイバ挿入用の下穴2−1が貫通するよう
に設けられる。なお、下穴2−1はファイバ挿入孔2の
基礎となるものである。
【0006】工程(内径研磨)301では、製造時間の
削減等を図る観点から、複数のフェルール素材1−1、
1−1…を一束にして同時にすべての下穴2−1を研磨
する(図15(b)参照)。
削減等を図る観点から、複数のフェルール素材1−1、
1−1…を一束にして同時にすべての下穴2−1を研磨
する(図15(b)参照)。
【0007】この内径研磨については、下穴2−1にセ
ット用ワイヤ13を通し、これによりワイヤ13にフェ
ルール素材1−1を複数セットする作業、その複数のフ
ェルール素材1−1、1−1…からなるセット体14を
筒体(鞘)15に装填し、この筒体15内に半田やラッ
ク等の接着剤16を注入して当該セット体14を位置決
め固定する作業、及びセット体14からワイヤ13を抜
き取る作業等を順に行う。次に、筒体15の端面側より
下穴2−1に研磨用テーパーワイヤ12(長手方向に径
寸法が大きくなり、後半部の径寸法が一定であるワイ
ヤ)を挿入する。その後、筒体15を軸心回りに回転さ
せて、遊離砥粒10をフェルール素材1−1の手前で順
次テーパワイヤ12に付着供給させつつ、テーパワイヤ
12を軸方向に引き抜いて図示しないリールに巻き取り
ながら当該下穴2−1を研磨するものである。遊離砥粒
10の付着供給は、液状の遊離砥粒10をテーパワイヤ
12にかけたり、浸したりして供給するものとしてい
る。
ット用ワイヤ13を通し、これによりワイヤ13にフェ
ルール素材1−1を複数セットする作業、その複数のフ
ェルール素材1−1、1−1…からなるセット体14を
筒体(鞘)15に装填し、この筒体15内に半田やラッ
ク等の接着剤16を注入して当該セット体14を位置決
め固定する作業、及びセット体14からワイヤ13を抜
き取る作業等を順に行う。次に、筒体15の端面側より
下穴2−1に研磨用テーパーワイヤ12(長手方向に径
寸法が大きくなり、後半部の径寸法が一定であるワイ
ヤ)を挿入する。その後、筒体15を軸心回りに回転さ
せて、遊離砥粒10をフェルール素材1−1の手前で順
次テーパワイヤ12に付着供給させつつ、テーパワイヤ
12を軸方向に引き抜いて図示しないリールに巻き取り
ながら当該下穴2−1を研磨するものである。遊離砥粒
10の付着供給は、液状の遊離砥粒10をテーパワイヤ
12にかけたり、浸したりして供給するものとしてい
る。
【0008】つまり、内径研磨は、成形後何も加工され
てない下穴を基準とする素穴基準で行われる。
てない下穴を基準とする素穴基準で行われる。
【0009】なお、研磨後は接着剤16を除去し、筒体
15からすべてのフェルール素材1−1、1−1…を取
り外す。
15からすべてのフェルール素材1−1、1−1…を取
り外す。
【0010】工程(外径研削[センタレス方式])30
2においては、フェルール素材1−1の外径取代を能率
よく除去する観点から、心無し支持装置等に内径研磨後
のフェルール素材1−1をセットし、このフェルール素
材1−1の外径部1−1cをセンタレスで研削する(図
15(c)参照)。
2においては、フェルール素材1−1の外径取代を能率
よく除去する観点から、心無し支持装置等に内径研磨後
のフェルール素材1−1をセットし、このフェルール素
材1−1の外径部1−1cをセンタレスで研削する(図
15(c)参照)。
【0011】工程(端面研削)303では、フェルール
素材1−1の両端面1−1a、1−1bについてそれぞ
れ粗研削を実施する(図15(d)参照)。
素材1−1の両端面1−1a、1−1bについてそれぞ
れ粗研削を実施する(図15(d)参照)。
【0012】工程(外径研削[両センタ方式])304
では、フェルール素材1−1の外径と下穴2−1の偏心
を除去し両者を同軸なものとする観点から、図15
(e)に示すように、フェルール素材1−1の外径部1
−1cについて研削を行う。このような外径研削におい
てはフェルール素材1−1を両センタ支持とする。両セ
ンタ支持はフェルール素材1−1の端面両側1−1a、
1−1bから下穴2−1にセンタ治具6、7を当接さ
せ、これによりフェルール素材1−1が両端面側1−1
a、1−1bから支持されるものとする。
では、フェルール素材1−1の外径と下穴2−1の偏心
を除去し両者を同軸なものとする観点から、図15
(e)に示すように、フェルール素材1−1の外径部1
−1cについて研削を行う。このような外径研削におい
てはフェルール素材1−1を両センタ支持とする。両セ
ンタ支持はフェルール素材1−1の端面両側1−1a、
1−1bから下穴2−1にセンタ治具6、7を当接さ
せ、これによりフェルール素材1−1が両端面側1−1
a、1−1bから支持されるものとする。
【0013】工程(外径研磨)305では、フェルール
素材1−1の外径部1−1cを研磨して所望の荒さに仕
上げる(図15(f)参照)。
素材1−1の外径部1−1cを研磨して所望の荒さに仕
上げる(図15(f)参照)。
【0014】工程(端面加工)306では、フェルール
素材1−1の端面を凸球面とする等の加工を行う(図1
5(g)参照)。
素材1−1の端面を凸球面とする等の加工を行う(図1
5(g)参照)。
【0015】なお、工程(成形)300では、図16
(a)に示す如くフェルール素材1−1の射出形成時
に、下穴2−1の入口2−1bに基準段部17を設ける
が、この基準段部17は、図17に示す如く後工程(外
径研削[両センタ方式])304の砥石12による外径
研削時に、センタ治具7の当接基準として一時的に用い
るものである。従って、外径研削終了後は、基準段部1
7による光ファイバ素線の傷付き防止を図る観点から、
下穴入口2−1b側にV取り加工(図16(b)参照)
や、R付け加工(図16(c)参照)等を施し、これに
より当該基準段部17を削り取り、下穴入口2−1bす
なわちファイバ挿入孔2の入口を角部のない滑らかなす
り鉢状に仕上げるものとする。
(a)に示す如くフェルール素材1−1の射出形成時
に、下穴2−1の入口2−1bに基準段部17を設ける
が、この基準段部17は、図17に示す如く後工程(外
径研削[両センタ方式])304の砥石12による外径
研削時に、センタ治具7の当接基準として一時的に用い
るものである。従って、外径研削終了後は、基準段部1
7による光ファイバ素線の傷付き防止を図る観点から、
下穴入口2−1b側にV取り加工(図16(b)参照)
や、R付け加工(図16(c)参照)等を施し、これに
より当該基準段部17を削り取り、下穴入口2−1bす
なわちファイバ挿入孔2の入口を角部のない滑らかなす
り鉢状に仕上げるものとする。
【0016】一方、図18に示すフェルールは、ファイ
バ挿入孔2の奥部(一端側)2aのみでも光ファイバ素
線の位置決め固定及び芯出し保持(精密保持)を十分に
行える点に着目し、ファイバ挿入孔2の仕上げ加工量を
削減する観点から構成されたものである。
バ挿入孔2の奥部(一端側)2aのみでも光ファイバ素
線の位置決め固定及び芯出し保持(精密保持)を十分に
行える点に着目し、ファイバ挿入孔2の仕上げ加工量を
削減する観点から構成されたものである。
【0017】すなわち、このフェルールは、射出形成時
からファイバ挿入孔2の奥部(一端側)2aのみが光フ
ァイバ素線と略同径に設けられ、これ以外は光ファイバ
素線の径より十分大径に形成されており、このようなフ
ァイバ挿入孔2に光ファイバ素線を挿入すると、ファイ
バ挿入孔2の全体でなく、その奥部(一端側)でのみ光
ファイバ素線の位置決め固定及び芯出し保持がなされ
る。
からファイバ挿入孔2の奥部(一端側)2aのみが光フ
ァイバ素線と略同径に設けられ、これ以外は光ファイバ
素線の径より十分大径に形成されており、このようなフ
ァイバ挿入孔2に光ファイバ素線を挿入すると、ファイ
バ挿入孔2の全体でなく、その奥部(一端側)でのみ光
ファイバ素線の位置決め固定及び芯出し保持がなされ
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のフェルールにあっては、次のような問題点
を有している。
ような従来のフェルールにあっては、次のような問題点
を有している。
【0019】図13に示す従来フェルールでは、ファイ
バ挿入孔2の全体で光ファイバ素線を位置決め固定する
構造であるため、当該ファイバ挿入孔2の全体に位置決
め固定のための仕上げ加工が必要となり、その加工量、
加工時間が多く、フェルールの製造時間が長くなり、光
ファイバコネクタの製造完成に時間がかかる。
バ挿入孔2の全体で光ファイバ素線を位置決め固定する
構造であるため、当該ファイバ挿入孔2の全体に位置決
め固定のための仕上げ加工が必要となり、その加工量、
加工時間が多く、フェルールの製造時間が長くなり、光
ファイバコネクタの製造完成に時間がかかる。
【0020】しかも、同図の従来フェルールによると、
ファイバ挿入孔2が細長であり、長い細穴であるため、
射出成形時にファイバ挿入孔2の穴曲りが生じ、これを
修正する工程が別途余分に必要となり、また、光ファイ
バ素線の傷付き防止を図る観点から、ファイバ挿入孔2
の入口にV取り加工、R付け加工等の2次的加工を要す
るものであるため、この点でも光ファイバコネクタの製
造工程が多くなり、その製造完成に時間がかかり、製造
コストが高くなる。
ファイバ挿入孔2が細長であり、長い細穴であるため、
射出成形時にファイバ挿入孔2の穴曲りが生じ、これを
修正する工程が別途余分に必要となり、また、光ファイ
バ素線の傷付き防止を図る観点から、ファイバ挿入孔2
の入口にV取り加工、R付け加工等の2次的加工を要す
るものであるため、この点でも光ファイバコネクタの製
造工程が多くなり、その製造完成に時間がかかり、製造
コストが高くなる。
【0021】図18に示す従来フェルールでは、図19
に示す如く、外径研削時に、センタ治具7の当接するフ
ァイバ挿入孔2の他端2bが射出成形上がりであるた
め、その輪郭に凹凸が多く、ファイバ挿入孔他端2bの
孔精度が悪いことから、センタ治具7とファイバ挿入孔
他端2bとの接触が不安定であり、外径研削の精度(フ
ェルール外径の真円度、フェルール外径とファイバ挿入
孔の同軸度等)の悪化を招き、精度のよい光ファイバコ
ネクタが得られない。
に示す如く、外径研削時に、センタ治具7の当接するフ
ァイバ挿入孔2の他端2bが射出成形上がりであるた
め、その輪郭に凹凸が多く、ファイバ挿入孔他端2bの
孔精度が悪いことから、センタ治具7とファイバ挿入孔
他端2bとの接触が不安定であり、外径研削の精度(フ
ェルール外径の真円度、フェルール外径とファイバ挿入
孔の同軸度等)の悪化を招き、精度のよい光ファイバコ
ネクタが得られない。
【0022】なお、このような不具合を回避するために
は、外径研削前に予め、ファイバ挿入孔他端2bを所定
の寸法精度に仕上げる、いわゆるセンタ穴加工を行うこ
とも考えられるが、そのようなセンタ穴加工を新たに別
途追加すると、それだけ光ファイバコネクタの製造工程
が余分に多くなり、その製造完成に時間がかかり、製造
コストが高くなる。
は、外径研削前に予め、ファイバ挿入孔他端2bを所定
の寸法精度に仕上げる、いわゆるセンタ穴加工を行うこ
とも考えられるが、そのようなセンタ穴加工を新たに別
途追加すると、それだけ光ファイバコネクタの製造工程
が余分に多くなり、その製造完成に時間がかかり、製造
コストが高くなる。
【0023】また、図18に示す従来フェルールによる
と、ファイバ挿入孔2の奥部側とそれ以外の部分との径
の相違から奥部側に段差18が存在するため、射出成形
のとき、急激な段面積の変化のため段差18の周辺に巣
(内ひけ)が発生し、段差18より先の位置決め部(フ
ァイバ挿入孔2の奥部(一端2a側))が所望の形状に
仕上らず、光ファイバ素線の位置決め固定及び芯出し保
持の精度が悪い。このため、高精度の光ファイバコネク
タが得られず、光通信の信頼性の低下を招く。また、段
差にはバリも生じやすく、このようなバリにより光ファ
イバ素線が傷つくことから、この点でも高精度の光ファ
イバコネクタを得ること、及び信頼性の高い光通信は期
待できない。
と、ファイバ挿入孔2の奥部側とそれ以外の部分との径
の相違から奥部側に段差18が存在するため、射出成形
のとき、急激な段面積の変化のため段差18の周辺に巣
(内ひけ)が発生し、段差18より先の位置決め部(フ
ァイバ挿入孔2の奥部(一端2a側))が所望の形状に
仕上らず、光ファイバ素線の位置決め固定及び芯出し保
持の精度が悪い。このため、高精度の光ファイバコネク
タが得られず、光通信の信頼性の低下を招く。また、段
差にはバリも生じやすく、このようなバリにより光ファ
イバ素線が傷つくことから、この点でも高精度の光ファ
イバコネクタを得ること、及び信頼性の高い光通信は期
待できない。
【0024】上記のような従来のフェルール製造方法に
あっては、次のような問題点を有している。
あっては、次のような問題点を有している。
【0025】従来製法では、図15(b)に示すよう
に、工程(内径研磨)301におけるフェルール素材1
−1の位置決め固定が接着剤16によるものであるた
め、内径研磨の前段取として接着剤16の注入セット作
業、及び後段取として接着剤16の除去作業が必要であ
り、しかも、これらの作業が人手に頼らなければならな
いことから、段取作業に時間を費し、フェルールの製造
時間全体が長くなり、光ファイバコネクタの製造完成に
時間がかかるとともに、その製造工程の全自動化が困難
である。
に、工程(内径研磨)301におけるフェルール素材1
−1の位置決め固定が接着剤16によるものであるた
め、内径研磨の前段取として接着剤16の注入セット作
業、及び後段取として接着剤16の除去作業が必要であ
り、しかも、これらの作業が人手に頼らなければならな
いことから、段取作業に時間を費し、フェルールの製造
時間全体が長くなり、光ファイバコネクタの製造完成に
時間がかかるとともに、その製造工程の全自動化が困難
である。
【0026】しかも、上記のような接着剤16による位
置決め固定では、接着剤16の収縮等からフェルール素
材1−1のセット状態が崩れ、フェルール素材1−1及
び下穴2−1が筒体15に対し斜めに倒れてしまい、セ
ット精度が低下し、内径研磨の加工条件が悪化する。こ
のため、所望の加工精度が得られない。また、接着剤1
6では、前述のようにセット状態が崩れ、筒体15全体
のバランスがよくないため、筒体15の高速回転が行え
ず、加工能率を上げることができない。
置決め固定では、接着剤16の収縮等からフェルール素
材1−1のセット状態が崩れ、フェルール素材1−1及
び下穴2−1が筒体15に対し斜めに倒れてしまい、セ
ット精度が低下し、内径研磨の加工条件が悪化する。こ
のため、所望の加工精度が得られない。また、接着剤1
6では、前述のようにセット状態が崩れ、筒体15全体
のバランスがよくないため、筒体15の高速回転が行え
ず、加工能率を上げることができない。
【0027】従来製法では、成形により形成された下
穴2−1とフェルール素材外径の偏心と平行度が所望す
る精度になっていないこと、及び工程301における内
径研磨が成形後何も加工されてない下穴2−1を基準と
するものであることから、フェルール素材外径とは無関
係に内径研磨がなされることにより、内径研磨後、フェ
ルール素材外径に対する下穴2−1の偏心や平行度が修
正されず、偏心や傾いた下穴2−1がそのまま広がる。
このため、工程300における成形誤差による偏心や傾
きのみならず、偏心や傾いた下穴2−1の広がりをも予
め見込んで、フェルール素材1−1の外径取代を余分に
多く設けなければならなず、その除去に時間を費やし、
フェルールの製造時間全体が長くなり、光ファイバコネ
クタの製造完成に時間がかかる。また、それだけフェル
ール素材1−1の成形材料が必要となり、光ファイバコ
ネクタの製造コストが高くなる。さらに、内径研磨後そ
のような傾きや偏心を除去するための工程304が余分
に必要となる。
穴2−1とフェルール素材外径の偏心と平行度が所望す
る精度になっていないこと、及び工程301における内
径研磨が成形後何も加工されてない下穴2−1を基準と
するものであることから、フェルール素材外径とは無関
係に内径研磨がなされることにより、内径研磨後、フェ
ルール素材外径に対する下穴2−1の偏心や平行度が修
正されず、偏心や傾いた下穴2−1がそのまま広がる。
このため、工程300における成形誤差による偏心や傾
きのみならず、偏心や傾いた下穴2−1の広がりをも予
め見込んで、フェルール素材1−1の外径取代を余分に
多く設けなければならなず、その除去に時間を費やし、
フェルールの製造時間全体が長くなり、光ファイバコネ
クタの製造完成に時間がかかる。また、それだけフェル
ール素材1−1の成形材料が必要となり、光ファイバコ
ネクタの製造コストが高くなる。さらに、内径研磨後そ
のような傾きや偏心を除去するための工程304が余分
に必要となる。
【0028】従来製法によると、上記のようにフェル
ール素材1−1の外径取代が多く、しかも工程304に
おける両センタ支持の場合は下穴2−1が小径であるた
めセンタ治具が細いので、加工能率が悪いことから、外
径取代を能率よく除去する工程が別途必要になる。この
意味で、工程301と工程304の間に、工程302と
して加工能率に優れるセンタレス方式の外径研削を採用
しているのであるが、センタレス方式の場合は、偏心を
小さくする能力が劣るため、工程304の加工時に偏心
分のエアカットを設定しなければならないので、工程3
04の加工時間を大幅に短縮することはできず、フェル
ールの製造時間全体を短縮するに至っていない。
ール素材1−1の外径取代が多く、しかも工程304に
おける両センタ支持の場合は下穴2−1が小径であるた
めセンタ治具が細いので、加工能率が悪いことから、外
径取代を能率よく除去する工程が別途必要になる。この
意味で、工程301と工程304の間に、工程302と
して加工能率に優れるセンタレス方式の外径研削を採用
しているのであるが、センタレス方式の場合は、偏心を
小さくする能力が劣るため、工程304の加工時に偏心
分のエアカットを設定しなければならないので、工程3
04の加工時間を大幅に短縮することはできず、フェル
ールの製造時間全体を短縮するに至っていない。
【0029】なお、下穴2−1の偏心を修正するには、
工程302においてセンタレス方式に代えてワイヤセン
タレス方式の外径研削を適用することも考えられるが、
このようなワイヤセンタレス方式によると、フェルール
素材1−1をワイヤにセットする作業等、段取作業に長
時間要し、また、無人化が難しく、製造コストの上昇は
避けられない。
工程302においてセンタレス方式に代えてワイヤセン
タレス方式の外径研削を適用することも考えられるが、
このようなワイヤセンタレス方式によると、フェルール
素材1−1をワイヤにセットする作業等、段取作業に長
時間要し、また、無人化が難しく、製造コストの上昇は
避けられない。
【0030】従来製法では、特に図18に示すように
下穴がノズルのような先細の形状であると、下穴径の相
違により、工程301において、図20に示すようにフ
ェルール素材1−1がセット用ワイヤ13に傾斜してセ
ットされてしまい、ワイヤ13に対しフェルール素材1
−1を精度よく平行にセットするのが難しく、加工精度
の悪化がより一層深刻なものとなる。
下穴がノズルのような先細の形状であると、下穴径の相
違により、工程301において、図20に示すようにフ
ェルール素材1−1がセット用ワイヤ13に傾斜してセ
ットされてしまい、ワイヤ13に対しフェルール素材1
−1を精度よく平行にセットするのが難しく、加工精度
の悪化がより一層深刻なものとなる。
【0031】この発明は上述の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、光ファイバコネクタ
精度の向上、その製造工程の簡略化等を図るに好適な光
ファイバコネクタを提供すること、光通信の信頼性向
上、フェルール製造工程の簡略化、その製造時間の短縮
等を図るに好適なフェルールを提供すること、フェル
ール製造時間の短縮、その製造工程の全自動化、加工精
度の向上等を図るのに好適なフェルール製造方法を提供
すること、特に、ノズルのような先細の形状のフェルー
ル素材(図8参照)についてフェルール素材外径に対す
る内径研磨後の下穴の平行度や偏心精度の向上に有効な
フェルール製造方法を提供すること、フェルールのコ
スト低減、その製造時間の短縮等を図るのに好適なフェ
ルール製造方法を提供することにある。
ので、その目的とするところは、光ファイバコネクタ
精度の向上、その製造工程の簡略化等を図るに好適な光
ファイバコネクタを提供すること、光通信の信頼性向
上、フェルール製造工程の簡略化、その製造時間の短縮
等を図るに好適なフェルールを提供すること、フェル
ール製造時間の短縮、その製造工程の全自動化、加工精
度の向上等を図るのに好適なフェルール製造方法を提供
すること、特に、ノズルのような先細の形状のフェルー
ル素材(図8参照)についてフェルール素材外径に対す
る内径研磨後の下穴の平行度や偏心精度の向上に有効な
フェルール製造方法を提供すること、フェルールのコ
スト低減、その製造時間の短縮等を図るのに好適なフェ
ルール製造方法を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1に、この発明は光ファイバ素線の末端部を芯出
し保持するフェルール本体を備えてなる光ファイバコネ
クタであって、上記フェルール本体に、一端側が光ファ
イバ素線の外周面を保持する孔径とした保持孔からな
り、他端側が上記保持孔より大径の拡径部として上記保
持孔に連通してなるファイバ挿入孔を設け、上記ファイ
バ挿入孔の他端側内壁に、上記フェルール本体の外径研
削時に用いるセンタ治具の当接基準をなす複数の突出部
を形成してなることを特徴とするものである。
に、第1に、この発明は光ファイバ素線の末端部を芯出
し保持するフェルール本体を備えてなる光ファイバコネ
クタであって、上記フェルール本体に、一端側が光ファ
イバ素線の外周面を保持する孔径とした保持孔からな
り、他端側が上記保持孔より大径の拡径部として上記保
持孔に連通してなるファイバ挿入孔を設け、上記ファイ
バ挿入孔の他端側内壁に、上記フェルール本体の外径研
削時に用いるセンタ治具の当接基準をなす複数の突出部
を形成してなることを特徴とするものである。
【0033】第2に、この発明は突出部の表面形状が曲
面であることを特徴とするものである。
面であることを特徴とするものである。
【0034】第3に、この発明はフェルール本体に、光
ファイバを挿入するためのファイバ挿入孔を備えてなる
光ファイバコネクタ用フェルールであって、上記ファイ
バ挿入孔の奥部側を、光ファイバの外周面と密着する細
穴の位置決め部として形成し、上記ファイバ挿入孔の入
口側を、上記位置決め部から滑らかに広がる裾広がり部
として設けたことを特徴とするものである。
ファイバを挿入するためのファイバ挿入孔を備えてなる
光ファイバコネクタ用フェルールであって、上記ファイ
バ挿入孔の奥部側を、光ファイバの外周面と密着する細
穴の位置決め部として形成し、上記ファイバ挿入孔の入
口側を、上記位置決め部から滑らかに広がる裾広がり部
として設けたことを特徴とするものである。
【0035】第4に、この発明は光ファイバ挿入用の下
穴が端面間を貫通してなる円柱状のフェルール素材を用
い、このフェルール素材の外径粗研削を行い、フェルー
ル素材外径と下穴の偏心を除去した後、複数の偏心除去
済みフェルール素材を筒型ホルダ内に当接させて縦列に
位置決め固定し、その後、上記筒型ホルダの端面側から
偏心除去済みフェルール素材の下穴に遊離砥粒を挿入し
て当該下穴を研磨することを特徴とするものである。
穴が端面間を貫通してなる円柱状のフェルール素材を用
い、このフェルール素材の外径粗研削を行い、フェルー
ル素材外径と下穴の偏心を除去した後、複数の偏心除去
済みフェルール素材を筒型ホルダ内に当接させて縦列に
位置決め固定し、その後、上記筒型ホルダの端面側から
偏心除去済みフェルール素材の下穴に遊離砥粒を挿入し
て当該下穴を研磨することを特徴とするものである。
【0036】第5に、この発明は光ファイバ挿入用の下
穴が端面間を貫通してなる円柱状のフェルール素材を用
い、このフェルール素材の端面両側から下穴にセンタ治
具を当接させ、これによりフェルール素材を両端面側か
らセンタ治具で支持する両センタ支持で、このフェルー
ル素材の外径粗研削を行い、フェルール素材外径と下穴
の偏心や傾きを除去し、その後、フェルール素材の外径
を基準に、このフェルール素材の下穴を研磨した後、フ
ェルール素材の端面両側から下穴にセンタ治具を当接さ
せ、これによりフェルール素材を両端面側からセンタ治
具で支持する両センタ支持で、フェルール素材の外径仕
上研削を行うことを特徴とする。
穴が端面間を貫通してなる円柱状のフェルール素材を用
い、このフェルール素材の端面両側から下穴にセンタ治
具を当接させ、これによりフェルール素材を両端面側か
らセンタ治具で支持する両センタ支持で、このフェルー
ル素材の外径粗研削を行い、フェルール素材外径と下穴
の偏心や傾きを除去し、その後、フェルール素材の外径
を基準に、このフェルール素材の下穴を研磨した後、フ
ェルール素材の端面両側から下穴にセンタ治具を当接さ
せ、これによりフェルール素材を両端面側からセンタ治
具で支持する両センタ支持で、フェルール素材の外径仕
上研削を行うことを特徴とする。
【0037】第6に、この発明は外径粗研削の前に、予
めフェルール素材の端面粗研削を行うことを特徴とする
ものである。
めフェルール素材の端面粗研削を行うことを特徴とする
ものである。
【0038】第7に、この発明は外径仕上研削の後に、
フェルール素材の端面仕上研削を行うことを特徴とする
ものである。
フェルール素材の端面仕上研削を行うことを特徴とする
ものである。
【0039】第8に、この発明は外径粗研削の前、また
は外径仕上研削の後に、フェルール素材の端面粗研削及
び端面仕上研削を行うことを特徴とするものである。
は外径仕上研削の後に、フェルール素材の端面粗研削及
び端面仕上研削を行うことを特徴とするものである。
【0040】この発明では、フェルール本体の外径研削
のとき、射出成形上がりで輪郭が凹凸のある孔入口でな
く、当接基準の凸部にセンタ治具が当接する、つまり射
出成形後、外径研削前のフェルールに何等加工を施さず
とも、センタ治具と凸部との当接を通じてセンタ治具の
3点接触が確実に得られる。
のとき、射出成形上がりで輪郭が凹凸のある孔入口でな
く、当接基準の凸部にセンタ治具が当接する、つまり射
出成形後、外径研削前のフェルールに何等加工を施さず
とも、センタ治具と凸部との当接を通じてセンタ治具の
3点接触が確実に得られる。
【0041】この発明では、位置決め部からファイバ挿
入孔の入口側までの間が裾広がり部として滑らかに広が
ることから、フェルール本体の射出成形時等において、
ファイバ挿入孔に巣(内ひけ)やバリが発生しにくく、
バリで光ファイバが傷付くこともなく、また、そのよう
な傷付き防止のための2次的加工を省略でき、2次的加
工を施すことなく、ファイバ挿入孔に光ファイバ素線を
挿入することが可能となる。
入孔の入口側までの間が裾広がり部として滑らかに広が
ることから、フェルール本体の射出成形時等において、
ファイバ挿入孔に巣(内ひけ)やバリが発生しにくく、
バリで光ファイバが傷付くこともなく、また、そのよう
な傷付き防止のための2次的加工を省略でき、2次的加
工を施すことなく、ファイバ挿入孔に光ファイバ素線を
挿入することが可能となる。
【0042】この発明では、筒型ホルダとの当接によ
り、複数の偏心除去済みフェルール素材が外径を基準に
位置決め固定され、そのフェルール素材外径を加工基準
として下穴が研磨される。
り、複数の偏心除去済みフェルール素材が外径を基準に
位置決め固定され、そのフェルール素材外径を加工基準
として下穴が研磨される。
【0043】この発明では、下穴の研磨に先立ち、予め
外径研削によりフェルール素材外径と下穴の偏心や傾き
が除去される。このため、フェルール素材の外径取代を
設けるにあたり、フェルール素材の成形の段階で生じ
る、成形誤差の偏心や傾きのみを考慮するだけで済み、
フェルール素材の外径取代を極力少なくすることができ
る。
外径研削によりフェルール素材外径と下穴の偏心や傾き
が除去される。このため、フェルール素材の外径取代を
設けるにあたり、フェルール素材の成形の段階で生じ
る、成形誤差の偏心や傾きのみを考慮するだけで済み、
フェルール素材の外径取代を極力少なくすることができ
る。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図1乃至図12を用いて詳細に説明する。
て図1乃至図12を用いて詳細に説明する。
【0045】光ファイバコネクタは、光ファイバ素線の
末端部を芯出し保持する手段としてフェルールを備え
る。
末端部を芯出し保持する手段としてフェルールを備え
る。
【0046】フェルールは、図1に示すような形状のフ
ェルール本体1からなり、フェルール本体1には、光フ
ァイバ素線(図示省略)の端末部を芯出し保持するため
のファイバ挿入孔2が設けられている。
ェルール本体1からなり、フェルール本体1には、光フ
ァイバ素線(図示省略)の端末部を芯出し保持するため
のファイバ挿入孔2が設けられている。
【0047】ファイバ挿入孔2の一端2a側は細孔の保
持孔200として、また、保持孔200からファイバ挿
入孔2の他端2b側までの間は、保持孔200より大径
の拡径部201として形成されている。
持孔200として、また、保持孔200からファイバ挿
入孔2の他端2b側までの間は、保持孔200より大径
の拡径部201として形成されている。
【0048】保持孔200は光ファイバ素線の外周面と
密着し、この密着を通じて光ファイバ素線の外周面を保
持するように構成されている一方、拡径部201は裾広
がりのテーパ孔からなり、保持孔200からファイバ挿
入孔2の他端2b側に向かって滑らかに広がるように形
成されている。
密着し、この密着を通じて光ファイバ素線の外周面を保
持するように構成されている一方、拡径部201は裾広
がりのテーパ孔からなり、保持孔200からファイバ挿
入孔2の他端2b側に向かって滑らかに広がるように形
成されている。
【0049】すなわち、保持孔200は光ファイバ素線
の外周面を保持する孔径としたものであり、また、拡径
部201は保持孔200との境よりファイバ挿入孔2の
他端2b側に向かって次第に径が広がり、その挿入孔他
端2b側で径が最大となるように設けられている。
の外周面を保持する孔径としたものであり、また、拡径
部201は保持孔200との境よりファイバ挿入孔2の
他端2b側に向かって次第に径が広がり、その挿入孔他
端2b側で径が最大となるように設けられている。
【0050】ファイバ挿入孔2の他端2bはすり鉢状に
開設され、その内壁には壁面に沿って3つの突出部3、
3、3が設けられており、これらの突出部3、3、3は
いずれも表面が曲面状に形成され、かつ頂上部3a、3
a、3aがファイバ挿入孔2の中心軸線側を向くように
設けられている。
開設され、その内壁には壁面に沿って3つの突出部3、
3、3が設けられており、これらの突出部3、3、3は
いずれも表面が曲面状に形成され、かつ頂上部3a、3
a、3aがファイバ挿入孔2の中心軸線側を向くように
設けられている。
【0051】突出部3、3、3はフェルール本体1の射
出成形後、その外径研削を行う際にセンタ治具7の当接
基準として用いるものであり、外径研削時に突出部3、
3、3がどのように作用するかは後述する。
出成形後、その外径研削を行う際にセンタ治具7の当接
基準として用いるものであり、外径研削時に突出部3、
3、3がどのように作用するかは後述する。
【0052】このようなフェルールにあっては、ファイ
バ挿入孔2の他端2b側から光ファイバ素線の末端部を
挿入すると、当該光ファイバ素線が保持孔200に密着
し、この密着により光ファイバ素線の芯出し保持及び位
置決め固定がなされ、光ファイバ素線の末端部が精密に
保持される。
バ挿入孔2の他端2b側から光ファイバ素線の末端部を
挿入すると、当該光ファイバ素線が保持孔200に密着
し、この密着により光ファイバ素線の芯出し保持及び位
置決め固定がなされ、光ファイバ素線の末端部が精密に
保持される。
【0053】以上の構成からなるフェルールを作製する
には、図2に示すような金型4とコアピン5を用いる。
には、図2に示すような金型4とコアピン5を用いる。
【0054】金型4にはフェルール本体1の輪郭を形成
するためのキャビティ400が設けられている一方、コ
アピン5にはファイバ挿入孔2と略同形状の挿入孔形状
部500が形成されている。
するためのキャビティ400が設けられている一方、コ
アピン5にはファイバ挿入孔2と略同形状の挿入孔形状
部500が形成されている。
【0055】このような金型4とコアピン5を用いてフ
ェルール本体1を製造する際は、金型4のキャビティ4
00にコアピン5を挿入し、コアピン5の挿入孔形状部
500をキャビティ400内の定位置に位置決め固定し
た後、キャビティ400内にフェルール素材を射出充填
し、フェルール本体1を射出成形する。
ェルール本体1を製造する際は、金型4のキャビティ4
00にコアピン5を挿入し、コアピン5の挿入孔形状部
500をキャビティ400内の定位置に位置決め固定し
た後、キャビティ400内にフェルール素材を射出充填
し、フェルール本体1を射出成形する。
【0056】その後は、図1に示すように、フェルール
本体1の外径とファイバ挿入孔2の偏心を除去し両者を
同軸なものとする観点から、フェルール本体1に外径研
削を施す。
本体1の外径とファイバ挿入孔2の偏心を除去し両者を
同軸なものとする観点から、フェルール本体1に外径研
削を施す。
【0057】この際、フェルール本体1は両センタ支持
とする。両センタ支持は左右一対のセンタ治具6、7に
よりフェルール本体1を両端面1a、1b側から支持す
るものである。
とする。両センタ支持は左右一対のセンタ治具6、7に
よりフェルール本体1を両端面1a、1b側から支持す
るものである。
【0058】このような両センタ支持を行うに際し、フ
ェルール本体1の端面両側1a、1bからファイバ挿入
孔2にセンタ治具を挿入すると、左側センタ治具6はフ
ァイバ挿入孔2の一端2aに当接し、右側センタ治具7
はファイバ挿入孔2の他端2b側で突出部3、3、3に
当接する。
ェルール本体1の端面両側1a、1bからファイバ挿入
孔2にセンタ治具を挿入すると、左側センタ治具6はフ
ァイバ挿入孔2の一端2aに当接し、右側センタ治具7
はファイバ挿入孔2の他端2b側で突出部3、3、3に
当接する。
【0059】つまり、右側センタ治具7とファイバ挿入
孔2の他端2b側とは右側センタ7の円周回りに凸部
3、3、3を介し3点で接触する。
孔2の他端2b側とは右側センタ7の円周回りに凸部
3、3、3を介し3点で接触する。
【0060】そして、上記のような両センタ支持下での
外径研削終了後、ファイバ挿入孔2の穴磨き等、他の加
工を施すと、最終製品としてのフェルールが得られる。
外径研削終了後、ファイバ挿入孔2の穴磨き等、他の加
工を施すと、最終製品としてのフェルールが得られる。
【0061】本実施形態のフェルールによると、ファイ
バ挿入孔2の他端内壁に3つの突出部3、3、3を設
け、これらをフェルール本体1の外径研削時におけるセ
ンタ治具7の当接基準としたものである。このため、フ
ェルール本体1の外径研削のとき、射出成形上がりで輪
郭が凸凹の孔入口でなく、当接基準の突出部3、3、3
にセンタ治具7が当接することから、センタ治具7の接
触状態が安定し、外径研削の精度(フェルール外径の真
円度、フェルール外径とファイバ挿入孔の同軸度等)が
向上し、フェルールの高精度化を図れ、これを通じて精
度の高い光ファイバコネクタが得られる。
バ挿入孔2の他端内壁に3つの突出部3、3、3を設
け、これらをフェルール本体1の外径研削時におけるセ
ンタ治具7の当接基準としたものである。このため、フ
ェルール本体1の外径研削のとき、射出成形上がりで輪
郭が凸凹の孔入口でなく、当接基準の突出部3、3、3
にセンタ治具7が当接することから、センタ治具7の接
触状態が安定し、外径研削の精度(フェルール外径の真
円度、フェルール外径とファイバ挿入孔の同軸度等)が
向上し、フェルールの高精度化を図れ、これを通じて精
度の高い光ファイバコネクタが得られる。
【0062】また、このフェルールによれば、射出成形
後、外径研削前のフェルール本体1に何等加工を施さず
とも、センタ治具7と突出部3、3、3との当接を通じ
てセンタ治具7の3点接触が確実に得られることから、
外径研削前に予め、ファイバ挿入孔2の他端2bを所定
の寸法精度に仕上げる必要がなく、その仕上げのための
センタ孔加工を省略することができ、それだけフェルー
ル製造工程が減る点で、光ファイバコネクタの製造工程
の簡略化と、その製造コストの低減を図れる。
後、外径研削前のフェルール本体1に何等加工を施さず
とも、センタ治具7と突出部3、3、3との当接を通じ
てセンタ治具7の3点接触が確実に得られることから、
外径研削前に予め、ファイバ挿入孔2の他端2bを所定
の寸法精度に仕上げる必要がなく、その仕上げのための
センタ孔加工を省略することができ、それだけフェルー
ル製造工程が減る点で、光ファイバコネクタの製造工程
の簡略化と、その製造コストの低減を図れる。
【0063】特に、このフェルールにあっては、突出部
3、3、3が球面形状であるため、突出部3、3、3を
そのままの形で残しても、後で突出部3、3、3により
光ファイバ素線が傷付くことはなく、傷付き防止を図る
ための2次的加工、たとえば従来のV取り加工、R付け
加工等を一切省略することができる点でも、製造工程の
簡略化と、製造コストの低減を図れる。
3、3、3が球面形状であるため、突出部3、3、3を
そのままの形で残しても、後で突出部3、3、3により
光ファイバ素線が傷付くことはなく、傷付き防止を図る
ための2次的加工、たとえば従来のV取り加工、R付け
加工等を一切省略することができる点でも、製造工程の
簡略化と、製造コストの低減を図れる。
【0064】さらに、このフェルールによると、センタ
治具7とファイバ挿入孔2の他端2b側との接触が3点
接触であり、その接触抵抗が小さいことから、外径研削
時の研削切込み量を増加させ、加工能率の向上をも図る
こともできる。
治具7とファイバ挿入孔2の他端2b側との接触が3点
接触であり、その接触抵抗が小さいことから、外径研削
時の研削切込み量を増加させ、加工能率の向上をも図る
こともできる。
【0065】なお、センタ治具7とファイバ挿入孔2の
他端2b側との接触点数は、その接触の安定性等から3
つの突出部3、3、3を介する3点接触としたものであ
る。従って、安定な接触が得られるのであれば、突出部
3、3、3の数を3つ以上に増やし、3点以上でセンタ
治具7とファイバ挿入孔2の他端2b側とを接触させる
こともでき、突出部の数は適宜変更することが可能であ
る。
他端2b側との接触点数は、その接触の安定性等から3
つの突出部3、3、3を介する3点接触としたものであ
る。従って、安定な接触が得られるのであれば、突出部
3、3、3の数を3つ以上に増やし、3点以上でセンタ
治具7とファイバ挿入孔2の他端2b側とを接触させる
こともでき、突出部の数は適宜変更することが可能であ
る。
【0066】図3に示すように、拡径部201について
はテーパ孔でなく、保持孔200からファイバ挿入孔2
の他端2b側まで同径の同径孔とすることもできる。
はテーパ孔でなく、保持孔200からファイバ挿入孔2
の他端2b側まで同径の同径孔とすることもできる。
【0067】突出部3、3、3の形状は、センタ治具7
との円周方向の点接触が得られる形状であれば、これを
適用することができ、曲面状には限定されない。但し、
射出成形時にコアピン5を抜くことができる形状とする
必要がある。また、突出部3、3、3は外径研削の終了
後に除去してもよい。
との円周方向の点接触が得られる形状であれば、これを
適用することができ、曲面状には限定されない。但し、
射出成形時にコアピン5を抜くことができる形状とする
必要がある。また、突出部3、3、3は外径研削の終了
後に除去してもよい。
【0068】図4はこの発明に係るフェルールの実施形
態を示すもので、同図に示すフェルールはフェルール本
体1からなり、フェルール本体1には光ファイバ素線
(図示省略)を挿入するためのファイバ挿入孔2が設け
られている。
態を示すもので、同図に示すフェルールはフェルール本
体1からなり、フェルール本体1には光ファイバ素線
(図示省略)を挿入するためのファイバ挿入孔2が設け
られている。
【0069】ファイバ挿入孔2の奥部2a側は細穴の位
置決め部202として、ファイバ挿入孔2の入口2b側
は裾広がり部203として設けられており、位置決め部
202は、前記保持孔200(図1参照)と同じく、光
ファイバ素線の外周面と密着し、この密着を通じて光フ
ァイバ素線を位置決め固定し、また、裾広がり部203
は位置決め部202からファイバ挿入孔2の入口2b側
に向かって滑らかに広がるように形成され、その広がり
は曲率の大きい曲線的な広がりとされている。
置決め部202として、ファイバ挿入孔2の入口2b側
は裾広がり部203として設けられており、位置決め部
202は、前記保持孔200(図1参照)と同じく、光
ファイバ素線の外周面と密着し、この密着を通じて光フ
ァイバ素線を位置決め固定し、また、裾広がり部203
は位置決め部202からファイバ挿入孔2の入口2b側
に向かって滑らかに広がるように形成され、その広がり
は曲率の大きい曲線的な広がりとされている。
【0070】つまり、位置決め部202は光ファイバ素
線と略同径に形成されている一方、裾広がり部203は
位置決め部202との境よりファイバ挿入孔入口2b側
に向かって次第に径が広がり、そのファイバ挿入孔入口
2b側で径が最大となるように設けられている。
線と略同径に形成されている一方、裾広がり部203は
位置決め部202との境よりファイバ挿入孔入口2b側
に向かって次第に径が広がり、そのファイバ挿入孔入口
2b側で径が最大となるように設けられている。
【0071】このようなフェルールを作製するには図5
に示すような金型4とコアピン5を用いる。
に示すような金型4とコアピン5を用いる。
【0072】金型4にはフェルール本体1の輪郭を形成
するためのキャビティ400が設けられている一方、コ
アピン5にはファイバ挿入孔2と略同形状の挿入孔形状
部500が形成されている。
するためのキャビティ400が設けられている一方、コ
アピン5にはファイバ挿入孔2と略同形状の挿入孔形状
部500が形成されている。
【0073】上記のような金型4とコアピン5を用いて
フェルールを製造するには、金型4のキャビティ400
にコアピン5を挿入し、コアピン5の挿入孔形状部50
0をキャビティ400内の定位置に位置決め固定した
後、キャビティ400内にフェルール素材を射出充填す
る。
フェルールを製造するには、金型4のキャビティ400
にコアピン5を挿入し、コアピン5の挿入孔形状部50
0をキャビティ400内の定位置に位置決め固定した
後、キャビティ400内にフェルール素材を射出充填す
る。
【0074】このようにして作製されたフェルールにあ
っては、ファイバ挿入孔2の入口2b側から光ファイバ
素線を挿入すると、光ファイバ素線が位置決め部202
においてファイバ挿入孔2に密着し、この密着により光
ファイバ素線の位置決め固定がなされる。
っては、ファイバ挿入孔2の入口2b側から光ファイバ
素線を挿入すると、光ファイバ素線が位置決め部202
においてファイバ挿入孔2に密着し、この密着により光
ファイバ素線の位置決め固定がなされる。
【0075】本実施形態のフェルールにあっては、位置
決め部202からファイバ挿入孔2の入口2b側までの
間を裾広がり部203として滑らかに広げたものであ
る。このためフェルール本体1の射出成形時等におい
て、ファイバ挿入孔2に巣(内ひけ)やバリが発生しに
くく、位置決め部202を所望の形状に仕上げることが
でき、光ファイバ素線の位置決め固定精度が向上する、
及びバリによる光ファイバ素線の傷付き防止も図れる点
で、光通信の信頼性を向上させることができる。また、
そのような傷付き防止のための2次的加工(バリ取り加
工、V取り加工、R付け加工等)を省略でき、2次的加
工を施すことなく、ファイバ挿入孔2への光ファイバ素
線の挿入が可能となる点で、フェルール製造工程の簡略
化、製造時間の短縮、製造コストの低減等をも図れる。
決め部202からファイバ挿入孔2の入口2b側までの
間を裾広がり部203として滑らかに広げたものであ
る。このためフェルール本体1の射出成形時等におい
て、ファイバ挿入孔2に巣(内ひけ)やバリが発生しに
くく、位置決め部202を所望の形状に仕上げることが
でき、光ファイバ素線の位置決め固定精度が向上する、
及びバリによる光ファイバ素線の傷付き防止も図れる点
で、光通信の信頼性を向上させることができる。また、
そのような傷付き防止のための2次的加工(バリ取り加
工、V取り加工、R付け加工等)を省略でき、2次的加
工を施すことなく、ファイバ挿入孔2への光ファイバ素
線の挿入が可能となる点で、フェルール製造工程の簡略
化、製造時間の短縮、製造コストの低減等をも図れる。
【0076】このフェルールによると、ファイバ挿入孔
2の奥部2a側のみを位置決め部202として形成した
ものである。このため位置決め固定のための仕上げ加工
がファイバ挿入孔2の全体でなく、位置決め部202の
みで済むことから、仕上げの加工量、加工時間が少なく
なり、この点でもフェルール製造時間を短縮でき、製造
コストの低減を図れる。
2の奥部2a側のみを位置決め部202として形成した
ものである。このため位置決め固定のための仕上げ加工
がファイバ挿入孔2の全体でなく、位置決め部202の
みで済むことから、仕上げの加工量、加工時間が少なく
なり、この点でもフェルール製造時間を短縮でき、製造
コストの低減を図れる。
【0077】また、このフェルールによれば、ファイバ
挿入孔2のうち位置決め部202のみを細穴としたもの
である。このため、ファイバ挿入孔2の全部でなく一部
が細穴であり、細穴の長さが短いので、フェルール本体
1の射出形成時等において、ファイバ挿入孔2の穴曲り
が可及的に減少する。よって、そのような穴曲りを修正
するための工程を省略し、フェルール製造工程を簡略な
ものとすることができ、この点でもフェルール製造時間
の短縮と、製造コストの低減を図れる。
挿入孔2のうち位置決め部202のみを細穴としたもの
である。このため、ファイバ挿入孔2の全部でなく一部
が細穴であり、細穴の長さが短いので、フェルール本体
1の射出形成時等において、ファイバ挿入孔2の穴曲り
が可及的に減少する。よって、そのような穴曲りを修正
するための工程を省略し、フェルール製造工程を簡略な
ものとすることができ、この点でもフェルール製造時間
の短縮と、製造コストの低減を図れる。
【0078】なお、裾広がり部203の広がりは曲線的
でなく、図6に示すように直線的な広がりとすることも
できる。この場合、裾広がり部203と位置決め部20
2は曲面で結ぶ、つまり裾広がり部203と位置決め部
202の境に角のない曲面部204を設けるのが、ファ
イバ挿入時に引掛りや傷の発生がなく好ましい。
でなく、図6に示すように直線的な広がりとすることも
できる。この場合、裾広がり部203と位置決め部20
2は曲面で結ぶ、つまり裾広がり部203と位置決め部
202の境に角のない曲面部204を設けるのが、ファ
イバ挿入時に引掛りや傷の発生がなく好ましい。
【0079】図7は、この発明に係るフェルール製造方
法の実施形態を示したもので、同図に示すフェルール製
造方法は工程100〜104からなる。
法の実施形態を示したもので、同図に示すフェルール製
造方法は工程100〜104からなる。
【0080】工程(成形)100では、図8(a)に示
すような形状のフェルール素材1−1を成形する。な
お、フェルール素材1−1の形状や成形法等は従来と同
様なため、その詳細説明は省略する。
すような形状のフェルール素材1−1を成形する。な
お、フェルール素材1−1の形状や成形法等は従来と同
様なため、その詳細説明は省略する。
【0081】工程(端面粗研削)101では、フェルー
ル素材成形後、フェルール素材1−1の端面両側1−1
a、1−1bについて粗研削を行う(図8(b)参
照)。
ル素材成形後、フェルール素材1−1の端面両側1−1
a、1−1bについて粗研削を行う(図8(b)参
照)。
【0082】工程(外径粗研削[両センタ方式])10
2では、図8(c)に示す如くフェルール素材1−1の
外径部1−1cについて粗研削を行い、フェルール素材
1−1の外径と下穴2−1の偏心(フェルール素材1−
1の成形段階で生じたもの)を除去し、フェルール素材
1−1の外径と下穴2−1の同軸化を図る。
2では、図8(c)に示す如くフェルール素材1−1の
外径部1−1cについて粗研削を行い、フェルール素材
1−1の外径と下穴2−1の偏心(フェルール素材1−
1の成形段階で生じたもの)を除去し、フェルール素材
1−1の外径と下穴2−1の同軸化を図る。
【0083】この外径粗研削においては、フェルール素
材1−1を両センタ支持とする。両センタ支持は、フェ
ルール素材1−1の端面両側1−1a、1−1bから下
穴2−1にセンタ6、7を当接させ、これによりフェル
ール素材1−1が両端面1−1a、1−1b側から支持
されるものとする。
材1−1を両センタ支持とする。両センタ支持は、フェ
ルール素材1−1の端面両側1−1a、1−1bから下
穴2−1にセンタ6、7を当接させ、これによりフェル
ール素材1−1が両端面1−1a、1−1b側から支持
されるものとする。
【0084】工程(内径研磨)103では、偏心除去済
みフェルール素材1−1について下穴2−1を研磨する
(図8(d)参照)。
みフェルール素材1−1について下穴2−1を研磨する
(図8(d)参照)。
【0085】この内径研磨においては、研磨治具として
図9に示すような形状の筒型ホルダ9を用いる。筒型ホ
ルダ9の一端側は素材挿入口900として、筒型ホルダ
9の他端側は遊離砥粒挿入口901として開設され、ま
た、筒型ホルダ9の胴部内側は素材セット部902とし
て形成されており、素材セット部902の内径は偏心除
去済みフェルール素材1−1の外径に比しマイクロ単位
で僅かに大きく設けられている。
図9に示すような形状の筒型ホルダ9を用いる。筒型ホ
ルダ9の一端側は素材挿入口900として、筒型ホルダ
9の他端側は遊離砥粒挿入口901として開設され、ま
た、筒型ホルダ9の胴部内側は素材セット部902とし
て形成されており、素材セット部902の内径は偏心除
去済みフェルール素材1−1の外径に比しマイクロ単位
で僅かに大きく設けられている。
【0086】筒型ホルダ9の素材挿入口900側から素
材セット部902に偏心除去済みフェルール素材1−
1、1−1…を一つずつ挿入すると、これらのフェルー
ル素材1−1、1−1…は筒型ホルダ9内に当接して縦
列に位置決め固定され、さらに、素材挿入口900への
ねじ903の挿入装着により遊離砥粒挿入口901側に
押圧固定される。
材セット部902に偏心除去済みフェルール素材1−
1、1−1…を一つずつ挿入すると、これらのフェルー
ル素材1−1、1−1…は筒型ホルダ9内に当接して縦
列に位置決め固定され、さらに、素材挿入口900への
ねじ903の挿入装着により遊離砥粒挿入口901側に
押圧固定される。
【0087】つまり、工程103においては内径研磨を
行うに際し、予め複数の偏心除去済みフェルール素材1
−1、1−1…を筒型ホルダ9内に当接させて縦列に位
置決め固定する。その後、筒型ホルダ9の端面側からフ
ェルール素材1−1、1−1…の下穴2−1、2−1…
に研磨用テーパーワイヤ12と遊離砥粒10を挿入す
る。これによりフェルール素材1−1の外径を加工基準
として下穴2−1、2−1…のすべてが同時に研磨され
る。なお、テーパーワイヤ12の挿入は遊離砥粒挿入口
901を介してなされる。
行うに際し、予め複数の偏心除去済みフェルール素材1
−1、1−1…を筒型ホルダ9内に当接させて縦列に位
置決め固定する。その後、筒型ホルダ9の端面側からフ
ェルール素材1−1、1−1…の下穴2−1、2−1…
に研磨用テーパーワイヤ12と遊離砥粒10を挿入す
る。これによりフェルール素材1−1の外径を加工基準
として下穴2−1、2−1…のすべてが同時に研磨され
る。なお、テーパーワイヤ12の挿入は遊離砥粒挿入口
901を介してなされる。
【0088】工程104(端面仕上研削)においては、
通常端面1−1aは凸球面仕上げを要求されることが多
いので、フェルール素材1−1の端面1−1aを凸球面
とする加工(プリドーム研削)等を行う(図8(f)参
照)。
通常端面1−1aは凸球面仕上げを要求されることが多
いので、フェルール素材1−1の端面1−1aを凸球面
とする加工(プリドーム研削)等を行う(図8(f)参
照)。
【0089】本実施形態のフェルール製造方法にあって
は、下穴研磨の際、偏心除去済みフェルール素材1−
1、1−1…を接着剤でなく、筒型ホルダ9との当接に
よるだけの簡単なワンタッチ作業のみで位置決め固定す
るものである。このため、フェルール製造工程での接着
剤の使用を廃止でき、これに伴い接着剤の注入セット作
業や除去作業等、時間がかかり無人化も困難な段取作業
が省略されることから、フェルール製造時間を短縮で
き、その製造工程の全自動化を図るに好適である。
は、下穴研磨の際、偏心除去済みフェルール素材1−
1、1−1…を接着剤でなく、筒型ホルダ9との当接に
よるだけの簡単なワンタッチ作業のみで位置決め固定す
るものである。このため、フェルール製造工程での接着
剤の使用を廃止でき、これに伴い接着剤の注入セット作
業や除去作業等、時間がかかり無人化も困難な段取作業
が省略されることから、フェルール製造時間を短縮で
き、その製造工程の全自動化を図るに好適である。
【0090】しかも、このフェルール製造方法によれ
ば、フェルール素材1−1、1−1…の位置決め固定が
筒型ホルダ9内との当接によるものであるため、筒型ホ
ルダ9内でフェルール素材1−1、1−1…のセット状
態が崩れることも、フェルール素材1−1、1−1…が
傾斜して倒れることもなく、そのセット精度と、筒型ホ
ルダ9のバランスがよいことから、良好な加工条件の下
に下穴2−1、2−1…の研磨を行うことができ、フェ
ルール素材外径に対する下穴2−1、2−1…の平行度
や偏心精度等の加工精度が向上するとともに、筒型ホル
ダ9の高速回転が可能となり、加工能率も向上する。
ば、フェルール素材1−1、1−1…の位置決め固定が
筒型ホルダ9内との当接によるものであるため、筒型ホ
ルダ9内でフェルール素材1−1、1−1…のセット状
態が崩れることも、フェルール素材1−1、1−1…が
傾斜して倒れることもなく、そのセット精度と、筒型ホ
ルダ9のバランスがよいことから、良好な加工条件の下
に下穴2−1、2−1…の研磨を行うことができ、フェ
ルール素材外径に対する下穴2−1、2−1…の平行度
や偏心精度等の加工精度が向上するとともに、筒型ホル
ダ9の高速回転が可能となり、加工能率も向上する。
【0091】特に、このフェルール製造方法は、フェル
ール素材1−1、1−1…の位置決め固定がフェルール
素材1−1、1−1…を筒型ホルダ9内に直接当接させ
るだけのワイヤレス方式であるため、従来のようにワイ
ヤを用いる位置決め固定ではセット精度の悪いもの、た
とえば下穴2−1が先細のノズル状であるもの等につい
ても、筒型ホルダ9に対し精度よく平行にセットでき、
加工精度の向上を図れる。
ール素材1−1、1−1…の位置決め固定がフェルール
素材1−1、1−1…を筒型ホルダ9内に直接当接させ
るだけのワイヤレス方式であるため、従来のようにワイ
ヤを用いる位置決め固定ではセット精度の悪いもの、た
とえば下穴2−1が先細のノズル状であるもの等につい
ても、筒型ホルダ9に対し精度よく平行にセットでき、
加工精度の向上を図れる。
【0092】このフェルール製造方法にあっては、下穴
2−1の研磨に先立ち、予め外径研削によりフェルール
素材1−1の外径と下穴2−1の偏心を除去するもので
あるため、従来のように下穴2−1の研磨後、改めて偏
心を除去するための工程を設ける必要がなく、工程の簡
略化を図れる。
2−1の研磨に先立ち、予め外径研削によりフェルール
素材1−1の外径と下穴2−1の偏心を除去するもので
あるため、従来のように下穴2−1の研磨後、改めて偏
心を除去するための工程を設ける必要がなく、工程の簡
略化を図れる。
【0093】なお、偏心を極めて小さく抑える必要があ
る場合は、工程103(内径研磨)の後に内径研磨によ
る偏心劣化量を補正するため、外径仕上研削を行うのも
有効である。このような外径仕上研削は工程102と同
様な両センタ支持方式が適切である。
る場合は、工程103(内径研磨)の後に内径研磨によ
る偏心劣化量を補正するため、外径仕上研削を行うのも
有効である。このような外径仕上研削は工程102と同
様な両センタ支持方式が適切である。
【0094】フェルール素材1−1、1−1…を遊離砥
粒挿入口901側に押圧固定する手段としては、素材挿
入口900へのねじ903の挿入装着に限られず、たと
えば図10に示す如く素材挿入口900からフェルール
素材1−1の一部を外部へ突出させ、この突端側から押
圧プレート10を筒型ホルダ9にねじ止めしてもよい。
同図に示す筒型ホルダ9は縦割りの2分割式として設け
られているが、このような2分割式でもフェルール素材
1−1、1−1…の当接による位置決め固定を行える。
粒挿入口901側に押圧固定する手段としては、素材挿
入口900へのねじ903の挿入装着に限られず、たと
えば図10に示す如く素材挿入口900からフェルール
素材1−1の一部を外部へ突出させ、この突端側から押
圧プレート10を筒型ホルダ9にねじ止めしてもよい。
同図に示す筒型ホルダ9は縦割りの2分割式として設け
られているが、このような2分割式でもフェルール素材
1−1、1−1…の当接による位置決め固定を行える。
【0095】また、押圧固定手段については、ねじによ
らず、たとえば図11に示すような爪11から構成して
もよく、この場合、爪11は筒型ホルダ9の素材挿入口
900側に設け、かつバネ力等でフェルール素材1−
1、1−1…を端面側から遊離砥粒挿入口901側に押
圧できるものとする。
らず、たとえば図11に示すような爪11から構成して
もよく、この場合、爪11は筒型ホルダ9の素材挿入口
900側に設け、かつバネ力等でフェルール素材1−
1、1−1…を端面側から遊離砥粒挿入口901側に押
圧できるものとする。
【0096】筒型ホルダ9についてはコレットのように
複数の縦割り溝を設け、この溝の隙間を利用して径方向
に開閉可能としてもよく、このように開閉可能な筒型ホ
ルダでは閉時にフェルール素材と当接し、その位置決め
固定を行うことができる。
複数の縦割り溝を設け、この溝の隙間を利用して径方向
に開閉可能としてもよく、このように開閉可能な筒型ホ
ルダでは閉時にフェルール素材と当接し、その位置決め
固定を行うことができる。
【0097】図12は、この発明に係るフェルール製造
方法の他の実施形態を示したもので、同図に示すフェル
ール製造方法は工程100a〜105aからなり、次
に、この工程100a〜105aの詳細について図8を
用いて説明する。
方法の他の実施形態を示したもので、同図に示すフェル
ール製造方法は工程100a〜105aからなり、次
に、この工程100a〜105aの詳細について図8を
用いて説明する。
【0098】工程(成形)100aでは、図8(a)に
示すような形状のフェルール素材1−1を成形する。な
お、フェルール素材1−1の形状や成形法等は従来と同
様なため、その詳細説明は省略する。
示すような形状のフェルール素材1−1を成形する。な
お、フェルール素材1−1の形状や成形法等は従来と同
様なため、その詳細説明は省略する。
【0099】工程(端面粗研削)101では、フェルー
ル素材成形後、フェルール素材1−1の端面両側1−1
a、1−1bについて粗研削を行う(図8(b)参
照)。粗研削方法は従来と同様なため、その詳細説明は
省略する。
ル素材成形後、フェルール素材1−1の端面両側1−1
a、1−1bについて粗研削を行う(図8(b)参
照)。粗研削方法は従来と同様なため、その詳細説明は
省略する。
【0100】工程(外径粗研削[両センタ方式])10
2aでは、図8(c)に示す如くフェルール素材の外径
部1−1cについて粗研削を行う。このような外径粗研
削においてはフェルール素材1−1を両センタ支持とす
る。両センタ支持はフェルール素材1−1の端面両側1
−1a、1−1bから下穴2−1にセンタ6、7を当接
させ、これによりフェルール素材1−1が両端面1−1
a、1−1b側から支持されるものとする。
2aでは、図8(c)に示す如くフェルール素材の外径
部1−1cについて粗研削を行う。このような外径粗研
削においてはフェルール素材1−1を両センタ支持とす
る。両センタ支持はフェルール素材1−1の端面両側1
−1a、1−1bから下穴2−1にセンタ6、7を当接
させ、これによりフェルール素材1−1が両端面1−1
a、1−1b側から支持されるものとする。
【0101】つまり、工程102aにおいてはフェルー
ル素材1−1の外径と下穴2−1を同軸なものとする観
点から、下穴2−1の研磨に先立ち、予め両センタ支持
での外径粗研削を行い、これによりフェルール素材1−
1の外径と下穴2−1の偏心や傾きを除去する。
ル素材1−1の外径と下穴2−1を同軸なものとする観
点から、下穴2−1の研磨に先立ち、予め両センタ支持
での外径粗研削を行い、これによりフェルール素材1−
1の外径と下穴2−1の偏心や傾きを除去する。
【0102】工程(内径研磨)103aでは、図8
(d)に示す如く外径粗研削の終了したフェルール素材
1−1について下穴2−1を研磨する。このような内径
研磨においてはフェルール素材1−1の外径を基準とす
る、つまりフェルール素材1−1の外径部1−1cを支
持しながら行うものとする。
(d)に示す如く外径粗研削の終了したフェルール素材
1−1について下穴2−1を研磨する。このような内径
研磨においてはフェルール素材1−1の外径を基準とす
る、つまりフェルール素材1−1の外径部1−1cを支
持しながら行うものとする。
【0103】工程(外径仕上研削[両センタ方式])1
04aでは、図8(e)に示す如くフェルール素材1−
1の外径部1−1cについて研削仕上げを行う。このよ
うな外径研削仕上げにおいてはフェルール素材1−1を
両センタ支持とする。なお、両センタ支持については上
記工程102aにおける場合と同様であるため、その詳
細説明は省略する。
04aでは、図8(e)に示す如くフェルール素材1−
1の外径部1−1cについて研削仕上げを行う。このよ
うな外径研削仕上げにおいてはフェルール素材1−1を
両センタ支持とする。なお、両センタ支持については上
記工程102aにおける場合と同様であるため、その詳
細説明は省略する。
【0104】工程105a(端面仕上研削)において
は、フェルール素材1−1の端面1−1aを凸球面とす
る加工(プリドーム研削)等を行う(図8(f)参
照)。
は、フェルール素材1−1の端面1−1aを凸球面とす
る加工(プリドーム研削)等を行う(図8(f)参
照)。
【0105】本実施形態のフェルール製造方法にあって
は、下穴2−1の研磨に先立ち、予め外径研削によりフ
ェルール素材外径と下穴2−1の偏心や傾きを除去する
ものである。このため、フェルール素材1−1の外径取
代を設けるにあたり、フェルール素材1−1の成形段階
(工程100a)で生じる、成形誤差の偏心や傾きのみ
を考慮するだけで済むことから、外径取代を極力少なく
することが可能であり、それだけフェルール素材1−1
の成形材料を削減でき、少ない材料で低コストにフェル
ールを製造できる。
は、下穴2−1の研磨に先立ち、予め外径研削によりフ
ェルール素材外径と下穴2−1の偏心や傾きを除去する
ものである。このため、フェルール素材1−1の外径取
代を設けるにあたり、フェルール素材1−1の成形段階
(工程100a)で生じる、成形誤差の偏心や傾きのみ
を考慮するだけで済むことから、外径取代を極力少なく
することが可能であり、それだけフェルール素材1−1
の成形材料を削減でき、少ない材料で低コストにフェル
ールを製造できる。
【0106】このフェルール製造方法によれば、上記の
ように外径取代が少なくなることから、外径研削に要す
る時間の削減をも図れる点で、フェルールの製造時間を
短縮できる。
ように外径取代が少なくなることから、外径研削に要す
る時間の削減をも図れる点で、フェルールの製造時間を
短縮できる。
【0107】また、このフェルール製造方法にあって
は、外径研削のすべてが両センタ方式によるので、ワイ
ヤセンタレス方式でのフェルール素材のワイヤセット作
業等、無人化が困難で長時間要し、しかも、高精度に行
うことが困難な段取作業がなく、フェルール製造工程の
自動化と、加工精度の向上を図るのに好適である。特に
ノズル形状の下穴について所望の加工精度を得るのに最
適である。
は、外径研削のすべてが両センタ方式によるので、ワイ
ヤセンタレス方式でのフェルール素材のワイヤセット作
業等、無人化が困難で長時間要し、しかも、高精度に行
うことが困難な段取作業がなく、フェルール製造工程の
自動化と、加工精度の向上を図るのに好適である。特に
ノズル形状の下穴について所望の加工精度を得るのに最
適である。
【0108】なお、工程101aの端面粗研削及び工程
105aの端面仕上研削については、その両者を外径粗
研削(工程102a)の前に、または外径仕上研削(工
程104a)の後に行うこともできる。
105aの端面仕上研削については、その両者を外径粗
研削(工程102a)の前に、または外径仕上研削(工
程104a)の後に行うこともできる。
【0109】
【発明の効果】この発明にあっては、ファイバ挿入孔の
他端内壁に少なくとも3つの突出部を設け、これらをフ
ェルール外径研削時におけるセンタの当接基準としたも
のである。このため、フェルールの外径研削のとき、射
出成形上がりで輪郭が凹凸の孔入口でなく、当接基準の
突出部にセンタ治具が当接することから、センタ治具の
接触状態が安定し、外径研削の精度が向上し、高精度の
光ファイバコネクタが得られる。
他端内壁に少なくとも3つの突出部を設け、これらをフ
ェルール外径研削時におけるセンタの当接基準としたも
のである。このため、フェルールの外径研削のとき、射
出成形上がりで輪郭が凹凸の孔入口でなく、当接基準の
突出部にセンタ治具が当接することから、センタ治具の
接触状態が安定し、外径研削の精度が向上し、高精度の
光ファイバコネクタが得られる。
【0110】この発明によれば、射出成形後、外径研削
前のフェルールに何ら加工を施さずとも、センタ治具と
突出部との当接を通じて両者の3点接触が確実に得られ
ることから、外径研削前に予め、ファイバ挿入孔の他端
を所定の寸法精度に仕上げる必要がなく、その仕上げの
ためのセンタ孔加工を省略することができ、それだけフ
ェルール製造工程が減る点で、光ファイバコネクタの製
造工程の簡略化と、その製造コストの低減を図れる。
前のフェルールに何ら加工を施さずとも、センタ治具と
突出部との当接を通じて両者の3点接触が確実に得られ
ることから、外径研削前に予め、ファイバ挿入孔の他端
を所定の寸法精度に仕上げる必要がなく、その仕上げの
ためのセンタ孔加工を省略することができ、それだけフ
ェルール製造工程が減る点で、光ファイバコネクタの製
造工程の簡略化と、その製造コストの低減を図れる。
【0111】この発明によると、上記のような突出部を
球面形状としたものでもある。このため、突出部をその
ままの形で残しても、後で突出部により光ファイバ素線
が傷付くことはなく、傷付き防止を図るための2次的加
工を省略することができる点でも、製造工程の簡略化
と、その製造コストの低減を図れる。
球面形状としたものでもある。このため、突出部をその
ままの形で残しても、後で突出部により光ファイバ素線
が傷付くことはなく、傷付き防止を図るための2次的加
工を省略することができる点でも、製造工程の簡略化
と、その製造コストの低減を図れる。
【0112】また、この発明にあっては、位置決め部か
らファイバ挿入孔の入口側までの間を裾広がり部として
滑らかに広げたものである。このため、フェルール本体
の射出成形時等において、ファイバ挿入孔に巣(内ひ
け)やバリが発生しにくく、位置決め部を所望の形状に
仕上げることができ、光ファイバ素線の位置決め固定精
度が向上する、及びバリによる光ファイバ素線の傷付き
防止を図れる点で、光通信の信頼性を向上させることが
でき、信頼性の高い光通信を行うに好適である。また、
その傷付き防止のための2次的加工を省略でき、2次的
加工を施すことなく、ファイバ挿入孔への光ファイバ素
線の挿入が可能となることから、フェルール製造工程の
簡略化、製造時間の短縮、製造コストの低減等をも図れ
る。
らファイバ挿入孔の入口側までの間を裾広がり部として
滑らかに広げたものである。このため、フェルール本体
の射出成形時等において、ファイバ挿入孔に巣(内ひ
け)やバリが発生しにくく、位置決め部を所望の形状に
仕上げることができ、光ファイバ素線の位置決め固定精
度が向上する、及びバリによる光ファイバ素線の傷付き
防止を図れる点で、光通信の信頼性を向上させることが
でき、信頼性の高い光通信を行うに好適である。また、
その傷付き防止のための2次的加工を省略でき、2次的
加工を施すことなく、ファイバ挿入孔への光ファイバ素
線の挿入が可能となることから、フェルール製造工程の
簡略化、製造時間の短縮、製造コストの低減等をも図れ
る。
【0113】この発明によれば、ファイバ挿入孔の奥部
側のみを位置決め部として形成したものである。このた
め、位置決め固定のための仕上げ加工がファイバ挿入孔
の全体でなく、位置決め部のみで済むことから、仕上げ
の加工量、加工時間が少なくなる点でも、フェルール製
造時間の短縮、製造コストの低減を図れる。
側のみを位置決め部として形成したものである。このた
め、位置決め固定のための仕上げ加工がファイバ挿入孔
の全体でなく、位置決め部のみで済むことから、仕上げ
の加工量、加工時間が少なくなる点でも、フェルール製
造時間の短縮、製造コストの低減を図れる。
【0114】この発明によると、ファイバ挿入孔のうち
位置決め部のみを細穴としたものである。このため、フ
ァイバ挿入孔の全部でなく一部が細穴であり、細穴の長
さが短いので、フェルール本体の射出形成時等におい
て、ファイバ挿入孔の穴曲りが可及的に小さくなる。よ
って、そのような穴曲りを修正するための工程を省略で
き、この点でも、フェルール製造工程の簡略化、製造時
間の短縮、製造コストの低減を図れる。
位置決め部のみを細穴としたものである。このため、フ
ァイバ挿入孔の全部でなく一部が細穴であり、細穴の長
さが短いので、フェルール本体の射出形成時等におい
て、ファイバ挿入孔の穴曲りが可及的に小さくなる。よ
って、そのような穴曲りを修正するための工程を省略で
き、この点でも、フェルール製造工程の簡略化、製造時
間の短縮、製造コストの低減を図れる。
【0115】また、この発明にあっては、下穴研磨の
際、偏心除去済みフェルール素材を接着剤でなく、筒型
ホルダとの当接によるだけの簡単なワンタッチ作業のみ
で位置決め固定するものである。このため、フェルール
製造工程での接着剤の使用を廃止し、これに伴い接着剤
に関する人為的な時間のかかる段取作業を省略できるこ
とから、フェルール製造時間の短縮と、その製造工程の
全自動化により省人化、無人化を指向した全自動製造シ
ステムの構築に好適である。
際、偏心除去済みフェルール素材を接着剤でなく、筒型
ホルダとの当接によるだけの簡単なワンタッチ作業のみ
で位置決め固定するものである。このため、フェルール
製造工程での接着剤の使用を廃止し、これに伴い接着剤
に関する人為的な時間のかかる段取作業を省略できるこ
とから、フェルール製造時間の短縮と、その製造工程の
全自動化により省人化、無人化を指向した全自動製造シ
ステムの構築に好適である。
【0116】この発明によれば、フェルール素材の位置
決め固定が筒型ホルダ内との当接によるものである。こ
のため、筒型ホルダ内でフェルール素材のセット状態が
崩れることも、フェルール素材が傾斜して倒れることも
なく、そのセット精度と、筒型ホルダのバランスがよい
ことから、良好な加工条件の下に下穴の研磨を行うこと
ができ、加工精度が向上するとともに、筒型ホルダの高
速回転が可能となり、加工能率も向上する。
決め固定が筒型ホルダ内との当接によるものである。こ
のため、筒型ホルダ内でフェルール素材のセット状態が
崩れることも、フェルール素材が傾斜して倒れることも
なく、そのセット精度と、筒型ホルダのバランスがよい
ことから、良好な加工条件の下に下穴の研磨を行うこと
ができ、加工精度が向上するとともに、筒型ホルダの高
速回転が可能となり、加工能率も向上する。
【0117】この発明にあっては、フェルール素材の位
置決め固定を、フェルール素材を筒型ホルダ内に直接当
接させるだけのワイヤレス方式としたものである。この
ため、従来のようにワイヤを用いる位置決め固定ではセ
ット精度の悪いもの、たとえば下穴が先細のノズル状で
あるもの等についても、筒型ホルダに対し精度よく平行
にセットでき、加工精度の向上を図れる。
置決め固定を、フェルール素材を筒型ホルダ内に直接当
接させるだけのワイヤレス方式としたものである。この
ため、従来のようにワイヤを用いる位置決め固定ではセ
ット精度の悪いもの、たとえば下穴が先細のノズル状で
あるもの等についても、筒型ホルダに対し精度よく平行
にセットでき、加工精度の向上を図れる。
【0118】また、この発明によると、下穴の研磨に先
立ち、予め外径研削によりフェルール素材外径と下穴の
偏心を除去するものである。このため、第1に、従来の
ように下穴の研磨後、改めて偏心を除去するための工程
を設ける必要がなく、そのような工程を省略できる点で
工程の簡略化をも図れる。第2に、フェルール素材の外
径取代を設けるにあたり、フェルール素材の成形段階で
生じる、成形誤差の偏心や傾きのみを考慮するだけで済
むことから、外径取代を極力少なくすることが可能であ
り、それだけフェルール素材の成形材料や、外径研削に
要する時間を削減でき、この種のフェルールのコスト低
減、その製造時間の短縮等を図るのに好適である。
立ち、予め外径研削によりフェルール素材外径と下穴の
偏心を除去するものである。このため、第1に、従来の
ように下穴の研磨後、改めて偏心を除去するための工程
を設ける必要がなく、そのような工程を省略できる点で
工程の簡略化をも図れる。第2に、フェルール素材の外
径取代を設けるにあたり、フェルール素材の成形段階で
生じる、成形誤差の偏心や傾きのみを考慮するだけで済
むことから、外径取代を極力少なくすることが可能であ
り、それだけフェルール素材の成形材料や、外径研削に
要する時間を削減でき、この種のフェルールのコスト低
減、その製造時間の短縮等を図るのに好適である。
【0119】この発明によれば、外径研削のすべてが両
センタ方式によるので、ワイヤセンタレス方式でのフェ
ルール素材のワイヤセット作業等、無人化が困難で長時
間要し、しかも、高精度に行うことが困難な段取作業が
なく、フェルール製造工程の自動化と、加工精度の向上
も図れる。
センタ方式によるので、ワイヤセンタレス方式でのフェ
ルール素材のワイヤセット作業等、無人化が困難で長時
間要し、しかも、高精度に行うことが困難な段取作業が
なく、フェルール製造工程の自動化と、加工精度の向上
も図れる。
【図1】この発明の一実施形態を示す断面図及び側面
図。
図。
【図2】図1に示すフェルールの製造方法の説明図。
【図3】この発明の他の実施形態を示す断面図及び側面
図。
図。
【図4】この発明に係るフェルールの実施形態を示す断
面図。
面図。
【図5】図4に示すフェルールの製造方法の説明図。
【図6】この発明に係るフェルールの他の実施形態を示
す断面図。
す断面図。
【図7】この発明に係るフェルール製造方法の一実施形
態を示す説明図。
態を示す説明図。
【図8】図7に示す製造工程の詳細説明図。
【図9】図7に示すフェルール製造方法で用いられる筒
型ホルダの断面図。
型ホルダの断面図。
【図10】筒型ホルダの他の実施形態を示す断面図。
【図11】筒型ホルダの他の実施形態を示す断面図。
【図12】この発明に係るフェルール製造方法の他の実
施形態を示す説明図。
施形態を示す説明図。
【図13】従来のフェルールの断面図。
【図14】従来のフェルール製造方法を示す説明図。
【図15】図15に示す製造工程の詳細説明図。
【図16】従来のフェルール製造方法を示す説明図。
【図17】従来のフェルール製造方法を示す説明図。
【図18】従来の他のフェルールの断面図。
【図19】従来のフェルール製造方法を示す説明図。
【図20】従来のフェルール製造方法を示す説明図。
1 フェルール本体 2 ファイバ挿入孔 6、7 センタ治具 9 筒型ホルダ 11 テーパーワイヤ 200 保持孔 201 拡径部 202 位置決め部 203 裾広がり部 204 曲面部 1−1 フェルール素材 2−1下穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平7−231725 (32)優先日 平7(1995)9月8日 (33)優先権主張国 日本(JP)
Claims (8)
- 【請求項1】 光ファイバ素線の末端部を芯出し保持す
るフェルール本体を備えてなる光ファイバコネクタであ
って、 上記フェルール本体に、 一端側が光ファイバ素線の外周面を保持する孔径とした
保持孔からなり、他端側が上記保持孔より大径の拡径部
として上記保持孔に連通してなるファイバ挿入孔を設
け、 上記ファイバ挿入孔の他端側内壁に、 上記フェルール本体の外径研削時に用いるセンタ治具の
当接基準をなす複数の突出部を形成してなることを特徴
とする光ファイバコネクタ。 - 【請求項2】 突出部の表面形状が曲面であることを特
徴とする請求項1記載の光ファイバコネクタ。 - 【請求項3】 フェルール本体に、光ファイバを挿入す
るためのファイバ挿入孔を備えてなる光ファイバコネク
タ用フェルールであって、 上記ファイバ挿入孔の奥部側を、 光ファイバの外周面と密着する細穴の位置決め部として
形成し、 上記ファイバ挿入孔の入口側を、 上記位置決め部から滑らかに広がる裾広がり部として設
けたことを特徴とする光ファイバコネクタ用フェルー
ル。 - 【請求項4】 光ファイバ挿入用の下穴が端面間を貫通
してなる円柱状のフェルール素材を用い、 このフェルール素材の外径粗研削を行い、フェルール素
材外径と下穴の偏心を除去した後、 複数の偏心除去済みフェルール素材を筒型ホルダ内に当
接させて縦列に位置決め固定し、 その後、上記筒型ホルダの端面側から偏心除去済みフェ
ルール素材の下穴に遊離砥粒を挿入して当該下穴を研磨
することを特徴とする光ファイバコネクタ用フェルール
の製造方法。 - 【請求項5】 光ファイバ挿入用の下穴が端面間を貫通
してなる円柱状のフェルール素材を用い、 このフェルール素材の端面両側から下穴にセンタ治具を
当接させ、これによりフェルール素材を両端面側からセ
ンタ治具で支持する両センタ支持で、このフェルール素
材の外径粗研削を行い、フェルール素材外径と下穴の偏
心や傾きを除去し、 その後、フェルール素材の外径を基準に、このフェルー
ル素材の下穴を研磨した後、 フェルール素材の端面両側から下穴にセンタ治具を当接
させ、これによりフェルール素材を両端面側からセンタ
治具で支持する両センタ支持で、フェルール素材の外径
仕上研削を行うことを特徴とする光ファイバコネクタ用
フェルールの製造方法。 - 【請求項6】 外径粗研削の前に、予めフェルール素材
の端面粗研削を行うことを特徴とする請求項5記載の光
ファイバコネクタ用フェルールの製造方法。 - 【請求項7】 外径仕上研削の後に、フェルール素材の
端面仕上研削を行うことを特徴とする請求項5記載の光
ファイバコネクタ用フェルールの製造方法。 - 【請求項8】 外径粗研削の前、または外径仕上研削の
後に、フェルール素材の端面粗研削及び端面仕上研削を
行うことを特徴とする請求項5記載の光ファイバコネク
タ用フェルールの製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8164082A JP3062532B2 (ja) | 1995-09-08 | 1996-06-25 | 光ファイバコネクタおよび光ファイバコネクタ用フェルールの製造方法 |
| TW085111902A TW324789B (en) | 1996-06-25 | 1996-09-30 | Optical fiber coupler |
| US08/926,888 US5909530A (en) | 1995-09-08 | 1997-09-10 | Method for manufacturing ferrule for use with optical fiber connector |
Applications Claiming Priority (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23172595 | 1995-09-08 | ||
| JP23172395 | 1995-09-08 | ||
| JP23172195 | 1995-09-08 | ||
| JP7-231722 | 1995-09-08 | ||
| JP23172295 | 1995-09-08 | ||
| JP7-231721 | 1995-09-08 | ||
| JP7-231725 | 1995-09-08 | ||
| JP7-231723 | 1995-09-08 | ||
| JP8164082A JP3062532B2 (ja) | 1995-09-08 | 1996-06-25 | 光ファイバコネクタおよび光ファイバコネクタ用フェルールの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09133837A true JPH09133837A (ja) | 1997-05-20 |
| JP3062532B2 JP3062532B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=27528339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8164082A Expired - Fee Related JP3062532B2 (ja) | 1995-09-08 | 1996-06-25 | 光ファイバコネクタおよび光ファイバコネクタ用フェルールの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3062532B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100354489B1 (ko) * | 2000-03-13 | 2002-09-30 | (주)이탑스테크놀로지 | 광파이버 종단 페룰 및 그 제조방법 |
| JP2002311290A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-10-23 | Seiko Instruments Inc | フェルール射出成形用金型およびフェルール成形素材 |
| WO2024029270A1 (ja) * | 2022-08-03 | 2024-02-08 | 住友電気工業株式会社 | 光コネクタ、フェルール、及び光結合構造 |
| WO2024176680A1 (ja) * | 2023-02-21 | 2024-08-29 | 住友電気工業株式会社 | フェルール、光コネクタ、及び光コネクタの製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003100493A1 (fr) * | 2001-08-22 | 2003-12-04 | Seiko Instruments Inc. | Moule a ferrule et ferrule |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP8164082A patent/JP3062532B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100354489B1 (ko) * | 2000-03-13 | 2002-09-30 | (주)이탑스테크놀로지 | 광파이버 종단 페룰 및 그 제조방법 |
| JP2002311290A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-10-23 | Seiko Instruments Inc | フェルール射出成形用金型およびフェルール成形素材 |
| WO2024029270A1 (ja) * | 2022-08-03 | 2024-02-08 | 住友電気工業株式会社 | 光コネクタ、フェルール、及び光結合構造 |
| WO2024176680A1 (ja) * | 2023-02-21 | 2024-08-29 | 住友電気工業株式会社 | フェルール、光コネクタ、及び光コネクタの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3062532B2 (ja) | 2000-07-10 |
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Legal Events
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