JPH09135698A - 有機酸の製造方法 - Google Patents
有機酸の製造方法Info
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- JPH09135698A JPH09135698A JP8263754A JP26375496A JPH09135698A JP H09135698 A JPH09135698 A JP H09135698A JP 8263754 A JP8263754 A JP 8263754A JP 26375496 A JP26375496 A JP 26375496A JP H09135698 A JPH09135698 A JP H09135698A
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Abstract
機酸の精製を行う場合でも、高純度のものを得ることが
でき、しかも、透析の際に用いる交換膜の寿命を長くす
る。 【解決手段】 微生物による発酵法によって有機酸を製
造する際に、イオン交換膜による電気透析処理をし、該
電気透析処理後にキレート樹脂処理を行ない、更にキレ
ート樹脂処理後にイオン交換膜による電気分解透析を行
って有機酸とアルカリとをそれぞれ回収する。
Description
は、有機酸発酵、有機酸発酵液からの有機酸の回収、有
機酸液の精製濃縮等による有機酸の製造法に関し、特に
L乳酸の製造に適したものに関する。
は、合成法によることが多い。
るエチレンを原料にして、該原料を塩化パラジウム触媒
によりアセトアルデヒドとする。
ン化水素酸を作用させ、加水分解したり、または、アセ
トアルデヒドに、希硫酸中で900気圧、120℃〜1
30℃の条件下でCOを導通することで乳酸を製造する
ものである。
酸を製造した場合には、例えば乳酸の場合、合成法にお
いてはラクトニトリルを原料とするが、該ラクトニトリ
ルはシアン化合物で、それ自身有毒であり、最終工程へ
の混入の虞はないとしても食品素材として毒物を使用す
ること自体問題である。この点、発酵法の場合は、安全
な素材のみを使用し、又使用する副資材も食品、天然
品、或いは食品添加物に登録されたもののみで生産する
ことが可能である。
型、D型が混合されたラセミ体である。
D乳酸を製造する際は、通常、発酵法により行われてい
る。
特開平2−13386号公報及び特開平2−28609
0号公報に開示された、ミシガン・バイオテクノロジー
・インスティテュートによるものがある。
ティテュートによる先行技術は、発酵乳酸の製造及び精
製方法に関するもので、特開平2−13386号公報に
は、微生物により乳酸を生成し、発酵液を菌体を含めた
まま原液とし、電気透析により乳酸塩を回収する方法が
開示されている。
は、前記電気透析により得た乳酸塩から、更に水分解電
気透析により乳酸を含む酸を回収し、強酸性カチオン交
換樹脂により中和に使ったナトリウム及びその他のカチ
オンを除去し、弱塩基性アニオン交換樹脂により乳酸以
外のアニオンを除き乳酸精製液を製造する方法が開示さ
れている。
ノロジー・インスティテュートによる有機酸の製造方法
は、次のような解決すべき課題を有する。
著しく汚染して透析能力低下の一因となっている。
中に含まれる培地成分から由来するMg、Ca等の2価
のカチオンが、乳酸回収のために使用する水分解電気透
析用イオン交換膜を著しく汚染して透析能力低下の一因
となっている。
Hとなる箇所があり、ここでMg(OH)2、Ca(OH)2
等のコロイド状の水酸化物が発生し、イオン交換膜に付
着し能力の低下を来すことによるものである。
により、膜の寿命が短くなるという欠点も有している。
析によって乳酸等の有機酸の精製を行う場合でも、高純
度のものを得ることができ、しかも、透析の際に用いる
イオン交換膜の寿命を長くすることができる、有機酸の
製造方法を提供することを目的とする。
意研究の結果、まず、イオン交換膜による電気透析処理
をし、該電気透析処理後にキレート樹脂処理を行い、更
にキレート樹脂処理後にイオン交換膜を使用して水分解
電気透析を行うことで、上記課題を解決できることを見
出し、本発明を完成するに至った。
は、下記のとおりである。
酸を製造する際に、イオン交換膜による電気透析処理を
し、該電気透析処理後にキレート樹脂処理を行い、更に
キレート樹脂処理後にイオン交換膜による水分解電気透
析を行って有機酸とアルカリとをそれぞれ回収すること
を特徴とする、有機酸の製造方法。
れる有機酸塩を含有する粗有機酸塩溶液より不溶性固形
分を除去した後、イオン交換膜を使用した電気透析装置
の脱塩室に供給して電気透析することにより、濃縮室よ
り精製有機酸塩溶液を回収し、次いで、該精製有機酸塩
水溶液をキレート樹脂と接触させた後、バイポーラ膜を
使用した水分解電気透析装置に供給して電気透析を行
い、酸室より有機酸を塩基室よりアルカリをそれぞれ得
ることを特徴とする、有機酸の製造方法。
る、第1または第2に記載の有機酸の製造方法。
coccus lactis subsp. lact
is 332(受託番号 FERM P−15764)
或いはその同定特性を有するものである、第3に記載の
有機酸の製造方法。
が、アミノカルボン酸基型である、第1または第2に記
載の有機酸の製造方法
酸を製造する際に、培養増殖したLactococcu
s lactis subsp. lactis 332
(受託番号 FERM P−15764)或いはその同定
特性を有するものを、アルカリ液にてpH5〜8に調製
しながら30〜45℃の温度条件下、24〜90時間発
酵処理し、発酵処理したものに対して、菌体及び濁り物
質の除去処理を行い、除去処理したものに対して、イオ
ン交換膜を使用した電気透析により分離濃縮処理して非
電解性の不純物を取り除き、分離濃縮処理したものに対
して、脱色処理し、脱色処理したものに対して、キレー
ト樹脂処理し、キレート樹脂処理したものに対して、イ
オン交換膜を用いて水分解電気透析を行い有機酸とアル
カリとをそれぞれ回収し、回収した有機酸に対して、カ
チオン交換樹脂によるカチオン除去を行った後に、アニ
オン交換樹脂による乳酸以外のアニオン除去を行い、該
イオン交換処理したものを濃縮処理する。以上の工程に
より高純度の乳酸を得ることを特徴とする、有機酸の製
造方法。
る。
しては、通常ぶどう糖液を使用することができる。
のを用いることができ、特に乳酸菌用培地としてMRS
培地或はGYP培地等を用いることができる。
チ製造の副産物であるコーンスティープリカーを使用す
ることが好ましい。
しては、ぶどう糖を最終的に全てL−乳酸に変換する菌
であれば使用可能であるが、乳酸生産性の高い、Lac
tococcus lactis subsp. la
ctis 332(受託番号FERM P−1576
4)或いはその同定特性を有するものを用いることが好
ましい。
う糖による培地に有機酸を生産する微生物を植菌し、培
養増殖処理したものを用いることができる。
る際には、前培養液を培地を入れた本発酵槽に移し、混
合後pH5〜8好ましくはpH5.5〜7.0でアンモ
ニア水(水酸化ナトリウムでも可)により中和しつつ、
温度30〜50℃好ましくは30〜40℃で、24〜9
0時間好ましくは65〜75時間発酵させる。
剤としたフィルタープレス等の濾過機または遠心分離機
によって、菌体及び濁り物質等を除去する。
膜、陰イオン交換膜等のイオン交換膜を使用した電気透
析により、乳酸アンモニウム等の有機酸塩を電解質とし
て分離濃縮し、非電解性の糖質、蛋白質等の不純物を脱
塩液側に分離除去し、有機酸塩を回収する。
膜を使用した電気透析装置の脱塩室に供給して電気透析
することにより、濃縮室より精製有機酸塩溶液を回収す
る。
定されず、従来より公知のイオン交換膜が使用できる。
陽イオン膜を用いることが出来る。例えば、スルホン酸
基、カルボン酸基、さらにこれらのイオン交換基が複数
混在した陽イオン交換膜を使用できる。また該陽イオン
交換膜は重合型、縮合型、均一型、不均一型の別なく、
また、補強心材の有無や、炭化水素系のもの、フッ素系
のもの、材料・製造方法に由来する陽イオン交換膜の種
類、形式などの別なく如何なるものであってもよい。
公知の陰イオン交換膜を用いることができる。例えば、
4級アンモニウム基、1級アミノ基、2級アミノ基、3
級アミノ基、さらにこれらのイオン交換基が複数混在し
た陰イオン交換膜を使用できる。また該陰イオン交換膜
は重合型、縮合型、均一型、不均一型の別なく、また、
補強心材の有無や、炭化水素系のもの、フッ素系のも
の、材料・製造方法に由来する陰イオン交換膜の種類、
形式などの別なく如何なるものであってもよい。
陰イオン交換膜と陽イオン交換膜とを交互に配列して濃
縮室と脱塩室とを形成することによって構成される。
析装置の代表的な態様の概略図を示すものである。
して陽イオン交換膜(C)1、陰イオン交換膜(A)2
の2種類が交互に配列され、濃縮室11、および脱塩室
12の二室が形成されている。
が特に制限なく採用される。最も好適な構造は、各室を
形成するための切欠部を中央に有する室枠を介して陽イ
オン交換膜と陰イオン交換膜を交互に配列し、両端より
締め付ける、いわゆるフィルタープレス型の構造であ
る。各室枠には液供給口および液排出口が設けられ、各
液供給口、液排出口は必要に応じて枝管を経由して主管
に接続される。また、室枠内には、室枠の厚みを均一に
維持すると共に、供給された液の流れを均一にするため
の配流作用を有するスペーサーを設けるのが一般的であ
る。
用した電気透析方法は、濃縮室、脱塩室のそれぞれの室
に供給する液の外部タンクを設けて、それぞれの室と外
部タンクとの間で液を循環しながら電気透析を行う方法
が好適に採用される。
て電気透析を行うと、濃縮室に精製された有機酸塩が濃
縮される。このとき粗有機酸塩溶液中には、非電解性の
糖質、タンパク質、アミノ酸、色素類、無機塩類等の不
純物が存在するが、電気透析によって濃縮室に移動して
来て濃縮されるのは、主に有機酸塩と無機塩類である。
度は、通常、5〜70℃、好ましくは20〜50℃の範
囲であることが好適である。また、電流密度は、特に制
限を受けないが、一般には0.1〜10A/dm2、好
ましくは、1〜7A/dm2であることが好適である。
公知のものが何ら制限なく使用できる。即ち、陽極とし
ては、白金、チタン/白金、カーボン、ニッケル、ルテ
ニウム/チタン、イリジウム/チタンなどがよく使用さ
れている。また、陰極としては、鉄、ニッケル、白金、
チタン/白金、カーボン、ステンレス鋼などがよく使用
される。更に、電極の構造も公知の構造が特に制限なく
採用される。一般的な構造としては、メッシュ状、格子
状等が挙げられる。
酸塩は、粒状炭や粉状炭によって、着色物質を吸着除去
することで脱色処理すると共に、高分子物質を吸着除去
することで、更に高品質の有機酸を得ることができるよ
うになる。
脂、好ましくはアミノカルボン酸基型キレート樹脂を用
いて処理することで、微量のMg、Ca等の2価カチオ
ンを除去し、次工程のイオン交換膜を利用した水分解電
気透析の際の膜汚染を防ぎ、水分解電気透析能力の確保
を図ることができる。
透析で行う際には、乳酸菌等の増殖には不可欠なMgイ
オンや、培地中に存在するCaイオン等の2価カチオン
が極微量存在しても、高pH箇所において水酸化物のコ
ロイド状沈澱が発生し、膜面に付着し詰まりの原因とな
り著しくイオン輸送能力を低下させるものである。
ン交換膜を用いて水分解電気透析を行い、有機酸とアル
カリとをそれぞれ回収処理する。
ーラ膜を使用した水分解電気透析装置に供給して電気透
析を行い、酸室より有機酸を塩基室よりアルカリをそれ
ぞれ得る。
れず、従来より公知のバイポーラ膜、即ち、陽イオン交
換膜と陰イオン交換膜が貼合わさった構造をした公知の
バイポーラ膜を使用できる。
方法で製造することができる。例えば、陽イオン交換膜
と陰イオン交換膜をポリエチレンイミン−エピクロルヒ
ドリンの混合物で張り合わせ硬化接着する方法(特公昭
32−3962号)、陽イオン交換膜と陰イオン交換膜
をイオン交換性接着剤で接着させる方法(特公昭34−
3961号)、陽イオン交換膜と陰イオン交換膜とを微
粉のイオン交換樹脂、陰または陽イオン交換樹脂と熱可
塑性物質とのペースト状混合物を塗布し圧着させる方法
(特公昭35−14531号)、陽イオン交換膜の表面
にビニルピリジンとエポキシ化合物からなる糊状物質を
塗布し、これに放射線照射することによって製造する方
法(特公昭38−16633号)、陰イオン交換膜の表
面にスルホン酸型高分子電解質とアリルアミン類を付着
させた後、電離性放射線を放射架橋させる方法(特公昭
51−4113号)、イオン交換膜の表面に反対電荷を
有するイオン交換樹脂の分散系と母体重合体との混合物
を沈着させる方法(特開昭53−37190号)、ポリ
エチレンフィルムにスチレン、ジビニルベンゼンを含浸
重合したシート状物をステンレス製の枠にはさみつけ、
一方の側をスルホン化させた後、シートを取り外して残
りの部分にクロルメチル化次いでアミノ化処理する方法
(米国特許3562139号明細書)、また特定の金属
イオンを、陰陽イオン交換膜の表面に塗り両イオン交換
膜を重ね合わせてプレスする方法(エレクトロケミカ
アクタ31巻1175−1176頁(1986年))。
合する陽イオン交換膜および陰イオン交換膜に依存する
が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
スチレン−ジビニルベンゼン共重合体のフィルム、ネッ
ト、編物、織布、不織布等が用いられる。
陽イオン交換基は特に限定されず、公知の陽イオン交換
基、例えば、スルホン酸基、カルボン酸基等を使用でき
る。特に、バイポーラ膜の用途上から酸性下にても交換
基が解離しているスルホン酸基が望ましい。また、バイ
ポーラ膜を構成する陰イオン交換膜の陰イオン交換基は
特に限定されず、公知の陰イオン交換基、例えば、アン
モニウム塩基、ピリジニウム塩基、1級アミノ基、2級
アミノ基、3級アミノ基等のイオン交換基が使用でき
る。なかでも、塩基性下にても交換基が解離しているア
ンモニウム塩基が望ましい。
置の陽イオン交換膜も特に限定されず、公知の陽イオン
交換膜を用いることができる。
らにこれらのイオン交換基が複数混在した陽イオン交換
膜を使用できる。また該陽イオン交換膜は重合型、縮合
型、均一型、不均一型の別なく、また、補強心材の有無
や、炭化水素系のもの、フッ素系のもの、材料・製造方
法に由来する陽イオン交換膜の種類、形式などの別なく
如何なるものであってもよい。
電極間にバイポーラ膜と陽イオン交換膜とを交互に配列
して酸室と塩基室とを形成することによって構成され
る。
析装置の代表的な態様の概略図を示すものである。
は、膜としてバイポーラ膜(B)3、陽イオン交換膜
(C)1の2種類が交互に配列され、酸室、および塩基
室の二室が形成されている。ここで、バイポーラ膜
(B)の陰イオン交換体側と陽イオン交換膜(C)の間
の室が塩基室22、バイポーラ膜(B)の陽イオン交換
体側と陽イオン交換膜(C)の間の室が酸室21とな
る。代表的な電極(陽極15、陰極16)と膜との構成
は、陽極−(B−C)n−陰極(但し、nはバイポーラ
膜、陽イオン交換膜の配列の繰り返し数である。)であ
り、nは一般に、1〜100が適当である。
の構造が特に制限なく採用される。
切欠部を中央に有する室枠を介してバイポーラ膜と陽イ
オン交換膜とを交互に配列し、両端より締め付ける、い
わゆるフィルタープレス型の構造である。各室枠には液
供給口および液排出口が設けられ、各液供給口、液排出
口は必要に応じて枝管を経由して主管に接続される。ま
た、室枠内には、室枠の厚みを均一に維持すると共に、
供給された液の流れを均一にするための配流作用を有す
るスペーサーを設けるのが一般的である。
置を使用した電気透析法は、酸室、塩基室のそれぞれの
室に供給する液の外部タンクを設けて、それぞれの室と
外部タンクとの間で液を循環させながら電気透析を行う
方法が好適に採用される。
て電気透析を行うと、酸室の有機酸塩は通電と共に有機
酸に変換していく。
は、陽イオン交換膜を透過して塩基室へ移動する、この
とき、バイポーラ膜から生成したOHイオンと結合して
塩基となる、また、酸室ではバイポーラ膜から生成した
プロトンと有機酸アニオンとが結合して非解離性の有機
酸となり、そのまま酸室にとどまる。
度は、通常、5〜70℃、好ましくは20〜50℃の範
囲であることが好適である。また、電流密度は、特に制
限を受けないが、一般には1〜30A/dm2、好まし
くは、2〜20A/dm2であることが好適である。
解電気透析により有機酸塩を分解し有機酸とアルカリを
分離し、有機酸を回収することが出来る
発酵での中和剤として再利用することができる。
樹脂により残存カチオンを除去精製した後に、更に、ア
ニオン交換樹脂により乳酸等目的とする有機酸以外のア
ニオンを除去し精製する。
更に、濃縮処理することで、高純度の有機酸液を得るこ
とができる。
0%濃度の乳酸精製液を、薄膜降下型真空濃縮缶で90
%濃度まで濃縮することで、乳酸製品を製造することが
できる。
%、燐酸0.05%、硫酸マンガン五水和物20ppm
の組成を有し、120℃で15分の殺菌処理した培養基
に、Lactococcus lactis subs
p. lactis 332の前培養物を植菌し、小松
川化工機(株)製の300L培養槽にてpHが5.5にな
るようアンモニア水で中和しつつ、37℃で64時間乳
酸発酵を行った。
ウムを得た。
濾過し、次いで電気透析した。電気透析装置は(株)トク
ヤマ製の電気透析装置TS2−15型(有効膜面積20
0cm2/枚)に陽イオン交換膜ネオセプタCMXを1
6枚、陰イオン交換膜ネオセプタAMXを15枚、図1
のように組み込んだ装置を使用した。
し、平均電流密度3A/dm2 で、5時間通電し脱塩室
溶液18.5L、乳酸アンモニウム濃度0.9%を得
た。
モニウムを5L供給したが、終了時には液量が6.5L
に増加し、乳酸アンモニウム濃度は24%であり、電流
効率は80%であった。又、この間の平均セル電圧は
0.6ボルトであった。
着色物質を除去した。このときのMg、Caの濃度はそ
れぞれ150、20ppmであった。
友化学工業(株)製のアミノカルボン酸基型キレート樹脂
MC−75によってキレート樹脂処理し、微量のMg、
Caを除去した。
含量を0.1ppmに抑えることが出来た。
た水分解電気透析装置にて処理し、乳酸とアンモニアに
分解分離した。
ヤマ製の電気透析装置TS2B2−5型(有効膜面積2
00cm2/枚)にバイポーラ膜ネオセプタBP−1を
5枚、陽イオン交換膜ネオセプタCMXを6枚、図2の
ように組み込んだ装置を使用した。
を供給し、電流密度10A/dm2で、7.3時間通電
し酸室溶液8.2L、乳酸濃度24%を得た。一方塩基
室は通電開始時、2%のNaOHを10L供給したが、
終了時には液量が11.8Lに増加し、アンモニア濃度
は3%であり、電流効率は80%であった。又、この間
の平均セル電圧は2.2ボルトであった。
てNH4 +が760ppm、Na+が18ppm、K+が3
4ppm含有されていた。
カル社製の強酸性イオン交換樹脂ダウエックス88(H
型)のカラムで処理した。
下にすることができたが、原液中にSO4 2-として31
0ppm、PO4 3-として209ppm含有されてい
た。
オン交換樹脂ダウエックス66で交換処理することによ
り、これらアニオンが除去され、いずれも1ppm以下
に抑えることが出来た。
縮装置により真空濃縮した。
6%以上)が得られた。
%、燐酸0.05%、硫酸マンガン五水和物20ppm
の組成を有し、120℃で15分の殺菌処理した培養基
に、Lactococcus lactis subs
p. lactis 332の前培養液を植菌し、小松
川化工機(株)製の300L培養槽にてpHが5.5にな
るようアンモニア水で中和しつつ、37℃で72時間乳
酸発酵を行った。
ウムを得た。
濾過し、濾液以外は実施例1の電気透析と同様の操作を
し24%の乳酸アンモニウムを得た。
着色物質を除去した。
学工業(株)製のアミノカルボン酸基型キレート樹脂MC
−75によってキレート樹脂処理し、総量で75ppm
含まれているMg、Caを除去した。
含量を0.1ppm以下に抑えることが出来た。
て処理し、乳酸とアンモニアに分解分離し、24%の乳
酸溶液を得た。
た以外は実施例1と同様の水分解電気透析操作を行っ
た。
てNH4 +が497ppm、Na+が12ppm、K+が2
5ppm含有されていた。
カル社製の強酸性イオン交換樹脂ダウエックス88(H
型)のカラムで処理した。
下にすることができたが、原液中にSO4 2-として10
5ppm、PO4 3-として116ppm含有されてい
た。
オン交換樹脂ダウエックス66で交換処理することによ
り、これらアニオンが除去され、いずれも1ppm以下
に抑えることが出来た。
縮装置により真空濃縮した。
6%以上)が得られた。
1%、燐酸0.05%、硫酸マンガン五水和物20pp
mの組成を有し、120℃で15分の殺菌処理した培養
基に、Lactococcus lactis sub
sp. lactis 332の前培養液を植菌し、小
松川化工機(株)製の300L培養槽にてpHが5.5に
なるようアンモニア水で中和しつつ、37℃で90時間
乳酸発酵を行った。
ニウムを得た。
濾過し、濾液以外は実施例1と同様の電気透析操作を
し、僅かに着色した24%の乳酸アンモニウムを得た。
着色物質を除去した。
学工業(株)製のアミノカルボン酸基型キレート樹脂MC
−75によってキレート樹脂処理し、総量で79ppm
含まれていたMg、Caの除去した。
含量を0.1ppm以下に抑えることが出来た。
は、実施例1と同様の水分解電気透析操作を行い、24
%の乳酸溶液を得た。
てNH4 + が403ppm、Na+が10ppm、K+が
20ppm含有されていた。
カル社製の強酸性イオン交換樹脂ダウエックス88(H
型)のカラムで処理した。
下にすることができたが、原液中にSO4 2-として14
2ppm、PO4 3-として160ppm含有されてい
た。
オン交換樹脂ダウエックス66(OH型)のカラムで処
理することにより、これらアニオンが除去され、いずれ
も1ppm以下に抑えることが出来た。
縮装置により真空濃縮した。
5.4%)が得られた。
%含有し、総量で75ppmのMg、Caを含む乳酸ア
ンモニウムを、水分解電気透析装置により乳酸とアンモ
ニアに水分解電気透析を行った。
伝導度約80ms/cmの乳酸アンモニウム溶液3Lを水分
解電気透析し、その電気伝導度が5ms/cmとなった時点
で終了とした。
20Aで一定であるが、装置電圧が上昇し、最大設定値
の37Vになると、その後は低下した。
を20Aの一定電流で運転したときには、Mg(O
H)2、Ca(OH)2の沈殿物が陽イオン交換膜へ付着す
ることにより、運転時の電圧がバッチを重ねる毎に上昇
し、1バッチ目の終了時は装置電圧が21Vであったの
に対し、3バッチ目終了時の装置電圧は30Vに、5バ
ッチ目終了時の装置電圧は37Vになり電流が低下して
いた。
ったものが5バッチ目では210分と悪化した。
率の低下を引き起こした乳酸アンモニウムに含まれるM
g、Caをキレート樹脂で0.1ppm以下にすること
により、50バッチ連続で運転しても、各バッチ終了時
の状態は電流20A,装置電圧21〜25V、膜間電圧
12〜15V、1バッチの処理時間90〜110分で安
定していた。
た粗乳酸アンモニウムを、実施例3と同様に電気透析装
置、粒状炭の順に処理した場合と、粒状炭、電気透析装
置の順で処理した場合とで得られる乳酸アンモニウムの
着色に差があるか試験を行った。
ウムの着色を測定するため、それぞれ、乳酸濃度3%に
なるよう蒸留水を加えて希釈し、320nmの吸光度を
測定した。
理したものは、粗乳酸アンモニウム時に0.98、電気
透析装置処理後に0.23、粒状炭処理後に0.14で
あり、合計脱色率は86%であった。
理したものは、粗乳酸アンモニウム時に0.98、粒状
炭処理後に0.60に、電気透析装置処理後に0.21
であり、合計脱色率は78%であった。
の順に比べ、電気透析装置→粒状炭の順で処理すること
で、乳酸アンモニウム溶液の着色を、更に33%減らす
ことが可能となり、合計脱色率も86%と高くなった。
微量のCa、Mgイオンの存在が膜通過を著しく阻害す
る事を述べたが、これらのイオンを除去するために適し
たキレート樹脂の交換基について調査するため、MC−
75(アミノカルボン酸基型)、C−467(アミノ燐
酸型)、CR−10(イミノジ酢酸型)のキレート樹脂
を用いて、下記に述べる試験を行った。
の乳酸アンモニウム液をpH9.0SV=2、室温にて
各樹脂を通液した。
抑えられる通液倍数は、MC−75では36倍、C−4
67は18倍、CR−10では10倍であり、アミノカ
ルボン酸基型のMC−75が最適であった。
て乳酸等の有機酸の精製を行う場合でも、高純度のもの
を得ることができ、しかも、透析の際に用いる交換膜の
寿命を長くすることができる。
を示す概略図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 微生物による発酵法によって有機酸を製
造する際に、イオン交換膜による電気透析処理をし、該
電気透析処理後にキレート樹脂処理を行い、更にキレー
ト樹脂処理後にイオン交換膜による水分解電気透析を行
って有機酸とアルカリとをそれぞれ回収することを特徴
とする、有機酸の製造方法。 - 【請求項2】 微生物による発酵法によって得られる有
機酸塩を含有する粗有機酸塩溶液より不溶性固形分を除
去した後、イオン交換膜を使用した電気透析装置の脱塩
室に供給して電気透析することにより、濃縮室より精製
有機酸塩溶液を回収し、次いで、該精製有機酸塩水溶液
をキレート樹脂と接触させた後、バイポーラ膜を使用し
た水分解電気透析装置に供給して電気透析を行い、酸室
より有機酸を塩基室よりアルカリをそれぞれ得ることを
特徴とする、有機酸の製造方法。 - 【請求項3】 微生物が、乳酸を生産する菌である請求
項1または2に記載の有機酸の製造方法。 - 【請求項4】 乳酸を生産する菌が、Lactococ
cus lactissubsp. lactis 3
32(受託番号 FERM P−15764)或いはそ
の同定特性を有するものである、請求項3に記載の有機
酸の製造方法。 - 【請求項5】 キレート樹脂処理に使用する樹脂が、ア
ミノカルボン酸基型である請求項1または2に記載の有
機酸の製造方法。 - 【請求項6】 微生物による発酵法によって有機酸を製
造する際に、 培養増殖したLactococcus lactis s
ubsp. lactis 332(受託番号 FERM
P−15764)或いはその同定特性を有するものを、
アルカリ液にてpH5〜8に調製しながら30〜45℃
の温度条件下、24〜90時間発酵処理し、 発酵処理したものに対して、菌体及び濁り物質の除去処
理を行い、 除去処理したものに対して、イオン交換膜を使用した電
気透析により分離濃縮処理して非電解性の不純物を取り
除き、 分離濃縮処理したものに対して、脱色処理し、 脱色処理したものに対して、キレート樹脂処理し、 キレート樹脂処理したものに対して、イオン交換膜を用
いて水分解電気透析を行い有機酸とアルカリとをそれぞ
れ回収し、 回収した有機酸に対して、カチオン交換樹脂によるカチ
オン除去を行った後に、アニオン交換樹脂による乳酸以
外のアニオン除去を行い、 該イオン交換処理したものを濃縮処理する。以上の工程
により高純度の乳酸を得ることを特徴とする、有機酸の
製造方法。
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