JPH0913602A - 軒樋およびその積載構造 - Google Patents

軒樋およびその積載構造

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JPH0913602A
JPH0913602A JP16617595A JP16617595A JPH0913602A JP H0913602 A JPH0913602 A JP H0913602A JP 16617595 A JP16617595 A JP 16617595A JP 16617595 A JP16617595 A JP 16617595A JP H0913602 A JPH0913602 A JP H0913602A
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eaves gutter
eaves
ear
locking
front ear
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JP16617595A
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English (en)
Inventor
Eiji Katamata
英司 片又
Hiroyuki Tsukimori
博幸 月森
Yoshiaki Tanaka
良明 田中
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軒樋を梱包する際に、複数の軒樋本体を積載
しても荷崩れや軒樋本体の変形を阻止できる軒樋および
その積載構造を提供するものである。 【構成】 前面板(6)の上端に外側に突設した前耳部
(9)、および、後面板(3)の上端に外側に突設した
後耳部(2)を備え、この前耳部(9)どうしと後耳部
(2)どうしがそれぞれ上下に重なって積載される軒樋
において、上記前耳部(9)を内側に向かって開口した
断面略コ字型に形成して、さらに、同前耳部(9)の下
辺部は、下方へ突出するように屈曲して係止凸部(1
1)を有し、同前耳部(9)の上辺部は、上方へ開口す
るように屈曲して係止凹部(31)を有した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軒樋およびその積載構
造に関し、具体的には、軒先に固定される軒樋およびそ
の積載構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、軒樋を効率よく梱包するため
に、軒樋を上下に積載して梱包していた。このときの軒
樋の積載状態が悪いと、輸送途上での振動によって軒樋
の荷崩れ、または、軒樋の変形や破損を起こしていた。
この軒樋の積載状態は、軒樋の形状によって影響を受け
る。この軒樋の形状は、使用の用途や場所、または、外
観上での見栄えやデザインなどを考慮して様々なものが
製造されている。ところで、一般的な軒樋には、変形や
破損を防止するために、軒樋の前後上端部にそれぞれ耳
部を設けて強度の向上がなされている。この耳部は、軒
樋支持金具に係止して、軒樋を建物の軒先に固定する役
割もしている。これらの軒樋の1つとして、前方の上端
の耳部を内向きに突出して形成した軒樋が用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
軒樋にあっては、前方の上端に内向きに形成された耳部
が邪魔で、良好な軒樋の積載状態をとりにくいという問
題があった。すなわち、荷崩れが起こりやすく、しか
も、積載時の上からの圧力で下に位置する軒樋本体が変
形するという問題があった。
【0004】そこで、前面板の上端に外側に突設した前
耳部、および、後面板の上端に外側に突設した後耳部を
備え、この前耳部どうしと後耳部どうしがそれぞれ載せ
られて積載される軒樋が考えられたが、依然として、積
載時の上からの圧力で下に位置する軒樋本体が変形しや
すいという問題が残されていた。
【0005】本発明は、上述の問題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、軒樋を梱包す
る際に、複数の軒樋本体を積載しても荷崩れや軒樋本体
の変形を阻止できる軒樋およびその積載構造を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
軒樋は、前面板(6)の上端に外側に突設した前耳部
(9)、および、後面板(3)の上端に外側に突設した
後耳部(2)を備え、この前耳部(9)どうしと後耳部
(2)どうしがそれぞれ上下に重なって積載される軒樋
において、上記前耳部(9)を内側に向かって開口した
断面略コ字型に形成して、さらに、同前耳部(9)の下
辺部は、下方へ突出するように屈曲して係止凸部(1
1)を有し、同前耳部(9)の上辺部は、上方へ開口す
るように屈曲して係止凹部(31)を有したことを特徴
とする。
【0007】本発明の請求項2に係る軒樋は、上記係止
凹部(31)と係止凸部(11)が、互いに重なり合う
断面略V字型にそれぞれ形成されたことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に係る軒樋は、上記係止
凸部(11)の下端から水切りリブ(12)を突設させ
たことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項4に係る軒樋は、上記係止
凸部(11)の外面にフィルムが被覆され、上記水切り
リブ(12)は、このフィルムを上記係止凸部(11)
の下端から突設させて形成されたものであることを特徴
とする。
【0010】本発明の請求項5に係る軒樋は、上記前耳
部(9)の上辺部の先端部が、切り欠かれていることを
特徴とする。
【0011】本発明の請求項6に係る軒樋は、上記後耳
部(2)も内側に向かって開口していることを特徴とす
る。
【0012】本発明の請求項7に係る軒樋の積載構造
は、請求項1ないし請求項6何れか記載の軒樋を複数積
載して、下側の軒樋本体(1a)と上側の軒樋本体(1
b)との上記後耳部(2)どうしが重なり、さらに、上
記上側の軒樋本体(1b)の係止凸部(11)と上記下
側の軒樋本体(1a)の係止凹部(31)とが係合して
なることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に係る軒樋によると、前耳部
(9)を断面略コ字型に形成し、前耳部(9)の下辺部
は、下方へ突出するように屈曲して係止凸部(11)を
有し、前耳部(9)の上辺部は、上方へ開口するように
屈曲して係止凹部(31)を有したために、前耳部
(9)どうしを上下に重ねると係止凸部(11)と係止
凹部(31)とが確実に係合されて、複数の前耳部
(9)を上下方向に重ねることができる。また、前耳部
(9)が内側に向かって開口しているために、上下方向
の弾性に富み、軒樋を複数積載して、前耳部(9)どう
しが重ねられても、積み重ねの際の荷重や衝撃が吸収さ
れて、前耳部(9)の変形がより確実に阻止できる。
【0014】つまり、積載時の上からの圧力で下に位置
する軒樋本体が変形しやすいという問題が解消され、複
数の軒樋本体を積載しても荷崩れや軒樋本体の変形を阻
止することができる。
【0015】本発明の請求項2に係る軒樋によると、請
求項1記載の場合に加えて、上記係止凹部(31)と係
止凸部(11)が、互いに重なり合う断面略V字型にそ
れぞれ形成されたために、前耳部(9)どうしを重ね合
うと係止凸部(11)と係止凹部(31)とがより確実
かつスムーズに係合して、軒樋本体どうしの積載もより
確実なものとなり、荷崩れや軒樋本体の変形がより確実
に阻止できる。
【0016】本発明の請求項3に係る軒樋によると、請
求項1または請求項2記載の場合に加えて、上記係止凸
部(11)の下端から水切りリブ(12)を突設させた
ために、軒樋本体を軒先などに吊着した際に、軒樋本体
を伝う雨水などがあったとしても、係止凹部(11)の
下端から突設した水切りリブ(12)によって、雨水が
落下して、軒樋本体の底部裏面や軒先側にまで雨水など
が伝うことがなく、軒先が濡れたり、汚れたりするのを
阻止できる。
【0017】本発明の請求項4に係る軒樋によると、請
求項3記載の場合に加えて、上記係止凸部(11)の外
面にフィルムが被覆され、上記水切りリブ(12)は、
このフィルムを上記係止凸部(11)の下端から突設さ
せて形成されたものであるために、水切りリブ(12)
の形成が係止凸部(11)の外面にフィルムを被覆しな
がら折り曲げてつくることができて、容易なものである
とともに、軒樋本体の生産性を向上させることができ
る。
【0018】また、上記係止凸部(11)の外面を含む
軒樋本体の内外両面にこのフィルムがそれぞれ一連に被
覆できるために、気候などによって軒樋本体が劣化する
のを防止することができる。
【0019】本発明の請求項5に係る軒樋によると、請
求項1ないし請求項4何れか記載の場合に加えて、上記
前耳部(9)の上辺部の先端部が、切り欠かれているた
めに、係止凹部(31)に粉塵や落ち葉などが溜まりや
すい点を雨などが降った際に、この雨水とともに粉塵や
落ち葉などを洗い流すとともに、切り欠かれた前耳部
(9)の上辺部の先端部から軒樋本体内へ集水されるも
のである。したがって、係止凹部(31)に粉塵や落ち
葉などが溜まって自然乾燥して、その結果、汚れたり、
固まったりするのを阻止できる。
【0020】本発明の請求項6に係る軒樋によると、請
求項1ないし請求項5何れか記載の場合に加えて、上記
後耳部(2)も内側に向かって開口しているために、後
耳部(2)どうしが重ねられても、上下方向の弾性に富
み、積み重ねの際の荷重や衝撃が吸収されて、後耳部
(2)の変形がより確実に阻止できる。
【0021】本発明の請求項7に係る軒樋の積載構造に
よると、請求項1ないし請求項6何れか記載の軒樋を複
数積載して、下側の軒樋本体(1a)と上側の軒樋本体
(1b)との上記後耳部(2)どうしが重なり、さら
に、上記上側の軒樋本体(1b)の係止凸部(11)と
上記下側の軒樋本体(1a)の係止凹部(31)とが係
合してなるために、下側の軒樋本体(1a)の内面に上
側の軒樋本体(1b)の外面を沿わせて軒樋本体が複数
次々に積載でき、荷崩れや下側の軒樋本体(1a)の積
載による変形を阻止できる。しかも、多量の軒樋本体を
積載して梱包することができて、効率が高くなるもので
ある。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例に係る図面に基づいて
詳しく説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施例に係る軒樋を示
す側面図である。図2は、本発明の他の一実施例に係る
軒樋を示す側面図である。図3は、本発明のさらに他の
一実施例に係る軒樋の前耳部付近を示す要部側面図であ
る。図4は、本発明のさらに他の一実施例に係る軒樋の
前耳部付近を示す要部側面図である。図5は、本発明の
一実施例に係る軒樋を示す斜視図である。図6は、本発
明の他の一実施例に係る軒樋を示す斜視図である。図7
は、本発明の一実施例に係る軒樋の要部を拡大した側面
図である。図8は、本発明のさらに他の一実施例に係る
軒樋を示す側面図である。図9は、本発明の一実施例に
係る軒樋の積載構造を示す側面図である。図10は、本
発明の一実施例に係る軒樋を吊着した様子を示す一部を
断面した側面図である。
【0024】本発明の軒樋の材質としては、単に銅、ス
テンレス、アルミニウムなどの金属を折り曲げて形成さ
れたものであってもよいし、ポリ塩化ビニルなどの樹脂
を用いて、単独の成形で得られるものであってもよい
し、または、内部にアルミニウム、ステンレス、スチー
ルなどの金属製の芯材を用いて、この芯材を両面から被
覆するアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリスチレン、ポリプロピレンなどの樹脂を樹脂層
として設けたものであってもかまわない。
【0025】本発明の軒樋は、図1、図2および図8に
示すごとく、前面板(6)の上端に外側に突設した前耳
部(9)、および、後面板(3)の上端に外側に突設し
た後耳部(2)を備え、この前耳部(9)どうしと後耳
部(2)どうしがそれぞれ上下に重なって積載される軒
樋において、上記前耳部(9)を内側に向かって開口し
た断面略コ字型に形成して、さらに、同前耳部(9)の
下辺部は、下方へ突出するように屈曲して係止凸部(1
1)を有し、同前耳部(9)の上辺部は、上方へ開口す
るように屈曲して係止凹部(31)を有しているもので
ある。
【0026】図1、図2および図8に示すごとく、上記
前面板(6)と後面板(3)、後耳部(2)や前耳部
(9)や係止凸部(11)と係止凹部(31)を備えて
いれば、例えば、上記前面板(6)と後面板(3)を一
連に繋ぐ底面板(4)を一体にして押し出し成形などさ
れて、所望の形状に折り曲げて形成されていてもかまわ
ないものである。
【0027】また、上記前耳部(9)および後耳部
(2)は、例えば、図1、図2および図8に示すごと
く、単に耳状に折り曲げて形成されたものであってもか
まわないし、ドーナツ型耳状に形成し、上記樹脂などを
用いて中央部に空洞が形成されていてもよい。この場
合、特に、この空洞の上下の肉厚が等しいと、集中応力
のかかりやすい輸送時や保管時に空洞の上下で均等の応
力を受けるので、割れや変形が起こりにくくなるもので
ある。
【0028】上記前耳部(9)の上辺部としては、図
1、図2および図8に示すごとく、例えば、上方へ開口
するように屈曲する係止凹部(31)を含み、平らな最
上面(26)や上記前面板(6)の上端に内側に突設し
た水切りなどの垂れ片(17)などからなっているもの
である。一方、前耳部(9)の下辺部は、同じく、図
1、図2および図8に示すごとく、例えば、下方へ突出
するように屈曲する係止凸部(11)を含み、平らな上
面(15)や水切りなどをする垂下片(19)などから
なっているものである。
【0029】図1、図2および図8に示すごとく、上記
前面板(6)の形状としては、例えば、単に多少曲がっ
た板状に形成されていてもかまわないし、上記底面板
(4)から上方につれて後面板(3)から離れて徐々に
傾斜する第1の前面板(5)、この第1の前面板(5)
から外側に折曲する第2の前面板(7)、および、この
第2の前面板(7)から上記前耳部(9)に向かって外
側に傾斜する第3の前面板(35)から構成されていて
もかまわない。
【0030】本発明の軒樋は、上記構成をとることによ
って、前耳部(9)を断面略コ字型に形成し、前耳部
(9)の下辺部は、下方へ突出するように屈曲して係止
凸部(11)を有し、前耳部(9)の上辺部は、上方へ
開口するように屈曲して係止凹部(31)を有したため
に、前耳部(9)どうしを上下に重ねると係止凸部(1
1)と係止凹部(31)とが確実に係合されて、複数の
前耳部(9)を上下方向に重ねることができる。また、
前耳部(9)が内側に向かって開口しているために、上
下方向の弾性に富み、軒樋を複数積載して、前耳部
(9)どうしが重ねられても、積み重ねの際の荷重や衝
撃が吸収されて、前耳部(9)の変形がより確実に阻止
できるものである。
【0031】つまり、積載時の上からの圧力で下に位置
する軒樋本体が変形しやすいという問題が解消され、複
数の軒樋本体を積載しても荷崩れや軒樋本体の変形を阻
止することができるものである。
【0032】また、図1および図2に示すごとく、上記
係止凹部(31)と係止凸部(11)が、互いに重なり
合う断面略V字型にそれぞれ形成されたために、前耳部
(9)どうしを重ね合うと係止凸部(11)と係止凹部
(31)とがより確実かつスムーズに係合して、軒樋本
体どうしの積載もより確実なものとなり、荷崩れや軒樋
本体の変形がより確実に阻止できるものである。
【0033】また、図3および図4に示すごとく、上記
係止凸部(11)の下端から水切りリブ(12)を突設
させていると、この軒樋本体(1)を軒先(20)など
に吊着した際に、軒樋本体(1)を伝う雨水などがあっ
たとしても、この水切りリブ(12)によって、雨水が
落下して、軒樋本体(1)の底部裏面や軒先(20)側
にまで雨水などが伝うことがなく、軒先(20)が濡れ
たり、汚れたりするのを阻止できるものである。
【0034】図7に示すごとく、上記係止凸部(11)
の外面にフィルム(13)が被覆され、上記水切りリブ
(12)は、このフィルム(13)を上記係止凸部(1
1)の下端から突設させて形成されたものであると、水
切りリブ(12)の形成が係止凸部(11)の外面にフ
ィルム(13)を被覆しながら折り曲げてつくることが
できて、容易なものであるとともに、軒樋本体(1)の
生産性を向上させることができるものである。
【0035】また、上記係止凸部(11)の外面を含む
軒樋本体(1)の内外両面にこのフィルム(13)がそ
れぞれ一連に被覆できるために、気候などによって軒樋
本体(1)が劣化するのを防止することができるもので
ある。
【0036】例えば、図7に示すごとく、上記軒樋本体
(1)として、単に銅、ステンレス、アルミニウムなど
の金属を折り曲げて形成された芯材(14)を用い、上
記フィルム(13)としてアクリルなどを用いるもので
ある。
【0037】一方、上記前耳部(9)の上辺部の先端部
が、図5に示すごとく、長手方向に沿って長尺帯状のも
のであってもよいが、例えば、図6に示すごとく、上記
前耳部(9)の上辺部の先端部が、切り欠かれている
と、係止凹部(31)に粉塵や落ち葉などが溜まりやす
い点を雨などが降った際に、この雨水とともに粉塵や落
ち葉などを洗い流すとともに、切り欠かれた前耳部
(9)の上辺部の先端部から軒樋本体内へ集水されるも
のである。
【0038】したがって、係止凹部(31)に粉塵や落
ち葉などが溜まって自然乾燥して、その結果、汚れた
り、固まったりするのを阻止できるものである。
【0039】なお、図1、図2および図8に示すごと
く、上記後耳部(2)も内側に向かって開口している
と、後耳部(2)どうしが重ねられても、上下方向の弾
性に富み、積み重ねの際の荷重や衝撃が吸収されて、後
耳部(2)の変形がより確実に阻止できるものである。
【0040】図9に示すごとく、下側の軒樋本体(1
a)と上側の軒樋本体(1b)との上記後耳部(2)ど
うしが重なり、さらに、上記上側の軒樋本体(1b)の
係止凸部(11)と上記下側の軒樋本体(1a)の係止
凹部(31)とが係合してなっていると、下側の軒樋本
体(1)の内面に上側の軒樋本体(1)の外面を沿わせ
て軒樋本体(1)が複数次々に積載でき、荷崩れや下側
の軒樋本体(1)の積載による変形を阻止できるもので
ある。しかも、多量の軒樋本体(1)を積載して梱包す
ることができて、効率が高くなるものである。
【0041】図10に示すごとく、上記軒樋本体(1)
を吊着する支持具本体(21)としては、一般的に用い
られている金属製のものであってもよいし、樹脂製のも
のであってもよく、特に限定しないものである。樹脂製
の支持具本体(21)の場合、これに用いられる樹脂と
しては、アクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリエチ
レン、ポリスチレン、ポリプロピレンなどのものが一般
的であるが、特に、硬質塩化ビニル樹脂層とこの硬質塩
化ビニル樹脂層を被覆し、保護する耐候性樹脂層とから
なっていると、硬質塩化ビニル樹脂層によって力学強度
を向上でき、かつ、耐候性樹脂層によって紫外線などの
原因で起こる退変色性を阻止でき、耐熱性を付与できる
点で好ましいものである。硬質塩化ビニル樹脂層は、塩
化ビニル樹脂であるが、耐候性樹脂層としては、アクリ
ル系樹脂、フッ素系樹脂、シリコンアクリレートなどの
シリコン系樹脂などが用いられる。
【0042】上記支持具本体(21)は、例えば、図1
0に示すごとく、軒先(20)の鼻隠板、母屋などの取
付面に取り付けられ、取付部(22)と吊着部(27)
とからなるものである。取付部(22)は、上記支持具
本体(21)の後端に設けられて軒先(20)の取付面
に釘(10)などで固定する固定片(24)、この固定
片(24)に一体に備えて水平に延びる耳受部(25)
が設けられている。この耳受部(25)に軒樋本体
(1)の後耳部(2)が下面(8)から係合するもので
ある。
【0043】図10に示すごとく、上記吊着部(27)
は、例えば、固定片(24)の上端から前面板(6)の
内面上側に突き出し、上記前面板(6)の最上面(2
6)の裏面側に係止する挿着支持片(28)を備えてい
るものである。この挿着支持片(28)の存在は、軒樋
本体(1)に対して下から風が吹き上げる場合などに起
こる軒樋本体(1)の浮き上がりを防止できる点で好ま
しいものである。
【0044】図10に示すごとく、上記吊着部(27)
において、上記挿着支持片(28)とは反対側の他端
に、吊着された軒樋本体(1)の後耳部(2)がはずれ
にくいように板バネ(30)を取り付けられていてもか
まわないものである。
【0045】なお、上記支持具本体(21)の形状は、
上述の点だけに限定されるものではない。
【0046】本発明の軒樋によると、図1、図2および
図8に示すごとく、前面板(6)の上端に外側に突設し
た前耳部(9)、および、後面板(3)の上端に外側に
突設した後耳部(2)を備え、この前耳部(9)どうし
と後耳部(2)どうしがそれぞれ上下に重なって積載さ
れる軒樋において、上記前耳部(9)を内側に向かって
開口した断面略コ字型に形成して、さらに、同前耳部
(9)の下辺部は、下方へ突出するように屈曲して係止
凸部(11)を有し、同前耳部(9)の上辺部は、上方
へ開口するように屈曲して係止凹部(31)を有したの
で、前耳部(9)どうしを上下に重ねると係止凸部(1
1)と係止凹部(31)とが確実に係合されて、複数の
前耳部(9)を上下方向に重ねることができるものであ
る。また、前耳部(9)が内側に向かって開口している
ために、上下方向の弾性に富み、軒樋を複数積載して、
前耳部(9)どうしが重ねられても、積み重ねの際の荷
重や衝撃が吸収されて、前耳部(9)の変形がより確実
に阻止できるものである。
【0047】つまり、積載時の上からの圧力で下に位置
する軒樋本体が変形しやすいという問題が解消され、複
数の軒樋本体を積載しても荷崩れや軒樋本体の変形を阻
止することができるものである。
【0048】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る軒樋によると、
前耳部(9)どうしを上下に重ねると係止凸部(11)
と係止凹部(31)とが確実に係合されて、複数の前耳
部(9)を上下方向に重ねることができる。また、前耳
部(9)が内側に向かって開口しているために、上下方
向の弾性に富み、軒樋を複数積載して、前耳部(9)ど
うしが重ねられても、積み重ねの際の荷重や衝撃が吸収
されて、前耳部(9)の変形がより確実に阻止できる。
【0049】つまり、積載時の上からの圧力で下に位置
する軒樋本体が変形しやすいという問題が解消され、複
数の軒樋本体を積載しても荷崩れや軒樋本体の変形を阻
止することができる。
【0050】本発明の請求項2に係る軒樋によると、請
求項1記載の場合に加えて、前耳部(9)どうしを重ね
合うと係止凸部(11)と係止凹部(31)とがより確
実かつスムーズに係合して、軒樋本体どうしの積載もよ
り確実なものとなり、荷崩れや軒樋本体の変形がより確
実に阻止できる。
【0051】本発明の請求項3に係る軒樋によると、請
求項1または請求項2記載の場合に加えて、軒樋本体を
軒先などに吊着した際に、軒樋本体を伝う雨水などがあ
ったとしても、係止凹部(11)の下端から突設した水
切りリブ(12)によって、雨水が落下して、軒樋本体
の底部裏面や軒先側にまで雨水などが伝うことがなく、
軒先が濡れたり、汚れたりするのを阻止できる。
【0052】本発明の請求項4に係る軒樋によると、請
求項3記載の場合に加えて、水切りリブ(12)の形成
が係止凸部(11)の外面にフィルムを被覆しながら折
り曲げてつくることができて、容易なものであるととも
に、軒樋本体の生産性を向上させることができる。
【0053】また、上記係止凸部(11)の外面を含む
軒樋本体の内外両面にこのフィルムがそれぞれ一連に被
覆できるために、気候などによって軒樋本体が劣化する
のを防止することができる。
【0054】本発明の請求項5に係る軒樋によると、請
求項1ないし請求項4何れか記載の場合に加えて、係止
凹部(31)に粉塵や落ち葉などが溜まりやすい点を雨
などが降った際に、この雨水とともに粉塵や落ち葉など
を洗い流すとともに、切り欠かれた前耳部(9)の上辺
部の先端部から軒樋本体内へ集水されるものである。し
たがって、係止凹部(31)に粉塵や落ち葉などが溜ま
って自然乾燥して、その結果、汚れたり、固まったりす
るのを阻止できる。
【0055】本発明の請求項6に係る軒樋によると、請
求項1ないし請求項5何れか記載の場合に加えて、後耳
部(2)どうしが重ねられても、上下方向の弾性に富
み、積み重ねの際の荷重や衝撃が吸収されて、後耳部
(2)の変形がより確実に阻止できる。
【0056】本発明の請求項7に係る軒樋の積載構造に
よると、下側の軒樋本体(1a)の内面に上側の軒樋本
体(1b)の外面を沿わせて軒樋本体が複数次々に積載
でき、荷崩れや下側の軒樋本体(1a)の積載による変
形を阻止できる。しかも、多量の軒樋本体を積載して梱
包することができて、効率が高くなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る軒樋を示す側面図であ
る。
【図2】本発明の他の一実施例に係る軒樋を示す側面図
である。
【図3】本発明のさらに他の一実施例に係る軒樋の前耳
部付近を示す要部側面図である。
【図4】本発明のさらに他の一実施例に係る軒樋の前耳
部付近を示す要部側面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る軒樋を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の他の一実施例に係る軒樋を示す斜視図
である。
【図7】本発明の一実施例に係る軒樋の要部を拡大した
側面図である。
【図8】本発明のさらに他の一実施例に係る軒樋を示す
側面図である。
【図9】本発明の一実施例に係る軒樋の積載構造を示す
側面図である。
【図10】本発明の一実施例に係る軒樋を吊着した様子
を示す一部を断面した側面図である。
【符号の説明】
1a 下側の軒樋本体 1b 上側の軒樋本体 2 後耳部 3 後面板 6 前面板 11 係止凸部 12 水切りリブ 31 係止凹部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面板(6)の上端に外側に突設した前
    耳部(9)、および、後面板(3)の上端に外側に突設
    した後耳部(2)を備え、この前耳部(9)どうしと後
    耳部(2)どうしがそれぞれ上下に重なって積載される
    軒樋において、上記前耳部(9)を内側に向かって開口
    した断面略コ字型に形成して、さらに、同前耳部(9)
    の下辺部は、下方へ突出するように屈曲して係止凸部
    (11)を有し、同前耳部(9)の上辺部は、上方へ開
    口するように屈曲して係止凹部(31)を有したことを
    特徴とする軒樋。
  2. 【請求項2】 上記係止凹部(31)と係止凸部(1
    1)が、互いに重なり合う断面略V字型にそれぞれ形成
    されたことを特徴とする請求項1記載の軒樋。
  3. 【請求項3】 上記係止凸部(11)の下端から水切り
    リブ(12)を突設させたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の軒樋。
  4. 【請求項4】 上記係止凸部(11)の外面にフィルム
    が被覆され、上記水切りリブ(12)は、このフィルム
    を上記係止凸部(11)の下端から突設させて形成され
    たものであることを特徴とする請求項3記載の軒樋。
  5. 【請求項5】 上記前耳部(9)の上辺部の先端部が、
    切り欠かれていることを特徴とする請求項1ないし請求
    項4何れか記載の軒樋。
  6. 【請求項6】 上記後耳部(2)も内側に向かって開口
    していることを特徴とする請求項1ないし請求項5何れ
    か記載の軒樋。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6何れか記載の軒
    樋を複数積載して、下側の軒樋本体(1a)と上側の軒
    樋本体(1b)との上記後耳部(2)どうしが重なり、
    さらに、上記上側の軒樋本体(1b)の係止凸部(1
    1)と上記下側の軒樋本体(1a)の係止凹部(31)
    とが係合してなることを特徴とする軒樋の積載構造。
JP16617595A 1995-06-30 1995-06-30 軒樋およびその積載構造 Withdrawn JPH0913602A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009007744A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Denki Kagaku Kogyo Kk 軒樋
JP2011084961A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Mitsubishi Plastics Inc 軒樋

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JP2009007744A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Denki Kagaku Kogyo Kk 軒樋
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