JPH09136120A - フレキシブル管の端部加工器具 - Google Patents

フレキシブル管の端部加工器具

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JPH09136120A
JPH09136120A JP29255095A JP29255095A JPH09136120A JP H09136120 A JPH09136120 A JP H09136120A JP 29255095 A JP29255095 A JP 29255095A JP 29255095 A JP29255095 A JP 29255095A JP H09136120 A JPH09136120 A JP H09136120A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端部加工器具からフレキシブル管を取り外す
ことなく、だれにでも簡単に潰し具合を確認することが
でき、非常に扱いやすいフレキシブル管の端部加工器具
の提供にある。 【解決手段】 2分割構成された半筒体21,22を合
体させて、半筒体21,22の底部に形成された小径突
出部21a,22aでフレキシブル管9の谷状部分9c
を保持しつつ、合体形成された筒状空間2aに、杭状の
プレス部材3を圧入して筒状空間2aに保持されている
フレキシブル管9の端部9aをプレス部材3の先端面3
3で押し潰して鍔状に加工するように構成されたフレキ
シブル管の端部加工器具1において、プレス部材3の側
面に上記筒状空間2aの断面よりも大きな断面の段部3
1を形成してこの段部31の位置によって上記筒状空間
内2aにおけるフレキシブル管9の端部9aの潰れ具合
を把握するように構成したことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル管の
端部の数個の山を潰して鍔状に加工するフレキシブル管
の端部加工器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フレキシブル管は、配管の途中も
しくは配管と機械との接続に用いられ、多少の変移を吸
収させることに利用されている。そのため、予め、必要
なフレキシブル管の長さが決定されている場合には、工
場において、図7の(A)に示すように、所望の長さに
切断したフレキシブル管の端部9a(以下、単に「フレ
キシブル管端部」という。)の山状部分を潰して、図7
の(B)に示したような鍔状9bに加工すればよいが、
機器の据え付け作業等の場合には、予め、正確な長さが
判明していることは少なく、その場合には、作業現場で
所望の長さに切断して、フレキシブル管端部9aを鍔状
9bに加工する必要があった。
【0003】そこで、鍔状9bを作業現場で加工するた
めの治具としては、図8に示すようなフレキシブル管の
端部加工器具8(以下、単に「端部加工器具」とい
う。)があった。この端部加工器具8は2分割自在な筒
状の保持部材82と、保持部材82を嵌合する嵌合穴8
6が形成されているケーシング84と、保持部材82の
筒状空間83に挿入される杭状のプレス部材81とから
構成されている。尚、合体して筒状となる保持部材82
の底部開口近傍には、その内周壁面から径方向内向きに
突出し、フレキシブル管9の谷状部分9cを保持する小
径突出部(図外)が形成されている。
【0004】そして、上記の端部加工器具8は以下のよ
うに使用されている。フレキシブル管9(図7参照)の
谷状部分9cを保持部材82の小径突出部で保持させて
フレキシブル管端部9aを筒状の保持部材82の筒状空
間に突出させる。そして、保持部材82をケーシング8
4の嵌合穴86にセットする。
【0005】次に、保持部材82の筒状空間83内に保
持されているフレキシブル管端部9aに先端面81bが
接するようにプレス部材81を挿入し、そして、プレス
部材81の頭部81aをハンマ等で数回叩き圧入する。
プレス部材81の頭部81aを叩くに際しては、叩くた
びに、フレキシブル管9を端部加工器具8から外し、そ
の出来ばえを確認し、潰しかたが充分でない場合には、
再び、フレキシブル管9を端部加工器具8にセットしプ
レス部材81の頭部81aを叩き、フレキシブル管端部
9aを潰していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、鍔状の厚み
が適切であるかを確認するために、保持部材からフレキ
シブル管を取り外し、鍔状の厚みが充分でない場合に、
再び、フレキシブル管を端部加工器具にセットし、プレ
ス部材の頭部を叩くことは非常に面倒であった。また、
熟練者でないものがプレス部材の頭部を叩くと、叩き過
ぎて鍔状が潰れてしまい、再び、作りなおさなければな
らない場合もあった。
【0007】本発明は上記欠点に鑑みて成されたもので
あって、フレキシブル管の端部加工器具からフレキシブ
ル管を取り外すことなく、潰し具合を確認することがで
き、熟練者でない者であっても非常に扱いやすいフレキ
シブル管の端部加工器具の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に、請求項1に係るフレキシブル管の端部加工器具は2
分割構成された半筒状の部材を合体させて、半筒状の部
材の底部に形成された小径突出部でフレキシブル管の谷
状部分を保持しつつ、合体形成された筒状空間に、杭状
のプレス部材を圧入して上記筒状空間に保持されている
フレキシブル管の端部を上記プレス部材の先端で押し潰
して鍔状に加工するように構成されたフレキシブル管の
端部加工器具において、上記プレス部材の側面に上記筒
状空間の断面より大きな断面の段部を形成し、この段部
の位置によって上記筒状空間内におけるフレキシブル管
の端部の潰れ具合を把握するように構成したことにあ
る。
【0009】また、請求項2に係るフレキシブル管の端
部加工器具は、請求項1の手段に加えて、上記プレス部
材の先端から段部形成位置までの距離を、上記筒状空間
の深さと同じに構成したことにある。
【0010】また、請求項3に係るフレキシブル管の端
部加工器具は、請求項1の手段に加えて、上記プレス部
材の先端から段部形成位置までの距離を、上記筒状空間
の深さよりも鍔状の厚みだけ短く構成したことにある。
【0011】また、請求項4に係るフレキシブル管の端
部加工器具は、請求項1の手段に加えて、プレス部材の
先端から段部形成位置までの距離を、上記筒状空間の上
部開口縁から小径突出部の上縁面に至る長さより加工す
べき鍔状の厚みを差し引き、さらに、これに小径突出部
の上縁面の圧入による歪みの許容限界歪幅を加えた長さ
に構成したことにある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る端部加工器
具の実施の形態を説明する。図1乃至図3に示すよう
に、端部加工器具1は、フレキシブル管端部9a(図7
参照)の山状部分を潰して鍔状9bに加工するためのも
のであり、山状部分を潰すためにフレキシブル管端部9
aを保持する保持部材2と、この保持状態を維持するた
めに保持部材2がセットされるケーシング4と、ケーシ
ング4に保持されているフレキシブル管端部9aを潰す
ためのプレス部材3とから構成されている。
【0013】上記保持部材2(図2参照)は、半筒状の
部材からなり、合体して筒体を形成する。そして、合体
形成された筒体の下部開口付近にはその周壁から径を小
径する方向に突出する小径突出部21a,22aが形成
されている。
【0014】また、ケーシング4は筒体であり、この筒
体の一方側には合体した保持部材2を嵌合させる嵌合穴
4aが形成されているとともに、筒体の他方側には嵌合
穴4aと連通しフレキシブル管9が挿通される貫通穴4
bが設けられている。さらに、嵌合穴4aを形成する周
壁には螺子穴が設けられており、この螺子穴に蝶螺子4
1が挿入される。
【0015】また、プレス部材3は、保持部材2の内径
よりもやや小さな円柱体で形成され、この円柱体の先端
面33には、その先端面33の中心から先端方向に突出
してフレキシブル管9に内嵌される大きさの突出嵌合体
32が設けられているとともに、プレス部材3の側壁に
はその周面から径方向外向に突出したツバ状の段部31
が形成されている。この段部31から先端方向側は保持
部材2の筒状空間2aに挿入される挿入部分3Aとな
り、後端側は挿入されない柄3Bの部分となる。
【0016】尚、本実施の形態において、プレス部材3
の挿入部分3Aの長さは筒状空間2aの上縁2bから小
径突出部21a,22aの上縁までの距離より鍔状91
b(図7参照)の厚みを差し引いた長さに等しく形成さ
れている。また、図中符号5は紐であり、プレス部材3
の紛失を防ぐためのものである。3Hは挿入部分3Aの
長さを示すものであり、2Hは筒状空間の深さを示すも
のである。
【0017】上記構成の端部加工器具1(図2参照)は
以下のように使用される。フレキシブル管端部9aをケ
ーシング4の貫通穴4bおよび嵌合穴4aに挿通する。
そして、2分割した状態の半筒体21,22を合体させ
て、ケーシング4に挿通されているフレキシブル管端部
9aの谷状部分9cを合体して保持する。尚、フレキシ
ブル管端部9aの谷状部分9cの保持に際しては、半筒
体21,22を合体させて、半筒体21,22の小径突
出部21a,22aでフレキシブル管9の谷状部分9c
を挟んで保持する。
【0018】上記のようにフレキシブル管端部9aを保
持した保持部材2はこの状態でケーシング4の嵌合穴4
aに嵌合し、蝶螺子41を締めつけてケーシング4aに
固定する。
【0019】次に、プレス部材2(図3参照)の突出嵌
合体32をフレキシブル管端部9a開口に内嵌する位置
まで筒状空間2aに挿入する。これによって、フレキシ
ブル管端部9aの先端はプレス部材2の先端面32に接
し、また、フレキシブル管端部9aの谷状部分9cは小
径突出部21,22によって保持される。即ち、フレキ
シブル管端部9aの山状部分はプレス部材3の先端面3
3と、小径突出部21a,22aの上縁とに挟まれた状
態となる。
【0020】この状態で、プレス部材3の柄3Bの頭部
34をハンマで叩くと、先端面33はフレキシブル管端
部9aを潰しはじめる。この潰しはじめたフレキシブル
管端部9aには突出嵌合体32が内嵌されているため
に、フレキシブル管端部9aは内側に向かって潰れずに
外向きに潰れはじめる。さらに、ハンマで頭部34を叩
き続けると、やがて、図4に示すように、フレキシブル
管端部9aは潰れてプレス部材3の段部31は保持部材
2の上縁2bと当接する。
【0021】上記プレス部材3の段部31と保持部材2
の上縁2bとが当接している状態では柄3Bの頭部34
をハンマで叩いても、段部31が保持部材2の上縁2b
と当接し、フレキシブル管端部9aはこれ以上に潰れな
い。さらに、当接状態でのプレス部材2の先端面33と
小径突出部21a,22aとの間に形成される間隙の大
きさは加工すべき鍔状9bの厚みと同じであるので、常
に適切な厚みにフレキシブル管端部9bを潰すことがで
き、叩き過ぎて鍔状9bが潰れてしまうという失敗がな
くなる。即ち、段部31が保持部材2の上縁2bに当接
するまでプレス部材2の頭部34を叩くという簡単な動
作で、だれにでも適切な厚みの鍔状9bを形成すること
ができる。
【0022】また、図5は、プレス部材3の先端面33
から段部31までの距離を保持部材2の筒状空間2aの
深さ(筒状空間2aの上縁2bから小径突出部21a,
22aの上縁に至る深さ)と同じに形成されている場合
を示している。この場合には段部31と保持部材2の上
縁2bとの間隔が、プレス部材3の先端面33から小径
突出部21a,22aの上縁2bまでの間隔に等しくな
り、外観から知ることのできる段部31と保持部材2の
上縁2bとの間隔で、フレキシブル管端部9aの潰し具
合を知ることができ、フレキシブル管9を端部加工器具
1から外すことなく、所望の潰し具合で鍔状9bを形成
することができる。
【0023】また、図6は、プレス部材2の先端面32
から段部31の形成位置までの距離を、保持部材2の上
縁2bから小径突出部21a,22aの上縁面に至る長
さより鍔状9bの厚みを差し引き、これに小径突出部2
1a,22aの上縁が圧入(プレス部材3の頭部34を
叩くことにより上縁2に加わる力)により圧入方向に歪
む歪幅の許容限界歪幅を加えた長さにしている。
【0024】このように構成されているので、小径突出
部21a,22aの歪幅が許容歪幅以下である時には、
作業終了時点で段部31と保持部材2の上縁2bとの間
に間隙が残る。一方、小径突出部21a,22aの歪幅
が許容歪幅以上になると、作業終了に至る時点で段部3
1が保持部材2の上縁2bに当接する。これにより、歪
み過ぎた保持部材2の交換時期を知ることができる。
尚、小径突出部21a,22aの上縁が許容限界歪幅以
上に歪んだ場合に、これを使用すると、フレキシブル管
端部9aに形成される鍔状9bはその厚みが不均一にな
ったり、或いは、潰し足らなかったりする。
【0025】
【発明の効果】請求項1に係るフレキシブル管に端部加
工器具によれば、外観から知ることができる段部の位置
がプレス部材の圧入度合いに対応しているので、この段
部の位置を知ることによって、フレキシブル管を端部加
工器具から取り外すことなく、フレキシブル管の端部の
潰れ具合を、把握することができ、非常に扱いやすいも
のとなる。
【0026】また、請求項2に係るフレキシブル管の端
部加工器具によれば、フレキシブル管の端部を潰すプレ
ス部材の先端面から段部形成位置までの距離を筒状空間
の深さと同じに構成しているので、圧入完了時に段部と
筒状空間の上縁との間隔が鍔状の厚みと同じになり、こ
の間隔からプレス部材に潰された鍔状の厚みを知ること
ができ、端部加工器具からフレキシブル管を取り外すこ
となく、フレキシブル管の端部の潰れ具合を所望の潰れ
具合に調整し、所望の厚みの鍔状を形成することができ
る。
【0027】さらに、請求項3に係るフレキシブル管の
端部加工器具によれば、段部を保持部材の上縁に当接さ
せた状態で、プレス部材の先端と小径突出部の上縁との
間隔が加工すべき鍔状の厚みと等しくなるので、当接す
る位置まで、プレス部材を圧入すると、常に適切な厚み
にフレキシブル管の端部を潰すことができ、叩き過ぎで
鍔状が潰れてしまうことがない。即ち、段部が当接する
まで圧入するといった簡単な動作で、だれにでも適切な
厚みの鍔状を形成することができる。
【0028】また、請求項4に係るフレキシブル管の端
部加工器具によれば、圧入による小径突出部の圧入方向
への歪幅が許容限界歪幅を越えると、作業終了時点で、
段部と筒状空間を形成する壁面の上縁とが当接状態とな
り、この当接した時点で、フレキシブル管を保持する半
筒状の部材の交換時期となる。これによって適切な交換
時期に半筒状の部材を交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレキシブル管の端部加工器具を
示す斜視図である。
【図2】本発明に係るフレキシブル管の端部加工器具の
断面図である。
【図3】本発明に係るフレキシブル管の端部加工器具の
使用状態の断面図である。
【図4】プレス部材の挿入部分の長さを、保持部材の筒
状空間の深さよりも鍔状の厚みだけ短く形成したフレキ
シブル管の端部加工器具の断面図である。
【図5】プレス部材の挿入部分の長さを保持部材の筒状
空間の深さと同じに形成したフレキシブル管の端部加工
器具の断面図である。
【図6】プレス部材の挿入部分の長さを、保持部材の上
縁から小径突出部の上縁に至る長さより鍔状の厚みを差
し引き、さらに、これに許容限界歪幅を加えた長さに形
成したフレキシブル管の端部加工器具の断面図である。
【図7】フレキシブル管およびその端部に形成される鍔
状を説明する説明図である。
【図8】従来のフレキシブル管の端部加工器具を説明す
る斜視図である。
【符号の説明】
1 フレキシブル管の端部加工器具 2 保持部材 21,22 半筒体 21a,22a 小径突出部 3 プレス部材 33 先端面 9 フレキシブル管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2分割構成された半筒状の部材を合体さ
    せて、半筒状の部材の底部に形成された小径突出部でフ
    レキシブル管の谷状部分を保持しつつ、合体形成された
    筒状空間に、杭状のプレス部材を圧入して上記筒状空間
    に保持されているフレキシブル管の端部をプレス部材の
    先端で押し潰して鍔状に加工するように構成されたフレ
    キシブル管の端部加工器具において、 プレス部材の側面に上記筒状空間の断面よりも大きな断
    面の段部を形成してこの段部の位置によって上記筒状空
    間内におけるフレキシブル管の端部の潰れ具合を把握す
    るように構成したことを特徴とするフレキシブル管の端
    部加工器具。
  2. 【請求項2】 プレス部材の先端から段部形成位置まで
    の距離を、上記筒状空間の深さと同じに構成した請求項
    1に記載のフレキシブル管の端部加工器具。
  3. 【請求項3】 プレス部材の先端から段部形成位置まで
    の距離を、上記筒状空間の深さよりも鍔の厚みだけ短く
    構成した請求項1に記載のフレキシブル管の端部加工器
    具。
  4. 【請求項4】 プレス部材の先端から段部形成位置まで
    の距離を、上記筒状空間の上部開口縁から小径突出部の
    上縁面に至る長さより加工すべき鍔状の厚みを差し引
    き、さらに、これに小径突出部の上縁面の圧入による歪
    みの許容限界歪幅を加えた長さに形成してなる請求項1
    に記載のフレキシブル管の端部加工器具。
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