JPH09136896A - アシル化されたシユクロースモノカルボン酸類 - Google Patents

アシル化されたシユクロースモノカルボン酸類

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JPH09136896A
JPH09136896A JP8315665A JP31566596A JPH09136896A JP H09136896 A JPH09136896 A JP H09136896A JP 8315665 A JP8315665 A JP 8315665A JP 31566596 A JP31566596 A JP 31566596A JP H09136896 A JPH09136896 A JP H09136896A
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acid
sucrose monocarboxylic
acylated
sucrose
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Sonja Dr Ehrhardt
ゾンヤ・エールハルト
Markwart Kunz
マルクバルト・クンツ
Mohammed Dr Munir
モハマド・ムニア
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Suedzucker AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面活性剤および乳化剤として適しており且
つ容易に製造できるシュクロース誘導体を提供するこ
と。 【解決手段】 式 【化1】 [式中、R1、R2またはR3はCH2OHまたはCOOH
であり、そしてRはHまたはCO−R′であり、ここで
R′は(CH2)n−CH3であり、n=4−16である]
のアシル化されたシュクロースモノカルボン酸類。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はシュクロースモノカルボン酸類の
誘導体、それらの製造および表面活性物質としてのそれ
らの使用に関する。
【0002】シュクロースエステル類は、それらの両親
媒性の性質のために、工業用助剤および添加剤として広
く使用されている。それ故、酢酸シュクロース類は洗剤
分野において漂白活性化剤として使用されそしてシュク
ロース脂肪酸エステル類は表面活性化合物として使用さ
れている。工業的規模では、これらのエステル類は主に
多種のエステル交換法により合成される。溶媒法では、
シュクロースを塩基性触媒の存在下で例えばジメチルホ
ルムアミドまたはジメチルスルホキシドの如き溶媒中で
脂肪酸メチルエステル類と反応させる(JP 04,24
7,095)。マイクロエマルション方法では、脂肪酸
エステルを炭水化物の溶液中に乳化剤を用いて分散させ
る。反応が起きる前に溶媒を除去する(EP 0 254
376)。無溶媒法、いわゆる直接法では脂肪酸メチ
ルエステルをシュクロースおよび塩基性触媒と溶融状態
で反応させる(GB 1 399 053)。他の方法で
は、リパーゼ類(DE 34 30 944)が使用され
る。最後に、シュクロースのエステル化を塩化カルボニ
ル類および無水カルボン酸類を用いて行うことも知られ
ている。
【0003】既知のエステル交換法はそれらの実施およ
び生成物の単離の両者に関して非常に手間がかかる。圧
力および温度の反応パラメーターをしばしば変動させな
ければならず、そしてシュクロースエステル類を単離す
るためには数回の抽出および蒸留が必要である。さら
に、長い反応時間と組み合わされた高い反応温度は生成
物の望ましくない変色をもたらすかもしれない。この手
間のかかる方法で得られるシュクロースカルボン酸エス
テル類はモノ−およびジエステル類として表面活性性質
を示すが、それらの限定された水中での溶解度のために
それらは表面活性剤として限られた程度しか使用するこ
とができない。モノエステル類は冷水中にわずかしか溶
解せず、一方ジエステル類は水中に乳化しかできない。
【0004】3種の可能なシュクロースモノカルボン酸
類の特定の製造は最近可能になった(DE 43 07
388)。シュクロースモノカルボン酸類の誘導体は、
酢酸エステル類以外は、今までに記載されていない。他
の炭水化物酸類(carbohydrate acids)の記載されている
誘導体も主として酢酸エステル類であり、それらはしば
しば合成中間体として必要である。これらのアシル化さ
れた炭水化物酸類が非常に弱い表面活性性質しか有して
いないことはこれらの酸類のほとんどに共通である。他
のものに関しては、この点に関して何も知られていな
い。
【0005】本発明が基づく技術的問題は従って、上記
の欠点を克服し、すなわち表面活性剤および乳化剤とし
て適しており且つ容易に製造できるシュクロース誘導体
を提供することである。
【0006】この技術的問題は特許請求の範囲に記載さ
れているアシル化されたシュクロースモノカルボン酸
類、それらの製造方法および表面活性物質としてのそれ
らの使用を提供することにより解決される。本発明は従
って式I
【0007】
【化4】
【0008】[式中、R1、R2またはR3はCH2OHま
たはCOOHであり、そしてRはHまたはCO−R′で
あり、ここでR′は(CH2)n−CH3であり、n=4−
16である]のアシル化されたシュクロースモノカルボ
ン酸を提供する。本発明のシュクロース誘導体は従っ
て、R1、R2またはR3の中の1つの基がCOOHであ
り、R1、R2またはR3の中の他の2つの基が各々CH2
OHであり、そして少なくとも1つの基RがCO−R′
であり、ここでR′が(CH2)n−CH3に等しく、n=
4−16であることにより特徴づけられる。本発明は特
に長鎖脂肪族カルボン酸類C6〜C18またはそれらの混
合物でアシル化された1−O−(β−D−フルクトフラ
ヌロニル)−α−D−グルコピラノシド類(C6−シュク
ロースモノカルボン酸)、2−ケト−6−O−(α−D
−グルコピラノシル)−β−グルコフラノン酸類(C1
シュクロースモノカルボン酸)、1−O−(β−D−フ
ルクトフラノシル)−α−D−グルコピラヌロニド類
(C6′−シュクロースモノカルボン酸)を提供する。
【0009】これらの化合物は優れた表面活性性質を有
し、従って工業用助剤および添加剤として、例えば表面
活性剤、乳化剤、安定剤、軟化剤または溶解剤として、
広く使用することができる。
【0010】シュクロースモノカルボン酸類またはそれ
らの混合物を特定の脂肪酸または数種の長鎖脂肪族カル
ボン酸類C6〜C18を使用してエステル化することがで
きる。従って、本発明によりアシル化されたシュクロー
スモノカルボン酸は異なるR′基を有することができ
る。好適な態様では、本発明は特に−CO−R′がカプ
ロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸またはステアリン酸基であるアシ
ル化されたシュクロースモノカルボン酸に関する。
【0011】本発明はさらに、本発明のアシル化された
シュクロースモノカルボン酸類の少なくとも1種を含ん
でなる水溶液、石鹸、クリーナー、例えば洗浄(scourin
g)組成物または洗剤(シャンプー、耐久性洗剤、浴用添
加剤)、食品、化粧品、乳化液、懸濁液、ゼリー、クリ
ーム、ペーストおよび粉末にも関する。
【0012】本発明は特に、85重量%〜95重量%の
石英粉末、1重量%〜5重量%のアルカリ類(例えば曹
達、硼砂)、1重量%〜5重量%のポリ燐酸塩類、1重
量%〜5重量%の本発明に従う化合物またはそれらの混
合物および0重量%〜1重量%の活性塩素化合物を含ん
でなる洗浄組成物に関する。本発明はまた、10重量%
〜25重量%の本発明に従う化合物またはそれらの混合
物、20重量%〜60重量%の錯化剤、0重量%〜30
重量%の漂白剤、0重量%〜2重量%の漂白活性化剤、
0重量%〜5重量%の腐食抑制剤、0重量%〜0.3重
量%の光学的明色化剤、0重量%〜2重量%の抗再沈澱
剤、0重量%〜1重量%の酵素、0重量%〜0.2重量
%の香料および0重量%〜30重量%の充填剤を含んで
なる洗剤、特に耐久性洗剤にも関する。本発明はまた、
化粧品、例えば30重量%〜60重量%のアルコール、
0重量%〜1重量%の芳香剤、0.1重量%〜1重量%
の脱臭剤、0.5重量%〜5重量%の本発明に従う化合
物またはそれらの混合物および水を含んでなる脱臭剤に
も関する。
【0013】本発明に従う化合物は種々の適用形態で、
例えば食品、医薬品または衛生分野において使用するこ
とができる。適用形態はさらに特定の使用分野に適合さ
せなければならない。
【0014】本発明はさらに、式II
【0015】
【化5】
【0016】のシュクロースモノカルボン酸類またはそ
れらの混合物をピリジン中でカルボン酸基が−CO−
R′である無水カルボン酸または塩化カルボニルと反応
させることを特徴とする式Iのアシル化されたシュクロ
ースモノカルボン酸類の製造方法にも関し、ここで
1、R2、R3およびnは上記の意味を有する。好適な
態様では、本発明は0.003〜0.03モルのシュクロ
ースモノカルボン酸を単一成分としてまたはそれらの混
合物として、ピリジン中で、触媒を用いてまたは用いず
に、純粋形でまたはクロロホルム中に溶解させて使用で
きる0.003〜0.5モルの無水カルボン酸または塩化
カルボニルと反応させるアシル化されたシュクロースモ
ノカルボン酸類の製造方法にも関する。
【0017】本発明はまた、他の態様では、式IIのシュ
クロースモノカルボン酸類またはそれらの混合物とカル
ボン酸エステル類、好適にはメチルまたはエチルエステ
ル類、好適にはそれらの脂肪酸エステル類との反応を溶
媒なしで、特に炭酸カリウムおよびステアリン酸カリウ
ムの存在下で、行う本発明に従う化合物の製造方法にも
関する。本発明のこの態様では、0.003モル〜0.0
2モルの脂肪酸エステルおよび0.003モル〜0.03
モルのシュクロースモノカルボン酸またはそらの混合物
を使用することが特に好適である。
【0018】表面活性物質としての本発明に従う化合物
の適合性に関して特に重要である親水性対疎水性の比は
アルキル置換基およびアシル化度により調節される。本
発明に従う化合物のアシル化または置換度は存在するヒ
ドロキシル基の幾つがアシル化されたかを示す。アシル
化度は脂肪族カルボン酸誘導体対シュクロースモノカル
ボン酸のモル比により調節することができ、そして平均
値で示される。本発明に従い使用されるシュクロースモ
ノカルボン酸類は7つの遊離ヒドロキシル基を有し、第
8のヒドロキシル基はカルボン酸エステル形である。ア
シル化度は従って1〜7の間である。本発明に従うと、
アシル化度が3、特に好適には2であることが好ま
しい。
【0019】本発明の特に好適な態様では、アシル化さ
れたシュクロースモノカルボン酸類の製造用に無水物ま
たは酸塩化物として好ましく使用される化合物の中のカ
ルボン酸基はカプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸またはステアリ
ン酸基である。アシル化は、無水物または塩化物が使用
される時には、特に0℃〜100℃の間、好適には20
℃〜50℃の間、の温度において起きる。
【0020】本発明の他の好適な態様では、アシル化さ
れたシュクロースモノカルボン酸類の無溶媒製造用に使
用されるエチルまたはメチルエステル類は、特に、脂肪
酸類、好適にはカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸およびステアリン酸、のエステル類で
ある。アシル化は本発明に従う化合物の無溶媒製造では
100℃〜200℃の間、好適には120℃〜180℃
の間で行なう。
【0021】本発明はまた、さらに触媒が使用される上
記の方法にも関する。触媒として特に使用されるものは
4−(ジメチルアミノ)−ピリジンまたは炭酸カリウムと
ステアリン酸カリウムである。
【0022】本発明に従う方法により得られる化合物は
分光法、例えばIR、1H−および13C−NMR、によ
り分析される。関連する特性データは下記の通りであ
る:IRスペクトル:置換基の炭素−水素伸縮振動は2
900cm-1に位置し、エステルのカルボニル伸縮振動
は1720〜1750cm-1の範囲であり、カルボン酸
エステル伸縮振動は1660〜1710cm-1の範囲で
あり、そして炭素−酸素伸縮振動は1050〜1250
cm-1の範囲であり、1H−NMRスペクトル:置換基
信号は2.3ppmおよび0.9〜1.6ppmの範囲に
位置し、そして炭水化物信号は5.2〜5.7ppmの範
囲および3.4〜4.6ppmの範囲であり、13C−NM
R:カルボニル炭素原子の信号は175〜180ppm
の範囲に位置し、脂肪族置換基信号は14〜33ppm
の範囲であり、シュクロース骨格は103〜105pp
m、92〜94ppmおよび61〜83ppmの範囲で
ある。
【0023】本発明に従う化合物のアシル化度はプロト
ン比を使用して1H−NMR信号の積分により設定され
る。
【0024】下記の実施例は本発明を説明するものであ
る。
【0025】
【実施例】
実施例1: 触媒なしでの塩化カプロイルを用いる1−O−(β−D
−フルクトフラヌロニル)−α−D−グルコピラノシド
(C6−シュクロースモノカルボン酸)のアシル化 スタラー付きの温度調節可能な反応器の中で10g
(0.03モル)のC6−シュクロースモノカルボン酸を
500mlのピリジン中に溶解させる。0℃において、
8mlのクロロホルム中に溶解させた8.2ml(0.0
6モル)の塩化カプロイルを滴下する。25℃における
24時間後に、500mlの水を反応混合物に0℃にお
いて加え、そして混合物を真空下で(15hPa)濃縮
する。残渣を100mlの水中に加え、そして溶液を酢
酸エチル(4×50ml)で抽出しそして凍結乾燥す
る。生成物が無色の固体状で60重量%の収率で得られ
る(アシル化度1)。0.8重量%水溶液の表面張力は
54.3mN/mである。
【0026】実施例2: 触媒なしでの塩化カプロイルを用いる2−ケト−6−O
−(α−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコフラノ
ン酸(2-keto-6-O-(α-D-glucopyranosyl)-β-D-glucofr
anonic acid)(C1−シュクロースモノカルボン酸)の
アシル化 スタラー付きの温度調節可能な反応器の中で5g(0.
014モル)のC1−シュクロースモノカルボン酸を2
50mlのピリジン中に溶解させる。0℃において、4
mlのクロロホルム中に溶解させた4.1ml(0.03
モル)の塩化カプロイルを滴下する。25℃における2
4時間後に、250mlの水を反応混合物に0℃におい
て加え、そして混合物を真空下で(15hPa)濃縮す
る。残渣を75mlの水中に加え、そして溶液を酢酸エ
チル(4×30ml)で抽出しそして凍結乾燥する。生
成物が無色の固体状で58重量%の収率で得られる(ア
シル化度1)。0.8重量%水溶液の表面張力は54.1
mN/mである。
【0027】実施例3: 触媒なしでの塩化カプリロイルを用いる1−O−(β−
D−フルクトフラノシル)−α−D−グルコピラヌロニ
ド(C6−シュクロースモノカルボン酸)のアシル化 スタラー付きの温度調節可能な反応器の中で10g
(0.028モル)のC6′−シュクロースモノカルボン
酸類を500mlのピリジン中に溶解させる。0℃にお
いて、8.6ml(0.06モル)の塩化カプリロイルを
滴下する。25℃における48時間後に、500mlの
水を反応混合物に0℃において加え、そして混合物を真
空下で(15hPa)濃縮する。残渣を100mlの水
中に加え、そして溶液を酢酸エチル(4×50ml)で
抽出しそして凍結乾燥する。生成物が無色の固体状で5
5重量%の収率で得られる(アシル化度1)。1.4重
量%水溶液の表面張力は29.5mN/mである。
【0028】実施例4: 触媒なしでの塩化カプリロイルを用いるシュクロースモ
ノカルボン酸類のアシル化 スタラー付きの温度調節可
能な反応器の中で10g(0.03モル)のシュクロー
スモノカルボン酸類(混合物状のC6、C1およびC6
酸類、45:10:45重量比)を500mlのピリジ
ン中に溶解させる。0℃において、8.6ml(0.06
モル)の塩化カプリロイルを滴下する。25℃における
48時間後に、500mlの水を反応混合物に0℃にお
いて加え、そして混合物を真空下で(15hPa)濃縮
する。残渣を100mlの水中に加え、そして溶液を酢
酸エチル(4×50ml)で抽出しそして凍結乾燥す
る。生成物が無色の固体状で55重量%の収率で得られ
る(アシル化度1)。1.6重量%水溶液の表面張力は
29.2mN/mである。
【0029】実施例5: 無水カプリン酸を用いるシュクロースモノカルボン酸類
の接触アシル化 スタラー付きの温度調節可能な反応器の中で5g(0.
014モル)のシュクロースモノカルボン酸類(混合物
状のC6、C1およびC6′酸類、40:10:50重量
比)を200mlのピリジン中に溶解させ、そして0.
9g(0.007モル)の4−(ジメチルアミノ)ピリジ
ンを加える。0℃において、18.4ml(0.05モ
ル)の無水カプリン酸を滴下する。40℃における48
時間後に、200mlの水を反応混合物に0℃において
加え、そして混合物を真空下で(15hPa)濃縮す
る。残渣を100mlの水中に加え、そして溶液を酢酸
エチル(5×50ml)で抽出しそして凍結乾燥する。
生成物がわずかに着色した固体状で55重量%の収率で
得られる(アシル化度1.5)。0.7重量%水溶液の表
面張力は24.2mN/mである。
【0030】実施例6: 塩化ラウロイルを用いるシュクロースモノカルボン酸類
の接触アシル化 スタラー付きの温度調節可能な反応器の中で5g(0.
014モル)のシュクロースモノカルボン酸類(混合物
状のC6、C1およびC6′酸類、50:5:45重量
比)を200mlのピリジン中に溶解させ、そして1.
5g(0.012モル)の4−(ジメチルアミノ)ピリジ
ンを加える。0℃において、7mlのクロロホルム中に
溶解させた6.6ml(0.03モル)の塩化ラウロイル
を滴下する。25℃における48時間後に、200ml
の水を反応混合物に0℃において加え、そして混合物を
真空下で(15hPa)濃縮する。残渣を100mlの
水中に加え、そして溶液を酢酸エチル(5×50ml)
で抽出しそして凍結乾燥する。生成物がわずかに着色し
た固体状で55重量%の収率で得られる(アシル化度
1)。1重量%水溶液の表面張力は28.9mN/mで
ある。
【0031】実施例7: 塩化ラウロイルを用いるシュクロースモノカルボン酸類
の接触アシル化 スタラー付きの温度調節可能な反応器の中で5g(0.
014モル)のシュクロースモノカルボン酸類(混合物
状のC6、C1およびC6′酸類、50:5:45重量
比)を200mlのピリジン中に溶解させ、そして0.
9g(0.007モル)の4−(ジメチルアミノ)ピリジ
ンを加える。0℃において、25mlのクロロホルム中
に溶解させた23.8ml(0.1モル)の塩化ラウロイ
ルを滴下する。25℃における48時間後に、200m
lの水を反応混合物に0℃において加え、そして混合物
を真空下で(15hPa)濃縮する。残渣を100ml
の酢酸エチル中に加え、そして溶液を水(4×25m
l)で抽出し、乾燥しそして濃縮する。生成物がわずか
に着色した固体状で70重量%の収率で得られる(アシ
ル化度5)。
【0032】実施例8: パルミチン酸メチルを用いるシュクロースモノカルボン
酸類の無溶媒アシル化 スタラー付きの温度調節可能な反応器の中で10g
(0.028モル)のシュクロースモノカルボン酸類
(混合物状のC6、C1およびC6′酸類、50:5:4
5重量比)、5.4g(0.022モル)のパルミチン酸
メチル、0.81g(0.002モル)のステアリン酸カ
リウムおよび0.15g(0.001モル)の炭酸カリウ
ムの混合物を2−スクリュー押し出し機により反応器の
中に押し出しそして100ミリバールにおいて60分間
にわたり160℃に加熱する。生じた粗製生成物を10
0mlの水中に懸濁させそして濾過し、濾液をジエチル
エーテル(3×50ml)で抽出しそして次に凍結乾燥
する。凍結乾燥物をソックスレー装置の中で8時間にわ
たり沸騰ブタノールで抽出する。生成物が濃縮された抽
出相からわずかに着色した固体状で45重量%の収率で
得られる(アシル化度1)。1重量%水溶液の表面張力
は35mN/mである。
【0033】実施例9: 表面張力の測定 本発明に従う化合物、特にアシル化度3のもの、は表
面活性性質を有する。表1はどのようにして本発明に従
う化合物が水の表面張力を減少させるかを示す。本発明
に従うアシル化されたシュクロースモノカルボン酸類の
水溶液の表面張力σをウィルヘルミイ法により25℃に
おいて測定した。本発明に従う化合物は表1ではアシル
化用に使用された脂肪酸の塩として短縮形で示されてい
る(DSは置換度を意味し、重量%の数値は溶液の濃度
に関する)。
【0034】
【表1】
【0035】本発明に従う化合物によりもたらされる水
の表面張力における減少により、これらの化合物は洗
剤、リンス剤およびクリーナー中での使用に、そして例
えば食品、甘味料および医薬品の分野における乳化剤と
して特に適する。
【0036】実施例10: アシル化されたシュクロースモノカルボン酸類を使用す
るスーダンレッドBの水中での溶解 種々の濃度のアシル化されたシュクロースモノカルボン
酸類の溶液(20mlの水中の0.06g、0.12gお
よび0.24g)を0.01gのスーダンレッドBと各々
混合した。染料を超音波分散させた。懸濁液を次に70
00rpmで60分間遠心しそして膜−濾過した(再生
セルロース、0.2μm)。透明な上澄み溶液の吸光度
を516nmの波長で光度により測定した(キュベット
長さ1cm)。エステル溶液のように予備処理されたス
ーダンレッドBの水中溶液(20ml中0.01g)を
0サンプルとして使用した。表2は一例としてシュクロ
ースモノカルボン酸のカプリル酸エステルに関する結果
を示す(アシル化度1)。
【0037】
【表2】
【0038】この表は本発明に従う化合物が優れた溶解
性を有することを示している。これらの化合物は従って
例えば洗剤、リンス剤およびクリーナー用に適する。
【0039】実施例11: シャンプーの製造 100gのシャンプーを製造するために、10gの本発
明に従う化合物(C6−、C1−およびC6′−シュクロ
ースモノカルボン酸類のラウリン酸エステル)、15g
のテゴベタイン、2gのNaCl、0.2gの防腐剤お
よび0.5gの香油を混合しそして水で100gとす
る。皮膚および毛髪と適合する非常に有効なシャンプー
が得られる。
【0040】実施例12: 洗浄組成物の製造: 100gの洗浄組成物を製造するために、4gの本発明
に従う化合物(C6−、C1−およびC6′−シュクロー
スモノカルボン酸類のカプリン酸エステル)、2gのオ
クタデシルポリエチレングリコールエーテル、5gの三
燐酸五ナトリウム、1gの芳香剤を混合しそして石英粉
末で100gとする。
【0041】実施例13: 洗剤の製造:100gの洗剤を製造するために、20g
の本発明に従う化合物(C6−、C1−およびC6′−シ
ュクロースモノカルボン酸類のラウリン酸エステル)、
20gの錯化剤(ゼオライト)、0.5gのプロテアー
ゼ類、4gのクエン酸ナトリウム、10gのエタノー
ル、場合により香料および染料を混合しそして水で10
0gとする。
【0042】実施例14: 浴用添加剤の製造:100gの浴用添加剤を製造するた
めに、25gの本発明に従う化合物(C6−、C1−およ
びC6′−シュクロースモノカルボン酸類のラウリン酸
エステル)、5gのやし脂肪酸エタノールアミド、6g
のアーモンド油、1gの塩化ナトリウム、0.4gの防
腐剤、1gのヘキサデカノール、2gの香料を混合しそ
して水で100gとする。
【0043】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0044】1.式I
【0045】
【化6】
【0046】[式中、R1、R2またはR3はCH2OHま
たはCOOHであり、そしてRはHまたはCO−R′で
あり、ここでR′は(CH2)n−CH3であり、n=4−
16である]のアシル化されたシュクロースモノカルボ
ン酸類。
【0047】2.アシル化されシュクロースモノカルボ
ン酸類が異なるR′基を有することを特徴とする、上記
1のアシル化されたシュクロースモノカルボン酸類。
【0048】3.−CO−R′がカプロン酸、カプリル
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸またはステアリン酸残基であることを特徴とする、
上記1または2のアシル化されたシュクロースモノカル
ボン酸類。
【0049】4.アシル化度が2であることを特徴と
する、上記1〜3のいずれかのアシル化されたシュクロ
ースモノカルボン酸類。
【0050】5.上記1〜4のいずれかのアシル化され
たシュクロースモノカルボン酸類の少なくとも1種を含
有する水溶液。
【0051】6.上記1〜4のいずれかのアシル化され
たシュクロースモノカルボン酸類の少なくとも1種を含
有する粉末。
【0052】7.式II
【0053】
【化7】
【0054】のシュクロースモノカルボン酸類またはそ
れらの混合物をピリジン中でカルボン酸残基が−CO−
R′である無水カルボン酸または塩化カルボニルと反応
させることを特徴とし、ここでR1、R2、R3およびn
は上記1に示された意味を有する、上記1〜4のいずれ
かのアシル化されたシュクロースモノカルボン酸類の製
造方法。
【0055】8.カルボン酸残基−CO−R′がカプロ
ン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸またはステアリン酸基であることを
特徴とする、上記7の方法。
【0056】9.反応を0℃〜100℃、特に20℃〜
50℃において行なうことを特徴とする、上記7または
8の方法。
【0057】10.式II
【0058】
【化8】
【0059】のシュクロースモノカルボン酸類またはそ
れらの混合物をカルボン酸残基が−CO−R′であるカ
ルボン酸エステル類と無溶媒接触反応させることを特徴
とし、ここでR1、R2、R3およびnは上記1に示され
た意味を有する、上記1〜4のいずれかのアシル化され
たシュクロースモノカルボン酸類の製造方法。
【0060】11.カルボン酸エステル類が特にカプリ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸または
ステアリン酸であるカルボン酸類のメチルまたはエチル
エステル類であることを特徴とする、上記10の方法。
【0061】12.反応を100℃〜200℃におい
て、特に120℃〜180℃において行なうことを特徴
とする、上記10または11の方法。
【0062】13.触媒を使用することを特徴とする、
上記7〜12のいずれかの方法。
【0063】14.触媒が4−(ジメチルアミノ)−ピリ
ジンまたは炭酸カリウムとステアリン酸カリウムである
ことを特徴とする、上記7〜13のいずれかの方法。
【0064】15.上記1〜4のいずれかのアシル化さ
れたシュクロースモノカルボン酸類の少なくとも1種を
含有する洗剤。
【0065】16.表面活性物質としてまたは洗剤、リ
ンス剤およびクリーナー中の添加剤としての上記1〜4
のいずれかのアシル化されたシュクロースモノカルボン
酸類の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルクバルト・クンツ ドイツ67550ボルムス・ケルナーシユトラ ーセ8 (72)発明者 モハマド・ムニア ドイツ67271キンデンハイム・アムキンダ ーバツハ1

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 [式中、 R1、R2またはR3はCH2OHまたはCOOHであり、
    そしてRはHまたはCO−R′であり、ここでR′は
    (CH2)n−CH3であり、n=4〜16である]のアシ
    ル化されたシュクロースモノカルボン酸類。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアシル化されたシュク
    ロースモノカルボン酸類の少なくとも1種を含有する水
    溶液。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のアシル化されたシュク
    ロースモノカルボン酸類の少なくとも1種を含有する粉
    末。
  4. 【請求項4】 式II 【化2】 [式中、R1、R2、R3およびRは請求項1に記載の意
    味を有する]のシュクロースモノカルボン酸類またはそ
    れらの混合物をピリジン中でカルボン酸残基が−CO−
    R′(ここでR′は請求項1に記載の意味を有する)で
    ある無水カルボン酸または塩化カルボニルと反応させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のアシル化されたシュ
    クロースモノカルボン酸類の製造方法。
  5. 【請求項5】 式II 【化3】 [式中、R1、R2、R3およびRは請求項1に記載の意
    味を有する]のシュクロースモノカルボン酸類またはそ
    れらの混合物をカルボン酸残基が−CO−R′(ここ
    で、R′は請求項1に記載の意味を有する)であるカル
    ボン酸エステル類と無溶媒接触反応させることを特徴と
    する請求項1に記載のアシル化されたシュクロースモノ
    カルボン酸類の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のアシル化されたシュク
    ロースモノカルボン酸類の少なくとも1種を含有する洗
    剤。
  7. 【請求項7】 表面活性物質としてまたは洗剤、リンス
    剤およびクリーナー中の添加剤としての請求項1に記載
    のアシル化されたシュクロースモノカルボン酸類の使
    用。
JP8315665A 1995-11-14 1996-11-13 アシル化されたシユクロースモノカルボン酸類 Pending JPH09136896A (ja)

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