JPH09137111A - 記録用水性インク及びインクジェット記録方法 - Google Patents
記録用水性インク及びインクジェット記録方法Info
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- JPH09137111A JPH09137111A JP31956095A JP31956095A JPH09137111A JP H09137111 A JPH09137111 A JP H09137111A JP 31956095 A JP31956095 A JP 31956095A JP 31956095 A JP31956095 A JP 31956095A JP H09137111 A JPH09137111 A JP H09137111A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液安定性に優れ、目詰まり等を起こすことの
ない記録用水性インク及びインクジェット記録方法を提
供する。 【解決手段】 染料を水又は水と有機溶剤との混合溶媒
に溶解し、pH調整剤を添加してなる記録用水性インク
において、上記pH調整剤が、トリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタンであり、pHが、8〜10に調整され
ている記録用水性インク及びそれを用いたインクジェッ
ト記録方法。
ない記録用水性インク及びインクジェット記録方法を提
供する。 【解決手段】 染料を水又は水と有機溶剤との混合溶媒
に溶解し、pH調整剤を添加してなる記録用水性インク
において、上記pH調整剤が、トリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタンであり、pHが、8〜10に調整され
ている記録用水性インク及びそれを用いたインクジェッ
ト記録方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用水性インク
及びインクジェット記録方法に関するものである。
及びインクジェット記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、例えば、静
電吸引方法、圧電素子を用いてインクに機械的振動又は
変位を与える方法、インクを加熱することにより気泡を
発生させ、このときに発生する圧力を利用する方法等、
種々のインク吐出方法により、インク滴を形成し、これ
らの一部又は全部を紙等の被記録材に付着させて記録を
行うものである。
電吸引方法、圧電素子を用いてインクに機械的振動又は
変位を与える方法、インクを加熱することにより気泡を
発生させ、このときに発生する圧力を利用する方法等、
種々のインク吐出方法により、インク滴を形成し、これ
らの一部又は全部を紙等の被記録材に付着させて記録を
行うものである。
【0003】このようなインクジェット記録方法に使用
するインク組成物としては、各色を呈する水溶性顔料又
は水溶性染料を、水、又は、水と水溶性有機溶剤との混
合溶媒に分散又は溶解してなる顔料インク組成物又は染
料インク組成物が知られている。
するインク組成物としては、各色を呈する水溶性顔料又
は水溶性染料を、水、又は、水と水溶性有機溶剤との混
合溶媒に分散又は溶解してなる顔料インク組成物又は染
料インク組成物が知られている。
【0004】インクジェット記録用インク組成物には、
記録装置のヘッド先端部やインク流路内で目詰まりを起
こさないこと、保存中に物性変化又は固形分の析出を生
じないこと、鮮明な色調で充分に高い濃度の記録画像を
与えること、被記録材の種類を制限せずに記録が行える
こと、被記録材への定着速度が速いこと、耐水性、耐光
性、耐溶剤性、耐摩耗性に優れていること、解像度の優
れた画像を与えること、粘度、表面張力等の物性値が適
正範囲内にあること等の性能が要求される。なかでも、
記録装置のヘッド先端部やインク流路内で目詰まりを起
こしたりせず、沈殿物が発生したりしない液安定性が重
要である。
記録装置のヘッド先端部やインク流路内で目詰まりを起
こさないこと、保存中に物性変化又は固形分の析出を生
じないこと、鮮明な色調で充分に高い濃度の記録画像を
与えること、被記録材の種類を制限せずに記録が行える
こと、被記録材への定着速度が速いこと、耐水性、耐光
性、耐溶剤性、耐摩耗性に優れていること、解像度の優
れた画像を与えること、粘度、表面張力等の物性値が適
正範囲内にあること等の性能が要求される。なかでも、
記録装置のヘッド先端部やインク流路内で目詰まりを起
こしたりせず、沈殿物が発生したりしない液安定性が重
要である。
【0005】顔料インク組成物は、耐候性に優れるが、
顔料は溶媒中に分散しているので、液安定性が悪く、長
期間保存すると、顔料の分散が不安定となり凝集が起こ
る。このため、インクジェット記録装置のヘッド先端部
等で目詰まりを起こしやすい。そこで、特開平1−20
4979号公報等に開示されているように、顔料インク
組成物の構成内容を規定したり、特開昭64−6074
号公報、特開平5−125306号公報等に開示されて
いるように、水性顔料インクのpHを制御することによ
り改良が図られているが、インクジェット記録用インク
としての使用に充分に耐えうるものではない。
顔料は溶媒中に分散しているので、液安定性が悪く、長
期間保存すると、顔料の分散が不安定となり凝集が起こ
る。このため、インクジェット記録装置のヘッド先端部
等で目詰まりを起こしやすい。そこで、特開平1−20
4979号公報等に開示されているように、顔料インク
組成物の構成内容を規定したり、特開昭64−6074
号公報、特開平5−125306号公報等に開示されて
いるように、水性顔料インクのpHを制御することによ
り改良が図られているが、インクジェット記録用インク
としての使用に充分に耐えうるものではない。
【0006】染料インク組成物は、顔料インク組成物に
比べて耐候性は劣るものの、記録装置のヘッド先端部や
インク流路内での目詰まりを起こしにくいので、インク
ジェット記録用インクとして広く使用されている。この
ような染料インク組成物としては、さまざまな化学構造
を有する水溶性染料を水、又は、水と水溶性有機溶剤と
の混合溶媒に溶解させた水性インク組成物が多い。
比べて耐候性は劣るものの、記録装置のヘッド先端部や
インク流路内での目詰まりを起こしにくいので、インク
ジェット記録用インクとして広く使用されている。この
ような染料インク組成物としては、さまざまな化学構造
を有する水溶性染料を水、又は、水と水溶性有機溶剤と
の混合溶媒に溶解させた水性インク組成物が多い。
【0007】このような水性染料インク組成物は、液性
が中性付近以下であると、染料の溶解性が低下し、染料
の析出を生じたり、逆に強アルカリ性であると、インク
ジェット記録装置に使用されている部材、特に、有機材
料からなる部材の変形を引き起こしたり、部材を構成す
る有機材料がインク中に溶出したりして好ましくない。
また、角膜を侵す等の悪影響を人体に及ぼすので、イン
クのpHを弱アルカリ性に調整するため、KOH、Na
OH等の無機塩や緩衝作用を有する無機塩成分等のpH
調整剤が用いられているものもある。
が中性付近以下であると、染料の溶解性が低下し、染料
の析出を生じたり、逆に強アルカリ性であると、インク
ジェット記録装置に使用されている部材、特に、有機材
料からなる部材の変形を引き起こしたり、部材を構成す
る有機材料がインク中に溶出したりして好ましくない。
また、角膜を侵す等の悪影響を人体に及ぼすので、イン
クのpHを弱アルカリ性に調整するため、KOH、Na
OH等の無機塩や緩衝作用を有する無機塩成分等のpH
調整剤が用いられているものもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無機塩
類を含む水性染料インク組成物では、無機塩成分がイン
クジェット記録装置のヘッド先端部で析出しやすく、目
詰まりの原因となる。また、長期にわたりインクを使用
した場合は、pH調整剤添加の効果が弱くなるので、p
Hが低下し、染料が析出して液安定性が悪くなる。
類を含む水性染料インク組成物では、無機塩成分がイン
クジェット記録装置のヘッド先端部で析出しやすく、目
詰まりの原因となる。また、長期にわたりインクを使用
した場合は、pH調整剤添加の効果が弱くなるので、p
Hが低下し、染料が析出して液安定性が悪くなる。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、液安定性に優れ、目詰まり等を
起こすことのない記録用水性インク及びインクジェット
記録方法を提供することを目的とするものである。
になされたものであり、液安定性に優れ、目詰まり等を
起こすことのない記録用水性インク及びインクジェット
記録方法を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、染料を水又
は水と水溶性有機溶剤との混合溶媒に溶解し、pH調整
剤を添加してなる記録用水性インクにおいて、上記pH
調整剤が、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンで
あり、pHが、8〜10に調整されている記録用水性イ
ンクにより達成することができる。以下に本発明を詳述
する。
は水と水溶性有機溶剤との混合溶媒に溶解し、pH調整
剤を添加してなる記録用水性インクにおいて、上記pH
調整剤が、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンで
あり、pHが、8〜10に調整されている記録用水性イ
ンクにより達成することができる。以下に本発明を詳述
する。
【0011】本発明で使用される染料としては、水溶性
染料であれば特に限定されず、例えば、直接染料、酸性
染料、反応性染料等を挙げることができる。特に、イン
クジェット記録用インクとして好適で、鮮明性、水溶
性、安定性、耐光性等の性能を満たすものとしては、例
えば、以下のようなものを挙げることができる。
染料であれば特に限定されず、例えば、直接染料、酸性
染料、反応性染料等を挙げることができる。特に、イン
クジェット記録用インクとして好適で、鮮明性、水溶
性、安定性、耐光性等の性能を満たすものとしては、例
えば、以下のようなものを挙げることができる。
【0012】カラーインデックスナンバー・ダイレクト
ブラック17、19、32、51、71、108、14
6、154、168;カラーインデックスナンバー・ダ
イレクトブルー6、22、25、71、86、90、1
06、199;カラーインデックスナンバー・ダイレク
トレッド1、4、17、28、83、227;カラーイ
ンデックスナンバー・ダイレクトイエロー12、24、
26、86、98、132、142。
ブラック17、19、32、51、71、108、14
6、154、168;カラーインデックスナンバー・ダ
イレクトブルー6、22、25、71、86、90、1
06、199;カラーインデックスナンバー・ダイレク
トレッド1、4、17、28、83、227;カラーイ
ンデックスナンバー・ダイレクトイエロー12、24、
26、86、98、132、142。
【0013】カラーインデックスナンバー・ダイレクト
オレンジ34、39、44、46、60;カラーインデ
ックスナンバー・ダイレクトバイオレット47、48;
カラーインデックスナンバー・ダイレクトブラウン10
9; カラーインデックスナンバー・ダイレクトグリー
ン59。
オレンジ34、39、44、46、60;カラーインデ
ックスナンバー・ダイレクトバイオレット47、48;
カラーインデックスナンバー・ダイレクトブラウン10
9; カラーインデックスナンバー・ダイレクトグリー
ン59。
【0014】カラーインデックスナンバー・アシッドブ
ラック2、7、24、26、31、52、63、11
2、118;カラーインデックスナンバー・アシッドブ
ルー9、22、40、59、93、102、104、1
17、120、167、229、234;カラーインデ
ックスナンバー・アシッドレッド1、6、32、37、
51、52、80、85、87、92、94、115、
180、249、256、289、315、317。
ラック2、7、24、26、31、52、63、11
2、118;カラーインデックスナンバー・アシッドブ
ルー9、22、40、59、93、102、104、1
17、120、167、229、234;カラーインデ
ックスナンバー・アシッドレッド1、6、32、37、
51、52、80、85、87、92、94、115、
180、249、256、289、315、317。
【0015】カラーインデックスナンバー・アシッドイ
エロー11、17、23、25、29、42、61、7
1;カラーインデックスナンバー・アシッドオレンジ
7、19;カラーインデックスナンバー・アシッドバイ
オレット49;カラーインデックスナンバー・フードブ
ラック1、2等。
エロー11、17、23、25、29、42、61、7
1;カラーインデックスナンバー・アシッドオレンジ
7、19;カラーインデックスナンバー・アシッドバイ
オレット49;カラーインデックスナンバー・フードブ
ラック1、2等。
【0016】上記染料の含有量は、得られる水性インク
全量に対して、0.1重量%以上が好ましい。0.1重
量%未満であると、被記録材に記録された画像が充分な
濃さ、色調の鮮やかさを得ることができない。一般に、
水溶性染料の含有量は、インク組成物全量に対して、
0.1〜10重量%であるが、本発明の記録用水性イン
クにおいては、染料の含有量が10重量%を超えても、
得られる水性インクは液安定性に優れ、沈殿物を生じな
い。
全量に対して、0.1重量%以上が好ましい。0.1重
量%未満であると、被記録材に記録された画像が充分な
濃さ、色調の鮮やかさを得ることができない。一般に、
水溶性染料の含有量は、インク組成物全量に対して、
0.1〜10重量%であるが、本発明の記録用水性イン
クにおいては、染料の含有量が10重量%を超えても、
得られる水性インクは液安定性に優れ、沈殿物を生じな
い。
【0017】本発明で使用される溶媒は、水又は水と水
溶性有機溶剤との混合溶媒である。上記水としては、種
々のイオンを含有する一般の水ではなく、脱イオン水を
使用することが好ましい。
溶性有機溶剤との混合溶媒である。上記水としては、種
々のイオンを含有する一般の水ではなく、脱イオン水を
使用することが好ましい。
【0018】上記水と水溶性有機溶剤との混合溶媒にお
いて、上記水溶性有機溶剤は、インクの乾燥を防止する
ために用いられる。インク組成物中の水溶性有機溶剤の
含有量は、一般的にはインクの全量に対して重量%で0
〜95重量%、好ましくは、10〜80重量%、より好
ましくは、10〜50重量%である。このときの水の含
有量は、上記水溶性有機溶剤の種類、その組成、又は、
所望されるインクの特性に依存して広い範囲で決定され
るが、インクの全量に対して、一般に10〜95重量
%、好ましくは、10〜70重量%、より好ましくは、
20〜70重量%である。
いて、上記水溶性有機溶剤は、インクの乾燥を防止する
ために用いられる。インク組成物中の水溶性有機溶剤の
含有量は、一般的にはインクの全量に対して重量%で0
〜95重量%、好ましくは、10〜80重量%、より好
ましくは、10〜50重量%である。このときの水の含
有量は、上記水溶性有機溶剤の種類、その組成、又は、
所望されるインクの特性に依存して広い範囲で決定され
るが、インクの全量に対して、一般に10〜95重量
%、好ましくは、10〜70重量%、より好ましくは、
20〜70重量%である。
【0019】上記水溶性有機溶剤としては特に限定され
ず、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n
−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−
ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、ter
t−ブチルアルコール等の低級アルコール類;ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;ア
セトン等のケトン類;ジアセトンアルコール等のケトア
ルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール等のポリアルキレングリコール類;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリプロピレングリコール、チオ
ジグリコール、ヘキシレングリコール等のアルキレング
リコール類;エチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーチル、
トリエチレングリコールモノエチルエーチル、トリエチ
レングリコールモノブチルエーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテル類;グリセリン、2−ピロリド
ン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン等が挙げられる。
ず、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n
−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−
ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、ter
t−ブチルアルコール等の低級アルコール類;ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;ア
セトン等のケトン類;ジアセトンアルコール等のケトア
ルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール等のポリアルキレングリコール類;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリプロピレングリコール、チオ
ジグリコール、ヘキシレングリコール等のアルキレング
リコール類;エチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーチル、
トリエチレングリコールモノエチルエーチル、トリエチ
レングリコールモノブチルエーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテル類;グリセリン、2−ピロリド
ン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン等が挙げられる。
【0020】本発明で使用されるpH調整剤は、トリス
(ヒドロキシメチル)アミノメタンである。上記トリス
(ヒドロキシメチル)アミノメタンの含有量は、使用す
る染料の酸性度により適宜決定される。
(ヒドロキシメチル)アミノメタンである。上記トリス
(ヒドロキシメチル)アミノメタンの含有量は、使用す
る染料の酸性度により適宜決定される。
【0021】上記トリス(ヒドロキシメチル)アミノメ
タンは、一般に使用されているpH調整剤である無機塩
等とは異なり、得られた水性インクを用いてインクジェ
ット記録装置で記録を行っても、トリス(ヒドロキシメ
チル)アミノメタン自体がヘッド先端部で固化したりす
ることなく、目詰まりしにくい。
タンは、一般に使用されているpH調整剤である無機塩
等とは異なり、得られた水性インクを用いてインクジェ
ット記録装置で記録を行っても、トリス(ヒドロキシメ
チル)アミノメタン自体がヘッド先端部で固化したりす
ることなく、目詰まりしにくい。
【0022】本発明の記録用水性インクは、pHが、8
〜10である。8未満であると、インクを長期保存した
場合に染料が析出しやすく、インクジェット記録装置の
ヘッド先端部やインク流路内での目詰まりの原因とな
り、10を超えると、インクジェット記録装置に使用さ
れている部材、特に、有機材料が用いられている部材が
変形したり、部材からインクに対して有機材料の溶出が
起こったり、強アルカリ性となるため、人体に悪影響を
及ぼすので、上記範囲に限定される。
〜10である。8未満であると、インクを長期保存した
場合に染料が析出しやすく、インクジェット記録装置の
ヘッド先端部やインク流路内での目詰まりの原因とな
り、10を超えると、インクジェット記録装置に使用さ
れている部材、特に、有機材料が用いられている部材が
変形したり、部材からインクに対して有機材料の溶出が
起こったり、強アルカリ性となるため、人体に悪影響を
及ぼすので、上記範囲に限定される。
【0023】本発明において、上記水性インクには、必
要に応じて、例えば、カチオン系、アニオン系、ノニオ
ン系の各種界面活性剤;ポリビニルアルコール、セルロ
ース類、水溶性樹脂等の粘度調整剤;表面張力調整剤;
防黴剤等、従来公知の添加剤を添加してもよい。また、
記録液を帯電する様式のインクジェット記録方法に使用
される水性インクを調合する場合には、塩化アンモニウ
ム等の無機塩類等の比抵抗調整剤を添加してもよい。
要に応じて、例えば、カチオン系、アニオン系、ノニオ
ン系の各種界面活性剤;ポリビニルアルコール、セルロ
ース類、水溶性樹脂等の粘度調整剤;表面張力調整剤;
防黴剤等、従来公知の添加剤を添加してもよい。また、
記録液を帯電する様式のインクジェット記録方法に使用
される水性インクを調合する場合には、塩化アンモニウ
ム等の無機塩類等の比抵抗調整剤を添加してもよい。
【0024】本発明のインクジェット記録方法は、上記
記録用水性インクを用い、上記水性インクのインク滴を
記録信号に応じて吐出口から吐出させて被記録材に記録
を行うものである。上記被記録材としては特に限定され
ず、例えば、普通紙、コート紙、透明フィルム等を挙げ
ることができる。
記録用水性インクを用い、上記水性インクのインク滴を
記録信号に応じて吐出口から吐出させて被記録材に記録
を行うものである。上記被記録材としては特に限定され
ず、例えば、普通紙、コート紙、透明フィルム等を挙げ
ることができる。
【0025】本発明において、上記記録用水性インクを
用いると、インクジェット記録装置のヘッド先端部やイ
ンク流路内で目詰まりを起こさないインクジェット記録
方法が達成される。
用いると、インクジェット記録装置のヘッド先端部やイ
ンク流路内で目詰まりを起こさないインクジェット記録
方法が達成される。
【0026】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0027】実施例1 純水(77.92重量部)にトリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン(0.08重量部)、黄色染料「ダイ
ワ IJ YELLOW 205H」(ダイワ化成社
製、2重量部)、エチレングリコール(20重量部)を
添加し、30分間攪拌した後に孔径0.7μmのメンブ
ランフィルターにて濾過し、イエローインク組成物を得
た。このイエローインク組成物のpHを測定したとこ
ろ、8.80であった。このイエローインク組成物につ
いて以下の(1)〜(3)の検討を行ったところ、いず
れにおいても良好な結果を得た。
ル)アミノメタン(0.08重量部)、黄色染料「ダイ
ワ IJ YELLOW 205H」(ダイワ化成社
製、2重量部)、エチレングリコール(20重量部)を
添加し、30分間攪拌した後に孔径0.7μmのメンブ
ランフィルターにて濾過し、イエローインク組成物を得
た。このイエローインク組成物のpHを測定したとこ
ろ、8.80であった。このイエローインク組成物につ
いて以下の(1)〜(3)の検討を行ったところ、いず
れにおいても良好な結果を得た。
【0028】(1)長期安定性;インク組成物を耐熱ガ
ラス瓶に密閉し、−30℃と60℃で6ヶ月間保存した
後でも不溶分の析出は見られず、色調もほとんど変化が
なかった。また液の物性はpHは−30℃で8.70、
60℃で8.50と低くなったが、粘度、表面張力、導
電率、密度等はほとんど変化はなかった。 (2)吐出安定性;特開平2−150355号公報に開
示されているせん断モード型のインクジェットヘッドを
用いて5℃、20℃、40℃の各雰囲気温度でそれぞれ
24時間の連続吐出を行ったが、いずれの条件において
も終始安定した高品質の記録が行えた。 (3)吐出応答性;特開平2−150355号公報に開
示されているせん断モード型のインクジェットヘッドを
用いて1分間の間欠吐出と2ヶ月間放置後の吐出につい
て調べたが、いずれの場合もインクジェット記録装置の
ヘッド先端部やインク流路内で目詰まりすることなく、
安定かつ均一に記録された。
ラス瓶に密閉し、−30℃と60℃で6ヶ月間保存した
後でも不溶分の析出は見られず、色調もほとんど変化が
なかった。また液の物性はpHは−30℃で8.70、
60℃で8.50と低くなったが、粘度、表面張力、導
電率、密度等はほとんど変化はなかった。 (2)吐出安定性;特開平2−150355号公報に開
示されているせん断モード型のインクジェットヘッドを
用いて5℃、20℃、40℃の各雰囲気温度でそれぞれ
24時間の連続吐出を行ったが、いずれの条件において
も終始安定した高品質の記録が行えた。 (3)吐出応答性;特開平2−150355号公報に開
示されているせん断モード型のインクジェットヘッドを
用いて1分間の間欠吐出と2ヶ月間放置後の吐出につい
て調べたが、いずれの場合もインクジェット記録装置の
ヘッド先端部やインク流路内で目詰まりすることなく、
安定かつ均一に記録された。
【0029】実施例2 純水(77.96重量部)にトリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン(0.04重量部)、黄色染料「ダイ
ワ IJ YELLOW 205H」(ダイワ化成社
製、2重量部)、エチレングリコール(20重量部)を
添加し、実施例1と同様にしてイエローインク組成物を
得た。このイエローインク組成物のpHを測定したとこ
ろ、8.30であった。このイエローインク組成物につ
いて実施例1と同様な検討を行ったところ、実施例1と
同様に良好な結果が得られた。また、(1)の長期安定
性評価におけるpHは−30℃で8.15、60℃で
8.05であった。
ル)アミノメタン(0.04重量部)、黄色染料「ダイ
ワ IJ YELLOW 205H」(ダイワ化成社
製、2重量部)、エチレングリコール(20重量部)を
添加し、実施例1と同様にしてイエローインク組成物を
得た。このイエローインク組成物のpHを測定したとこ
ろ、8.30であった。このイエローインク組成物につ
いて実施例1と同様な検討を行ったところ、実施例1と
同様に良好な結果が得られた。また、(1)の長期安定
性評価におけるpHは−30℃で8.15、60℃で
8.05であった。
【0030】実施例3 純水(21.81重量部)にトリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン(0.05重量部)、黄色染料液「プ
ロ・ジェット・ファースト・イエロー・2」(ゼネカ社
製、染料濃度4.3%水溶液、58.14重量部(染料
濃度は2.5%))、エチレングリコール(20重量
部)を添加し、実施例1と同様にしてイエローインク組
成物を得た。このイエローインク組成物のpHを測定し
たところ、8.70であった。このイエローインク組成
物について実施例1と同様な検討を行ったところ、実施
例1と同様に良好な結果が得られた。また、(1)の長
期安定性評価におけるpHは−30℃で8.58、60
℃で8.40であった。
ル)アミノメタン(0.05重量部)、黄色染料液「プ
ロ・ジェット・ファースト・イエロー・2」(ゼネカ社
製、染料濃度4.3%水溶液、58.14重量部(染料
濃度は2.5%))、エチレングリコール(20重量
部)を添加し、実施例1と同様にしてイエローインク組
成物を得た。このイエローインク組成物のpHを測定し
たところ、8.70であった。このイエローインク組成
物について実施例1と同様な検討を行ったところ、実施
例1と同様に良好な結果が得られた。また、(1)の長
期安定性評価におけるpHは−30℃で8.58、60
℃で8.40であった。
【0031】実施例4 純水(21.85重量部)にトリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン(0.01重量部)、黄色染料液「プ
ロ・ジェット・ファースト・イエロー・2」(ゼネカ社
製、染料濃度4.3%水溶液、58.14重量部(染料
濃度は2.5%))、エチレングリコール(20重量
部)を添加し、実施例1と同様にしてイエローインク組
成物を得た。このイエローインク組成物のpHを測定し
たところ、8.40であった。このイエローインク組成
物について実施例1と同様な検討を行ったところ、実施
例1と同様に良好な結果が得られた。また、(1)の長
期安定性評価におけるpHは−30℃で8.33、60
℃で8.06であった。
ル)アミノメタン(0.01重量部)、黄色染料液「プ
ロ・ジェット・ファースト・イエロー・2」(ゼネカ社
製、染料濃度4.3%水溶液、58.14重量部(染料
濃度は2.5%))、エチレングリコール(20重量
部)を添加し、実施例1と同様にしてイエローインク組
成物を得た。このイエローインク組成物のpHを測定し
たところ、8.40であった。このイエローインク組成
物について実施例1と同様な検討を行ったところ、実施
例1と同様に良好な結果が得られた。また、(1)の長
期安定性評価におけるpHは−30℃で8.33、60
℃で8.06であった。
【0032】実施例5 純水(78.44重量部)にトリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン(0.06重量部)、マゼンタ染料
「ダイワ IJ RED 319H」(ダイワ化成社
製、1.5重量部)、エチレングリコール(20重量
部)を添加し、実施例1と同様にしてマゼンタインク組
成物を得た。このマゼンタインク組成物のpHを測定し
たところ、8.95であった。このマゼンタインク組成
物について実施例1と同様な検討を行ったところ、実施
例1と同様に良好な結果が得られた。また、(1)の長
期安定性評価におけるpHは−30℃で8.76、60
℃で8.43であった。
ル)アミノメタン(0.06重量部)、マゼンタ染料
「ダイワ IJ RED 319H」(ダイワ化成社
製、1.5重量部)、エチレングリコール(20重量
部)を添加し、実施例1と同様にしてマゼンタインク組
成物を得た。このマゼンタインク組成物のpHを測定し
たところ、8.95であった。このマゼンタインク組成
物について実施例1と同様な検討を行ったところ、実施
例1と同様に良好な結果が得られた。また、(1)の長
期安定性評価におけるpHは−30℃で8.76、60
℃で8.43であった。
【0033】実施例6 純水(77.93重量部)にトリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン(0.07重量部)、シアン染料「ダ
イワ IJ BLUE 319H」(ダイワ化成社製、
2重量部)、エチレングリコール(20重量部)を添加
し、実施例1と同様にしてシアンインク組成物を得た。
このシアンインク組成物のpHを測定したところ、8.
90であった。このシアンインク組成物について実施例
1と同様な検討を行ったところ、実施例1と同様に良好
な結果が得られた。また、(1)の長期安定性評価にお
けるpHは−30℃で8.70、60℃で8.05であ
った。
ル)アミノメタン(0.07重量部)、シアン染料「ダ
イワ IJ BLUE 319H」(ダイワ化成社製、
2重量部)、エチレングリコール(20重量部)を添加
し、実施例1と同様にしてシアンインク組成物を得た。
このシアンインク組成物のpHを測定したところ、8.
90であった。このシアンインク組成物について実施例
1と同様な検討を行ったところ、実施例1と同様に良好
な結果が得られた。また、(1)の長期安定性評価にお
けるpHは−30℃で8.70、60℃で8.05であ
った。
【0034】実施例7 純水(29.95重量部)にトリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン(0.05重量部)、黒色染料液「A
MC.BFX」(三菱化学社製、染料濃度10%水溶
液、50重量部(染料濃度は5%))、エチレングリコ
ール(20重量部)を添加し、実施例1と同様にしてブ
ラックインク組成物を得た。このブラックインク組成物
のpHを測定したところ、8.96であった。このブラ
ックインク組成物について実施例1と同様な検討を行っ
たところ、実施例1と同様に良好な結果が得られた。ま
た、(1)の長期安定性評価におけるpHは−30℃で
8.80、60℃で8.30であった。
ル)アミノメタン(0.05重量部)、黒色染料液「A
MC.BFX」(三菱化学社製、染料濃度10%水溶
液、50重量部(染料濃度は5%))、エチレングリコ
ール(20重量部)を添加し、実施例1と同様にしてブ
ラックインク組成物を得た。このブラックインク組成物
のpHを測定したところ、8.96であった。このブラ
ックインク組成物について実施例1と同様な検討を行っ
たところ、実施例1と同様に良好な結果が得られた。ま
た、(1)の長期安定性評価におけるpHは−30℃で
8.80、60℃で8.30であった。
【0035】比較例1 純水(77.98重量部)にトリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン(0.02重量部)、黄色染料「ダイ
ワ IJ YELLOW 205H」(ダイワ化成社
製、2重量部)、エチレングリコール(20重量部)を
添加し、実施例1と同様にしてイエローインク組成物を
得た。このイエローインク組成物のpHを測定したとこ
ろ、7.90であった。このイエローインク組成物につ
いて実施例1と同様な検討を行ったところ、(1)にお
いて−30℃でのpHが7.85、60℃でのpHが
7.20となり、ともに固形分の析出が見られた。ま
た、(3)において、しばしばインクの不吐出が見られ
た。インクジェット記録装置のヘッド先端部を光学顕微
鏡で観察すると、固形分が付着していた。
ル)アミノメタン(0.02重量部)、黄色染料「ダイ
ワ IJ YELLOW 205H」(ダイワ化成社
製、2重量部)、エチレングリコール(20重量部)を
添加し、実施例1と同様にしてイエローインク組成物を
得た。このイエローインク組成物のpHを測定したとこ
ろ、7.90であった。このイエローインク組成物につ
いて実施例1と同様な検討を行ったところ、(1)にお
いて−30℃でのpHが7.85、60℃でのpHが
7.20となり、ともに固形分の析出が見られた。ま
た、(3)において、しばしばインクの不吐出が見られ
た。インクジェット記録装置のヘッド先端部を光学顕微
鏡で観察すると、固形分が付着していた。
【0036】比較例2 トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを使用しなか
ったこと以外は実施例1と同様にしてイエローインク組
成物を作製したところ、イエローインク組成物のpHは
5.30であった。このイエローインク組成物について
実施例1と同様な検討を行ったところ、(1)において
−30℃でのpHが5.10、60℃でのpHが4.8
0となり、ともに固形分の析出が見られた。また、
(2)及び(3)において、しばしばインクの不吐出が
見られた。インクジェット記録装置のヘッド先端部を光
学顕微鏡で観察すると、固形分が付着していた。
ったこと以外は実施例1と同様にしてイエローインク組
成物を作製したところ、イエローインク組成物のpHは
5.30であった。このイエローインク組成物について
実施例1と同様な検討を行ったところ、(1)において
−30℃でのpHが5.10、60℃でのpHが4.8
0となり、ともに固形分の析出が見られた。また、
(2)及び(3)において、しばしばインクの不吐出が
見られた。インクジェット記録装置のヘッド先端部を光
学顕微鏡で観察すると、固形分が付着していた。
【0037】比較例3 濃度が2×10-5mol/lとなるように調製したKO
H水溶液(78重量部)に黄色染料「ダイワ IJ Y
ELLOW 205H」(ダイワ化成社製、2重量
部)、エチレングリコール(20重量部)を添加し、実
施例1と同様にしてイエローインク組成物を得た。この
イエローインク組成物のpHを測定したところ、8.9
5であった。このイエローインク組成物について実施例
1と同様な検討を行ったところ、(1)において−30
℃でのpHが7.80、60℃でのpHが7.20とな
り、ともに固形分の析出が見られた。また、(2)及び
(3)において、しばしばインクの不吐出が見られた。
インクジェット記録装置のヘッド先端部を光学顕微鏡で
観察すると、固形分が付着していた。
H水溶液(78重量部)に黄色染料「ダイワ IJ Y
ELLOW 205H」(ダイワ化成社製、2重量
部)、エチレングリコール(20重量部)を添加し、実
施例1と同様にしてイエローインク組成物を得た。この
イエローインク組成物のpHを測定したところ、8.9
5であった。このイエローインク組成物について実施例
1と同様な検討を行ったところ、(1)において−30
℃でのpHが7.80、60℃でのpHが7.20とな
り、ともに固形分の析出が見られた。また、(2)及び
(3)において、しばしばインクの不吐出が見られた。
インクジェット記録装置のヘッド先端部を光学顕微鏡で
観察すると、固形分が付着していた。
【0038】比較例4 純水(54重量部)に四ホウ酸ナトリウム(3重量
部)、0.12NのHCl水溶液(21重量部)、黄色
染料「ダイワ IJ YELLOW 205H」(ダイ
ワ化成社製、2重量部)、エチレングリコール(20重
量部)を添加し、実施例1と同様にしてイエローインク
組成物を得た。このイエローインク組成物のpHを測定
したところ、8.80であった。このイエローインク組
成物について実施例1と同様な検討を行ったところ、
(1)において−30℃でのpHが8.75、60℃で
のpHが8.60であったが、60℃で固形分の析出が
見られた。また、(2)及び(3)において、しばしば
インクの不吐出が見られた。インクジェット記録装置の
ヘッド先端部を光学顕微鏡で観察すると、固形分が付着
していた。
部)、0.12NのHCl水溶液(21重量部)、黄色
染料「ダイワ IJ YELLOW 205H」(ダイ
ワ化成社製、2重量部)、エチレングリコール(20重
量部)を添加し、実施例1と同様にしてイエローインク
組成物を得た。このイエローインク組成物のpHを測定
したところ、8.80であった。このイエローインク組
成物について実施例1と同様な検討を行ったところ、
(1)において−30℃でのpHが8.75、60℃で
のpHが8.60であったが、60℃で固形分の析出が
見られた。また、(2)及び(3)において、しばしば
インクの不吐出が見られた。インクジェット記録装置の
ヘッド先端部を光学顕微鏡で観察すると、固形分が付着
していた。
【0039】比較例5 純水(77.53重量部)にリン酸二水素カリウム
(0.02重量部)、リン酸水素二ナトリウム(0.4
5重量部)、黄色染料「ダイワ IJ YELLOW
205H」(ダイワ化成社製、2重量部)、エチレング
リコール(20重量部)を添加し、実施例1と同様にし
てイエローインク組成物を得た。このイエローインク組
成物のpHを測定したところ、8.13であった。この
イエローインク組成物について実施例1と同様な検討を
行ったところ、(1)において−30℃でのpHが8.
10、60℃でのpHが7.90となり、60℃で固形
分の析出が見られた。また、(2)及び(3)におい
て、しばしばインクの不吐出が見られた。インクジェッ
ト記録装置のヘッド先端部を光学顕微鏡で観察すると、
固形分が付着していた。
(0.02重量部)、リン酸水素二ナトリウム(0.4
5重量部)、黄色染料「ダイワ IJ YELLOW
205H」(ダイワ化成社製、2重量部)、エチレング
リコール(20重量部)を添加し、実施例1と同様にし
てイエローインク組成物を得た。このイエローインク組
成物のpHを測定したところ、8.13であった。この
イエローインク組成物について実施例1と同様な検討を
行ったところ、(1)において−30℃でのpHが8.
10、60℃でのpHが7.90となり、60℃で固形
分の析出が見られた。また、(2)及び(3)におい
て、しばしばインクの不吐出が見られた。インクジェッ
ト記録装置のヘッド先端部を光学顕微鏡で観察すると、
固形分が付着していた。
【0040】比較例6 純水(77.51重量部)に塩化アンモニウム(0.4
5重量部)、0.1Nのアンモニア水(0.04重量
部)、黄色染料「ダイワ IJ YELLOW205
H」(ダイワ化成社製、2重量部)、エチレングリコー
ル(20重量部)を添加し、実施例1と同様にしてイエ
ローインク組成物を得た。このイエローインク組成物の
pHを測定したところ、8.86であった。このイエロ
ーインク組成物について実施例1と同様な検討を行った
ところ、(1)において−30℃でのpHが8.85、
60℃でのpHが8.70であったが、60℃で固形分
の析出が見られた。また、(2)及び(3)において、
しばしばインクの不吐出が見られた。インクジェット記
録装置のヘッド先端部を光学顕微鏡で観察すると、固形
分が付着していた。
5重量部)、0.1Nのアンモニア水(0.04重量
部)、黄色染料「ダイワ IJ YELLOW205
H」(ダイワ化成社製、2重量部)、エチレングリコー
ル(20重量部)を添加し、実施例1と同様にしてイエ
ローインク組成物を得た。このイエローインク組成物の
pHを測定したところ、8.86であった。このイエロ
ーインク組成物について実施例1と同様な検討を行った
ところ、(1)において−30℃でのpHが8.85、
60℃でのpHが8.70であったが、60℃で固形分
の析出が見られた。また、(2)及び(3)において、
しばしばインクの不吐出が見られた。インクジェット記
録装置のヘッド先端部を光学顕微鏡で観察すると、固形
分が付着していた。
【0041】比較例7 純水(77.18重量部)に炭酸ナトリウム(0.06
重量部)、炭酸水素ナトリウム(0.76重量部)、黄
色染料「ダイワ IJ YELLOW 205H」(ダ
イワ化成社製、2重量部)、エチレングリコール(20
重量部)を添加し、実施例1と同様にしてイエローイン
ク組成物を得た。このイエローインク組成物のpHを測
定したところ、8.87であった。このイエローインク
組成物について実施例1と同様な検討を行ったところ、
(1)において−30℃でのpHが8.84、60℃で
のpHが8.80であったが、60℃で固形分の析出が
見られ、かつ、変色していた。また、(2)及び(3)
において、しばしばインクの不吐出が見られた。インク
ジェット記録装置のヘッド先端部を光学顕微鏡で観察す
ると、固形分が付着していた。
重量部)、炭酸水素ナトリウム(0.76重量部)、黄
色染料「ダイワ IJ YELLOW 205H」(ダ
イワ化成社製、2重量部)、エチレングリコール(20
重量部)を添加し、実施例1と同様にしてイエローイン
ク組成物を得た。このイエローインク組成物のpHを測
定したところ、8.87であった。このイエローインク
組成物について実施例1と同様な検討を行ったところ、
(1)において−30℃でのpHが8.84、60℃で
のpHが8.80であったが、60℃で固形分の析出が
見られ、かつ、変色していた。また、(2)及び(3)
において、しばしばインクの不吐出が見られた。インク
ジェット記録装置のヘッド先端部を光学顕微鏡で観察す
ると、固形分が付着していた。
【0042】長期安定性、吐出安定性が良く、吐出応答
性も良好であった実施例1〜7のインク組成物では、い
ずれも染料及びトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタ
ンを含有し、インクのpHが8〜10に調整されてい
た。これに対し、長期安定性、吐出安定性、吐出応答性
が悪かった比較例1〜7では、いずれも上記条件を満た
していなかった。
性も良好であった実施例1〜7のインク組成物では、い
ずれも染料及びトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタ
ンを含有し、インクのpHが8〜10に調整されてい
た。これに対し、長期安定性、吐出安定性、吐出応答性
が悪かった比較例1〜7では、いずれも上記条件を満た
していなかった。
【0043】
【発明の効果】本発明の記録用水性インク及びインクジ
ェット記録方法は上述のとおりであるので、液安定性が
良好であり、インクジェット記録装置のヘッド先端部や
インク流路内で目詰まりすることがなく、良好に吐出す
ることが可能である。
ェット記録方法は上述のとおりであるので、液安定性が
良好であり、インクジェット記録装置のヘッド先端部や
インク流路内で目詰まりすることがなく、良好に吐出す
ることが可能である。
Claims (2)
- 【請求項1】 染料を水又は水と有機溶剤との混合溶媒
に溶解し、pH調整剤を添加してなる記録用水性インク
において、前記pH調整剤が、トリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタンであり、pHが、8〜10に調整され
ていることを特徴とする記録用水性インク。 - 【請求項2】 インク滴を記録信号に応じて吐出口から
吐出させて被記録材に記録を行うインクジェット記録方
法において、前記インクが、請求項1記載の記録用水性
インクであることを特徴とするインクジェット記録方
法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31956095A JPH09137111A (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 記録用水性インク及びインクジェット記録方法 |
| US08/743,727 US5853468A (en) | 1995-11-13 | 1996-11-06 | Water-based ink composition and ink-jet recording process employing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31956095A JPH09137111A (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 記録用水性インク及びインクジェット記録方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09137111A true JPH09137111A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=18111633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31956095A Pending JPH09137111A (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 記録用水性インク及びインクジェット記録方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09137111A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002241639A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-28 | Nippon Kayaku Co Ltd | モノクロルトリアジン系反応性染料の安定な液状組成物及びそれを含有するインクジェット用捺染インク |
| JP2010121107A (ja) * | 2008-10-24 | 2010-06-03 | Brother Ind Ltd | インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置 |
-
1995
- 1995-11-13 JP JP31956095A patent/JPH09137111A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002241639A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-28 | Nippon Kayaku Co Ltd | モノクロルトリアジン系反応性染料の安定な液状組成物及びそれを含有するインクジェット用捺染インク |
| JP2010121107A (ja) * | 2008-10-24 | 2010-06-03 | Brother Ind Ltd | インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置 |
| US8257479B2 (en) | 2008-10-24 | 2012-09-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Water-based ink for ink-jet recording, ink cartridge, and ink-jet recording apparatus |
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