JPH09137183A - 多価不飽和脂肪酸用または多価不飽和脂肪酸含有油脂用酸化防止剤組成物 - Google Patents
多価不飽和脂肪酸用または多価不飽和脂肪酸含有油脂用酸化防止剤組成物Info
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- JPH09137183A JPH09137183A JP29645995A JP29645995A JPH09137183A JP H09137183 A JPH09137183 A JP H09137183A JP 29645995 A JP29645995 A JP 29645995A JP 29645995 A JP29645995 A JP 29645995A JP H09137183 A JPH09137183 A JP H09137183A
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- polyunsaturated fatty
- fatty acids
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多価不飽和脂肪酸あるいはこれを含有する油
脂に対する抗酸化性に優れ、液体油に対する溶解性にも
優れ、かつ、添加しても油脂を着色するおそれのない酸
化防止剤を提供すること。 【解決手段】 ショ糖脂肪酸エステル及びトコフェロー
ルよりなる酸化防止剤であり、前記脂肪酸中、炭素数8
〜22の飽和脂肪酸の含有割合が20〜80重量%、炭
素数8〜22の不飽和脂肪酸の含有割合が80〜20重
量%であって、かつ、ショ糖に対する前記脂肪酸の平均
置換度が2〜6であるショ糖脂肪酸エステル、及びトコ
フェロールよりなる多価不飽和脂肪酸用または多価不飽
和脂肪酸含有油脂用酸化防止剤。
脂に対する抗酸化性に優れ、液体油に対する溶解性にも
優れ、かつ、添加しても油脂を着色するおそれのない酸
化防止剤を提供すること。 【解決手段】 ショ糖脂肪酸エステル及びトコフェロー
ルよりなる酸化防止剤であり、前記脂肪酸中、炭素数8
〜22の飽和脂肪酸の含有割合が20〜80重量%、炭
素数8〜22の不飽和脂肪酸の含有割合が80〜20重
量%であって、かつ、ショ糖に対する前記脂肪酸の平均
置換度が2〜6であるショ糖脂肪酸エステル、及びトコ
フェロールよりなる多価不飽和脂肪酸用または多価不飽
和脂肪酸含有油脂用酸化防止剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化防止剤組成
物、及び該組成物が添加されてなる多価不飽和脂肪酸ま
たは多価不飽和脂肪酸含有油脂に関する。
物、及び該組成物が添加されてなる多価不飽和脂肪酸ま
たは多価不飽和脂肪酸含有油脂に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】リノール
酸やリノレン酸、また、エイコサペンタエン酸(EP
A)やドコサヘキサエン酸(DHA)のような多価不飽
和脂肪酸は必須脂肪酸あるいはプロスタグランジンの前
駆体として重要な物質であり、また、最近は抗血栓作
用、老人性痴呆症防止作用などの生理活性の点でも注目
されている。なお、これらは脂肪酸あるいは油脂の形で
食品に利用される。
酸やリノレン酸、また、エイコサペンタエン酸(EP
A)やドコサヘキサエン酸(DHA)のような多価不飽
和脂肪酸は必須脂肪酸あるいはプロスタグランジンの前
駆体として重要な物質であり、また、最近は抗血栓作
用、老人性痴呆症防止作用などの生理活性の点でも注目
されている。なお、これらは脂肪酸あるいは油脂の形で
食品に利用される。
【0003】現在、これらの多価不飽和脂肪酸あるいは
多価不飽和脂肪酸含有油脂を利用する上で最大の障害と
なるのが酸化である。
多価不飽和脂肪酸含有油脂を利用する上で最大の障害と
なるのが酸化である。
【0004】不飽和結合が多いと特に酸化は進行しやす
く、有害な過酸化物が生成したり、酸敗臭が出るため、
食品に利用する場合、酸化防止の手段を講じる必要があ
る。酸化を防止する方法としては、 (1)酸化防止剤の添加 (2)脂肪酸あるいは油脂のコーティング、粉末化 などが挙げられるが、その効果は充分ではなかった。
く、有害な過酸化物が生成したり、酸敗臭が出るため、
食品に利用する場合、酸化防止の手段を講じる必要があ
る。酸化を防止する方法としては、 (1)酸化防止剤の添加 (2)脂肪酸あるいは油脂のコーティング、粉末化 などが挙げられるが、その効果は充分ではなかった。
【0005】例えば現在、我国ではBHT(ブチル化ヒ
ドロキシトルエン)やBHA(t−ブチルヒドロキシア
ニソール)、トコフェロールなどが酸化防止剤として認
可されてはいるが、BHTやBHAには使用制限があ
り、また安全性に対する疑問から使用はほとんど控えら
れていた。さらに、トコフェロールには、抗酸化力が最
も強くなる最適の添加量というものが存在し、期待でき
る抗酸化力には限度があった。
ドロキシトルエン)やBHA(t−ブチルヒドロキシア
ニソール)、トコフェロールなどが酸化防止剤として認
可されてはいるが、BHTやBHAには使用制限があ
り、また安全性に対する疑問から使用はほとんど控えら
れていた。さらに、トコフェロールには、抗酸化力が最
も強くなる最適の添加量というものが存在し、期待でき
る抗酸化力には限度があった。
【0006】そこでトコフェロールの抗酸化力を増強す
るため、食品用の乳化剤であるレシチンや更にそこへア
ミノ酸等の抗酸化剤のシネルギスト(相乗化剤)を併用
することも試みられているが、レシチンを添加すると加
熱時に油脂が著しく着色するため、油脂を配合した食品
の外観が不良になり実用上問題となる。
るため、食品用の乳化剤であるレシチンや更にそこへア
ミノ酸等の抗酸化剤のシネルギスト(相乗化剤)を併用
することも試みられているが、レシチンを添加すると加
熱時に油脂が著しく着色するため、油脂を配合した食品
の外観が不良になり実用上問題となる。
【0007】また、コーティングや粉末化という技術は
ある程度有効であるが、この技術によって油脂と空気を
完全に遮断することはできず、そればかりか、その加工
のための工程の煩雑さやコスト面での不利な点、その形
態から生じる利用上の制限などを考えると満足できる方
法とはいえなかった。
ある程度有効であるが、この技術によって油脂と空気を
完全に遮断することはできず、そればかりか、その加工
のための工程の煩雑さやコスト面での不利な点、その形
態から生じる利用上の制限などを考えると満足できる方
法とはいえなかった。
【0008】なお、従来より、ある種の食品用乳化剤に
は油脂に対する酸化防止効果があることが知られてい
る。例えば、 1)青山らは、ショ糖脂肪酸エステルの油脂に対する抗
酸化性を検討し、ショ糖脂肪酸エステルはパーム油に対
しては酸化防止効果は示さないものの、ラードに対して
は僅かではあるが酸化防止効果を示すことを報告してい
る(青山稔、丸山武紀、兼松弘、新谷勤:油化学、3
4,554(1985))。
は油脂に対する酸化防止効果があることが知られてい
る。例えば、 1)青山らは、ショ糖脂肪酸エステルの油脂に対する抗
酸化性を検討し、ショ糖脂肪酸エステルはパーム油に対
しては酸化防止効果は示さないものの、ラードに対して
は僅かではあるが酸化防止効果を示すことを報告してい
る(青山稔、丸山武紀、兼松弘、新谷勤:油化学、3
4,554(1985))。
【0009】しかしながら、青山らの報告は、ラードや
パーム油以外の油脂、例えば魚油については全く言及し
ていないばかりか、ここでいうショ糖脂肪酸エステル
は、ステアリン酸、パルミチン酸を主な構成脂肪酸とす
るものである。
パーム油以外の油脂、例えば魚油については全く言及し
ていないばかりか、ここでいうショ糖脂肪酸エステル
は、ステアリン酸、パルミチン酸を主な構成脂肪酸とす
るものである。
【0010】また、青山らの報告にあるステアリン酸、
パルミチン酸が主体のショ糖脂肪酸エステルは油脂に対
する溶解性が悪いため、魚油などの液体油に添加した場
合、白濁し、保存温度によっては沈殿も生じるため、食
品工業で利用する場合、ストレーナーで目詰まりを起こ
したり、外観が不良になった。
パルミチン酸が主体のショ糖脂肪酸エステルは油脂に対
する溶解性が悪いため、魚油などの液体油に添加した場
合、白濁し、保存温度によっては沈殿も生じるため、食
品工業で利用する場合、ストレーナーで目詰まりを起こ
したり、外観が不良になった。
【0011】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたものであり、その目的は、多価不飽和脂
肪酸あるいは多価不飽和脂肪酸を含有する油脂に対する
抗酸化性に優れ、液体油に対する溶解性にも優れ、かつ
有効量添加しても油脂を著しく着色させるおそれのない
酸化防止剤組成物を提供するところにある。
目してなされたものであり、その目的は、多価不飽和脂
肪酸あるいは多価不飽和脂肪酸を含有する油脂に対する
抗酸化性に優れ、液体油に対する溶解性にも優れ、かつ
有効量添加しても油脂を著しく着色させるおそれのない
酸化防止剤組成物を提供するところにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の多価不飽
和脂肪酸用または多価不飽和脂肪酸含有油脂用酸化防止
剤組成物は、ショ糖脂肪酸エステル及びトコフェロール
からなる酸化防止剤組成物であり、脂肪酸中、炭素数8
〜22の飽和脂肪酸の含有割合が20〜80重量%、炭
素数8〜22の不飽和脂肪酸の含有割合が80〜20重
量%であって、かつ、ショ糖に対する前記脂肪酸の平均
置換度が2〜6であるショ糖脂肪酸エステル、及びトコ
フェロールからなる多価不飽和脂肪酸用または多価不飽
和脂肪酸含有油脂用酸化防止剤組成物なるものである。
和脂肪酸用または多価不飽和脂肪酸含有油脂用酸化防止
剤組成物は、ショ糖脂肪酸エステル及びトコフェロール
からなる酸化防止剤組成物であり、脂肪酸中、炭素数8
〜22の飽和脂肪酸の含有割合が20〜80重量%、炭
素数8〜22の不飽和脂肪酸の含有割合が80〜20重
量%であって、かつ、ショ糖に対する前記脂肪酸の平均
置換度が2〜6であるショ糖脂肪酸エステル、及びトコ
フェロールからなる多価不飽和脂肪酸用または多価不飽
和脂肪酸含有油脂用酸化防止剤組成物なるものである。
【0013】請求項2記載の組成物のように、トコフェ
ロール1に対するショ糖脂肪酸エステルの割合が重量比
で2〜10であることが好ましい。
ロール1に対するショ糖脂肪酸エステルの割合が重量比
で2〜10であることが好ましい。
【0014】請求項3記載の多価不飽和脂肪酸または多
価不飽和脂肪酸含有油脂は、請求項1または2記載の組
成物が0.1〜10重量%添加されてなるものである。
価不飽和脂肪酸含有油脂は、請求項1または2記載の組
成物が0.1〜10重量%添加されてなるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】炭素数8〜22の飽和脂肪酸とし
ては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸等が挙げられ、炭素数8〜22の不飽
和脂肪酸としてはパルミトオレイン酸、オレイン酸、リ
ノール酸、リノレン酸などが挙げられる。
ては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸等が挙げられ、炭素数8〜22の不飽
和脂肪酸としてはパルミトオレイン酸、オレイン酸、リ
ノール酸、リノレン酸などが挙げられる。
【0016】飽和脂肪酸の割合が20%未満の場合(不
飽和脂肪酸の割合が80%を超える場合)抗酸化力が弱
くなり、飽和脂肪酸の割合が80%を超える場合(不飽
和脂肪酸の割合が20%未満の場合)液体油に対する溶
解性が悪くなる。
飽和脂肪酸の割合が80%を超える場合)抗酸化力が弱
くなり、飽和脂肪酸の割合が80%を超える場合(不飽
和脂肪酸の割合が20%未満の場合)液体油に対する溶
解性が悪くなる。
【0017】また、ショ糖に対する脂肪酸の平均置換度
は2〜6である。平均置換度が2を下回ると油脂に対す
る溶解性が悪くなり、6を超えると抗酸化力が弱くな
る。
は2〜6である。平均置換度が2を下回ると油脂に対す
る溶解性が悪くなり、6を超えると抗酸化力が弱くな
る。
【0018】トコフェロールには、α,β,γ,δの同
族体があり、また、天然由来のもの以外に化学的合成品
もある。本発明に使用するトコフェロールはα,β,
γ,δのいずれでも良く、それら単独であってもまたそ
れらの混合物であっても構わない。また、天然由来のも
のであっても化学的合成品であってもよい。
族体があり、また、天然由来のもの以外に化学的合成品
もある。本発明に使用するトコフェロールはα,β,
γ,δのいずれでも良く、それら単独であってもまたそ
れらの混合物であっても構わない。また、天然由来のも
のであっても化学的合成品であってもよい。
【0019】本発明による酸化防止剤組成物は、トコフ
ェロールと上述の構造を持つショ糖脂肪酸エステルを必
須成分とし、トコフェロールとショ糖脂肪酸エステルの
配合割合は、トコフェロール/ショ糖脂肪酸エステル=
1/2〜1/10(重量比)である。組成物中のショ糖
脂肪酸エステルの割合がこの比率を超えると相対的にト
コフェロールの量が減るため、組成物の抗酸化力が弱く
なるし、逆にショ糖脂肪酸エステルの割合が減ると、ト
コフェロールとの相乗効果が弱くなる。
ェロールと上述の構造を持つショ糖脂肪酸エステルを必
須成分とし、トコフェロールとショ糖脂肪酸エステルの
配合割合は、トコフェロール/ショ糖脂肪酸エステル=
1/2〜1/10(重量比)である。組成物中のショ糖
脂肪酸エステルの割合がこの比率を超えると相対的にト
コフェロールの量が減るため、組成物の抗酸化力が弱く
なるし、逆にショ糖脂肪酸エステルの割合が減ると、ト
コフェロールとの相乗効果が弱くなる。
【0020】本発明の酸化防止剤組成物が対象とする多
価不飽和脂肪酸とは不飽和結合が2個以上あるもので、
例えばリノール酸、α−リノレン酸、γ−リノレン酸、
エレオステアリン酸、EPA、DHAなどが挙げられる
が、特に限定されるものではない。
価不飽和脂肪酸とは不飽和結合が2個以上あるもので、
例えばリノール酸、α−リノレン酸、γ−リノレン酸、
エレオステアリン酸、EPA、DHAなどが挙げられる
が、特に限定されるものではない。
【0021】また、本発明の対象とする油脂は、構成脂
肪酸中の多価不飽和脂肪酸の含有率が30%以上のもの
である。これは、栄養学的に望ましい脂肪酸の摂取比率
が飽和脂肪酸:モノ不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=
1:1.5:1とされているためである。このような油
脂としては、鰯油、鮭油、鮪油、マリンクロレラ油、メ
ンヘーデン油、アプリコット核油、あまに油、オレンジ
種子油、かぼちゃ種子油、胡麻油、月見草種子油、ひま
わり油、綿実油等を挙げることができるが、これらに限
定されるものではなく、原料油中の多価不飽和脂肪酸の
含有率が低くても抽出あるいは分画などの精製技術によ
り不飽和脂肪酸の含有率が30%以上になれば本発明の
対象油脂となる。
肪酸中の多価不飽和脂肪酸の含有率が30%以上のもの
である。これは、栄養学的に望ましい脂肪酸の摂取比率
が飽和脂肪酸:モノ不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=
1:1.5:1とされているためである。このような油
脂としては、鰯油、鮭油、鮪油、マリンクロレラ油、メ
ンヘーデン油、アプリコット核油、あまに油、オレンジ
種子油、かぼちゃ種子油、胡麻油、月見草種子油、ひま
わり油、綿実油等を挙げることができるが、これらに限
定されるものではなく、原料油中の多価不飽和脂肪酸の
含有率が低くても抽出あるいは分画などの精製技術によ
り不飽和脂肪酸の含有率が30%以上になれば本発明の
対象油脂となる。
【0022】本発明の組成物は多価不飽和脂肪酸または
多価不飽和脂肪酸を含有する油脂に対して0.1〜10
重量%添加される。
多価不飽和脂肪酸を含有する油脂に対して0.1〜10
重量%添加される。
【0023】0.1重量%を下回ると抗酸化力が弱くな
り、10重量%を超えるとコストが上昇し、経済的に不
利になる。
り、10重量%を超えるとコストが上昇し、経済的に不
利になる。
【0024】その他必要に応じ、モノグリセリド、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル等の乳化剤や、アスコ
ルビン酸やアスコルビン酸の脂肪酸エステル等のビタミ
ンC誘導体、クエン酸やリン酸等の有機酸、アラニン等
のアミノ酸等を併用しても構わない。
グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル等の乳化剤や、アスコ
ルビン酸やアスコルビン酸の脂肪酸エステル等のビタミ
ンC誘導体、クエン酸やリン酸等の有機酸、アラニン等
のアミノ酸等を併用しても構わない。
【0025】
【実施例】調製例1〜4および比較調製例1〜4(ショ糖脂肪酸エ
ステルの調製) Snell法によりショ糖脂肪酸エステルを調製した。調製
したショ糖脂肪酸エステルはGLC(ガスクロ)、GP
C、OHV(水酸基価)測定により、構成脂肪酸の組
成、脂肪酸の置換度を求めた。分析結果を下記[表1]
に示す。
ステルの調製) Snell法によりショ糖脂肪酸エステルを調製した。調製
したショ糖脂肪酸エステルはGLC(ガスクロ)、GP
C、OHV(水酸基価)測定により、構成脂肪酸の組
成、脂肪酸の置換度を求めた。分析結果を下記[表1]
に示す。
【0026】
【表1】 。
【0027】調製例5〜10および比較調製例5〜8
(酸化防止剤組成物の調製) 上記調製例および比較調製例で得たショ糖脂肪酸エステ
ル(以下、表中では、「SE」ともいう)と、天然ビタ
ミンE(以下、表中では「ミックス−トコフェロール」
あるいは「m−Toc」ともいう)を混合し、酸化防止
剤組成物を調製した。その配合割合を[表2]に示す。
(酸化防止剤組成物の調製) 上記調製例および比較調製例で得たショ糖脂肪酸エステ
ル(以下、表中では、「SE」ともいう)と、天然ビタ
ミンE(以下、表中では「ミックス−トコフェロール」
あるいは「m−Toc」ともいう)を混合し、酸化防止
剤組成物を調製した。その配合割合を[表2]に示す。
【0028】
【表2】 。
【0029】なお、下記において用いた(実験で使用し
た)精製魚油の脂肪酸組成は以下の通りである。
た)精製魚油の脂肪酸組成は以下の通りである。
【0030】
【表3】 。
【0031】実施例1〜6および比較例1〜4(液体油
に対する組成物の溶解性) 調製例5〜10、及び比較調製例5〜8で得た酸化防止
剤組成物を精製魚油に5重量%添加し、一旦70℃まで
加熱溶解させた後、20℃まで冷却した。
に対する組成物の溶解性) 調製例5〜10、及び比較調製例5〜8で得た酸化防止
剤組成物を精製魚油に5重量%添加し、一旦70℃まで
加熱溶解させた後、20℃まで冷却した。
【0032】その後、24時間静置して状態を観察し、
組成物の液体油に対する溶解性を評価した。結果を[表
4]に示す。
組成物の液体油に対する溶解性を評価した。結果を[表
4]に示す。
【0033】
【表4】 [表4]から明らかなように、実施例1〜6の酸化防止
剤組成物は液体油に対する溶解性に優れている。
剤組成物は液体油に対する溶解性に優れている。
【0034】実施例7〜14および比較例5〜6(酸化
防止剤組成物の抗酸化力の評価) [表2]に示した酸化防止剤組成物例のうち、液体油に
対する溶解性の良好な実施例1〜6、比較例2と4につ
いて抗酸化力の評価を行った。
防止剤組成物の抗酸化力の評価) [表2]に示した酸化防止剤組成物例のうち、液体油に
対する溶解性の良好な実施例1〜6、比較例2と4につ
いて抗酸化力の評価を行った。
【0035】評価は上記実施例で用いた精製魚油(表3
参照)を対象に、酸化防止剤組成物を所定量添加し、一
旦70℃まで加熱して溶解させた後、60℃のオーブン
テストに供して一定時間経過後、POV(過酸化物価)
を測定することで行った。なお、POVは基準油脂分析
試験法に従い測定した。結果を[表5]に示す。
参照)を対象に、酸化防止剤組成物を所定量添加し、一
旦70℃まで加熱して溶解させた後、60℃のオーブン
テストに供して一定時間経過後、POV(過酸化物価)
を測定することで行った。なお、POVは基準油脂分析
試験法に従い測定した。結果を[表5]に示す。
【0036】
【表5】 [表5]から明らかなように、本発明の酸化防止剤組成
物を0.1〜10.0重量%添加することによって無添
加の場合のPOV値の1/2以下になり、酸化が強く抑
制されていることが分かる。なお、実施例12、13及
び14は、併用割合が好ましい範囲からはずれているた
め、抗酸化力が少し劣っている。
物を0.1〜10.0重量%添加することによって無添
加の場合のPOV値の1/2以下になり、酸化が強く抑
制されていることが分かる。なお、実施例12、13及
び14は、併用割合が好ましい範囲からはずれているた
め、抗酸化力が少し劣っている。
【0037】実施例15〜20(加熱時における油脂の着色に対する酸化防止剤組成物
の影響) 上記実施例で用いた精製魚油に酸化防止剤組成物を1重
量%加え、60℃で2週間保存したときの着色の程度を
ガードナーNo.(G No)で評価した。結果を[表
6]に示す。
の影響) 上記実施例で用いた精製魚油に酸化防止剤組成物を1重
量%加え、60℃で2週間保存したときの着色の程度を
ガードナーNo.(G No)で評価した。結果を[表
6]に示す。
【0038】
【表6】
【0039】
【発明の効果】本発明により、多価不飽和脂肪酸あるい
は多価不飽和脂肪酸を含有する油脂に対する抗酸化性に
優れ、液体油に対する溶解性にも優れ、かつ有効量添加
しても油脂を著しく着色させることのない酸化防止剤組
成物を提供することができた。
は多価不飽和脂肪酸を含有する油脂に対する抗酸化性に
優れ、液体油に対する溶解性にも優れ、かつ有効量添加
しても油脂を著しく着色させることのない酸化防止剤組
成物を提供することができた。
Claims (3)
- 【請求項1】ショ糖脂肪酸エステル及びトコフェロール
からなる酸化防止剤組成物であり、 脂肪酸中、炭素数8〜22の飽和脂肪酸の含有割合が2
0〜80重量%、炭素数8〜22の不飽和脂肪酸の含有
割合が80〜20重量%であって、かつ、ショ糖に対す
る前記脂肪酸の平均置換度が2〜6であるショ糖脂肪酸
エステル、及びトコフェロールからなる多価不飽和脂肪
酸用または多価不飽和脂肪酸含有油脂用酸化防止剤組成
物。 - 【請求項2】トコフェロール1に対するショ糖脂肪酸エ
ステルの配合割合が、重量比で2〜10である請求項1
記載の組成物。 - 【請求項3】請求項1または2記載の組成物が0.1〜
10重量%添加されてなる多価不飽和脂肪酸または多価
不飽和脂肪酸含有油脂。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29645995A JP3608013B2 (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 多価不飽和脂肪酸用または多価不飽和脂肪酸含有油脂用酸化防止剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29645995A JP3608013B2 (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 多価不飽和脂肪酸用または多価不飽和脂肪酸含有油脂用酸化防止剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09137183A true JPH09137183A (ja) | 1997-05-27 |
| JP3608013B2 JP3608013B2 (ja) | 2005-01-05 |
Family
ID=17833832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29645995A Expired - Fee Related JP3608013B2 (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 多価不飽和脂肪酸用または多価不飽和脂肪酸含有油脂用酸化防止剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3608013B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003306690A (ja) * | 2002-02-18 | 2003-10-31 | Nooburu:Kk | 多価不飽和脂肪酸含有油脂組成物 |
-
1995
- 1995-11-15 JP JP29645995A patent/JP3608013B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003306690A (ja) * | 2002-02-18 | 2003-10-31 | Nooburu:Kk | 多価不飽和脂肪酸含有油脂組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3608013B2 (ja) | 2005-01-05 |
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