JPH09138021A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JPH09138021A
JPH09138021A JP29709895A JP29709895A JPH09138021A JP H09138021 A JPH09138021 A JP H09138021A JP 29709895 A JP29709895 A JP 29709895A JP 29709895 A JP29709895 A JP 29709895A JP H09138021 A JPH09138021 A JP H09138021A
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JP
Japan
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refrigerant
compressor
temperature
heat exchanger
accumulator
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Application number
JP29709895A
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English (en)
Inventor
Yasunari Kawai
康成 河合
Hajime Kyogoku
肇 京極
Akira Kitai
明 北井
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/52Heat recovery pumps, i.e. heat pump based systems or units able to transfer the thermal energy from one area of the premises or part of the facilities to a different one, improving the overall efficiency

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非共沸冷媒を用いたヒートポンプ式空調装置
において、有効にCOPを向上させて運転性能を向上す
るとともに、暖房能力が低下することを防止する。 【解決手段】 圧縮機20、四方弁41、室内熱交換器
68a〜68n、膨張弁70a〜70n、室外熱交換器
75a,75bが冷媒回路30に設けられ、冷媒として
非共沸冷媒が用いられている空調装置において、冷媒が
蒸発器から圧縮機20に戻る経路中にアキュムレータ4
5が配置されている。また、負荷に応じて圧縮機の回転
数を制御する一方、少なくとも暖房時に膨張弁の開度調
節により高圧側の膨張弁近傍の冷媒温度を飽和液温度よ
りも低い温度とするサブクール制御を行う制御手段が設
けられている。さらに、上記アキュムレータ45に、上
記サブクール制御が行なわれている暖房運転時にアキュ
ムレータ45に貯留する液相の余剰冷媒を加熱する熱交
換器51が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷暖房可能なヒー
トポンプ式の空調装置に関し、とくに作動冷媒に非共沸
冷媒を用いた空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷媒を循環させる回路に圧縮機、凝縮
器、膨張弁及び蒸発器を備え、圧縮機で圧縮された冷媒
が凝縮器で放熱しつつ凝縮、液化し、次いで膨張弁で膨
張されてから、蒸発器で吸熱しつつ蒸発した後、圧縮機
に戻されるようにしたヒートポンプは一般に知られてい
る。このヒートポンプの機能を利用した空調装置は、冷
媒回路に圧縮機、室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換
器を配設するとともに、冷媒循環経路を切替える四方弁
を設けている。そして、冷房時は、冷媒が圧縮機、四方
弁、室外熱交換器、膨張弁、室内熱交換器、四方弁、圧
縮機の順に循環することにより、室外熱交換器が凝縮
器、室内熱交換器が蒸発器となって、室内熱交換器での
吸熱による冷房が行われ、一方、暖房時は、冷媒が圧縮
機、四方弁、室内熱交換器、膨張弁、室外熱交換器、四
方弁、圧縮機の順に循環することにより、室内熱交換器
が凝縮器、室外熱交換器が蒸発器となって、室内熱交換
器での放熱による暖房が行われるように冷媒回路を構成
している。
【0003】従来、この種の空調装置において、冷房時
及び暖房時にそれぞれ、圧縮機吸入側の冷媒温度を飽和
蒸気温度よりも高い温度とするように膨張弁等を制御す
る、所謂スーパーヒート制御を行うことにより、後に詳
述するようなCOP(成績係数)の向上、性能の向上を
図るようにしたものがある。
【0004】この装置は、冷媒回路にレシーバタンクを
組み込んで、このレシーバタンクが凝縮器と膨張弁との
間に位置するように、つまり冷房時は室外熱交換器と膨
張弁との間、暖房時は室内熱交換器と膨張弁との間に位
置するように冷媒回路を構成するとともに、四方弁と圧
縮機吸込み口との間に小容量のアキュムレータを設けて
いる。そして、冷房時及び暖房時とも、負荷が小となる
につれて圧縮機の回転数を低下させるとともに、膨張弁
開度を絞ることにより、蒸発器(冷房時は室内熱交換
器、暖房時は室外熱交換器)において冷媒を完全に気化
させるだけでなく飽和蒸気温度以上に加熱するスーパー
ヒート制御を行うようにし、圧縮機の回転数低下に伴い
循環流量が減少することにより多量に発生する余剰冷媒
(充填冷媒量とヒートポンプ機能のための必要とされる
循環冷媒量との差に相当する冷媒)を室外熱交換器及び
上記レシーバタンクに内にゆっくり循環する液冷媒とし
て溜めるようにしている。
【0005】なお、上記アキュムレータは、過渡時に一
時的に蒸発器で蒸発しきれない液冷媒が生じた場合にこ
れを蓄えて、この液冷媒が圧縮機に吸われることを防止
するために設けられている。
【0006】また、従来のヒートポンプ式の空調装置の
別の例として、冷房時及び暖房時とも、高圧側の膨張弁
近傍の冷媒温度を飽和液温度よりも低い温度とするよう
に膨張弁開度等を制御する、所謂サブクール制御を行う
ことにより、上記COPの向上を図るようにしたものが
ある。
【0007】この装置では、上記アキュムレータの容量
を大きくする一方、レシーバタンクを廃止している。そ
して、冷房時及び暖房時とも、負荷が小となるにつれて
圧縮機の回転数を低下させるとともに、上記スーパーヒ
ート制御による場合と比べて膨張弁開度を大きめに設定
することにより、高圧側の膨張弁近傍の冷媒温度を飽和
液温度以下に低下させるサブクール制御を行うように
し、余剰冷媒をアキュムレータ内に滞留させるようにし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、この
種の空調装置における冷媒として、オゾン層破壊の防止
及び冷媒能力向上などの要求を満足すべく、沸点温度の
異なる複数種の冷媒を混合させた非共沸冷媒が開発され
ているが、この非共沸冷媒を使用する場合、従来の装置
では次のような問題があった。
【0009】冷房時及び暖房時にそれぞれ上記スーパー
ヒート制御を行う装置では、暖房時において外気温度が
低い場合、室外熱交換器で充分吸熱して出口部の冷媒温
度を飽和蒸気温度以上に加熱するということができない
ため、暖房能力が低下するとともにCOPも低下し、か
つ非共沸冷媒の特性上、低沸点成分の気化は行なわれる
ため、室外熱交換器に着霜しやすいという問題がある。
【0010】また、上記サブクール制御を行う装置で
は、余剰液冷媒をアキュムレータ内に滞留させるため、
定常運転時圧縮機に吸入される冷媒は、非共沸冷媒の特
性上、低沸点成分の比率が初期充填時の組成比に対し増
加する。
【0011】この結果、低沸点成分の比体積は小さいた
め能力は増加する一方、吐出圧力が上昇して圧縮仕事が
増大し、COPが低下する問題点を生じる。
【0012】ただし、暖房時には能力増加割合が高いた
め、循環組成比が初期充填組成比と等しくなる場合の圧
縮機回転数に対し低く設定できることにより、COPを
向上させることができるので問題にならないが、冷房時
には能力増加割合が少ないため、COP低下を圧縮機回
転数設定で対策することはできない。
【0013】さらに暖房時において外気温度が低い場合
にも、非共沸冷媒の特性上、低沸点成分の気化は行なわ
れるため、補助熱源等を用いない限り室外熱交換器に着
霜するという問題点には対策することができない。
【0014】本発明は、上記の事情に鑑み、非共沸冷媒
を用いる場合において、有効にCOPを向上させて運転
性能を向上するとともに、暖房能力が低下することを防
止することができる空調装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、圧縮機と、暖房時に凝縮器、冷房時に蒸
発器となる室内熱交換器と、膨張弁と、暖房時に蒸発
器、冷房時に凝縮器となる室内熱交換器と、冷媒循環経
路を切替える手段とが冷媒回路に設けられ、暖房時には
冷媒が圧縮機から室内熱交換器、膨張弁、室外熱交換器
をこの順に通って圧縮機に戻され、冷房時には冷媒が圧
縮機から室外熱交換器、膨張弁、室内熱交換器をこの順
に通って圧縮機に戻されるように冷媒回路が構成される
とともに、上記冷媒として非共沸冷媒が用いられた空調
装置であって、冷媒が蒸発器から圧縮機に戻る経路中に
アキュムレータが配置されるとともに、負荷に応じて圧
縮機の回転数を制御する一方、少なくとも暖房運転時に
膨張弁の開度調節により高圧側の膨張弁近傍の冷媒温度
を飽和液温度よりも低い温度とするサブクール制御を行
う制御手段が設けられ、かつ、上記アキュムレータ内
に、上記サブクール制御が行なわれている暖房運転時に
アキュムレータに貯留する液相の余剰冷媒を加熱する加
熱手段が設けられているものである。
【0016】この装置によると、暖房運転時にサブクー
ル制御とされることにより、能力、COPが高められ、
かつ、室外熱交換器での着霜の対策にもなる。また、こ
のサブクール制御が行われる暖房運転時には、アキュム
レータ内に液相の余剰冷媒が滞留し、とくに非共沸冷媒
のうちで高沸点成分が高い割合で滞留する傾向がある
が、この余剰冷媒がアキュムレータに設けられた加熱手
段で加熱されることにより、アキュムレータ内の高沸点
成分が液化され易くなり、圧縮機に吸入され循環する冷
媒の成分割合が初期充填割合に近くなる。このため、循
環冷媒の成分割合の変化に起因したCOPの低下が避け
られる。
【0017】さらに、アキュムレータ内で吸熱するの
で、外気温度が低い場合の暖房能力が高められる。
【0018】この空調装置において、上記制御手段は、
冷房時には膨張弁の開度調節により圧縮機吸入側の冷媒
温度を飽和蒸気温度よりも高い温度とするスーパーヒー
ト制御を行なって、アキュムレータ中での余剰冷媒の貯
留量を冷房時の定常運転状態で零にするように構成され
ていることが好ましい。
【0019】このようにすると、上記作用に加え、冷房
運転時にはスーパーヒート制御によりCOPが向上され
る。しかも、スーパーヒート制御によってアキュムレー
タ中での余剰冷媒の貯留量が冷房時の定常運転状態で零
とされることにより、アキュムレータに高沸点成分が滞
留することがなく、循環冷媒の成分割合の変化によるC
OPの低下を招くようなことがない。
【0020】なお、冷房及び暖房の両運転時に負荷に応
じて圧縮機の回転数が制御されるとは、負荷が大なる程
圧縮機の冷媒吐出量を増加させる制御を行なうことであ
り、回転数が一定でも吐出量を増減できるものでは、圧
縮機の冷媒吐出量が制御される。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0022】図1は、本発明の空気調和装置を示す回路
図である。この図に示すように、空調装置1には、水冷
式ガスエンジン2(以下、エンジン2と略す)と、これ
によって駆動される圧縮機20と、冷媒を循環させる冷
媒回路30と、上記エンジン2を冷却するための冷却水
回路80とが設けられている。冷媒としては、沸点温度
が異なる複数種の冷媒を混合した非共沸冷媒が用いられ
ており、例えば比較的低沸点の冷媒であるR32及びR
125と比較的高沸点の冷媒であるR134aを混合し
た冷媒が用いられている。
【0023】上記エンジン2には吸気管3が接続され、
この吸気管3にエアクリーナ4及びミキサー5が接続さ
れている。このミキサー5には、図外の燃料ガス供給源
に接続された燃料供給管6が接続されており、この燃料
供給管6に流量制御弁7、ガバナ8及び電磁弁9が介設
されている。そして、上記ミキサー5では、パルスモー
タ5aによるスロットルの作動によりエンジンへの燃料
ガス及び空気の供給量を調節するようになっている。エ
ンジン2のオイルパンには、オイル供給管10を介して
オイルタンク11が接続されており、上記オイル管10
にはオイル供給量を調節するための電磁弁12が介設さ
れている。
【0024】また、上記エンジン2から排気管13が導
出され、この排気管13に排ガス熱交換器14、排気サ
イレンサ15及びミストセパレータ16が介設されてい
る。なお、17はエンジン2のオイルパン内のオイル温
度を調節するためのヒータ、18は排ガス熱交換器14
や排気サイレンサ15やミストセパレータ16からのド
レン水を処理するドレン処理装置である。
【0025】上記圧縮機20は、図示の例では2個の単
位圧縮機20a,20bを有するマルチ型圧縮機からな
り、上記各単位圧縮機20a,20bは電磁クラッチ2
1を介してエンジンの出力軸22に接続されている。2
3は圧縮機20内のオイル温度を調節するためのヒータ
である。
【0026】上記冷媒回路30は、圧縮機20から吐出
される冷媒を凝縮器、膨張弁、蒸発器を通して圧縮機2
0に戻すように循環させるための閉回路を構成してい
る。
【0027】当実施形態では、複数台の室内熱交換器6
8a〜68nと、これらにそれぞれ具備される膨張弁7
0a〜70nと、2台の室外熱交換器75a,75b等
が冷媒回路30に組み込まれ、かつ冷媒循環経路を切替
える手段としての四方弁41が設けられている。そし
て、暖房時には、冷媒が圧縮機20から室内熱交換器6
8a〜68n、膨張弁70a〜70n、室外熱交換器7
5a,75bをこの順に通って圧縮機20に戻されるこ
とにより、室内熱交換器68a〜68nが凝縮器、室外
熱交換器75a,75bが蒸発器となり、一方、冷房時
には、冷媒が圧縮機20から室外熱交換器75a,75
b、膨張弁70a〜70n、室内熱交換器68a〜68
nをこの順に通って圧縮機20に戻されることにより、
室内熱交換器が蒸発器68a〜68n、室外熱交換器7
5a,75bが凝縮器となるように構成されている。
【0028】従ってこの冷媒回路30では、暖房時は圧
縮器20の吐出部から室内熱交換器68a〜68nを経
て膨張弁70a〜70nに至るまでが高圧回路、膨張弁
70a〜70nを過ぎてから室外熱交換器75a,75
bを経て圧縮器20の吸入部に至るまでが低圧回路とな
り、一方、冷房時は圧縮器20の吐出部から室外熱交換
器75a,75bを経て膨張弁70a〜70nに至るま
でが高圧回路、膨張弁70a〜70nを過ぎてから室内
熱交換器68a〜68dを経て圧縮器20の吸入部に至
るまでが低圧回路となる。
【0029】また、この冷媒回路30には、冷媒が蒸発
器から圧縮機20に戻る経路中にアキュムレータが配置
されており、当実施形態では、四方弁41から圧縮機2
0の吸入部に至るまでの経路中に、メインアキュムレー
タ45及びサブアキュムレータ46が配設されている。
そして、上記メインアキュムレータ45内には、このア
キュムレータ45内の余剰冷媒を加熱する加熱手段とし
ての熱交換器51が設けられている。
【0030】この冷媒回路30の構成を具体的に説明す
ると、上記圧縮機20と四方弁41との間には吐出側ラ
イン31及び吸入側ライン32が設けられており、上記
吐出側ライン31は、圧縮機20の吐出部から導出され
てオイルセパレータ42を介して四方弁41の第1ポー
ト41aに接続されている。上記オイルセパレータ42
から導出されたオイル戻りライン43は、毛細管43a
を介して吸入側ライン32おける下流側のライン32c
に接続されている。
【0031】一方、吸入側ライン32は、上記四方弁4
1の第3ポート41cから導出されて液ガス熱交換器4
4を介してメインアキュムレータ45に至るライン32
aと、メインアキュムレータ45から導出されてサブア
キュムレータ46に至るライン32bと、サブアキュム
レータ46から導出されて下流側分岐部分が逆止弁47
を介して圧縮機20の吸入部に至るライン32cとで構
成されている。なお、上記吐出側ライン31の下流寄り
の部分は上記吸入側ライン32におけるライン32a
に、ストレーナ48及び開閉弁49を有するライン33
を介して接続され、圧力が異常に高いとき等に上記開閉
弁49が開かれるようになっている。
【0032】上記メインアキュムレータ45には、熱交
換器51が設けられるとともに、このアキュムレータ4
5内に蓄えられる液相冷媒の組成比を検出する組成比検
出器101が設けられ、さらに充填量チェック用のサイ
ト52が付設されている。また、メインアキュムレータ
45の所定高レベル位置と所定低レベル位置とが、スト
レーナ53及び毛細管54を有する通路とストレーナ5
5及び毛細管56を有する通路とによってそれぞれライ
ン32bに接続されるるとともに、これらの通路に対し
て温度センサ102,103が設けられ、メインアキュ
ムレータ45内の液面レベルの上昇に応じて液相冷媒が
上記通路に導出され、それに伴う温度変化が上記温度セ
ンサ102,103で検出されることにより、温度セン
サ102,103がメインアキュムレータ45内の液面
レベルを検出する機能を有するようになっている。
【0033】さらに、運転停止時等にメインアキュムレ
ータ45内の液相冷媒を導出し得るように、メインアキ
ュムレータ45の下端部がストレーナ57及び開閉弁5
8を有する通路59介してライン32bに接続されてい
る。なお、ライン32bには毛細管60が設けられてい
る。
【0034】上記サブアキュムレータ46には、その内
部に、ライン32cに連らなるとともに下端部が毛細管
61aを介してサブアキュムレータ46の底部に通じる
U字型管61が設けられ、また、サブアキュムレータ4
6の温度を調節するヒーター62が付設されている。さ
らに、サブアキュムレータ46の所定レベル位置が、ス
トレーナ63及び毛細管64を有する通路によってライ
ン32cに接続されるとともに、この通路に対し、液面
レベル検出機能を有する温度センサ104が設けられて
いる。
【0035】なお、圧縮機20には圧縮機温度センサ1
05が設けられ、上記吐出側ライン31には、圧縮機2
0から吐出された冷媒の圧力を検出する高圧側圧力セン
サ106が設けられ、一方、吸入側ライン32における
下流側のライン32cには、圧縮機20に吸入される冷
媒の圧力を検出する低圧側圧力センサ107及びこの冷
媒の温度を検出する吸込み冷媒温度センサ108が設け
られている。
【0036】また、上記四方弁41の第2ポート41b
からはライン34が導出されており、このライン34が
開閉弁65及びジョイント66を介して各室内熱交換器
68a〜68nに至っている。このライン34には循環
冷媒の組成比を検出する組成比検出器109が設けられ
ている。
【0037】各室内熱交換器68a〜68nは同図に示
すように互いに並列に配置されており、各々片方側(同
図では下側)の入出力部分が上記ライン34に接続され
るとともに、他方側(同図では上側)の入出力部分が各
々膨張弁70a〜70nを介してライン35に接続され
ている。なお、110a〜110nは暖房時に膨張弁上
流側部分の冷媒温度を検出する膨張弁上流側温度セン
サ、111a〜111nは室内温度センサである。
【0038】ライン35は、ジョイント71、開閉弁7
2、ドライヤ73、フィルター74等を介して上記液ガ
ス熱交換器44に至り、この液ガス熱交換器44を経て
室外熱交換器75aに接続されている。室外熱交換器7
5aからはライン36が導出され、このライン36が上
記四方弁41の第4ポート41dに接続されている。ま
た、上記ライン35から分岐したライン37が室外熱交
換器75bに接続されるとともに、室外熱交換器75b
から導出されたライン38が上記ライン36に接続され
ている。ライン37,38には開閉弁76,77が設け
られている。なお、液ガス熱交換器44と室外熱交換器
75a,75bとの間のライン35は、制御弁78及び
ストレーナ79を有するライン39を介して上記吸入側
ライン32における上流側のライン32aに接続されて
いる。
【0039】また、上記冷却水回路80は、ポンプ82
の吐出側から冷却水ライン81aが導出され、この冷却
水ライン81aが上記排ガス熱交換器14を経てエンジ
ン2のウォータジャケット83の冷却水導入口に接続さ
れるとともに、上記のウォータジャケット83の冷却水
導出口から冷却水ライン81bが導出され、これがリニ
ア三方弁84に接続されている。
【0040】上記リニア三方弁84からは冷却水ライン
81c,81eがそれぞれ導出されている。上記冷却水
ライン81cはラジエータ85に接続されており、ラジ
エータ85から導出された冷却水ライン81dは上記ポ
ンプ82の吸入側に接続されている。一方、上記冷却水
ライン81eは、メインアキュムレータ45に設けられ
た熱交換器51に至り、この熱交換器51を経て上記冷
却水ライン81dに接続されている。
【0041】上記リニア三方弁84は、上記冷却水ライ
ン81c及び81eへの冷却水の流量を調節するように
なっている。具体的には、図4に示すようにこの三方弁
84の作動位置に応じ、この三方弁84に導かれる冷却
水を冷却水ライン81cに100%流す状態から冷却水
ライン81eへ100%流す状態にまでわたり、両冷却
水ライン81c,81eの冷却水量の割合をリニアに変
えることができるようになっている。そして、冷却水回
路80において、排ガス熱交換器14等から熱を受け取
った冷却水が上記リニア三方弁84に導かれ、さらにこ
のリニア三方弁84の作動位置に応じた量だけ冷却水ラ
イン81eを介して上記熱交換器51に導かれることに
より、この熱交換器51でメインアキュムレータ45内
の冷媒に熱が供給され、その供給熱量が上記リニア三方
弁84によって調節されるようになっている。
【0042】なお、81gは冷却水ライン81dに接続
された冷却水補給ライン、86は冷却水補給ライン81
gに接続された水タンクである。
【0043】次に、上記空調装置1の制御系について図
2のブロック図を用いて説明する。なお、この図では主
に冷媒回路30に関する制御系の構成を示している。
【0044】同図に示すように、空調装置の制御系は、
前記室内熱交換器68a〜68n及び膨張弁70a〜7
0n等が設けられている室内機90a〜90nを個々に
制御する室内機制御装置91a〜91nと、前記圧縮機
20、室外熱交換器75a,75b、四方弁41、アキ
ュムレータ45,46等が設けられている室外機ユニッ
トを制御する室外機制御装置92とを備え、各室内機制
御装置91a〜91nと室外機制御装置92とが互いに
関連して制御を行なうことができるように電気的に接続
されている。
【0045】上記室内機90a〜90nには、それぞれ
送風用のファン93a〜93nと、膨張弁70a〜70
nと、膨張弁上流側冷媒温度センサ110a〜110n
と、オンオフスイッチや温度設定キーを備えた操作部9
4a〜94nと、各室内温度を検出する室内温度センサ
ー111a〜111n等が設けられている。そして、例
えば室内機90aにおいて操作部94aを介して希望温
度が入力されると、室内機制御装置91aにより、室内
温度センサー111aで室内温度が求められるととも
に、この温度と上記希望温度との差が求められ、この温
度差を減少させるべく上記ファン93aの出力が制御さ
れるようになっている。
【0046】一方、上記室外機制御装置92には、エン
ジン2、四方弁41、リニア三方弁84、開閉弁49,
58,65,72,76,77、室外機側ファン95等
の制御対象要素が接続されるとともに、吸込み冷媒温度
センサー108、圧縮機温度センサ105、アキュムレ
ータ液面レベル検出機能を有する温度センサ102,1
03、高圧側圧力センサ106、低圧側圧力センサ10
7、外気温センサ112、組成比検出器101,109
等の制御入力要素が接続され、さらに、制御のための各
種データ及びプログラム等を記憶する記憶装置96が接
続されている。
【0047】上記室外機制御装置92は、各室内機90
a〜90nの冷暖切換えに応じて前述のように冷媒回路
30での冷媒の循環方向を切換えるべく四方弁41を切
替制御する。さらに室外機制御装置92は、冷房時及び
暖房時にそれぞれ、例えば室内機運転台数やその他の運
転状態によって変化する負荷を調べ、その負荷に応じて
エンジン2の駆動を制御することにより圧縮機20の回
転数を調節し、負荷が低くなるほど圧縮機20の回転数
を低下させるように制御する。
【0048】また、上記各制御装置91a〜91n,9
2は、少なくとも暖房時にサブクール制御を実行し、当
実施形態では、後に詳述する如く、暖房時にサブクール
制御、冷房時にスーパーヒート制御を実行するように、
上記膨張弁70a〜70n等を制御する。また、このよ
うな制御とともに、暖房時はアキュムレータ45内の液
面レベル等に応じて熱交換器51の熱交換量を調節し、
冷房時は外気温度等に応じて熱交換器51の熱交換量を
調節するように、上記三方弁84を制御する。さらに、
サブクール制御を行なう暖房時には後述の高圧値とその
目標値との比較に応じた圧縮機回転数の制御、及び後述
の低圧値とその目標値との比較に応じたアキュムレータ
内の冷媒加熱量の制御を行ない、スーパーヒート制御を
行なう冷房時には後述の低圧値とその目標値との比較に
応じた圧縮機回転数、アキュムレータ内の冷媒加熱量の
制御を行なうようになっている。
【0049】上記制御装置91a〜91n,92による
暖房時と冷房時とに応じた制御は、具体的には図3に示
すように行なわれる。
【0050】この制御では、先ず室内機の冷房運転か暖
房運転かの判別が行なわれ(ステップS1)、冷房時に
は、ステップS2〜S11のメインルーチン処理と、メ
インルーチン中のステップS4のときに開始されるステ
ップS12〜S14の並列ルーチン処理とが行なわれ、
一方、暖房時には、ステップS15〜S24のメインル
ーチン処理と、メインルーチン中のステップS17のと
きに開始されるステップS25〜S27の並列ルーチン
処理とが行なわれる。
【0051】暖房時には、室内機側の負荷(使用室内機
の数)及び温度条件が検出され、温度条件としては室内
温度が室内温度センサ111a〜111nにより、希望
温度が操作部94a〜94nの操作データにより、室外
温度が外気温センサ112によりそれぞれ検出される
(ステップS15)。この負荷及び温度条件に対する各
室内機の膨張弁開度、三方弁開度、圧縮機回転数、目標
高圧値、目標低圧値、目標SC値等の暖房運転時の好ま
しい対応関係が予め記憶装置96内に記憶され、この対
応関係からそのときの負荷及び温度条件に応じた各室内
機の膨張弁開度、三方弁開度、圧縮機回転数、目標高圧
値、目標低圧値及び目標SC値等が求められ、膨張弁7
0a〜70n、三方弁84、圧縮機20がそれらの初期
設定値を取るように制御されるとともに、目標高圧値、
目標低圧値、目標SC値等が記憶装置96内にデータ保
持される(ステップS16)。
【0052】ここで、目標高圧値とは、圧縮機20の圧
縮室出口から膨張弁70a〜70nまでの高圧側回路内
の圧力である高圧側圧力の目標値をいう。また、目標低
圧値とは、膨張弁70a〜70nから蒸発器である室外
熱交換器75a,75bを経て圧縮機20の吸込み口に
至るまでの低圧側冷媒回路内の圧力である低圧側圧力の
目標値をいう。
【0053】続いてメインルーチンと並列同時に処理さ
れるステップS25〜S27の並列ルーチンを開始させ
る(ステップS17)。また、メインルーチン側では引
き続いて高圧側圧力センサ106により高圧側圧力が検
出され(ステップS18)、上記ステップS16にて設
定されて記憶装置96内にデータ保持されている目標高
圧値との比較が行なわれる(ステップS19)。検出値
の方が目標高圧値より所定値以上低い場合には圧縮機2
0の回転数が増加補正され、検出値の方が目標高圧値よ
り所定値以上高い場合には圧縮機20の回転数が減少補
正される(ステップS20)。この回転数補正の実行後
に再度高圧側圧力が検出されて上記目標高圧値との比較
が行なわれ、ここでまだ検出値と目標高圧値との差の絶
対値が所定値以上の場合はステップS20による圧縮機
回転数の補正が繰り返される。
【0054】上記検出値と目標高圧値との差の絶対値が
所定値以下となった場合は、低圧側圧力センサ107に
より低圧側圧力が検出され(ステップS21)、この検
出値と上記目標低圧値との比較が行なわれる(ステップ
S22)。ここで、検出値の方が目標低圧値より所定値
以上低い場合には、三方弁84の開度が増加補正される
ことにより低圧側冷媒への加熱量が増加され、また、検
出値の方が目標低圧値よりも所定値以上高い場合には、
三方弁84の開度が減少補正されることにより低圧側冷
媒への加熱量が減少される(ステップS23)。そし
て、再度低圧側圧力が検出され、検出値と上記目標低圧
値との差の絶対値が所定値以下でない場合はステップS
23の処理が繰り返される。ステップS22において検
出値と目標低圧値との差の絶対値が所定値以下となった
場合は、並列ルーチン処理の終了をまってステップS1
に戻る(ステップS24)。
【0055】また、ステップS17で開始される並列ル
ーチン処理においては、先ずSC(過冷却度)が検出さ
れる(ステップS25)。ここで、SCとは、高圧側圧
力(高圧側圧力センサ106にて検出)と冷媒組成(主
に組成比検出器にて検出)に基づき算出される飽和液温
度と、膨張弁70a〜70nの上流側近傍の冷媒温度
(温度センサ110a〜110nにて検出)との差をい
う。この飽和液温度と膨張弁上流側近傍の冷媒温度との
差を算出することにより求められるSC検出値が、上記
ステップS16にて設定される目標SC値と比較される
(ステップS26)。SC検出値の方が目標SC値より
所定値以上小さければ、膨張弁開度を減少する補正が行
なわれる。これにより凝縮器である室内熱交換器68a
〜68nに滞留する液冷媒量が増加し、実際のSC値が
上昇する。また、SC検出値の方が目標SC値より所定
値以上大きければ、膨張弁開度を増加する補正が行なわ
れる(ステップS27)。そして、再度SC検出値が求
められてこれと目標SC値との比較が行なわれ、SC検
出値と目標SC値との差の絶対値が所定値以上であれば
ステップS27の処理が繰り返され、上記差の絶対値が
所定値以下となれば並列ルーチンの処理を終了し、メイ
ンルーチンのステップS24に戻る。
【0056】一方、冷房時には、室内機側の負荷(使用
室内機の数)及び温度条件が検出され、温度条件として
は室内温度が室内温度センサ111a〜111nによ
り、希望温度が操作部94a〜94nの操作データによ
り、室外温度が外気温センサ112によりそれぞれ検出
される(ステップS2)。この負荷及び温度条件に対す
る各室内機の膨張弁開度、三方弁開度、圧縮機回転数、
目標高圧値、目標SH値等の冷房運転時の好ましい対応
関係が予め記憶装置96内に記憶され、この対応関係か
らそのときの負荷及び温度条件に応じた各室内機の膨張
弁開度、三方弁開度、圧縮機回転数、目標低圧値及び目
標SH値等が求められ、膨張弁70a〜70n、三方弁
84、圧縮機20がそれらの初期設定値を取るように制
御されるとともに、目標低圧値、目標SH値等が記憶装
置96内にデータ保持される(ステップS3)。
【0057】続いてメインルーチンと並列同時に処理さ
れるステップS12〜S15の並列ルーチンを開始させ
る(ステップS4)。また、メインルーチン側では引き
続いて低圧側圧力センサ107により低圧側圧力が検出
され(ステップS5)、上記ステップS3にて設定され
て記憶装置96内にデータ保持されている目標低圧値と
の比較が行なわれる(ステップS6)。検出値の方が目
標低圧値よりも所定値以上低い場合には圧縮機20の回
転数が増加補正され、検出値の方が目標低圧値よりも所
定値以上高い場合には圧縮機20の回転数が減少補正さ
れる(ステップS7)。この回転数補正の実行後に再度
低圧側圧力が検出され(ステップS8)、この検出値と
上記目標低圧値との比較が行なわれる(ステップS
9)。
【0058】ここでまだ検出値の方が目標低圧値より所
定値以上低い場合には、三方弁84の開度が増加補正さ
れることにより低圧側冷媒への加熱量が増加され、ま
た、検出値の方が目標低圧値よりも所定量以上高い場合
には、三方弁84の開度が減少補正されることにより低
圧側冷媒への加熱量が減少される(ステップS10)。
そして、再度低圧側圧力が検出され、検出値と上記目標
低圧値との差の絶対値が所定値以下でない場合はステッ
プS10の処理が繰り返される。ステップS6,S9に
おいて検出値と目標低圧値との差の絶対値が所定値以下
となった場合は、並列ルーチン処理の終了をまってステ
ップS1に戻る(ステップS11)。
【0059】また、ステップS4で開始される並列ルー
チン処理においては、先ずSH(加熱度)が検出される
(ステップS12)。ここで、SHとは、圧縮機20入
口温度(吸込冷媒温度センサ108により検出)と、低
圧側圧力(低圧側圧力センサ107にて検出)と冷媒組
成(主に組成比検出器にて検出)に基づき算出される飽
和蒸気温度との差をいう。この圧縮機20入口温度と飽
和蒸気温度との差を算出することにより求められるSH
検出値と、上記ステップS3にて設定される目標SH値
との比較がされる(ステップS13)。SH検出値の方
が目標SH値より所定値以上小さければ、膨張弁開度を
減少する補正が行なわれる。これにより蒸発器に流入す
る冷媒量が減少し、その分、単位冷媒量当りの受熱量が
増加し、実際のSH値が上昇する。また、SH検出値の
方が目標SH値より所定値以上大きければ、膨張弁開度
を増大する補正が行なわれる(ステップS14)。そし
て、再度SH検出値が求められてこれと目標SH値との
比較が行なわれ、SH検出値と目標SH値との差の絶対
値が所定値以上であればステップS14の処理が繰り返
され、上記差の絶対値が所定値以下となれば並列ルーチ
ンの処理を終了し、メインルーチンのステップS11に
戻る。
【0060】以上のような当実施形態の空調装置の作用
を、次に説明する。
【0061】空調装置が暖房運転される場合には、上記
四方弁41が第1ポート41aと第2ポート41bとを
連通するとともに第3ポート41cと第4ポート41d
とを連通する状態とされる。この状態では、図1中に実
線矢印で示すように、圧縮器20から吐出された冷媒が
四方弁41、室内熱交換器68a〜68n、膨張弁70
a〜70n、液ガス熱交換器44、室外熱交換器75
a,75b、四方弁41、液ガス熱交換器44、メイン
アキュムレータ45、サブアキュムレータ46をこの順
に通って圧縮器20に循環される。そして、室内熱交換
器68a〜68nが凝縮器として働いてここで放熱が行
なわれることにより室内が暖房され、また室外熱交換器
75a,75bが蒸発器として働いてここで吸熱が行な
われる。
【0062】この場合に、図3のフローチャート中の暖
房時のメインルーチン処理(ステップS15〜S23)
において、高圧側圧力の検出値と目標高圧値との比較に
基づいた圧縮機回転数の制御に加え、低圧側圧力の検出
値と目標低圧値との比較に基づいて三方弁84の開度の
制御が行なわれることにより、メインアキュムレータ4
5内の冷媒に対する熱交換器51からの供給熱量がコン
トロールされる。
【0063】こうして、低圧側圧力の検出に基づきメイ
ンアキュムレータ45内の冷媒が加熱されることにより
低圧側圧力が高くなり、蒸発器となる室外熱交換器75
a,75bの入口側圧力が所定値以上となり、その分、
室外熱交換器75a,75bの入口部の冷媒温度が上昇
し、室外熱交換器75a,75bを通過する大気中の水
蒸気の結露、水の凍結、着霜が防止される。
【0064】また、従来では外気温度が低い場合に室外
熱交換器75a,75bでの吸熱量が減少あるいは吸熱
不能となり、室外熱交換器75a,75b出口での冷媒
温度はその圧力における飽和蒸気温度よりも低いままと
なり、低圧側回路に液冷媒が滞留してしまう。また、吸
熱量の減少に対応して放熱量を減少すべく、目標SC値
を0とし、さらには飽和液温度以上の温度で膨張弁70
a〜70nを通過させるべく膨張弁開度を絞り膨張弁7
0a〜70nの上流側に冷媒を滞留させるようにして
も、室外熱交換器75a,75b出口での冷媒温度はそ
の圧力における飽和蒸気温度よりも低いままとなり、暖
房が不能となってしまうことがあった。しかし、当実施
形態の装置では上記のように低圧側圧力に基づいてメイ
ンアキュムレータ51内の冷媒を加熱しているため、吸
熱量の不足による暖房不能が防止され、暖房運転が可能
となる。
【0065】また、上記のように目標高圧値に基づく高
圧制御(前記ステップS17〜S22)が行なわれ、負
荷等に応じて圧縮機回転数が制御されるとともに、図3
のフローチャート中の暖房時の並列ルーチン処理(ステ
ップS25〜S27)で膨張弁開度が補正されることに
より、サブクール(過冷却)制御運転が行なわれる。こ
こで、サブクール制御とは、高圧側の膨張弁近傍の冷媒
温度を凝縮温度以下となるように冷却する制御である。
具体的には、膨張弁上流側冷媒温度の検出値に応じ、こ
の温度を凝縮温度以下の所定値にまで低下させるように
膨張弁開度を拡げる方向に補正することをいう。このサ
ブクール制御状態では、室外熱交換器75a,75bと
圧縮機20との間において余剰冷媒がアキュムレータ4
5,46に滞留する。
【0066】このサブクール制御によると、冷凍サイク
ルのP−h線図が図6(a)のようになる。すなわち、
気相冷媒が圧縮器20で圧縮されて圧力P及びエンタル
ピhが上昇(a1→b1)した後、室内熱交換器68a
〜68nで凝縮、放熱されてエンタルピhが低下するに
伴い冷媒が気相から液相へと変化し(b1→c1)、こ
の際に飽和液温度を大きく下回るように冷媒が過冷却さ
れ、サブクール制御が行なわれる。次いで液相冷媒が膨
張弁70a〜70nで膨張されて低圧となり(c1→d
1)、さらに室外熱交換器75a,75bでの蒸発によ
りエンタルピhが上昇する(d2→a2)。なお、SC
iは過冷却によるエンタルピ変化分である。
【0067】このサブクール制御より、COP(成績係
数)が高められ、空調装置の性能が高められる。
【0068】すなわち、上記COPは、冷凍サイクルの
能率を表すものであって、圧縮機20での圧縮によるエ
ンタルピ上昇量をA、蒸発器での蒸発によるエンタルピ
上昇量をBとすると(図6参照)、暖房時と冷房時にお
いてそれぞれ次のようになる。
【0069】 (暖房時) COP=(A+B)/A … (冷房時) COP=B/A … そして、サブクール制御が行われると、過冷却によるエ
ンタルピ変化分SCiだけ上記式中のBの値が大きく
なるため、COPが向上されることとなる。
【0070】また、非共沸冷媒が用いられている空調装
置において上記サブクール制御が行われると、上記アキ
ュムレータ45,46内には液相冷媒が滞留し、とくに
非共沸冷媒のうちで液化し易い高沸点成分(例えばR1
34a)が時間経過とともに高い割合で滞留することに
より、圧縮機20に吸入される気相冷媒中の低沸点成分
(例えばR32、R125)の割合が初期充填割合より
も増大する傾向が生じる。
【0071】図5によってこれを説明する。同図は横軸
に非共沸冷媒中の低沸点成分の組成比、縦軸に温度をと
って、一定圧力下での飽和蒸気線及び飽和液線を示して
おり、同図中に示すように、サブクール制御によってア
キュムレータ内に導かれる冷媒温度が比較的低くなった
場合、アキュムレータ内に滞留する液相の非共沸冷媒中
の低沸点成分の組成比が低い値X1になる(高沸点成分
の割合が多くなる)一方、アキュムレータから圧縮機2
0に送られる気相の非共沸冷媒の低沸点成分の組成比が
高い値X2になる(低沸点成分の割合が多くなる)。
【0072】しかし、上記メインアキュムレータ45に
熱交換器51が設けられ、暖房時にメインアキュムレー
タ45に滞留する液相冷媒が上記熱交換器51によって
加熱されるため、メインアキュムレータ45に滞留する
高沸点成分が気化され易くなり、上記傾向が是正され
て、圧縮機20に吸入され循環する冷媒の成分割合が初
期充填割合に近付けられる。とくに、高沸点成分が多量
にメインアキュムレータ45に溜る傾向が生じたときに
その気化が促進される。従って、循環冷媒の組成比の変
動(低沸点成分の増大)によるCOPの低下が抑制され
る。
【0073】しかも、上記メインアキュムレータ45内
で熱交換器51によって冷媒に熱が与えられるため、外
気温度が低くて室外熱交換器75a,75bでの吸熱が
充分に行われにくい場合でも、上記熱交換器51で吸熱
が助成され、暖房能力が向上される。
【0074】一方、空調装置が冷房運転される場合に
は、上記四方弁41が第1ポート41aと第4ポート4
1dとを連通するとともに第2ポート41bと第3ポー
ト41cとを連通する状態とされる。この状態では、図
1中に破線矢印で示すように、圧縮器20から吐出され
た冷媒が四方弁41、室外熱交換器75a,75b、液
ガス熱交換器44、膨張弁70a〜70n、室内熱交換
器68a〜68n、四方弁41、液ガス熱交換器44、
メインアキュムレータ45、サブアキュムレータ46を
この順に通って圧縮器20に循環される。そして、室外
熱交換器75a,75bが凝縮器として働いてここで放
熱が行なわれる一方、室内熱交換器68a〜68nが蒸
発器として働いてここで吸熱が行なわれることにより室
内が冷房される。
【0075】この場合、図3のフローチャート中の冷房
時のメインルーチン処理(ステップS2〜S10)にお
いて、低圧側圧力の検出値と目標低圧値との比較に基づ
き、圧縮機回転数の制御とともに、三方弁84の開度の
制御により、メインアキュムレータ45内の冷媒に対す
る熱交換器51からの供給熱量がコントロールされ、低
圧側回路中の冷媒が加熱される。
【0076】このように低圧側圧力の検出に基づいて冷
媒の加熱が行なわれることにより、低圧側圧力が高くな
り、蒸発器となる室内熱交換器68a〜68nの入口側
圧力が所定値以上となり、その分、室内熱交換器68a
〜68nの入口部の冷媒温度が上昇し、室内熱交換器6
8a〜68nを通過する大気中の水蒸気の結露、水の凍
結、着霜が防止される。
【0077】また、従来では外気温度が低い場合に室外
熱交換器75a,75bでの放熱量が過大となり、室外
熱交換器75a,75b出口での冷媒温度はその圧力に
おける飽和液温度よりも低くなりすぎてしまい、高圧側
圧力が低下し膨張弁開度増大の補正を行なっても冷媒循
環量が低下し、冷房運転が不能となってしまうことがあ
ったが、当実施形態の装置によると冷媒を低圧側で加熱
することにより低圧側圧力が上昇し、これに伴い高圧側
圧力が上昇するため、膨張弁開度増大の補正により冷媒
循環量を増加させることが可能となり、冷房運転が可能
となる。
【0078】また、図3のフローチャート中の冷房時の
並列ルーチン処理(ステップS12〜S14)により、
スーパーヒート(加熱)制御運転が行なわれる。
【0079】ここでスーパーヒート制御とは、圧縮機吸
込み部の冷媒温度を飽和蒸気温度以上に加熱する制御で
ある。具体的には、上記吸込み冷媒温度あるいは圧縮機
温度に応じ、この温度を所定高温度にまで上昇させるよ
うに膨張弁開度を絞る方向に補正することをいう。
【0080】このスーパーヒート制御によると、冷凍サ
イクルのP−h線図が図6(b)のようになる。すなわ
ち、気相冷媒が圧縮器20で圧縮されて圧力P及びエン
タルピhが上昇(a2→b2)した後、室外熱交換器7
5a,75bで凝縮されてエンタルピhが低下するに伴
い冷媒が気相から気液混合ないし液相へと変化し(b2
→c2)、次いで液相冷媒が膨張弁70a〜70nで膨
張されて低圧となり(c2→d2)、さらに室内熱交換
器68a〜68nでの蒸発、吸熱によりエンタルピhが
上昇するが(d2→a2)、この際に飽和蒸気温度を大
きく上回るように過剰に冷媒が加熱され、スーパーヒー
ト制御が行なわれる。なお、SHiは過剰加熱によるエ
ンタルピ変化分である。
【0081】このスーパーヒート制御によっても、過剰
加熱によるエンタルピ変化分SHiだけ上記式中のB
の値が大きくなるため、COPが向上されることとな
る。
【0082】しかも、この制御によってアキュムレータ
45,46中での余剰冷媒の貯留量が冷房時の定常運転
状態で零とされることにより、アキュムレータ45,4
6に高沸点成分が滞留することがなく、従って圧縮機2
0に吸入される気相冷媒中の低沸点成分の割合が増大し
てCOPの低下を招くといった事態が生じることはな
い。
【0083】また、負荷が減少したときに余剰冷媒が膨
張弁上流側に滞留するが、気液を分離するアキュムレー
タとは異なり、凝縮後の低沸点成分と高沸点成分とがと
もに滞留し、順次膨張弁を通過するので、ここでの滞留
により循環冷媒の組成比が変化することはなく、従って
COPの低下を招くことはない。
【0084】さらにこのスーパーヒート制御状態におい
て、上記熱交換器51による供給熱量が制御されること
により、メインアキュムレータ45で冷媒温度が適度に
高められ、効果的にスーパーヒート制御がアシストされ
る。
【0085】なお、上記実施形態では室内熱交換器68
a〜68nを複数台設けるとともに、室外熱交換器75
a,75bを2台設けているが、室内熱交換器及び室外
熱交換器はそれぞれ1台ずつであってもよい。また、上
記実施形態ではアキュムレータとしてメインアキュムレ
ータ45及びサブアキュムレータ46が設けられている
が、アキュムレータは1個であってもよい。その他の各
部の具体的構造も、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設
計変更して差し支えない。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明は、圧縮機と、室内
熱交換器と、膨張弁と、室外熱交換器と、冷媒循環経路
を切替える手段とが冷媒回路に設けられ、冷媒に非共沸
冷媒が用いられているヒートポンプ式の冷暖房可能な空
調装置において、冷媒が蒸発器から圧縮機に戻る経路中
にアキュムレータが配置されるとともに、少なくとも暖
房運転時にサブクール制御が行なわれるようにしている
ため、暖房運転時にCOPを高めて暖房運転性能を向上
することができる。しかも、上記アキュムレータに、上
記サブクール制御が行なわれている暖房運転時にアキュ
ムレータに貯留する液相の余剰冷媒を加熱する加熱手段
が設けられているため、サブクール制御を行なった場合
にアキュムレータに滞留する液相の非共沸冷媒中に多く
含まれる高沸点成分が液化し易くなり、圧縮機の吸入さ
れて循環する冷媒の成分割合を初期充填割合に近付け
て、循環冷媒の成分割合の変動に起因したCOPの低下
を抑制することができる。
【0087】また、上記構成に加え、冷房時には膨張弁
の開度調節により圧縮機吸入側の冷媒温度を飽和蒸気温
度よりも高い温度とするスーパーヒート制御を行なっ
て、アキュムレータ中での余剰冷媒の貯留量を冷房時の
定常運転状態で零にするように構成されていれば、冷房
時にはスーパーヒート制御により、循環冷媒組成が変動
することを避けつつ、COPを高めて暖房運転性能を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による空調装置の構造を示
す回路図である。
【図2】上記空調装置の制御系統を示す図である。
【図3】暖房時と冷房時とに応じた制御の一例を示すフ
ローチャートである。
【図4】上記空調装置の冷却水回路に組み込まれた三方
弁の作動特性を示す図である。
【図5】非共沸冷媒の組成比と温度との関係を示す図で
ある。
【図6】(a)はサブクール制御時の冷凍サイクルのP
−h線図であり、また、(b)はスーパーヒート制御時
の冷凍サイクルのP−h線図である。
【符号の説明】
1 冷媒回路 20 圧縮機 30 冷媒回路 41 四方弁 45 メインアキュムレータ 46 サブアキュムレータ 51 熱交換器 68a〜68n 室内熱交換器 70a〜70n 膨張弁 75a,75b 室外熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25B 1/00 395 F25B 1/00 395A 43/00 43/00 G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と、暖房時に凝縮器、冷房時に蒸
    発器となる室内熱交換器と、膨張弁と、暖房時に蒸発
    器、冷房時に凝縮器となる室内熱交換器と、冷媒循環経
    路を切替える手段とが冷媒回路に設けられ、暖房時には
    冷媒が圧縮機から室内熱交換器、膨張弁、室外熱交換器
    をこの順に通って圧縮機に戻され、冷房時には冷媒が圧
    縮機から室外熱交換器、膨張弁、室内熱交換器をこの順
    に通って圧縮機に戻されるように冷媒回路が構成される
    とともに、上記冷媒として非共沸冷媒が用いられた空調
    装置であって、冷媒が蒸発器から圧縮機に戻る経路中に
    アキュムレータが配置されるとともに、負荷に応じて圧
    縮機の回転数を制御する一方、少なくとも暖房運転時に
    膨張弁の開度調節により高圧側の膨張弁近傍の冷媒温度
    を飽和液温度よりも低い温度とするサブクール制御を行
    う制御手段が設けられ、かつ、上記アキュムレータ内
    に、上記サブクール制御が行なわれている暖房運転時に
    アキュムレータに貯留する液相の余剰冷媒を加熱する加
    熱手段が設けられていることを特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空調装置において、上記
    制御手段は、冷房時には膨張弁の開度調節により圧縮機
    吸入側の冷媒温度を飽和蒸気温度よりも高い温度とする
    スーパーヒート制御を行なって、アキュムレータ中での
    余剰冷媒の貯留量を冷房時の定常運転状態で零にするよ
    うに構成されていることを特徴とする空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008501927A (ja) * 2004-06-02 2008-01-24 アドバンスト・サーマル・サイエンシーズ・コーポレイション 熱制御方法及びそのシステム

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